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タイヤの片減り(内減り)はアライメント調整で解消できる!

最終更新日 2024年5月30日

タイヤの片減りには大きく分けて3種類存在します。外側の片べり・内側のお内減り・タイヤの真ん中が減るセンター減りです。センター減りの大きな要因は空気圧が多すぎるということなのですが、それ以外の2つは車のバランスが大きく関わっていることがあります。

それを解消できるのがアライメント調整になります。

今回は片減り・内減りの原因とアライメント調整について解説していきたいと思います。

アライメント調整とは?

骨盤矯正

アライメントは車の骨盤矯正

人間も骨盤が歪んでいると腰が痛くなったり、肩が凝ったりとあらゆる所に不調をきたしますよね。車も一緒でアライメントがズレていると

・ハンドルはまっすぐなのに車が曲がっていく
・高速走行時にハンドルがとられる
・カーブで曲がりにくさを感じる
・ハンドルがブレる

という非常に不快な症状が現れます。

それらを解消できるのが4輪アライメント調整です。専用の機械をタイヤ・ホイールにセットし愛車の足廻りがどんな状況なのかを診断してくれます。基本的に調整箇所はトウ・キャンバー・キャスターの3箇所ですが車種により調整できる箇所は異なるの作業を行う場所で確認してみてくださいね。

アライメント調整を行い基準値内に数値が収まると車の歪みが解消され走行しやすくなります。

異常のあるタイヤの減り方と対策方法をご紹介

アライメントが崩れているとタイヤの片減りが起きてきます。異常があるタイヤの減り方は・片減り・内減り・センター減りと大きく分けて3つあります。

【外減りの原因と対策方法】

タイヤの外側が減る

サスペンションによる足回りのずれや少々荒い運転が多いかたによく見られます。もう一つが背の高い車種、ヴォクシーやセレナなどのミニバン車、N-BOXやタントなどの軽自動車は片減りしやすくなっています。どうしても背の高いタイヤは外側は減りやすくなるので、ミニバン専用タイヤなどを選び対策をとりましょう。

ミニバン専用タイヤで解消されない場合は足回りに異常がある場合があるのでアライメント調整を検討すると良いでしょう。

【内減りの原因と対策方法】

タイヤの内減り

車高が低い車のオ-ナーによく見られます。
車高を下げるとタイヤがハの字になりタイヤの内側に負荷がかかり減りやすくなるためです。内側は目視で確認しにくいので気が付いたらワイヤーが出ていたという事例もあります。

車高を下げているので100%解消とは行かないのですが、アライメント調整を行う事で軽減されます。

【センター減りの原因と対策方法】

タイヤのセンター減り

これは空気圧が高すぎるとタイヤが膨らみすぎてタイヤの中心に負荷がかかるのが原因です。空気圧が高すぎるとタイヤが膨らみすぎてタイヤの中心に負荷がかかるのが原因です。

空気をパンパンに入れた風船の先端を地面につけてみると接地面が少ないですよね?その部分だけ多く路面に設置するのでセンター減りを起こしてしまいます。
こちらは空気圧を下げてあげることで改善できますので、この場合はアライメント調整を行う必要はありません。

現在、タイヤの正常でない減り方にお悩みの方は、まずどこが減っているのか確認してみましょう。原因が見えてくるかもしれません。

実際に内減りでお悩みのお客様のタイヤの状態

今回は
車高を下げていて左リアの内減りがあるお客様の実際のタイヤをお借りしました。
この2本はリアに装着されていたものです。左側の内側だけすり減っているのがわかりますか?これが車高を下げているオーナーさんの悩みである内減りです。

内減り画像

ハの字になるなら、左右どちらも減るのではないか?と思いますよね。そこで足回りの状況を確認できるのがアライメント調整です。アルミホイールに機械をセットすると今、足回りはどんな状態なのかパソコンに映し出してくれます。

実際の足回りの状態が分かったら調整へ
内減りしているのは1本だけですが、4本全ての足回りにセットし状況確認を行い、30分ほどかけて丁寧にホイールが傷つかないよう機械をセットしていきます。

アライメント機械セッティング

そうするとPC画面にどのくらい足回りがずれているのか数値で表れてきました。図で表すと今リアはこのような状態です。

アライメントデータ

数値が0に近いほど正常な状態なので、現在左リアの足回りは
36度ハの字に角度が付いてしまっておりこれが今回の内減りの原因です。逆に右側はほぼ正常値で問題ありません。

左側が基準値から大幅にずれているのがが分かったので、基準値の0に戻るようPC画面を見ながら調整をかけていきます。

調整中画像

内減りを繰り返さないために根本を解決することが大切です。

内減りしたタイヤは使用できない状態でしたので、左リアのみ新品交換をしアライメント調整を行いました。調整を行わない状態で新品を取付けしたとしても必ずまた内減りを起こし交換することになります。今回は原因の根本を解決したことにより、内減りはほぼ解消することができました。

車高調やダウンサスを取り付けている方は、純正に比べると内減りしやすい傾向にありますが、アライメントを調整することで大幅に改善・予防ができますので足回りを交換した際は必ず行いましょう。

こんな時もアライメントを検討してください

画像の説明

冒頭でお伝えした以外にこんな事があったらアライメントを検討してください。

縁石にぶつけてしまった場合

一概に縁石にぶつけたらアライメント!というわけではないのですが、ぶつかってしまった場所や角度によっても変わってきます。

真っすぐ走らないや走行時に違和感がある場合は運転に大きな影響・ストレスを与えます。高速走行はハンドルがブレて危険を感じたという事例もありますので出来るだけ早くアライメントテスターを完備している店舗にご相談下さい。

まとめ

車種により、調整できる箇所が異なります。自ずと料金も違いが出てきますが作業工賃としては正直お高めです。しかし原因が分からず何度もタイヤを買い換えてしまうリスクを考えたら断然お得かもしれません。

現在タイヤの異常な減りでお困りの方がおりましたら、ぜひアライメント調整で解決するかもしれないので足回りのプロショップである私たちに是非ご相談下さい。

アライメント調整

作成者: ベストライターチーム

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