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車のバーストは危険!タイヤがバーストする原因や対処方法を解説!

タイヤのバーストが起きてしまう原因は?予兆や修理可否についても解説

「車がバーストする原因を知りたい」
「バーストしたらどうすればいいの?」

上記のようにお悩みの方は少なくありません。

車のタイヤがバーストした場合、運転者や同乗者、最悪他者を巻き込む大きな事故につながるため適切な対処が必要です。本記事では、車がバーストする原因や対処方法、バーストを未然に防ぐ方法を解説します。

車のバーストとは?

車のバーストとは?

車のバーストとは、走行中にタイヤが突然破裂する現象です。タイヤに負担がかかり続けることでタイヤ内部が発熱し、タイヤが破裂します。

大きな爆発音と同時に衝撃も加わりハンドル操作ができなくなるため、車が意図しない動きをしてしまう特徴があります。

最悪の場合、周囲を巻き込む大事故につながり死亡事故に発展するケースも少なくありません。車のタイヤのバーストは、非常に危険な現象です。

パンクとバーストの違い

パンクとバーストの違い

「パンクと何が違うの?」「なぜ走行中に破裂するの?」
このように思う方も少なくありません。
パンクとバーストの大きな違いは、空気の抜け方です。具体的にタイヤの空気がどのように抜けるか、以下の表でまとめました。

トラブルの内容 空気の抜け方 トラブルの気付きやすさ
パンク 徐々に抜ける 気付きにくい
バースト 一気に抜ける すぐ気付く

「パンクならタイヤの空気は徐々に抜けるからまだ安心」と思わず、パンクとバーストの危険度は同等と考えた方がよいでしょう。

理由はパンクしたタイヤの空気圧は徐々に低下し、タイヤの空気圧が低下した状態で走行を続けた結果、バーストにつながるからです。

バーストは大変危険なトラブルですが、パンクも大きな事故につながる可能性があります。
タイヤに問題があった場合は早急に対処し、トラブルは未然に防ぎましょう!

車がバーストする原因

車がバーストする原因

車のタイヤがバーストする原因はさまざまです。
タイヤのバーストを予防する方法は後述しますが、タイヤがバーストする原因の理解も大切です。
車のタイヤがバーストする原因を理解すれば、より安全な走行につながります。
本章では、車のタイヤがバーストする原因を解説します。

  1. タイヤの空気圧不足
  2. タイヤの劣化
  3. タイヤにキズ
  4. タイヤの負荷能力以上の衝撃

1.タイヤの空気圧が不足する

タイヤの空気圧が不足した状態で走行を続けた場合、タイヤがバーストする可能性が高くなります。

タイヤの空気圧が低い状態で高速道路を走行した場合、タイヤの表面が波状に変形するスタンディングウェーブ現象が発生しやすくなるからです。

スタンティングウェーブ現象が発生した場合、タイヤは以下のような形状に変形します。
【低空気圧でのスタンディングウェーブ現象実験例】

【低空気圧でのスタンディングウェーブ現象実験例】

引用:ダンロップ公式サイト

上記のような現象が起きた場合、タイヤが発熱しタイヤの形状を保つための補強材が破損し、タイヤのバーストが発生します。

またタイヤの空気圧は高すぎてもいけません。とくに暑い時期はタイヤ内部の空気が膨張しやすくなるため、注意が必要です。

タイヤ内部の空気が膨張した状態で走行を継続した結果、タイヤのバーストにつながります。

タイヤの空気圧が適正値より低くても高くてもバーストの危険があることを忘れてはいけません。

タイヤのバーストを避けるためには、日頃からガソリンスタンドなどで空気圧を点検し、トラブルを未然に防ぐことが重要です!

2.タイヤが劣化する

タイヤがバーストする原因のひとつとして挙げられるのが「タイヤの劣化」です。

タイヤを構成する素材の半分以上はゴムでできています。タイヤのゴムの性質上、未使用のタイヤでも時間が経つとともにゴムが硬くなり、タイヤにひび割れや亀裂が発生するなど、タイヤは必ず経年劣化して状態が悪くなります。

ひび割れが発生したタイヤは、以下の写真のような状態です。

ひび割れが発生したタイヤ

タイヤに上記のような深いひび割れが発生した場合、一般的にはすぐにタイヤ交換を実施します。

タイヤの深いひび割れを無視して走行した場合、タイヤのひび割れた隙間から水などが侵入し、タイヤの内部にある鉄のワイヤーまで到達し、サビが発生します。タイヤ内部にサビが発生した場合、タイヤは以下のような状態になるため危険です。

● タイヤ内部のワイヤーが断裂する
● タイヤの強度が低下して走行中の負荷に耐えられなくなる
● パンクする

タイヤの劣化に伴うひび割れや亀裂は、上記のような状態になりやすいため注意が必要です。
「愛車のタイヤの状態は大丈夫だろうか?」「そろそろタイヤの買い替え時かな?」
このようにお悩みの方は、カーショップやタイヤ専門店でタイヤを点検してもらうのがおすすめです!

3.タイヤにキズがつく

「釘が刺さった」「縁石に乗り上げてしまった」
上記のようなタイヤのキズは、経年劣化に関係なく発生するトラブルのひとつです。

タイヤにキズが発生した場合、先述した空気圧不足やタイヤのひび割れ同様に、タイヤへの負荷が大きくなってしまいます。

タイヤのキズによりタイヤへの負担が大きくなり続ければ、タイヤ内部の発熱につながりバーストが発生します。たとえば以下の写真は、タイヤに穴が空いたキズや釘が刺さったタイヤです。

イヤに穴が空いたキズや釘が刺さったタイヤ

上記のような穴や釘刺しを発見したら最寄りの店舗に相談し、早急にタイヤ交換を実施しましょう!また日頃からタイヤにキズなどの損傷や異常がないか、ご自身の目でこまめにチェックすることも重要です!

4.タイヤの負荷能力以上の衝撃が加わる

タイヤに負荷能力以上の衝撃が加わった場合、バーストするリスクが高まるため注意が必要です。

タイヤのサイズや種類によって、タイヤ1本が支えられる最大負荷能力が決まっています。1本のタイヤが支えられる最大負荷能力をロードインデックスといい、この最大負荷能力を超えた衝撃がタイヤに加わった場合、タイヤがバーストする可能性があります。

またロードインデックスは車両に決められた空気圧が適正値だからこそ、最大負荷能力まで耐えることが可能です。

つまりタイヤの空気圧が不足している場合、1本のタイヤが最大負荷能力まで耐えられないため、バーストの危険性が高い状態のタイヤを使用していることになります。

タイヤが常に最大限負荷の衝撃に備えられるように、タイヤの空気圧は適正値に保つように心がけましょう!

ロードインデックスについては【ロードインデックス(LI)とは?ロードインデックスの見方と注意点を解説】の記事も参考にしてください。

車がバーストしたら絶対にそのまま走行してはいけない

車がバーストしたら絶対にそのまま走行してはいけない

車がバーストしたら絶対にそのまま走行してはいけません。
「まだ少しなら走れそう」このような考えでタイヤのバーストを対処しないまま走行した場合、最悪命にかかわる大事故につながります。
たとえばタイヤがバーストした状態で走行した場合、以下の危険があります。

● 残り3本のタイヤが損傷する
● 車体やホイールが損傷する
● タイヤが発火し車両に引火する

上記の危険は自身のみならず、最悪他者も巻き込んでしまう危険も考えられます。タイヤがバーストしたときは、必ず早急に対処しましょう!

車のタイヤがバーストしたときの対処法

車のタイヤがバーストしたときの対処法

「車のタイヤがバーストすると考えただけで頭が真っ白になりそう」
「バーストしたら何からすればいいのかわからない」

タイヤのバーストは、できれば避けたいトラブルのひとつです。しかしタイヤがバーストした場合、必ず対処しなければいけません。
本章では、車のタイヤがバーストしたときの対処法をわかりやすく解説します。

● 安全を確保できる場所に停車
● スペアタイヤに交換する
● ロードサービスに依頼する

安全を確保できる場所に停車

車のタイヤがバーストしたときの最優先事項は、安全の確保です。
一般的にタイヤのバーストは走行中に発生するため、あなたが運転する車以外にも及ぶ可能性があることを忘れてはいけません。
たとえば高速道路でタイヤがバーストした場合、停車方法は以下の通りです。

  1. 急ハンドルや急停車をせずにハザードを点灯する
  2. ゆっくり路肩に停車させる
  3. 車両後方50m以上距離をとって停止表示板を設置する
  4. 運転者や同乗者も安全が確保できる場所に移動する

上記のように、車以外にも運転手や同乗者の安全の確保も重要です。タイヤがバーストした場合、まずは安全の確保を最優先しましょう!

スペアタイヤに交換する

タイヤがバーストしたあとに安全な場所が確保できた場合、スペアタイヤをお持ちの方はタイヤ交換が可能です。ただしスペアタイヤに交換する場合、以下の注意点を確認しておきましょう!

● 安全にタイヤ交換できる場所を確保できているか
● スペアタイヤはあくまで応急処置であり、必ずタイヤ交換が必要

上記のように、安全な場所が確保できてもタイヤ交換に必要な十分なスペースがない場合、スペアタイヤの交換はできません。

またスペアタイヤは応急処置として使用するタイヤであるため、必ずタイヤ交換が必要です。
事故を未然に防ぐため、安全に作業できるスペースを必ず確認しましょう!

タイヤの交換方法については【タイヤ交換を自分でする手順は?トラブルを防ぐための注意点も解説】の記事を参考にしてください。

ロードサービスに依頼する

「安全に作業できる場所を確保できたけどスペアタイヤがない」
「スペアタイヤはあるけど自分にはタイヤ交換する自信がない」

上記のようにお悩みの方は、ロードサービスがおすすめです。

ロードサービスはスペアタイヤの交換作業や故障車けん引など、トラブルに応じたサービス内容が充実しているため、当事者におすすめのサービスです。たとえばJAFでは、以下のようなトラブルも解決してくれます。

JAF

引用:JAF

上記のようにさまざまなトラブルにも対応してくれるため、万が一の事態に役立つサービスです!

ただし加入中の自動車保険によってはロードサービスが付帯されているため、ロードサービスに依頼する前に必ず確認しておきましょう!

車のタイヤのバーストを予防する方法

車のタイヤのバーストを予防する方法

「タイヤのバーストは起こしたくない」「安心して走行したい」
車のタイヤの経年劣化は避けられませんが、タイヤのバーストを避けることは可能です。

イヤのバーストを未然に防ぎ安心して走行するために、車のタイヤのバーストを予防する方法を解説します。

● タイヤの空気圧はメーカー指定の空気圧にする
● タイヤの摩耗状態を確認する
● 運転前にタイヤ傷の状態を確認する
● タイヤに強い衝撃が加わる場所を避けて走行する

タイヤはメーカー指定の空気圧にする

タイヤはメーカー指定の空気圧にするだけで、バーストを未然に防ぐことが可能です。
タイヤの指定された空気圧に設定することで、タイヤのもつ本来の走行性能をはじめて発揮できます。
タイヤの走行性能(役割)は、以下の通りです。

● 車両の重量を支える
● 駆動力、制動力を路面に伝える
● 方向を転換・維持する
● 路面からの衝撃を和らげる

参照:ブリヂストン

タイヤの空気圧をメーカー指定の数値に設定することで、上記のようなタイヤの役割を発揮してくれます。

一方タイヤの空気圧が高すぎても低すぎてもバーストの危険性は高まってしまいます。タイヤのバーストしないために、タイヤの空気圧はメーカー指定の空気圧に設定しましょう!

また1ヶ月に1度空気圧点検を行うのが理想ですが、高速道路を走行する予定がある際などはとくに意識して点検することが重要です。

一般的には運転席ドア開口部の下部分に、適正空気圧を表示したラベルが貼付されています。

適正空気圧を表示したラベル

引用:ダンロップ公式サイト

当店でも無料で空気圧点検を承っておりますので、いつでもお気軽にお越しください!

タイヤの空気圧については【タイヤの空気圧の量が分からない!見方と注意点!】の記事も参考にしてください。

タイヤをローテーションする

タイヤをローテーションすれば、バーストの発生を予防できるだけでなくタイヤを長い間使用できることにもつながります。
タイヤのローテーションとは、4本のタイヤの摩耗状態を均一に近づける作業です。タイヤのローテーションを実施すると、以下の効果が期待できます。

● 偏摩耗を予防できる
● 車体の振動や異音を予防できる
● タイヤが長持ちする
● タイヤにかかるコストを削減できる

上記のようにバーストを未然に防げるだけでなく、トータル的にタイヤにかかるコストの削減が可能です。ただしタイヤの摩耗を放置した場合、以下のコストが発生する可能性があります。

タイヤの状態 発生するコスト
タイヤがバーストする ● タイヤ交換費用
● タイヤ以外の損傷パーツを修理または交換
タイヤに偏摩耗が発生する ● タイヤ交換費用
● バランス調整費用
4本のタイヤのバランスが悪くなる ● タイヤのバランス調整費用
アライメントが崩れる ● アライメントの調整費用

上記のようなコストの発生を未然に防げる可能性が高くなるため、タイヤのローテーションはおすすめの方法です!

タイヤのローテーションについては【タイヤローテーションは長持ちの秘訣!スペアタイヤや4WDについても解説】の記事も参考にしてください。

運転前にタイヤの傷やひび割れの状態を確認する

運転前のタイヤチェックも、車のバーストを防ぐ有効手段のひとつです。

タイヤの傷やひび割れは目視で簡単にチェックできます。たとえばタイヤの状態が以下のような場合、最寄りの店舗で対処することをおすすめします。

● タイヤに釘が刺さっている
● タイヤに大きなひび割れがある

上記のような状態では、タイヤがパンクしている可能性も考えられます。パンクしたタイヤで走行した場合、タイヤの空気圧不足によりスタンティングウェーブ現象が発生し、最悪バーストしてしまうかもしれません。

タイヤに傷やひび割れを発見した場合、パンクしている可能性も考慮し最寄りの店舗で点検してもらうことがおすすめです!

タイヤのひび割れについては【【危険】タイヤのひび割れは補修すべき?原因や対処法を解説】の記事を参考にしてください。

タイヤに強い衝撃が加わる場所を避けて走行する

タイヤに強い衝撃が加わる場所を避けて走行することも、バーストを予防する方法のひとつです。
「車のタイヤはバイクや自転車と比較して丈夫だから問題ない」
「走行中に強い衝撃がある場所でも気にしていません」
たしかに車のタイヤは、バイクや自転車と比較すれば丈夫です。しかし縁石や悪路などタイヤに強い衝撃が加わる場所を走行すれば、タイヤ内部の金属素材にダメージが加わります。

タイヤ内部に衝撃が加わり続けた場合、タイヤの骨格である金属素材が断裂してパンクやバーストにつながります。

タイヤのバーストを未然に防ぐために、タイヤに強い衝撃が加わる場所の走行は避けましょう!

バーストを未然に防いで安心してカーライフを満喫しましょう!

バーストを未然に防いで安心してカーライフを満喫しましょう!

あらためて、本記事では以下の内容を解説しました。

● 車のバーストとは?
● パンクとバーストの違い
● 車がバーストする原因
● 車がバーストしたら絶対にそのまま走行してはいけない
● 車のタイヤがバーストしたときの対処法
● 車のタイヤのバーストを予防する方法

安全に走行するためには、バーストを未然に防ぐための対策が重要です。安心してカーライフを満喫するために、車のバーストは未然に防ぎましょう!

タイヤワールド館ベストではタイヤの点検やローテーション、タイヤ交換まで対応しております!タイヤの状態が気になる方は相談からでも承っておりますので、ぜひ一度ご連絡ください!

オンラインショップhttps://tireworldkan.com/
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タイヤパンク修理キットの使い方は?メリット・デメリットについても解説

「出かけている際にパンクしてしまった‥」そんな経験をしたことがある方も多いのではないのでしょうか?

そんな時スペアタイヤやパンク修理キットがあると便利ですよね。
今回はパンク修理キットについて使い方やメリット・デメリットについて詳しく解説していきますね。ぜひ最後までご覧ください!

パンク修理キットとは?

パンク修理キットとは?

引用:マルニ工業MARUNI YouTubeより

パンク修理キットとは、パンクしたタイヤの穴をシーラント(補修ラバー)剤でふさいで空気漏れをなくし、修理・交換してくれるタイヤショップまで行けるようにするものです。

「パンク修理キットってなに?」と思う方もいるかと思いますが、突然のパンクの時お車に積んであると便利ですよ。

パンク修理キットは標準装備?

最近の新車ではスペアタイヤではなく、パンク修理キットを標準装備とする車も多いです。
マルニ工業株式会社の2022年の資料では、応急パンク修理の搭載車種一覧表がありますので、愛車をぜひ調べてみてくださいね。

参考:応急パンク修理 自動車メーカー別 搭載車種一覧表

パンク修理キットはどこに入っているの?

パンク修理キットはどこに入っているの?

パンク修理キットの置き場所は、車種によって異なります。以下の場所に入っている場合が多いので確認してみてください。

●トランクルームの隅
●トランクルームやシート下の収納スペース
●助手席の足元

私の車の場合はトランク下に入ってました。

【注意】パンク修理キットが使えない条件

【注意】パンク修理キットが使えない条件

パンク修理キットは非常に便利ですが、以下のような状況では使用できない場合があります。

  1. パンク修理材の有効期限が過ぎている場合
  2. タイヤが2本以上パンクしている場合(備え付けの修理キットはタイヤ1本分です)
  3. タイヤ接地部(トレッド面)ではなく、タイヤの側面がパンクしている場合
  4. タイヤの空気がど抜けた状態で走行していた場合
  5. ホイールに損傷がある場合
  6. エアバルブに損傷がある場合

1.パンク修理材の有効期限が過ぎている場合

有効期限を過ぎた材料は、適切に修理する能力を失っている可能性があるため、使用すべきではありません。パンク修理キットには、ゴムや接着剤などの修理材が含まれていますが、これらの材料は時間と共に劣化します。

写真の場合、表記を見ると2019年と記載されていますよね。

パンク修理材は使用期限がある

こちらのパンク修理材は使用期限が切れているためお使いいただけません。

パンク修理材おおよその有効期限は約4年なので、定期的にチェックをしていざというときに使用できるようにしておきましょう。

2.タイヤが2本以上パンクしている場合

一般的な修理キットは、一度に一つのタイヤのみ修理できるように設計されています。複数のタイヤがパンクしている場合、修理キットの材料が不足するため、すべてのタイヤを修理することはできません。

3.タイヤの側面がパンクしている場合

タイヤの側面は、トレッド面(接地部)よりも構造が薄く強度が低いため、修理キットでの修理はもちろん、専門店でもパンクの修理はできません。側面の損傷は新しいタイヤに交換しましょう。

4.タイヤの空気が抜けた状態で走行していた場合

空気が抜けた状態でタイヤを使用すると、タイヤ自体に重大なダメージが発生している可能性があります。このような損傷は修理キットはもちろん専門店でも対処できず、タイヤの交換が必要です。

劣化してしまったタイヤは無理して修理するとバーストしてしまう可能性があり大変危険です。

5.ホイールの損傷

ホイールが曲がっている、割れている、または深刻な損傷を受けている場合、パンク修理キットでの修理は不適切です。ホイールの損傷はタイヤの均一な回転を妨げ、運転中の安定性に影響を与えます。また、損傷したホイールは修理キットでの密閉が難しく、空気漏れを引き起こす可能性があります。

6.エアバルブの損傷

エアバルブが損傷している場合、タイヤに空気を充填し続けることができません。修理キットでパンクを修理しても、エアバルブが正常に機能しなければ、空気圧が維持できないため、タイヤはすぐに再びパンクしてしまうでしょう。

パンク修理キットの使い方

パンク修理キットの使い方

それでは実際に修理キットの使用方法について見ていきましょう。
修理の方法には「別注入方式」「同時注入方式」の2種類があり、見分け方は次の通りです。

別注入方式 キットの中に注入用ホース、バルブコア回し、バルブコアが入っている
同時注入方式 コンプレッサーに修理液ボトルの取付箇所があり、ボトルに空気充填用のホースがセットされている

どちらのキットが搭載されているかどうかは前述の「応急パンク修理 自動車メーカー別 搭載車種一覧表」でも確認できます。

別注入方式のパンク修理キットの使い方

別注入方式のパンク修理キットの使い方

パンク修理キットの「別注入方式」とは、パンクした部分を修理する材料と、タイヤに空気を充填する手段が別々になっている方式のことです。この方式のキットでは、パンク修理材(写真左)とエアコンプレッサー(写真右)に分かれています。
この方式では、以下の手順でパンク修理を行いましょう。

1.修理材の注入
2.空気の充填の準備
3.空気の充填
4.最終確認

1.修理材の注入

さっそくバルブキャップを外してパンク修理材をいれていきましょう。

先にパンク修理剤をよく振ってから、注入用ホースを取り付けてタイヤバルブに差し込みます。このときパンク修理剤を逆さまに持つこと、薬剤をすべて注入して使い切ることがポイントです。

また、タイヤに釘やガラスなど異物が刺さっている場合には、それを抜かずに注入作業を実施してください。

2.空気の充填の準備

修理剤を注入したら、タイヤバルブにホースを差し込み、付属のエアコンプレッサーの電源がオフになっていることを確認してから、電源プラグを車内のアクセサリーソケットに差し込みます。

パーキングブレーキがかかっていることも確認したうえで、車のエンジンを付けてください。

3.エアコンプレッサーで空気の充填

エアコンプレッサーの電源をオンにして、空気を入れます。運転席側のBピラーなどに指定空気圧を記載したシールが貼っているので、それに基づいて調整してください。

タイヤの空気圧

指定空気圧まで注入したらエアコンプレッサーを外し、バルブキャップを取り付けて完了です。

4.最終確認

修理したタイヤが適切に機能しているかを確認するため、短距離を慎重に運転し、異常がないかチェックします。

また、パンク修理キットでの修理は応急処置なので、お近くのタイヤショップなどでタイヤの点検をすることをおすすめします。

同時注入方式のパンク修理キットの使い方

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画像参考:国民生活センター

パンク修理キットの「同時注入方式」とは、タイヤのパンクを修理する際に、シーラント(密封剤)と空気を同時にタイヤ内に注入する方法です。シーラントと空気を同時に注入することで、パンク修理とタイヤに必要な圧力とを素早く回復させることができます。修理は次の手順で行ってください。

1.修理材の注入
2.コンプレッサー側の準備
3.修理液と空気の注入
4.タイヤを回転する
5.最終確認

1.修理材の側の準備

まずはコンプレッサーの電源がオフになっていることを確認してください。確認したら修理剤のボトルをよく振り、付属しているホースをタイヤのエアバルブのキャップを外して接続します。

2.コンプレッサー側の準備

コンプレッサーのホースをボトルのバルブに取り付け、損傷したタイヤのバルブにもしっかりと取り付けます。ホースをつけたらコンプレッサーの溝にボトルのキャップを逆さにはめ込みます。

コンプレッサーと修理剤を接続

画像参考:国民生活センター

3.修理液と空気の注入

キットの説明に従って、修理液をタイヤに注入します。多くの場合、修理液の容器を押すことで、液体と一緒に空気もタイヤに送り込まれます。タイヤが規定の空気圧に達するまで注入します。注入が完了したら、ホースをエアバルブから外し、エアバルブキャップを再び取り付けます。

4.タイヤを回転する

修理液をタイヤに注入すれば自動的にパンク穴を塞いでくれる、というわけではありません。タイヤを回転させることにより、パンクした部分が効果的に塞ぐことができます。

注入後は車を数メートル動かし、修理液がタイヤ内部に均等に広がるようにすることを忘れないようにしましょう。

5.最終確認

修理したタイヤが適切に機能しているかを確認するため、短距離を慎重に運転し、異常がないかチェックします。

パンク修理材のメリット・デメリット

パンク修理材のメリット・デメリット

パンク修理材のメリット・デメリットは次のとおりです。
手軽にできるパンク修理キットでの修理は、あくまで応急処置になるので、使用後は近くのタイヤショップで点検するようにしてくださいね。

メリット ・タイヤを外すことなくパンク修理ができる
・スペアタイヤを積む必要がない
・簡単に修理ができる
デメリット ・タイヤやホイールにダメージを与える
・重度のパンクには対応できない
・側面(サイドウォール)のパンクには効果がない

まとめ

パンク修理材のメリット・デメリット

本日はパンク修理材について詳しく解説してきました。
車によってはパンク修理材は積んでいなく、スペアタイヤを積んでいるお客様もいるかと思います。

パンク修理材を積んであるお客様は、いざというときに便利なのでぜひ使い方を覚えておいてくださいね。

また、急なバーストやパンクはどうすればいいかパニックになってしまう場合もあるかと思いますが、そんな時は頼りになるJAFに連絡しましょう。
JAF加入者であれば、連絡をするとすぐに現場にJAF隊員の方が駆け付けてくれて、その場で対応してくれます。

繰り返しになりますが、パンク修理材での修理は応急処置なので、ご使用した後に近くのタイヤショップで点検することをおすすめします。

パンク修理が不可な場合はタイヤ交換しましょう。タイヤワールド館ベストでは、宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

みなさまのご来店スタッフ一同心よりお待ちしております!

全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

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タイヤをパンク修理したときの耐久性は?高速走行の可否や内面・外面修理の特徴を解説

パンク修理はタイヤ交換より安く抑えられるものの、タイヤの耐久性が不安になりませんか?

パンク修理は約1,500円〜で可能ですが、タイヤを交換する場合は1本でも約1〜2万円の費用がかかります。 サイズによってはさらに高額になることもあり、ひとり暮らしの1ヶ月の食費ほどになる場合もあるでしょう。

パンク修理を行っても、タイヤの耐久性に影響はありません。しかし、タイヤの劣化具合や損傷の場所によっては修理ができないこともあります。この記事では、パンク修理についての情報と、耐久性や修理できないタイヤについて解説しています。
パンク修理について理解し、自分の希望にあった最適な補修方法を選択できるようにしましょう。

タイヤをパンク修理しても耐久性は変わらない

タイヤをパンク修理しても耐久性は変わらない

タイヤは、パンク修理しても普通に走る分には問題ありません。通常のタイヤと同様に扱え、寿命や耐久性に影響はないでしょう。

ただ、無理な運転やタイヤに負担がかかる運転を繰り返していると、パンク修理した部分からエア漏れが起こる可能性もゼロではありません。パンク修理後の耐久性はタイヤの劣化具合に影響され、状態が悪いタイヤなら修理しても不安が残ります。

パンク箇所が適切に修理されていれば、高速走行も可能なほどの安全性になるので修理の際に担当スタッフに聞いてみましょう。

適切に修理されていれば高速走行も可能

パンクしたタイヤのワイヤーを損傷していない場合、適切に修理すれば高速道路も走行可能です。 ただし、走行中のタイヤの状態を確認することはできないため、安全運転は常に心掛けるべきです。

高速走行が心配な場合は、パンク修理したタイヤを後輪に装着することをおすすめします。これにより、万が一再度パンクしてもハンドル操作が不能になるリスクを減らすことができます。

また、確実なパンク修理を望むなら、「内面修理」が最適です。内面修理はエア漏れのリスクを大幅に減らし、パンク修理の方法としては最も安全で確実な方法とされています。

タイヤのパンク修理には主に2種類ある

タイヤのパンク修理には主に2種類ある

タイヤのパンク修理には、以下の2種類があります。

● 「内面修理」はタイヤを外して修理する
● 「外面修理」はタイヤを取り付けたまま作業する

確実に修理したいなら内面修理がおすすめです。外面修理は安く簡単にパンクを直せます。それぞれの特徴を知り、自分の希望に合った修理方法を選びましょう。

「内面修理」はタイヤを外して作業する

内面修理はタイヤを取り外して内側から作業するため、パンクの症状が正確に把握でき、確実かつ安全性が高い修理方法です。ただ、タイヤを取り外す手間がかかるため、費用も外面修理に比べると高い傾向にあります。

メリット デメリット
安全性が高い
症状が把握できるため確実に修理できる
再発する可能性が低い
高速走行もできる
費用・時間がかかる(約30〜50分・約3,000〜5,000円)
対応できるお店が限られる

内面修理は「恒久修理」とも呼ばれ、その場しのぎではない長期的な修理方法だといえます。そのため「まだタイヤ交換はしたくない」「安全な方法で修理したい」という方は内面修理がおすすめです。

「外面修理」はタイヤを取り付けたまま作業する

外面修理はタイヤを取り付けたまま作業するため、手間がかからず費用も安い傾向にあります。ただ、パンクの状況を把握できないため、簡易的な処置になるのでエア漏れが再発する可能性があります。

メリット デメリット
安全性が高い
症状が把握できるため確実に修理できる
再発する可能性が低い
高速走行もできる
費用・時間がかかる(約30〜50分・約3,000〜5,000円)
対応できるお店が限られる

外面修理した部分からエア漏れが発生した場合、再修理ができません。一度エア漏れが発生した場所は再発する可能性が高く、タイヤ交換が必要になります。

外面修理は「応急修理」です。根本的な修理ではなく、その場しのぎの対応なので「タイヤの寿命が近い」「タイヤ交換する日が決まっている」という方は外面修理がおすすめです。

タイヤのパンク修理にかかる費用は1,500円〜5,000円

タイヤのパンク修理にかかる費用は1,500円〜5,000円

タイヤのパンク修理を業者に依頼する場合、店舗によって費用が異なります。

店舗 外面修理 内面修理
カーディーラー 約2,000円 約5,000円
ガソリンスタンド 約1,500円〜2,000円 できない場合が多い
カー用品店 約1,500円 できない場合が多い
タイヤ専門店 約2,000円 約3,000円〜5,000円

ガソリンスタンドとカー用品店は内面修理ができない店舗が多いため、依頼する前に対応してもらえるか確認しておきましょう。

内面修理でもタイヤ交換よりは安く抑えられるので、パンク修理は内面修理で安心かつ確実に修理しておくのがおすすめです。

パンク修理できない3種類のタイヤ

パンク修理できない3種類のタイヤ

パンクしたタイヤの状態や場所によっては、修理できない場合があります。

  1. サイドウォールがパンクしたタイヤ
  2. 損傷箇所が直径6mmを超えているタイヤ
  3. 劣化しているタイヤ

上記のタイヤはパンク修理ができず、交換するしかありません。パンク修理を依頼するときは、上記の特徴に該当していないか確認しておきましょう。

1.サイドウォールがパンクしたタイヤ

ショルダー部やサイドウォールにパンクや切り傷があるタイヤは修理できません。サイドウォール部分はトレッド面に比べてゴムが薄く、強度が弱いためピンホールのような小さな穴でも修復は不可能です。

また、サイドウォールはタイヤの中でも収縮が激しくたわむ唯一の場所なので、修理できたとしてもすぐにエア漏れしてしまうでしょう。

「サイドウォールをイタズラでパンクさせられた」「縁石に乗り上げたときに損傷した」場合はパンク修理ができず、タイヤを交換するしかありません。

関連記事:タイヤのサイドウォールによくある問題とは?問題の原因と対策方法を解説

2.損傷箇所の直径が6mmを超えているタイヤ

パンク修理できない3種類のタイヤ

損傷箇所の直径が6mmを超えている場合、修復できません。大きな穴が開くとタイヤの中の繊維まで損傷してしまい、修理しても強度が保てないためです。

他にもパンク修理が2箇所行われているタイヤや、40cmの範囲内にパンク修理跡があるタイヤも修復できません。

タイヤパンクの補修可能条件

場所 タイヤのトレッド面(接地面)端の手前まで
条件 ・損傷の直径…6mm以下
・損傷の個数…2個以内
・損傷の周上間隔…40cm以上

※なお、当店では安全性担保の為、1本につき1ヵ所までの補修とさせて頂いております。

パンク修理条件

関連サイト:一般社団法人日本自動車タイヤ協会

損傷箇所が大きくて修理できるか判断できないときは、プロの整備士に確認してみましょう。

3.劣化しているタイヤ

劣化しているタイヤはパンク修理しても強度が確保できないため、修復できません。主に、スリップサインやひび割れがあるタイヤが該当します。

たとえスリップサインやひび割れがなくても、寿命が過ぎているタイヤは劣化している可能性があります。

また、空気圧が0kPaの場合やパンク状態での走行距離・期間が不明な場合も修理ができない場合がありますので、注意が必要です。

パンク修理啓発ポスター

関連サイト:一般社団法人日本自動車タイヤ協会

いつ交換したか覚えていない、わからない方はパンク修理する前に使用年数を伝え、修理か交換のどちらがいいか確認するのがおすすめです。

関連記事:夏タイヤの寿命はどれくらい?長く使い続けるコツを5つ紹介

パンクしたら原則はタイヤ4本交換

パンクしたら原則はタイヤ4本交換

パンクしたタイヤが1本だけでも原則として4本の交換が推奨されています。理由としては、以下のようなことが挙げられます。

● タイヤの劣化や摩耗具合が違う
● グリップ力に違いが出る
● タイヤの外径が変わる
● 4輪駆動車は負荷がかかる

タイヤの劣化具合や外径に差が出るとグリップ力が変わり、車の制御システムがうまく作動しないこともあるでしょう。

また、4輪駆動車はタイヤの回転差を吸収する仕組みがあります。そのため、4輪駆動車のタイヤを1本だけ交換すると外径のバランスが崩れ、機械に負担がかかります。結果、機械のトラブルにつながり、部品交換が必要になるかもしれません。

タイヤを1本だけ交換すると車のシステムにも影響し、タイヤ代以上に負担がかかってしまうこともあります。2〜3年使用していたタイヤがパンクした場合は、4本とも交換するのがおすすめです。

関連記事:タイヤがパンク!1本だけ変える?4本変えた方がいい?そのお悩み解決します!

タイヤを4本交換しなくてもいいケース

タイヤを交換するときは4本がおすすめですが、4本とも新品に交換したばかりの場合はパンクした1本だけでも問題はないでしょう。外径や劣化具合にもほとんど差がないため、車に及ぼす影響も少ないといえます。

また、2本を交換するという方法もあります。タイヤは駆動輪の摩耗が早い傾向にあるため、新品のタイヤをFF車なら前輪に、FR車なら後輪に装着すれば効率よくタイヤを利用できるでしょう。定期的にタイヤローテーションを行うことで、タイヤの寿命も伸ばせます。

関連記事:タイヤローテーションは長持ちの秘訣!スペアタイヤや4WDについても解説

運転中に違和感を覚えたらタイヤをチェック

運転中に違和感を覚えたらタイヤをチェック

運転中に違和感を覚えたら、最初にタイヤをチェックしましょう。パンクの予兆として現れる違和感は以下の通りです。

● 平坦な道で振動がある
● 車が傾いている気がする
● ハンドルが重い
● 加速が悪い

タイヤの空気が抜けるとクッション性が失われるため、振動が多くなり乗り心地がゴツゴツするようになります。他には、カーブの際にハンドルが操作しにくくなり、直進安定性も損なわれます。ただ、走行中に釘が刺さり、徐々に空気が漏れている場合は気づきにくいかもしれません。

少しでも違和感を覚えたら安全な場所に停車させ、タイヤ周りをチェックしましょう。

パンク修理したタイヤの耐久性についてよくある質問

パンク修理したタイヤの耐久性についてよくある質問

タイヤのパンク修理に関するよくある質問を紹介します。

  1. パンク修理したタイヤの寿命はどうなる?
  2. パンクを未然に防ぐ方法はある?
  3. タイヤに刺さった釘は抜いてもいい?
  4. パンク修理キットの耐久性は?

頻繁に取り上げられる質問ばかりを集めたので、パンク修理を検討中の方は参考にしてみてください。

1.パンク修理したタイヤの寿命はどうなる?

パンク修理したタイヤは、内面修理で適切に補修されている場合、耐久性・寿命ともに変わりません。適切に補修されたタイヤは通常のタイヤと同様に扱えます。

外面修理は「応急処置」なので手間はかかりませんが耐久性が低く、高速走行するには不安が残ります。そのため、まだタイヤ交換の予定がない方は、耐久性が高い内面修理がおすすめです。

2.パンクを未然に防ぐ方法はある?

パンクを未然に防ぐには、タイヤを定期的に点検するのがおすすめです。具体的には以下のような点検がいいでしょう。

● 月一回の空気圧点検
● 車に乗る前にタイヤの損傷チェック

空気圧はタイヤの寿命や燃費にも影響します。ガソリンスタンドでスタッフに一声かければ、無料で点検してもらえます。セルフのガソリンスタンドなら自分でできるので、月に一回空気圧を点検すればパンクの防止につながるでしょう。

関連記事:空気圧の重要性と点検の頻度について解説します!

3.タイヤに刺さった釘は抜いてもいい?

タイヤに刺さった釘は、抜かずにそのままにしてください。その場で抜いてしまうと空気が一気に抜けて移動できなくなり、パンク修理キットも使えなくなります。

また、穴が小さいと修理する際にパンク箇所を見つけにくくなる可能性があるため、タイヤに刺さった釘は抜かずにそのままにしましょう。

4.パンク修理キットの耐久性は?

パンク修理キットは応急処置なので、耐久性は低いといえます。どのような穴でもパンク修理キットで対処できるわけではなく、大きさが4mm以下の場合に限られます。

パンク修理キットは、パンクを簡易的に修理するための装備です。パンク部分を防ぐための修理液と、空気を入れるためのコンプレッサーが入っています。そのため、誰でも簡単に修復できますが、あくまでも、タイヤ交換するまでの応急処置です。

パンク修理キットを使用した場合は、できる限り早くタイヤ交換店に持ち込み、交換か内面修理を行いましょう。

関連記事:タイヤパンク修理キットの使い方やメリット・デメリットをご紹介

タイヤのパンクを修理するなら内面修理がおすすめ

タイヤのパンクを修理するなら内面修理がおすすめ

タイヤをパンク修理するなら、内面修理がおすすめです。耐久性・安全性が高いため、通常のタイヤと同様に扱えます。パンク修理キットや外面修理は応急処置なので耐久性が低く、長期間の使用は控えてできる限り早くタイヤ交換しましょう。

「一度イタズラされたから再度パンクさせられないか不安…」という方は、ベストのパンク保証「Tapaho(タパホ)」がおすすめです。

パンク保証の対象は「タイヤワールド館ベスト宮城県7店舗」となっており、新品タイヤ4本の購入で6ヶ月のパンク保証が無料でついてきます。「6ヶ月では足りない」という方は、アップグレードプランで最大2年保証、タイヤ4本を新品に交換できるプランもあります。

パンクは、タイヤを新品に交換した次の日に起きることもあるかもしれません。「Tapaho」に加入しておけば、最大2年間パンクしてもタイヤ代を支払う必要がなくなるため、急な出費を抑えられます。

関連記事:ベストのタイヤパンク保証tapaho(タパホ)のご紹介

対象店舗が宮城県7店舗だけなので利用できる方は限られますが、急なパンクでも慌てずに済むお得な保証サービスです。来店できる範囲にお住まいの方は、ぜひ一度ご来店ください。

6ヶ月の無料パンク保証「タパホ」

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タイヤトの空気圧トラブルから守る!TPMS(空気圧センサー)対応おすすめの冬用ホイールをご紹介

今回はtpms(空気圧センサー)対応のアルミホイールについてご紹介していきたいと思います。

空気圧センサーにはどんな役割があるのかは?どんなホイールが発売されているのか?必ずつけなくてはいけないものなのか?などtpms(空気圧センサー)対応ホイールの疑問に迫りたいと思います!記事のなかにおすすめのアルミホイールもピックアップしていますので今年の冬支度の参考にぜひご覧ください。

tpms(空気圧センサー)の役割は?

tpms(空気圧センサー)
タイヤの内圧を監視し未然にトラブルを防止してくれるセンサー

車の空気圧が抜けてしまうのには理由があります。

・縁石にこすってしまった
・釘をふみ抜いてしまった
・タイヤの経年劣化

どで少しずつ気づかないうちに空気が漏れ、タイヤが大きくたわんだ状態になり、大きな負荷がかかります。タイヤの内部が摩耗し、ブレーキ性能も低下する結果、パンクやバーストしてしまい、大きな事故につながる可能性もあります。

このような外的要因がなくても、1カ月に5~10%程度は自然と空気が抜けてきてしまい、気づくのはなかなか難しいかもしれません。そこで登場したのが、タイヤの空気圧を監視してくれる空気圧センサー(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)です。簡潔に言えば、空気圧センサーはタイヤの内圧を監視し、未然にトラブルを防止してくれるセンサーのことです。

空気圧センサーは、内圧や温度を常時数値で表示してくれるものと、あらかじめ設定された規定値を下回った時だけ警告灯や警告音で知らせてくれるものがあります。もちろん、突如として引き起こされるパンクやバーストなど突発的なトラブルを完全に無くすことはできません。しかし、タイヤの空気圧を適切に管理することでリスクを最小限に抑えることはできます。海外では装着が義務化されているところも多いそうです。

空気圧センサーは、トラブルを予防する役割を担っているのです!

tpms対応ホイールと通常のホイールの違い

すべてのアルミホイールがTPMS対応になっているわけではございません。空気圧センサーはホイールのバルブ、つまり空気を入れる場所に取り付けられます。
普通のバルブが付いたホイール
tpmsセンサーを付けたホイール
※赤い〇で囲まれている箇所がバルブです。

取り付けた後の見た目は大きくかわりありませんが、空気圧センサー対応ではない通常の社外ホイールだと、バルブの内側の形状が異なるため、取り付けができません。

しかし、最近の社外ホイールは空気圧センサー対応のものが多いため、元々対応のホイールを選ぶか、注文時に空気圧センサー対応加工できるアルミホイールを選びましょう。

すべての商品が対応しているわけではないため、確認が必要です。標準でTPMS対応が増えてきて価格帯も非対応のものとあまり変わりません。購入後にtpmsの加工を行えるホイールもございますが追加加工に別途料金があ発生するので事前に確認が必要です。

tpms対応ホイールはどんな種類があるのか?

共豊コーポレーション:スマックレヴィラ

ツインスポークが重なるダブルフェイスとなっております! カラーはサファイアブラックxポリッシュです。通常はブラックに見えますが、光が当たることでブルーメタリックフレークが輝きを放ちます。

冬用にも最適! 塩害低減対策が施された設計で、冬でもドレスアップを楽しむことができるのが嬉しいポイントですね!

WEDS:デルモアLX.L

放射線状のスポークにひねりが加わり、躍動的でスポーティかつ安定感のあるデザインとなっております! カラーはハイパーシルバーで、落ち着きがありながらも足元の輝きを演出します。シンプルなデザインなので、どんな車種にもぴったりなアルミホイールです。

また、こちらも塩水試験クリアのホイールとなっており、冬でも安心してお使いいただけます。

HOTSTAFF:クロススピードハイパーエディションCR6

安全で軽量、コストパフォーマンスを追求したCROSS SPEED HYPER Edition CR6 ✨ オーソドックスな6×2スポークで艶のある濃い目のガンメタに赤のラインが特徴のデザインです。

こちらも塩害に対応した塗装が施されたホイールなので、冬でも安心してご使用いただけます。

夏と冬でそれぞれタイヤホイールセットを持つ場合は空気圧センサーの購入もお忘れなく!

必ず空気圧センサー対応ホイールを購入しなければいけないのか?


必ずつけなくても大丈夫です

必ずしも空気圧センサー対応のホイールを購入しなければいけないのか、決してそういうわけではございません。

対応ホイールだからと言って、空気圧センサー付のバルブしか装着できないわけではなく、通常のバルブも装着できます。

ただ将来的な可能性を増やす手段として、元々対応しているものを購入していた方が、出費も少なくお財布にも優しいのかな、というところがあります。また、空気圧センサー装着車に対応のホイールを付けないと、メーターに警告灯や警報が鳴ることがあります。

最近のホイールメーカーさんを見ていると、初めからTPMS対応だったり、注文時に追加料金をかけずにTPMS対応加工してくれるメーカーさんも多いです。それなら対応していないものよりも、対応しているものの方がいいと思います✨。

この記事のまとめ

今回は空気圧センサー対応の冬用ホイールについてご紹介させていただきました!!

空気圧が基準値より下回ってるということは、燃費も悪くなる上に大きな事故につながる可能性もあります。なかなかすぐ気付くのも難しかしいものかと思います。

今回のブログで興味を持ってもらえたら嬉しい限りです!