最終更新日 2024年8月2日
この記事では、ホイールカバー(ホイールキャップ)の交換方法や購入方法、相場やよくある質問にお答えしています。ホイールセンターキャップについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ホイールカバーが壊れたみたいだけど、何か意味がある部品なのかと気になっている方も多いのではないでしょうか。
ホイールカバーは壊れたとしても今すぐ車が動かなくなるアイテムではありません。ただ、そのままほうっておくと経年劣化がいつのまにか進んでしまったということも起こります。
この記事ではホイールカバー(ホイールキャップ)とは何かを解説しながら、装着する意味やメリット、材質での違いを網羅的にお伝えします。
- ホイールカバー(ホイールキャップ)とは?
- ホイールカバー交換方法3ステップ
- ┗1.リムに引っ掛けて取り外す
- ┗2.エアバルブの位置にあわせてホイールカバーを付ける
- ┗3.タイヤにあっているかを必ず確認する
- ホイールの種類とホイールカバー
- ┗アルミホイールはサビや腐食に強い特徴がある
- ┗スチールホイールは強度と価格の安さに定評あり
- ホイールカバーはどこで買うべき?値段相場はいくら?
- ┗ホイールカバーはどこで買えるの?
- ┗ホイールカバーの相場はいくら?
- ホイールカバーを買ったらセンターキャップも揃えよう
- ┗センターキャップは見た目の向上と汚れやサビの軽減に役立つアイテム
- ┗センターキャップを装着するメリット
- ┗センターキャップの外し方
- ┗センターキャップの選び方
- ┗センターキャップの値段相場
- ホイールカバーについてよくある質問
- ┗大きさの違いはある?
- ┗なくなっても大丈夫?
- ┗外れた場合工賃はどれくらい?
- ホイールを新調するならタイヤワールド館ベストがおすすめ
ホイールカバー(ホイールキャップ)とは?
ホイールカバー(ホイールキャップ)とは車のホイールを保護するためのアイテムです。
具体的にタイヤの部品(足回りとも言います)を分解してみると以下のようになります。
タイヤ | ゴム製で車を動かす役割 |
ホイール | タイヤやサスペンションが発生させる摩擦熱を外に逃がす役割 |
サスペンション | 車体とホイールの間に装着され車の姿勢を制御する役割 |
タイヤは車の部品のなかで唯一地面に接しているものであり、ホイールによって下支えされています。また、ホイール部分は車の見た目にも大きく左右し、カスタムで人気のパーツとなっています。
「ホイールカバー」といった際、多くの場合スチールホイールに装着している(プラスチック製などが多い)ホイールカバーのことを指します。
ホイールカバーが必要ない「アルミホイール」と比較すると種類が豊富とは言えませんが、検索するとオシャレなスチールホイール専用のホイールカバーも販売されています。
よく似た言葉で、「ホイールセンターキャップ」というものもあります。これはホイールの中心にある円形のハブに装着して使用するものです。
ホイール(のセンター)キャップということで、こちらをホイールキャップと読んでいる方もいるようですが、本サイトではホイールカバー=ホールキャップ、ホイールセンターキャップ=センターキャップとして進めていきます。
ホイールカバー (ホールキャップ) |
ホイールセンターキャップ (センターキャップ) |
ホイールセンターキャップについては後述しますね。
ホイールカバーの外し方・交換方法3ステップ
ホイールカバーの交換は当店のようなタイヤ専門店でも行えますが、自分でも簡単に外すことができます。
具体的な方法を3ステップで紹介すると以下のとおりです。
- ホイールをリムに引っ掛けて取り外す
- エアバルブの位置にあわせてホイールを付ける
- タイヤにあっているかを必ず確認する
それぞれ見ていきましょう。
1.リムに引っ掛けて取り外す
まずはじめに、ホイールカバーをリムに引っ掛けて取り外します。
ホイールカバーにはリム(中心から見て外側の金属の出っ張り)があるため、手や器具を使って取り外します。
具体的な取り外し方は以下のとおりです。
・手で外す場合
・ボルト固定されている場合
リムは金属製になっているため、取り外す際にケガをしないように軍手を使ってください。
器具を使って取り外す場合
ホイールカバーを取り外す際にはドライバーやクリップリムーバーなどの道具を棒状かつ金属製の道具を使うといいでしょう。
手で簡単に取り外すことも可能ですが、ケガを負わないようにすぐに用意できる道具を使うことをオススメします。
純正もしくは傷ついたホイールカバーのタイヤに接着しているリム部分にドライバーを引っ掛け、前面に引き出すように取り外してください。
ただ、道具も金属なので差し込み過ぎるとホイールの金属部分を傷つけてしまう恐れもあるため注意しましょう。
手で外す場合
器具を使ったほうがケガが少なくおすすめなのですが、近くにない場合には手で外すことも可能です。
器具を使った際と同様に、タイヤと接着しているリムの部分に手を差し入れ、前面に引き出すように取り外します。
手で外す際には素手状態はリムとタイヤ部分に挟まれてケガをする恐れもあるので、軍手もしくは作業用の手袋をつけましょう。
ボルト固定されている場合
先ほどまでは爪でタイヤにはめ込むタイプのホイールカバーの取り外し方でしたが、なかにはボルト固定されているタイプのホイールカバーもあります。
ボルト固定型のホイールカバーが外れにくくなるメリットもありますが、着脱が難しい点には注意しましょう。
具体的な取り外し方は以下のとおりです。
- ジャッキをつかってタイヤを浮かす
- ボルト/ナットを取り外す(専用工具が必要な場合あり)
- ホイールカバーを取り外す
ボルトやナットで固定されているホイールカバーは、共締め構造になっていることが多いので、ジャッキアップ(ジャッキを使って車を浮かすこと)も場合によっては必要です。
2.エアバルブの位置にあわせてホイールカバーを付ける
新しいホイールカバーを装着する際にはエアバルブの位置にあわせて装着しましょう。
エアバルブはタイヤに空気を入れる際に、充填用ホースとタイヤをつなぐ部品を指しています。
重要な箇所なのでホイールカバーで傷つけないように装着をしましょう。
基本的にエアバルブの位置さえ正確に測れていたら、傾かないようにホイールと平行に押し込むだけです。
3.タイヤに合っているかを必ず確認する
ホイールカバーを装着したらタイヤに合っているかを最後に必ず確認しましょう。
ボルト/ナット固定型のホイールカバーでもない限り、タイヤとの相性が悪ければすぐに外れてしまいます。走行中にホイールカバーが外れてしまうと、ホイールを傷つけてしまう要因にもなりますし、事故の要因にもなります。
そのため、必ず最後は試運転や目視を行ってタイヤとあっているかを確認してください。
ホイールの種類とホイールカバー
ホイールには2種類あり、それぞれ特徴が異なります。
大きく分けるとアルミホイールとスチールホイールがあるため、以下の項目ではこれらの特徴について解説します。
アルミホイールの特徴
アルミホイールはサビや腐食に強い特徴があります。アルミとは文字通り、柔らかい金属であるアルミで制作されているためデザイン性に優れているといった面も特徴といえるでしょう。
ただし、スチールホイールと比べると値段が高めです。
足回りのドレスアップや機能美を優先したい人におすすめです。
通常、アルミホイールにはカバーは無いですが、重量軽減や飛び石による傷を防ぐためにアルミホイールにもホイールカバーを使用する場合もあります。
スチールホイールの特徴
強度と価格の安さに定評があるのがスチールホイールです。
スチールとは鉄を意味していて、強度が高く硬い金属になっているため、強度が強く壊れにくいといえるでしょう。
ただし、アルミホイールと比べるとサビや腐食に弱く、デザインが見劣りしてしまうこともあります。
ホイールカバーはどこで買うべきか・値段相場はいくら?
ホイールカバーを探す際にはどこで買うべきかや値段の相場はどれくらいになるのかが気になるところです。
具体的に質問に対する回答を行うと以下のとおりです。
・ホイールカバーの値段相場は4枚で約3,000〜4,000円代
それぞれを詳細に確認していきましょう。
ホイールカバーはどこで買えるの?
ホイールカバーを変える場所はたくさんあります。具体的にお伝えすると以下のとおりです。
・カーショップ
・タイヤ専門店
・ホームセンター
・楽天・モノタロウ・AmazonなどのECショップ
・メルカリ・ヤフオクの中古販売
ホイールカバーは様々な場所で売っていて、車に関する商品が売られているところであれば、基本的にどこでも購入が可能です。
ただ、自身の愛車にあったホイールカバーを選ぶならディーラー店やタイヤ専門店などの相談しながら購入できるところがおすすめです。
ホイールカバーを買って車に合わずに断念したということがないように注意しましょう。
ホイールカバーの相場はいくら?
ホイールカバーの値段相場は4枚で3,000〜4,000円になっています(※価格comで各ECサイトを横断的に調査)。
1枚あたりの価格に直すと、700〜1,000円が相場です。
もちろん高級品もあり、キャデラックのホイールカバーの場合には税込33万円以上(!)のホイールカバーも売り出されていました。
とにかくホイールカバーを交換しなくてはならない場合には、1枚売りのホイールカバーを買うのもいいですし、足回りのドレスアップをするなら数万円を出して高級ホイールカバーを選択肢にいれてもいいでしょう。
ホイールカバーを買ったらセンターキャップも揃えよう
ホイールカバーを購入したらホイールセンターキャップもあわせて揃えてみるといいでしょう。
ホイールセンターキャップとは何かを具体的に知るために以下の順番で解説します。
・装着するメリット
・センターキャップの外し方
・センターキャップの選び方
・センターキャップの値段相場
それぞれ見ていきましょう。
センターキャップは見た目の向上と汚れやサビの軽減に役立つアイテム
ホイールセンターキャップには見た目の向上と汚れやサビの軽減といった役割があります。
通常ホイールには中心に円形のハブがあり、雨水や泥などの汚れがたまりやすい傾向があります。これらの必ず起こることに対して対処できるのがホイールセンターキャップです。
アルミ材質の特徴
金属でできているセンターキャップは少ないですが、アルミ材質の場合にはサビや腐食に強いといった特徴がある点は押さえておきましょう。
スチール材質よりも柔らかいため耐久性の面では注意が必要です。
スチール材質の特徴
またアルミ材質の他にはスチールで作られているセンターキャップもあるでしょう。
ホイールの時と同様にスチールは耐久性が高いですがサビや腐食に弱いため、メッキ加工がされているかの確認もしておくことをおすすめします。
プラスチック材質の特徴
ホイールセンターキャップには、プラスチック(樹脂)製品もあります。
プラスチックは加工が簡単な材料のため、金属と比べて見た目の良さはあるでしょう。
また腐食やサビといった金属特有の問題にも対応しています。
ただし、耐久性の面では踏んで割れる程度になっているので、他の車から飛んできた小石などで破壊されてしまう恐れもある点には注意しましょう。
センターキャップを装着するメリット
ホイールセンターキャップを装着するメリットは次のとおりです。
・汚れやサビの軽減
ホイールのほとんどの中心には円形のハブ部分が設置されていて、走行中の泥や砂が貯まりますし、雨ざらしになるとサビの原因にもなります。
そのためホイールセンターキャップをはめ込むことで、サビや汚れの軽減に役立つでしょう。
また、センターキャップがない状態ではハブ部分が外から見えてしまうため、キャップを装着することでスタイリッシュさを際立たせることも可能です。
ただし、センターキャップにも当然材質による違いがあるため、選ぶ際には注意しましょう。
センターキャップの外し方
ホイールセンターキャップの外し方は次のように行います。
- センターキャップレンチを用意する
- キャップ横の細い溝に差し込む
- テコの原理で浮かして取り外す
ホイールカバーとは異なり、手袋をはめた手でセンターキャップを外すことはほとんど不可能なので注意してください。
センターキャップを購入したら、変更のときに備えて専用工具であるセンターキャップレンチを用意しておくといいでしょう。
センターキャップの選び方
センターキャップの選び方はいたってシンプルです。
具体的な選び方は以下のとおりになります。
・同サイズのセンターキャップを購入する
ハブ穴経(ハブ経)とは、ホイールハブ経とも呼ばれるため、呼称には十分注意して選ぶようにしてください。
センターキャップは純正品と社外品とに分かれています。
最も問題が起こりにくいのは、ホンダならホンダ、トヨタならトヨタの、またホイールによってはそのブランドの純正品を使うことです。
値段は少し上がりますが、愛車のホイールを傷つけないためにはおすすめです。
ただ、デザインや安さで選ぶのも間違った選択ではないため、あなたが購入したいセンターキャップを選びましょう。
センターキャップの値段相場
センターキャップの値段相場は、おおよそ4個セットで2,000〜3,000円です。
BMWやベンツといった高級外車の純正品となると4個セットで1万円程度になります。
ホイールカバーと比べると半額程度の費用で、サビ防止や腐食防止に役立つため買っておいて損はないでしょう。
ホイールカバーについてよくある質問
最後に、ホイールカバーについてよくある質問を見ておきましょう。
・ホイールカバーはなくなっても大丈夫ですか?
・ホイールカバーが外れた場合工賃はどれくらいかかりますか?
それぞれについて確認していきましょう。
大きさの違いはある?
ホイールカバーの大きさはホイールサイズに依存するため、どのくらいの大きさがあるかはホイールのサイズを確認すると早いでしょう。
具体的なサイズ感は以下のとおりです。
14インチ | 一般的な軽自動車 |
15インチ | 軽自動車も普通車もある |
16インチ | 車普通車のサイズ |
17インチ以上 | 高級車が多くなってくるイメージ |
昨今ホイールの大型化が顕著になっているため、以前は13インチや12インチが軽自動車としてありましたが、14インチ程度からと考えておくといいでしょう。
しかし、詳細な大きさはタイヤによって異なるため、タイヤショップに必ず確認するようにしてください。
なくなっても大丈夫?
壊れていることに気づかずにホイールカバーが突然外れて、どこかに行ったとしても短期間であれば問題はありません。
ホイールカバーはあくまでホイールを保護する役目しかないので、外れたからといってすぐに影響はないと考えていいでしょう。
ただし、ホイールカバーがないとホイールの経年劣化が早まる恐れがあるため、出来る限り早期に対処してください。
外れた場合工賃はどれくらい?
ホイールカバーが外れた場合、自身で直すかお店で直してもらうかの二択になります。
ショップに依頼した場合の工賃は、材料費を抜いておおよそ5,000〜15,000円の範囲かと思います。
工賃が高いなと感じた方は、当記事でお伝えした取り外し方と取り付け方を参考に自身で行うといいでしょう。
ただし失敗やケガが怖い場合には迷わずショップまで依頼を行ってください。
ホイールを新調するならタイヤワールド館ベストがおすすめ
現在ホイールカバー未装着の場合、迷っている間にもタイヤは少しずつ経年劣化をしていきます。
数多くのホイールカバーがたくさんの会社から発売されているため、どれを選んでいいかわからなくなってしまう人も多いでしょう。
そんなときにはタイヤワールド館ベストでタイヤ&ホイールセットで新調してしまうのも1つの手です。
タイヤワールド館ベストで販売されているホイールは、ホイールカバーが必要ない「アルミホイール」です。ホイールカバーに悩むことなく、気に入ったデザインのホイールを選択してください。車種を入れて購入に進むので、サイズが違って装着できない!ということもありません。
もし、タイヤ自体も探しているなら、ぜひタイヤワールド館ベストでの購入を検討してみてくださいね。
そもそもどんなデザインのホイールがあるのだろう‥?‥と悩まれる方も多いと思います。そこで今回は、ホイールのデザインについてご紹介します!実は、ホイールの種類は大きく分けて3種類。…
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