雪が降ったら、道路に撒かれる融雪剤や凍結防止剤。
これらがホイールの錆の原因ということを知っていますか?
今回は、なぜ錆になりやすいのか、防止するにはどうするのかなどをお話したいと思います。
- 大切なホイールを融雪剤や錆から守ろう
- ┗融雪剤とは?
- ┗凍結防止剤とは?
- 「塩害」と「水溜まりの防止」を
- ┗雪解け道を走った際には早めに洗車を
- 冬に強いホイール
- ┗共豊 SEIN SV
- ┗共豊 SMACK VANISH
- 装着ホイールへの防錆対策
- ┗塩害ガード
- ┗ホイールコーティング
- ┗アンダーコート
- まとめ
大切なホイールを融雪剤や錆から守ろう
まずは、融雪剤や凍結防止剤の違いについて説明したいと思います。
融雪剤とは?
道路に撒かれる融雪剤は、主に塩化カルシウムという成分で出来ており、塩化カルシウムは、凝固点を-50度程度まで引き下げることができるという特徴があります。塩化カルシウムの融雪効果は、数分~数十分程度で現れるため、即効性があり雪が積もった道に撒くのに適しています。
凍結防止剤とは?
凍結防止剤は、主に塩化ナトリウムで出来ており、凝固点は-20度です。
塩化カルシウムほどではないですが、この凍結防止剤(塩化ナトリウム)は持続力が長くもつため、除雪に備えるのが目的です。要するに降ってからではなく、降る前に撒いておくものとなります。
つまり、降る前に撒く凍結防止剤、降った後に撒く融雪剤ということですね。
「塩害」と「水溜まりの防止」を
塩害というと、海というイメージがありますが、融雪剤や凍結防止剤の主成分にも、その原因になるものがあります。
塩化カルシウム・塩化ナトリウム・塩化マグネシウムと全て「塩」が入っており、塩分は錆の発生を促進します。そして、雪や氷を溶かして濃厚な液体状になった融雪剤・凍結防止剤は、車にしつこく張り付くことで錆の発生に繋がってしまいます。
また、深リムや生リムのホイールを使用している方も要注意です。意外と駐車時などにリムへ水が溜まることがあります。
一番のオススメはのはホイールカバーでしっかり保護することですが、対策の一つとして、ホイールコーティング(※後述)をするという方法もあります。
雪解け道を走った際には早めに洗車を
塩害対策をしている、いないに関わらず大切なのが、洗車です。融雪剤&凍結防止剤が散布された路面を走行した際には、できるだけ早く洗車して融雪剤を除去しましょう。この場合の洗車は、足回りをしっかりと洗うことが重要です。
セルフで洗車する
ご自分で洗車する場合は、しっかりと塩分を落とすために、高圧洗浄機の使用がおすすめです。
また、水だけでは落としきれないので、必ず洗車用シャンプーを使用して、すすぎ残しがないか確認しましょう。
洗車機を使用する
ガソリンスタンドにある自動洗車機を使用する場合、「下部洗浄」のオプションがないかどうか確認しましょう。通常の洗車にプラスして使用することで洗い流すことができます。
専門店で洗車する
プロの目でしっかり確認しながら洗浄してもらえます。上記2つに比べて費用がかかるので、シーズン終わりに利用するのがオススメです。
弊社では「アンダーウォッシュ」を洗車+880円で、行っています。作業時間は汚れの状態にもよりますが、約10分~です。
冬に強いホイール
これからホイールを購入しようという方は、できればこれらの「塩害」に強いホイールがいいなぁと思われたのではないでしょうか?
「塩害」に強いホイールというのは、防錆加工がしてあるホイールです。
防錆加工してあるホイールはかっこいいの‥?という疑問もあるかと思いますが、現在はとてもスタイリッシュでかっこいいホイールが数多くあります!
今回はその中からオススメの2つをご紹介します。
共豊 SEIN SV(ザイン エスブイ)
前商品である、SEIN SSはアフターホイールらしいと好評であり、更に進化したSVというホイール。
KYOHOが先駆けいち早く採用した塩害低減対策をザイン-SVでも導入。Yツインスポークのパートと、それ以外のパートにてリムフランジ形状を変えるというデザインが採用されています。
立体感と抑揚を大幅に強調する効果があり、他にない個性とアフターホイールらしさを引き出します。
ザインと言うブランドをアピールし、高級感を醸し出すレリーフも注目していただきたいポイントです。
色は、メタルフレークシルバーで、サイズは12インチ~18インチと幅広く展開しています。
共豊 SMACK VANISH(スマック ヴァニッシュ)
コンセプトは「調和と主張の共演」。リムエンドにまで伸びるスポークはホイール径を大きく見せる効果があります。
「ブラウンドブラックメタリック×ポリッシュ」のカラーは、深みときらびやかさを演出しています。ポリッシュされたラインがスマートな印象を与えつつ、凸型の断面形状はスポーツ性の高さを物語っています。
また、有機的な立体感で立ち上がるデザインはこのクラスの常識を打ち破る造形美を見せています。
色は、ブラウンドブラックメタリック×ポリッシュで13インチから18インチのサイズ展開となっています。
今回は空気圧センサーのこと、空気圧センサー対応の冬用アルミホイールのご紹介をしていきます♪タイヤの性能を最大限発揮させるためには適切な空気圧管理が必要不可欠です!タイヤの中の空気圧が低下した状態で走行を続けるとどうなるかというと…タイヤ自体が大きくたわんだ状態になり、タイヤに大きな負荷がかかってしまいブレーキ性能も落ちた結果、パンク、バースト、大きな事故につながる可能性があります…?…
愛車への防錆対策
ここまで防錆加工がしてあるホイールを紹介しましたが、今持っているホイールに防錆加工をしたり(ホイールコーティング)、下回りに塩害ガード塗装をすることで、お車への塩害被害を軽減することも可能です。
塩害ガード
塩害ガードとは、融雪剤や凍結防止剤(塩化カルシウム・塩化ナトリウム・塩化マグネシウム)による錆を防ぎ、石はねや泥はねから車体を保護することができる塗装です。主に車の下部に塗装し、塩害を防ぐサービスになります。
”しっかり塗膜”で水と酸素をブロック!優れた樹脂や骨材などの添加剤で、過酷な塩水噴霧試験1,000時間をクリア。他社の同様の塗料に比べて、サビ止め効果は一目瞭然です!!!…
錆が進行してしまうとフロアや部品がボロボロになり朽ち果てフロアに穴が開いてしまうという事になります。…
ホイールコーティング
ホイールコーティングにも種類はありますが、今回は「keeper」のホイールコーティング2についてご説明します。
ホイールコーティングは分厚いガラス被膜でホイールをしっかりと守ることにより、錆だけではなく、傷や汚れも防止することができます。
keeperのホイールコーティング2には、通常のホイールコーティング2【シングル】と、さらにガラス被膜にもう1層乗せたホイールコーティング2【ダブル】があります。「ホイールコーティング2」が1層のガラス被膜なのに対し、「Wホイールコーティング2」は2層のガラス被膜で、被膜が分厚い分、汚れ防止や水弾きの効果がさらに高いです。
ホイールコーティング2【シングル】
施工時間は1時間~です。
~15インチ | 16~19インチ | 20インチ~ |
10,400円 | 11,800円~ | 13,900円~ |
ホイールコーティング2【ダブル】
施工時間は2時間~です。
~15インチ | 16~19インチ | 20インチ~ |
15,500円 | 17,600円~ | 20,900円~ |
アンダーコート
アンダーコートは、防錆ワックスをボディ本体の下回りに塗布することで、融雪剤による錆を予防します。
サイズ | 金額 |
SS~M | 16,300円 |
L~XL | 19,500円 |
まとめ
上記で紹介した、ホイールはオンラインショップでも実店舗でも購入可能で、オプションでホイールコーティングも選べます。
※オンラインショップのホイールコーティングはご紹介の「ホイールコーティング2」ではなく、前作の「ホイールコーティング」です。
「ホイールコーティング2」、「アンダーウォッシュ」、「アンダーコート」にご興味の方はぜひ、タイヤワールド館ベストの各店にご相談ください!
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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