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    ホイールのディスク形状とは?リムとの関係やデザイン・ピースについても解説

    みなさんこんにちは、タイヤワールド館BEST栗生店片柳です。

    ホイールにはディスクと呼ばれている部分があります。

    同じホイールでもディスクの形状によって、デザインや見せ方が大きく変わってきます。また、車の種類によっても装着の出来るディスクが異なってきます。

    お乗りの愛車にぴったりのカスタマイズが出来るように、今回はホイールのディスクについて徹底解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

    ホイールのディスクとは

    ホイールのディスクとは

    ホイールの「ディスク」とは、ホイールの中心部分であり、車両のハブと接続される部分を指します。このディスクは、ホイールのデザインや強度、重量に大きく影響を与える重要な要素です。
    ディスクの形状や構造は、車種や用途に応じて異なり、例えばビッグキャリパー対応のディスクや、深リムを強調するディスクなどがあります。

    ディスクの形状によって、ホイールの見た目や性能が大きく変わるため、車のカスタマイズやドレスアップを考える際には、ディスクの選択が重要となります

    また、各ホイールメーカーでは、同じ用途のディスクでも異なる名称を使用している場合があるため、選択時には注意が必要です。

    例えば、WORK社では、ビッグキャリパー対応の「Rディスク」、スタンダードな「Aディスク」、ディープリム対応の「Oディスク」などがあります。

    愛車に何を求めるかによって、適切なディスク形状は変わってきます。

    ホイール選びでは製造方法と構造がポイント

    ホイール選びでは製造方法と構造がポイント

    参考:WORK

    ホイールを選ぶ際にポイントとなるのが製造方法ホイールの構造です。製造方法は主に2種類で「鋳造」と「鍛造」があります。構造は3種類でピースと呼ばれ、「1ピース」「2ピース」「3ピース」があります。

    項目 種類
    製造方法 鋳造
    鍛造
    ホイールの構造 1ピース
    2ピース
    3ピース

    【ホイールの製造方法】鋳造・鍛造のメリット・デメリット

    鋳造ホイールと鍛造ホイールのメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。

    種類 メリット デメリット
    鋳造 ・製造に手間や時間がかからない為、コストが安い
    ・デザインの自由度が高い
    鍛造に比べると強度が低い
    鍛造 軽量で強度がある ・コストが高い
    ・デザインに制限がある

    詳しく説明します。

    鋳造の特徴

    鋳造は、型に溶かした素材を流し込み、そのまま冷やして固めて製造する方法で、一般の乗用車など(メーカー純正ホイール)で多く見られます。LP(低圧鋳造用金型)とグラビティ(重力金型鋳造法)の2種類の製法があります。

    メリットは、製造に手間や時間がかからない為、コストが安く、大量生産ができ、デザイン性が高く自由性の高いデザインが多いことです。

    デメリットは、鍛造に比べると強度が低く、製造工程の途中で「巣」と呼ばれる空洞や穴が出来てしまいます。強度を出すために肉厚が厚くなるので重量が重くなります。

    鍛造の特徴

    鍛造は、ホイールの金型にドロドロに溶かした素材を流し込み、時間をかけて大きな圧力を加えて高密度圧縮することで生産されます。金属を鍛える(打ち付ける)または圧縮後削り出して成形するため、デザインに制限があります。

    メリットは、厚さを薄くでき、軽量で強度があります。また、製造精度を高くすることができ、大口径のホイールに向いている製造方法です。
    デメリットは、製造時間がかかる為、コストが高いことです。

    【ホイールの構造】1ピース・2ピース・3ピースのメリット・デメリット

    1ピース・2ピース・3ピースのメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。

    種類 イメージ メリット
    1ピース 1ピース 剛性を確保しやすく、コストパフォーマンスに優れている
    2ピース 2ピース インセットの設定を1mm単位で設定できる
    3ピース 3ピース インセットの自由度はもちろん、リムやピアスボルトもカスタムすることができる

    詳しく見ていきましょう。

    1ピース

    参考:WORK

    1ピースは、リムとディスクが一体で成形されているホイールです。最近では、欧州風にモノブロック構造と呼ばれることもあります。

    メリットとしては、リム・ディスク一体成形で、剛性を確保しやすく、製造工程がシンプルなのでコストパフォーマンスに優れています。

    2ピース

    参考:WORK

    2ピースは、リムとディスクを繋げて一体化させるホイールです。インセットの設定を1mm単位で設定できディスク部分のデザインの自由度が高いです。

    メリットとしては、ミリ単位でインセットが設定できるためリム幅を変えず、ツライチにできたり、深リムにもできます。

    3ピース

    参考:WORK

    3ピースはアウターリム、インナーリム、ディスク、3つの部品をつないで一体化させるホイールです。デザインの自由度が高く、ファッション性を追求したホイールに多く採用されています。

    3ピースホイールは高級品で国内で製造できるのは数社しかありません。

    メリットは、決められた範囲でミリ単位でインセットを設定でき、リムやピアスボルトもカスタムすることができる為カスタムの自由度が高いことです。

    なぜ同じホイールでもディスク形状が変わるのか?

    車種によってブレーキキャリパーのサイズが異なるため、ホイールのディスク形状を変更することで、キャリパーとの干渉を防ぐため、同じホイールでもディスク形状が変わります。

    また、ディスク形状を調整することで、ホイールの見た目やデザイン性を向上させることも可能です。

    目指しているドレスアップスタイルに合わせ、リムの深さを決めたり、ディスクデザインを変える事でより一層愛着が沸きますよ。

    ビックキャリパー対応ディスクの特徴


    ビックキャリパーとは、ディスクブレーキを構成する中心的部分で、クルマを減速させて走行を停止する時に使用するブレーキパッドをディスクローターへと押さえつける役割をしています。

    ブレーキ性能をより一層高める為にビックキャリパー化される方も多くいます。

    スポーツ走行時は高熱によりパッドが炭化したり、ブレーキラインにエアを噛み込んでしまうことがあります。そこでキャリパーやローターを大きくすることで高熱に対する余裕が生まれ、安定したブレーキが可能になります。

    また、ホイールの隙間から見えるビックキャリパーが格好いいのでドレスアップとして装着される方もいます。

    ビックキャリパー対応ディスクとは

    ビックキャリパー対応ディスクは、キャリパーとディスクの干渉を防ぐために、ディスクの裏のスペースが大きく確保されています。
    大型のブレーキキャリパーを装備したい方、スポーツタイプの車に乗っていて標準でビックキャリパーが付いている方、スポーツ派の方に適したディスクになっております。
    主に、「Hiディスク」と呼ばれることが多いです。ワークでは、「Rディスク」と呼ばれております。

    おすすめのビックキャリパー対応ホイール|【WORK】VS KF#

    おすすめのビックキャリパー対応ホイール|【WORK】VS KF#

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    2017年に圧倒的人気を誇りながら市場から姿を消したVSKFが、今年進化し復活したのがWORKのVS KF#です。

    前作のVSKFのデザインを踏襲しつつ、デコルテのような優雅なラインが加わることで、より洗練された美しさが際立つデザインに進化しています。

    【WORK】VS KF#の装着画像

    ディスクは、ビックキャリパー対応だけでなく、スタンダード対応とディープリム(深リム)もあります。また、リムもカスタム可能で標準カラーを除く11種類からカスタム可能の為愛車にぴったりのホイールを手に入れることが出来ます。

    スタンダード対応ディスクの特徴

    一般的な車の足回りに対応するディスクのことをスタンダード対応ディスクと言います。幅広い車種に対応しており、初めてドレスアップをする方やドレスアップに慣れていない方にはおすすめなディスクになっております。

    主に、「Loディスク」と呼ばれることが多いです。ワークでは「Aディスク」と呼ばれています。

    おすすめのスタンダード対応ホイール|【weds】マーヴェリック 1307M

    おすすめのスタンダード対応ホイール|【weds】マーヴェリック 1307M

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    wedsのマーヴェリック1307Mは、セダン・ミニバン・SUVと幅広い車種に対応しつつ、どれにも似合うホイールになっています。また、人気のあるメッシュホイールです。

    wedsにはマーベリック709というメッシュタイプの似たデザインのホイールがありますが、709は9本、スポークがありますが、1307Mは7本、スポークがあります。709はスポークが細くスポーティな感じが特徴的で、1307Mはスポークが少なくスポーク幅が広くスタイリッシュなデザインになっています。またディスクは、ビックキャリパー対応と深リムもあります。

    【weds】マーヴェリック 1307Mの装着画像

    ディスクカラーは4色あり、リムは特注でブラックリムがあります。
    ※ブラックエディションは5H112、5H114.3、5H120対応 18~21インチ

    深リム対応ディスクの特徴

    深リムとは、文字通りリムが深いホイールのことです。深リムは車に装着するだけで一気にスタイリッシュさが増し、車の個性を際立たせるカスタムアイテムとして人気を集めています。

    見た目の美しさや、カスタムの幅が広い為、魅力のあるカスタムパーツでカスタム好きの方や旧車に乗られている方からは絶大な人気を誇ります。
    軽自動車でも深リムを装着する事ができますが、J数(リム幅)、インセットをしっかりと計算しないと装着する事ができなかったりするので、我々タイヤワールド館ベストにご相談ください。

    深リム対応デスクとは

    深リム対応デスクは、アウター側のリムの深さを取れる形状になっており、深い奥行き感の欲しい方にぴったりのディスクになっています。リムが深く入り込んだデザインはお車の魅力を引き出してくれます。

    しかし、クリアリングの確保・タイヤのサイズ・加重指数・アライメントなど注意が多くありるので、ぜひ、店頭のスタッフまでご相談ください。

    主に、「S-Loディスク」と呼ばれることが多いです。ワークでは「Oディスク」と呼ばれております。

    おすすめの深リムホイール|【WORK】シーカーFD

    おすすめの深リムホイール|【WORK】シーカーFD

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    WORKのシーカーFDは、クラシカルとスポーティさを両立させたホイールです。フィンディッシュデザインで、細身の16本スポークで、フラットな断面形状のスポークが徐々にマイナス側に落ち込むことで、陰影が生まれ、奥行きを感じさせる立体的なデザインになっています。

    ディッシュ部分の4段階に変化する断面は、単調になりがちなデザインに立体感をプラスしてあります。また、スポークの先がすべて繋がっているのでクラシックなデザインも兼ね揃えます。

    シーカーシリーズはカラーバリエーションが豊富なこともメリットの一つです。リムアレンジ、セミオーダーカラー対応、カラリズム、カラリズムクリア、そしてインペリアルゴールドとパウダーコートも対応しており、愛車にぴったりなカスタマイズが可能になります。

    【WORK】シーカーFDの装着画像

    特殊P.C.D加工も可能で、対応ピッチ:4H-98〜114.3、5H-98〜120.65になります。

    ディスクデザインの種類

    ホイールの印象を決めるディスクのデザインについても見ていきましょう。ホイールのディスクデザインは主に以下の4種類です。

    ● スポークホイール
    ● ディッシュホイール
    ● メッシュホイール
    ● フィンホイール

    スポークホイール

    スポークホイール

    ※イメージ写真【RAYS VOLK RACING TE37 SAGA S-plus】

    スポークホイールとは、スポーク(ホイールの中心とリムを繋ぐ棒のこと)が中心から外側に向かうように配置されているデザインのことです。
    開口部が広いことで、放熱性が高く、強度・重量・バランスなども優れているので、純正ホイールでもよく採用されています。

    代表的なデザインが、5本スポーク・7本スポーク・マルチスポーク(8本以上のスポークを持つデザイン)です。おすすめ車種はスポーツタイプの車におすすめです。シンプルなスポークホイールを履くことでより一層スポーティに仕上がります。

    また、開口部が広いのでブレーキキャリパーも良く見えるので人気です。比較的どの車種にも似合うホイールでスポーティにしたいお客様に人気です。

    ディッシュホイール

    ディッシュホイール

    ※イメージ写真【WORK LS ADAMAS】

    円盤状でディスク面がお皿のようなホイールのことをディッシュホイールと言います。デザイン性が高く、迫力満点で重厚感のあるカスタマイズをすることができます。

    シンプルな皿状デザインでレトロなカスタマイズができます。また、セダンタイプやミニバンなどにおすすめですが、重量がある為、スポーツ系の車種にはあまり向きません。

    ラグジュアリーで独特なデザインで高級感のあるカスタマイズが出来ますが、車体に合っていないとものすごく違和感が出てしまいます。
    しかし、高級感が出ますのでレトロで高級感と重厚感のあるカスタムをしたい方にはおすすめです。

    メッシュホイール

    メッシュホイール

    ※イメージ写真【weds Kranze Schritt】

    メッシュホイールは、リムの部分から中心部に向けてメッシュ状に(網目状)スポークが配置されているホイールのことです。スポークが網目状で高級感と繊細さがあります。

    デザインが細かい為、手入れが大変というデメリットはありますが、スポークが等間隔に並んだシンプルなデザインで汎用性が高く、様々な車種に合わせやすいことがメリットです。

    セダン、SUV、ミニバンなど最近の車に似合うようなデザインなので人気上昇中です。スタイリッシュな物からゴツい系のものまで幅広くあります。

    フィンホイール

    ※イメージ写真【WORK EMITZ】

    フィンホイールは、細いスポークが放射状に延びたデザインで、スポークの数が多いことを指します。繊細で美しい足もとを演出しやすく、スポークを細くすることでホイールを大きく魅せる効果もあります。

    ラグジュアリー系、ミニバンにおすすめのホイールです。フィンはスポークタイプよりもスポークの本数が多く、繊細でエレガントなドレスアップを演出できます。

    リムが有るものと無いもので見え方も大きく変わってきます。リムがあるとホイールのボリュームが出て、無いものだとリムまでスポークが伸びることで1インチくらいホイールが大きく見えます。
    【weds Kranze Vierharm】でリム有・無を比較してみます。

    リム有ホイール リム無ホイール

    ホイールのリム形状は3種類

    2ピース・3ピースではリムもカスタムできるホイールがあり、特徴は以下のとおりです。

    種類 特徴
    ノーマルリム ホイールの基本的な構造で、インナースペースが広く設計されている
    ステップリム 強度を高めつつ、より薄く・軽量な設計が可能
    フルリバースリム ノーマルリムを逆にした構造で、ディスク面を大きく取ることができる

    詳しくご紹介します。

    ノーマルリム

    ノーマルリムは、ホイールの基本となる構造です。純正ホイールなどのほとんどがノーマルリムのホイールです。

    インナー側のスペースが広くなっており、よりディスクローター径の大きいブレーキー装着車におすすめです。スポーツタイプの車は標準でブレーキキャリパーが大きかったりするのでこのホイールをおすすめします。タイヤはアウター側から組みます。

    ステップリム

    ステップリムは、リバースタイプでありながら、アウター側に施されたステップデザインが特徴的なリム構造です。フルリバースリムにノーマルリムの特徴を付け加えた形になっています。

    セダン・ミニバン問わず様々な車両におすすめです。ステップリムはセミリバースリムとも言います。タイヤはインナー側から組みます。

    フルリバースリム

    ノーマルリムを逆(リバース)にした構造がフルリバースリムです。ディスク面が大きくとれる構造になっている為、 同じインチでもノーマルリムと比べアウターリムがフラットになることから、より大口径に見せることが可能になっています。

    セダン・ミニバン問わず様々な車両にオススメです。タイヤはインナー側から組みます。

    リムはアレンジできるものもある

    ホイールのリムもアレンジすることもできます。今回はWORKのリムアレンジについて少し解説いたします。
    WORKには、10パターンのリムアレンジメントがあります。

    リムアレンジメントには特殊アルマイト加工もあります。また、カラーで選べる「ブラックアルマイト」と「マットブラックアルマイト」、「ブロンズアルマイト」と「マットブロンズアルマイト」の4パターンと、質感で選べる「カットアルマイト(ZEAST STXのみ対応)」、「ブラックカットアルマイト」、「ブロンズカットアルマイト」、「ブラッシュド」、「バフアルマイト」、「マットアルマイト」があります。

    愛車にあるカラー・質感を選びイメージのカスタムに近付けて下さい。
    ※アルマイト加工リム・カットアルマイト加工リム、バフアルマイト加工リムが標準仕様のホイールもあります。

    ホイールを選ぶ際の注意点

    ホイールを選ぶ際の注意点

    最後に、ホイールを選ぶ際の注意点を2つ確認して終わりにしたいと思います。

    ● 車種合ったサイズを選ぶ
    ● ホイールに合ったタイヤを選ぶ

    車種合ったサイズを選ぶ

    ホイールは車種によって履けるホイールが変わります。サイズを間違えて履くとブレーキに干渉したり、曲がる際にフロアに当たってしまったり、フェンダーからはみ出してしまうなど、注意が必要です。

    とくに、1ピースホイールはディスクの突出が大きいのが多くあり、インセットをいじる事ができないので注意してください。

    新品を装着する際、サイズと突出量を計算することによって履くことができるかどうかわかるので、新品を購入の際は必ずクリアランスを確認しましょう。

    ホイールに合ったタイヤを選ぶ

    カスタムホイールを履く際、最近ではインチアップが人気ですが、ホイールだけ注意するのではなく、インチアップに対応したタイヤを履くことが重要になってきます。

    インチアップをして適したタイヤを履かないと外径が変わってしまったり、加重指数が足りなくなってしまうことがあります。

    お店で購入する際は店頭スタッフにご相談ください。ネットで購入する際、タイヤサイズが合っているのか、ホイールサイズが合っているのか不安になりましたら、店頭でも、お電話でも大丈夫でしたのでお気軽にご相談ください!

    ホイールのことならタイヤワールド館ベストにおまかせ

    ホイールのことならタイヤワールド館ベストにおまかせ

    同じ車でも違うホイールを履くことで見た目がガラッと変わる程、ホイールのカスタムは重要です。「スポーティな見た目にしたい!」、「デザイン性のある見た目にしたい!」などお客様のご要望に沿えるような商品をご用意・お取り寄せできます。

    最後までご覧いただきありがとうございます。ホイール一つ一つ形状も違えばデザインも違います。
    お乗りの愛車を、お好みの見た目にカスタムしてみてはいかがでしょうか!

    カスタム事例がたくさん!ベスト写真館

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    ハイエースのリフトアップに構造変更は必要?メリット・デメリットも徹底解説

    皆さんこんにちは、タイヤワールド館BEST栗生店、片柳です。
    ハイエースは、仕事やレジャーなど多くの場面で活躍できるところがとても魅力的ですよね。最近では見た目を重視する方が増え、リフトアップなどに注目が集まっています。

    しかし、リフトアップしたら「車検が通らなくなる?」「構造変更が必要?」「デメリットしかないんじゃ?」など心配になる部分が増えますよね。

    そこで今回は、ハイエースのリフトアップについてメリット・デメリット含め徹底解説していきますので、是非最後までご覧ください。

    車のリフトアップとは?

    車のリフトアップとは?

    ベスト写真館より

    車のリフトアップとは、車の車高を高くする改造のことです。主にサスペンションを交換したり、スペーサーを追加したりして行います。これにより、オフロードでの走行性能が向上し、外観も力強くなります。

    リフトアップの主な方法としては、以下の3つです。

    ● サスペンションのスプリング交換
    ● ボディとフレームの間にスペーサーを挿入
    ● タイヤやホイールのサイズを大きくする

    ただし、重心が高くなるため、運転の安定性や乗り心地に影響が出ることがあります。実施する際は、専門家に相談し、法令や車検の基準を守ることが重要です。

    ハイエースをリフトアップするメリット

    ハイエースのリフトアップのメリット

    カスタマイズには必ずメリットとデメリットが存在します。まずはメリットを紹介します。
    メリットは大きく4つあります。

    1. 車体が大きく見え存在感が増す
    2. 大きめのタイヤを取り付けられる
    3. 悪路でも走行しやすくなる
    4. 視界が高くなり運転しやすくなる

    1.車体が大きく見え存在感が増す

    リフトアップする事で車高が高くなり、車体が大きく見えます。また、高さが上がるという事だけで存在感のあるハイエースに仕上がります。

    2.大きめのタイヤを取り付けられる

    本来ハイエースは限られたタイヤしか取付する事ができません。
    しかし、リフトアップする事で大きめのタイヤを取り付けることが可能になります。これにより、運転時の安心感やアウトドアのイメージにも近づけることも可能になります。

    3.悪路でも走行しやすくなる

    悪路を走行するときには最低地上高が高いと走破性が高くなります。したがって、凹凸がある道でも安定して走行する事ができます。林道や雪道はもちろん、震災や水害でも走行可能になる場合もあります。

    4.視界が高くなり運転しやすくなる

    リフトアップして車高が上がった車は、視界が高くなり運転しやすくなります。ハイエースはもともと車高が高い車になっていますがリフトアップする事で視界がさらに広がり運転の快適さが向上します。

    ハイエースをリフトアップするデメリット

    ハイエースのリフトアップのデメリット

    次にハイエースをリフトアップするデメリットも見ていきましょう。デメリットの主に4つあります。

    1. 加速性能、制動力、燃費が悪くなる
    2. 風の影響を受けやすくなる
    3. 乗り降りが大変になる
    4. リフトアップの高さによっては構造変更をする必要がある

    1.加速性能、制動力、燃費が悪くなる

    リフトアップすると同時にインチもアップされる方も多いと思います。インチアップはホイールが大きくなるため重量は重くなり加速性能や燃費は悪くなります。

    重量が重くなるため、ブレーキが効きにくくなる為、より運転に気を遣う事になります。

    2.風の影響を受けやすくなる

    車高の高い車は、前面や横面の面積が大きくなるため風の影響を受けやすくなります。その為走行性能、直進安定性、燃費が悪化してしまいます。

    高速道路や橋の上など風の影響を受けやすい場所ではハンドルが取られたり、ふらつく事が多くなるため注意が必要です。

    3.乗り降りが大変になる

    元々車高の高いハイエースですがリフトアップでさらに車高が高くなり乗り降りに影響してきます。

    とくにお子様や身長が小さい方には一人で乗るのもかなり苦労するくらいになります。

    4.リフトアップの高さによっては構造変更をする必要がある

    構造変更をしないままだと車検に通らず、罰則を加えられる場合もあります。
    ある一定の高さを超えると手続きが必要になってきますが、「ハイエースをリフトアップしたら構造変更が必要?」の章で詳しく説明します。

    ハイエースをリフトアップしたら構造変更が必要?

    ハイエースをリフトアップしたら構造変更が必要?

    ハイエースをリフトアップする際、車高が±40mm(4cm)以上変わると、構造変更手続きが必要です。

    ただし、指定部品を適切な方法で取り付けた場合など、一定の条件下では構造変更が不要となるケースもあります。

    車高以外でも、車の外寸、形状、重量が大きく変化する場合、構造変更が必要になる事があります。構造変更が必要になる5つの条件を記載するので参考にしてください。

    1. 車の外寸が±30mm以上変更されるとき
    2. 車の幅が±20mm以上変更されるとき
    3. 車の高さが±40mm以上変更されるとき
    4. 検査対象軽自動車・小型自動車の重量が±50kg以上変更されるとき
    5. 普通自動車・大型特殊自動車の重量が±100kg以上変更されるとき
    6. 種別 範囲
      長さ ±3cm
      ±2cm
      高さ ±4cm
      軽自動車、小型自動車 ±50kg
      普通自動車、大型特殊自動車 ±100kg

    参考:国土交通省

    車高が4cmを超えても構造変更が不要の場合

    以下の場合は、車高が4cmを超えても構造変更は不要です。

    1. 簡易な取付方法により自動車部品を装着したとき
    2. 指定部品を固定的取付方法により装着したとき
    3. 指定部品を恒久的取付方法により装着した状態、又は、指定外部品を固定的取付方法若しくは恒久的取付方法により装着した状態において当該自動車の長さ、幅又は高さが自動車検査証に記載されている値に対して次表の範囲内に含まれるとき
    4. 種別 範囲
      軽自動車、小型自動車 ±50kg
      普通自動車、大型特殊自動車 ±100kg

    参考:国土交通省

    リフトアップをする際は、かなり詳細な知識や測定が必要となってくるため、専門店に相談することをおすすめします。

    構造変更する際の注意点

    構造変更する際の注意点

    車の改造や仕様変更に伴う手続きでは「構造変更」と「記載変更」があり、それぞれ異なる内容と手続きが求められます。

    種類 内容 車検有効期限
    構造変更 大幅な変更を加えた場合 車両の寸法、定員、エンジン変更など リセット
    記載変更 車検証の記載事項に軽微な変更を加えた場合 使用者の氏名や住所の変更、軽微な改造による車両寸法の変化 継続

    構造変更と記載変更の大きな違いは車検の残存期間が有効であることです。構造変更では車検を取り直さなければいけませんが、記載変更の場合は車検の有効期限まで乗り続けることができます。

    構造変更手続きを完了すると、たとえ車検の有効期限が残っていても、その時点で無効となります。したがって、構造変更後は新たに車検を受け直す必要があります。

    何もせず乗り続けていると違反に当たってしまい、刑罰に課せられる場合もありますので注意してください。

    記載変更で済むケースもある

    複雑な改造ではないときは、構造変更ではなく記載変更で済むケースもあります。

    記載変更の条件は、「車体や重量が一定範囲内の変更であること」「該当部品を永続的に取り付けていないこと」などが挙げられます。

    しかしながら条件は私達が判断できるものでないため、必ず確認する必要があります。リフトアップする際は必ず確認してから行いましょう。

    ハイエースをリフトアップした場合車検は通る?

    ハイエースをリフトアップした場合車検は通る?

    ハイエースは一般的な車と異なり、車の分類を表す分類番号があります。

    その中で、 1ナンバー「普通貨物車」と3ナンバー「普通乗用車」はリフトアップしても車検を通すことができます。

    4ナンバーの場合、ナンバー変更が必要の場合があるため、注意が必要です。

    ナンバー 分類 車両
    4ナンバー 小型貨物車 標準ボディのハイエースバン
    1ナンバー 普通貨物車 ワイドボディのハイエースバン
    3ナンバー 普通乗用車 乗用登録されたモデルのハイエースワゴン
    8ナンバー 特殊用途自動車 キャンピングカー仕様など特定の用途に改造された車両

    1、3、4ナンバーのハイエースの車高と車検の関係は?

    1、3ナンバーがリフトアップしても車検が通るのは、車両条件が関係してきます。

    ポイントは「全高」で、1、3ナンバーのハイエースはリフトアップによって数センチ上がっても、元々2,000mm超えているので車検に影響はありません。

    しかし4ナンバーの場合、車高は2,000mm以下でなければなりません。

    リフトアップによって車高条件を超えてしまうことがあるため、ナンバー変更が必要になる可能性があるのです。

    ナンバー変更を忘れてしまうと車検も通らなくなりますので忘れず変更しましょう。

    ナンバー サイズ等の条件 車検
    4ナンバー 全長4,700mm・全幅1,700mm・全高2,000mm・排気量2,000cc 以下(ディーゼル車は排気量の制限なし) 4ナンバー変更必要
    1ナンバー 全長4,700mm・全幅1,700mm・全高2,000mm・排気量2,000ccのいずれかを超えること 通る
    3ナンバー

    4ナンバーハイエースサイズ

    1,3ナンバーハイエースサイズ

    引用:UI vehicleより

    1、3、4ナンバーの車両条件詳細

    分類番号の決定には、サイズ以外の条件もあります。1、3、4ナンバーの車両条件の詳細を記載しておきますので、参考にしてみてくださいね。

    ナンバー 条件
    4ナンバー ・車両が大きさが「全長4,700mm、全幅1,700mm、全高2,000mm、排気量2,000cc」以下(ディーゼル車は排気量の制限なし)
    ・貨物スペースの床面積が1㎡以上ある(軽自動車の場合は0.6㎡以上)
    ・座席の面積より荷物を載せる面積の方が広い
    ・定員まで乗車した時の重量より、荷物全体の重量が重いこと(乗員一人55kgとして計算)
    ・荷物の運び出し口は縦横80cm以上ある(軽自動車の場合は縦60cm以上、横80cm以上)
    ・貨物スペースと乗車席の間に仕切りがある
    1ナンバー ・全長4,700mm×全幅1,700mm×全高2,000mm、排気量2,000ccのいずれかを超えること
    ・積載スペースが1平方m以上あること
    ・積載スペースが乗員スペースよりも広いこと
    ・最大乗員重量よりも積載重量のほうが大きいこと
    ・積載スペースの開口面積が800mm×800mm以上であること
    ・乗員設備と積載設備の間に隔壁または仕切りを備えてあること
    ・荷室スペースに備わる座席は折りたたみ式もしくは脱着式であること
    ・乗員スペースと積載スペース間を移動できないこと
    3ナンバー ・全長4,700mm×全幅1,700mm×全高2,000mm、排気量2,000ccのいずれかを超えること

    ハイエースにおすすめのリフトアップキッド

    ハイエースにおすすめのリフトアップキッド

    参考:JAOS(ジャオス)

    実際にリフトアップする際におすすめのメーカー3社とおすすめの商品をご紹介します。

    1. JAOS(ジャオス)
    2. UI vehicle(ユーアイビークル)
    3. Genb(玄武)

    JAOS(ジャオス)

    JAOS(ジャオス)

    公式サイトへ

    JAOS(ジャオス)は1985年に海外4WD用パーツの輸入販売からスタートしたメーカーです。
    JAOSは「JAPAN OFFROAD SERVICE」の略で、「日本のオフロードは任せておけ」という創業当時の気概が込められているそうです。

    リフトアップ量はリヤ30~35mmです。

    JAOS(ジャオス)BATTLEZ リフトアップセット VFA ハイエース 200系

    BATTLEZ リフトアップセット VFA ハイエース 200系

    リフトアップ量 リヤ30~35mm

    UI vehicle(ユーアイビークル)

    UI vehicle(ユーアイビークル)

    公式サイトへ

    ユーアイビークル(UI vehicle)は、ハイエースを中心にワンボックス車のパーツ&カスタム完成車を販売する専門ショップです。
    リフトアップキット、乗り心地改善アイテム、車中泊アイテムなどを専門としてお取り扱いされてます。

    リフトアップ量は3インチと6インチがあります。

    UI vehicle(ユーアイビークル)3インチリフトアップキット フルセット

    参考:3インチリフトアップキット フルセット

    UI vehicle(ユーアイビークル)3インチリフトアップキット フルセット

    参考:6インチリフトアップキット

    リフトアップ量 3インチ・6インチ

    Genb(玄武)

    Genb(玄武)

    公式サイトへ

    Genb(玄武)は、MOONFACEが展開する1BOX/ミニバン専用のカスタムパーツブランドです。サスペンションパーツやジオメトリー補正パーツ、外装パーツなど、迫力のあるスタイリングと快適性を両立させる製品を主に手掛けています。

    リフトアップ量は1.0〜2.0インチです。

    Genb(玄武)リフトアップシャックル [1.5インチ/2.0インチ]

    リフトアップシャックル [1.5インチ/2.0インチ]

    リフトアップ量 1〜2インチ

    ハイエースのリフトアップに関するよくある質問

    ハイエースのリフトアップに関するよくある質問

    1. リフトアップ以外のハイエースのカスタム方法は?
    2. リフトアップは乗り心地が悪い?

    1.リフトアップは乗り心地が悪い?

    リフトアップされている多くのユーザーから「乗り心地が悪い」と言われるハイエース。そんなリフトアップの不快感を改善できるパーツが「スタビライザー」です。
    リア追加スタビライザーやフロント強化スタビライザーなどがあります。

    スタビライザー

    参考:UI vehicle

    スタビライザーは、車両の左右のサスペンションを連結し、主にコーナリング時の車体の傾き(ロール)を抑制する役割を持つ部品です。これにより、走行中の安定性や乗り心地が向上します。

    カーブ走行時の車の傾き量は、車の重心が高く速度が高いほど大きくなるため、背の高いワンボックスカーやミニバンでの高速道路のカーブは、車が横転してしまいそうな不安感を覚える場合があります。

    しかし、適切な固さのスタビライザーで車体の傾きを減少させれば、そうしたカーブでの不安が緩和することができます。

    スタビライザー

    参考:UI vehicle

    カーブが続く峠道の走行や高速道路での車線変更においても、ハンドルを切り返す際に車体が大きく揺すられることが少なくなり、ドライバーが思ったとおりの操作ができるようになるので、ぜひ検討してみてください。

    2.リフトアップ以外のハイエースのカスタム方法は?

    ハイエースのカスタムには、リフトアップ以外にも多彩な方法があります。代表的なものとして「ローダウン」があり、これは車高を下げるカスタムです。
    ローダウンにより、操縦安定性が向上し、車高が低くなることで乗り降りや荷物の積み下ろしが容易になるメリットがあります。さらに、外観に重厚感が加わり、スタイリッシュな印象を与えます。

    内装のカスタムでは、「ベッドキット」を装着してキャンピングカーのような空間を作ったり、「ルームキャリア」や「ルーフキャリア」、「車中泊用遮光カーテン」などを取り付けることで、アウトドアに大活躍のカスタムをすることもできます。

    タイヤを「ホワイトレタータイヤ」に変更するカスタムは、初心者の方におすすめのカスタムです。

    種類 内容
    ローダウン 車高を下げるカスタム
    ベッドキット キャンピングカーのような空間をつくる
    ルームキャリア
    ルーフキャリア
    車中泊用遮光カーテン
    アウトドアに大活躍のカスタム
    ホワイトレタータイヤ タイヤをホワイトレターのものに変更

    ハイエースの年式・型式一覧

    ハイエースの年式・型式一覧

    最後にハイエースの基本情報を抑えておきましょう。トヨタ・ハイエースの現行は5代目(200系)です。現行の200系は、マイナーチェンジや一部改良を重ね、2024年1月には8型が登場しました。

    モデル 型式
    初代ハイエース 10系
    2代目ハイエース 20・30・40系
    3代目ハイエース 50系
    4代目ハイエース 100系
    5代目ハイエース 200系

    200系ハイエースのタイヤ・ホイールサイズ

    200系ハイエースはタイヤのサイズもホイールのサイズも統一されていますが、現行のハイエースバンにはタイヤサイズが一部異なるタイプがあります。

    タイヤサイズ ホイールサイズ
    195/80R15 15×6 J 6 139.7 35
    185/75R15
    (ハイエースバン ジャストロー)
    15×6 J 6 139.7 35

    ホイールサイズはあくまで目安です。細かい数値は同じ年式のモデルでも、1台1台異なります。現車での確認はもちろん、悩んだときはプロに相談するようにしましょう。

    200系ハイエースのインチアップサイズ

    200系ハイエースはタイヤのサイズもホイールのサイズも統一されていますが、現行のハイエースバンにはタイヤサイズが一部異なるタイプがあります。

    タイヤサイズ ホイールサイズ
    195/80R15 15×6 J 6 139.7 35
    185/75R15
    (ハイエースバン ジャストロー)
    15×6 J 6 139.7 35

    ホイールサイズはあくまで目安です。細かい数値は同じ年式のモデルでも、1台1台異なります。現車での確認はもちろん、悩んだときはプロに相談するようにしましょう。

    ハイエースのリフトアップもタイヤワールド館ベストにおまかせ

    ハイエースのリフトアップもタイヤワールド館ベストにおまかせ

    今回はハイエースのリフトアップについて解説してきました。

    最近ではハイエースをファミリーカーにしたり、アウトドア用で使用される方が多くなっています。そのため、アウトドア使用にするカスタムやファミリーカーに使う為、ベッドキットを装着するなど多くの方に愛されています。

    カスタムするにあたって注意事項が多くありますので、何からしていいのかわからないお客様は専門店もしくは我々タイヤワールド館ベストに気軽にご相談ください。
    ※作業の出来ない店舗もある為、事前にご確認していただけますと幸いです

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    お乗りの愛車を是非お好みの見た目、機能にカスタムしてみてはいかがでしょうか。

    栗生店
    栗生店
    TEL: 022-796-6411
    住所:仙台市青葉区落合4-1-1
    アクセス:旧48号線沿い
    営業時間:10:00~19:00
    カテゴリー
    栗生店 インチアップ 車高調 カスタムその他

    ローダウンする方法は?人気の足廻りメーカーもご紹介!

    皆さんこんにちは、タイヤワールド館BEST栗生店片柳です。
    やはり、車をカスタムするならローダウンはかかせないですね。愛車を好みの雰囲気に変更したり、走行性能を向上させたりと、様々な役割があります。

    そこで、今回はローダウンについて徹底解説していきますので、最後までご覧ください。

    1.ローダウンとは

    ローダウンしたGR86

    ローダウンとは、サスペンションの調整や変更で、クルマの最低地上高を低くすることです。

    ローダウンすることで、クルマの最低地上高が下がると、クルマが地に踏ん張るような見た目となります。

    もともとはレーシングカーなどでクルマの重心を下げ、挙動を安定させるために行われていた車高調節の方法です。

    2.ローダウンの種類

    ダウンサス・車高調などローダウンするにはさまざまな種類があります。

    ・ダウンサスを使用する方法

    サスペンションのスプリングのみを「ダウンサス」とよばれる全長の短いものに交換する方法です。車高のダウン量はスプリングの長さに依存するので、好みの車高になるようなスプリングを選ぶことで、ローダウンできます。

    しかし、スプリングのみ短いのに交換すると、サスペンションの上下の運動量が減少してしまうため、ゴツゴツとした振動が伝わりやすくなってしまいます。その為、乗り心地が悪くなったり、サスペンションの底づきを起こしてしまう可能性がある為、注意が必要になります。

    ・車高調整式サスペンション(車高調)

    スプリングと共にサスペンションユニットを交換する方法があります。車高調は、もともとはクルマのハンドリングを改善する目的でサスペンションのセッティングを頻繁に変える必要のあった新型車の開発やモータースポーツシーンで使用されていました。また、車高調の中にも何種類か方法があります。

    ・ネジ式車高調

    ネジ式車高調

    スプリングの下側の受け皿(ロワシート)を調整ネジによって上下させ、バネの取り付け位置を調整して車高を変える方法です。この方法のメリットは構造が単純なことです。また、比較的安価のものが多いです。デメリットは、車高を下げるほどサスペンションストロークの有効長が減り、乗り心地が悪化したり、サスペンションの底づきが起こりやすくなったりすることがあるので注意が必要です。

    車高を落とすためにスプリングを縮めるとプリロード(通常時のスプリングにかかる荷重)が多くなり、ダンパーの寿命を短めたり、意図しない走行性能低下の原因になってしまう可能性があります。

    ・全長調整式車高調整

    全長調整式車高調
    サスペンション自体の長さを変えることで車高の調整が出来るユニットになってます。サスペンションの長さは、ダンパー下部の車体に取り付ける部品を上下に調整します。

    全長調整式車高調整は、車高調整時に、プリロードが変化しないため、車高によってダンパーの性能を最大限に発揮させることが出来ます。メリットで言いますと、調整可能範囲が広いため自由度の高いセットアップが可能です。デメリットは、比較的高価な商品が多いところです。

    ・エアサス

    画像の説明

    公式サイトへ

    エアサスとは、エアサスコントローラーを用いて車高やサスペンションの調整を行うローダウン方法です。エアサスはエアサスペンションの略で、金属製のスプリングではなく空気をスプリングの代わりに使用したサスペンションシステムで高級車やバスなどに使用されています。

    通常の金属製のスプリングの車両をエアサス化する場合は、専門業者と大掛かりな作業と構造変更が必要になってきますので専門業者に相談する事をおススメします。

    ・ローダウンモール

    ローダウンモール

    Amazonより引用

    ローダウンモールは上記で説明してきた方法とは違い、実際にはローダウンせず、視覚的にローダウン効果を得る方法になっています。


    ローダウンモールを貼り付けることでフェンダーアーチとタイヤの間隔を埋め、車高が下がっているように見せる方法になります。モールを両面テープで貼るだけの為、コストパフォーマンスが最大のメリットです。

    3.ローダウンのメリット・デメリット

    メリットデメリット

    車高を下げるメリットとデメリットを知っていくことがとても大切です。

    メリット

    まずメリットは、車体の重心を下げたり、ばねの硬さを調整する事によってコーナリング性能など運動性能の向上が図れます。また、愛車を好みの雰囲気にカスタマイズする事が出来ます。

    デメリット

    続いてデメリットは、車高を下げることでサスペンションの本来の動きが制限されてしまい、運動性能向上以前に、乗り心地の悪化、耐久性の悪化を引き起こしてしまう可能性があります。そのため、ローダウンは目的に合わせて選択する事が極めて重要になってきます。

    4.ローダウンをするうえで知っておくこと

    image1

    国土交通省の定める道路運送車両の保安基準第3条で、「最低地上高は9cm以上」であることが決められています。

    この高さが車検で適応される数値になっています。この最低地上高は空車時に舗装された平面に置かれ、規定された空気圧で巻き尺などで測定されます。車高調整機構がついている場合は、その中間位置で行う事が決められています。

    また、最低地上高をクリアしてもスプリングに遊びがないことが条件になり、そのため、保安基準法で定められた範囲内のローダウンであれば合法で一般車両を走行する事が出来ます。

    5.おススメの車高調メーカー

    おすすめ

    おすすめの車高調メーカーとそれぞれの特徴を解説していきます!

    1.ブリッツ

    blitz

    ブリッツは、国産車・輸入車のチューニングパーツの企画、製造、販売をしているメーカーになっております。ブリッツでは5モデルの車高調を販売しており、その中でもおススメなのが「DAMPER ZZ-R」です。

    リーズナブルな価格の全長調整式の車高調になってます。32段減衰力調整が可能で、アルミ製パーツを使用し軽量で強度が高い特徴があります。

    2.TEIN

    tein

    TEINは車高調・サスペンションの専門メーカーとして有名です。もともとは、ダウンサスを製造していましたが、現在は車高調も評判がよく人気があります。TEINの車高調は車種別に設計・製造しています。

    17モデルあり、ストリート用・スポーツ用・競技用と分かれています。ストリート用では、「STREET ADVANCE Z」がおススメです。ねじ式の車高調で16段の減衰力調整式となっており、高品質で高耐久な車高調をリーズナブルな価格で購入する事が出来ます。スポーツ用では、「MONO SPORT DAMPER」がおススメです。

    ストリート走行からサーキット走行まで幅広く対応できる車高調で、全長調整式で16段の減衰力調整式かつ車種専用設計となっていますので、車種に応じた最適なセッティングが基から施されています。

    3.tanabe.

    tanabe

    タナベは、サスペンション・マフラー・GTパーツなどのチューニングパーツの製造・販売をしているメーカーで、その中でも車高調はミリ単位のセッティングが可能で、快適な乗り心地を実現しています。

    タナベは車高調のラインナップは9種類もあり、スポーティ・リフトアップ・ローダウン・EALSPORTA×TANABEの4モデルあります。ローダウンのおススメは、「SUSTEC PRO CR」モデルです。ねじ式で減衰力調整なしの車高調ですが、コストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。

    ショックアブソーバー内部のバルブシステムにより、街乗りで不快なごつごつ感を大幅に軽減し、ほどよくローダウン出来るというのが特徴になってます。

    4.HKS

    HKS

    HKSは、車の車高調やマフラー、ターボチャージャーやレース用エンジンなど幅広くチューニングパーツを製造・販売しています。車高調は比較的高価なものが多いですが、性能の高さや乗り心地の良さなどから多くの人気があります。

    9モデルの車高調が販売されており、その中でも「HYPER MAX S」というモデルがおススメです。全長調整式で30段の減衰力調整式の車高調です。HKSの技術が詰め込まれ、高性能で高耐久な仕上がりとなっています。

    スポーツカーからミニバンまで幅広い車種に対応しており、コーナリングの安定性や直進安定性、揺れの収束の早さや快適な乗り心地を体感できます。

    6.メーカーを選ぶポイントは?

    point-7

    選ぶポイントで一番大切なのが、お客様自身が何を重視してカスタムしていくのかを明確にして行く事です。

    車高の高さ・乗り心地・走行性能などどこに重きを置くのかで車高調も変わってきます。どこを重視するかを決めたら、メーカー→モデルの順番に絞り込みます。

    ここから注意して頂きたいことがあります。それは、適合車種を必ず確認してください。もう一つ注意して頂きたいことは、「4.ローダウンをするうえで知っておくこと」にも書いてある、最低地上高9cm以上を確保してください。

    もし不安な場合はぜひ、タイヤワールド館BESTまでお問い合わせください。

    7.まとめ

    今回はローダウンについて解説しました。車高を下げるにはさまざまなパーツがありどんな乗り心地が良いのか?予算はどのくらいなのか販売員に相談しながら決めることをおすすめ致します。
    また足廻り交換後はアライメント調整を行い車のバランスをととのえましょう。最後までご覧頂きありがとうございました。

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    ホイールの基礎知識 ライターチーム インチアップ インチダウン

    夏と冬でタイヤのサイズが違うのは大丈夫?サイズ変更のメリットやデメリットを紹介

    「夏タイヤと冬タイヤを交換する際に、サイズが違うのは大丈夫?」このような疑問を持っていませんか?

    タイヤのサイズを変更することで、車の走行にどのような影響があるのか気になる方もいるでしょう。サイズを大きくするか、小さくするかも悩みますよね。

    本記事では、夏と冬で違うサイズのタイヤを装着するメリットやデメリット、装着時の注意点などを紹介します。

    夏と冬で違うサイズのタイヤを装着しようと考えている方には参考になる内容なので、ぜひご覧ください。

    夏タイヤと冬タイヤではそもそもサイズが違う?

    夏タイヤと冬タイヤではそもそもサイズが違う?

    タイヤは夏用と冬用で表示インチは同じでも、実物はサイズ(横幅)が異なる場合があります。
    サイズの誤差についてはJATMA(日本自動車タイヤ協会)が規定する範囲内なので、とくに問題はありません。

    一般的に夏用よりも冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)のほうが大きく設計されています。なぜならスタッドレスタイヤのデザインは、夏タイヤよりもタイヤのショルダー部分を角ばっているからです。

    ショルダー部分を角ばったデザインにすることで、地面への設置面が増えてグリップ力がアップします。

    夏用と冬用タイヤは同じサイズ表記でも、実際には性能面の違いによってデザインが異なり、サイズが違うように見えることもあります。

    夏タイヤと冬タイヤはサイズが違っても大丈夫?

    夏タイヤと冬タイヤはサイズが違っても大丈夫?

    同じサイズ表記でも夏用よりも冬用タイヤのほうが、デザインや性能の関係上、大きく設計されています。

    ではデザインや性能など関係なく、夏用と冬用で異なるサイズのタイヤを装着することはできるのでしょうか。

    サイズが異なるタイヤの交換は可能ですが、本記事でも紹介している「夏と冬でサイズが違うタイヤを装着する場合の注意点」を把握したうえでタイヤ交換することが大切です。

    タイヤのサイズ変更は、グリップ力や乗り心地など走行に影響を与える可能性があります。そのなかには、いい影響もあれば悪い影響もあるでしょう。

    タイヤのサイズを変更することで、自分好みのデザインを楽しめるメリットがあります。ただし、走行性能が低下する恐れもあるため、メリットとデメリットを考慮してサイズ変更することが大切です。

    夏と冬でサイズが違うタイヤを装着する場合は2つの方法がある

    夏と冬でサイズが違うタイヤを装着する場合は2つの方法がある

    夏と冬でサイズが違うタイヤを装着する方法は、以下の2つです。

    ● 小さいサイズから大きいサイズに変更するインチアップ
    ● 大きいサイズから小さいサイズに変更するインチダウン

    なおここで紹介するサイズ変更は、あくまでホイールサイズを変えてタイヤの見た目を変化させることです。

    それぞれの変更方法について、確認しましょう。

    小さいサイズから大きいサイズに変更するインチアップ

    インチアップとは、タイヤのサイズはそのままでホイールのみを大きくしタイヤの厚みを薄くすることです。

    タイヤ自体のサイズは変わりませんが、ホイールを大きくすることでタイヤ全体の見た目サイズは変わります。

    インチアップのメリットとデメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

    なお、インチアップのメリットとデメリットについては、以下の記事でも紹介しています。

    インチアップのメリット

    インチアップには、以下のメリットがあります。

    ● 見た目がかっこよくなる
    ● ハンドリングの反応が早くなる
    ● グリップやブレーキ性能などが向上する


    インチアップにより見た目のサイズが大きくなることで、足元が締まったデザインでかっこよく見えます。

    また、インチアップによりハンドリングの反応が早くなるため、車の向きを変える際のクイックなハンドル操作が好きな方におすすめです。

    さらにタイヤが薄くなり設置面が広くなることで、グリップやブレーキ性能の向上も見込めるでしょう。

    インチアップのデメリット

    一方インチアップのデメリットは、以下のとおりです。

    ● 乗り心地が悪く感じる可能性がある
    ● 燃費が悪化する可能性がある
    ● タイヤとフェンダーの間に隙間ができる

    インチアップはタイヤの幅が広くなるため、騒音が大きくなったりハンドルが重く感じたりする恐れがあります。

    タイヤの接地面が増えて抵抗が増加することで、燃費の悪化につながる可能性もあるでしょう。

    またインチアップしてもタイヤの外径は変わらず薄くなるだけなので、タイヤとフェンダー部分に隙間が生じます。

    大きいサイズから小さいサイズに変更するインチダウン

    インチダウンとは、タイヤのサイズは変えずにホイールのみサイズダウンすることでタイヤの厚みを出すことを指します。

    インチアップとは異なる効果があるため、目的に合わせたインチダウンが重要です。インチダウンのメリットとデメリットについても、それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。

    なお、インチダウンについては、以下の記事でも紹介しているので参考にしてください。

    インチダウンのメリット

    インチダウンのメリットには、以下の2点があります。

    ● サイズダウンにより購入価格が下がる
    ● ソフトな乗り心地になる

    インチダウンすることでホイールのサイズが小さくなり、購入価格が安く済む可能性があります。もちろん必ずではありませんが、安く購入したい方にはおすすめの選択肢のひとつでしょう。

    またタイヤの接地面が少なくなることで、車への振動が減り、ソフトな乗り心地になるのもメリットです。

    インチダウンのデメリット

    インチダウンすることで、以下のデメリットにつながる可能性があります。

    ● 見た目が小さくなりかっこ悪く感じる
    ● 走行時にふらつきやすくなる

    見た目に関しては人それぞれ好みは異なりますが、インチダウンで見た目のサイズが小さくなると緩い印象になり、スタイリッシュで引き締まった印象とはかけ離れます。

    またタイヤにたわみが生じることで、走行時のふらつきや不安定なコーナリングにつながる恐れがあるでしょう。

    それぞれのメリット・デメリットを把握し、ご自身の好みに合わせて選択しましょう。

    夏と冬でサイズが違うタイヤを装着する場合の注意点

    夏と冬でサイズが違うタイヤを装着する場合の注意点

    夏と冬でサイズが違うタイヤを装着する場合の注意点は、以下の5つです。

    1. 荷重指数を下げない
    2. タイヤの外径を変えない
    3. 車体に干渉しないサイズを選ぶ
    4. ボディからタイヤがはみ出しすぎない
    5. 空気圧を確認する

    それぞれ具体的な内容を解説するので、サイズの違うタイヤを交換する際の参考にしてください。

    なおここで紹介するサイズ変更は、タイヤ自体のサイズ変更ではなく、ホイールサイズを変更することでタイヤの見た目や性能が変わることを指します。

    1.荷重指数を下げない

    荷重指数とは「ロードインデックス」ともいわれており、タイヤが支えられる重さを示す数字です。

    たとえば、『205/50R16 87V』のようなタイヤのサイズ表記なら、ロードインデックスは「87」で、タイヤが支えられる重さは545kgです。

    ロードインデックスが足りないと、走行中タイヤにアクシデントが発生する恐れがあります。

    ロードインデックスについては、以下の記事を参考にしてください。

    2.タイヤの外径を変えない

    インチアップやインチダウンによりタイヤホイールのサイズを変更する場合、タイヤの直径である外径を変えないことが重要です。

    なぜならタイヤの外径が大きすぎると、タイヤが車体に接触し、走行中の損傷やバーストなどのリスクが高まるからです。

    また、スピードメーターや走行距離に誤差が生じる恐れもあるため、タイヤのサイズは外径はできるだけ差を出さないように注意しましょう。

    3.車体に干渉しないサイズを選ぶ

    タイヤホイールのサイズを変更する場合、車体に干渉しないサイズを選ぶことが重要です。車体に干渉するサイズを装着すると、走行時のトラブルだけでなく車検に通らない可能性もあります。

    とくにフロントタイヤの場合はハンドリングの際に車体に干渉しやすいため、思い切りハンドルを切っても問題ないか確認することが大切です。

    ご自身で判断するのが難しい場合、ディーラーやカー用品店などの専門スタッフに相談しましょう。

    4.ボディからタイヤがはみ出しすぎない

    タイヤホイールのサイズを変更する場合、車体への干渉以外にも横側にタイヤが突出しすぎないよう配慮することが大切です。

    もっとも外側がタイヤ部分の場合は10mm未満までの突出なら問題ありませんが、それ以上の突出がある場合車検に通りません。

    なお10mm未満の突出でもホイールがタイヤ部分よりもはみ出している場合、車検に合格できないので事前に確認しましょう。

    5.空気圧を確認する

    インチアップする場合はタイヤの厚みが薄くなるため、タイヤの空気圧が下がります。

    タイヤの厚みが薄くなっただけでは、見た目から空気圧の変化はわかりません。そのためインチアップした後は、エアゲージを使い空気圧を数値で確認しましょう。

    空気圧が低い状態が続くとタイヤが車を支えるための耐久力が落ちていき、タイヤのパンクや走行時の安定性の低下などにつながります。

    タイヤホイールのサイズ変更にかかわらず、空気圧は定期的にチェックして安全な状態で運転しましょう。

    タイヤのサイズに関するよくある質問

    タイヤのサイズに関するよくある質問

    タイヤのサイズに関するよくある質問は、以下の3つです。

    1. 前後でタイヤのサイズが違うのは大丈夫?
    2. スタッドレスタイヤはインチダウンしたほうがいい?
    3. タイヤサイズの見方は?

    それぞれの質問に対し、わかりやすく回答します。

    1.前後でタイヤのサイズが違うのは大丈夫?

    前後でタイヤのサイズが違うこと自体は、とくに問題はありません。

    たとえばスポーツカーの場合、駆動力を効率よく路面に伝えるために前後のタイヤサイズを変えることがあります。

    ただし、前後で性能があまりにも違うタイヤを装着したりサイズが違いすぎるものを合わせたりすると、走行が不安定になる恐れがあるため避けたほうがいいでしょう。

    2.スタッドレスタイヤはインチダウンしたほうがいい?

    スタッドレスタイヤを装着する際、必ずしもインチダウンすべきではありませんが、インチダウンすることで以下の効果が期待できます。

    ● タイヤの幅が小さくなる
    ● 車の重さが一点に集中しやすくなる
    ● 接地面の圧力が増えることで雪道で滑りにくくなる

    ただし、それほど大きな変化ではないため、好みで選択しましょう。

    3.タイヤサイズの見方は?

    タイヤサイズは「175/65R14 82S」のような表記で示され、それぞれ以下のような意味を持っています。

    表記記号 意味
    175 タイヤの幅を表す数字(175mm)
    65 タイヤの断面層に対する高さの比率を表す扁平率(65%)
    R ラジアル構造のタイヤであることを示す記号(内部の繊維層が進行方向に対して直角に編み込まれている)
    14 リム径といわれるホイールの直径を示す数字(14インチ)
    82 ロードインデックスといわれるタイヤが耐えられる重さの指標を表す数字(82=475kg)
    S そのタイヤが走行できる最大速度を表す(S=時速180km)

    それぞれの記号の詳細をはじめ、タイヤサイズの見方については以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

    夏タイヤと冬タイヤはサイズが違うものを装着しても大丈夫

    夏タイヤと冬タイヤはサイズが違うものを装着しても大丈夫

    夏タイヤと冬タイヤでは、設計上の理由やメーカーの違いなどによってサイズが異なります。走行において、サイズが異なることによる問題はとくにありません。

    夏から冬へ向けてスタッドレスタイヤに変更する場合、インチアップやインチダウンなど、意図的にホイールのサイズを変更することも可能です。

    ホイールのサイズ変更は乗り心地や走行性能に影響を及ぼすため、目的に合ったサイズ変更を行いましょう。

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    タイヤワールド館ベストは全全国に約4,000の提携店舗があり、タイヤに関する相談を随時受け付けております。

    ホイールのサイズ変更をはじめ、タイヤに関するさまざまなことにお悩みの方は、タイヤワールド館ベストの提携店舗を検索して、ぜひお気軽にご相談ください。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

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    多賀城店
    多賀城店
    TEL: 022-366-7811
    住所:宮城県多賀城市八幡1-1-5
    アクセス:仙台国道45号線沿い
    営業時間:10:00~19:00
    カテゴリー
    ニュース・インタビュー インチアップ インチダウン 車高調

    TEINスペシャルインタビュー

    プロフィール

    株式会社TEIN
    沼田 啓資さん

    タイヤワールド館ベストを数十年担当してくれている沼田さん。知識豊富で無くてはならない存在です!

    TEINの商品はクオリティが高いのにお手頃な価格で購入できる理由を教えて下さい

    TEIN工場

    TEINは自社工場生産をおこなっており、製造・品質管理のコストダウンが可能となっています。

    TEINでは自社設計の生産設備を多く導入しております。車高調メーカーにもよるのですが外部に委託を行っている場合には外注コストがかかるためその分低コストでの提供が難しくなります。テインでは自社で生産・製造を行っているのでコストを抑えて提供することが可能です。

    TEINの商品が優れている点や独自の技術を教えて下さい

    ハイドロバンプストッパー

    TEINの独自技術としてハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S)という技術を独自で開発しています。

    一般的な製品の場合、段差を通過する際にバンプラバーの衝撃があるので大きな突き上げが起こり車が下から突き上げられるげられる症状が続いて、挙動が収まるまでに時間がかかります。

    H.B.Sを使用した製品の場合には衝撃をしなやかに受け止め跳ね上げられることも少なく短時間で挙動が落ち着きます。そのためフル乗車や荷物満載のミニバンでもギャップを通過する時の不快な衝撃を軽減し、全席において快適な乗り心地を保つことができます。

    ハイドロバンプストッパー

    但し、これは一般的な車高調に対しての優位性となるので純正より乗り心地がさらに良くなるという分けではありませんのでご注意下さい。

    他社さんではHBSのような技術は搭載されていないのでしょうか?

    専売特許というわけではないのでメーカーによっては似たような技術を搭載している車高調もあります。もともとラリーシーンから競技ベースでできた技術で、ラリーなどでスピードを出し飛んだときにいち早く安定させ、またすぐに走りだせるように設計しています。

    とくにミニバンは2列目3列目の体感がだいぶ変わるのではないかと思います。

    車高調を付けるメリットデメリットを教えて下さい

    メリットデメリット

    やはりメリットとデメリットがあります。
    メリット デメリット
    走行時のハンドリングの向上 乗り心地が硬くなる傾向がある
    自分好みに車高を変えることができる 下回りを擦る場合があるので注意が必要
    ドレスアップ効果が得られる 純正と構造が異なるので音が出る場合がある
    純正の乗り味を変えられる(減衰力調整)

    車高を下げるとかっこよくはなりますがデメリットも覚えてて頂けると良いですね。

    複筒式・単筒式の違いについて教えて下さい

    単筒式と復筒式

    ショックアブソーバーに使われている筒の数の違いで、単筒式は1本の筒の中にオイルやガス、ピストンバルブなどが入っているタイプ。複筒式は外側のケースの中にもう1本シリンダーが入っていてその中をピストンバルブが上下するタイプとなる事から複筒式と呼ばれています。

    メーカーさんによっては単筒式しかない所もありますが、テインでは用途によって両方のタイプを使い分けて制作しております。

    それぞれ優れている点を教えて下さい

    大きく分けると単筒式はスポーツカーメインで考えています。放熱性が良く減衰力の特性をだしやすいという部分があります。

    街乗りのメインの場合は複筒式がおすすめです。二重構造になっているので傷が入ってしてもショックアブソーバーとして機能できます。ガスが入っているので大きく下までストロークする事は出来ないのですがTEINの複筒式の車高調は下の方までストロークさせることができるので乗り心地が比較的良い傾向にあります。

    自分に合った車高調の選び方を教えて下さい

    車高調の説明

    乗り心地や価格など何を重視するかによって選ぶ商品は変わります。TEINでは様々な種類の車高調をご準備しています。

    スポーツカーでコーナーを責めたい人

    全長調整式サーキットスペック車高調をおすすめします。スポーツ走行に適した基本スプリングレートの設定や減衰力チューニングを施しました。サーキット走行の頻度が高いお客様にご満足いただけると思います。

    サーキットスペック車高調

    できるだけ価格を抑えたい人

    部品の一部を純正のものを使っていただくタイプ、ネジ調整式減衰力固定タイプがおすすめです。価格が抑えたい方におすすめです。

    ネジ式減衰力固定

    街乗りメインの人

    乗り味のマイルドさが欲しいと思うので全調整式ストリートスペック車高調がおすすめ。
    価格以上の性能でご満足頂けると思います。

    ストリート系全長調整式

    出来るだけ乗り心地が良いものを買いたい人

    車高を下げたいというより純正の乗り心地が硬いと感じている方には純正形状タイプがおすすめです。

    純正形状乗り心地

    お客様が1番何を重視するかによって選ぶ商品が変わってくるので購入の際は販売店にご相談頂ければと思います。

    減衰力調整とは何ですか?

    減衰力調整画像

    乗り心地を柔らかくしたり硬くしたり調整できるものです。

    乗車人数やどこを走行するかその状況によって乗り心地を硬くしたり柔らかくしたりできる
    調整の事です。

    シーン別乗り心地

    減衰力調整は全ての商品に搭載されているのでしょうか?

    減衰力調整はリーズナブルモデルには非搭載となっています。

    どんな時に減衰力を変えるのか?

    乗車人数や、走る場所・・例えば街乗りや山道走行時など使用シーンに合わせて変えます。例えば乗車人数が多い時は硬くした方が後部座席のふらつきが軽減されるなど。

    減衰力調整を選んだ方が良い人

    運転を楽しみたい人、ご家族を乗せる機会が多い方。車でのお出かけ機会が多い方は減衰力調整があった方が良いでしょう!乗り心地が悪いと車に酔ってしまう事もあります。

    自分で減衰力調整はできるのか?

    基本的には可能です。しかし車種によっては調整部分が隠れてしまうので困難な場合もあるので別売りの商品にはなりますが、運転席に座ったままで減衰力を操作できるEDFCコントローラーというものがあります

    画像の説明


    気軽に減衰力が変えることができるのでとても便利です。

    車高を下げた時ライトが照らす範囲が狭まった様な感じがするのですがローダウンは関係していますか?

    ローダウン時起きること

    関係しています!最近の車は自動で光軸調整を行ってしまう事が要因となっています。

    近年の車にはオートレベリング機能が搭載されている車種が増えてきており、ローダウンした際に車両側のセンサーが【ライトが上向きになっている】と勘違いをしてしまい対向車がまぶしくならない様、自動で光軸をさげる調整を行ってしまうためライトが手前からしか照らさない状態になってしまう場合があります。

    対処法としては、調整式オートレベライザーロッドを装着することでセンサーを補正し適正な照射範囲へと修正を行うことが出来ます。

    オートレベライザー-1

    テインでは今までラインナップがありませんでしたが多くのご要望があり、現在開発準備中となります。

    リフトアップする方が増えていますがTEINからはどんな商品が発売されていますか?

    リフトアップしたデリカの画像

    ネジ式タイプの商品とショックを交換するだけでリフトアップできる商品をご準備しています。

    ストリートアドバンスZ4

    1インチアップのネジ式車高調整タイプの車高調

    ストリートアドバンスZ4

    エンデュラプロHCプラス

    ショックアブソーバを交換するだけで車高が20mmアップ

    エンデュラプロHCプロ

    リフトアップするメリット・デメリットを教えて下さい

    メリデメ

    リフトアップのメリットは主に2つずつあります。
    メリット デメリット
    ロードクリアランスが確保され、悪路の走破性が良くなる 重心が高くなりカーブなどで物理的に横転し易くなる
    アイポイントが高くなり視界を広く確保できる 走行中に風の影響を受けやすくなり純正よりもふらついてしまう場合がある

    ローダウン同様、リフトアップにもメリットデメリットがあります。ご理解頂いた上でご購入を頂けるとより満足できるかと思います。

    ダウンサスも種類がありますがそれぞれどんな特徴があるのでしょうか?

    商談風景

    乗り心地を変えたくない、下げ幅重視の2種類ご準備しています。

    下げ幅重視タイプのダウンサス

    S.TECH(エステク)

    サステック

    突き上げ軽減・適度なダウン量のダウンサス

    HIGH.TECH(ハイテク)

    ハイテク

    ダウンサスを入れた時異音がするという声がありますが原因や解消法を教えて下さい

    異音

    純正のバランスを変えてしまうので車体側のゴムブッシュ部分などから音が出ることがあります。

    原因はさまざまありますが、他にもスプリングが縮んだ時に、金属同士が接触してしまうような場合にも異音が出ることがあります。

    異音の解消方法

    解消しきれない場合もあるので軽減策となりますが、ます車体側ゴムブッシュ部分から音が出ている場合は、一旦ゴムブッシュ部分を開放し車両側に荷重がかかった状態で再度締め付けを行うと純正のバランスに近づけることができ音が軽減されます。

    スプリングの金属同士の接触音の場合には
    「スプリング消音シート」という部分を追加装着する事で軽減できる場合もあります。

    サイレントラバー

    TEINの補償内容や期間を教えて下さい

    製品保障3年、または6万キロ⁺固着保障3年となります

    保障内容

    製品にもよりますが、競技用を除く車高調製品の保障は
    「製品保障3年、又は6万キロ⁺固着保障3年」となります。数年前までは「製品保証1年、又は2万キロ保障」のみでしたが品質の向上に伴い現在の保障内容に延長されています。

    車高調・ダウンサスを検討している方にここは気を付けて!というポイントを教えて下さい

    TEIN画像

    様々な製品が乱立されております。安全に関わる部分なので購入・取付店舗は吟味した方が良いでしょう。

    残念ながら粗悪な製品も多くみられるようになってきました。足回りは安全に関わる部品となるので購入や取付はタイヤワールド館ベストのような販売実績・作業経験豊富な足回りのプロショップへ相談されるのが安心・安全かと思います。

    まとめ

    車高調にも沢山種類があり、どんなシーンで使う事が多いのか?求める性能によって適切な車高調を選ぶことで毎日の運転がより楽しくなりそうですね!車高調・ダウンサスをご検討されている皆様ぜひTEINの車高調はいかがでしょうか?

    沼田さん本日は貴重なお話をありがとうございました!

    記念撮影

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    西多賀店 コンパクトカー インチアップ

    パッソをインチアップ!おすすめタイヤ・ホイール紹介!

    パッソは丸みを帯びたデザインで可愛らしさもありますが、カスタム次第では可愛いイメージから格好良いイメージに仕上げることも可能です!

    今回はそんなトヨタ・パッソをインチアップするメリットやおすすめのサマータイヤとホイールをご紹介致します。

    パッソをインチアップするメリット

    インチアップするにはメリットもあればデメリットもあります。それぞれのメリデメを解説していきたいと思います!

    見た目が格段にグレードアップする

    メリットとして一番に上げられるのがインチアップをすることでホイールが大きくなり、見た目がカッコよくなります。インチアップする理由として最も多いのがこのメリットではないでしょうか?

    単純にホイールが大きく見えるだけでなく、ホイールデザインも好みのものに変えることでさらにカッコよく仕上がり、足元が締まって見えます。

    ハンドル・運転走行が安定する

    インチアップを行うとタイヤのサイドウォールが薄くなり幅も広がります。その結果タイヤがヨレにくくなるため、操舵に対するレスポンスが良くなります。クイックなハンドリングが好みの人にとってはメリットになるでしょう。

    ただし、人によってはクイックすぎて逆にシビアに感じられることもあります。ルーズなハンドリングが好みの人はあまり極端なインチアップは行わない方が良いでしょう。

    パッソの純正タイヤ・ホイールサイズとインチアップした時のマッチング

    純正タイヤ・ホイールサイズ

    型式 純正タイヤサイズ 純正ホイールサイズ
    KGC30・NGC30 155/80R13 13×4.5J +35
    165/70R14 14x5J +40
    165/65R14 14x5J +40
    M700A・M710A 165/65R14 14x5J +35
    175/55R15 15x6J +40

    グレード、型式によりサイズが異なります。

    インチアップ時のマッチング

    型式 純正タイヤサイズ 純正ホイールサイズ
    KGC30・NGC30 165/60R15 15x6J +42
    M700A・M710A 165/50R16 16×6.5J +40

    パッソのインチアップにおすすめサマータイヤ

    【DUNLOP】LE MANS V+(ル・マンファイブプラス)

    LM5+ 画像

    ダンロップの特許技術であるサイレントコア(特殊吸音スポンジ)がタイヤ内部の空気振動に起因するノイズ(空洞共鳴音)を
    低減し高い「静粛性能」を実現してくれます。この特殊吸音スポンジとは、タイヤの内側にスポンジが取付けられていて、このスポンジが嫌な音を吸収し軽減させてくれています。毎日乗る方ですと快適な方が良いですよね!

    またSINOBIテクノロジーによってサイドウォール全体がたわみ、路面からの衝撃を効果的に吸収してくれるので乗り心地がとてもしなやかです。

    【TOYO】トランパスLuk

    トランパスLuk

    サイドの作りがしっかりできているのでふらつきに強く安定した走りと快適な乗り心地が魅力的です。軽自動車用のタイヤになりますが、165/50R16であればパッソにも適合しているのでご検討ください!

    【ブリヂストン】POTENZA Adrenalin RE004(ポテンザ アドレナリン・アールイー・ゼロ・ゼロ・フォー)

    ポテンザ RE004

    ブリヂストンが手掛ける、カジュアルスポーツタイヤ。高い操縦安定性と転がり抵抗低減を両立し、高レベルのハンドリングを両立してくれます!雨の日も安心して走れるタイヤなので、いつものドライブが楽しくなること間違いナシです!

    パッソのカスタムにおすすめのアルミホイール

    【weds】ウェッズアドベンチャーMUD VANCE 06

    マッドヴァンス06

    1ピース構造ですがまるでリムとディスク面を別々に作成されたかの様な凝ったデザインです。マッド系のホイールを装着するとクロカン系の格好良いカスタムにすることが出来ます。

    カラー展開も3色あるので様々なテイストに出来るのもポイントです。

    【カラー設定】
    ・フルマットブラック
    ・マットブラックポリッシュ
    ・ブラックポリッシュブロンズクリア

    【サイズ設定】
    ・12inch
    ・14inch
    ・15inch
    ・16inch
    ・17inch
    ・18inch

    ↓ 装着画像はこちら!

    マッドヴァンス06

    【WORK】Seeker CX

    シーカーCX ホイール画像

    直線と曲線で構成される交差するクロスメッシュデザイン。
    「ネオクラシカル」スタイル。他のメッシュデザインとは少し違た個性的なデザインが注目後抜群!

    【カラー設定】
    ・カットクリア
    ・マットブラック

    【サイズ設定】
    ・16inch
    ・17inch
    ・18inch

    ↓ 装着画像はこちら!

    シーカー 装着画像

    【RAYS】VOLK RACING TE37KCR PROGRESSIVE MODEL

    TE37 ホイール画像

    RAYSのヴォルクレーシングシリーズは軽くて剛性が高く無駄のない洗練されたデザインで長い間、幅広い世代の方を魅了しているシリーズです。パッソの足元が一気にスポーティに仕上がり、ヴォルクレーシングを知っている人が見たら【おっ?!】と思われること間違いなしです!

    【カラー設定】
    ・ブラック/リムFDMC(KF)
    ・シャイニングブラックメタル/リムFDMC(HF)

    【サイズ設定】
    ・15inch
    ・16inch

    ↓ 装着画像はこちら!

    TE37 装着画像

    【ENKEI】PerformanceLine PF01

    PF01 ホイール画像

    シンプル2×5本スポークで繊細かつスポーティーさも忘れないデザインで格好良くカスタムしたい方におすすめです。ENKEIといえばメイドインジャパン!ホイールの品質は言うまでもありませんが・・最高レベルです。

    【カラー設定】
    ・スパークルシルバー
    ・マットブラック
    ・ゴールド

    【サイズ設定】
    ・15inch
    ・16inch
    ・17inch
    ・18inch

    ↓ 装着画像はこちら!

    PF01 装着画像

    【クリムソン】DEAN CROSS COUNTRY

    DEAN CROSS COUNTRY

    まんまるデザインが目を引くレトロ感満載で人気なホイール。
    可愛らしい系でも格好良い系でももってこいのデザインです。

    【カラー設定】
    ・マーガレットホワイト
    ・マットブラック
    ・バーニッシュグレー

    【サイズ設定】
    ・14inch
    ・15inch
    ・16inch
    ・17inch

    ↓ 装着画像はこちら!

    クロスカントリー

    【KYOHO】シャレン オールドスクール

    SHALLEN STAR 画像

    ピアスボルトやリム等によってレトロ感溢れるデザインとなります。また星型の様なモチーフも可愛らしさがありポイントです!
    また星型の様なモチーフも可愛らしさがありポイントです!
    1980年代に流行したデザインで懐かしいと感じる方も多いのではないでしょうか?

    【カラー設定】
    ・サンセットオレンジ
    ・チェリーピンク
    ・カクテルグレープ
    ・カリビアンブルー
    ・アイスシルバー(Sil/PO)

    【サイズ設定】
    ・16inch
    ・17inch
    ※いずれも4/100のみ

    ↓ 装着画像はこちら!

    この記事のまとめ

    今回はトヨタ・パッソにおすすめなカスタムホイールと夏タイヤについてご紹介致しました。パッソはコンパクトで可愛らしい印象もありますが、カスタム次第では格好良くもアレンジ出来ます。しかしタイヤ・ホイールにも様々な種類があり、どれを選んで良いのかと迷ってしまいますよね…

    お客様の用途に合わせたタイヤ・ホイール選びの参考になればと思います。ぜひご相談ください!

    皆様のご来店を心よりお待ちしております!

    カテゴリー
    アルファード 仙台本店 ミニバン インチアップ

    新型アルファード・ヴェルファイアにおすすめしたい高級ブランドホイール

    皆さんおはこんばんにちは!今回は新型のアルファード・ヴェルファイアにおすすめしたい人気高級ブランドホイールをピックアップしました。新型アルファード・ヴェルファイア用のタイヤホイールを購入するにあたり気を付けなければいけない注意点やよくある質問などまとめました記事の後半ではインチアップするときに絶対に気を付けなければ行けない事を書いているので是非最後までご覧ください!

    新型アルファード・ヴェルファイアのグレード別タイヤ・ホイールサイズ表

    ヴェルファイアの純正タイヤ&ホイールサイズ
    新型アルファード・ヴェルファイアはグレードや標準仕様・メーカーオプション仕様によってサイズが異なりますので購入の際はご注意ください。

    新型アルファードサイズ表

    グレード タイヤサイズ ホイールサイズ
    Executive Lounge(標準) 225/65R17 102H 17×6.5J 5×120+40 (スパッタリング塗装)
    Executive Lounge(メーカーオプション) 225/55R19 103H XL 19×7J 5×120+40(切削光輝+ブラック塗装)
    Zグレード(標準) 225/60R18 100H 18×7J 5×120+40 (スーパークロームメタリック塗装)
    Zグレード(メーカーオプション) 225/65R17 102H 17×6.5J 5×120+40 (シルバーメタリック塗装)

    新型ヴェルファイアサイズ表

    グレード タイヤサイズ ホイールサイズ
    Executive Lounge(標準) 225/55R19 103H XLH 19×7J 5×120+40(切削光輝+ブラック塗装)
    Executive Lounge(メーカーオプション) 225/65R17 102H 17×6.5J 5×120+40 (スパッタリング塗装)
    Zグレード(標準) 225/60R18 100H 18×7J 5×120+40 (スーパークロームメタリック塗装)
    Zグレード(メーカーオプション) 225/65R17 102H 17×6.5J 5×120+40 (シルバーメタリック塗装)

    前型のアルファード・ヴェルファイアから新型になり変わった部分

    大きく変わった部分はアルミホイールのPCDです。

    PCDが114から120に変更になった

    PCDとはPitch Circle Diameter(ピッチサークル・ダイアメーター)の略になります。PCDはホイールのボルト穴の中心線を結んだ時にできる円の直径になります。この間隔が114.3から120に変更になっているので30型アルヴェルからの流用は【不可】となります。

    画像の説明

    なぜPCDを120にする必要があったのか?

    今回の新型アルヴェルでは、純正ホイールのボルト穴間の直径がこれまでの「114.3」から「120」に変更されました。車重が少し重くなったなどが要因と言われています。輸入車なども車体が重いので120ピッチを採用している車もありますね!

    新型アルファード・ヴェルファイアにおすすめの人気高級ブランドホイール

    今回は、以下の人気高級ブランドホイールをご紹介していきます。

    1. RAYS VERSUS VOUGE LIMITED VERSUS VOUGE
    2. RAYS HOMURA 2×9R(鋳造1ピースホイール)
    3. WORK EMITZ(鋳造2ピース)
    4. weds MAVERICK 1613M(鋳造2ピース)
    5. WORK ZEAST ST2(鋳造2ピース)

    ※参考サイズになりますので詳細はお問合せ下さい。

    1.RAYS VERSUS VOUGE LIMITED VERSUS VOUGE(鋳造1ピース)


    デザインによるコントラストとマルチレイヤーによる”新たな煌めき”

    高級感を演出する輝きのある「クロモイタリアーノ」を更に加工することによりコントラストを生み出した「クロモイブリード」。そして2024年新たにクラフトコレクションに加わるカラー「ダイヤモンドカット/サイドグラスブラック/スモーククリア」があります。

    まるでガラスが散りばめられたようなベースのブラックは、大人の美しさを演出します。

    サイズ設定※():ハブクリアランス/mm
    20×8.5J 5/120+38(54)もしくは+45(47)
    カラー設定
    BD2(ブラックディアマンテ2)
    GX(グロッシーブラック)
    RB(クロモイタリアーノ)
    DR(クロモイブリード)
    タイヤサイズ
    245/45R20

    2.RAYS HOMURA 2×9R(鋳造1ピースホイール)


    NEWモデル

    時代の流れと共に、プレミアムカーのボディマスやタイヤの外径、そしてエクステリアデザインが変容しています。かつての曲線から、より多面的で多角的なデザインへと進化しています。そこでHOMURAのフラッグシップモデル 2×9のデザインを継承しつつ、新たな要素としてペンタゴンデザインが取り入れられました。

    リムエンドに配置されたスクエア状の意匠とガルウィング、視覚効果としてボディとのデザインの一体感を生み出してくれます。

    サイズ設定 ※():ハブクリアランス/mm
    20×8.5J 5/120+38(40)もしくは+45(38)
    21×9J 5/120+38(40)もしくは+45(33)
    カラー設定
    BNJ(グロッシーブラック)
    QAJ/HDJ<21″&22″>(DMC/サイドグレイスシルバー)
    タイヤサイズ
    245/45R20
    245/40R21 ※エキストラロードのタイヤを必ず使用

    3. WORK EMITZ(鋳造2ピース)


    まばゆい輝きは新たなる可能性。

    足元に畏敬の念と不可侵の重厚さを与えてくれる。時代を超えて受け継がれる、神璽ここに再臨しました!クラシカルなデザインがたまらないアルミホイールです。

    また、サイズも豊富で、お客様の好みで自由なカスタムが可能なのも魅力の一つ!

    サイズ設定
    2ピースのため是非、仙台本店までお問合せ下さい!!!
    カラー設定
    BP(ブラックカットクリア)
    C(クロームメッキ)
    オプション
    エアバルブ・ピアスボルト・リム・特殊P.C.D
    タイヤサイズ
    225/55R19
    245/45R20
    245/40R21 ※エキストラロードのタイヤを必ず使用

    4. weds MAVERICK 1613M(鋳造2ピース)

    究極の原点回帰へ。

    奇をてらわない上質な意匠や、ベストマッチングを可能とするオーダーインセットこそマーベリックの強みになっています!!!

    70~80年代にトレンドであって13交点のデザインで、ラウンドディスクとなる点で、低い位置に構えたピアスボルトが圧倒的な奥行きを生み出してくれます!!!

    サイズ設定
    2ピースのため是非、仙台本店までお問合せ下さい!!!
    カラー設定
    HMB(ハイパーメタルブラック)
    サムライゴールド
    グレイスブラック
    オプション
    ピアスボルト
    タイヤサイズ
    225/50R19
    245/45R20
    245/40R21 ※エキストラロードのタイヤを必ず使用

    5. WORK ZEAST ST2(鋳造2ピース)

    マッシブフォルムで堅牢なイメージのプレミアム5スポークデザイン。そしてコンケイブデザインといってセンター部分が凹んでいるデザインになっています。とても高級感がありセダン・ミニバン・スポーツカーなどに最適なアルミホイールです!

    サイズ設定
    2ピースのため是非、仙台本店までお問合せ下さい!!!
    カラー設定
    BUR(ブラッシュド)
    TGP(トランスグレーポリッシュ)
    MBL(マットブラック)
    オプション
    センターキャップ・エアバルブ・ピアスボルト・リム・特殊P.C.D
    タイヤサイズ
    245/45R20
    245/40R21 ※エキストラロードのタイヤを必ず使用

    21インチの部分でエキストラロードタイヤの使用と補足させて頂いておりますが、それはなぜなのか?後半にご説明させて頂きます。

    新型アルファード・ヴェルファイアに関するよくある質問

    質問

    新型のアルファード・ヴェルファイアの購入にあたりよくある質問をまとめました。ぜひ参考にして下さいね。

    1.新型アルファードにレクサスLSのアルミホイールは装着できる?

    装着は可能ですが、インセット+25だとフェンダーからはみ出す可能性があります。車高の高さなどにもよると思いますので一度仮当てを行うのが間違いないでしょう。

    2.新型アルファード・ヴェルファイアを19インチか20インチに乗り心地を落とさずインチアップするにはどちらが良い?

    19インチ・20インチどちらも扁平は薄くなるので乗り心地は大きく変わらないかもしれません。でも乗り心地は妥協できない!そんな時は乗り心地に特化したタイヤにする・衝撃を和らげる車高調を入れることをおすすめしています。19インチ、20インチにすると見た目もかっこよくて乗り心地も良かったらもういう事なしですね!

    3.新型を契約したが、30型のアルファードのタイヤとホイールは買取りできる?

    タイヤワールド館ベスト・アウトレッドユーズド館で買取が可能です。その他の店舗では下取りを行っておりましたので購入予定がある方はぜひご来店下さいませ。

    ベストのタイヤ・ホイール買取!

    ベストのタイヤ・ホイール買取ページへ

    インチアップするときに絶対に気を付けてほしいこと

    注意点

    エグゼクティブラウンジは従来のアルファード・ヴェルファイアよりも車重がありタイヤ・アルミホイールも強度が必要になってくるのでインチアップには注意が必要です。

    車体も大きくなったので20・21・22インチの大口径ホイールが絶対に似合うと思います!注意点を解説していきます。

    20インチへのインチアップは?

    まず20インチは245/45R20というサイズで荷重が103というタイヤが発売されているので問題ありません。
    ただし種類が限られています。

    21インチは普通のタイヤでは強度がたりない?!

    21インチは245/40R21というタイヤサイズになるのですがどのメーカーでも荷重指数は100と
    耐久性を確保できておりませんがエキストラロード規格のタイヤを選ぶことで21インチを装着する事が可能です!その理由を解説してきます!

    ●純正サイズ 225/55R19 103H XL 指定空気圧が260kpa
    ●インチアップサイズ 245/40R21 100 XL

    荷重指数103の指定空気圧が260kpaになり1本あたりのタイヤの負荷能力は800キロになります。

    荷重指数 空気圧(kpa)
    220 210 220 230 240 250 260 270 280 290
    100 595 620 640 665 690 710 735 755 780 800
    103 650 675 700 725 750 775 800 825 850 875

    21インチにアップした時の荷重指数100の場合290kpsdの空気圧を補填することで純正と同じ1本当たり800キロの負荷能力を得ることができます。これはエキストラロードタイヤだからこそ出来ることなのでご注意下さい。

    また、タイヤの空気圧が2.9キロ以上入れてしまうと安全性が確認できておりません。絶対に2.9キロ以上の空気圧を補填することはしないでください。

    22インチへのインチアップは?

    エグゼクティブラウンジに関しては22インチのインチアップはタイヤワールド館ベストではおすすめ致しません。理由としてはタイヤ・ホイールともに強度がクリアできている商品がないからです。

    雑誌などでは22インチを装着しているお車も見かけますが荷重指数をクリアしているタイヤがなくホイールも耐久性が確認できておりません。安全性を確保するためにもインチアップは21インチまでをおすすめします。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか??

    今回は新型アルファード&ヴェルファイアにおすすめしたい高級ブランドホイールを紹介していきました。カスタム豊富なホイールも紹介しました。詳しいカスタムのことが気になりましたら是非、仙台本店にお任せください!!!

    今回の記事で、お客様の最高にイケているお車のドレスアップの参考にしていただけると幸いです!!

    まだまだ魅力的なホイールは沢山ありますが、ホイール選びの参考にしてみてください!!

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    タイヤの基礎知識 ライターチーム インチアップ

    タイヤ幅を狭く変更するとどうなる?注意点やメリット・デメリットも併せて解説

    タイヤの幅を広くすると、車に迫力が出ます。そのため、カスタムする際はタイヤの幅を広くするのが一般的です。では、反対にタイヤの幅を狭くするとどうなるのでしょうか?

    タイヤの幅を狭くすると接地面積が減り、滑りやすい路面でのグリップ力が強くなります。タイヤの幅を変更すると見た目だけでなく、走行面にも影響が出るでしょう。

    そこで当記事では、幅を変更したときのメリット・デメリットや、違反にならないタイヤの特徴を解説しています。

    タイヤだけに限らず、車をカスタムするときは違反にならないよう、注意点や違反になる基準を知っておきましょう。違反にならない範囲を理解しておけば、タイヤの幅を変更してから整備不良で切符を切られてしまうことはないでしょう。

    タイヤの幅を狭くすると滑りにくくなる

    タイヤの幅を狭くすると滑りにくくなる

    タイヤの幅を狭くすると接地面積が減り、滑りにくくなります。そのため、スタッドレスタイヤはインチダウンし、夏タイヤは見た目を考慮して純正サイズかインチアップする方もいます。

    また、接地面積が減るとタイヤの転がり抵抗も減るため、燃費の向上にもつながるでしょう。

    他にも、幅が狭いタイヤはわだちにハンドルが取られにくくなったり、タイヤの値段が安くなったりするのも特徴です。

    タイヤの幅を狭くすると、車の見た目が華奢になるデメリットはありますが、滑りやすい路面やコストの面ではメリットになります。

    タイヤの幅を変更するメリット

    タイヤの幅を変更するメリット

    タイヤの幅を変更するメリットを、インチダウンする場合とインチアップする場合に分けて紹介します。
    それぞれのメリットを知り、自分の希望に合うタイヤサイズを見つけましょう。

    インチダウンする場合

    タイヤ幅を狭くすると、主に以下のようなメリットが得られます。

    ● 滑りやすい路面での走行性能が上がる
    ● 燃費がよくなる
    ● タイヤの値段が安い

    タイヤの幅が狭くなるとゴムの材料費が抑えられるため、タイヤを安く購入できます。そのため、使用期間が短いスタッドレスタイヤは、コストを抑えるためにも幅が狭いタイヤを履くことが多いでしょう。

    タイヤにかかる費用や燃費を気にする方は、タイヤの幅を狭くするのがおすすめです。

    インチアップする場合

    反対にタイヤの幅を広くすると、以下のようなメリットが得られます。

    ● 見た目に迫力が出る
    ● 走行性能がアップする
    ● 走行時の安定感がアップする

    タイヤの幅を広くすると車を後ろから見たとき、地面に踏ん張っているように見えるため、車に迫力が出ます。そのため、ドレスアップする際はタイヤの幅を広くする傾向にあります。

    さらに、タイヤの接地面積が増えるので、直進安定性の向上やカーブ時でもしっかりと地面に食いついてくれるでしょう。

    車の見た目や走行性能を重視する方は、タイヤの幅を広くするのがおすすめです。

    タイヤの幅を変更するデメリット

    タイヤの幅を変更するデメリット

    タイヤの幅を変更するのはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
    メリットよりもデメリットを理解しておくと、タイヤの幅を変更して後悔する可能性は低くなるでしょう。

    インチダウンする場合

    タイヤの幅を狭くした場合のデメリットは以下の通りです。

    ● 走行性能が下がる
    ● 見た目が悪くなる
    ● 車によっては風に煽られるようになる

    タイヤの幅が狭いと接地面積も狭くなるため、走行時の安定性が悪くなります。

    また、背が高いミニバンや軽自動車だと、風に煽られて車体が揺れる場合もあります。とくに、高速道路や大きな橋は風の抵抗を受けやすいため、しっかりハンドルを握り運転に集中しましょう。

    タイヤの幅を狭くすると走行性能が下がり、車もほっそりとした見た目になってしまいます。

    インチアップする場合

    タイヤの幅を広くした場合のデメリットは以下の通りです。

    ● 燃費が悪くなる
    ● タイヤの価格が高くなる
    ● ロードノイズが大きくなる

    タイヤの幅を広くすると、タイヤ自体の価格が高くなります。また、接地面積が増えることで転がり抵抗が増えるので、燃費が悪くなったりロードノイズが大きくなったりします。

    高級車であれば車体が分厚いため、ロードノイズの大きさはあまり気にならないかもしれません。ただ、軽自動車のように車体が薄い車だと、タイヤの音が車内に伝わるため、うるさく感じることもあります。

    インチアップする場合は、迫力ある見た目と引き換えに費用や乗り心地に影響すると理解しておきましょう。

    タイヤの幅を変更するのは違法にはならない

    タイヤの幅を変更するのは違法にはならない

    タイヤサイズやホイールを変更するのは車のドレスアップとして認知されており、ホイールメーカーもさまざまなサイズを販売しています。

    そのため、タイヤの幅を変更すること自体は違反ではありません。実際、街中でもホイールをインチアップしてタイヤのサイズが変わっている車は多く走っています。

    ただ、タイヤには保安基準があり、道路運送車両法で安全に走行できる範囲が定められています。保安基準を守らなければ車検に通らなくなるので、次項で紹介する「違反になるタイヤ」を理解しておきましょう。

    違法になるタイヤとそのリスク

    違法になるタイヤとそのリスク

    違反になるタイヤは以下の通りです。

    1. 車体からはみ出している
    2. スリップサインが出ている
    3. スピードメーターに誤差がある

    どれも安全に走行できないタイヤばかりなので、違反になるタイヤをそのままにしておくリスクとともに解説していきます。タイヤの幅を変更する際には、以下の項目に注意しましょう。

    1.車体からはみ出している

    車体からはみ出しているタイヤは違法

    タイヤ・ホイールがフェンダーより外にはみ出している車は、車検に通らず違反となります。

    はみ出しタイヤに関しては、道路運送車両の保安基準第178条で規定されています。規定では、ホイールの中心から上側の前30度・後ろ50度の範囲を、フェンダー内に収めなければいけません。

    平成29年6月に規定が改正され、10mm未満であればタイヤのはみ出しが認められるようになりましたが、あくまでタイヤのみです。ホイール部分がはみ出してしまうと違反になるため、フェンダーとホイールの出面を合わせるカスタムは違反のままです。

    また、車体からはみ出しているタイヤは車体感覚が変わるため、巻き込み事故や接触事故を起こすリスクが高まります。タイヤの幅を変更する際には、車体からタイヤがはみ出さないようにしましょう。

    2.スリップサインが出ている

    スリップサインが出ているタイヤも車検に通らず、違反となります。スリップサインはタイヤの使用限度を示すもので、サインが出た時点でタイヤとしての機能はありません。

    そのため、雨天時はもちろん乾燥した路面でもブレーキが効きにくく、制動距離が伸びてしまう傾向にあります。スリップサインが出ているタイヤで走行すると、走る・止まる・曲がるの安全性が損なわれるため、早急に交換しましょう。

    スリップサインについては下記記事で詳しく解説しています。

    3.スピードメーターに誤差がある

    タイヤの幅だけでなくホイールもインチアップし、タイヤの外径が変わってしまうとスピードメーターに誤差が生じます。スピードメーターはタイヤの回転数を数えて速度を計測しているからです。そのため、車の速度だけでなく、走行距離も正確に計測できなくなってしまいます。

    また、車検ではスピードメーターの誤差を検査する項目があり、時速40kmで走行させて実速度と比べます。車検での誤差の基準は以下の通りです。

    スピードメーター40kmに対する誤差の範囲
    平成19年1月1日以降に製造された車 時速30.9km〜42.55km
    平成18年12月31日以前に製造された車 時速30.9km〜44.4km

    スピードメーターに誤差があるまま走行していると正確な車の速度がわからないため、速度超過や思いがけない事故につながる可能性があります。インチアップする際は、タイヤの外径をできるだけ変えないようにしましょう。

    車検に通るタイヤの基準

    車検に通るタイヤの基準

    違反になるタイヤとは反対に、車検に通るタイヤの基準は以下の通りです。

    1. 外径の誤差はマイナス3%・プラス2%
    2. ホイールの強度が基準に達しているか

    購入後に「車検に通らなかった」という事態を避けるためにも、タイヤの外径を変更するときは車検の基準を知っておきましょう。

    1.外径の誤差はマイナス3%・プラス2%

    ホイールのインチアップに伴いタイヤの外径を変更した場合、外径の誤差はマイナス3%・プラス2%が許容範囲です。外径に誤差があるとスピードメーターが正確な速度を計測できず、速度超過や事故の恐れがあります。

    外径誤差をわかりやすく数値にすると、純正のタイヤ幅プラス20mm・マイナス10mmまでです。純正のタイヤサイズは、運転席ドアを開けた内側に記載されています。

    ホイールのインチアップやタイヤの外径を変更するときは、純正サイズを理解し、許容範囲内に収めましょう。

    2.ホイールの強度が基準に達しているか

    外径やサイズが基準を満たしているだけでは車検には通らず、車検ではホイールの強度も点検されます。国土交通省が品質基準検査を実施しており、合格したホイールには「JWL」の刻印が入れられています。

    「JWL」の刻印がないホイールは強度が低く、走行中に破損する恐れがあり、車検にも通りません。ホイールを購入する際は「JWL」の刻印があるか確認しておきましょう。

    「JWL」の刻印

    JWTC(自動車用軽合金製ホイール試験協議会)

    タイヤの幅を変更する際の注意点

    タイヤの幅を変更する際の注意点

    タイヤの幅を変更する際の注意点は以下の通りです。

    1. ロードインデックスが交換前より下がらないようにする
    2. 適正空気圧が変わる場合がある
    3. フェンダーに干渉しないようにする

    保安基準以外にも、タイヤの幅を変更する際に気をつけることがあります。何も知らずにタイヤサイズを変更すると走行中にバーストしてしまう恐れがあるため、注意点は理解しておきましょう。

    1.ロードインデックスが交換前より下がらないようにする

    タイヤにはロードインデックスと呼ばれる指数があり、タイヤのサイドウォールに記載されています。ロードインデックスとは荷重指数のことで、規定の条件下でタイヤが支えられる最大負荷能力を示す数値です。

    ロードインデックスはタイヤサイズによって異なり、負荷能力が交換前のタイヤより低いとバーストの危険が伴います。タイヤの幅を変更する際はロードインデックスの数値を確認し、交換前のタイヤを下回らないようにしましょう。

    ロードインデックスについては以下の記事で詳しく解説しています。

    2.適正空気圧が変わる場合がある

    タイヤのサイズを変更するとロードインデックスだけでなく、適正空気圧も変わります。また、空気圧はタイヤのサイズだけでなく車の形状や重量、駆動方式によっても変わるため、車が違うと適正量も変わります。

    交換後のタイヤサイズが純正サイズと異なる場合は、ブリヂストンのページで適正空気圧を調べてみましょう。純正のタイヤと、交換を検討しているタイヤのサイズを入力すれば結果が出るので、店員に確認するのが面倒な方は試してみてください。空気圧が適正でないと燃費や走行性能にかかわるので、事前に調べるのがおすすめです。

    3.フェンダーに干渉しないようにする

    ローダウンしている車のタイヤ幅を変更すると、タイヤハウス内のインナーフェンダーに干渉することがあります。ローダウンとは、タイヤとフェンダーの距離を短くし、車体を低くするカスタムのことです。

    タイヤがインナーフェンダーに当たっていると、走行中やハンドルを切ったときに「ガリガリ」というような音がします。そのまま走行を続けているとインナーフェンダーが千切れてしまい、ライトの裏に雨水や泥が入りショートする可能性があります。

    タイヤサイズを変更する際は、フェンダーに干渉しないようにホイールのインセットを考慮しましょう。

    タイヤ幅を変更する際は許容範囲内に抑えよう

    タイヤ幅を変更する際は許容範囲内に抑えよう

    タイヤの幅を変更する際は純正サイズを基準にし、車検に通る許容範囲内に抑えるのがおすすめです。純正サイズからワンサイズ程度の変更に抑えておくと、保安基準不適合になったりフェンダーに干渉したりする可能性は低いでしょう。

    「純正タイヤのサイズがわからない」という方は、タイヤワールド館ベストの車種別タイヤ検索が便利です。メーカー・車種・年式・インチを選択するだけでタイヤのサイズを絞り込み、適合するタイヤのみを表示します。そのため、わざわざ純正のタイヤサイズを見に行ったり調べたりする必要がありません。

    また、ベストは全国に約4,000のタイヤ取り付け提携店舗があるため、オンラインで購入したタイヤを取付店に直送し、そのまま取付ができます。

    オンラインと実店舗のメリットを掛け合わせたサービスなので、ぜひご利用ください。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

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    ホイールナットキャップ(ナットカバー)とは?役割から外し方まで徹底解説

    「ナットキャップとは?」
    「おすすめのナットキャップは?」
    「失敗しないナットキャップの選び方を知りたい」

    このように悩んでいませんか?
    ナットキャップとは、ナットに被せるカバーのことで、長距離トラックのホイールによく付いているものです。

    当記事では、ナットキャップの説明から選び方、着脱方法まで徹底解説します。
    ぜひ最後までご覧ください。

    ナットキャップとは

    ナットキャップとは

    参考:Amazon公式サイトへ

    ナットキャップは、ホイールのナットに被せるカバーのことです。別名ナットカバーとも呼ばれます。

    ナットにカバーを被せる目的は様々ですが、たとえばトラックのナットが錆びつかないようにカバーを被せることがあります。

    様々な種類のナットキャップが販売されているので、目的に応じて適したものを選びましょう。以下の項目でおすすめを紹介します。

    ナットキャップの種類【価格あり】

    ナットキャップの種類【価格あり】

    ナットキャップには以下のとおり様々な種類があります。

    ナットキャップ おすすめ製品 価格(税込)
    JETナットキャップ 角型ナットカバー6個入り 1,870円
    スチール製ナットキャップ 丸型ナットカバー スチール製クロームメッキ仕上げ
    10ヶ入 トラック用
    4,400円
    シリコンナットキャップ ナットカバー(グレー)25個入り 1,390円
    デコキャップ miyabiナットキャップ 41mm用 2個入り 990円

    以下で詳しく見ていきましょう。

    1.ジェットイノウエ(JET INOUE) ナットキャップ

    ナットキャップの種類1.JET INOUEナットキャップ

    参考:Amazonサイト

    JET INOUEナットキャップは、クロームメッキ処理を施してある樹脂製のキャップです。「ナットキャップはジェットイノウエのJETナットキャップを選んでおけば間違いない」といえるほど王道なナットキャップです。

    樹脂製なので錆びる心配がないうえに、金属キャップのようなデザインでかっこいいのでおすすめです。

    2.スチール製ナットキャップ

    ナットキャップの種類2.スチール製ナットキャップ

    参考:Amazonサイト

    スチール製ナットキャップは丈夫で光り方がかっこいいのが特徴です。
    シリコン製のナットキャップは錆びない代わりに見た目がスタイリッシュでない欠点があります。
    少し重量があって錆びやすい点を気にする方がいるかもしれませんが、かっこよさを優先したい方はスチールを選びましょう。

    3.シリコンナットキャップ

    ナットキャップの種類3.シリコンナットキャップ

    参考:Amazonサイト

    ナットを保護する目的で購入するなら、大量にまとめ買いできるシリコンナットキャップがおすすめです。
    安価で長持ちするので、かなり費用が抑えられます。
    経済面を考えると、シリコン製が最も適した商品です。

    4.デコキャップ

    ナットキャップの種類5.デコキャップ

    参考:Amazonサイト

    ナットキャップをドレスアップ目的で使いたいなら、デコキャップを選びましょう。
    ホイールに個性がでて、人目を引くこと間違いなしです。
    たとえば、今回紹介したmiyabiのナットキャップは、走るたびにマジックカットが乱反射してホイールの存在感を強める効果があります。
    他にもゴールドや花柄のナットキャップもあるので、好きなデザインを探してみましょう。

    ナットキャップの役割

    ナットキャップの役割

    参考:Amazonサイト

    ナットキャップには大きくわけて次の3つの役割があります。

    ● 腐食防止のため
    ● 安全対策のため
    ● センスをアピールするため

    1つずつ説明します。

    腐食防止のため

    ナットキャップをつけると、ナットの腐食防止になります。
    とくに、トラックのナットは過酷な環境を走行する中で錆びたり汚れたりしがちですが、ナットキャップで保護しておけば劣化を防げます。
    腐食防止のためにナットキャップをつけたいなら、錆びる心配がないシリコン製を選びましょう。

    安全対策のため

    安全対策のためにナットキャップを利用する方もいます。
    ナットやボルトが飛び出たままになっているより、キャップをつけたほうが安全にホイールの手入れができます。
    安全性を重視するなら、袋ナットキャップのような丸みのある樹脂製のやわらかいものがいいでしょう。

    センスをアピールするため

    ナットキャップをトラックのホイールにつければ、他の人とは違ったセンスをアピールできます。
    個性的なデザインのキャップを選べば他と差別化できます。
    たとえば、ゴールドナットキャップを取り付ければ、タイヤやホイールを変えずに、安価に足回りのイメージチェンジが可能です。
    センスをアピールしたいならデコキャップの中から気に入ったものを選びましょう。

    ナットキャップを選ぶ際の特徴

    ナットキャップを選ぶ際の特徴

    ナットキャップを選ぶ際には、以下の特徴を見て購入を検討しましょう。

    ● 色
    ● 材質
    ● デザイン

    好みによって選ぶべき製品は異なるため、どんなものがあるか詳しく説明します。

    ナットキャップの色はメタリックなシルバーが多いです。
    ナットと同じ色にすることで、違和感の少ないイメージチェンジが可能です。
    反対に、ナットキャップをドレスアップ目的で使うなら赤やゴールド等、派手目な色を選ぶのもいいでしょう。
    ナットキャップに求める役割に応じて自由に色を選びましょう。

    材質

    最近ではシリコン製のナットキャップが多い印象です。
    スチール製もかっこいいですが、腐食や汚れが気になるなら金属っぽく見えるシリコン製のナットキャップがおすすめです。
    ナットキャップの交換頻度を下げたいなら、クロームメッキで保護されているものを選ぶと長持ちします。

    デザイン

    シリコンキャップの目的が多様化するにつれて、様々なデザインのナットキャップが販売されるようになってきました。

    ナットの頭に近いデザインのものから、走るとキラキラ光って存在を主張するものまであります。

    たとえば、桜の花びらをあしらったナットキャップで、さりげなくセンスを見せつけることができます。
    ドレスアップ目的なら、取り付けたときの印象まで考えてナットキャップのデザインを選びましょう。

    ナットキャップの選び方【3つのポイント】

    ナットキャップの選び方【3つのポイント】

    ナットキャップを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

    1. サイズに合ったナットキャップを選ぶ
    2. ナットの数を間違えない
    3. 色選びはセンスが問われるので慎重に

    順番に説明します。

    サイズに合ったナットキャップを選ぶ

    ナットキャップを購入する前に、必ずサイズを確認しましょう。
    サイズを間違えると走行中にナットキャップが外れて車道に落ち、事故やパンクの原因になりかねません。
    間違えて小さいサイズのナットキャップを購入してしまい、キャップがはまらなかったという残念な経験をした方もいます。

    購入したナットキャップのサイズが違って使えない、という事態に陥らないために、購入前にもう一度サイズをチェックしましょう。

    ナットの数を間違えない

    ナットのサイズだけでなく、数もしっかり把握しておきましょう。
    ナットキャップの数が足りないと格好がつきません。
    仮に、本当は8個必要だったのに6個しか入っていなかったとすると、2個だけナットが剥き出しのまま走行することになります。

    ナットの保護目的でもドレスアップ目的でも、個数が足りないとナットキャップをつけるメリットが半減してしまいます。
    購入前に、いくつ必要なのか数えておきましょう。

    色選びはセンスが問われるので慎重に

    ナットキャップの色選びは慎重におこないましょう。
    取り付けてからイメージと違うことに気づいてしまった場合、せっかく購入したナットキャップを外したくなってしまうでしょう。

    一番無難なのは、やはりナットに近いシルバーです。
    はじめてのナットキャップ購入で失敗が怖い方は、ナットに近いデザインのJETナットキャップを選んでみましょう。

    ナットキャップの取り付け方4ステップ

    ナットキャップの取り付け方4ステップ

    ナットキャップの取り付け方を4ステップで解説します。

    1. ナットにインナーゴムを取り付ける
    2. 中性洗剤をインナーゴムのまわりに塗る
    3. ナットキャップを取り付ける
    4. ナットキャップの入りを確認する

    順番に見ていきましょう。

    ステップ1.ナットにインナーゴムを取り付ける

    まず、ナットにインナーゴムを取り付けます。インナーゴムを取り付けることで、ナットキャップが外れにくくなります。

    ナットキャップがしっかりはまっていなかったせいで、走行中に外れてしまう事故も発生しているため、できるならインナーゴムを用意して装着しておきましょう。

    ステップ2.中性洗剤をインナーゴムのまわりに塗る

    中性洗剤をインナーゴムのまわりに頒布します。中性洗剤を塗ると、ナットキャップを取り付けやすくなります。

    少し硬くても力ずくではめる気合いがある方はこの工程を省いても問題ありませんが、スムーズにナットキャップを取り付けたいなら中性洗剤を塗っておきましょう。

    ステップ3.ナットキャップを取り付ける

    ナットキャップの面を合わせて、ぐっと押し込んで取り付けます。このときケガ防止のために、軍手をはめておくのがおすすめです。

    前のステップで中性洗剤を塗っておくことで、女性でも取り付けやすくなります。

    ステップ4.ナットキャップの入りを確認する

    ナットキャップを取り付けたら、もう一度1つずつ押し込んで、>きちんとはまっているか確認していきます。

    入りが甘いと、走行中に外れて紛失してしまいます。ナットキャップを1つ紛失するだけで統一感がなくなり、締まりのない印象のホイールになってしまうので気をつけましょう。

    ぐっと押し込んで、はまっていることを確認したら完了です。

    ナットキャッププライヤーがあると便利

    ナットキャッププライヤーがあると便利

    参考:Amazonサイト

    ナットキャップの着脱は、ナットキャッププライヤーがあるとさらに簡単におこなえます。ナットキャッププライヤーとは、ナットキャップ専用のレンチのような工具です。

    ナットキャッププライヤーを使えばナットキャップを傷つけずに素早く着脱できます。頻繁に着脱する方は、用意することをおすすめします。

    ナットキャップを取り外す際の注意点

    ナットキャップを取り外す際の注意点

    ナットキャップを取り外す際には、以下の2点に気をつけましょう。

    ●劣化状況を見て自分でできるか判断する
    ●抜けない場合はプロに見てもらう

    まず劣化状況を見て自分で取り外せるか判断しましょう。あまりにも劣化が激しい場合は、自分で取り外そうとしても外れません。

    取り外せないと判断したらプロに対処してもらう必要があります。以下で詳しく見ていきましょう。

    劣化状況を見て自分でできるか判断する

    ナットキャップを取り外す前に、劣化状況を見て自分でできるか判断します。
    劣化していないナットキャップなら、ナットキャッププライヤーでつかんで引っ張れば外せます。
    ただし、スチール製のナットキャップは錆びや腐食により、素人では取り外せなくなっている可能性があります。
    無理に外そうとするとホイールやナットを痛めてしまう恐れがあるため、いったん作業を中止しましょう。

    抜けない場合はプロに見てもらう

    ナットキャップが抜けなくなってしまったら、諦めてプロに見てもらいましょう。

    抜けないナットキャップを無理に引き抜こうとすると、ナットを破損してしまったり、手をケガしてしまったりすることがあります。

    最寄りのカーショップに持ち込んで相談すれば、きっと対応してもらえます。もちろん、多少の料金はかかってしまいますが、プロに頼んで安全に取り外しましょう。

    ナットやホイールで愛車をイメージチェンジしよう

    ナットやホイールをイメージチェンジしよう"

    今回はナットキャップの説明から選び方、着脱方法まで詳しく説明しました。ナットキャップをつけるだけでトラックの足回りの印象がかなり変わります。

    タイヤやホイールを変えずにホイールの印象を変えて気分転換したい方は、新しいナットキャップを探してみましょう。

    なお、ホイールの印象をガラッと変えたいなら、思い切ってホイールから変えてしまうのもひとつの手です。ディッシュホイールからスポークホイールに変えるだけで、別の車かと思うくらい印象が変わります。

    新しいタイヤやホイールに履き替えたいなら、タイヤワールド館ベストで購入していただくのがお得です。

    全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    気になる方は下記のボタンからホイールを探してみてくださいね。