• カテゴリー
    ドライブお役立ち情報 タイヤの基礎知識 スタッドレスタイヤ 泉八乙女

    スタッドレスタイヤとチェーンはどっちがいい?違いや選び方を解説

    最終更新日 2026年9月26日

    「雪道を走るならスタッドレスタイヤとタイヤチェーン、どちらを用意すればいい?」と迷う方もいるでしょう。どちらも冬道への備えですが、使う場面と装着方法が異なります。

    「スタッドレスを履いていればチェーンはいらない?」「チェーンだけで冬を乗り切れる?」といった疑問もありますよね。先に結論を確認し、必要な装備を選んでいきましょう。

    冬の間、雪道や凍結路を走る機会があるなら、日常的な備えはスタッドレスタイヤが基本です。チェーン規制のある区間を通る可能性がある場合や、厳しい路面に備える場合は、車に適合するタイヤチェーンも用意しましょう。

    この記事では、両者の違い、併用が必要になる場面、チェーンの選び方と装着時の注意点を解説します。

    2026年スタッドレス特集!

    2026年スタッドレス特集はこちら

    スタッドレスタイヤとチェーンはどっちを選ぶ?

    スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの違い

    選ぶ基準は「冬道を走る頻度」と「走る道路」です。住んでいる地域だけでなく、通勤先や旅行先の路面状況も考えましょう。

    走行する場面 準備の考え方
    冬の通勤・買い物で雪道や凍結路を走る スタッドレスタイヤを基本にする
    冬用タイヤを履き、チェーン規制区間を通る可能性がある 車に適合するチェーンを携行し、規制時に装着する
    普段は雪が少ないが、降雪地域へ出かける 目的地までの道路・気象情報を確認し、冬用タイヤと必要に応じてチェーンを準備する
    雪や凍結の予報があり、冬の装備を用意できない 車での移動を控える、または別の交通手段を選ぶ

    チェーンは装着できるタイヤサイズや車種が決まっており、雪のない路面での長時間走行にも向きません。「チェーンを積んでいるから、夏タイヤのまま冬道を普段どおり走れる」と考えないことが大切です。

    たとえば、雪が降る地域へ毎日のように通勤する方はスタッドレスが中心です。一方、普段は雪の少ない地域を走る方でも、冬の旅行で峠道や規制対象の道路を通るなら、行き先に合わせたチェーンの準備を検討しましょう。

    スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの違い

    スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの違い

    役割を比べると、スタッドレスタイヤは冬の走行に備えてシーズン中に装着するタイヤ、チェーンは必要な区間でタイヤに取り付ける滑り止めです。

    比較項目 スタッドレスタイヤ タイヤチェーン
    主な使い方 冬の間、車に装着して使用 必要な路面・規制区間で装着
    装着の手間 シーズン前後の履き替えが必要 使用のたびに取り付け・取り外しが必要
    乾燥路 走行可能。ただし夏タイヤとは特性が異なる 製品の指定に従い、不要になったら安全な場所で取り外す
    費用・保管 車に合う4本と交換費用、保管場所を考える 製品ごとに価格と耐久性が異なり、車載して保管できる
    チェーン規制時 単独では通行できない 規制に対応する製品を装着する

    スタッドレスタイヤの特徴

    スタッドレスタイヤは、低温時や積雪・凍結路での走行を想定した冬用タイヤです。シーズン前に装着すれば、冬の間は天候に合わせてチェーンを着脱する手間を減らせます。一方、購入・交換の費用と、外したタイヤの保管場所が必要です。冬用タイヤとして使うには溝の状態も重要なので、装着前にプラットホームや傷、ゴムの状態を点検しましょう。

    積雪地域では雪の日だけでなく、晴れた日の朝晩に路面が凍ることもあります。シーズンを通して履いておける点は、冬道を繰り返し走る方にとって大きなメリットです。ただし、スタッドレスでも凍結路では滑るため、過信は禁物です。

    スタッドレスの溝が新品時から約半分まで摩耗すると、冬用タイヤとしての使用限度を示すプラットホームが現れます。これは夏タイヤの法定限度を示すスリップサインとは別の目印です。溝が残っているように見えても、プラットホームが露出していれば雪道・凍結路用として使わないでください。年数だけで判断せず、摩耗や傷、ゴムの状態も確認します。

    参考:JAF「スタッドレスタイヤの使用限度と正しい保管方法とは?」

    タイヤチェーンの特徴

    タイヤチェーンは、必要な区間でタイヤに取り付けて使う滑り止めです。チェーン規制への備えにもなりますが、使うたびに安全な場所で装着・取り外しを行う必要があります。素材や構造によって走行時の振動、取り付け方、速度制限が異なるため、車両とタイヤへの適合を確認して選びます。

    コンパクトに車載できる製品が多い一方、いざというときに取り付けられなければ役立ちません。寒い屋外でも扱えるか、取り付けに車の移動や装着後の再調整が必要かを、購入前に確認しておきましょう。

    雪道ではどちらが滑りにくい?

    「チェーンのほうが必ず滑らない」とは言い切れません。JAFの比較試験では、圧雪路ではスタッドレスタイヤ、氷盤路では試験に使用したチェーン装着車の制動距離がそれぞれ短い結果でした。路面や製品によって結果は変わるため、どちらを使う場合も速度を落とし、十分な車間距離を確保しましょう。

    参考:JAF「走れても止まれない、雪道のノーマルタイヤ」

    スタッドレスタイヤとチェーンを併用するのはどんなとき?

    スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの併用

    チェーン規制が実施されている区間では、スタッドレスタイヤを装着していてもチェーンが必要です。国土交通省によると、4WD車も規制の対象になります。

    そのため、冬の旅行や仕事でチェーン規制の対象となる道路を走る方は、スタッドレスタイヤに加えて適合するチェーンを携行しておくと安心です。対象の道路が常にチェーン規制になるわけではなく、異例の大雪の際に実施されます。

    チェーン規制と冬用タイヤ規制を確認する

    「冬用タイヤ規制」と「チェーン規制」は異なります。冬用タイヤを装着していても、チェーン規制中はチェーンなしでは通行できません。対象区間を通る予定がある方は、出発前に道路管理者の最新情報を確認してください。大雪時には通行止めになる場合もあります。

    規制の種類 確認すること
    冬用タイヤ規制 冬用タイヤなど、道路管理者が指定する滑り止め装備を備えているか
    チェーン規制 冬用タイヤ装着車や4WD車も、タイヤチェーンを装着しているか
    通行止め チェーンを装着していても通行できない区間・時間帯ではないか

    国土交通省の案内に掲載されているチェーン規制の対象候補には、山形県の月山道路、上信越道、中央道、北陸道などがあります。ただし、その道路を通るたびにチェーンが必要という意味ではありません。規制が実施されているかどうかを、当日の交通情報で確認しましょう。

    国土交通省のチェーン規制の案内には、対象として調整されている区間と、通行できるチェーンの種類が掲載されています。スプレー式の滑り止めは、チェーン規制時の装備として認められません。

    タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止めの標識

    参考:国土交通省「チェーン規制について」

    急な積雪・凍結や厳しい坂道に備える

    スタッドレスタイヤでも、路面状態によっては登坂が難しくなります。JAFの登坂試験では、凍結した坂でスタッドレスタイヤ単独では登れず、チェーンを装着すると登れた例があります。ただし、チェーンを付ければどんな道でも走れるわけではありません。道路状況が悪い場合は、無理に進まず安全な場所で待機・引き返す判断も必要です。

    参考:JAF「雪道での登坂テスト」

    チェーン規制の対象区間はどこ?

    国土交通省の案内に掲載されている対象区間は、直轄国道6区間・高速道路7区間です。次の表は、規制が実施される可能性のある区間を示しています。走行当日に規制中かどうかは、道路管理者の交通情報で確認してください。

    道路 区間・箇所 都道府県
    国道112号 月山道路(西川町月山沢~鶴岡市田麦俣) 山形県
    国道138号 山中湖・須走(山中湖村平野~小山町須走字御登口) 山梨県・静岡県
    国道7号 大須戸~上大鳥(村上市大須戸~村上市上大鳥) 新潟県
    国道8号 石川県境~坂井市(あわら市熊坂~あわら市笹岡) 福井県
    国道54号 赤名峠(三次市布野町横谷~飯南町上赤名) 広島県・島根県
    国道56号 鳥坂峠(西予市宇和町~大洲市北只) 愛媛県
    上信越道 E18 信濃町IC~新井PA(上り線) 長野県・新潟県
    中央道 E20 須玉IC~長坂IC 山梨県
    中央道 E19 飯田山本IC~園原IC 長野県
    北陸道 E8 丸岡IC~加賀IC 福井県・石川県
    北陸道 E8 木之本IC~今庄IC 滋賀県・福井県
    米子道 E73 湯原IC~江府IC 岡山県・鳥取県
    浜田道 E74 大朝IC~旭IC 広島県・島根県

    参考:国土交通省「チェーン規制箇所一覧」

    雪が少ない地域ならチェーンはいらない?

    チェーンの必要性は住所だけで決まりません。東京都・千葉県・神奈川県など雪が少ない地域を中心に走り、チェーン規制区間を通らないなら、常に併用する必要はありません。一方で、冬に峠道や降雪地帯へ出かけるなら、出発地の天候が良くてもチェーンの携行を検討しましょう。行き先と走行ルートの道路情報で判断することが重要です。

    タイヤチェーンの選び方

    タイヤチェーンの選び方

    「種類が多くて、何を基準に選べばいいかわからない」「雪の中でうまく取り付けられるか心配」という方もいるでしょう。

    まずは車両とタイヤに装着できる製品に絞り、そのうえで素材・形状・脱着の手間を比べましょう。タイヤサイズが同じでも、車体との隙間などによって装着できない製品があります。

    1. 車両とタイヤへの適合
    2. 金属製・非金属製・布製などの素材
    3. はしご型・亀甲型などの形状
    4. 取り付け・取り外しの手間

    1.車の取扱説明書とタイヤサイズを確認する

    区分 確認・注意点
    車両側 チェーン装着の可否、装着する車輪、必要な隙間や指定事項
    タイヤ側 実際に装着しているタイヤのサイズと、チェーン製品の適合表
    使用条件 製品ごとの制限速度、取り付け方、再調整や取り外しの条件

    チェーンは駆動輪への装着が基本ですが、4WD車などは車種によって指定が異なります。車の取扱説明書とチェーンの説明書の両方に従ってください。

    前輪駆動車で後輪だけにチェーンを付けるなど、装着位置を間違えると本来の効果を得られません。JAFの試験では、前輪駆動車の非駆動輪に取り付けた場合、正しい位置に取り付けた場合より登坂性能や制動距離が悪化しました。4WD車は車種ごとの指定を優先してください。

    参考:JAF「雪道でのタイヤチェーン、駆動輪以外に装着していませんか?」

    参考:国土交通省「チェーン規制について」

    2.素材で選ぶ|金属製・非金属製・布製

    チェーンは素材によって重さ、収納性、走行時の振動、着脱方法などが異なります。特徴を比較し、使用頻度や走る道路に合うものを選びましょう。

    素材 主な特徴 購入前に確認したい点
    金属製 鎖やワイヤーを使うタイプ。比較的コンパクトに収納できる製品がある 振動・騒音、車体との隙間、使用可能な路面と指定速度
    非金属製 ゴムや樹脂を使うタイプ。構造や装着方法は製品ごとに異なる タイヤ・車種への適合、必要な作業スペース、収納時の大きさ
    布製 タイヤにかぶせる軽量なタイプ。収納しやすい製品がある 耐久性、使用可能な路面・距離、装着方法

    金属製が必ず最も滑りにくい、非金属製が金属製より劣るとは言えません。JAFの圧雪路での試験では、使用した非金属チェーンが急制動と旋回で良い結果を示しました。雪質や車両によって結果は変わるため、素材だけで性能を決めないことが大切です。

    国土交通省はチェーン規制に対応する種類として金属製、樹脂製、布製を挙げています。いずれもその車に確実に取り付けられることが前提です。

    参考:JAF「雪道での旋回と急制動テスト」

    参考:国土交通省「チェーン規制について」

    3.形状で選ぶ|はしご型・亀甲型など

    形状は取り付け方やタイヤに接する部分の配置に関係します。代表的な形状の違いを確認しましょう。

    形状 構造・選ぶ際のポイント
    はしご型(ラダー型) 横方向の鎖をタイヤの周囲に配置する形状。使用する製品の装着方法や横方向の動きにも注意する
    亀甲型 網目状に鎖を配置する形状。タイヤを覆う範囲や取り付け手順を製品ごとに確認する
    分割して取り付けるタイプ 複数のパーツを順に取り付ける製品がある。部品数、固定方法、装着後の点検方法を確認する
    タイヤを覆うタイプ 布製カバーなど。タイヤサイズと車体との隙間、使用できる路面を確認する

    形状に加え、実際の製品の適合・装着方法・使用条件を確認してください。

    4.脱着の手間で選ぶ

    チェーンは雪や寒さの中で取り付ける可能性があります。購入前に説明書やメーカーの装着動画を見て、実際に作業できそうか確認しましょう。

    確認項目 確認する内容
    車を動かす必要 装着の途中で車を少し動かす方式か、停車したまま取り付けられる方式か
    固定と再調整 留め具の固定方法、装着後の点検や走行後の締め直しが必要か
    作業スペース タイヤの裏側に手を回す必要があるか、車体との隙間が足りるか
    収納と保管 車内に積める大きさか、使用後の乾燥・清掃が必要か

    車の移動や走行後の再調整が必要かどうかは製品によって異なります。取り付けが不十分だと、走行中にチェーンが外れて車体を傷めるおそれがあります。購入後は積雪前に実際のタイヤで一度練習しておきましょう。

    チェーンを装着するときの注意点

    スタッドレスタイヤにチェーンを取り付けるタイミング

    チェーンは必要になってから購入・練習するのではなく、出発前に準備することが大切です。装着のタイミングもあわせて確認しましょう。

    チェーンはいつ取り付け、いつ外す?

    チェーン規制区間へ入る場合は、その手前のチェーン着脱場や、係員が案内する安全な場所で装着します。坂道の途中や路肩で停車して作業する事態を避けるため、規制と路面状況を早めに確認しましょう。

    取り外すタイミングは、規制区間を抜け、チェーンを必要としない路面に移ったときが目安です。雪のない路面をチェーンを付けたまま走り続けると、製品や車を傷めるおそれがあります。取り外す場所も現地の案内と製品の説明書に従ってください。トンネル内外の着脱ルールなどは道路・チェーンの種類によって異なるため、一律の手順として扱わないでください。

    参考:NEXCO中日本「冬道の交通規制」

    出発前に一度取り付けを練習する

    チェーンの取り付け方は製品ごとに異なります。雪の中で初めて説明書を読むことがないよう、出発前に装着する車輪と手順を確認し、実際のタイヤで練習しておきましょう。破損や部品の不足も点検してください。

    作業に使うものも車載しておくと安心です。

    • ● 車に適合するタイヤチェーンと取扱説明書
    • ● 防寒・防水性のある手袋、ライト
    • ● 足元や膝を汚さないための敷物
    • ● 雪を取り除くためのスコップなど、行き先に応じた用品
    1. 車の取扱説明書で装着できる車輪を確認する
    2. チェーンの適合サイズ、部品、破損の有無を確認する
    3. 製品の説明書どおりに装着を練習する
    4. 走行後の締め直しや取り外し条件を確認する

    上記は準備の確認項目です。実際の取り付け順序は製品によって違うため、必ず購入したチェーンの説明書を優先してください。

    スタッドレスタイヤへのチェーンの付け方手順

    タイヤチェーンは金属製・非金属製・布製などで取り付け方が異なります。ここではどの製品でも意識したい基本的な作業の流れを紹介します。

    1. 安全な場所に停車する:チェーン着脱場など平坦で作業できる場所を選び、車を停止してパーキングブレーキをかける。
    2. 装着する車輪と適合を確認する:車とチェーンの説明書を見て、指定された車輪・タイヤサイズに合っているか確かめる。
    3. チェーンを広げて状態を点検する:ねじれ、破損、部品の不足を確認し、必要ならタイヤ周囲の雪を取り除く。
    4. 製品の説明書に従って取り付ける:指定の順番でタイヤにかぶせる、または掛け、留め具やベルトを確実に固定する。
    5. 装着状態を確認する:チェーンのずれや緩み、車体・ブレーキ部品への接触がないか確かめる。
    6. 走行後に再点検する:製品が指定する距離・方法に従い、安全な場所で停車して緩みなどを確認し、必要なら調整する。

    これは作業の全体像です。タイヤを動かすかどうか、留め具を掛ける順番、締め直しの要否は製品ごとに異なるため、実作業では必ず製品の取扱説明書を優先してください。

    安全な場所で装着し、製品の速度制限を守る

    チェーンが必要な場所の手前で、安全に作業できるチェーン着脱場などを利用します。路肩や交通の妨げになる場所での作業は避けましょう。装着後の確認・再調整や走行速度は製品の説明書に従い、チェーンが不要な路面になったら安全な場所で取り外します。

    「金属製は時速30km、非金属製は時速50km」と素材だけで上限を決めないようにしてください。チェーンの製品ごとに指定速度が異なり、道路側の速度規制があればその規制にも従う必要があります。

    「まだ走れそう」と思っても、坂の途中や車が動けなくなってからの装着は危険です。道路情報と路面の変化を早めに確認し、指定された安全な場所で作業してください。

    スタッドレスタイヤ用チェーンのおすすめ6選

    スタッドレスタイヤ用チェーンのおすすめ6選

    金属製・非金属製・布製から、メーカーの製品情報を確認できる6製品を紹介します。掲載情報は車種・タイヤへの適合を保証するものではありません。また、製品の販売状況や仕様は変わるため、購入時はメーカーの最新情報を確認してください。

    1. NEWRAYTON アイスバーン らくらくタイヤチェーン
    2. weissenfels クラック&ゴー ユニカ M32
    3. カーメイト バイアスロン クイックイージー
    4. FEC 雪道楽α1
    5. ISSE スノーソックス スーパー TYPEⅡ
    6. AutoSock 布製タイヤすべり止め

    NEWRAYTON アイスバーン らくらくタイヤチェーン

    スタッドレスタイヤにチェーンを取り付けるタイミング

    金属製チェーンの候補です。品番ごとに対応サイズが異なるため、メーカーの適合表と車両の装着条件を確認しましょう。

    参考:ニューレイトン製品情報

    weissenfels クラック&ゴー ユニカ M32

    スタッドレスタイヤにチェーンを取り付けるタイミング

    金属製の亀甲型チェーンです。購入する品番と装着するタイヤの適合、使用時の注意点を確認してください。

    参考:株式会社アクセル

    カーメイト バイアスロン クイックイージー

    スタッドレスタイヤにチェーンを取り付けるタイミング

    樹脂製の非金属チェーンです。公式サイトでは車種とタイヤサイズから適合を調べられます。装着前に該当する品番と取扱説明書を確認しましょう。

    参考:カーメイト公式オンラインストア

    FEC 雪道楽α1

    スタッドレスタイヤにチェーンを取り付けるタイミング

    はしご型の金属製チェーンです。車両・タイヤサイズに合う品番を選び、装着方法と走行条件を確認してください。

    参考:中発販売株式会社

    ISSE スノーソックス スーパー TYPEⅡ

    スタッドレスタイヤにチェーンを取り付けるタイミング

    タイヤを覆う布製の滑り止めです。適合サイズのほか、車両側で布製チェーンの使用が認められるかを確認しましょう。

    参考:ISSE公式製品ページ

    AutoSock 布製タイヤすべり止め

    スタッドレスタイヤにチェーンを取り付けるタイミング

    タイヤにかぶせる布製の滑り止めです。軽量な製品を探している方の候補になります。公式のサイズ検索で適合を確認してください。

    参考:AutoSock公式サイト

    【注意】滑り止めスプレーはチェーンの代わりにならない

    滑り止めスプレーはチェーンの代わりにならない

    滑り止めスプレーをタイヤに吹き付けても、チェーン規制区間を通行することはできません。国土交通省は、規制中に通行できる装備の例として金属製、ウレタン・ゴムなどの樹脂製、布製カバータイプを挙げ、薬剤を吹き付けるスプレータイプは対象外としています。

    タイプ 製品の例
    金属製 チェーンやワイヤーを用いた製品
    樹脂製 ウレタンやゴムなどを用いた製品
    布製カバー 特殊な繊維を用いた製品

    スプレーは降雪時の常用装備としても考えないようにしましょう。JAFの試験では一時的な滑り止め効果が見られたものの、走行により薬剤が取れ、安定した性能を得にくいため緊急用としています。冬道を走る予定があるなら冬用タイヤを準備し、チェーン規制区間を通る可能性があれば適合するチェーンを携行してください。

    参考:国土交通省「チェーン規制について」

    参考:JAF「走れても止まれない、雪道のノーマルタイヤ」

    雪道・凍結路を走るときの注意点

    雪道や凍結路を走るときの注意点

    スタッドレスタイヤやチェーンを装着していても、雪道・凍結路で滑らなくなるわけではありません。出発前に道路情報を確認し、路面に合わせて速度を落としましょう。

    • ● 夏タイヤのまま雪道・凍結路を走らない
    • ● 十分な車間距離を確保する
    • ● 急発進・急加速・急ブレーキ・急ハンドルを避ける

    夏タイヤのまま雪道・凍結路を走らない

    「少しの雪なら夏タイヤでも大丈夫」と考えるのは危険です。JAFの圧雪路での試験では、時速40kmからの制動距離はスタッドレスが17.3m、夏タイヤが29.9mで、夏タイヤのほうが約1.7倍長い結果でした。これは特定の試験条件での結果であり、実際の停止距離は路面や速度などによって変わります。

    積雪・凍結路面で必要な滑り止めの措置を取らずに運転すると、沖縄県を除く都道府県の道路交通規則等に違反します。JATMAの案内では反則金を大型車7,000円、普通車6,000円、自動二輪車6,000円、原付車5,000円としています。

    車種 料金
    大型 7,000円
    普通 6,000円
    二輪 6,000円
    原付 5,000円

    認められる措置は道路の規制内容によって異なるため、走行する道路の情報を確認してください。

    参考:JAF「走れても止まれない、雪道のノーマルタイヤ」

    参考:JATMA「冬用タイヤの必要性」

    十分な車間距離を確保する

    雪道や凍結路では、乾燥路に比べて止まるまでの距離が長くなります。前の車が急に減速しても対応できるよう、速度を控え、路面状況に応じて普段より十分長い車間距離を取りましょう。「常に2倍なら安全」といった固定の目安だけに頼らないことが大切です。

    急な運転操作を避ける

    急発進・急加速はタイヤの空転、急ブレーキや急ハンドルはスリップや車の姿勢を崩す原因になります。発進時はアクセルをゆっくり踏み、カーブの手前で十分に減速し、ブレーキも早めに穏やかに操作しましょう。JATMAも、冬道では急発進・急加速・急制動・急旋回を避けるよう案内しています。

    スタッドレスタイヤを履いていても、凍結した坂や交差点では走行が難しくなる場合があります。天候や道路状況が悪いときは、移動を見合わせる判断も必要です。

    参考:JATMA「冬道走行とタイヤ」

    急な運転操作 起こりうる危険
    急ハンドル 車体をコントロールできなくなる
    急ブレーキ タイヤがスリップする
    急発進 タイヤが空回りしてタイヤが雪に埋もれて発進できない

    上記の運転操作は、最悪の場合事故につながります。またタイヤの劣化を早める運転操作でもあるため、「急」のつく運転操作はデメリットしかありません。
    「スタッドレスタイヤを履いているから大丈夫」「タイヤにチェーンをつければ絶対に滑らない」上記のように思ったあなたは注意が必要です。

    冬の出発前にタイヤとチェーンを点検しよう

    スタッドレスタイヤを履いていても、摩耗や空気圧の状態によっては本来の性能を発揮できません。チェーンも購入時のまま車に積むだけでなく、次の点を出発前に確認しましょう。

    • ● プラットホームが露出していないか、傷や偏摩耗がないか
    • ● 冷えているタイヤの空気圧が車両指定値に合っているか
    • ● チェーンが実際に装着するタイヤと車両に適合し、破損していないか
    • ● 安全な場所で装着の練習を済ませ、道路・気象情報を確認したか

    冬用タイヤの使用限度を示すプラットホームが露出していたら、雪道・凍結路用として使わず交換を検討してください。タイヤの空気圧は車両の指定値を基準にし、走行前の冷えた状態で測ります。チェーンの適合と取り付け方は製品ごとに違うため、説明書を手元に置きましょう。

    参考:JAF「スタッドレスタイヤの使用限度と正しい保管方法とは?」

    スタッドレスタイヤとチェーンについてよくある質問

    スタッドレスタイヤとチェーンについてよくある質問

    チェーンだけあればスタッドレスタイヤはいらない?

    雪道を日常的に走るなら、必要なときだけ装着するチェーンだけで冬を過ごすのは現実的ではありません。走行する地域や頻度に応じて冬用タイヤを選び、チェーンは規制区間や厳しい路面への備えとして考えましょう。冬装備がない状態で降雪・凍結が予想される場合は、運転を控えてください。

    スタッドレスタイヤならチェーン規制も通れる?

    いいえ。チェーン規制が実施されている区間では、スタッドレスタイヤ装着車もチェーンを装着しないと通行できません。通行予定の道路について、出発前と走行中に最新の交通情報を確認しましょう。

    布製チェーンでもチェーン規制に対応できる?

    国土交通省は布製カバータイプもチェーンの種類として挙げています。ただし、車とタイヤへの適合や確実に装着できることが前提です。スプレー式の滑り止めでは規制区間を通行できません。

    夏タイヤにチェーンを付ければ雪道を走れる?

    チェーンは雪道への備えの一つですが、必要な場所での着脱が前提です。雪道や凍結路を長く走る予定があるなら、夏タイヤとチェーンだけで計画せず、冬用タイヤの装着も含めて準備しましょう。装備を整えられない場合や道路状況が厳しい場合は、移動を見合わせる判断も大切です。

    タイヤチェーンの寿命はどのくらい?

    素材だけで使用年数や走行距離を一律には決められません。使用頻度、路面、保管状態、製品の摩耗基準によって変わります。出発前にリンクや接続部の変形・摩耗、布製なら生地の破れなどを点検し、使用限度や交換の目安は製品の取扱説明書で確認してください。

    参考:国土交通省「チェーン規制について」

    まとめ

    まとめ

    冬道を日常的に走るならスタッドレスタイヤを基本に、チェーン規制区間を通る可能性があれば適合するチェーンも準備しましょう。雪の少ない地域に住んでいても、朝晩の凍結や旅行先の道路状況を含めて判断することが大切です。

    チェーンはタイヤサイズだけで選ばず、車両への装着可否と取付位置まで確認し、いざという時に焦らないようにしましょう。

    スタッドレスタイヤの買い替えならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    「どこでスタッドレスタイヤを購入すればいいか分からない…」という方には、タイヤワールド館ベストがおすすめです。宮城県・北海道で10店舗を展開するほか、オンラインショップでも購入可能で、全国約4,000の提携店舗で取付できるため、どのエリアの方でも安心して利用できます。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    タイヤワールド館ベストは創業55周年を迎えた老舗のタイヤ&ホイール専門店です。長年の販売・交換実績で培った知識をもとに、プロフェッショナルとして安全で快適なカーライフをサポートしています。ネット購入でも安心してタイヤ交換ができるのが特徴です。

    【タイヤワールド館ベストの強み・特徴】

    • ● 創業55年以上の実績を持つ老舗タイヤ&ホイール専門店
    • ● タイヤ販売本数は年間約70万本の豊富な実績
    • ● 楽天・Yahooなどで10年以上の販売実績
    • ● 宮城県・北海道で10店舗を展開し、現場での対応実績も豊富
    • ● 正規流通品のみ取り扱いで安心
    • ● 全国約4,000店舗の提携店で取付可能
    • ● タイヤ単品と店舗交換を同時に予約した場合は、サイズ間違い安心サービスを利用できる(※詳しくはこちら)

    初めて当店でご購入する方は、よくあるご質問や、購入方法を画像で解説した「初心者ガイド」のページもご準備しているのでぜひこちらもご覧くださいね。

    2026年スタッドレス特集!

    2026年スタッドレス特集はこちら

    オンラインショップ店
    オンラインショップ店
    TEL: 0120-01-6590
    住所:仙台市宮城野区苦竹2-6-5
    アクセス:仙台国道45号線沿い
    営業時間:10:00~18:00

    この記事について

    • 執筆・監修:タイヤワールド館ベスト
      (タイヤ・ホイール交換および足回り点検の実務経験を持つ専門スタッフ)
    • 記事の内容:スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの違い、併用が必要な場面、選び方と使用時の注意点を解説
    • 記事の根拠:国土交通省のチェーン規制案内、JAFの走行試験、タイヤ交換の実務知見をもとに作成
    • 補足:チェーンの装着可否・装着位置・使用条件は車種と製品によって異なります。車両とチェーンの取扱説明書を確認してください
    • 注意:チェーン規制や通行止めなどの交通情報は変わります。走行前に道路管理者の最新情報を確認してください

    作成者: ベストライターチーム

    2022年6月からベストライターチームとして本格始動!
    タイヤやホイール等車に関するあらゆる悩みを解消できたり、
    購入する時のポイントなど
    足回りを取り扱うプロとして執筆していきます!
    公式InstagramやTwitterも更新しているので是非
    そちらもご覧ください!