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    タイヤ知識 スタッドレスタイヤ ライターチーム

    スタッドレスタイヤの交換時期は?寿命の見分け方や長持ちさせる方法を解説

    冬の時期に使用するスタッドレスタイヤも、普通のタイヤと同じく寿命があります。

    寿命が来ているのにもかかわらず使用すると、十分な効果を発揮できずに雪道でスリップする危険性が高まります。

    しかし、スタッドレスタイヤの寿命の見極め方を知っている方は少ないのではないでしょうか?

    本記事ではスタッドレスタイヤの交換時期や寿命の見分け方、長持ちさせる方法などについて解説します。

    1. スタッドレスタイヤへの交換に最適な時期
    2. スタッドレスタイヤへの交換時期に確認するポイント
    3. スタッドレスタイヤの寿命
    4. スタッドレスタイヤを長持ちさせる方法

    スタッドレスタイヤの購入を検討されている方や現在使用中の方は、本記事を読んで交換時期や長持ちさせる方法を理解し、対策を講じられるようにしておきましょう。

    スタッドレスタイヤへの交換に最適な時期は?

    スタッドレスタイヤへの交換に最適な時期は?

    スタッドレスタイヤは冬の寒い時期で凍結する道路や雪道での運転に適したタイヤですが、夏用タイヤから交換するには最適なタイミングがあります。

    ポイントは以下の3つです。

    ●スタッドレスタイヤの機能を100%出すには慣らし走行が必要
    ●初雪の1ヶ月前に交換するのがオススメ
    ●雪にかかわらず気温が7℃以下なら冬用タイヤがオススメ

    新品のタイヤには油や微細なゴミが付着しており、汚れが落ちきるまでは道路に均一に接地できません。

    そのため、新品のタイヤでいきなり凍結した道路を運転すると、100%の機能を発揮できません。

    気温が低くならないうちに慣らし走行をして、雪道でも十分に機能を発揮できる状態にしておきましょう。

    スタッドレスタイヤの機能を100%出すには慣らし走行が必要

    スタッドレスタイヤの機能を十分に引き出すには、道路が凍結する前に慣らし走行が必要です。

    夏用・冬用タイヤに限らず、ホイールにタイヤが慣れるまで慣らし走行をして、タイヤの表面の皮をむくことで100%機能を発揮できるようになります。

    雪道では摩擦が少ないので、乾燥路に比べタイヤの表面の皮をむくことが難しく、スリップの危険性が高くなります。

    スタッドレスタイヤの場合、時速60kmで乾燥路を約200km慣らし走行するのが目安です。

    交換後のタイヤの操縦感覚を覚える意味でも、凍結していない乾燥路で慣らし走行しましょう。

    初雪の1ヶ月前に交換するのがオススメ

    初雪の1ヶ月前を目処に夏用タイヤからスタッドレスタイヤへの交換をするのがオススメです。

    理由は、初雪前は混雑が想定されるので、ギリギリのタイミングで購入しようとすると在庫切れのリスクがあるからです。

    また、直近数年内の初雪を参考に直前に購入を検討しても、思わぬ初雪に見舞われ、購入のタイミングが遅れることもあります。

    初雪のタイミングは地域によっても変わるので、具体的なタイミングの目安は、気象庁が発表している「霜・雪・結氷の初終日(参考例:富山県の初雪の平均値)」を参考にしましょう。

    1991年〜2020年までの30年間の観測地別データから平均値を出しているので、具体的な月日がわかります。

    雪にかかわらず気温が7℃以下なら冬用タイヤがオススメ

    雪にかかわらず、気温が7℃以下の場合は冬用タイヤに交換するのがオススメです。

    道路は通常0℃から凍結が始まります。

    しかし、アスファルトは熱を逃がしやすい性質があります。そのため、大気中の温度よりも低くなることがあり、0℃以下でなくとも凍結する可能性も。

    とくに夜間帯は気温と道路表面の温度に大きく乖離が生まれ、気温が5〜7℃の場合でも路面温度は0℃以下になることもあります。

    気温が7℃以上の場合でも、風通しのよい場所や日の当たらない部分は凍結しやすくなるので注意しましょう。

    スタッドタイヤへの交換時期に確認する4つのポイント

    スタッドタイヤへの交換時期に確認する4つのポイント

    前シーズンも使用していたスタッドレスタイヤに交換する場合は、事前に点検を実施しなければ不具合を見逃してしまいます。

    しかし、はじめて点検する方はどこをチェックするべきかわかっている方は少ないでしょう。

    以下では、夏用タイヤからスタッドレスタイヤへ交換する際に確認する4つのポイントを解説します。

    1. プラットホームの露出がないか
    2. ひび割れや傷がないか
    3. 変形していないか
    4. ゴムが硬くなっていないか

    1. プラットホームの露出がないか

    冬用タイヤの寿命を確認するポイントのひとつにプラットホームがあります。

    スタッドレスタイヤは表面にギザギザな切り込みが入っており、スリップしやすい雪道においても走行しやすいのが特徴です。

    プラットホームはタイヤの摩擦限度を示すサインで、50%摩擦するとタイヤ表面に現れます。

    プラットホームが現れると、冬用タイヤとして雪道では性能が発揮できないことを意味します。

    前シーズン使用していたタイヤに履き替える前に一度状態を確認するようにしましょう。

    2. ひび割れや傷がないか

    ひび割れや傷もタイヤ交換時の確認すべき項目のひとつです。

    冬の路面ではタイヤに不備があると制動距離が伸びてしまい、カーブが曲がりにくくなります。

    そのため、ひび割れや傷のチェックは夏用タイヤ以上に入念に行いましょう。

    タイヤはゴム製のため、数年使用すると硬直してひび割れや傷が生じやすくなります。

    強度が低下すると、最悪の場合タイヤが破裂する「バースト」を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

    とくに冬の期間はタイヤに雪がかかってしまって見えにくくなることもあり、障害物に当たって傷付くこともよくあります

    タイヤ交換前にひび割れや傷がないかを確認し、損傷が激しい場合は新品のものに交換するようにしましょう。

    3. 変形していないか

    タイヤが変形しているかどうかを確認することも、安全な運転のために重要です。

    タイヤは劣化や摩擦、保管状況によってゆがみやこぶのようなものが現れることがあります。

    摩擦による変形は均一には起こらず、タイヤごとにで異なります。

    タイヤが変形したまま走行すると、道路にしっかり接着せず滑りやすくなり、スリップなどの事故の原因になりかねません。

    冬用タイヤに限らず、タイヤの変形は定期的にチェックするようにしましょう。

    4. ゴムが硬くなっていないか

    ゴムが硬くなるとグリップ力が弱まり、雪道で大変すべりやすくなるため、タイヤ交換時にチェックしましょう。

    スタッドレスタイヤのゴムの硬度はメーカーにもよりますが、一般的には新品状態でおおよそ「45」以下。「60」を超えると、冬用タイヤとしての機能が失われるとされています。

    未使用の場合でも、年数が経つにつれてゴムの硬度は失われていくので、交換時には硬度計などを用いてチェックしましょう。

    スタッドレスタイヤの寿命は3~4年

    スタッドレスタイヤの寿命は3~4年

    スタッドレスタイヤの寿命はおおよそ3〜4年で、走行距離にすると10,000km〜15,000kmが寿命とされています。

    また、タイヤメーカーの保証期間も3年に定めていることがほとんどです。

    理由としては、一般的に冬用タイヤの装着期間は11〜4月であり、1ヶ月で1,000km走行すると仮定すると、約3年で15,000kmに達するためです。

    製造年月日から4年以上経過すると機能性が低くなってしまい、とくに雪道で走行する際やカーブの際にはスリップ事故の可能性が高くなります。

    タイヤの製造年月日を確認するには、タイヤの側面に刻印されている4ケタの数字を確認しましょう。

    最初の2ケタが製造週数を、後ろ2ケタが製造年を示しており、たとえば「2720」の場合2020年の27週(6〜7月頃)を意味します。

    使用前だけでなく、購入時にもしっかり確認するようにしましょう。

    夏用タイヤと冬用タイヤの交換時期は異なる

    夏用タイヤも冬用タイヤも保安基準が決められており、残り溝が1.6mm以下の場合は車検に通らないので交換が必要ですが、冬用タイヤとしての寿命は先に訪れます。

    すべてのタイヤには残り溝が1.6mmに達した段階でスリップサインが現れますが、スタッドレスタイヤの場合は使用限度を示すプラットホームにも注目です。

    プラットホームは残り溝が50%以下になった際に現れ、雪道では機能を十分に発揮できないことを意味します。ひとつでも出ている場合は、交換が望ましいでしょう。

    スタッドレスとタイヤの寿命のサインまとめ

    サイン スリップサイン プラットフォーム
    画像 スリップサイン プラットフォーム
    意味 タイヤ使用の限界を示す 冬タイヤとしての限界を示す
    夏タイヤ 表示あり 表示なし
    冬タイヤ 表示あり 表示あり
    出現時期 残り溝1.6mm 残り溝50%
    サイン出現後の走行可否 不可 乾燥路の走行は可

    ポイントは、プラットホームは冬用タイヤとしての寿命を示すものなので、乾燥路で使用する分には問題がないが、スリップサインはタイヤの限界を示すので走行不可ということです。

    乗車の際にはこれらのサインを確認して、タイヤの寿命も気にかけてあげてください。

    スタッドレスタイヤを長持ちさせる6つの方法

    スタッドレスタイヤを長持ちさせる6つの方法

    タイヤはゴム製品のため、使用する中で消耗していくのでいずれ交換が必要な時期が訪れます。

    しかし、降雪時期などでしか使わないスタッドレスタイヤを何度も交換するのはもったいないため、できるかぎり長持ちさせたいと思う方は多いのではないでしょうか。

    以下ではスタッドレスタイヤを長持ちさせる6つの方法を解説するので、日々のメンテナンスの参考にしてみてください。

    1. ローテーションで摩擦を軽減する
    2. 適度に空気圧を調整する
    3. 急発進や急停止を控える
    4. タイヤを適切な場所・方法で保管する
    5. ホイールアライメントを調整する
    6. 夏は使わないようにする

    1.ローテーションで摩擦を軽減する

    タイヤローテーション

    タイヤローテーションとは、前後左右のタイヤの位置を取り換えて摩擦を抑える方法です。

    タイヤの摩擦速度は装着する位置によって異なり、エンジンの動力が伝わりやすい駆動輪から摩擦していきます。

    そのため、同じ位置に取り付けたままの場合、特定のタイヤだけ摩擦が進んでしまい、事故の原因にもなります。

    目安としては、約5,000km走行した時点でタイヤの位置をローテーションするようにしましょう。

    2.適度に空気圧を調整する

    タイヤの空気圧を適切に調整することで長持ちさせられます。

    タイヤは使用に伴って空気が抜けていくため、調整せずに運転を続けると本来の性能を維持できなくなり、偏摩擦や最悪の場合はタイヤが破裂する恐れもあります。

    ガソリンスタンドなどでタイヤに空気を入れることができるので、定期的に確認するようにしましょう。

    3.急発進や急停止を控える

    急発進や急停止を控えることも、スタッドレスタイヤを長持ちさせる方法のひとつです。

    急発進や急停止はタイヤに大きく負荷をかけるので、寿命を短くする原因となります。

    道路はアスファルトでできているため凸凹しており、通常走行するだけでもタイヤはダメージを受けますが、急発進や急停止が与えるダメージはさらに大きいです。

    とくにエンジンに近い駆動輪は、道路にエンジン動力を伝える役割を持っているため、摩擦によるダメージが大きく早くすり減ります。

    安全面も考慮して、急発進や急停止は控えるようにしましょう。

    4.タイヤを適切な場所・方法で保管する

    タイヤの寿命は保管場所に大きく左右され、適切な場所・方法で保管することで長持ちさせられます。

    不適切な環境ではタイヤが変形する恐れがあり、たとえば日光が当たる環境では紫外線がタイヤの劣化を進めます。

    他にも、雨風に当たる場所ではタイヤに水分が付着して劣化を進めることになるでしょう。

    保管する際は風通しのよい屋内で、タイヤカバーで覆って立てかけて保管しましょう。

    5.ホイールアライメントを調整する

    タイヤを長持ちさせるためには、取り付け部分を適切な角度に調整することも重要です。

    タイヤは運転につれて取り付け部分にズレが生じることがありますが、放置したまま走行すると偏摩擦によって寿命を短くしてしまいます。

    ホイールアライメントとは、タイヤ取り付け部分を適度な角度に調整するという意味です。

    ャンバー角・キャスター角・トー角

    走行性能を高めるため、キャンバー角・キャスター角・トー角の3種類を調整します。

    注意点として、極端な調整はタイヤ寿命を短くする可能性もあるので、調整を行う場合にはカー用品店やディーラーなど専門知識がある方に依頼するようにしましょう。

    6.夏は使わないようにする

    冬用タイヤを夏に使わないことも、長持ちさせる方法のひとつです。

    夏の暑い時期は、道路の表面温度が60℃以上になることがあります。道路の表面温度が高いと、ゴム製のタイヤは溶けてしまうことがあります。

    また、時期に限らず使用に伴って摩擦していくので、通年使用することは望ましくありません。

    そのため、スタッドレスタイヤは必要な時期のみ使用するようにしましょう。

    スタッドレスタイヤの寿命がきたら早めに交換を

    タイヤ交換をする場合はタイヤワールド館ベストがオススメ

    今回の記事では、スタッドレスタイヤの交換時期や寿命の見分け方、長持ちさせる方法をまとめました。

    雪道は乾燥路に比べてスリップする危険性も高く、損傷や劣化が進んでいる場合は迷わず交換するようにしましょう。

    また、スタッドレスタイヤの需要のピークは11月頃ですが、早めにご準備することをおすすめします。

    早期予約のメリット

    1.じっくり吟味して購入出来る

    トップシーズンに入るとどうしても店内が混雑してしまい、スタッフが捕まらなかったり(申し訳ありません‥)、急に雪予報が出てバタバタとタイヤ購入等を済ませないといけなくなり、自分にあったタイヤをじっくりと選べなかったり、という可能性があります。

    余裕をもって準備することで、愛車にあったスタッドレスタイヤをじっくり吟味して検討することが出来ます!

    2.目当ての商品が在庫切れになる前に購入出来る

    トップシーズンに入ると沢山のお客様がご来店され、せっかくご来店頂いてもすぐにタイヤの在庫がないということも発生してしまいます。人気メーカーの人気サイズは、入荷待ちになることもありますので、特に余裕を持った購入計画をしてくださいね。

    3.タイヤ交換作業の待ち時間が少ない

    タイヤ屋さんのあるあるですが…寒い時期になってからタイヤ交換をしようという方が集中してしまうと、タイヤ交換作業に入るまでにかなりの待ち時間が発生してしまうということも珍しくもありません。

    余裕を持ってスタッドレスタイヤに交換して頂くと、急な雪にも安心です。

    お近くのタイヤワールド館ベストへぜひお越しください

    お近くのタイヤワールド館ベストへぜひお越しください

    タイヤ交換をする場合はタイヤワールド館ベストがオススメです。

    宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

    タイヤの交換が必要な場合はインターネットでのご予約も可能ですので、ぜひタイヤワールド館ベストをチェックしてみてください。

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    ホイールの知識 ライターチーム

    ホイールサイズの見方!サイズの変更や選ぶときの注意点も解説

    ホイールサイズの見方を知りたくても、「どこを見ていいのかわからない…」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

    ホイールを変更するときにサイズがわからないと、適切なサイズを選ぶことができません。車に合わないホイールを装着すると、車検に通らなかったり、走行に支障が出たりする可能性があります。

    本記事では、ホイールサイズの見方を解説します。いま装着しているホイールのサイズがわかれば、購入する際にサイズを間違うリスクを減らせるでしょう。

    サイズを変更する場合やホイールを選ぶときの注意点も解説するので、ホイールの変更を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

    ホイールサイズの見方を解説

    ホイールサイズの見方を解説

    ホイールには、以下のようにホイールサイズを表記してあります。
    (ホイールサイズの表記例)

    ホイールサイズの表記例

    ①リム径(インチ)
    ②リム幅(インチ)
    ③フランジ形状(アルファベット)
    ④ボルトの穴数(個)
    ⑤P.C.D(㎜)
    ⑥インセット(㎜)

    それぞれ何を表すものなのか、1つずつ解説します。

    ①リム径(インチ)

    リム径(インチ)

    ①の「17」はリム径といい、ホイールの直径です。インチサイズで表現し、上記の例だと「17インチ」となります。

    タイヤのサイズを確認するときによく耳にする「〇インチのタイヤ」とは、この数字を意味します。

    また、リム径には一番外側に位置するフランジ(タイヤが結合する部分)は含まれないので、ホイールの外形ではありません。

    ②リム幅(インチ)

    リム幅(インチ)

    ②の「6 1/2」はリム幅をインチで表す数字で、ホイールの幅のことです。0.5(1/2)ずつ設定されています。

    リム幅にもフランジは含まれていないので、ホイールの全幅ではありません。あくまでタイヤがはまる部分の幅です。

    ③フランジ形状(アルファベット)

    フランジ形状(アルファベット)

    ③の「J」はフランジの形状をアルファベットで表しています。フランジとは、ホイールとタイヤが結合する部分のことです。

    ほかにも「JJ」、「B」、「K」などがありますが、一般的によく見かけるのは「J」か「JJ」です。

    ④ボルトの穴数(個)

    ボルトの穴数(個)

    ④の「5」は車体にホイールを取り付けるボルトの穴数を指します。

    軽自動車や普通乗用車では4穴か5穴が多く見られますが、ハイエースやエルグランドなど一部の車種では6穴の場合もあります。

    ⑤P.C.D(㎜)

    P.C.D(㎜)

    ⑤の「114.3」はP.C.Dの数値を㎜で表したものです。P.C.Dとは、車体とホイールを結合しているナットの中心を結んでできる円の直径のことです。

    国産車では、ほとんどの場合が「100」か「114.3」と表記されています。

    ⑥インセット(㎜)

    インセット(㎜)

    ⑥の「50」はインセットを㎜で表す数字です。インセットとは、ホイールを側面から見たとき(リム幅)の中心に対して、ホイールを取り付ける面までの距離を表したものです。

    ホイールの中心よりも奥側に取り付け面があればインセット(+)、どちらでもない場合はゼロセット(±)、中心よりも手前に取り付け面があればアウトセット(-)と表現します。

    アウトセットになればなるほどホイールがグッと奥のほうに見え、取り付け面が深くなるのが特徴です。

    インセットは逆にホイールが手前に見えるようになり、見た目やデザインは大きく変化します。

    ホイールサイズの表記場所

    ホイールサイズの表記場所

    ホイールサイズが表記されている場所はホイールによって異なりますが、以下の3箇所に表記されていることがほとんどです。

    ・タイヤの側面(タイヤ側に記載)
    ・ホイールの内側(リム幅に記載)
    ・スポーク(中心から放射線状に伸びる棒状の部品に記載)

    一番見つけやすいのがタイヤの側面に打刻されているケースです。ホイールの中心部ではなく、タイヤに近い部分に記載があり、タイヤを外すことなくサイズを確認できます。

    ホイールの内側(リム幅)に表記がある場合は、シールやステッカーが貼られている可能性が高いです。

    タイヤの側面にもホイールの内側にも表記が見つからないときは、ホイールのスポークを確認してみてください。裏側に打刻されているケースが多く見られます。

    注意点は、ホイールサイズの表記がタイヤの側面に見当たらない場合は、一度タイヤを外して確認する必要があるということです。

    タイヤを外すには専門工具が必要になるので、お手元になければタイヤ専門店や整備工場などに依頼しましょう。

    ホイールサイズを変更する方法

    ホイールサイズを変更する方法

    新たなホイールの購入を検討している場合、同じサイズではなく違うサイズを装着したいと考えている人もいるでしょう。

    ホイールサイズを変更する方法には、インチアップインチダウンの2つがあります。

    それぞれの概要とメリット・デメリットを解説します。

    インチアップ

    インチアップとは、タイヤの大きさ(外径)を変えずにホイールのサイズを大きくして、薄い扁平タイヤを装着することです。

    もともとはホイールの内側(車体側)に空間を作り、より大きく高性能なブレーキを取り付けることがインチアップの目的でした。

    F1などで走行するレーシングカーのタイヤをイメージするとわかりやすいと思います。

    しかし、近年ではブレーキ性能の向上が目的ではなく、スタイリッシュな外観を求めてインチアップをする人のほうが圧倒的に多いのも事実です。

    インチアップのメリット

    インチアップのメリットは主に3つあります。

    ・足回りがおしゃれになる
    ・曲がるときに安定する
    ・ブレーキ性能が上がる

    タイヤの面積が小さくなるので、足回りが目立ち、ホイールの存在を大きく見せられます。カスタマイズの定番で、自分の好みに合わせたおしゃれを楽しめるのが特徴です。

    性能面では、グリップ力が向上します。

    グリップ力をわかりやすくいうと、「グッと踏ん張る力」のことです。転びそうになったとき、無意識に体制を整えようとする感じと似ています。

    グリップ力が向上することで、曲がるときの安定性が上がったり、ブレーキが効きやすくなったりするのがメリットです。

    インチアップのデメリット

    一方で、インチアップには以下のデメリットもあります。

    ・燃費が悪くなる
    ・走行音が大きくなる
    ・乗り心地がゴツゴツすると感じる

    地面との接地面が大きくなることでグリップ力は上がりますが、反対に抵抗が増えてしまい、タイヤは転がりにくくなります。

    転がりにくいタイヤを動かすことは、普段以上のパワーが必要になり、燃費の悪化につながることも。

    また、タイヤのゴムの部分が薄くなるので、クッション性が損なわれ乗り心地がゴツゴツと感じたり、地面からの音が大きく聞こえたりする場合もあります。

    インチダウン

    インチダウンはインチアップの逆で、タイヤの大きさ(外径)を変えずにホイールのサイズを小さくし、タイヤのゴムの面積を大きくすることです。

    インチダウンは見た目をおしゃれにするドレスアップが目的ではなく、性能面や機能面に重きをおいたカスタマイズです。

    スタッドレスタイヤを装着するときにインチダウンを検討する人が多く見られます。

    ではインチダウンのメリット・デメリットを見てみましょう。

    インチダウンのメリット

    ・タイヤの価格を安く抑えられる
    ・乗り心地がよくなる
    ・雪道で滑りにくくなる

    一般的にタイヤのサイズは大きいほど安い傾向にあります。タイヤは薄ければ薄いほど価格が上がるからです。

    タイヤのゴムの中には、耐久性を高めたり機能を維持したりするために 金属が使われています。薄いタイヤでは小さい面積でタイヤの性能を維持する必要があるため、多くの金属を使用するので、価格は高くなる傾向です。

    タイヤに厚みがある分、地面からの振動やショックを受けにくく、ソフトな乗り心地になります。やわらかい乗り心地が好きな人にオススメです。

    また、雪道などで滑りにくくなるのも、スタッドレスタイヤでインチダウンをする人が多い理由の1つです。

    インチダウンでタイヤの幅が狭くなるほうが雪道に食い込みやすく、滑りにくくなります

    例えば、先が丸くなった鉛筆よりも、先の尖った鉛筆のほうが、突き刺したときに痛いと感じませんか?面積が小さいほうが食い込みやすく、グッと力が入るからです。

    インチダウンのデメリット

    反対に、デメリットには以下のようなものがあります。

    ・見た目が変わる
    ・曲がるときにフラつく
    ・グリップ力が落ちる

    インチダウンによって見た目が変わるのは避けられません。ホイールは小さく、タイヤは大きくなるので、どうしてもダボっとした印象になってしまいます。

    しかし、気にならない人にはそれほどデメリットではないので、あまり問題はないでしょう。

    また、インチアップとは逆にタイヤの厚みが増すことで、グリップ力は低下します。抵抗が少なくなりタイヤが転がりやすくなるのは利点ですが、踏ん張る力が小さくなり、カーブを曲がるときにフラつきやすくなる可能性があるのが欠点です。

    ホイールを選ぶときの注意点

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    ホイールを選ぶときの注意点を解説します。選び方を間違えると走行に支障が出る可能性があるので、必ず注意点を確認しておきましょう。

    ・同じサイズを選ぶ場合
    ・サイズを変更する場合

    それぞれ順番に解説します。

    同じサイズを選ぶ場合

    同じサイズのホイールを選ぶ場合は、ホイールナットのサイズや形状に注意しましょう。

    サイズが同じだからといって、いままで使っていたホイールナットがそのまま使えるとは限りません。最悪の場合、脱輪などの事故を起こす可能性もあります。

    車種やホイールの形状によって合わないこともあるので、ホイールのサイズだけでなく必ずホイールナットも確認するようにしましょう。

    サイズを変更する場合

    インチアップやインチダウンを行う場合は、以下の3つに注意してください。

    ・タイヤの外径は変えない
    ・車体からはみ出さない、干渉させない
    ・ロードインデックス(耐荷重性能の数値)を下げない

    タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターに誤差が出て車検に通らない可能性があります。

    車体からはみ出したり干渉したりしてしまうと、走行に支障が出るだけでなく、ブレーキなどの部品が傷つき非常に危険です。

    また、ロードインデックスを下げないことも大切です。ロードインデックスとは、簡単にいうとタイヤが支えられる重さの数値です。

    この数値を下げてしまうと、タイヤが車を支えられなくなり、思わぬ事故につながりかねません。

    必ず標準タイヤのロードインデックスを下回らないものを選ぶようにしましょう。

    ホイールの購入はタイヤワールド館ベストがおすすめ

    ホイールの購入はタイヤワールド館ベストがおすすめ

    ホイールサイズは走行にかかせない重要なものです。それぞれの意味を理解し、車に合ったホイールを選ぶことが大切です。

    デザインや性能を重視するだけでなく、サイズの確認も怠らないようにしましょう。

    タイヤワールド館ベストなら、豊富な種類のホイールを取り揃えております。あなたの車に合うサイズのホイールが見つかりますよ。

    ホイールをお探しの方は、ぜひタイヤ館ワールドベストをチェックしてみてください!

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    ホイールの知識 ライターチーム タイヤ交換

    ホイールカバー(ホイールキャップ)の外し方!買い方・値段・メリットについても解説

    この記事では、ホイールカバー(ホイールキャップ)の交換方法や購入方法、相場やよくある質問にお答えしています。ホイールセンターキャップについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

    ホイールカバーが壊れたみたいだけど、何か意味がある部品なのかと気になっている方も多いのではないでしょうか。

    ホイールカバーは壊れたとしても今すぐ車が動かなくなるアイテムではありません。ただ、そのままほうっておくと経年劣化がいつのまにか進んでしまったということも起こります。

    この記事ではホイールカバー(ホイールキャップ)とは何かを解説しながら、装着する意味やメリット、材質での違いを網羅的にお伝えします。

    ホイールカバー(ホイールキャップ)とは?

    ホイールカバー(ホイールキャップ)とは?

    ホイールカバー(ホイールキャップ)とは車のホイールを保護するためのアイテムです。

    具体的にタイヤの部品(足回りとも言います)を分解してみると以下のようになります。

    タイヤ ゴム製で車を動かす役割
    ホイール タイヤやサスペンションが発生させる摩擦熱を外に逃がす役割
    サスペンション 車体とホイールの間に装着され車の姿勢を制御する役割

    タイヤは車の部品のなかで唯一地面に接しているものであり、ホイールによって下支えされています。また、ホイール部分は車の見た目にも大きく左右し、カスタムで人気のパーツとなっています。

    「ホイールカバー」といった際、多くの場合スチールホイールに装着している(プラスチック製などが多い)ホイールカバーのことを指します。

    ホイールカバーが必要ない「アルミホイール」と比較すると種類が豊富とは言えませんが、検索するとオシャレなスチールホイール専用のホイールカバーも販売されています。

    よく似た言葉で、「ホイールセンターキャップ」というものもあります。これはホイールの中心にある円形のハブに装着して使用するものです。

    ホイールセンターキャップ

    ホイール(のセンター)キャップということで、こちらをホイールキャップと読んでいる方もいるようですが、本サイトではホイールカバー=ホールキャップ、ホイールセンターキャップ=センターキャップとして進めていきます。

    ホイールカバー
    (ホールキャップ)
    ホイールセンターキャップ
    (センターキャップ)
    ホイールカバー(ホイールキャップ) ホイールセンターキャップ(センターキャップ)

    ホイールセンターキャップについては後述しますね。

    ホイールカバーの外し方・交換方法3ステップ

    ホイールカバーの交換方法3ステップ

    ホイールカバーの交換は当店のようなタイヤ専門店でも行えますが、自分でも簡単に外すことができます。
    具体的な方法を3ステップで紹介すると以下のとおりです。

    1. ホイールをリムに引っ掛けて取り外す
    2. エアバルブの位置にあわせてホイールを付ける
    3. タイヤにあっているかを必ず確認する

    それぞれ見ていきましょう。

    1.リムに引っ掛けて取り外す

    まずはじめに、ホイールカバーをリムに引っ掛けて取り外します。

    ホイールカバーにはリム(中心から見て外側の金属の出っ張り)があるため、手や器具を使って取り外します。
    具体的な取り外し方は以下のとおりです。

    ・器具を使う場合
    ・手で外す場合
    ・ボルト固定されている場合

    リムは金属製になっているため、取り外す際にケガをしないように軍手を使ってください。

    器具を使って取り外す場合

    ホイールカバーを取り外す際にはドライバーやクリップリムーバーなどの道具を棒状かつ金属製の道具を使うといいでしょう。

    手で簡単に取り外すことも可能ですが、ケガを負わないようにすぐに用意できる道具を使うことをオススメします。

    純正もしくは傷ついたホイールカバーのタイヤに接着しているリム部分にドライバーを引っ掛け、前面に引き出すように取り外してください。

    ただ、道具も金属なので差し込み過ぎるとホイールの金属部分を傷つけてしまう恐れもあるため注意しましょう。

    手で外す場合

    器具を使ったほうがケガが少なくおすすめなのですが、近くにない場合には手で外すことも可能です。

    器具を使った際と同様に、タイヤと接着しているリムの部分に手を差し入れ、前面に引き出すように取り外します。

    手で外す際には素手状態はリムとタイヤ部分に挟まれてケガをする恐れもあるので、軍手もしくは作業用の手袋をつけましょう。

    ボルト固定されている場合

    先ほどまでは爪でタイヤにはめ込むタイプのホイールカバーの取り外し方でしたが、なかにはボルト固定されているタイプのホイールカバーもあります。

    ボルト固定型のホイールカバーが外れにくくなるメリットもありますが、着脱が難しい点には注意しましょう。

    具体的な取り外し方は以下のとおりです。

    1. ジャッキをつかってタイヤを浮かす
    2. ボルト/ナットを取り外す(専用工具が必要な場合あり)
    3. ホイールカバーを取り外す

    ボルトやナットで固定されているホイールカバーは、共締め構造になっていることが多いので、ジャッキアップ(ジャッキを使って車を浮かすこと)も場合によっては必要です。

    2.エアバルブの位置にあわせてホイールカバーを付ける

    新しいホイールカバーを装着する際にはエアバルブの位置にあわせて装着しましょう。

    エアバルブはタイヤに空気を入れる際に、充填用ホースとタイヤをつなぐ部品を指しています。
    重要な箇所なのでホイールカバーで傷つけないように装着をしましょう。

    エアバルブの位置にあわせてホイールカバーを付ける

    基本的にエアバルブの位置さえ正確に測れていたら、傾かないようにホイールと平行に押し込むだけです。

    3.タイヤに合っているかを必ず確認する

    ホイールカバーを装着したらタイヤに合っているかを最後に必ず確認しましょう。

    ボルト/ナット固定型のホイールカバーでもない限り、タイヤとの相性が悪ければすぐに外れてしまいます。走行中にホイールカバーが外れてしまうと、ホイールを傷つけてしまう要因にもなりますし、事故の要因にもなります。

    そのため、必ず最後は試運転や目視を行ってタイヤとあっているかを確認してください。

    ホイールの種類とホイールカバー

    ホイールには2種類あり、それぞれ特徴が異なります。
    大きく分けるとアルミホイールとスチールホイールがあるため、以下の項目ではこれらの特徴について解説します。

    アルミホイールの特徴

    アルミホイールの特徴

    アルミホイールはサビや腐食に強い特徴があります。アルミとは文字通り、柔らかい金属であるアルミで制作されているためデザイン性に優れているといった面も特徴といえるでしょう。

    ただし、スチールホイールと比べると値段が高めです。
    足回りのドレスアップや機能美を優先したい人におすすめです。

    通常、アルミホイールにはカバーは無いですが、重量軽減や飛び石による傷を防ぐためにアルミホイールにもホイールカバーを使用する場合もあります。

    スチールホイールの特徴

    スチールホイールの特徴

    強度と価格の安さに定評があるのがスチールホイールです。
    スチールとは鉄を意味していて、強度が高く硬い金属になっているため、強度が強く壊れにくいといえるでしょう。
    ただし、アルミホイールと比べるとサビや腐食に弱くデザインが見劣りしてしまうこともあります。

    ホイールカバーはどこで買うべきか・値段相場はいくら?

    ホイールカバーはどこで買うべきか・値段相場はいくら?

    ホイールカバーを探す際にはどこで買うべきかや値段の相場はどれくらいになるのかが気になるところです。

    具体的に質問に対する回答を行うと以下のとおりです。

    ・ホイールカバーを変える場所はたくさんある
    ・ホイールカバーの値段相場は4枚で約3,000〜4,000円代

    それぞれを詳細に確認していきましょう。

    ホイールカバーはどこで買えるの?

    ホイールカバーを変える場所はたくさんあります。具体的にお伝えすると以下のとおりです。

    ・ディーラー店
    ・カーショップ
    ・タイヤ専門店
    ・ホームセンター
    ・楽天・モノタロウ・AmazonなどのECショップ
    ・メルカリ・ヤフオクの中古販売

    ホイールカバーは様々な場所で売っていて、車に関する商品が売られているところであれば、基本的にどこでも購入が可能です。

    ただ、自身の愛車にあったホイールカバーを選ぶならディーラー店やタイヤ専門店などの相談しながら購入できるところがおすすめです。

    ホイールカバーを買って車に合わずに断念したということがないように注意しましょう。

    ホイールカバーの相場はいくら?

    ホイールカバーの値段相場は4枚で3,000〜4,000円になっています(※価格comで各ECサイトを横断的に調査)。

    1枚あたりの価格に直すと、700〜1,000円が相場です。

    もちろん高級品もあり、キャデラックのホイールカバーの場合には税込33万円以上(!)のホイールカバーも売り出されていました。

    とにかくホイールカバーを交換しなくてはならない場合には、1枚売りのホイールカバーを買うのもいいですし、足回りのドレスアップをするなら数万円を出して高級ホイールカバーを選択肢にいれてもいいでしょう。

    ホイールカバーを買ったらセンターキャップも揃えよう

    ホイールカバーを買ったらセンターキャップも揃えよう

    写真参考:WORK

    ホイールカバーを購入したらホイールセンターキャップもあわせて揃えてみるといいでしょう。
    ホイールセンターキャップとは何かを具体的に知るために以下の順番で解説します。

    ・センターキャップとは見た目の向上と汚れやサビの軽減に役立つアイテム
    ・装着するメリット
    ・センターキャップの外し方
    ・センターキャップの選び方
    ・センターキャップの値段相場

    それぞれ見ていきましょう。

    センターキャップは見た目の向上と汚れやサビの軽減に役立つアイテム

    ホイールセンターキャップには見た目の向上と汚れやサビの軽減といった役割があります

    通常ホイールには中心に円形のハブがあり、雨水や泥などの汚れがたまりやすい傾向があります。これらの必ず起こることに対して対処できるのがホイールセンターキャップです。

    アルミ材質の特徴

    金属でできているセンターキャップは少ないですが、アルミ材質の場合にはサビや腐食に強いといった特徴がある点は押さえておきましょう。
    スチール材質よりも柔らかいため耐久性の面では注意が必要です。

    スチール材質の特徴

    またアルミ材質の他にはスチールで作られているセンターキャップもあるでしょう。
    ホイールの時と同様にスチールは耐久性が高いですがサビや腐食に弱いため、メッキ加工がされているかの確認もしておくことをおすすめします。

    プラスチック材質の特徴

    ホイールセンターキャップには、プラスチック(樹脂)製品もあります。
    プラスチックは加工が簡単な材料のため、金属と比べて見た目の良さはあるでしょう。

    また腐食やサビといった金属特有の問題にも対応しています。

    ただし、耐久性の面では踏んで割れる程度になっているので、他の車から飛んできた小石などで破壊されてしまう恐れもある点には注意しましょう。

    センターキャップを装着するメリット

    センターキャップを装着するメリット

    ホイールセンターキャップを装着するメリットは次のとおりです。

    ・見た目の向上
    ・汚れやサビの軽減

    ホイールのほとんどの中心には円形のハブ部分が設置されていて、走行中の泥や砂が貯まりますし、雨ざらしになるとサビの原因にもなります。

    そのためホイールセンターキャップをはめ込むことで、サビや汚れの軽減に役立つでしょう。

    また、センターキャップがない状態ではハブ部分が外から見えてしまうため、キャップを装着することでスタイリッシュさを際立たせることも可能です。

    ただし、センターキャップにも当然材質による違いがあるため、選ぶ際には注意しましょう。

    センターキャップの外し方

    ホイールセンターキャップの外し方は次のように行います。

    1. センターキャップレンチを用意する
    2. キャップ横の細い溝に差し込む
    3. テコの原理で浮かして取り外す

    ホイールカバーとは異なり、手袋をはめた手でセンターキャップを外すことはほとんど不可能なので注意してください。
    センターキャップを購入したら、変更のときに備えて専用工具であるセンターキャップレンチを用意しておくといいでしょう。

    センターキャップの選び方

    センターキャップの選び方はいたってシンプルです。
    具体的な選び方は以下のとおりになります。

    ・ハブ穴径を計測する
    ・同サイズのセンターキャップを購入する

    ハブ穴経(ハブ経)とは、ホイールハブ経とも呼ばれるため、呼称には十分注意して選ぶようにしてください。

    センターキャップは純正品と社外品とに分かれています。

    最も問題が起こりにくいのは、ホンダならホンダ、トヨタならトヨタの、またホイールによってはそのブランドの純正品を使うことです。
    値段は少し上がりますが、愛車のホイールを傷つけないためにはおすすめです。

    ただ、デザインや安さで選ぶのも間違った選択ではないため、あなたが購入したいセンターキャップを選びましょう。

    センターキャップの値段相場

    センターキャップの値段相場は、おおよそ4個セットで2,000〜3,000円です。

    BMWやベンツといった高級外車の純正品となると4個セットで1万円程度になります。

    ホイールカバーと比べると半額程度の費用で、サビ防止や腐食防止に役立つため買っておいて損はないでしょう。

    ホイールカバーについてよくある質問

    ホイールカバーについてよくある質問

    最後に、ホイールカバーについてよくある質問を見ておきましょう。

    ・ホイールカバーにはどのくらいの大きさがありますか?
    ・ホイールカバーはなくなっても大丈夫ですか?
    ・ホイールカバーが外れた場合工賃はどれくらいかかりますか?

    それぞれについて確認していきましょう。

    大きさの違いはある?

    ホイールカバーの大きさはホイールサイズに依存するため、どのくらいの大きさがあるかはホイールのサイズを確認すると早いでしょう。

    具体的なサイズ感は以下のとおりです。

    14インチ 一般的な軽自動車
    15インチ 軽自動車も普通車もある
    16インチ 車普通車のサイズ
    17インチ以上 高級車が多くなってくるイメージ

    昨今ホイールの大型化が顕著になっているため、以前は13インチや12インチが軽自動車としてありましたが、14インチ程度からと考えておくといいでしょう。
    しかし、詳細な大きさはタイヤによって異なるため、タイヤショップに必ず確認するようにしてください。

    なくなっても大丈夫?

    壊れていることに気づかずにホイールカバーが突然外れて、どこかに行ったとしても短期間であれば問題はありません。

    ホイールカバーはあくまでホイールを保護する役目しかないので、外れたからといってすぐに影響はないと考えていいでしょう。

    ただし、ホイールカバーがないとホイールの経年劣化が早まる恐れがあるため、出来る限り早期に対処してください。

    外れた場合工賃はどれくらい?

    ホイールカバーが外れた場合、自身で直すかお店で直してもらうかの二択になります。
    ショップに依頼した場合の工賃は、材料費を抜いておおよそ5,000〜15,000円の範囲かと思います。

    工賃が高いなと感じた方は、当記事でお伝えした取り外し方と取り付け方を参考に自身で行うといいでしょう。

    ただし失敗やケガが怖い場合には迷わずショップまで依頼を行ってください。

    ホイールを新調するならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    ホイールを新調するならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    現在ホイールカバー未装着の場合、迷っている間にもタイヤは少しずつ経年劣化をしていきます。
    数多くのホイールカバーがたくさんの会社から発売されているため、どれを選んでいいかわからなくなってしまう人も多いでしょう。

    そんなときにはタイヤワールド館ベストでタイヤ&ホイールセットで新調してしまうのも1つの手です。

    タイヤワールド館ベストで販売されているホイールは、ホイールカバーが必要ない「アルミホイール」です。ホイールカバーに悩むことなく、気に入ったデザインのホイールを選択してください。車種を入れて購入に進むので、サイズが違って装着できない!ということもありません。

    もし、タイヤ自体も探しているなら、ぜひタイヤワールド館ベストでの購入を検討してみてくださいね。

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    ホイールの知識 ライターチーム アウトレットユーズド館 買取・中古

    中古ホイールの注意点とは?メリット・デメリットから選び方まで解説

    中古ホイールとは?定義・選び方・メリット・デメリットから価格相場まで解説

    中古ホイールの購入を考えているものの、「品質に問題はないのか」「どのように選べばよいのか」といった疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

    結論から言えば、中古ホイールは品質に問題がないことが多いものの、信頼できる業者から購入すべきとなります。

    また、大体の相場を確認したうえで、クオリティと価格のバランスが取れた中古ホイールを選ぶことが大切です。

    そこで今回は、中古ホイールの定義やメリット・デメリット、選び方、価格相場などについて詳しく解説します。

    中古ホイールとは

    中古ホイールとは

    中古ホイールとは、一度でも人が使用したことがあるホイールです。例えば、車を購入後にホイールを変更する場合、変更前のホイールは保管するか売却します。たとえば、ディーラーから自宅までの短距離しか使用していなくても、一度でも使用したものは中古ホイールとして扱われます。

    また、ホイールを購入したものの取り付けをせずに保管していたものも中古ホイールです。このように、中古ホイールによって使用回数や使用期間、保管状態などが異なるため、品質にバラつきがあります。

    中古ホイールのメリット

    中古ホイールのメリット

    中古ホイールの購入を検討する際は、そのメリットについて理解しておくことが大切です。次のメリットを踏まえて、ご自身に合っているかどうかを考えましょう。

    価格が安い

    中古ホイールは新品ホイールと比べて価格が安いため、費用を抑えたい方におすすめです。ただし、レアな中古ホイールはそうではないものと比べて高額に設定されています。

    中古ホイールに限ったことではありませんが、値段設定には「需要と供給」が関連しており、品質が高くなくとも需要が高ければ価格が上がります。

    そのため、価格が高い中古ホイールだからといって、必ずしも品質が高いとは限りません。

    中古でも品質に問題がないことが多い

    中古と言えば、傷や汚れが目立つイメージがあるかもしれませんが、中古ホイールに関しては品質に問題がないものが大半です。タイヤは使用すればするほどに摩耗するため、いずれは中古タイヤとしても売れなくなります。

    一方、ホイールは鉄やアルミホイル、マグネシウム合金などでできており、長期間使用しても品質が大きく損なわれることがありません。ただし、事故などで強い衝撃を受けると品質が大きく低下する可能性があるため、どの中古ホイールでも安心して使えるわけではないことに注意が必要です。

    レアなホイールがみつかることもある

    中古ホイールの中には、当時高い人気を誇った廃盤のものがあります。そのようなレアな中古ホイールを探すのも楽しいのではないでしょうか。タイヤ販売店はもちろん、フリマアプリやオークションにも出回っている可能性があります。

    中古ホイールのデメリット

    中古ホイールのデメリット

    中古ホイールは魅力的な点が多い一方で、いくつかのデメリットもあります。メリットにだけ注目して中古ホイールを選ぶと後悔する恐れがあるため、次のデメリットについてしっかりと確認しておきましょう。

    細かな傷がついているものが多い

    中古ホイールはその素材の性質上、よほど強い衝撃を受けなければ破損しませんが、小さな傷はつきます。短距離の走行にしか使用していなくても傷はどうしてもつくため、その点はデメリットと言えるでしょう。また、細かな傷の原因は次のとおりです。

    ・通常走行
    ・オフロード走行
    ・飛び石
    ・洗車時の摩擦

    このように傷がつく原因はさまざまなため、傷の付き方からホイールがどのように使われてきたのかを調べることはできません。

    見た目では品質の判断が難しい

    中古ホイールは品質に問題がないものが多い一方で、見た目で品質を判断することが困難です。販売されている中古ホイールは新品同様に見えることがありますが、これはピカピカに磨き上げられていたり、リペアやホイールコーティングがされていたりするためです。

    見た目がきれいだからといって品質が高いと判断するのではなく、次の修理跡をチェックしましょう。

    ・傷
    ・ひび割れ
    ・ゆがみ
    ・サビ

    ゆがみは、ホイールバランサーでチェックできます。販売店に設置されていることが多いので確認してみてください。

    保証がないものがほとんど

    新品ホイールには保証がついているものがほとんどですが、中古ホイールには基本的に保証はついていません。そのため、購入後に問題が起きても返金を受けたり無料修理を依頼したりできないのです。

    しかしながら、大きな問題が起きる可能性が高い中古ホイールは稀です。保証がついていないことは大きなデメリットではないと個人的には思いますが、心配な方はやはり新品を購入する方がよいでしょう。

    中古ホイールの選び方

    中古ホイールの選び方

    中古ホイールを選ぶ際は、次のポイントを押さえましょう。

    ・穴数や外径などの基本項目をチェックする
    ・4本セットのものを選ぶ
    ・信頼できる店舗で購入する

    順に詳しく説明します。

    穴数や外径などの基本項目をチェックする

    中古ホイールを購入する際は、次の項目の確認が必要です。

    ・穴数
    ・PCD(ボルト穴の中心線を結んだときの円の直径)
    ・リム幅
    ・外径

    これらが適合していないと装着できません。わからない場合は車種などの情報をスタッフに伝えて、ホイール選びのサポートを受けましょう。

    4本セットのものを選ぶ

    バラ売りされている中古ホイールもありますが、4本セットで購入することをおすすめします。

    品質に差があるとバランスに問題が生じてトラブルに見舞われるリスクが高まります。

    また、経年による変色レベルにバラつきがあると、見た目もよくありません。

    信頼できる店舗で購入する

    中古ホイールは、なるべく信頼性が高い店舗で購入しましょう。

    極稀ですが、表面だけを整えて品質の問題を隠しているケースもあります。

    特にネット販売では写真のみで判断しなければならない場合もあり、内側までチェックすることは困難なため、選び方のポイントを押さえつつ信頼性が高い業者から購入することが大切です。

    信頼性を見極めるために、次のポイントをチェックしましょう。

    ・対応の丁寧さ
    ・店舗数
    ・運営元

    中古ホイールの購入時の注意点

    中古ホイールの購入時の注意点

    中古ホイールを購入する際は、次の注意店を押さえましょう。

    必ずホイールバランスを調整する

    ホイールバランスとは、タイヤを組み込んだ状態におけるホイールの重心バランスのことです。これが乱れていると走行中に振動が起こります。店舗に設置されているホイールバランサーで調べることができるため、スタッフに相談しましょう。

    不明点や疑問点を解消しておく

    車との適合性や商品の状態、保証の有無など、不明点や疑問点はスタッフに確認してください。不安を残したまま中古ホイールを選ぶと、トラブルが起きたときに後悔するかもしれません。中古ホイールについてよくある不明点や疑問点は次のとおりです。

    ・車種との適合
    ・価格相場
    ・品質
    ・経年劣化による影響
    ・車とのデザインの相性
    ・タイヤとの適合

    これらのしっかりと確認し、クリアになってから購入しましょう。

    中古ホイールはどこで買う?

    中古ホイールの購入場所は、まずは実店舗かインターネットかでまずは分かれます。知識に自信がない方は、実店舗でスタッフに相談しながら検討するのが良いでしょう。中古ホイールを購入できる場所はいくつかあります。

    ●カー用品店
    ●中古車販売店
    ●オークションサイト
    ●フリマアプリ

    タイヤショップ

    多くのタイヤショップで中古ホイールの販売を行っています。豊富な在庫から選ぶことができ、専門スタッフに相談しながら購入することができます。中古ホイールを買う際には一番おすすめです。
    タイヤワールド館ベストのアウトレットユーズド館でもタイヤ・ホイールの買取と購入ができますので、お近くの方はぜひお立ち寄りくださいね。

    ベストのタイヤ・ホイール買取!

    ベストのタイヤ・ホイール買取ページへ

    カー用品店

    カー用品店の中には、中古ホイールを取り扱っているお店もあります。取り扱い店舗は少ないですが、新品ホイールと一緒に検討したい場合などに便利です。

    オークションサイト

    ヤフオクなどのオークションサイトでも中古ホイールを購入することができます。掘り出し物を見つけられる可能性がありますが、出品者によって商品の状態や説明内容に差があるため、購入前に以下の点に注意する必要があります。また、送料についても必ず確認するようにしましょう。

    商品の状態 商品説明をよく読み、傷やガリ傷、クラックなどの有無を確認。不安な場合は追加の写真を依頼する
    適合確認 車種に適合するホイールかどうかを確認
    取引相手 出品者の評価や過去の取引トラブルがないか。不安な場合は、質問をして出品者の対応を確認

    フリマアプリ

    メルカリなどのフリマアプリでも中古ホイールを購入することができます。オークションサイトよりも手軽に購入することができますが、状態の確認はより重要になります。

    オークションサイト同様、商品の状況・適合確認・取引相手の確認はしっかり行いましょう。

    中古ホイールの取り付けが可能な業者

    中古ホイールの取り付けが可能な業者

    中古ホイールは、必ずしも購入店で取り付けるべきとは限りません。

    後から交換する場合は、他の店舗に持ち込んでもよいでしょう。中古ホイールの取り付けが可能な業者について紹介します。

    タイヤ専門店

    タイヤ専門店はタイヤとホイールのプロであり、あらゆる中古ホイールの取り付けを完璧にこなすことができます。他店で断られるようなホイールも取り付け可能なことがほとんどのため、迷ったらタイヤ専門店に持ち込むのがおすすめです。

    カー用品店

    カー用品店ではタイヤも取り扱っているため、取り付けの知識・技術を持つスタッフが常駐しています。ただし、タイミングによっては待ち時間が長くなるため、急いでいるときは混雑状況を確認してから店舗に行くとよいでしょう。

    ディーラー

    ディーラーは、自社メーカーに特化しているため、該当するメーカーの中古ホイールであれば高いレベルと取り付けが可能です。他の業者と対応の質に大きな差はなく、取り付け料金が比較的高額なため、コスト重視の方にはあまりおすすめできません。

    ガソリンスタンド

    ガソリンスタンドでも中古ホイールの取り付けが可能です。ただし、特殊なホイールや大径ホイールには対応していない店舗もあるため、事前に問い合わせましょう。

    中古ホイールの価格相場

    中古ホイールの取り付けが可能な業者

    中古ホイールは商品によって価格が大きく異なるため、具体的な相場を示すことはできません。品質やデザインなどを確認したうえで、予算を決めて選ぶことが大切です。

    ホイール探しならタイヤワールド館ベストへ

    中古ホイールの取り付けが可能な業者

    中古ホイールの多くは品質に問題がないものの、その品質を見極めることは困難です。まずは、信頼できる店舗を見つけることから始めましょう。

    タイヤワールド館ベストでは、中古ホイールを扱っている店舗もあるほか、取り付けから処分まで対応できる店を手配できます。豊富な種類のタイヤ・ホイールを取り扱うタイヤワールド館ベストをぜひご利用ください。

    アウトレットユーズド館
    アウトレットユーズド館
    TEL: 022-355-7431
    住所:宮城県多賀城市八幡1-3-51
    アクセス:多賀城45号線沿い
    営業時間:10:00~19:00(休/水,木)
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    ホイールのガリ傷をDIYで補修する方法と予防について解説

    車のホイールには様々な種類がありますが、そのうちの一つであるアルミ製ホイールは、高級感を演出してくれるだけでなく、耐久性も高く人気です。

    しかし車のホイールは、時間の経過とともに、ホイールの表面に細かい凹みが発生してしまいます。このような傷を「ガリ傷」と呼びます。

    この記事では、ガリ傷がついてしまったホイールを、修復する方法をご紹介します。

    ガリ傷の原因とは

    ガリ傷の原因とは

    車のホイールにガリ傷ができる原因は様々ですが、一般的に以下のことが挙げられます。

    道路の状況 道路に石やゴミなどが散乱していると、ホイールに傷が付きやすくなります。
    駐車時 狭い駐車スペースや、壁や障害物との接触によってホイールに傷が付きます。
    運転時 カーブや急発進など、乱れた運転をするとホイールに傷が付きやすくなります。
    不正なタイヤ交換 タイヤ交換の際に、タイヤを無理に引っ張ったり、強い力を加えたりすると、ホイールに傷が付く可能性があります。

    これらの原因を避けることで、ガリ傷を防げる可能性が高くなります。

    また、ホイールに傷が付いた場合は早期に修復することで、傷が大きくなり、修復が困難になるのを防ぐことができるので、傷が小さいうちに対策を取りましょう。

    ホイールのガリ傷を直す手順

    ホイールのガリ傷を直す手順

    では、さっそくガリ傷補修の手順を見ていきましょう。

    そもそもガリ傷とは、ホイール上に表面に細かい凹みが発生している状態を指します。大きな歪みや亀裂は想定していませんのでご了承ください。

    大まかなホイール補修のステップは以下の通りです。

    1. ホイールを洗浄して表面を滑らかする
    2. 車のホイール用の修復剤を使用し、ガリ傷を埋める
    3. 修復剤を塗布したホイールをを乾燥させ、余分な所を削り取る
    4. 再びホイールを洗浄する
    5. 周囲の色と馴染むようにホイールを塗装する

    順に詳しく見ていきましょう。

    1. ホイールを洗浄して表面を滑らかする

    3. ガリ傷を取り除くためのホイール修理テクニック

    ホイールの洗浄

    補修に入る前にまずホイールを洗浄します。汚れと傷の見分けがつかず、削ってしまった…というアクシデントを防止し、ペイントの定着を高めるためにも大切な工程です。

    ホイールの洗浄は、バケツに入れたカーシャンプーをスポンジに含ませ、ホイールの表面についた汚れを落とします。強く擦って新たな傷をつくることにならないよう、優しく全体を洗いましょう。
    気になるブレーキダストは鉄粉除去の溶剤などを使用してください。

    表面を滑らかする(サンディング)

    サンディングとは、表面の不要な層を除去することを指します。車のホイール修復においては、表面に傷が付いた部分を除去するという意味ですね。

    プロに依頼する場合、サンディング作業は専用の機械を用いて行われます。これを使用することで、ホイールに傷が付いた部分を正確かつ効率的に除去することができます。

    DIYで行う場合は、自動車用のサンダーや、細かいグリットのサンドペーパーを使用しましょう。また、少部分の補修の場合は、他の部分を削ってしまわないように、ガリ傷の周囲はマスキングで保護しておきます。タイヤとの接地部分の補修の場合は、タイヤ部分のマスキングも忘れずに行ってください。

    サンドペーパーは、角材などに巻きつけて使用すると手で持つより均一に擦ることができます。

    2. ホイール用の修復剤を使用しガリ傷を埋める

    ホイールの表面が滑らかになったら、ホイール専用の修復剤を使用して傷を埋めていきます。ホイールに合った色を選びましょう。

    塗布の方法は、パテやブラシ、スプレーカンを使用するタイプが多いです。商品の説明をよく読み、適切な量を適切なやり方で塗布しましょう。

    一般的には、一度にたくさんの量を塗布するのではなく少しずつ塗布し、補修剤がガリ傷にしっかり入り込むようにするとうまくいきます。

    しかしながら、商品によって硬化速度が違いますので、購入した商品の説明に従ってください。

    3. ホイール乾燥させて余分な部分を削り取る

    ホイール乾燥させて余分な部分を削り取る

    修復剤が完全に乾燥するのを待ちます。製品によって乾燥時間が異なりますので、説明書に従ってください。

    完全に乾いたら、余計な部分の削り取りを行います。この作業は、ステップ1同様、自動車用のサンダーや、細かいグリットのサンドペーパーを使用しましょう。この時、周りを傷つけないようにマスキングを外してしまっていた場合は再度貼ってださい。

    サンドペーパーは、最も目の粗い400番から少しずつ番号の大きなものに変えていき、最後は目の細かい2000番で仕上げましょう。

    4. 再びホイールを洗浄する

    再びホイールを洗浄する

    削り取り作業が終わり、表面が均一に仕上がったら、塗装に削りカスなどが混入してしまわないように再度洗浄を行い、しっかりと乾燥させましょう。

    5. ホイールを塗装する

    ホイールを塗装する

    ホイールが乾いたら塗装を行い、完全に乾燥させます。

    スプレータイプのペイント剤は均一にムラなく塗装できるのでおすすめですが、広範囲にスプレーされてしまうため、傷まわりのマスキングはもちろん、作業スペース周りに保護シートをかけるなどして、飛び散りに注意しましょう。

    また、塗装後は耐久性と保護性を高める「ホイールコーティング」をすることもオススメです。

    ホイールコーティング

    ホイールコーティングはホイールを皮膜で覆うため、汚れをつきにくくし、洗浄が楽になる効果もあります。

    タイヤワールド館ベスト各店や、オンラインショップで行っているので、参考にしてみてください。

    ホイールコーティングについて詳しく見る

    ホイール修理をプロに依頼した場合

    ホイール補修をプロに依頼した場合

    ここまでDIYでホイールの修理をする手順を見てきましたが、はやり慣れていないと敷居が高いです。ここではプロのホイール修理業者にまかせる場合についても確認してみましょう。

    プロにまかせるメリット・デメリット

    プロに修理を依頼すると、仕上がりがキレイなのはもちろん、該当の傷以外にもホイールに問題がないかどうかチェックしてもらうことができます。

    しかしながら、費用がかかること、修理期間は預ける必要がある点がデメリットとして挙げられます。

    小さくて部分的な補修の場合はDIY、広範囲で深い傷はプロにおまかせというのが個人的にはおすすめです。

    ホイール修理の相場

    業者に頼む場合、ガリ傷程度であれば、10,000〜20,000円あたりが相場です。

    多くの場合、ホイール修理のためにタイヤを脱着する必要があり、その工賃も含まれています。

    また、特殊な加工が施されているホイールや、複雑なデザインなホイールの場合、費用が相場以上になる可能性もあります。

    プロの業者にお願いする場合は、まず実物or写真で見積もりをお願いしましょう。

    ガリ傷を予防するためのポイント

    ガリ傷を予防するためのポイント

    ここからは、ガリ傷を未然に防ぐ、運転やメンテナンスについていくつかご紹介します。

    適切な運転 道路状況に応じて適切なスピードや運転方法を選ぶことで、ホイールに傷が付く可能性を減らすことができます。
    駐車時 駐車する際には、狭いスペースや壁などとの接触を避けるように注意することで、ホイールに傷が付くことを防ぐことができます。
    正しいタイヤ交換 イヤ交換の際には、適切なツールや方法を使用し、無理な力を加えないように注意することで、ホイールに傷が付くことを防ぐことができます。
    悪路走行を避ける 石やゴミなどが散乱している道路を走行すると、ホイールに傷が付く可能性があります。

    まとめ

    ガリ傷の補修は、ホイール修理のプロに依頼することはもちろん、DIYで行うこともできます。

    しかしながら、手間もかかることも事実で、見積もりをとり、費用や条件も確認しながら自分で修理するかどうか判断して見てください。

    また、ガリ傷は「小さいうちに直す」が鉄則です。定期的に確認したり、上記の予防なども参考にしてみてください。

    また、場合によっては修理するより購入するほうが安い、という可能性もあります。タイヤワールド館ベストでは、タイヤとセットで1本10,000円以下の商品も多数ありますので、買い替えを検討の際はぜひご覧ください!

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    タイヤ知識 ライターチーム タイヤ交換

    ランフラットタイヤとは?メリット・デメリットと価格の目安を解説

    運転中に困ってしまう急なカートラブルといえばタイヤのパンクです。

    徐々に劣化していくタイプの故障と違って、ある日突然タイヤがしぼんで走れなくなってしまう経験をしたことがある方も多いでしょう。

    とくに高速道路上でパンクしてしまうと、事故につながる可能性が高いため非常に危険です。

    ランフラットタイヤは、パンクしてもそのまま走行できる機能を備えた便利な製品です。

    今回はランフラットタイヤのメリット・デメリット、価格の目安などをまとめています。

    機能性の高いタイヤをお探しの方は、ぜひランフラットタイヤの概要をチェックしてみてください。

    ランフラットタイヤとは

    ランフラットタイヤとは

    ランフラットタイヤとは「空気圧がゼロになっても走行可能なタイヤ」です。

    タイヤは浮き輪のようなチューブ状になっていて、クギが刺さったりひび割れしたりするとなかの空気が抜けてしまいます。

    しぼんだ(空気圧が低い)タイヤで運転を続けると、ハンドル操作が正しくできなくなり事故につながる可能性があります。

    一方、ランフラットタイヤは二層構造になっていて、通常のタイヤゴムの内側に「サイド補強ゴム」が入っているのが特徴です。

    パンクによって空気が抜けてしまったときでも、補強ゴムが荷重を支える役割を果たしてくれるので、一定期間は内部の空気圧を保てます。

    もしパンクしてしまってもガソリンスタンドや修理工場までの道のりを走行できるため、急なトラブルの際に役立つタイヤです。

    ランフラットタイヤ構造イメージ

    ブリヂストンHPより

    ランフラットタイヤのメリット

    ランフラットタイヤのメリット

    ランフラットタイヤを車に装着すると以下のメリットがあります。

    ・パンクしても走行できる
    ・環境にやさしい
    ・車のデザインが向上する

    パンクに強いだけではなく、車のデザインに関連する理由もみていきましょう。

    パンクしても走行できる

    特殊な構造のランフラットタイヤは、パンク後も80Kkmまでの距離が走行可能なため、タイヤのトラブルが心配な方におすすめの製品です。

    JAF(一般社団法人日本自動車連盟)の調べによると、2017年度のタイヤトラブルによる出動要請は約39万件となっており、2007年に比べて約136%も増加しています。

    さらにロードサービスでよくある出動理由の第2位は「タイヤのパンク」で、とくに高速道路上でのトラブルが多くなっています。
    参照:2021年度 JAFロードサービス出動理由

    もし高速道路状タイヤの空気が抜けてしまったら、大きな事故につながる可能性があり危険です。ランフラットタイヤなら、パンクを恐れない快適なカーライフを送れるでしょう。

    環境にやさしい

    ランフラットタイヤのメリットのひとつは、スペアタイヤを使わないことによる「環境への配慮」です。

    一般社団法人 日本ゴム工業会がまとめている資料の【地球温暖化対策の取組】低炭素社会実行計画のなかに、ランフラットタイヤによる2つの効果が記載されています。

    目標とする内容 ランフラットタイヤを使うことで
    得られる効果
    低炭素社への効果 ・ランフラットタイヤを装備することでスペアタイヤが不要となり、車体が軽くなる
    ・軽量化できれば走行時の道路への負荷が減り、CO2の削減につながる
    3R
    (リデュース・リユース・リサイクル)
    ・ランフラットタイヤを採用するとスペアタイヤが不要になる
    ・廃棄スペアタイヤの数を減らせる

    上記からもわかるように、ランフラットタイヤは環境へ配慮できるアイテムとして普及が進められています。

    車のデザインが向上する

    ランフラットタイヤを装着している車には、スペアタイヤが不要です。

    「車にスペアタイヤを装備しなければならない」という法律はありませんが、車に不具合が起きた際、速やかに対応できるように何らかの準備はしておかなければなりません。

    近年の車には「パンク修理キット」が搭載されているケースが多いですが、ランフラットタイヤの場合はこうした工具も不要です。

    スペアタイヤや修理キットがないことでトランク内のスペースが広く取れるので、車のデザインの幅が広がるメリットがあります。

    ランフラットタイヤのデメリット

    ランフラットタイヤのデメリット

    ランフラットタイヤの主なデメリットは以下の3点です。

    ・価格が高い
    ・設置に技術が必要なので対応していない店もある
    ・通常のタイヤに比べて乗り心地が悪い

    ランフラットタイヤの具体的な価格については、次の章でさらに詳しく解説しています。

    価格が高い

    多くのメリットがあるランフラットタイヤですが、価格の高さは導入時の大きなネックです。

    普通のタイヤとは異なる特殊な構造となっており、商品代金が高めになっているものが多いでしょう。

    BMWやメルセデス・ベンツ、レクサスの一部車種ではランフラットタイヤが標準装備となっています。

    しかし、タイヤ交換時の料金の高さや扱いにくさなどの理由で、ランフラットタイヤから一般のタイヤへの変更を検討する人もいます。

    車を購入する際は、ランフラットタイヤ交換にかかるコストについてもチェックしてみてください。

    設置に技術が必要なので対応していない店もある

    ランフラットタイヤの取り付け作業には専用の工具が必要なため、対応できない店舗があります

    すぐに交換作業をしたいときや、近くの店舗で済ませたい人にとっては手軽に交換できないことはデメリットです。

    また作業対応している場合でも、通常より工賃が上乗せされるケースもあります。

    ランフラットタイヤの装着を検討している人は、交換作業ができる店舗をあらかじめチェックしておきましょう。

    通常のタイヤに比べて乗り心地が悪い

    ランフラットタイヤは通常のタイヤに比べて、乗り心地があまりよくない場合が多いです。

    ランフラットタイヤに使用される原料のゴムは、一般的なタイヤに比べて硬いものが多く、弾力性に欠けることが理由です。

    そのため地面からの衝撃を吸収しづらく、路面が悪いと座席までガタガタと響くことがあります。

    乗り心地を重視する方には、あまり向いていないタイヤであることを把握しておきましょう。

    ランフラットタイヤの価格の目安

    ランフラットタイヤの価格の目安

    フラットタイヤの価格の目安は1本あたり3~5万円が相場ランで、一般的なタイヤより高額な商品が多い傾向にあります。

    以下でタイヤワールド館ベストで販売しているランフラットタイヤと、サマータイヤの価格を比較してみました。

    ランフラットタイヤ サマータイヤ
    メーカー ファルケン トーヨータイヤ
    商品名 AZENIS FK510 RUNFLAT
    アゼニス FK510 ランフラット
    オブザーブ
    ガリット GIZ
    インチ 18インチ 18インチ
    サイズ 225/45R18 225/45R18
    価格 31,100円/1本 20,000円/1本
    公式ページ ファルケンHP トーヨータイヤHP
    購入ページ 商品詳細を見る 商品詳細を見る

    同じサイズ規格の「225/45R18」で比較した結果、ランフラットタイヤは31,100円、サマータイヤは20,000円となっており、11,000円の差がでています。

    こちらは1本あたりの価格なので、4本交換する場合は4万円近い差が生じることになります。

    タイヤは定期的にメンテナンスが必要なので、ランフラットタイヤを使い続けるための金銭的負担は大きいです。

    さらに、タイヤ交換時には別途で工賃がかかることも頭に入れておきましょう。

    ※タイヤは同じサイズであってもグレードによって価格が大きく異なるため、比較内容は参考程度にご覧ください。

    ランフラットタイヤを使用する際の注意点

    ランフラットタイヤを使用する際の注意点

    ランフラットタイヤを使用する際の3つの注意点を解説します。

    ・空気圧の管理を怠らない
    ・パンク修理はできない
    ・タイヤ空気圧警報装置の装着が必要

    ランフラットタイヤの特性や正しい使用方法を把握しておきましょう。

    空気圧の管理を怠らない

    ランフラットタイヤを装着する際は、タイヤの空気圧管理を怠らないようにしてください。

    規定よりも極端に空気圧が低いと、タイヤの内部がパンクしたときと同じ状態になってしまいます。

    この状態が続くとタイヤ内部の補強ゴムに負荷がかかり、製品の劣化が進みます。

    補強ゴムの性能が落ちてしまうと、実際にパンクしたときに本来の性能を発揮できなくなるので注意が必要です。

    いつも適正な空気圧をキープできるように、こまめにタイヤをチェックしておきましょう。

    パンク修理はできない

    ランフラットタイヤは原則として修理できないため、パンクした場合は交換となります。

    ただし、条件によっては部分的な修理が可能なケースもあります。
    具体的には以下のような場合であれば修理が可能です。

    ・パンクした状態で走行していない場合
    ・軽微なトラブル(釘ささり)である場合
    ・整備士が修理可能と判断した場合

    タイヤの外側から破損具合を正確に確認するのは困難なため、修理できるかどうかの判断は難しいことがあります。

    またランフラットタイヤの修理や交換には知識や技術も必要なので、依頼したい店舗が受付可能か事前の確認が必要です。

    タイヤ空気圧警報装置の装着が必要

    ランフラットタイヤを履いている車には、タイヤ空気圧警報装置(空気圧センサー)を装着することが義務づけられています。

    タイヤ空気圧警報装置とは、タイヤの空気圧の異常を察知した場合に、警告灯やチャイムで知らせてくれる機器です。

    ランフラットタイヤは、内部の空気が減ってもしばらくは通常どおり走行できる機能を持っているため、パンクに気づかない可能性があります。

    空気圧の低下に気づかずに長い距離を走行し続けると、パンクに強いランフラットタイヤであってもいずれ運転に支障をきたします。

    タイヤ空気圧警報装置は、タイヤのトラブルを早急に発見するために欠かせないアイテムなので、かならず装備しておきましょう。

    ランフラットタイヤに関するよくある質問

    ランフラットタイヤに関するよくある質問

    ランフラットタイヤに関する、よくある4つの質問をまとめました。

    1. ランフラットタイヤの見分け方は?
    2. ランフラットタイヤの寿命はどのくらい?
    3. ランフラットタイヤはどれくらい走る?
    4. パンクしたまま走るとどうなる?

    ランフラットタイヤは一般のタイヤに比べて流通量が少ないため、詳しい情報を知っている人が少ないのが現状です。

    ランフラットタイヤについて不明な点が多数あるときは、タイヤ専門店やカーディーラーに相談してみるのもおすすめです。

    ランフラットタイヤの見分け方は?

    ランフラットタイヤは通常のタイヤと区別するために、各メーカーがそれぞれ規定のアルファベットやマークをつけています。

    主要メーカーのランフラットタイヤについているアルファベットの印を、以下の表にまとめました。

    メーカー ランフラットタイヤに刻印されている文字 公式HP
    ダンロップ DSST ダンロップ公式
    トーヨータイヤ TRF トーヨータイヤ公式
    ブリヂストン RFT ブリヂストン公式
    ミシュラン ZP ミシュラン公式
    ヨコハマタイヤ ZPS ヨコハマタイヤ公式
    グッドイヤー EMT グッドイヤー公式

    各メーカーのアルファベットの印のほかに「国際規格ISOのランフラットマーク」もあります。

    製品によっては、アルファベットではなく国際規格のマークのみを刻印しているものもあります。

    いずれの場合もタイヤ側面の比較的わかりやすい場所に記載してあることが多いので、ぜひ実物をチェックしてみてください。

    ランフラットタイヤの寿命はどのくらい?

    ランフラットタイヤの寿命は、一般的なサマータイヤと同等と考えて問題ありません。

    一般的な夏タイヤは走行距離2~4万kmが、平均寿命の目安です。

    またタイヤの溝に「スリップサイン」が見えた場合も寿命となり、早急に交換しなくてはなりません。

    ランフラットタイヤはどれくらい走る?

    ランフラットタイヤは、空気圧がゼロになっても「速度80km/h」で「80kmの距離」を走行できます。

    これはランフラットタイヤの基本的な要件となっており、ISO規格によって定められています。

    どのタイヤメーカーでも同じ基準が採用されるので、上記2つの数字を覚えておいてください。

    ランフラットタイヤならパンクしたあとも80kmもの距離を走れるので、近くのガソリンスタンドやカーショップを探せる余裕が十分にあるでしょう。

    パンクしたまま走るとどうなる?

    ランフラットタイヤは、パンクしたあとも80kmまでそのまま走行可能ですが、規定距離を超えると危険な状態になります。

    具体的にはタイヤのなかのワイヤーがでてきてしまったり、ゴムが破れたりしてハンドル操作が効かなくなります。

    最悪のケースでは、バースト(破裂)を起こし、車体を動かせなくなくなることもあるでしょう。

    「パンクしても大丈夫なタイヤ」と過信せず、正しい使用方法を守ることが大切です。

    タイヤを履き替える際はランフラットタイヤも検討してみよう

    タイヤを履き替える際はランフラットタイヤも検討してみよう

    SDGsが注目されている現代では、車からのCO2排出量も大きな課題のひとつです。

    タイヤの空気圧を適正に保つことで快適な運転が実現し、それによって燃費向上が叶い、CO2削減が期待できます。

    ランフラットタイヤには「空気圧をチェックしやすくなる」「スペアタイヤが不要になり廃棄品が減る」などの環境的メリットがあります。

    これからタイヤ交換する方は、環境に配慮したランフラットタイヤへの履き替えを検討してみてはいかがでしょうか。

    タイヤの選び方や交換の手順などは「タイヤ交換を安くする方法は?自分で交換する方法とタイヤの選び方」の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

    ランフラットタイヤの購入はタイヤワールド館ベストがおすすめ

    いかがでしたでしょうか。今回はなかなか情報が見つけにくいランフラットタイヤについてまとめてみました。気になる方やもっと知りたい!という方はぜひ店舗・お電話・メールにてお問い合わせください。みなさんのカーライフにお役に立てれば幸いです。

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    サマータイヤ タイヤ知識 ライターチーム

    【車種別】おすすめのタイヤ10選!選び方のポイントや注意点も解説

    「タイヤの種類はたくさんあるけれど、結局どれを選べばいいの?」
    「どんなタイヤが自分の車にあうのだろう?」

    タイヤ交換を検討している人や、スタッドレスタイヤに履き替えようと思っている方のなかには、タイヤ選びに迷われている方も多いのではないでしょうか。

    今回はタイヤ交換を失敗しないための選び方のポイントや、おすすめのメーカーをまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

    タイヤワールド館ベストがおすすめするスタッドレスタイヤ3点

    タイヤワールド館ベストがおすすめするスタッドレスタイヤ3点

    はじめにタイヤワールド館ベストがおすすめするスタッドレスタイヤを、3点ピックアップして紹介します。

    サイズ 商品名 特徴
    14インチ 【ブリヂストン】
    ブリザック VRX2
    30,000円(税込)
    どのような雪道にも対応できる総合的な性能を備えた商品。カーブも滑らずに曲がりやすい。
    商品ページはこちら
    15インチ 【ダンロップ】
    ウィンターマックス WM02
    45,120円(税込)
    従来品から氷上ブレーキ性能12%アップ、コーナリング性能3%アップ。高密度ゴムで長持ちする製品。
    商品ページはこちら
    17インチ 【ダンロップ】
    ウインターマックス SJ8+
    105,280円(税込)
    ナノ凹凸ゴムを採用しており、深い雪道にも対応可能。
    商品ページはこちら

    スタッドレスタイヤは冬本番になると品薄になるため、装着を検討している人は早めに予約しておいてくださいね。

    サマータイヤや車種別のおすすめタイヤについては、後ほど詳しく紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

    タイヤの選び方のポイント

    タイヤの選び方のポイント

    タイヤ交換の際にタイヤを選ぶ際のポイントは以下の3つです。

    1. 純正タイヤと同じサイズを選ぶ
    2. 燃費の良さで選ぶ
    3. 乗り心地で選ぶ

    タイヤ交換をする際には、サイズが適合するかだけでなくどのような性能を持っているかもチェックしておくことが重要です。

    1.純正タイヤと同じサイズを選ぶ

    タイヤを選ぶ際にもっとも重要なのは「純正と同じサイズがどうか」です。

    基本的には、標準装備としてついているタイヤと同じサイズの製品を選びましょう。

    タイヤは「インチアップ」「インチダウン」といって、異なるサイズを装着するカスタマイズも可能です。

    しかし知識なくカスタマイズをしてしまうと、ハンドルの感覚が変わったり、燃費が悪くなったりするデメリットもあるので注意が必要です。

    2.燃費の良さで選ぶ

    数あるタイヤ製品のなかで、どれを選ぶか決める際には「低燃費」に着目してみましょう。

    昨今は低燃費を特徴にした商品が多数あるので、ぜひ各社の製品を比べてみてください。

    燃費が良いとガソリンの節約になるので、車の維持費をおさえることができます。

    ガソリンの価格は2020年5月に115円 / L(レギュラー)を記録したのを最後に右肩上がりで値段が高騰しています。2022年3月には163円 / Lを記録しており、今後も高騰を続ける可能性があります。(参考:e-燃費 最近5年間のレギュラー価格)

    CO2削減にも貢献できる低燃性のタイヤは環境にも配慮された製品なので、ぜひチェックしてみてください。

    3.乗り心地で選ぶ

    車に快適さを求める人は「乗り心地」の良さを追及できる製品を選びましょう。

    せっかくのカーライフを存分に楽しむためには、気持ちよく運転できることが重要です。

    タイヤの種類によって、クッション性や静粛性が異なるので、製品の説明をよくチェックしてみてください。

    また、タイヤと車種の組み合わせによってノイズが発生するケースがあるので「ノイズ軽減」の性能がついているタイヤを選んでみるのもおすすめです。

    【車種別】おすすめの安いタイヤはどれ?

    以下では車種別のおすすめタイヤを紹介していきます。

    ・軽自動車におすすめのタイヤ
    ・ミニバンにおすすめのタイヤ
    ・コンパクトカーにおすすめのタイヤ
    ・SUVにおすすめのタイヤ
    ・セダンにおすすめのタイヤ

    今回はタイヤの製品のみを紹介しますが、下記の記事では工賃や販売店などについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

    軽自動車におすすめのタイヤ

    軽自動車におすすめのタイヤ

    軽自動車におすすめのタイヤを、2種類紹介します。

    バランスが良い

    ブリヂストンのブリザックVRX2

    公式サイトへ

    氷上性能が抜群で北海道・北東北で長年支持されているブリザックシリーズの前型です。最新型ではないということで、値段と性能のバランスが取れているスタッドタイヤです。

    メーカー ブリヂストン
    種類 スタッドレス
    商品名 ブリザックVRX2
    サイズ 155/65R14
    商品ページ タイヤ単品
    ホイールセット
    価格
    タイヤ単品
    ¥5,530円(税込)/1本
    価格
    ホイールセット
    ¥49,000円(税込)〜/4本

    燃費性能が良い(低燃費)

    ヨコハマタイヤのブルーアース AE-01

    公式サイトへ

    ヨコハマタイヤの「ブルーアース AE-01」は、低燃費に優れた製品です。
    1本あたり6,500円(税込)となっており、お財布に優しい価格です。

    メーカー ヨコハマタイヤ
    種類 ノーマルタイヤ
    商品名 ブルーアース AE-01
    サイズ 155/65R14
    商品ページ タイヤ単品
    ホイールセット
    価格
    タイヤ単品
    ¥6,500円(税込)/1本
    価格
    ホイールセット
    ¥52,700円(税込)〜/4本

    ミニバンにおすすめのタイヤ

    ミニバンにおすすめのタイヤ

    ミニバンにおすすめのタイヤを、2種類紹介します。

    コスパが良い

    トーヨータイヤのオブサーブGIZ2(ギズツー)

    公式サイトへ

    トーヨータイヤの「OBSERVE (オブサーブ) GIZ2」は、非対称の溝パターンによって滑りやすさを軽減させています。

    氷上での性能を長くキープできる、独自製法の「吸着クルミゴム」も特徴のひとつです。

    メーカー トーヨータイヤ
    種類 スタッドレス
    商品名 オブサーブGIZ2(ギズツー)
    サイズ 205/60R16
    商品ページ タイヤ単品
    ホイールセット
    価格
    タイヤ単品
    ¥23,300円(税込)/1本
    価格
    ホイールセット
    ¥122,500円(税込)〜/4本

    燃費性能が良い(低燃費)

    ミシュランのイープライマシー

    公式サイトへ

    ミシュランの「e・PRIMACY イー プライマシー」は、転がり抵抗を低減させることで、タイヤの燃費向上を目指した製品です。

    静粛性にも優れており、乗り心地の良さも確保しています。

    メーカー ミシュラン
    種類 ノーマル
    商品名 イー プライマシー
    サイズ 205/60R16
    商品ページ タイヤ単品
    ホイールセット
    価格
    タイヤ単品
    ¥19,200円(税込)/1本
    価格
    ホイールセット
    ¥197,500円(税込)〜/4本

    コンパクトカーにおすすめのタイヤ

    コンパクトカーにおすすめのタイヤ

    コンパクトカーにおすすめのタイヤを、2種類紹介します。

    コスパが良い

    ダンロップのウィンターマックス2

    公式サイトへ

    凍結路面とロングライフを超密着ナノフィットゴムで実現しています。VRX2同様、最新型ではないということで、値段と性能のバランスが取れている今年おすすめのスタッドタイヤです。

    メーカー ダンロップ
    種類 スタッドレス
    商品名 ウィンターマックス2
    サイズ 185/65R15
    商品ページ タイヤ単品
    ホイールセット
    価格
    タイヤ単品
    ¥14,000円(税込)/1本
    価格
    ホイールセット
    ¥95,050円(税込)〜/4本

    オールシーズン使える

    トーヨータイヤのセルシアス

    公式サイトへ

    トーヨータイヤのCELSIUS(セルシアス)は、降雪時にも使用できるオールシーズン型のタイヤです。
    雪だけではなく、冬場以外の雨にも強い溝のデザインになっており、一年中履き続けられます

    メーカー トーヨータイヤ
    種類 オールシーズン
    商品名 セルシアス
    サイズ 185/60R15
    商品ページ タイヤ単品
    ホイールセット
    価格
    タイヤ単品
    ¥15,900円(税込)/1本
    価格
    ホイールセット
    ¥113,500円(税込)〜/4本

    SUVにおすすめのタイヤ

    SUVにおすすめのタイヤ

    SUVにおすすめのタイヤを、2種類紹介します。

    SUV専用

    トーヨータイヤのオブサーブGSi-6

    公式サイトへ

    トーヨータイヤの「OBSERVE (オブサーブ) GSi-6」は「グリップシリカコンパウンド」を取り入れてグリップ性能を向上させています。

    SUV/CCVのために作られた専用のスタッドレスタイヤです。

    メーカー トーヨータイヤ
    種類 スタッドレス
    商品名 オブサーブ GSi-6(ジーエスアイ シックス)
    サイズ 225/65R17
    商品ページ タイヤ単品
    ホイールセット
    価格
    タイヤ単品
    19,900円(税込)/1本
    価格
    ホイールセット
    ¥111,020円(税込)〜/4本

    燃費性能が良い(低燃費)

    ルッチーニのヴォーノCUV

    公式サイトへ

    ルッチーニは、台湾のタイヤメーカーNANKANG(ナンカン)が欧州用に展開しているタイヤです。コストパフォーマンスに優れ、国外タイヤを使ってみたい方は選択してみてはいかがでしょうか。

    メーカー ルッチーニ
    種類 ノーマル
    商品名 ヴォーノCUV
    サイズ 225/65R17
    商品ページ タイヤ単品
    ホイールセット
    価格
    タイヤ単品
    14,400円(税込)/1本
    価格
    ホイールセット
    ¥81,900円(税込)〜/4本

    セダンにおすすめのタイヤ

    ブリヂストンのブリザックVRX2

    セダンにおすすめのタイヤを、2種類紹介します。

    氷上性能が良い

    ダンロップのウィンターマックス3

    公式サイトへ

    <従来品より氷上ブレーキ性能22%アップ、摩耗後氷上ブレーキ性能36%アップと、使い始めから使い終わりまでしっかり止まるタイヤです。/p>

    メーカー ダンロップ
    種類 スタッドレス
    商品名 ウィンターマックス3
    サイズ 195/65R15
    商品ページ タイヤ単品
    ホイールセット
    価格
    タイヤ単品
    19,100円(税込)/1本
    価格
    ホイールセット
    ¥85,400円(税込)〜/4本

    燃費性能が良い(低燃費)

    トーヨータイヤのSD-7

    公式サイトへ

    「SD-7」は走行時のノイズ低減や排水効果を向上させたスタンダードタイヤです。コストパフォ-マンスにも優れており、特にこだわりがない方はファースチョイスで良いのではないでしょうか。

    メーカー トーヨータイヤ
    種類 ノーマル
    商品名 SD-7
    サイズ 195/65R15
    商品ページ タイヤ単品
    ホイールセット
    価格
    タイヤ単品
    6,120円(税込)/1本
    価格
    ホイールセット
    ¥51,100円(税込)〜/4本

    タイヤ交換時におすすめのメーカー3選

    タイヤ交換時におすすめのメーカー3選

    タイヤを選ぶ際には、製造メーカーにも着目してみましょう。
    とくにおすすめのタイヤメーカーは以下の3社です。

    ・ダンロップ
    ・トーヨータイヤ
    ・ブリヂストン

    同じような性能で価格面でも差がない場合は、好きなメーカーを選んでみてください。

    ダンロップ

    おすすめのタイヤメーカー①ダンロップ

    ダンロップは1888年に空気入りタイヤを実用化させた、歴史の長いメーカーです。

    ダンロップの企業の特徴は以下の3点です。

    ・技術
    ・環境
    ・安心・安全

    技術面では、最先端のスーパーコンピュータを駆使した製品開発を行っており、安全性の高いタイヤを生み出しています。

    また、環境への配慮にも力を入れていて「石油・石炭などの化石資源を一切使わない、世界初の100%石油外天然資源タイヤ」を開発した実績もあります。

    トーヨータイヤ

    おすすめのタイヤメーカー②トーヨータイヤ

    トーヨータイヤは、乗用車用タイヤをはじめ、トラック用タイヤやバス用タイヤなどの製造も手がけている企業です。

    タイヤの性能を正確に把握するため、宮崎県と北海道(冬期用)に専用コースを持っており、実車でのテストを行っています。

    高性能タイヤの「PROXES(プロクセス)」は、グローバルで高い評価を得ている人気の製品です。

    ブリヂストン

    おすすめのタイヤメーカー③ブリヂストン

    ブリヂストンは、1930年代からタイヤの開発を行っている老舗企業で、近年は自動車用タイヤのみならず、ゴムの技術を用いたさまざまな製品を手がけています。

    東京2020オリンピックでは、ブリヂストンのタイヤが自転車競技用タイヤとして採用されれており、国内外を代表するタイヤブランドとして認められているブランドです。

    「空気を使わないタイヤ技術エアフリーコンセプト®」や、低燃費性に優れた「ダブルネットワークゴム」など、独自の製品を多数開発しています。

    ヨコハマタイヤ

    おすすめのタイヤメーカー④ヨコハマタイヤ

    ヨコハマタイヤ(横浜ゴム株式会社)は、1917年に日本の横濱電線製造と米国のBFグッドリッチの合弁事業で設立されました。スポーツタイヤが有名で、「ADVAN」は広く知られています。スタッドレスタイヤは、20年の歴史を持つ「iceGUARD(アイスガード)」シリーズを展開しています。

    タイヤに関するよくある質問

    タイヤに関するよくある質問

    最後に、タイヤに関する「よくある質問」にお答えしたいと思います。

    ・車のタイヤの寿命は何年?
    ・タイヤ値上げいつから?
    ・タイヤ交換しないとどうなる?

    正しい情報を把握して、適切にマイカーのメンテナンスを行いましょう。

    車のタイヤの寿命は何年?

    車のタイヤの寿命は、以下の年数が目安です。

    タイヤの種類 使用の許容範囲
    未使用のサマータイヤ 製造から約3年間(適正な状態で保管していた場合)
    未使用のスタッドレスタイヤ 製造から約3年間(適正な状態で保管していた場合)
    使用済みのすべてのタイヤ 製造から約10年間(5年経過時に点検を推奨)

    使用中のタイヤの場合、走行距離が約2~4万kmを超えると寿命を迎えることが多いです。

    またタイヤの溝が減ってくると、交換を知らせる「スリップサイン」
    が見えるようになります。

    スリップサインが見えたタイヤは製造年数や走行距離に関わらず、すぐに交換が必要です。

    タイヤの寿命については、タイヤの製造年月日の見方は?使用の許容範囲や寿命を解説の記事でも詳しく解説しています。

    タイヤ値上げいつから?

    タイヤの値上げは順次、各メーカーで予定されています。2024年では、ミシュランが以下のスケジュールで値上げを発表しています。

    上げ幅 実施時期
    6%~10% 夏/冬タイヤ 2024年2月1日

    各メーカーの値上げスケジュールは以下のとおりです。

    タイヤ交換しないとどうなる?

    タイヤ選びに迷ってしまい、交換しないまま寿命を過ぎてしまうと下記のような危険があります。

    ・タイヤがバースト(破裂)する
    ・溝が無くなってスリップする

    劣化したタイヤをそのまま履き続けていると、タイヤにヒビが入ったり、内部のワイヤーが出てきてしまったりすることもあります。

    また突然バーストしてハンドル操作ができなくなり、事故につながってしまうケースもあるので注意しましょう。

    車種に合うタイヤ選びはタイヤワールド館ベストがおすすめ

    車種に合うタイヤ選びはタイヤワールド館ベストがおすすめ

    正しいタイヤの選び方を把握しておけば、マイカーに合う製品が見つけやすくなります。

    製品を選ぶ際はそれぞれの特性をチェックして、好きなメーカーから選んでみることもおすすめです。

    タイヤの値上げが各メーカーで予定されているので、タイヤの購入は早めの時期が良いかもしれません。

    新しいタイヤをお探しの方は、ぜひ一度タイヤワールド館ベストのオンラインショップをチェックしてみてください。車種別でタイヤを選択できるので、初心者の方でも選びやすくなっています。

    お気に入りのタイヤを見つけて、カーライフを楽しみましょう。

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    ライターチーム コンパクトカー

    【トヨタ】アクアのタイヤサイズ早見表!インチ別のおすすめ商品を紹介

    2011年の発売から長年人気を集めているトヨタの「アクア」は、2022年の欲しい車ランキングでも1位を獲得しています。参照:ソニー損保「2022年 新成人のカーライフ意識調査」

    アクアには多くの車種とグレードがあり、どのタイヤが合うのかわからない人も多いでしょう。またサイズはわかっても、どの商品を選べば良いか迷うこともありますよね。

    今回は2021年発売の新型アクアのタイヤサイズの早見表や、おすすめの商品を紹介します。タイヤのサイズ変更(インチアップ)のメリット・デメリットについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

    アクアの種類(初代と新型)

    新型アクアが発売されたことで、NHP10型は初代(旧型)アクアと呼ばれるようになりました。
    初代(旧型)アクアは2011年12月〜2014年12月の前期、2014年12月〜2017年6月の中期、2017年6月〜2021年7月の3つに分かれています。

    アクアの種類の早見表
    大別 小別 型式 期間
    初代 前期 NHP10 2011年12月〜2014年12月
    初代 中期 NHP10 2014年12月〜2017年6月
    初代 後期 NHP10 2017年6月〜2021年7月
    2代目
    (新型)
    MXPK10~16 2021年7月〜

    初代(旧型)アクアのタイヤサイズ早見表

    初代(旧型)アクアのタイヤサイズ早見表

    初代(旧型)アクアのタイヤサイズは、前期・中期は同じで、後期だけタイヤ・ホイールサイズが異なります。初代(旧型)の詳しいグレード別は後半でも記載していますので、ご覧ください。

    初代(旧型)アクアの前期と中期のタイヤサイズ

    前期・中期は、「マイナーチェンジ前(MC前)」と呼ばれたりもします。

    初代(旧型)アクア前期・中期のタイヤサイズ
    NHP10(2011年12月〜2017年6月)
    インチ 純正サイズ 適応サイズ
    14インチ 165/70R14
    15インチ 175/65R15
    16インチ 198/50R16
    175/60R16(Xアーバン)
    17インチ 205/45R17
    195/45R17(G’s)
    初代(旧型)アクア前期・中期のホイールサイズ
    サイズ 15×5J
    ホール数 4穴(4H)
    PCD 100
    インセット 39
    ハブ径 54mm

    初代(旧型)アクア後期のタイヤサイズ

    後期は、「マイナーチェンジ後(MC後)」と呼ばれたりもします。

    初代(旧型)アクア後期のタイヤサイズ
    NHP10(2017年6月〜2021年7月)
    インチ 純正サイズ 適応サイズ
    14インチ 185/65R14
    165/70R14
    15インチ 185/60R15 175/65R15
    16インチ 195/50R16
    17インチ 195/45R17
    205/40R17
    初代(旧型)アクア後期のホイールサイズ
    サイズ 15×5.5J
    ホール数 4穴(4H)
    PCD 100
    インセット 45
    ハブ径 54mm

    前中期と後期との純正サイズでは、以下の点が変更となっています。

    タイヤサイズ:
    175/65R15→185/60R15
    ホイールサイズ:
    15×5.5J インセット39→15×5.5J インセット45

    よくわからい‥という方は、175/65R15や195/50R16は前期〜後期共通で適応サイズとなっておりますので、このあたりを選択すると安心です。

    新型アクアの純正タイヤサイズ早見表

    新型アクアの純正タイヤサイズ早見表

    新型アクアのグレード別のアクアのタイヤサイズを、以下の表にまとめました。2021年にフルモデルチェンジしたアクアにはB・G・X・Zの4つのグレードがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。

    エントリー機種のBをはじめとして、G・X・Zの順に高グレードの車種となります。

    グレード サイズ 詳細
    Z(E-Four)
    型式 MXPK16
    15インチ ・185/65R15
    ・15×6Jアルミホイール
    (センターオーナメント付)
    G(E-Four)
    G(E-Four)
    型式 MXPK16
    15インチ ・185/65R15
    ・15×6Jアルミホイール
    (樹脂フルキャップ)
    X(E-Four)
    型式 MXPK16
    15インチ ・185/65R15
    ・15×6Jアルミホイール
    (樹脂フルキャップ)
    B(E-Four)
    型式 MXPK15
    15インチ ・185/65R15
    ・15×6Jアルミホイール
    (樹脂フルキャップ)
    Z(2WD)
    型式 MXPK11
    15インチ ・185/65R15
    ・15×6Jアルミホイール
    (センターオーナメント付)
    G(2WD)
    型式 MXPK11
    15インチ ・185/65R15
    ・15×6Jアルミホイール
    (樹脂フルキャップ)
    X(2WD)
    型式 MXPK11
    15インチ ・185/65R15
    ・15×6Jアルミホイール
    (樹脂フルキャップ)
    B(2WD)
    型式 MXPK10
    14インチ ・175/70R14
    ・14×5 2/1Jスチールホイール
    (樹脂フルキャップ)
    G GRスポーツ/17インチパッケージ(2WD)
    型式 MXPK11
    17インチ ・195/45R17

    トヨタ公式サイトへ

    ※「センターオーナメント」「樹脂フルキャップ」とは、アルミホイールの真ん中の部分をカバーする部品のことです。

    上記の表からもわかるとおり、現行のトヨタアクアの主な標準タイヤは「15インチ」が多いです。

    車のタイヤは自分で好きなサイズ(規定内の大きさ)に変更することは可能ですが、できるだけ純正の商品が望ましいでしょう。

    なぜなら車体や足回りの機能にあわせたタイヤを精査したうえで
    、標準装備として定められているからです。

    タイヤサイズの見方や選び方については、タイヤサイズの見方は?表記や選び方を解説の記事も参考にしてみてください。

    インチ別!アクアのタイヤのおすすめ商品と価格

    インチ別!アクアのタイヤのおすすめ商品と価格

    トヨタアクアにおすすめのタイヤを、以下の4つのサイズにわけて紹介します。

    ・14インチのおすすめタイヤと価格
    ・15インチのおすすめタイヤと価格
    ・16インチのおすすめタイヤと価格
    ・17インチのおすすめタイヤと価格

    タイヤワールド館ベストでは、選んだタイヤを取り付け予定の店舗に直送するので、スムーズにタイヤ交換できます。

    オンラインショップでは、車種名から検索できるモードがあるので、マイカーに合うタイヤを見つけやすいです。タイヤ交換を検討している人はぜひチェックしてみてくださいね。

    14インチのおすすめタイヤと価格

    トヨタアクアに合う14インチのおすすめタイヤを紹介します。

    スタッドレスタイヤ|ヨコハマタイヤのアイスガード6

    ヨコハマタイヤのアイスガード6

    ヨコハマタイヤ公式サイトへ

    20年の歴史を持つヨコハマタイヤのスタッドレスブランドの前型です(最新はアイスガード7)。氷上性能を追求しており、長く人気のタイヤです。

    メーカー ヨコハマタイヤ
    商品名 アイスガード6
    インチ 14
    サイズ 175/70R14
    商品ページ タイヤ単品 
    ホイール付き 
    価格 9,200円/1本(単品)
    55,100円~/4本(ホイール付き)

    ノーマルタイヤ|トーヨータイヤのSD-7

    トーヨータイヤのSD-7

    トーヨータイヤ公式サイトへ

    トーヨータイヤの「SD-7」は走行時のノイズ低減や排水効果を向上させたスタンダードタイヤです。耐摩耗性にも定評のある低燃費なタイヤです。

    メーカー トーヨータイヤ
    商品名 SD-7
    インチ 14
    サイズ 175/70R14
    商品ページ タイヤ単品 
    ホイール付き 
    価格 4,840円/1本(単品)
    41,700円~/4本(ホイール付き)

    15インチのおすすめタイヤと価格

    アクアに合う15インチのおすすめタイヤを紹介します。

    スタッドレスタイヤ|ダンロップのウィンターマックス2

    ウィンターマックス2

    ダンロップ公式サイトへ

    ウィンターマックスゼロツーは冷えてもやわらかい液状ファルネセンゴムが採用されています。低温化でも密着し、ゴムのやわらかさをより長く保てることが特徴です。

    凍結・雪上・濡れている路面・乾いた路面など、さまざまな路面での走行性や経済性において、高レベルでバランスの取れたスタッドレスタイヤです。

    メーカー ダンロップ
    商品名 ウィンターマックス2
    インチ 15
    サイズ 185/65R15
    商品ページ タイヤ単品
    ホイール付き
    価格 10,500円/1本(単品)
    64,790円~/1本(ホイール付き)

    ノーマルタイヤ|ダンロップのルマン5

    ダンロップのルマン5

    ダンロップ公式サイトへ

    自動車SNSサイト、「みんカラ」でのコンフォートタイヤ部門殿堂入りの大人気タイヤです。乗り心地と静粛性に定評があります。

    メーカー ダンロップ
    商品名 ルマン5
    インチ 15
    サイズ 185/65R15
    商品ページ タイヤ単品
    ホイール付き
    価格 12,000円/1本(単品)
    68,300円~/1本(ホイール付き)

    16インチのおすすめタイヤと価格

    アクアに合う16インチのおすすめタイヤを紹介します。

    スタッドレスタイヤ|トーヨータイヤのオブザーブ ガリットGIZ(ギズ)

    トーヨータイヤのオブザーブ ガリットGIZ

    トーヨータイヤ公式サイトへ

    高次元でバランスのとれた氷雪上性能を発揮するメジャースタッドレスです。降雪地域ではなく、コスト重視の方におすすめです。

    メーカー トーヨータイヤ
    商品名 オブザーブ ガリットGIZ(ギズ)
    インチ 16
    サイズ 195/55R16
    商品ページ タイヤ単品
    ホイール付き
    価格 14,800円/1本(単品)
    77,850円~/4本(ホイール付き)

    ノーマルタイヤ|ダンロップのエナセーブEC204

    ダンロップのエナセーブEC204

    ダンロップ公式サイトへ

    ダンロップの「ENASAVE EC204 エナセーブ EC204」は、低燃費性に魅力のタイヤです。

    独自の溝デザイン(トレッドパターン)によって、タイヤが一部分だけ摩耗することを防ぎ、交換のサイクルを長く保ってくれます。

    メーカー ダンロップ
    商品名 エナセーブ EC204
    インチ 16
    サイズ 195/55R16
    商品ページ タイヤ単品
    ホイール付き
    価格 15,800円/1本(単品)
    87,000円~/4本(ホイール付き)

    17インチのおすすめタイヤと価格

    アクアに合う17インチのおすすめタイヤを紹介します。

    スタッドレスタイヤ|ブリヂストンのブリザック VRX2

    ブリヂストンのブリザック VRX2

    ブリヂストン公式サイトへ

    北海道/北東北主要5都市一般ドライバー装着率50.7%と、寒さが厳しい地域で圧倒的に支持されているブリザックシリーズの前型です。(最新はVRX3)

    メーカー ブリヂストン
    商品名 ブリザック VRX2
    インチ 17
    サイズ 205/45R17
    商品ページ タイヤ単品
    ホイール付き
    価格 30,500円/1本(単品)
    170,470円~/4本(ホイール付き)

    ノーマルタイヤ|ミシュランのプライマシー4プラス

    ミシュランのプライマシー4プラス

    ミシュラン公式サイトへ

    濡れた路面での安心感が長く続くミシュランのプレミアムコンフォートタイヤです。静粛性にも優れています。

    メーカー ミシュラン
    商品名 プライマシー4プラス
    インチ 17
    サイズ 205/45R17
    商品ページ タイヤ単品
    ホイール付き
    価格 24,950円/1本(単品)
    205,900円~/4本(ホイール付き)

    アクアのタイヤを交換する工賃

    アクアのタイヤを交換する工賃

    タイヤ交換の総額料金は「タイヤの価格」+「工賃」で決まります。

    タイヤ交換工賃の相場は、1本あたり2,000~30,000円前後と幅があります。

    タイヤワールド館ベストでは、タイヤ交換の工賃を以下のように定めているので、参考にしてみてください。こちらはタイヤ単品を購入して、ホイールから古いタイヤを外して新しいタイヤに入れ替える作業の場合の金額となります。

    タイヤワールド館ベストでご購入の場合
    インチ 通常価格 アプリ会員
    10~15インチ ¥8,800円 ¥6,600円
    16~18インチ ¥11,000円 ¥8,800円
    19~20インチ ¥13,200円 ¥11,000円
    21インチ ¥15,400円 ¥13,200円
    22インチ ¥17,600円 ¥15,400円
    お持込商品の場合
    インチ 通常価格 アプリ会員
    10~15インチ ¥11,000円 ¥8,800円
    16~18インチ ¥13,200円 ¥11,000円
    19~20インチ ¥15,400円 ¥13,200円
    21インチ ¥17,600円 ¥15,400円
    22インチ ¥19,800円 ¥17,600円

    タイヤワールド館ベストでは、アプリ会員になるとお得にタイヤ交換ができます。フリー会員(無料)でも対象になりますので、ご利用の際にはぜひ事前にダウンロードください。

    また、商品にタイヤ交換の工賃が含まれている「取付コミコミ」という商品もあります。こちらの商品もぜひご検討ください。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

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    アクアのタイヤはインチアップできる?

    アクアのタイヤはインチアップできる?

    アクアのタイヤをインチアップすることは可能です。

    インチアップとは、外径を変えずに扁平率の低いタイヤを履き、リム径を大きくすることです。つまり、タイヤを薄くした分ホイールを大きくするカスタマイズのことです。

    インチアップのメリット・デメリットを解説するので、タイヤの役割を理解して、自分に合うカスタマイズをみつけましょう。

    タイヤをインチアップするメリット

    タイヤをインチアップすると感じられるメリットには以下のようなものがあります。

    見た目がかっこ良くなる 薄い(低扁平率)タイヤはシャープな印象なので、スタイリッシュな見た目になります
    グリップ性能があがる 接地するタイヤ幅が広くなり、ブレーキの効きが良くなります
    コーナリングの性能がアップする 地面への接地面積が広がることで走行時にタイヤが変形しにくくなり、曲がりやすくなります
    運動性能があがる 中高速域のハンドリングが安定しやすくなります

    インチアップすると標準タイヤよりタイヤの幅が薄くなり、車全体の高級感がでます。

    またグリップやコーナリングの性能もあがるので、運転しやすいと感じる人も多いでしょう。

    タイヤをインチアップするデメリット

    タイヤをインチアップするデメリットには、以下のようなものがあります。

    乗り心地が悪くなる タイヤが薄くなることで、ゴム部分のクッション性がなくなり、地面からの振動を直に感じるようになります
    燃費が悪くなる 転がり抵抗が大きくなることで、燃費が悪くなるケースがあります
    走行音が大きく感じる 薄いタイヤは空洞共鳴音が発生しやすくなり、走行時の音が気になることがあります

    ※転がり抵抗とは、タイヤが転がる動きを妨げる力のこと
    ※空洞共鳴音とは、空洞(タイヤ内部)から反響して音がでること

    扁平率の低いタイヤは見た目がかっこ良いのですが、クッション性がなくなるため乗り心地に影響がでます。

    また低扁平率のタイヤは、通常のものに比べて価格が高い点もデメリットです。

    アクアのタイヤに関するよくある質問

    トヨタアクアのタイヤに関するよくある質問にお答えします。

    ・旧型と2代目アクアのタイヤサイズの違いは?
    ・アクアに合うスタッドレスタイヤは?
    ・アクアのタイヤに合うホイールデザインは?

    トヨタアクアはグレードも商品も数が多いため、情報が多すぎて見つけられない方も多いでしょう。

    マイカーに合うサイズやタイヤの疑問点は、タイヤワールド館ベストの実店舗でも相談できます。

    仙台市や北海道など、11か所の店舗があるので店舗一覧からお近くのお店を探してみてください。

    旧型と2代目アクアのタイヤサイズの違いは?

    旧型と2代目アクアのタイヤサイズの違いを、以下の表にまとめました。

    年度別にいくつかのグレードをピックアップしています。

    初代(旧型)アクア後期のホイールサイズ
    発売年 グレード名 タイヤの大きさ タイヤサイズ
    2011年 グレード (L) 14インチ 165/70R14
    2013年 グレード (G G’s) 17インチ 195/45R17
    2014年 グレード (S) 15インチ 175/65R15
    2015年 グレード (L) 14インチ 165/70R14
    2017年 グレード (クロスオーバー) 16インチ 185/60R16
    2018年 グレード (L) 15インチ 185/60R15
    2019年 グレード (L) 15インチ 185/60R15
    2020年 グレード (G GRスポーツ) 16インチ 195/50R16
    2020年 グレード (L) 15インチ 185/60R15
    2021年 グレード (B) 14インチ 175/70R14
    2021年 グレード (X) 15インチ 185/60R15

    2011〜2021年7月までを「旧型(初代)アクア」、2021年7月以降にリリースされたものが「新型アクア」と呼ばれています。

    それぞれエントリーモデル、ハイモデルといくつかのグレードにわかれているのですが、新型アクアになったタイミングで表記アルファベットが変更になりました。

    アクアのグレード(アルファベット)の見方は以下のとおりです。

    グレードの高さ 初代(旧型)アクア 新型アクア
    1
    (ハイグレード)
    G Z
    2 S X
    3 L G
    4 B

    旧型エントリーモデルのアクア(L)は2011~2015年までは14インチ、2017年以降は15インチになっています。

    しかし、新型アクアのエントリーモデル(B)は14インチとなっており、同等のグレードの車種でも年度によってタイヤサイズが異なることがわかります。

    グレードだけでは正確なタイヤサイズがわからないため、かならず年度とグレードの両方を確認してください。

    アクアに合うスタッドレスタイヤは?

    冬の運転でツルっとすべったり、ハンドルがきかなくなってしまったり、怖い思いはしたくないですよね。

    サイズ別で紹介しきれなかった、ダンロップとブリヂストンの最新スタッドレスをご紹介しますね。

    ダンロップ WINTERS MAXX03(ウィンターマックスゼロスリー)

    wm03イメージ

    ダンロップ公式サイトへ

    ダンロップが持っている新技術の組み合わせにより、さらに氷上性能がアップしたWM03。
    ナノ凹凸ゴムの採用により、いち早く水膜にナノ凹凸ゴムの突起部分が到達するので、素早く滑る原因の水膜を除水します。

    ブレーキやカーブの効きも良く、積雪が多い地域にもぴったりです。時間が経っても氷上性能が低下しにくいWINTER MAX03は、心強い存在となってくれそうです。

    ブリヂストン ブリザック VRX3

    ブリヂストンブリザックVRX3

    ブリヂストン公式サイトへ

    これまで高い信頼と実績をもってきたブリザックシリーズからVRX3が誕生します。新しく搭載された『フレキシブル発泡ゴム』は、まるでスポンジのように水を吸収してくれます。

    氷上性能は驚きの120%に到達し、雪の日でも乾いた路面でもしっかり止まることが可能です。低燃費性能も従来の商品より高まり、コストパフォーマンスも良くなっています。

    アクアのタイヤに合うホイールデザインは?

    アクアのタイヤに合うホイールデザインは?

    アクアのタイヤには「スポーク」のホイールデザインがおすすめです。

    以下でホイールデザインの違いを紹介します。

    スポーク スポークがホイールの中心から外側に向かうように配置しているデザイン(自転車のタイヤのような放射線状のデザイン)
    ディッシュ ホイール中心分がお皿のようになっているデザイン
    メッシュ ホイールの中心分から網目状に張り巡らされたデザイン
    フィン スポークより細かい放射線状になっているデザイン(棒の数が多い)

    どのデザインにするかは好みなので、好きなホイールを設置して問題ありません。

    車種に合うかどうかの基準は、その車の標準装備のタイヤをチェックしてみるとわかりやすいです。

    アクアの純正タイヤ(ホイール)はスポークの形となっているので、同じデザインにしておけばマッチするでしょう。

    しかし、かならず純正と同じにする必要はないので、自由に好きな形を選んでください。

    ベスト写真館でもアクアのカスタム事例を見ることができますので、ぜひ覗いてみてくださいね。

    アクアに合うタイヤの購入ならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    アクアに合うタイヤの購入ならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    トヨタアクアのタイヤは14~17インチとなっており、車種や年式によって異なります。タイヤ交換をする場合は、間違ったサイズを購入してしまわないように注意してください。

    タイヤワールド館ベストのオンラインショップなら、車種を先に選んでからタイヤやホイールを選べるので初心者でも迷いにくいです。

    トヨタアクアに合うタイヤをお探しの方は、ぜひタイヤワールド館ベストをチェックしてみてくださいね。

    カテゴリー
    基礎知識 タイヤ知識 ライターチーム

    どこが安い?タイヤの送料比較!ホイールやタイヤの送り方も解説

    「タイヤを送りたいけれど、送料はどのくらいだろう?」
    「タイヤを送るときはどのように梱包すればいいんだろう?」

    このような疑問をお持ちの方は多くいらっしゃいます。

    タイヤ交換をした際、取り外したタイヤがまだ使える状態なのに廃棄してしまうのはもったいないですよね。

    状態の良いタイヤであれば、フリマアプリやオークションで販売することが可能です。

    タイヤは大きくて重い商品なので、自分で送れるのか心配になる方もいるかもしれませんが、一般的な宅配便と同じように発送できます。

    今回は宅配業者の料金比較や、安全に発送できる梱包方法について解説しています。

    タイヤの発送方法を把握したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

    タイヤを送る前にチェックしよう!重量や三辺の調べ方

    タイヤを送る前にチェックしよう!重量や三辺の調べ方

    タイヤを発送する前に、送りたい商品の「重量」や「三辺の長さ」を調べる必要があります。

    発送予定のタイヤのメーカーと品番を調べると、各製品の概要ページが出てくるので以下の4点を確認しましょう。

    ・重量
    ・タイヤ断面幅
    ・タイヤ扁平率
    ・インチ

    各メーカーの製品スペックが記載してあるページを見れば、上記が把握できるはずです。

    ヤマト運輸のホームページに、タイヤを発送する際の運賃を調べる計算ツールが設置されており、上記の要素を入力すると三辺の長さがわかるようになっています。

    一例として、利用者の多い15インチのタイヤで試算してみましょう。

    195/65R15と記載のあるタイヤの場合、断面幅は195mm、扁平率は65、インチは15となります。

    これらを計算ツールに入力すると三辺の長さは「146.8mm」という結果がでました。

    送料の出し方

    あくまで概算の数値にはなりますが、三辺の合計がわかれば発送サイズが把握できます。

    それぞれに記載されている数値の読み解き方は、タイヤサイズの見方は?表記や選び方を解説を参考にしてみてください。

    各社のタイヤやホイールの送料まとめ

    各社のタイヤやホイールの送料まとめ

    タイヤの発送を行える配達業者の送料をまとめました。

    ・佐川急便のタイヤの送料
    ・ヤマト運輸タイヤの送料
    ・メルカリ便タイヤの送料
    ・西濃運輸タイヤの送料
    ・日本郵便(ゆうパック)タイヤの送料
    ・福山通運タイヤの送料

    以下では、各社の料金を比較するために同条件の送料をそれぞれ紹介します。

    タイヤのサイズや送り先によって送料は異なりますので、ここでは流通の多い15インチのタイヤを送ると想定して、「150~160サイズ」「関東発→関西着」の条件の場合の送料を比較してみましょう。

    佐川急便のタイヤの送料

    佐川急便のタイヤの送料

    佐川急便の配達料金は【料金を調べる】のページで確認できます。

    タイヤを発送する場合の料金目安は以下のとおりです。

    15インチのタイヤ1本(約7~8kg)を送る場合
    サイズ 160サイズ
    発着地 関東発→関西着
    料金の目安 佐川急便:2,178円

    佐川急便のサイズ区分は、以下のようにわかれています。

    ・140サイズ(20kgまで)
    ・160サイズ(30kgまで)
    ・180サイズ(50kgまで)
    ・200サイズ(50kgまで)

    佐川急便には「飛脚宅配便」「飛脚ラージサイズ」があり、タイヤ1本の重さ(7~8kg程度)は、送れる重量の範囲内です。

    しかし佐川急便では、タイヤは1本ずつしか受け付けてもらえないケースもあるようです。もし、タイヤが4本ある場合は4個分の送料がかかるので注意しましょう。

    ヤマト運輸タイヤの送料

    ヤマト運輸タイヤの送料

    ヤマト運輸の配達料金は【料金を調べる】のページで確認できます。

    タイヤを発送する場合の料金目安は以下のとおりです。

    15インチのタイヤ1本(約7~8kg)を送る場合
    サイズ 160サイズ
    発着地 関東発→関西着
    料金の目安 ヤマト運輸:2,180円

    ヤマト運輸のホームページには、タイヤの発送について以下のように記載されています。

    Q:タイヤホイールを発送したい

    A:サービス規格内(縦・横・高さの合計が200cm以内、かつ重さが30kg以内)であれば、宅急便として発送できます。

    ※宅急便の1辺の長さは170cm以内となります。
    ※宅急便の補償金額(責任限度額)は、宅急便1個につき30万円(税込み)までです。


    ※ヤマト運輸「よくある質問」から引用

    またヤマト運輸では、2本のタイヤを同時に送ることも可能です。

    複数本のタイヤを一度に発送する場合は、結束バンドを利用し、まとめて梱包すれば1つの荷物としてカウントしてもらえます

    まとめて送ったほうが送料は安くなるので、2本以上発送したい人にはおすすめです。

    メルカリ便タイヤの送料

    メルカリ便タイヤの送料

    メルカリを利用した場合の配達料金は【配送方法 早わかり表】で確認できます。

    タイヤを発送する場合の料金目安は以下のとおりです。

    15インチのタイヤ1本(約7~8kg)を送る場合
    サイズ 160サイズ
    発着地 関東発→関西着
    料金の目安 らくらくメルカリ便(宅急便):1,700円

    メルカリ便は最大で160サイズまで対応可能となっており、軽自動車のタイヤなら2本までまとめて送れるケースもあります(インチサイズによる)

    メルカリで発送する際の注意点は「出品ページごとに送料が割り振られてしまうこと」です。

    タイヤを1本ずつ出品した場合、同じ人が2本購入してくれても発送時に送料を合算できません。

    アプリのシステム上、1ページにつき1枚の発送伝票が発行されてしまうため、購入後のおまとめ発送ができないことに注意してください。

    西濃運輸タイヤの送料

    西濃運輸タイヤの送料

    西濃運輸を利用した場合の配達料金は【運賃お見積り】のページで確認できます。

    タイヤを発送する場合の料金目安は以下のとおりです。

    15インチのタイヤ1本(約7~8kg)を送る場合
    サイズ
    発着地 関東発→関西着
    料金の目安 カンガルー特急便:3,284円

    西濃運輸には「カンガルーミニ便」「カンガルー便」の2つの発送方法がありますが、いずれも最大サイズが130cm(三辺の合計)までとなっています。

    小さめのタイヤでも梱包すると大きさが出てしまうので、これらの発送方法では送れない可能性が高いです。

    上記以外の大きめの荷物に対応しているのは「カンガルー特急便」となっており、20kg以上の荷物も送れます。

    日本郵便(ゆうパック)タイヤの送料

    日本郵便(ゆうパック)タイヤの送料

    日本郵便を利用した場合の配達料金は【運賃・料金計算】のページで確認できます。

    タイヤを発送する場合の料金目安は以下のとおりです。

    15インチのタイヤ1本(約7~8kg)を送る場合
    サイズ 160サイズ
    発着地 関東発→関西着
    料金の目安 ゆうパック:2,160円

    ゆうパックで発送可能なサイズは荷物の縦・横・高さの合計が170cm以下、重さ25kgまでが対象です。

    重さが25kgを超え30kg以下の荷物は「重量ゆうパック」の扱いとなり、基本運賃に510円または520円が追加されます。

    福山通運タイヤの送料

    福山通運タイヤの送料

    福山通運を利用した場合の配達料金は【フクツー宅配便料金表】で確認できます。

    タイヤを発送する場合の料金目安は以下のとおりです。

    15インチのタイヤ1本(約7~8kg)を送る場合
    サイズ 160サイズ
    発着地 関東発→関西着
    料金の目安 フクツー宅配便:2,430円

    フクツー宅配便は個人利用が可能で、取り扱いのサイズは3辺合計160cm以内(重量30kg以内)となっています。

    自分で営業所へお持ち込むと200円、営業所止めを指定すると400円が運賃から割り引かれるサービスがあります。

    タイヤをもっとも安く送れる宅配業者は?

    タイヤをもっとも安く送れる宅配業者は?

    各社の宅配便送料や調べ方を解説してきましたが、以下で全体の比較を表にまとめます。

    15インチのタイヤ1本(約7~8kg)を送る場合
    佐川急便 2,178円
    ヤマト運輸 2,180円
    らくらくメルカリ便 1,700円
    ゆうパック 2,160円
    カンガルー特急便 3,284円
    フクツー宅配便 2,430円

    ※関東発→関西着として料金を比較

    もっとも安くタイヤ(1本)を送れるのはメルカリ便の1,700円という結果でした。

    一番料金が高かったのは西濃運輸のカンガルー特急便で3,284円、その他の業者は2,000円台前半であまり大差はありませんでした。

    タイヤは1本で送るか、2本まとめるかによって送料が変わるので、送る本数や大きにより安い業者が異なる可能性があります。

    各社の送料はホームページに記載されているので、チェックしてみてください。

    タイヤを送る際の梱包方法

    タイヤを送る際の梱包方法

    タイヤを送る際の梱包方法を紹介します。

    1.ビニール袋にいれる

    タイヤが汚れるのを防ぐため、また他の荷物を汚さないためにもビニールでの梱包は必ずしましょう。「タイヤ専用袋」と検索すれば、ネット通販で簡単に入手できます。

    2.エアー緩衝材をのせる

    ホイール(金属部分)に傷がつくのを防ぐために、エアー緩衝材を乗せます。通称「プチプチ」と呼ばれているビニール素材のクッション材です。エアー緩衝材はホームセンターや量販店で購入できます。

    3.ダンボールで挟む

    タイヤ全体を保護するために、板状の段ボールで上下から挟みます。段ボールはリサイクル品で構いませんので、新しく買う必要はありません。自宅にない場合は、スーパーやドラッグストアに行くと分けてもらえます。

    4.テープで止める

    挟んだ段ボールをテープでとめましょう。しっかりとした粘着力のあるテープを使うのがおすすめです。

    5.結束バンドで固定する

    タイヤ全体を結束バンドで固定します。結束バンドを縦横にクロスさせて、エアー緩衝材や段ボールがずれないようにしましょう。

    佐川急便「ホイール付きタイヤの梱包方法」のページに梱包方法が動画で掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。

    発送前のタイヤを長持ちさせる保管方法

    発送前のタイヤを長持ちさせる保管方法

    発送前のタイヤを長持ちさせる保管方法を紹介します。

    ・直射日光の当たらない場所に置く
    ・風通しのよい場所に置く
    ・ホイール付きタイヤは縦置きする

    フリマアプリやオークションなどに出してもすぐに売れないこともあるので、自宅で保管する際には良い状態を保てるようにしておきましょう。

    タイヤの保管について詳しくは、タイヤの正しい保管方法は?事前準備でタイヤを長持ちさせようの記事でも紹介しています。

    直射日光の当たらない場所に置く

    タイヤを長持ちさせるためには、直射日光を避けられる場所に保管するのがおすすめです。丈夫そうな見た目のタイヤですが、実は原料のゴムは劣化しやすい性質を持っています。

    できるだけ直射日光や紫外線の当たらない、高温にならない場所に置いておくとよいでしょう。

    スペースを確保するのがなかなか難しいかもしれませんが、できれば室内に保管するのが一番です。

    保存用の専用袋も販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

    風通しのよい場所に置く

    タイヤを良い状態にしておくためには通気性を保つことが大切です。

    予算に余裕があれば、タイヤ専用のラックを購入すると地面に接地せずに保管できるので、湿気が溜まりにくくなります。

    シーズンオフのスタッドレスタイヤをラックに保管することもできるので、持っていると役立つアイテムです。

    ラックがない場合は、スノコや新聞紙の上にタイヤを置いておきましょう。

    地面に近いところは湿気がたまりやすいので、たまに裏返して上下を交換しておいてください。

    ホイール付きタイヤは縦置きする

    ホイールがついたタイヤを縦に並べて置いておくと、タイヤが歪む原因になります。ホイールは重みがあるので、縦にした場合タイヤの下部に圧がかかった状態になります。

    ずっと同じ方向でタイヤを立てかけておくと、下半分に重力が集中して変形してしまうことがあるのです。

    ホイール付きのタイヤは横向きに保管し、適度に裏返しておくと劣化を防ぎやすくなります

    まだ使えるタイヤはフリマアプリやオークションに出してみよう

    まだ使えるタイヤはフリマアプリやオークションに出してみよう

    タイヤを発送するのは難しそうに感じるかもしれませんが、手順がわかれば普通の宅配便と同じように送ることができます。フリマアプリからの発送なら、伝票も簡単に作成できるので手間も少なく便利です。

    タイヤ交換後にまだ使えるタイヤが手元にある方は、メルカリやオークションに出してみてはいかがでしょうか。

    タイヤ交換の方法やタイヤの保管方法については、タイヤ交換を安くする方法は?自分で交換する方法とタイヤの選び方の記事もぜひ参考にしてみてください。

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    基礎知識 タイヤ知識 ライターチーム

    タイヤの製造年月日の見方をメーカー別に解説!使用の許容範囲や寿命は?

    「タイヤの製造年月日はどこを見ればわかるんだろう?」このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

    タイヤの横に文字が書いてあるのはなんとなく知っていても、製造年月日の見方がわからない方は多くいらっしゃいます。

    今回はタイヤの製造年月日や製造週の見方を、メーカー別に紹介しています。タイヤの製造メーカーごとに少しずつ記載の数値が違うので、知っておくと役立ちますよ。

    タイヤを使用する際の注意点や保管方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

    タイヤ製造年月日・製造週の調べ方

    タイヤ製造年月日・製造週の調べ方

    タイヤの製造年月日を調べる際は、製品のサイドウォール(タイヤの側面)をチェックします。

    製造メーカーによって表記方法は多少異なるのですが、ほとんどの製品に「4桁の数字」が記載されており、この数値の並びで製造年月日と製造週を把握できます。

    たとえば「0117」と記載されていた場合、上2桁が「製造週」で、下2桁が「製造年」です。

    上記の数値であれば「01=01週目」「17=2017年」となり、2017年の1週目(1/1~1/7)に製造されたタイヤだとわかります。

    基本的には外から見える場所に刻印されていますが、製品によってはタイヤの内側に表示されていることもあります。

    どうしても製造年月日が見つからない場合は、近くのタイヤ専門店やカーショップ、ディーラーなどに相談してみてください。

    主要タイヤメーカーの製造年月日はどこを見ればいい?

    主要タイヤメーカーの製造年月日はどこを見ればいい?

    主要メーカー別のタイヤ製造年月日の見方を紹介します。

    ● ブリヂストンタイヤの製造年月日の見方
    ● ダンロップタイヤの製造年月日の見方
    ● トーヨータイヤの製造年月日の見方
    ● ヨコハマタイヤの製造年月日の見方

    タイヤの側面には製造年月日をはじめ、さまざまな情報が刻印されています。

    タイヤに書いてある数字やアルファベットの見方については以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

    ブリヂストンタイヤの製造年月日の見方

    株式会社ブリヂストンのタイヤ製造年月日の見方は、以下のとおりです。

    ブリヂストンのタイヤ製造年月日の見方

    製造番号のうち、ゴムの中にへこんだ文字で下4桁(例2412)の数字が製造年週を示しています。最初の数字24は週(24週目【6月】)を、最後の数字12は年(2012年)を示します。

    1999年以前に製造されたタイヤについては、下3桁(例109)の数字が製造年週を示しています。最初の数字10は週(10週目【3月】)を、最後の数字9は年(1999年)を示します。


    ブリヂストンホームページより引用

    製造年月日の数値はホイールとタイヤの境目あたりに記されていることが多いですが、まれに内側に刻印されている商品もあります。

    ダンロップタイヤの製造年月日の見方

    住友ゴム工業株式会社の主要メーカー「ダンロップ」のタイヤの見方を紹介します。

    ダンロップのタイヤ製造年月日の見方

    製造年週について
    2000年以降の製造番号では、下4桁(例0117)の数字で製造年週を示しています。最初の2桁の数字01は週(1週)を、最後の2桁の数字17は年(2017年)を意味します。

    1999年以前の製造番号では、下3桁(例159)の数字で製造年週を示しています。最初の2桁の数字15は週(15週)を、最後の1桁の数字9は年(1999年)を意味します。


    ダンロップホームページより引用

    ダンロップのタイヤ製造年月日は、数字が凹んで刻印されているのが特徴です。

    トーヨータイヤの製造年月日の見方

    TOYO TIRE 株式会社のタイヤの見方を紹介します。

    トーヨータイヤのタイヤ製造年月日の見方

    製造年週について
    製造番号はタイヤに刻印されており、そのタイヤが作られた製造年週を読み取ることが出来ます。タイヤの側面(片側)には、セリアル記号と呼ばれる記号が刻印されています。セリアルには、そのタイヤの製造年週などが表示されています。

    1999年以前の製造番号では、下3桁(例249)の数字で製造年週を示しています。最初の数字24は週(24週目)を、最後の数字9は年(1999年)を示します。2000年以降の製造番号では、下4桁(例0604)の数字で製造年週を示しています。最初の数字06は週(6週目)を、最後の数字04は年(2004年)を示します。


    トーヨータイヤホームページより引用

    「9KY0604」と刻印があった場合、「9KY」は設計コード「0604」が製造年月日となり、06週/2004年に製造されたタイヤだと読み取れます。

    ヨコハマタイヤの製造年月日の見方

    横浜ゴム株式会社の「ヨコハマタイヤ」の刻印は、製造工場も表記しているのが特徴です。

    ヨコハマタイヤのタイヤ製造年月日の見方

    1.製造週目
    2桁で、その年の何週目に製造されたかを示しています。(11→11週目)

    2.製造西暦
    下2桁で、製造年の西暦下2桁を示していいます。(18→2018年)


    ヨコハマタイヤホームページより引用

    「YYY0222」の場合、「YYY」は製造工場を表すアルファベット、「25」は25週目、「16」は2016年を表しています。

    タイヤの製造年月日の許容範囲とは?

    タイヤの製造年月日の許容範囲とは?

    「未使用」と「使用済み」、それぞれのタイヤの許容範囲を以下の表にまとめました。

    タイヤの種類 使用の許容範囲
    未使用のサマータイヤ 製造から約3年間
    (適正な状態で保管していた場合)
    未使用のスタッドレスタイヤ 製造から約3年間
    (適正な状態で保管していた場合)
    使用済みのすべてのタイヤ 製造から約10年間
    (5年経過時に点検を推奨)

    新品未使用で、適正な状態で保管が行われていれば「3年間は状態が変わらず性能を保てると多くのメーカーが説明しています。

    また、ブリヂストンのホームページには「製造後10年を経過したタイヤは交換推奨」と記載されているので、この範囲内が使用の許容範囲となります。

    表面上では変化がなくても、ゴムの劣化が進んでいるケースもあるので、長く使用している場合は点検や交換を検討してみてください。

    タイヤの寿命の見分け方

    タイヤの寿命の見分け方

    ところで、タイヤの劣化はどこをチェックすればよいのでしょうか?ここではタイヤの寿命の見分け方のポイントを3つ紹介します。

    ・スリップサインをチェック
    ・プラットフォームをチェック
    ・ひび割れをチェック

    製品の寿命を正しく判断し、耐用年(許容範囲)を超えたタイヤは早めに交換しましょう。

    スリップサインをチェック

    タイヤの残り溝が約1.6mm以下になったことを知らせる印のことを「スリップサイン」と呼び、このマークが見えたら交換が必要な時期です。

    1本のタイヤに4~9箇所程度のスリップサインが設けられており、摩耗が進むと溝がなくなり印が見えてきます。

    タイヤは前輪・後輪が均等にすり減るとは限らないので、すべてのタイヤを満遍なく確認してみてください。

    スリップサインの出たタイヤをそのまま履き続けると「整備不良」として道路交通法に違反してしまうので注意が必要です。

    プラットフォームをチェック

    「プラットフォーム」スタッドレスタイヤのみに表れる、摩耗を知らせるサインです。

    スタッドレスタイヤの残溝が50%になると、プラットフォームが目視できるようになり、この状態になったら雪道や凍った道路の走行はできません。

    しかし、プラットフォームはあくまでも「スタッドレスタイヤとしての寿命」を知らせるものなので、サマータイヤとしてはまだ使用できる可能性はあります。

    ひび割れをチェック

    タイヤが少し古くなってきたと感じたら、製品の表面や側面をよくチェックしてみましょう。

    よくある表面的なトラブルは以下のようなものがあります。

    ・ひび割れ
    ・亀裂
    ・ピンチカット

    ピンチカットとは、タイヤのサイドウォール(側面)の一部に変形が見られる現象のことです。

    ピンチカット

    上記のいずれかの症状が出てきたら、タイヤの劣化が進んでいる証拠です。ひび割れを放置してしまうと、パンクやスリップなどの危険性が高まるので注意しましょう。

    製造年月日が古いタイヤを使うとどうなる?

    製造年月日が古いタイヤを使うとどうなる?

    製造年月日が古いものや、劣化したタイヤを使い続けると以下のような危険があります。

    ・バースト(破裂)する
    ・スリップする

    それぞれ見ていきましょう。

    バースト(破裂)する

    バースト

    劣化したタイヤを履き続けるとバースト(破裂)する可能性があります。バーストはパンクとは異なり、大きな爆発音と共に突然タイヤが破裂してしまう現象です。ひび割れしたまま放置しておくと、隙間から水が入り内部がさびてしまい、それによってタイヤ全体が歪みます。

    タイヤがバーストすると、ハンドルが取られて車のコントロールが効かなくなり、事故につながるので非常に危険です。定期的に専門店でタイヤの状態をチェックしてもらうと、不具合を早期発見できるでしょう。

    スリップする

    雨の日はスリップしやすい

    溝が少なくなったタイヤはスリップしやすいので、運転の際は注意しなくてはなりません。雨の日は路面が滑りやすくなり、ブレーキの効きが悪くなるのでとくに危険です。

    溝の減りを感じたら早めに交換することをおすすめします。

    タイヤは製造年より保管方法が重要

    タイヤは製造年より保管方法が重要

    タイヤの製造年月日を気にする人は多くいますが、「いつ作られたのか」よりも「保管方法」のほうが実は重要です。

    タイヤの保管方法のポイントは以下の2つです。

    ・タイヤが長持ちする置き方
    ・タイヤが長持ちする場所

    タイヤが長持ちする置き方

    タイヤの保管方法は「ホイール付きは横置き」「タイヤのみは縦置き」が基本です。

    ホイール付きのタイヤを縦に並べておくと、ホイール(金属部分)の重力によってタイヤ(ゴム部分)が歪んでしまう可能性があります。

    反対に、タイヤのみを横に積み重ねると、下の層に重みがかかり劣化を早める原因になります。もし横置きにする場合は、上段と下段をこまめに入れ替えるとよいでしょう。

    適切な向きで保管しないとタイヤにダメージを与えてしまうので、注意してください。

    タイヤが長持ちする場所

    タイヤを保管する場所を決める際、気をつけておきたいのは以下の5点です。

    汚れ
    紫外線
    雨風
    湿度
    温度

    タイヤの劣化を防ぐためには、できるだけ汚れない屋根のある場所で、紫外線や雨風の影響を受けにくい環境を確保しましょう。

    また高い湿度や、気温が暑すぎる場所もゴムにダメージを与えるので、高温多湿になる場所はさけておいたほうが無難です。

    適切な保管場所がない‥という場合は、次のシーズンまでタイヤを預かってくれるタイヤ保管サービスを検討するのもよいかもしれません。

    ネットでタイヤを買う際に製造年を指定できる?

    ネットでタイヤを買う際に製造年を指定できる?

    「ネット通販でタイヤを購入する際、製造年月日を指定できるのかな?」このような疑問を持たれる方は多くいます。

    タイヤワールド館ベストのQ&Aには、以下のような質問と回答が掲載されています。

    Q:タイヤの製造年はいつになりますか?また、指定は可能ですか?
    A:当店の在庫分でも多数の取り扱いがあるため、基本的には確認及び指定はお受けいたしておりません。また、在庫のしていない商品は、ご注文いただいてからメーカーより取り寄せる場合があります。

    適正な状態で保管された新品スタッドレスタイヤは製造から3年間、同等の性能を保つことが試験により確認されています。

    多くのお客様が気にされる冬用のスタッドレスタイヤで3年ですので、サマータイヤはそれ以上と思われます。そのためメーカーでは細かい製造年週での在庫管理はしておらず、製造年を指定しての発注ができません。予めご了承頂ますようお願い致します。


    タイヤワールド館ベストより引用

    製造年月日が気になってしまう人もいるかもしれませんが、原則として購入者が細かく指定することは難しいでしょう。

    各企業は規定の基準期間を超えない商品のみを販売しているので、信頼して購入するしか方法はありません。

    タイヤをネット通販で買うなら「タイヤワールド館ベスト」がおすすめ

    タイヤをネット通販で買うなら「タイヤワールド館ベスト」がおすすめ

    タイヤを購入する際、製造年月日が心配になってしまうかもしれませんが、メーカーが使用可能と定めている期間内であれば原則として問題はありません。

    「どこでタイヤを購入すればよいかわからない……」という方にはタイヤワールド館ベストがおすすめです。

    タイヤワールド館ベストは、タイヤのネット通販会社ですが、宮城県に7店舗・北海道に3店舗・岩手県に1店舗の実店舗を構える地域密着型の企業です。ネットだけのお店だと実態がなさそうで不安、という方でも利用しやすいのではないでしょうか。

    タイヤ交換を検討している人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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