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タイヤ交換は予約なしでも可能?持ち込みの場合の費用や所要時間なども解説

タイヤ交換は予約なしでも可能?持ち込みの場合の費用や所要時間なども解説

タイヤ交換をしようと思っている方で、以下の疑問を感じる方は多いのではないでしょうか。

● タイヤ交換は予約なしでもできる?
● 予約なしでタイヤ交換すると値段が変わる?
● 飛び込みでタイヤ交換する際はどのくらい時間がかかる?

タイヤ交換を予約なしで行える場所を知りたい方もいるでしょう。

本記事では、タイヤ交換を予約なしで行う場合の注意点や所要時間、費用などについて解説します。タイヤ交換を予約なしで行いたい方は、ぜひ参考にしてください。

タイヤ交換は予約なしでも可能?

タイヤ交換は予約なしでも可能?

タイヤ交換は、予約なしで当日飛び込みで依頼しても行ってもらえる可能性はありますが、以下のケースでは難しい場合もあるでしょう。

● 予約のみしか対応していない
● 当日の作業時間が埋まっている
● 交換するタイヤの在庫がない

スタッドレスタイヤへの交換の場合は12月頃、夏タイヤへの交換の場合は4月頃が繁忙期ですから、その時期は予約なしで依頼しても空いていない可能性が高いです。

中には、予約のみしか受け付けていないタイヤ交換業者もあります。そのためタイヤ交換は基本的に、事前に予約をして作業日時を決めておいたほうがいいでしょう。

予約なしで依頼する場合でもいきなりお店に行くのではなく、一度連絡して予約なしで今からタイヤ交換できるか確認することが大切です。

タイヤ交換を予約なしで行う際の注意点

タイヤ交換を予約なしで行う際の注意点

タイヤ交換を予約なしで行う場合、以下の点に注意しましょう。

  1. 事前に連絡する
  2. 交換するタイヤを持ち込む
  3. 飛び込みだと交換できない可能性も想定する

予約なしの場合タイヤ交換できない可能性もあるので、以下の内容を確認しておきましょう。

1.事前に連絡する

予約なしでタイヤ交換を依頼する場合でも、事前に電話連絡をしておくのがおすすめです。

予約なしでタイヤ交換可能なお店でも、予約が埋まっている場合は対応できません。さらに繁忙期は、予約のタイヤ交換しか対応してもらえないケースも考えられます。

また、タイヤを購入して交換してもらうなら、希望するタイヤサイズやデザインの在庫がなければ交換できません。

予約なしでタイヤ交換を依頼する場合でも、お店に行く前に必ず連絡し、予約なしでも可能であるか、当日の予約が埋まっていないかなどを確認しましょう。

2.交換するタイヤを持ち込む

ご希望のタイヤのサイズやデザインが、必ずお店にあるとは限りません。そのため予約なしでタイヤ交換を依頼する場合、交換するタイヤを準備して持ち込むのがおすすめです。

ご希望のタイヤの在庫がない場合、取り寄せに時間がかかる可能性があるため、後日の対応になるかもしれません。あるいは在庫はあっても、好きなデザインがないことも考えられます。

予約なしで当日にタイヤ交換をしたいなら、事前に交換するタイヤを準備しておくことが大切です。

3.飛び込みだと交換できない可能性も想定する

事前連絡や予約なしで飛び込みでタイヤ交換を依頼する場合、対応してもらえない可能性も想定しておきましょう。

タイヤ交換をするには予約が空いているか否かも重要ですが、交換できるスタッフがいなければ対応してもらえません。

事前に連絡しておけば、お店の状況を確認してすぐにタイヤ交換可能かわかりますが、飛び込みではお店に行かなければ状況がわかりません。

当日にお店に行ってタイヤ交換を依頼するなら、できないことを前提に「交換してもらえたらラッキー」という気持ちでいたほうがいいでしょう。

タイヤ交換を予約なしで行える場所

画像の説明

タイヤ交換を予約なしで行える場所は、以下のとおりです。

  1. タイヤ専門店
  2. カー用品店
  3. ディーラー
  4. 整備工場
  5. ガソリンスタンド

それぞれの場所の特徴だけでなく、メリットやデメリットも紹介するので、タイヤ交換を依頼する際の参考にしてください。

1.タイヤ専門店

タイヤ専門店は、さまざまなタイヤやタイヤに関する部品を豊富に取り揃えたお店です。タイヤ交換の実績も豊富なため、予約なしでタイヤ交換してもらえる可能性も高いでしょう。

タイヤ専門店でタイヤ交換するメリットやデメリットは、以下のとおりです。

メリット ・タイヤに関する専門スタッフが在籍している
・タイヤの種類が豊富にある
・タイヤをお得に買える
デメリット ・繁忙期は予約が埋まりやすい
・予約なしだと料金が相場より高い

豊富な種類から交換するタイヤを選びたい人は、タイヤ専門店でタイヤ交換するといいでしょう。

2.カー用品店

カー用品店はタイヤだけでなく車全般の用品を豊富に取り扱っており、車のお悩みにも対応してくれるお店です。

カー用品店でタイヤ交換するメリットやデメリットは、以下のとおりです。

メリット ・車全般の悩みに対応してもらえる
・タイヤ交換の費用は相場よりも安い
・タイヤ以外のメンテナンスもしてもらえる
デメリット ・休日は混みやすい
・タイヤ以外もチェックしてくれるため時間がかかる

タイヤだけでなく車全体のメンテナンスもしてもらいたい人は、カー用品店でタイヤ交換するといいでしょう。

3.ディーラー

ディーラーは特定の自動車メーカーを取り扱っており、作業スタッフの豊富な知識や高い技術が魅力的な販売店です。

ディーラーでタイヤ交換するメリットやデメリットは、以下のとおりです。

メリット ・スタッフの技術が高い
・自社製品にあったタイヤを熟知している
・ホスピタリティが充実している
デメリット ・外部製品の持ち込みができないこともある
・費用は相場よりも高い

ご自身の車にもっとも合うタイヤへの交換を依頼したい人は、愛車のメーカーに合わせたディーラーでタイヤ交換するといいでしょう。

4.整備工場

整備工場は地域で長く営業するケースが多く、経験豊富なスタッフの在籍や柔軟な対応力などが魅力的です。

整備工場でタイヤ交換するメリットやデメリットは、以下のとおりです。

メリット ・タイヤ交換以外の作業も依頼できる
・飛び込みで作業してもらえる可能性が高い
・地域密着のお店が多く柔軟性が高い
デメリット ・タイヤの在庫が少ない
・小規模で作業スタッフが少ない

タイヤ専門店やディーラーで対応してもらえずタイヤ交換を急いでいる人は、整備工場でタイヤ交換するといいでしょう。

5.ガソリンスタンド

ガソリンスタンドの役割は給油がメインですが、作業スタッフの在籍状況や対応時間などによってはタイヤ交換が可能な店舗もあります。

ガソリンスタンドでタイヤ交換するメリットやデメリットは、以下のとおりです。

メリット ・店舗が全国豊富にある
・工賃が相場よりも安い
・給油や洗車もできる
デメリット ・最低限の対応しかしてもらえない
・タイヤの在庫が少ない

パンクやトラブルなど緊急でタイヤ交換してもらいたい人は、ガソリンスタンドでタイヤ交換するといいでしょう。

ガソリンスタンドのタイヤ交換の値段について、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

タイヤ交換を予約なしで行う場合の工賃

タイヤ交換を予約なしで行う場合の工賃

一例として、当店でお持ち込みのタイヤ交換を予約なしで行う場合の工賃は、以下のとおりです。

お持込商品の場合
インチ 通常価格 アプリ会員
軽自動車 ¥4,400円 ¥3,300円
普通車 ¥5,500円 ¥4,400円
ミニバン/1BOX
SUV/クロカン
¥6,600円 ¥5,500円
ジャッキ使用 上記脱着料に+1,300円

※通常期の金額です。

上記はタイヤを持ち込んだ場合の料金です。お店で新しいタイヤを購入する場合、工賃以外にタイヤの購入費用が別途かかります。

タイヤ交換は早めに予約すると割引が適用される場合もあるため、少しでもお得にタイヤ交換したい方は予約したほうがいいでしょう。

タイヤ交換を予約なし持ち込みで依頼する場合も工賃について知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。

タイヤ交換を予約なしで行う場合の所要時間

タイヤ交換を予約なしで行う場合の所要時間

タイヤ交換の所要時間は、以下のようにサイズごとに異なります。

タイヤのサイズ 所要時間
14インチ以下 30分〜60分
15〜17インチ 30分〜60分
18〜21インチ 60分〜90分
22インチ以上 90分以上

上記の作業時間以外にも受付や会計などの時間もあるため、少し余裕を持ったスケジュールで依頼するといいでしょう。

予約なしでタイヤ交換を依頼する場合、当日の混雑状況によって待ち時間が発生する可能性もあるため、事前に連絡して状況を確認することが大切です。

時間を無駄にしたくない方は事前予約をするか当日電話連絡をし、待ち時間のないスケジュールでタイヤ交換を依頼しましょう。

タイヤ交換をスムーズに終わらせる方法

タイヤ交換をスムーズに終わらせる方法

タイヤ交換をスムーズに終わらせたい方は、以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. 事前に予約する
  2. タイヤの在庫を確認する
  3. 繁忙期は避ける

それぞれのポイントを具体的に解説します。

1.事前に予約する

予約なしでタイヤ交換をしようとすると、お店の混雑状況やタイヤの在庫などの影響でどうしても待ち時間が発生する可能性があります。

そのため待ち時間なしですぐにタイヤ交換してもらうためにも、事前に予約するのがおすすめです。

早めに事前予約をすればその日のスケジュールを前持って考えられるので、時間を無駄なく使えます。

スムーズにタイヤ交換するためにも、事前予約は必ずしておきましょう。

2.タイヤの在庫を確認する

交換するタイヤを準備せずタイヤ交換しに行く際、希望するサイズやデザインの在庫がない場合、当日はタイヤ交換できない可能性があります。

とくに社外ホイールで特殊なサイズや種類のタイヤを装着している場合、飛び込みでタイヤ交換を依頼してもすぐに交換可能なタイヤを準備できないかもしれません。

タイヤ交換と購入を合わせて行う場合、事前に連絡をして在庫を確認したり取り寄せたりして、当日スムーズにタイヤ交換できるよう準備しておきましょう。

3.繁忙期は避ける

タイヤ交換を依頼する際は、以下のような繁忙期は避けたほうが予約が取りやすく、当日もスムーズに作業してもらえるでしょう。

タイヤ交換の内容 繁忙期
夏用タイヤへの交換 3月〜4月
スタッドレスタイヤへの交換 11月〜12月

繁忙期よりも1ヶ月早く行う、または少し遅らせるというように、時期をずらすことで費用的にもお得にタイヤ交換できるかもしれません。(当店でも昨年より需用に応じて金額を変更するダイナミックプライシングを採用しています。)

とくに予約なしでタイヤ交換する場合、予約で埋まる繁忙期を避けなければ待ち時間が発生する可能性もあります。

タイヤ交換は予約なしで行う場合は事前に連絡しよう

タイヤ交換は予約なしで行う場合は事前に連絡しよう

タイヤ交換を予約なしで行うお店はありますが、基本的には予約をするか事前連絡をしてから依頼するのがおすすめです。

いきなりお店に行ってタイヤ交換を依頼しても、予約や作業スタッフの状況によっては対応してもらえないケースもあります。

タイヤワールド館ベストは全国に約4,000の提携店舗があり、タイヤに関する相談を随時受け付けております。

タイヤ交換をはじめ、タイヤに関するさまざまなことにお悩みの方は、タイヤワールド館ベストの提携店舗を検索して、ぜひお気軽にご相談ください。

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全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

多賀城店
多賀城店
TEL: 022-366-7811
住所:宮城県多賀城市八幡1-1-5
アクセス:仙台国道45号線沿い
営業時間:10:00~19:00
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ラジアルタイヤとは?その特徴とメリットを徹底解説

車の性能や安全性を左右する重要な要素の一つがタイヤです。
車の乗り心地や安全性を向上させるために、タイヤの進化は常に進んでおりその中でも特に注目されるのがラジアルタイヤ。

ラジアルタイヤは他のタイヤと何が違うのか、どんなメリットがあるのか気になりませんか?今回は、ラジアルタイヤの基本的な特徴や利点について詳しく解説していきます。

ラジアルタイヤとは?ノーマルタイヤと違うの?

ラジアルタイヤとは?

車のタイヤには様々な種類がありますが、その中でも最も一般的なのがラジアルタイヤです。しかし、多くの人にとってラジアルタイヤとは一体何なのか、またノーマルタイヤといわれている通常のタイヤとの違いは何なのか・・と疑問に思うこともあるでしょう。

タイヤにはラジアルタイヤとバイアスタイヤがあり、タイヤの内部構造が異なります。ラジアルタイヤは安定性・操縦性・高速性能が優れたタイヤで、街乗りに適した構造になっており普段使用しているのもラジアルタイヤ(乗用車用のタイヤ)になります。

ではその構造とは、どのようになっているのでしょうか。

ラジアルタイヤとは

ラジアルタイヤ構造

引用:ヨコハマタイヤ

タイヤ内部の繊維層(カーカス)が放射状(ラジアル)に配置されたタイヤのことをいいます。この構造により、路面との接地面が広く、優れたグリップ力と安定した走行性能を実現。

また、耐久性が高く、乗り心地が快適であるため乗用車やスポーツカーで広く使用されています。

バイアスタイヤといわれるタイヤがありますがそのバイアスタイヤと比較すると、ラジアルタイヤは経済性や安全性において優れていますが、初期費用が高いというデメリットもあります。

では次にそのバイアスタイヤとラジアルタイヤの違いを何か解説していきます。

ラジアルタイヤとバイアスタイヤの違い

ラジアルタイヤとバイアスタイヤの違いは中の構造です。

ラジアルタイヤ内部構造

バイアスタイヤ内部構造

特徴 ラジアルタイヤ バイアスタイヤ
構造 放射状に配置 斜めに交差
グリップ力 高い 中程度
乗り心地 良い 硬い
耐久性 高い 中程度
コスト 高め 低め

ラジアルタイヤの構造と性能

ラジアルタイヤの構造と性能

ラジアルタイヤは、1950年代にミシュランが開発したタイヤの一種です。上記ラジアルタイヤとはでもお伝えしましたが、タイヤ内部の繊維層(カーカス)が放射状(ラジアル)に配置されたタイヤのことをいいます。

ラジアルタイヤは車の重量を均等に分散する構造をしているので、路面との接触を最適化し、乗り心地が向上、振動も抑えられます。均等な接地圧が安定したハンドリングを実現し衝撃吸収性能が高く、路面の凹凸をスムーズに吸収してくれ快適な乗り心地を体感できます。

メリット
安全性 高いグリップ力により急ブレーキやカーブでも安定した走行が可能
経済性 耐久性が高く交換頻度が少ないため、長期的にコスパが良い
快適性 衝撃吸収性が高く、長時間のドライブも疲れにくい
デメリット
初期費用が高い 購入時のコストがバイアスタイヤよりも高い
適合車種が限定 一部の車種や特殊用途には適していない場合がある

バイアスタイヤの構造と性能

タイヤ内部の繊維層(カーカス)が斜め(バイアス)に交差して配置されているタイヤです。
荷重分散が比較的均一で、重い荷物を運ぶ車両に装着されることが多く、荒れた道路やオフロードでの使用に適しています。
分かりやすいものだと、農業機械や一部のトラックによく使用されています。

乗り心地やグリップ力、耐久性などの点でラジアルタイヤに劣るため、使用用途を見極めて選ぶことが重要です。

メリット
安全性 構造上、側面が厚くなるため外部からの衝撃や切り傷に強くなります。悪路や未舗装道路でも安定して使用できます。
経済性 製造コストが低いため購入価格が安価です。
定期用車種多様 トラクターや建設機械、二輪車など特定の用途で高い評価を得ています。
デメリット
快適性 硬さによる乗り心地の悪さ、柔軟性が低く路面の凸凹をダイレクトに感じやすいです。
コスパ 摩耗が早い。ラジアルタイヤに比べて寿命が短く頻繁な交換が必要。転がり抵抗が高く燃費が悪化する傾向がある。

ラジアルタイヤは安全性が向上

ラジアルタイヤのウェット性能

ウェットグリップ性能、ハイドロプレーニング防止など安全面でのメリット

ウェットグリップ性能を向上させるための特殊なゴム化合物が使用されています。
これにより、濡れた路面でも高い摩擦力を発揮し、ブレーキ性能やコーナリング性能が向上します。また、ラジアル構造によりタイヤの接地面積が均一に広がり、ウェットコンディションで安定したグリップを実感できます。
ラジアルタイヤはの構造、縦方向の溝が深く、横方向の溝も効果的に配置されていることにより、雨天時の水を効果的に排出し、タイヤと路面の接触を最大限に保つことができます。これにより、ハイドロプレーニング(アクアプレーニング)のリスクが低減します。

燃費効率を改善

燃費

ローリング抵抗が小さいことによる燃費向上効果

上記でお伝えしたラジアルタイヤの構造は、タイヤの変形を最小限に抑える為、ローリング抵抗を低減させます。ローリング抵抗が小さいことで、車両を動かすために必要なエネルギーが減少し、エンジンの負荷が軽減され、燃料消費量が少なくなります。

また、ローリング抵抗が低いとタイヤの摩耗も比較的少なくなります。
タイヤの寿命が延び、交換頻度が減少するため、さらなるコスト削減が期待できます。

結果として、燃料費やタイヤの消耗頻度削減による経済的メリットをもたらします。

まとめ

今回はラジアルタイヤの特徴をバイアスタイヤと比較しながら解説させていただきました。ラジアルタイヤは、自動車用タイヤの一種のことを指し、構造や性能が特徴的なタイヤだいう事はご理解頂けましたでしょうか?

ラジアルタイヤは、優れた性能と安全性から、現代の乗用車に多く装着されています。さらに信頼できるブランドのタイヤを選ぶことで、より快適なカーライフを楽しむことができるので、用途に合った最適なタイヤ選びの参考になれば幸いです。

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社外ホイールナットの選び方は?おすすめのホイールナットもあわせて紹介

社外ホイールのナットについて、以下のような疑問や悩みを持っていませんか?

● 社外ホイールナットの選び方は?
● 社外ホイールナットの種類による違いは?
● おすすめの社外ホイールナットは?

本記事では、社外ホイールナットの選び方やおすすめの社外ホイールナットを紹介します。社外ホイールにナットが合わない場合のリスクや、ホイールナットの種類の見分けかたについても触れています。

社外ホイールに合ったナットの購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

社外ホイールナットとは?

社外ホイールナットとは?

社外ホイールナットとは、トヨタやホンダなどのメーカー車に初期装備されている純正ホイールのナットではなく、社外ホイールに取り付け可能な市販のホイールナットです。

社外ホイールナットは、さまざまなタイプのホイールに装着可能で、汎用性の高さが特徴です。

ホイールナットには、主に以下2つの役割があります。

● ホイールの固定
● ホイールの盗難防止

ホイールナットを使用して車体とホイールを固定することで、安全な走行につながります。また複雑な構造をもつロックナットを活用すると、ホイールの盗難防止効果が期待できます。

ホイールナットは、ネジのサイズやデザイン、規格などが異なるため、ご自身の車に合うナットを選ばなければいけません。

社外ホイールに使用するホイールナットを選ぶ際は、適合するサイズか事前に確認してから購入しましょう。

社外ホイールナットの選び方

社外ホイールナットの選び方

社外ホイールナットの選び方は、以下の5つです。

  1. 適合するタイプで選ぶ
  2. 好みの素材やデザインで選ぶ
  3. 貫通式と袋式から選ぶ
  4. ロックナット入りから選ぶ
  5. 価格で選ぶ

それぞれ詳しい内容を確認しましょう。

1. 適合するタイプで選ぶ

社外ホイールナットには、以下のタイプがあります。

形状 特徴
テーパー座 ・円錐のような先尖りの形状
・ナットを締めるときにズレにくい
・多くの社外ホイールに適用
平面座 ・ホイールへの接地面積が広い
・安定したホイール固定が可能
・トヨタ車に多い
球面座 ・安定した固定が可能だが製造コストが高い
・球の直径は12mm、13mm、14mmの3タイプ
・ホンダ車に多い

純正ホイールから国産車向けの社外ホイールに変更する場合、60度テーパー座タイプのナットを選ぶことが多いです。

ホイールナットの形状については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

2. 好みの素材やデザインで選ぶ

ホイールナットには、以下の4つの素材があります。

素材 特徴
チタン ・強度が強く錆にくい
・価格は高め
スチール ・強度があるが錆びやすい
・価格は安め
ジュラルミン ・デザイン性は高いが熱に弱い
・価格は高め
クロモリ ・強度はあるが熱に弱い
・価格は高め

一般的な素材は、安くて強度も高いスチールのホイールナットです。好みの色でデザインを楽しみたい方にはジュラルミンがおすすめです。

強度や耐熱性、価格などを考慮して、目的にあったホイールナットを選びましょう。

3. 貫通式と袋式から選ぶ

ホイールナットには貫通式と袋式があり、それぞれの特徴は以下のとおりです。

種類 特徴
貫通式 ・穴が筒抜けになっている
・ボルトが長くても奥まで締められる
・ハブボルトが剥き出しで錆びやすい
袋式 ・穴が見えない非貫通式になっている
・ハブボルトが穴に入るので錆びにくい
・ハブボルトの長さによって装着できない

貫通式は、ホイールナットが見えないようカバーされているホイールに採用されています。一方で袋式は、ホイールナットが外から見えるデザインのホイールに多く見られます。

お持ちのホイールの形式をチェックし、合ったものを選択しましょう。

4. ロックナット入りから選ぶ

ホイールナットはホイールの盗難防止効果もあり、より高い防犯効果が期待できるのがロックナットです。

ロックナットとは、アダプターという専用の工具がでしか回せない特殊な形状のホイールナットです。

ホイールに装着する複数ホイールナットのうち、ひとつでもロックナットにしておくことで、ホイールの盗難防止になります。

ホイールナットにより、ロックナットがセットのものもあるため、購入前に確認しましょう。

5. 価格で選ぶ

もっともコスパがいいホイールナットは、スチール製のナットです。
低価格で製造できるにもかかわらず強度は強く、広く普及しているため、さまざまなタイプのものから選べるのもメリットです。

そのほかチタン製のナットは強度が高いだけでなく、軽量で錆びにくいのも特徴ですが、その分値段も高額です。

コストはかかっても徹底的に品質にこだわりたい方には、チタン製のナットがおすすめです。

社外ホイールナットのおすすめ5選

社外ホイールナットのおすすめ5選

おすすめの社外ホイールナットは、以下の5種類です。

  1. Durax「レーシングナット」
  2. KYO-EI「ラグナットスーパーコンパクト」
  3. BRIDGESTONE「LUG NUTS」
  4. KYO-EI「極限 HEPTAGON NUT」
  5. RAYS「ロックナットセット」

それぞれの特徴について解説するので、参考にしてください。

1. Durax「レーシングナット」

おすすめナット1.Durax「レーシングナット」

参考:Amazon

Durax「レーシングナット」の概要は、以下のとおりです。

項目 内容
ネジサイズ M12×P1.25 or M12×P1.5
カラー 複数カラーあり
タイプ 袋タイプ
形状 60度テーパー座
素材 ジュラルミン
個数 16個入り
ロックナット あり(4個入り)
価格相場 2,890円(税込)〜

Durax「レーシングナット」は、ローレット加工により抜け止めや回り止めなどが防止されています。また硬度が高く、耐食性や耐摩擦性も強いのが特徴です。

アルミ超合金のジュラルミン素材が使用されているため、スチールよりも軽量で低燃費な走行につながります。

2. KYO-EI「ラグナットスーパーコンパクト」

おすすめナット2.KYO-EI「ラグナットスーパーコンパクト」

参考:KYO-EI Industrial Corporation

KYO-EI「ラグナットスーパーコンパクト」の概要は、以下のとおりです。

項目 内容
ネジサイズ M12×P1.25 or M12×P1.5
カラー クロムメッキ
タイプ 袋タイプ
形状 60度テーパー座
素材 スチール
個数 16個入り
ロックナット 不明
価格相場 6,160円(税込)〜

KYO-EI「ラグナットスーパーコンパクト」は短めに作られているため、ホイール面からはみ出しにくい形状になっています。

軽自動車やコンパクトカーなど、小さめの車のホイールにも装着できるサイズです。

3. BRIDGESTONE「LUG NUTS」

おすすめナット3.BRIDGESTONE「LUG NUTS」

参考:BRIGESTONE

BRIDGESTONE「LUG NUTS」の概要は、以下のとおりです。

項目 内容
ネジサイズ M12×P1.25 or M12×P1.5
カラー クロムメッキ or ブラック
タイプ 袋タイプ
形状 60度テーパー座
素材 スチール
個数 16個入り
ロックナット 不明
価格相場 3,000円(税込)〜

BRIDGESTONE「LUG NUTS」は、袋タイプでボルトを汚れや錆から守ってくれます。

スチール加工で値段は安く強度が強いため、コスパ重視の人におすすめのホイールナットです。日本の歴史あるブランドであるBRIGESTONEが開発していることも、おすすめポイントのひとつです。

4. KYO-EI「極限 HEPTAGON NUT」

おすすめナット4.KYO-EI「極限 HEPTAGON NUT」

参考:KYO-EI Industrial Corporation

KYO-EI「極限 HEPTAGON NUT」の概要は、以下のとおりです。

項目 内容
ネジサイズ M12×P1.25 or M12×P1.5
カラー ブラック
タイプ 袋タイプ
形状 60度テーパー座
素材 クロモリ
個数 16個入り
ロックナット 不明
価格相場 13,200円(税込)〜

KYO-EI「極限 HEPTAGON NUT」は、盗難防止対策のため7角形状になっており、専用のアダプターがなければ取り外しできません。

素材はクロモリ材で、強度の高さも魅力のひとつです。ナット1個で43gという軽量化にも成功しており、スムーズな走行につながる可能性もあります。

5. RAYS「ロックナットセット」

おすすめナット5.RAYS「ロックナットセット」

参考:RAYS

RAYS「ロックナットセット」の概要は、以下のとおりです。

項目 内容
ネジサイズ M12×P1.25 or M12×P1.5
カラー クロムメッキ or ブラック
タイプ 袋タイプ
形状 60度テーパー座
素材 スチール
個数 16個入り
ロックナット あり(4個入り)
価格相場 9,900円(税込)〜

RAYS「ロックナットセット」は、ホイールメーカーとして有名なRAYSから販売されているホイールナットで、ロックナットもセットになっているため、盗難対策もバッチリです。

スチール製ながら値段は高額ですが、ホイールメーカーが販売する安心感や信頼度が魅力のホイールナットです。

社外ホイールナットに関するよくある質問

社外ホイールナットに関するよくある質問

社外ホイールについてよくある質問は、以下の3つです。

  1. 社外ホイールにナットが合わないとどうなる?
  2. 社外ホイールナットはどこで購入すればいい?
  3. ホイールナットの19mmと21mmの違いは?

それぞれの回答を確認しましょう。

1. 社外ホイールにナットが合わないとどうなる?

社外ホイールにナットが合わない場合、以下のリスクにつながる恐れがあります。

● ホイールの緩みや損壊
● 走行中の脱輪
● 脱輪による重大事故

タイヤとホイールは、16インチのものでおよそ20kgあります。万が一走行中に脱輪して歩行者や他の車に当たった場合、重大な事故に発展するかもしれません。

ホイールナットは適合するサイズを装着し、しっかり締めて固定した上で走行しましょう。

2. 社外ホイールナットはどこで購入すればいい?

社外ホイールナットは、主に以下の場所で購入できます。

● カー用品店
● ホームセンター
● ディーラー

タイヤ交換や車検などにあわせてホイールナットを購入する場合、カー用品店で専門知識のあるスタッフに相談するのがおすすめです。

ホイールナットを紛失したので1個だけ購入したいなら、ディーラーやアップガレージなどで購入しましょう。

3. ホイールナットの19mmと21mmの違いは?

ホイールナットの19mmや21mmという数字は、ナットの頭の直径を指します。それぞれ以下のコードで、商品ごとに表記します。

● 19mm:19HEX
● 21mm:21HEX

ホイールナットを選ぶ際は、上記のコードを含む「M12×P1.5 21HEX」のような表記を参考にしましょう。

● M12:ミリネジで内径12mm
● P1.5:ネジ山の感覚が1.5mm
● 21HEX:ナットの頭が六角形で直径が21mm

社外ホイールナットは必ずサイズの合うものを選ぼう

社外ホイールナットは必ずサイズの合うものを選ぼう

社外ホイールナットには、形状やタイプ、デザインなどにより、さまざまなものがあります。社外ホイールナットを選ぶ際はサイズが合うものを選び、緩みや損壊、脱輪などの重大事故を防ぎましょう。

社外ホイールナットは小さいですが、車にとって非常に重要なパーツです。社外ホイールナットにはホイールの固定以外にも、ホイールやタイヤの盗難予防効果も期待できます。

本記事の選び方を参考に、ご自身のホイールに適したナットを選びましょう。

社外ホイールナットをはじめ、タイヤやホイールに関するさまざまなことにお悩みの方は、タイヤワールド館ベストにぜひお気軽にご相談ください。

タイヤワールド館ベスト店舗一覧

多賀城店
多賀城店
TEL: 022-366-7811
住所:宮城県多賀城市八幡1-1-5
アクセス:仙台国道45号線沿い
営業時間:10:00~19:00
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ホイールの知識 ライターチーム タイヤ交換

ホイールの盗難防止にはロックナットが効果的!盗難防止策7選を紹介

ホイールの盗難防止策について、以下のような疑問を感じていませんか?

● ホイールの盗難防止にはロックナットがいいの?
● ロックナットのメリットやデメリットは?
● ロックナット以外のホイール盗難防止策は?

本記事では、ホイールの盗難防止に効果的なロックナットについて解説します。また、ロックナット以外のおすすめのホイール盗難防止策も紹介します。

ホイールの盗難防止に効果的な方法が知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ホイールの盗難防止に効果的なロックナットとは?

ホイールの盗難防止に効果的なロックナットとは?

ロックナットとは、通常のレンチでは外せない仕様のナットで、ホイールの盗難防止に効果的なアイテムです。

それぞれのロックナットごとに、取り外すための専用工具であるアダプターが定められています。そのため、専用工具を持っている人にしかロックナットの取り外しができません。

ホイールには複数のホイールナットがついていますが、そのうちのひとつでもロックナットにすれば、簡単にホイールを取り外せないため盗難防止につながる仕組みです。

なお純正ホイールの場合、ロックナットが初期装備されていたりオプションで選択できたりする場合もあるため、購入時に確認しましょう。

ロックナットの種類

ロックナットの種類

ロックナットは、主に以下の2種類に分けられます。

● 外溝タイプ
● 内溝タイプ

それぞれの特徴やメリット、デメリットを確認しましょう。

外溝タイプ

外溝タイプは、ナットの外側に溝があるロックナットです。市販されている国産ロックナットの多くは外溝タイプで、以下の特徴があります。

● メリット:内溝タイプに比べて値段が安い
● デメリット:内溝タイプよりもセキュリティ面が劣る

外溝タイプは溝のパターンが少ないことから、適合するアダプターが多く、簡単に取り外せる恐れがあります。

盗難防止に効果的なロックナットですが、ホイールの盗難に詳しい人物なら簡単に盗めるかもしれません。
そのため、外溝タイプのロックナットはあまりおすすめされていないのが現状です。

内溝タイプ

内溝タイプはナットの内側に溝があるロックナットで、以下の特徴があります。

● 外溝タイプに比べて値段が高い
● 外溝タイプよりもセキュリティに定評がある

内溝タイプは外溝タイプと違い、溝のパターンを複雑に設定できるため、セキュリティの高さが魅力です。

安全性をとことん高めたい方は、シリアルナンバー付きの世界にひとつしかないロックナットを選ぶことも可能です。

ただし専用のアダプターを失くすとホイールの取り外しができなくなるため、保管場所を決めて紛失しないよう管理しましょう。

アダプターのおすすめ保管場所については、以下の記事で紹介したので参考にしてください。

ホイールの盗難防止にロックナットを使うメリットとデメリット

ホイールの盗難防止にロックナットを使うメリットとデメリット

ロックナットを使用するメリットは、ホイールの盗難防止に効果的な点です。ホイールの盗難防止を検討中の方には、おすすめできるアイテムです。

デメリットを挙げるとしたら、専用のアダプターがないと取り外しが不可能な点です。

また、ロックナットは素材ごとに以下の特徴があります。

ロックナットの素材 特徴
スチール ・価格が安く耐久性が強い
・重量が重く錆びやすい
アルミ(ジュラルミン) ・カラーバリエーションが豊富でおしゃれ
・柔らかく耐久性が低い
クロモリ(クロームモリブデ) ・軽量でありながら強度が高い
・コストが高い
低炭素鋼 ・軽量化と強度のバランスがいい
・スチールホイールに使えない
チタン合金 ・軽量かつ強度高めで見た目もきれい
・素材の中ではもっともコストが高い

それぞれの特徴を確認し、自分に合ったロックナットを選びましょう。

ホイールの盗難防止にロックナットを使う際の注意点

ホイールの盗難防止にロックナットを使う際の注意点

ロックナットを使う際は、以下の点に注意しましょう。

● サイズを確認する
● 形状を確認する
● 専用アダプターを失くさない

ロックナットは、以下のサイズや形状があり、車種やメーカーにより異なります。

ロックナットのサイズ ・「M10×P1.5」「M12×P1.5」などの表記
・M=ネジの直系(mm)
・P=ネジ山のピッチ(mm)
・さらにHEX=ナットの形・六角形で絞る
ロックナットの形状 ・テーパー座:座面の角度は60度で先端が細いスタンダードタイプ
・球面座:座面が丸いタイプ
・平面座:座面が平らなワッシャー付き

お持ちのホイールのサイズや形状が合ったロックナットを購入しましょう。

また、専用のアダプターを紛失すると、ホイールの取り外しができなくなります。ディーラーやカー用品店などに行く手間や費用がかかるため、適切に管理してください。

ロックナット以外の最強ホイール盗難防止策7選

ロックナット以外の最強ホイール盗難防止策7選

ロックナット以外におすすめの最強ホイール盗難防止策は、以下の7つです。

  1. 人通りの多い場所に駐車する
  2. セキュリティシステムを活用する
  3. ハンドルを切って駐車する
  4. ハンドルロックをつける
  5. タイヤロックをつける
  6. センサーライトをつける
  7. 車両カバーをつける

それぞれ具体的な方法を確認しましょう。

1.人通りの多い場所に駐車する

人通りの少ない場所は、泥棒からすると盗難しやすい環境です。そのため、長時間駐車する場合、可能なら人通りがあり、多くの人目に晒される場所を選びましょう。

人通りがあるだけで窃盗されるリスクに備えられますし、万が一盗難しようとしても周囲の人が不審な動きに気づく可能性が高いです。

夜間なら人通り以外にも、明かりが届く場所がいいでしょう。とくに雨や雪が降っている場合は人通りも少なくなりやすいため、屋内からでも車が確認できるよう暗闇での駐車を避けることが大切です。

2.セキュリティシステムを活用する

車のセキュリティシステムを活用すると、ホイールの盗難対策効果が期待できます。セキュリティシステムには、以下のタイプがあります。

セキュリティのタイプ 特徴
威嚇タイプ ライトの点滅やシールなどで、セキュリティ対策をしていることをアピールする
警報タイプ 車に異常があった際、大きな音や光の点滅などによって警報を鳴らす
通知&追跡タイプ 誰かが車に侵入したり盗難されそうになったりした際に、登録機器に通知が届く(GPS付きなら追跡可能)
固定器具タイプ ハンドルやアクセル、タイヤなどを物理的に固定しロックする
始動停止タイプ 車と鍵のIDが一致しないとエンジンが動かない

実際にセキュリティを搭載する際は、ディーラーやカー用品店などのスタッフに相談するといいでしょう。
また、Amazonでもたくさんの商品がでているので参考にしてみてください。

3.ハンドルを切って駐車する

ハンドルを切って駐車することで、ホイールの盗難防止につながります。なぜなら、ホイールが斜めの状態だと、盗難する際の作業スペースが狭くなり、ホイールが外しにくくなるからです。

完全に作業できないわけではありませんが、「ハンドルを切った状態のホイールは時間がかかる」と判断すれば、盗難防止につながるかもしれません。

さらにホイールが斜めだと車を動かしにくくなるため、車本体の盗難予防にもつながります。とくに道具が必要なわけではないため、緊急時の盗難対策におすすめです。

4.ハンドルロックをつける

ハンドルロックをつけることで、ホイールの盗難防止効果が期待できます。

ハンドルロックとは、ハンドルに装着し動きを固定する装置です。ハンドルが動かなくなるとタイヤの向きを変えられなくなるため、ハンドルを切って駐車する際にあわせて使用するとより盗難防止効果が期待できるでしょう。

また外から車内を見たときにハンドルロックがついていると、防犯意識の高い車だと判断され、視覚的な防犯効果も期待できます。色やデザインでさらに目立たせれば、防犯効果はさらに高まるでしょう。

5.タイヤロックをつける

タイヤロックをつけることで、車の走行ができなくなるだけでなく、ホイールの取り外しも不可能になるため、盗難防止効果につながります。

タイヤロックはリング状になっており、ホイールの空洞部分にリングを通して物理的にホイールが動かなくなる仕組みです。タイヤロックを選ぶ際は、白や黄色など暗闇でも目立つ色がいいでしょう。

タイヤロックは盗難防止アイテムの中でも比較的安く購入できるため、自宅に鍵付きの車庫がない場合はタイヤロックの使用がおすすめです。

6.センサーライトをつける

センサーライトは、車に人が近づくと転倒する人感センサー付きのライトです。人が近づくとライトが点灯するため、夜間の盗難防止効果が期待できます。

センサーライトの中でも光の量が多く、人の動きを感知する範囲も広いものなら、より高い防犯になるでしょう。

ただし盗難に慣れている泥棒の場合、センサーライトについて熟知している可能性もあるため、ほかの盗難対策をあわせて利用するのがおすすめです。

7.車両カバーをつける

盗難対策に車両カバーをつける目的は、車種や車の状態など盗難する際の判断材料を与えないことです。車種かわからないなら、車両カバーを外してまで盗難しようとはなりにくいでしょう。

ただ車両カバーをつけるだけだと、簡単に取り外せると思われるかもしれません。

そのため、車両カバーのみで盗難防止対策をするのではなく、ハンドルロックやタイヤロックなどほかの盗難防止対策と組み合わせることが大切です。

ホイールの盗難防止に関するよくある質問

ホイールの盗難防止に関するよくある質問

ホイールの盗難防止に関するよくある質問は、以下の3つです。

  1. ホイールの盗難防止にロックナットは意味ない?
  2. ホイール盗難後のリスク対策は?
  3. ホイールが盗難された場合はどうすればいい?

それぞれわかりやすく回答しているため、ぜひ参考にしてください。

1. ホイールの盗難防止にロックナットは意味ない?

ロックナットはホイールの盗難防止対策に効果的ですが、必ずしも防止できるとは限りません。とくに本記事でも紹介した「外溝タイプ」のロックナットは、マスターキーで外せる可能性が高いため、盗難防止効果は低いでしょう。

ロックナットを使う際は、外溝タイプではなく盗難防止効果の高い内溝タイプがおすすめです。

またロックナットだけでなく、そのほかの盗難防止対策も併用しながら、ホイールや車本体を守りましょう。

2. ホイール盗難後のリスク対策は?

ホイール盗難前に、以下のリスク対策をするのがおすすめです。

● 車両保険に入っておく
● ホイールの製造番号を控えておく
● ホイールの写真を保存しておく

万が一ホイールを盗難された場合でも、保険に入っておりホイールの詳しい情報もわかっていれば、盗難後の対応もスムーズに進められます。

いつどこで誰がホイールを盗まれるかわかりません。盗難防止対策を事前に行い、リスクを抑えましょう。

3. ホイールが盗難された場合はどうすればいい?

ホイールが盗難された場合、以下の手順で冷静に対応しましょう。

  1. 警察と保険会社に連絡する
  2. 警察に盗難届を提出する
  3. 警察から現場検証を受ける
  4. 今後の対応について保険会社と相談する
  5. ロードサービスを使用し修理工場に車を運ぶ

まずは盗難の被害にあったら、すぐに警察と保険会社に連絡しましょう。連絡さえすれば、警察と保険会社からその後の詳しい対応について指示が入ります。

盗難後はできるだけ早く連絡することで、犯人の特定やホイールの返還などの確率も高まるでしょう。

ロックナットをはじめとして盗難防止策でホイールを守ろう!

ロックナットをはじめとして盗難防止策でホイールを守ろう!

ロックナットは、ホイールの盗難防止対策に効果的ですが、必ずしも防げるわけではありません。そのため、ホイールの盗難を防ぐには、本記事で紹介した「ロックナット以外の最強ホイール盗難防止策7選」もあわせて行うことが大切です。

ホイールの盗難防止対策は、ホイールだけでなく車本体の盗難防止にも効果的です。お持ちの車や環境に合わせて、適切な盗難防止対策を活用しましょう。

ロックナットをはじめ、ホイールやタイヤに関するさまざまなことにお悩みの方は、タイヤワールド館ベストにぜひお気軽にご相談ください!

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ホイールナットの見方・選び方!適合表や注意点・外れない場合の対処法まで徹底解説

ホイールナットのサイズを知りたくても、「サイズの見方がわからない…」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

ホイールナットは車体とホイールを固定する重要な部品です。もし車に合わないホイールナットに交換してしまうと、脱輪や部品の故障につながる恐れがあります。

本記事では、ホイールナットのサイズの見方を解説します。サイズの見方がわかれば、交換するときに車に合うホイールナットを選べるでしょう。

メーカー別の適合表や、交換時の注意点もあわせて解説します。ホイールナットの交換を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

ホイールナットサイズの見方

ホイールナットのサイズの見方

ホイールナットのサイズの見方を解説します。メーカーや車種、グレードによって表記は異なりますが、基本的な見方は同じです。

ホイールナットのサイズの見方詳細

  1. ミリメートルねじの記号自分で
  2. ねじの直径(mm)
  3. ねじ山のピッチ
  4. ねじの山と山との距離(mm)
  5. 六角形の二面幅(mm)
  6. 六角形(HEXAGON)

ねじの直径とは、ホイールナットの穴側の直径のことを指します。ねじの山と山との距離は、穴の中に切ってある山の間隔です。

六角形の二面幅は、外側のナットの大きさです。ホイールナットのサイズは、上記の6つで表されます。

ホイールナットとボルトの名称は、以下のようになります。

ホイールナットとボルトの名称

引用:KYO-EIサイト

メーカー別!ナットサイズ適合表

ホイールナットを交換するメリット

メーカー別にホイールナットの適応サイズを表にまとめました。

ねじのサイズ メーカー
M10×P1.25 軽自動車・スズキ・ダイハツ・スバル・マツダ(旧車)
M10×P1.5 軽自動車・ホンダ・三菱(旧車)
M12×P1.25 日産・スバル・スズキ
M12×P1.5 トヨタ・ホンダ・三菱・マツダ・ダイハツ
M14×P1.5 ランドクルーザー・レクサス・ホンダ レジェンド・シビック タイプR・日産GT-R NISMO・グランエース・センチュリー (一部例外あり)

メーカーが同じでも、車種やグレード、年式によってホイールナットのサイズが異なる場合があります。とくに「M14×P1.5」サイズは例外も多く、注意が必要です。

OEM車についても同様で、ホイールナットのサイズが、違うメーカーのものになっている可能性もあります。上記の表を参考に、必ず現車で確認してください。

ホイールナットの種類

ホイールナットの種類

引用:KYO-EIサイト

ホイールナットの形状には、さまざまな種類があります。ホイールメーカーや自動車メーカーによって使用している形状は異なり、ナットを取り付けるホイール側の座面の形もそれぞれです。

ホイールナットはサイズだけでなく、ナットの形状とホイール側の取り付け座面の形状が一致する必要があります。

ホイールナットの種類を間違えないように、しっかりと理解しておきましょう。

● テーパー座
● 球面座
● 平面座

順番に解説します。

テーパー座

テーパー座

テーパー座は、多くのホイールメーカーや自動車メーカーで使用されている形状です。社外ホイールの大半はテーパー座といわれており、幅広い対応が期待できます。

テーパー座のナットは、先端に向かって細くなっています。この角度は60°で統一されており、ホイール側の座面の角度も同じです。コストも安く、汎用性が高いのが特徴です。

球面座

球面座

球面座は、ホンダ車の純正部品として使われるケースが多い形状です。ナットの先端が丸くなっており、摩擦力が生まれやすいため緩みにくいのが特徴です。

多少精度の悪いナットでも、テーパー座より高い締め付け力が期待できます。テーパー座と形状が似ており、間違えやすいため注意が必要です。

平面座

平面座

平面座は、トヨタ車やレクサスの純正部品として使われるケースが多い形状です。ナットにワッシャーが取り付けられているため、面と面でしっかり密着できます。

そのため、テーパー座や球面座よりも安定してホイールを固定できるのがメリットです。コストは高くなりますが、強い締め付け力が期待できるでしょう。

ホイールナットを交換するメリット

ホイールナットを交換するメリット

ホイールナットを交換するメリットを解説します。

● ドレスアップができる
● ロックナットの使用で盗難防止になる

ホイールナットは、ホイールを車体に取り付けるだけの部品ではなく、交換することでさまざまなメリットが得られます。足回りのおしゃれを楽しむのはもちろん、安全面での活躍も期待できますよ。
1つずつ解説します。

ドレスアップができる

ホイールナットを交換すると、足回りを華やかに演出できます。素材を変更したり、デザインにこだわったものを使用したりすれば、ひと味ちがうカスタマイズを楽しめます。

赤や黄色など、色つきのホイールナットに交換するだけでガラッと見た目が変わるのも魅力です。

車の足回りを自分好みにドレスアップできますよ。

ロックナットの使用で盗難防止になる

ロックナットを使用することで、大切なホイールを盗難から守れます。>ロックナットは一般的なホイールナットとは異なる形をしているため、特定の工具を使用しないと外れない仕組みになっています。

ロックナットごとに専用工具が設けられており、持ち主にしか取り外しができません。
盗難のリスクを減らし、安全面を強化できます。

ロックナットはホイール1本につき1個の装着が主流です。

ホイールナット交換時の注意点

ホイールナット交換時の注意点

ホイールナットを交換するときの注意点を解説します。

  1. 純正ナットを保管しておく
  2. ホイールやハブボルトに合うものを使う
  3. OEM車は要確認

サイズや形状の確認も大事ですが、ほかにも気をつけるべきポイントがあります。ホイール周辺は走行に直結する重要な部分なので、見落とさないようにしましょう。それぞれ解説します。

1. 純正ナットを保管しておく

ホイールナットを交換したあと、純正ナットは捨てずに保管しておきましょう。「必要ない」と思っていても、緊急で使用する場合もあります。

純正品に戻したいときに、ホイールナットがなければ使用できない、というケースも考えられます。とくに、トヨタ車は要注意です。

トヨタ車の純正ホイールナットは平面座を採用している車種も多く、あとから購入すると高額になる可能性があります。

車のトランクや、頻繁に使用しない収納などに保管し、なくさないようにしましょう。

2. ホイールやハブボルトに合うものを使う

ホイールナットの種類詳細

引用:KYO-EIサイト

ホイールナットは、ホイールやハブボルトに合うものを使用しましょう。
ホイールナットにはサイズや形状だけでなく、以下のようなちがいもあります。

● 貫通式 or 袋式
● ショート or ロング
● ホイールボルト

貫通式のホイールナットは、装着したときにハブボルトが見える形をしています。全体の高さを抑えられるので、ホイールキャップを装着する場合にオススメです。

袋式はその名の通りナットが袋のような形をしているため、ハブボルトを隠せて足回りをスッキリ見せる効果があります。

ショートとロングは、ホイールナットの長さのちがいです。ホイールナットが長いと、脱着作業がしやすいなどのメリットがありますが、あまりに長すぎると車体からはみ出す恐れがあります。

車体からホイールナットがはみ出せば、車検には通りません。接触事故などの危険性もあります。車体の内側に収まる長さを選びましょう。

ホイールボルトは、輸入車に多く見られる形状です。車体側にねじが切ってあり、ナットではなくボルトで固定するタイプです。

それぞれの車やホイールに合った種類のホイールナットを選んでください。

3. OEM車は要確認

OEM車の場合、メーカー別でホイールナットを選ぶと合わない可能性があります。

OEM車とは、他社で製造した車を自社の商品として販売している車です。たとえば、スズキのスペーシアはマツダのフレアワゴンとして販売されています。同じような形なのに、メーカーのマークがちがう車を見かけたことがあるのではないでしょうか。

OEM車は、販売されているメーカーではなく、製造したメーカーの仕様になっているケースがあります。

車のメーカー名だけでホイールナットを選んでしまうと、サイズや形状が異なる場合も考えられます。

必ず製造されたメーカーの情報や、現車での確認を行いましょう。

参考:OEM車一覧(株式会社ツールプラネットさま)

また三菱の軽自動車は、車体側のハブボルトという部分が長く、一般的なテーパー座ナットよりも長めに作られています。ショートナットを使用すると底づきするため、デイズ・ekワゴン等にお乗りの方はご注意ください。

知らずに装着すると最後までしっかり止めることができないので緩んでくる可能性がありますので気をつけて下さいね。

ナットの形状が合わないと危険

ナットの形状が合わないと危険

形状の合わないホイールナットを使用するのは非常に危険です。ナットのサイズとピッチ(ねじ山の間隔)が合っていれば大丈夫と思われがちですが、実際はちがいます。

ホイールナットと取り付け座面の形状が合わないと、ナットが緩んで走行中にホイールが外れる恐れがあります。本来ならしっかりと密着して固定されるはずのホイールとナットですが、ちがう形状だと接地面が一致しません。

そのため、走行中にかかる負荷や振動でホイールナットが緩み、脱輪する可能性があります。

たとえば、ペットボトルを種類のちがうふたで閉めようとしても、最後まできちんと閉まらなかった経験はありませんか?

サイズは同じに見えても、形状が異なるとしっかり固定はできません。間違えやすいのは、テーパー座と球面座です。必ず形状の合うものを使用するようにしましょう。

また、ナットのピッチサイズが合っていないとハブボルトが傷つき、最悪の場合折れてしまうこともあります。

走行中の足回りのトラブルは大事故につながるケースもあります。安全に走行するためにも、車やホイールに合ったナットを装着するようにしてください。

自分でナットを交換するときの注意点

自分でナットを交換するときの注意点

ホイールナットを交換するときの注意点を解説します。

  1. 対角線上にナットを締める
  2. 必ず規定トルクを守る

ホイールナットは、取り外して装着すればいいだけではありません。走行中に負荷がかかる部分だからこそ、注意点をよく理解して確実に取り付けを行いましょう。

1つずつ解説します。

1. 対角線上にナットを締める

ホイールナットは、必ず対角線上に締め付けるようにしてください。間違った順番で締めてしまうと、ナットを締め付ける力が偏ってしまい、ゆがみが生じてしまいます。

すべてのナットがしっかり締まらず固定できなかったり、たとえ締まったように見えても精度が悪くすぐに緩んでしまったりします。ホイールを取り付けたら、位置がズレないように足で抑え、まずは工具を使わずに指で仮付けしてください。

次に、工具を使って対角線上に締めていきます。4穴なら順番に、5穴、6穴なら星マークを描くように締めていくとわかりやすいでしょう。

4穴の場合のナットを締める順番

4穴の場合

5穴の場合のナットを締める順番

5穴の場合

6穴の場合のナットを締める順番

6穴の場合

ホイールを取り付けるときに、1本だけ最後まで締めきってしまうのは避けたほうがいいです。反対側の取り付け面が浮き上がり、無理やり力を加えてナットを締めると、ハブボルトに負担がかかります。まんべんなく力がかからないと、ホイールナットが緩む原因にもなります。

しっかりと固定するためにも、必ず順番は守ってください。

2 .必ず規定トルクを守る

ホイールナットを取り付けるときは、規定トルクでの締め付けが必須です。決められた力で締められていないと、ナットが緩み走行中に外れる可能性があります。

たとえば、日産ノートの締め付けトルクは以下の通りです。

日産ノートの締め付けトルク

上記の取扱説明書のように、ホイールナットの締め付けトルクは「108N・m」を指定しています。このように、指定された締め付けトルク以外の強さで締め付けをしても、ネジは緩んでしまいます。

また、締めすぎもいけません。ハブボルトやホイールナットの破損、ホイールの変形など、あらゆるトラブルの原因になります。必ずトルクレンチを使用し、決められた力で締め付けるようにしましょう。

タイヤ交換時はトルクレンチを使用しよう

トルクレンチとは、ボルトやネジ、ナットなど決まったトルク(締め付け力)で締めるための工具です。
ホイールナットを工具で締め付けたあと、ジャッキからおろした状態で使用します。走行中に不具合を起こさないためにも、規定トルクを守って取り付けを行ってください。

ナットが外れない(回らない)原因と対処法

ナットが外れない(回らない)原因と対処法

ナットが回らない原因は、主に以下の3つが考えられます。

  1. 錆による固着
  2. ゴミの噛み込み
  3. ピッチが合っていないナット使用

車とホイールは、車側からでているボルトとホイールを止めているネジ(ナット)とで固定されています。どちらも金属なので、融雪剤による錆や経年劣化による錆により固着してしまっている場合があります。

ネジ山のピッチが合っていないネジやボルト・ナットが使われてしまい、雄ネジ・雌ネジのネジ山同士が噛み合わない状態になっている、というのが3番目のパターンです。

ネジを外せたとしても、ネジ山を修正しなければいけないので、結果的には、ボルトもナットも部品交換が必要になります。

ナットが外れない場合の対処法

ナットが外れない場合は、まずはWD-40やPBブラスターなどのオイルを使用してみてください。オイルをナットとボルトの間にしみ込ませ、数時間待ってから、ナットをゆっくりと緩めてみましょう。

それでも外れない場合は、ペンチやレンチを使ってみる、ナットの頭を叩いて緩めるというような方法もあります。

最終手段としては、ナットツイスターを使用する方法もあります。ナットツイスターとは、損傷したボルトを取り外すための工具です。
ボルトを損傷するため、最後の手段として使用されます。ナットツイスターを使用したボルトは再利用できません。

ナットの錆をとる方法

ナットの錆の主な原因は、酸素と水分が含まれた空気が、ホイールナットの金属部分に触れることで引き起こされる化学反応です。

ホイールナットの錆が広がると、ホイールだけでなくタイヤ全体の機能にも影響を及ぼします。そのため、ナットの錆に気づいたらすぐに取り除くことが大切です。ナットの錆をとる方法は以下の5つです。

  1. ワイヤーブラシを使う
  2. 錆取り剤を使う
  3. 重曹を使う
  4. クエン酸を使う
  5. 専門業者に依頼する

自宅で簡単にできる方法もあるため、ぜひ試してみてください。詳しい方法は以下の記事も参考にしてみてください。

ホイールナットは合うものを選ぼう

ホイールナットは合うものを選ぼう

ホイールナットを交換すると、ドレスアップや盗難防止効果が期待できます。自分好みの足回りを演出しながら、大切なホイールを守れるメリットがあります。

サイズや形状はメーカーや車種によって異なるので、必ず自分の車に合ったものを取り付けるようにしましょう。

タイヤワールド館ベストでも、ホイールナットを取り扱っております。当店のオンラインショップで購入の場合は、車種情報からピッタリのサイズ・個数のナットをお届けします。
全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

ぜひお気軽にお問い合わせください!

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ホイールナットに付いた錆を取る方法5選!錆びないための予防対策も紹介

ホイールナットに付いた錆に関して、以下の悩みを感じていませんか?

● 錆を取るにはどうすればいいの?
● ホイールナットの錆は放っておくと危険?
● 錆が付きにくくする方法を知りたい

ホイールナットが錆びると、見た目だけでなく車の走行にも影響を及ぼす可能性があり、放置するのは危険です。

本記事では、ホイールナットの錆の取り方や予防対策、錆による車へのリスクなどを紹介します。ホイールナットの錆に悩む方は、ぜひ参考にしてください。

ホイールナットに錆が付く原因

ホイールナットに錆が付く原因

ホイールナットに錆が付く主な原因は、以下の4点です。

● 雨水が貯まることによる湿気
● 排気ガスやホコリなどの汚れ
● 塩分や硫黄などの付着
● 保護塗装の破損や劣化

錆の主な原因は酸素と水分が含まれた空気が、ホイールナットの金属部分に触れることで引き起こされる化学反応です。

さらにホイール表面に汚れや塩分などが付着したり、ホイールを保護している塗装が剥がれたりすることで、錆が広がりやすくなります。

ホイールナットの錆が広がると、ホイールだけでなくタイヤ全体の機能にも影響を及ぼします。そのため、錆が発生したらすぐに取り除くことが大切です。こまめにメンテナンスを行うことが、効果的な錆対策につながります。

ホイールナットに付いた錆を取る方法5選

ホイールナットに付いた錆を取る方法5選

ホイールナットに付いた錆を取る方法は、以下の5つです。

  1. ワイヤーブラシを使う
  2. 錆取り剤を使う
  3. 重曹を使う
  4. クエン酸を使う
  5. 専門業者に依頼する

自宅で簡単にできる方法もあるため、ぜひ試してみてください。それぞれの詳しい方法を確認しましょう。

1.ワイヤーブラシを使う

軽い錆なら、金属製のワイヤーブラシで削り取れます。ワイヤーブラシは用途により、以下の3種類に分かれます。

ワイヤーブラシの種類 用途
真鍮(しんちゅう) しつこい汚れの除去
ナイロン 傷つきやすい部分の掃除
ステンレス 水回りの汚れや錆落とし

錆の状況や付いた部分によって、ワイヤーブラシの種類を使い分けましょう。ホイールナットの場合、真鍮とステンレスのどちらかが有効の可能性があります。

使用方法は簡単で、錆の部分を磨くように削り落とすだけです。ただしステンレスの場合はブラシ分が硬く、ホイールを傷つける恐れもあるため、慎重に様子を見ながら使用しましょう。

2.錆取り剤を使う

ワイヤーブラシでは落ちそうにない頑固な錆に対しては、錆取り剤が有効です。

錆取り剤は主に2つのタイプがあり、それぞれの使い方を以下の表にまとめました。

タイプ 使い方
磨くタイプ 1. 錆取り剤、ゴム手袋、やわらかい布2枚を準備する
2.ゴム手袋を着用し、布に錆取り剤を適量付ける
3.錆びた部分を布で拭く
4.きれいな布で錆取り剤を完全に拭き取る
つけ置きタイプ 1.錆取り剤、ステンレストレー、歯ブラシ、ゴム手袋、ゴーグルを準備する
2.ゴム手袋とゴーグルを着用する
3.ステンレストレーに錆びたホイールナットを入れる
4.ステンレストレーに錆取り剤を入れる
5.最大1時間を限度につけ置く
6.歯ブラシで磨きながら温水か水で洗い流す

錆取り剤によっては強力な酸性のものもあるため、皮膚に直接付かないようゴム手袋の着用は必須です。

3.重曹を使う

重曹を水に溶かしてペースト状にすると、重曹の粒子が錆を削り落とし、錆取り剤の替わりとして使えます。

重曹を使った錆取りで必要なものは、以下の4つです。

● 重曹
● 水
● 歯ブラシ
● 乾いた布

錆取り手順は、以下のとおりです。

  1. 重曹と水を1:4を目安で溶かしペースト状にする
  2. 錆びたホイールナットに重曹ペーストを塗る
  3. 1時間ほど放置して歯ブラシで磨く
  4. 温水か水で洗い流し乾いた布で水気を取る

錆がひどくなる前に使用すれば、効果的に錆を落とせる可能性があるので、日頃からホイールナットの錆のチェックも行いましょう。

重曹は錆取り剤以外にも、キッチンやトイレなどの掃除にも使える万能アイテムです。一家にひとつあれば非常に便利なので、ホイールナットの錆取りや普段の掃除のために購入するのもおすすめです。

4.クエン酸を使う

クエン酸でホイールナットの錆を落とすことも可能です。手頃な値段で、気軽に購入できる使い勝手のよさが魅力です。

まずは以下のものを準備しましょう。

● クエン酸
● お湯
● プラスチック製のトレー

クエン酸を使ったホイールナットの錆取り手順は、以下のとおりです。

  1. トレーにお湯を入れる
  2. クエン酸をお湯で溶かす
  3. 錆びたホイールナットをトレーに入れる
  4. 一晩つけ置きしておく
  5. つけ置き後に洗い流す

クエン酸は水に溶けにくいため、必ずお湯に溶かして使いましょう。

またクエン酸とお湯を入れるトレーは、プラスチック製のものを選んでください。金属製のものは、クエン酸の成分により変色する可能性があります。

5.専門業者に依頼する

ホイールナットの錆が重度の場合、ディーラーやタイヤ専門店などの業者に依頼するのがいいでしょう。ブラシや錆取り剤などを使用して錆を取ることは可能ですが、重度の錆の場合はホイールナットやホイールを傷つける恐れがあります。

また錆の付き具合によって、適切な錆の取り方や錆取り剤が異なる可能性があります。業者に依頼すれば、専門知識と経験をもとにホイールを傷つけることなく錆取りしてくれるでしょう。

タイヤワールド館ベストでも、ホイールの錆取りをはじめ車のメンテナンスに関する悩みに対応しているので、ぜひご活用ください。

ホイールナットだけでなくホイール全体に錆が発生した場合の対処法については、以下の記事をぜひ参考にしてください。

ホイールナットが錆びないための予防対策

ホイールナットが錆びないための予防対策

ホイールナットが錆びないためには、以下3つの予防対策が有効です。

  1. 錆防止剤を塗る
  2. 錆に強いナットを使う
  3. こまめに洗浄を行う

ちょっとした工夫でホイールナットは錆びにくくなります。事前にできる対策は確実に行っておきましょう。

1.錆防止剤を塗る

ナット部分を含めたホイール全体を、錆防止剤でコーティングすることで錆を予防可能です。

ホイール自体は、基本的に塗装保護されているため錆びにくい状態になっています。専用の錆防止剤でコーティングすることで、より強い保護効果が期待できるでしょう。

錆防止剤は自分で購入して塗ることも可能ですが、専門の業者に依頼するのがおすすめです。業者によるコーティングは錆防止以外にも、錆の要因となる汚れを防いだり、ホイールの劣化を遅らせたりする効果もあります。

2.錆に強いナットを使う

錆に強いナットを使うのも効果的です。たとえば、以下のようなタイプのナットは錆びにくくなっています。

● 保護膜が厚いタイプ
● 袋式タイプ

保護膜が厚いものは、通常のものよりも厚くメッキが塗られているため、錆びにくい加工がされています。

袋式タイプは、内側に空気や水が入りにくい形のため、ボルト部分を含めたナットの内側が汚れにくく錆びにくいのが特徴です。

市販のものを購入して自分で付けることはできますが、よくわからない方は専門の業者に依頼したほうがミスなく装着できるでしょう。

3.こまめに洗浄を行う

ホイール全体の汚れは、ホイールナットが錆びる原因のひとつです。ホイールの表面に付いた雨水や排気ガスの汚れなどが、錆の広がりを促進します。

そのため、ホイールの洗浄をこまめに行うことは、効果的な錆予防対策になります。

ホイールの洗浄をする際は、以下の点に注意してください。

● スポンジやブラシはホイール専用のやわらかいものを使う
● 頑固な汚れはブラシやスポンジで無理に落とそうとしない
● どうしても落ちない汚れは強酸タイプのクリーナーを使う
● 見えない部分の汚れはスプレータイプの洗剤で洗い落とす
● 洗浄後は水気を取って乾燥させる

洗浄中にホイールの表面に傷を発見した場合は、業者に依頼して補修することで錆が広がりにくくなります。

ホイールナットの錆を放置するリスク

ホイールナットの錆を放置するリスク

ホイールナットが錆びたままの状態にしておくと、以下のリスクにつながる恐れがあります。

● 脱輪する恐れがある
● パンクやバーストするの危険性がある
● タイヤが外しにくくなる

脱輪やパンクなどは大きな事故につながる危険性が高いため、ホイールナットの錆対策は確実に行うことが大切です。リスクを把握した上で、錆対策の重要性を認識しましょう。

脱輪する恐れがある

ホイールナットの錆を放置すると、ナットがハブボルトから外れてしまい脱輪する危険性があります。万が一、走行中に脱輪すると車や自分だけでなく、他人も巻き込む重大な事故になりかねません。

ホイールナットが少し錆びているからといって、すぐに脱輪する可能性は低いです。しかし、ホイール全体に錆が広がるまで放置するのは

パンクやバーストするの危険性がある

ホイールナットの錆を放置すると、ホイールだけでなくタイヤのパンクやバーストなどの重大事故につながります。ホイールナットの錆はホイールに広がり、そこからタイヤを腐食させることで空気が抜ける原因となります。

ホイールナットの錆によるタイヤの腐食では、徐々に空気が抜けていくため、すぐにパンクには気づきにくいです。そのため、気づかず高速道路を走行すると、パンクやバーストする恐れがあります。

遠出する際は、ホイールの錆だけでなくタイヤ全体のメンテナンスを業者に依頼して、パンクやバーストなどのリスクを減らしておきましょう。

タイヤが外しにくくなる

ホイールナットの錆をそのままにしておくと、ボルトが錆に引っかかりタイヤが外れにくくなります。自分でタイヤ交換をする場合に、ホイールナットの錆が原因でタイヤが外れないときは、専門業者に依頼しましょう。

錆がひどい場合は自力でタイヤを外すのは難しく、無理やりタイヤを外そうとするとナットやボルトが変形する恐れがあります。無理に取ろうとしてナットやボルトが変形した状態で業者に依頼すると、余計な手間が発生します。

自力で外すのが難しいと感じた時点で、迷わず業者に依頼し、プロに任せましょう。

ホイールナットに付いた錆に関するよくある質問

ホイールナットに付いた錆に関するよくある質問

ホイールナットに付いた錆に関するよくある質問は、以下の3つです。

  1. ホイールナットの内側の錆はどうすれば取れますか?
  2. 錆びたホイールナットが回らないときはどうすればいいですか?
  3. ホイールナットの交換時期の目安はいつですか?

それぞれわかりやすく回答しているので、参考にしてください。

1.ホイールナットの内側の錆はどうすれば取れますか?

ホイールナットの内側の錆は、以下の方法で取るのが効果的です。

● スプレータイプの錆取り剤を吹きかける
● 重曹を溶かしたお湯につけ置きする
● クエン酸を溶かしたお湯につけ置きする

錆取り剤や重曹などとあわせて、最後にブラシを使うことで、より効果的に錆を取り除くことが可能です。

ホイールナットの内側の錆は目に見えにくいため、定期的に清掃を兼ねて錆取りをするといいでしょう。

2.錆びたホイールナットが回らないときはどうすればいいですか?

錆びたホイールナットが回らないときの効果的な対処法は、浸透潤滑剤を使うことです。浸透潤滑剤は自転車のチェーンの動きをよくしたり、錆を予防したりする効果があります。

浸透潤滑剤を使った、回りにくい錆びたホイールナットを回す手順は、以下のとおりです。

  1. 浸透潤滑剤スプレー缶をよく振る
  2. ナットやボルト部分を軽く叩き衝撃を与え浸透潤滑剤を浸み込ませる
  3. ホイールナットにスプレーをして数分間放置する
  4. ナットが回るようになっているか確認する

「タイヤが外れない」「ナットが回らない」などの困りごとの解決法は、以下の記事を参考にしてください。

3.ホイールナットの交換時期の目安はいつですか?

ホイールナットの交換時期は、メーカーが指定していない限り基本的には半永久品となります。ただし、時間の経過とともに必ず劣化するので、車の点検時にあわせてホイールナットの状態をチェックしてもらうといいでしょう。

本記事のテーマである「ホイールナットの錆対策」は、ホイールナットの劣化に関係する重要な要素です。長く丈夫に使い続けるためにも、ホイールナットの錆取りや予防対策はできるだけ行いましょう。

ホイールナットの錆は事前対策が大切

ホイールナットの錆は事前対策が大切

ホイールナットは錆が発生する前に予防することが大切です。錆の予防対策は、本記事で紹介した「ホイールナットが錆びないための予防対策」を参考にしてください。

ホイールナットの錆を放置すると、タイヤの脱輪やパンク、バーストなどのリスクが高まり大きな事故につながる恐れがあります。日頃からホイール全体の錆チェックを行い、こまめにメンテナンスを行いましょう。

タイヤワールド館ベストは全国に約4,000の提携店舗があり、タイヤに関する相談を随時受け付けております。

ホイールナットの錆をはじめとしたメンテナンス関係でお悩みの方は、タイヤワールド館ベストの提携店舗を検索して、ぜひお気軽にご相談ください。

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【保存版】タイヤローテーションを自分で行う手順は?費用の比較や注意点を紹介

「工具は家にそろっているから自分で作業したい」
「少しでも費用を抑えたい」

上記のように考えている方はいませんか?

タイヤローテーションを自分で行うと、工賃が抑えられます。しかし、工具をそろえる費用がかかったりスペアタイヤが必要になったりと、通常のタイヤ交換に比べて手間が増える傾向にあります。

タイヤローテーションを自分で行う際には、覚えておきたい注意点があります。そこで当記事では、タイヤローテーションを自分で行う手順や注意点を紹介しています。

タイヤローテーションを自分で行えば、約2,000円〜5,000円ほどの工賃を節約できるでしょう。
おいしい食事ができるほどの金額なので「自分でもできそう」だと感じたら挑戦してみてください。

タイヤローテーションを自分で行う手順

タイヤ交換画像

タイヤローテーションを自分で行うには、スペアタイヤを使う方法と使わない方法があります。

● スペアタイヤを使用するローテーション
● スペアタイヤなしでローテーションする方法

スペアタイヤなしで作業する場合は、フロアジャッキやウマが必要になります。DIYでさまざまな作業をするなら、この機会に工具をそろえるのもいいでしょう。

スペアタイヤを使用するローテーション

スペアタイヤと車載ジャッキを使用するローテーションの手順は以下の通りです。

  • 輪を車載ジャッキで持ち上げる
  • スペアタイヤに入れ替える
  • 取り外したタイヤをローテーション先のタイヤと付け替える
  • 1.〜3.を繰り返す
  • 上記の手順なら、フロアジャッキやウマを使わずにタイヤローテーションができます。ただ、3〜5回ほどジャッキアップしないといけないので、手間がかかります。タイヤローテーションのためだけに工具をそろえたくない方は、スペアタイヤと車載ジャッキを使用する方法がおすすめです

    スペアタイヤなしでローテーションする方法

    近年、スペアタイヤが搭載されていない車が増えてきました。そのため、スペアタイヤを持っていない方もいらっしゃるでしょう。

    スペアタイヤがない方は、以下の方法を検討してみてください。

    ● スペアタイヤの代わりにスタッドレスタイヤを使用する
    ● ウマを4つ用意して車体を完全に浮かせる

    ウマを4つ用意する方法は、安全かつ手間が少なくなります。1輪ずつサイドのジャッキアップポイントでジャッキアップし、ウマをかけていけば4本同時にローテーションできます。

    まれに、フロアジャッキで車体をあげてそのままタイヤを交換する方がいますが、危険が伴うので絶対にやめましょう。

    タイヤローテーションを自分で行うにはウマ2つが必須

    タイヤ交換画像

    タイヤローテーションを自分で行うのに必要な道具を紹介します。

    ● クロスレンチ
    ● トルクレンチ
    ● フロアジャッキ(パンタグラフジャッキ)
    ● ウマ(最低2つ)
    ● 輪止め
    ● 仮装着するタイヤ(スペアタイヤ)

    注意点として、パンタグラフジャッキは1輪しか持ち上げられません。「パンタグラフジャッキを2つ用意して前後輪を持ち上げれば安くできる」と考える方がいますが、絶対にやめてください。

    また、フロアジャッキでも同様です。ジャッキは「車体を持ち上げるもの」、ウマは「車体を支えるもの」なので、ジャッキのみではいつ車体が落下してもおかしくない状況だといえます。

    実際に、以下のような事件が起きています。

    車の整備中にジャッキが外れて男性が車の下敷きに…通報から約30分後に救出されるも搬送先の病院で死亡

    北海道文化放送

    ジャッキは、持ち上げた状態で作業する前提で作られていないので、手で押せば揺れるほど不安定です。油圧式のジャッキの場合、油圧が抜けて下がってくる恐れもあります。

    タイヤローテーションに限らず、ジャッキを使った作業をする場合は必ずウマに車体を乗せましょう。

    タイヤローテーションを自分で行う費用と工賃の比較

    料金計算

    タイヤローテーションをお店に依頼したときの費用は、約2,000円〜5,000円です。「お店に依頼するのと自分でするのはどちらがお得なの?」と疑問になりますよね。

    そこで、タイヤローテーションを自分で行うのに必要な工具をそろえるといくらかかるのか、表にまとめました。元が取れるなら自分で作業しようと思っている方は参考にしてみてください。

    工具 Amazon価格
    クロスレンチ 約2,000円〜
    トルクレンチ 約5,000円〜
    フロアジャッキ 約8,000円〜
    ウマ(2つ) 約5,000円〜
    輪止め 約2,000円〜

    上記すべてをそろえると、合計で約2万2千円です。通常、タイヤローテーションは5,000km走行ごとが目安とされています。そのため、タイヤローテーションを5〜10回行えば、工具の元は取れる計算になります。

    ただ、作業には手間と時間がかかるため、タイヤローテーションのためだけに工具をそろえるのは効率的ではないかもしれません。「すでに工具がそろっている方」「スタッドレスタイヤの履き替えも自分で行う」方は、自分でタイヤローテーションするメリットを感じられるでしょう。

    タイヤをローテーションする方向は駆動方式によって異なる

    車輛画像

    タイヤローテーションは、車の駆動方式によって入れ替える順番が異なります。

    ● FFは「後輪→前輪」のみ左右をローテーション
    ● FR・4WDは「前輪→後輪」のみ左右をローテーション所有する車にとって適切なローテーションを行うことで、最後まできれいにタイヤを使いきれます。

    FFは「後輪→前輪」のみ左右をローテーション

    FF車ローテーション

    参考:ヨコハマタイヤ

    FF車の場合、前輪が駆動かつ舵をとる役割をしています。そのため、後輪に比べて前輪が早く摩耗します。FF車のローテーション方法は以下の通りです。

    ● 前輪のタイヤは左右そのまま後輪へ
    ● 後輪のタイヤは左右を入れ替え、後輪へ

    自分で行うときは、以下の手順で行いましょう。

  • 左右どちらかの前輪をスペアタイヤに交換する
  • 前輪についていたタイヤを後輪に装着する
  • 後輪についていたタイヤを反対の前輪に装着する
  • 前輪から外したタイヤを後輪に装着する
  • 後輪から外したタイヤをスペアタイヤと入れ替える
  • 上記のやり方なら1本ずつ持ち上げて行うため、パンタグラフジャッキでも比較的安全に作業できます。少しでも手間を減らしたい方は、ウマを4本用意して車体を完全に持ち上げるのがおすすめです。

    FR・4WDは「前輪→後輪」のみ左右をローテーション

    参考:ヨコハマタイヤ

    FR車は後輪が駆動輪、4WDは4輪ともが駆動輪のためFF車とは逆のローテーション方法になります。

    ● 前輪のタイヤは左右を入れ替えて後輪へ
    ● 後輪のタイヤは左右そのまま前輪へ

    自分で行うときは以下の手順で行いましょう。

  • 左右どちらかの前輪をスペアタイヤに交換する
  • 前輪についていたタイヤを後輪に装着する
  • 後輪についていたタイヤを反対の前輪に装着する
  • 前輪から外したタイヤを後輪に装着する
  • 後輪から外したタイヤをスペアタイヤと入れ替える
  • FF車とFR車では、左右を入れ替えるタイヤが異なります。駆動輪のタイヤは左右そのまま前後を入れ替える、駆動しないタイヤは左右入れ替えると覚えておきましょう。4WDはFR車と同様のローテーション方法です。

    タイヤローテーションを自分で行う際は所有する車の駆動方式を調べ、タイヤを入れ替える手順を間違えないようにしましょう。

    タイヤローテーションを自分で行う際の注意点

    タイヤ画像

    タイヤローテーションを自分で行う際の注意点を紹介します。

  • 回転方向が決まっているタイヤはローテーションできない
  • 100km走行したら増し締めする
  • 保管するタイヤには装着位置を明記しておく
  • 自分で作業するときは、細かな注意点まで気にしておきましょう。作業中に手を止めて調べると、スムーズに行えません。事前に知っておけば、スピーディーに作業できます。

    1.回転方向が決まっているタイヤはローテーションできない

    すべてのタイヤがローテーションできるわけではありません。
    なぜなら、回転方向が決まっているタイヤや前後のサイズが違うタイヤはローテーションすると、メリットを発揮できなくなるからです。

    スポーツカーは前後輪のサイズを変えて、駆動輪のグリップ力を調整しています。スポーツカーは馬力が強く、駆動輪の力を効率よく路面に伝えないと横滑りしてしまいます。

    また、回転方向が違うタイヤの左右をローテーションすると、持ち前の性能を発揮できません。タイヤローテーションする前に、前後のタイヤサイズ・サイドウォールに「ROTATION」の表記がないか確認しておきましょう。表記がある場合は、矢印の向きに合わせてタイヤを入れ替えてください。

    2.100km走行したら増し締めする

    タイヤローテーションに限らず、自分でホイールを取り外したあとは増し締めをしましょう。ホイールナットは走行中の振動で緩む可能性があるからです。

    国土交通省が調査したデータによると、ホイールの脱輪事故は約20年間で1,188件発生しており、11月〜3月の冬に集中しています。このことから、冬タイヤ交換後1ヶ月以内に多く発生することがわかります。

    そのため、冬タイヤ交換やタイヤローテーションなどの作業をしたあとは、100km走行後にトルクレンチを使い、ナットが緩んでいないか点検しましょう。

    3.保管するタイヤには装着位置を明記しておく

    タイヤ交換後、取り外したタイヤの装着位置がわかるようにしておくのがおすすめです。前回の装着位置がわかれば夏・冬タイヤともに効率よくローテーションできます。

    取り付け位置がわかるようにするためには、ホームセンターに売っている養生テープに装着位置を書いたり、専用のシールを利用したりしましょう。専用のシールは通販サイトで販売されています。

    スタッドレスタイヤ・サマータイヤに交換する際に、前後左右の取り付け位置を明記すれば作業回数を減らしてローテーションできます。

    タイヤローテーションは5,000km走行が目安

    チェックポイント画像

    タイヤローテーションを行う目安は以下の通りです。

    ● 5,000km〜10,000km走行したとき
    ● タイヤが摩耗してきたとき
    ● スタッドレスタイヤ↔︎サマータイヤに交換するとき

    一般的なのは、5,000km走行ごとにローテーションを行うことです。タイヤは5,000kmで1mm摩耗するといわれているため、多くの店舗で推奨されています。

    他にも、季節ごとのタイヤに交換するときや、摩耗に差が出てきたと感じたときにもローテーションするといいでしょう。

    「スタッドレスタイヤは使用しない」「タイヤの摩耗状態はよくわからない」方は5,000km走行を目安にしましょう。

    タイヤローテーションに関するよくある質問

    質問

    タイヤローテーションに関するよくある質問は以下の通りです。

    ● タイヤローテーションを自分で行うとどれくらい時間がかかる?
    ● トルクレンチがない…思い切り閉めていい?

    タイヤローテーションで疑問点を事前に知り、前もって計画を立てたり準備したりすればスムーズに作業を進められるでしょう。

    タイヤローテーションを自分で行うとどれくらい時間がかかる?

    ホイールを外したことがない方は、1時間半程度は見積もっておきましょう。はじめは、ジャッキアップやウマをかけたりするのに時間がかかります。

    タイヤローテーションの作業内容は、慣れれば30分〜1時間ほどで終わる作業です。最初は作業中に不明点が出てくると思うので、時間がかかってしまいます。

    トルクレンチがない…思い切り締めていい?

    トルクレンチは必ず用意しておきましょう。トルクレンチがないからといって思い切り締めてしまうと、ボルトがねじきれたり痛んだりする原因になります。

    最悪の場合、走行中にボルトがちぎれてホイールが外れる可能性もあります。本締めは、車体を地面におろしてからトルクレンチを使い、適正なトルクで行いましょう。

    タイヤローテーションを自分で行う際はウマ2つ使おう

    タイヤ交換画像

    タイヤローテーションを自分で行う際は、必ずウマを使用してください。ジャッキだけでは車を支えられず、車体が落下し死亡事故につながる恐れもあります。

    ただ、以下のタイヤはローテーションができません。

    ● 回転方向が決まっている
    ● 前後のサイズが違う

    工具をそろえる前に装着しているタイヤを確認し、ローテーションができるかどうか確認しておきましょう。回転方向が決まっているタイヤはサイドウォールに「ROTATION」の記載があるため、矢印の向きにしたがって交換します。

    タイヤローテーションはタイヤを効率よく摩耗させ、最後まで均一に使うための手段です。日頃からタイヤのチェックをし「摩耗が偏ってきた」「前回のローテーションから5,000km走行」のタイミングで行いましょう。

    なお、タイヤワールド館ベストでもタイヤローテーションを実施しています。タイヤ専門のプロが丁寧に作業していますので、ぜひ一度ご相談ください。

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

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    タイヤのエア漏れ確認方法とエア漏れの原因を知ろう!

    タイヤのエア漏れと聞くとクギが刺さったりしたパンクを思い浮かべますが、実はエア漏れには様々な原因があります。今回はエアが漏れる原因と対処法を解説していきたいと思います。そして原則エアが漏れている時は走行禁止です。パンク修理で対処できるものも走ってしまったことにより新品交換となってしまうからです。

    いざ!という時冷静に対処するためにぜひこちらの記事をご一読下さい。

    タイヤのエア漏れ確認方法は?

    ご家庭にあるもので簡単に確認することができます。

    石鹸水で確認することができます

    異物が刺さったり異物が抜けてどこからパンクしているか分からない!というときは石鹸水を使用することでエア漏れしているか確認が出来ます。

    空気が漏れていたら石鹸水がブクブクと泡立つので疑わしい箇所があったらお家の食器用洗剤を水で薄めてタイヤにかけてみてください。

    ①クギが刺さったことによるエア漏れ

    1番多い原因がクギによるパンクです

    画像の説明

    様々なパンク原因のお客様が来店されますがその中でも走行中に異物を踏んでしまいパンクをすることが一番多いです。

    その他にも縁石などに乗り上げる・ぶつける等でタイヤが裂けてしまうバーストも多数ありますが、やはり釘などの異物踏みが多いです。

    クギが刺さっているときの対処法

    画像の説明

  • スペアタイヤに交換する
  • パンク修理キットで修理を行う
  • 近くのお店で点検をしてもらう
  • 等があります。ここで注意して頂きたいのが、エア漏れが起きている場合は走行しないでください。タイヤが潰れた状態で走ると内部が削れ使用不可になりバーストする可能性もあります。

    ②バルブの劣化による

    ゴムバルブはタイヤと一緒で劣化するので注意

    ゴムバルブ

    空気を注入するエアバルブの根元やバルブコアの劣化・不良によるエア漏れです。エアバルブはゴム製の物と金属製の物があります。

    ゴムバルブはその名の通りゴムで出来ており、3年~5年を経過すると様々なゴム製品と同じ様に、経年劣化によるヒビ割れが起こる可能性があります。ヒビ割れが発生すると空気が漏れる原因となります。

    金属バルブであれば大丈夫?!

    金属バルブ

    一般的には金属製のバルブの方が耐久性が高く、ゴムバルブよりも交換頻度は少なく済みますが、根元のパッキンが劣化すると同様に空気が漏れますので、こちらもタイヤ交換の際の点検等が重要になります。

    ③ ホイールからのエア漏れ

    ホイールのリム部分の腐食によるエア漏れ

    腐食したアルミホイール

    現在の乗用車用タイヤはほぼ全てチューブレスタイヤです。そしてタイヤホイールはタイヤのビード部(内側の淵)とホイールの淵が密着して密閉される構造になっています。そして乗用車用ホイールは鉄やアルミ製の物が多いですが、いずれも金属で空気に触れると腐食(サビ)が発生します。

    それを防ぐために塗装しているホイールが多いですが、どんなに気を付けても長期間使用していくうちに目に見えない細かい傷が付いてしまいます。その細かい傷から徐々に水分が入り込み金属部に届くと錆びて塗装を剝がしてしまったり凹凸を作り、空気漏れが発生する場合があります。

    この場合、再塗装か新品ホイールへの交換が必要になりますが、
    再塗装はそれなりの費用と時間がかかる為、新品ホイールの購入を検討頂くケースが多いです。

    また、縁石などに乗り上げてしまい、その衝撃でホイールリムが変形してしまった場合も同様に空気漏れの原因となり、補修にはそれなりの費用が掛かる為、場合によってはホイール交換をご検討頂きます。

    ホイールのクラックによるエア漏れ

    こちらはかなりまれな原因ですが、強度不足で走行中にヒビが入ってしまったり、製品不良で非常に小さいクラック(ヒビ)や
    ピンホールがあるホイールの場合、そのヒビや穴から空気が漏れてしまう事もあり得ます。

    エアが漏れているときと漏れていない時の対処法

    エアが漏れている場合

    釘が刺さったタイヤ

    エアが漏れている場合はスペアタイヤに交換をするかパンク修理キットを使用して走行出来る状態を整え早急にタイヤ交換を行いましょう。

    エアが漏れていない場合

    釘が刺さったタイヤ

    エアが漏れていない場合でも刺さっている異物を抜いた瞬間にエアが漏れる可能性もあります。

    この場合は発見した際に異物を抜かずに近くのお店などに持ち込んで点検を行いましょう。

    修理ができないタイヤの特徴 

    タイヤの側面に跡が付いている

    以下のような症状・状態はパンク補修が出来ません。

    トレッド面への異物刺さりで応急補修できる一般的な条件は

  • 直径・・・6mm以下
  • 修理箇所・・・2箇所以下
  • 周上間隔・・・40cm以上
  • ※当店では安全担保の面から1ヵ所までの補修とさせて頂いております。

    以上、3点の基準を満たした上で、タイヤにダメージがなければ可能と言われておりますが、

    ①トレッド面の端の方への異物刺さりやサイドウォールの穴・亀裂・損傷がある

    ②空気が抜けた状態で走行した場合のサイドウォールの引きずり痕や縁石等への乗り上げによる損傷
    ※サイドウォール内部の損傷がある場合。

    この場合はいずれも修理は不可となります。

    この記事のまとめ

    いかがでしたか?今回は主なパンクの原因や確認方法などをご紹介致しました。みなさんも安心・安全なドライブを楽しめる様に
    事前にタイヤ・ホイールの点検をしてみてください。

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    タイヤ知識 ライターチーム タイヤ交換

    【使用限界】タイヤのカーカスが見えると危険|放置するリスクや応急処置を紹介

    カーカスとは、タイヤの使用限界を超えたときに見えるワイヤーのことです。カーカスが見えているタイヤはいつバーストしても不思議ではなく、大変危険な状態です。

    「タイヤにワイヤーが見えているけど大丈夫だろう」
    「まだ使えるし急な出費は避けたい…」

    上記のように、カーカスが見えたタイヤをそのまま使い続けているという状況はありませんか?カーカスが見えるタイヤを放置すると、重大な事故を引き起こす可能性があります。そこでこの記事では、カーカスが見えたタイヤを放置するリスクや応急処置を紹介します。

    タイヤは車両が地面と接触している唯一の部品です。そのため、タイヤには自分の命を預けているとも言えます。使用限界を超えたタイヤの危険性を理解し、最悪の状況を防ぐための対策を講じましょう。

    カーカスが見えているタイヤは使用しないこと

    カーカスが見えているタイヤは使用しないこと

    カーカスが現れたタイヤは使用しないようにしましょう。カーカスが見えたタイヤは強度が低下しており、非常に危険な状態です。

    通常、タイヤは車の速度に比例して負荷が増加します。しかし、カーカスが見えたタイヤは強度が低下しているため、高速道路だけでなく一般道でもバーストの危険があり、命に危険を及ぼす可能性があります。

    たとえカーカスが見えていなくても、ピンチカットが発生しているタイヤも同様です。ピンチカットは内部のカーカスが切れ、タイヤにコブが現れている状態のことです。

    そのため、カーカスが見えている・ピンチカットが発生しているタイヤは使用を中止し、至急交換しましょう。

    関連記事:【小さくても危険】タイヤのピンチカットとは?原因や対処法を紹介

    タイヤは4層構造でできている

    タイヤは4層構造でできている

    引用:ダンロップ

    タイヤはゴムだけでできていると思われがちですが、実は複雑でさまざまな素材が使われています。タイヤの構造を知れば、カーカスが見えたタイヤの危険性が具体的に理解できるでしょう。

    タイヤの内部構造

    部品名 説明
    ビードワイヤー スチールワイヤー(鋼線)を束ねてゴムで被覆したリング状の補強部材。カーカスコードの引っ張りを受け止めてリムに固定する役目を担っています。
    カーカス タイヤの骨格を形成するゴムで被覆したコード層の部分。荷重や衝撃、空気圧などに耐える仕組みを有しています。
    インナーライナー チューブレスタイヤの内面に貼り付けられるゴム層の部分。気密保持性を確保する役割を果たします。
    ベルト ラジアルタイヤに配されるトレッドとカーカスのあいだのコード層。カーカスを締めつけて、トレッドの剛性を高める役割を果たします。

    引用:ダンロップ

    カーカスは4層構造のうち中から2番目の層であり、荷重や衝撃、空気圧を支えるコード層です。カーカスが見えていると、外的要因により劣化していくため、バーストが起きやすくなります。

    そのため、カーカスはタイヤにとって重要な役割を果たしているといえるでしょう。

    タイヤのカーカスが見える状態は危険

    タイヤのカーカスが見える状態は危険

    カーカスが見えているタイヤをそのまま使用するリスクは、以下の通りです。

    ● いつバーストするかわからない
    ● 車検に通らない
    ● タイヤの機能を果たせない

    カーカスが露出したタイヤを使い続けるメリットはありません。カーカスが見えたら、迷わずに至急交換しましょう。

    いつバーストするかわからない

    カーカスが見えたタイヤは、いつバーストするかわかりません。カーカスは荷重や衝撃、空気圧を支える重要なコード層なので、露出していると損傷するリスクがあるからです。

    カーカスが見えた状態で走行していると小石や雨など、本来カーカスに触れないものが触れるようになります。外的要因によってカーカスが破損すると、タイヤの空気圧を保持できなくなり、バーストします。

    カーカスが見えたタイヤはいつ爆発するかわからない爆弾のようなものなので、早急に交換しましょう。

    車検に通らない

    カーカスが見えているタイヤは車検に通りません。車検のタイヤに関する基準は、以下のように道路運送車両法に記載されています。

    亀裂、コード層の露出等著しい破損のないものであること。


    引用:道路運送車両法

    カーカスはコード層に該当するため、安全なタイヤとは判断されず、車検に通りません。他にも、スリップサインやピンチカットがでているタイヤも同様です。

    カーカスが見えたタイヤは、車検時に必ず交換しないといけません。早めにタイヤを交換して、不安なくドライブできるようにしましょう。

    関連記事:【危険?】車検に通らないタイヤの特徴5選!車検に通るタイヤの管理方法も解説

    タイヤの機能を果たせない

    トレッド面にカーカスが見えている場合は、タイヤとしての機能を発揮できません。タイヤの溝がないとグリップ力や排水性が悪くなり、ブレーキが効かなくなる恐れがあります。

    また、制動距離が伸びたりハイドロプレーニング現象が起きたりと、車の操作に影響することもあるため、危険な状態だといえます。とくにサイドウォールやショルダー部はカーカスが見えやすく、車体の内側に露出していると発見が遅れてしまいがちです。

    タイヤの異常を早く見つけるには、定期的なタイヤローテーションがおすすめです。タイヤローテーションすれば偏摩耗を防止でき、タイヤの異常を早く見つけられるでしょう。

    応急処置は?カーカスが見えたタイヤの対処法

    応急処置は?カーカスが見えたタイヤの対処法

    カーカスが見えたとき、タイヤ本体に施す応急処置はありません。タイヤはのちに交換しないといけませんが、出先でカーカスが見えているのを発見した場合の対処法を紹介します。

    ● 自走が不安ならレッカーを呼ぶ
    ● スペアタイヤに交換する

    昨今、スペアタイヤではなくパンク修理キットを積んでいる車が主流になってきました。しかし、カーカスが見えたタイヤや、サイドウォールに損傷が発生したタイヤはパンク修理キットでは対応できません。

    カーカスが見えたタイヤの対処法を知り、いざというときに対応できるようにしておきましょう。

    自走が不安ならレッカーを呼ぶ

    カーカスが見えたタイヤでの自走が不安な場合は、レッカーを呼びましょう。カーカスが見えたタイヤはバーストのリスクがあり、10km走行できるか1kmしか走行できないのか外見では判断できません。

    レッカーは任意保険のロードサービスに付帯している場合があります。条件によっては、保険会社が指定する修理工場まで無料でレッカーしてくれることもあるため、一度確認しておくのがおすすめです。

    ただ、レッカーは到着に時間を要する場合が多いため、所有する車にスペアタイヤが積んであるなら自分で交換するほうが早いでしょう。

    スペアタイヤに交換する

    スペアタイヤを積んでいる場合は自分で交換し、タイヤ交換店へ向かうのが安全でもっともスムーズです。タイヤ交換作業に慣れている方なら、1本15分程度で終わらせられます。

    ただ、最近の車はスペアタイヤではなくパンク修理キットのみを積んでいる車が多くなっています。パンク修理キットではカーカスが見えたタイヤには対応できないため、所有する車にスペアタイヤが積んであるのか確認しておきましょう。

    【タイヤの場所別】カーカスが露出する原因

    【タイヤの場所別】カーカスが露出する原因

    カーカスが露出する原因はタイヤの場所によって異なります。それぞれの原因は以下の通りです。

    ● トレッド面のカーカス露出は摩耗が原因
    ● 側面のカーカス露出は空気圧不足が原因

    カーカスが見える原因はひとつではないので、それぞれの場所の原因を知り、的確に対処しましょう。

    トレッド面のカーカス露出は摩耗が原因

    トレッド面にカーカスが見えている場合は、摩耗が原因です。スリップサインが現れていたにもかかわらず使用し続けると、カーカスが露出します。

    一方で、トレッド面は均一に摩耗するわけではありません。駆動方式や取付位置によって摩耗しやすい場所があり、トレッド面のセンター部分やショルダー部分が偏って摩耗します。これを偏摩耗といい、偏摩耗が進むと、タイヤの寿命より早くカーカスが見えてしまいます。

    カーカスは一部分でも見えると危険が伴うので、タイヤの溝がまだ残っていても交換が必要です。

    側面のカーカス露出は空気圧不足が原因

    タイヤ側面にカーカスが見える原因は、空気圧不足や側面をぶつけたときの衝撃です。タイヤ側面にはベルトと呼ばれる金属製の板がないため、トレッド面より衝撃に弱い傾向があります。

    そのため、空気圧不足によりタイヤ側面が膨らんだり、縁石にぶつけたりするとカーカスが露出することがあります。また、タイヤ内部でカーカスが破損したときに発生するピンチカットにも注意しましょう。

    カーカスを露出させないために定期的な点検が大事

    カーカスを露出させないために定期的な点検が大事

    トレッド面、側面にカーカスを露出させないためにも、定期的にタイヤの点検をしましょう。カーカスの露出を防止するには、以下の点検・対策がおすすめです。

    1. タイヤローテーション
    2. 月に一回の空気圧点検
    3. 安全運転
    4. 定期的なタイヤ交換

    定期的に点検すればカーカスの露出だけでなくさまざまなトラブルを回避でき、同じタイヤを長く使えるでしょう。

    1.タイヤローテーション

    タイヤの偏摩耗によるカーカスの露出を防止するには、タイヤローテーションがおすすめです。ローテーションすることでタイヤの偏摩耗を防止しつつ、溝を均一に使えるので寿命を伸ばす効果もあります。

    たとえば、FF車は前輪のタイヤが摩耗しやすいため、定期的に後ろと交換すれば4本が均一に摩耗していきます。また、タイヤローテーションは約5,000km〜1万km走行で行うのが理想です。

    タイヤローテーションの費用は約2,000円〜5,000円です。工具があれば自分でも作業できるので定期的に行いましょう。

    関連記事:タイヤローテーションは長持ちの秘訣!スペアタイヤや4WDについても解説

    2.月に一回の空気圧点検

    月に一回の空気圧点検で、タイヤ側面のカーカス露出を防止できます。空気圧が不足すると車の荷重により側面が膨らみ、カーカスに負荷がかかってしまいます。そのまま気づかずに放置すると、最悪の場合カーカスが切れ、バーストすることもあるでしょう。

    タイヤの空気圧を適正に保っておけばカーカスの露出を防げるだけでなく、燃費の向上にもつながります。空気圧は高すぎても低すぎてもよくないため、月に一回はガソリンスタンドで点検してもらいましょう。一声かければ、無料で点検してもらえます。

    関連記事:車の空気圧を確認する方法|適正な値を計測する6つのコツも紹介

    3.安全運転

    「急」がつく運転は、タイヤの劣化を早める原因です。急カーブや急発進、急ハンドルはタイヤが変形するため、側面に負担がかかります。

    たとえば、減速せずに左に曲がると右方向に遠心力が働くため、右タイヤに荷重がかかり、側面が膨らみます。側面が膨らんでいる状態はタイヤに負荷がかかっているため、急カーブを繰り返しているとカーカスが損傷し、バーストする可能性もあるでしょう。

    日頃から安全運転を心がければトラブル回避だけでなく、燃費の向上や精神の安定にもつながります。

    4.定期的なタイヤ交換

    タイヤの寿命にもとづいて定期的に交換すると、カーカスだけでなくさまざまなトラブルを防止できるでしょう。

    タイヤの寿命は3年〜5年とされており、メーカーも使用から5年が経過したタイヤはプロによる点検を推奨しています。また、製造から10年経過したタイヤは見た目に問題がなくてもゴムが劣化しているため、交換がおすすめです。

    中には「いつタイヤを購入したかわからない」「中古車だからタイヤの交換時期が不明」という方もいるでしょう。タイヤの側面には製造年が記載されているので、一度確認してみてください。

    関連記事:【夏タイヤの寿命はどれくらい?長く使い続けるコツを5つ紹介】

    カーカスが見えたタイヤの交換はベストにおまかせ

    カーカスが見えたタイヤの交換はベストにおまかせ

    カーカスが見えたタイヤの交換はベストにおまかせください。ベストには全国に約4,000の提携店舗があり、オンラインでタイヤの購入から交換予約まで完結します。購入したタイヤは取付店舗へ直送するため、タイヤの受け取りや一時的な保管は必要ありません。

    また、タイヤはオンラインで購入するほうが安い傾向にあります。かといって、ネットで購入したタイヤを持ち込むと工賃が高くなるので、結局「ネットで購入した意味がなかった」となりかねません。

    しかし、ベストのタイヤ交換なら「タイヤはネット価格」「工賃は通常通り」なので、実店舗とオンラインのいいとこ取りをしたサービスだといえます。

    自宅近くの提携店舗はすぐに検索できるので、気軽に探してみてください。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    タイヤのカーカスが見える前にタイヤを交換しよう

    タイヤのカーカスが見える前にタイヤを交換しよう

    カーカスは使用限界を超えたときに現れます。カーカスが見えてからタイヤ交換では遅いので、カーカスが見える前に交換しましょう。交換の目安は、タイヤの寿命といわれている3〜5年を目安にするのがおすすめです。

    カーカスが見えたタイヤは、いつバーストしても不思議ではありません。そのため、カーカスの露出を見つけたら、走行は控えて早急にタイヤ交換してください。自走が心配であれば、任意保険に付帯しているロードサービスを利用するといいでしょう。

    カーカスは、タイヤの荷重や空気圧を支える重要なコード層です。タイヤのカーカスが見えているのを発見したら、すぐに交換してください。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

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    基礎知識 ライターチーム タイヤ交換

    【保存版】タイヤの組み換えとは?脱着との工賃比較やタイミングについて解説

    タイヤ交換について調べていると「組み換え」という聞き慣れない言葉を目にしませんか?タイヤの組み換えを知らないと、場合によっては約10万円以上かかってしまうこともあり、車検代と考えるととんでもない金額です。そのため、タイヤ組み換え作業の概要を理解しておきましょう。

    タイヤの組み換えとは、ゴム部分の取り外しと取り付けの作業のことを指します。タイヤだけを組み換えると、ホイールをそのまま使用できるため経済的ですが、タイミングが重要です。

    そこで当記事では、タイヤを組み換える最適なタイミングや、どこで作業するのがお得なのかを紹介しています。できる限りタイヤ交換にかかる費用を抑え、趣味にお金を使えるようにしましょう。

    組み換えとはタイヤを交換する作業のこと

    組み換えとはタイヤを交換する作業のこと

    組み換えとは、ホイールから古いタイヤを取り外し、新しいタイヤを組み付ける作業のことです。 主にタイヤが摩耗して溝がなくなったときや寿命が来た場合など、新しいものに組み換えるときに行います。

    また、タイヤの組み換えには、タイヤチェンジャーと呼ばれる機械と専門技術が必要です。自力で交換するのは不可能に近く、タイヤを引き伸ばして組み換えるため、タイヤやホイールに傷がつく可能性があります。そのため、タイヤの組み換え作業は専門店に依頼しましょう。

    組み換え・脱着・交換の違い

    タイヤ交換に関する作業は組み換えの他に「脱着」があります。脱着とは、車体からホイールごと取り外す作業のことです。

    作業内容 説明
    脱着 車体からホイールを取り外したり取り付けたりする作業
    組み換え ホイールからタイヤを取り外して組み付ける作業
    交換 脱着と組み換えの総称

    脱着と組み換えはタイヤ交換の工程のひとつなので、作業手順としては脱着→組み換え→脱着となります。ホイールをセットで交換する場合の作業は脱着のみ、タイヤのみを交換する場合は脱着と組み換え両方の作業が必要です。ただ、工賃だけでみると、タイヤを組み換えるほうが高い傾向にあります。

    脱着と組み替えについては、以下の記事で詳しく解説しています。

    関連記事:タイヤ交換の脱着とは?組み換えとの違いやDIYの方法を解説!

    タイヤを組み換えるメリット・デメリット

    タイヤを組み換えるメリット・デメリット

    タイヤを組み換えるメリット・デメリットは以下の通りです。

    ● タイヤ交換全体の費用が抑えられる
    ● 脱着に比べて工賃が高くなる

    組み換え作業は、ホイールセットで交換するより費用が抑えられるためメリットが多いですが、デメリットも存在します。タイヤ組み換えを依頼する前に、デメリットも理解しておけば作業後に後悔することはないでしょう。

    タイヤ交換全体の費用が抑えられる

    タイヤ組み替えは、ホイールを再利用するので商品購入にかかるのはタイヤ代のみになります。そのため、ホイールセットで交換するよりタイヤ交換にかかる費用総額が抑えられるでしょう。

    ヨコハマタイヤのBluEarth ES32 16インチで比べると以下のようになります。

    価格(税込)
    タイヤのみ購入 63,200円
    ホイールセットで購入 84,790円〜

    ホイールの種類や販売店によって価格は変動します。タイヤワールド館ベスト最安値のホイールでも約20,000円の差があるので、組み換え作業はタイヤ交換にかかる費用が抑えられるといえます。少しでも安くタイヤを交換したい方は、組み換えるのがおすすめです。

    脱着に比べて工賃が高くなる

    タイヤ組み換え作業は、脱着のみの作業に比べると工賃が高くなる傾向にあります。脱着に加え、タイヤの取り外し・取り付けの作業が発生するからです。

    タイヤワールド館ベストの工賃で16インチの場合、双方の料金は以下のようになります。

    内容 工賃(税込)
    脱着のみ(16インチ4本) 2,200円
    組み換え+脱着(16インチ4本) 9,240円

    組み換え作業のほうが、約7,000円高い結果になりました。ただ、タイヤ交換全体でみるとホイール代が約20,000円抑えられるので、タイヤのみを組み換えたほうが約13,000円コストを下げられます。

    そのため、工賃だけでみると組み換えは高い傾向にありますが、ホイールセットで交換するよりはタイヤ交換にかかる全体の費用を抑えられます。

    タイヤは定期的に組み換えるのが重要

    タイヤは定期的に組み換えるのが重要

    タイヤは定期的に組み換えるのがいいでしょう。タイヤの素材はゴムなので、紫外線や雨風を受けると劣化するからです。また、タイヤが摩耗し、残り溝1.6mmを過ぎたら現れる「スリップサイン」が一部分でも見えたら交換のサインです。

    劣化したタイヤはひび割れが入り、走行に危険が伴います。最悪の場合、走行中のバーストやハイドロプレーニング現象も考えられます。そのため、タイヤは定期的な点検と組み換えを行い、いつでも安全に走行できるようにしておきましょう。

    関連記事:スリップサインの見方がわからない!タイヤの交換時期・何キロ走れるのか解説

    タイヤ組み換えは3〜5年を目安に

    タイヤの組み換えは、3〜5年を目安にするといいでしょう。5年以上使用したタイヤは、溝が残っていて使用できそうに見えても劣化が進んでいる場合があります。ブリヂストンは、5年以上使用したタイヤは販売店で点検を受けることを推奨しています。

    また、使用期間が少なくても製造から10年経過したタイヤは劣化が進んでいるため、新しいものに交換するのがおすすめです。

    関連記事:【保存版】タイヤ交換時期の目安は?寿命を延ばす6つのコツも紹介

    タイヤ組み換えの作業は専用の機械を使う

    タイヤ組み換えの作業は専用の機械を使う

    タイヤの組み換え作業には、タイヤチェンジャーと呼ばれる専用の機械を使用します。基本的に人力ではタイヤをホイールに組み込めないため、タイヤチェンジャーなしではできません。ネットで検索すると自分で組み替えている記事が出てきますが、タイヤの組み替えは技術と腕力が必要な大変な作業です。

    一方で、組み換えたタイヤに空気を入れる作業には資格が必要です。自動車用タイヤに空気を充てんする作業により、毎年死亡事故が発生しています。そのため、タイヤの組み換え作業はプロに任せて自分で行わないようにしましょう。

    タイヤの組み換えはどこがお得?

    タイヤの組み換えはどこがお得?

    タイヤの組み換えができるお店は以下の通りです。

    1. カーディーラー
    2. カー用品店
    3. ガソリンスタンド
    4. タイヤ専門店

    上記のお店でタイヤ組み換え作業ができ、それぞれ特徴があります。メリット・デメリットを知り、自身に合ったお店で作業をしてもらいましょう。

    1.カーディーラー

    カーディーラーはメーカーのプロなので、所有する車にもっとも適した性能・サイズのタイヤを選んでくれるでしょう。接客や作業の質が高いため、カーディーラーは安心感が高いといえます。

    ただ、他のお店と比べると工賃が高く、タイヤ組み換え1本約2,000円〜です。タイヤのサイズやメーカーによって工賃が異なるので、カーディーラーでタイヤ交換する場合は直接問い合わせてみてください。

    車のことはよくわからない、安心して作業を任せたい方は、カーディーラーでタイヤを組み換えてもらうのがおすすめです。

    2.カー用品店

    カー用品店は、気軽に来店しやすいのがメリットです。タイヤ組み換えの工賃は1本で約1,000円〜と安い傾向にあります。

    ただ、利用客が多く、冬前の繁忙期には予約しないと作業を断られる可能性もあります。そのため、カー用品店でタイヤ交換を依頼する際は、事前に作業日予約をしておきましょう。

    安く気軽にタイヤを組み換えたい方は、カー用品店での作業がおすすめです。

    3.ガソリンスタンド

    ガソリンスタンドは店舗数が多く、自宅近くにある方も多いでしょう。工賃は、タイヤ1本で約1,000円〜となっており、店舗やサイズによって変動します。

    ガソリンスタンドでは、給油や洗車をタイヤ組み換えと同時に行えるため、車を一気にリフレッシュできます。ただ、メインはタイヤ交換作業ではないため、技術や知識があるのか気になる方もいるかもしれません。自宅近くにガソリンスタンドがある、洗車もしたい方はガソリンスタンドでの作業がおすすめです。

    関連記事:ガソリンスタンドのタイヤ交換の値段は?エネオス・出光の相場や持ち込みについて解説

    4.タイヤ専門店

    タイヤ専門店のタイヤ組み換え工賃は、1本約1,500円〜です。店舗数はガソリンスタンドより少なく、工賃も高いですが、タイヤ専門店には知識が豊富なスタッフが多い傾向にあります。また、タイヤの品揃えも多く、自分の希望に合った商品を選択できます。

    タイヤ専門店も冬前に繁忙期を迎えるので、来店前には予約をしておきましょう。豊富な商品の中から納得できるタイヤを選びたい、知識が豊富なスタッフに作業して欲しい方はタイヤ専門店での作業がおすすめです。

    最後に、紹介した4つのお店それぞれの工賃を比較します。

    作業店 1本あたりのタイヤ組み換えの工賃(税込)
    カーディーラー 約2,000円〜
    カー用品店 約1,000円〜
    ガソリンスタンド 約1,000円〜
    タイヤ専門店 約1,500円〜

    タイヤ組み換えの工賃は、カー用品店・ガソリンスタンドがもっとも安い傾向にあります。ただ、どのお店にもメリット・デメリットがあり、人によってはカーディーラーが最適な選択になる場合もあるでしょう。

    工賃の安さだけでなく、スタッフの知識や商品の品揃えも考慮して作業店を選んでみてください。それでも決められない方は、タイヤ専門店で組み換えてもらうのがおすすめです。

    タイヤの組み換えに関する質問

    タイヤの組み換えに関する質問

    タイヤの組み換えに関する質問をまとめました。

    1. タイヤの組み換えは自分でできる?
    2. タイヤを組み換えるのとホイールセットで脱着するのはどっちがお得?
    3. 持ち込みタイヤでも対応してくれる?

    事前にわかりにくいポイントを理解しておくことで、お得にタイヤの組み換えができるでしょう。

    1.タイヤ組み換えは自分でできる?

    タイヤの組み換えには、タイヤチェンジャーを使用するため、基本的に自力でできません。ネットで検索すると自分で作業する方法が出てきますが、知識と経験がある方向けの方法です。

    タイヤを自力で組み換えると、タイヤ・ホイールに傷がついたり事故につながったりする可能性があるので、自分で作業しないようにしましょう。

    2.タイヤの組み換えとホイールセットで脱着するのはどっちが安い?

    工賃だけでみると、ホイールセットで交換するほうがお得です。ただ、脱着のみを行いたい場合、ホイールを購入する必要があります。条件にもよりますが、タイヤ交換総額で考えると組み換えのほうが約13,000円安くなるでしょう。

    3.持ち込みタイヤでも対応してくれる?

    ネットや中古で購入したタイヤを持ち込んでも作業はしてもらえますが、工賃が高くなります。持ち込みの場合はタイヤを販売しない分、利益が確保できず、工賃しか請求できないからです。

    他にも、持ち込まれたタイヤに責任が取れないことや装着後のトラブルを避けるために、工賃を高く設定している場合もあります。また、繁忙期やお店によっては交換そのものを断られることもあり、タイヤの持ち込みは最善の策とはいえないでしょう。

    タイヤワールド館ベストなら、ネットと実店舗のいいとこ取りをしたサービスを展開しています。次の見出しで詳しく解説します。

    関連記事:持ち込みでタイヤ交換できるお店はどこ?受付可能なお店や工賃を解説

    タイヤワールド館ベストはタイヤの組み換えもできる

    タイヤワールド館ベストはタイヤの組み換えもできる

    タイヤワールド館ベストは、オンラインショップで購入した商品を全国の提携取付店に直送できます。そのため、タイヤを自宅で受け取る必要がなく、取付日まで自宅で保管しておく場所もいりません。

    タイヤの購入から取付予約までオンラインで完結するため、当日お店に行くだけで作業してもらえます。タイヤを車に積み込む必要がないので、力に自信がない女性の方でも安心です。

    ベストの提携店舗は全国に約4,000店存在するので、自宅近くにないか検索してみてください。

    タイヤの組み換えは定期的にしよう

    タイヤの組み換えは定期的にしよう

    組み換え作業はタイヤ部分だけを取り外して組み付けるため、ホイールごと交換するより費用が抑えられます。ただ、スタッドレスタイヤは、ホイールごと用意したほうが工賃は安くなります。

    また、タイヤの組み換えにはタイヤチェンジャーが必要なので、自力で作業できません。タイヤ・ホイールの損傷や危険が伴うので、組み替え作業はお店に依頼しましょう。どこで交換すればいいかわからない場合は、タイヤ専門店がおすすめです。

    タイヤワールド館ベストならオンラインでタイヤを購入し、提携取付店に直送できます。車種別でタイヤを検索できるため、サイズを調べる必要がありません。面倒な手間を省きたい方は、ベストのオンラインショップでタイヤを探してみてください。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換