最終更新日 2024年8月3日
エアバルブは必ず交換しよう!工賃や交換の仕方を解説
タイヤホイールのエアバルブの寿命と交換の目安はどれくらいなのでしょうか?
ホイールのバルブの役割は、タイヤホイールに空気を注入する為の部品の一部であり、タイヤの空気圧を一定に保つ役割とタイヤ内部の空気を外部に逃さないというの重要な役割を担っています。
今回はエアバルブの種類や交換の手順、交換にかかる費用などを解説していきますので、最後までぜひご覧ください。
- エアバルブの種類
- ┗ゴムバルブの特徴と構造
- ┗金属バルブの特徴と構造
- 金属バルブ・ゴムバルブそれぞれの寿命は?
- エアバルブを交換しないとどうなる?
- ┗空気漏れの調べ方
- エアバルブ交換の手順
- エアバルブの交換頻度は?
- エアバルブの交換費用は?
- エアバルブ交換はタイヤワールド館ベストがおすすめ
エアバルブの種類
エアバルブには、ホイールの構造や種類に合わせて様々なタイプがあり、一般的には大きく別けて、全体がゴムで覆われたタイプの【ゴムバルブ】と全体が金属状でホイールの外側と内側をゴムパッキンを介し内側からナットで締め付けるタイプの【金属バルブ】の2つにわけることができます。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
ゴムバルブの特徴と構造
メーカーの純正ホイールに多く装着されているバルブです。部品の大部分がゴムでつくられており、金属バルブに比べると安いです。
また、衝撃が加わっても折れにくいというメリットがありますが、デザイン性が低く金属製に比べて劣化しやすいというデメリットもあります。
ゴムバルブの構造
ゴムバルブは、バルブ本体・バルブコア・バルブキャップの3つのパーツから構成されています。
ホイールへ接し、空気が漏れないよう蓋の役割を果たすのが「バルブ本体」、空気をタイヤへ送り逆流するのを防ぐのが「バルブコア」、砂や埃、水分などの侵入を防ぐ役割を果たすのが「バルブキャップ」です。
ほぼ全てがゴム製のため、劣化した際はすべてを交換します。
金属バルブの特徴と構造
ファッション性の高い金属バルブは、カラーバリエーションも豊富なことから、社外ホイールに多く採用されています。
素材が金属であるため、鋭利なものへの耐久性はありますが、衝撃に弱いという弱点があります。
また、走行中の振動で、バルブキャップが緩んでしまう可能性がありますので、キャップの締め付けには注意が必要です。
金属バルブの構造
ゴムバルブは、バルブ本体とバルブコアが一体となっており、ホイールと接する部分はゴム製のパッキンで挟まれ、ナットで締めて固定されています。
劣化するゴムパッキン部分を交換すれば、本体はそのまま使うことができます。
金属バルブ・ゴムバルブそれぞれの寿命は?
どちらのエアバルブも、基本的にはホイールとの接点はゴムとなので、タイヤと同じで経年劣化で硬化します。したがって、耐久性自体に大差はありません。
しかしながら、交換時にエアバルブ全体を交換しないとならないゴムバルブに対し、金属バルブは内側からナットで締め込む構造のため、経年劣化でゴムパッキンが痩せてしまった場合でも、その分締め込めば継続して使用することができます。
※金属バルブもゴム部分に亀裂が生じた場合はパッキンを交換する必要があります。
以上のことから、ゴムバルブと比較すると金属バルブの方が使用年数は長いと言えます。
ゴム硬化の場合 | 耐用年数 | |
ゴムバルブ | エアバルブ全体を交換 | 2~3年 |
金属バルブ | 締め込めば継続使用 | ゴムバルブよりは長く使用できるが、劣化はするので漏れる場合は寿命 |
エアバルブを交換しないとどうなる?
バルブ交換をしないまま乗り続けると、エア漏れやパンクの原因に繋がってしまう可能性があります。
エアバルブはその構造上、たとえ経年劣化でゴムに亀裂が生じたとしても、バルブ自体が折損してしまわない限り、一気にはタイヤ内部の空気が漏れることはありません。
ゆっくりと空気漏れがおこるため、空気圧低下に気付きにくく、気付いた時にはすでにタイヤ自体が使用不可能となってしまっている、というケースも少なくありません。
バルブ交換をしないまま乗り続けると、エア漏れやパンクの原因になります。
空気漏れの調べ方
エアバルブから空気漏れが起こっているかどうかは見た目では判別しにくい場合があります。その際は、石鹼水などを吹き付けると確認することができます。
垂らした液体が泡立つのは、隙間から空気が放出されている証拠なので、キャップの交換を検討するのがよいでしょう。
家庭用洗剤などを代用すれば一般的家庭でも簡単に点検することができますので、遠方へお出掛けの際や、洗車ついでに点検してみることをお勧めいたします。
このように、見た目では発見しにくいエアバルブの不具合を早く解決するためにも、日頃の点検がとても重要となります。
エアバルブ交換の手順
エアバルブの交換手順は以下の通りです。
- 車体からタイヤ・ホイールセットを取り外す
- 古いエアバルブを取り外す
- 新しいエアバルブを取り付ける
- タイヤをホイールに組み込む
- ホイールバランスを調整する
- 車体にタイヤ・ホイールセットを装着する
当店でバルブ交換する際にかかる時間の目安は約30分~40分程ですが、実際に状態を見てそれ以上かかる場合もあります。
エアバルブ単体の交換はラジオペンチがあれば取り換えは可能ですが、バルブキャップツールのような専用の工具もあります。
バルブキャップは、ゴム製のものを使用するのがおすすめです。
アルミのキャップは、金属を腐食させる化学反応を起こす恐れがあるため注意しましょう。
エアバルブの交換頻度は?
一般的にバルブの交換の時期の目安は約2~3年です。
「タイヤと同じゴム製品なのでタイヤの交換時期と同じ」と覚えておきましょう。
基本的にはゴムバルブも金属バルブもその構造上、ホイールからタイヤを取り外した状態でしか交換することができません。そのため、エアバルブの交換は新しいタイヤを購入するタイミングで一緒に交換するのがおすすめ
です。
たとえ履き替えの際に、まだバルブの状態が良好であったとしても、次の履き替えまでの3~4年を考慮して、事前に交換しておくことが得策と言えます。
エアバルブの交換費用は?
ゴムバルブの価格は商品自体は1本400円〜からあり、4本交換する場合で約1600円くらいを見ておけばよいでしょう。
金属バルブは4本で2000円〜で購入することができます。
注意したいのが、エアバルブ交換の際にはタイヤを外す作業が発生するということです。
エアバルブの交換のみの場合は、作業工賃でかなりの割高となってしまうので、前述の通りタイヤ交換の際での交換がベストです。
エアバルブの交換作業は、カー用品店やタイヤ専門店、ガソリンスタンドなどで行うことができます。タイヤ交換をお願いする際にエアバルブの状態も確認してもらい、必要に応じて交換しましょう。
タイヤワールド館ベストでは、以下の金額で作業を行っています。
ゴムバルブ | ||||
1本交換 | ¥440 (税込み) |
|||
4本交換 | ¥1,760 (税込み) |
上記金額は2024年8月時点のものとなります。最新の価格や詳しい作業内容は各店舗にお問い合わせくださいね。
エアバルブ交換はタイヤワールド館ベストがおすすめ
本日はバルブ交換についてご紹介させていただきました。
新品のタイヤを購入された際、また3~4年以上たったタイヤを履いてらっしゃる方は
バルブの交換もおすすめしております。
小さく見落としがちな部品ではありますが、点検や定期的な交換を怠ると、1本数万円はするタイヤ自体の損失に直結する恐れのある、とても重要な部品の一つとなります。
月に一度はタイヤの空気圧チェックを行い、エアバルブの外観や、エア漏れがないか確認しておきましょう。
もちろん、タイヤワールド館ベストでは無料にて点検を実施しておりますので、気になる方は一度お近くのタイヤワールド館ベストへ足を運んでみてはいかがでしょうか?
みなさまのご来店スタッフ一同心よりお待ちしております。
タイヤワールド館ベスト栗生店 店長
趣味:車を整備する事。
特技:手指の関節をポキポキ鳴らせる事。
モットー:お客様から感謝される接客を心がける事。