最終更新日 2024年11月18日
「タイヤを交換するときにトルクレンチって必要?」
「トルクレンチが必要ならの選び方を知りたい」
トルクレンチは車のタイヤ交換のときに、規定のトルク値で締められる必要不可欠な工具です。
トルクレンチを使用しない場合、走行中にネジが緩んだり車体のブレにつながったり、最悪脱輪する危険性があります。
本記事では、タイヤ交換時のトルクレンチの必要性やトルクレンチ選びのポイント、使い方をわかりやすく解説します。
- 車のタイヤ交換に必要なトルクレンチとは?
- タイヤの交換時にトルクレンチが必須な理由
- 車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類は主に2つ
- タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント
- トルクレンチの一般的な使い方
- トルクレンチを使うときのポイント
- トルクレンチの保管方法
- タイヤ交換におすすめのトルクレンチ
- トルクレンチでよくある質問
ぜひ参考にしてみてください。
トルクレンチと一緒に覚えたい締め付けトルクとは?
タイヤ交換で必ず聞く用語が「締め付けトルク」です。締め付けトルクとは、タイヤ交換時にナットにかかる締め付ける強さを指します。
たとえば、日産ノートの締め付けトルクは以下の通りです。
上記の取扱説明書のように、ホイールナットの締め付けトルクは「108N・m」を指定しています。
ホイールナットに指定された締め付けトルク以外の強さで締め付けをしても、ネジは緩んでしまいます。トルクレンチを使用する場合は、必ず締め付けトルクを確認してから作業しましょう!
締め付けトルクについては、以下の記事も参考にしてみてください。
車のタイヤ交換に必要なトルクレンチとは?
車のタイヤ交換に必要なトルクレンチとは、ボルトやネジ、ナットなど決まったトルク(締め付け力)で締めるための工具です。トルクレンチは自動車のタイヤ交換の他にもさまざまな場面で使用されています。
トルクレンチを使用する状況は、たとえば以下の通りです。
● バイクの整備時
● トルクの測定
上記でわかるように、トルクレンチはさまざまな場面で使用されています。
タイヤの交換時にトルクレンチが必須な理由
タイヤを交換するときは、必ずトルクレンチを使用してボルトの締め付けが必要です。理由は、メーカーが定めたトルク値に締めることで安全に走行できるからです。
メーカー指定のトルク値に設定できないまま走行すると、たとえば以下の危険が考えられます。
● 締めすぎてしまいボルトが破損
上記のように、締め付けトルクは強すぎても弱すぎても危険が伴います。最悪の場合、脱輪する可能性があるため大変危険です。
トルクレンチが1本あれば、締め付けトルク管理が可能です。安全に走行するためにも、タイヤ交換時はトルクレンチを使用して締め付けをおこないましょう!
車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類は主に2つ
車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類は、シグナル式と直読式の2つです。
トルクレンチの種類によって、扱いやすさや重さ、素材が異なります。本章では、タイヤ交換に必要なトルクレンチの種類について解説します。
● 直読式トルクレンチ
シグナル式トルクレンチ
車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類の1つ目は「シグナル式トルクレンチ」です。
シグナル式のトルクレンチは、既定のトルク値に達すると「カチン」とシグナル音が鳴ることで、ナットが締まったことを確認できる工具です。
シグナル式にもトルク値の調整が可能なプレセット型と、トルク値の変更できない単能型の、2種類が存在します。
各トルクレンチの特徴は、以下の通りです。
型 | メリット | デメリット |
---|---|---|
プレセット型 | トルク値の調整幅が広い | 毎回トルク値を調整する |
単能型 | トルク値の調整が不要 | 決まったトルクしか締め付けができない |
直読式トルクレンチ
車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類2つ目は「直読式トルクレンチ」です。
直読式のトルクレンチとは、トルク値を目視で確認しながら作業できる工具です。
直読式トルクレンチには、プレート型やダイヤル型、デジタル型の3種類あります。
型 | メリット | デメリット |
---|---|---|
プレセット型 | トルク値の調整幅が広い | 毎回トルク値を調整する |
単能型 | トルク値の調整が不要 | 決まったトルクしか締め付けができない |
上記の表でわかるように、プレート型とダイヤル型はトルク数値の確認で使用するため、タイヤ交換で使用するタイプはデジタル型です。
デジタル型トルクレンチの特徴は、以下の通りです。
● 確実に規定のトルク値で締め付けられる
● 規定のトルク値に達したら光やブザー音で知らせてくれる
上記でわかるように、デジタル型トルクレンチは正確にトルク値を確認できます。
シグナル式トルクレンチと直読式トルクレンチの特徴を比較すると、以下の通りです。
トルクレンチ種類 | 規定トルク確認方法 |
シグナル式トルクレンチ | ● 「カチン」とシグナル音が鳴る ● 目視ではトルク値の確認ができない |
直読式トルクレンチ | ● 規定のトルク値に達したら光やブザー音で知らせる ● 数値を目視で確認できる |
上記のように、規定のトルク値に締め付けるときに違いがあります。
お買い求めやすい価格帯から高価な商品まで、多種多様のトルクレンチがあります。
タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント
タイヤ交換に必要なトルクレンチは、車の所有者の目的によって異なります。
タイヤ交換における、あなたの目的にあった商品を選びましょう。
本章では、タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイントを解説します。
● トルク値の設定範囲で選ぶ
● 使いやすさで選ぶ
トルクレンチの種類で選ぶ
タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント1つ目は「トルクレンチの種類で選ぶ」です。タイヤ交換で使用するトルクレンチは、以下の3種類です。
トルクレンチの種類 | 特徴 |
---|---|
プリセット型 | トルク値の調整ができる |
単能型 | トルク値が決まっている |
デジタル型 | 目視でトルク値を確認できる |
上記のように、トルクレンチの種類によって特徴が異なります。
プレセット型や単能型と比較して、デジタル型トルクレンチの本体は高価なため、あなたの目的にあったトルクレンチを選びましょう!
トルク値の設定範囲で選ぶ
タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント2つ目は「トルク値の設定範囲で選ぶ」です。タイヤ交換時の一般的な締め付けトルクは、以下の通りです。
車両別 | トルク値設定範囲 |
---|---|
軽自動車 | 約80~100N |
普通自動車 | 約100~120N |
締め付けトルクは車種によって異なるため、車種に合ったトルクレンチを選ぶ必要があります。たとえば、車種別の締め付けトルク値は以下の通りです。
車種 | 締め付けトルク |
---|---|
ハスラー(スズキ) | 85N・m |
ハイエース(トヨタ) | 100N・m |
アクア(トヨタ) | 103N・m |
N-BOX(ホンダ) | 108N・m |
上記のように、4台の車は規定のトルク値が異なります。プリセット型やデジタル式トルクレンチは、軽自動車と普通車の規定トルク値範囲を網羅しているためおすすめです。
一方で、トルク値の設定が手間とお考えの方は、トルク値設定不要の単能型トルクレンチをおすすめします。
使いやすさで選ぶ
タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント3つ目は「使いやすさで選ぶ」です。機能性の高いトルクレンチでも、使いこなせなければ意味がありません。
たとえば、使いやすいトルクレンチは以下の通りです。
● トルクレンチの重量が軽い
● トルクレンチに力が入りやすい
また、トルクレンチをうまく扱えない理由は以下の通りです。
● トルクレンチが重すぎて締め付けるとき大変な思いをする
● トルクレンチの持ち手が握りにくく力が入りにくい
上記のように使いにくいトルクレンチを使用すれば、タイヤ交換や締め付けトルク管理に手間を感じてしまいます。タイヤ交換が必要な状況は、たとえば以下の通りです。
● 夏用タイヤをスタッドレスタイヤに交換
● スタッドレスタイヤを夏用タイヤに交換
● タイヤのパンクなど不具合によるタイヤ交換
上記のように、劣化したタイヤを交換したり、タイヤの種類を変更したりと、タイヤ交換する回数はさまざまです。
タイヤ交換が必要な状況を想定し、あなたに合った使いやすいトルクレンチを選ぶことをおすすめします。
トルクレンチの一般的な使い方
本章では、トルクレンチの中でも一般的な、プリセット型トルクレンチの使い方を解説します。
- ロックを解除する
- 設定したい締め付けトルク値に合わせる
- 解除したロックを戻してソケットを差し込む
- 規定のトルク値まで締める
ロックを解除する
規定トルク値に設定する前に、ロックつまみを半時計回りに回してロックを解除します。
設定したい締め付けトルク値に合わせる
トルク値は、主目盛と副目盛りの合計で設定します。たとえば、N-BOX(ホンダ)の場合は以下のように締め付けトルクを調整します。
N-BOX(ホンダ)締め付けトルク値:108N・m | |
---|---|
主目盛 | 副目盛 |
100N・m | 8N・m |
解除したロックを戻してソケットを差し込む
締め付けトルク値に設定が完了したら、ロック解除したつまみを時計回りに止まるまで回して再度ロックします。
つまみがとまったら、ボルトとナットのサイズに適合したソケットを差し込みます。
ソケットの差し込みが甘いとボルトが傷つく可能性があるため、しっかり奥まで差し込みましょう!
規定のトルク値まで絞める
上記のように、締める方向でトルクがかけられるようにレバーを切り替え、規定のトルク値までしっかり締めます。
締め直しはオーバートルクの原因になるため、注意して締めましょう!
トルクレンチを使うときのポイント
トルクレンチは、規定のトルク値を間違えると危険な走行につながることを忘れてはいけません。規定のトルク値に締め付けできなければ、最悪タイヤがはずれて、大きな事故につながります。
本章では、安全に走行するためにも、トルクレンチを使うときのポイントを5つ紹介します。
- 丁寧に扱う
- 「カチン」とシグナル音が鳴るまで締める
- 力任せに何度も締めない
- 緩める目的で使用しない
- 最後の仕上げにトルクレンチを使う
丁寧に扱う
トルクレンチを使うときのポイント1つ目は「丁寧に扱う」です。
「丁寧に扱うのは当たり前」
「なるべく注意すれば大丈夫」
このようにトルクレンチを管理している方は、トルクレンチを使うときのポイントを参考にしてみてください。
先述の通り、トルクレンチは種類問わず精密機械であり繊細な工具です。トルクレンチに強い衝撃が加われば、故障して正確なトルクで締め付けられません。
強い衝撃が加わりやすい状況は、たとえば以下の場面です。
● むき出しの状態で持ち運び中に物と接触
上記のように、作業中や持ち運び時は無意識のうちに強い衝撃が加わるかもしれません。
正確な締め付けトルクをかけるためにも、トルクレンチは丁寧に扱いましょう!
「カチン」とシグナル音が鳴るまで締める
トルクレンチを使うときのポイント2つ目は「「カチン」とシグナル音が鳴るまで締める」です。
トルクレンチは種類によって異なりますが、一般的には規定のトルク値に達すると「カチン」とシグナル音で知らせてくれます。
音が鳴る前に締め付けをやめるとネジが緩みやすく車体やタイヤのガタつきにつながり、最悪の場合脱輪する危険性もあるため注意が必要です。
トルクレンチを使用するときは、必ずシグナル音が鳴るまで締め付けを行いましょう!
力任せに何度も締めない
トルクレンチを使うときのポイント3つ目は「力任せに何度も締めない」です。
「シグナル音はなったけど念のためもう1回締めよう」
「とにかく強く締めれば大丈夫だ」
上記のような締め付け方を、オーバートルクといいます。
規定のトルク値以上に締め付けると、タイヤのボルトが以下のような状態になるかもしれません。
● 車体側にあるボルトが捻じ切れる
上記のようになると最終的にはネジが緩み、タイヤが車体からはずれる可能性があるため大変危険です。トルクレンチは力任せに何度も締めずに、規定のトルク値に達したら作業を終了しましょう!
タイヤが規定のトルク値で絞まっているか不安な方は、店舗で確認してもらうことをおすすめします。
緩める目的で使用しない
トルクレンチを使うときのポイント4つ目は「緩める目的で使用しない」です。
理由は、トルクレンチを常用的に逆方向に力をかければ、トルク値が正確に測れなかったり精度が狂ったりと、トルクレンチの破損につながるからです。
トルクレンチメーカーでは、以下のように説明しています。
「今トルクレンチで締めた物をそのトルクレンチで緊急的に緩める為の機能」としてあります。今締めたばかりなら手に持っているトルクレンチの容量を越える事は無く、一般的に緩め(戻し)のトルクは締付けトルクより小さい ので、緊急的に緩め(戻し)も可能です。但し緩め(戻し)を常用する場合や、以前締めたねじで締付けトルクが不明な場合や固着(接着剤塗布や焼き付き等)の可能性がある場合には、緩め(戻し)専用工具をご利用ください。
上記のようにラチェット式では逆方向にも利用できますが、メーカーは推奨していません。
トルクレンチを購入する際は、ホイールナットを緩めるための専用工具も一緒に購入することをおすすめします。
最後の仕上げにトルクレンチを使う
トルクレンチを使うときのポイント5つ目は「最後の仕上げにトルクレンチを使う」です。
タイヤ交換時は、最初からトルクレンチは使用しません。理由は、トルクレンチは最後に規定のトルク値にするために使用するからです。
たとえば、タイヤ交換時にトルクレンチを使うタイミングは以下の通りです。
タイヤ交換の手順 | 使う工具 |
---|---|
1.車体を持ち上げる | ジャッキ |
2.ホイールをハブボルトに通す | 手作業 |
3.手締めする | 手作業 |
4.仮締めする | クロスレンチやL字レンチ |
5.車体を下ろす | ジャッキ |
6.本締めする | トルクレンチ |
上記の表でわかるように、トルクレンチを使用するタイミングは最後の仕上げのときのみです。
トルクレンチの締め直しでオーバートルクにならないよう、注意しながら締めましょう!
トルクレンチの保管方法
規定のトルクに締めた後に重要なのが、トルクレンチの管理です。トルクレンチは精密機械であるため、丁寧に保管する必要があります。
トルクレンチの適切な保管方法は以下の通りです。
● ハードケースを使用して衝撃から守る
● 高温多湿を避ける
トルクレンチをそのままの状態で保管した場合、以下の不具合が発生するかもしれません。
● 埃やゴミが入り込み故障する
● 錆が発生する
上記のような悪い状態のトルクレンチでは、適切な締め付けトルクをかけることはできません。
適切な締め付けトルクで締め付けるためにも、トルクレンチは大切に保管しましょう!
タイヤ交換におすすめのトルクレンチ
本章では、タイヤ交換におすすめのトルクレンチを3つ紹介します。
- プレセット型トルクレンチ(京都機械工具)
- 単能型トルクレンチセット(京都機械工具)
- デジタルトルクレンチ(京都機械工具)
京都機械工具(KTC)12.7sq.プレセット型トルクレンチ
タイヤ交換におすすめのトルクレンチ1つ目は「京都機械工具(KTC)12.7sq.プレセット型トルクレンチ」です。
メーカー名 | 京都機械工具株式会社 |
---|---|
トルクレンチ種類 | プリセット型 |
トルク値設定範囲 | 40~200N・m |
適用車種 | 軽自動車/普通自動車 |
本体重量 | 1.3kg |
素材 | ABS |
一緒に使いたいおすすめ商品 | 京都機械工具(KTC) ホイルナットソケット B38Z-21H |
プリセット型の本商品は、幅広いトルク値に対応しているおすすめの商品のひとつです。
車体別の規定トルク範囲は、たとえば以下の通りです。
車体別 | トルク幅 |
---|---|
軽自動車 | 80〜100N・m |
普通自動車 | 100〜120N・m |
プレセット型トルクレンチは、設定できる締め付けトルクの調整幅が広いため、異なる締め付けトルク値の車を所有する方におすすめの商品です。
本商品は本体のみ販売しているため、車のサイズに合ったソケットの購入をおすすめします。
京都機械工具(KTC) 12.7mmホイールナットトルクレンチセット
タイヤ交換におすすめのトルクレンチ2つ目は「京都機械工具(KTC) 12.7mmホイールナットトルクレンチセット」です。
メーカー名 | 京都機械工具株式会社 |
---|---|
トルクレンチ種類 | 単能型 |
トルク値設定範囲 | 85N・m 108N・m |
適用車種 | 85N・m:ハスラー/スペーシア/アルト 108N・m:フィット/N-BOX |
本体重量 | 1.3kg |
素材 | 金属 |
一緒に使いたいおすすめ商品 | 京都機械工具(KTC) 早回しクロスレンチ XH30 |
本商品は、締め付けトルク値が調整不要なおすすめのトルクレンチです。以下のような方におすすめのトルクレンチです。
● 毎回締め付けトルクの調整は手間がかかる
● 同じ車に乗り続けるから締め付けトルクを調整しない
本商品は締め付けトルク値が決まっているため、調整の手間はかかりません。
単能型トルクレンチは、所有している車を長期間使用したり、同じトルク値の車に買い換えたりと、締め付けトルクの設定が不要な方には便利でおすすめの商品です。
なお、本商品はソケット付きですが、タイヤを緩めるためのレンチは付属していません。ご自身でタイヤ交換する場合は、一緒にクロスレンチやL字レンチの購入をおすすめします。
京都機械工具(KTC) 12.7SQ 充電式 デジタルトルクレンチ
タイヤ交換におすすめのトルクレンチ3つ目は「京都機械工具(KTC) 12.7SQ 充電式 デジタルトルクレンチ」です。
メーカー名 | 京都機械工具株式会社 |
---|---|
トルクレンチ種類 | デジタル型 |
トルク値設定範囲 | 40~200N・m |
適用車種 | 軽自動車/普通自動車 |
本体重量 | 990g |
素材 | ABS |
一緒に使いたいおすすめ商品 | 京都機械工具(KTC) ホイルナットソケット B38Z-21H |
本商品は、重量1kg以下で操作性がよく、締め付けトルク値を目視しながら締め付けができるおすすめのデジタル型トルクレンチです。
以下のような方におすすめのトルクレンチです。
● 使うなら高機能のトルクレンチを使用したい
● 幅広い締め付けトルクに対応したトルクレンチを使用したい
プレセット型や単能型は「カチン」と音が鳴ることで規定トルク値になったことを確認できますが、本商品は数字を見て確認できるため、確実に指定のトルク値で締められます。
デジタル型トルクレンチは、目視で確認しながらトルクレンチを使用したい方におすすめの商品です。
なお、本商品はソケット付きですがタイヤを緩めるためのレンチは付属していません。
ご自身でタイヤ交換する場合は、トルクレンチと一緒にクロスレンチやL字レンチの購入もおすすめします。
トルクレンチでよくある質問
本章では、トルクレンチでよくある質問を解説します。
● 締め付けトルクを調べる方法
タイヤの増し締めの目安は?
増し締めの目安は、タイヤ交換直後の場合は50〜100kmです。タイヤ交換直後は締め付け力が低下し、ネジが緩む可能性があります。
また、一度タイヤ交換を実施した後の増し締めの目安は以下の通りです。
● 5000km
タイヤ交換時にしっかり規定のトルクで締め付けても、走行中にタイヤのネジが緩む可能性はゼロではないため、トルクレンチを使った定期的な増し締めが必要です。安心して走行するためにも、増し締めは定期的に実施しましょう!
トルクレンチチェックについては、【定期的なトルクレンチチェック!その頻度はどのくらい??】の記事も参考にしてみてください。
締め付けトルクを調べる方法は?
規定の締め付けトルクの確認方法は、以下の3つです。
● メーカーに直接問い合わせ
● ディーラーに直接問い合わせ
説明書は基本的には車載しているため、すぐに確認できるためおすすめです。
締め付けトルクを調べることが不安な方は、メーカーや車を購入したディーラーに問い合わせて、確実な情報を聞き取る方法がよいかもしれません。
簡単に調べられるため、タイヤ交換を検討した段階で締め付けトルク値を確認しておきましょう!
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あらためて、本記事では以下の内容を解説しました。
● タイヤの交換時にトルクレンチが必須な理由
● 車のタイヤ交換に必要なトルクレンチの種類は主に2つ
● タイヤ交換に必要なトルクレンチ選びのポイント
● トルクレンチの一般的な使い方
● トルクレンチを使うときのポイント
● トルクレンチの保管方法
● タイヤ交換におすすめのトルクレンチ
● トルクレンチでよくある質問
とくに押さえるべきポイントは以下の3つです。
● 締め付けトルクは強すぎても弱くても危険が伴う
● トルクレンチを使用したあとでも不安なら店舗に相談する
トルクレンチはタイヤ交換に必須な精密機械です。一方で使い方を間違えれば、最悪脱輪につながる危険があることも忘れてはいけません。
タイヤワールド館ベストでは、タイヤ交換だけでなくトルクレンチの増し締め点検も実施しております。お気軽にお問い合わせください!
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