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    ナット 基礎知識 泉八乙女

    ナット選びの基本!知っておきたいサイズと注意点

    ホイールナット、車種ごとに適したサイズと形状があることをご存知でしょうか?
    適合するナットを選ぶことが、安心なドライブの第一歩です。
    ホイールの盗難防止に効果的な「ロックナット」も今注目されています。
    この記事ではホイールナットに関しての基本的な知識や、選び方、素材・デザインの違いなどをご紹介します。

    ホイールナットの基本知識

    最初にホイールナットがどんな役割があるのか解説していきます。

    ホイールナットとは?

    ホイールナット

    車を安全に走らせるために欠かせない「ホイールナット」。
    小さなパーツですが、このナットがなければタイヤをしっかりと固定できず、車を走らせることはできません。

    見た目は変わらなくとも車種に合うサイズがあり、車体に適したものを選ばないと大事故の原因にもなりかねません。そのため適切なホイールナットを選び、正しく取り付けることが大切です。

    車の安全を守るため、今一度ホイールナットの重要性を見直してみましょう。

    ロックナットとは?

    KYOEIのロックナット

    KYOEI公式サイト

    大切な車を守るための「ホイールロックナット」。ロックナットは、通常のナットと取り替えることで、ホイールの盗難を防ぐ優れた防犯アイテムです。専用ソケットがなければ取り外せない設計になっており、セキュリティー性能は抜群。

    プレミアムなホイールを装着している方や、過去にホイールを盗まれた経験がある方には特におすすめです。

    少し高価ではありますがその安心感を手に入れる事ができます。車をしっかり守るために装着を考えてみるのも良いでしょう。

    ホイールナットの特徴

    ホイールナット
    トヨタ、日産、ホンダなどの車種に対応するナットを選びましょう。タイヤワールド館ベストでは規格外のナットの取り付けはしておりません。詳しくは別の記事でご紹介しておりますので参考にしてください。

    ホイールナットの選び方ポイント

    ナット選びのポイント

    信頼性の高いメーカーのホイールナットを選ぶことで、安全性と品質が保証されます。車種によりナットの形状も異なります。違うサイズのナットを取付てしまうとゆるみの原因にもなりますのでご注意下さい。

    メーカー タイプ サイズ
    トヨタ テーパー座・平面座 21HEX M12×P1.5
    ホンダ テーパー座・球面座 19HEX M12×P1.5
    日産 テーパー座 21HEX M12×P1.25
    ダイハツ車・マツダ車・三菱車 テーパー座 21HEX M12×P1.5
    スズキ車・スバル車 テーパー座 19HEX M12×P1.25

    トヨタ車専用の「平面座ナット」は、平らなワッシャー部分がホイールにしっかりと当たり、確実に固定されます。ただし、トヨタ純正ホイールにはテーパー座ナットは装着できず、また社外ホイールには平面座ナットは適合しません。

    ホンダ車専用の「球面座ナット」は、精度が多少悪くても線接触によりしっかりと固定できるホイールナットです。特に、テーパー座ナットよりも固定力が強い点が特徴です。ただし、純正ホイールにはテーパー座ナットは装着できず、社外ホイールには球面座ナットを装着できないので注意が必要です。

    テーパー座ナットは、さまざまな車種に対応した信頼できるホイールナットです。ナットの先端に角度がついているため、締める際にずれにくく、ボルトをホイールの中心でしっかりと固定します。

    適合サイズの確認!OEM車は要注意!

    上記車種別の説明でもあるように、座面形状、テーパーシート・球面シートや、M12×1.5・M14×1.5などのサイズは車種ごとに異なるため、適合するサイズを選ぶ必要があります。また、ナットの長さも確認することが重要です。長すぎるとホイールキャップに干渉することがあり、そうなると装着はできません。

    軽自動車用のショートサイズや日産車のデイズ・ルークス用のナットも指定があるため確認が必要です。また、近年増えているOEM車両については注意が必要です。

    例えば、日産の車種でも実際には三菱の車両がベースになっていることがあり、この場合三菱用のナットが必要です。

    ナットの選択を誤ると、取り付けに問題が生じることがありますので、車両のベースに合わせたナット選びが重要になります。

    素材選びのポイント

    ポイント

    ホイールナットの材質と仕上げによって、耐久性や見た目が異なります。

    スチール製

    スチールナット

    手頃な価格でありながら高い耐久性を誇るホイールナットです。
    多くの車両で使用されており、頑丈で壊れにくい特性があります。ただし、経年劣化によって錆びやすいという特性もありますので、定期的なメンテナンスが必要です。

    ジュラルミン製ナット

    ジュラルミンナット

    アルミニウム合金の中でも特に強度が高い素材です。
    鉄鋼材料に匹敵する強さを持ちながらも、「軽い」という特長があります。豊富なカラーオプションで、車のカスタマイズにも最適です。ただし、軽量なためナットが緩みやすい弱点もあります。

    クロモリ製ナット

    クロモリ制ナット

    クロームとモリブデンを配合した高性能な炭素鋼合金で作られています。この素材は、通常の鉄よりも錆びにくく、耐熱性や強度にも優れています。そのため、丈夫で長持ちするのが特長です。
    スチール製のナットと比べると価格は高めですが、その分、品質にこだわる方にはぴったりです。

    チタン製ナット

    チタン製ナット

    錆びにくく、強度がありながらも軽量という、まさに高品質な金属です。その優れた性能により、長期間にわたって安定した使用が可能です。

    ただし、高い性能に伴い、価格もスチール製のナットよりかなり高価格です。最上級の品質を求めるなら、このチタン製ナットをおすすめします。

    デザインとカラー

    取り付けるナットひとつで印象が変わります!

    220クラウン ワーク バックレーベルST1に合わせたナット使用例

    220クラウン

    スイフト スポーツ ワークエモーション極に合わせたナット使用例

    スイフト

    GRプリウス BBS LMに合わせたナット使用例

    GRプリウス

    アルトワークス レイズ TE37に合わせたナット使用例

    アルトワークス

    カラーナットを付けたときの比較

    ナット比較

    自分の好みやタイプをナット選びで合わせてみましょう。

    実際の使用例

    ホイールナットの締め方

    1.ホイールを車体に取付ける

    ホイールナットの締め方①

    2.ホイールをハブに押さえつつ、手締め(ソケット)でナットを指でゆっくり回しボルトにつける

    ホイールナットの締め方②

    3.最初にはめたナットの対角線上のナットを(2)と同様の手順で回していく
    (後にトルクレンチで締め付けるため、締め過ぎないようにする)

    ホイールナットの締め方③1

    インパクト使用の場合

    ホイールナットの締め方③2

    4.トルクレンチを用い、指ではめたナットを同じ手順・順番で締めていく

    ホイールナットの締め方④

    ロックナットの締め方

    通常のナットを外し、代わりにロックナットを装着。
    専用のキーアダプターをかぶせトルクレンチで締めます。

    ロックナット締め方

    注意点としてはナットの締め方と同様で、締めすぎないことで、必要以上に締めるとねじ山をつぶしたりナットの角を削ってしまいます。

    メンテナンスと交換時期の目安

    定期的なメンテナンスが必要な理由

    ホイールナットの定期的なメンテナンスは車の安全性を確保するために重要です。
    ナットが緩んでいるとホイールが外れるリスクがあるため、適切なトルクで定期的に締め直す必要があります。
    また、錆びや腐食が進むと強度が低下するため、早期発見と交換が重要です。

    交換のサインと注意点

    錆びや腐食

    錆びや腐食

    ナットに錆びや腐食が見られる場合、耐久性が低下しているため、交換が必要です。

    変形や損傷

    変形や損傷

    ナットが変形していたり損傷が見られる場合、安全性が低下するため、すぐに交換しましょう。

    ホイールの変更

    ホイールの変更

    新しいホイールに変更する場合は、ホイールナットの適合性も確認し、適合しない場合は交換します。

    ナットは緩むことがあります。
    交換後の走行50km〜100km後に再度トルクチェックを行い、緩みがある場合は締め直し、必要ならナット自体を交換してください。

    安全で快適なドライブを楽しむために

    ホイールナットは車の安全に欠かせない重要な部品です。
    適切なサイズや材質を選び、正しく取り付けることが大切です。
    ナットが緩んだり錆びたりするとホイールが外れるリスクがあり、定期的なメンテナンスが必要で、盗難防止に効果的なロックナットの使用も視野にいれてみてください。

    タイヤ交換後は50〜100km走行後に再度トルクチェックを行い、必要なら締め直しや交換を行うことで、安全なドライブができます。
    お悩み事やわからない事があればご相談くださいね。

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    ナット ライターチーム タイヤ交換

    社外ホイールナットの選び方は?おすすめのホイールナットもあわせて紹介

    社外ホイールのナットについて、以下のような疑問や悩みを持っていませんか?

    ● 社外ホイールナットの選び方は?
    ● 社外ホイールナットの種類による違いは?
    ● おすすめの社外ホイールナットは?

    本記事では、社外ホイールナットの選び方やおすすめの社外ホイールナットを紹介します。社外ホイールにナットが合わない場合のリスクや、ホイールナットの種類の見分けかたについても触れています。

    社外ホイールに合ったナットの購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

    社外ホイールナットとは?

    社外ホイールナットとは?

    社外ホイールナットとは、トヨタやホンダなどのメーカー車に初期装備されている純正ホイールのナットではなく、社外ホイールに取り付け可能な市販のホイールナットです。

    社外ホイールナットは、さまざまなタイプのホイールに装着可能で、汎用性の高さが特徴です。

    ホイールナットには、主に以下2つの役割があります。

    ● ホイールの固定
    ● ホイールの盗難防止

    ホイールナットを使用して車体とホイールを固定することで、安全な走行につながります。また複雑な構造をもつロックナットを活用すると、ホイールの盗難防止効果が期待できます。

    ホイールナットは、ネジのサイズやデザイン、規格などが異なるため、ご自身の車に合うナットを選ばなければいけません。

    社外ホイールに使用するホイールナットを選ぶ際は、適合するサイズか事前に確認してから購入しましょう。

    社外ホイールナットの選び方

    社外ホイールナットの選び方

    社外ホイールナットの選び方は、以下の5つです。

    1. 適合するタイプで選ぶ
    2. 好みの素材やデザインで選ぶ
    3. 貫通式と袋式から選ぶ
    4. ロックナット入りから選ぶ
    5. 価格で選ぶ

    それぞれ詳しい内容を確認しましょう。

    1. 適合するタイプで選ぶ

    社外ホイールナットには、以下のタイプがあります。

    形状 特徴
    テーパー座 ・円錐のような先尖りの形状
    ・ナットを締めるときにズレにくい
    ・多くの社外ホイールに適用
    平面座 ・ホイールへの接地面積が広い
    ・安定したホイール固定が可能
    ・トヨタ車に多い
    球面座 ・安定した固定が可能だが製造コストが高い
    ・球の直径は12mm、13mm、14mmの3タイプ
    ・ホンダ車に多い

    純正ホイールから国産車向けの社外ホイールに変更する場合、60度テーパー座タイプのナットを選ぶことが多いです。

    ホイールナットの形状については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

    2. 好みの素材やデザインで選ぶ

    ホイールナットには、以下の4つの素材があります。

    素材 特徴
    チタン ・強度が強く錆にくい
    ・価格は高め
    スチール ・強度があるが錆びやすい
    ・価格は安め
    ジュラルミン ・デザイン性は高いが熱に弱い
    ・価格は高め
    クロモリ ・強度はあるが熱に弱い
    ・価格は高め

    一般的な素材は、安くて強度も高いスチールのホイールナットです。好みの色でデザインを楽しみたい方にはジュラルミンがおすすめです。

    強度や耐熱性、価格などを考慮して、目的にあったホイールナットを選びましょう。

    3. 貫通式と袋式から選ぶ

    ホイールナットには貫通式と袋式があり、それぞれの特徴は以下のとおりです。

    種類 特徴
    貫通式 ・穴が筒抜けになっている
    ・ボルトが長くても奥まで締められる
    ・ハブボルトが剥き出しで錆びやすい
    袋式 ・穴が見えない非貫通式になっている
    ・ハブボルトが穴に入るので錆びにくい
    ・ハブボルトの長さによって装着できない

    貫通式は、ホイールナットが見えないようカバーされているホイールに採用されています。一方で袋式は、ホイールナットが外から見えるデザインのホイールに多く見られます。

    お持ちのホイールの形式をチェックし、合ったものを選択しましょう。

    4. ロックナット入りから選ぶ

    ホイールナットはホイールの盗難防止効果もあり、より高い防犯効果が期待できるのがロックナットです。

    ロックナットとは、アダプターという専用の工具がでしか回せない特殊な形状のホイールナットです。

    ホイールに装着する複数ホイールナットのうち、ひとつでもロックナットにしておくことで、ホイールの盗難防止になります。

    ホイールナットにより、ロックナットがセットのものもあるため、購入前に確認しましょう。

    5. 価格で選ぶ

    もっともコスパがいいホイールナットは、スチール製のナットです。
    低価格で製造できるにもかかわらず強度は強く、広く普及しているため、さまざまなタイプのものから選べるのもメリットです。

    そのほかチタン製のナットは強度が高いだけでなく、軽量で錆びにくいのも特徴ですが、その分値段も高額です。

    コストはかかっても徹底的に品質にこだわりたい方には、チタン製のナットがおすすめです。

    社外ホイールナットのおすすめ5選

    社外ホイールナットのおすすめ5選

    おすすめの社外ホイールナットは、以下の5種類です。

    1. Durax「レーシングナット」
    2. KYO-EI「ラグナットスーパーコンパクト」
    3. BRIDGESTONE「LUG NUTS」
    4. KYO-EI「極限 HEPTAGON NUT」
    5. RAYS「ロックナットセット」

    それぞれの特徴について解説するので、参考にしてください。

    1. Durax「レーシングナット」

    おすすめナット1.Durax「レーシングナット」

    参考:Amazon

    Durax「レーシングナット」の概要は、以下のとおりです。

    項目 内容
    ネジサイズ M12×P1.25 or M12×P1.5
    カラー 複数カラーあり
    タイプ 袋タイプ
    形状 60度テーパー座
    素材 ジュラルミン
    個数 16個入り
    ロックナット あり(4個入り)
    価格相場 2,890円(税込)〜

    Durax「レーシングナット」は、ローレット加工により抜け止めや回り止めなどが防止されています。また硬度が高く、耐食性や耐摩擦性も強いのが特徴です。

    アルミ超合金のジュラルミン素材が使用されているため、スチールよりも軽量で低燃費な走行につながります。

    2. KYO-EI「ラグナットスーパーコンパクト」

    おすすめナット2.KYO-EI「ラグナットスーパーコンパクト」

    参考:KYO-EI Industrial Corporation

    KYO-EI「ラグナットスーパーコンパクト」の概要は、以下のとおりです。

    項目 内容
    ネジサイズ M12×P1.25 or M12×P1.5
    カラー クロムメッキ
    タイプ 袋タイプ
    形状 60度テーパー座
    素材 スチール
    個数 16個入り
    ロックナット 不明
    価格相場 6,160円(税込)〜

    KYO-EI「ラグナットスーパーコンパクト」は短めに作られているため、ホイール面からはみ出しにくい形状になっています。

    軽自動車やコンパクトカーなど、小さめの車のホイールにも装着できるサイズです。

    3. BRIDGESTONE「LUG NUTS」

    おすすめナット3.BRIDGESTONE「LUG NUTS」

    参考:BRIGESTONE

    BRIDGESTONE「LUG NUTS」の概要は、以下のとおりです。

    項目 内容
    ネジサイズ M12×P1.25 or M12×P1.5
    カラー クロムメッキ or ブラック
    タイプ 袋タイプ
    形状 60度テーパー座
    素材 スチール
    個数 16個入り
    ロックナット 不明
    価格相場 3,000円(税込)〜

    BRIDGESTONE「LUG NUTS」は、袋タイプでボルトを汚れや錆から守ってくれます。

    スチール加工で値段は安く強度が強いため、コスパ重視の人におすすめのホイールナットです。日本の歴史あるブランドであるBRIGESTONEが開発していることも、おすすめポイントのひとつです。

    4. KYO-EI「極限 HEPTAGON NUT」

    おすすめナット4.KYO-EI「極限 HEPTAGON NUT」

    参考:KYO-EI Industrial Corporation

    KYO-EI「極限 HEPTAGON NUT」の概要は、以下のとおりです。

    項目 内容
    ネジサイズ M12×P1.25 or M12×P1.5
    カラー ブラック
    タイプ 袋タイプ
    形状 60度テーパー座
    素材 クロモリ
    個数 16個入り
    ロックナット 不明
    価格相場 13,200円(税込)〜

    KYO-EI「極限 HEPTAGON NUT」は、盗難防止対策のため7角形状になっており、専用のアダプターがなければ取り外しできません。

    素材はクロモリ材で、強度の高さも魅力のひとつです。ナット1個で43gという軽量化にも成功しており、スムーズな走行につながる可能性もあります。

    5. RAYS「ロックナットセット」

    おすすめナット5.RAYS「ロックナットセット」

    参考:RAYS

    RAYS「ロックナットセット」の概要は、以下のとおりです。

    項目 内容
    ネジサイズ M12×P1.25 or M12×P1.5
    カラー クロムメッキ or ブラック
    タイプ 袋タイプ
    形状 60度テーパー座
    素材 スチール
    個数 16個入り
    ロックナット あり(4個入り)
    価格相場 9,900円(税込)〜

    RAYS「ロックナットセット」は、ホイールメーカーとして有名なRAYSから販売されているホイールナットで、ロックナットもセットになっているため、盗難対策もバッチリです。

    スチール製ながら値段は高額ですが、ホイールメーカーが販売する安心感や信頼度が魅力のホイールナットです。

    社外ホイールナットに関するよくある質問

    社外ホイールナットに関するよくある質問

    社外ホイールについてよくある質問は、以下の3つです。

    1. 社外ホイールにナットが合わないとどうなる?
    2. 社外ホイールナットはどこで購入すればいい?
    3. ホイールナットの19mmと21mmの違いは?

    それぞれの回答を確認しましょう。

    1. 社外ホイールにナットが合わないとどうなる?

    社外ホイールにナットが合わない場合、以下のリスクにつながる恐れがあります。

    ● ホイールの緩みや損壊
    ● 走行中の脱輪
    ● 脱輪による重大事故

    タイヤとホイールは、16インチのものでおよそ20kgあります。万が一走行中に脱輪して歩行者や他の車に当たった場合、重大な事故に発展するかもしれません。

    ホイールナットは適合するサイズを装着し、しっかり締めて固定した上で走行しましょう。

    2. 社外ホイールナットはどこで購入すればいい?

    社外ホイールナットは、主に以下の場所で購入できます。

    ● カー用品店
    ● ホームセンター
    ● ディーラー

    タイヤ交換や車検などにあわせてホイールナットを購入する場合、カー用品店で専門知識のあるスタッフに相談するのがおすすめです。

    ホイールナットを紛失したので1個だけ購入したいなら、ディーラーやアップガレージなどで購入しましょう。

    3. ホイールナットの19mmと21mmの違いは?

    ホイールナットの19mmや21mmという数字は、ナットの頭の直径を指します。それぞれ以下のコードで、商品ごとに表記します。

    ● 19mm:19HEX
    ● 21mm:21HEX

    ホイールナットを選ぶ際は、上記のコードを含む「M12×P1.5 21HEX」のような表記を参考にしましょう。

    ● M12:ミリネジで内径12mm
    ● P1.5:ネジ山の感覚が1.5mm
    ● 21HEX:ナットの頭が六角形で直径が21mm

    社外ホイールナットは必ずサイズの合うものを選ぼう

    社外ホイールナットは必ずサイズの合うものを選ぼう

    社外ホイールナットには、形状やタイプ、デザインなどにより、さまざまなものがあります。社外ホイールナットを選ぶ際はサイズが合うものを選び、緩みや損壊、脱輪などの重大事故を防ぎましょう。

    社外ホイールナットは小さいですが、車にとって非常に重要なパーツです。社外ホイールナットにはホイールの固定以外にも、ホイールやタイヤの盗難予防効果も期待できます。

    本記事の選び方を参考に、ご自身のホイールに適したナットを選びましょう。

    社外ホイールナットをはじめ、タイヤやホイールに関するさまざまなことにお悩みの方は、タイヤワールド館ベストにぜひお気軽にご相談ください。

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    多賀城店
    多賀城店
    TEL: 022-366-7811
    住所:宮城県多賀城市八幡1-1-5
    アクセス:仙台国道45号線沿い
    営業時間:10:00~19:00
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    ホイールの盗難防止にはロックナットが効果的!盗難防止策7選を紹介

    ホイールの盗難防止策について、以下のような疑問を感じていませんか?

    ● ホイールの盗難防止にはロックナットがいいの?
    ● ロックナットのメリットやデメリットは?
    ● ロックナット以外のホイール盗難防止策は?

    本記事では、ホイールの盗難防止に効果的なロックナットについて解説します。また、ロックナット以外のおすすめのホイール盗難防止策も紹介します。

    ホイールの盗難防止に効果的な方法が知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

    ホイールの盗難防止に効果的なロックナットとは?

    ホイールの盗難防止に効果的なロックナットとは?

    ロックナットとは、通常のレンチでは外せない仕様のナットで、ホイールの盗難防止に効果的なアイテムです。

    それぞれのロックナットごとに、取り外すための専用工具であるアダプターが定められています。そのため、専用工具を持っている人にしかロックナットの取り外しができません。

    ホイールには複数のホイールナットがついていますが、そのうちのひとつでもロックナットにすれば、簡単にホイールを取り外せないため盗難防止につながる仕組みです。

    なお純正ホイールの場合、ロックナットが初期装備されていたりオプションで選択できたりする場合もあるため、購入時に確認しましょう。

    ロックナットの種類

    ロックナットの種類

    ロックナットは、主に以下の2種類に分けられます。

    ● 外溝タイプ
    ● 内溝タイプ

    それぞれの特徴やメリット、デメリットを確認しましょう。

    外溝タイプ

    外溝タイプは、ナットの外側に溝があるロックナットです。市販されている国産ロックナットの多くは外溝タイプで、以下の特徴があります。

    ● メリット:内溝タイプに比べて値段が安い
    ● デメリット:内溝タイプよりもセキュリティ面が劣る

    外溝タイプは溝のパターンが少ないことから、適合するアダプターが多く、簡単に取り外せる恐れがあります。

    盗難防止に効果的なロックナットですが、ホイールの盗難に詳しい人物なら簡単に盗めるかもしれません。
    そのため、外溝タイプのロックナットはあまりおすすめされていないのが現状です。

    内溝タイプ

    内溝タイプはナットの内側に溝があるロックナットで、以下の特徴があります。

    ● 外溝タイプに比べて値段が高い
    ● 外溝タイプよりもセキュリティに定評がある

    内溝タイプは外溝タイプと違い、溝のパターンを複雑に設定できるため、セキュリティの高さが魅力です。

    安全性をとことん高めたい方は、シリアルナンバー付きの世界にひとつしかないロックナットを選ぶことも可能です。

    ただし専用のアダプターを失くすとホイールの取り外しができなくなるため、保管場所を決めて紛失しないよう管理しましょう。

    アダプターのおすすめ保管場所については、以下の記事で紹介したので参考にしてください。

    ホイールの盗難防止にロックナットを使うメリットとデメリット

    ホイールの盗難防止にロックナットを使うメリットとデメリット

    ロックナットを使用するメリットは、ホイールの盗難防止に効果的な点です。ホイールの盗難防止を検討中の方には、おすすめできるアイテムです。

    デメリットを挙げるとしたら、専用のアダプターがないと取り外しが不可能な点です。

    また、ロックナットは素材ごとに以下の特徴があります。

    ロックナットの素材 特徴
    スチール ・価格が安く耐久性が強い
    ・重量が重く錆びやすい
    アルミ(ジュラルミン) ・カラーバリエーションが豊富でおしゃれ
    ・柔らかく耐久性が低い
    クロモリ(クロームモリブデ) ・軽量でありながら強度が高い
    ・コストが高い
    低炭素鋼 ・軽量化と強度のバランスがいい
    ・スチールホイールに使えない
    チタン合金 ・軽量かつ強度高めで見た目もきれい
    ・素材の中ではもっともコストが高い

    それぞれの特徴を確認し、自分に合ったロックナットを選びましょう。

    ホイールの盗難防止にロックナットを使う際の注意点

    ホイールの盗難防止にロックナットを使う際の注意点

    ロックナットを使う際は、以下の点に注意しましょう。

    ● サイズを確認する
    ● 形状を確認する
    ● 専用アダプターを失くさない

    ロックナットは、以下のサイズや形状があり、車種やメーカーにより異なります。

    ロックナットのサイズ ・「M10×P1.5」「M12×P1.5」などの表記
    ・M=ネジの直系(mm)
    ・P=ネジ山のピッチ(mm)
    ・さらにHEX=ナットの形・六角形で絞る
    ロックナットの形状 ・テーパー座:座面の角度は60度で先端が細いスタンダードタイプ
    ・球面座:座面が丸いタイプ
    ・平面座:座面が平らなワッシャー付き

    お持ちのホイールのサイズや形状が合ったロックナットを購入しましょう。

    また、専用のアダプターを紛失すると、ホイールの取り外しができなくなります。ディーラーやカー用品店などに行く手間や費用がかかるため、適切に管理してください。

    ロックナット以外の最強ホイール盗難防止策7選

    ロックナット以外の最強ホイール盗難防止策7選

    ロックナット以外におすすめの最強ホイール盗難防止策は、以下の7つです。

    1. 人通りの多い場所に駐車する
    2. セキュリティシステムを活用する
    3. ハンドルを切って駐車する
    4. ハンドルロックをつける
    5. タイヤロックをつける
    6. センサーライトをつける
    7. 車両カバーをつける

    それぞれ具体的な方法を確認しましょう。

    1.人通りの多い場所に駐車する

    人通りの少ない場所は、泥棒からすると盗難しやすい環境です。そのため、長時間駐車する場合、可能なら人通りがあり、多くの人目に晒される場所を選びましょう。

    人通りがあるだけで窃盗されるリスクに備えられますし、万が一盗難しようとしても周囲の人が不審な動きに気づく可能性が高いです。

    夜間なら人通り以外にも、明かりが届く場所がいいでしょう。とくに雨や雪が降っている場合は人通りも少なくなりやすいため、屋内からでも車が確認できるよう暗闇での駐車を避けることが大切です。

    2.セキュリティシステムを活用する

    車のセキュリティシステムを活用すると、ホイールの盗難対策効果が期待できます。セキュリティシステムには、以下のタイプがあります。

    セキュリティのタイプ 特徴
    威嚇タイプ ライトの点滅やシールなどで、セキュリティ対策をしていることをアピールする
    警報タイプ 車に異常があった際、大きな音や光の点滅などによって警報を鳴らす
    通知&追跡タイプ 誰かが車に侵入したり盗難されそうになったりした際に、登録機器に通知が届く(GPS付きなら追跡可能)
    固定器具タイプ ハンドルやアクセル、タイヤなどを物理的に固定しロックする
    始動停止タイプ 車と鍵のIDが一致しないとエンジンが動かない

    実際にセキュリティを搭載する際は、ディーラーやカー用品店などのスタッフに相談するといいでしょう。
    また、Amazonでもたくさんの商品がでているので参考にしてみてください。

    3.ハンドルを切って駐車する

    ハンドルを切って駐車することで、ホイールの盗難防止につながります。なぜなら、ホイールが斜めの状態だと、盗難する際の作業スペースが狭くなり、ホイールが外しにくくなるからです。

    完全に作業できないわけではありませんが、「ハンドルを切った状態のホイールは時間がかかる」と判断すれば、盗難防止につながるかもしれません。

    さらにホイールが斜めだと車を動かしにくくなるため、車本体の盗難予防にもつながります。とくに道具が必要なわけではないため、緊急時の盗難対策におすすめです。

    4.ハンドルロックをつける

    ハンドルロックをつけることで、ホイールの盗難防止効果が期待できます。

    ハンドルロックとは、ハンドルに装着し動きを固定する装置です。ハンドルが動かなくなるとタイヤの向きを変えられなくなるため、ハンドルを切って駐車する際にあわせて使用するとより盗難防止効果が期待できるでしょう。

    また外から車内を見たときにハンドルロックがついていると、防犯意識の高い車だと判断され、視覚的な防犯効果も期待できます。色やデザインでさらに目立たせれば、防犯効果はさらに高まるでしょう。

    5.タイヤロックをつける

    タイヤロックをつけることで、車の走行ができなくなるだけでなく、ホイールの取り外しも不可能になるため、盗難防止効果につながります。

    タイヤロックはリング状になっており、ホイールの空洞部分にリングを通して物理的にホイールが動かなくなる仕組みです。タイヤロックを選ぶ際は、白や黄色など暗闇でも目立つ色がいいでしょう。

    タイヤロックは盗難防止アイテムの中でも比較的安く購入できるため、自宅に鍵付きの車庫がない場合はタイヤロックの使用がおすすめです。

    6.センサーライトをつける

    センサーライトは、車に人が近づくと転倒する人感センサー付きのライトです。人が近づくとライトが点灯するため、夜間の盗難防止効果が期待できます。

    センサーライトの中でも光の量が多く、人の動きを感知する範囲も広いものなら、より高い防犯になるでしょう。

    ただし盗難に慣れている泥棒の場合、センサーライトについて熟知している可能性もあるため、ほかの盗難対策をあわせて利用するのがおすすめです。

    7.車両カバーをつける

    盗難対策に車両カバーをつける目的は、車種や車の状態など盗難する際の判断材料を与えないことです。車種かわからないなら、車両カバーを外してまで盗難しようとはなりにくいでしょう。

    ただ車両カバーをつけるだけだと、簡単に取り外せると思われるかもしれません。

    そのため、車両カバーのみで盗難防止対策をするのではなく、ハンドルロックやタイヤロックなどほかの盗難防止対策と組み合わせることが大切です。

    ホイールの盗難防止に関するよくある質問

    ホイールの盗難防止に関するよくある質問

    ホイールの盗難防止に関するよくある質問は、以下の3つです。

    1. ホイールの盗難防止にロックナットは意味ない?
    2. ホイール盗難後のリスク対策は?
    3. ホイールが盗難された場合はどうすればいい?

    それぞれわかりやすく回答しているため、ぜひ参考にしてください。

    1. ホイールの盗難防止にロックナットは意味ない?

    ロックナットはホイールの盗難防止対策に効果的ですが、必ずしも防止できるとは限りません。とくに本記事でも紹介した「外溝タイプ」のロックナットは、マスターキーで外せる可能性が高いため、盗難防止効果は低いでしょう。

    ロックナットを使う際は、外溝タイプではなく盗難防止効果の高い内溝タイプがおすすめです。

    またロックナットだけでなく、そのほかの盗難防止対策も併用しながら、ホイールや車本体を守りましょう。

    2. ホイール盗難後のリスク対策は?

    ホイール盗難前に、以下のリスク対策をするのがおすすめです。

    ● 車両保険に入っておく
    ● ホイールの製造番号を控えておく
    ● ホイールの写真を保存しておく

    万が一ホイールを盗難された場合でも、保険に入っておりホイールの詳しい情報もわかっていれば、盗難後の対応もスムーズに進められます。

    いつどこで誰がホイールを盗まれるかわかりません。盗難防止対策を事前に行い、リスクを抑えましょう。

    3. ホイールが盗難された場合はどうすればいい?

    ホイールが盗難された場合、以下の手順で冷静に対応しましょう。

    1. 警察と保険会社に連絡する
    2. 警察に盗難届を提出する
    3. 警察から現場検証を受ける
    4. 今後の対応について保険会社と相談する
    5. ロードサービスを使用し修理工場に車を運ぶ

    まずは盗難の被害にあったら、すぐに警察と保険会社に連絡しましょう。連絡さえすれば、警察と保険会社からその後の詳しい対応について指示が入ります。

    盗難後はできるだけ早く連絡することで、犯人の特定やホイールの返還などの確率も高まるでしょう。

    ロックナットをはじめとして盗難防止策でホイールを守ろう!

    ロックナットをはじめとして盗難防止策でホイールを守ろう!

    ロックナットは、ホイールの盗難防止対策に効果的ですが、必ずしも防げるわけではありません。そのため、ホイールの盗難を防ぐには、本記事で紹介した「ロックナット以外の最強ホイール盗難防止策7選」もあわせて行うことが大切です。

    ホイールの盗難防止対策は、ホイールだけでなく車本体の盗難防止にも効果的です。お持ちの車や環境に合わせて、適切な盗難防止対策を活用しましょう。

    ロックナットをはじめ、ホイールやタイヤに関するさまざまなことにお悩みの方は、タイヤワールド館ベストにぜひお気軽にご相談ください!

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    ホイールナットの見方・選び方!適合表や注意点・外れない場合の対処法まで徹底解説

    ホイールナットのサイズを知りたくても、「サイズの見方がわからない…」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

    ホイールナットは車体とホイールを固定する重要な部品です。もし車に合わないホイールナットに交換してしまうと、脱輪や部品の故障につながる恐れがあります。

    本記事では、ホイールナットのサイズの見方を解説します。サイズの見方がわかれば、交換するときに車に合うホイールナットを選べるでしょう。

    メーカー別の適合表や、交換時の注意点もあわせて解説します。ホイールナットの交換を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

    ホイールナットサイズの見方

    ホイールナットのサイズの見方

    ホイールナットのサイズの見方を解説します。メーカーや車種、グレードによって表記は異なりますが、基本的な見方は同じです。

    ホイールナットのサイズの見方詳細

    1. ミリメートルねじの記号自分で
    2. ねじの直径(mm)
    3. ねじ山のピッチ
    4. ねじの山と山との距離(mm)
    5. 六角形の二面幅(mm)
    6. 六角形(HEXAGON)

    ねじの直径とは、ホイールナットの穴側の直径のことを指します。ねじの山と山との距離は、穴の中に切ってある山の間隔です。

    六角形の二面幅は、外側のナットの大きさです。ホイールナットのサイズは、上記の6つで表されます。

    ホイールナットとボルトの名称は、以下のようになります。

    ホイールナットとボルトの名称

    引用:KYO-EIサイト

    メーカー別!ナットサイズ適合表

    ホイールナットを交換するメリット

    メーカー別にホイールナットの適応サイズを表にまとめました。

    ねじのサイズ メーカー
    M10×P1.25 軽自動車・スズキ・ダイハツ・スバル・マツダ(旧車)
    M10×P1.5 軽自動車・ホンダ・三菱(旧車)
    M12×P1.25 日産・スバル・スズキ
    M12×P1.5 トヨタ・ホンダ・三菱・マツダ・ダイハツ
    M14×P1.5 ランドクルーザー・レクサス・ホンダ レジェンド・シビック タイプR・日産GT-R NISMO・グランエース・センチュリー (一部例外あり)

    メーカーが同じでも、車種やグレード、年式によってホイールナットのサイズが異なる場合があります。とくに「M14×P1.5」サイズは例外も多く、注意が必要です。

    OEM車についても同様で、ホイールナットのサイズが、違うメーカーのものになっている可能性もあります。上記の表を参考に、必ず現車で確認してください。

    ホイールナットの種類

    ホイールナットの種類

    引用:KYO-EIサイト

    ホイールナットの形状には、さまざまな種類があります。ホイールメーカーや自動車メーカーによって使用している形状は異なり、ナットを取り付けるホイール側の座面の形もそれぞれです。

    ホイールナットはサイズだけでなく、ナットの形状とホイール側の取り付け座面の形状が一致する必要があります。

    ホイールナットの種類を間違えないように、しっかりと理解しておきましょう。

    ● テーパー座
    ● 球面座
    ● 平面座

    順番に解説します。

    テーパー座

    テーパー座

    テーパー座は、多くのホイールメーカーや自動車メーカーで使用されている形状です。社外ホイールの大半はテーパー座といわれており、幅広い対応が期待できます。

    テーパー座のナットは、先端に向かって細くなっています。この角度は60°で統一されており、ホイール側の座面の角度も同じです。コストも安く、汎用性が高いのが特徴です。

    球面座

    球面座

    球面座は、ホンダ車の純正部品として使われるケースが多い形状です。ナットの先端が丸くなっており、摩擦力が生まれやすいため緩みにくいのが特徴です。

    多少精度の悪いナットでも、テーパー座より高い締め付け力が期待できます。テーパー座と形状が似ており、間違えやすいため注意が必要です。

    平面座

    平面座

    平面座は、トヨタ車やレクサスの純正部品として使われるケースが多い形状です。ナットにワッシャーが取り付けられているため、面と面でしっかり密着できます。

    そのため、テーパー座や球面座よりも安定してホイールを固定できるのがメリットです。コストは高くなりますが、強い締め付け力が期待できるでしょう。

    ホイールナットを交換するメリット

    ホイールナットを交換するメリット

    ホイールナットを交換するメリットを解説します。

    ● ドレスアップができる
    ● ロックナットの使用で盗難防止になる

    ホイールナットは、ホイールを車体に取り付けるだけの部品ではなく、交換することでさまざまなメリットが得られます。足回りのおしゃれを楽しむのはもちろん、安全面での活躍も期待できますよ。
    1つずつ解説します。

    ドレスアップができる

    ホイールナットを交換すると、足回りを華やかに演出できます。素材を変更したり、デザインにこだわったものを使用したりすれば、ひと味ちがうカスタマイズを楽しめます。

    赤や黄色など、色つきのホイールナットに交換するだけでガラッと見た目が変わるのも魅力です。

    車の足回りを自分好みにドレスアップできますよ。

    ロックナットの使用で盗難防止になる

    ロックナットを使用することで、大切なホイールを盗難から守れます。>ロックナットは一般的なホイールナットとは異なる形をしているため、特定の工具を使用しないと外れない仕組みになっています。

    ロックナットごとに専用工具が設けられており、持ち主にしか取り外しができません。
    盗難のリスクを減らし、安全面を強化できます。

    ロックナットはホイール1本につき1個の装着が主流です。

    ホイールナット交換時の注意点

    ホイールナット交換時の注意点

    ホイールナットを交換するときの注意点を解説します。

    1. 純正ナットを保管しておく
    2. ホイールやハブボルトに合うものを使う
    3. OEM車は要確認

    サイズや形状の確認も大事ですが、ほかにも気をつけるべきポイントがあります。ホイール周辺は走行に直結する重要な部分なので、見落とさないようにしましょう。それぞれ解説します。

    1. 純正ナットを保管しておく

    ホイールナットを交換したあと、純正ナットは捨てずに保管しておきましょう。「必要ない」と思っていても、緊急で使用する場合もあります。

    純正品に戻したいときに、ホイールナットがなければ使用できない、というケースも考えられます。とくに、トヨタ車は要注意です。

    トヨタ車の純正ホイールナットは平面座を採用している車種も多く、あとから購入すると高額になる可能性があります。

    車のトランクや、頻繁に使用しない収納などに保管し、なくさないようにしましょう。

    2. ホイールやハブボルトに合うものを使う

    ホイールナットの種類詳細

    引用:KYO-EIサイト

    ホイールナットは、ホイールやハブボルトに合うものを使用しましょう。
    ホイールナットにはサイズや形状だけでなく、以下のようなちがいもあります。

    ● 貫通式 or 袋式
    ● ショート or ロング
    ● ホイールボルト

    貫通式のホイールナットは、装着したときにハブボルトが見える形をしています。全体の高さを抑えられるので、ホイールキャップを装着する場合にオススメです。

    袋式はその名の通りナットが袋のような形をしているため、ハブボルトを隠せて足回りをスッキリ見せる効果があります。

    ショートとロングは、ホイールナットの長さのちがいです。ホイールナットが長いと、脱着作業がしやすいなどのメリットがありますが、あまりに長すぎると車体からはみ出す恐れがあります。

    車体からホイールナットがはみ出せば、車検には通りません。接触事故などの危険性もあります。車体の内側に収まる長さを選びましょう。

    ホイールボルトは、輸入車に多く見られる形状です。車体側にねじが切ってあり、ナットではなくボルトで固定するタイプです。

    それぞれの車やホイールに合った種類のホイールナットを選んでください。

    3. OEM車は要確認

    OEM車の場合、メーカー別でホイールナットを選ぶと合わない可能性があります。

    OEM車とは、他社で製造した車を自社の商品として販売している車です。たとえば、スズキのスペーシアはマツダのフレアワゴンとして販売されています。同じような形なのに、メーカーのマークがちがう車を見かけたことがあるのではないでしょうか。

    OEM車は、販売されているメーカーではなく、製造したメーカーの仕様になっているケースがあります。

    車のメーカー名だけでホイールナットを選んでしまうと、サイズや形状が異なる場合も考えられます。

    必ず製造されたメーカーの情報や、現車での確認を行いましょう。

    参考:OEM車一覧(株式会社ツールプラネットさま)

    また三菱の軽自動車は、車体側のハブボルトという部分が長く、一般的なテーパー座ナットよりも長めに作られています。ショートナットを使用すると底づきするため、デイズ・ekワゴン等にお乗りの方はご注意ください。

    知らずに装着すると最後までしっかり止めることができないので緩んでくる可能性がありますので気をつけて下さいね。

    ナットの形状が合わないと危険

    ナットの形状が合わないと危険

    形状の合わないホイールナットを使用するのは非常に危険です。ナットのサイズとピッチ(ねじ山の間隔)が合っていれば大丈夫と思われがちですが、実際はちがいます。

    ホイールナットと取り付け座面の形状が合わないと、ナットが緩んで走行中にホイールが外れる恐れがあります。本来ならしっかりと密着して固定されるはずのホイールとナットですが、ちがう形状だと接地面が一致しません。

    そのため、走行中にかかる負荷や振動でホイールナットが緩み、脱輪する可能性があります。

    たとえば、ペットボトルを種類のちがうふたで閉めようとしても、最後まできちんと閉まらなかった経験はありませんか?

    サイズは同じに見えても、形状が異なるとしっかり固定はできません。間違えやすいのは、テーパー座と球面座です。必ず形状の合うものを使用するようにしましょう。

    また、ナットのピッチサイズが合っていないとハブボルトが傷つき、最悪の場合折れてしまうこともあります。

    走行中の足回りのトラブルは大事故につながるケースもあります。安全に走行するためにも、車やホイールに合ったナットを装着するようにしてください。

    自分でナットを交換するときの注意点

    自分でナットを交換するときの注意点

    ホイールナットを交換するときの注意点を解説します。

    1. 対角線上にナットを締める
    2. 必ず規定トルクを守る

    ホイールナットは、取り外して装着すればいいだけではありません。走行中に負荷がかかる部分だからこそ、注意点をよく理解して確実に取り付けを行いましょう。

    1つずつ解説します。

    1. 対角線上にナットを締める

    ホイールナットは、必ず対角線上に締め付けるようにしてください。間違った順番で締めてしまうと、ナットを締め付ける力が偏ってしまい、ゆがみが生じてしまいます。

    すべてのナットがしっかり締まらず固定できなかったり、たとえ締まったように見えても精度が悪くすぐに緩んでしまったりします。ホイールを取り付けたら、位置がズレないように足で抑え、まずは工具を使わずに指で仮付けしてください。

    次に、工具を使って対角線上に締めていきます。4穴なら順番に、5穴、6穴なら星マークを描くように締めていくとわかりやすいでしょう。

    4穴の場合のナットを締める順番

    4穴の場合

    5穴の場合のナットを締める順番

    5穴の場合

    6穴の場合のナットを締める順番

    6穴の場合

    ホイールを取り付けるときに、1本だけ最後まで締めきってしまうのは避けたほうがいいです。反対側の取り付け面が浮き上がり、無理やり力を加えてナットを締めると、ハブボルトに負担がかかります。まんべんなく力がかからないと、ホイールナットが緩む原因にもなります。

    しっかりと固定するためにも、必ず順番は守ってください。

    2 .必ず規定トルクを守る

    ホイールナットを取り付けるときは、規定トルクでの締め付けが必須です。決められた力で締められていないと、ナットが緩み走行中に外れる可能性があります。

    たとえば、日産ノートの締め付けトルクは以下の通りです。

    日産ノートの締め付けトルク

    上記の取扱説明書のように、ホイールナットの締め付けトルクは「108N・m」を指定しています。このように、指定された締め付けトルク以外の強さで締め付けをしても、ネジは緩んでしまいます。

    また、締めすぎもいけません。ハブボルトやホイールナットの破損、ホイールの変形など、あらゆるトラブルの原因になります。必ずトルクレンチを使用し、決められた力で締め付けるようにしましょう。

    タイヤ交換時はトルクレンチを使用しよう

    トルクレンチとは、ボルトやネジ、ナットなど決まったトルク(締め付け力)で締めるための工具です。
    ホイールナットを工具で締め付けたあと、ジャッキからおろした状態で使用します。走行中に不具合を起こさないためにも、規定トルクを守って取り付けを行ってください。

    ナットが外れない(回らない)原因と対処法

    ナットが外れない(回らない)原因と対処法

    ナットが回らない原因は、主に以下の3つが考えられます。

    1. 錆による固着
    2. ゴミの噛み込み
    3. ピッチが合っていないナット使用

    車とホイールは、車側からでているボルトとホイールを止めているネジ(ナット)とで固定されています。どちらも金属なので、融雪剤による錆や経年劣化による錆により固着してしまっている場合があります。

    ネジ山のピッチが合っていないネジやボルト・ナットが使われてしまい、雄ネジ・雌ネジのネジ山同士が噛み合わない状態になっている、というのが3番目のパターンです。

    ネジを外せたとしても、ネジ山を修正しなければいけないので、結果的には、ボルトもナットも部品交換が必要になります。

    ナットが外れない場合の対処法

    ナットが外れない場合は、まずはWD-40やPBブラスターなどのオイルを使用してみてください。オイルをナットとボルトの間にしみ込ませ、数時間待ってから、ナットをゆっくりと緩めてみましょう。

    それでも外れない場合は、ペンチやレンチを使ってみる、ナットの頭を叩いて緩めるというような方法もあります。

    最終手段としては、ナットツイスターを使用する方法もあります。ナットツイスターとは、損傷したボルトを取り外すための工具です。
    ボルトを損傷するため、最後の手段として使用されます。ナットツイスターを使用したボルトは再利用できません。

    ナットの錆をとる方法

    ナットの錆の主な原因は、酸素と水分が含まれた空気が、ホイールナットの金属部分に触れることで引き起こされる化学反応です。

    ホイールナットの錆が広がると、ホイールだけでなくタイヤ全体の機能にも影響を及ぼします。そのため、ナットの錆に気づいたらすぐに取り除くことが大切です。ナットの錆をとる方法は以下の5つです。

    1. ワイヤーブラシを使う
    2. 錆取り剤を使う
    3. 重曹を使う
    4. クエン酸を使う
    5. 専門業者に依頼する

    自宅で簡単にできる方法もあるため、ぜひ試してみてください。詳しい方法は以下の記事も参考にしてみてください。

    ホイールナットは合うものを選ぼう

    ホイールナットは合うものを選ぼう

    ホイールナットを交換すると、ドレスアップや盗難防止効果が期待できます。自分好みの足回りを演出しながら、大切なホイールを守れるメリットがあります。

    サイズや形状はメーカーや車種によって異なるので、必ず自分の車に合ったものを取り付けるようにしましょう。

    タイヤワールド館ベストでも、ホイールナットを取り扱っております。当店のオンラインショップで購入の場合は、車種情報からピッタリのサイズ・個数のナットをお届けします。
    全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

    ぜひお気軽にお問い合わせください!

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    ホイールナットに付いた錆を取る方法5選!錆びないための予防対策も紹介

    ホイールナットに付いた錆に関して、以下の悩みを感じていませんか?

    ● 錆を取るにはどうすればいいの?
    ● ホイールナットの錆は放っておくと危険?
    ● 錆が付きにくくする方法を知りたい

    ホイールナットが錆びると、見た目だけでなく車の走行にも影響を及ぼす可能性があり、放置するのは危険です。

    本記事では、ホイールナットの錆の取り方や予防対策、錆による車へのリスクなどを紹介します。ホイールナットの錆に悩む方は、ぜひ参考にしてください。

    ホイールナットに錆が付く原因

    ホイールナットに錆が付く原因

    ホイールナットに錆が付く主な原因は、以下の4点です。

    ● 雨水が貯まることによる湿気
    ● 排気ガスやホコリなどの汚れ
    ● 塩分や硫黄などの付着
    ● 保護塗装の破損や劣化

    錆の主な原因は酸素と水分が含まれた空気が、ホイールナットの金属部分に触れることで引き起こされる化学反応です。

    さらにホイール表面に汚れや塩分などが付着したり、ホイールを保護している塗装が剥がれたりすることで、錆が広がりやすくなります。

    ホイールナットの錆が広がると、ホイールだけでなくタイヤ全体の機能にも影響を及ぼします。そのため、錆が発生したらすぐに取り除くことが大切です。こまめにメンテナンスを行うことが、効果的な錆対策につながります。

    ホイールナットに付いた錆を取る方法5選

    ホイールナットに付いた錆を取る方法5選

    ホイールナットに付いた錆を取る方法は、以下の5つです。

    1. ワイヤーブラシを使う
    2. 錆取り剤を使う
    3. 重曹を使う
    4. クエン酸を使う
    5. 専門業者に依頼する

    自宅で簡単にできる方法もあるため、ぜひ試してみてください。それぞれの詳しい方法を確認しましょう。

    1.ワイヤーブラシを使う

    軽い錆なら、金属製のワイヤーブラシで削り取れます。ワイヤーブラシは用途により、以下の3種類に分かれます。

    ワイヤーブラシの種類 用途
    真鍮(しんちゅう) しつこい汚れの除去
    ナイロン 傷つきやすい部分の掃除
    ステンレス 水回りの汚れや錆落とし

    錆の状況や付いた部分によって、ワイヤーブラシの種類を使い分けましょう。ホイールナットの場合、真鍮とステンレスのどちらかが有効の可能性があります。

    使用方法は簡単で、錆の部分を磨くように削り落とすだけです。ただしステンレスの場合はブラシ分が硬く、ホイールを傷つける恐れもあるため、慎重に様子を見ながら使用しましょう。

    2.錆取り剤を使う

    ワイヤーブラシでは落ちそうにない頑固な錆に対しては、錆取り剤が有効です。

    錆取り剤は主に2つのタイプがあり、それぞれの使い方を以下の表にまとめました。

    タイプ 使い方
    磨くタイプ 1. 錆取り剤、ゴム手袋、やわらかい布2枚を準備する
    2.ゴム手袋を着用し、布に錆取り剤を適量付ける
    3.錆びた部分を布で拭く
    4.きれいな布で錆取り剤を完全に拭き取る
    つけ置きタイプ 1.錆取り剤、ステンレストレー、歯ブラシ、ゴム手袋、ゴーグルを準備する
    2.ゴム手袋とゴーグルを着用する
    3.ステンレストレーに錆びたホイールナットを入れる
    4.ステンレストレーに錆取り剤を入れる
    5.最大1時間を限度につけ置く
    6.歯ブラシで磨きながら温水か水で洗い流す

    錆取り剤によっては強力な酸性のものもあるため、皮膚に直接付かないようゴム手袋の着用は必須です。

    3.重曹を使う

    重曹を水に溶かしてペースト状にすると、重曹の粒子が錆を削り落とし、錆取り剤の替わりとして使えます。

    重曹を使った錆取りで必要なものは、以下の4つです。

    ● 重曹
    ● 水
    ● 歯ブラシ
    ● 乾いた布

    錆取り手順は、以下のとおりです。

    1. 重曹と水を1:4を目安で溶かしペースト状にする
    2. 錆びたホイールナットに重曹ペーストを塗る
    3. 1時間ほど放置して歯ブラシで磨く
    4. 温水か水で洗い流し乾いた布で水気を取る

    錆がひどくなる前に使用すれば、効果的に錆を落とせる可能性があるので、日頃からホイールナットの錆のチェックも行いましょう。

    重曹は錆取り剤以外にも、キッチンやトイレなどの掃除にも使える万能アイテムです。一家にひとつあれば非常に便利なので、ホイールナットの錆取りや普段の掃除のために購入するのもおすすめです。

    4.クエン酸を使う

    クエン酸でホイールナットの錆を落とすことも可能です。手頃な値段で、気軽に購入できる使い勝手のよさが魅力です。

    まずは以下のものを準備しましょう。

    ● クエン酸
    ● お湯
    ● プラスチック製のトレー

    クエン酸を使ったホイールナットの錆取り手順は、以下のとおりです。

    1. トレーにお湯を入れる
    2. クエン酸をお湯で溶かす
    3. 錆びたホイールナットをトレーに入れる
    4. 一晩つけ置きしておく
    5. つけ置き後に洗い流す

    クエン酸は水に溶けにくいため、必ずお湯に溶かして使いましょう。

    またクエン酸とお湯を入れるトレーは、プラスチック製のものを選んでください。金属製のものは、クエン酸の成分により変色する可能性があります。

    5.専門業者に依頼する

    ホイールナットの錆が重度の場合、ディーラーやタイヤ専門店などの業者に依頼するのがいいでしょう。ブラシや錆取り剤などを使用して錆を取ることは可能ですが、重度の錆の場合はホイールナットやホイールを傷つける恐れがあります。

    また錆の付き具合によって、適切な錆の取り方や錆取り剤が異なる可能性があります。業者に依頼すれば、専門知識と経験をもとにホイールを傷つけることなく錆取りしてくれるでしょう。

    タイヤワールド館ベストでも、ホイールの錆取りをはじめ車のメンテナンスに関する悩みに対応しているので、ぜひご活用ください。

    ホイールナットだけでなくホイール全体に錆が発生した場合の対処法については、以下の記事をぜひ参考にしてください。

    ホイールナットが錆びないための予防対策

    ホイールナットが錆びないための予防対策

    ホイールナットが錆びないためには、以下3つの予防対策が有効です。

    1. 錆防止剤を塗る
    2. 錆に強いナットを使う
    3. こまめに洗浄を行う

    ちょっとした工夫でホイールナットは錆びにくくなります。事前にできる対策は確実に行っておきましょう。

    1.錆防止剤を塗る

    ナット部分を含めたホイール全体を、錆防止剤でコーティングすることで錆を予防可能です。

    ホイール自体は、基本的に塗装保護されているため錆びにくい状態になっています。専用の錆防止剤でコーティングすることで、より強い保護効果が期待できるでしょう。

    錆防止剤は自分で購入して塗ることも可能ですが、専門の業者に依頼するのがおすすめです。業者によるコーティングは錆防止以外にも、錆の要因となる汚れを防いだり、ホイールの劣化を遅らせたりする効果もあります。

    2.錆に強いナットを使う

    錆に強いナットを使うのも効果的です。たとえば、以下のようなタイプのナットは錆びにくくなっています。

    ● 保護膜が厚いタイプ
    ● 袋式タイプ

    保護膜が厚いものは、通常のものよりも厚くメッキが塗られているため、錆びにくい加工がされています。

    袋式タイプは、内側に空気や水が入りにくい形のため、ボルト部分を含めたナットの内側が汚れにくく錆びにくいのが特徴です。

    市販のものを購入して自分で付けることはできますが、よくわからない方は専門の業者に依頼したほうがミスなく装着できるでしょう。

    3.こまめに洗浄を行う

    ホイール全体の汚れは、ホイールナットが錆びる原因のひとつです。ホイールの表面に付いた雨水や排気ガスの汚れなどが、錆の広がりを促進します。

    そのため、ホイールの洗浄をこまめに行うことは、効果的な錆予防対策になります。

    ホイールの洗浄をする際は、以下の点に注意してください。

    ● スポンジやブラシはホイール専用のやわらかいものを使う
    ● 頑固な汚れはブラシやスポンジで無理に落とそうとしない
    ● どうしても落ちない汚れは強酸タイプのクリーナーを使う
    ● 見えない部分の汚れはスプレータイプの洗剤で洗い落とす
    ● 洗浄後は水気を取って乾燥させる

    洗浄中にホイールの表面に傷を発見した場合は、業者に依頼して補修することで錆が広がりにくくなります。

    ホイールナットの錆を放置するリスク

    ホイールナットの錆を放置するリスク

    ホイールナットが錆びたままの状態にしておくと、以下のリスクにつながる恐れがあります。

    ● 脱輪する恐れがある
    ● パンクやバーストするの危険性がある
    ● タイヤが外しにくくなる

    脱輪やパンクなどは大きな事故につながる危険性が高いため、ホイールナットの錆対策は確実に行うことが大切です。リスクを把握した上で、錆対策の重要性を認識しましょう。

    脱輪する恐れがある

    ホイールナットの錆を放置すると、ナットがハブボルトから外れてしまい脱輪する危険性があります。万が一、走行中に脱輪すると車や自分だけでなく、他人も巻き込む重大な事故になりかねません。

    ホイールナットが少し錆びているからといって、すぐに脱輪する可能性は低いです。しかし、ホイール全体に錆が広がるまで放置するのは

    パンクやバーストするの危険性がある

    ホイールナットの錆を放置すると、ホイールだけでなくタイヤのパンクやバーストなどの重大事故につながります。ホイールナットの錆はホイールに広がり、そこからタイヤを腐食させることで空気が抜ける原因となります。

    ホイールナットの錆によるタイヤの腐食では、徐々に空気が抜けていくため、すぐにパンクには気づきにくいです。そのため、気づかず高速道路を走行すると、パンクやバーストする恐れがあります。

    遠出する際は、ホイールの錆だけでなくタイヤ全体のメンテナンスを業者に依頼して、パンクやバーストなどのリスクを減らしておきましょう。

    タイヤが外しにくくなる

    ホイールナットの錆をそのままにしておくと、ボルトが錆に引っかかりタイヤが外れにくくなります。自分でタイヤ交換をする場合に、ホイールナットの錆が原因でタイヤが外れないときは、専門業者に依頼しましょう。

    錆がひどい場合は自力でタイヤを外すのは難しく、無理やりタイヤを外そうとするとナットやボルトが変形する恐れがあります。無理に取ろうとしてナットやボルトが変形した状態で業者に依頼すると、余計な手間が発生します。

    自力で外すのが難しいと感じた時点で、迷わず業者に依頼し、プロに任せましょう。

    ホイールナットに付いた錆に関するよくある質問

    ホイールナットに付いた錆に関するよくある質問

    ホイールナットに付いた錆に関するよくある質問は、以下の3つです。

    1. ホイールナットの内側の錆はどうすれば取れますか?
    2. 錆びたホイールナットが回らないときはどうすればいいですか?
    3. ホイールナットの交換時期の目安はいつですか?

    それぞれわかりやすく回答しているので、参考にしてください。

    1.ホイールナットの内側の錆はどうすれば取れますか?

    ホイールナットの内側の錆は、以下の方法で取るのが効果的です。

    ● スプレータイプの錆取り剤を吹きかける
    ● 重曹を溶かしたお湯につけ置きする
    ● クエン酸を溶かしたお湯につけ置きする

    錆取り剤や重曹などとあわせて、最後にブラシを使うことで、より効果的に錆を取り除くことが可能です。

    ホイールナットの内側の錆は目に見えにくいため、定期的に清掃を兼ねて錆取りをするといいでしょう。

    2.錆びたホイールナットが回らないときはどうすればいいですか?

    錆びたホイールナットが回らないときの効果的な対処法は、浸透潤滑剤を使うことです。浸透潤滑剤は自転車のチェーンの動きをよくしたり、錆を予防したりする効果があります。

    浸透潤滑剤を使った、回りにくい錆びたホイールナットを回す手順は、以下のとおりです。

    1. 浸透潤滑剤スプレー缶をよく振る
    2. ナットやボルト部分を軽く叩き衝撃を与え浸透潤滑剤を浸み込ませる
    3. ホイールナットにスプレーをして数分間放置する
    4. ナットが回るようになっているか確認する

    「タイヤが外れない」「ナットが回らない」などの困りごとの解決法は、以下の記事を参考にしてください。

    3.ホイールナットの交換時期の目安はいつですか?

    ホイールナットの交換時期は、メーカーが指定していない限り基本的には半永久品となります。ただし、時間の経過とともに必ず劣化するので、車の点検時にあわせてホイールナットの状態をチェックしてもらうといいでしょう。

    本記事のテーマである「ホイールナットの錆対策」は、ホイールナットの劣化に関係する重要な要素です。長く丈夫に使い続けるためにも、ホイールナットの錆取りや予防対策はできるだけ行いましょう。

    ホイールナットの錆は事前対策が大切

    ホイールナットの錆は事前対策が大切

    ホイールナットは錆が発生する前に予防することが大切です。錆の予防対策は、本記事で紹介した「ホイールナットが錆びないための予防対策」を参考にしてください。

    ホイールナットの錆を放置すると、タイヤの脱輪やパンク、バーストなどのリスクが高まり大きな事故につながる恐れがあります。日頃からホイール全体の錆チェックを行い、こまめにメンテナンスを行いましょう。

    タイヤワールド館ベストは全国に約4,000の提携店舗があり、タイヤに関する相談を随時受け付けております。

    ホイールナットの錆をはじめとしたメンテナンス関係でお悩みの方は、タイヤワールド館ベストの提携店舗を検索して、ぜひお気軽にご相談ください。

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    ホイールナットキャップ(ナットカバー)とは?役割から外し方まで徹底解説

    「ナットキャップとは?」
    「おすすめのナットキャップは?」
    「失敗しないナットキャップの選び方を知りたい」

    このように悩んでいませんか?
    ナットキャップとは、ナットに被せるカバーのことで、長距離トラックのホイールによく付いているものです。

    当記事では、ナットキャップの説明から選び方、着脱方法まで徹底解説します。
    ぜひ最後までご覧ください。

    ナットキャップとは

    ナットキャップとは

    参考:Amazon公式サイトへ

    ナットキャップは、ホイールのナットに被せるカバーのことです。別名ナットカバーとも呼ばれます。

    ナットにカバーを被せる目的は様々ですが、たとえばトラックのナットが錆びつかないようにカバーを被せることがあります。

    様々な種類のナットキャップが販売されているので、目的に応じて適したものを選びましょう。以下の項目でおすすめを紹介します。

    ナットキャップの種類【価格あり】

    ナットキャップの種類【価格あり】

    ナットキャップには以下のとおり様々な種類があります。

    ナットキャップ おすすめ製品 価格(税込)
    JETナットキャップ 角型ナットカバー6個入り 1,870円
    スチール製ナットキャップ 丸型ナットカバー スチール製クロームメッキ仕上げ
    10ヶ入 トラック用
    4,400円
    シリコンナットキャップ ナットカバー(グレー)25個入り 1,390円
    デコキャップ miyabiナットキャップ 41mm用 2個入り 990円

    以下で詳しく見ていきましょう。

    1.ジェットイノウエ(JET INOUE) ナットキャップ

    ナットキャップの種類1.JET INOUEナットキャップ

    参考:Amazonサイト

    JET INOUEナットキャップは、クロームメッキ処理を施してある樹脂製のキャップです。「ナットキャップはジェットイノウエのJETナットキャップを選んでおけば間違いない」といえるほど王道なナットキャップです。

    樹脂製なので錆びる心配がないうえに、金属キャップのようなデザインでかっこいいのでおすすめです。

    2.スチール製ナットキャップ

    ナットキャップの種類2.スチール製ナットキャップ

    参考:Amazonサイト

    スチール製ナットキャップは丈夫で光り方がかっこいいのが特徴です。
    シリコン製のナットキャップは錆びない代わりに見た目がスタイリッシュでない欠点があります。
    少し重量があって錆びやすい点を気にする方がいるかもしれませんが、かっこよさを優先したい方はスチールを選びましょう。

    3.シリコンナットキャップ

    ナットキャップの種類3.シリコンナットキャップ

    参考:Amazonサイト

    ナットを保護する目的で購入するなら、大量にまとめ買いできるシリコンナットキャップがおすすめです。
    安価で長持ちするので、かなり費用が抑えられます。
    経済面を考えると、シリコン製が最も適した商品です。

    4.デコキャップ

    ナットキャップの種類5.デコキャップ

    参考:Amazonサイト

    ナットキャップをドレスアップ目的で使いたいなら、デコキャップを選びましょう。
    ホイールに個性がでて、人目を引くこと間違いなしです。
    たとえば、今回紹介したmiyabiのナットキャップは、走るたびにマジックカットが乱反射してホイールの存在感を強める効果があります。
    他にもゴールドや花柄のナットキャップもあるので、好きなデザインを探してみましょう。

    ナットキャップの役割

    ナットキャップの役割

    参考:Amazonサイト

    ナットキャップには大きくわけて次の3つの役割があります。

    ● 腐食防止のため
    ● 安全対策のため
    ● センスをアピールするため

    1つずつ説明します。

    腐食防止のため

    ナットキャップをつけると、ナットの腐食防止になります。
    とくに、トラックのナットは過酷な環境を走行する中で錆びたり汚れたりしがちですが、ナットキャップで保護しておけば劣化を防げます。
    腐食防止のためにナットキャップをつけたいなら、錆びる心配がないシリコン製を選びましょう。

    安全対策のため

    安全対策のためにナットキャップを利用する方もいます。
    ナットやボルトが飛び出たままになっているより、キャップをつけたほうが安全にホイールの手入れができます。
    安全性を重視するなら、袋ナットキャップのような丸みのある樹脂製のやわらかいものがいいでしょう。

    センスをアピールするため

    ナットキャップをトラックのホイールにつければ、他の人とは違ったセンスをアピールできます。
    個性的なデザインのキャップを選べば他と差別化できます。
    たとえば、ゴールドナットキャップを取り付ければ、タイヤやホイールを変えずに、安価に足回りのイメージチェンジが可能です。
    センスをアピールしたいならデコキャップの中から気に入ったものを選びましょう。

    ナットキャップを選ぶ際の特徴

    ナットキャップを選ぶ際の特徴

    ナットキャップを選ぶ際には、以下の特徴を見て購入を検討しましょう。

    ● 色
    ● 材質
    ● デザイン

    好みによって選ぶべき製品は異なるため、どんなものがあるか詳しく説明します。

    ナットキャップの色はメタリックなシルバーが多いです。
    ナットと同じ色にすることで、違和感の少ないイメージチェンジが可能です。
    反対に、ナットキャップをドレスアップ目的で使うなら赤やゴールド等、派手目な色を選ぶのもいいでしょう。
    ナットキャップに求める役割に応じて自由に色を選びましょう。

    材質

    最近ではシリコン製のナットキャップが多い印象です。
    スチール製もかっこいいですが、腐食や汚れが気になるなら金属っぽく見えるシリコン製のナットキャップがおすすめです。
    ナットキャップの交換頻度を下げたいなら、クロームメッキで保護されているものを選ぶと長持ちします。

    デザイン

    シリコンキャップの目的が多様化するにつれて、様々なデザインのナットキャップが販売されるようになってきました。

    ナットの頭に近いデザインのものから、走るとキラキラ光って存在を主張するものまであります。

    たとえば、桜の花びらをあしらったナットキャップで、さりげなくセンスを見せつけることができます。
    ドレスアップ目的なら、取り付けたときの印象まで考えてナットキャップのデザインを選びましょう。

    ナットキャップの選び方【3つのポイント】

    ナットキャップの選び方【3つのポイント】

    ナットキャップを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

    1. サイズに合ったナットキャップを選ぶ
    2. ナットの数を間違えない
    3. 色選びはセンスが問われるので慎重に

    順番に説明します。

    サイズに合ったナットキャップを選ぶ

    ナットキャップを購入する前に、必ずサイズを確認しましょう。
    サイズを間違えると走行中にナットキャップが外れて車道に落ち、事故やパンクの原因になりかねません。
    間違えて小さいサイズのナットキャップを購入してしまい、キャップがはまらなかったという残念な経験をした方もいます。

    購入したナットキャップのサイズが違って使えない、という事態に陥らないために、購入前にもう一度サイズをチェックしましょう。

    ナットの数を間違えない

    ナットのサイズだけでなく、数もしっかり把握しておきましょう。
    ナットキャップの数が足りないと格好がつきません。
    仮に、本当は8個必要だったのに6個しか入っていなかったとすると、2個だけナットが剥き出しのまま走行することになります。

    ナットの保護目的でもドレスアップ目的でも、個数が足りないとナットキャップをつけるメリットが半減してしまいます。
    購入前に、いくつ必要なのか数えておきましょう。

    色選びはセンスが問われるので慎重に

    ナットキャップの色選びは慎重におこないましょう。
    取り付けてからイメージと違うことに気づいてしまった場合、せっかく購入したナットキャップを外したくなってしまうでしょう。

    一番無難なのは、やはりナットに近いシルバーです。
    はじめてのナットキャップ購入で失敗が怖い方は、ナットに近いデザインのJETナットキャップを選んでみましょう。

    ナットキャップの取り付け方4ステップ

    ナットキャップの取り付け方4ステップ

    ナットキャップの取り付け方を4ステップで解説します。

    1. ナットにインナーゴムを取り付ける
    2. 中性洗剤をインナーゴムのまわりに塗る
    3. ナットキャップを取り付ける
    4. ナットキャップの入りを確認する

    順番に見ていきましょう。

    ステップ1.ナットにインナーゴムを取り付ける

    まず、ナットにインナーゴムを取り付けます。インナーゴムを取り付けることで、ナットキャップが外れにくくなります。

    ナットキャップがしっかりはまっていなかったせいで、走行中に外れてしまう事故も発生しているため、できるならインナーゴムを用意して装着しておきましょう。

    ステップ2.中性洗剤をインナーゴムのまわりに塗る

    中性洗剤をインナーゴムのまわりに頒布します。中性洗剤を塗ると、ナットキャップを取り付けやすくなります。

    少し硬くても力ずくではめる気合いがある方はこの工程を省いても問題ありませんが、スムーズにナットキャップを取り付けたいなら中性洗剤を塗っておきましょう。

    ステップ3.ナットキャップを取り付ける

    ナットキャップの面を合わせて、ぐっと押し込んで取り付けます。このときケガ防止のために、軍手をはめておくのがおすすめです。

    前のステップで中性洗剤を塗っておくことで、女性でも取り付けやすくなります。

    ステップ4.ナットキャップの入りを確認する

    ナットキャップを取り付けたら、もう一度1つずつ押し込んで、>きちんとはまっているか確認していきます。

    入りが甘いと、走行中に外れて紛失してしまいます。ナットキャップを1つ紛失するだけで統一感がなくなり、締まりのない印象のホイールになってしまうので気をつけましょう。

    ぐっと押し込んで、はまっていることを確認したら完了です。

    ナットキャッププライヤーがあると便利

    ナットキャッププライヤーがあると便利

    参考:Amazonサイト

    ナットキャップの着脱は、ナットキャッププライヤーがあるとさらに簡単におこなえます。ナットキャッププライヤーとは、ナットキャップ専用のレンチのような工具です。

    ナットキャッププライヤーを使えばナットキャップを傷つけずに素早く着脱できます。頻繁に着脱する方は、用意することをおすすめします。

    ナットキャップを取り外す際の注意点

    ナットキャップを取り外す際の注意点

    ナットキャップを取り外す際には、以下の2点に気をつけましょう。

    ●劣化状況を見て自分でできるか判断する
    ●抜けない場合はプロに見てもらう

    まず劣化状況を見て自分で取り外せるか判断しましょう。あまりにも劣化が激しい場合は、自分で取り外そうとしても外れません。

    取り外せないと判断したらプロに対処してもらう必要があります。以下で詳しく見ていきましょう。

    劣化状況を見て自分でできるか判断する

    ナットキャップを取り外す前に、劣化状況を見て自分でできるか判断します。
    劣化していないナットキャップなら、ナットキャッププライヤーでつかんで引っ張れば外せます。
    ただし、スチール製のナットキャップは錆びや腐食により、素人では取り外せなくなっている可能性があります。
    無理に外そうとするとホイールやナットを痛めてしまう恐れがあるため、いったん作業を中止しましょう。

    抜けない場合はプロに見てもらう

    ナットキャップが抜けなくなってしまったら、諦めてプロに見てもらいましょう。

    抜けないナットキャップを無理に引き抜こうとすると、ナットを破損してしまったり、手をケガしてしまったりすることがあります。

    最寄りのカーショップに持ち込んで相談すれば、きっと対応してもらえます。もちろん、多少の料金はかかってしまいますが、プロに頼んで安全に取り外しましょう。

    ナットやホイールで愛車をイメージチェンジしよう

    ナットやホイールをイメージチェンジしよう"

    今回はナットキャップの説明から選び方、着脱方法まで詳しく説明しました。ナットキャップをつけるだけでトラックの足回りの印象がかなり変わります。

    タイヤやホイールを変えずにホイールの印象を変えて気分転換したい方は、新しいナットキャップを探してみましょう。

    なお、ホイールの印象をガラッと変えたいなら、思い切ってホイールから変えてしまうのもひとつの手です。ディッシュホイールからスポークホイールに変えるだけで、別の車かと思うくらい印象が変わります。

    新しいタイヤやホイールに履き替えたいなら、タイヤワールド館ベストで購入していただくのがお得です。

    全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

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    気になる方は下記のボタンからホイールを探してみてくださいね。

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    ホイールキャップの外し方3選!注意点や取り付け方も解説

    ホイールキャップを交換したくても、「外し方がわからない…」と悩んでいませんか?

    純正のホイールキャップにもおしゃれなものが増えてきましたが、カスタマイズをして自分好みの足回りを楽しみたい人も多いと思います。

    本記事では、ホイールキャップの外し方を3つ解説します。外すときの注意点や取り付け方もお伝えするので、安心して作業に取り組めるでしょう。

    ホイールキャップは、スチールホイールの見た目を手軽に変えられるアイテムです。難しい作業ではないので、ホイールキャップの交換を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

    ホイールキャップとは?センターキャップとの違い

    ホイールキャップとは?センターキャップとの違い

    ホイールキャップ(ホイールカバー)とは、スチールホイールの上に装着されているカバーのことです。

    プラスチック製のものが多く、構造はとてもシンプルです。内側にある爪にはリングがかかっており、爪の部分をホイールの上からはめ込んで装着します。

    主な役割は、ホイールとハブ(車体側のホイールを取り付ける部分)の周りを保護することです。水や泥から足回りの部品を守り、錆びにくくしています。

    もし錆びが原因でホイールナットが固着してしまうと、無理に取り外そうとしてハブボルトのねじ山をなめてしまう可能性があります。

    ハブ周りが錆びてしまうと、ホイールの取り付けが悪くなり、走行中ハンドル操作に支障が出ることも考えられるでしょう。最悪の場合、ホイールナットの締め付けが甘くなり、脱輪する可能性もゼロではありません。

    ホイールキャップは、印象を手軽に変えられるドレスアップアイテムでもありますが、車の足回りを守る大事な部品です。

    また、よく似た部品に「センターキャップ」があり、ホイールキャップとは異なります。

    ホイールカバー
    (ホールキャップ)
    ホイールセンターキャップ
    (センターキャップ)
    ホイールカバー(ホイールキャップ) ホイールセンターキャップ(センターキャップ)

    センターキャップは、ホイール全体ではなくハブの部分のみを保護するカバーです。ホイールの中心にあり、ホイールキャップより面積は小さくなります。

    アルミホイールに取り付ける場合が多く、アクセサリー感覚で好みのデザインを装着している人も多いでしょう。

    中にはスチールホイールに取り付けられるものもあるので、無骨な印象はそのままに少しだけエッセンスを加える、といったおしゃれも可能です。

    装着することでドレスアップになる印象が強い部品ですが、主な役割はホイールキャップと似ていて、ハブ周りを保護することです。

    ホイールキャップの外し方3選

    ホイールキャップの外し方3選

    ホイールキャップの外し方を3つ紹介します。

    1. 手で外す
    2. 工具を使う
    3. タオルやウエスをひっかける

    使用するのは、簡単に用意できるものばかりです。どの方法もすぐに試せるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

    1.手で外す

    ホイールキャップの外し方1.手で外す

    手で外すやり方は、3つの中で一番オススメの方法です。準備物も軍手だけでいいので、手軽に作業が行えます。少しコツが必要ですが、そんなに難しいものではありません。

    まず、軍手をはめて、ホイールキャップのすき間に手を入れます。一か所に手を入れず、となりに入れてください。

    怪我をしてしまう可能性があるので、必ず軍手をはめてから作業をしてくださいね。

    できるだけ中心ではなくタイヤ側(外側)に近い位置で指をひっかけ、手前に引っ張ります。

    このとき、じんわりと力を入れるのではなく、瞬発的にグッと力を込めて引っ張ることが重要です。

    すぐに外れるケースもありますが、思った以上に固く、なかなか外れないこともあります。

    1回で外れない場合は、何度かに分けて引っ張ります。引っ張った場所しか外れなかったら、ホイールカバーが変形しないように力加減をして、徐々に外していきましょう。

    2.工具を使う

    ホイールキャップの外し方2.工具を使う

    2つ目は、工具を使って外す方法です。軍手とマイナスドライバーを用意してください。

    手順は、ホイールキャップの外周に切り込みがある(ないタイプもある)ので、そこにマイナスドライバーを差し込み、てこの原理を利用して外します。

    しかし、外れないからといって無理に力を入れたり、グリグリと回転させたりすると、ホイールキャップやホイールを傷つけてしまう恐れがあります。

    手で外す以上にコツが必要になる方法だといえるでしょう。

    中にはマイナスドライバーではなく、「ホイールキャップレンチ」という専用工具を使う方法もあります。

    ホイールキャップレンチ

    参考:Amazon

    工具を使いたいけれどマイナスドライバーでは不安な人は、専用工具を使ってみるのも1つの方法です。

    3.タオルやウエスをひっかける

    ホイールキャップの外し方3.タオルやウエスをひっかける

    3つ目はタオルやウエスをひっかけて外す方法です。軍手といらなくなったタオルやウエスを用意してください。

    手順は、ホイールキャップのすき間からタオルやウエスを通して、手前に引っ張ります。

    この方法は、ホイールキャップにある程度すき間がなければ使えません。スポークとスポークの間がせまかったり、ホイールとホイールキャップがぴったりくっついたデザインのものだったりすると、タオルやウエスを通すことが難しいからです。

    もしタオルやウエスを通すすき間がないタイプなら、手で外すか工具を使う方法をオススメします。

    ホイールキャップを外すときの注意点

    ホイールキャップを外すときの注意点

    ホイールキャップを外すときの注意点を解説します。

    ● 爪が割れる可能性がある
    ● ホイールナットで固定するタイプはジャッキアップが必要になる

    難しい作業ではありませんが、安全に行うためにも、注意点は必ず理解しておきましょう。1つずつ解説します。

    爪が割れる可能性がある

    ホイールキャップの素材はABS樹脂というプラスチックでできている製品が多く、変形したり爪が割れたりする恐れがあります。

    組み立て式のおもちゃや小物ケースで、部品が外れなかったりふたが開かなかったりしたときに、強く引っ張って部品が割れた…なんて経験はありませんか?ホイールキャップにも同じことがいえます。

    経年劣化したホイールキャップほど、爪が割れたり変形したりする可能性が高くなります。新しい部品では考えにくいですが、それでも「壊れるかもしれない」という前提で外すほうがいいかもしれません。

    もし爪が割れたり、変形したりしてしまったら、再使用はせず新しいものを取り付けましょう。

    故障したホイールキャップを装着していると、走行中に外れてしまう場合があります。歩行者や他の車にぶつかるなど、危険がともないます。

    事故を起こす可能性もあるので、壊れたホイールキャップは使わないようにしましょう。

    ホイールナットで固定するタイプはジャッキアップが必要になる

    まれに、ホイールナットで固定されているタイプのホイールキャップがあります。この場合だと、一度ホイールナットを外さないとホイールキャップは交換できません。

    ホイールナットを外すには、ジャッキアップが必要になります。手順は以下の通りです。

    1. ホイールナットを少しだけゆるめる
    2. ジャッキアップする
    3. ホイールナットを外す
    4. ホイールキャップを外す

    タイヤ交換と同じ手順でホイールキャップを外すことができます。

    しかし、ホイールナットを外すということは、再度取り付けるときに規定トルク(力)で締め付けを行う必要があります。もし締め付けが甘く規定トルクに満たない場合、ホイールナットがゆるみ脱輪する恐れもあるでしょう。

    規定トルクで締め付けを行うには、「トルクレンチ」とよばれる専用工具が必須です。手元に専用工具がない場合は購入するか、プロに依頼することをオススメします。

    トルクレンチ

    参考:Amazon

    ホイールキャップの取り付け方

    ホイールキャップの取り付け方

    ホイールキャップの取り付けは、注意点をしっかり守っていれば簡単に行えます。手順は以下の通りです。

    1. ホイールキャップのくぼみ(エアバルブの位置)をエアバルブに合わせる
    2. ずれないように足や手でホイールキャップを抑える
    3. 浮いている場所を手で叩くように押し込む
    4. 最後に全体を叩き浮いている場所がないか確認する

    まず、ホイールキャップのエアバルブの位置を確認しましょう。一か所だけくぼんでいる部分があるはずです。裏面に記載がある場合もあります。

    エアバルブの位置を合わせず無理に取り付けてしまうと、エアバルブが傷ついてパンクの原因になったり、ホイールキャップの爪が割れたりする可能性があります。

    製品によってはくぼみがないものもありますが、エアバルブに干渉することなく取り付けられる作りになっているはずです。

    安全に取り付けるためにも、エアバルブの位置を間違えないようにしましょう。

    次に、合わせたエアバルブの位置がずれないように手や足で固定します。ホイールにある程度重ねたら、浮いている部分を手で叩くように押し込みます。

    ひと通り取り付けができたら、全体を叩いて浮いている場所がないか、もう一度確認してください。

    不安であれば試運転をするとなおよいでしょう。

    ホイールキャップを選ぶときの注意点

    ホイールキャップを選ぶときの注意点

    参考:Amazon

    ホイールキャップを選ぶときの注意点を解説します。

    ● サイズを確認する
    ● 汎用品でもはまらない場合がある
    ● アルミホイールには装着できない

    ホイールキャップを外し、いざ新しいものを装着しようとしても、ホイールに合わなければ取り付けはできません。

    注意点を確認し、あなたのホイールに合ったホイールキャップを選んでくださいね。

    順番に解説します。

    サイズを確認する

    ホイールキャップを購入する前に、まずはサイズを確認しましょう。

    ホイールキャップのサイズは、タイヤに記載してあるインチ数を確認します。たとえば「155/65 R 14」と表記してあるのなら、タイヤは14インチです。この場合、14インチのホイールキャップが装着されていることになります。

    ホイールキャップの裏面に記載があるものもあるので、タイヤのサイズがわからない場合はホイールキャップを取り外して確認してみるのも1つの方法です。

    いくら気に入ったデザインでも、サイズが合わなければ取り付けることはできません。購入する前にサイズを確認し、大きさの合ったものを購入するようにしましょう。

    汎用品でもはまらない場合がある

    まれに、ホイールキャップのサイズは間違っていないのにはまらない場合があります。汎用品でも、装着されているスチールホイールの形状と、ホイールキャップのデザインによっては取り付けができません。

    外周の爪が上手くはまらなかったり、ホイールの真ん中が干渉してホイールキャップが浮いてしまったりする可能性もあります。

    汎用品でサイズが合っているからといって、すべてのスチールホイールに装着できるわけではありません。

    純正のホイールキャップなら問題なく装着できますが、ドレスアップの要素がなくなってしまいます。

    ホイールキャップを交換するときは、サイズさえ合っていれば取り付けできるケースばかりではないことを理解しておきましょう。

    アルミホイールには装着できない

    ホイールキャップは、スチールホイールに装着する部品です。まれにアルミホイールでも装着する場合もありますが、一般的には装着しません。

    アルミホイールはスチールホイール(鉄)に比べて錆びに強く、長く使えるのが特徴です。
    ※塗装が剥げて水などが入れば腐食する可能性はあります。

    アルミはやわらかく加工しやすい金属なので、デザイン性も高く種類が豊富です。ホイールキャップがなくても、ホイールだけでドレスアップ効果を得られます。

    アルミホイールにはあまり必要な部品とはいえないので、ホイールキャップはスチールホイールに装着しましょう。

    ホイールキャップは外したままでも大丈夫?

    ホイールキャップは外したままでも大丈夫?

    ホイールキャップを外したまま走行することは推奨しません。

    年数がたってくると、ホイールキャップが劣化して外れてしまったり、走行中に落としてしまったりすることも考えられます。だからといって、「運転には関係ないから」と放置するのはやめましょう。

    ホイールキャップにはドレスアップのほかに、ホイールやハブ周りの部品を保護する役割があります。外れたまま走行を続けると、雨水や泥などで錆びてしまう恐れがあるからです。

    錆が進行すると、ホイールナットが固着して外れなかったり、最悪の場合締め付けが甘くなって脱輪したりする可能性があります。

    また、ホイールに錆が広がると、あまり見た目がいいとはいえません。走行に支障が出るのはもちろん、見栄えも悪くなります。

    ホイールキャップが外れたり、故障したりしたときは、そのままにせず早めに新しいものを装着するようにしましょう。

    見た目を大きく変えるならホイールの交換がオススメ

    見た目を大きく変えるならホイールの交換がオススメ

    足回りの印象を大きく変えるのなら、ホイールキャップではなくアルミホイールへの交換がオススメです。

    アルミホイールにはたくさんのデザインがあり、選択の幅が広がります。こだわりたい部分や見せ方など、あなた好みのものが見つかる可能性が高いでしょう。

    スチールホイールにホイールキャップを装着した場合と、アルミホイールを比べてみても、質感はかなり違います。よりスタイリッシュな見た目が際立ちます。

    アルミホイールにはホイールキャップを必要としないので、外れてしまう心配もありません。重量も軽いものが多く、放熱性も高いため乗り心地や燃費の向上も期待できます。

    ホイールの存在感を出してドレスアップ効果を高めたい、走行性能も向上させたい人は、アルミホイールへの交換がオススメです。

    ホイールの交換はタイヤワールド館ベストへ!

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    ホイールキャップの外し方には、手で外す方法と工具やタオルなどの道具を使って外す方法があります。

    オススメは手で外す方法ですが、どのやり方でも必ず注意点を守ってケガをしないように作業を進めてください。

    また、外したままにするのは推奨しません。足回りの部品を長く使うためにも、スチールホイールにはホイールキャップを使用しましょう。

    足回りの見た目を大きく変えたい人は、アルミホイールへの交換がオススメです。豊富なデザインの中から、あなた好みのホイールを選べますよ。

    タイヤワールド館ベストでは、さまざまな種類のホイールを取り扱っております。店舗だけでなくネット販売も可能なので、ぜひ検討してみてくださいね。

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    なめたボルトを外せるナットツイスターとは?カインズで買える27種や使い方5ステップも紹介

    「ナットツイスターって何?」
    「ナットツイスターならどんなボルトでも外せる?」
    「ナットツイスターはどこでいくらくらいの値段で売られているか知りたい」

    このように悩んでいませんか?

    ナットツイスターは、なめたボルトや錆びたボルトを外す最終手段とも言われる工具です。当記事では、ナットツイスターの特徴と使い方、カインズで売っているナットツイスターの価格一覧表を紹介します。

    ナットツイスターでもボルトを外せなかったときの対処法もお伝えするので、ぜひご覧ください。

    ナットツイスターはなめたボルトを緩める最終手段

    ナットツイスターはなめたボルトを緩める最終手段

    参考:Amazonサイトへ

    ナットツイスターは、なめたボルトを外す道具です。ボルトの状態によっては錆びたボルトも外せます。

    以下のような特徴があります。

    ● 別名はツイストソケット
    ● 構造は花びらのようなツイスト形状
    ● 外したボルトは再利用できない
    ● 盗難防止にも使用できる

    順番に見ていきましょう。

    別名はツイストソケット

    ナットツイスターはツイストソケットとも呼ばれる、特殊ソケットに分類される工具です。ボルトがなめてしまって、これ以上無理に緩めようとすると角をズルズルに潰してしまう恐れがあるような、困った事態に活躍します。
    「なめたボルト」がわからない方は次の項目を参考にしましょう。

    ボルトが「なめる」とは

    ボルトが「なめる」とは、ボルトの頭が潰れ角が丸くなってしまい、ソケットレンチ・スパナ・メガネレンチでは全く回せなくなってしまう状態のことです。レンチの力のかけ具合を間違えると、ボルトの頭がなめてしまうことがあります。

    なめたボルトをバイスプライヤーやネジザウルスで無理やり掴んで外そうとすると、余計に悪化します。これ以上悪化させてしまう前に、ナットツイスターに頼りましょう。

    構造は花びらのようなツイスト形状

    ナットツイスターの構造は、花びらのようなツイスト形状になっています。花びらのような歯がスパイク構造になっていて、緩めたい向きに回すと、ボルトにソケットが噛み込んで外れます。

    鋭いエッジのおかげで、ボルトの角がまったく残っていないボルトでも対応可能です。

    外したボルトは再利用できない

    一度でもナットツイスターを使ったボルトは、工具の食い込み傷がつくため、二度と使えなくなってしまう点に注意しましょう。そのため、ナットツイスターは最終手段といわれています。

    外した時点でボルトがナットツイスターにしっかり噛み込んでいるので、相当取れにくい状態です。

    取り除く際は反対側から鉄の棒を差し込み、ハンマーで叩いて取ります。ただし、ボルトは使えなくなりますが、ナットツイスター自体は何度でも使用できます。

    盗難防止にも使用できる

    ナットツイスターは盗難防止のロックナットとしても使えます。

    ロックナットの専用ソケットは入手困難ですが、ナットツイスターならホームセンターにも売っています。

    「ロックナットの専用ソケットをなくしてロックナットが外せない」と困っている方はナットツイスターを使ってみましょう。

    ただしボルトと同じく、ナットツイスターで外したロックナットは今後使えなくなってしまうため、理解した上で使うことをおすすめします。

    カインズで売っているナットツイスター23種一覧表【価格あり】

    ナットツイスターはなめたボルトを緩める最終手段

    参考:山下工業研究所 3/8(9.5mm)SQ. ナットツイスター

    ホームセンターでナットツイスターを購入したい方のために、カインズで買えるナットツイスターを一覧表形式で紹介します。

    番号 メーカー 品番 差込角(mm) 全長(mm) 対辺寸法(mm) 重さ(g) 価格(税込)
    1 山下工業研究所 3127-8 9.5 32 8 40 2,768円
    2 山下工業研究所 3127-9 9.5 32 9 40 2,768円
    3 山下工業研究所 3127-10 9.5 32 10 41 2,768円
    4 山下工業研究所 3127-11 9.5 32 11 43 2,768円
    5 山下工業研究所 3127-12 9.5 32 12 44 2,768円
    6 山下工業研究所 3127-13 9.5 32 13 46 2,868円
    7 山下工業研究所 3127-14 9.5 32 14 48 2,868円
    8 山下工業研究所 3127-15 9.5 32 15 52 3,028円
    9 山下工業研究所 3127-16 9.5 32 16 66 3,028円
    10 山下工業研究所 3127-17 9.5 35 17 80 3,028円
    11 山下工業研究所 3127-19 9.5 35 19 92 3,128円
    12 山下工業研究所 3450M-8 9.5 26 8 21 1,058円
    13 山下工業研究所 4127-17 12.7 42 17 137 4,868円
    14 山下工業研究所 4127-19 12.7 42 19 146 4,868円
    15 山下工業研究所 4127-21 12.7 42 21 153 4,868円
    16 山下工業研究所 4127-22 12.7 42 22 158 4,868円
    17 山下工業研究所 4127-24 12.7 42 24 174 4,868円
    18 山下工業研究所 4127-25.4 12.7 42 25.4 183 4,868円
    19 京都機械工具 B3TW-08 9.5 32 8 40 2,688円
    20 トラスコ中山 TTS3-08 9.5 32 8 40 2,218円
    21 トラスコ中山 TTS3-10 9.5 32 10 41 2,218円
    22 トラスコ中山 TTS3-12 9.5 32 12 44 2,218円
    23 トラスコ中山 TTS3-14 9.5 32 14 48 2,308円

    キャップボルト・スタッドボルト・特殊形状のボルトにも対応しています。
    ボルトのサイズが変わってしまっている可能性があるなら、ナットツイスターセットもおすすめです。

    トラスコ中山のナットツイスター5点セットがインパクトドライバー付きで14,978円、山下工業のナットツイスターセットは8点22,678円で売られています。

    ナットツイスターの使い方を5ステップで紹介

    ナットツイスターの使い方を5ステップで紹介

    ここからは、ナットツイスターの使い方を5ステップで紹介します。

    1. なめたボルトに被せる
    2. プラスチックハンマーで軽く叩く
    3. ボルトの奥までソケットを差し込む
    4. ラチェットレンチを差し込む
    5. レンチを押しながら回す

    ステップ1.なめたボルトに被せる

    まず、花びらのような形状の歯を、なめたボルトに被せます。
    このとき、ナットツイスターのサイズを間違えないよう注意しましょう。
    特に、錆びたボルトにナットツイスターを被せる場合、ボルトのサイズが変わっている可能性があります。

    ステップ2.プラスチックハンマーで軽く叩く

    先端が軽く噛み合ったら、ナットツイスターをプラスチックハンマーで叩いて、確実にボルトに差し込みます。
    何度か軽く叩いて、少しずつ差し込みましょう。

    ステップ3.ボルトの奥までソケットを差し込む

    ボルトにナットツイスターを食い込ませます。
    しっかり奥まで差し込まないと、レンチで回せなくなってしまいます。

    ステップ4.ラチェットレンチを差し込む

    ラチェットレンチをナットツイスターに差し込みます。
    ナットツイスターに対し、レンチが垂直になるようにヘッドを当てます。
    レンチもサイズが合わないと上手く取り付けられないので注意しましょう。

    ラチェットレンチとは

    ナットツイスターはなめたボルトを緩める最終手段

    参考:Amazon

    ラチェットレンチとは、ボルトやナットを回す時に使う工具です。ソケット部分にギアがあるため、連続的に回せます。

    ステップ5.レンチを押しながら回す

    手のひらでしっかりレンチを押し込み、ナットツイスターを回します。
    何度か回すと、少しずつボルトが緩んで外れます。

    ナットツイスターの選び方

    ナットツイスターはなめたボルトを緩める最終手段

    ナットツイスターを選ぶときは、以下に注意して購入しましょう。

    ● 強度を重視して選ぶ
    ● 適したサイズを選ぶ
    ● 全てのサイズを揃えるのが無難

    強度を重視して選ぶ

    長年使い続けて錆びついてしまったボルトを外すなら、強度を重視してナットツイスターを選びましょう。
    ナットツイスターが破損してしまうと、ボルトが外せないどころか事故のもとになります。
    具体的には、ちょっとやそっとでは壊れない、高硬度クロムモリブデン鋼でできているものがいいでしょう。
    やっかいなボルトを外したいなら、素材も確認しておくと安心です。

    適したサイズを選ぶ

    外したいボルトに適したサイズのナットツイスターを選びましょう。
    難しいのが、ボルトのサイズと同じナットツイスターを買ってくれば噛み合うとは限らない点です。
    たとえば、なめきったボルトはワンサイズ小さなナットツイスターでないと外せないことがありますし、錆びたボルトはサイズアップしている場合もあります。

    全てのサイズを揃えるのが無難

    ボルトの下のサイズを調べれば適したサイズを選べるわけではないとなると、複数のナットツイスターを買っておくのが無難という結論になります。

    ホームセンターにはセット売りされているナットツイスターが置いてあるので、サイズが合うか不安な方はナットツイスターセットを購入しましょう。

    使わないナットツイスターを複数購入するより、もう一度ホームセンターに買いに行く手間と時間のほうがもったいないです。想定サイズの前後のサイズも買っておきましょう。

    ナットツイスターが使えないボルト

    wm03イメージ

    ナットツイスターでも歯が立たないボルトがあります。具体的には以下のようなものは難しい場合があります。

    ● 頭がなくなりかけているボルト
    ● 錆びてキノコのような形になったボルト
    ● ネジ山がダメになったボルト

    頭がなくなりかけているボルト

    ボルトの頭がなくなりかけていたり、三角になってしまったりしているボルトはナットツイスターでも緩められません。そもそも噛み合うサイズのナットツイスターが見つからないでしょう。

    このようなナットは、自力で外すのを諦めたほうがいいでしょう。

    錆びてキノコのような形になったボルト

    錆びすぎたボルトもナットツイスターでは太刀打ちできないケースがあります。少しサイズアップした程度ならナットツイスターもサイズアップして外せますが、あまりにも錆がひどいボルトだと回らないでしょう。

    ナットツイスターが回らない場合は、防錆潤滑剤をたっぷりかけてみます。さらにヒーターなどでボルトの周辺を加熱するとより緩みやすくなります。

    かじりついたネジの隙間に防錆潤滑剤が浸透してから回せば、ボルトが緩むかもしれません。

    ネジ山がダメになったボルト

    ネジ山がダメになったボルトは、ナットツイスターだけでなく、どんな工具を使っても取ることは難しいです。

    ボルトをドリルで削って除去したり、ネジ山を修復してからナットツイスターを試したりしましょう。

    ナットツイスターで簡単に外れないボルトは、自力で直すのは限界があるため、専門業者に任せて安全に処理するのが賢い方法です。

    ナットツイスターが使えない場合の手段

    ナットツイスターで簡単にボルトを外せなかった場合、以下の道具を使うのも手です。

    ● CRCなどの防錆潤滑剤を使う
    ● バイスプライヤーを使う
    ● 専門業者に頼る

    それぞれ説明します。

    CRCなどの防錆潤滑剤を使う

    CRCはボルトが錆びて固着してしまったときに助けてくれるオイル

    参考:Amazon公式サイトへ

    CRCなどの防錆潤滑剤を使うと、ボルトが外れやすくなります。

    CRCはボルトが錆びて固着してしまったときに助けてくれるオイルです。

    錆がひどくてなかなかボルトが回らないときに、CRCを吹きかけてしばらく放置すると緩んで回るようになります。

    ボルトのネジ部分が一部出ていれば、ネジの隙間からCRCが浸透するので、外側に少しかけるだけで効きます。

    ナットツイスターを使っても回せないときは、CRCをかけて待ってみましょう。

    バイスプライヤーを使う

    ボルトの頭がなくなってナットツイスターを噛ませられないときはバイスプライヤー

    参考:Amazon公式サイトへ

    ボルトの頭がなくなってナットツイスターを噛ませられないときは、バイスプライヤーを使います。バイスプライヤーなら強い力でボルトを挟んでねじれます。

    ボルトの残っている場所をバイスプライヤーで挟み、少しずつねじって緩めましょう。

    この場合もCRCを吹き付けておくと緩めやすいのでおすすめです。

    専門業者に頼る

    ナットツイスターを使っても外れないボルトをどうしても外したいなら、専門業者に頼るといいでしょう。

    自分で下手に回そうとすると、工具や潤滑油を揃えたはいいものの結局外せなくて時間とお金を無駄にした、という事態になりかねません。

    専門業者なら工具をたくさん揃えているため様々な手段を試せますし、ぼるとを外せないときのノウハウも持っています。

    車の足回りでお困りの際はタイヤワールド館ベストへ

    ボルトの頭がなくなってナットツイスターを噛ませられないときはバイスプライヤー

    今回はナットツイスターの説明と使い方、おおよその値段などを紹介しました。ボルトがなめて回せなくなってしまったときは、ホームセンターでナットツイスターを買ってきてボルトを付け直すのもいいでしょう。

    ただし、ナットツイスターで対応できるか分からないくらいボルトの状態が悪化してしまっていたらプロに頼りましょう。

    ナットが外れなくてお困りの際は、お近くのタイヤワールド館ベストにぜひご相談ください!

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

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    ナット ライターチーム タイヤ交換

    タイヤ交換をするならトルクレンチは必須!選ぶポイントと使い方を解説!


    「タイヤを交換するときにトルクレンチって必要?」
    「トルクレンチが必要ならの選び方を知りたい」

    トルクレンチは車のタイヤ交換のときに、規定のトルク値で締められる必要不可欠な工具です。
    トルクレンチを使用しない場合、走行中にネジが緩んだり車体のブレにつながったり、最悪脱輪する危険性があります。
    本記事では、タイヤ交換時のトルクレンチの必要性やトルクレンチ選びのポイント、使い方をわかりやすく解説します。

    ぜひ参考にしてみてください。

    トルクレンチと一緒に覚えたい締め付けトルクとは?

    トルクレンチと一緒に覚えたい締め付けトルクとは?

    タイヤ交換で必ず聞く用語が「締め付けトルク」です。締め付けトルクとは、タイヤ交換時にナットにかかる締め付ける強さを指します。

    たとえば、日産ノートの締め付けトルクは以下の通りです。

    日産ノートの締め付けトルク

    上記の取扱説明書のように、ホイールナットの締め付けトルクは「108N・m」を指定しています。

    ホイールナットに指定された締め付けトルク以外の強さで締め付けをしても、ネジは緩んでしまいます。トルクレンチを使用する場合は、必ず締め付けトルクを確認してから作業しましょう!

    締め付けトルクについては、以下の記事も参考にしてみてください。

    車のタイヤ交換に必要なトルクレンチとは?

    車のタイヤ交換に必要なトルクレンチとは?

    車のタイヤ交換に必要なトルクレンチとは、ボルトやネジ、ナットなど決まったトルク(締め付け力)で締めるための工具です。トルクレンチは自動車のタイヤ交換の他にもさまざまな場面で使用されています。
    トルクレンチを使用する状況は、たとえば以下の通りです。

    ● 自転車の整備
    ● バイクの整備時
    ● トルクの測定

    上記でわかるように、トルクレンチはさまざまな場面で使用されています。

    タイヤの交換時にトルクレンチが必須な理由

    タイヤの交換時にトルクレンチが必須な理由

    タイヤを交換するときは、必ずトルクレンチを使用してボルトの締め付けが必要です。理由は、メーカーが定めたトルク値に締めることで安全に走行できるからです。

    メーカー指定のトルク値に設定できないまま走行すると、たとえば以下の危険が考えられます。

    ● 締め足りずにタイヤががたつく
    ● 締めすぎてしまいボルトが破損

    上記のように、締め付けトルクは強すぎても弱すぎても危険が伴います。最悪の場合、脱輪する可能性があるため大変危険です。

    トルクレンチが1本あれば、締め付けトルク管理が可能です。安全に走行するためにも、タイヤ交換時はトルクレンチを使用して締め付けをおこないましょう!

    車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類は主に2つ

    車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類は主に2つ

    車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類は、シグナル式と直読式の2つです。

    トルクレンチの種類によって、扱いやすさや重さ、素材が異なります。本章では、タイヤ交換に必要なトルクレンチの種類について解説します。

    ● シグナル式トルクレンチ
    ● 直読式トルクレンチ

    シグナル式トルクレンチ

    車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類の1つ目は「シグナル式トルクレンチ」です。
    シグナル式のトルクレンチは、既定のトルク値に達すると「カチン」とシグナル音が鳴ることで、ナットが締まったことを確認できる工具です。
    シグナル式にもトルク値の調整が可能なプレセット型と、トルク値の変更できない単能型の、2種類が存在します。

    各トルクレンチの特徴は、以下の通りです。

    メリット デメリット
    プレセット型 トルク値の調整幅が広い 毎回トルク値を調整する
    単能型 トルク値の調整が不要 決まったトルクしか締め付けができない

    直読式トルクレンチ

    車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類2つ目は「直読式トルクレンチ」です。
    直読式のトルクレンチとは、トルク値を目視で確認しながら作業できる工具です。
    直読式トルクレンチには、プレート型やダイヤル型、デジタル型の3種類あります。

    メリット デメリット
    プレセット型 トルク値の調整幅が広い 毎回トルク値を調整する
    単能型 トルク値の調整が不要 決まったトルクしか締め付けができない

    上記の表でわかるように、プレート型とダイヤル型はトルク数値の確認で使用するため、タイヤ交換で使用するタイプはデジタル型です。
    デジタル型トルクレンチの特徴は、以下の通りです。

    ● 画面上に表示される締め付けトルク値を目視で確認できる
    ● 確実に規定のトルク値で締め付けられる
    ● 規定のトルク値に達したら光やブザー音で知らせてくれる

    上記でわかるように、デジタル型トルクレンチは正確にトルク値を確認できます。
    シグナル式トルクレンチと直読式トルクレンチの特徴を比較すると、以下の通りです。

    トルクレンチ種類 規定トルク確認方法
    シグナル式トルクレンチ ● 「カチン」とシグナル音が鳴る
    ● 目視ではトルク値の確認ができない
    直読式トルクレンチ ● 規定のトルク値に達したら光やブザー音で知らせる
    ● 数値を目視で確認できる

    上記のように、規定のトルク値に締め付けるときに違いがあります。
    お買い求めやすい価格帯から高価な商品まで、多種多様のトルクレンチがあります。

    タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント

    タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント

    タイヤ交換に必要なトルクレンチは、車の所有者の目的によって異なります。
    タイヤ交換における、あなたの目的にあった商品を選びましょう。
    本章では、タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイントを解説します。

    ● トルクレンチの種類で選ぶ
    ● トルク値の設定範囲で選ぶ
    ● 使いやすさで選ぶ

    トルクレンチの種類で選ぶ

    タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント1つ目は「トルクレンチの種類で選ぶ」です。タイヤ交換で使用するトルクレンチは、以下の3種類です。

    トルクレンチの種類 特徴
    プリセット型 トルク値の調整ができる
    単能型 トルク値が決まっている
    デジタル型 目視でトルク値を確認できる

    上記のように、トルクレンチの種類によって特徴が異なります。
    プレセット型や単能型と比較して、デジタル型トルクレンチの本体は高価なため、あなたの目的にあったトルクレンチを選びましょう!

    トルク値の設定範囲で選ぶ

    タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント2つ目は「トルク値の設定範囲で選ぶ」です。タイヤ交換時の一般的な締め付けトルクは、以下の通りです。

    車両別 トルク値設定範囲
    軽自動車 約80~100N
    普通自動車 約100~120N

    締め付けトルクは車種によって異なるため、車種に合ったトルクレンチを選ぶ必要があります。たとえば、車種別の締め付けトルク値は以下の通りです。

    車種 締め付けトルク
    ハスラー(スズキ) 85N・m
    ハイエース(トヨタ) 100N・m
    アクア(トヨタ) 103N・m
    N-BOX(ホンダ) 108N・m

    上記のように、4台の車は規定のトルク値が異なります。プリセット型やデジタル式トルクレンチは、軽自動車と普通車の規定トルク値範囲を網羅しているためおすすめです。

    一方で、トルク値の設定が手間とお考えの方は、トルク値設定不要の単能型トルクレンチをおすすめします。

    使いやすさで選ぶ

    タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント3つ目は「使いやすさで選ぶ」です。機能性の高いトルクレンチでも、使いこなせなければ意味がありません。

    たとえば、使いやすいトルクレンチは以下の通りです。

    ● トルク値の設定がしやすい
    ● トルクレンチの重量が軽い
    ● トルクレンチに力が入りやすい

    また、トルクレンチをうまく扱えない理由は以下の通りです。

    ● トルクレンチが高機能すぎてトルク値の設定に時間がかかる
    ● トルクレンチが重すぎて締め付けるとき大変な思いをする
    ● トルクレンチの持ち手が握りにくく力が入りにくい

    上記のように使いにくいトルクレンチを使用すれば、タイヤ交換や締め付けトルク管理に手間を感じてしまいます。タイヤ交換が必要な状況は、たとえば以下の通りです。

    ● 劣化したタイヤを新品タイヤに交換
    ● 夏用タイヤをスタッドレスタイヤに交換
    ● スタッドレスタイヤを夏用タイヤに交換
    ● タイヤのパンクなど不具合によるタイヤ交換

    上記のように、劣化したタイヤを交換したり、タイヤの種類を変更したりと、タイヤ交換する回数はさまざまです。

    タイヤ交換が必要な状況を想定し、あなたに合った使いやすいトルクレンチを選ぶことをおすすめします。

    トルクレンチの一般的な使い方

    トルクレンチの一般的な使い方

    本章では、トルクレンチの中でも一般的な、プリセット型トルクレンチの使い方を解説します。

    1. ロックを解除する
    2. 設定したい締め付けトルク値に合わせる
    3. 解除したロックを戻してソケットを差し込む
    4. 規定のトルク値まで締める

    ロックを解除する

    ロックを解除する

    引用:大橋産業株式会社

    規定トルク値に設定する前に、ロックつまみを半時計回りに回してロックを解除します。

    設定したい締め付けトルク値に合わせる

    設定したい締め付けトルク値に合わせる

    引用:大橋産業株式会社

    トルク値は、主目盛と副目盛りの合計で設定します。たとえば、N-BOX(ホンダ)の場合は以下のように締め付けトルクを調整します。

    N-BOX(ホンダ)締め付けトルク値:108N・m
    主目盛 副目盛
    100N・m 8N・m

    解除したロックを戻してソケットを差し込む

    解除したロックを戻してソケットを差し込む

    引用:大橋産業株式会社

    締め付けトルク値に設定が完了したら、ロック解除したつまみを時計回りに止まるまで回して再度ロックします。
    つまみがとまったら、ボルトとナットのサイズに適合したソケットを差し込みます。
    ソケットの差し込みが甘いとボルトが傷つく可能性があるため、しっかり奥まで差し込みましょう!

    規定のトルク値まで絞める

    規定のトルク値まで絞める

    引用:大橋産業株式会社

    上記のように、締める方向でトルクがかけられるようにレバーを切り替え、規定のトルク値までしっかり締めます。
    締め直しはオーバートルクの原因になるため、注意して締めましょう!

    トルクレンチを使うときのポイント

    トルクレンチを使うときのポイント

    トルクレンチは、規定のトルク値を間違えると危険な走行につながることを忘れてはいけません。規定のトルク値に締め付けできなければ、最悪タイヤがはずれて、大きな事故につながります。

    本章では、安全に走行するためにも、トルクレンチを使うときのポイントを5つ紹介します。

    1. 丁寧に扱う
    2. 「カチン」とシグナル音が鳴るまで締める
    3. 力任せに何度も締めない
    4. 緩める目的で使用しない
    5. 最後の仕上げにトルクレンチを使う

    丁寧に扱う

    トルクレンチを使うときのポイント1つ目は「丁寧に扱う」です。
    「丁寧に扱うのは当たり前」
    「なるべく注意すれば大丈夫」

    このようにトルクレンチを管理している方は、トルクレンチを使うときのポイントを参考にしてみてください。

    先述の通り、トルクレンチは種類問わず精密機械であり繊細な工具です。トルクレンチに強い衝撃が加われば、故障して正確なトルクで締め付けられません。
    強い衝撃が加わりやすい状況は、たとえば以下の場面です。

    ● 使用中に高い位置から落下
    ● むき出しの状態で持ち運び中に物と接触

    上記のように、作業中や持ち運び時は無意識のうちに強い衝撃が加わるかもしれません。
    正確な締め付けトルクをかけるためにも、トルクレンチは丁寧に扱いましょう!

    「カチン」とシグナル音が鳴るまで締める

    トルクレンチを使うときのポイント2つ目は「「カチン」とシグナル音が鳴るまで締める」です。

    トルクレンチは種類によって異なりますが、一般的には規定のトルク値に達すると「カチン」とシグナル音で知らせてくれます。

    音が鳴る前に締め付けをやめるとネジが緩みやすく車体やタイヤのガタつきにつながり、最悪の場合脱輪する危険性もあるため注意が必要です。

    トルクレンチを使用するときは、必ずシグナル音が鳴るまで締め付けを行いましょう!

    力任せに何度も締めない

    トルクレンチを使うときのポイント3つ目は「力任せに何度も締めない」です。
    「シグナル音はなったけど念のためもう1回締めよう」
    「とにかく強く締めれば大丈夫だ」
    上記のような締め付け方を、オーバートルクといいます。
    規定のトルク値以上に締め付けると、タイヤのボルトが以下のような状態になるかもしれません。

    ● 強く締めすぎてボルトが変形する
    ● 車体側にあるボルトが捻じ切れる

    上記のようになると最終的にはネジが緩み、タイヤが車体からはずれる可能性があるため大変危険です。トルクレンチは力任せに何度も締めずに、規定のトルク値に達したら作業を終了しましょう!

    タイヤが規定のトルク値で絞まっているか不安な方は、店舗で確認してもらうことをおすすめします。

    緩める目的で使用しない

    トルクレンチを使うときのポイント4つ目は「緩める目的で使用しない」です。

    理由は、トルクレンチを常用的に逆方向に力をかければ、トルク値が正確に測れなかったり精度が狂ったりと、トルクレンチの破損につながるからです。

    トルクレンチメーカーでは、以下のように説明しています。

    「今トルクレンチで締めた物をそのトルクレンチで緊急的に緩める為の機能」としてあります。今締めたばかりなら手に持っているトルクレンチの容量を越える事は無く、一般的に緩め(戻し)のトルクは締付けトルクより小さい ので、緊急的に緩め(戻し)も可能です。但し緩め(戻し)を常用する場合や、以前締めたねじで締付けトルクが不明な場合や固着(接着剤塗布や焼き付き等)の可能性がある場合には、緩め(戻し)専用工具をご利用ください。


    引用:株式会社東日製作所

    上記のようにラチェット式では逆方向にも利用できますが、メーカーは推奨していません。
    トルクレンチを購入する際は、ホイールナットを緩めるための専用工具も一緒に購入することをおすすめします。

    最後の仕上げにトルクレンチを使う

    トルクレンチを使うときのポイント5つ目は「最後の仕上げにトルクレンチを使う」です。

    タイヤ交換時は、最初からトルクレンチは使用しません。理由は、トルクレンチは最後に規定のトルク値にするために使用するからです。

    たとえば、タイヤ交換時にトルクレンチを使うタイミングは以下の通りです。

    タイヤ交換の手順 使う工具
    1.車体を持ち上げる ジャッキ
    2.ホイールをハブボルトに通す 手作業
    3.手締めする 手作業
    4.仮締めする クロスレンチやL字レンチ
    5.車体を下ろす ジャッキ
    6.本締めする トルクレンチ

    上記の表でわかるように、トルクレンチを使用するタイミングは最後の仕上げのときのみです。
    トルクレンチの締め直しでオーバートルクにならないよう、注意しながら締めましょう!

    トルクレンチの保管方法

    トルクレンチの保管方法

    規定のトルクに締めた後に重要なのが、トルクレンチの管理です。トルクレンチは精密機械であるため、丁寧に保管する必要があります。
    トルクレンチの適切な保管方法は以下の通りです。

    ● トルクレンチ使用後にトルク値は測定最低値の状態に戻す
    ● ハードケースを使用して衝撃から守る
    ● 高温多湿を避ける

    トルクレンチをそのままの状態で保管した場合、以下の不具合が発生するかもしれません。

    ● トルク値が正確に測れない
    ● 埃やゴミが入り込み故障する
    ● 錆が発生する

    上記のような悪い状態のトルクレンチでは、適切な締め付けトルクをかけることはできません。
    適切な締め付けトルクで締め付けるためにも、トルクレンチは大切に保管しましょう!

    タイヤ交換におすすめのトルクレンチ

    タイヤ交換におすすめのトルクレンチ

    本章では、タイヤ交換におすすめのトルクレンチを3つ紹介します。

    1. プレセット型トルクレンチ(京都機械工具)
    2. 単能型トルクレンチセット(京都機械工具)
    3. デジタルトルクレンチ(京都機械工具)

    京都機械工具(KTC)12.7sq.プレセット型トルクレンチ

    タイヤ交換におすすめのトルクレンチ1つ目は「京都機械工具(KTC)12.7sq.プレセット型トルクレンチ」です。

    タイヤ交換におすすめのトルクレンチ1「京都機械工具(KTC)12.7sq.プレセット型トルクレンチ」

    引用:Amazon

    メーカー名 京都機械工具株式会社
    トルクレンチ種類 プリセット型
    トルク値設定範囲 40~200N・m
    適用車種 軽自動車/普通自動車
    本体重量 1.3kg
    素材 ABS
    一緒に使いたいおすすめ商品 京都機械工具(KTC) ホイルナットソケット B38Z-21H

    プリセット型の本商品は、幅広いトルク値に対応しているおすすめの商品のひとつです。
    車体別の規定トルク範囲は、たとえば以下の通りです。

    車体別 トルク幅
    軽自動車 80〜100N・m
    普通自動車 100〜120N・m

    プレセット型トルクレンチは、設定できる締め付けトルクの調整幅が広いため、異なる締め付けトルク値の車を所有する方におすすめの商品です。

    本商品は本体のみ販売しているため、車のサイズに合ったソケットの購入をおすすめします。

    京都機械工具(KTC) 12.7mmホイールナットトルクレンチセット

    タイヤ交換におすすめのトルクレンチ2つ目は「京都機械工具(KTC) 12.7mmホイールナットトルクレンチセット」です。

    wm03イメージ

    引用:Amazon

    メーカー名 京都機械工具株式会社
    トルクレンチ種類 単能型
    トルク値設定範囲 85N・m
    108N・m
    適用車種 85N・m:ハスラー/スペーシア/アルト
    108N・m:フィット/N-BOX
    本体重量 1.3kg
    素材 金属
    一緒に使いたいおすすめ商品 京都機械工具(KTC) 早回しクロスレンチ XH30

    本商品は、締め付けトルク値が調整不要なおすすめのトルクレンチです。以下のような方におすすめのトルクレンチです。

    ● 締め付けトルクの調整が苦手
    ● 毎回締め付けトルクの調整は手間がかかる
    ● 同じ車に乗り続けるから締め付けトルクを調整しない

    本商品は締め付けトルク値が決まっているため、調整の手間はかかりません。

    単能型トルクレンチは、所有している車を長期間使用したり、同じトルク値の車に買い換えたりと、締め付けトルクの設定が不要な方には便利でおすすめの商品です。

    なお、本商品はソケット付きですが、タイヤを緩めるためのレンチは付属していません。ご自身でタイヤ交換する場合は、一緒にクロスレンチやL字レンチの購入をおすすめします。

    京都機械工具(KTC) 12.7SQ 充電式 デジタルトルクレンチ

    タイヤ交換におすすめのトルクレンチ3つ目は「京都機械工具(KTC) 12.7SQ 充電式 デジタルトルクレンチ」です。

    wm03イメージ

    引用:Amazon

    メーカー名 京都機械工具株式会社
    トルクレンチ種類 デジタル型
    トルク値設定範囲 40~200N・m
    適用車種 軽自動車/普通自動車
    本体重量 990g
    素材 ABS
    一緒に使いたいおすすめ商品 京都機械工具(KTC) ホイルナットソケット B38Z-21H

    本商品は、重量1kg以下で操作性がよく、締め付けトルク値を目視しながら締め付けができるおすすめのデジタル型トルクレンチです。
    以下のような方におすすめのトルクレンチです。

    ● 確実に締め付けトルク値になっているか確認したい
    ● 使うなら高機能のトルクレンチを使用したい
    ● 幅広い締め付けトルクに対応したトルクレンチを使用したい

    プレセット型や単能型は「カチン」と音が鳴ることで規定トルク値になったことを確認できますが、本商品は数字を見て確認できるため、確実に指定のトルク値で締められます。

    デジタル型トルクレンチは、目視で確認しながらトルクレンチを使用したい方におすすめの商品です。

    なお、本商品はソケット付きですがタイヤを緩めるためのレンチは付属していません。
    ご自身でタイヤ交換する場合は、トルクレンチと一緒にクロスレンチやL字レンチの購入もおすすめします。

    トルクレンチでよくある質問

    トルクレンチでよくある質問

    本章では、トルクレンチでよくある質問を解説します。

    ● タイヤの増し締めの目安
    ● 締め付けトルクを調べる方法

    タイヤの増し締めの目安は?

    増し締めの目安は、タイヤ交換直後の場合は50〜100kmです。タイヤ交換直後は締め付け力が低下し、ネジが緩む可能性があります。

    また、一度タイヤ交換を実施した後の増し締めの目安は以下の通りです。

    ● 2~3ヵ月後
    ● 5000km

    タイヤ交換時にしっかり規定のトルクで締め付けても、走行中にタイヤのネジが緩む可能性はゼロではないため、トルクレンチを使った定期的な増し締めが必要です。安心して走行するためにも、増し締めは定期的に実施しましょう!

    トルクレンチチェックについては、【定期的なトルクレンチチェック!その頻度はどのくらい??】の記事も参考にしてみてください。

    締め付けトルクを調べる方法は?

    規定の締め付けトルクの確認方法は、以下の3つです。

    ● 説明書
    ● メーカーに直接問い合わせ
    ● ディーラーに直接問い合わせ

    説明書は基本的には車載しているため、すぐに確認できるためおすすめです。

    締め付けトルクを調べることが不安な方は、メーカーや車を購入したディーラーに問い合わせて、確実な情報を聞き取る方法がよいかもしれません。

    簡単に調べられるため、タイヤ交換を検討した段階で締め付けトルク値を確認しておきましょう!

    タイヤワールド館ベストでは増し締め点検も実施しております!

    タイヤワールド館ベストでは増し締め点検も実施しております!

    あらためて、本記事では以下の内容を解説しました。

    ● 車のタイヤ交換に必要なトルクレンチとは?
    ● タイヤの交換時にトルクレンチが必須な理由
    ● 車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類は主に2つ
    ● タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント
    ● トルクレンチの一般的な使い方
    ● トルクレンチを使うときのポイント
    ● トルクレンチの保管方法
    ● タイヤ交換におすすめのトルクレンチ
    ● トルクレンチでよくある質問

    とくに押さえるべきポイントは以下の3つです。

    ● トルクレンチは精密機械なので丁寧に扱う
    ● 締め付けトルクは強すぎても弱くても危険が伴う
    ● トルクレンチを使用したあとでも不安なら店舗に相談する

    トルクレンチはタイヤ交換に必須な精密機械です。一方で使い方を間違えれば、最悪脱輪につながる危険があることも忘れてはいけません。

    タイヤワールド館ベストでは、タイヤ交換だけでなくトルクレンチの増し締め点検も実施しております。お気軽にお問い合わせください!

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    ナット 基礎知識 ホイールの知識 ライターチーム タイヤ交換

    ホイールナットの締め付けトルクを守らないと危険?!トルク管理の基本を解説

    「タイヤ交換時はとりあえずナットを強く締めれば大丈夫?」
    「工具があれば自分でも簡単にホイール交換できる?」

    タイヤ交換時のホイールナットの締め付けトルク管理は、走行するうえで必要な作業です。

    ホイールナットが規定トルクで締まっていない場合、部品の破損や車体のブレにつながり、最悪の場合脱輪して大きな事故を招くからです。

    本記事では、ホイールナットの締め付けトルクの基本から、正しく締める方法まで、7つのステップにわけてわかりやすく解説します。

    ホイールナットの締め付けトルクとは?

    ホイールナットの締め付けトルクとは?

    ホイールナットの締め付けトルクとは、ハブボルトにナットを締めるときに指定された締め付ける強さを指します。

    車の走行性能や安全性を守るためには、ホイールナットを規定トルクで締めることが大切です。

    一般的に、普通自動車と軽自動車の規定トルクは以下の通りです。

    普通自動車 軽自動車
    約100〜120N・m 約80~100N・m

    ただし、車種やホイールによって規定トルクが異なります。
    安全に走行するために、ホイールナットを締めるときは、規定トルクを必ず確認しましょう。

    タイヤ交換で知っておきたい3つの用語

    タイヤ交換で知っておきたい3つの用語"

    ホイールナットの締め方を説明する前に、タイヤ交換で知っておきたい3つの用語について解説します。

    ・ホイール
    ・ホイールナット
    ・ボルト

    タイヤ交換時やトルク管理時に出てくる用語なので、覚えておくことをおすすめします。

    ホイール

    ホイール

    ホイールとは、タイヤに装着する車輪状の部分です。ホイールの役割は、タイヤに歯車軸の回転を伝えたり、エンジンの動力を伝えて走行性能を高めたりと、安全に走るためには欠かせない部品です。

    タイヤとホイールを一緒に考える方も少なくありませんが、タイヤは「黒いゴム」の部分で、ホイールは「金属」の部分とそれぞれ役割が異なります。

    ホイールのサイズや種類、素材が異なるため、自分の好みに合ったホイールに交換することが可能です。

    ホイールナット

    ホイールナット

    ホイールナットは、車体側のハブボルトに取り付けるときに使用するネジの一種です。車種やホイールによって形状や種類が異なるため、多くのホイールナットが存在します。

    たとえば、代表的なホイールナットは下記の3種類です。

    テーパー座(60度) 一番汎用性が高い
    平面座 トヨタ(レクサス)車のほとんどの純正アルミホイールに使用
    球面座 ホンダ車のほとんどの純正アルミホイールに使用

    このように、ホイールナットによって形状や種類が異なるため、気になるホイールナットがある場合は、あなたの車に合うナットか必ず確認しましょう。

    ホイールナットの形状や種類については、【ホイールナットの形状・種類・サイズ全てまるわかり!気を付けたい注意点】の記事も参考にしてみてください。

    ボルト

    ボルト

    ボルトとは、車両や機械のホイールを固定するために使用されるネジの一種で、ハブボルトともいわれます。

    車体を支える強い強度と耐久性を持ち、安全性や性能に大きな役割を与える重要な部品です。車種やタイヤの種類によってボルトの本数は異なり、一般的には4〜6本のボルトでホイールを支えています。

    ボルトは、ホイールナットのオーバートルクや、ホイール着脱時のメンテナンス不足により折れる可能性があるため、ホイール着脱時は必ずメンテナンスしましょう。

    規定トルクを守らないと危険な理由

    規定トルクを守らないと危険な理由

    ホイールナットは、メーカーに指定されたトルクで、ボルトに締め付けます。安全に走行するためにも、ナットを締めるときは規定トルクを必ず守りましょう。

    締め付けトルクが強すぎても弱すぎてもナットは緩んでしまい、パーツの破損やタイヤの脱輪にもつながる可能性があるからです。

    本章では、ナットを強く締めすぎた場合(オーバートルク)と、弱く締めた場合の危険性について解説します。

    強いトルクで締めた場合(オーバートルク)

    ナットを強いトルクで締めたことをオーバートルクといいます。「緩むのが心配だから、念のため強く締めれば大丈夫」と思って締めてきた方は注意が必要です。

    ナットを強く締めすぎてオーバートルクになると、ホイールナット以外に多くの費用の発生が考えられます。

    たとえば、以下のような部品が破損したことによる費用です。

    ・ホイールのテーパー部
    ・ホイールナット
    ・ねじ山のつぶれ
    ・ボルト部分が伸びちぎれる

    最悪の場合、走行中にボルトが折れて大きな事故につながれば、車体以外にも多くの用がかかってしまいます。

    力ずくでトルクをかけることはせずに、規定トルクを目視で確認できる工具の使用をおすすめします。

    規定トルクを守り、未然にリスクを減らしましょう。

    弱いトルクで締めた場合

    ナットを弱いトルクで締めた場合、ホイールナットやハブボルトが緩んでしまいます。
    ナットが緩んだ状態で走行すれば、タイヤのブレや車体のガタつき等、運転に支障がでるため非常に危険です。ネジの緩みに気付かずそのまま走行すれば、ナットが外れたり最悪タイヤが脱輪したりと、大きな事故につながりかねません。

    また国土交通省の発表では、脱輪における2つの発生要因のうちひとつにタイヤ交換時の作業不備があげられています。

    ナットを締める力は、弱すぎても大きな事故の原因につながる可能性があります。
    安心して走行するためにも、規定トルクは必ず守りましょう。
    国土交通省:【点検整備不十分・整備作業ミスに起因する事故】

    ホイールナット締め付けトルクの確認方法

    ホイールナット締め付けトルクの確認方法

    ホイールナットの締め付けトルクは、以下の方法で確認できます。

    ・説明書を確認する
    ・メーカーやディーラーに確認する

    車の説明書を確認する

    一般的にホイールナットの締め付けトルクは、購入した車の説明書に記載されています。
    たとえば、アクア(トヨタ)のホイールナットの締め付けトルクは103N・m(1050kgf・cm)です。
    説明書には以下のように記載してあります。

    アクアのホイールナットの締め付けトルク例

    ただし、説明書に規定トルクの記載がない場合は、販売店やホイールメーカーに、直接問い合わせをして確認しましょう。

    メーカーやディーラーに確認する

    車を購入したメーカーやディーラーに直接問い合わせれば、簡単に規定トルクを確認できます。
    説明書で調べることも可能ですが、本当に規定トルクが合っているか不安な方は、直接問い合わせをして確認することをおすすめします。

    社外ホイールの締め付けトルクを確認する

    社外ホイールの締め付けトルクは、販売店またはホイールメーカーに確認しましょう。
    中古で車を購入した際に、前オーナーが純正以外の好きな社外ホイールを使用している可能性や、説明書に記載していない可能性もあるからです。
    安全な走行をするために、社外ホイールの締め付けトルクは販売店やホイールメーカーに確認しましょう。

    ホイールナットの正しい締め方

    ホイールナットの正しい締め方

    ホイールナットを締める順番は以下の通りです。

    1. トルクレンチを準備する
    2. 車体を持ち上げる
    3. ホイールをハブボルトに通す
    4. ホイールナットを手締めする
    5. 順番通りにホイールナットを締める
    6. 最後の確認

    ぜひ参考にしてみてください。

    1.トルクレンチを準備する

    トルクレンチを準備する

    ホイールナットを締めるときは、トルクレンチを使用しましょう。

    トルクレンチを使用すれば、ハブボルトやナット、ホイールなど、車体や部品の損傷を未然に防げるからです。締め付けトルクは、強すぎても弱すぎても部品の損傷やナットが緩むことにつながります。

    トルクレンチがない場合でもクロスレンチ(十字レンチ)でトルクをかけることは可能です。ただし、感覚で締めると規定トルクをかけるのは難しいため、おすすめの方法ではありません。

    トルクレンチを使用すれば、簡単に規定トルクをかけることが可能です。
    ホイールナットを締めるときは、トルクレンチを準備しておきましょう!

    2.車体を持ち上げる

    車体を持ち上げる

    ジャッキを使用して、車体を持ち上げます。
    ジャッキは車体裏にジャッキ受けがあるので引っ掛けて車体を持ち上げてください。
    地面から約3cm以上上がれば準備完了です。

    3.ホイールをハブボルトに通す

    ホイールをハブボルトに通す

    次に、ホイールを車体側のハブボルトに差し込みます。

    注意点は、ホイールを斜めの状態でボルトに通すとボルトに接触して傷つく可能性があるため、なるべくハブボルトに対して水平にして取り付けます。

    4.ホイールナットを手締めする

    ホイールナットを手締めする

    水平にホイールを取り付けたら、次はナットを手締めします。

    一番先に、タイヤ下部のナットを手締めすれば、タイヤの傾きが抑えられるだけでなく、脱輪の予防にもなるため下から手締めしましょう。

    しっかり車体側にホイールを付けた状態で、ぐらつきがなくなるまで手締めします。
    ※車体が浮いている状態でトルクレンチを使用しても、ホイールと一緒に回転してしまうため、ここではトルクレンチを使用しません。

    5.順番通りにホイールナットを締める

    車体を地面に下ろしてから、トルクレンチでホイールナットを本締めします。
    「カチッ」と音がするまで締めれば、規定トルクになっている証拠です。
    規定トルクからさらに締めるとオーバートルクになるので、注意しながら締めましょう。
    なお、車種によってハブボルトの本数やナットの締める順番が異なるので、それぞれ解説します。

    ・ボルトが4本の場合
    ・ボルトが5本の場合
    ・ボルトが6本の場合

    ボルトが4本の場合

    4穴ホイールの場合のナットを締める順番

    装着ホイール:マルカユーロスピードV25

    4穴ホイールの場合のナットを締める順番は「4」の数字を、一筆書きするイメージで締めていきます。
    ナットを、対角線上に順番通り締めることで、ガタつきなく締められます。

    ボルトが5本の場合

    5穴ホイールの場合のナットを締める順番

    装着ホイール:ウェッズレオニスSK

    5穴ホイールの場合のナットを締める順番は、「星」の形を一筆書きするイメージで締めていきます。

    ボルトが6本の場合

    6穴ホイールの場合のナットを締める順番

    装着ホイール:マルカナイトロパワージャベリン

    6穴ホイールの場合のナットを締める際には、ジグザグ線を書くように、締めていけば迷うことなく締められます。

    6.最後の確認

    ホイール交換後にしばらく走行したあと、ホイールナットが緩んでいないか確認してください。

    ナットに緩みがある場合は、締める作業を再度行いましょう。

    何度やっても走行中にガタつきやタイヤのブレを感じる場合は、運転はせずに最寄りの専門店に相談しましょう。

    トルクレンチのチェック頻度

    トルクレンチのチェック頻度

    一般的には、10km走行したらトルクレンチをチェックします。

    トルク管理をすることで、タイヤやホイールの負担軽減、車体からホイールが取れる事故を未然に防げるからです。ナットを規定トルクで締めたあとも、定期的なトルクレンチチェックを怠ってはいけません。

    また、ナットを増し締めしたあとも、2〜3ヶ月か500kmで増し締め点検をすれば、より安全に走行できるため、定期的に点検するのがおすすめです。
    トルクレンチチェックについては、【定期的なトルクレンチチェック!その頻度はどのくらい??】の記事も参考にしてみてください。

    ホイール締め付けトルク一覧表【車種別】

    ホイール締め付けトルクは車種によって異なります。
    本章では、人気のある車種を、普通自動車と軽自動車ごとに一覧表にしました。
    ぜひ、参考にしてみてください。

    普通自動車

    車種 締め付けトルク
    ヤリス(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    カローラ(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    シエンタ(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ノート(日産) 108N・m(1100kgf・m)
    ルーミー(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ヴォクシー(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ノア(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    アクア(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ハイエース(トヨタ) 100N・m(1020kgf・cm)
    フィット(ホンダ) 108N・m(1100kgf・m)

    軽自動車

    車種 締め付けトルク
    N-BOX(ホンダ) 108N・m(1100kgf・m)
    タント(ダイハツ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ムーヴ(ダイハツ) 103N・m(1050kgf・cm)
    スペーシア(スズキ) 85N・m(870kgf・cm)
    ルークス(日産) 98N・m(1000kgf・cm)
    ワゴンR(スズキ) 85N・m(870kgf・cm)
    アルト(スズキ) 85N・m(870kgf・cm)
    タフト(ダイハツ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ハスラー(スズキ) 85N・m(870kgf・cm)
    ミラ(ダイハツ) 103N・m(1050kgf・cm)

    足回りの安全点検はタイヤワールド館ベストにおまかせ

    あらためて、本記事では以下の7つを解説しました。

    ・ホイールナットの締め付けトルクとは?
    ・タイヤ交換で知っておきたい3つの用語
    ・規定トルクを守らないと危険な理由
    ・ホイールナット締め付けトルクの確認方法
    ・ホイールナットの正しい締め方
    ・トルクレンチのチェック頻度
    ・ホイール締め付けトルク一覧表【車種別】

    その中でも、重要なポイントは以下の3つです。

    ・規定トルクは必ず守る
    ・トルクレンチのチェックは定期的に行う
    ・心配ならプロに任せる

    ナットを規定トルクで締めるだけで、未然にリスクを減らせます。
    また、定期的にトルクレンチチェックをすることで、より安全に走行することが可能です。
    タイヤワールド館ベストでは、お客様に安心してカーライフが送れるようにお客様の目の前でトルクレンチチェックを行います。
    また、全店増し締めと空気圧チェックを無料で行っておりますので、お気軽にお立ち寄りください!

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧