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    タイヤ知識 ライターチーム アライメント

    タイヤの片減り(内減り)はアライメント調整で解消できる!

    タイヤの片減りには大きく分けて3種類存在します。外側の片べり・内側のお内減り・タイヤの真ん中が減るセンター減りです。センター減りの大きな要因は空気圧が多すぎるということなのですが、それ以外の2つは車のバランスが大きく関わっていることがあります。

    それを解消できるのがアライメント調整になります。

    今回は片減り・内減りの原因とアライメント調整について解説していきたいと思います。

    アライメント調整とは?

    骨盤矯正

    アライメントは車の骨盤矯正

    人間も骨盤が歪んでいると腰が痛くなったり、肩が凝ったりとあらゆる所に不調をきたしますよね。車も一緒でアライメントがズレていると

    ・ハンドルはまっすぐなのに車が曲がっていく
    ・高速走行時にハンドルがとられる
    ・カーブで曲がりにくさを感じる
    ・ハンドルがブレる

    という非常に不快な症状が現れます。

    それらを解消できるのが4輪アライメント調整です。専用の機械をタイヤ・ホイールにセットし愛車の足廻りがどんな状況なのかを診断してくれます。基本的に調整箇所はトウ・キャンバー・キャスターの3箇所ですが車種により調整できる箇所は異なるの作業を行う場所で確認してみてくださいね。

    アライメント調整を行い基準値内に数値が収まると車の歪みが解消され走行しやすくなります。

    異常のあるタイヤの減り方と対策方法をご紹介

    アライメントが崩れているとタイヤの片減りが起きてきます。異常があるタイヤの減り方は・片減り・内減り・センター減りと大きく分けて3つあります。

    【外減りの原因と対策方法】

    タイヤの外側が減る

    サスペンションによる足回りのずれや少々荒い運転が多いかたによく見られます。もう一つが背の高い車種、ヴォクシーやセレナなどのミニバン車、N-BOXやタントなどの軽自動車は片減りしやすくなっています。どうしても背の高いタイヤは外側は減りやすくなるので、ミニバン専用タイヤなどを選び対策をとりましょう。

    ミニバン専用タイヤで解消されない場合は足回りに異常がある場合があるのでアライメント調整を検討すると良いでしょう。

    【内減りの原因と対策方法】

    タイヤの内減り

    車高が低い車のオ-ナーによく見られます。
    車高を下げるとタイヤがハの字になりタイヤの内側に負荷がかかり減りやすくなるためです。内側は目視で確認しにくいので気が付いたらワイヤーが出ていたという事例もあります。

    車高を下げているので100%解消とは行かないのですが、アライメント調整を行う事で軽減されます。

    【センター減りの原因と対策方法】

    タイヤのセンター減り

    これは空気圧が高すぎるとタイヤが膨らみすぎてタイヤの中心に負荷がかかるのが原因です。空気圧が高すぎるとタイヤが膨らみすぎてタイヤの中心に負荷がかかるのが原因です。

    空気をパンパンに入れた風船の先端を地面につけてみると接地面が少ないですよね?その部分だけ多く路面に設置するのでセンター減りを起こしてしまいます。
    こちらは空気圧を下げてあげることで改善できますので、この場合はアライメント調整を行う必要はありません。

    現在、タイヤの正常でない減り方にお悩みの方は、まずどこが減っているのか確認してみましょう。原因が見えてくるかもしれません。

    実際に内減りでお悩みのお客様のタイヤの状態

    今回は
    車高を下げていて左リアの内減りがあるお客様の実際のタイヤをお借りしました。
    この2本はリアに装着されていたものです。左側の内側だけすり減っているのがわかりますか?これが車高を下げているオーナーさんの悩みである内減りです。

    内減り画像

    ハの字になるなら、左右どちらも減るのではないか?と思いますよね。そこで足回りの状況を確認できるのがアライメント調整です。アルミホイールに機械をセットすると今、足回りはどんな状態なのかパソコンに映し出してくれます。

    実際の足回りの状態が分かったら調整へ
    内減りしているのは1本だけですが、4本全ての足回りにセットし状況確認を行い、30分ほどかけて丁寧にホイールが傷つかないよう機械をセットしていきます。

    アライメント機械セッティング

    そうするとPC画面にどのくらい足回りがずれているのか数値で表れてきました。図で表すと今リアはこのような状態です。

    アライメントデータ

    数値が0に近いほど正常な状態なので、現在左リアの足回りは
    36度ハの字に角度が付いてしまっておりこれが今回の内減りの原因です。逆に右側はほぼ正常値で問題ありません。

    左側が基準値から大幅にずれているのがが分かったので、基準値の0に戻るようPC画面を見ながら調整をかけていきます。

    調整中画像

    内減りを繰り返さないために根本を解決することが大切です。

    内減りしたタイヤは使用できない状態でしたので、左リアのみ新品交換をしアライメント調整を行いました。調整を行わない状態で新品を取付けしたとしても必ずまた内減りを起こし交換することになります。今回は原因の根本を解決したことにより、内減りはほぼ解消することができました。

    車高調やダウンサスを取り付けている方は、純正に比べると内減りしやすい傾向にありますが、アライメントを調整することで大幅に改善・予防ができますので足回りを交換した際は必ず行いましょう。

    こんな時もアライメントを検討してください

    画像の説明

    冒頭でお伝えした以外にこんな事があったらアライメントを検討してください。

    縁石にぶつけてしまった場合

    一概に縁石にぶつけたらアライメント!というわけではないのですが、ぶつかってしまった場所や角度によっても変わってきます。

    真っすぐ走らないや走行時に違和感がある場合は運転に大きな影響・ストレスを与えます。高速走行はハンドルがブレて危険を感じたという事例もありますので出来るだけ早くアライメントテスターを完備している店舗にご相談下さい。

    まとめ

    車種により、調整できる箇所が異なります。自ずと料金も違いが出てきますが作業工賃としては正直お高めです。しかし原因が分からず何度もタイヤを買い換えてしまうリスクを考えたら断然お得かもしれません。

    現在タイヤの異常な減りでお困りの方がおりましたら、ぜひアライメント調整で解決するかもしれないので足回りのプロショップである私たちに是非ご相談下さい。

    アライメント調整

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    タイヤ知識 ライターチーム

    タイヤの寿命|タイヤ交換目安3つのポイント

    みなさんこんにちは! タイヤを買い替えるタイミングって意外と難しいですよね。まだまだ使えるように見えるんだけど‥と思っても、素人判断でバーストやパンクしてしまってからは遅いもの。 4つのポイントで適切な交換時期や目安を知り、タイヤの寿命を見極めていきましょう!

    5年?10年?本当のタイヤ寿命について

    タイヤの寿命は、サマータイヤは4~5年、スタッドレスの場合は3年が交換の目安といわれています。(スタッドレスはゴムが柔らかく、ノーマルタイヤより硬化しやすいため) そうはいってもまだ使えるのでは? 確かに年数はあくまで目安。確実にタイヤ交換をしなければいけないサインも一緒に見ていきましょう。

    寿命判別3つポイント|使用年数(製造年)、スリップサイン、ゴム劣化

    タイヤの製造年の調べ方

    目安である使用年数。基本的には「装着してから」と言われていますが、いつ着けたか忘れてしまった‥なんてことも。その場合は製造年を見てみましょう。 製造年の調べ方 タイヤの側面に4桁の数字で記入されており、最初の2桁が製造週、続く2桁が製造年を表しています。 (ただし、タイヤの購入年と製造年は必ず一致するものではないのであくまでも目安) 装着から4~5年以上経過していると、走行距離が少なく溝が残っている状態でも、見た目ではわからない劣化が進んでいるため、交換を検討したほうが良いでしょう。

    スリップサイン|残溝1.6mm以下は交通違反

    タイヤそのものの寿命は残り溝の深さが1.6mmまでです。サマータイヤもスタッドレスタイヤも1.6mm以下で走行していると道路交通違反になってしまいます。 そこで、溝が減ってしまっているか確認が出来るのがスリップサインです。 スリップサインタイヤの内側と外側に数箇所あり、1箇所でも出てきたら寿命です。 スリップサイン2 残溝がないと雨天時に水はけが悪く非常にスリップしやすく危険です。 タイヤの摩耗は、種類やサイズ、装着している車両の重さなどで異なりますが、5000km走行で1mm磨耗すると言われています。 新品のタイヤの溝は7mm~8mmあるので約30,000kmが使用の目安になると思います。

    プラットフォーム|残溝50%で出現

    しかし、スタッドレスタイヤが残溝1.6mmになるまでスタッドレスタイヤとしての性能を維持できるかというと、そうではありません。 スタッドレスタイヤは残溝50%が交換目安となります。 残溝が50%になると、プラットフォームというお知らせサインが出てきます。 それでもわかるのですが、お手軽なチェック方法が100円玉を用いた方法です。 プラットフォームチェック 溝に「100円玉」の数字の1が下になるように差し込み、「1」が見えたら交換のタイミングです。

    スリップサイン:タイヤの使用限界。残溝1.6mmの所にあり、ノーマルタイヤ、スタッドレスタイヤの両方にある。
    プラットフォーム:スタッドレスタイヤにのみある。冬道走行タイヤとしての機能限界。

    ゴム劣化チェック|ひび割れ、亀裂、ピンチカット

    ゴムの劣化は目視で確認しましょう。 タイヤのゴムは、走行する度に伸び縮みをくり返し発熱するため、走行距離が多いほど劣化が進みます。 また、使用頻度の少ない車でも、駐車場が屋外の場合は、紫外線や雨風にさらされることが多いので、屋内駐車場より劣化は進みます。 ゴム劣化例 タイヤの側面をよく見ると、小さいひび割れが発生していることがあります。手でタイヤを押さえつけないと見えないものや、側面だけではなく溝の底に発生する細かなひび割れもあります。 ゴム劣化2 タイヤの側面はゴムが薄い部分ですので、ひび割れが大きくなる前に交換しましょう。 このひび割れが原因で、バースト(破裂)する危険性もあるので発見の際は、溝の残り具合に関係なく交換時期となります。 側面を見る際は、こちらも危険なピンチカットがないかもチェックしましょう。 ピンチカット例 ピンチカットとは、タイヤ横側の一部にできる盛り上がったような変形のことをいいます。 縁石に強く乗り上げた際の衝撃や走行中に強い衝撃を受けたことなどが原因でタイヤ内部のカーカスコードが切れサイドウォールの一部が空気圧により盛り上がってくることです。 走行上はあまり変化もなくタイヤの空気も抜けないので気付かないことが多いのですが、この状態のまま走行を続けるとバーストする可能性があり大変危険です。 修理は不可能なので、ピンチカットを見つけたら早急にタイヤ交換を行ってください。

    タイヤの劣化につながる行動・原因

    それでは、タイヤを長持ちさせるためには、どのような対策があるのでしょうか。 劣化につながると言われているものをみていきましょう。

    急停止・急発進をしない

    急停止・急発進はタイヤに負担がかかります! 適切な車間距離を保ち、早めにスピードを落とす、ゆったりと発進する、 という安全な運転はタイヤの長持ちにも繋がります。 急発進

    余計な荷物は積まない

    車は重量が重くなるほど、燃費は悪くなりタイヤの摩耗にも繋がります。 この機会にトランクの中を整理しましょう! 荷物のつめすぎ

    定期的に空気圧をチェックする

    タイヤの空気圧は、自然に減っていきます。 空気圧が低下しているということは、タイヤが変形してしまっている、ということです。 変形したままの走行はタイヤの寿命にはもちろん悪影響で、燃費にかかわる転がり抵抗も増えてしまいます。 適正空気圧は、運転席側のドアを開けると表示されているので、月に一度はガソリンスタンドでチェックしてもらいましょう。 また、携帯用空気充填機も数千円で購入することもできます。 空気圧チェック *ダンロップホームページより

    また空気圧が適正より少ない状態で走行するとタイヤが発熱しやすくなり編磨耗や劣化を早め寿命を縮めてしまうことにつながるので空気圧の管理をしっかり行うことでタイヤを長持ちさせることが出来ます。

    タイヤ長持ち?!タイヤローテーションとは

    タイヤはどうしても力が加わる部分が一定ではありません。 装着位置が同じままだと、この部分だけ摩耗が進んでしまいます‥

    タイヤローテーションのタイミング

    ローテーションの目安は5,000~10,000kmと言われています。

    FF車、FR車は特に注意

    特にFF車では前輪が、FR車では後輪の方が早く摩耗してしまい、タイヤローテーションをしないと2本だけを交換する or 劣化していないのに4本まとめて交換するか、の選択に迫られることになります。 タイヤローテーション このようにローテーションを行い、なるべく均一に摩耗するように意識しましょう。

    タイヤの金額・タイヤ交換の相場とは

    タイヤ交換時にかかる金額をみていきましょう。タイヤ交換と一口でいっても、2つのタイプがあると思います。

    1.タイヤは単品で購入し、お店で組込みとタイヤ取付を行う場合

    2.タイヤとホイールをセットで購入し、お店でタイヤ取付(タイヤ交換)を行う場合

    ※組込み‥古いタイヤをはがし、新しいタイヤに使用していたホイールを取り付ける作業
    ※タイヤ取付(タイヤ交換)‥タイヤとホイールがセットになったものを車に取り付ける作業

    この2つの場合で、さらにスタンダードタイヤと高級タイヤの2パターンに分けて、各インチの予算感を弊社のサイトを元に見ていきたいと思います。

    14インチ(例:155/65R14の場合)

    スタンダード ラグジュアリー
    メーカー トーヨータイヤ ブリヂストン
    ブランド オブザーブ GIZ2 ブリザック VRX3
    タイヤ単品
    39,920~
    50,320~
    ホイールセット
    56,180~
    71,080~

    15インチ(例:195/65R15の場合)

    スタンダード ラグジュアリー
    メーカー トーヨータイヤ ブリヂストン
    ブランド オブザーブ ガリット GIZ ブリザック VRX3
    タイヤ単品
    39,400~
    81,120~
    ホイールセット
    56,100~
    71,080~

    16インチ(例:205/60R16の場合)

    スタンダード ラグジュアリー
    メーカー トーヨータイヤ ブリヂストン
    ブランド オブザーブ ガリット GIZ2 ブリザック VRX3
    タイヤ単品
    91,080~
    112,040~
    ホイールセット
    115,720~
    151,900~

    17インチ(例:225/65R17の場合)

    スタンダード ラグジュアリー
    メーカー ダンロップ ダンロップ
    ブランド ウインターマックス SJ8 GIZ2 ウィンターマックス WM03
    タイヤ単品
    92,120~
    101,440~
    ホイールセット
    101,500~
    119,800~

    まとめ

    タイヤの寿命についてみていきましたがいかがでしたでしょうか?タイヤワールド館ベストでは、タイヤ+取付チケットのセット、または取付コミコミ商品をご購入いただくと、タイヤの取付店を全国約3,200件の提携店から選び頂けます。商品も選定された店舗の方へ直接配達可能ですので、タイヤを運ぶ煩わしさもありません! 手続きはオンラインで完結でき、とても便利です!

    それではみなさん、快適なカーライフをお過ごしください!

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    メンテナンスその他 タイヤ知識 アウトレットユーズド館

    高速走行時のタイヤ空気圧は高めが良い?補充方法とチェックポイント

    「高速道路ではタイヤの空気圧を高めにした方が良い」と言われますが、空気圧を高めにいれる目安とは?入れすぎもデメリットになりますからね。

    高速道路は下道とは違い、スピード走行で一度入ると出口まで出ることができません。入る前の点検項目も載せていますので、安全なドライブを楽しんでくださいね!

    なぜ高速走行は空気圧高めが推奨されるのか

    なぜ高速走行は空気圧高めが推奨されるのか

    高速走行をする場合は、あえてタイヤの空気圧を高める必要はありませんが、指定された空気圧に保たれているかが重要なポイントとなります。

    タイヤが適正空気圧を下回ることによって、高速走行でのタイヤの変形やバーストへ繋がる可能性があります。

    高速を空気圧が低い状態で走ると起こること

    高速道路での走行は、通常走行に比べてタイヤにかかる負担が大きくなるので、以下のデメリットも発生してしまいます。

    燃費性能低下

    空気圧が不足することによって、ゴム自体がたわむことで車体姿勢が保てなくなり、タイヤの転がり抵抗も増えることで燃費性能に悪影響を及ぼします。

    タイヤ寿命の低下

    タイヤが本来の形が保てなくなり、転がり抵抗や摩擦が増えタイヤを痛めることになります。

    乗り心地が悪くなる

    タイヤの空気層は路面の凹凸を吸収する働きがあり、タイヤが適正空気圧を下回ることで、細かい振動を乗り手に伝えてしまうことになります。

    標準空気圧の見方

    標準空気圧の見方

    タイヤには適正空気圧があり、車種ごとに指定されており、大抵は車の運転席のドアを開けたところに、「指定空気圧」というシールが貼られています。

    わからない場合は。取扱説明書に明記されているので、確認してみましょう。

    車種によっては積載重量や乗車人数によって、細かく指定空気圧が記載されているものもあるので、注意が必要です。

    空気圧はどれくらい高めに入れたらいい?

    一般的には、タイヤの空気圧は10%程度高めた方がよいと言われています。

    これは、毎日自然に少しずつ抜けてしまう空気に対して、最低限指定した空気圧を保つようしたほうが安全面で良いからです。

    現在はラジアルタイヤの進化によって、タイヤの性能が向上し、タイヤの変形は最小限に抑えられるようになりました。

    遠心力によるタイヤの変形、偏摩耗、熱ダレによるグリップ力の低下など安全面からも、高速道路に乗る前には事前の空気圧のチェックをするようにしましょう。

    高速道路でのタイヤのバースト事故は、点検の不備から起こると言われているので、大切な命を載せる車、十分注意しましょう。

    空気圧の確認・空気充填機の使い方

    空気圧の確認・補充のやり方

    空気圧の確認・補充は、ガソリンスタンドなどに設置されている「空気充填機」で手軽に行うことができます。

    基本的にはセルフサービスですが、使用方法がわからない場合はスタッフに空気圧点検したい旨を伝えて、使い方を教えてもらいましょう。

    ほとんどの場合無料のサービスですが、作業費がかかる場合もありますので、気になる時は事前に確認してくださいね。

    エアタンク式

    エアタンク式の空気圧充填機の使用方法は以下の通りです。

    1. エアバルブのキャップを外す
    2. ノズルをタイヤの差込口に挿入する
    3. +と−ボタンを押して空気圧を調整する
    4. キャップを取り付けて完了

    充填機のノズルをタイヤの差込口に挿入すると、現在の空気圧が計測されるので、不足している分は「+」ボタンを押しながら充填しましょう。

    多く入れすぎた場合は、「−」ボタンを押せば放出できます。

    指定空気圧まで調整できたら、キャップを取り付けて完了です。

    エアタンク式の特徴

    エアータンク式の充填機は持ち運びできるので、車を移動させずに空気圧を調整できます。

    また、充填だけではなく、空気圧の計測も同時に行えることもメリットです。

    デジタル式据え置き型

    据え置き型(デジタル式)の使用方法は以下の通りです。

    1. メーターに指定空気圧を入力する
    2. エアーバルブのキャップを外す
    3. ノズルをタイヤの差込口に挿入する
    4. 空気が自動で充填される
    5. 終了したらキャップを取り付けて完了

    「+」ボタンと「−」ボタンで指定空気圧を設定したら、空気充填機のノズルをタイヤの差込口に挿入します。

    充填中に鳴っている音が止まったら終了なので、キャップを締めて完了です。

    デジタル式据え置き型の特徴

    据え置き型(デジタル)の充填機は、特定の場所に設置されているため、近くに車を移動させなければいけません。

    また、空気圧の計測はできません。

    しかしながら使用方法はとても簡単で、指定空気圧を入力すれば、不足している分を自動で充填してくれます。

    ダイヤル式据え置き型

    ダイヤル式据え置き型の使い方は、デジタル式とほぼ同じですが、空気圧を調整するのはメーターの横にあるダイヤルです。

    ダイヤルを時計方向に回すと数値が増え、反時計方向に回すと数値が減ります。

    空気圧を設定した後は、充填機のノズルをタイヤの差込口に挿入して自動で空気が調整されます。

    音が鳴り止んだら充填終了の合図なので、キャップを締めて完了です。

    空気圧が高すぎると起きること

    偏摩耗の原因となります。

    タイヤのセンター減り

    偏摩耗とは部分的に異常な減り方をする事です。パンパンに空気を入れた風船を思い浮かべて下さい。パンパンに空気を入れた状態で床にてっぺん部分を受けてみると接地面がとても狭いですよね。そのような状態で走行しているとタイヤの真ん中の部分だけ異常に早く摩耗してしまいます。

    逆に空気圧が低いと、わんだ状態になりタイヤの内側が削れバーストに繋がります。

    高すぎても低すぎてもタイヤに大きなストレスを与えてしまうので適正な空気圧を入れましょう。

    高速へ乗る前に確認しておくこと

    高速へ乗る前に確認しておくこと

    高速道路はその特性上、入ってしまうと出口まで出ることができません。また、信号もないため、トラブルの際に一時停止して確認する、ということが難しいです。

    空気圧以外でも以下の5つのことをチェックしてから入りましょう。

    ・ガソリンは十分入っているか
    ・タイヤの溝は十分あるか
    ・エンジンルーム内の冷却機は適正か
    ・ETCカードは入っているか
    ・停止表示器材を載せたか

    ガソリンは十分入っているか

    高速道路に乗る時はガソリンが十分入っているか確認してください。

    サービスエリア内に給油所がある場合もありますが、全てに設置されているわけではなく、長い区間給油所がない道路もあります。

    また、高速道路上のガソリン販売価格は下道のものと比較して10~20円/Lほど高いです。無駄なコストをかけないためにも、事前に十分な量のガソリンを給油しておきましょう。

    タイヤの溝は十分あるか

    タイヤの溝が減っていると、地面へのグリップ力が弱まり、制動距離(ブレーキを踏んだあと止まるまでに動いた距離)が伸びてしまい、追突事故の危険性が高まります。

    特に雨で路面が濡れている場合、ハイドロプレーニング現象も起きやすくなります。これは、濡れた路面を高速で走行した際にタイヤと路面との間に水膜ができることによって浮いた状態になり、ハンドルやブレーキがコントロールできなくなる現象を指します。

    溝が十分かどうかは、スリップサインで確認できます。タイヤの内側と外側に数箇所あり、1箇所でも出てきたら寿命です。

    スリップサイン

    タイヤそのものの寿命は残り溝の深さが1.6mmまでです。

    サマータイヤもスタッドレスタイヤも1.6mm以下で走行していると道路交通違反になりますので、チェックしてみてください。

    エンジンルーム内の冷却機は適正か

    エンジンルーム内の冷却機は適正か

    高速走行前には、エンジンルーム内を一通り確認しましょう。主なポイントは以下の3つです。

    ラジエーターキャップはしっかりしまっているか

    ラジエーターキャップはしっかりしまっているか

    ラジエーターキャップはしっかりと閉めることで冷却能力が高まります。ラジエーター内の圧力を維持するためには重要な部品なので、しっかりと閉まっているか確認しましょう。

    冷却水の量は十分か

    エンジン冷却水はエンジンを冷やしてオーバーヒートを防ぐ役割をもち、これが足りないと思わぬ事故に繋がる可能性があります。

    冷却水はエンジンルームのリザーバータンクで見ることができます。ラジエーターと繋がっているので、管を辿っていけば確認できます。

    リザーバータンクは半透明なので、中に入っている冷却水を目視で確認できます。
    冷却水の液面が、リザーバータンクの「MAX / MIN」という目盛り内にあれば適量です。

    水温計で確認する場合は、エンジン稼働後10分後くらいに水温計の針を見ます。

    このときに、水温計の針が「C(クール)」と「H(ヒート)」の中間にあれば適正です。冷却水が足りないとエンジンが正常に冷やされず、「H(ヒート)」を指したままになります。

    最近の車では、水温計に警告灯が付いているものも多いです。
    高速走行前だけではなく、日頃から異常表示がないか気にする習慣をつけましょう。

    エンジンオイルの量は適当か

    エンジンオイルは汚れと量の確認をします。

    大半の車には、エンジンオイル量を確認するためのゲージがついています。
    このゲージをゆっくりと引き抜き、ペーパータオルなどで拭き取ります。

    この拭き取ったオイルが透明度がありスッと広がっていけば問題ありません。ザラザラだったり、黒っぽく汚れている場合は交換した方がよいでしょう。

    量の確認は、ゲージの先端を見ます。よく見ると「F」と「L」のマークが入っているので、この「F」と「L」の間に、オイルの跡がついていれば、オイルの量は適切です。

    ETCカードは入っているか

    料金所でトラブルにならないように、高速道路に侵入する前にETCカードを挿入したか確認しましょう。

    万が一入れ忘れたままETCレーンに入ってしまった場合は、バックはせずに料金所のスタッフに連絡し、指示を仰いでください。

    また、ETCゲートは20km/h以下で通過するようにしましょう。

    停止表示器材を載せたか

    万が一故障によって停止するときは、停止表示器材を路面上に置かなくてはなりません。そのため、事前に停止表示器材も準備し、積載しておきましょう。

    まとめ

    高速へ乗る前に確認しておくこと

    空気圧は日に日に低下しており、月一回のタイヤの空気圧の点検が推薦されています。
    タイヤの適正空気圧を知り、タイヤの空気圧を適正に管理することで、安全で経済的な走行が可能となります。

    当店ではお客様の安全を考えて無料の空気圧点検を行っております!
    遠乗り前や空気圧にが心配な方はお気軽にご来店ください。

    店舗一覧

    アウトレットユーズド館
    アウトレットユーズド館
    TEL: 022-355-7431
    住所:宮城県多賀城市八幡1-3-51
    アクセス:多賀城45号線沿い
    営業時間:10:00~19:00(休/水,木)
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    タイヤ知識 スタッドレスタイヤ

    スタッドレスタイヤを長持ちさせる4つの方法

    物価の値上がりが続いており、消耗品としては大きな出費になるタイヤですが、このタイヤ出来るだけ長く使えたら家計にも嬉しいですよね。

    今回はタイヤを長持ちさせる方法
    をご紹介致しますのでぜひ最後までご覧ください。

    急のつく運転をしないこと

    急発進・急ブレーキ・急カーブは原則禁止!

    発進するときはクリープ現象を利用して徐々に加速させていくことが大事です。止まるときも、ゆとりをもって少しずつブレーキを踏んで止まることが理想です。カーブも攻めた走りですとタイヤに大きな負担を与えてしまいます。偏摩耗の原因にもなります。基本的なことですが急のつく運転をしないだけでタイヤの負担も減らせますし、事故を防ぐこともできます。

    夏場はサマータイヤに履き替える

    暑い路面はスタッドレスに大きな負担を与えます

    スタッドレスタイヤは雪道や凍結路面に食いつくよう夏タイヤよりもゴムが柔らかく作られています。実際に高温でタイヤが溶けることを【タイヤメルティング】と言いいタイヤのトレッドや側面に異常な摩耗や変形が生じることがあります。また、タイヤのグリップ性能が低下し、ハンドリングやブレーキング性能が悪化することもあります。

    雨や日差しが当たらない場所で保管


    タイヤはゴム製品なので紫外線により劣化を早めてしまいます。日の当たらない倉庫での保管が一番望ましいですね。ホイールが付いていない状態で保管する場合雨にあたってしまうとスチールベルトが痛んでしまう可能性があるのでこちらも倉庫で保管するようにしてください。

    空気を抜いて保管


    緊張状態ではなく空気半分くらい抜いてリラックスさせた状態で保管しましょう。空気を抜きすぎてしまうとタイヤは潰れた状態で次のタイヤ交換まで倉庫で保管されることになります。形が変形し次のシーズンで使用できないこともあるのでご注意下さい。

    汚れは落として保管


    汚れの中に含まれる物質がタイヤやホイールを痛めてしま可能性があるので倉庫にしまう前に洗浄・乾燥を行ってからしまう事がポイントです。

    空気圧のチェックを行う

    空気圧が重要な理由


    空気圧が低い状態で走るという事はタイヤがたわんでいる状態になります。タイヤのサイド部分に大きな負荷がかかりタイヤの内側が削れてしまいバーストする危険があるので空気圧は日頃からチェックしましょう!パンクの発見にも繋がりますよ。

    この記事のまとめ

    matome

    タイヤの値上がりも続いておりできるだけ長く使用したいですよね。空気圧の点検などはガソリンスタンドでも行っているのでガソリンを入れるついでにチェックすることもできます。日頃から少し気を付けるだけでもタイヤのもちは大きく変わってくるのでみなさんぜひ実践してみてくださいね!

    タイヤワールド館ベスト:SUV特集ページタイヤワールド館ベスト:SUV特集ページSUV車種のおすすめホイールセット一覧はこちら>>

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    タイヤ知識 泉八乙女 アライメント

    タイヤの右前だけ減る?左だけ減る?片側べりはアライメント調整で解決

    「タイヤの外側だけ溝がない!?」
    「片方のタイヤがツルツル!?」
    これってどういうこと?片減りって何!?
    疑問がある方へ今回はタイヤの片減りについてお話しします。

    タイヤの減り方がおかしい・・考えられる原因は?

    上げればいくつも原因はありますが、
    今回取り上げたいのは車の骨盤のズレです。
    車の骨盤とはホイールの整列させるサスペンションや
    ステアリングのシステムを構成するそれぞれの部品たちのことで、
    それらを正常にするのがアライメント調整です。
    足回りを取り付けたり、取り外したりする際に
    アライメント調整を行わず放置していると、片減りの原因になります。

    また、足回りに何も変化を着けていない車でも
    走行中の段差の乗り降りや、縁石の乗り上げ・接触、
    駐車時の輪留めに強くあたる、など車の足回りに強い衝撃を
    与え続けると徐々に歪んでいきアライメントが狂っていく…
    するとタイヤが変な減り方をする。に繋がります。

    片べりしている時の足回りに起きている状態

    アライメントがズレている可能性があります。
    アライメントとは
    「トー角」「キャンバー角」「キャスター角」などの
    4つの車の軸が正しい角度を保つことで、
    車が真っ直ぐ走行ができるというものです。

    車を上から見た時にタイヤが進行方向に対し
    内側に傾けられた状態をトーイン、
    反対に、外側に傾けられた状態をトーアウトと言います。

    内側が摩耗している場合はトーアウトが過多に、
    逆に、外側が摩耗している場合はトーインが過多になっていると
    言われます。

    またタイヤの空気圧が抜けた状態で運転すると、
    タイヤ両サイドが極端に減るので確認してみましょう。

    左右で片減りの仕方が違う時に起きている足回りの状態

    どちらかのタイヤが著しく減っている原因として

    「前にどちらかのフロントタイヤを縁石にぶつけたことがあるな・・・」

    など、事故すれば必ずと言っていいほど有り得ることで
    何らかの衝撃が加わると足回りが狂い、
    タイヤの減りにも支障をきたします。
    やはりアライメントのずれを確認しましょう。
    運転の仕方や癖でもアライメントは徐々にズレていきます。
    アライメントを調整しても改善されない場合は車本体、
    フレームの歪みを疑いましょう。

    調整箇所と調整方法

    タイヤの片減りを防ぐには、
    アライメントを適正値に調整することです。
    上記ご説明した通り
    単純に前輪内側が減っている場合はトーインに、
    外側が減っている場合はトーアウトへ調整する必要があります。

    車体に感じる振動がいつもより大きい場合や、
    乗り心地に違和感がある場合は、そのまま放置せず、
    すぐに確認を取るようにしましょう。
    お車とタイヤを長持ちさせるポイントです。

    まとめ

    外減りを放置していると4本のタイヤのバランスに影響し
    正常なバランス状態で走行した場合と比べ、
    タイヤの寿命が短くなってしまいます。

    タイヤの片減りを放置してしまうのは大変危険な行為です。
    タイヤが路面と接触する部分のゴム層の面(トレッド)が
    無くなってしまい、最悪の場合タイヤの破裂に繋がる恐れがあります。

    また、摩耗により乗り心地に影響したり、
    騒音などの問題が発生したりします。
    さらにその振動が激しくなると、
    ハンドルをとられて事故を起こす可能性もあります。
    タイヤの片減りはどの車に乗っていても起こるので対策が必要です。

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    タイヤ知識 スタッドレスタイヤ 古川店

    【古川店】氷だけじゃない!雨でもハンドルがとられる・・これってどうして?

    こんにちは!今回は、店舗でお客様からよく相談される悩み事についてお話していこうと思います。

    特に梅雨時期の相談が多いのですが、

    『雨の日の走行中、ハンドルに違和感があるんだよねー。』?

    『路面が濡れている状態でブレーキを踏んでも効きが悪い気がするから原因って・・・?

    などなど・・・

    お客様のタイヤを拝見させて頂くと、大体のお客様のタイヤの残溝が1mmあるかないかという状態。

    トヨタ ラウム タイヤ交換|グーネットピット

    この様な残溝が少ない状態からおきる現象を

    ハイドロプレーニング現象といいます。

    ハイドロプレーニング現象とは

    ハイドロプレーニング現象に注意 - くるまが|車両管理 BPO|キムラユニティー

    すり減ったタイヤで走行すると起きる現象で

    ハンドルもブレーキも効きずらい症状がでます。

    特に雨の日の高速道路等では、タイヤと路面の間の水をかき出す力(排水性能)が低くなり、タイヤが浮く状態になる事で、

    ハンドルやブレーキが効かなくなること。

    ハイドロプレーニング現象が起こるとタイヤと路面の摩擦がなくなり、車体がツルツルの氷の上を滑るのと同じような状態になってしまいます。

    ハイドロプレーニング現象が起きてしまった!対処法は?

    もしもこのような現象が起こってしまった場合は、事故を起こさないようにするために適切に対処することが大切です。

    ハンドルやブレーキが利かない!?ハイドロプレーニング現象とは|ガラス系コーティング【G'ZOX】

    急ブレーキやアクセル操作に注意

    ハイドロプレーニング現象が発生すると、タイヤが空転するので速度計やエンジン回転数のメーターが変化します。
    車体がスリップを起こすので、車の動きでも判断することができます。走行中にハイドロプレーニング現象に気づくことができた場合、ブレーキ操作やアクセル操作を避けてタイヤが路面と接地した状態を回復するまで待つことが大切です。

    接地が回復するまでの間はブレーキやアクセルペダルから足を離して、MT車であればクラッチを切るようにします。何もしなければ車体は空気の抵抗で自然に減速し、速度が下がれば駆動力が回復していきます。

    焦ってパニックになりがちですが、こんな時こそ冷静な判断が

    大事故回避に繋がります。

    ハイドロプレーニング現象予防策

    予防策として

    ■タイヤの溝をこまめに点検!それが自分自身を守る!

    これが一番の対策です。

    ハイドロプレーニング現象を起こさないようにするためには、日頃からタイヤの状態をチェックすることが大切です。

    タイヤの溝がすり減っていたり空気圧が不十分な状態だと、雨の日にハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。

    タイヤの溝深さについて - タイヤの点検・整備 - タイヤを知る(乗用車用) - 株式会社ブリヂストン

    雨に強いおすすめタイヤ

    「ウェットグリップ性能」とは?

     もともと雨の多い日本列島だが、ゲリラ豪雨や局地的な大雨も近年は増加傾向にあるという。そのため、普段使いのタイヤで雨の性能は気になるところ。およそ3年から4年で技術更新されていくタイヤにおいても、雨天時の性能向上は著しく、多くの製品でウェットグリップ性能は向上し続けています。そこで、本記事では「ウェットグリップ性能[a]のタイヤ」を紹介していきたいとおもいます。

     タイヤに表示されているウェットグリップ性能は、JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が2010年1月から運用しているラベリング制度による「グレーディングシステム(等級制度)」の一つ。

    ラベリング制度は、「転がり抵抗係数」と「ウェットグリップ性能」を業界自主基準として表示することを決めており、転がり抵抗係数をAAA~Cの5段階、ウェットグリップ性能をa~dの4段階で表示している。

    転がり抵抗係数(RRC)単位(N/kN) 等級
    RRC≦6.5 AAA
    6.6≦RRC≦7.7 AA
    7.8≦RRC≦9.0 A
    9.1≦RRC≦10.5 B
    10.6≦RRC≦12.0 C
    ウェットグリップ性能(G) 等級
    155≦G a
    140≦G≦154 b
    125≦G≦139 c
    110≦G≦124 d

     転がり抵抗係数はAAAが、ウェットグリップ性能はaが最もよい値となるが、この2つの性能は相反する関係にあるため、各タイヤメーカーは構造や形状、タイヤパターンやコンパウンドなど性能向上のための技術開発を行なっている。

    とくにこのラベリング制度導入以降は開発競争が激化し、多くの新しいタイヤが市場に投入されてきました。

     たとえばコンパウンド面では、通常走行時の振動数とブレーキング時の振動数が異なることに着目し、振動数が低いときは転がり抵抗係数の小さく燃費特性のよいタイヤとして、ブレーキング時など振動数が高くなるとグリップ力の大きなタイヤになるなどの高機能ゴムが投入されている。

     ラベリング制度導入当初は低燃費性能の競争開発が主流だったが、ラベリング制度導入から10年が過ぎ、ウェットグリップ性能が高く、性能両立を図ったタイヤがどんどん発売されてきました。

    本記事では「ウェットグリップ性能[a]のタイヤ」だけをピックアップしているが、各性能に着目してタイヤ選びを行なっていただければと思う。また、「ウェットグリップ性能[a]のタイヤ」として紹介しているものの、シリーズのすべてが[a]となっていないものもあるので、そこには注意していただきたい。

    その主な原因はタイヤサイズから来る制約にあり、エアボリュームの小さいタイヤは形状や構造など工夫する余地が小さいため、性能をあらゆる方向で出していくのが大変に難しいためだ。

    逆に言えば、各社がどのようなゾーンを狙って設計したのかが分かる部分でもあり、タイヤ選びの一つのポイントにもなってくるだろう。

    【ダンロップ】VE304

    特徴:排水性能、静粛性能ダンロップ史上最上級

    【ブリヂストン】プレイズPX-Ⅱ、PX-RVⅡ

    雨に強い、長く強い。疲れにくいだけじゃない。:プレイズ(Playz) - 株式会社ブリヂストン

    特徴:排水性能、ライフ性能重視

    まとめ

    路面が濡れている時の走行には注意が必要です。

    タイヤの溝、空気圧は安易に考えず、定期的に点検すること

    お勧めいたします。

    装着しているタイヤに不安な方はベスト各店で年中無料点検

    実施しておりますのでお気軽に御来店下さい!!

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    タイヤ知識 西多賀店

    はみ出し注意!車検に通らないタイヤとは?

    タイヤはお車にとって非常に重要な部品です。しかし、大事な部品だと分かっていても、注意深く点検する機会はあまりないと思います。

    みなさんに安心・安全なカーライフを送って頂くために、今回は車検に通らないタイヤについて詳しくご紹介いたします。

    車検に通らないのはこんなタイヤ

    車検に通らないのはこんなタイヤ

    大切な命を乗せて走る車。その車を支えるタイヤは、とても重要なパーツです。車検に通らないのはもちろん、すぐにタイヤ交換をおすすめする、危険な状態とは以下のようなタイヤです。

    ・スリップサインが出ているタイヤ
    ・ひび割れがあるタイヤ
    ・はみ出しているタイヤ
    ・荷重指数のたりないタイヤ

    順に詳しくご説明します。

    車検に通らないタイヤ①スリップサインが出ている

    スリップサインが出ているタイヤで走行していると整備不良

    車のタイヤは装着できて走る事が出来れば大丈夫‥と思っていませんか?

    実は、タイヤにはスリップサインという残溝が1.6mm以下になると出てくる目印があり、このスリップサインが出ているタイヤで走行していると整備不良となり、スピード違反などと同じく道路交通法違反になります。

    スリップサインが出ているタイヤで走行していると整備不良

    具体的には「道路運送車両の保安基準」で、安全に走行するためのタイヤの規定として、「すべての凹部(溝)において1.6mm以上の深さを有すること」と明記されており、これを満たしていないタイヤでの走行は減点2点、反則金9,000円の違反となります。

    溝のないタイヤの危険性

    溝の無いタイヤでの走行は非常に危険

    タイヤの溝は、普段は中々見ない箇所だと思います。気が付いたら溝が無くてビックリしたり、車検に出したら通らなかったりした経験がある方もいるのではないでしょうか?上の写真は溝が無くなり、スリップサインが露出したタイヤです。

    どんな車も、路面と接地しているのはタイヤのみ、しかもタイヤ1本あたりハガキ一枚分程度の接地面なので、溝の無いタイヤでの走行は非常に危険です。

    タイヤ1本あたりハガキ一枚分程度の接地面

    タイヤの溝は、雨などの路面の水を排出する排水溝の役割があります。溝が無くなったタイヤは路面の排水能力が極めて低くなっているので、雨の日に滑りやすく大変危険です。

    また、摩耗した分だけ接地面が薄くなっているので、路面からの衝撃を吸収しきれず乗り心地が悪化したり、ロードノイズが大きくなるなど、快適性も損なわれます。

    「車検に通らないから変えよう」ではなく、命を乗せる車の大事なパーツなので、溝がなくなったら速やかに新しいタイヤに交換することをおすすめします。

    車検に通らないタイヤ②ひび割れがあるタイヤ

    車検に通らないタイヤ②ひび割れがあるタイヤ

    上の写真は溝はまだありますが、経年劣化によりひび割れているタイヤです。

    溝があるからまだ大丈夫‥と思われますが、実はこれも早急に交換しなければならない状態です。

    ひび割れタイヤの危険性

    ひび割れタイヤの危険性

    タイヤはご存じの通りゴムで出来ています。ゴム製品全般に言える事ですが、ゴムは様々な外部的要因から経年劣化で脆くなってしまいます

    古くなった輪ゴムがすぐに切れてしまうのを思い浮かべてもらうと分かりやすいですね。タイヤも輪ゴムと同じように古くなると固く脆くなり、それが目に見える状態になったのがひび割れです。

    タイヤはゴムだけではなく、骨組みに金属が使われています。ヒビ割れが進行してこの金属部分にまで達すると、水分などで錆が発生し構造を保てず最悪の場合はバーストに繋がってしまいます。

    また、タイヤはゴムのしなやかさで路面へ密着してグリップ力を発生させたり、
    路面からの衝撃を和らげる働きをしています。経年劣化で固くなったゴムは、路面へ密着出来ずグリップ力が低下して滑りやすくなったり、乗り心地の悪化・ロードノイズの増大を招きます。

    車検に通らないタイヤ③はみ出しているタイヤ

    車検に通らないタイヤ①はみ出しているタイヤ

    溝以外に、タイヤの状態で罰則があるものとしては、俗に言うはみ出しタイヤがあります。はみ出しタイヤとは、その名の通り「車のフェンダーからタイヤがはみ出している」状態のことです。

    はみ出しはタイヤのみ10mm未満なら車検に通る

    はみ出しタイヤに関しては、道路運送車両の保安基準 第178条 2項、及び~1号で規定されています。

    簡単に言いうと、歩行者などの安全のために、ホイールの中心から上側が前30度・後50度の範囲内がフェンダー内に収まっている必要があるという事です。

    平成29年6月より、上記の部分でも10mm未満であれば、タイヤのはみ出しを認めるように法改正されましたが、これはあくまでタイヤ部分のみです。ホイール部分ははみ出してはいけません

    はみ出しが認めらているのは、タイヤ側面にある、タイヤサイズなどを指すラベリングと、ホイールリムを保護するためのリムガードです。

    ホイールはもちろん「ナット」などもはみ出しNGなので、ツライチを目指す際はぜひ気をつけてください。

    はみ出しタイヤは不正改造の扱いに

    荷重指数(ロードインデックス)
の見方2

    こちらは整備不良というよりは、不正改造の扱いになり、より厳しい取り締まりの対象になります。

    とは言え、悪質性が低い場合などは整備不良として、その状態により減点1点+反則金7,000円、もしくは違反点数累積2点+反則金9,000円で済む場合もあるようです。しかしながら、不正改造は6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の懲罰、15日以内の整備命令が下されますので、はみ出しには十分注意しましょう。

    車検に通らないタイヤ④荷重指数の足りないタイヤ

    車検に通らないタイヤ④荷重指数の足りないタイヤ

    タイヤには走る・曲がる・止まる以外に、車を「支える」役割があります。

    実は、この「支える」能力にも決まりがあり、その能力を表すのがタイヤサイズ毎に規格で決められている、「荷重指数」や「ロードインデックス」と呼ばれるものです。

    荷重指数(ロードインデックス)について

    荷重指数(ロードインデックス)
の見方2

    車の重量に対して荷重能力が不足したタイヤを装着してしまうと、操舵性の悪化、偏摩耗を起こし、タイヤ寿命が短くなるなどのほか、最悪の場合はバーストの原因にもなり得ます。

    車は車種ごとに標準のタイヤサイズが決められていますが、車メーカーは車両設計時にこの荷重能力も考慮に入れて、タイヤサイズを決めています。

    標準サイズを装着する限りでは、基本的に意識する必要は無いのですが、以下のようなケースの場合には注意が必要です。

    ・ドレスアップ・インチアップ
    ・標準のタイヤサイズが珍しいサイズ
    ・高価などの理由で、近い数字のタイヤサイズを装着する
    ・車を代替して前の車のタイヤホイールが余っており、サイズが少し違うが履けるので装着する

    物理的には装着できても、車を支えきれず本来の性能を発揮出来ないばかりか、安全性を損なう可能性があるので、当店のような専門店・プロショップへのご相談をおすすめします。

    まとめ

    車は便利な乗り物ですが、安心・安全・快適に乗る事が出来てこそです。様々なリスクが高まった状態での使用は避けたいですよね。

    車の安全性・快適性を担う重要な部品であるタイヤ。正しく使い、安心・安全で快適なカーライフを送りましょう!

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    ホイールの知識 タイヤ知識 多賀城店 インチアップ

    リム幅とインセットを最高のバランスで整える!

    おしゃれな社外ホイールの購入を検討しているお客様、
    せっかく社外ホイールを履くのなら、
    かっこよく」「納得のいく」ホイールが欲しいですよね!
    本日は‘‘足廻りのプロ‘‘が詳しくご紹介させて頂きます!

    美しいセッティングをするために

    ↓インチアップする時の注意点

    ①外径は変わらないように

    希望するインチアップサイズのタイヤで
    外径がほぼ同じものを選びます。

    装着したいタイヤメーカーのカタログを参照しましょう!

    同じサイズのタイヤでも
    メーカーやブランドが異なると
    若干外径が異なることがあります。

    ここで注意点がひとつあります。
    外径が大きく変わると
    車のスピードメーターに影響が出てしまいます。

    実際の走行スピードと
    スピードメーターの表示にズレが出てしまうのです。
    このズレが大きくなってしまうと
    整備不良で車検を通すことが
    できなくなってしまうので
    注意が必要です。

    ②荷重が下がらないように

    荷重指数が同等以上かを調べます。
    インチアップした際の荷重指数が小さい場合は
    タイヤが車体を支える力が弱くなってしまうため
    使うことができません。

    ③車体に干渉しないように

    装着するタイヤが車体からはみ出ないかを確認します。
    同じく車体に干渉しないかを確認します。
    ホイールが太くなると車体からはみ出たり、
    車体に干渉したりするので注意が必要です。
    特に、装着時は問題がなくてもハンドルを切った際にタイヤの内側や外側が車体に触れてしまったりする場合があるので注意が必要です。

    リム幅とは

    リム幅 リム幅とは、
    ホイールの横幅のことで、
    タイヤをはめ込む部分のがインチで表記されます。 
    リム幅は各タイヤメーカーによって、
    ある程度の適合が設定されています。
    適合とは、タイヤと適合するリム幅の許容範囲のことです。

    インセットとは

    インセットとは、
    ホイール(リム幅)の中心線から
    取り付け面までの距離を表します。

    ホイールの中心位置がディスク部より
    外側に取り付け面があればインセット(プラス記号)、
    プラスマイナス0であれば「ゼロセット」、
    内側にあればアウトセット(マイナス記号)となります。

    N-BOXインチアップ例

    ▶純正
    155/65R14 or 165/55R15

    ▶インチアップ
    165/45R16 or 165/40R17

    ▶インチアップのメリット

    ハンドリングの向上

    本来、タイヤは側面部分(サイドウォール)が
    柔らかく作られており、
    クルマに取り付けるとクルマの重みで一部に
    「たわみ」が出ます。
    しかし、インチアップをして偏平率を下げることにより
    サイドウォールが短くなり「たわみ」が出にくくなります。
    これによって、操作する際に
    ハンドルからのレスポンスがよくなり、
    安定度が上がるというメリットがあるんです!

    ▶グリップの向上

    ほとんどの場合、
    タイヤをインチアップすると同じタイヤ幅でも
    低偏化により地面に接地する面積(接地面)が大きくなるため、抵抗が増えてカーブ時や
    制動時のグリップがよくなるという
    メリットが得られます!!

    ブレーキングの向上

    ブレーキを踏んだときのタイヤの変形(たわみ)が少なくなり、ブレーキング時の安定性が増すというメリットがあります。
    また、インチアップすることにより空間が確保でき、
    大型のブレーキを搭載できるので、
    ブレーキ性能向上にも役立ちます!

    気を付けなければいけないルール

    車のドレスアップに欠かせないのが、
    足元を引き締めるホイール。
    インチアップすれば
    車のイメージが「グッ」とシャープになります!

    そこで気をつけたいのが、
    サイズだけでなくホイールのオフセット。
    ホイール装着を最適にするための
    ホイールオフセットについてご説明します!

    ホイールオフセットとは、
    簡単に言うと、ホイールを取り付ける際の奥行きのこと。
    ホイールは、サスペンション側の
    ※ディスクハブに取り付けます。

    ※ディスクハブとは、
    ホイール用ボルトがついている円形の土台の部分。
    取り付ける際、奥行きサイズを間違えると、
    さまざまなトラブルが生じます。
    タイヤがフェンダーより出っ張ると
    保安基準不合格となって車検に通りません。

    逆に引っ込みすぎると、
    ディスクブレーキのキャリパーなどに当たって
    走行できなくなります。
    新しいホイールを購入する際は、
    オフセットが適合していることを確かめましょう!

    タイヤ・ホイール事も
    ぜひタイヤワールド館ベストにご相談ください!

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    タイヤの空気圧の量が分からない!見方と注意点!

    数字とアルファベットが並ぶタイヤサイズ表記ですら難しいのに、ましてや空気圧についてなんて、とてもじゃないけど分からない‥という声をよく聞きます。

    今回取り上げる空気圧は、最低でも月に1度のチェックが望ましいです。空気圧の見方とエアチェックの重要性、また、よく質問が寄せられる高速走行時の空気圧について等をお伝えしたいと思います。

    お問合せが多い空気圧

    お問合せが多い空気圧のこと

    タイヤと地面との接地面積は、タイヤ1本につきハガキ約1枚分です。そんな小さな面積で、重量のある車を支えるという重要な役割を、タイヤは果たしてます。

    そんなタイヤは、適正な空気圧(自動車メーカーの指定空気圧)が、充てんされてはじめて充分な性能を発揮します!

    空気圧が低い状態では、ハンドルが取られてしまったり、タイヤと接地面との抵抗が大きくなり、燃費も悪化します。また、パンクのリスクも高まりますので注意が必要です。

    最近では、セルフ方式で空気圧を確認する機会も増えていますが、正しい知識を持って点検・調整することが大切です。タイヤのチェックは、溝やひび割れ等にばかり注意が行きがちですが、空気圧についても意識しましょう。

    タイヤの空気圧は徐々(自然に)低下します(1ヶ月で 10~20kpa は自然に抜けると言われています。)

    月に1度は空気圧の点検を行って適正な空気圧を維持してください。

    適正空気圧の見方

    実際の車内の空気圧表示

    車両指定空気圧は、運転席側のドア付近あるいは給油口等に貼付された空気圧表示シールに記載されています。

    車両指定空気圧表示位置

    タイヤの種類やサイズが同じでも、車によって空気圧は異なります。最適な空気圧はカーメーカーが車ごとに決めており、それを「車両指定空気圧」と呼んでいます。この数値は、運転席ドア開口部など目立つところに記載されているので確認しましょう!

    両指定空気圧表示位置その2

    タイヤ交換をしたが、空気圧は以前と同じで良いのか?

    タイヤサイズは、以下のように表記されています。

    タイヤ交換をしたが、空気圧は以前と同じで良いのか?

    交換後のタイヤが同じサイズの場合と違うサイズの場合とで、適正空気圧は異なります。

    交換後のタイヤが純正サイズと同じ場合

    まずは、純正サイズと同じ場合。上のサイズ表で言うところの『195/65R15 91』まで一緒の場合です。この場合はもちろん、空気圧は以前と同じで大丈夫です。

    交換後のタイヤが、サイズは同じだが速度記号が異なる場合

    上のサイズ表で言うところの『H』の部分が違う場合です。この『H』は速度記号と呼ばれ、そのタイヤが規定の条件のもとで走行できる最高速度を表しています。この場合も、空気圧は以前と同じで問題ありません。ちなみに、各アルファベットが表す最高速度は以下の通りです。

    速度記号 最高速度(km/h)
    L 120
    M 130
    Q 160
    S 180
    H 210
    V 240
    W 270
    Y 300

    交換後のタイヤがメーカー指定サイズと異なる場合

    インチアップ等でタイヤサイズを変更した場合、適正空気圧が異なる場合があります。一番確実なのは、専門店にご相談いただくことですが、こちらのブリヂストンのページで確認することもできます。また、詳しい適正空気圧の調べ方に関してはこちらの記事で解説しています。

    高速走行が多い場合、どのくらい高めに空気圧をいれたらいいのか?

    高速走行が多い場合、空気圧はどれくらい高めにいれたらいいのか?

    高速走行をする場合は、特にタイヤの空気圧を高める必要はありませんが、『指定された空気圧に保たれているか』が重要なポイントとなります。

    高速走行では、タイヤの空気圧が適正値を下回ることがとても危険なのです。

    高速道路では指定空気圧よりも1割~2割ほど高い空気圧が良いとされています。
    車によっては高速走行時や乗車人員の変化により空気圧の調整をすすめる場合もあります。厳密に指定空気圧を守るのが一番ですが、安全面から見て指定の数値を下回らないようにし、10%上回る程度でとどめましょう。

    高速道路を空気圧が低い状態で走るデメリット

    タイヤの変形やバーストの危険性が高まる

    高速道路での走行では、タイヤにかかる負担が大きくなり、重大な事故を引き起こしてしまう可能性があります。

    燃費性能低下

    空気圧が不足することで、ゴム自体がたわむことで車体姿勢が保てなくなり、タイヤの転がり抵抗も増え、燃費性能に悪影響を及ぼします。

    タイヤ寿命の低下

    適正空気が入っていないと、タイヤは本来の形が保つことができなくなります。その結果、転がり抵抗や摩擦が増え、タイヤを消耗させてしまいます。

    乗り心地が悪くなる

    タイヤ内の空気層は、路面の凹凸を吸収する働きがあります。タイヤが適正空気圧を下回ること細かい振動を伝えてしまうことになります。

    空気圧が高すぎる場合のデメリット

    空気圧過多の場合のデメリット

    空気圧過多で走行すると、タイヤが偏摩耗(タイヤが均等に摩耗していかない状態)してしまい、タイヤ寿命が非常に短くなってしまいます。(空気圧不足の時と違い、真ん中の溝が異常に減ってしまいます)

    また、振動や騒音の原因や、タイヤ本来の性能(排水性など)を悪化させる
    可能性があります。

    以上のことから、空気圧の入れすぎにも注意しなければいけません。

    タイヤの空気圧を入れるときの3つの注意ポイント

    ここでタイヤに空気を入れるときに気をつけるべきポイントを3つご紹介します。

    ①空気圧点検・調整はタイヤが冷えている時に行う

    空気圧点検・調整はタイヤが冷えている時に

    タイヤは、温まると熱膨張で空気圧も高くなってしまいます。そのため、正確な点検・調整のために、タイヤが冷えている時に作業を行いましょう

    ②空気圧は指定の数値を下回らず、上限は10%程度に

    空気圧は指定の数値を下回らず、上限は10%程度に

    先ほども触れましたが、車によっては、高速走行時や乗車人員の変化により空気圧の調整をすすめる場合があります。厳密に指定空気圧を守るのが一番ですが、安全上からみて指定の数値を下回らないようにし、上限は10%程度にとどめましょう。

    ③バルブからの空気漏れやホイールの変形等も点検を

    バルブからの空気漏れやホイールの変形等も点検を

    チューブレスバルブもゴム製品なので劣化しますエアバルブの交換の時期の目安は約2~3年です。タイヤの交換時期と同じタイミングと覚えておきましょう。空気漏れは、洗剤などを溶かした水をバルブ付近につけ、泡ができるかどうかで判断することができます。

    また、あわせてホイール変形などの異常がないかの点検も行いましょう。

    こまめなチェックが大切です

    空気圧は月に1回はチェックして

    空気圧は、月に1回のこまめなチェックをおすすめします。
    タイヤ接地部のたわみの状態から、空気圧が不足していないかを日常的に点検し、月に1回はエアゲージで測定をして、しっかりチェックしましょう。
    ※エアゲージとは、夕イヤの空気圧を測定する計器です。

    タイヤワールド館ベストでも空気圧チェックを行っているので、ぜひ点検にいらしてくださいね。

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    店舗一覧https://tireworldkan.com/shop.html

    多賀城店
    多賀城店
    TEL: 022-366-7811
    住所:宮城県多賀城市八幡1-1-5
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    営業時間:10:00~19:00

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    冬のタイヤ交換シーズンに突入!交換前のチェックリスト

    10〜11月は秋が終わり本格的な冬に
    突入し、寒さが段々と厳しくなってきます。
    寒くなると同時にタイヤ交換の時期がやってきます‼
    皆さん、冬に備えての準備は始めていますか??
    せっかく順番がきたのにあれがない!これがない!
    とならないために事前にチェックしましょう!

    タイヤ交換に出発!忘れ物はないですか?

    いざ、タイヤ交換をしにいこうとなった時に、
    もちろん状態の良いタイヤ・ホイールが必要になってきます。
    しかし、タイヤ・ホイールだけでは装着ができず、
    他に備品が必要になってくるケースもありますので、
    冬時期に備え、忘れがちな備品についてご紹介いたします。

    ロックナットのアダプター持ちましたか?

    大事なタイヤとホイールを盗難から守る為に、
    1つの対策として普通のホイールナットではなく、
    『ロックナット』を装着している方も少なくありません。

    ➤ロックナット

    ロックナットは専用のアダプターがないと
    取り外すことができません。
    忘れてしまうと、タイヤ交換作業がストップしてしまい
    せっかくの待ち時間が台無しに・・・
    そうなると、余計な手間やストレスが
    かかってしまうだけでなく、お店側にも忙しい時期は特に
    迷惑がかかってしまいます。
    そうならない為にも、必ず事前にロックナットの
    アダプターがあるのかどうか確認してください‼

    【詳しくはこちらのブログをご覧ください】
    https://tireworldkan.com/storeblog/?p=13528

    冬用のナット・ボルトを忘れずに車に入れましたか?

    タイヤ交換をする際に、一番多いのが
    ナットやボルトを忘れてきてしまうお客様です。
    ホイールによっては夏タイヤとは別の形状のナットや
    ボルトが必要なケースがあります。
    まず、純正ホイールのナットですが、
    ナットの形状が大きく分けて3つあります。

    60°テーパー座:スバル・マツダ・ダイハツ・スズキ
    球面座:ホンダ
    平座面:トヨタ・ニッサン・ミツビシ
    基本的に国産車は上記のような感じになっています。
    また、欧州車などの外車のナットは、
    ナット部分がボルト形状になっています。
    純正ホイールではなく社外ホイールは、
    ナットで留める穴の部分が基本的にテーパー状態ですので、
    球面や平面タイプのナットでは装着ができません。


    ➤社外ホイール(例)

    ナットは車体とホイールをつなぐ役目を
    担っている大事な部分です。
    形状が合わないものだと、しっかり留まらず最悪の場合は
    脱輪してしまい大事故に繋がる可能性もあります。
    タイヤ交換の際は、形状の合うナットやボルトを
    事前に確認し、準備しておきましょう。
    ご自身での判断は難しい方もいらっしゃると思いますので、
    不安な方は当店までお気軽にご相談ください!!

    センターキャップや付属品を忘れないで下さい。

    そして、忘れがちなのがキャップなどのホイール付属品です。
    ホイールによっては車のホイールの上から
    取り付けるカバーがついてる場合があります。