| スイフトスポーツ |
HT81S/ZC31S/ZC32S/ZC33S |
ホイールナットのサイズや形状は車種やホイールの種類、製造年によって異なる場合があります。交換や購入の際は、必ずご自身の車両に適合するナットサイズと形状を確認するようにしてくださいね。
マツダの人気20車種のナット適合表
マツダの車の多くは、以下のホイールナットのサイズが使用されています。
ネジサイズ:M12×P1.5
二面幅(HEX):21mm
しかし、2018年5月以降の一部車種では、二面幅が21mmから17mmに変更されています。
主なマツダ車とそのホイールナットのサイズは以下の通りです。
| 車種名 |
ネジサイズ |
二面幅(HEX) |
備考 |
| デミオ |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
| アクセラ |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
| アテンザ |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
| CX-3 |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
| CX-5 |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
| CX-8 |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
| ロードスター |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
| プレマシー |
M12×P1.5 |
21mm |
|
| MPV |
M12×P1.5 |
21mm |
|
| フレア |
M12×P1.25 |
19mm |
スズキ ワゴンRのOEM車種 |
| フレアワゴン |
M12×P1.25 |
19mm |
スズキ スペーシアのOEM車種 |
| キャロル |
M12×P1.25 |
19mm |
スズキ アルトのOEM車種 |
| スクラム |
M12×P1.25 |
19mm |
スズキ エブリイのOEM車種 |
| ボンゴ |
M12×P1.5 |
21mm |
|
| ベリーサ |
M12×P1.5 |
21mm |
|
| RX-8 |
M12×P1.5 |
21mm |
|
| CX-30 |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
| MX-30 |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
| MAZDA3 |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
| MAZDA6 |
M12×P1.5 |
21mm |
2018年5月以降のモデルは17mmの場合あり |
スズキからのOEM供給を受けている軽自動車(フレア、フレアワゴン、キャロル、スクラムなど)では、ネジサイズがM12×P1.25、二面幅が19mmとなっています。
何度も繰り返しますが、ナットのサイズや形状は車種や年式、ホイールの種類によって異なる場合があります。交換や購入の際は、必ずご自身の車両に適合するナットサイズと形状を確認してくださいね。
ホイールナットとは?その基本的な役割

ホイールナットは、自動車のタイヤを車体にしっかりと固定するためのネジのことです。小さな部品ながらその役割は非常に重要で、安全な走行を支える上で欠かせない存在です。
ホイールナットの主な役割は以下の3つです。
● タイヤの固定
● 車両の安定性
● 安全性の確保
| 役割 |
内容 |
| タイヤの固定 |
ホイールナットは、ホイールと車体側のハブを強固に結びつけ、走行中の振動や衝撃からタイヤが外れるのを防ぎます。 |
| 車両の安定性 |
タイヤがしっかりと固定されることで、車両の安定性・操縦性が向上します。 |
| 安全性の確保 |
タイヤが外れてしまうと、大変危険です。ホイールナットは、安全な走行を確保するために不可欠なパーツです。 |
ホイールナットサイズの見方

ホイールナットのサイズを正確に把握することは、車の安全性を保つうえで非常に重要です。不適切なサイズを使用すると、走行中にナットが緩む可能性があり、大事故につながる危険性もあります。
まずはホイールナットのサイズのポイントと、正確なサイズを確認する方法をみていきましょう。
ホイールナットのサイズを構成する3つのポイント
ホイールナットのサイズを正しく理解するためには、以下の3つのポイントを抑えておけばOKです。
●ネジ径(スレッドサイズ)
●ネジピッチ
●座面形状
ネジ径(スレッドサイズ)
ネジ径は、ナットの内側にあるネジ山の直径を示します。一般的に「M12」や「M14」のような表記が使われます。これにより、適合するボルトの太さを確認できます。
ネジピッチ
ネジピッチは、ネジ山とネジ山の間隔を指します。「1.25」や「1.5」などの単位で表記されており、車種によって異なります。
座面形状
座面形状は、ホイールナットがホイールに接触する部分の形状です。一般的には「テーパー座」「球面座」「平面座」の3種類があります。形状が合わない場合、正しい締め付けができません。
ホイールナットのサイズを確認する手順
ホイールナットのサイズを調べるためには、以下の2つの方法があります。
● 車両の取扱説明書を確認する
● 実際のナットを測定し、座面形状を目視で確認する
最もおすすめなのは、車両の取扱説明書に記載されている推奨ナットサイズを確認することです。現行車の場合はメーカーのWebサイトにも掲載されているので、検索してみましょう。
デジタルノギスを使用して、ナットの内径(ネジ径)とピッチを測定し、座面形状を目視で確認するという方法もあります。
しかしながらこの方法はツールが必要であったり、経験がないと判別しにくいというデメリットもあるため、初心者にはおすすめできません。
車両取扱説明書が見当たらない場合、カーショップやタイヤ専門店でプロに見てもらいましょう。
ホイールナットのサイズの見方(詳細)
ホイールナットのサイズの見方の詳細を参考まで解説します。メーカーや車種、グレードによって表記は異なりますが、基本的な見方は同じです。

- ミリメートル
- ねじの直径(mm)
- ねじ山のピッチ
- ねじの山と山との距離(mm)
- 六角形の二面幅(mm)
- 六角形(HEXAGON)
ねじの直径とは、ホイールナットの穴側の直径のことを指します。ねじの山と山との距離は、穴の中に切ってある山の間隔です。
六角形の二面幅は、外側のナットの大きさです。ホイールナットのサイズは、上記の6つで表されます。
ホイールナットとボルトの名称は、以下のようになります。

引用:KYO-EIサイト
ホイールナットの種類

引用:KYO-EIサイト
ホイールナットの形状には、さまざまな種類があります。ホイールメーカーや自動車メーカーによって使用している形状は異なり、ナットを取り付けるホイール側の座面の形もそれぞれです。
ホイールナットはサイズだけでなく、ナットの形状とホイール側の取り付け座面の形状が一致する必要があります。
ホイールナットの種類を間違えないように、しっかりと理解しておきましょう。
● テーパー座
● 球面座
● 平面座
順番に解説します。
テーパー座

テーパー座は、多くのホイールメーカーや自動車メーカーで使用されている形状です。社外ホイールの大半はテーパー座といわれており、幅広い対応が期待できます。
テーパー座のナットは、先端に向かって細くなっています。この角度は60°で統一されており、ホイール側の座面の角度も同じです。コストも安く、汎用性が高いのが特徴です。
球面座

球面座は、ホンダ車の純正部品として使われるケースが多い形状です。ナットの先端が丸くなっており、摩擦力が生まれやすいため緩みにくいのが特徴です。
多少精度の悪いナットでも、テーパー座より高い締め付け力が期待できます。テーパー座と形状が似ており、間違えやすいため注意が必要です。
平面座

平面座は、トヨタ車やレクサスの純正部品として使われるケースが多い形状です。ナットにワッシャーが取り付けられているため、面と面でしっかり密着できます。
そのため、テーパー座や球面座よりも安定してホイールを固定できるのがメリットです。コストは高くなりますが、強い締め付け力が期待できるでしょう。
ホイールナット交換時の注意点

ホイールナットを交換するときの注意点を解説します。
- 純正ナットを保管しておく
- ホイールやハブボルトに合うものを使う
- OEM車は要確認
サイズや形状の確認も大事ですが、ほかにも気をつけるべきポイントがあります。ホイール周辺は走行に直結する重要な部分なので、見落とさないようにしましょう。それぞれ解説します。
1. 純正ナットを保管しておく
ホイールナットを交換したあと、純正ナットは捨てずに保管しておきましょう。「必要ない」と思っていても、緊急で使用する場合もあります。
純正品に戻したいときに、ホイールナットがなければ使用できない、というケースも考えられます。とくに、トヨタ車は要注意です。
トヨタ車の純正ホイールナットは平面座を採用している車種も多く、あとから購入すると高額になる可能性があります。
車のトランクや、頻繁に使用しない収納などに保管し、なくさないようにしましょう。
2. ホイールやハブボルトに合うものを使う

引用:KYO-EIサイト
ホイールナットは、ホイールやハブボルトに合うものを使用しましょう。
ホイールナットにはサイズや形状だけでなく、以下のようなちがいもあります。
● 貫通式 or 袋式
● ショート or ロング
● ホイールボルト
貫通式または袋式
貫通式のホイールナットは、装着したときにハブボルトが見える形をしています。全体の高さを抑えられるので、ホイールキャップを装着する場合にオススメです。
袋式はその名の通りナットが袋のような形をしているため、ハブボルトを隠せて足回りをスッキリ見せる効果があります。
| 種類 |
特徴 |
| 貫通式 |
ボルトが見える。ホイールキャップ装着時にスッキリとした印象に。 |
| 袋式 |
ボルトが見えない。足回りをスッキリと見せたい場合に適している。 |
ショートまたはロング
ショートとロングは、ホイールナットの長さのちがいです。ホイールナットが長いと、脱着作業がしやすいなどのメリットがありますが、あまりに長すぎると車体からはみ出す恐れがあります。
車体からホイールナットがはみ出せば車検は通らず、接触事故などの危険性もあります。車体の内側に収まる長さを選びましょう。
| 種類 |
特徴 |
| ショート |
ホイールナットが短いタイプ。ホイールハウス内に収まりやすく、見た目がすっきりする。 |
| ロング |
ホイールナットが長いタイプ。ホイール脱着作業がしやすいが、長すぎると車体からはみ出す可能性あり。 |
ホイールボルト
ホイールボルトは、輸入車に多く見られる取り付け形状です。車体側にねじが切ってあり、ナットではなくボルトで固定するタイプです。
| 取り付け方 |
内容 |
| ナット式 |
一般的なタイプで、ホイールボルトにナットをねじ込んで固定する |
| ボルト式 |
輸入車に多く見られるタイプで、車体側にねじが切ってあり、ボルトで直接固定する |
それぞれの車やホイールに合った種類のホイールナットを選んでください。
3. OEM車は要確認
OEM車の場合、メーカー別でホイールナットを選ぶと合わない可能性があります。
OEM車とは、他社で製造した車を自社の商品として販売している車です。たとえば、スズキのスペーシアはマツダのフレアワゴンとして販売されています。同じような形なのに、メーカーのマークがちがう車を見かけたことがあるのではないでしょうか。
OEM車は、販売されているメーカーではなく、製造したメーカーの仕様になっているケースがあります。
車のメーカー名だけでホイールナットを選んでしまうと、サイズや形状が異なる場合も考えられます。
必ず製造されたメーカーの情報や、現車での確認を行いましょう。
参考:OEM車一覧(株式会社ツールプラネットさま)
また三菱の軽自動車は、車体側のハブボルトという部分が長く、一般的なテーパー座ナットよりも長めに作られています。ショートナットを使用すると底づきするため、デイズ・ekワゴン等にお乗りの方はご注意ください。
知らずに装着すると最後までしっかり止めることができないので緩んでくる可能性がありますので気をつけて下さいね。
ホイールナットを交換するメリット

ホイールナットを交換するメリットを解説します。
● ドレスアップができる
● ロックナットの使用で盗難防止になる
ホイールナットは、ホイールを車体に取り付けるだけの部品ではなく、交換することでさまざまなメリットが得られます。足回りのおしゃれを楽しむのはもちろん、安全面での活躍も期待できます。
ドレスアップができる
ホイールナットを交換すると、足回りを華やかに演出できます。素材を変更したり、デザインにこだわったものを使用したりすれば、ひと味ちがうカスタマイズを楽しめます。
赤や黄色など、色つきのホイールナットに交換するだけでガラッと見た目が変わるのも魅力です。
車の足回りを自分好みにドレスアップできますよ。
ロックナットの使用で盗難防止になる
ロックナットを使用することで、大切なホイールを盗難から守れます。ロックナットは一般的なホイールナットとは異なる形をしているため、特定の工具を使用しないと外れない仕組みになっています。
ロックナットごとに専用工具が設けられており、持ち主にしか取り外しができません。
盗難のリスクを減らし、安全面を強化できます。
ロックナットはホイール1本につき1個の装着が主流です。
ホイールナットを選ぶ際の注意点

形状の合わないホイールナットを使用するのは非常に危険です。ナットのサイズとピッチ(ねじ山の間隔)が合っていれば大丈夫と思われがちですが、実際はちがいます。
たとえば、ペットボトルを種類の違う蓋で閉めようとしても、最後まできちんと閉まらなかった経験はありませんか?
ナットも同様で、サイズは同じに見えても、形状が異なるとしっかり固定できません。
ホイールナットを選ぶ際のポイントは以下の4つです。
- 形状を確認する
- ピッチサイズを確認する
- ナットの材質を確認する
- 信頼できるメーカーの製品を選ぶ
安全に走行するためにも、車やホイールに合ったナットを装着するようにしてくださいね。
1.形状を確認する
ナットを選ぶ際は、「テーパー座」「球面座」「平面座」の中から、 必ず自分の車のホイールに合った形状のナットを選びましょう。
とくに注意したいのが、「テーパー座」と「球面座」という形状です。この2つは見た目が似ているため、間違えやすいのですが、互換性はありません。
また、ナットの座面の大きさが、ホイールの座面と一致しているか確認しましょう。
直径の単位は、ミリメートル(mm)が一般的です。
2.ピッチサイズを確認する
ナットのピッチサイズが、ハブボルトのピッチサイズと合っているかを確認しましょう。ピッチサイズが合っていないとハブボルトが傷つき、最悪の場合折れてしまうこともあります。
3.ナットの材質を確認する
ナットの材質も、強度や耐久性に影響を与えます。アルミ合金、スチール、クロモリなど、様々な材質があるので、強度や耐久性、軽量化などを考慮して選びましょう。
また、外気に触れる部分なので、耐食性が高い素材を選ぶことも重要です。
| 材質 |
メリット |
デメリット |
| アルミ合金 |
最軽量、表面処理によっては耐食性あり、比較的安価、カラーバリエーション豊富 |
強度がやや劣る、熱膨張率が高い |
| スチール |
アルミより高強度、比較的安価、多くの車両に適合する |
重め、表面処理をしないと錆びやすい |
| クロモリ |
高強度、軽量、高い耐久性 |
価格が高い |
4.信頼できるメーカーの製品を選ぶ
安価な製品の中には、品質が低いものも存在します。信頼できるメーカーの製品を選ぶようにしましょう。おすすめのホイールナットのメーカーを3つご紹介します。
● 協永産業(KYO-EI)
● レイズ(RAYS)
● マックガード(McGard)
協永産業(KYO-EI)

協永産業(KYO-EI)公式サイトへ
協永産業(KYO-EI)は、多様なラインナップを取り揃え、高品質な製品が特徴です。ラグナットスーパーコンパクトなど、人気商品も多数あります。
レイズ(RAYS)

レイズ(RAYS)公式サイトへ
レイズ(RAYS)は。ホイールメーカーとしても知られており、高品質なホイールナットを製造しています。
デザイン性が高く、ドレスアップ志向の方におすすめです。
マックガード(McGard)

マックガード(McGard)公式サイトへ
マックガード(McGard)は、盗難防止に特化したロックナットが有名です。
高いセキュリティ性能を求める方におすすめです。
自分でナットを交換するときの注意点

ホイールナットを交換するときの注意点を解説します。
- 対角線上にナットを締める
- 必ず規定トルクを守る
ホイールナットは、取り外して装着すればいいだけではありません。走行中に負荷がかかる部分だからこそ、注意点をよく理解して確実に取り付けを行いましょう。
1つずつ解説します。
1. 対角線上にナットを締める
ホイールナットは、必ず対角線上に締め付けるようにしてください。間違った順番で締めてしまうと、ナットを締め付ける力が偏ってしまい、ゆがみが生じてしまいます。
すべてのナットがしっかり締まらず固定できなかったり、たとえ締まったように見えても精度が悪くすぐに緩んでしまったりします。ホイールを取り付けたら、位置がズレないように足で抑え、まずは工具を使わずに指で仮付けしてください。
次に、工具を使って対角線上に締めていきます。4穴なら順番に、5穴、6穴なら星マークを描くように締めていくとわかりやすいでしょう。
ホイールを取り付けるときに、1本だけ最後まで締めきってしまうのは避けたほうがいいです。
反対側の取り付け面が浮き上がり、無理やり力を加えてナットを締めると、ハブボルトに負担がかかります。まんべんなく力がかからないと、ホイールナットが緩む原因にもなります。
しっかりと固定するためにも、必ず順番は守ってください。
4穴の場合

4穴の場合は、工具を使って対角線上に締めていきます。
5穴の場合

5穴の場合は、星マークを描くように締めていきましょう。
6穴の場合

6穴の場合も、星マークを描くように締めていきましょう。
2 .必ず規定トルクを守る
ホイールナットを取り付けるときは、規定トルクでの締め付けが必須です。決められた力で締められていないと、ナットが緩み走行中に外れる可能性があります。
たとえば、日産ノートの締め付けトルクは以下の通りです。

上記の取扱説明書のように、ホイールナットの締め付けトルクは「108N・m」を指定しています。このように、指定された締め付けトルク以外の強さで締め付けをしても、ネジは緩んでしまいます。
また、締めすぎもいけません。ハブボルトやホイールナットの破損、ホイールの変形など、あらゆるトラブルの原因になります。必ずトルクレンチを使用し、決められた力で締め付けるようにしましょう。
タイヤ交換時はトルクレンチを使用しよう
トルクレンチとは、ボルトやネジ、ナットなど決まったトルク(締め付け力)で締めるための工具です。
ホイールナットを工具で締め付けたあと、ジャッキからおろした状態で使用します。走行中に不具合を起こさないためにも、規定トルクを守って取り付けを行ってください。
トラブル事例:ホイールナットが外れない原因と対策

ナットが回らない原因は、主に以下の3つが考えられます。
- 錆による固着
- ゴミの噛み込み
- ピッチが合っていないナット使用
車とホイールは、車側からでているボルトとホイールを止めているネジ(ナット)とで固定されています。どちらも金属なので、融雪剤による錆や経年劣化による錆により固着してしまっている場合があります。
ネジ山のピッチが合っていないネジやボルト・ナットが使われてしまい、雄ネジ・雌ネジのネジ山同士が噛み合わない状態になっている、というのが3番目のパターンです。
ネジを外せたとしても、ネジ山を修正しなければいけないので、結果的には、ボルトもナットも部品交換が必要になります。
ナットが外れない場合の対処法
ナットが外れない場合は、まずはWD-40やPBブラスターなどのオイルを使用してみてください。オイルをナットとボルトの間にしみ込ませ、数時間待ってから、ナットをゆっくりと緩めてみましょう。
それでも外れない場合は、ペンチやレンチを使ってみる、ナットの頭を叩いて緩めるというような方法もあります。
最終手段としては、ナットツイスターを使用する方法もあります。ナットツイスターとは、損傷したボルトを取り外すための工具です。
ボルトを損傷するため、最後の手段として使用されます。ナットツイスターを使用したボルトは再利用できません。
ナットの錆をとる方法
ナットの錆の主な原因は、酸素と水分が含まれた空気が、ホイールナットの金属部分に触れることで引き起こされる化学反応です。
ホイールナットの錆が広がると、ホイールだけでなくタイヤ全体の機能にも影響を及ぼします。そのため、ナットの錆に気づいたらすぐに取り除くことが大切です。ナットの錆をとる方法は以下の5つです。
- ワイヤーブラシを使う
- 錆取り剤を使う
- 重曹を使う
- クエン酸を使う
- 専門業者に依頼する
自宅で簡単にできる方法もあるため、ぜひ試してみてください。詳しい方法は以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ:ホイールナットは合うものを選ぼう

ホイールナットは、一見すると小さなパーツですが、車の安全な走行を支える上で非常に重要な役割を果たしています。形状の合わないナットを使用することは、自分だけでなく、周りの人にも危険を及ぼす可能性があります。
ホイールナットを選ぶ際は、形状やサイズなどをしっかりと確認し、安全に走行できるよう心がけましょう。
ホイールナットを交換すると、ドレスアップや盗難防止効果が期待できます。自分好みの足回りを演出しながら、大切なホイールを守れるメリットがあります。
サイズや形状はメーカーや車種によって異なるので、必ず自分の車に合ったものを取り付けるようにしましょう。
タイヤワールド館ベストでも、ホイールナットを取り扱っております。当店のオンラインショップで購入の場合は、車種情報からピッタリのサイズ・個数のナットをお届けします。
全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。
ぜひお気軽にお問い合わせください!

全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換
オンラインショップ店
TEL: 0120-01-6590
住所:仙台市宮城野区苦竹2-6-5
アクセス:仙台国道45号線沿い
営業時間:10:00~18:00
2022年6月からベストライターチームとして本格始動!
タイヤやホイール等車に関するあらゆる悩みを解消できたり、
購入する時のポイントなど
足回りを取り扱うプロとして執筆していきます!
公式InstagramやTwitterも更新しているので是非
そちらもご覧ください!
ホイールデザインには4つの種類があることをご存知でしたか?
種類によって、ベースとなるデザインや特徴も変わってきますので、車体のデザインや足回りに求める要素に合わせて種類を選ぶと、愛車にぴったりのホイールが見つかるはずです。
もしドレスアップをメインに考え、足回りに個性を出したいとお考えであれば、「ディッシュホイール」が最もおすすめです!デザイン性が高く、カスタムユーザーからも長く愛され続けているホイールの一つです。
ただし、車の知識があまりない方だと「ディッシュホイールって何?」「どんな特徴があるの?」と感じている方も多いと思います。
そこで今回はディッシュホイールの魅力や特徴、メリットまで詳しく解説していきます。
最後は、インチ別に分けて「2024年おすすめのディッシュホイール」も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ディッシュホイールとは

参考:WORKランベックLDZ
ディッシュホイールとは、流行りに流されないこだわり派からも愛され続けているデザインのホイールです。
インパクトがある外観になるため、愛車の印象を一気に変えられるなど、他ホイールにはない特徴が魅力となっています。
ホイール選びの幅を増やすためにも、ディッシュホイールの基本に迫っていきます。
ディッシュホイールの特徴と構造
ディッシュホイール最大の特徴は、ディスク部が円盤状になっているケースが多く、スポークではなくディスク部がデザインのメインになっています。
通常、ホイールはリム(ホイール外周部)とディスク部の二つがスポークで繋がって構成されていますが、ディッシュホイールには基本的にスポークがありません。
短いスポークがあるディッシュホイールもありますが、ディスク部が大きい=ディッシュホイールと覚えておきましょう。
ちなみにディスク部が円盤状になっていて、「お皿に見たい」と例えられたことから、ディッシュホイールと呼ばれているそうです。
尚、全てのホイールに共通する内容ですが、「構造」について理解をしておくほうがより最適なホイール選びができるようになりますので、以下補足情報も記載しておきます。
| 構造 |
形状 |
特徴 |
| 1ピース構造 |
リムとディスク部が一体になっている |
軽量、強度が高い |
| 2ピース構造 |
リムとディスク部が別々になっている |
ディスク部のデザインやオフセットの自由度が高い |
| 3ピース構造 |
表側リム・裏側リム・ディスク部が別々になっている |
ディスク部のデザインやオフセットの自由度が最も高い |
ホイールの構造によって特徴やメリットも変わりますので、ホイールを選ぶ時には、構造による違いも意識してみてください。
デザインが「スポーク」「フィン」「メッシュ」タイプとは異なる
ホイールには、「スポーク」「フィン」「メッシュ」「ディッシュ」の4タイプがありますが、ディッシュホイールが最も個性的なデザインをしています。
ディッシュホイールは、ディスク部が円盤状に広がっているデザインになるため、足回りを個性的なデザインに仕上げたいユーザーにはピッタリのデザインです。
最近はスポークホイールが主流になっていますが、オリジナリティを出したいならディッシュホイールを候補の一つに入れるべきでしょう。
今でも人気があるレトロホイール
先ほど説明したように、最近はスポークを主体としたホイールが多くなっている風潮もあり、スポークがないディッシュホイールは「レトロ」と呼ばれる存在でもあります。
ただ、いまだに根強いファンは多く、車好きからは常に注目を集めている種類でもあります。
また、ディッシュホイールはスポーティーな雰囲気ではなく、「ラグジュアリー」「重厚感」を最大限出せるホイールです。
ドレスアップ目的でホイールを変えるのであれば、必ずチェックしておきましょう。
ディッシュホイールのメリット・デメリットは?

ディッシュホイールの特徴だけでなく、メリット・デメリットも把握しておきましょう。
ホイールを選ぶ際の判断材料になるはずです。
メリット
ディッシュホイール最大のメリットは、他タイプにはない個性的なデザインのホイールが選べる点です。
● ラグジュアリー
● 足回りのインパクト
● 独特なデザイン
● 高級感
これらを車全体で演出したいユーザーは、ディッシュホイールを一度試してみるのをおすすめします。
車の足回りを変えるだけで、ガラッと車の印象が変わるはずです。
他にも、「強度が高い」といったメリットもあるため、足回りを強固に固めたいユーザーにも最適でしょう。
デメリット
ディッシュホイールのデメリットは、3つあります。
● ホイール重量が重くなる
● 車体に合っていないと違和感が出る
● 小さな傷が気になる
最も気になるのは「ホイールが重い」部分で、バネ下重量によってパフォーマンスに影響が出る車には大きなデメリットになるでしょう。
不向きな車のタイプについては、後ほど解説します。
また、デザイン重視のホイールになるため、車体がカスタマイズされていない・地味な車体に装着してしまうと、ホイールが浮いた存在になり違和感が出る点も注意です。
さらに、見た目を重視していることもあり、小さな傷が気になってしまうなど神経質になってしまうのも一つのデメリットになります。
ディッシュホイールが似合う車・似合わない車

参考:ベスト写真館
ディッシュホイールに似合う車(最適な車)と似合わない車(不向きな車)について整理しておきます。
| 似合うタイプ |
似合わないタイプ |
| セダン車 |
スポーツ車 |
| ミニバン車 |
小型車 |
| VIPカー |
パワーが非力な車 |
| 車体サイズが大きい車・アメ車 |
– |
豪華でラグジュアリー、剛性感のある重厚な雰囲気のホイールになるので、似合う車も限られてきます。
一方で、ディッシュホイールは重量があるため、パフォーマンス重視のスポーツタイプやサイズが小さい車には避けたほうが良いでしょう。
ちなみに不向きな車については、あくまでメリットやデメリットを踏まえた上での指標となりますので、必ずしもNGというわけではありません。あくまで一つの参考として捉えていただければと思います。
【サイズ別】今人気のディッシュホイールを紹介

参考:ベスト写真館
最後に、今人気を集めているおすすめのディッシュホイールを紹介していきます。ディッシュホイールが気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【14インチ】ウェッズ:ヴィセンテ04 EV
【14インチ】モンツァジャパン:ハイブロックバレックス
【15インチ】MLJ:DaytonaSS(デイトナ)
【15インチ】KYOHO:AME PPX MIL8(ミルエイト)
【16インチ】MID(マルカ):ROADMAX(ロードマックス)
【16インチ】クリムソン:ディーン クロスカントリー
【17インチ・18インチ】MLJ:XTRIME-J XJ 03
【17インチ・18インチ】AKUT(アクト):ゼロブレイクZ
【17インチ・18インチ・20インチ】シルクブレイズ:ジュネスグルーヴ
【14インチ】ウェッズ:ヴィセンテ04 EV

ウェッズ公式サイトへ
人気メーカーのウェッズから販売されているヴィセンテ04は、インチが小さいながらも重厚感と気品あるデザインで人気のホイールです。
カラーは2種類展開で、赤いラインが入っているブラック&レッドラインカラーが特に人気となっています。

基本的にはエブリィワゴン専用ホイールとして販売されていますが、OEM車両であるクリッパーやタウンボックスなど他の軽バンにも装着可能となります。
| カラー |
シルバーorブラック&レッドライン |
| PCD |
100.0 |
| ホール数 |
4 |
| 価格 |
¥33,300〜 |
【14インチ】モンツァジャパン:ハイブロックバレックス

モンツァジャパン公式サイトへ
ハイブロックバレックスはディッシュホイールらしく、ディスク部が大きく広がっているデザインで、足回りに存在感かつパワフルさを演出してくれるホイールです。
さらに、リムカラーがディスク部と変わっていることがアクセントになり、軽快に走り抜けるようなデザインになっている点も注目でしょう。

似たようなホイールがないため、個性を出したいユーザーにおすすめです。
| カラー |
MAT Black / RIM Polish 、 Pearl White / RIM Polish |
| PCD |
100.0 |
| ホール数 |
4 |
【15インチ】MLJ:DaytonaSS(デイトナ)

MLJ公式サイトへ
デイトナSSはカスタムユーザーから絶大な人気を誇るMLJのデイトナシリーズで、スチール製でありながら愛用家も多いホイールです。
見た目がワイルドなので、ジムニーやデリカ、ハイエースなど人気カスタム車との相性が良いだけでなく、軽バンのインチアップ・ドレスアップにもおすすめです。
今回は15インチでのおすすめですが、14〜16インチのサイズ展開があるので、足回りに存在感を持たせたいユーザーはぜひ手に取ってみてください。

なおスチール製になるので、ホイールが重くなってしまう点はデメリットです。
| カラー |
ブラック(レッド/ブルーライン)orクローム |
| PCD |
139.7 |
| ホール数 |
6 |
| 価格 |
¥57,400〜 |
【15インチ】KYOHO:AME PPX MIL8(ミルエイト)

KYOHO公式サイトへ
ミルエイトはかっこよさの中にちょっとした遊び心を取り入れたデザインで、アクティブ派ユーザーに最適なデザインでおすすめです。
ベースは、無骨な雰囲気に車をドレスアップさせるデザインになっていますが、アクセントにイエローラインが入っていることで、可愛らしい一面も持っています。
したがって、冒険に出かけるようなワクワク感を演出しているホイールです。

また、見た目がポップなデザインにもなっているため、女性が乗る自動車とも相性が良いでしょう。
| カラー |
セミグロスブラック×イエローライン |
| PCD |
100.0 |
| ホール数 |
4 |
| 価格 |
¥55,460円〜 |
【16インチ】MID(マルカ):ROADMAX(ロードマックス)WO-7

MID(マルカ)公式サイトへ
ロードマックスWO-7は、丸型に切り抜かれたデザインで、独特なデザインの中に渋い一面も演出してくれるホイールです。
こちらのホイールを製造しているマルカは、国内でも高いシェア率を誇るメーカーで品質の高さに高評価を獲得しているので、デザインだけでなくクオリティに関しても信頼性は十分といえます。

参考:ベスト写真館
街中をみてもあまり見かけないホイールになっているので、個性派にはうってつけといえます。
| カラー |
セミグロスブラック/フランジDC |
| PCD |
114.3or139.7 |
| ホール数 |
5 |
| 価格 |
¥57,300〜 |
【16インチ】クリムソン:ディーン クロスカントリー

クリムソン公式サイトへ
クロスカントリーは長年支持を集め続けているディーンシリーズから販売されているクラシカルなデザインで、レトロ感が好きなユーザーにはたまらないホイールです。
このホイールを装着するだけで一気にレトロな車へ大変身するため、ゴツい車にアクセントを加えたい時にもマッチします。

参考:ベスト写真館
ランドクルーザーやハイエースに装着するユーザーも多いホイールで、絶大な人気を誇っています。
| カラー |
マットブラックorバーニッシュバーニッシュグレイorマーガレットホワイト |
| PCD |
150.0 |
| ホール数 |
5 |
| 価格 |
¥128,900〜 |
【17インチ・18インチ】MLJ:XTRIME-J/XJ03

MLJ公式サイトへ
XTRIME-J XJ 03はディスク部とリムが2トーンになっているホイールで、洗練されたデザインでまとまりつつ、個性的なワイルドな雰囲気も兼ね備えたホイールになっており、オフロード系とも相性は抜群です。
XTRIMEシリーズはSUV車ユーザーから人気を集めていて、今回紹介するホイールは足回りを綺麗にまとめてくれるデザインに仕上がっているだけに、支持率が高い商品になっています。

参考:ベスト写真館
無骨な雰囲気やタフさの中に、上品さを求める方にも最適なホイールです。
| カラー |
フラットブラック/スモークフランジ |
| PCD |
150.0 |
| ホール数 |
5 |
| 価格 |
¥86,600〜 |
【17インチ・18インチ】AKUT(アクト):ゼロブレイクZ

AKUT(アクト)公式サイトへ
ゼロブレイクZはハイエース専用として設計されたホイールで、豪快なデザインに仕上がっているため、足回りに迫力を求めるユーザーには最適なホイールです。
似たようなデザインのホイールはないため、特別なハイエースに仕上げたいユーザーはぜひこちらのホイールを選んでみてください。

ハイエース専用と選べるユーザーは限定的ですが、日産キャラバンなどサイズが合えば他の車にも流用ができます。
| カラー |
ブラックポリッシュ |
| PCD |
139.7 |
| ホール数 |
6 |
| 価格 |
¥110,760〜 |
【17インチ・18インチ・20インチ】シルクブレイズ:ジュネスグルーヴ

シルクブレイズ公式サイトへ
ジュネスグルーヴはディスク部から細いスポークが伸びていて、独特なデザインをしているホイールで、装着するだけで外車のような雰囲気に変貌できる点が魅力です。

ラグジュアリーな雰囲気と迫力感を持っているため、ドレスアップ目的で装着するにはぴったりのホイールでしょう。
| カラー |
ブラックポリッシュ |
| PCD |
139.7 |
| ホール数 |
6 |
| 価格 |
¥133,300〜 |
ディッシュホイールを選ぶならタイヤワールド館ベスト

車の足回りを変えるだけで、車体全体の印象を大きく変えられるため、個性を出したいユーザーであればディッシュホイールを選ぶのがおすすめです。
スポークタイプが主流になっているからこそ、ディッシュホイールを履いているだけで、他の車と大きな差別化が狙えますので、ホイールを選ぶ際は候補にあげてみてはいかがでしょうか。
ディッシュホイールを含めて、豊富な在庫数から愛車にぴったりのホイールを探したい方は、タイヤワールド館ベストがおすすめです。東北エリアにお住まいであれば、各店舗 に足を運んでいただき、プロスタッフに直接相談しながらホイール選びが可能です。
もし、遠方にお住まいであれば、検索機能が分かりやすく、愛車に適合するホイールが誰でも探せると高評価を集めているオンライントもご用意しています。
ただホイールを注文するだけでなく、全国に約4,000の提携店舗しているため、インターネット上で取付作業の手配まで完了できます。
住んでいる地域内の取付店を予約できるので、予約当日は車に乗って現地へ向かうだけで取付可能です。
気になる方は、下記のリンクからECサイトにも足を運んでみてください。

全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換
2022年6月からベストライターチームとして本格始動!
タイヤやホイール等車に関するあらゆる悩みを解消できたり、
購入する時のポイントなど
足回りを取り扱うプロとして執筆していきます!
公式InstagramやTwitterも更新しているので是非
そちらもご覧ください!