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トーヨータイヤ のスタッドレスはコスパが優秀!特徴やリアルな評判も公開!

最終更新日 2024年5月1日

各メーカーから様々な種類のスタッドレスタイヤが販売されていますが、その中でも「トーヨータイヤが気になる」という方も多いと思います。

しかし、トーヨータイヤのスタッドレスについて検索すると「トーヨータイヤのスタッドレスは滑る」といったネガティブな表現も目にします。

そのようなコメントを目にすると、トーヨータイヤのスタッドレスに不安を感じて購入に迷う方も多いのではないでしょうか。

今回は、トーヨータイヤのスタッドレスタイヤについて、各シリーズの特徴や選び方など、詳しく解説していきます。
また、ネット上のリアルな評判や、各サイズの相場についても詳しく紹介しています。

後悔のないスタッドレス選びができるよう、是非参考にしてください。

【話題のギズ2】トーヨータイヤのスタッドレスの特徴や評判は?

【話題のGIZ2】トーヨータイヤのスタッドレスの特徴や評判は?

トーヨータイヤのスタッドレスで、代表的なタイヤといえば「OBSERVE GIZ2(オブザーブ・ギズツー)」が挙げられます。
このタイヤには、冬道を安心して走るための機能や工夫が盛り込まれていて、性能としても評価が高い商品です。

以下で、詳しく解説していきます。

タイヤの硬化が少なく高い氷上性能

OBSERVE GIZ2の大きな特徴として、従来品よりもタイヤの耐久性UPが挙げられます。
耐久性が高い理由は、タイヤのコンパウンドに「持続性密着ゲル」という新素材が追加され、タイヤの硬化を防ぐ工夫がされているからです。

また、路面への密着性が高まり、凍結路などにおいてもしっかりとしたグリップ性能を確保することができます。
正直、OBSERVE GIZ2を履いて不安を感じながら走る心配はないといえます。

非対称パターンにより路面をしっかり捉える

もう一つ大きな特徴として、タイヤパターンが左右非対称になっています。
あえて非対称にすることで「走る」「曲がる」「止まる」といった基本的な操縦安定性が高まり、トラクション性能も向上します。

凍結路・積雪路においても、快適で安定した走りが可能です。

トーヨータイヤのスタッドレスは単なる安価タイヤではなく、コストパフォーマンスに優れた上質タイヤといっても過言ではありません。

トーヨータイヤは滑ると聞きますが実際はどう?

トーヨータイヤのスタッドレスを使用してきたユーザーの声を調べてみました。

・「雪上・氷上での操作がしやすい」
・「ウェットやドライ路面での走りが良いうえに、雪道でも使える」
・「他の国産メーカー製と比較してもグリップ力があった」
・「乗り心地は柔らかく、ロードノイズも気にならないレベル」
・「比較的価格が安い」

それ以外にも、肯定的な意見が多く見られ、一概にトーヨータイヤのスタッドレスが滑るというわけではありませんでした。

また、同じメーカー内でもモデルによって性能が変わり、車種や降雪量、用途によって選ぶべき種類が異なります。

あまり知識のないユーザーが適していないモデルを買ってしまい、「トーヨータイヤは滑る」と評価をしている様子も見受けられました。

住んでいる地域や路面状態、走り方、使用頻度、使用年数など、さまざまな条件の違いで、ユーザーの評価は変わるため、ネット上の評判のみで性能を判断しないほうがよいでしょう。

凍った路面でスタッドレスタイヤが滑る原因

凍った路面でスタッドレスタイヤが滑る原因

凍結路においてタイヤが滑る原因は、タイヤ表面と路面の氷との間に水の膜が入り込むことでスリップを誘発します。

クルマが凍結路を走行すると、タイヤの回転により発生した摩擦熱やクルマの重量により圧力により氷が溶け出し水の膜を発生させます。
スタッドレスタイヤは、この水を素早く排出し、路面を確実に捉えて安定した走りを可能にする構造です。

また、凍結路でのグリップ性能はタイヤの柔軟性が重要であり、経年劣化により硬化してしまったタイヤであれば本来の性能が発揮できなくなる可能性があります。

スタッドレスタイヤの寿命は、約3年〜4年と言われており、経年劣化によってタイヤが硬化してしまう前に早めの交換をしておくのが滑らない条件として重要です。

トーヨータイヤのスタッドレスがおすすめな人

トーヨータイヤのスタッドレスがおすすめな人

トーヨータイヤのスタッドレスは、圧雪路や凍結路はもちろんのこと、ドライ路面での走行でも評価が高い、まさにオールラウンドで活躍するタイヤといえます。

特に、普段はドライ路面を走行する機会が多いけれど、たまにスキー場へ行くのに雪道を走行する、という使い方をするユーザーに最も適しているでしょう。

また、冬季の積雪はないが、年に数回ある降雪に備えておきたい、という方にも向いています。
くわえて、「スタッドレスタイヤにコストを掛けられない」「でも性能や耐久性に妥協はしたくない」というコスパ重視のユーザーにもおすすめです。

様々な路面状況に対応したタイヤが欲しい

圧雪路や凍結路、シャーベット、ウェット、ドライ路面など、様々な路面変化に対応したタイヤが必要な人に向いているでしょう。

どちらかといえば、都会で車の運転をする人・街乗りが多い人には最適なタイヤといえます。

ドライ路面でも乗り心地にこだわりたい

スタッドレスタイヤは、ゴムが柔らかいためドライ路面を走行するとふわふわした乗り心地になることが多いです。
スタッドレス特有のドライ路面の音が気になる、走っている時の感覚がイマイチと感じている人は多いのではないでしょうか。

しかし、トーヨータイヤのスタッドレスはドライ路面での性能に定評があります。

雪道で安心して走りたいが、「ドライ路面での静かさや乗り心地を犠牲にしたくない」という人にもおすすめのスタッドレスです。

【車種別】トーヨータイヤのスタッドレスを紹介

【車種別】トーヨータイヤのスタッドレスを紹介

2023年5月現在で販売されているトーヨータイヤのスタッドレスは、クルマの大きさ・性能など、モデル毎にはっきりとした違いを持たせています。

  1. オブザーブ ギズ2
  2. オブザーブ ガリットギズ
  3. ウィンタートランパス TX
  4. オブザーブ GSi-6
  5. オブザーブ W/T-R

自分のクルマにあった適正なタイヤを選ぶことで、タイヤ性能を十分に発揮することができます。

各シリーズごとの適切な車種は以下の通りです。
それぞれの特徴は、後ほど詳しく解説していきます。

種類 セダン
コンパクトカー
軽自動車
ミニバン SUV CCV
OBSERVE GIZ2
OBSERVE ガリットGIZ
Winter TRANPATH TX
OBSERVE GSi-6
OBSERVE W/T-R

【オブザーブ GIZ2】:高度なアイス性能と高い持続力を持った最新モデルのハイクラスタイヤ

【オブザーブ GIZ2】:高度なアイス性能と高い持続力を持った最新モデルのタイヤ

トーヨータイヤ公式サイトへ

オブザーブ ギズツー(OBSERVE GIZ2)は、従来品であるオブザーブ ガリットギズ(
OBSERVE GARIT GIZ)の後継品で、2020年に発売された乗用車用スタッドレスタイヤです。

前モデルよりもアイス性能と持続力が大幅に向上したのが特長です。

トーヨータイヤならではの「クルミ殻」によるひっかき効果は健在で、氷への密着性能も高い最新鋭モデルになっています。

「クルミ殻」によるひっかき効果

シャーベットや圧雪路面は、接地感が高くて食い付きが良く、コーナーリングでスムーズに旋回してくれるようで、「安心して運転できる」と評判につながっているようですね。

他にも、ドライ路面の走行時による性能の高さは抜群で、他社より腰砕け感が全然少なく、夏タイヤに近い感じにあり、使用したユーザーからの評判はとても高いです。

しかし、アイス路面では他社と比べて滑り出しが早いと感じる声もあるようで、このあたりが「トーヨータイヤのスタッドレスは滑る」と言われてしまう所以なのかも知れません。

ただし、滑り始めに唐突感がないのでコントロールはしやすくグリップ力もあるため、豪雪地域以外ではコスト的にも優れており、検討する価値があるでしょう。

【オブザーブ ガリット GIZ】:アイス性能が進化したスタンダードタイヤ

【オブザーブ GIZ2】:高度なアイス性能と高い持続力を持った最新モデルのタイヤ

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オブザーブ ガリット(OBSERVEGARIT GIZ)は、従来品であるGARIT G5の性能をより進化させた乗用車用スタッドレスタイヤです。

従来からのコンセプトである「吸水」「吸着」「ひっかき」の性能向上のなかでも、特に吸水性能を大きく引き上げることで、アイス性能をアップさせています。

その結果、アイス路面でもステアリングから路面状況がわかりやすく伝わってきて「多少滑ってもコントロールしやすい」と高評価のようです。
また、雪道での性能は他社と変わらないが「ロードでの乗り心地がよく、ふらつきも少ない」という意見もありました。

2020年8月に、後継品としてオブザーブ ガリットの性能をさらに進化させた、オブザーブ ギズ2が発売されています。

しかし依然として様々な走行環境に対応できる、スタンダードなスタッドレスタイヤと言えるでしょう。

【ウィンタートランパス TX】:ふらつきを抑えたハイト系ミニバン専用タイヤ

【オブザーブ GIZ2】:高度なアイス性能と高い持続力を持った最新モデルのタイヤ

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ウィンタートランパス TX(Winter TRANPATH TX)背の高いミニバンやSUV専用として開発されたスタッドレスタイヤです。重心が高くてふらつきやすいという、ウィークポイントをおさえる特長があります。

これは、ミニバン専用夏タイヤの「TRANPATH」シリーズで採用している、横剛性に強い スーパーハイターンアップ構造によるものです。

コーナリングやレーンチェンジのふらつきが少ない、横方向のグリップがよい、という意見が多いのも納得です。

「雪道では、粘り強く安定した走りをしてくれる」とのことで通常の雪道を走る分には問題ないレベルのスタッドレスでしょう。

走行音については「ロードの市街地では静かだが高速では少し大きい」という口コミも見られますが、スタッドレスタイヤ全般に、ロードノイズはノーマルタイヤに比べて大きいと言われています。静寂性が最優先、という場合ではなければ気にしなくてもよいのでは、と個人的には思います。

【オブザーブ GSi-6】:あらゆる路面に対応するSUV専用タイヤ

【オブザーブ GIZ2】:高度なアイス性能と高い持続力を持った最新モデルのタイヤ

トーヨータイヤ公式サイトへ

オブザーブGSi-6(OBSERVE GSi-6)は、氷雪路からウェット、ドライなど、あらゆる路面に対応するSUV・CCV専用のスタッドレスタイヤです。

ゴムの柔軟性と路面への密着性を高めるために、コンパウンドには従来品よりシリカを増量。
さらに「吸水カーボニックパウダー」により水膜を効果的に吸水させ、「鬼クルミ殻」によって氷を直接ひっかくことで、グリップ力をアップさせています。

その結果、腰砕け感のない、安定した走りが可能です。
アイス路面でのコントロール性能も高くなっているので「まるで夏タイヤと同じような感覚だ」という意見もあります。

また、SUV専用タイヤということもあって、4駆のトラクションが高い車両に装着されることが多いですが、急激なアクセル操作でも確実にグリップしてくれて安心感が高いタイヤです。

【オブザーブ W/T-R】:荒れた氷雪路や深雪での走破性を追求するSUV専用タイヤ

【オブザーブ GIZ2】:高度なアイス性能と高い持続力を持った最新モデルのタイヤ

トーヨータイヤ公式サイトへ

もう一つのSUV専用スタッドレスタイヤ、オブザーブ(OBSERVE) W/T-Rは、荒れた氷雪路や深雪を走破するために開発されました。

まず目を引くのが、タイヤ側面に大型の凹凸を配置しており、深い雪道でもしっかりと路面や雪をつかみ効率的にクルマを前に進めることができます。

また、スリット幅を広くすることで排雪性が向上し、周方向に段差を設けたショルダーブロック形状により、トラクションをアップさせました。
実際に深雪での平坦路はもとより、急勾配でも難なく登って安定した走りができるようです。

また、前進だけでなく、後進にも強いようで、あらゆる方向に対応できるところもポイント。
雪道でのオフロード走破を志向するユーザー向けのスタッドレスタイヤで、全3サイズのラインナップです。
内2サイズはLT規格となっており、ジムニーやランクル系のカスタマイズユーザーには最適ではないでしょうか。

トーヨータイヤの各スタッドレスの位置づけは?

様々なブランドがあるトーヨータイヤのスタッドレス。車種別にランク分けをしてみましたので、参考にしてみてください。

乗用車

ハイクラス スタンダード
オブザーブ ギズ2 オブザーブ ガリット

OBSERVE GIZ2は、GARIT GIZの後継品として発売されました。

ミニバン

ハイクラス スタンダード
オブザーブ ギズ2 ウィンタートランパスTX

トータル性能の高さから、オブザーブ ギズ2のほうが優位かと思いますが、車重があって、車高が高い車であれば、ウィンタートランパスTXがおすすめです。また、ミニバン専用のスタッドレスになるため相性も良いです。

SUV(オンロード用途)

ハイクラス スタンダード
オブザーブ GSi-6 ウィンタートランパスTX

オブザーブ GSi-6は、オンロード走行に適したSUV専用タイヤなので、希望するサイズがあれば、これを選んで間違いないでしょう。

ウィンタートランパス TXは、ハイト系ミニバン・SUV車用タイヤで、サイズが豊富で値段的にもリーズナブルなので、候補に入れてもよいですね。

SUV(オフロード用途)

雪山をがっつり走るオフロードを用途であれば、OBSERVE W/T-R一択がよいでしょう。

ただし、サイズ展開は以下の3サイズです。

・LT265/70R17 112/109Q
・LT285/70R17 116/113Q
・185/85 R16 105/103N LT

ジムニーやランクル、ジープといった車種にはある程度限られてきますので、合うサイズがあればOBSERVE W/T-Rを購入するのがおすすめです。

トーヨータイヤのスタッドレス価格一覧表

トーヨータイヤのスタッドレス価格一覧表

最後に、トーヨータイヤの中でも代表的なスタッドレスをサイズ別で価格一覧表にまとめました。(2023年5月時点の情報)

サイズは幅広くあるため、多く使われている大きさのみに絞っています。

軽自動車/セダン/コンパクトカー、ミニバン向けスタッドレス向け

オブザーブギズ2とオブザーブガリットギズは、同じ乗用車用スタッドレスタイヤですが、旧モデルのガリットギズのほうが安い設定となります。
予算があれば、性能が向上している最新モデルの購入をおすすめします。

また、ギズ2よりもウィンタートランパスTXのほうが少し価格が安くなっています。
もしハイト系ミニバンに乗っていて、走行時のふらつきをおさえたい人はウィンタートランパスTXがおすすめです。

※金額とサイズは執筆時に在庫があったものとなりますので、全てのサイズを網羅しているわけではありませんのでご注意ください。最新の金額は商品詳細よりご確認ください。

オブザーブ ギズ2の金額一覧

サイズ 金額(4本)
145/80R13 24,400円~
155/65R14 26,000円~
165/65R14 46 800円~
165/65R15 54,800円~
185/65R15 66,400円~
195/65R15 74,000円~
195/60R16 96,400円~
215/60R16 108,400円~
215/55R17 132,800 円~
225/55R17 139,600円~
245/50R18 168,000 円~

オブザーブ ガリット ギズの金額一覧

サイズ 金額(1本)
175/65R14 29,560円~
175/70R14 28,760円~
185/60R15 38,440円~

ウィンタートランパスTXの金額一覧

サイズ 金額(4本)
155/65R14 34,800円~
165/65R14 38,400円~
165/55R15 61,200円~
215/70R15 57,200円~
195/60R16 76,400円~
215/60R16 84,400円~
205/55R16 96,000円~
215/60R17 70,000円~
215/50R17 110,000円~

SUV向け

通常のスタッドレスよりも、さらに高性能かつSUV向けスタッドレスの価格一覧です。

一般用途向けに比べて価格は高くなりますが、荒れた氷雪路や深い積雪でも走行可能であるため、本格的にスノーボードを楽しむ人や四輪駆動車の走破性を極限まで使いたい人にはおすすめです。

※金額とサイズは執筆時に在庫があったものとなりますので、全てのサイズを網羅しているわけではありませんのでご注意ください。最新の金額は商品詳細よりご確認ください。

オブザーブ GSi-6の金額一覧

サイズ 金額(4本)
195/80R15 59,600円~
225/70R16 75,200円~
225/65R17 83,200円~
225/60R18 96,000円~
235/55R20 131,600円~
275/50R20 149,200円~

オブザーブW/T-Rの金額一覧

サイズ 金額(4本)
185/85R16 78,120円~
175/70R14 29,400円~
185/60R15 40,800円~

トーヨータイヤのスタッドレスならタイヤワールド館ベストがおすすめ

トーヨータイヤのスタッドレスならタイヤワールド館ベストで決まり

ここまで、トーヨータイヤのスタッドレスについて解説してきました。

トーヨータイヤのスタッドレスは、氷雪路やウェット路面、ドライ路面など、あらゆる路面に対応できるトータルバランスに優れたスタッドレスタイヤといえ、豪雪地域以外の街乗りユーザーさんにおすすめのタイヤといえるでしょう。

タイヤワールド館ベストでは、トーヨータイヤのスタッドレスを数多く取り扱っており、オンライン上ですぐに購入することもできます。
また、全国4,000店もの提携取付店へ直送することができ、面倒なタイヤの補完や移動などの手間を省き、スマホ一つで購入から取付までの手配ができます。

是非、一度オンラインショップを確認してみて下さい。
きっと貴方にぴったりのスタッドレスタイヤが見つかるはずですよ。