ホイールは、車の性能やデザインに大きな影響を与える重要なパーツです。
適切なホイールを選ぶことで、走行性能の向上や外観のカスタマイズが可能になります。
しかし、ホイール選びにはサイズやデザイン、製造方法など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
本記事では、ホイールのサイズの見方からデザイン、製造方法まで、選び方のポイントを徹底解説します。愛車に最適なホイールを見つけるための参考にしてください。
- 選び方のポイント1.【基本】使用目的を決める
- ┗スポーツ走行メインの場合
- ┗街乗りメインの場合
- ┗ドレスアップメインの場合
- 選び方のポイント2.【基本】ホイールサイズの確認
- ┗①リム径(インチ)
- ┗②フランジ(J数)と③形状リム幅
- ┗④ホール数
- ┗⑤ P.C.D(ピッチサークル径)
- ┗⑥インセット(オフセット)
- 選び方のポイント3.【基本】予算を決める
- 選び方のポイント4.【中級】ホイールのカラーやデザインを選ぶ
- ┗ホイールのデザインは主に4種類
- ┗ホイールのカラー選びのポイント
- 選び方のポイント5.【上級者・カスタム】素材や製造法を決める
- ┗素材の確認(スチール・アルミ・マグネシウムなど)
- ┗製法の確認(鍛造・鋳造)
- ┗構造(ピース)を決める
- ┗リム形状
- ┗ディスク形状
- 人気のホイールメーカー4選
- ┗RAYS(レイズ)
- ┗WORK(ワーク)
- ┗ウェッズ(weds)
- ┗MID(マルカサービス)
- 安全基準も確認しよう(JWL・VIA)
- ナットサイズも確認しよう
- ホイール選びに関するよくある質問
- ┗ホイールのハブ径とは?
- ┗ホイールスペーサーとは?
- ┗車のベアリング(軸受)とは?
- 実際の装着イメージ
- ┗トヨタルーミー×キョウホウ・シュタイナー
- ┗トヨタプリウス×RAYS・グラムライツ
- ┗トヨタヴェルファイア×BSS・LM
- ホイール選びはタイヤワールド館におまかせ
選び方のポイント1.【基本】使用目的を決める
ホイール選びの第一歩は、使用目的を明確にすることです。スポーツ走行、街乗り、ドレスアップなど、目的によって最適なホイールは異なります。
● 街乗りメインの場合
● ドレスアップメインの場合
スポーツ走行メインの場合
スポーツ走行メインの場合、軽量で高剛性なホイールが求められます。鍛造製法やフローフォーミング製法のホイールが適しています。また、通気性の良いスポークデザインがブレーキの冷却にも効果的です。
街乗りメインの場合
街乗りメインの場合、耐久性とコストパフォーマンスを重視しましょう。鋳造製法のホイールは価格が手頃で、デザインのバリエーションも豊富です。
ドレスアップメインの場合
ドレスアップメインの場合、見た目のインパクトを重視するなら、深リムやカラーホイール、ピアスボルト付きのデザインがおすすめです。2ピースや3ピース構造のホイールはカスタマイズ性が高く、個性的なスタイルを実現できます。
選び方のポイント2.【基本】ホイールサイズの確認
目的を決めたら、愛車のホイールサイズを確認しましょう。ホイールのサイズで使用される用語を以下のまとめました。
これらのサイズが車両に適合しているかを確認することで、安全かつ快適な走行が可能になります。
名称 | 説明 |
---|---|
リム径(インチ) | ホイールの外径のことでインチ単位で表示される |
フランジと形状リム幅 | ホイールの幅のことで「J」という単位で表示される |
ホール数 | ホイールに開いているボルト穴の数 |
P.C.D(ピッチサークル径) | ホイールのボルト穴の中心を結んだ円の直径 |
インセット(オフセット) | ホイールの中心線から取り付け面までの距離 |
以下で詳しくご説明しますが、多くのネットショップでは購入の際に車種と型式を選択する仕様になっており、これらを覚える必要性は低いでしょう。
タイヤワールド館ベストでも、ご購入の際には車種/型式をお選びいただき、こちらで装着可能なホイールをマッチングして配送いたしますのでご安心ください。
詳しく知りたいという方以外は、次章へ進んでくださいね。
①リム径(インチ)
リム径とはホイールの外径のことで、インチ単位で表示されます。タイヤの内径と一致する必要があり、タイヤを選ぶ際に最も重要な要素の一つです。
乗り心地やハンドリング、ブレーキのローター径などに影響を与える可能性があり、一般的に、リム径が大きい(インチアップ)ほどスポーティーな印象になり、タイヤの扁平率が低くなる傾向があります。
②フランジ(J数)と③形状リム幅
ホイールの「J数」と「リム幅」は密接に関連しています。「J数」とは、ホイールのリム幅をインチで表したもので、例えば「7J」はリム幅が7インチ(約177.8mm)であることを意味します。
ただし、厳密には「J」はホイールのフランジ形状を示す記号であり、リム幅自体はその前の数字で表されます。一般的に「J数」と言われる場合、リム幅を指すことが多いです。
「J」はフランジの形状をアルファベットで表しています。フランジとは、ホイールとタイヤが結合する部分のことです。
ほかにも「JJ」、「B」、「K」などがありますが、一般的によく見かけるのは「J」か「JJ」です。
項目 | 説明 |
---|---|
フランジ形状 | 「JJ」「B」「K」などがあるが、「J」が一般的 |
リム幅 | Jの前の数字で、インチで表示される。J数という言い方もされる |
リム幅がタイヤに対して狭すぎるとタイヤが内側に絞られ、広すぎると外側に引っ張られた状態になります。
どちらの場合もタイヤの性能を十分に引き出せず、偏摩耗や脱輪のリスクを高める可能性があります。タイヤメーカーは、各タイヤサイズに対して推奨されるリム幅を指定しています。
④ホール数
ホール数は、ホイールに開いているボルト穴の数です。「4穴」「5穴」「6穴」などがあります。
ホール数もP.C.Dと同様に車種によって規格が異なり、異なるホール数のホイールは装着できません。必ず自分の車のホール数と同じものを選ぶ必要があります。
⑤ P.C.D(ピッチサークル径)
P.C.D(ピッチサークル径)とは、ホイールのボルト穴の中心を結んだ円の直径のことです。ミリメートル(mm)単位で表示され、「P.C.D ○○mm」のように表記されます。
P.C.Dは車種によって規格が異なり、異なるP.C.Dのホイールは装着できません。必ず自分の車のP.C.Dと同じものを選ぶ必要があります。
⑥インセット(オフセット)
インセット(オフセット)とは、ホイールの中心線からホイールの取り付け面(ハブと接する面)までの距離のことです。「+(プラス)」または「-(マイナス)」の数値でミリメートル(mm)単位で表示されます。
インセットの種類 | 説明 |
---|---|
プラスインセット | 取り付け面がホイールの中心線よりも外側にある状態。ホイールが車体の内側に入りやすくなります。 |
マイナスインセット | 取り付け面がホイールの中心線よりも内側にある状態。ホイールが車体の外側に出やすくなります。 |
ゼロインセット | 取り付け面がホイールの中心線と一致する状態。 |
インセットは、ホイールが車体に対してどの程度内側または外側に出るかを決定します。不適切なインセットのホイールを装着すると、タイヤやホイールが車体と干渉したり、ハンドリングやサスペンションのジオメトリーに悪影響を与えたりする可能性があります。
車検の基準も満たさなくなる場合があるので、注意が必要です。
選び方のポイント3.【基本】予算を決める
サイズが決まったら、ホイールの予算を設定しましょう。ホイールの価格は素材、製造方法、デザイン、ブランドなどによって大きく異なります。
一般的に、鋳造ホイールは比較的安価で、鍛造ホイールは高価で高性能です。また、デザイン性の高いホイールや有名ブランドの製品は価格が上昇する傾向があります。
価格相場 | 高価 | 中価格帯 | リーズナブル |
---|---|---|---|
サイズ | 大口径 | – | 軽サイズ |
素材 | マグネシウム | アルミ | スチール |
製法 | 鍛造 | – | 鋳造 |
デザイン | フィン/ディッシュ | スポーク | メッシュ |
ピース | スリーピース | ツーピース | ワンピース |
※一般的な傾向です。
予算を決める際は、使用目的や求める性能を明確にし、必要な機能とデザインのバランスを考慮しましょう。さらに、タイヤとホイールをセットで購入することで、コストを抑えることが可能です。適切な予算設定は、満足のいくホイール選びへの重要なポイントです。
選び方のポイント4.【中級】ホイールのカラーやデザインを選ぶ
装着できるホイールのサイズが決まったら、見た目を決めていきましょう。
● ホイールのカラー
ホイールのデザインは主に4種類
ホイールのデザインは、見た目だけでなく、性能や車両の印象にも影響します。主なデザインはメッシュ・スポーク・ディッシュ・スポークで、特徴は以下の通りです。
デザイン | イメージ | 特徴 |
---|---|---|
メッシュ | ![]() |
網目状のデザインで、高級感と剛性を両立 |
スポーク | ![]() |
細いスポークが放射状に配置され、軽量で通気性が良く、スポーティな印象になる |
ディッシュ | ![]() |
平面的なデザインで、重厚感があり、高級車にマッチする |
フィン | ![]() |
細いスポークが多数配置され、繊細でエレガントな印象になる |
ホイールのカラー選びのポイント
ホイールのカラー選びは、車の印象を大きく左右します。シルバーは上品で汎用性が高く、どのボディカラーにもマッチします。また、ガンメタリック(ガンメタ)は落ち着いた雰囲気で、汚れが目立ちにくいのが特徴です。
ゴールドやブルーなどのカラーホイールは個性を演出できますが、ボディカラーとのバランスが難しいので、仮あてやシュミレーションで確認しましょう。
また、光沢の有無や仕上げ方法によっても印象が変わるため、実物を確認することをおすすめします。
カラー | 特徴 |
---|---|
白(ホワイト) | 清潔感があり、スポーティな印象を与えますが、汚れが目立ちやすい |
黒(ブラック) | 引き締まった印象を与え、どんなボディカラーにも合わせやすい |
ガンメタ(ガンメタリック) | 落ち着いた印象で、汚れが目立ちにくく、実用性が高い |
シルバー | スタンダードなカラーで、どんな車にもマッチしやすい |
カラーホイール | 赤や青などのカラーで、個性的なスタイルを演出できる |
選び方のポイント5.【上級者・カスタム】素材や製造法を決める
さらにホイール選びにこだわりたい方は、以下の点についても確認してみましょう。
● 製法(鍛造/鋳造)
● 構造(ピース)
● リム形状 (ノーマルリム/ステップリム/フルリバースリム)
● ディスク形状(スタンダード/ビッグキャリパー対応/ディープリム対応)
素材の確認(スチール・アルミ・マグネシウムなど)
ホイールの素材によって、重量や強度、価格が異なります。主な素材であるスチール・アルミ・マグネシウムの特徴をまとめました。
素材 | 特徴 |
---|---|
スチール | 耐久性が高く価格が安いが、重量は重め |
アルミ | 軽量でデザインの自由度が高く、アフターホイールとして一般的 |
マグネシウム | 非常に軽量で高価。主にレース用に使用されている |
軽量なホイールは、バネ下重量を減らし、ハンドリングや燃費の向上に寄与します。
製法の確認(鍛造・鋳造)
ホイールの製造方法には主に「鋳造」と「鍛造」があります。鋳造は溶かした金属を型に流し込む方法で、コストが低くデザインの自由度が高いですが、強度や重量の面で劣ることがあります。
一方、鍛造は金属に高圧をかけて成形する方法で、軽量かつ高強度ですが、価格が高めです。
また、鋳造と鍛造の中間的な製法として「フローフォーミング」や、ENKEI独自の「MAT製法」があり、これらは鋳造でありながら鍛造に近い強度と軽さを実現しています。
製法 | 特徴 |
---|---|
鋳造 | コストが低く、デザインの自由度が高いが、強度や重量の面で劣ることがある |
鍛造 | 軽量かつ高強度で、精度が高いが、価格が高め |
鋳造と鍛造のハイブリット!フローフォーミング製法とは?
フローフォーミング製法とは、鋳造と鍛造の特性を融合させたホイール製造技術です。この製法では、まず鋳造によってホイールの中心部(ディスク)を成形し、その後、リム部分を高温で回転させながらローラーで圧延加工します。この工程により、リムの金属組織が鍛造に近い状態となり、強度が向上しつつ、軽量化も実現し、鍛造ホイールに匹敵する性能を持ちながら、コストを抑えたホイールが製造可能となります。
鋳造と比較してリム部分の強度が高いため、スポーツ走行やドレスアップを目的とするユーザーにとって魅力的な選択肢となります。
フローフォーミング製法は、各ホイールメーカーによって独自の名称で展開されています。例えば、エンケイは「MAT-DURA FLOW FORMING」、レイズは「RCF(RAYS Cast Flow Forming)」、ワークは「WFT(Work Flowforming Technology)」、ウェッズは「AMF(Advanced Metal Forming)」と呼ばれています。
構造(ピース)を決める
ホイールの「ピース」は、ホイールが何個のパーツでできているかの構造のことです。
「ワンピース」「ツーピース」「スリーピース」と3種類に分けられており、それぞれにきちんとした理由・特徴を持っています。
ピース数 | イメージ | 特徴 |
---|---|---|
ワンピース | ![]() |
一体成型で軽量・高剛性、価格も比較的安価。 |
ツーピース | ![]() |
リムとディスクが別体で、インセットの調整が可能。 |
スリーピース | ![]() |
アウターリム、インナーリム、ディスクの3部構成で、最もカスタマイズ性が高いが、価格も高め。 |
リム形状
リム形状には「ノーマルリム」「ステップリム」「フルリバースリム」があり、それぞれに特徴があります。
リム形状 | イメージ | 特徴 |
---|---|---|
ノーマルリム | ![]() |
標準的な形状で、バランスの取れた性能を発揮 |
ステップリム | ![]() |
段差のある形状で、剛性が高く、スポーティな印象を与える |
フルリバースリム | ![]() |
リムの外周までディスクが広がり、視覚的に大きく見せる効果がある |
深リムとは
深リムとは、文字通りリムが深いホイールのことです。見た目の美しさや、カスタムの幅が広い為、魅力のあるカスタムパーツでカスタム好きの方や旧車に乗られている方からは絶大な人気を誇ります。
軽自動車でも深リムを装着する事ができますが、J数(リム幅)、インセットをしっかりと計算しないと装着する事ができなかったりするので、プロに相談することをおすすめします。
ディスク形状
ディスク形状には「スタンダード」「ビッグキャリパー対応」「ディープリム対応」があり、それぞれに特徴があります。
ディスク形状 | 特徴 |
---|---|
スタンダード | 一般的な形状で、多くの車種に適合。 |
ビッグキャリパー対応 | 大型ブレーキキャリパーに対応するため、ディスクの形状が工夫されている。 |
ディープリム対応 | 深いリムを実現するための形状で、ドレスアップ効果が高い。 |
人気のホイールメーカー4選
ホイール選びにおいて、信頼性やデザイン性、性能を兼ね備えたメーカーを選ぶことは重要です。ここでは、日本国内で高い評価を受けている4つのホイールメーカーと、それぞれの特徴や人気ブランドをご紹介します。
● WORK(ワーク)
● ウェッズ(weds)
● MID(マルカサービス)
RAYS(レイズ)
RAYS(レイズ)は、モータースポーツで培った技術を市販ホイールにフィードバックし、高品質な製品を提供しています。
とくに鍛造ホイールの分野で高い評価を受けており、軽量かつ高剛性なホイールを多数展開しています。人気ブランドは以下の通りです。
ブランド名 | 特徴 | 金額相場(タイヤセット) |
---|---|---|
VOLK RACING (ボルクレーシング) |
RAYSを代表する鍛造ホイールブランドで、スポーツカー向けに高い人気を誇る | 207,800円〜 |
VMF (ベルサスモードフォージド) |
デザイン性と乗り心地を両立した鍛造ホイールで、幅広い車種に対応 | 347,200円〜 |
WORK(ワーク)
WORK(ワーク)は、マルチピースホイールの高い技術とノウハウを持ち、熟練の職人たちによって支えられています。
オーダーメイドによるカスタマイズ性の高さが魅力で、1mm単位のインセット調整や多彩な表面処理加工が可能です。人気ブランドは以下の通りです。
シリーズ名 | 特徴 | 金額相場(タイヤセット) |
---|---|---|
MEISTER (マイスター) |
クラシカルなデザインと高い剛性を兼ね備えたシリーズで、スポーツカーやクラシックカーに人気 | 144,300円〜 |
EMOTION (エモーション) |
スポーティなデザインと高いパフォーマンスを両立したシリーズで、幅広い車種に対応している | 81,100円〜 |
ウェッズ(weds)
ウェッズ(weds)は、日本初のアルミ鍛造3ピースホイールを販売開始するなど、カスタムホイールのパイオニアとして知られています。モータースポーツからドレスアップまで、幅広いニーズに対応した製品を展開しています。人気ブランドは以下の通りです。
ブランド | 説明 | 金額相場(タイヤセット) |
---|---|---|
WedsSport (ウェッズスポーツ) |
軽量かつ高剛性なホイールを多数展開し、スポーツ走行に適したシリーズです。 | 73,270円〜 |
LEONIS (レオニス) |
洗練されたデザインと高い品質を兼ね備えたシリーズで、ドレスアップ用途に人気があります。 | 57,700円〜 |
MID(マルカサービス)
MID(マルカサービス)は、リーズナブルな価格帯で高品質なホイールを提供するメーカーとして知られています。スポーツ走行からドレスアップまで、幅広いラインナップを展開しています。
安全基準も確認しよう(JWL・VIA)
一般社団法人 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会より
ホイールの安全性を確認するためには、「JWL」および「VIA」のマークがあるかをチェックしましょう。JWL(Japan Light Alloy Wheel)は国土交通省が定めた技術基準に適合していることを示すマークで、ホイール製造業者が自社で試験し、基準をクリアした製品に表示されます。VIA(Vehicle Inspection Association)は、第三者機関である日本車両検査協会がJWL基準に適合しているかを再試験し、品質認定をした製品に付与されるマークです。
これらのマークがあるホイールは、安全性が確認されており、車検にも対応しています。
基準名 | 認定機関 | 認定方法 | 特徴 |
---|---|---|---|
JWL | ホイール製造業者(自主認定) | 国土交通省の技術基準に基づく自社試験 | 乗用車用軽合金ホイールの安全基準。車検対応に必要。 |
VIA | 日本車両検査協会(第三者認定) | JWL基準に適合しているかを再試験 | 第三者機関による品質認定。より高い安全性の証明。 |
ホイールを選ぶ際は、これらのマークが刻印されているかを確認し、安全性の高い製品を選ぶことが重要です。
ナットも確認しよう
ホイールナットを選ぶ際は、まず車の「ネジ径(M12やM14など)」と「ピッチ(1.25や1.5など)」を確認しましょう。
さらに、ホイールの座面形状(テーパー・平面・球面)に合ったナットを選ぶことが重要です。
ナットの長さやデザインもホイールに合わせて選ぶことで、見た目が引き締まります。また、盗難防止を考えるならロックナットの導入も効果的です。安全性とデザイン性の両立がポイントです。
ホイール選びに関するよくある質問
ホイール選びの際によく聞く、以下の専門用語についてここでは解説していきます。
● ホイールスペーサーとは?
● 車のベアリング(軸受)とは?
ホイールのハブ径とは?
ハブ径(センターボア)とは、ホイールの中心にある穴の直径を指します。この穴は、車両側のハブ(車軸)にフィットするよう設計されており、適切なハブ径を選ぶことでホイールのセンターが正しく出て、走行時の振動を防ぐことができます。
純正ホイールは車種に合わせてハブ径が設計されていますが、社外ホイールは汎用性を持たせるため、純正よりも大きめに作られていることが多く、その場合は「ハブリング」という部品を使って隙間を埋める必要があります。
ホイールスペーサーとは?
ホイールスペーサーは、ホイールとハブの間に挟んで使用する薄い金属製のパーツです。主にトレッド(左右タイヤの間隔)を広げたいときや、インセットの調整、ブレーキキャリパーとの干渉を避けたいときなどに使用されます。
スペーサーには薄型の「プレートタイプ」と、厚みがありスタッドボルトが一体となった「ワイドトレッドスペーサー」があります。ただし、厚みのあるスペーサーを使用する際は、ハブボルトの長さやナットのかかり具合にも注意が必要です。
また、車検においては、タイヤがフェンダーからはみ出すと不適合となるため、装着時には法規制を確認し、安全性を確保するため、信頼できる製品を選びましょう。
車のベアリング(軸受)とは?
車のベアリング(軸受)とは、車両の各部で回転する「軸」を支え、その動きを滑らかにするための重要な部品です。摩擦を低減し、エネルギー効率を高める役割を担っています。
ベアリングが劣化すると、「ゴー」や「ゴロゴロ」といった異音、ハンドルのガタつき、走行時の振動などが現れることがあります。特にハブベアリングの異常を放置すると、最悪の場合、走行中にタイヤが外れる危険性もあります。異常を感じたら、早めに整備工場で点検・交換を行いましょう。
ベアリングは目立たない部品ですが、車の安全性と快適性を支える不可欠な存在です。定期的な点検と適切なメンテナンスを心がけましょう。
実際の装着イメージ
当店でお取り付けした、かっこいいカスタム画像をいくつかピックアップしてご紹介します。
また、ベスト写真館では、たくさんの装着画像が掲載されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
また、ホイールシュミレーションでもイメージが膨らみますので、ぜひお試しくださいね。
トヨタルーミー×キョウホウ・シュタイナー
トヨタのルーミーにキョウホウ・シュタイナーを装着。
懐かしさを感じさせるメッシュデザインが目を惹くホイール!センターキャップのホログラムによる輝きが眩しいですね。
トヨタプリウス×RAYS・グラムライツ
トヨタプリウスにRAYS・グラムライツ57FXA装着です。
コンケーブしたシャープなY字スポークが特徴で、お車をよりスポーティーに魅せてくれます。
トヨタヴェルファイア×BSS・LM
トヨタヴェルファイアにBBS LM401 21インチを装着です。ディスクがダイヤモンドブラック、リムが新色のブラックブライトダイヤモンドカットでリムのツヤが違う高級感溢れる仕様となっています。
ホイール選びはタイヤワールド館におまかせ
ホイール選びでは、使用目的に応じたサイズやデザイン、素材、製法を考慮し、予算内でバランスの取れた製品を選ぶことが重要です。
● 使用目的を決める
● ホイールサイズの確認
● 予算を決める
【中級編】
● ホイールのカラーやデザインを選ぶ
【上級編】
● 素材や製造法を決める
というポイントを挙げましたので、最適なホイールを見る参考にしてくださいね。