最終更新日 2023年5月30日
タイヤの空気圧はクルマにとってもタイヤにとってとても重要です。乗り心地やタイヤの寿命、普段の走行安全、全てに関っているということを知っておきましょう。
- タイヤの空気圧の役割と重要性
- 空気圧は距離・期間どちらを目安に点検するべきなのか?
- ┗走行距離に応じた点検の必要性
- ┗期間を目安に点検する場合の必要性
- ┗点検方法と必要なアイテム
- 空気圧が低い場合の影響
- ┗車の安定性に与える影響
- ┗燃費に与える影響
- 空気圧が高い場合の影響
- ┗タイヤの寿命に与える影響
- ┗車の安定性に与える影響
- まとめ
タイヤの空気圧の役割と重要性
タイヤの空気圧は低くすぎても高すぎても車には悪影響を及ぼします。
例えば
【空気圧不足】の場合、地面との接地面積が増えて、以下のようなデメリットが発生します。
・摩耗しやすくなる
・発熱してバーストしやすくなる
・サイド部分が切れてパンクしやすくなる
・水を排出する溝が埋まるので、水溜まりでスリップしやすくなる
・タイヤのたわみで運転しにくい
・抵抗が増すので、燃費が悪くなる
【空気圧過多】の場合、中央部が盛り上がり接地面積が狭くなるので、以下のようなデメリットが発生します。
・タイヤが衝撃を吸収しにくくなるので、乗り心地が悪くなる
・接地面積が狭くなるので、ブレーキがききにくくなる
・接地面積が狭くなるので、部分的に摩耗しやすくなる
・障害物を踏んだ際にバーストしやすくなる
タイヤの寿命を縮めない為にも定期的に指定空気圧を確認して常に適正値を保つことが重要です。
空気圧は距離・期間どちらを目安に点検するべきなのか?
走行距離に応じた点検の必要性
走行距離にかかわらず定期的な点検を推奨しています。その中でも、車に乗る頻度や高速道路の使用頻度が高い場合には2~3週間に1度は点検しましょう。
期間を目安に点検する場合の必要性
タイヤ内の空気は自然な空気漏れで1ヵ月に約5~10%減っていくとされています。空気の分子がタイヤのゴムをすり抜けて、少量ずつ外へ排出されてしまうのです。あまり走行しないとしても1ヶ月に1度は点検しておくのを推奨しています。
点検方法と必要なアイテム
空気圧点検はバルブキャップを開けてバルブに空気圧計を押し付けることで計測可能です。そのためセルフ点検をする際には空気圧計が必要です。寄りのガソリンスタンドやカー用品店、ディーラーなどに依頼することも可能です。ガソリンスタンドの多くは機器貸し出しのセルフサービスとなっていることが多いので使用方法も知っておくと役に立ちます。詳細は他記事で紹介していますのでご確認ください!
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空気圧が低い場合の影響
車の安定性に与える影響
目次1でもお伝えしていた内容ひとつに「タイヤのたわみで運転しにくい」この影響が大きいと車の走行安定性に支障がでてきます。なぜなら画像のようにタイヤがたわむことでタイヤが波打つように変形して転がることによりタイヤがよじれているような感覚、ぐねぐねとした乗り心地になります。怖いですよね…
燃費に与える影響
タイヤがたわむことで車体姿勢が保てなくなり、タイヤの転がり抵抗が増えることで燃費性能に悪影響を及ぼします。
空気圧が高い場合の影響
タイヤの寿命に与える影響
目次1でもお伝えしていた内容ひとつに「接地面積が狭くなるので、部分的に摩耗しやすくなる」とありましたが、タイヤの空気圧が高いと、路面と接地する部分がタイヤの中央に集中するため、摩耗が早くなります。 そのため、キズを受けやすくなりタイヤの寿命低下につながります。よく言われている言葉は「偏摩耗」です。
車の安定性に与える影響
直進安定性が悪くなります。少しハンドルを切っただけで車が大きく曲がるようになるなどハンドル操作に対して敏感になるということです。また、空気圧が高いとタイヤのクッション性が低下し、路面の段差や凹凸による振動が車内に伝わりやすくなるので乗り心地が悪くなります。
まとめ
全てに対しての対処法は定期的に指定空気圧を確認して常に適正値を保つことです。バーストの主な原因は空気圧不足や過多が原因で起こることが多いので普段気にならなくともきちんと定期点検をしましょう!
趣味:ドライブ旅行
モットー:一期一会
特技:スノーボード
物腰柔らかな接客で安心して買い物が出来ると定評あり。