「ホイールのガリ傷修理が安い場所は?」
「ホイールの傷は自分で修理(リペア)できる?方法は?」
「ホイールに傷があったら買い換えたほうがよい?」
など、ホイールの傷に関してお悩みの人はいませんか。
足回りは車のパーツの中でも重要な場所になるため、ホイールの傷や不調を放置しておくのはおすすめできません。
ただ、修理となると想像以上に費用がかかるケースも多く、どうするべきか悩んでしまう人も多いはず。
本記事では、ホイールの傷は依頼先によってどれくらいの修理費用がかかるか、自分でDIYできるのかについて解説していきます。
また、ガリ傷を自分で修理する人に向けて「プロが教えるDIY方法」も詳しく解説していますので、最後までご覧ください。
ホイールのガリ傷をお店で修理する値段は?
うっかりやってしまったホイールのガリ傷は、劣化を抑えるためにも早く修理するのが鉄則。でも「修理って高くなるのでは…」と考え、後回しにしている人も多いですよね。
修理の値段はカーショップやディーラーによって値段が違うので、それぞれ相場を確認していきます。
ちなみに、多少の傷であればDIYでも修理可能です。その場合、どれくらいの費用がかかるかも確認していきましょう。
●カーショップ(オートバックス・イエローハット)
●タイヤ館
●カーコンビニ倶楽部
●ディーラー
●自分で修理する場合
カーショップによるホイールのガリ傷修理料金は?
手軽に利用できることもあり、修理や点検でカーショップを利用している人も多いと思います。ただし、カーショップによってはホイールの修理対応をしていないケースがあります。
ここでは、各カーショップで修理の対応をしているか、料金はいくらかかるか確認していきましょう。
オートバックスによるホイールガリ傷の修理料金は?
オートバックスでは、ホイールに関する修理は現在対応していないようです。公式サイトのピット項目でも、ホイールのガリ傷を始めとした修理関連の項目は見つけられませんでした。
普段オートバックスを利用している人は、別の場所を検討してください。
イエローハットによるホイールガリ傷の修理料金は?
イエローハットは、ホイールの擦り傷やガリ傷であれば対応可能です。修理費用は最低でも10,000円前後(1本)〜が目安となります。
傷の度合いや種類によって、修理料金は変動する形になるため、イエローハットのピット項目でも「要問い合わせ」の表記です。
尚、一部店舗ではホイールの修理自体を受付していません。
イエローハットに依頼したい場合は、対応可能なのか、修理料金はどれくらいになりそうなのか問い合わせをしてください。
タイヤ館によるホイールガリ傷の修理料金は?
タイヤ館はホイールの擦り傷やガリ傷であれば対応可能です。修理費用は最低でも10,000円前後(1本)〜が目安になります。
タイヤ館もホイール傷の状態によって最終的な修理料金を決めるため、ホイールを見てから見積もりを出す形です。
尚、一部店舗ではホイールの修理対応をしていない可能性があるので、事前に問い合わせをしてください。
カーコンビニ倶楽部によるホイールガリ傷の修理料金は?
カーコンビニ倶楽部は、ホイール傷全般の修理対応が可能です。ガリ傷の修理料金は、最低10,000円前後〜が目安になります。
公式サイトでも料金は「要問い合わせ」となっており、傷の状態によって見積もりを出す形です。
口コミでは、軽いガリ傷を数カ所修理して18,000円(1本)程度だったという投稿がありました。
カーコンビニ倶楽部はガリ傷以外にも、以下の修理が可能です。
● リム割れ・曲がえり
● クラック修理
● 磨き作業
ディーラーによるホイールガリ傷の修理料金は?
ディーラーは、ホイール傷全般の修理対応が可能です。修理費用はカーショップ同様、傷の状態によって変わります。
目安としては20,000円〜30,000円が相場になり、ディーラーのほうがカーショップよりも若干高い修理代が必要です。
ディーラーの場合、自社で作業するケースもありますが、専門業者に外注することも多く、費用が高くなりやすいといえます。
ただし、乗っている車の正規店であるディーラーを通しておけば、一定の品質と安心が得られるメリットがあります。
ホイールのガリ傷を自分で修理する場合の料金は?
ホイールのガリ傷を自分で修理した場合、5,000円前後に収めることが可能です。
この金額はすでに持っている道具によっても左右されますが、0から準備してもカーショップやディーラーの修理料金と比べれば、非常に安く済みます。
プロよりも修理の仕上がりに差はでますが、費用を抑えたいのであればDIYで修理する選択も十分にアリだといえます。
ただし、ガリ傷修理には技術だけではなく根気と体力が必要です。
2,3時間で全ての修理が完了するわけではなく、研磨にかかる時間やパテの硬化時間など長い時間をかける必要があります。
修理にかかる費用が安くなる分、労力が多い点は覚えておきましょう。
用意すべき道具や手順については次項で解説します。
ホイールのガリ傷を自分で修理(リペア)する方法と用意する道具
軽度のガリ傷であれば自分で修理(リペア)することが可能です。どれくらいの傷まで対応できるかはご自身の腕前によっても左右されますが、車いじりなど経験がない方でも、1mm〜2mm前後の深さであれば問題なくDIYは可能だと思います。
あまりにも深くガリ傷が入っている場合は、綺麗に見た目を仕上げるためにも、専門業者に任せたほうが懸命です。
必要な道具をすでに持っているかによって、DIYにかかる費用は変わりますが、少なからず自分で修理したほうが安く済むのは間違いないでしょう。
ここでは、ご自身でホイールのガリ傷を修理する場合に必要な道具と方法を詳しく解説していきます。
ホイールのガリ傷の修理に必要な道具
必要度 |
道具 |
値段 |
用途 |
◎ |
ホイールクリーナー |
500〜3,000円 |
ホイール洗浄 |
◎ |
マスキングテープ |
100円〜500円 |
ガリ傷周辺保護 |
◎ |
耐水サンドペーパー |
100円〜500円 |
ホイール表面の磨き |
◎ |
脱脂剤 |
1,000円前後 |
ホイール表面の美化 |
◎ |
アルミパテ |
1,000円〜1,500円 |
ガリ傷の穴埋め |
◎ |
ヘラ |
100円〜500円 |
アルミパテを塗る用 |
◯ |
ホイールペイント |
600円〜2,000円 |
ホイール塗装用 |
◯ |
パレット |
100円〜500円 |
アルミパテ用 |
◯ |
金属研磨剤 |
300円〜1000円 |
ホイール表面の磨き |
ホイールのガリ傷修理には上記の道具が必要になります。
「用意する道具が多いな」と感じたかもしれませんが、どれもホームセンターやカーショップで手に入る物ばかりです。
物によっては100均一で購入もできるので、多くの人が用意できるかと思います。
また、ホイール傷の修理に必要な道具は、安価な品物をそれぞれ選べば、5,000円程度で用意できるため、業者へ依頼するよりもグッと価格は抑えられます。
ちなみに、耐水サンドペーパーには番手がいろいろとありますが、400番〜800番までは最低でも揃えておきましょう。
綺麗に仕上げたい人は、1000番〜2000番まで用意しておくとより綺麗に補修が可能です。
ホイールペイント・パレット・金属研磨剤は必ずしも必須ではなく、状況に合わせてご用意ください。
覚えれば出来る!ホイールのガリ傷を修理する方法5ステップ
ホイールのガリ傷修理は、覚えてしまえば工程自体は誰にでも可能です。
修理方法を5ステップで解説します。
- 洗浄とマグキング作業
- 耐水ペーパーで傷を削る
- 脱脂&パテ盛り
- 表面仕上げ
- 塗装&乾燥
尚、ガリ傷修理は湿気の多い日や風が強い日は適していません。
仕上がりに影響がでるため、晴れている日の作業がおすすめです。
ステップ1:洗浄とマスキング作業
まずホイールを車から脱着し、ホイールクリーナーで洗浄をします。洗浄をしていないとパテや塗装が上手く乗らず、仕上がりに影響が出てしまうため、必ず実施してください。
その後、ガリ傷以外の部分に傷や塗料がつかないように、周辺をマスキングテープで保護してください。
ガリ傷がある場所次第にはなりますが、タイヤゴム部分やホイールの内側まで念入りに保護しておくと安心です。
ステップ2:耐水ペーパーで傷を削る
耐水サンドペーパーでガリ傷を削っていきます。最初は番手が低い400番程度を使用し、凹凸が無くなるよう平らにならしてください。
ガリ傷の表面が相当粗いようでしたら、最初は棒やすりで削るのもありです。
段々と番手を上げて細かいサンドペーパーにしていくことで、ガリ傷の表面が綺麗になります。
傷が大きい・深いと削る作業には時間がかかりますので、気合いを入れて乗り切ってください。
ステップ3:脱脂&パテ盛り
ガリ傷の研磨が完了したら、脱脂剤を使ってガリ傷表面の油分を除去していきます。スプレータイプであれば、吹きかけて拭き取るだけの作業です。
脱脂することでパテや塗料の乗りが格段にアップするので、忘れずに実施してください。
脱脂後、アルミパテの主材と硬化剤を完全に混ぜてから塗っていきます。パテ用のヘラで表面が均一になるように塗っていきましょう。
この時に少し盛り気味でパテを塗っても問題ありません。
塗り終えたら、マスキングを剥がして硬化させます。
硬化の時間は、気温20度で2時間〜3時間程度、完全硬化には12時間程度必要です。
次の作業に移りたい気持ちを抑えて、気長に待ちましょう。
ステップ4:表面仕上げ
パテの硬化を確認したら、仕上げに表面を削っていきます。念のため、ここで再度マスキングをしておくと余計な傷を増やさず安心です。
サンドペーパーもしくは金属研磨剤等を使って仕上げていきます。
仕上げになるので、最後は番手を上げて細いやすりで表面を綺麗にしてください。
ステップ5:塗装&感想
仕上げが完了したら、必要な人はホイールペイントを使って塗装します。塗装前に洗浄と脱脂を再度実施しておくとより綺麗に塗装が乗るので、仕上げにこだわる人は実施しておきましょう。
塗装が完全に乾けば、ガリ傷修理は完了です。
ちなみに使用するアルミパテの仕上がりによっては、塗装が不要なケースもあります。
こちらは状況と好みに合わせて実施してください。
ホイールはガリ傷以外にも錆・クラック・歪みが発生する
ホイールの傷といえばガリ傷が定番になりますが、他にも「錆」「クラック」「歪み」といった傷や故障が発生します。
傷や故障 |
状況 |
原因 |
修理方法 |
錆 |
白サビや赤サビ |
洗浄不足、劣化 |
白サビは業者に依頼がおすすめ |
クラック |
ひび割れ |
接触、振動、劣化 |
業者への依頼が必要 |
歪み |
歪み、変形 |
接触、悪路走行 |
業者への依頼が必要 |
錆・クラック・歪みの修理は、ガリ傷よりも専門的な技術と道具が必要になります。
DIYで修理するのはほぼ難しいため、発生した場合は専門業者へ依頼するようにしてください。
また、クラックと歪みは放置してしまうと重大な事故につながる危険性もあるので、発見したら直ちに点検・対応をディーラーや専門業者に依頼しましょう。
【種類別】ホイールの錆・クラック・歪み修理の値段相場は?
種類 |
修理費用の相場(1本) |
錆 |
15,000円〜20,000円 |
クラック |
10,000円 |
歪み |
10,000円〜20,000円 |
ガリ傷よりも専門性が高いため、修理費用はどれも高くなります。
また、上記の表はホイール1本あたりの値段になるため、当然本数が増えれば相当な金額になるでしょう。
専門性の高い修理作業になるので、ホイールの状況によっては対応不可になるケースもあります。
対応してくれる業者を探すと同時に、相見積もりを取っておくと少しでも費用を下げられる可能性があるので覚えておきましょう。
ホイール修理よりも買い換えてしまったほうがお得?
ホイール修理はどんな傷であっても、ある程度の費用を覚悟しなければなりません。
ガリ傷修理に限っては、程度によってご自身で修理も可能かつ費用を抑えられますが、プロと比べてしまうと見た目の仕上がりにも差は出てしまいます。
ホイール本体の金額と修理費用(仕上がりの差)を天秤にかけて、金額に大きな差が出なければ買い換えしてしまったほうが得策です。
仮に装着しているホイールが高級メーカー、人気商品で金額が高い物であれば、修理にお金をかける価値はあるので、その際は優良な業者を選定してくださいね。
もし自分で判断できなければ、まずは車のプロに相談して、修理すべきか交換すべきかのアドバイスをもらいましょう。
ホイールのことならタイヤワールド館ベストにおまかせ
ホイールに関する相談や買い替えであれば、迷わずタイヤワールド館ベストに相談してください。
北海道・宮城県・岩手県にお住まいであれば、アクセスしやすい場所でお待ちしております。他社に負けない圧倒的な知識とサービス力で、あなたの車に関する最適なアドバイスをプロの目線でさせていただきます。
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