「軽自動車のタイヤを自分で交換するときに気をつけることはある?」
「軽自動車のタイヤ交換時期や費用が知りたい」
軽自動車のタイヤは頻繁に交換するわけではないので、前回の交換時期やどのくらい費用がかかったかわからなくなりますよね。
タイヤは、約5年間の使用で交換するのが一般的です。一方で、軽自動車のタイヤ交換にかかる費用は約5,000円〜19,000円と幅が広く、タイヤの銘柄によって左右されます。
自分で交換する場合はデメリットを知っておかないと、大きな事故につながる可能性があります。また、走行中の事故を防ぐためにはトルクレンチが必須です。トルクレンチは「適正な力でホイールを固定するためのもの」です。
この記事ではタイヤの交換時期や値段の相場、自分で交換する際のメリット・デメリットを解説します。
タイヤ交換の適切なタイミングを知り、安全なドライブを楽しみましょう。
- 軽自動車のタイヤ交換の値段相場は約5,000〜19,000円
- 軽自動車のタイヤ交換時期について
- 軽自動車のタイヤの選び方
- 軽自動車のタイヤ交換を自分でするメリット
- 軽自動車のタイヤ交換を自分でするデメリット
- 軽自動車のタイヤ交換はタイヤワールド館ベストがおすすめ
- 軽自動車のタイヤ交換はタイヤ専門店へ
軽自動車のタイヤ交換の値段相場は約5,000〜19,000円
タイヤの値段はサイズや品質に左右されます。軽自動車は13インチ〜15インチのタイヤが使われており、一本あたり約5,000円〜19,000円が相場です。
約5,000円〜19,000円というのはタイヤ一本の値段で、さらに工賃が加わります。そこで、タイヤ交換作業ができる店の工賃を比較しました。
場所 | 価格帯 |
---|---|
ディーラー | 約8,000円〜40,000円 |
タイヤ専門店 | 約8,000円〜15,000円 |
カー用品店 | 約4,000円〜25,000円 |
ガソリンスタンド | 約4,000円〜25,000円 |
※すべてタイヤ4本組み替えの場合
工賃だけを見ると、カー用品店が安い傾向にあります。ただ、タイヤ専門店はサイズによる工賃の変動が少なく、タイヤ本体の値段も安いためトータルで安くできます。
軽自動車のタイヤ交換時期について
タイヤの交換時期は以下の項目を目安にするといいでしょう。
● タイヤの製造年数は5年を超えていないか
● タイヤにひび割れがないか
寿命が過ぎたタイヤを使用すると、雨天時に滑りやすくなったりブレーキの効きが弱くなったりします。最悪の場合、命にかかわるため、交換時期を過ぎたタイヤは絶対に使用しないでください。
スリップサインは見えていないか
スリップサインはトレッド面の底にあり、タイヤの溝が残り1.6mmをすぎると現れます。そのまま放置すると危険なだけでなく、車検にも通らないので注意しましょう。
また、スリップサインが見えたまま走行すると、道路運送車両法違反となります。違反点数が2点加算され、軽自動車であれば9,000円の罰金が課されます。
自動車は、次に掲げる装置について、国土交通省令で定める保安上又は公害防止その他の環境保全上の技術基準に適合するものでなければ、運行の用に供してはならない。(中略)車輪及び車軸、そりその他の走行装置
スリップサインが一箇所でも現れたら、早急にタイヤを交換しましょう。
タイヤの使用年数は5年を超えていないか
タイヤの消費期限は使用から4〜5年程度です。タイヤは常に直射日光や雨風などの外的要因にさらされているため、劣化しやすいからです。
スリップサインが見えておらず溝は残っていても、使用から4〜5年経過しているタイヤは劣化しています。
前回の交換時期を覚えていない方は、タイヤの側面に製造年が書いてあるのでチェックしてみましょう。ただし製造年は、必ず購入年と一致するものではないので目安としてください。
タイヤにひび割れがないか
タイヤは劣化が進むとひび割れが発生します。タイヤの側面に現れやすく、交換時期が近づいているサインです。
タイヤは走行するたびに伸び縮みを繰り返すため、熱をもちます。そのため、走行距離が多いほど劣化が進んでしまいます。また、タイヤの空気圧が適正より低い状態で走行すると劣化を早める原因となるので、日頃からタイヤの空気圧を点検するのが大切です。
ひび割れがあるタイヤは走行中にパンクする危険があるため、できるだけ早く交換しましょう。
軽自動車のタイヤの選び方
軽自動車のタイヤは価格や性能で選ぶといいでしょう。タイヤサイズが小さいため、普通車と比べて安く高性能のタイヤが購入できます。選び方は以下の基準を参考にしてください。
● 価格で選ぶならアジアンタイヤ
軽自動車は車体の鉄板が薄いため、タイヤのロードノイズ(走行時のタイヤと地面の音)の違いがはっきりとわかります。高性能のタイヤを履くと車内が静かになり、車のランクが上がったような気分になれます。
予算があれば高性能の国産タイヤがおすすめです。
性能・乗り心地で選ぶなら国産タイヤ
*性能・乗り心地を重視するなら、国産のブリヂストンやダンロップがいいでしょう。
タイヤは地面と接する唯一の部品なので、走行性能に影響します。目的にあった性能のタイヤを選べば快適なドライブを楽しめます。
たとえばブリヂストンの「レグノ GR レジェーラ」は、軽自動車用のプレミアムタイヤです。抜群の静粛性で乗り心地もよくなるため、軽自動車の枠を超えた走りが実現できます。
もし予算に余裕があれば「レグノ GR レジェーラ」を試してみてください。
価格で選ぶならアジアンタイヤ
コスパを重視するなら、価格が安いアジアンタイヤがいいでしょう。台湾やインドネシアなどのタイヤメーカーが製造するタイヤは、国産より低価格で購入できます。
10年ほど前は品質を心配する声が多く、アジアンタイヤは避けられていました。しかし、現在は国内メーカーに劣らないタイヤも増え、選択肢のひとつとして認知されています。
アジアンタイヤで有名なメーカーといえば、台湾でもっとも歴史がある「NANKANG」韓国メーカーの「HANKOOK」が挙げられます。一本あたり5,000円前後で購入できるタイヤもあり、タイヤ交換にかかる費用を節約できるでしょう。
とにかく安くタイヤを交換したい方はアジアンタイヤがおすすめです。
軽自動車のタイヤ交換を自分でするメリット
軽自動車ならタイヤとホイールをセットで購入し、自分で交換する方も多いのではないでしょうか。作業内容は一度覚えてしまえば簡単にできます。
軽自動車のタイヤを自分で交換するメリットは以下の通りです。
● 緊急時に慌てなくなる
工具を揃えれば、いつでも自分で交換できるようになります。走行中にパンクしても慌てることなく、自分で交換できるでしょう。
工賃を抑えられる
自分で作業するには工具を揃える必要がありますが、長期的な目でみると工賃を抑えられます。
タイヤ交換に必要な工具は4つです。
● ジャッキスタンド
● クロスレンチ
● トルクレンチ
車載ジャッキでもタイヤ交換はできます。しかし、フロアジャッキのほうが強度があるので安全に作業できます。また、トルクレンチはナットを締め付ける力を適正に保つために必要です。
タイヤ交換に必要な工具を揃えるには、約3〜5万円ほどかかります。それでも工具を揃えればあとは工賃が発生しないため、節約になります。浮いた工賃で美味しい食事に行くことも可能です。
緊急時に慌てなくなる
タイヤ交換を自分でできれば、走行中にパンクしても慌てないようになります。緊急時にロードサービスを呼ばなくていいので、時間もムダにしません。
「タイヤ交換は自分でできる」という自信が安心感に繋がり、いざという時でも慌てずに対処できるようになります。
たとえば、仕事でトラブルが起きたとき、対処法を知っているか否かで心境は大きく変わるでしょう。タイヤ交換作業も同じく、作業内容や注意点を知っていればスムーズに対処できます。
いざというときのために、タイヤ交換に必要な工具は車に積んでおきましょう。
軽自動車のタイヤ交換を自分でするデメリット
軽自動車のタイヤ交換は、DIYが好きな方なら比較的簡単にできます。しかし、自分で交換するデメリットも存在します。
● ジャッキアップしている車の下敷きになるリスクがある
● ホイールナット・ハブボルトの破損リスクがある
必要な工具を揃えずに作業すると、上記のリスクがあります。自分でタイヤ交換する際は、上記のデメリットをふまえ、対策してから作業しましょう。
トルクレンチがないと安全とはいえない
トルクレンチとはナットを締め付ける力を適正に保つためのレンチです。ホイールと車体を固定するナットの締め付ける力は、弱くても強くてもいけません。
締め付ける力が弱いと走行中の振動でナットが緩み、ホイールが外れてしまいます。逆に締め付ける力が強すぎると車体側のボルトが破損し、次回の作業時に外せなかったり走行中にボルトが折れてホイールが外れてしまったりします。
ホイールを確実に固定するには、トルクレンチを使い適正な力で締め付けることが大事です。安全にタイヤ交換するなら、トルクレンチは必須です。
ジャッキアップしている車の下敷きになるリスクがある
斜面で作業したりうまくジャッキアップができていなかったりすると、車の下敷きになるリスクがあります。
通常のタイヤ交換作業では車の下に潜ることはありません。ただ、車の下にナットが落ちてしまった場合は、拾うために潜る必要があります。もし、ナットを拾っているときに車が落下すると大事故になります。
車の落下事故を防ぐためには、ジャッキスタンドや輪止めを使うといいでしょう。
輪止めとはタイヤと地面の間にかませておく台座のことです。ギアをパーキングに入れ、サイドブレーキを引けば、車が勝手に動き出さないようになります。前輪を交換している時は後輪に、後輪を交換している時は前輪にかませておくと安全に作業できます。
ホイールナット・ハブボルトの破損リスクがある
ハブボルトとは、ホイールと車体を繋いでいる車体側のボルトのことです。
ナットをハブボルトに対して斜めにつけてしまい、そのまま締め続けると破損する恐れがあります。破損したハブボルトを交換するには工賃が6,000円ほどかかってしまいます。
作業に慣れていると斜めに入ったときの感覚がわかるのですぐに対処できますが、最初のうちはわからないかもしれません。ナットは力を入れなくても回ります。「力を入れるのは最後だけ」だと心掛けておきましょう。
軽自動車のタイヤ交換はタイヤワールド館ベストがおすすめ
タイヤワールド館ベストは、アジアンタイヤから国産までさまざまなタイヤ・ホイールを取り扱っています。他にも以下のような特徴があります。
● 購入したタイヤは取付店へ直送できる
自宅近くに工賃が安いお店がなくても、当社の提携店舗なら見つかるかもしれません。工賃は¥1,980〜なのでリーズナブルにタイヤ交換ができます。
全国に4,000店以上の提携店舗がある
当社の提携店舗は全国46都道府県にあり、4,000店舗を超えています。
「タイヤ専門店で交換したいけど近くに店舗がない」という方は、当社の提携店舗なら自宅近くにあるかもしれません。車の販売や整備をしている店舗ばかりなので、専門的なスタッフに作業してもらえます。
購入したタイヤは取付店へ直送できる
当社で購入したタイヤは取付店に直送できます。自宅にタイヤが届かないので、めんどうなゴミの処分や宅配の受け取りがありません。
さらに、タイヤの購入から取付店の作業時間予約までオンラインで完結できます。あとは店舗にタイヤ交換をしに行くだけです。
「手続きを楽にしたい」「実店舗で店員の勧誘を受けたくない」という方にはぴったりのサービスです。
軽自動車のタイヤ交換はタイヤ専門店へ
軽自動車のタイヤ交換は普通車と比べると安いため、高性能のタイヤを低価格で購入できます。性能ではなく、価格で選ぶならアジアンタイヤがおすすめです。
タイヤの寿命を見分ける方法は以下の通りです。
● タイヤの製造年数は5年を超えていないか
● タイヤにひび割れがないか
タイヤの寿命がきたら早急に交換してください。最悪の場合、命に関わる事故につながる恐れがあります。タイヤを自分で交換される際は、必要な工具を揃えて安全対策をしましょう。
タイヤ交換は、さまざまなリスクを避けるためにもタイヤ専門店で作業してもらうと安心です。タイヤワールド館ベストなら、オンラインで購入したタイヤを全国の提携店舗に直送できるため、めんどうな手間がかかりません。
タイヤ交換のお店で悩んでいる方は、自宅近くに当社の提携店舗がないか検索してみてください。
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