最終更新日 2024年4月22日
車をお持ちの方なら年に春・冬2回は最低でも履き替えの為にタイヤを外すことがありますよね。
でもそんなタイヤ交換の時に、「あれ?タイヤが外れない‥」なんていうことがあるかもしれません。
今回はこのようときどうする?についてお話していきます。
- タイヤが外れない原因
- ナットが回らない原因
- ┗原因1.錆による固着
- ┗原因2.ゴミの噛み込み
- ┗原因3.ピッチが合っていないナット使用
- 回らないナットへの対策方法
- ホイールが外れない原因
- 錆びて外れないホイールへの対策方法
- 外れない時にやってはいけない!4つの注意点
- ┗ホイールナットは完全に外さない
- ┗タイヤを蹴ったり、力任せに揺さぶらない
- ┗車の下へは体を入れない
- ┗ナットを緩めた状態でジャッキを降ろさない
- ホイールの錆を防ぐための4つの方法
- 困った時はタイヤワールド館ベストへおまかせ
タイヤが外れない原因
タイヤ交換時にタイヤが外れない原因としては、以下の2つのシチュエーションが実際には多いです。
②ホイールがハブに固着して外れない
このような現象が起きた場合、どう対処したらよいか考えていきましょう。
ナットが回らない原因
原因1.錆による固着
車体側からでているネジをボルトといいます。
このボルトとホイールを止めているネジをナットといいます。
どちらも金属ですので、融雪剤による錆や経年劣化による錆により固着してしまっている場合があります。無理に力をかけて外そうとするとネジ山がつぶれてしまい、回らなくなることがこのパターンの主な原因です。
原因2.ゴミの噛み込み
また、ネジ山の接触面に砂汚れや切削クズなどが入り込んでいて、締め込んた時にそれらのゴミを噛み込んでしまっている場合もあります。作業時は整理整頓を心がけましょう。
原因3.ピッチが合っていないナット使用
さらに、ごく稀に遭遇するのは、ネジ山のピッチが合っていないネジやボルト・ナットが使われており、そのために雄ネジ・雌ネジのネジ山同士が噛み合わない状態になっている、というパターンです。
この場合は、ネジを外せても、正しいネジを締める前にネジ山を修正しなければいけません。
結果的には、ボルトもナットも部品交換が必要になります。
ナットが回らない時の対処方法
対策として試してもらいたいのは浸透潤滑剤を使う事です。
動きを良くしたり、サビの防止をしたりするのが浸透潤滑剤ですが、固着したネジにも有効です。
浸透潤滑剤使用時のポイント
浸透潤滑剤を使用する際のポイントは以下の通りです。
②スプレーをして、浸透するまで数分間放置する
③ネジやボルト・ナットを軽く叩いて衝撃を与え、浸透潤滑剤を浸み込みやすくする
この3つに注意するだけで浸透潤滑剤の効果でネジが回るようになるかもしれません。
ホイールが外れない原因
ナットは外れたけどホイールが外れないという場合も、固着が原因と考えられます。車側の金属部分とホイールの錆等で、金属と金属がくっついてしまい、ホイール取付け面が固着してしまうのです。
ある程度年数が経過してくると、車もホイールも金属部分は経年劣化してしまいます。
錆びて外れないホイールへの対策方法
この張り付いてしまったホイールを外すには、以下のような手順である程度の力を加えて外すのが一般的な対処法になります。
- タイヤ側面上部を叩いて外す
- タイヤ下部を内側から叩いて外す
- ホイールの取付け面に潤滑剤を塗布する
注意点としては、必ずホイールナットを仮付け状態にしてからホイールを叩くことです。
なぜなら、張り付いたホイールがいきなり外れた場合に、足を挟んだり体に倒れて怪我をしてしまう恐れがあるからです。
外れない時にやってはいけない!4つの注意点
タイヤが外れないからといって強引に外そうすれば、怪我をしたり車の破損の原因になるので非常に危険です。以下のようなことはやらないように注意してください。
- ホイールナットは完全に外さない
- タイヤを蹴ったり、力任せに揺さぶらない
- 車の下へは体を入れない
- ナットを緩めた状態でジャッキを降ろさない
ホイールナットは完全に外さない
タイヤを外すときは、ホイールナットを仮付け状態にしてください。もしナットが無い状態でホイールが急に外れると怪我の原因になるため、ナット1〜2個を軽く2〜3回転ほど締め込んでおくと良いです。
タイヤを蹴ったり、力任せに揺さぶらない
タイヤを蹴って外す人もいるようですが、必要以上に力が加わりジャッキが倒れる危険があります。力任せにタイヤを掴んで外そうとするのも同様です。対処法でも解説したとおり手首のつけ根や工具を使うようにして下さい。
初心者が間違えやすいのは、タイヤを両手で掴んで引っ張るように力を加えることです。この場合、ジャッキが倒れる危険もあり、自身が後方に勢いよく倒れてしまう事も考えられるので、力任せに外そうとするのはやめましょう。
車の下へは体を入れない
タイヤを外したり交換する場合には、タイヤの下に手や体を入れると大変危険ですので絶対にやめましょう。
ナットを緩めた状態でジャッキを降ろさない
「ホイールが固着しているなら、ナットを緩めた状態でジャッキを降ろせば外れのでは?」と考える人もいるかもしれません。確かに高い確率でホイールの固着は外れるでしょう。
しかし、ナットを緩めた状態でジャッキを降ろすことはやってはいけません。なぜなら、ホイールには1〜2tもの車重負荷がかかっています。間違えれば、ホイール変形やハブボルト折れ・ネジ山破損の原因になってしまうからです。
ホイールの錆を防ぐための4つの方法
ホイールを含み、車の下廻りはほどんどが鉄でできています。鉄は金属であり、金属は酸素と水がふれあうと酸化という反応が起こり物質が変化し、それがサビとなります。
特に冬の時期に融雪剤がまかれる地域を走行する方や、海の近くによく車を停車・走行する方は要注意です。この錆の発生を防ぐのに有効な方法が以下の4つです。
- しっかり洗浄する
- 塩害対策されたホイールを履く
- 下廻り塗装(塩害ガード)
- ホイールコーティング
しっかり洗浄する
濡れた路面・海の近く・融雪剤がまかれた路面を走行した際は、下廻りを洗浄することが錆対策の一つです。
セルフで洗車する
ご自分で洗車する場合は、しっかりと塩分を落とすために、高圧洗浄機の使用がおすすめです。また、水だけでは落としきれないので、必ず洗車用シャンプーを使用して、すすぎ残しがないか確認しましょう。
洗車機を使用する
ガソリンスタンドにある自動洗車機を使用する場合、「下部洗浄」のオプションがないかどうか確認しましょう。通常の洗車にプラスして使用することで洗い流すことができます。
専門店で洗車する
上記2つに比べて費用がかかりますが、プロの目でしっかり確認しながら、専用器具を使用して洗浄してもらうことができます。
タイヤワールド館では「アンダーウォッシュ」を洗車+880円で、行っています。作業時間は汚れの状態にもよりますが、約10分~です。
塩害対策されたホイールを履く
ホイールの中には、防錆加工されたホイールというものもあります。これらを選択するというのも一つの手です。共豊は他社に先駆けて、16年前より塩害低減対策設計ホイール採用しているので、種類も豊富でおすすめです。
下廻り塗装(塩害ガード)
「上記の方法も試してみたけどちょっと…」「手間がかからないようにしたい…」そうお悩みの方へは、下廻り塗装(塩害ガード)がおすすめです。
塩害ガードとは、車体面に水や酸素を通しにくくする被膜のことで、これを足回りに塗布することで、錆から守ることができます。
タイヤワールド館ベストでは、施工範囲はご要望に応じてメニュー展開していますのでご興味のある方はご相談ください。
ホイールコーティング
ホイールコーティングは分厚いガラス被膜でホイールをしっかりと守ることにより、錆だけではなく、傷や汚れも防止することができます。
施工時間は1時間~で、1台以下の金額で承っています。
~15インチ | 16~19インチ | 20インチ~ |
9,880円 | 11,200円~ | 13,200円~ |
只今キャンペーン中で、キーパーコーティング(20%OFF)と同時施工で15%OFFとなります。
困った時はタイヤワールド館ベストへおまかせ
タイヤ交換に焦りは禁物です。タイヤが外れない時も慌てずに対応しましょう。
タイヤが外れないのは錆による固着が原因です。
このような場合には、上記3つの手順を試してみましょう。
作業中で特に重要なことは、「ホイールナットは仮付けしておくこと」「無理に外そうとしないこと」この2点は必ず守ってください。
間違った方法で行なった場合、急にホイールがはずれて怪我をしたり、車体が倒れてしまう危険があります。
どうしても外れない場合は、カー用品店、ガソリンスタンド、ディーラーなど、どこでも対応していますので、無理をせず相談するようにしましょう。
タイヤワールド館ベスト古川店 店長
国家2級整備士の資格を持ち、ピット経験も豊富。
商品の事だけでなく、作業の相談もでき
購入から取付まで安心して任せられるオールラウンダー。