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スタッドレスの見分け方!運転する時や燃費の違いや寿命と価格差についても解説

「スタッドレスとノーマルタイヤの違いは?」
「タイヤの寿命が分からず交換時期が分からない」
「スタッドレスを夏履いても問題ない?」

といったお悩みをお持ちではありませんか?

スタッドレスとノーマルタイヤの見分け方、寿命や交換の見極め方を把握しておくのは、安全に車を使用する上で重要な項目です。

さらに、シーズンオフでもスタッドレスを履いてしまう方は多く、知らないうちに安全性を失っている可能性もあります。

本記事ではタイヤの見分け方や寿命の見極め方、シーズン以外にスタッドレスを履くデメリットについて解説します。

ぜひ本記事を読んでタイヤの履き替え・交換時期を理解して、安全で快適なカーライフを楽しめるようにしましょう。

スタッドレスとノーマルタイヤの見分け方は誰でも出来る

スタッドレスとノーマルタイヤの見分け方は誰でも出来る

参考:ブリヂストン

スタッドレスとノーマルタイヤの見分け方は、それぞれの特徴さえ抑えておけば、車に詳しくない方でも判別できるようになります。

雪が少しでも降る地域にお住まいの方は、ノーマルタイヤからスタッドレスへ履き替えを行うと思いますので、タイヤの見分け方・特徴の違いを覚えておきましょう。
ポイントは以下の4つです。

  1. 側面の見た目で見分ける
  2. ゴムの材質で見分ける
  3. 溝の深さ見分ける
  4. 運転時に見分ける

詳しく説明します。

スタッドレスタイヤは側面の見た目ですぐに分かる

スタッドレスタイヤは側面の見た目ですぐに分かる

最も簡単に見分ける方法としては、タイヤの側面にある表示を見る方法です。

タイヤの側面には製造メーカーやシリーズ名、サイズなどタイヤに関わる情報が表記されています。
実はスタッドレスの側面に「STUDLESS」もしくは「SNOW」の表示があり、この表示を見るだけでタイヤの種類を判別できるようになっています。

ゴムや溝で判別するよりもわかりやすいため、まずは側面を見てタイヤを見分けましょう。

ただ、劣化によって文字表記が見えなくなってしまうケースもあります。
その場合は以下で説明していくゴムの材質や溝の深さで判別するようにしてください。

ゴムの材質が大きく違う

ゴムの材質が大きく違う

写真参考:PR EDGE

スタッドレスとノーマルタイヤではゴムの材質が大きく変わります。

ゴムの性質上、温度が下がると硬くなりますが、スタッドレスは複合ゴムの素材配合を調整して低温でも硬くならず柔軟性を維持する作りになっています。

柔軟性があり柔らかいほど路面に密着するため、雪や氷の上でも滑らずグリップ力が発揮されます。

ゴムの材質を確かめるためにも、指でタイヤの表面を押してみると柔らかさの違いが分かるかもしれません。

また、雪道が滑ってしまうのは氷の上にできる水の層が原因とされています。

したがって、スタッドレスのゴムは水を吸収するような加工が施され、雪や氷の引っ掻き効果によって安定した走行が可能です。

溝の深さが異なる

溝の深さが異なる

スタッドレスとノーマルタイヤは溝の深さも大きく異なります。

ノーマルタイヤの溝は約8mm前後の深さに対して、スタッドレスの溝は約10mm前後の深さがあり、より深い形状です。

さらに、スタッドレスにはサイプと呼ばれる小さな切れ込みが多数入っていて、雪や氷の上でグリップするように作られています。

スタッドレスタイヤのサイプ

参考:ネクセン

溝の深さに加えて、スタッドレスの接地面は角張ったブロック状になっているため、見比べると違いがハッキリ分かるはずです。

スタッドレスタイヤとノーマルは運転した時にも違いがある

スタッドレスタイヤとノーマルは運転した時にも違いがある

スタッドレスはゴムの材質や溝の形状が変わるので、ドライ路面を運転した時に感じる感覚はノーマルタイヤと異なります。

スタッドレスはゴムが柔らかい形状をしているため、ノーマル装着時よりもグニャっとした感触で違和感を感じる人も多いでしょう。
また、本来雪道や凍結路面を走るために設計されているので、ドライ路面・ウェット路面では制動距離が長くなってしまい「なんだかコントロールしにくい」と感じるはず。

さらに、ロードノイズと呼ばれる走った時の音も違います。

スタッドレスでドライ路面を走ると特有の音が発生するため、走っている時に「うるさい」と感じて乗り心地も低下します。
特に高速道路を走った時に大きな音が発生するので、違いがハッキリ分かるはずです。

スタッドレスは年々進化しているため、ドライ路面を走った時に乗り心地が低下しないモデルも数多く出ています。
都会にお住まいの方であれば、スタッドレスでドライ路面を走ることも多いので、乗り心地の性能が高いスタッドレス、もしくはオールシーズンタイヤを選ぶのがおすすめです。

オールシーズンタイヤについては、後ほど解説いたします。

スタッドレスとノーマルタイヤにおける寿命の見分け方

スタッドレスとノーマルタイヤにおける寿命の見分け方

車を使用すれば自然とタイヤは消耗していきます。
日頃から車をチェックしていない方は、気づかない内にタイヤの寿命を迎えている可能性があるでしょう。

タイヤが劣化しているとスリップしやすいだけでなく、走行中にバースト(破裂)するなど命に関わる危険性が潜んでいます。

スタッドレスとノーマルタイヤはそれぞれチェックすべきポイントが違うため、ここで理解を深めておき、乗っている車のタイヤが消耗していれば速やかに交換してください。

ノーマルタイヤはスリップサインで見分ける

ノーマルタイヤはスリップサインで見分ける

参考:ブリヂストン

ノーマルタイヤには「スリップサイン」と呼ばれるマークがあり、溝が基準以下の深さになるとお知らせしてくれます。

スリップサインが出ている状態は、寿命を完全に超えた危険状態になるため、早急に交換が必要です。
スリップサイン自体は溝が1.6mm以下になると出現しますので覚えておきましょう。

さらに、道路交通法で残り溝に対する明確な基準があり、溝の深さが1.6mm以下のタイヤで走行すれば「整備不良車両」となり、法律違反の2点と反則金を受けることにもなります。

定期的にスリップサインが露出していないかチェックしてください。

ただポイントとしては、安全に車を使用するならスリップサインが露出してからのタイヤ交換では遅いという点。

理想としては残り溝が4mm以下になったらタイヤの交換をおすすめします。
これは溝が4mm以下になってしまうと制動距離が急激に大きくなるとされ、性能も格段に低下する形です。

具体的には以下の機能が低下します。

・タイヤと路面の間にある水の排水機能
・タイヤの駆動力とグリップ力
・車の操縦安定性

タイヤの接地面と路面の間に水が残ってしまうと、タイヤが滑りハンドル操作が不安定になるハイドロプレーニング現象も起きやすくなります。

溝が4mm以下になったら、ノーマルタイヤの寿命と捉えましょう。

スタッドレスはプラットホームで見分ける

スタッドレスはプラットホームで見分ける

スタッドレスは雪道や凍結した道など滑りやすい路面を走るため、交換すべきタイミングはノーマルタイヤに比べて早く訪れます。

そのタイミングを見分ける方法として「プラットホーム」と呼ばれる突起物がスタッドレスには設置されています。

溝が50%摩耗すると急激に性能が落ちるとされるため、新品時と比べてどれだけ摩耗しているかを見極められる機能です。

プラットホームはタイヤの接地面にあるブロックの間に存在し、見方としては突起物の先端がブロックの高さに近づいてきたら交換の合図になっています。

スタッドレスを必要とする場面において、グリップ力など性能を最大限発揮できなければ大きな事故につながる可能性もあるので、プラットホームはこまめにチェックしてください。

ちなみに、ノーマルタイヤ同様に1.6mm以下を知らせるスリップサインはスタッドレスにも存在します。

氷雪路は非常に危険が多いため、スリップサインが露出しているスタッドレスは絶対に使用しないでください。

また、使用している地域の環境、車の使用頻度、運転の仕方で変わりますが、スタッドレスは3年前後使用したらゴムの劣化も進んでいるので、買い替えを検討するということも覚えておきましょう。

スタッドレスタイヤは春夏も履きっぱなしにできる?

スタッドレスタイヤは履きっぱなしにできる?

冬にスタッドレスへ履き替えたものの、「ノーマルタイヤに戻すのが正直面倒」「交換費用がもったいない」と感じて、そのままスタッドレスを履き続けてしまう、いわゆる「履きつぶし」をする方も見かけます。

確かに法律でNGになっているわけでもないので、スタッドレスでも春夏の路面を走行することは可能です。
ただし、スタッドレスはあくまで雪氷路面の走行を想定しているので、ドライ路面では制動距離が長くなり、安全性を損なう可能性があります。

さらに燃費にも悪影響・交換の手間がない
・交換にかかる費用が必要ない

安全性を失い、命に関わる危険性を考えれば、多少のコストがかかっても履き替えは必須です。

具体的にどんなデメリットがあるのか詳しく解説していきます。

デメリット1.ウェット路面によって制動力も劣る

スタッドレスはノーマルタイヤと違い、横向きにたくさんの溝が入っています。
この溝が路面の引っかき効果を生み出し、雪氷路面を滑らないように設計されています。

ただし横溝は排水機能が悪く、雨の日などの濡れた路面を走った場合は制動距離が伸びてしまい、安全性が損なわれます。

くわえて、「ハイドロプレーニング現象」と呼ばれるタイヤと路面の間に水の膜が発生し、タイヤが浮いたことでブレーキが効かなくなる現象も起きやすいです。

制動力が劣れば思わぬ事故を誘発する可能性もあるので、冬シーズン以外はノーマルタイヤに履き替える必要性は高いといえます。

さらに注意すべきは、乗っている車に「自動ブレーキシステム」が付いているユーザーです。

自動ブレーキシステムはノーマルタイヤを履いている前衛で作動するため、制動距離に若干の誤差が発生します。

誤差があるからといって必ず事故につながるとは考えにくいですが、時には命取りになる可能性も0ではないので、履き替えをしておくべきでしょう。

デメリット2.熱に弱くバーストする可能性も

スタッドレスのゴムは柔らかい素材で作られているので、夏の炎天下で高速走行をしているとゴムが耐えられなくなり、バースト(破裂)してしまう可能性があります。
特に劣化が進んでいるスタッドレスは要注意です。

何年も使用したスタッドレスであれば、ヒビ割れや傷が発生しているケースも多く、劣化が進んだ箇所を起点に破裂してしまいます。

ちなみに、タイヤが破裂する予兆の一つとしてスタンディングウェーブ現象(速度が上がるに連れて車体が小刻みに振動する)と呼ばれるものがあります。

走行していて違和感を感じたスタッドレスは非常に危険なので、履き替え・買い替えをしてください。

デメリット3.スタッドレスは燃費性能が劣る

スタッドレスのゴムは柔らかいので、ドライ路面を走った時に密着しやすく摩擦抵抗が増えてしまいます。
当然抵抗が増えればその分エネルギーを多く必要とするので、力を無駄に消費し燃費悪化につながる形です。

スタッドレスを履き続けた場合、一般的には約10%程度燃費の悪化が起こるとされています。
年々車の燃費は良くなっているものの、燃料自体の金額は高く、年間で燃料費を計算すれば大きな金額です。

無駄な支出を増やさないためにも、シーズン毎の履き替えをおすすめします。

デメリット4.スタッドレスタイヤとノーマルタイヤには価格差もある

ノーマルタイヤと比較すればスタッドレスのほうが価格相場は上がります。
買い換えとなれば、ノーマルタイヤよりも大きな支出が発生するので、なるべく長く使い続けたいと誰しも考えているはず。

ただし、冬シーズン以外でもスタッドレスを履き続けてしまえば消耗スピードは早く、買い替えのタイミングは早く訪れてしまいます。

少しでも使用期間を減らし、消耗を抑えられるようにできれば長く使用できるので、冬シーズンが終わったらすぐに履き替えるようにしましょう。

履きつぶしについてはスタッドレスタイヤの履きつぶしについての記事も参考にしてみてください。

スタッドレスとノーマルタイヤが混合したオールシーズンもおすすめ

スタッドレスとノーマルタイヤが混合したオールシーズンもおすすめ

項目 ノーマル スタッドレス オールシーズン
ドライ路面
ウェット路面 ×
シャーベット路面 ×
雪道 ×
凍結路 ×

スタッドレスとノーマルタイヤのいいとこ取りをしたのが「オールシーズンタイヤ」です。
舗装路ではノーマルタイヤと同様の乗り心地を体験しつつ、雪道も同じタイヤで走行できてしまう優れもの。

「めったに雪は降らない」「履き替え作業が手間だ」「タイヤの保管場所がない」という方であれば、ぜひ検討してほしいタイヤの種類になります。

タイヤの製造技術は年々進化しているので、オールシーズンタイヤに不安を感じていた方も安心してお使いいただけます。

メーカーやモデルにもよりますが、万能タイヤというポテンシャルがありながら、スタッドレスの価格とそこまで大きな差はないので、十分候補に入るのではないでしょうか。

ただし、以下の条件下ではオールシーズンタイヤのおすすめはできません。

・大雪が降る北海道や東北地方に住んでいる
・気温が非常に低くアイスバーンがある地域

雪道は問題ないとしつつも、積雪量が多い路面や凍結した路面では不安が残ります。
危険性が高い地域ではスタッドレスを選ぶようにしてくださいね。

タイヤ選びに困ったらプロに相談しておけば間違いなし!

タイヤ選びに困ったらプロに相談しておけば間違いなし!

スタッドレスとノーマルタイヤの見分け方は以下の4つです。

  1. タイヤの側面に「STUDLESS」もしくは「SNOW」の表示があるか
  2. ゴムを押した時の柔らかさ
  3. 溝の深さ(ノーマルタイヤの溝は8mm前後・スタッドレスの溝は10mm前後)
  4. 走行しているときに感じる感触の違い

種類の見分け方にくわえて、タイヤの寿命を見分ける方法もまとめます。

  1. ノーマルタイヤはスリップサイン・スタッドレスはプラットホームをチェック
  2. ノーマルタイヤは残り溝が4mm以下、スタッドレスは溝が50%摩耗したら交換
  3. タイヤは使用開始から3年〜4年経過したら寿命を迎える

寿命を迎えたタイヤは、早急に交換・買い替えをしてください。

また、交換が面倒だからといって、シーズンオフになってもスタッドレスを履き続けてしまう方もいます。

スタッドレスは、ドライ路面やウェット路面において路面制動力の低下や走行中のバーストといった危険性が潜んでいるので、冬が終わったタイミングで履き替えも実施してくださいね。

もし、タイヤ交換をするならタイヤワールド館ベストの利用がオススメです。
北海道/宮城県/岩手県近郊であれば乗っている車の最適なタイヤ探しを含めて、直接店舗へご相談ください!
オンラインショップであれば、2500種類以上からタイヤ選びが可能で、全国4000店舗の提携店舗があるので、タイヤ交換まで一括して依頼できます。

タイヤ交換もインターネットで予約が可能ですので、ぜひ一度タイヤワールド館ベストをチェックしてみてくださいね!

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オールシーズンタイヤ スタッドレスタイヤ 多賀城店

【後悔?】オールシーズンタイヤはやめたほうがいい?メリット・デメリットを解説

あまり雪が降らない地域に住んでいる人は、数回の降雪のためにスタッドレスタイヤに履き替えるのは面倒だと思っていませんか?スタッドレスタイヤの購入・交換にも費用がかかるので、雪の日は外出しないと決めている人も多いでしょう。

降雪が少ない地域に住んでいる人には、オールシーズンタイヤがおすすめです。オールシーズンタイヤは一年を通して履き続けられるため、スタッドレスタイヤの購入・交換費用がかかりません。そこで当記事では、オールシーズンタイヤのメリット・デメリットやどのような人に向いているのかを解説します。

冬の間でもオールシーズンタイヤで冬を越せれば、交換の手間や費用が発生しなくなります。浮いたお金で、旅行や美味しい食事にいけるかもしれませんよ!

オールシーズンタイヤとは?

オールシーズンタイヤとは?

オールシーズンタイヤは、一年を通して履き続けられるタイヤのことです。雪が降らない地域ではサマータイヤでも一年中対応できますが、降雪がある地域はスタッドレスタイヤに履き替えるのが一般的です。ただ、あまり雪が降らない地域に住んでいる人は、スタッドレスタイヤに交換するのはもったいないと思っている人も多いでしょう。

そこで降雪が少ない地域で活躍するのが、オールシーズンタイヤです。この見出しでは以下について解説します。

● オールシーズンタイヤは特殊なコンパウンドやトレッドパターンが使用される
● オールシーズンタイヤの寿命は3〜5年
● オールシーズンタイヤの交換時期はスリップサインとプラットホームで見極める

オールシーズンタイヤの特徴を知り「雪でも走れる夏タイヤ」の概要を掴んでおきましょう。

オールシーズンタイヤは特殊なコンパウンドやトレッドパターンが使用される

オールシーズンタイヤは、晴天・降雨時にはサマータイヤに近いグリップ力、雪道ではサマータイヤより優れています。

オールシーズンタイヤには、特殊なコンパウンドやサマータイヤと異なるトレッドパターンが使用されています。そのため、降雨時の排水性や冬でもタイヤの柔軟性を維持できるので、雪道での走行が可能です。

また「スノーフレークマーク」がついていれば、冬用タイヤ規制が出ている道路でも走行が可能です。ただ、路面が悪化したときに発令されるチェーン規制は、タイヤの種類にかかわらず、チェーンを装着しなければいけません。

オールシーズンタイヤは雪道も走れますが、スタッドレスタイヤの性能には及びません。そのため、雪が深い地域では季節専用タイヤを使用しましょう。

オールシーズンタイヤの寿命は3〜5年

オールシーズンタイヤの寿命は、サマータイヤと同じく3〜5年です。オールシーズンタイヤはサマータイヤに近いゴムを使用した専用設計になっているため、寿命はサマータイヤと変わりません。

一方で、スタッドレスタイヤの寿命は3〜4年です。そのため、オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤより寿命が長い傾向にあります。ただ、交換時期の目安が2つあり、冬タイヤとして利用できる寿命は短いので注意しましょう。

関連記事:夏タイヤの寿命はどれくらい?長く使い続けるコツを5つ紹介

関連記事:スタッドレスタイヤの寿命は?おすすめの冬タイヤや長持ちさせるコツを紹介

オールシーズンタイヤの交換時期はスリップサインとプラットホームで見極める

オールシーズンタイヤの交換時期の目安は2種類あり、以下の通りです。

● 春から秋の交換目安
● 冬の交換目安

夏と冬ではタイヤに求める性能が異なるため、夏用のスリップサインと、冬用のプラットホームが設けられています。以下の見出しで、オールシーズンタイヤの交換時期を季節ごとに解説します。

春から秋の交換目安

オールシーズンタイヤを春から秋に交換する場合は、スリップサインを目安にしましょう。オールシーズンタイヤは基本構造がサマータイヤなので、春〜秋に交換する場合は交換目安も同じになります。

スリップサインは、タイヤの残り溝が1.6mmを過ぎたときに現れます。スリップサインが一箇所でも見えていたら車検にも通らず、走行にも危険が伴うので早急に交換しましょう。

関連記事:【タイヤのスリップサイン】限界までタイヤを安全に使う方法とは?

冬の交換目安

オールシーズンタイヤが雪道を走行できる限界の目安は、プラットホームを参考にしましょう。プラットホームはスタッドレスタイヤの残り溝が50%を切ったときに現れ、冬用タイヤとしての使用限界を示すサインです。

冬前にプラットホームが見えていた場合、雪道の走行に危険が伴うので、タイヤ交換が必要です。ただ、スリップサインはプラットホームより奥にあるので、サマータイヤとしてはまだ使用できます。

オールシーズンタイヤのプラットホームは、雪道を走れる限界のサインです。オールシーズンタイヤを冬に使用する場合は、プラットホームが見えていないか事前に確認しましょう。

関連記事:スタッドレスタイヤの寿命は?おすすめの冬タイヤや長持ちさせるコツを紹介

オールシーズンタイヤのメリット

オールシーズンタイヤのメリット

オールシーズンタイヤのメリットは以下の通りです。

● 一年中使用できる
● タイヤの保管場所が不要
● 夏用と冬用を揃えるより安価

降雪が少ない地域に住んでいる人は、オールシーズンタイヤにすればメリットを多く享受できるでしょう。

一年中使用できる

オールシーズンタイヤはその名の通り、一年中使用できます。雪道を走行できるように、サマータイヤとは異なるトレッドパターンや素材を採用しているからです。

昨今、都心部でも急な降雪が多く、雪の予報が出たときはカー用品店やタイヤ専門店に人が押し寄せます。そのため、予約が取れずスタッドレスタイヤに交換できない方も多いでしょう。

オールシーズンタイヤなら、急な降雪でもスタッドレスタイヤに交換する必要はありません。冬キャンプに行きたい、急な降雪に備えたい方にはオールシーズンタイヤはぴったりでしょう。

タイヤの保管場所が不要

オールシーズンタイヤを装着していれば、タイヤの保管場所がいらなくなります。冬用のスタッドレスタイヤが必要なくなるため、一年を通して同じタイヤを装着できるからです。

そのため、タイヤ預かりサービスを契約したり、邪魔な場所に保管したりせずに済みます。オールシーズンタイヤに変えれば、スペースの有効活用ができ、預かりサービスを契約している人は節約につながります。

オールシーズンタイヤは一年中装着できるため、未使用のタイヤの保管場所が不要になり、経済的負担も軽減できるでしょう。

夏用と冬用を揃えるより安価

オールシーズンタイヤなら、夏用と冬用のタイヤが不要になるため、タイヤにかけるコストが抑えられます。オールシーズンタイヤのみの費用と、夏と冬両方のタイヤを購入した場合の本体代を比較してみましょう。

トヨタプリウス・17インチ・タイヤ(すべてダンロップ・205/55/R16)

タイヤの種類 タイヤ4本の本体価格(税込)
オールシーズンタイヤ 100,400円
夏用と冬用のタイヤ サマータイヤ:70,400円
スタッドレスタイヤ:90,800円
合計:161,200円

オールシーズンタイヤと、季節専用タイヤを用意するのでは約60,000円の差があります。スタッドレスタイヤはホイールとセットで保管する人が多いので、ここからホイール代も発生するでしょう。

オールシーズンタイヤは、夏と冬それぞれの専用タイヤを用意するよりコストが抑えられ、経済的だといえます。

オールシーズンタイヤのデメリット

オールシーズンタイヤのデメリット

一年中使用できるオールシーズンタイヤですが、デメリットもあります。

● 夏・冬の走行性能が専用タイヤより劣る
● 凍結路には向かない

オールシーズンタイヤのデメリットを把握し、自身のライフスタイルに合っているか検討してみてください。

夏・冬の走行性能が専用タイヤより劣る

オールシーズンタイヤはサマータイヤとスタッドレスタイヤの間に位置するタイヤなので、季節専用のものより性能が劣ります。

季節専用タイヤと比べた具体的なデメリットは以下の通りです。

● 雪道の走破性
● ドライ性能やウェット性能
● 燃費

あくまでもサマータイヤの延長なので、豪雪地域や凍結が多い地域では性能を発揮できません。そのため、東北や北海道など、雪が深い地域にはオールシーズンタイヤは不向きだといえます。

凍結路には向かない

オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤの走行性能の差がもっとも現れるのは、凍結路です。完全に凍結してしまった道路での走行性能はスタッドレスタイヤに及ばず、危険が伴います。

また、JAFが行ったテストでは各タイヤを装着し「凍結路を時速40kmで走行」の条件下で制動距離を測定しています。テスト結果は以下の通りです。

タイヤタイプ 長さ(m)
スタッドレスタイヤ 78.5m
オールシーズンタイヤ 101.1m
サマータイヤ 105.4m

オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤほどのグリップ性能はなく、サマータイヤに近い性能なのがわかります。そのため、普段使う道に凍結しやすい橋がある、降雪が多い地域では冬の道に特化したスタッドレスタイヤを使用しましょう。

オールシーズンタイヤがおすすめな人・不向きな人

オールシーズンタイヤがおすすめな人・不向きな人

オールシーズンタイヤのメリット・デメリットをふまえ、おすすめな人・不向きな人を紹介します。

オールシーズンタイヤがおすすめな人 降雪が少ない地域に住んでいる
たまに冬のアウトドアを楽しむ
急な降雪に備えたい
タイヤにかかる費用を抑えたい
タイヤの保管場所に困っている
オールシーズンタイヤが不向きな人 降雪が多い地域に住んでいる
雪が降る地域に行く回数が多い
ウィンタースポーツや冬のアウトドアを頻繁に行う

オールシーズンタイヤが向いているかもっともわかりやすい基準は、降雪量です。年間の降雪量は気象庁による気象データを参考にしてみてください。

「オールシーズンタイヤにしたいけど降雪量もよくわからない…」という人はスタッドレスタイヤとサマータイヤを併用しましょう。少しでも不安が残る場合は、性能が高い専用タイヤを使用するのがおすすめです。

おすすめのオールシーズン対応タイヤ

おすすめのオールシーズン対応タイヤ

タイヤワールド館ベストで取り扱っている、おすすめのオールシーズンタイヤを紹介します。

● ダンロップ ALL SEASON MAXX AS1
● トーヨータイヤ CELSIUS

オールシーズンタイヤは日本の路面状況を把握している国産メーカーがおすすめです。どれがいいかわからない人はダンロップやトーヨータイヤなど、国産タイヤを選びましょう。

ダンロップ ALL SEASON MAXX AS1

ダンロップ ALL SEASON MAXX AS1

ダンロップ公式サイトへ

ALL SEASON MAXX(オールシーズンマックス) AS1はダンロップ唯一の乗用車向けオールシーズンタイヤです。オールシーズンタイヤ独特のトレッドパターンと、深い溝により高いウェット性能を誇ります。さらに、ダンロップの夏タイヤよりもロングライフ性能に優れ、コストパフォーマンスに優れたオールシーズンタイヤといえます。

こちらはダンロップさんの商品での比較になりますが、各メーカーさん共にオールシーズンタイヤは同等の評価になっています。

ダンロップは品質が高いタイヤメーカーですが、オールシーズンタイヤでの雪道は、性能を過信せず急がつく運転は避けましょう。

トーヨータイヤ CELSIUS

トーヨータイヤ CELSIUS

トーヨータイヤ公式サイトへ

CELSIUS(セルシアス)は非対称パターンを採用し、ドライ・ウェット・スノーすべての性能を最大限発揮できるようになっています。IN側にはスノー重視のパターン、OUT側にはドライ・ウェットを重視したパターンがあり、それぞれの季節に適した性能を発揮できます。

また、CELSIUSの効率的なトレッドパターンは、2020年度のグッドデザイン賞も受賞しています。そのため、タイヤのパターンにも拘りたい方にはCELSIUSがおすすめです。

オールシーズンタイヤは降雪が少ない地域におすすめ

オールシーズンタイヤ(4シーズンタイヤ)は降雪が少ない地域におすすめ

オールシーズンタイヤは降雪が少ない都心部に住んでいる人や、たまに冬のアウトドアを楽しみたい人におすすめです。一方で、降雪や凍結が多い地域では、スタッドレスタイヤのほうが安心して雪道を走行できます。

寿命や交換時期はサマータイヤとほぼ同じですが、冬前にプラットホームの露出がないか確認しておくと安心です。オールシーズンタイヤを購入する際は、住んでいる地域の降雪量や外出する頻度を考慮し、ライフスタイルに適しているかで判断しましょう。

関連記事:スタッドレス交換すべき?プラットフォームとは?サインの見方や判断基準について徹底解説

また、タイヤワールド館ベストでは全国に約4,000の提携店舗があり、購入していただいたタイヤを直送できます。そのため、タイヤを受け取る手間や一時的に保管しておく必要がありません。オンラインで購入から取付予約まで完結するため、取付店に来店するだけでタイヤが交換できます。

近くのカー用品店では予約が取れない、近くにタイヤ交換できる店がないという人は自宅近くに提携取付店がないか検索してみてください。

全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

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オールシーズンタイヤ サマータイヤ ミニバン 西多賀店

デリカD5におすすめしたい夏タイヤ単品・ホイール

「デリカ」は荷物を運ぶ車(=Delivery Car)の略で
その「デリカ(DELICA)」の「5代目」から
「D:5」となったそうです。

発売以来、今も根強い人気の三菱・デリカD:5。
3列シートミニバンでありながらクロカン的な性能を持ち、
独創性の強いデザインと相まって多くのファンがいます。

今回はそんなデリカD5におすすめしたい
夏タイヤ・ホイールセットをご紹介致します!

D5の純正タイヤ・ホイールサイズ

【純正タイヤ・ホイールサイズ】
■215/70R16
16×6.5 5/114 +38

■225/55R18
18×7J 5/114 +38

↓ 詳しい情報は三菱さんHPで!

https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/

D5にはどんなタイヤが合うのか

【街乗りメイン・舗装路面を多く走行する方】

乗り心地や快適性を重視したい!

■DUNLOP RV505

多人数での乗車時や多積載時のカーブやレーンチェンジ、
横風などによって起こる事がある
ミニバン特有のふらつきを抑制してくれるので
快適に安心して運転できます!

↓ メーカーHPはコチラ

https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/passenger/rv505/

■TOYO トランパスMP7

ウェットグリップ性能に特化して作られた
トランパスMPZの後継モデル。
ミニバン設計でふらつきにくくおすすめです!

↓ メーカーHPはコチラ

https://www.toyotires.jp/product/tamp7/


【オフロード走行・未舗装路面を多く走行する方】

■DUNLOP グラントレックAT5

■TOYO オープンカントリーR/T

■BFグッドリッチ オールテレーンT/A KO2

※こちらの上記3種類のタイヤは次の項目でご紹介します!

おすすめ夏タイヤ3選

■DUNLOP
グラントレックAT5

全天候オールシーズン(M+S仕様)とは…
オールシーズンタイヤの一種で、
雪路等でも走行できるようにアレンジしたもの。
MがMud(泥、ぬかるみ)、SがSnow(雪、積雪)

積雪の少ない地域で全天候型タイヤとして活用されており、
悪路を走破する力強いトラクションもポイント!

↓ メーカーHPはコチラ

https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/4×4/at5/

オンラインショップでも販売しております!

https://tireworldkan.com/tire/item/336023


■トーヨータイヤ
オープンカントリーR/T

オフロードでのトラクション性能と
オンロードでの耐摩耗性能や走行安定性を
両立する“遊び心”ある新カテゴリータイヤ
オシャレをしつつも、しっかりマッドな道にも
対応している頼れるタイヤです!

↓ メーカーHPはコチラ

https://www.toyotires.jp/product/oprt/


■BFグッドリッチ

オールテレーンT/A KM2

マット系タイヤといえば…グッドリッチ!
なんて方も多いのではないでしょうか!

見た目はもちろん、サイドウォールやトレッドまで
細部まで拘って作られているので、
悪路を走行しても安心!

↓ メーカーHPはコチラ

https://www.bfgoodrichtires.co.jp/auto/tyres/all-terrain-t-a-ko2

おすすめアルミホイール6選

16インチ

【WORK】 CRAG T-GRABIC Ⅱ
(ワーク クラッグ ティーグラビック ツー)

ワークの4WD・SUVホイールと言えばコレ!
ディスクのゴツゴツした感じで格好良さを演出しつつ、
ビードロックリングテイストのリムデザインで締める。

飽きの来ないデザインでおススメです!

↓ 装着イメージはこちら!

↓ メーカーHPはコチラ

https://www.work-wheels.co.jp/search/detail/126/


【RAYS】TEAM DAYTONA M8
(チームデイトナ エムエイト)

TEAM DAYTONA M9のメッシュスタイルを継承した​
TEAM DAYTONA M8。

↓ 装着イメージはこちら!

↓ メーカーHPはコチラ

https://www.rayswheels.co.jp/products/wheel.php?lang=ja&wheel=M8


【クリムソン】DEEN COLORADO
(ディーン コロラド)

時代にとらわれないNEWレトロスタイルをコンセプトに
DEANブランド新モデル「COLORADO」(コロラド)。
懐かしいのに古さを感じないデザイン。

近未来×古き良きデザインの融合で注目間違いなし!

↓ 装着イメージはこちら!

↓ メーカーHPはコチラ

https://www.dean-wheels.com/colorado/


18インチ

【RAYS】ベルサスVT125S

スポーツホイールとして人気を博した
「SERIE VERSUS TURISMO」を
現在の技術を駆使して制作された最先端ホイール。
2×5スポークをデザインベースとし、軽量かつ高剛性で
アルミセンターキャップを採用し高級感もたっぷりです!

↓ 装着イメージはこちら!

↓ メーカーHPはコチラ

https://www.rayswheels.co.jp/products/wheel.php?lang=ja&wheel=VT125S


【WORK】WORK EMOTION ZR10
(ワークエモーション・ズィーアールテン)

誕生20周年を迎えたワークのエモーションシリーズは、
走るのが好きな方々の間で人気のブランドです!
スーパーGTで使用されている鍛造1ピースモデルを
市販品へと試行錯誤され、鋳造ながら高剛性で
軽量という嬉しい両立をしているホイールです!

↓ 装着イメージはこちら!

↓ メーカーHPはコチラ

https://www.work-wheels.co.jp/search/detail/133/

オンラインショップでも販売しております!


【共豊】STEINER FTX

1ピースながらもマルチピースのようなデザイン、
七色に光るホログラムのセンターキャップで
お洒落間違いなし!
シュタイナーシリーズ初のクラシカル形状で
目を引くデザインです!

↓ 装着イメージはこちら!

↓ メーカーHPはコチラ

https://www.kyoho-corp.jp/products/steiner-ftx/

まとめ

ラグジュアリーなデリカD:5に仕上げるか、
オフロード系のデリカD:5に仕上げるか…
組み合わせ次第で無限に広がるカスタム!

ドレスアップをして自慢の愛車にしてみませんか!

ぜひご相談ください(*’ω’*)

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西多賀店
西多賀店
TEL: 022-398-3801
住所:仙台市太白区泉崎2-23-17
アクセス:仙台国道286号線沿い
営業時間:10:00~19:00
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