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    タイヤの基礎知識 泉八乙女 アライメント

    タイヤの右前だけ減る?左だけ減る?片側べりはアライメント調整で解決

    「タイヤの外側だけ溝がない!?」
    「片方のタイヤがツルツル!?」
    これってどういうこと?片減りって何!?
    疑問がある方へ今回はタイヤの片減りについてお話しします。

    タイヤの減り方がおかしい・・考えられる原因は?

    上げればいくつも原因はありますが、
    今回取り上げたいのは車の骨盤のズレです。
    車の骨盤とはホイールの整列させるサスペンションや
    ステアリングのシステムを構成するそれぞれの部品たちのことで、
    それらを正常にするのがアライメント調整です。
    足回りを取り付けたり、取り外したりする際に
    アライメント調整を行わず放置していると、片減りの原因になります。

    また、足回りに何も変化を着けていない車でも
    走行中の段差の乗り降りや、縁石の乗り上げ・接触、
    駐車時の輪留めに強くあたる、など車の足回りに強い衝撃を
    与え続けると徐々に歪んでいきアライメントが狂っていく…
    するとタイヤが変な減り方をする。に繋がります。

    片べりしている時の足回りに起きている状態

    アライメントがズレている可能性があります。
    アライメントとは
    「トー角」「キャンバー角」「キャスター角」などの
    4つの車の軸が正しい角度を保つことで、
    車が真っ直ぐ走行ができるというものです。

    車を上から見た時にタイヤが進行方向に対し
    内側に傾けられた状態をトーイン、
    反対に、外側に傾けられた状態をトーアウトと言います。

    内側が摩耗している場合はトーアウトが過多に、
    逆に、外側が摩耗している場合はトーインが過多になっていると
    言われます。

    またタイヤの空気圧が抜けた状態で運転すると、
    タイヤ両サイドが極端に減るので確認してみましょう。

    左右で片減りの仕方が違う時に起きている足回りの状態

    どちらかのタイヤが著しく減っている原因として

    「前にどちらかのフロントタイヤを縁石にぶつけたことがあるな・・・」

    など、事故すれば必ずと言っていいほど有り得ることで
    何らかの衝撃が加わると足回りが狂い、
    タイヤの減りにも支障をきたします。
    やはりアライメントのずれを確認しましょう。
    運転の仕方や癖でもアライメントは徐々にズレていきます。
    アライメントを調整しても改善されない場合は車本体、
    フレームの歪みを疑いましょう。

    調整箇所と調整方法

    タイヤの片減りを防ぐには、
    アライメントを適正値に調整することです。
    上記ご説明した通り
    単純に前輪内側が減っている場合はトーインに、
    外側が減っている場合はトーアウトへ調整する必要があります。

    車体に感じる振動がいつもより大きい場合や、
    乗り心地に違和感がある場合は、そのまま放置せず、
    すぐに確認を取るようにしましょう。
    お車とタイヤを長持ちさせるポイントです。

    まとめ

    外減りを放置していると4本のタイヤのバランスに影響し
    正常なバランス状態で走行した場合と比べ、
    タイヤの寿命が短くなってしまいます。

    タイヤの片減りを放置してしまうのは大変危険な行為です。
    タイヤが路面と接触する部分のゴム層の面(トレッド)が
    無くなってしまい、最悪の場合タイヤの破裂に繋がる恐れがあります。

    また、摩耗により乗り心地に影響したり、
    騒音などの問題が発生したりします。
    さらにその振動が激しくなると、
    ハンドルをとられて事故を起こす可能性もあります。
    タイヤの片減りはどの車に乗っていても起こるので対策が必要です。

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    タイヤの基礎知識 スタッドレスタイヤ 古川店

    【古川店】氷だけじゃない!雨でもハンドルがとられる・・これってどうして?

    こんにちは!今回は、店舗でお客様からよく相談される悩み事についてお話していこうと思います。

    特に梅雨時期の相談が多いのですが、

    『雨の日の走行中、ハンドルに違和感があるんだよねー。』?

    『路面が濡れている状態でブレーキを踏んでも効きが悪い気がするから原因って・・・?

    などなど・・・

    お客様のタイヤを拝見させて頂くと、大体のお客様のタイヤの残溝が1mmあるかないかという状態。

    トヨタ ラウム タイヤ交換|グーネットピット

    この様な残溝が少ない状態からおきる現象を

    ハイドロプレーニング現象といいます。

    ハイドロプレーニング現象とは

    ハイドロプレーニング現象に注意 - くるまが|車両管理 BPO|キムラユニティー

    すり減ったタイヤで走行すると起きる現象で

    ハンドルもブレーキも効きずらい症状がでます。

    特に雨の日の高速道路等では、タイヤと路面の間の水をかき出す力(排水性能)が低くなり、タイヤが浮く状態になる事で、

    ハンドルやブレーキが効かなくなること。

    ハイドロプレーニング現象が起こるとタイヤと路面の摩擦がなくなり、車体がツルツルの氷の上を滑るのと同じような状態になってしまいます。

    ハイドロプレーニング現象が起きてしまった!対処法は?

    もしもこのような現象が起こってしまった場合は、事故を起こさないようにするために適切に対処することが大切です。

    ハンドルやブレーキが利かない!?ハイドロプレーニング現象とは|ガラス系コーティング【G'ZOX】

    急ブレーキやアクセル操作に注意

    ハイドロプレーニング現象が発生すると、タイヤが空転するので速度計やエンジン回転数のメーターが変化します。
    車体がスリップを起こすので、車の動きでも判断することができます。走行中にハイドロプレーニング現象に気づくことができた場合、ブレーキ操作やアクセル操作を避けてタイヤが路面と接地した状態を回復するまで待つことが大切です。

    接地が回復するまでの間はブレーキやアクセルペダルから足を離して、MT車であればクラッチを切るようにします。何もしなければ車体は空気の抵抗で自然に減速し、速度が下がれば駆動力が回復していきます。

    焦ってパニックになりがちですが、こんな時こそ冷静な判断が

    大事故回避に繋がります。

    ハイドロプレーニング現象予防策

    予防策として

    ■タイヤの溝をこまめに点検!それが自分自身を守る!

    これが一番の対策です。

    ハイドロプレーニング現象を起こさないようにするためには、日頃からタイヤの状態をチェックすることが大切です。

    タイヤの溝がすり減っていたり空気圧が不十分な状態だと、雨の日にハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。

    タイヤの溝深さについて - タイヤの点検・整備 - タイヤを知る(乗用車用) - 株式会社ブリヂストン

    雨に強いおすすめタイヤ

    「ウェットグリップ性能」とは?

     もともと雨の多い日本列島だが、ゲリラ豪雨や局地的な大雨も近年は増加傾向にあるという。そのため、普段使いのタイヤで雨の性能は気になるところ。およそ3年から4年で技術更新されていくタイヤにおいても、雨天時の性能向上は著しく、多くの製品でウェットグリップ性能は向上し続けています。そこで、本記事では「ウェットグリップ性能[a]のタイヤ」を紹介していきたいとおもいます。

     タイヤに表示されているウェットグリップ性能は、JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が2010年1月から運用しているラベリング制度による「グレーディングシステム(等級制度)」の一つ。

    ラベリング制度は、「転がり抵抗係数」と「ウェットグリップ性能」を業界自主基準として表示することを決めており、転がり抵抗係数をAAA~Cの5段階、ウェットグリップ性能をa~dの4段階で表示している。

    転がり抵抗係数(RRC)単位(N/kN) 等級
    RRC≦6.5 AAA
    6.6≦RRC≦7.7 AA
    7.8≦RRC≦9.0 A
    9.1≦RRC≦10.5 B
    10.6≦RRC≦12.0 C
    ウェットグリップ性能(G) 等級
    155≦G a
    140≦G≦154 b
    125≦G≦139 c
    110≦G≦124 d

     転がり抵抗係数はAAAが、ウェットグリップ性能はaが最もよい値となるが、この2つの性能は相反する関係にあるため、各タイヤメーカーは構造や形状、タイヤパターンやコンパウンドなど性能向上のための技術開発を行なっている。

    とくにこのラベリング制度導入以降は開発競争が激化し、多くの新しいタイヤが市場に投入されてきました。

     たとえばコンパウンド面では、通常走行時の振動数とブレーキング時の振動数が異なることに着目し、振動数が低いときは転がり抵抗係数の小さく燃費特性のよいタイヤとして、ブレーキング時など振動数が高くなるとグリップ力の大きなタイヤになるなどの高機能ゴムが投入されている。

     ラベリング制度導入当初は低燃費性能の競争開発が主流だったが、ラベリング制度導入から10年が過ぎ、ウェットグリップ性能が高く、性能両立を図ったタイヤがどんどん発売されてきました。

    本記事では「ウェットグリップ性能[a]のタイヤ」だけをピックアップしているが、各性能に着目してタイヤ選びを行なっていただければと思う。また、「ウェットグリップ性能[a]のタイヤ」として紹介しているものの、シリーズのすべてが[a]となっていないものもあるので、そこには注意していただきたい。

    その主な原因はタイヤサイズから来る制約にあり、エアボリュームの小さいタイヤは形状や構造など工夫する余地が小さいため、性能をあらゆる方向で出していくのが大変に難しいためだ。

    逆に言えば、各社がどのようなゾーンを狙って設計したのかが分かる部分でもあり、タイヤ選びの一つのポイントにもなってくるだろう。

    【ダンロップ】VE304

    特徴:排水性能、静粛性能ダンロップ史上最上級

    【ブリヂストン】プレイズPX-Ⅱ、PX-RVⅡ

    雨に強い、長く強い。疲れにくいだけじゃない。:プレイズ(Playz) - 株式会社ブリヂストン

    特徴:排水性能、ライフ性能重視

    まとめ

    路面が濡れている時の走行には注意が必要です。

    タイヤの溝、空気圧は安易に考えず、定期的に点検すること

    お勧めいたします。

    装着しているタイヤに不安な方はベスト各店で年中無料点検

    実施しておりますのでお気軽に御来店下さい!!

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    タイヤの基礎知識 西多賀店

    はみ出し注意!車検に通らないタイヤとは?

    タイヤはお車にとって非常に重要な部品です。しかし、大事な部品だと分かっていても、注意深く点検する機会はあまりないと思います。

    みなさんに安心・安全なカーライフを送って頂くために、今回は車検に通らないタイヤについて詳しくご紹介いたします。

    車検に通らないのはこんなタイヤ

    車検に通らないのはこんなタイヤ

    大切な命を乗せて走る車。その車を支えるタイヤは、とても重要なパーツです。車検に通らないのはもちろん、すぐにタイヤ交換をおすすめする、危険な状態とは以下のようなタイヤです。

    ・スリップサインが出ているタイヤ
    ・ひび割れがあるタイヤ
    ・はみ出しているタイヤ
    ・荷重指数のたりないタイヤ

    順に詳しくご説明します。

    車検に通らないタイヤ①スリップサインが出ている

    スリップサインが出ているタイヤで走行していると整備不良

    車のタイヤは装着できて走る事が出来れば大丈夫‥と思っていませんか?

    実は、タイヤにはスリップサインという残溝が1.6mm以下になると出てくる目印があり、このスリップサインが出ているタイヤで走行していると整備不良となり、スピード違反などと同じく道路交通法違反になります。

    スリップサインが出ているタイヤで走行していると整備不良

    具体的には「道路運送車両の保安基準」で、安全に走行するためのタイヤの規定として、「すべての凹部(溝)において1.6mm以上の深さを有すること」と明記されており、これを満たしていないタイヤでの走行は減点2点、反則金9,000円の違反となります。

    溝のないタイヤの危険性

    溝の無いタイヤでの走行は非常に危険

    タイヤの溝は、普段は中々見ない箇所だと思います。気が付いたら溝が無くてビックリしたり、車検に出したら通らなかったりした経験がある方もいるのではないでしょうか?上の写真は溝が無くなり、スリップサインが露出したタイヤです。

    どんな車も、路面と接地しているのはタイヤのみ、しかもタイヤ1本あたりハガキ一枚分程度の接地面なので、溝の無いタイヤでの走行は非常に危険です。

    タイヤ1本あたりハガキ一枚分程度の接地面

    タイヤの溝は、雨などの路面の水を排出する排水溝の役割があります。溝が無くなったタイヤは路面の排水能力が極めて低くなっているので、雨の日に滑りやすく大変危険です。

    また、摩耗した分だけ接地面が薄くなっているので、路面からの衝撃を吸収しきれず乗り心地が悪化したり、ロードノイズが大きくなるなど、快適性も損なわれます。

    「車検に通らないから変えよう」ではなく、命を乗せる車の大事なパーツなので、溝がなくなったら速やかに新しいタイヤに交換することをおすすめします。

    車検に通らないタイヤ②ひび割れがあるタイヤ

    車検に通らないタイヤ②ひび割れがあるタイヤ

    上の写真は溝はまだありますが、経年劣化によりひび割れているタイヤです。

    溝があるからまだ大丈夫‥と思われますが、実はこれも早急に交換しなければならない状態です。

    ひび割れタイヤの危険性

    ひび割れタイヤの危険性

    タイヤはご存じの通りゴムで出来ています。ゴム製品全般に言える事ですが、ゴムは様々な外部的要因から経年劣化で脆くなってしまいます

    古くなった輪ゴムがすぐに切れてしまうのを思い浮かべてもらうと分かりやすいですね。タイヤも輪ゴムと同じように古くなると固く脆くなり、それが目に見える状態になったのがひび割れです。

    タイヤはゴムだけではなく、骨組みに金属が使われています。ヒビ割れが進行してこの金属部分にまで達すると、水分などで錆が発生し構造を保てず最悪の場合はバーストに繋がってしまいます。

    また、タイヤはゴムのしなやかさで路面へ密着してグリップ力を発生させたり、
    路面からの衝撃を和らげる働きをしています。経年劣化で固くなったゴムは、路面へ密着出来ずグリップ力が低下して滑りやすくなったり、乗り心地の悪化・ロードノイズの増大を招きます。

    車検に通らないタイヤ③はみ出しているタイヤ

    車検に通らないタイヤ①はみ出しているタイヤ

    溝以外に、タイヤの状態で罰則があるものとしては、俗に言うはみ出しタイヤがあります。はみ出しタイヤとは、その名の通り「車のフェンダーからタイヤがはみ出している」状態のことです。

    はみ出しはタイヤのみ10mm未満なら車検に通る

    はみ出しタイヤに関しては、道路運送車両の保安基準 第178条 2項、及び~1号で規定されています。

    簡単に言いうと、歩行者などの安全のために、ホイールの中心から上側が前30度・後50度の範囲内がフェンダー内に収まっている必要があるという事です。

    平成29年6月より、上記の部分でも10mm未満であれば、タイヤのはみ出しを認めるように法改正されましたが、これはあくまでタイヤ部分のみです。ホイール部分ははみ出してはいけません

    はみ出しが認めらているのは、タイヤ側面にある、タイヤサイズなどを指すラベリングと、ホイールリムを保護するためのリムガードです。

    ホイールはもちろん「ナット」などもはみ出しNGなので、ツライチを目指す際はぜひ気をつけてください。

    はみ出しタイヤは不正改造の扱いに

    荷重指数(ロードインデックス)
の見方2

    こちらは整備不良というよりは、不正改造の扱いになり、より厳しい取り締まりの対象になります。

    とは言え、悪質性が低い場合などは整備不良として、その状態により減点1点+反則金7,000円、もしくは違反点数累積2点+反則金9,000円で済む場合もあるようです。しかしながら、不正改造は6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の懲罰、15日以内の整備命令が下されますので、はみ出しには十分注意しましょう。

    車検に通らないタイヤ④荷重指数の足りないタイヤ

    車検に通らないタイヤ④荷重指数の足りないタイヤ

    タイヤには走る・曲がる・止まる以外に、車を「支える」役割があります。

    実は、この「支える」能力にも決まりがあり、その能力を表すのがタイヤサイズ毎に規格で決められている、「荷重指数」や「ロードインデックス」と呼ばれるものです。

    荷重指数(ロードインデックス)について

    荷重指数(ロードインデックス)
の見方2

    車の重量に対して荷重能力が不足したタイヤを装着してしまうと、操舵性の悪化、偏摩耗を起こし、タイヤ寿命が短くなるなどのほか、最悪の場合はバーストの原因にもなり得ます。

    車は車種ごとに標準のタイヤサイズが決められていますが、車メーカーは車両設計時にこの荷重能力も考慮に入れて、タイヤサイズを決めています。

    標準サイズを装着する限りでは、基本的に意識する必要は無いのですが、以下のようなケースの場合には注意が必要です。

    ・ドレスアップ・インチアップ
    ・標準のタイヤサイズが珍しいサイズ
    ・高価などの理由で、近い数字のタイヤサイズを装着する
    ・車を代替して前の車のタイヤホイールが余っており、サイズが少し違うが履けるので装着する

    物理的には装着できても、車を支えきれず本来の性能を発揮出来ないばかりか、安全性を損なう可能性があるので、当店のような専門店・プロショップへのご相談をおすすめします。

    まとめ

    車は便利な乗り物ですが、安心・安全・快適に乗る事が出来てこそです。様々なリスクが高まった状態での使用は避けたいですよね。

    車の安全性・快適性を担う重要な部品であるタイヤ。正しく使い、安心・安全で快適なカーライフを送りましょう!

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    仙台本店 タイヤ交換

    タイヤ交換はどれくらい時間かかる?作業内容別の時間と待ち時間が長くなる車の特徴も解説

    忙しい合間を縫ってタイヤ交換をしたいと思っても、どれくらい時間がかかるか分からず、スケジュールが立てられないなどお困りの方も多いと思います。

    今回は、タイヤ交換にかかる時間について、作業別に詳しく解説していきます。
    また、乗っているお車によっては通常よりも時間がかかるなど、特殊なケースもあるので、そちらについても触れていきますね。

    さらに、少しでも時間短縮をするためのポイントも紹介しますので、こちらの記事を読んでいただければ、タイヤ交換をよりスムーズに終わらせられるはずです。

    タイヤ交換はどれくらい時間がかかる?

    タイヤ交換はどれくらい時間がかかる?

    タイヤ交換をしようと思っても、どれくらい時間がかかるのか分からないと感じる方も多く、忙しい生活の中で依頼するタイミングを迷ってしまう方が見受けられます。

    まずは、おおまかな作業時間や流れをここで理解しておきましょう。

    タイヤ交換にかかる時間目安

    タイヤ交換にかかる車1台分の作業時間の目安は、以下の通りです。

    タイヤサイズ 作業時間
    10〜15インチ 約20〜40分
    16〜18インチ 約30〜50分
    19〜20インチ 約40〜60分以上

    単純に作業にかかる時間なので、これに待ち時間や受付・お会計の時間を追加したものがタイヤ交換にかかる時間となります。
    ※おおよその時間です。実際は、作業内容、車種、タイヤ、ホイールによって終了時間は前後致します。

    タイヤ交換の作業・基本的な流れ

    タイヤ交換の作業自体は、「脱着」と「組替え」の2種類があり、それぞれ作業内容も異なります。こちらについては、後ほど詳しく解説させていただきます。

    簡単な流れとしては、以下となります。(タイヤのみを交換する組替えの場合)

    1. ピットに車を移し、リフトアップ(車体を持ち上げホイールごと取り外し)
    2. 取付タイヤの確認(サイズ、状態の確認)
    3. ホイールへタイヤを組み込む(古いタイヤから新しいタイヤへ)
    4. ホイール&タイヤを車体に取り付ける
    5. バランス調整(専用機械でホイールバランス調整)
    6. タイヤを車体に取り付ける(ホイール&タイヤセットを取り付ける)
    7. トルクレンチで締め具合を確認(規定値でナットが締まっているか確認)

    ステップ1:ピットに車を移し、リフトアップ

    作業をする車をリフトアップし、タイヤを車から外していきます。

    タイヤ交換予約日当日のお客様の流れ

    ステップ2:取付タイヤの確認

    間違いがないように、取り付けるタイヤのサイズや状態を確認します。

    タイヤ交換予約日当日のお客様の流れ

    ステップ3:ホイールへタイヤを組み込む

    ホイールから古いタイヤを外し、新しいタイヤを装着していきます。

    ホイールからタイヤを外す

    ホイールからタイヤを外す

    新しいタイヤへホイールを組み込む

    ステップ4:ホイール&タイヤを車体に取り付ける

    ホイール&タイヤセットを車体に取付していきます。

    ステップ5:バランス調整

    ホイールバランサーで数値を確認しながら、ウェイトを貼ってバランスを調整していきます。

    バランス調整

    ウェイトを貼ってバランスを調整

    ステップ6:タイヤを車体に取り付ける

    ホイールがセットされたタイヤを車体に取り付けていきます。

    タイヤを車体に取り付ける

    新品タイヤではない場合、タイヤの状態を見て、均等に摩耗されていくようにタイヤの位置を調整して(タイヤローテーション)取り付けていきます。

    ステップ7:トルクレンチで締め具合を確認

    最後にお客様の前でトルクレンチをかけます。しっかり締まっているか実際に見て確認できるので安心です。

    締め付けトルクをお客様の目の前で行います

    ちなみに、トルクレンチによる締め具合の確認を一緒に行ってくれない取付店もあります。
    万が一のトラブルも考え、一緒に確認できないか申し出て、チェックしておきましょう。

    タイヤ交換の作業には2種類ある

    タイヤ交換の作業には2種類ある

    タイヤ交換と言っても、タイヤとホイールを丸ごと交換するのか、ホイールはそのままでタイヤだけを交換するかによって、作業は異なります。

    工程は大きく変わるため、作業時間に差はでる形です。
    ご自身が行う交換がどちらに当たるのかは理解しておきましょう。

    脱着

    脱着とは、今付いているホイールとタイヤを車両からそのまま外し、ホイールにタイヤがセットされたものと交換を行う作業です。

    イメージしやすいのが、夏タイヤからスタッドレスタイヤへ交換する作業、スタッドレスタイヤから夏タイヤへ交換する作業が「脱着」になります。

    ホイールからタイヤを取り外す・組み込む手間がないため、交換にかかる時間は比較的短く済みます。

    また、脱着であれば整備に関する知識と専用工具があれば、ご自宅でも作業は可能です。
    とはいえ、慣れがある程度必要な上に、間違った方法で取付をしてしまうと故障やトラブルにつながる可能性もあるので、できればプロに依頼するのをおすすめします。

    組替え

    組替えとは、ホイールはそのままでタイヤのみを交換(入れ替え)をする作業です。

    ホイールからタイヤを外すには専用の機械を使用する必要があるので、整備工場やタイヤ専門店に依頼するのが基本となります。

    脱着よりも手間がかかるため、その分作業時間も長いと考えておきましょう。

    タイヤ交換時に合わせて行うべき「バランス調整」もチェック

    タイヤ交換に合わせてよく行う作業として「バランス調整」と呼ばれるものがあります。
    作業時間は少し長くなってしまいますが、交換後に起こる不具合を無くすためにも、タイヤ交換時に実施しておくべき作業なので、覚えておきましょう。

    作業内容としては、タイヤを組み付けた状態のホイールを専用の機械で回転させて数値を測り、全体の重さを均一に調整します。

    ホイールがアンバランスな状態だと走行時にハンドルがぶれたり、偏摩耗につながったりする可能性があるので注意が必要です。

    タイヤの組替え時に実施するのが一般的ですが、走行による摩耗やホイールの歪みでバランスが崩れることもあるため、定期的に調整しておくとより安全といえます。

    【作業内容別】タイヤ交換にかかる時間

    【作業内容別】タイヤ交換にかかる時間

    では、実際にかかる作業時間をみていきます。依頼する場所で若干の差はあると思いますが、一般的な目安時間としてお考えください。

    なお、タイヤサイズが大きくなればなるほど、作業時間は長くなります。

    脱着+バランス調整の場合にかかる時間

    脱着にかかる作業時間は、以下が目安となります。

    タイヤサイズ 作業時間
    10〜15インチ 約30分
    16〜18インチ 約40分
    19〜20インチ 約50分

    バランス調整は、一般的に20分〜30分前後かかりますので、上記の時間にプラスで考えるようにしてください。

    もし、慣れていない方が自宅で脱着を行う場合は、1時間以上かかる可能性も十分にあります。

    さらに慌てて作業するとジャッキアップによるトラブル、ホイールナットの締めすぎ・緩すぎなど、危険な状況につながる可能性があるので注意が必要です。

    持ち込みタイヤ入れ替え(組替え)+バランス調整にかかる時間

    タイヤを持ち込んで組替えにかかる作業時間は、以下が目安となります。

    タイヤサイズ 作業時間
    10〜15インチ 約30分〜40分
    16〜18インチ 約40分〜50分
    19〜20インチ 約50分〜60分

    バランス調整は、一般的に20分〜30分前後かかりますので、上記の時間にプラスで考えるようにしてください。

    組替えはタイヤを外して、新品タイヤへ入れ替えをする必要があるので、どうしても作業時間はかかります。
    脱着と比べると、少なくても10分以上は変わってくるはずです。

    組替えは、このような機械を使用して、タイヤとホイールを組んだり、組み替えたりします。
    詳しい組替えの様子は以下の記事も参考にしてみてください。

    新品タイヤ・ホイールセットを購入した場合にかかる時間

    新しくタイヤ・ホイールセット(ホイールにタイヤが組み込まれた状態)を購入した場合にかかる作業時間は、以下が目安となります。

    尚、バランス調整の作業時間も含めています。

    タイヤサイズ 作業時間
    10〜15インチ 約30分〜40分
    16〜18インチ 約40分〜50分
    19〜20インチ 約50分〜60分以上

    ご自身でタイヤ・ホイールセットを持参する場合と、作業時間はほぼ変わりませんが、店舗やオンラインを活用して購入すれば持ち運び手間がかからないので、最もおすすめの方法です。

    タイヤとホイールがセットになっていると、サイズや種類によっては1個20キロ近くなるケースもあるので、労力が非常にかかると覚えておきましょう。

    作業時間がかかる車の特徴・繁忙期はある?

    作業時間がかかる車の特徴・繁忙期はある?

    作業時間に関しては、乗っている車やタイミングによって、先ほど解説した所要時間から大きくズレる可能性もあります。

    ここでは、時間がかかりやすいケースについて紹介していきます。

    もし、当てはまるようでしたら、少し長めに作業時間を見積もっておきましょう。

    車の特徴

    以下のような車は、一般的にタイヤ交換の時間が通常よりかかりやすいです。

    ● リフトアップしにくい車
    ● タイヤの種類やサイズが特殊な車・足回りをカスタムしている車
    ● 高価な社外ホイールを装着している車

    リフトアップしにくい車

    リフトアップしにくい車は、通常よりも交換時間がかかります。
    通常、タイヤ交換をする際は、リフトと呼ばれる設備を使って車体を持ち上げた状態で作業を行います。

    基本的にはどの車もリフトアップできるのですが、車高が低い車・エアロパーツが装着されている車はリフトアップしにくい、もしくはできない可能性があります。

    そうなると、通常よりも交換に時間が必要になりますので、該当しそうな車であれば依頼先に時間は確認しておきましょう。

    タイヤの種類やサイズが特殊な車・足回りをカスタムしている車

    使用しているタイヤの種類によっては、交換に時間がかかります。
    具体的には、サイドウォールが補強されているランフラットタイヤ、ハイグリップタイヤです。

    また、扁平率が低い厚みのあるタイヤを装着している場合も作業時間は長くなります。

    高価な社外ホイールを装着している車

    高価な社外ホイールを使用している場合、作業も慎重にならざるおえないため、時間がかかってしまいやすいでしょう。

    どれくらいの時間が増えるかは、整備する人の熟練度にもよりますので、予測はつきにくいといえます。

    タイヤ交換の繁忙期

    タイヤ交換を行う時期が繁忙期、混雑しているタイミングに当たってしまうと、通常よりも時間がかかってしまう可能性があります。

    特にスタッドレス需要とノーマル履き替えシーズンは注意です。

    タイヤの種類 繁忙時期
    スタッドレス 11月後半〜12月前半
    ノーマルタイヤ 3月後半〜4月前半

    雪が降ったり急に寒くなったりすると、スタッドレスタイヤの需要が高まり、店舗が非常に混雑し、希望通りにタイヤ交換ができない可能性があります。

    急ぎではないタイヤ交換の場合は、11月後半〜12月前半はを避けたほうがよいでしょう。

    また、新品のスタッドレスタイヤでは、乾いた路面で走行をして、いわゆる「皮むき」をした方が効きがいいので、早めのタイヤ交換がおすすめです。

    同様に、3月後半〜4月前半頃もスタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ交換する方が多く、予約が取りにくい場合があります。

    作業自体は通常の時間でも、待ち時間が長くなってしまう可能性があります。

    少しでも大切な時間を守るために、混み合う時期を避けて、事前に交換予約をしていただくことをおすすめします。

    タイヤ交換にかかる時間を短くするコツとは

    タイヤ交換にかかる時間を短くするコツとは

    では、ここでタイヤ交換にかかる時間を少しでも短くするコツについて紹介します。

    タイヤ専門店ならではの情報なので、ぜひ参考にしてみてください。

    1. 作業予約を行う
    2. 混み合う時期や曜日を避ける
    3. 特殊なカスタムやタイヤサイズは事前に連絡する
    4. 新しいタイヤ購入は事前に決めておく

    作業予約を行う

    ほとんどのお店で、取付予約を受け付けていますので、タイヤ交換をすると決めたら、直接希望日に店舗に行くのではなく、事前に予約を行い、確実にタイヤ交換をできるようにしましょう。

    意外と予約をしないで飛び込み来店する方は多いのですが、タイミングが悪いと順番待ちになるだけではなく、当日中に交換できない可能性もありますので、予約は必須と考えておくのがベストです。

    混み合う時期や曜日を避ける

    前述したとおり、タイヤ交換には混み合う時期があるため、その期間の前に交換することがおすすめです。

    スタッドレスシーズンの11月後半〜12月頃、ノーマルタイヤ履き替え時期の3月〜4月は例年作業予約が大量に入るので避けましょう。

    また、土日ではなく、平日でご指定いただくと、比較的スムーズに作業を進めることができます。

    特殊なカスタムやタイヤサイズは事前に連絡する

    バリバリの足回りカスタムや低扁平タイヤの方は、事前に取付店にご相談することをおすすめします。相談しておけば、取付店側も交換当日に準備等や段取りも行っておけるので、作業当日がスムーズにいきやすいです。

    また、店頭にて購入する場合、特殊なタイヤサイズはその日の店頭に在庫がなく、取り寄せ等の対応になるケースもありますので、余裕を持ったタイヤ交換スケジュールを組みましょう。

    新しいタイヤ購入は事前に決めておく

    繁忙期では、人気サイズのタイヤが在庫切れ、という場合もあります。新しいタイヤを購入する場合は、前もって購入タイヤを決めておくとスムーズです。

    タイヤ交換の作業時間に影響するわけではありませんが、もし当日新しいタイヤを選ぶケースであれば、選択・購入の時間が余計にかかります。

    希望するタイヤの在庫がなければ、より迷う時間も増えますので、新しいタイヤ・ホイールをお求めの方は、事前に商品を決めて注文しておくと安心です。

    タイヤも各メーカーからさまざまな種類がでており、時間に余裕がある状況で選んだほうが愛車に最適な商品を見つけやすくもなります。

    タイヤ交換をするべきタイミングはいつ?見極め方も解説

    タイヤ交換をするべきタイミングはいつ?見極め方も解説

    タイヤの寿命を見極めるポイントや判断基準について、知りたい方もいると思います。

    基本的な知識として、タイヤを使い始めてから期間や走行距離で判断します。

    それだけでなく、車の使い方や事故・トラブルによって、劣化・損傷が起きる可能性もあるため、異常があった場合は、即交換が必要になるケースもあるでしょう。

    ここでは、交換すべきタイミングや判断基準について解説します。

    ● 使用開始後3年〜5年以内には交換
    ● 走行距離3万キロが交換目安
    ● 損傷や摩耗など見た目で判断する

    使用開始後3年〜5年以内には交換

    一般的に、使用開始後3年〜5年を目安に交換が必要とされており、各メーカーも同様の基準で交換を推奨しております。

    少し分かりにくいですが、「使用年数」と「製造年数」は必ずしもイコールではありませんので、あくまで使用開始後という基準になります。
    とはいえ、新品で購入される方も多いと思いますので、そのようなケースでは製造年数を基準にすれば使用年数が分かりますね。

    ちなみに、「使用をほとんどしていない古いタイヤ」が使えるのか疑問に感じる方も多いと思いますが、製造から10年以上経っているタイヤは使用を避けるべきでしょう。

    また、製造から5年以上経っているタイヤも万が一の可能性もあり、一般ユーザー目線では問題ないように見えても、危険性が高いレベルになっていることもあるので、プロに一度点検してもらうべきです。

    専門知識としては、タイヤは使用せず溝が充分に残っていても、時間の経過とともにゴムの状態は劣化していきます。

    さらに、タイヤの保管状況、車の使用状況、運転方法によっては、劣化・摩耗が早く進み、目安にしていた時期よりも早く交換が必要になるケースもあるので注意が必要です。

    タイヤは事故を防ぐ重要な部分になるので、定期的な点検はしておきましょうね。

    走行距離3万キロが交換目安

    一般的に、走行距離が3万キロ前後に到達した時点でタイヤ交換するのが推奨されています。

    これは、通常5,000km走行するとタイヤが1mm摩耗するとされており、3万キロを超えてくると、保安基準である残溝1.6mmに近い状態の計算になるため、走行距離を1つの目安にできます。

    尚、摩耗のスピードは走る路面状況や車の使い方によって変わってくるので、あくまで一つの目安とお考えくださいね。

    損傷や摩耗など見た目で判断する

    タイヤの表面をチェックして、損傷や摩耗状態で交換が必要か判断可能です。

    チェックする部分は以下となります。

    ● サイトウォール部やトレッド面(断面部分)の切り傷
    ● サイドウォール部やトレッド面(断面部分)の擦り傷やひび割れ
    ● トレッド面(断面部分)の残溝、摩耗具合
    ● タイヤに異物が刺さっていないか

    これらは日常点検として確認する癖をつけておけば、不具合にもいち早く気付けるのでぜひやってみてください。

    判断が難しい・自信がないと考える方は、専門店に行けば無料でチェックしてくれると思います。

    弊社タイヤワールド館ベストでも点検は可能ですので、ぜひお越しください。

    ▼店舗一覧はこちら

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    タイヤ交換にかかる料金表もチェック

    タイヤ交換にかかる料金表もチェック

    最後にタイヤ交換にかかる料金表もチェックしておきましょう。タイヤ交換はサイズが大きくなるほど、作業にかかる料金は高くなります。

    弊社タイヤワールド館ベストの料金を紹介させていただきますので、参考にしてみてください。

    タイヤ脱着料金表

    こちらは、タイヤとホイールがセットになっている状態のものを取り付ける作業(脱着)の料金です。当店では購入時の脱着については、料込の価格となっています。
    脱着せず持ち帰りだと-2,200円とさせていただいていますので、購入&脱着をセットで行うのがおすすめです。

    ▼タイヤ脱着料金表

    お持込商品の場合
    インチ 通常価格(4本1台分) アプリ会員(4本1台分)
    軽自動車 4,400円 3,300円
    普通車 5,500円 4,400円
    ミニバン/1BOX
    SUV/クロカン
    6,600円 5,500円
    ジャッキ使用 上記脱着料に+1,300円

    脱着・バランス調整込みの作業料金になります。
    タイヤ処分、バルブ交換(必要に応じて)、ナット交換(必要に応じて)費用等は含まれていません。

    ホイール組替え料金表

    タイヤワールド館ベストでご購入の場合
    インチ 通常価格(4本1台分) アプリ会員(4本1台分)
    10~15インチ 9,900円 7,700円
    16~18インチ 12,100円 9,900円
    19~20インチ 14,300円 12,100円
    21インチ 16,500円 14,300円
    22インチ 18,700円 16,500円
    23インチ〜 20,900円 18,700円

    ※ランフラットは別途1本/1,100円

    お持込商品の場合
    インチ 通常価格(4本1台分) アプリ会員(4本1台分)
    10~15インチ 14,300円 12,100円
    16~18インチ 16,500円 14,300円
    19~20インチ 18,700円 16,500円
    21インチ 20,900円 18,700円
    22インチ 23,100円 20,900円
    22インチ 25,300円 23,100円

    ※23インチ以降は1インチ上がるごとに+¥2,200円/(1台)、
    ※ランフラットは別途1本/1,100円(会員)、1本/2,200円(通常)

    タイヤワールド館ベストでは、アプリ会員になるとお得にタイヤ交換ができます。フリー会員(無料)でも対象になりますので、ご利用の際にはぜひ事前にダウンロードください。

    タイヤワールド館ベストアプリのダウンロードはこちら

    Iphone用のアプリのダウンロードはこちら
    アンドロイド用のアプリのダウンロードはこちら
    AppStoreへ GooglePlayへ

    組替え・バランス調整込みの作業料金になります。
    タイヤ処分、バルブ交換(必要に応じて)、ナット交換(必要に応じて)費用等は含まれていません。

    タイヤ交換をするならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    タイヤ交換をするならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    タイヤ交換は当日の作業時間を待つ手間だけでなく、商品を選ぶ時間や状況によってはタイヤの運搬など手間がかかるのが難点です。

    もし面倒なく、スムーズに交換を終わらせたいとお考えであれば、タイヤ保管サービスもおすすめです。

    次回のタイヤ工賃込みでお得!タイヤ保管サービス

    次回のタイヤ工賃込みでお得!タイヤ保管サービス

    遠方の方は、タイヤワールド館ベストのオンラインショップがおすすめになります。

    店舗に足を運ばずに、ネット上で豊富な在庫数の中から最適なタイヤを探せます。
    よくあるメーカーやブランド毎の検索だけでなく、車種を指定すれば、自動で最適なタイヤをリストアップしますので、相性の良い商品を簡単に探せるはずです。

    指定車種に適合するサイズのホイールも一緒に探せるため、難しい知識を必要とせずに、ホイールセットを選べるのも魅力ですよ。

    タイヤ/ホイールをかんたん検索!人気サイズやSUV/ミニバン専用タイヤのクイック検索やインチ指定のホイール検索、人気車種のおすすめタイヤ・ホイールセットをご紹介!

    タイヤ/ホイールの検索はこちら

    さらに、タイヤワールド館ベストは全国に約4,000のお店と提携しているので、オンラインで購入したものを指定箇所に直送が可能です。
    面倒な持ち運びもなく、当日は予約した取付店にいけば良いだけなので、手間なくタイヤ交換を進められるので、ぜひ一度ご利用ください。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    仙台本店
    仙台本店
    TEL: 022-231-4114
    住所:仙台市宮城野区苦竹2-6-5
    アクセス:仙台国道45号線沿い
    営業時間:10:00~19:00
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    仙台本店 タイヤ交換

    定期的なトルクレンチチェック!その頻度はどのくらい??

    みなさんこんにちは!!ベスト仙台本店です!!

    今回はタイヤ交換後のナットの締め付けについてのご紹介です。
    このナットをトルクレンチとういう工具を使って締める事により
    外れる危険性が無くなります!
    重要な最後の仕上げの作業になるのでセルフ交換されるかたも
    ぜひ一度この記事を読んで頂けると嬉しいです!

    タイヤ交換後も【増し締め】をして下さい!

    よし!タイヤ交換も終わったしこれでもう安心だな!!
    ではないんです!
    タイヤ交換終わったあとのナットの増し締めはとても大切です。

    タイヤ交換の時、専用の工具を使ってナットは確実に締め付けはしていますがそれでも走行中にナットが緩んでしまいタイヤが外れる事故が多くあります。

    脱輪の事故を起こさない為にもタイヤ交換後のナットの
    増し締めは必ず行って下さい。

    交換して100km走ったらお店で増し締めをしましょう!

    まずはタイヤ交換後100km走ったらお店でのナットの増し締めをおすすめします。

    増し締めあとにも2~3ヶ月後もしくは5000km走行ごとに増し締めチェックをする事をおすすめします。

    それよりも早めにチェックした方が安心です。
    100Kmというと覚えているのが大変なので
    交換して1か月から1か月半くらいたったら
    増し締めをおこないましょう!
    ベストでも大丈夫ですしお近くのガソリンスタンドでも
    作業してくれますよ!

    増し締めは締め足すとは少し違います

    トルクレンチを使って既定のトルクがかかっていれば問題はありません。

    トルクレンチとは・・・「今行っている作業を、どれくらいの力で締付けているか」を測定する工具で、精密機器です。

    ボルトやねじを適正トルクで締め付けるために使用します。

    締め付け力(トルク)の単位はN・m(ニュートンメートル)で表しています。

    逆に締め足してオーバートルクになったら危険です。

    オーバートルクによりボルトが伸びきってしまい固定力が弱まってしまいナットが緩んでしまいます。

    セルフタイヤ交換の方もお店でトルクレンチをかけると◎

    セルフでタイヤ交換された方もお店でトルクチェックするのをおすすめします。

    トルクレンチをお持ちでない方もいらっしゃると思いますので

    安全・安心のためお店に行ってトルクチェックした方がいいと思います。

    ベストではお客様の前でトルクレンチをかけます!

    タイヤワールド館ベストではタイヤ交換が終わりましたら

    お客様と立ち合いナットの締め付け確認をトルクレンチを使って行っております。
    それだけ重要な最終仕上げとなっています。

    セルフでタイヤ交換されたお客様もトルクレンチは必ずかけて
    頂きたいと思います!

    お気軽にご来店下さいませ!

    オンラインショップhttps://tireworldkan.com/
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    ホイールの基礎知識 タイヤの基礎知識 多賀城店 インチアップ

    リム幅とインセットを最高のバランスで整える!

    おしゃれな社外ホイールの購入を検討しているお客様、
    せっかく社外ホイールを履くのなら、
    かっこよく」「納得のいく」ホイールが欲しいですよね!
    本日は‘‘足廻りのプロ‘‘が詳しくご紹介させて頂きます!

    美しいセッティングをするために

    ↓インチアップする時の注意点

    ①外径は変わらないように

    希望するインチアップサイズのタイヤで
    外径がほぼ同じものを選びます。

    装着したいタイヤメーカーのカタログを参照しましょう!

    同じサイズのタイヤでも
    メーカーやブランドが異なると
    若干外径が異なることがあります。

    ここで注意点がひとつあります。
    外径が大きく変わると
    車のスピードメーターに影響が出てしまいます。

    実際の走行スピードと
    スピードメーターの表示にズレが出てしまうのです。
    このズレが大きくなってしまうと
    整備不良で車検を通すことが
    できなくなってしまうので
    注意が必要です。

    ②荷重が下がらないように

    荷重指数が同等以上かを調べます。
    インチアップした際の荷重指数が小さい場合は
    タイヤが車体を支える力が弱くなってしまうため
    使うことができません。

    ③車体に干渉しないように

    装着するタイヤが車体からはみ出ないかを確認します。
    同じく車体に干渉しないかを確認します。
    ホイールが太くなると車体からはみ出たり、
    車体に干渉したりするので注意が必要です。
    特に、装着時は問題がなくてもハンドルを切った際にタイヤの内側や外側が車体に触れてしまったりする場合があるので注意が必要です。

    リム幅とは

    リム幅 リム幅とは、
    ホイールの横幅のことで、
    タイヤをはめ込む部分のがインチで表記されます。 
    リム幅は各タイヤメーカーによって、
    ある程度の適合が設定されています。
    適合とは、タイヤと適合するリム幅の許容範囲のことです。

    インセットとは

    インセットとは、
    ホイール(リム幅)の中心線から
    取り付け面までの距離を表します。

    ホイールの中心位置がディスク部より
    外側に取り付け面があればインセット(プラス記号)、
    プラスマイナス0であれば「ゼロセット」、
    内側にあればアウトセット(マイナス記号)となります。

    N-BOXインチアップ例

    ▶純正
    155/65R14 or 165/55R15

    ▶インチアップ
    165/45R16 or 165/40R17

    ▶インチアップのメリット

    ハンドリングの向上

    本来、タイヤは側面部分(サイドウォール)が
    柔らかく作られており、
    クルマに取り付けるとクルマの重みで一部に
    「たわみ」が出ます。
    しかし、インチアップをして偏平率を下げることにより
    サイドウォールが短くなり「たわみ」が出にくくなります。
    これによって、操作する際に
    ハンドルからのレスポンスがよくなり、
    安定度が上がるというメリットがあるんです!

    ▶グリップの向上

    ほとんどの場合、
    タイヤをインチアップすると同じタイヤ幅でも
    低偏化により地面に接地する面積(接地面)が大きくなるため、抵抗が増えてカーブ時や
    制動時のグリップがよくなるという
    メリットが得られます!!

    ▶ブレーキングの向上

    ブレーキを踏んだときのタイヤの変形(たわみ)が少なくなり、ブレーキング時の安定性が増すというメリットがあります。
    また、インチアップすることにより空間が確保でき、
    大型のブレーキを搭載できるので、
    ブレーキ性能向上にも役立ちます!

    気を付けなければいけないルール

    車のドレスアップに欠かせないのが、
    足元を引き締めるホイール。
    インチアップすれば
    車のイメージが「グッ」とシャープになります!

    そこで気をつけたいのが、
    サイズだけでなくホイールのオフセット。
    ホイール装着を最適にするための
    ホイールオフセットについてご説明します!

    ホイールオフセットとは、
    簡単に言うと、ホイールを取り付ける際の奥行きのこと。
    ホイールは、サスペンション側の
    ※ディスクハブに取り付けます。

    ※ディスクハブとは、
    ホイール用ボルトがついている円形の土台の部分。
    取り付ける際、奥行きサイズを間違えると、
    さまざまなトラブルが生じます。
    タイヤがフェンダーより出っ張ると
    保安基準不合格となって車検に通りません。

    逆に引っ込みすぎると、
    ディスクブレーキのキャリパーなどに当たって
    走行できなくなります。
    新しいホイールを購入する際は、
    オフセットが適合していることを確かめましょう!

    タイヤ・ホイール事も
    ぜひタイヤワールド館ベストにご相談ください!

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    住所:宮城県多賀城市八幡1-1-5
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    タイヤの空気圧の見方は?過不足によるリスクや調整方法を紹介

    タイヤの空気圧は、安全で快適な運転を支える重要な要素です。しかし、適正な空気圧を維持できていない車も少なくありません。

    空気圧の過不足は以下のようなリスクを引き起こします。

    ● 空気圧が多すぎる場合:タイヤの接地面積が減少し、グリップ力低下や乗り心地の悪化を招く
    ● 空気圧が不足している場合:転がり抵抗が増え、燃費悪化やタイヤの異常摩耗を引き起こす

    適正な空気圧を維持するためには、正しい見方と調整方法を知ることが大切です。

    本記事では、空気圧の確認手順や調整時の注意点について詳しく解説します。

    タイヤの空気圧について

    タイヤの空気圧について

    タイヤと地面との接地面積は、タイヤ1本につきハガキ約1枚分です。タイヤはそんな小さな面積で、重量のある車を支えるという重要な役割を果たしています。

    そんなタイヤは、自動車メーカーの指定空気圧などの適正な空気圧が、充てんされてはじめて充分な性能を発揮します。

    空気圧が低い状態では、ハンドルが取られてしまったり、タイヤと接地面との抵抗が大きくなり、燃費も悪化したりします。また、パンクのリスクも高まるため、注意が必要です。

    最近では、セルフ方式で空気圧を確認する機会も増えていますが、正しい知識を持って点検・調整することが大切です。タイヤのチェックは、溝やひび割れなどにばかり注意が行きがちですが、空気圧についても意識しましょう。

    タイヤの空気圧は、1ヶ月で 10~20kpa は自然に抜けると言われているとおり、徐々に低下します。

    月に1度は空気圧の点検を行い、適正な空気圧を維持してください。

    どこで見る?適正空気圧の見方

    どこで見る?適正空気圧の見方

    「タイヤの適正空気圧はどれくらい?」「どこで見るの?」と疑問に感じますよね。

    車両指定空気圧は、運転席側のドア付近あるいは給油口などに貼付された空気圧表示シールに記載されています。

    タイヤの種類やサイズが同じでも、車によって空気圧は異なります。

    最適な空気圧はカーメーカーが車ごとに決めており、それを「車両指定空気圧」と呼んでいます。車両指定空気圧の数値は、運転席ドア開口部など目立つところに記載されているので確認しましょう!

    タイヤの空気圧を適正値にする重要性

    タイヤの空気圧を適正値にする重要性

    タイヤの空気圧を適正値にすることで、以下の効果が期待できます。

    ● 安全性の確保
    ● 燃費性能の向上
    ● 乗り心地の改善
    ● ロングライフ性能の向上
    ● 不必要な故障の予防

    それぞれ具体的な内容を確認しましょう。

    なお、スタッドレスタイヤの適正空気圧については、以下の記事を参考にしてください。

    安全性の確保

    タイヤの空気圧が適正値を下回ると、タイヤが変形し路面との接地面積が増え、ハンドル操作が重くなります。また、ブレーキ時の制動距離が伸びることもリスクです。

    一方、空気圧が高すぎると接地面積が減少しグリップ力が低下するため、スリップしやすくなります。空気圧が低くても高くても、運転中の安全性に影響します。

    適正な空気圧を維持することで車の安定性を確保し、事故のリスクに対策できます。定期的に空気圧をチェックし、車の安全性を維持しましょう。

    燃費性能の向上

    タイヤの空気圧が低いと、走行中の転がり抵抗が増え、エンジンに余計な負荷がかかり燃費が悪化します。

    一方、空気圧が高すぎてもタイヤの摩耗が進み、燃費性能の悪化に影響するため、タイヤの空気圧は適正値に保つことが重要です。

    適正な空気圧を保つことで、タイヤの転がりがスムーズになり、燃費性能の向上につながります。ガソリン代の節約にもつながり、経済的にも大きなメリットです。

    乗り心地の改善

    適正な空気圧は、乗り心地の改善にもつながります。空気圧の状態によって、それぞれ以下の症状が発生します。

    空気圧の状態 症状
    空気圧が低い ・タイヤが柔らかくなる
    ・車がふらつきやすくなる
    空気圧が高い ・タイヤが硬くなる
    ・路面の衝撃を感じやすくなる

    空気圧を適正値に保つことは、乗り心地を改善し、長時間の運転による疲労軽減にもつながるため、快適なドライブを実現可能です。

    運転手だけでなく、同乗者に快適な乗り心地を感じていただくためにも、空気圧を適正値に保ちましょう。

    ロングライフ性能の向上

    空気圧を適正値に保つことで、タイヤの摩耗が均等になりやすく、寿命を延ばす効果が期待できます。

    空気圧が低いと、タイヤのショルダー部分が過剰に摩耗し、交換時期を早める恐れがあるでしょう。

    一方、空気圧が高すぎてもタイヤの中央部分が摩耗しやすくなるため、ロングライフ性能の悪化につながります。

    空気圧を適正値に保つことでタイヤの交換時期を延ばしやすいため、余計な出費を防ぐことが可能です。

    不必要な故障の予防

    タイヤの空気圧を適正値に保てないと、不必要な故障につながる恐れがあります。たとえば、空気圧が高すぎると路面の衝撃を吸収しにくくなり、バーストするリスクが高まります。

    一方、空気圧が低すぎると、タイヤの内部構造が傷みやすくなり、耐久性の低下につながる点も大きなデメリットです。

    走行中のタイヤのトラブルは、重大事故につながる恐れもあるため、空気圧は定期的に確認し不必要な故障を未然に防ぎましょう。

    そのほか、さまざまな原因によるタイヤのエア漏れについて、以下の記事で解説しているので参考にしてください。

    タイヤ交換した場合の空気圧について

    タイヤ交換した場合の空気圧について

    タイヤサイズは、以下のように表記されています。

    タイヤサイズ

    交換後のタイヤが同じサイズの場合と異なるサイズの場合とで、適正空気圧は異なります。

    ここでは、適正空気圧を以下の状況別に解説するので参考にしてください。

    ● 純正タイヤとサイズが同じ場合
    ● サイズは同じだが速度記号が異なる場合
    ● メーカー指定サイズと異なる場合

    それぞれ詳しい内容を確認しましょう。

    純正タイヤとサイズが同じ場合

    まずは、純正サイズと同じ場合。上のサイズ表で言うところの『195/65R15 91』まで一緒の場合です。純正タイヤとサイズが同じ場合はもちろん、空気圧は以前と同じで大丈夫です。

    サイズは同じだが速度記号が異なる場合

    上のサイズ表で言うところの『H』の部分が違う場合です。末尾の『H』は速度記号と呼ばれ、そのタイヤが規定の条件のもとで走行できる最高速度を表しています。

    タイヤサイズが同じで速度記号のみ異なる場合も、空気圧は以前と同じで問題ありません。

    なお、各アルファベットが表す最高速度は以下の通りです。

    速度記号 最高速度(km/h)
    L 120
    M 130
    Q 160
    S 180
    H 210
    V 240
    W 270
    Y 300

    メーカー指定サイズと異なる場合

    インチアップ等でタイヤサイズを変更した場合、適正空気圧が異なる場合があります。一番確実なのは、専門店にご相談いただくことですが、こちらのブリヂストンのページで確認することもできます。

    また、詳しい適正空気圧の調べ方に関しては下記記事で解説しています。

    空気圧を適正にしない場合のリスク

    空気圧を適正にしない場合のリスク

    ここでは、タイヤの空気圧を適正にしない場合のリスクを解説します。

    空気圧が低すぎても高すぎても、車にとって悪影響です。空気圧が及ぼすリスクを把握し、定期的な空気圧のチェックを習慣化しましょう。

    空気圧が低い場合

    タイヤの空気圧が低いと、以下のリスクがあります。

    空気圧が低い場合のリスク 具体的な内容
    タイヤの変形やバーストの危険性が高まる ・タイヤにかかる負担が大きくなる
    ・高速走行時に重大な事故につながる
    燃費性能が低下する ・タイヤのゴムがたわむことで車のバランスが悪くなる
    ・転がり抵抗が増え燃費に悪影響を及ぼす
    タイヤ寿命が低下する ・タイヤは本来の形を保てなくなる
    ・転がり抵抗や摩擦が増え消耗しやすくなる
    乗り心地が悪くなる ・操縦安定性が低下する
    ・走行時にふらつきやすくなる

    とくに、高速道路では、タイヤにかかる負担が大きくなり、重大な事故を引き起こしてしまう可能性があるため、走行前に空気圧を確認しましょう。

    空気圧が高い場合

    空気圧が高い場合

    空気圧過多で走行すると、タイヤが均等に摩耗せず、偏摩耗と呼ばれる状態になり、タイヤ寿命が短くなってしまいます。偏摩耗が起こると、空気圧不足の時と違い、真ん中の溝が異常に減ってしまいます。

    また、振動や騒音の原因や、タイヤ本来の性能(排水性など)を悪化させる可能性があります。

    以上のことから、空気圧の入れすぎにも注意しなければいけません。

    タイヤの空気圧を入れるときの7つの注意点

    タイヤの空気圧を入れるときの7つの注意点

    タイヤの空気圧を入れるときの注意点は、以下の7つです。

    1. タイヤが冷えている時に行う
    2. 上限は10%程度にし指定の数値を下回らない
    3. バルブやホイールなども点検する
    4. タイヤ4本すべてを同時に点検する
    5. スペアタイヤの空気圧も確認する
    6. 冬場はこまめに空気圧を点検する
    7. 重い荷物を積む場合は少し高めにする

    それぞれ詳しい内容を確認しましょう。

    タイヤが冷えている時に行う

    タイヤが冷えている時に行う

    タイヤの空気圧をチェックする際は、タイヤが冷えている状態で行いましょう。

    走行や外気温の影響によりタイヤが温まると、熱膨張で空気圧も高くなります。この状態で空気圧を調整すると、正確な点検や調整を行えない可能性があります。

    たとえば、長時間運転した後や炎天下に駐車している車のタイヤは、空気圧が実際よりも高くなりやすい状態です。

    そのため、空気圧の正確な点検・調整のために、タイヤが冷えている時に作業を行いましょう。

    上限は10%程度にして指定の数値を下回らない

    上限は10%程度にして指定の数値を下回らない

    先ほども触れたとおり、車によっては、高速走行時や乗車人員の変化により空気圧の調整をすすめる場合があります。空気圧を調整する際、指定空気圧を下回らないよう注意し、上限も10%程度にとどめましょう。

    指定空気圧を下回っても上回っても、タイヤの性能が十分に発揮されず、デメリットが生じます。

    厳密に指定空気圧を守るのが一番ですが、安全上からみて指定の数値を下回らないように調整し、上限は10%以内に抑えることを心がけましょう。

    バルブやホイールなども点検する

    バルブやホイールなども点検する

    チューブレスバルブもゴム製品なので劣化します。エアバルブの交換の時期の目安は約2~3年です。タイヤの交換時期と同じタイミングでエアバルブは交換すると覚えておきましょう。

    空気漏れは、洗剤などを溶かした水をバルブ付近につけ、泡ができるかどうかで判断できます。
    また、あわせてホイール変形などの異常がないかの点検も行いましょう。

    タイヤ4本すべてを同時に点検する

    空気圧を調整する際は、必ず4本すべてのタイヤを一度に点検することが大切です。前後左右で空気圧に偏りがあると、車両のバランスが崩れ、ハンドリング性能の低下や異常なタイヤ摩耗の原因になります。

    また、駆動方式によっては前後で異なる空気圧を推奨する場合もあるため、専門家の意見を聞きながら、適切な調整を行いましょう。

    4本すべてのタイヤを同時に点検することで、安定した走行性能と安全性を維持できます。

    なお、タイヤの空気圧が1本だけ減る現象については、以下の記事を参考にしてください。

    スペアタイヤの空気圧も確認する

    スペアタイヤは緊急時に使用するもので忘れがちですが、普段から適切な空気圧を保つことが大切です。

    とくに長期間使用しないと空気が自然に抜け、緊急時に役に立たない可能性があります。

    スペアタイヤは、通常のタイヤよりも高めの空気圧で調整することが推奨されています。スペアタイヤは通常のタイヤより細く、強度を高めるために空気圧を高めるからです。

    万が一のトラブルに備えて、スペアタイヤの空気圧も定期的に確認しましょう。

    冬場はこまめに空気圧を点検する

    冬場は気温が下がりタイヤ内部の空気が収縮するため、空気圧が低下しやすくなります。空気圧が低下したまま走行すると、燃費が悪化したりスリップの危険性が高まったりします。

    とくに寒冷地や雪道を走る場合はスリップのリスクも高まるため、空気圧を定期的に確認し、適切な状態を保ちましょう。

    スタッドレスタイヤも夏タイヤと同様に、こまめな点検を行うことでタイヤ性能を最大限に発揮できます。

    重い荷物を積む場合は少し高めにする

    車に重い荷物を積む場合、タイヤの空気圧を適正値よりも少し高めに調整するのがおすすめです。

    荷重が増えるとタイヤの負担が大きくなり、空気圧が不足しているとタイヤの変形につながります。タイヤの変形はタイヤの損傷にもつながり、走行中のトラブルを引き起こすかもしれません。

    車両ごとに荷物満載時の推奨空気圧が記載されていることがあるため、専門家に相談し適切な空気圧に調整してください。荷物を降ろした後は、通常の空気圧に戻すことも忘れないようにしましょう。

    タイヤの空気圧をチェックしたほうがいいタイミング

    タイヤの空気圧をチェックしたほうがいいタイミング

    タイヤの空気圧は、以下のタイミングでチェックするのがおすすめです。

    ● 定期点検のとき
    ● 長距離運転する前
    ● 季節の変わり目
    ● タイヤ交換やローテーションしたとき
    ● 運転中に違和感を感じたとき

    それぞれ詳しい内容を確認しましょう。

    定期点検のとき

    定期点検の際は、必ずタイヤの空気圧もチェックしましょう。タイヤに異常がなくても、日々の走行で少しずつ空気が抜けるため、定期的にチェックしないと空気圧が不足した状態で走ることになります。

    空気圧が適正でないと、燃費や走行性能が悪化し、走行中のトラブルにつながるかもしれません。

    定期点検は2年に1回行う車検以外に、少なくとも1年に1回の点検が推奨されています。タイヤ専門店やディーラーなどに依頼すれば、専門家に安心して任せられるでしょう。

    長距離運転する前

    旅行や出張などで長距離運転をする際は、事前にタイヤの空気圧を確認しましょう。とくに高速道を長時間走る場合、タイヤの負荷が増大するため、空気圧の事前チェックは欠かせません。

    高速走行時にタイヤの空気圧が不足していると、タイヤから発熱しやすくなり、最悪の場合、走行中に破裂する恐れがあります。

    長距離運転をすることが事前にわかっている場合、出発前に空気圧を適正値に調整しておきましょう。

    季節の変わり目

    季節の変わり目は、気温の変化によりタイヤの空気圧が変動します。とくに、気温が下がる秋から冬にかけては、空気が収縮し空気圧が低下する傾向があるため注意が必要です。

    空気圧が低下した状態で走行すると、走行性能を十分に発揮できず、燃費や安全性が低下します。

    一方、春から夏にかけては、気温が上昇し空気圧が上がりすぎる可能性があります。

    気温が変動する季節の変わり目では、空気圧を点検し、快適な安全なドライブを楽しみましょう。

    タイヤ交換やローテーションしたとき

    タイヤ交換やローテーションした際は、必ず空気圧を点検しましょう。とくに、タイヤのローテーション後は、空気圧の調整に注意が必要です。

    たとえば、前後で異なる空気圧を推奨している車両では、タイヤの位置が変わることで空気圧の適正値が変わる可能性があります。

    新しいタイヤに交換した際は、正しい空気圧に調整することで、タイヤ性能を最大限発揮でき、快適なドライブにつながります。

    タイヤ交換やローテーションをした際は、空気圧を確認し、適正値に調整しましょう。

    運転中に違和感を感じたとき

    運転中にハンドルのブレや車の傾き、タイヤからの異常音などの違和感を感じた場合、タイヤの空気圧をすぐに確認しましょう。

    違和感を感じたにもかかわらず放置すると、パンクやバーストなど大きなトラブルにつながり、重大事故の原因になるかもしれません。

    運転中に違和感を感じた場合や異常な音が聞こえる場合、空気圧を調整するとともに、必要に応じて専門家に点検してもらいましょう。

    タイヤの空気圧に関するよくある質問

    タイヤの空気圧に関するよくある質問

    タイヤの空気圧に関するよくある質問は、以下の3つです。

    ● 高速走行が多い場合、どのくらい高めに空気圧をいれたらいい?
    ● 空気圧センサーとは?
    ● タイヤの空気圧は規定値より少ないほうがいい?多いほうがいい?

    それぞれの回答を確認しましょう。

    高速走行が多い場合、どのくらい高めに空気圧をいれたらいい?

    高速走行をする場合は、特にタイヤの空気圧を高める必要はありませんが、「指定された空気圧に保たれているか」が重要なポイントとなります。

    高速走行では、タイヤの空気圧が適正値を下回ることがとても危険なのです。

    高速道路では指定空気圧よりも1割~2割ほど高い空気圧が良いとされています。車によっては、高速走行時や乗車人員の変化により空気圧の調整をすすめる場合もあります。

    厳密に指定空気圧を守るのが一番ですが、安全面から見て指定の数値を下回らないようにし、10%上回る程度でとどめましょう。

    空気圧センサーとは?

    空気圧センサーとは、タイヤプレッシャーモニタリングシステム(TPMS)のことで、タイヤの空気圧をリアルタイムで監視し、異常を検知すると警告を出すシステムです。

    タイヤの空気圧が低下すると、スピードメーター上に警告ランプが点灯し、すぐに異常を把握できます。

    空気圧センサーがあることで、空気圧の異常を早期に発見でき、トラブルを未然に防げます。また、警告ランプが付くことでメンテナンスするきっかけになるため、車両自体の安全性も向上するでしょう。

    タイヤの空気圧は規定値より少ないほうがいい?多いほうがいい?

    タイヤの空気圧は、規定値より少ない状態も多い状態も好ましくありません。
    規定値より少ないと、タイヤが路面と接触する部分が増え、燃費の悪化やバーストのリスクが増加します。

    一方、規定値より多いとタイヤの接地面積が減り、グリップ力の低下や乗り心地の悪化する恐れがあります。

    タイヤの空気圧は、メーカーが推奨する規定値を守ることで、快適なドライブにつながるでしょう。

    空気圧に関する相談はタイヤワールド館ベストにおまかせ

    空気圧に関する相談はタイヤワールド館ベストにおまかせ

    タイヤの空気圧は、安全運転や走行性能を保つ上で重要なポイントです。しかし、自分だけで管理して、空気圧を適正値に保つのは難しいのが実情です。

    そのため、空気圧を正しく調整してほしい場合、タイヤワールド館ベストのようなタイヤ専門店やディーラーなど、専門スタッフのいる店舗に調整を依頼しましょう。

    空気圧を適正値に保つことで、重大な事故を未然に防ぐ効果も期待できます。

    タイヤワールド館ベストは全国に約4,000の提携店舗があり、タイヤに関する相談を随時受け付けております。

    空気圧の見方をはじめ、タイヤに関するさまざまなお悩みがある方は、タイヤワールド館ベストの提携店舗を検索して、ぜひお気軽にご相談ください。

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    多賀城店
    多賀城店
    TEL: 022-366-7811
    住所:宮城県多賀城市八幡1-1-5
    アクセス:仙台国道45号線沿い
    営業時間:10:00~19:00
    カテゴリー
    タイヤの基礎知識 栗生店 タイヤ交換

    冬のタイヤ交換シーズンに突入!交換前のチェックリスト

    10〜11月は秋が終わり本格的な冬に
    突入し、寒さが段々と厳しくなってきます。
    寒くなると同時にタイヤ交換の時期がやってきます‼
    皆さん、冬に備えての準備は始めていますか??
    せっかく順番がきたのにあれがない!これがない!
    とならないために事前にチェックしましょう!

    タイヤ交換に出発!忘れ物はないですか?

    いざ、タイヤ交換をしにいこうとなった時に、
    もちろん状態の良いタイヤ・ホイールが必要になってきます。
    しかし、タイヤ・ホイールだけでは装着ができず、
    他に備品が必要になってくるケースもありますので、
    冬時期に備え、忘れがちな備品についてご紹介いたします。

    ロックナットのアダプター持ちましたか?

    大事なタイヤとホイールを盗難から守る為に、
    1つの対策として普通のホイールナットではなく、
    『ロックナット』を装着している方も少なくありません。

    ➤ロックナット

    ロックナットは専用のアダプターがないと
    取り外すことができません。
    忘れてしまうと、タイヤ交換作業がストップしてしまい
    せっかくの待ち時間が台無しに・・・
    そうなると、余計な手間やストレスが
    かかってしまうだけでなく、お店側にも忙しい時期は特に
    迷惑がかかってしまいます。
    そうならない為にも、必ず事前にロックナットの
    アダプターがあるのかどうか確認してください‼

    【詳しくはこちらのブログをご覧ください】
    https://tireworldkan.com/storeblog/?p=13528

    冬用のナット・ボルトを忘れずに車に入れましたか?

    タイヤ交換をする際に、一番多いのが
    ナットやボルトを忘れてきてしまうお客様です。
    ホイールによっては夏タイヤとは別の形状のナットや
    ボルトが必要なケースがあります。
    まず、純正ホイールのナットですが、
    ナットの形状が大きく分けて3つあります。

    60°テーパー座:スバル・マツダ・ダイハツ・スズキ
    球面座:ホンダ
    平座面:トヨタ・ニッサン・ミツビシ
    基本的に国産車は上記のような感じになっています。
    また、欧州車などの外車のナットは、
    ナット部分がボルト形状になっています。
    純正ホイールではなく社外ホイールは、
    ナットで留める穴の部分が基本的にテーパー状態ですので、
    球面や平面タイプのナットでは装着ができません。


    ➤社外ホイール(例)

    ナットは車体とホイールをつなぐ役目を
    担っている大事な部分です。
    形状が合わないものだと、しっかり留まらず最悪の場合は
    脱輪してしまい大事故に繋がる可能性もあります。
    タイヤ交換の際は、形状の合うナットやボルトを
    事前に確認し、準備しておきましょう。
    ご自身での判断は難しい方もいらっしゃると思いますので、
    不安な方は当店までお気軽にご相談ください!!

    センターキャップや付属品を忘れないで下さい。

    そして、忘れがちなのがキャップなどのホイール付属品です。
    ホイールによっては車のホイールの上から
    取り付けるカバーがついてる場合があります。

    カテゴリー
    メンテナンスその他 タイヤの基礎知識 古川店 アライメント

    タイヤのすり減りの限界は?片減りの原因や減り方がおかしいときの解決策を紹介

    タイヤのすり減りの限界は?片減りの原因や減り方がおかしいときの解決策を紹介

    「タイヤのすり減り方が偏っている‥」「タイヤがすり減る原因は?」

    車を日常的に使い、走行距離が多い方はタイヤのすり減り具合を気にしていませんか?とくに、タイヤのすり減り方がおかしいときは、車の調子が悪いのかと不安になってしまいます。

    タイヤのすり減り方がおかしい原因は、運転の仕方や走行速度にあります。他には、車のアライメントが狂っている、ショックアブソーバーのヘタリも考えられるでしょう。

    一方で、タイヤのすり減り具合はスリップサインで使用限度が確認できます。

    当記事では、主に以下の内容を紹介しています。

    ● タイヤがすり減る原因
    ● スリップサインの確認方法
    ● 片減りの原因・解決策

    車の使用頻度が多い方は定期的にタイヤを点検し、摩耗状態がおかしくないかチェックしておくのがおすすめです。そして、適切に管理された安全なタイヤで快適なドライブを楽しみましょう。

    タイヤがすり減る原因

    イヤがすり減る原因

    タイヤがすり減るとは、日々の走行でタイヤの溝がすり減っていくことです。通常よりも、タイヤのすり減りが早くなる原因としては、主に以下の3つが挙げられます。

    ● 空気圧が適正ではない
    ● 発進やブレーキ時の摩擦
    ● 走行速度

    車で走行するとタイヤは必ず摩耗するので、すり減り自体を抑えることはできません。しかし、上記の3つを実践すれば、摩耗するスピードは抑えられるでしょう。

    空気圧が適正ではない

    タイヤの空気圧は高すぎても低すぎてもいけません。

    空気圧が低いとタイヤが変形してしまい、地面との接地面が大きくなります。地面とタイヤの接地面積が広いと抵抗が大きくなり、適正な空気圧のタイヤに比べるとすり減るスピードが早くなります。他にも燃費やタイヤの寿命に影響することもあるでしょう。

    また、空気圧が高すぎるとタイヤの膨張により、縁石にこすったときに傷が入りやすくなります。

    タイヤの空気圧は摩耗だけでなく、燃費にも影響するので定期的に点検し、適正に保っておきましょう。

    発進やブレーキ時の摩擦

    車を発進させる際やブレーキ時の摩擦でもタイヤはすり減ります。発進やブレーキは、地面との強い摩擦によって動作しています。

    たとえば、急発進時にタイヤが空転してしまったり、急ブレーキ時にタイヤがロックしたまま滑ったりしてしまうこともあるでしょう。「急」がつく運転はタイヤに負担がかかるため、摩耗がはげしい傾向にあります。

    「急」発進・「急」ブレーキ・「急」カーブをできるだけ避けるように、危険を予測しながら運転しましょう。

    走行速度

    車の走行速度もタイヤの摩耗に影響します。走行速度が速くなると、タイヤと地面が衝突したような動きになり、摩擦力がより強くなるからです。

    一方で、高速道路は一般道に比べるとタイヤと地面の摩擦力が大きくなります。そして、摩擦の発熱により高温になるため、タイヤのゴムがすり減りやすくなります。また、真夏の道路でも同じことがいえるでしょう。

    タイヤのすり減りを抑えたい場合は、できる限り速度を控えて走行するのがおすすめです。

    タイヤのすり減り具合はスリップサインで確認

    タイヤのすり減り具合はスリップサインで確認

    タイヤのすり減り具合はスリップサインで確認できます。この章では、スリップサインについて解説します。

    1. スリップサインとは?
    2. スリップサインが現れたタイヤはどうなる?
    3. スリップサイン以外にタイヤの限界を見分ける方法

    スリップサインはタイヤの使用限界を知るためのサインです。見方や確認方法を理解し、常に安全なタイヤで走行しましょう。

    1.スリップサインとは

    スリップサインとは、タイヤの溝が摩耗限度に達していないかを判断するためのサインです。タイヤ側面の三角マークの延長線上にあるので、簡単に見つけられるでしょう。

    スリップサイン

    タイヤが摩耗し、スリップサインとトレッド面が揃った状態を「スリップサインが現れた」といい、タイヤの使用限界を示します。ほとんどの新品タイヤの溝は8mmあり、残りの溝が1.6mmに達するとスリップサインが現れます。

    スリップサインが現れたタイヤは本来の性能を発揮できないため、定期的にタイヤを点検し、スリップサインが現れていないか確認しましょう。

    2.スリップサインが現れたタイヤはどうなる?

    スリップサインが現れたタイヤは保安基準不適合となり、車検に通りません。タイヤに関する保安基準の中には「溝が1.6mm以上の深さを有すること」が定められています。

    また、雨の日に滑りやすくなり、安全な走行ができないこともあるでしょう。最悪の場合「ハイドロプレーニング現象」が起こり、ブレーキやハンドルの操作が効かなくなる可能性もあります。

    「ハイドロプレーニング現象」とはタイヤの溝から雨水を排水できなくなり、地面との間に水の膜ができ、タイヤが浮いた状態になることです。

    スリップサインが現れたタイヤには危険が伴うので、早急に交換しましょう。

    3.スリップサイン以外にタイヤの限界を見分ける方法

    スリップサイン以外にもタイヤの限界を見分ける方法を紹介します。

    ● ひび割れや損傷
    ● ゴムの硬化
    ● 摩耗の偏り

    タイヤのひび割れや損傷は放っておくとパンクの原因となります。また、スタッドレスタイヤはゴムの硬化により、性能が発揮できなくなります。

    タイヤの摩耗状態に偏りがあると、一部分だけスリップサインが現れてしまい、通常より早く寿命がきてしまうこともあるでしょう。タイヤの片減りについては次項で深掘りします。

    乗車前に目視し、日常的にタイヤを気にするクセをつけておけば、ひび割れや損傷にも気付きやすくなるでしょう。

    タイヤの片減りをパターンごと解決

    タイヤの片減りとは?

    片減りとは、路面とタイヤの接地面が、道路条件や使用条件などによって部分的に減ってしまう現象です。そこで、片減りする原因と解決方法を紹介します。

    片減りする場所 原因 対策
    タイヤの外側 急発進・急ブレーキ・急カーブ 運転時気をつける
    タイヤの内側 車体骨盤のズレ アライメント調整を行う
    タイヤの中心 空気圧が高すぎる 適正空気圧にする
    タイヤの両側 空気圧の不足 適正空気圧にする

    片減りにもさまざまな種類があり、解決策も異なります。詳しくご説明しますので、タイヤの片減りに悩んでいる方は、参考にしてみてください。

    タイヤの外側が片減りする

    外減りの主な原因は、急発進・急ブレーキ・急カーブです。

    とくにカーブに差し掛かる際に、スピードを落とさず曲がるとタイヤの片側にかなりのダメージが加わります。そのため、遠心力によりタイヤの外側だけが減ってしまう状況になります。

    急のつく運転をしないことで防止できるので、心当たりがある方は一度、運転方法を見直してみましょう。

    タイヤの内側が片減りする

    内減りもいくつか原因はありますが、主な原因は車体骨盤のズレです。

    車の骨盤とは、ホイールを整列させる「サスペンション」や「ステアリング」のシステムを構成するそれぞれの部品のことです。足回りを交換して、アライメント調整をせずに放置していると片減りの原因になります。アライメントとはタイヤの整列状態を表します。

    また、足回りを交換していなくても、走行中の縁石への乗り上げ・接触・駐車時の輪留めに強くあたるのは避けましょう。車の足回りに強い衝撃を与え続けることは、徐々にアライメントを狂わす原因になります。

    タイヤの内減りは、アライメント調整で解決できます。ローダウンやリフトアップなどの車高調整キットを取り付けている場合や、事故の際などは4輪アライメントが必須です。

    内減りで悩んでいる方は、近くのタイヤ専門店で相談してみてください。

    タイヤの中心が片減りする

    センター減りは、空気圧が高すぎるのが原因です。空気圧が高すぎるとタイヤが必要以上に膨張するため、タイヤの中心に負荷がかかってしまい、摩耗を早めます。そのため、タイヤの接地面が少なく、中心部分だけ多く路面に接するので、センター減りを起こしてしまいます。

    センター減りは、空気圧を下げれば改善できるでしょう。車種ごとに決まっている指定空気圧は、運転席のドアを開けた内側に貼られたステッカーで確認できます。

    空気圧はタイヤの状態に大きく影響するので、定期的に点検しましょう。

    タイヤの両側が片減りする

    両減りの主な原因は空気圧の不足です。空気圧が不足していると、タイヤの中心が浮いたまま走行しているような状態になるため、タイヤの端だけが減っていきます。

    また、タイヤの空気は何もしなくても1ヶ月で10〜20KPaほど抜けていきます。そのまま乗り続けてしまうと燃費低下や運転を不安定にするだけでなく、思わぬトラブルにもつながるので注意しましょう。最低でも1ヶ月に1回は空気圧の点検をするのがおすすめです。

    空気圧の点検は、ガソリンスタンドやカー用品店など、ほとんどの店舗で無料で実施しています。とくに高速走行前には必ず空気圧を確認しましょう。

    また、空気が抜けにくくなる窒素ガス充填もおすすめです。

    タイヤの片減りを防ぐ方法

    タイヤの片減りを防ぐ方法

    タイヤの片減りを防ぐには、タイヤ交換店で以下の作業をお願いするといいでしょう。

    ● アライメント調整
    ● タイヤローテーション

    とくにアライメント調整はタイヤの片減りだけでなく「ハンドルはセンターなのに車がまっすぐ走らない」という方にもおすすめです。

    アライメント調整

    アライメント調整とは、車体に対するホイールの3つの取付角度を調整して、メーカーの基準値に合わせることです。アライメント調整を行えば、車の足回りのバランスが矯正され、タイヤの片減りだけでなくさまざまなメリットが享受できます。

    タイヤの片減りを防ぐ方法

    たとえば、直進安定性が向上したり、直進時に左右どちらかに車が流れる問題が改善されたりするでしょう。

    アライメント調整はどこのお店でも作業できるわけでなく、専用の機械が必要になります。依頼する前に、作業店に問い合わせて確認しておきましょう。

    タイヤローテーション

    タイヤローテーションとは、車のタイヤの位置を入れ替えることです。タイヤの位置を入れ替えれば、表面の摩耗を均一にでき、タイヤを長く使用できるでしょう。

    タイヤローテーション

    参考:ダンロップ

    タイヤを入れ替える順番は車種やタイヤの種類によって異なりますが、ほとんどの場合、入れ替え順が決まっています。

    FF車の場合の例
    ● 前輪→後輪へ
    ● 後輪→左右を入れ替えて前輪へ
    FR車の場合の例
    ● 前輪→左右を入れ替えて後輪へ
    ● 後輪→前輪へへ

    タイヤ交換をお店に依頼すれば、ローテーションした状態で交換してもらえます。ただ、念のためローテーションの希望も伝えておくと安心です。

    また、タイヤローテーションをする目安の走行距離は、5,000キロといわれています。タイヤ交換時以外にも、該当距離に達した際は、タイヤローテーションを行いましょう。

    タイヤは完全にすり減る前に交換しよう

    タイヤは完全にすり減る前に交換しよう

    タイヤはスリップサインが現れると保安基準適合品ではなくなり、車検にも通りません。そのため、完全にすり減る前にタイヤを交換しましょう。

    タイヤがすり減る主な原因は以下の通りです。

    ● 空気圧が適正ではない
    ● 発進やブレーキ時の摩擦
    ● 走行速度

    上記の3つを意識すれば、タイヤの摩耗スピードを抑えられるでしょう。また、タイヤの片減りを防止するには、アライメント調整タイヤローテーションがおすすめです。

    タイヤ購入の際は、タイヤワールド館ベストならオンラインで購入〜交換予約まで完結します。全国に約4,000の提携店舗があり、車整備のプロが作業してくれます。

    タイヤは取付店に直送されるため、タイヤの受け取りや一時的に保管しておく必要がありません。タイヤは、実店舗で購入するよりオンラインのほうが安く購入できる傾向にあります。一度、最寄りの提携取付店を探してみてください。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    カテゴリー
    タイヤの基礎知識 多賀城店 タイヤ交換

    車のタイヤの位置交換(ローテーション)は重要!やり方と目安も解説!

    「タイヤのローテーションは重要?」
    「タイヤをローテーションするタイミングが知りたい」

    タイヤのローテーションを定期的におこなうことで、タイヤの摩耗予防やタイヤを長持ちさせる効果が期待できます。

    タイヤをローテーションしない場合、タイヤが偏摩耗したりタイヤの劣化が促されたりと、タイヤの寿命が短くなる原因につながるため、注意が必要です。

    本記事では、車のタイヤのローテーションをするメリットやタイヤローテーションのやり方、ローテーションの適切なタイミングを解説します。

    タイヤ交換のローテーション(位置交換)とは?

    タイヤ交換のローテーション(位置交換)とは?

    タイヤのローテーションとは、前後左右のタイヤを位置交換し、4本のタイヤの摩耗を均一に近づける作業です。
    1本のタイヤを、長い期間使用したい方におすすめの方法です。

    たとえば、前輪が摩耗しやすいFF車の場合、以下のようにタイヤをローテーションします。

    FF車のタイヤローテーション

    上記はFF車のタイヤローテーションですが、車種やタイヤの種類によって、タイヤのローテーション方法は異なります。

    一方で、タイヤをローテーションしない場合、4本のタイヤの摩耗バランスが悪くなり偏摩耗につながるため、事故につながる可能性も高くなるため危険です。

    タイヤのローテーションは、タイヤを長持ちさせるだけでなく、安全に走行するために必要な作業です。次章では、タイヤをローテーションするメリットを、具体的に紹介します。

    タイヤをローテーションするメリット

    タイヤをローテーションするメリット

    本章では、タイヤローテーションのメリットを解説します。

    ● 偏摩耗を予防できる
    ● 車体の振動や異音を予防できる
    ● タイヤが長持ちする
    ● タイヤにかかるコストを削減できる

    偏摩耗を予防できる

    タイヤをローテーションする1つ目のメリットは「偏摩耗を予防できる」です。
    タイヤが偏摩耗する部分は、車種や運転操作、タイヤの空気圧などによって異なります。たとえば、タイヤの偏摩耗の種類は、以下の通りです。

    タイヤの摩耗の種類 摩耗の状態
    片べり摩耗 タイヤの片側だけ摩耗する
    両肩べり摩耗 タイヤの両側が中心部と比べて早く摩耗する
    センター摩耗 タイヤの中心が両側と比べて早く摩耗する
    スポット摩耗 タイヤが局部的に摩耗する
    ヒール&トゥ摩耗 タイヤが円周方向にのこぎりのような形状に摩耗する

    上記のような、タイヤが偏摩耗する原因は、タイヤの空気圧や運転操作、タイヤのローテーション不足などがあげられます。

    偏摩耗したタイヤで走行を続ければ、タイヤのバランスの乱れや走行性能の低下に繋がります。タイヤのローテーションを実施して、タイヤの偏摩耗は未然に防ぎましょう!

    車体の振動や異音を予防できる

    タイヤをローテーションする2つ目のメリットは「車体の振動や異音を予防できる」です。定期的にローテーションせずに走行を続けると、4本のタイヤが摩耗するバランスが崩れてきます。

    タイヤの摩耗のバランスが悪いまま走行すれば、平坦な道でも不安定になり、車体に振動が発生するリスクがあります。車体の振動によりハンドル操作を誤れば、大きな事故につながる可能性も少なくありません。

    また、タイヤの摩耗バランスが顕著な場合、車体の振動の他にも異音が発生し、タイヤ以外に不具合が生じる可能性もあります。

    タイヤの摩耗を均一に近づけるタイヤローテーションは、安全に走行するために必要な作業です。タイヤのローテーションを実施して、車体の振動や異音を未然に防ぎ、安全に走行できる状態にしておきましょう!

    タイヤが長持ちする

    タイヤをローテーションする3つ目のメリットは「タイヤが長持ちする」です。4本のタイヤの摩耗を均一に近づけることで、1本のタイヤを長く使用できる効果が期待できます。

    たとえば、ローテーションしないタイヤを継続的に使用すれば、以下のリスクも考えられます。

    ● タイヤに偏摩耗が発生する
    ● スリップサインが早く出る

    上記のタイヤは、タイヤ交換が必要な状態です。スリップサインが1カ所でも出たら、同じタイヤを継続して使用できないためタイヤ交換が必須です。

    また、偏摩耗したタイヤは、パンクやバーストの原因につながり、危険な状態であるためタイヤ交換が必要になります。
    「この程度の摩耗なら大丈夫」「前輪だけの摩耗だから問題ない」
    上記のようにお考えの方は、安全に走行するためにも、早い段階でタイヤローテーションを実施しましょう!

    タイヤにかかるコストを削減できる

    タイヤをローテーションする4つ目のメリットは「タイヤにかかるコストを削減できる」です。

    先述の通り、タイヤをローテーションしない場合、以下のリスクが考えられます。

    ● タイヤに偏摩耗が発生する
    ● 車体振動による足回りに不具合が発生する
    ● タイヤの寿命が短くなる

    上記のように、タイヤや車体の状態が悪くなり、多くのコストが発生するかもしれません。
    たとえば、タイヤ交換が必要になった場合、タイヤワールド館ベストで実施しているタイヤ交換費用の目安は、以下の通りです。

    【17インチタイヤを当店で購入した場合】

    ※最新の金額は詳細ページをご確認ください

    本数 タイヤ本体価格 工賃 合計金額
    4本 38,000円 9,680円 47,680円

    参考タイヤ:ファルケン(ZIEX ZE914F ジークス ZE914F)

    約50,000円のタイヤ交換の費用に対して、タイヤ交換(タイヤローテーション)の費用は一般的に10,000円以下で依頼可能です。

    車のタイヤ交換の値段については「車のタイヤ交換の値段はどのくらい?車種別タイヤの価格相場も紹介」の記事も参考にしてください。

    タイヤのローテーションを検討するタイミング

    タイヤのローテーションを検討するタイミング

    タイヤをローテーションするタイミングは、走行距離やタイヤの摩耗状態など、タイヤの使用状況によって異なります。
    本章では、タイヤのローテーションを検討するタイミングを紹介します。

    1. 走行距離が5000kmに達したとき
    2. タイヤが摩耗したとき
    3. タイヤを履き替えるとき
    4. 定期的点検のとき

    走行距離が5,000kmに達したとき

    タイヤのローテーションを検討するタイミング1つ目は「走行距離が5,000kmに達したとき」です。タイヤは5,000kmで1mm摩耗するといわれているため、多くの店舗では5,000kmでローテーションすることを推奨しています。

    ただし、タイヤの状態や走行距離によっては、5,000kmよりも早くなったり遅くなったりする可能性もあります。「5,000km走行したらタイヤをローテーションする」ということを意識し、タイヤの状態を定期的に確認しながら、タイヤをローテーションするタイミングを見逃さないようにしましょう!

    タイヤが摩耗したとき

    タイヤのローテーションを検討するタイミング2つ目は「タイヤが摩耗したとき」です。
    タイヤの摩耗を放置すると、4本のタイヤのバランスが崩れ、偏摩耗やスリップサイン出現の原因につながり、タイヤ交換を余儀なくされる可能性が高くなります。
    偏摩耗やスリップサインが出ると、以下の危険性が考えられます。

    タイヤの状態 考えられる危険性
    偏摩耗 タイヤがバーストする
    スリップサインがでる ハイドロプレーニング現象によるスリップ

    また、スリップサインが出た状態で走行した場合、道路交通法違反(整備不良)で違反になるため、注意が必要です。
    タイヤの摩耗は定期的に確認し、タイヤの摩耗状態に応じてタイヤをローテーションしましょう!

    タイヤの摩耗状態がわからない場合は、最寄りの店舗で確認してもらうことをおすすめします!

    タイヤを履き替えるとき

    タイヤのローテーションを検討するタイミング3つ目は「タイヤを履き替えるとき」です。

    走行距離が5,000kmに達していない場合、シーズン毎にタイヤの摩耗状況を確認しながら実施できるため、タイヤローテーションにおすすめのタイミングといえます。

    また、交換したタイヤの保管は、前後左右の位置がわかるようにしなければいけません。
    理由は、タイヤの前後左右を把握しないと次回のタイヤ装着時に、4本のタイヤの摩耗状態に合った装着ができなくなるからです。

    タイヤを履き替えるときは、シールやガムテープを使用して、保管するタイヤの前後左右が把握できるようにしておきましょう!

    定期的点検のとき

    タイヤのローテーションを検討するタイミング4つ目は「定期的点検のとき」です。定期点検は、専門家が目視でタイヤの摩耗状態を確認してくれるため、おすすめのタイミングといえます。

    また、定期点検でタイヤをローテーションしても、解決できない問題も発見できます。たとえば、タイヤのローテーション以外に発生する問題は、以下の通りです。

    問題点 改善方法
    ホイールバランスが乱れている 専用機械を使用してホイールバランスを調整
    アライメントが狂っている アライメント調整

    上記のような、タイヤの問題も一緒に解決できるタイミングでもあるため、定期点検時のタイヤのローテーションはおすすめです。

    タイヤローテーションのやり方【車種・タイヤ種別】

    タイヤローテーションのやり方【車種・タイヤ種別】

    引用:グッドイヤー

    タイヤのローテーションのやり方は、車種やタイヤの種類によって異なります。たとえば、車種による摩耗の進行状態は、以下の通りです。

    問題点 改善方法
    ホイールバランスが乱れている 専用機械を使用してホイールバランスを調整
    アライメントが狂っている アライメント調整

    上記のように、車種によってタイヤの摩耗する部分が異なるため、車種やタイヤに合ったローテーションを実施する必要があります。本章では、車種とタイヤ種別に合わせた、タイヤローテーションのやり方を解説します。

    ● FF車の場合
    ● FR車・4WDの場合
    ● 方向性タイヤの場合
    ● スペアタイヤ含めた5本の場合

    なお、タイヤのローテーション作業において、タイヤの脱着手順に変わりはありません。
    タイヤの取り外しから取り付けまでの作業手順は以下の通りです。

    1. レンチを使って軽く緩める
    2. ジャッキアップ
    3. ホイールナットをすべて取り外す
    4. タイヤを取り外す
    5. タイヤを取り付ける
    6. ホイールナットを仮止めする
    7. トルクレンチで規定トルク値に締める

    引用:YOKOHAMA

    ぜひ参考にしてください。

    FF車の場合

    FF車は前輪が駆動輪と舵をとる役割であるため、リアタイヤと比較して摩耗しやすい特徴があります。FF車のタイヤローテーション方法は以下の通りです。

    FF車のタイヤローテーション方法

    引用:YOKOHAMA

    ● 前輪は左右の位置は変更せずに後輪へ
    ● 後輪の右→前輪の左
    ● 後輪の左→前輪の右

    FR車・4WDの場合

    FR車・4WDは後輪が駆動輪であるため、フロントタイヤと比較して後輪が摩耗しやすい特徴があります。FR車・4WDのタイヤローテーション方法は、以下の通りです。

    FR車・4WDのタイヤローテーション方法

    引用:YOKOHAMA

    ● 前輪の右→後輪の左
    ● 前輪の左→後輪の右
    ● 後輪は左右の位置は変更せずに前輪へ

    方向性タイヤの場合

    タイヤの回転する方向性が決まっている方向性タイヤは、前後の入れ替えしかできません。
    左右で入れ替えてしまうと、タイヤ本来の走行性能が発揮できないからです。
    方向性タイヤのタイヤローテーション方法は、以下の通りです。

    方向性タイヤのタイヤローテーション方法

    引用:YOKOHAMA

    スペアタイヤを含めた5本の場合

    同じサイズのスペアタイヤを含めたタイヤローテーション方法は、以下の通りです。

    スペアタイヤを含めたタイヤローテーション方法

    引用:YOKOHAMA

    ● 前輪左→後輪右
    ● 前輪右→スペアタイヤ
    ● 後輪右→前輪右
    ● 後輪左→前輪左
    ● スペアタイヤ→後輪左

    タイヤローテーションの注意点

    タイヤローテーションの注意点

    タイヤローテーションの注意点を把握しないと、走行に支障が出るかもしれません。本章では、タイヤをローテーションする際の注意点について解説します。

    ● タイヤがローテーションできない場合がある
    ● ローテーション後は100km走行したら増し締めチェック
    ● 保管するタイヤは前後左右がわかるようにする

    タイヤがローテーションできない場合がある

    タイヤのローテーションは、すべてのタイヤでできるわけではありません。理由は、4本のタイヤのバランスが悪くなるタイヤがあるからです。

    たとえば、タイヤの回転する方向が決まっている方向性タイヤは、取り付ける位置が決まっています。

    タイヤのローテーションは、すべてのタイヤでできるわけではない

    引用:グッドイヤー

    上記のようなタイヤは、タイヤのローテーションを左右でするとバランスが崩れ、走行性能を発揮できなくなります。安全に走行するためにも、メーカー指定の方向でローテーションを実施しましょう。

    また、前輪と後輪が異なるサイズのタイヤを使用している場合でも、タイヤのローテーションは困難です。

    一般的に、タイヤローテーションは前後左右でタイヤを入れ替えるため、サイズが異なるタイヤのローテーションは走行に支障が出て危険です。

    使用しているタイヤの種類や状態によっては、タイヤ交換が必要になるかもしれません。タイヤのローテーションを検討中の方は、事前に店舗に相談することをおすすめします。

    ローテーション後は100km走行したら増し締めチェック

    タイヤをローテーションした後は、増し締めチェックを忘れてはいけません。理由は、タイヤ交換するときにトルクレンチで締めても、走行中にホイールナットが緩む可能性があるからです。
    タイヤの脱輪事故は、令和3年3月末までに925件発生している国土交通省が発表しており、現在も後を絶ちません。

    なお、タイヤ脱輪の要因は以下の通りです。

    【タイヤ交換時の作業不備】

    ● 規定の締付トルクで締め付けられていない。
    ● ホイールやナット、ボルトなどの錆
    ● タイヤ周辺の掃除不足

    【タイヤ交換後の保守管理の不備】

    ● 増し締めが行われていない
    ● 日常点検や定期点検時、ホイールやボルトの点検が不十分
    ● 規定の締付トルクで増し締めがされていない
    ● 増し締めの実施時期(距離)が遅い

    参照:国土交通省

    車輪の脱落事故を防ぐために、タイヤのローテーション後はトルクレンチを使って定期的に増し締めしましょう!

    増し締めチェックについては、【定期的なトルクレンチチェック!その頻度はどのくらい??】の記事も参考にしてください。

    保管するタイヤは前後左右がわかるようにする

    タイヤ交換後に保管するタイヤは、タイヤの前後左右がわかるように保管がおすすめです。理由は、次回のタイヤ交換時に、タイヤの前後左右の摩耗状態によって適切な場所に取り付けができるからです。

    一般的には、店舗でタイヤを交換すると、タイヤの前後左右がわかるように以下のようなシールを貼り付けます。

    タイヤの前後左右がわかるシール

    引用:Amazon

    タイヤの前後左右がわからないまま取り付けた場合、タイヤ4本の摩耗のバランスが悪くなり、タイヤの劣化を早める原因にもつながる可能性があります。

    タイヤを長持ちさせるためにも、タイヤ交換後のタイヤの保管は、タイヤの前後左右の位置がわかるようにしておきましょう!

    タイヤローテーションの費用

    タイヤローテーションの費用

    タイヤローテーションは自分でも作業できますが、プロにおまかせすることをおすすめします。理由は、タイヤの摩耗や劣化具合、タイヤの状態をプロのように把握できない可能性があるからです。タイヤ交換時に適切な位置にローテーションするなら、プロに任せた方が安心かもしれません。

    また、タイヤローテーションにかかる費用も、自分で作業する場合と店舗に依頼した場合で異なります。本章では、タイヤローテーションを自分で実施した場合と店舗に依頼した場合にわけて紹介します。

    ● 自分でタイヤローテーションする場合
    ● 店舗に依頼した場合

    自分でタイヤローテーションする場合

    自分でタイヤローテーションをする場合は、タイヤ交換に必要な工具が必要です。先述した、タイヤ交換の作業工程に必要な工具は、以下の通りです。

    必要な工具 作業内容 費用(目安)
    輪止め 車が動かないようにする 約1,000円
    ジャッキ 車体を持ち上げる 約7,000円
    ジャッキスタンド 持ち上げた車体を支える 約5,000円
    クロスレンチやL字レンチ ナットを締めたり緩めたりする 約3,000円
    トルクレンチ 規定のトルク値に締め付ける 約5,000円
    軍手やタオルなどの備品 ケガや汚れ予防 約1,000円

    上記の工具があれば、タイヤをローテーションしたり、タイヤを交換したりと、自分でタイヤの脱着作業が可能です。

    しかし、4本のタイヤを自分でローテーションするには、時間と労力も必要になります。

    タイヤ交換作業の手間と工具にかかる費用も考慮しながら、自分でタイヤローテーションを行うか検討しましょう!

    店舗に依頼した場合

    店舗にタイヤローテーションを依頼する場合の一般的な相場は、2,000円〜5,000円です。タイヤローテーションの相場に価格幅がある理由は、タイヤのサイズや車種によって異なるからです。

    たとえば、ガソリンスタンドの宇佐美では、以下のような作業メニューがあります。

    【タイヤ1本の価格】

    メニュー 軽・普通車 1BOX・SUV
    ホイールバランス調整 1,100円 1,100円
    ローテーション 600円 1,000円
    タイヤの脱着 600円 1,000円

    参照:宇佐美

    上記のように、一般的には車種やタイヤの状態に応じてメニューが決まっています。

    自分でタイヤローテーションするときにかかる工具費用と比較すると、店舗に依頼した方がお得にタイヤをローテーションできるかもしれません。

    タイヤ交換のローテーションは、安心できるプロに任せることをおすすめします!

    タイヤ交換のローテーションと一緒にやりたい点検項目

    タイヤ交換のローテーションと一緒にやりたい点検項目

    タイヤ交換のローテーションを実施するなら、本章で紹介する点検も一緒に依頼することをおすすめします。理由は、タイヤローテーションの実施だけでは、タイヤの摩耗状態や劣化の早さを改善できない可能性があるからです。

    本章では、タイヤ交換のローテーションと一緒にやりたい点検項目を紹介します。

    ● タイヤの空気圧点検
    ● ホイールバランス調整
    ● バルブ点検

    タイヤの空気圧点検

    タイヤ交換のローテーションと一緒にやりたい点検項目1つ目は「タイヤ空気圧点検」です。タイヤの空気圧点検は、タイヤの偏摩耗の予防につながるためおすすめの点検です。

    タイヤが空気圧過多や不足している状態に応じて、タイヤの偏摩耗の種類は異なります。タイヤの空気圧による偏摩耗は、以下の通りです。

    タイヤの空気圧による偏摩耗

    上記のような、タイヤの偏摩耗を未然に防ぐためには、タイヤの空気圧点検は必要です。タイヤの適切な空気圧は、車のドアを開けた側面で確認できます。

    タイヤの空気圧は、自分でも簡単に点検できますが、店舗でタイヤローテーションした際に
    一緒に依頼することをおすすめします!

    タイヤの空気圧については、【空気圧の重要性と点検の頻度について解説します!】の記事も参考にしてください。

    ホイールバランス点検

    タイヤ交換のローテーションと一緒にやりたい点検項目2つ目は「ホイールバランス点検」です。ホイールのバランスが悪い場合は、タイヤの重心を中心にするホイールバランス調整が必要です。

    タイヤローテーションを実施しても、ホイールバランスが崩れると以下のリスクが考えられます。

    ● まっすぐ走らない
    ● タイヤの摩耗が偏る

    上記のような新たなリスクが発生しては、タイヤをローテーションした意味がなくなるかもしれません。タイヤのローテーションと一緒にホイールバランス点検を実施すれば、タイヤのバランスが整うため、安全に走行を継続できます!

    ホイールバランス点検は、ホイールバランサーという専門の機械を使用するため、店舗に依頼することがおすすめです!

    ホイールバランサー

    ホイールバランスについては、【タイヤ交換時のホイールバランスは重要!崩れるとおこる危険と対策を解説】の記事も参考にしてください。

    バルブ点検

    タイヤ交換のローテーションと一緒にやりたい点検項目3つ目は「バルブ点検」です。

    バルブは、タイヤの空気圧を適正に保つ重要な役割を担っています。バルブが劣化した状態のまま走行した場合、タイヤの空気圧が低下しやすく、偏摩耗の原因につながります。

    バルブの劣化や不具合は、タイヤの摩耗につながる原因のひとつでもあるため、タイヤのローテーションに合わせて点検するのがおすすめです。

    ゴムバルブ

    タイヤワールド館ベストでは、タイヤのバルブ交換を以下の価格で承っております!
    ゴムバルブの場合

    本数 価格
    1本 330円
    4本 1,320円

    バルブ交換は1本数百円と比較的安く、タイヤの空気圧低下や偏摩耗を未然に防ぐため、タイヤのローテーション時に併せてバルブ交換しても損はないかもしれません。

    バルブ交換については、【エアバルブは必ず交換しよう!工賃や交換の仕方を解説】の記事も参考にしてください。

    タイヤのローテーションはタイヤワールド館ベストにお任せください!

    タイヤのローテーションはタイヤワールド館ベストにお任せください!

    あらためて、本記事では以下の内容を解説しました。

    ● タイヤ交換のローテーション(位置交換)とは?
    ● タイヤをローテーションするメリット
    ● タイヤのローテーションを検討するタイミング
    ● タイヤローテーションのやり方【車種・タイヤ種別】
    ● タイヤローテーションの注意点
    ● タイヤローテーションの費用
    ● タイヤ交換のローテーションと一緒にやりたい点検項目

    タイヤのローテーション(位置交換)は、タイヤを長く使うためだけでなく、安全に走行する上で重要な作業です。一方で、タイヤをローテーションしていない場合、タイヤの寿命が短く偏摩耗にもつながり、走行に支障が出るため大変危険です。

    タイヤワールド館ベストでは、タイヤローテーションも実施しております。使用しているタイヤに不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください!