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    片減りしたタイヤを装着したまま走行した時の走行に問題はある?

    タイヤが片減りしていていると、バーストしてしまったり
    一部溝がない状態で走っているので走行音がうるさかったりと
    様々なデメリットがあります。そもそもなぜ片減りするのか?
    片減りについて解説していくので最後までご覧ください!

    片減りとはどんな状態のタイヤの事なのか?

    タイヤの片減り写真
    走行していると、タイヤの外側や内側だけ減っていて、真ん中の部分は溝が残っているというタイヤを見かけます。

    まさにこれが片減りです。

    片減りとは、タイヤの路面との接地面が道路条件や使用条件等によって部分的に減ってしまう現象です。

    片減りする原因は?

    タイヤの外側が片減りする原因

    タイヤの片減り写真
    『外減り』の主な原因は、急発進・急ブレーキ・急カーブの時です。

    特にカーブに差し掛かる際にスピードを落とさず曲がるとタイヤの片側ににかなりのダメージが加わわることで、タイヤの外側だけが減ってしまう状況になります。

    タイヤの内側が片減りする原因

    タイヤの内減り写真
    『内減り』もいくつか原因はありますが、主な原因は車体骨盤のズレです。

    車の骨盤とは、ホイールの整列させる「サスペンション」や「ステアリング」のシステムを構成するそれぞれの部品のことです。足回りを交換してアライメント調整を行わずに放置していると片減りの原因になります。

    また、足回りを交換していなくても、走行中の縁石の乗り上げ・接触・駐車時の輪留めに強くあたるなど車の足回りに強い衝撃を与え続けると徐々に歪んでいきアライメントが狂っていくことになります。

    片減りしたタイヤで走行する危険性

    最悪の場合バーストも

    バーストタイヤ写真

    タイヤの片減りを放置してしまうのは大変危険で、摩耗した部分からトレッドが無くなってしまい、バーストに繋がる恐れがあります。 また、摩耗の状況によっては、振動が発生して乗り心地に影響したり、騒音などの問題が発生したりしますが、さらに振動が酷くなると、ハンドルをとられて事故を起こす可能性もあります。

    片減りを予防・改善する方法

    片減りを予防する方法

    急ブレーキ・急発進・急カーブと【急】が付く動作をできるだけ行わないことが片減りを軽減させるポイントになります。

    片減りを改善する方法

    アライメント調整を行うことで、改善が見込める場合が多いです。アライメントとはタイヤの整列状態を表す言葉で、タイヤの整列状態を正常に調整するということです。
    もちろん、アライメント調整で改善しない場合もあります。
    それは・・・
    車両の不具合によるタイヤ方減りです。
    例えば、足回りのゴムブッシュの劣化等があります!

    まとめ

    みなさんいかがでしたでしょうか?片減りは日頃の運転を少し気を付けてあげるだけでも大きく変わってきます。又車側の問題であってもアライメント調整でなおる可能性もあります。タイヤの変な減り方でお困りの方は一度店舗にご来店下さいませ!

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    【2024最新】スタッドレスタイヤの高額買取のコツとは?相場や売り時についても解説

    冬季限定で使用する車のスタッドレスタイヤは、保管場所の確保が難しく、劣化が進んでしまうなら、高く売って手放したい人も多いのではないでしょうか。

    きっと売れるかどうかも分からず放置している人が大半なはず。

    結論、スタッドレスタイヤは売れます。

    また、ポイントを抑えておけば少しでも買取価格を上げることは可能です。

    この記事では、スタッドレスタイヤの買取相場や高く売るコツを紹介していきます。
    3シーズン以内に売却するメリットなど、他サイトでは拾えない情報が満載です。

    記事の最後には、次に買うべきスタッドレスタイヤや購入場所に関する情報も記載しているので、是非参考にしてみてください。

    スタッドレスタイヤの買取事情

    スタッドレスタイヤの買取事情

    スタッドレスタイヤはシーズンや地域限定で必要になるため、転勤や引っ越しで不要になったり、その逆で突然必要になるケースも存在します。

    そのため、新品価格よりも安く購入できる中古市場は需要が高く、買取も盛んに行われている商品です。

    スタッドレスタイヤの買取価格は、タイヤの状態やメーカー・サイズなどによって様々で、一般的に中古市場で需要が高いブランドタイヤや人気のサイズは高値で取引される傾向があります。

    スタッドレスタイヤの売却を検討されている方は、「高値で売るポイント」を押さえておくことで、ちょっとした収入を得ることができます。

    また、買取業者によっても買取相場は異なることがあるため、複数の買取業者の特徴を理解し査定依頼を行うこともポイントです。

    ポイントに関しては、 「スタッドレスタイヤの高価買取を狙うコツやポイントとは?」をご覧ください。

    スタッドレスタイヤの買取相場価格とメーカー傾向

    スタッドレスタイヤの買取相場価格

    スタッドレスタイヤの買取相場は、4本で4,000円〜25,000円程度であり、買取価格はタイヤのブランドやサイズ、売却時期になどによって大きく異なります。

    一般的に、ワゴンやSUVなどの大型の車両に使用される太い幅、高扁平率のタイヤは買取相場は高くなる傾向です。
    一方で、軽自動車やコンパクトカーに多く採用される狭い幅、小さいリム径のスタッドレスタイヤは買取相場は安い傾向になります。

    参考に、各タイヤメーカーの代表的な製品と買取相場を記載しておきます。相場を知るために、最新モデルや年式以外の商品もリサーチしてみました。

    ※あくまで、2023年4月時点でオークションに出品されている商品であり、実際の販売価格は常に変動しているため、目安程度にお考え下さい。

    タイヤメーカー 製品名 製造年 サイズ・買取相場
    (4本セット)
    ダンロップ WINTER MAXX 02 2016年製 205/55R16
    ¥13,000円
    トーヨータイヤ オブザーブギズ2 2021年製 195/65R15
    ¥14,000円
    ブリヂストン ブリザックVRX3 2021年製 195/65R15
    ¥48,400円
    ヨコハマ アイスガード6 2018年製 175/65R15
    ¥23,500円
    グッドイヤー アイスナビ7 2018年製 165/65R14
    ¥13,200円
    コンチネンタル バイキングコンタクト7 2014年製 205/50R17
    ¥17,421円
    ミシュラン エックスアイス スノウ 2019年製 215/50R17
    ¥18,000円
    ピレリ アイスゼロ アシンメトリコ 2019年製 245/45R18
    ¥14,500円

    参照元:価格.com/オークション/オークファン

    本章では代表的な以下の8つのメーカーの買取傾向について詳しく解説します。

    ・ブリヂストン
    ・ダンロップ
    ・トーヨータイヤ
    ・ヨコハマタイヤ
    ・ミシュラン
    ・グッドイヤー
    ・コンチネンタル
    ・ピレリ

    ブリヂストンのスタッドレス買取傾向

    ブリヂストンのスタッドレス買取傾向

    世界で最も使用されていると言っても過言ではないタイヤブランドで、シェア率は約14.7%を誇ります。
    スタッドレスタイヤ市場においても、氷上性能はトップクラスの性能です。

    ブリジストンのスタッドレスシリーズは「ブリザック」で、その中でも「VRX」シリーズが主力であり、現在では「VRX3」が最新モデルとして販売されています。

    独自技術のアクティブ発砲ゴムは、タイヤ表面の水分を効率的に排水・吸水を行い、凍結路でも安定したグリップ力を確保できます。

    VRXシリーズは、その性能の高さからとても人気があり、新品価格も高額であることから中古市場では他製品よりも1〜2万円以上も高い価格で取引されています。

    ダンロップのスタッドレス買取傾向

    ダンロップのスタッドレス買取傾向

    ダンロップは、ファルケンなどのブランドも展開しているタイヤメーカーで、その歴史は古く、低燃費でロングライフなタイヤで有名なメーカーです。
    その中で、スタッドレスタイヤは「ウィンターマックス」というシリーズで販売されており、他の製品と比べロングライフ優先の設計が行われているのが特徴です。

    タイヤの素材には「液状ファンネセンゴム」を採用し、購入から4年経過しても硬化が進まず、氷上でのブレーキ性能がほとんど変わりません。

    買取相場は、最新作のウィンターマックス3以外は新品価格がリーズナブルということから高値にはなりにくいようですが、ロングライフ性能から古いスタッドレスタイヤであっても高値で売買されている傾向にあります。

    トーヨータイヤのスタッドレス買取傾向

    トーヨータイヤのスタッドレス買取傾向

    トーヨータイヤは、タイヤ製造を中心に自動車部品や工業用ゴム、耐震ゴムなど幅広いジャンルの製品を取り扱うメーカーです。

    トーヨータイヤのスタッドレスシリーズは、「オブザーブ」シリーズで普通車用とSUV車に特化したものが販売されています。
    タイヤも素材には、「鬼クルミ」を配合しており、地面にしっかりと嚙み込み、高いグリップ性能を発揮するのが特徴です。

    国産タイヤメーカーの中で安価な分類に入るため、普段積雪地域ではない方でも購入しやすいスタッドレスタイヤです。

    中古市場での買取相場は、新品価格がリーズナブルだということもあり、そこまで高くはありませんが、SUVユーザーから人気が高く、中古市場でも人気です。

    ヨコハマタイヤのスタッドレス買取傾向

    ヨコハマタイヤのスタッドレス買取傾向

    ヨコハマタイヤは、「YOKOHAMA」とローマ字表記が印象深いタイヤメーカーで、一度は目にしたことある方も多いでしょう。特に、モータースポーツで使用されるADVANシリーズはとても人気が高いです。

    そんなヨコハマゴムのスタッドレスタイヤは、「アイスガード」シリーズで、氷上/積雪路性能、コストパフォーマンス共に優れたトータルバランスの良いタイヤになります。

    価格は、グッドイヤーやダンロップよりも少し高価になりますが、その分グリップ性能は高く設計されています。
    「しっかり止まり、発進できる」スタッドレスタイヤなので、積雪が多いエリアの方でも安心して使用できるのが特徴です。

    新品価格が高いこともあり、中古買取相場も他製品よりも1万円ほど高く取引されています。

    ミシュランのスタッドレス買取傾向

    ミシュランのスタッドレス買取傾向

    ミシュランは世界的に有名なタイヤメーカーであり、普通自動車向けタイヤのみならず、大型車両や農業、航空、スペースシャトルのタイヤなども製造しています。

    ミシュランのスタッドレスといえば「エックスアイス」シリーズで、世界のなかでも過酷な条件が揃うという理由で国内にて開発され、北欧や欧米にも輸出されています。

    一般的にスタッドレスタイヤは、タイヤパターンの関係上ロードノイズが発生しやすいですが、ブロックの大きさや配置を独自に最適化することでロードノイズを減らし、快適な車内空間を実現しています。
    中古市場での買取相場、輸入スタッドレスであるため相場は高めにある傾向です。

    グッドイヤーのスタッドレス買取傾向

    グッドイヤーのスタッドレス買取傾向

    グッドイヤーは、世界最大のタイヤ会社でありながら、世界最大のゴム会社でもあります。世界で初めて空気入りタイヤを開発し、アポロ14号の月面探査車などにも、使われるほど歴史のある会社です。

    スタッドレスタイヤは「アイスナビ」シリーズで、他のスタッドレスタイヤと比べて安価で販売されており、週末にスキーやスノーボードなど使用頻度が少ない方におすすめのタイヤです。

    中古市場での買取相場は新品価格同様に安価であるため、中古品として売却するよりも、数シーズンかけて消耗品として履き潰してしまうイメージの方がよいでしょう。

    コンチネンタルのスタッドレス買取傾向

    コンチネンタルのスタッドレス買取傾向

    コンチネンタルは、150年以上にわたってドイツの自動車部品メーカーとして、高品質なタイヤや自動車部品を製造しています。
    特に、ヨーロッパを中心に高い評価を集めているメーカーです。

    コンチネンタルのスタッドレスはバイキングコンタクトシリーズが有名であり、輸入スタッドレスの中でも高い氷上/積雪路性能を誇ります。

    このタイヤは、凍結路・シャーベット・ウェット路面でも高い走行性能を実現し、「あらゆる冬道を支配する」というコンセプトで設計されています。

    欧州車などのタイヤサイズにも対応しているスタッドレスは、国産タイヤブランドでは限られています。
    したがって、その希少性の高さから古いタイヤであっても中古市場でも高値で買取される傾向です。

    同時に輸入タイヤでもあるため、新品価格も高く、中古での需要が高いといえます。

    ピレリのスタッドレス買取傾向

    ピレリのスタッドレス買取傾向

    ピレリは、イタリアに本社を置く150年以上の歴史を持つタイヤメーカーであり、スポーツタイヤとして有名です。
    そのため、スタッドレスタイヤにもスポーツ性能を兼ね備えた設計がされているのが特徴です。

    ピレリのスタッドレスは「ウィンターアイス アシンメトリコ」シリーズで、国内でテストを実施し、日本の雪道に適した設計が行われています。

    乾燥路や高速道路での走行性能にも優れており、ヨーロッパのパワーがある車でも安心して使用できるタイヤとして評価されています。

    スポーツカーに多く採用されるブランドになるため、中古市場ではタイヤサイズが18インチ、低扁平率のタイヤが買取相場も高くなる傾向です。

    スタッドレスタイヤの高価買取を狙うコツやポイントとは?

    スタッドレスタイヤの高価買取を狙うコツやポイントとは?

    スタッドレスタイヤを少しでも高く買い取って貰うためには、いくつかのコツやポイントがあります。

    1. 3シーズン以内に売る
    2. 不要になったタイミングで売る
    3. 高値で買取されるタイミングがある

    買取ポイント①3シーズン以内に売る

    タイヤの性能や品質は、使用年数が長くなるほど低下していきます。
    スタッドレスタイヤの寿命は、おおよそ3年程度になるため、3シーズン以内に売ることがおすすめです。

    また、スタッドレスタイヤの使用頻度が低く、タイヤの溝が深く残っている内に買取に出せば、少しでも買取価格は高くなりますので覚えておきましょう。

    買取ポイント②不要になったタイミングで売る

    スタッドレスタイヤは、使用しなくなったらすぐに買取に出してしまうのが大切です。
    なぜなら、タイヤは使用していない間にどんどん劣化が進行すると同時に、買取価格も下がってしまう可能性があるからです。

    よくあるパターンとして、「そのうち買取に出せばいいか」と後回しにして、そのまま倉庫に眠ってしまうケースも多く、結局売れなくなってしまうこともあります。

    もし保管するのであれば、劣化を少しでも防ぐために以下の対策をしておきましょう。

    ・保管する前に汚れなど綺麗に拭き取っておく
    ・風や雨を避けるカバーで囲っておく
    ・直接日光が当たらないよう場所を確保する

    買取ポイント③高値で買取されるタイミングがある

    冒頭でもお伝えしたように、スタッドレスタイヤの買取価格は、需要と供給のバランスによって変動します。

    そのため、買取価格が高くなる「冬の始め」に売却することがおすすめです。

    目安としては、早い時期からスタッドレスを探している人もいるため、秋頃から買取相場を調べて10月〜12月に売ってしまうのがよいでしょう。

    また、同じスタッドレスタイヤであっても、買取先の流通や在庫状況によって買取価格が異なります。
    複数の業者に査定を依頼し、高価格で買取してくれる業者を選ぶことは必須です。

    業者によっては相見積もりしておくことで、他社よりも高く買取してくれた事例もあるようですので、手間をかける価値はあります。

    買うなら高額査定になりやすいスタッドレスを狙おう

    買うなら高額査定になりやすいスタッドレスを狙おう

    最新モデルのスタッドレスタイヤは、需要が高く高額査定が期待できます。さらに、最新でなくても3年以内であれば買取価格は高い傾向です。

    一方、安価なモデルでは、新品でも買取価格が低くなることが多いため、高額査定を狙う場合は、人気モデルを選ぶことがおすすめです。

    現在人気があるモデルのスタッドレスタイヤも紹介しておきます。
    人気シリーズは安定した買取価格が期待できますので、ぜひ購入の参考にしてください。

    ● ブリヂストン ブリザックVRX3
    ● ダンロップ ウィンターマック03
    ● トーヨータイヤ ウィンタートランパスXT
    ● ヨコハマタイヤ アイスガード7

    ちなみに、スタッドレスタイヤは命を守る部品であり、高く売ることが目的ではありません。
    とはいえ、使用したスタッドレスを売却して戻ってきたお金で、新たなタイヤを買うことができれば、効率よく状態のよいスタッドレスを使用し続けられます。

    タイヤの性能チェックにくわえて、買取にも興味がある方は、人気モデルも意識して購入しましょう。

    スタッドレスタイヤを売るならどこ?

    スタッドレスタイヤを売るならどこ?

    スタッドレスタイヤを売りたい場合、「オークションサイト」「カー用品店」「タイヤ専門店」などで取り扱われています。
    買取価格や在庫状況、サービス内容などは異なるため、比較検討することがおすすめです。

    以下で、具体的に解説していきます。

    1. オークションサイト・フリマサイト
    2. カー用品店
    3. タイヤホイール買取専門業者

    1.オークションサイト・フリマサイト

    オークションサイト・フリマサイトとは、「ヤフオク」や「メルカリ」に代表される、不要になった物を出品できるサービスです。特徴は以下のとおりです。

    項目 特徴
    買取相場 ・売主が自由に決められる
    ・サイトごとの販売手数料がかかる
    発送費用 ・双方で発送方法を協議ができる
    ・送料は4本で約8000円前後かかる
    保管の有無 ・商品が売れるまで売主が保管する

    メリット

    一番のメリットは、販売価格を自由に設定できる点です。本当に売りたい価格や、周りの相場を比較した上で設定できるため、損することが少ないといえます。

    また、自動車用パーツも多く売買されており、需要が高く高額取引されやすいフィールドです。

    デメリット

    商品の「出品〜発送」までを全て自分で行う必要があり、余計な手間がかかります。
    特にタイヤは大きくて重いため、発送のための梱包も一苦労です。

    また、出品したからといって必ず売れるとも限らないため、売れるまで商品を保管する必要があります。

    2.カー用品店

    カー用品専門店とは、「アップガレージ」や「フジサワ」など自動車関連の買取を扱うお店です。
    また、買取だけでなく自社で販売も行っている店舗がほとんどになるため、安定した買取とスピーディな買取が期待できます。

    項目 特徴
    買取相場 ・お店の査定によって決定
    ・品揃えや地域に左右される
    発送費用 ・お店に直接持ち込み
    ・ネット査定や出張買取もある
    保管の有無 ・即座に売却できる

    メリット

    一番のメリットは自動車部品を専門で扱っているため、タイヤそのものの価値を正しく査定してもらえることです。
    また、中古品販売も行っている店舗が多く、買取った商品をすぐに販売出来るため高額価格になるケースもあります。

    また、タイヤの保管スペースに悩まされることなく、即座に買取って貰えるためスペースの確保も必要ありません。

    デメリット

    店舗によっては、ネット査定や出張買取をしていないお店もありタイヤを直接持ち込む必要があります。

    仕事やプライベートなどの都合を合わせる必要があるので若干不便です。

    3.タイヤホイール買取専門業者

    タイヤホイールの買取専門業者としては、「タイヤ王」「タイヤ買取ドットコム」などがあります。
    これらの業者は、全国に店舗を持っており、タイヤホイールの買取を行っています。

    インターネット上でも査定申し込みができ、自宅にいながら面倒な作業を完了できるためとても便利です。

    項目 特徴
    買取相場 ・お店の査定によって決定
    ・タイヤの価値を正確に判定
    発送費用 ・お店に直接持ち込み
    ・ネット査定や出張買取もある
    保管の有無 ・即座に売却できる

    タイヤワールド館ベスト・アウトレットユーズド館でも、タイヤ&ホイールの買い取りを行っていますので、宮城県のお住まいで買取ご希望の方はぜひお立ち寄りください。

    ベストのタイヤ・ホイール買取!

    ベストのタイヤ・ホイール買取ページへ

    メリット

    タイヤを専門と扱うショップであるため、地域によって買取価格が変動することが少ないのが特徴です。
    また、しっかりとタイヤの価値を判断した査定を行ってもらえます。

    デメリット

    在庫や流通量が豊富にあるため、価格が固定化されてしまう点があります。

    需要の無いタイヤであれば、在庫の関係からほとんど価格が付けられない可能性もあるため、カー用品点などへ査定に出し比較してから買取先を決定するようにしましょう。

    スタッドレスタイヤの寿命の見極める方法

    スタッドレスタイヤの寿命の見極める方法

    基本的には通常の使用頻度であれば、新品スタッドレスでおおよそ3シーズン〜5シーズン程度で本来の性能を発揮できなくなり、凍結路などのグリップ性能が低下します。そのため、残り溝ではなく使用年数を基準に寿命を見極めるのもおすすめです。

    しかし、長距離走行が多く通常よりも使用頻度が高い人であれば、使用年数に関わらず残り溝が限界に達する可能性もありますので、毎年溝の深さも忘れずに確認しておきましょう。

    タイヤの溝については保安基準が定められており、残り溝が1.6mm以下になるとスリップサインが現れ、そのタイヤの使用限界を示します。

    くわえて、スタッドレスには通常のスリップサインとは別にプラットフォームと呼ばれる積雪路における排雪性能限界を示す指標もあります。

    タイヤが50%摩耗した時点で現れるプラットフォームが現れた際には、使用年数に関係なく交換が必要となりますので注意してください。

    スタッドレスタイヤならタイヤワールド館ベストへ

    スタッドレスタイヤならタイヤワールド館ベストへ

    人気メーカーやモデルのスタッドレスタイヤを新品で購入するとなれば、決して安い買い物ではありません。
    履き替えが面倒であれば、ホイールセットで購入することも考える必要もあります。

    種類も多く、詳しいことが分からない人も多いと思いますので、直接店舗にいって商品状態や詳しい説明を聞きながら購入することがおすすめです。

    タイヤワールド館ベストは、人気メーカーやモデルのスタッドレスタイヤを揃えているだけでなく、タイヤのプロスタッフが常駐しています。
    あなたの車種に合った最適解を一緒に探しましょう。

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    近隣に店舗がない場合でしたら、、オンラインショップも展開しています。
    車種に適合するタイヤを誰でも検索しやすい仕様になっていますので、安心してご利用いただけます。

    また、オンラインでタイヤ交換予約までできるので安心です。

    自動車のなかでも足回りは重要な部品になりますので、信頼できるショップでの購入をおすすめしますよ。

    まとめ

    まとめ

    本記事では、スタッドレスタイヤの買取相場や高値で売るためのコツを紹介しました。
    不要になったスタッドレスタイヤは保管しておくのではなく、買取査定に出して売却してしまうのがおすすめです。

    スタッドレスタイヤの買取は、「使用年数」「劣化状況」が重要となります。
    また、購入時に人気メーカーやモデルを選んでおくのが高額査定を狙うポイントです。

    この記事を参考に、適切な売却タイミングや方法を確認し、高値でスタッドレスタイヤを売却しましょう。

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    ホイールの基礎知識 ライターチーム カスタムその他

    ホイールのオフセットの計算方法とは?許容範囲や注意点もあわせて解説

    ホイールのサイズを変更してツライチを目指すときに、必要なのが「オフセット」です。オフセットの数値によってホイールの取り付け位置が変わり、見栄えにも大きく影響します。

    しかし、「オフセットの計算方法がよくわからない…」と思っている人も多いのではないでしょうか。

    本記事では、ホイールオフセットの計算方法をわかりやすく解説します。許容範囲や注意点もお伝えするので、見落としがちなミスを防げるでしょう。

    ツライチは足回りのカスタマイズに欠かせない要素です。ホイールを交換してドレスアップを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

    オフセットとは?インセットもあわせて解説

    オフセットとは?インセットもあわせて解説

    オフセットとは、ホイールを横から(車に取り付けた状態からだと真上から)見たときのリム幅の中心位置から、ホイールを車体に取り付ける面までの距離を表した数値のことです。

    オフセットは、2008年7月11日以降、JATMA(日本自動車タイヤ協会)が国際基準に合わせようという呼びかけがあり「インセット」に変更されました。

    ※しかし、現在でもオフセットと呼ぶ人が多くいることから、本記事では「オフセット」と表記いたします。

    オフセットは、ホイールの取り付け面がリム幅の中心に位置していれば「ゼロセット(0)」、中心より内側にあれば「アウトセット(-)」、外側にあれば「インセット(+)」と表示されます。

    ホイールの取り付け面が…

    リム幅の中心 中心より内側 中心より外側
    ゼロセット(0) アウトセット(-) インセット(+)

    ホイールサイズの一番後ろに表記してある数字がオフセットで、たとえば「15×61/2 J 5 114.3 50」だと、「インセット50」という意味合いです。

    つまり、ホイールの中心から車体に取り付ける面が50mm外側にあると表記されています。

    オフセットの数字が大きいほどホイールは内側に、逆に数字が小さいほど外側に出ることから、ツライチにするときはオフセットの数値を下げていくようにします。

    オフセットの計算方法

    オフセットの計算方法

    実際にオフセットを計算するときの方法を解説します。手順は以下の3点です。

    1. ホイールのサイズを確認する
    2. フェンダーとホイールの距離を測る
    3. 数値からオフセットを計算する

    オフセットを計算するときには、基準となる数値を出すことが肝心です。まずは現状を把握してから、数値を計算するようにしましょう。

    詳しく解説します。

    1.ホイールのサイズを確認する

    ホイールのサイズを確認する

    まず、現在はいているホイールのサイズを調べます。サイズがわからなければ正確な数値が出せないので、間違いのないようにしっかり確認しておきましょう。

    ホイールのサイズは、主に以下の3つの場所に表記してあることが多いです。

    ・ホイールの外側(側面に記載)
    ・ホイールの内側(リム幅に記載)
    ・ホイール内側のスポーク(中心から放射線状に伸びる棒状の部品に記載)

    ホイールの表面に見当たらないときは、裏面に記載がある可能性が高いです。その場合はタイヤを取り外して確認してください。

    2.フェンダーとホイールの距離を測る

    ホイールのサイズを確認したら、フェンダーからホイールの距離を測ります。

    用意するものは以下の3つです。

    ・糸
    ・おもり
    ・ものさし(端に余白がないもの)

    まず、糸におもりをくっつけます。タコ糸などを使うと良いでしょう。おもりにはホイールに当たっても傷がつかないように布やウエスなどを巻くと安心です。

    おもりをホイールのセンターキャップの中心にあわせ、フェンダーから糸を垂らし、ホイールのリムから糸の位置までの距離をものさしで測ります。

    ホイールがどれくらいフェンダーの内側にあるのかを測ることで、あと何mmホイールを外に出せるのかがわかります。

    3.数値からオフセットを計算する

    ホイールのサイズとフェンダーまでの距離が測れて基準値がわかったら、いよいよオフセットを計算していきます。

    今回は、ホイールのサイズが「16x7J 5 114.3 40」、フェンダーまでの距離が「42mm」、16インチから19インチにサイズアップすると仮定して計算してみましょう。

    ※車は1台1台異なります。仮定した数値と同じでも、同じサイズのホイールがはけるとは限りません。必ず自分の車で確認し、自己責任で行うようにしてください。

    オフセットの計算で重要になるのが、リム幅を表す「7J」オフセットを表す「40」です。(1J=25.4mm、オフセットの1=1mm)

    ホイールのオフセットが「+40」なので、現状のホイールはリム幅の中心から取り付け面が40mm外側にあります。

    フェンダーまでの距離が42mmなので、計算上はあと42mmホイールを外側に出せることになります。(オフセットの数値を下げられる)

    いまのホイールのオフセットからフェンダーまでの距離を引くと

    40-42=-2

    つまり、16インチのホイールであれば、理論上は「7J -2」でツライチになる計算になります。

    ですが実際には、オフセットの数値を下げる前にタイヤのJ数(横幅)を上げて再計算します。

    ホイールのJ数が大きくなればホイールの横幅が長くなり、その分ホイールを外に出すことができるからです。

    タイヤのJ数(横幅)を上げて再計算

    今回は、7Jを9Jに大きくした場合で計算します。

    1J=25.4mmなので、2J大きくするとホイールの横幅は50.8mm大きくなります。ですが、外側と内側に半分ずつ大きくなるので、外側に大きくなるのは25.4mmです。

    ※1J数値が上がるとリム幅が内側に12.7mm、外側に12.7mm(合計25.4mm)大きくなります。

    7Jのホイールでは、オフセットが-2でツライチになるので、-2に25.4を足した数字が9Jのホイールでツライチになるオフセットの数値です。

    つまり、

    -2+25.4=23.4 

    「9J 23.4」でツライチになる計算になります。

    許容範囲と注意点

    許容範囲と注意点

    ホイールを外に出すときに知っておくべき許容範囲と注意点を3つ解説します。

    1. フェンダーからはみ出さない
    2. ブレーキやサスペンションに干渉させない
    3. 数値は車によって変わる

    オフセットの計算ばかりに気を取られがちですが、ドレスアップを楽しみながら安全に走行するためにも、必ず把握しておきましょう。

    それぞれ順番に解説します。

    フェンダーからはみ出さない

    フェンダーからホイールがはみ出してしまうと、車検に通らない可能性があります。

    正確には、タイヤ側面のラベリングと、ホイールリムを保護するためのリムガードは10mm未満であればはみ出しても良いとされています。(道路運送車両の保安基準 第178条(車枠及び車体))

    しかし、ホイールやホイールナットなど、そのほかの部分は認められていません。

    車検に通らないだけでなく、はみ出した部分が接触して事故を起こしたり、小石などの異物をはねやすくなったりと危険をともないます。

    ルールを守って安全に走行するためにも、必ずフェンダーからはみ出さないようにカスタマイズしてください。

    ブレーキやサスペンションに干渉させない

    ツライチは外側にホイールをどれだけ出せるのかを重視されがちですが、内側(車体側)にある部品とホイールとの距離が変わることも忘れてはいけません。

    同じ大きさのホイールでオフセットの数値だけが小さくなるのなら、ホイールと内側の部品とのすき間は広くなります。

    しかし、J数(ホイールの横幅)が上がると、ホイールが外に出ると同時に内側にも太くなり、すき間がせまくなります。

    車のホイール付近には、走行に直結する重要な部品が多いです。回転するホイールがブレーキやサスペンションに干渉してしまうと、非常に危険です。

    部品の破損だけでなく、事故を起こす可能性もあります。

    ナックル(タイヤを支えハンドル操作を伝える部品)、ロアアーム(タイヤとサスペンションを車体につなぐ部品)、ブレーキなどの部品とホイールとの距離がどれくらいあるのかをあらかじめ測っておきましょう。

    数値は車によって変わる

    車種やホイールのサイズが同じでも、数値はその車によって変わります。同じ車種でも、個体差は必ずあるからです。

    また、車は左右対称に見えても、実際には異なります。

    例をあげると、エンジンルームには重さも大きさもちがうエンジンやミッションがあります。バッテリーなどの部品も、左右両方についているわけではありません。

    車の車高によっても変わりますし、タイヤの種類やカスタマイズの有り無しによっても大きく変わります。

    車種やホイール、タイヤの種類などが同じでも、1台1台数値は異なることを心にとめておきましょう。

    仮にあわせられるホイールをはいて、数値を測ることができればベストです。

    オフセットの調整だけでツライチにならないときの対処法

    オフセットの調整だけでツライチにならないときの対処法

    ホイールのオフセット調整だけでツライチにならないときは、ホイールスペーサーを使う方法があります。

    ホイールスペーサーとは、車体(ハブ)とホイールの間にはさむ円状の金属です。厚さの種類も豊富で、1mmから選ぶことができ、微妙な調整をするのに役立ちます。

    ちょうどいいサイズのホイールがないときや、ギリギリまでホイールを外に出したいときは、ホイールスペーサーを装着するのも1つの方法です。

    しかし、メリットもあればデメリットもあります。

    ホイールナットがゆるむ可能性があったり、厚みによってはハブボルト(ホイールナットを取り付けるボルト)の交換が必要になったりするケースもあります。

    悪い面や注意点をよく理解したうえで、使用するようにしましょう。

    ホイールの交換を依頼できる場所

    ホイールの交換を依頼できる場所

    ホイールの交換を依頼できるお店は、主に以下の3つです。

    ● カー用品店
    ● カスタマイズ専門店
    ● タイヤ専門店

    それぞれ解説します。

    カー用品店

    カー用品店は入りやすく依頼がしやすいお店で、その場で気軽に相談できるのがメリットです。展示してある実物を見て選ぶことができ、交換したときのイメージがつかみやすいでしょう。

    ホイールだけでなくカー用品の取り扱いも多いので、メンテナンスやその他のカスタマイズを同時に行うことができます。

    持ち込み交換を実施している店舗も多く、幅広い作業に対応してくれます。料金設定が明確で作業工賃が安い傾向にあるのも特徴です。

    事前にネット予約できる場合も多いので、時間を効率よく使いたい人にオススメです。

    カスタマイズ専門店

    カスタマイズ専門店では、ホイールの交換はもちろん、車全体のドレスアップを総合的に考えてくれます。

    イメージする姿に近づけるように、1つの方法にこだわらず適切な方法を提案してくれるのがメリットです。

    ドレスアップに関して知識も豊富で、さまざまな車種やあらゆるパターンを経験している技術者も多く、多方面からのアドバイスが期待できます。

    ホイールオフセットの計算もしっかりと測ってくれる店舗が多いので、はきたいホイールのデザインや形などから最適なサイズを選んでくれるでしょう。

    ホイールだけでなく、ほかの部分もカスタマイズして全体的にドレスアップを楽しみたい人にオススメです。

    タイヤ専門店

    タイヤ専門店は、タイヤとホイールに特化したお店です。タイヤやホイールに関する知識が豊富で、ホイールの種類が多いのがメリットです。

    数あるデザインや形の中からを選ぶことができるので、お気に入りのホイールが見つかりやすいでしょう。

    さまざまなサイズのホイールがあり、オフセット調整だけでなくインチアップ、インチダウンなどあらゆる相談もプロの視点からアドバイスがもらえます。

    整備工場を併設している店舗も多く、国産車だけでなく輸入車も対応してくれます。

    ホイールの交換はホイールのプロに任せたい、こだわりのホイールを見つけたい人はタイヤ専門店がオススメです。

    ホイールの交換はタイヤワールド館ベストがオススメ!

    ホイールの交換はタイヤワールド館ベストがオススメ!

    オフセットの計算は、ホイールを交換してツライチにするときに欠かせないものです。正確な数値が出せないと、せっかく選んだお気に入りのホイールをはくことはできません。

    許容範囲や注意点を把握しておくことも大切です。安全に走行しながら足回りのカスタマイズができるように、しっかり確認しておきましょう。

    ホイールの交換は、タイヤワールド館ベストがオススメです。さまざまな種類のホイールを数多く取り揃えているので、あなたにぴったりのホイールが見つかりますよ。

    足回りのデザインにこだわりたい人は、ぜひご相談ください。

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    スタッドレスタイヤ オールシーズンタイヤ ライターチーム

    スタッドレスタイヤの見分け方!燃費の違いや寿命と価格差についても解説

    「スタッドレスとノーマルタイヤの違いは?」「タイヤの寿命が分からず交換時期が分からない」「スタッドレスを夏履いても問題ない?」といったお悩みをお持ちではありませんか?

    スタッドレスとノーマルタイヤの見分け方、寿命や交換の見極め方を把握しておくのは、安全に車を使用する上で重要な項目です。

    さらに、シーズンオフでもスタッドレスを履いてしまう方は多く、知らないうちに安全性を失っている可能性もあります。

    本記事ではタイヤの見分け方や寿命の見極め方、シーズン以外にスタッドレスを履くデメリットについて解説します。

    ぜひ本記事を読んでタイヤの履き替え・交換時期を理解して、安全で快適なカーライフを楽しめるようにしましょう。

    スタッドレスとノーマルタイヤの見分け方は誰でも出来る

    スタッドレスとノーマルタイヤの見分け方は誰でも出来る

    参考:ブリヂストン

    スタッドレスとノーマルタイヤの見分け方は、それぞれの特徴さえ抑えておけば、車に詳しくない方でも判別できるようになります。

    雪が少しでも降る地域にお住まいの方は、ノーマルタイヤからスタッドレスへ履き替えを行うと思いますので、タイヤの見分け方・特徴の違いを覚えておきましょう。ポイントは以下の4つです。

    1. 側面の見た目で見分ける
    2. ゴムの材質で見分ける
    3. 溝の深さ見分ける
    4. 運転時に見分ける

    詳しく説明します。

    1. スタッドレスタイヤは側面の見た目ですぐに分かる

    スタッドレスタイヤは側面の見た目ですぐに分かる

    最も簡単に見分ける方法としては、タイヤの側面にある表示を見る方法です。

    タイヤの側面には製造メーカーやシリーズ名、サイズなどタイヤに関わる情報が表記されています。
    実はスタッドレスの側面に「STUDLESS」もしくは「SNOW」の表示があり、この表示を見るだけでタイヤの種類を判別できるようになっています。

    ゴムや溝で判別するよりもわかりやすいため、まずは側面を見てタイヤを見分けましょう。

    ただ、劣化によって文字表記が見えなくなってしまうケースもあります。
    その場合は以下で説明していくゴムの材質や溝の深さで判別するようにしてください。

    2. ゴムの材質が大きく違う

    ゴムの材質が大きく違う

    写真参考:PR EDGE

    スタッドレスとノーマルタイヤではゴムの材質が大きく変わります。

    ゴムの性質上、温度が下がると硬くなりますが、スタッドレスは複合ゴムの素材配合を調整して低温でも硬くならず柔軟性を維持する作りになっています。

    柔軟性があり柔らかいほど路面に密着するため、雪や氷の上でも滑らずグリップ力が発揮されます。

    ゴムの材質を確かめるためにも、指でタイヤの表面を押してみると柔らかさの違いが分かるかもしれません。

    また、雪道が滑ってしまうのは氷の上にできる水の層が原因とされています。

    したがって、スタッドレスのゴムは水を吸収するような加工が施され、雪や氷の引っ掻き効果によって安定した走行が可能です。

    3. 溝の深さが異なる

    溝の深さが異なる

    スタッドレスとノーマルタイヤは溝の深さも大きく異なります。

    ノーマルタイヤの溝は約8mm前後の深さに対して、スタッドレスの溝は約10mm前後の深さがあり、より深い形状です。

    さらに、スタッドレスにはサイプと呼ばれる小さな切れ込みが多数入っていて、雪や氷の上でグリップするように作られています。

    スタッドレスタイヤのサイプ

    参考:ネクセン

    溝の深さに加えて、スタッドレスの接地面は角張ったブロック状になっているため、見比べると違いがハッキリ分かるはずです。

    4. スタッドレスタイヤとノーマルは運転した時にも違いがある

    スタッドレスタイヤとノーマルは運転した時にも違いがある

    スタッドレスはゴムの材質や溝の形状が変わるので、ドライ路面を運転した時に感じる感覚はノーマルタイヤと異なります。

    スタッドレスはゴムが柔らかい形状をしているため、ノーマル装着時よりもグニャっとした感触で違和感を感じる人も多いでしょう。
    また、本来雪道や凍結路面を走るために設計されているので、ドライ路面・ウェット路面では制動距離が長くなってしまい「なんだかコントロールしにくい」と感じるはず。

    さらに、ロードノイズと呼ばれる走った時の音も違います。

    スタッドレスでドライ路面を走ると特有の音が発生するため、走っている時に「うるさい」と感じて乗り心地も低下します。
    特に高速道路を走った時に大きな音が発生するので、違いがハッキリ分かるはずです。

    スタッドレスは年々進化しているため、ドライ路面を走った時に乗り心地が低下しないモデルも数多く出ています。
    都会にお住まいの方であれば、スタッドレスでドライ路面を走ることも多いので、乗り心地の性能が高いスタッドレス、もしくはオールシーズンタイヤを選ぶのがおすすめです。

    オールシーズンタイヤについては、「スタッドレスとノーマルタイヤが混合したオールシーズンもおすすめ」こちらもご覧ください。

    スタッドレスとノーマルタイヤにおける寿命の見分け方

    スタッドレスとノーマルタイヤにおける寿命の見分け方

    車を使用すれば自然とタイヤは消耗していきます。日頃から車をチェックしていない方は、気づかない内にタイヤの寿命を迎えている可能性があるでしょう。

    タイヤは劣化しているとスリップしやすいだけでなく、走行中にバースト(破裂)するなど命に関わる危険性が潜んでいます。

    スタッドレスとノーマルタイヤはそれぞれチェックすべきポイントが違うため、ここで理解を深めておき、乗っている車のタイヤが消耗していれば速やかに交換してください。

    ノーマルタイヤはスリップサインで見分ける

    ノーマルタイヤはスリップサインで見分ける

    参考:ブリヂストン

    ノーマルタイヤには「スリップサイン」と呼ばれるマークがあり、溝が基準以下の深さになるとお知らせしてくれます。

    スリップサインが出ている状態は、寿命を完全に超えた危険状態になるため、早急に交換が必要です。
    スリップサイン自体は溝が1.6mm以下になると出現しますので覚えておきましょう。

    さらに、道路交通法で残り溝に対する明確な基準があり、溝の深さが1.6mm以下のタイヤで走行すれば「整備不良車両」となり、法律違反の2点と反則金を受けることにもなります。

    定期的にスリップサインが露出していないかチェックしてください。

    ただポイントとしては、安全に車を使用するならスリップサインが露出してからのタイヤ交換では遅いという点。

    理想としては残り溝が4mm以下になったらタイヤの交換をおすすめします。
    これは溝が4mm以下になってしまうと制動距離が急激に大きくなるとされ、性能も格段に低下する形です。

    具体的には以下の機能が低下します。

    ・タイヤと路面の間にある水の排水機能
    ・タイヤの駆動力とグリップ力
    ・車の操縦安定性

    タイヤの接地面と路面の間に水が残ってしまうと、タイヤが滑りハンドル操作が不安定になるハイドロプレーニング現象も起きやすくなります。

    溝が4mm以下になったら、ノーマルタイヤの寿命と捉えましょう。

    スタッドレスはプラットホームで見分ける

    スタッドレスはプラットホームで見分ける

    スタッドレスは雪道や凍結した道など滑りやすい路面を走るため、交換すべきタイミングはノーマルタイヤに比べて早く訪れます。

    そのタイミングを見分ける方法として「プラットホーム」と呼ばれる突起物がスタッドレスには設置されています。

    溝が50%摩耗すると急激に性能が落ちるとされるため、新品時と比べてどれだけ摩耗しているかを見極められる機能です。

    プラットホームはタイヤの接地面にあるブロックの間に存在し、見方としては突起物の先端がブロックの高さに近づいてきたら交換の合図になっています。

    スタッドレスを必要とする場面において、グリップ力など性能を最大限発揮できなければ大きな事故につながる可能性もあるので、プラットホームはこまめにチェックしてください。

    ちなみに、ノーマルタイヤ同様に1.6mm以下を知らせるスリップサインはスタッドレスにも存在します。

    氷雪路は非常に危険が多いため、スリップサインが露出しているスタッドレスは絶対に使用しないでください。

    また、使用している地域の環境、車の使用頻度、運転の仕方で変わりますが、スタッドレスは3年前後使用したらゴムの劣化も進んでいるので、買い替えを検討するということも覚えておきましょう。

    スタッドレスタイヤは春夏も履きっぱなしにできる?

    スタッドレスタイヤは履きっぱなしにできる?

    冬にスタッドレスへ履き替えたものの、「ノーマルタイヤに戻すのが正直面倒」「交換費用がもったいない」と感じて、そのままスタッドレスを履き続けてしまう、いわゆる「履きつぶし」をする方も見かけます。

    確かに法律でNGになっているわけでもないので、スタッドレスでも春夏の路面を走行することは可能です。

    ただし、スタッドレスはあくまで雪氷路面の走行を想定しているので、ドライ路面では制動距離が長くなり、安全性を損なう可能性があります。

    さらに燃費にも悪影響がでてしまうので、スタッドレスを履き続けることはデメリットが多いといえるでしょう。

    ちなみにスタッドレスを履き続けるメリットは以下しかありません。

    ・交換の手間がない
    ・交換にかかる費用が必要ない

    安全性を失い、命に関わる危険性を考えれば、多少のコストがかかっても履き替えは必須です。

    具体的にどんなデメリットがあるのか詳しく解説していきます。

    1. ウェット路面によって制動力も劣る
    2. 熱に弱くバーストする可能性がある
    3. スタッドレスは燃費性能が劣る
    4. スタッドレスタイヤとノーマルタイヤには価格差もある

    履き潰しのデメリット1.ウェット路面によって制動力も劣る

    スタッドレスはノーマルタイヤと違い、横向きにたくさんの溝が入っています。
    この溝が路面の引っかき効果を生み出し、雪氷路面を滑らないように設計されています。

    ただし横溝は排水機能が悪く、雨の日などの濡れた路面を走った場合は制動距離が伸びてしまい、安全性が損なわれます。

    くわえて、「ハイドロプレーニング現象」と呼ばれるタイヤと路面の間に水の膜が発生し、タイヤが浮いたことでブレーキが効かなくなる現象も起きやすいです。

    制動力が劣れば思わぬ事故を誘発する可能性もあるので、冬シーズン以外はノーマルタイヤに履き替える必要性は高いといえます。

    さらに注意すべきは、乗っている車に「自動ブレーキシステム」が付いているユーザーです。

    自動ブレーキシステムはノーマルタイヤを履いている前衛で作動するため、制動距離に若干の誤差が発生します。

    誤差があるからといって必ず事故につながるとは考えにくいですが、時には命取りになる可能性も0ではないので、履き替えをしておくべきでしょう。

    履き潰しのデメリット2.熱に弱くバーストする可能性がある

    スタッドレスのゴムは柔らかい素材で作られているので、夏の炎天下で高速走行をしているとゴムが耐えられなくなり、バースト(破裂)してしまう可能性があります。
    特に劣化が進んでいるスタッドレスは要注意です。

    何年も使用したスタッドレスであれば、ヒビ割れや傷が発生しているケースも多く、劣化が進んだ箇所を起点に破裂してしまいます。

    ちなみに、タイヤが破裂する予兆の一つとしてスタンディングウェーブ現象(速度が上がるに連れて車体が小刻みに振動する)と呼ばれるものがあります。

    走行していて違和感を感じたスタッドレスは非常に危険なので、履き替え・買い替えをしてください。

    履き潰しのデメリット3.スタッドレスは燃費性能が劣る

    スタッドレスのゴムは柔らかいので、ドライ路面を走った時に密着しやすく摩擦抵抗が増えてしまいます。
    当然抵抗が増えればその分エネルギーを多く必要とするので、力を無駄に消費し燃費悪化につながる形です。

    スタッドレスを履き続けた場合、一般的には約10%程度燃費の悪化が起こるとされています。
    年々車の燃費は良くなっているものの、燃料自体の金額は高く、年間で燃料費を計算すれば大きな金額です。

    無駄な支出を増やさないためにも、シーズン毎の履き替えをおすすめします。

    履き潰しのデメリット4.スタッドレスタイヤとノーマルタイヤには価格差もある

    ノーマルタイヤと比較すればスタッドレスのほうが価格相場は上がります。買い換えとなれば、ノーマルタイヤよりも大きな支出が発生するので、なるべく長く使い続けたいと誰しも考えているはず。

    ただし、冬シーズン以外でもスタッドレスを履き続けてしまえば消耗スピードは早く、買い替えのタイミングは早く訪れてしまいます。

    少しでも使用期間を減らし、消耗を抑えられるようにできれば長く使用できるので、冬シーズンが終わったらすぐに履き替えるようにしましょう。

    履きつぶしについてはスタッドレスタイヤの履きつぶしについての記事も参考にしてみてください。

    スタッドレスとノーマルタイヤが混合したオールシーズンもおすすめ

    スタッドレスとノーマルタイヤが混合したオールシーズンもおすすめ

    項目 ノーマル スタッドレス オールシーズン
    ドライ路面
    ウェット路面 ×
    シャーベット路面 ×
    雪道 ×
    凍結路 ×

    スタッドレスとノーマルタイヤのいいとこ取りをしたのが「オールシーズンタイヤ」です。舗装路ではノーマルタイヤと同様の乗り心地を体験しつつ、雪道も同じタイヤで走行できてしまう優れもの。

    「めったに雪は降らない」「履き替え作業が手間だ」「タイヤの保管場所がない」という方であれば、ぜひ検討してほしいタイヤの種類になります。

    タイヤの製造技術は年々進化しているので、オールシーズンタイヤに不安を感じていた方も安心してお使いいただけます。

    メーカーやモデルにもよりますが、万能タイヤというポテンシャルがありながら、スタッドレスの価格とそこまで大きな差はないので、十分候補に入るのではないでしょうか。

    ただし、以下の条件下ではオールシーズンタイヤのおすすめはできません。

    ・大雪が降る北海道や東北地方に住んでいる
    ・気温が非常に低くアイスバーンがある地域

    雪道は問題ないとしつつも、積雪量が多い路面や凍結した路面では不安が残るので、危険性が高い地域ではスタッドレスを選ぶようにしてくださいね。

    タイヤ選びに困ったらプロに相談しておけば間違いなし!

    タイヤ選びに困ったらプロに相談しておけば間違いなし!

    スタッドレスとノーマルタイヤの見分け方は以下の4つです。

    1. タイヤの側面に「STUDLESS」もしくは「SNOW」の表示があるか
    2. ゴムを押した時の柔らかさ
    3. 溝の深さ(ノーマルタイヤの溝は8mm前後・スタッドレスの溝は10mm前後)
    4. 走行しているときに感じる感触の違い

    種類の見分け方にくわえて、タイヤの寿命を見分ける方法もまとめます。

    1. ノーマルタイヤはスリップサイン・スタッドレスはプラットホームをチェック
    2. ノーマルタイヤは残り溝が4mm以下、スタッドレスは溝が50%摩耗したら交換
    3. タイヤは使用開始から3年〜4年経過したら寿命を迎える

    寿命を迎えたタイヤは、早急に交換・買い替えをしてください。

    また、交換が面倒だからといって、シーズンオフになってもスタッドレスを履き続けてしまう方もいます。

    スタッドレスは、ドライ路面やウェット路面において路面制動力の低下や走行中のバーストといった危険性が潜んでいるので、冬が終わったタイミングで履き替えも実施してくださいね。

    もし、タイヤ交換をするならタイヤワールド館ベストの利用がオススメです。
    北海道/宮城県/岩手県近郊であれば乗っている車の最適なタイヤ探しを含めて、直接店舗へご相談ください!
    オンラインショップであれば、2500種類以上からタイヤ選びが可能で、全国に約4,000の提携店舗があるので、タイヤ交換まで一括して依頼できます。

    タイヤ交換もインターネットで予約が可能ですので、ぜひ一度タイヤワールド館ベストをチェックしてみてくださいね!

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

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    スタッドレスタイヤ ライターチーム ミニバン

    【トヨタ】ノアのタイヤサイズ早見表!インチ別のおすすめ商品を紹介

    ノアは、トヨタが提供するロングセラーのミニバンです。種類によって適応サイズが異なるため、タイヤ・ホイール購入の際には事前にサイズをチェックしておくことが大切です。

    この記事では、ノアに最適なスタッドレスタイヤをインチ別に紹介します。また、インチアップサイズ、おすすめのスタッドレスタイヤ、取り付け工賃についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

    トヨタ・ノアの種類一覧

    トヨタ・ノアの種類

    ノア型式は大きく分けて4種類で、2001年11月にリリースされた60系から現在販売中の90系までとなります。

    系統 型式 販売期間
    60系 AZR60G/AZR65G 2001年11月~2007年6月
    70系 ZRR70/ZRR75 2007年6月~2014年1月
    80系 ZRR80/ZRR85 2014年1月~
    90系 MZRA90W/MZRA95W 2022年1月~

    ノアのインチアップサイズ早見表

    ノアのタイヤサイズ早見表

    ノアのタイヤの純正サイズと適応サイズは、型式によって異なります。60系から90系まで、それぞれの型式のタイヤサイズについて詳しくみていきましょう。

    60系ノア(AZR60G/AZR65G)のタイヤサイズ

    初代ノアは2001年にタウンエースノアの後継車として登場しました。ヴォクシー、エスクァイアと並んでトヨタ車の中でも人気のミドルクラスミニバンで、広い室内空間とシートアレンジメントにより、快適な乗車環境を提供しています。全グレード15インチが純正装着サイズです。

    インチ 純正サイズ 適応サイズ
    14インチ
    15インチ 195/65R15 195/65R15
    16インチ 205/55R16
    17インチ 215/45R17
    18インチ 225/40R18

    70系ノア(ZRR70/ZRR75)のタイヤサイズ

    2代目ノアは初代ノアよりもスポーティーな外観が好評です。タイヤサイズはZSグレード・Zグレードが16インチ、それ以外のグレードは15インチです。初代とほぼ同サイズで15インチ〜18インチ装着ですが、16インチだけ205/60R16に変更されています。

    インチ 純正サイズ 適応サイズ
    14インチ
    15インチ 195/65R15 195/65R15
    16インチ 205/60R16 205/60R16
    17インチ 215/50R17
    18インチ 215/45R18

    80系ノア(ZRR80/ZRR85)のタイヤサイズ

    3代目ノアのマッチングは2代目R70型と同じで、ZS・Zグレードは16インチ、XやVグレードなどは15インチを純正装着しています。スタイリッシュでモダンな外観デザインが特徴です。

    インチ 純正サイズ 適応サイズ
    14インチ
    15インチ 195/65R15 195/65R15
    16インチ 205/60R16 205/60R16
    17インチ 215/50R17
    18インチ 215/45R18
    225/45R18
    19インチ 225/35R19

    90系ノア(MZRA90W/ MZRA95W)のタイヤサイズ

    現行ノアのグレードはX、G、Z、S-G、S-Zの5種類で、16インチ(Z、G、X)・17インチ(S-Z、S-G)が純正サイズです。

    インチ 純正サイズ 適応サイズ
    14インチ
    15インチ
    16インチ 205/60R16 205/60R16
    17インチ 205/55R17 205/55R17
    18インチ 215/45R18
    225/45R18
    19インチ 225/40R19

    ノアのホイールサイズ

    ノアのホイールサイズ

    次にノアのホイールサイズを、インチごとにみていきましょう。

    15インチ(195/65R15)のホイールサイズ

    ホイールサイズ 15インチ
    リム幅 6.0J
    PCD 114.3
    インセット +50
    ホール数 5

    16インチ(205/60R16)のホイールサイズ

    ホイールサイズ 16インチ
    リム幅 6.0J
    PCD 114.3
    インセット +50
    ホール数 5

    ノアのインチアップサイズ早見表

    ノアのインチアップサイズ早見表

    ノアのインチアップタイヤサイズは以下のとおりです。

    インチアップのタイヤサイズ一覧

    17インチ 215/50R17
    18インチ 215/45R18
    19インチ 225/35R19
    20インチ 225/30R20

    インチアップのホイールサイズ一覧

    ホイールサイズ 17インチ
    リム幅 7.0J
    PCD 114.3
    インセット +48〜53
    ホール数 5
    ホイールサイズ 18インチ
    リム幅 7.0J
    PCD 114.3
    インセット +48〜55
    ホール数 5
    ホイールサイズ 19インチ
    リム幅 7.5J
    PCD 114.3
    インセット +48〜53
    ホール数 5

    ※はみ出す可能性あり

    ノアのインチアップは20インチまで可能ですが、19、20インチははみ出し、干渉の恐れがあるため、注意が必要です。17インチ、18インチあたりは乗り心地もよく、インチアップ初心者でも問題なく装着できると思います。

    おすすめのインチアップサイズは18インチ

    ノアの19、20インチはギリギリのマッチングとなるため、18インチの「215/45R18」が一番のオススメのインチアップサイズです。

    タイヤの種類にもよりますが、扁平も45で乗り心地もある程度確保されており、車両の干渉も無く安心してカーライフを楽しむ事が可能だからです。

    また、このタイヤサイズは80系ノアの特別仕様Si GR SPORTの装着サイズとなっていた、というのもオススメポイントの一つです。

    実際に19インチ、20インチを装着しているお客様も沢山おられます。車高調を装着して、ローダウンして20インチを履かせているとカスタム感もありますし、見た目もかっこ良くなります。

    ただしそこには、車体からのタイヤがはみ出しや、フェンダーに干渉するリスクも存在し、タイヤの扁平も薄くなるので乗り心地も悪くなり、個人的にはおすすめ出来ません。

    インチアップについての注意点などは、以下の記事も参考にしてみてください。

    ノアのスタッドレスタイヤを選ぶときのポイント

    ノアのスタッドレスタイヤを選ぶときのポイント

    ノアのスタッドレスタイヤを選ぶ際は、次の2つのポイントを押さえましょう。

    ● 氷上性能に優れたタイヤを選ぶ
    ● ミニバンに特化したタイヤがおすすめ

    氷上性能に優れたタイヤを選ぶ

    氷上性能は、冬に雪道や凍結路面を走行するうえで追求すべき性能です。氷上性能に優れているスタッドレスタイヤは、雪道や凍結路面でも十分なグリップ力や制動性能を発揮します。

    タイヤメーカーの製品情報やテスト結果を参考にし、氷上性能に優れたタイヤを選ぶことをおすすめします。

    ミニバンに特化したタイヤがおすすめ

    ミニバンは通常、大きな車体であるうえに重い荷物を積むことを想定しています。そのため、ミニバンの特性を踏まえたスタッドレスタイヤを選ぶことが重要です。

    ミニバン向けのタイヤは、優れた安定性や耐荷重性能を持ちます。トーヨータイヤのウィンタートランパスTXなどの専用タイヤがオススメです。

    ノアにおすすめのスタッドレスタイヤ

    ノアにおすすめのスタッドレスタイヤ

    ノアに適合するスタッドレスタイヤの中でも、氷上性能や耐摩耗性などに優れたおすすめのタイヤを紹介します。

    【15インチ】ヨコハマ「アイスガード IG70」
    【16インチ】ダンロップ「ウィンターマックス WM03」
    【17インチ】トーヨータイヤ「ウィンタートランパス TX」
    【18インチ】ブリヂストン「ブリザック VRX3」

    【15インチにおすすめ】ヨコハマ「アイスガード IG70」

    15インチノアにおすすめのスタッドレスタイヤヨコハマ「iceGUARD IG70」

    ヨコハマ公式サイトへ

    ヨコハマのアイスガード IG70は、氷上性能を向上させるために、広い接地面積と優れたブロック剛性を持つスタッドレスタイヤです。IN側に配置された幅広のリブと縦長のベルトブロックにより、氷上でも発進や制動時にしっかりと接地します。

    また、OUT側は大型のブロックが互いに支え合う構造で、コーナリング時にブロックが倒れ込まないことで優れたグリップ力を発揮します。

    また、ブロック中央部ではサイプの傾斜方向と交差させることで、横方向のエッジ効果を向上させています。一方、ブロックのエッジ部にはサイプの傾斜と同じ方向に配置することで、効率よく排水して水膜による滑りを防止する仕組みです。

    前作アイスガード 6との比較
    氷上制動を14%向上
    氷上発進を15%向上
    氷上旋回を7%向上
    雪上発進を3%向上
    雪上制動を3%向上
    吸水率7%向上
    メーカー ヨコハマタイヤ
    商品名 アイスガードIG70
    インチ 15
    サイズ 195/65R15
    商品ページ タイヤ単品
    ホイール付き
    価格 20,050円/1本(単品)
    110,400円~/4本(ホイール付き)

    【16インチにおすすめ】ダンロップ「ウィンターマックス WM03」

    16インチノアにおすすめのスタッドレスタイヤウィンターマックス WM03

    ダンロップ公式サイトへ

    ダンロップのウィンターマックス WM03は、凹凸構造によって水膜を素早く除去することで、氷上でのグリップ力を高めたスタッドレスタイヤです。

    車の速度やタイヤの大きさが同じであれば、どのタイヤでも接地時間は同じです。しかし、ウィンターマックス WM03のタイヤ表面の凹凸構造は柔軟性に優れたゴム素材のため、氷面に隙間なく密着できます。また、密着面積が広いため、氷との密着力が向上します。
    ロングライフ性能ににも定評があるスタッドレスです。

    前作ウィンターマックス02との比較
    氷上性能22%UP
    氷上コーナリングで11%UP
    氷上ブレーキ性能で36%UP

    と進化しています。

    メーカー ダンロップ
    商品名 ウィンターマックスWM03
    インチ 16
    サイズ 205/60R16 XL
    商品ページ タイヤ単品
    ホイール付き
    価格 27,000円/1本(単品)
    135,000円~/4本(ホイール付き)

    【17インチにおすすめ】トーヨータイヤ「ウィンタートランパス TX」

    17インチノアにおすすめのスタッドレスタイヤ・トーヨータイヤ「ウィンタートランパス TX」

    トーヨータイヤ公式サイトへ

    トーヨータイヤのウィンタートランパス TXは、ふらつきを抑えた安定感のある走りと、進化したアイス性能をそなえた、 ハイト系専用スタッドレスで、SUV・ミニバン専用タイヤです。

    トレッドコンパウンドにソフトキープコンパウンドを採用することで、経年変化によるグリップの低下を抑えたスタッドレスタイヤです。

    トレッドパターンに多くのサイプを配置するとともに溝底補強ブロックや3Dグリップサイプを採用し、アイス路面からドライ路面に変わったときの安定性にも優れています。さらに、4本のストレートグルーブを採用することでハイドロプレーン現象を抑制し、濡れた路面でも安定した走行性能を発揮します。

    メーカー トーヨータイヤ
    商品名 ウィンタートランパス TX
    インチ 17
    サイズ 205/55R17
    商品ページ タイヤ単品
    ホイール付き
    価格 27,900円/1本(単品)
    136,100円~/4本(ホイール付き)

    【18インチにおすすめ】ブリヂストン「ブリザック VRX3」

    18インチノアにおすすめのスタッドレスタイヤ・ブリヂストン「ブリザック VRX3」

    ブリヂストン公式サイトへ

    ブリヂストンのブリザックVRX3は、前モデルのVRX2と比べて氷上性能が120%向上しているスタッドレスタイヤです。特に凍結路でのブレーキ性能が大幅に向上しており、優れた安全性を発揮します。

    また、タイヤの耐摩耗性が17%向上しており、長期にわたり性能を維持できます。さらに、反対側の溝に貫通させない「端止めサイプ」、「L字ブロック」と呼ばれる小さな突起など特殊な構造により、水の流れを制御している点も大きな特徴です。

    また、耐摩耗性が17%向上しており、性能を長期にわたり維持できる点も大きな魅力です。

    前作vrx02との比較
    氷上性能20%UP
    摩耗ライフ17%UP
    効き持ち向上
    メーカー ブリヂストン
    商品名 ブリザックVRX3
    インチ 18
    サイズ 215/45R18
    商品ページ タイヤ単品
    ホイール付き
    価格 34,890円/1本(単品)
    206,000円~/4本(ホイール付き)

    ノアのタイヤを交換する工賃

    ノアのタイヤを交換する工賃

    ノアのタイヤを交換する際は、工賃も予算に組み込む必要があります。タイヤ交換の総額は、「タイヤの価格」+「工賃」で決まります。

    タイヤ交換工賃の相場は、1本あたり2,000~30,000円前後です。タイヤ交換は難しい作業ではないものの、トラブルを防ぐためにも信頼性が高い店舗に依頼しましょう。

    タイヤワールド館ベストでは、当店で購入いただいたタイヤに交換する場合、以下の金額で承っております。

    タイヤ脱着料金表

    当店では購入時の脱着については、料込の価格となっています。
    脱着せず持ち帰りだと-2,200円とさせていただいていますので、購入&脱着をセットで行うのがおすすめです。

    お持込商品の場合
    インチ 通常価格(4本1台分) アプリ会員(4本1台分)
    軽自動車 ¥4,400円 ¥3,300円
    普通車 ¥5,500円 ¥4,400円
    ミニバン/1BOX
    SUV/クロカン
    ¥6,600円 ¥5,500円
    ジャッキ使用 上記脱着料に+1,300円

    ホイール組み換え料金表

    タイヤワールド館ベストでご購入の場合
    インチ 通常価格(4本1台分) アプリ会員(4本1台分)
    10~15インチ ¥9,900円 ¥7,700円
    16~18インチ ¥12,100円 ¥9,900円
    19~20インチ ¥14,300円 ¥12,100円
    21インチ ¥16,500円 ¥14,300円
    22インチ ¥18,700円 ¥16,500円
    23インチ〜 ¥20,900円 ¥18,700円

    ※ランフラットは別途1本/1,100円

    お持込商品の場合
    インチ 通常価格(4本1台分) アプリ会員(4本1台分)
    10~15インチ ¥14,300円 ¥12,100円
    16~18インチ ¥16,500円 ¥14,300円
    19~20インチ ¥18,700円 ¥16,500円
    21インチ ¥20,900円 ¥18,700円
    22インチ ¥23,100円 ¥20,900円
    22インチ ¥25,300円 ¥23,100円

    ※23インチ以降は1インチ上がるごとに+¥2,200円/(1台)、
    ※ランフラットは別途1本/1,100円(会員)、1本/2,200円(通常)

    タイヤワールド館ベストでは、アプリ会員になるとお得にタイヤ交換ができます。フリー会員(無料)でも対象になりますので、ご利用の際にはぜひ事前にダウンロードください。

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    タイヤの購入ならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    タイヤの購入ならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    今回はノアにおすすめのスタッドレスタイヤや選び方について紹介しました。ノアは車体重量が重いため、それだけ氷上性能や耐摩耗性などに優れたスタッドレスタイヤを選ぶことが大切です。

    今回紹介したダンロップやヨコヤマタイヤなど、長い歴史を持つ信頼性が高いメーカーのスタッドレスタイヤを選びましょう。

    また、ベスト写真館ではノアの装着画像も随時更新しておりますので、ぜひのぞいてみてください!

    ノアの装着画像へ

    また、ホイールシュミレーションでは、装着イメージを確認することができるので、ぜひこちらもお試しください。

    タイヤ購入の際はタイヤワールド館ベストがオススメです。宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

    愛車にピッタリのタイヤ&ホイールが見つかる参考になれば幸いです。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

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    【危険】タイヤのひび割れは補修すべき?原因や対処法を解説

    「タイヤのひび割れって補修できるの?」
    「タイヤがひび割しているけど、次の点検までこのままでいいかな?」

    ひび割れしたタイヤは、基本的には交換することをおすすめします。理由は、ひび割れしたタイヤは新品の状態に戻せないため、補修をしてもタイヤの劣化は進行するからです。

    ただし、タイヤのひび割れや劣化を予防することで、タイヤを交換しなくて済む場合があります。本記事では、タイヤがひび割れする原因や対処法、タイヤのひび割れを無視するとおこる危険なことを、わかりやすく解説します。

    タイヤのひび割れとは?

    タイヤのひび割れとは?

    タイヤのひび割れとは、言葉の通り、タイヤに細かな割れや亀裂が入ることを指します。ひび割れする部分は、以下の3カ所です。

    ・タイヤの接地面
    ・タイヤの側面
    ・タイヤの溝底

    上記の部位に、外的要因(接触してできる傷)やタイヤの経年劣化によって、タイヤにひび割れが発生します。

    経過観察(走行可能)かタイヤ交換(走行不可)の判断材料は、タイヤがどの程度ひび割れしているかで決まります。

    タイヤの経年劣化とひび割れは避けられないため、タイヤのひび割れチェックは定期的におこないましょう!

    タイヤがひび割れする5つの原因

    タイヤがひび割れする5つの原因

    タイヤのひび割れは、走行距離やメンテナンス頻度など、車の状態によって異なります。タイヤは消耗品であるため、経年劣化によるタイヤのひび割れは必ず発生します。

    しかし、タイヤのひび割れの原因を把握することで、対策することが可能です。本章では、タイヤがひび割れする5つの原因を解説します。

    1. タイヤの空気圧が不足した状態で走行する
    2. タイヤが紫外線を浴びる
    3. タイヤに艶出し剤を過度に使用する
    4. タイヤを定期的にメンテナンスしていない
    5. タイヤの保管状態が悪い

    タイヤの空気圧が不足した状態で走行する

    タイヤがひび割れる1つ目の理由は「タイヤの空気圧が不足した状態で走行する」です。タイヤの空気圧不足で走行した場合、地面とタイヤの接地面が多くなることで、タイヤに負担がかかります。

    タイヤに負担がかかった状態で走行を続ければ、偏摩耗のリスクも高くなるため注意が必要です。JATMAの調べでは以下のように、4台に1台のタイヤが空気不足というデータがあります。

    4台に1台が空気圧不足

    引用:JATMA

    気付かないうちにタイヤの空気が抜けている状態で走行している方も少なくありません。

    タイヤの空気圧は、最寄りのガソリンスタンドでも簡単に確認できるため、定期的に確認しましょう。

    タイヤが紫外線を浴びる

    タイヤがひび割れる2つ目の理由は「タイヤが紫外線を浴びる」です。

    タイヤは100種類以上の成分からできており、タイヤを紫外線から守ってくれる劣化防止剤という成分が含まれています。タイヤが紫外線を浴び続けることで、劣化防止剤は徐々に減少し、タイヤのひび割れにつながります。

    紫外線は避けられませんが、タイヤを紫外線から守るための対策は可能です。

    水性のタイヤコーティングスプレーやタイヤワックスを活用し、タイヤを紫外線から守りましょう。

    タイヤに艶出し剤を過度に使用する

    タイヤがひび割れる3つ目の理由は「タイヤに艶出し剤を過度に使用する」です。

    市販で販売されている艶出し剤は、水性と油性の取り扱いがあり、タイヤに含まれる劣化防止剤の減少を促進する商品が存在します。

    たとえば油性の艶出しワックスは、タイヤの成分と化学反応を起こし、タイヤワックスと一緒に劣化防止剤も溶け出してしまいます。そのため、油性の艶出しワックスはタイヤの劣化を早めるため、おすすめできません。

    タイヤワックスを使用する場合は、水性のワックスを適度に使用して、タイヤの劣化を未然に防ぎましょう。

    タイヤを定期的にメンテナンスしていない

    タイヤがひび割れる4つ目の理由は「タイヤを定期的にメンテナンスしていない」です。

    「普段から、タイヤの点検をしていない」
    「乗っていて気にならないからタイヤのことは気にしていない」

    あなたも上記のようにお考えかもしれません。しかし、タイヤのメンテナンスを怠ると、たとえば以下のような危険が考えられます。

    ・タイヤがパンクする
    ・偏摩耗によりホイールバランスが崩れる
    ・空気圧低下により燃費が悪くなる

    タイヤを定期的にメンテナンスすれば、上記の問題を未然に解決できます。

    専門店に任せることも大切ですが、タイヤのひび割れは自分でもチェックできるため、定期的にタイヤの状態は確認しておきましょう。

    タイヤの保管状態が悪い

    タイヤがひび割れる5つ目の理由は「タイヤの保管状態が悪い」です。

    タイヤのひび割れは、タイヤが未使用の状態でも発生します。

    一般的なタイヤ保管はタイヤカバーをかけて保管しますが、タイヤカバーを使わずにタイヤを保管している方は注意が必要です。たとえば、以下の環境でのタイヤ保管はおすすめできません。

    ・タイヤカバーを使用せず、タイヤをむき出した状態で屋外に保管
    ・タイヤを、地面に直置きして保管
    ・ビニール袋にタイヤを入れて、日当たりのよい場所で保管

    上記のような環境で保管した場合、紫外線や雨風の影響を受けるため、タイヤのひび割れにつながります。タイヤを保管する時は、タイヤの負担が少ない環境で保管しましょう。

    タイヤのひび割れは補修できるがあくまで応急処置

    タイヤのひび割れは補修できるがあくまで応急処置

    タイヤのひび割れは補修できても、応急処置であることを忘れてはいけません。理由は、タイヤのひび割れは完全に修復できないからです。

    タイヤの経年劣化は避けられないため、ひび割れは必ず発生します。たとえば、タイヤの軽度のひび割れが発生した場合の対処方法は、以下の通りです。

    ・シリコンを含んだタイヤワックスの使用
    ・タイヤのひび割れが軽度であるため経過観察

    上記の対処方法は、根本的にタイヤのひび割れがなくなる方法ではありません。

    タイヤが劣化することでひび割れは発生するため、タイヤの劣化を未然に防ぐことも重要です。

    なお、タイヤのひび割れ度合いによっては、タイヤ交換が必要です。タイヤ交換か補修するべきか判断が難しい方は、最寄りの店舗に相談してみましょう。

    タイヤのひび割れ度合いで補修できるか決まる

    タイヤのひび割れ度合いで補修できるか決まる

    タイヤのひび割れ補修の可否は、タイヤのひび割れ度合いによって異なります。ただし、先述の通りタイヤのひび割れは、完全に修復できません。

    タイヤのひび割れ具合を確認することで、今どのような対策をするべきか理解することが大切です。
    一般社団法人日本自動車タイヤ協会のJATMAでは、タイヤのひび割れ具合の判断基準を、以下の写真でわかるように記載しています。

    クラック発生レベル

    引用:JATMA

    本章では、タイヤのひび割れを補修できるレベルから、タイヤのひび割れが補修できないレベルまで、3つのレベルにわけて解説します。

    1. タイヤのひび割れを補修できるレベル
    2. タイヤのひび割れを経過観察するレベル
    3. タイヤのひび割れが補修できないレベル

    タイヤのひび割れを補修できるレベル

    タイヤのひび割れを補修できるタイヤの状態は、以下の通りです。

    ・タイヤ表面の軽度な擦れ
    ・タイヤ側面の軽度なひび割れ

    上記のタイヤ状態は、ほとんどタイヤにひび割れが発生していないため、問題なく走行できるレベルです。

    タイヤのひび割れが悪化しないように、タイヤワックスを適度に使用すれば、タイヤのひび割れを予防することが可能です。

    タイヤのひび割れ対策をしながら、タイヤの状態を定期的に確認しましょう。

    タイヤのひび割れを経過観察するレベル

    タイヤのひび割れを経過観察するタイヤの状態は、以下の通りです。

    ・タイヤ表面のひび割れが、目視で確認できる
    ・タイヤ表面のひび割れが、繋がって線状に亀裂が入っている

    上記のタイヤ状態で注意したい点は、ひび割れ箇所の溝の深さです。タイヤ内部のコードまでひび割れが進行した場合は、安全に走行できない可能性が高いため、タイヤを交換する必要があります。

    コードに達していない場合、タイヤのひび割れ補修は可能ですが、あくまで応急処置です。

    確実にタイヤのひび割れは進行しているため、ひび割れが深くなる前に最寄りの店舗で確認してもらいましょう。

    タイヤのひび割れが補修できないレベル

    タイヤのひび割れが補修できないタイヤの状態は、以下の通りです。

    ・完全にひび割れしている
    ・タイヤ内部のコードに達している

    上記のようなタイヤは、走行時の危険性が高いため補修をおすすめできません。

    また、タイヤに大きく亀裂が入っている場合は、早めにタイヤ交換をする必要があります。

    「まだ大丈夫かな?」
    「1ヶ月後に定期点検だからそれまではこのままでいいかな?」

    タイヤのひび割れの対策をせずに無視して走行すれば、走行中にパンクやバーストなどのリスクが高まります。

    タイヤのひび割れで悩んだら、最寄りの店舗に相談しましょう。

    タイヤのひび割れを無視しておこる危険なこと

    タイヤのひび割れを無視するとおこる危険なこと

    タイヤのひび割れを無視した走行には、タイヤのひび割れ悪化やバーストなど、多くの危険が潜んでいます。

    タイヤのひび割れは、タイヤの経年劣化に伴い必ず発生するため避けられません。安全に走行を継続させるためにも、タイヤのひび割れチェックや劣化具合は、定期的に確認しましょう。

    本章では、タイヤのひび割れを無視するとおこる危険なことを紹介します。

    ・タイヤがバーストする
    ・タイヤの寿命が短くなる

    タイヤがバーストする

    タイヤのひび割れを無視するとおこる危険なこと1つ目は、「タイヤがバーストする」です。タイヤのひび割れを無視して走行を続ければ、タイヤへの負担が大きくなり、最悪バーストする危険性があります。

    たとえば、強い衝撃によるバーストや、荷物の積み過ぎによりタイヤが発熱して破裂するなど、走行中にバーストが起きれば大きな事故につながりかねません。

    また、タイヤのひび割れ原因と走行時のタイヤへの負担が組み合わさることで、バーストする危険性も高まります。

    タイヤのひび割れを無視して走行するのは、危険しかありません。

    安全に走行を継続するためにも、タイヤのひび割れがどの程度なのか、定期的に確認しましょう。

    タイヤの寿命が短くなる

    タイヤのひび割れを無視するとおこる危険なこと2つ目は、「タイヤの寿命が短くなる」です。タイヤのひび割れが悪化しやすい状況で走行を続ければ、タイヤにかかる負担が増加し続けます。

    たとえば、タイヤのひび割れを無視すれば、以下の流れを早く繰り返す可能性があります。

    1. タイヤのひび割れが発生
    2. 無視して走行を継続する
    3. タイヤの状態が悪化
    4. タイヤに亀裂が入りやすくなる
    5. タイヤが走行中にバーストする
    6. タイヤの交換を余儀なくされる

    上記の流れが早いほど、タイヤの寿命が短くなりタイヤの交換回数が増え、多くのコストが発生します。

    一方で、タイヤの状態を確認しながらタイヤの劣化やひび割れ対策をすれば、タイヤの寿命を伸ばすことは可能です。

    タイヤ管理を適切におこない、タイヤの劣化やひび割れを未然に防ぎ、タイヤの寿命を伸ばしましょう。

    タイヤのひび割れを予防する方法

    タイヤのひび割れを予防する方法

    これまで、タイヤのひび割れ原因や危険なことについて解説してきました。重要なポイントは以下の3つです。

    1. タイヤの経年劣化は避けられない
    2. タイヤのひび割れは完全には補修できない
    3. タイヤのひび割れは無視してはいけない

    本章では、タイヤを長く使用できるように、タイヤのひび割れを予防する4つの方法を紹介します。

    1. タイヤの空気圧を適正値に保つ
    2. タイヤワックスを適度に使用する
    3. タイヤを定期的にメンテナンスする
    4. タイヤを適切な方法で保管する

    タイヤの空気圧を適正値に保つ

    タイヤのひび割れを予防する方法の1つ目は「タイヤの空気圧を適性値に保つ」です。タイヤの空気圧が低下したままの連続走行は、タイヤと地面の接する面積が増えることで通常以上の負担がかかります。

    一方、タイヤの空気圧を保てばタイヤへの負担が軽減でき、タイヤのひび割れを予防することが可能です。タイヤの空気圧を適正値に保つと、他にも以下のメリットがあります。

    ・偏摩耗の予防
    ・タイヤの劣化予防
    ・燃費の低下を抑制

    タイヤの空気圧は定期的にチェックする必要があります。最寄りのガソリンスタンドで簡単に補充できるため、月1回はタイヤの空気圧を確認して適正値を保ち、タイヤへの負担を抑えましょう。

    なお、タイヤの空気が抜けにくくなる窒素ガスを使用すれば、タイヤの空気圧を一定に保てるためおすすめです。
    タイヤの窒素ガスについては、【タイヤに窒素ガスは必要?入れて得られる5つの効果・メリットを初心者向けに解説!】、タイヤの空気の入れ方については、【車の空気圧を確認する方法|適正な値を計測する6つのコツも紹介】の記事も参考にしてみてください。

    タイヤワックスを適度に使用する

    タイヤのひび割れを予防する方法の2つ目は「タイヤワックスを適度に使用する」です。タイヤワックスは、タイヤの表面にコーティングすることで、汚れや劣化を抑制させる効果があります。

    タイヤのひび割れを予防する場合は、水性タイプのタイヤワックスをおすすめします。油性タイプのタイヤワックスは、タイヤ成分の劣化防止剤と化学反応をおこしてしまい、タイヤの劣化を早める恐れがあるからです。

    水性タイプと油性タイプの特徴は以下の通りです。

    タイヤワックス種類 メリット デメリット
    水性タイプ タイヤの劣化予防や汚れからの保護 水と一緒に流れやすい
    油性タイプ タイヤに艶が出てキレイに仕上がる タイヤの劣化を早める

    タイヤの寿命を伸ばすために、水性タイプのタイヤワックスを適度に使用して、タイヤのひび割れを未然に防ぎましょう。

    タイヤを定期的にメンテナンスする

    タイヤのひび割れを予防する方法の3つ目は「タイヤを定期的にメンテナンスする」です。

    一般的に車を点検する頻度は、法令点検を除き数ヵ月に1回ですが、タイヤのひび割れを予防するためには、月1回の点検をおすすめします。タイヤの状態を把握できれば、タイヤのひび割れ対策をできるだけでなく、タイヤのひび割れ以外の問題を発見できる可能性があるからです。

    JAFでは、年間走行距離が10,000km程度の場合、1ヵ月に1度を目安に日常点検の実施を推奨しています。日常点検の15項目の中で、タイヤに関わる点検項目は以下の4つです。

    1. タイヤの亀裂や摩耗、損傷の確認
    2. タイヤの空気圧の確認
    3. タイヤの溝の深さを確認
    4. ランプ類の点灯や点滅の確認

    参照:JAF(日常点検15項目(私にもできるマイカー点検))

    上記の点検を定期的に実施すれば、タイヤへの悪い影響を未然に防ぐことが可能です。タイヤが最適な状態をキープできるように、タイヤを定期的にメンテナンスしましょう。

    タイヤを適切な方法で保管する

    タイヤのひび割れを予防する方法の4つ目は「タイヤを適切な方法で保管する」です。タイヤを適切な方法で保管すれば、タイヤのひび割れ予防の他に、タイヤの長寿命化にもつながります。

    たとえば、以下の保管方法です。

    保管方法 効果
    屋外ではタイヤカバーをする 紫外線と雨風を防ぎ、タイヤのひび割れが予防できる
    タイヤの置き方に留意する タイヤの変形を予防できる

    上記の保管方法は、自宅保管が条件であるため、敷地内にタイヤを保管するスペースが必要になります。自宅で保管が難しい場合は、タイヤを適切な環境で保管してくれるタイヤ保管サービスの利用がおすすめです。

    タイヤを適切な方法で保管して、タイヤのひび割れを未然に防ぎましょう。
    タイヤの正しい保管方法については【タイヤの正しい保管方法は?事前準備でタイヤを長持ちさせよう】の記事も参考にしてみてください。

    タイヤの寿命がきたら交換がおすすめ

            タイヤの寿命がきたら交換がおすすめ

    タイヤの寿命がきたら、タイヤは早めに交換することがおすすめです。寿命がきたタイヤは、ひび割れやパンク、バーストの危険性があり、走行に支障があり危険だからです。

    タイヤの寿命は、タイヤのすり減りによる溝の深さや、タイヤの製造年月日による経年劣化具合で確認できます。

    一例として、タイヤがすり減る目安や溝の深さ、製造年月日からわかる寿命の目安をまとめました。

    タイヤのすり減り具合から確認する場合
    タイヤの種類 走行距離目安 タイヤがすり減る厚み
    夏用タイヤ 5,000km 1mm
    冬用タイヤ 3,000km 1mm
    タイヤの溝で確認する場合
    タイヤ交換必須の溝の深さ 確認方法
    1.6mm以下 タイヤにスリップサインがでている
    製造年月日で確認する場合
    タイヤ交換の使用年数目安 確認方法
    製造年月日から約5年以上経過 タイヤの側面の印字を確認する

    上記の問題がある場合はタイヤの交換が必要です。

    溝の深さについては、スリップサインが出ている状態で走行すれば、道路交通法違反の「整備不良」に該当するため注意する必要があります。タイヤの状態を確認できずにお困りの方は、最寄りの店舗に相談しましょう。

    本章では、上記情報をもとに、夏用タイヤと冬用タイヤの寿命について解説します。

    ・夏用タイヤ(サマータイヤ)の寿命は約5年
    ・冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の寿命は約3年

    なお、タイヤの製造年月日の見方については、【タイヤの製造年月日の見方は?使用の許容範囲や寿命を解説】の記事も参考にしてみてください。

    夏用タイヤ(ノーマルタイヤ)の寿命は約5年

    夏用タイヤ(サマータイヤ)の寿命は約5年です。夏用タイヤは、ゴムの性質が硬く地面への抵抗も低いため、走行性能の高さが特徴です。夏用タイヤの特徴を、以下の表にまとめました。

    夏用タイヤ(ノーマルタイヤ)の特徴
    タイヤの溝の深さ タイヤのゴムの性質 地面への抵抗力
    8mm 硬い 低め

    タイヤ交換必須であるスリップサイン(1.6mm)まで、計算すると以下の通りです。

    溝深さの算出 8mm-1.6mm=6.4mm
    距離の算出 5,000km×6.4mm=32,000km
    寿命年数の算出 32,000km÷約6,000km(※)=5.3年

    ※:ソニー損保「2020年 全国カーライフ実態調査」

    ただし車の使用状況によって、タイヤの劣化する早さは異なるため注意が必要です。自分で判断が難しい場合は、最寄りの店舗で相談して、タイヤの状態を確認してもらいましょう。

    夏タイヤの寿命については、【夏タイヤの寿命はどれくらい?長く使い続けるコツを5つ紹介】の記事も参考にしてみてください。

    冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の寿命は約3年

    冬用タイヤ(スタッドレス)の寿命は約3年です。冬用タイヤは柔軟性が高く地面への抵抗が強いため、雪道では安定した走行が可能です。ゴムの性質がやわらかいため、タイヤのすり減りが早いという特徴があります。
    冬用タイヤの特徴を、以下の表にまとめました。

    冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の特徴
    タイヤの溝の深さ タイヤのゴムの性質 地面への抵抗力
    8~10mm やわらかい 高め

    タイヤ交換必須であるスリップサイン(1.6mm)まで、計算すると以下の通りです。

    溝深さの算出 8mm-1.6mm=6.4mm
    距離の算出 3,000km×6.4mm=19,200km
    寿命年数の算出 19,200km÷約6,000km(※)=3.2年

    ※:ソニー損保「2020年 全国カーライフ実態調査」

    夏用タイヤと同様に、車の使用状況によってタイヤの劣化の早さは異なります。
    また、冬用タイヤは未使用期間が夏用タイヤより長いため、保管する環境によってはタイヤの劣化を早めるため注意が必要です。
    スタッドレスタイヤは夏用タイヤより劣化が早く、保管環境も重要であるため、使用前にタイヤの状態を必ず確認してから使用しましょう。
    冬用タイヤについては、【スタッドレスタイヤの交換時期は?寿命の見分け方や長持ちさせる方法を解説】の記事も参考にしてみてください。

    タイヤ点検と交換はタイヤワールド館ベストにお任せください!

    タイヤ点検と交換はタイヤワールド館ベストにお任せください!

    本記事では以下の内容を解説しました。

    ・タイヤのひび割れとは?
    ・タイヤがひび割れする5つの原因
    ・タイヤのひび割れ度合いで補修できるか決まる
    ・タイヤのひび割れを無視しておこる危険なこと
    ・タイヤのひび割れを予防する方法
    ・タイヤの寿命がきたら交換がおすすめ

    とくに重要なポイントは以下の4つです。

    ・タイヤの劣化は避けられない
    ・タイヤのひび割れを確認できたら店舗に相談する
    ・タイヤの最適な状態を維持できるようにメンテナンスは定期的にする
    ・タイヤの寿命がきたら交換する

    タイヤワールド館BESTでは、タイヤの定期点検やタイヤ交換、タイヤ保管サービスも実施しております。
    タイヤのひび割れやタイヤの劣化でご心配の方は、ぜひご相談ください!

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    タイヤの基礎知識 仙台本店

    専用タイヤの違いを比較!車種別・シーズン別・シチュエーション別に解説!

    「専用タイヤの違いがわからない」
    「専用タイヤって必要?」

    専用タイヤはたくさんありすぎて、どのような違いがあるのかわかりにくいですよね。ミニバンタイヤの大ヒット以降、軽自動車専用タイヤやSUV専用タイヤ等、ノーマルタイヤと何が違うのかわかりにくい専用タイヤがたくさん販売されています。

    当記事では、季節ごとの専用タイヤの違いから、その他の専用タイヤのメリット・デメリットまで詳しく解説します。

    季節ごとの専用タイヤの違い

    季節ごとの専用タイヤの違いを解説

    まず、季節ごとの専用タイヤの違いを解説します。

    ・夏用タイヤ
    ・冬用タイヤ
    ・オールシーズンタイヤ

    何が違うのか、本当に季節ごとに履き替える必要があるのか、見ていきましょう。

    ノーマルタイヤとも呼ばれる夏用タイヤ

    ノーマルタイヤとも呼ばれる夏用タイヤ

    自動車のタイヤというと、一般的には夏用タイヤのことを指します。
    購入時に標準装備されているタイヤは夏用タイヤです。価格は1本約5,000〜1万円が相場です。

    最低気温が7度になったらスタッドレスから履き替えましょう。ここからは、夏用タイヤについて具体的に見ていきます。

    夏用タイヤは標準装備されている

    夏用タイヤとは、標準装備されているノーマルタイヤのことです。「夏用」といって販売されているわけではなく、冬用と区別するために便宜上呼んでいます。

    スタッドレスと比べてノーマルタイヤは、高温にも耐えられるゴムを使用していて、溝も浅いです。通常の舗装路で走行する際はノーマルタイヤが最適です。

    最低気温が7度になったら履き替えてOK

    最低気温が7度以上になったら路面凍結の心配がなくなるので、スタッドレスからノーマルタイヤに履き替えましょう。

    スタッドレスのままでも罰則はありませんが、乾燥した路面で走るように設計されていないため、思うように止まれなかったり、負荷に耐えられず破損してしまったりする可能性があります。

    グリップ力や走行安定性を考えると、季節によってタイヤを適切に使い分けることを強くおすすめします。

    スタッドレスと呼ばれる冬用タイヤ

    スタッドレスと呼ばれる冬用タイヤ

    冬用のタイヤといえば、一般的にスタッドレスタイヤのことを指します。タイヤの側面にはっきりと「STUDLESS」と刻印されているので、ひと目で見分けられます。

    価格は1〜1万7,000円程度なら相場から外れていないといえるでしょう。

    次の項目では、スタッドレスタイヤの由来と、初雪より前に装着すべき理由を解説します。

    スタッドレスの前身スパイクタイヤ

    スタッドレスの前身スパイクタイヤ

    1980年代まで日本では、雪道といえばスパイク(スタッド)タイヤを履くのが一般的でした。スタッドレスの「スタッド」とは、スパイクタイヤの表面に打ち込まれている鋲のことです。スタッドを雪や氷に突き刺しながら滑らないように走行していました。

    ところが、スパイクタイヤで通常の舗装路を走行する際、アスファルトが削られて粉じんが発生し、マスクが欠かせないほど舞ってしまうということで大問題になりました。

    1991年には「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」が施行され、今ではスタッドレスタイヤが主流になっています。

    初雪の前に冬用タイヤに履き替えよう

    お住まいの地域の初雪情報を見て、積雪前にスタッドレスタイヤに切り替えましょう。

    道路交通法第71条によると、積雪・凍結した路面をノーマルタイヤで走ると、法令違反で5,000〜7,000円の罰金が科されます。

    また、積雪・凍結した路面をノーマルタイヤで走行したうえに立ち往生すると、深刻な交通渋滞や通行止めにつながってしまいます。

    雪が降る前に必ずスタッドレスタイヤに履き替えておきましょう。

    雪道にも対応できるオールシーズンタイヤ

    雪道にも対応できるオールシーズンタイヤ

    夏用と冬用でタイヤを使い分けたくない方向けに、オールシーズンタイヤというものも販売されています。1本1万〜5万円程度が相場です。

    通常の舗装路ではノーマルタイヤと同じ性能を発揮し、雪道も走れるタイヤです。オールシーズンタイヤのなかでも、ATSM(米国試験材料協会)規格で認められた「スノーフレークマーク」が付いているものは、高速道路の冬用タイヤ規制にも対応できます。

    ただし、オールシーズンタイヤは凍結した路面ではノーマルタイヤと同じくらい止まりにくいので、豪雪地帯には不向きといえます。

    まれに雪が降る、程度の凍結リスクが低い地域での使用がおすすめです。

    車種別・シチュエーション別専用タイヤの特徴と違い

    シチュエーション別専用タイヤの特徴・違いを解説

    トーヨータイヤがミニバン専用タイヤを発売したことを皮切りに、さまざまな専用タイヤが発売されました。今回は、次の5つの専用タイヤを紹介したいと思います。

    1. ミニバンタイヤ
    2. オフロードタイヤ
    3. コンフォートタイヤ
    4. SUV専用タイヤ
    5. 軽自動車専用タイヤ

    それぞれの特徴を知り、上手に使い分けましょう。

    タイヤへの負荷問題を解消した専用タイヤ【ミニバンタイヤ】

    タイヤへの負荷問題を解消した専用タイヤ【ミニバンタイヤ】

    専用タイヤとして初めて発売されたのが、ミニバンタイヤです。当初は「専用タイヤなんて売れないだろう」と冷ややかな視線を浴びていましたが、ミニバンブームに乗じて大成功。今では1本あたり約1万6,800円〜程度で他社製品もたくさん販売されています。

    ここでは、ミニバンタイヤの成功要因と、なぜ専用タイヤが必要なのかを解説します。

    タイヤへの負荷が大きいミニバンの問題点を解決

    ミニバンは、背が高く重心が高いため、左右にふらつきやすかったり、タイヤの外側だけ摩耗したりする問題がありました。さらに、ミニバンブームによって装備がどんどん充実していった結果、細いタイヤでものすごい重量に耐える羽目に。

    ミニバンはぎりぎりタイヤの耐荷重性能を超えないように作られていたものの、愛用者の中には、なんとなく安定感のない乗り心地に違和感を覚えている方もいました。

    そんなお客様の思いを汲んで開発されたのが、トーヨータイヤのミニバン専用タイヤです。

    カーブでもふらつかず、安心感のある走りになるミニバン専用タイヤは、ユーザーの共感を呼んで爆発的に売れました。

    トーヨータイヤの成功をきっかけに、他のメーカーも次々と専用タイヤを売り出すようになりました。

    ミニバンタイヤは不要?

    ミニバンタイヤは高いうえに、ノーマルタイヤでも問題なく走れるので専用タイヤは不要という方がいます。しかし、ミニバンで長時間走行する場合は専用タイヤを装着するのがおすすめです。

    ミニバンタイヤは路面から伝わる振動や、カーブする際の車体のぶれをカバーする作りになっているので、長時間運転しても疲れにくいというメリットがあります。

    ミニバンの使用頻度が高い方は、タイヤにもこだわったほうが疲れを感じにくくなり、快適に乗車できます。

    ワイルドでどんな悪路も対応できる専用タイヤ【オフロードタイヤ】

    ワイルドでどんな悪路も対応できる専用タイヤ【オフロードタイヤ】

    砂利道や沼地も走れるタイヤをオフロードタイヤといいます。ノーマルタイヤより横溝が多く、ゴツゴツした見た目が特徴で、1本7,000〜1万円程度で購入できます。

    オフロードタイヤはざっくり3つのカテゴリーにわけられます。

    マッドテレーン ぬかるみや砂利道等の悪路を走行するためのタイヤ
    オールテレーン 街乗りもアウトドアも両方楽しみたい方向けのタイヤ
    ハイウェイテレーン ノーマルタイヤに近い、ちょっとした悪路なら走れるタイヤ

    ここではマッドテレーンやオールテレーンを想定して、メリット・デメリットを解説します。

    メリットは悪路での走行性能の良さとかっこよさ

    オフロードタイヤのメリットは、悪路での走行性能とワイルドな見た目です。大きな溝が不安定な道をしっかりグリップして、力強く進みます。

    ノーマルタイヤは排水性を重視するため縦溝が多いデザインになっていますが、オフロードタイヤは横溝を増やすことで、悪路を走る際のグリップ力を高めています。

    オフロードタイヤはゴツゴツした見た目がワイルドでかっこいい

    また、ゴツゴツした見た目がワイルドでかっこいいということで、悪路を走る予定がなくてもオフロードタイヤを選ぶ方も多いでしょう。

    デメリットはノイズと摩耗の早さ

    オフロードタイヤのデメリットは走行中のノイズと、摩耗スピードの早さです。凹凸の大きいデザインは、舗装された道路ではガタガタうるさいと感じてしまうかもしれません。

    また、溝が多いためノーマルタイヤより摩耗しやすく、重すぎて燃費が悪いという特徴もあります。

    かっこいいからオフロードタイヤにしたいという方は、これらのデメリットを踏まえたうえで購入すると、失敗が少なくなります。

    なお、ノーマルタイヤに近いハイウェイテレーンを選べばデメリットは軽減されるでしょう。

    上質な走りを実現する専用タイヤ【プレミアムタイヤ】

    上質な走りを実現する専用タイヤ【プレミアムタイヤ】

    コンフォートタイヤは快適な乗り心地をとことん追求するためのタイヤです。その上質な走り心地から「プレミアムタイヤ」と呼ばれ、高級車に使われることが多いです。

    価格は1本6,000〜1万5,000円程度と、少々高めです。

    コンフォートタイヤのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

    メリット・静粛性や衝撃の緩和等の快適性能が特徴

    コンフォートタイヤは静粛性や衝撃の緩和等の快適性能が特徴的な、通常の舗装路の走行に特化したタイヤです。コンフォートタイヤには以下のようなメリットがあります。

    ・走行音が抑えられる
    ・路面から伝わる振動が緩和される
    ・濡れた路面でも止まりやすい
    ・低燃費

    溝のデザインを細くしてノイズを抑えたり、振動吸収効果のあるゴムを使用したりして快適な乗り心地を実現しています。

    近年は低燃費性にも着目されていて、コストパフォーマンスの良いコンフォートタイヤが増えています。

    デメリット・高額になりがちでカーブが得意ではない

    コンフォートタイヤは価格が高い点と、カーブが得意でない点がデメリットです。プレミアムな乗り心地を追求する高級タイヤなので、使用頻度が低い自動車に装着するには少々高すぎると感じるかもしれません。

    一方、多少値が張っても、良いものを長く使いたいと考える方にとっては、コストパフォーマンスの良いタイヤでしょう。

    また、快適性や直進安定性を重視しているので、山道のようなカーブが連続する道は苦手です。

    直進する道が多い街乗り用で、とにかく乗り心地を追求したいときに使用するようにしましょう。

    カーブで負荷がかかる問題を解消【SUV専用タイヤ】

    カーブで負荷がかかる問題を解消【SUV専用タイヤ】

    ミニバン専用タイヤの成功を受け、SUV専用タイヤも発売されるようになりました。価格は約1万2,500円〜が相場です。

    SUVは重量があり重心も高いので、タイヤの外側に負荷がかかりやすい特徴がありますが、SUV専用タイヤを使えば、負荷がかかってもタイヤが潰れず摩耗しにくく、カーブを曲がる際の安定感が増します。

    高速道路の走行時のふらつきやカーブでの不安定さを解消したい方は、SUV専用タイヤを使ってみましょう。「専用タイヤにするだけでこんなにも安定するものか」と驚くはずです。

    摩耗に強いゴムを採用【軽自動車専用タイヤ】

    摩耗に強いゴムを採用【軽自動車専用タイヤ】

    軽自動車専用タイヤは摩耗に強い作りが特徴です。なぜなら、軽自動車は普通車よりタイヤサイズが小さいため、回転数が多くタイヤが摩耗しやすいからです。

    また、駐車する時に自動車を停車させた状態でハンドルを切る、据えきりという操作を行うことで偏摩耗も発生します。

    街中で小回りが効く軽自動車だからこそ、タイヤの摩耗に注意する必要があり、専用タイヤが求められるということで開発されました。

    価格は1本4,500円〜と手頃な価格に抑えられる場合が多いです。

    専用タイヤのことならタイヤワールド館ベストにおまかせ

    w違いがわかった上で専用タイヤに履き替えたい場合は専門業者に任せよう

    ノーマルタイヤ・冬用タイヤの他にも、自動車のタイプ別に様々なニーズとそれを解決する専用タイヤが発売されています。上記の特徴を理解したうえで、適したタイヤを選びましょう。

    なお、専用タイヤに履き替えたい場合は自分で選ぶことも可能ですが、プロに相談することもおすすめします。

    タイヤワールド館ベストにお任せいただければ、タイヤ購入からタイヤの交換作業予約までオンラインで簡単に終わりますよ。
    宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

    商品と取り付け工賃のトータル金額で、コストパフォーマンスがいいプランを用意しているので、気になる方は検討してみてください。

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    車のタイヤの重さは走行に関係あるの?走行性能の違いについて解説

    「車のタイヤの重さで走行性能は変わるの?」
    「タイヤを変更したいけどタイヤの重さは重要なの?」

    タイヤの重さは、メーカーやサイズ、ホイールとの組み合わせによって変化し、走行性能も異なります。たとえば、軽いタイヤは悪路に弱い、重いタイヤは悪路に強いなど、タイヤの重さによってメリットデメリットがあります。

    あなたの求めている走行性能を事前に確認すれば、あなたにぴったりな重さのタイヤを選ぶことが可能です。本記事では、タイヤの重さと走行性能について解説します。

    タイヤの重さとは

    タイヤの重さとは

    タイヤの重さとは、タイヤのゴム部分とホイールがセットになった重さを指します。
    タイヤとホイールの重さは、メーカーやサイズによって異なります。
    たとえば、14インチの場合、タイヤとホイールの重さは以下の通りです。
    【参考タイヤ:YOKOHAMA ADVAN dB V552

    重量(1本) 重量(4本)
    ゴムの重さ 約5,5kg 約22kg
    ホイールの重さ 約6kg 約24kg
    合計の重さ 約12kg 約46kg

    また、オフロードタイヤとオンロードタイヤの重さを比較すると、以下の通りです。

    【16インチのオフロードタイヤとオンロードタイヤの比較】

    商品名 重量(1本) 重量(4本)
    GEOLANDAR X-MT
    (オフロード)
    約21.5kg 約86kg
    BluEarth-XT AE61
    (ロード)
    約11.9kg 約47.6kg

    上記のように種類が異なるとタイヤ1本あたり約10kgの差があり、4本合計すると約38.4kgもの差があります。

    さらに、タイヤの重さにホイールの重さが加わるため、タイヤ1本の総重量は想像以上に重いことがわかります。

    タイヤの重さで走行性能が変わる

    タイヤの重さで走行性能は変わる

    タイヤは重さによって、走行性能は大きく変わります。
    たとえば、タイヤの重さによる走行性能の違いは以下の通りです。

    重量別 メリット デメリット
    軽いタイヤ 加速しやすい 路面への抵抗が低い
    重いタイヤ 安定感のある走行ができる 加速しにくい

    また、以下のような機能性があるタイヤもあります。

    ・低燃費性能に優れたタイヤ
    ・高いウエット性能に優れたタイヤ
    ・操縦安定性を追求したタイヤ

    タイヤに求める性能やインチ数によって、タイヤの重さはさまざまです。

    あなたの求める走行性能に合ったタイヤを選ぶためには、タイヤの重さごとのメリット・デメリットを理解する必要があります。

    軽いタイヤのメリット

    軽いタイヤのメリット

    タイヤを軽くすると、バネ下重量が軽くなることで、走行性能が変わります。バネ下重量とは、車体のサスペンション(バネ)から下の部分を指します。

    【参考写真】

    バネ下重量とは、車体のサスペンション(バネ)から下の部分を指す

    本章では、軽いタイヤのメリットを解説します。

    1. 燃費がよい
    2. 加速しやすい
    3. 持ち運びしやすい

    燃費がよい

    軽いタイヤのメリットの1つ目は「燃費がよい」です。車体のトータル重量が軽くなることで、車を動かす動力が少なくなります。

    車を少ない動力で動かせれば車体にかかる負担を軽減できるため、燃費の向上が期待できます。燃費がよい状態で車にかかるコストを抑えたい場合は、軽いタイヤがおすすめです。

    加速しやすい

    軽いタイヤのメリットの2つ目は「加速しやすい」です。タイヤを軽くするとバネ下重量が軽くなるため、平坦な道ではアクセルが踏みやすく加速しやすくなります。

    一方で、道路状況が悪い場所でアクセルが踏みやすくても、タイヤに力が伝わりにくく加速しにくい道も存在します。

    普段から走行する場所が平坦な道であれば、軽いタイヤがおすすめです。

    持ち運びしやすい

    軽いタイヤのメリットの3つ目は「持ち運びしやすい」です。

    軽いタイヤは、以下のような方におすすめです。

    ・自宅でタイヤを保管する人
    ・タイヤ交換を自分でする人

    上記に該当する人は、タイヤの重さが軽くなることで持ち運びにかかる負担を少なくできます。タイヤの重さは軽くて約5kgほどなので、自分でタイヤを管理する方にはおすすめです。

    ただし、ホイールが付いたまま保管する場合、タイヤにホイールの重さが加わり10kg以上になるため、事前に保管方法を検討しておきましょう!

    軽いタイヤのデメリット

    軽いタイヤのデメリット

    軽いタイヤにはデメリットもあるため、軽いタイヤに変更を検討している方は事前に確認しておきましょう!
    本章では、軽いタイヤのデメリットを解説します。

    1. 車体が振動する可能性がある
    2. 路面への抵抗が低い

    車体が振動する可能性がある

    軽いタイヤのデメリットの1つ目は「車体が振動する可能性がある」です。車体が振動する理由は、バネ下重量が過度に軽量化されることです。

    各種メーカーは、タイヤが常に路面に接地するようにパーツを設計しています。タイヤやホイールを軽量化すると、バネ下にある各パーツのバランスにズレが生じるため、車体の振動につながる可能性があります。

    タイヤの軽量化を検討している方は、タイヤ交換をする前に店舗に相談してから実施しましょう!

    路面への抵抗が低い

    軽いタイヤのデメリットの3つ目は「路面への抵抗が低い」です。
    タイヤが軽くなると、路面に接地するタイヤの抵抗が薄くなります。路面への抵抗が低いため、以下のような道路は注意して走行しましょう。

    ・凸凹道
    ・砂利道

    上記のような悪路では、ハンドルを取られやすかったり燃費の低下につながったりと、軽いタイヤの走行性能を発揮できません。

    凸凹道や砂利道での走行は、最悪事故になる可能性があるため危険です。タイヤを軽くして快適に走行するためにも、悪路での走行は十分に注意しましょう。

    重いタイヤのメリット

    重いタイヤのメリット

    重いタイヤは悪路や凸凹道など、不安定な道路でも安定した走行が可能です。走行する場所によっては、重いタイヤの走行性能を存分に発揮できます。本章では、重いタイヤのメリットを2つ紹介します。

    1. 凸凹した道でも安定感のある走行ができる
    2. 加速後のスピードを維持しやすい

    凸凹した道でも安定感のある走行ができる

    重いタイヤのメリットの1つ目は「凸凹した道でも安定感のある走行ができる」です。タイヤが重い分、地面と接地しやすく動力も伝わりやすいため、安定感のある走行が可能です。

    凸凹道を走行するオフロードタイヤは、通常のタイヤと比較して約10kg重いため、凸凹道や道路環境が悪い場所でもグリップ力を存分に発揮してくれます。

    安定性の高いタイヤで走行したい方は、重いタイヤをおすすめします。

    加速後のスピードを維持しやすい

    重いタイヤのメリットの2つ目は「加速後のスピードを維持しやすい」です。タイヤが重くなることで、回転する力がタイヤに伝わりやすくなります。そのため加速後のスピードは、ジャイロ効果(※)によって維持しやすくなります。

    ただし、重いタイヤはブレーキや操作性が鈍くなるため、加速中のハンドル操作や加速後のブレーキは、操作性が低下する危険性もあるので警戒が必要です。
    ※高速回転している物体は回転状態が安定に維持される効果

    重いタイヤのデメリット

    重いタイヤのデメリット

    重いタイヤにはデメリットもあるため、重いタイヤに変更を検討している方は事前に確認しておきましょう。

    1. 燃費が悪くなる
    2. 持ち運びしにくい

    燃費が悪くなる

    重いタイヤのデメリットの1つ目は「燃費が悪くなる」です。理由は以下の2点です。

    1. タイヤが重くなることで車体全体が重くなる
    2. 車体を動かす動力が通常よりも大きくなる

    以上の点から、軽いタイヤと比較すると燃費が悪くなります。重いタイヤは地面への接地面積が多い分、タイヤにかかる負担が大きいため、軽いタイヤより大きい力が必要になります。

    また、タイヤの空気圧が低下している状態で走行すれば、さらに燃費の低下が悪くなるので注意が必要です。重いタイヤを検討の方は、タイヤ交換後は空気圧チェックを定期的におこない、最適な空気圧を維持して燃費の低下を防ぎましょう。

    持ち運びしにくい

    重いタイヤのデメリット2つ目は「持ち運びしにくい」です。タイヤが重いため、以下のような方にはおすすめできません。

    1. タイヤの管理を自身でおこなっている人
    2. 腰痛持ちの人

    上記に該当する人は、タイヤの重さが重くなることで持ち運びにかかる負担が大きくなります。たとえば、1本20kg以上するタイヤを4本分横積み保管したりタイヤ交換したりすると、腰に大きな負担がかかります。

    また、ホイールと組み合わせるとさらに重量が重くなるため、タイヤ交換時やタイヤ保管時など、持ち運ぶ時には注意が必要です。

    重いタイヤを使用する方は安全面を考慮して、店舗でのタイヤ交換やタイヤ保管がおすすめです。

    【一覧表あり】タイヤの重さをインチ別・種類別に紹介

    【一覧表あり】タイヤの重さをインチ別・種類別に紹介

    タイヤの重さは、車種や種類によって異なります。本章では、タイヤの重さをインチと種類にわけて解説します。

    1. 【軽自動車】13インチから15インチまでのタイヤの重さ
    2. 【普通車】16インチから17インチまでのタイヤの重さ
    3. 【SUV車】18インチから20インチまでのタイヤの重さ
    4. 【スタッドレスタイヤ】の重さ

    【軽自動車】13インチから15インチまでのタイヤの重さ

    【軽自動車】13インチから15インチまでのタイヤの重さ"

    軽自動車のタイヤサイズは、一般的に13インチ以上を使用します。
    たとえば、軽自動車のタイヤをインチ別で比較すると、タイヤの重さの目安は以下の通りです。
    【対象タイヤ:YOKOHAMA(BluEarth AE-01)

    車種 インチ数 タイヤの重さ ホイールの重さ
    ミラ 13(165/65R13) 約5.1kg 約5kg
    N-BOX 14(155/65R14) 約5.1kg 約7kg
    ハスラー 15(165/60R15) 約6kg 約8kg

    【上記組み合わせは一例です】

    【普通車】16インチから17インチまでのタイヤの重さ

    【普通車】16インチから17インチまでのタイヤの重さ

    普通自動車のタイヤサイズは、一般的に16インチ以上の大きさを使用します。
    たとえば、普通自動車のタイヤをインチ別で比較すると、タイヤの重さの目安は以下の通りです。
    【対象タイヤ:YOKOHAMA(BluEarth RV-02)

    車種 インチ数 タイヤの重さ ホイールの重さ
    セレナ 16(205/65R16) 約9.9kg 約9.5kg
    ステップワゴン 17(205/55R17) 約10.5kg 約11kg

    【上記組み合わせは一例です】

    【SUV車】18インチから20インチまでのタイヤの重さ

    SUV車】18インチから20インチまでのタイヤの重さ

    SUVのタイヤサイズは、一般的には18インチ以上の大きさを使用します。
    たとえば、SUVのタイヤをインチ別で比較すると、タイヤの重さの目安は以下の通りです。
    【対象タイヤ:YOKOHAMA(ADVAN Sport V105ADVAN Sport V105)

    車種 インチ数 タイヤの重さ ホイールの重さ
    ハリアー 18(235/55R18) 約12.7kg 約13kg
    エクストレイル 19(235/55R19) 約13.3kg 約14kg
    ランドクルーザー 20(285/50R20) 約17.8kg 約18kg

    【上記組み合わせは一例です】

    【スタッドレスタイヤ】の重さ

    スタッドレスタイヤの重さ

    スタッドレスタイヤの重さは、メーカーやサイズによって異なります。
    スタッドレスタイヤの特徴は以下の通りです。

    ・タイヤの溝が深い
    ・タイヤのスリット(切り込み)が多い
    ・地面にグリップできるように硬くなりにくいゴム素材でできている

    上記の特徴により、夏用タイヤと比較して重い作りになっています。たとえば、16インチのタイヤで比較すると以下の通りです。

    【16インチの場合】

    タイヤの種類 商品名 タイヤサイズ タイヤの重さ ホイールの重さ
    夏用タイヤ BluEarth-GT AE51 215/65R16 約9.9kg 約9.5kg
    スタッドレス iceGUARD 7 215/65R16 約10.4kg 約9.5kg

    参照:YOKOHAMA

    【4本合計重量】

    夏用タイヤ 約39.6kg
    スタッドレス 約41.6kg
    タイヤ総重量の差 約2kg

    タイヤ4本を合計して比較すると、約2kgスタッドレスタイヤの方が重い結果になりました。タイヤ4本の総重量は、タイヤが大きくなればなるほど重さの差が大きくなるため、燃費に影響する可能性があります。

    スタッドレスタイヤの重さと燃費が気になる方は、購入前に店舗で相談してから購入することをおすすめします。

    タイヤに合ったホイールを選ぶのもおすすめ

    タイヤに合ったホイールを選ぶのもおすすめ

    タイヤの重さも重要ですが、タイヤに合ったホイール選びも重要です。ホイールの重さも軽量タイプと重いタイプがあるため、タイヤとの組み合わせによって走行性能が変わります。

    たとえば、鍛造ホイールと鋳造ホイールの特徴は、以下の通りです。

    ホイールの種類 重さ デザイン性
    鍛造ホイール 軽量 低い
    鋳造ホイール 重い 高い

    上記の他にもアルミやスチール、マグネシウムなど素材によっても重さが異なります。

    「タイヤは軽いけどホイールが重い」
    「タイヤは重いけどホイールが軽い」

    上記のようにタイヤとホイールの重量バランスが異なると、あなたの求めた走行性能を手に入れることが困難になる可能性があります。

    タイヤとホイールの重さのバランスは考慮する必要があるため、タイヤだけ軽くしたり重くしたりするのは、おすすめできません。あなたが選んだタイヤの重さに合った、最適なホイールを選びましょう。

    タイヤのことならタイヤワールド館ベストにおまかせ

    タイヤのことならタイヤワールド館BESTにお任せください!

    本記事では以下の内容を解説しました。

    ・タイヤの重さとは
    ・タイヤの重さで走行性能が変わる
    ・軽いタイヤのメリット
    ・軽いタイヤのデメリット
    ・重いタイヤのメリット
    ・重いタイヤのデメリット
    ・【一覧表あり】タイヤの重さをインチ別・種類別に紹介
    ・タイヤに合ったホイールを選ぶのもおすすめ

    とくに重要なポイントは、自分に合ったタイヤとホイールを選ぶことです。車種や走行性能以外にも、希望するデザインや機能によって、選ぶ商品は異なります。

    タイヤワールド館ベストでは、タイヤやホイールの相談からタイヤ交換まで対応しております!
    タイヤ選びでお困りの方は、ぜひ最寄りの店舗まで、お立ち寄りください。ご来店お待ちしております!

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    ホイールのカスタム方法おすすめ5選!鉄チンやリムガードでオシャレにドレスアップしよう

    車のホイールをおしゃれにカスタムしたい!と思っていても、「どんな方法があるのかわからない……」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

    カスタムとひと口に言っても、目指しているスタイルによって最適な方法は異なります。

    本記事では、オススメのホイールカスタムの方法を5つ紹介します。カスタム方法によって見た目は大きく変わるので、目的や好みに合わせて選べますよ。

    ホイールをカスタムするときの注意点や、依頼できる場所もあわせて解説します。

    足回りのドレスアップを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

    ホイールのカスタム方法5選

    ホイールのカスタム方法5選

    ホイールのカスタム方法で、オススメのものを5つ紹介します。

    1. 塗装(ペイント)
    2. リムガード
    3. カラーホイールナット
    4. ホイールスペーサー
    5. ホイール交換

    手軽にできるものだけでなく、業者に依頼したほうが良いものもあります。理想の足回りに近づけるように、カスタムの目的を明確にしておきましょう。

    それぞれ詳しく解説します。

    塗装(ペイント)

    ホイールのカスタム方法1・塗装(ペイント)

    ホイールの塗装(ペイント)とは、ホイールを好きな色に変える方法です。

    車のボディの色や全体のバランスを見ながら選べるので、より個性的な足回りにカスタムできます。

    ホイールの塗装は自分で行うことも可能です。道具をそろえて時間と手間をかければ、10,000円程度の費用で塗装できます。

    高いクオリティを求めるのなら、業者に依頼するほうが良いでしょう。

    失敗するリスクを減らせるだけでなく、カラーの種類も多く理想の色味が見つかりやすいメリットもあります。

    別料金にはなるものの、タイヤの傷や凹みなどの修理も可能です。

    しかし、業者へ依頼すると高い費用が必要になります。ホイールの大きさや状態にもよりますが、1本15,000円前後が目安です。

    ホイールを交換するのと変わらない場合もあるので、価格面には注意しましょう。

    リムガード

    ホイールのカスタム方法2・リムガード取り付け

    参考:ワールドウィングライト様

    リムガードとは、ホイールのリム(タイヤを結合する部分)を守るものです。

    車高の低い車や扁平タイヤを装着していると、少しの段差や縁石でリムが傷ついてしまいます。

    リムについた傷は「ガリ傷」とよばれ、リムガードを取り付けることでガリ傷を隠し、ホイールのリムを保護するのが役割です。

    ですが、リムの保護だけでなく、ドレスアップを目的に取り付ける場合もあります。

    リムガードは色の種類も豊富です。黒やシルバーなどで目立たなくすることもできますが、赤や黄色といったはっきりした色をあえて取り付け、足元をより印象的にすることもできます。

    装着も簡単で、価格は1,000円〜5,000円ほど。自分で手軽に行えるのも魅力です。

    お金をかけずに手早く印象を変えたい人にオススメの方法です。

    カラーホイールナット

    ホイールのカスタム方法3・カラーホイールナット

    ホイールナットとは、ホイールを車体に取り付けているナットのことです。

    純正のホイールナットだとあまり存在感がありませんが、カラーを変えるだけで見た目はガラッと変わります。

    青や紫、ピンクなど色の種類も豊富で、迷ってしまうほど選択肢が多いのも特徴です。

    色だけでなくさまざまな形があるので、ホイールのデザインにあわせて選べるのもメリットです。

    価格は2,000円〜7,000円ほどで購入できますが、高いものだと10,000円以上するナットもあります。

    まずは小さなところからカスタマイズをはじめたい人にオススメです。

    ただし、ホイールナットの変更には注意点もあります。

    メーカーや車種によってサイズが異なり、ホイールナットやボルトに切ってあるねじ山の間隔も違います。

    ホイールナットを取り付ける座面の形状も同じではないので、必ず車やホイールに合うものを選んでください。

    また、ホイールナットの取り付けには、規定トルクでの締め付けが必要です。専門工具をもっていない場合は、業者に依頼して交換しましょう。

    ホイールスペーサー

    ホイールのカスタム方法4・ホイールスペーサー

    ホイールスペーサーとは、車体(ハブ)とホイールの間にはさむ円形の金属のことです。ドレスアップの場合は、タイヤを外側に出す「ツライチ」を目指すために使用されることがほとんどです。

    ホイールスペーサーは「ツライチ」を目的に使用される

    ホイールスペーサーにはさまざまな厚さがあり、薄いものだと1mmから選択できます。10mm以上厚みのあるものは「ワイドトレッドスペーサー」とよばれ、円形の金属にハブボルトが一体になっている部品もあります。

    タイヤを外側に出すことにより、足回りのホイールの存在感を強調。純正とは違う外観を楽しめます。

    足回りのカスタムをしっかりやりたい人にオススメです。

    価格は1,000円〜5,000円ほどですが、1,000円〜2,000円ほどの工賃もあわせて必要です。

    ホイールスペーサーの厚みによっては、ハブボルトの交換が必要になる場合があります。その場合はハブボルトと交換工賃もプラスされます。

    ホイールスペーサーを装着するときの注意点は、車体からタイヤがはみ出さないようにすることです。車検に通らない、接触事故等の危険性が考えられます。

    また、定期的にガタやゆるみがないか点検も必要です。足回りは常に負荷がかかる部分です。もし取り付け部にゆるみがあると、脱輪やハブボルトが折れる可能性もあります。

    規定トルクで締め付けができているか、確認を怠らないようにしましょう。

    タイヤワールド館ベストでは、タイヤ交換時に取り付ける場合は別途工賃はかかりませんので、装着の際はご検討ください。

    ホイール交換

    ホイールのカスタム方法5・ホイール交換

    ホイールを交換することで、見た目の印象を大きく変えられます。

    数あるホイールの中から自分の好きなデザインを選べ、理想の足回りが手に入りやすいでしょう。

    カラーホイールを装着したい場合は、はじめから色つきのホイールを選ぶと塗装する手間もありません。同時にインチアップも可能です。

    また、見た目の美しさだけでなく走行性能の向上も期待できます。

    ホイールの素材にはスチール以外にアルミ、マグネシウム、カーボンなどの種類があります。

    一般的にスチールホイールより軽量であったり、頑丈さがあったりするので、ブレーキ性能や走行性能がアップすることも考えられるでしょう。

    ドレスアップでよく用いられるのはアルミ製のホイールです。価格はホイールのサイズやデザイン、材質によって大きく異なります。

    まずは足回りからカスタマイズを楽しみたい、個性を出してイメージを大きく変えたい人にオススメです。

    ホイールのカスタムを依頼できる場所

    ホイールのカスタムを依頼できる場所とは?

    ホイールのカスタムを依頼できる場所は、依頼する作業によって異なります。すべての作業に対応している業者もありますが、得意とする作業はその業者によって違います。

    できるだけ専門性の高い業者を選ぶことが大切です。

    ホイールのカスタムを依頼できる場所は、主に以下の4カ所です。

    ・板金塗装工場
    ・カーリペア専門店
    ・カスタマイズ専門店
    ・タイヤ専門店

    順番に見ていきましょう。

    板金塗装工場

    ホイールの塗装を依頼するのなら、板金塗装工場がオススメです。

    板金塗装工場は、事故などでボディが凹んだり、年数がたち変形してしまったりした車を修理する場所です。

    修理した場所が周りから目立たないように形を整え、絶妙な色合いで仕上げを行います。塗装のプロといっても過言ではありません。

    板金塗装工場は普段から作業に慣れており、設備も整っている工場が多いです。難しいカラーでも安心して任せられます。

    塗装に失敗したくない、仕上がりには完璧を求めたい人は、板金塗装工場に依頼しましょう。

    カーリペア専門店

    カーリペア専門店とは、車の修理や部品の取り付けなどを幅広く行うお店です。

    さまざまな作業を依頼でき、板金、内装修理、フロントガラスの修理など、その種類は多岐にわたります。

    中にはホイールリペアを専門に扱うお店もあるため、傷の修理や塗装を依頼できます。加工やゆがみの修復なども受け付けている場合もあるでしょう。

    しかし、お店によって得意分野が異なります。業者によっては受け付けをしていない場合もあるので、確認してから依頼してください。

    カスタマイズ専門店

    カスタマイズ専門店では、車全体のドレスアップが可能です。足回りだけでなく、理想のイメージに近づけるよう総合的に考えて、最適の方法を提案してくれます。

    ドレスアップの知識や経験も豊富なので、ホイール以外のカスタマイズも相談できます。ギリギリのところまで攻めたドレスアップの依頼もしやすいでしょう。

    ホイール以外の場所もカスタマイズしたい、本格的に車をドレスアップしたいと考えている人はカスタマイズ専門店がオススメです。

    タイヤ・ホイール専門店

    タイヤ・ホイール専門店は、タイヤとホイールを専門的に販売しているお店のことです。ホイールもいっしょに取り扱っているお店も多く見られます。

    あらゆるニーズに対応できるよう、サイズやデザインも充実しており、さまざまなメーカーのタイヤとホイールを取り揃えています。

    夏用タイヤだけでなく、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤなどのラインナップも多く、価格や性能を比較しながら選べるのがメリットです。

    専門店ならではの知識や経験があり、小さなことでも相談しやすいのが特徴です。

    ホイールの交換や、インチアップ・インチダウンを検討している人はタイヤ専門店に依頼すると良いでしょう。

    ホイールをカスタムするときの注意点

    ホイールをカスタムするときの注意点

    ホイールのカスタムには、注意点もあります。

    足回りは車の走行に直結する重要な部分です。一歩間違えれば事故を起こす可能性もあるので、ドレスアップを安心して楽しむためにも、注意点をしっかり理解しておきましょう。

    ホイールをカスタムするときの注意点は主に以下の2つです。

    1. ホイールのサイズを確認する
    2. 信頼できる業者を選ぶ

    詳しく解説します。

    ホイールのサイズを確認する

    足回りのカスタマイズをするときは、ホイールのサイズを必ず確認しましょう。

    サイズを間違ってしまうと、せっかく購入した部品が合わなかったり、走行中に部品が外れてしまったりします。

    塗装をするときは料金の目安になりますし、ホイールの交換はサイズがわからなければ購入もできません。

    ホイールスペーサーを装着する場合は、ホイールのサイズだけでなくハブボルト(ホイールを車体に取り付けるためのボルト)の長さもチェックしておきましょう。

    厚みがあるホイールスペーサーだと、ハブボルトの長さが足りずホイールの取り付けができなくなる場合があります。

    また、ホイールナットのサイズも重要です。取り付ける座面の形状やねじ山の間隔などに注意して交換するようにしてください。

    信頼できる業者を選ぶ

    ホイールのカスタムを業者に依頼する場合は、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

    数ある中から業者を選ぶのは難しいと感じるかもしれませんが、信頼できる業者を選ぶポイントをお伝えします。

    ・親身になって相談に乗ってくれる
    ・作業内容や料金をきちんと説明してくれる
    ・経験が豊富で実績がある

    どのような依頼をするときでも、良い対応をしてくれる業者を選びましょう。*接客態度や、こちらの話をどれくらい聞いてくれるのかは重要なポイントです。

    適当な受け答えしかしてくれない業者に、あなたの大切な車を預けたいとは思わないですよね。

    不明な点があれば納得するまで説明してくれたり、予算オーバーになる場合は別の提案をしてくれたりする業者は、信頼度が高い業者の可能性が高いでしょう。

    また、経験や実績が十分にあることも1つの指標です。

    ホームページの施工実績はもちろん、お店がにぎわっているか、国産車、輸入車を問わず依頼を受け付けているかなども目安になります。友人や知人に口コミを聞いてみるのも良いでしょう。

    業者選びは、カスタマイズの仕上がりを左右する要素です。慎重に選んでくださいね。

    鉄チン(スチールホイール)のカスタムはできる?

    鉄チン(スチールホイール)のカスタムはできる?

    鉄チン(スチールホイール)のままでも、ホイールをカスタムすることは可能です。

    好きな色に塗装を施したり、部品を取り付けたりするのも、アルミホイールとは違ったおしゃれを楽しめます。

    鉄チンでは、ホイールカバーを装着するカスタマイズもあります。

    鉄チンのカスタムはホイールカバーで楽しめる

    ホイールカバーは雨水やゴミ、ホコリから足回りの部品(ハブボルトやブレーキなど)を守るための役割もありますが、ドレスアップのアイテムとしても人気です。

    社外品にはさまざまなデザインのホイールカバーがあるので、鉄チンならではのドレスアップができますよ。

    ホイールのカスタムは交換がオススメ

    ホイールのカスタムは交換がオススメ

    ホイールのカスタムには、手軽なものから本格的なものまで、さまざまな方法があります。あなたの好みに合わせて足回りをドレスアップして、独自のスタイルを演出しましょう。

    中でも大きく見た目の印象を変えたいのなら、ホイールの交換がオススメです。

    ホイールはデザインの種類も豊富で、お気に入りのデザインを選べます。はじめから色がついているホイールもあるので、塗装の手間もありません。

    足回りで個性を出したい、デザインや色を一新したい人は、ホイールの交換を考えてみてはいかがでしょうか。

    ホイールの交換ならタイヤワールド館ベストがオススメです。おしゃれなデザインのホイールを数多く取り扱っているので、どんなホイールを選べばいいのか悩んでいる人は、ぜひご相談ください。

    宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。豊富な種類を取り揃えているので、あなたの好みに合ったホイールがきっと見つかりますよ。

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    タイヤカバーは屋外保管で必須!必要性と選ぶポイントを解説!


    「タイヤを屋外で保管するときにタイヤカバーは必要なの?」
    「袋に入れておけば、タイヤは汚れないからタイヤカバーは不要ですよね?」

    このようなご質問をよく受けます。

    結論から言うと、タイヤをビニール袋にいれるだけの保管や、タイヤをむき出しの状態で保管することはおすすめできません。
    タイヤカバーをしないまま屋外でタイヤを保管すれば、紫外線や雨風の影響により、ひび割れや錆が発生し、タイヤの劣化を早める可能性が高いからです。

    本記事では、タイヤカバーの重要性やタイヤカバーの選び方など、タイヤ保管についてわかりやすく解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

    タイヤの屋外保管にカバーが必要な3つの理由

    タイヤの屋外保管にカバーが必要な3つの理由

    タイヤ交換後に屋外保管する場合は、タイヤカバーの活用がおすすめです。

    タイヤカバーを使用することで、紫外線や雨風によるタイヤへの負担が軽減でき、適切な状態で保管できるからです。
    本章では、タイヤの屋外保管にカバーが必要な3つの理由を解説します。

    1. タイヤを紫外線から守ってくれる
    2. タイヤを雨風から守ってくれる
    3. タイヤの寿命が長くなる

    タイヤを紫外線から守ってくれる

    タイヤカバーをおすすめする1つ目の理由は「タイヤを紫外線から守ってくれる」です。タイヤは紫外線を浴び続けることで、ひび割れが発生しやすく、タイヤが劣化する原因につながります。

    タイヤを屋外で保管するときにタイヤカバーを使用すれば、紫外線によるタイヤへの影響が減少し、ひび割れも未然に防ぐことが可能です。

    タイヤカバーを活用して、タイヤを紫外線から守り、タイヤを長持ちさせましょう。

    タイヤを雨風から守ってくれる

    タイヤを雨風から守ってくれることも、タイヤカバーをおすすめする理由のひとつです。タイヤを雨風から守ることで、タイヤに傷が付くことや、水分の付着を未然に防ぐことが可能です。

    タイヤに水分が付着した状態で長期間屋外保管すれば、カビの発生やホイールの錆など、タイヤ全体に悪影響を及ぼします。悪い状態のタイヤを継続して使用すれば、タイヤに亀裂が入ったり、偏摩耗になったりと、最悪バーストの危険があります。

    雨風の影響を未然に防ぐためにも、タイヤを屋外保管する際は、タイヤカバーを必ず使用しましょう。

    タイヤの寿命が長くなる

    タイヤを紫外線や雨風から守ることで、タイヤの劣化を未然に防げるため、タイヤの寿命が長くなります。タイヤの劣化を防止できれば、長期的にみてタイヤにかかるコストを抑えることが可能です。

    また、保管状態が適切なタイヤなら、次回のタイヤ交換後も安心して走行できます。

    タイヤカバーを使用するだけで、タイヤを簡単に保護できるため、タイヤを屋外で保管するときは、タイヤカバーの利用をおすすめします。

    タイヤカバーなしで屋外保管するデメリット

    タイヤカバーなしで屋外保管するデメリット

    タイヤカバーを使用しない屋外保管は、デメリットしかありません。タイヤをむき出しの状態で屋外に保管すれば、タイヤへの負担が大きく、悪い影響しかないからです。

    本章では、タイヤカバーなしで屋外保管するデメリットを紹介します。

    1. タイヤがひび割れしやすくなる
    2. タイヤの劣化が早くなる
    3. タイヤを盗難される可能性がある

    タイヤがひび割れしやすくなる

    タイヤカバーなしで屋外保管する1つ目のデメリットは「タイヤがひび割れしやすくなる」です。

    タイヤが紫外線を浴び続けると、タイヤに含まれている劣化防止剤(※)が気化して消耗することで、タイヤのひび割れにつながります。

    タイヤを屋外で保管する場合は、タイヤの劣化原因である紫外線を避ける必要があります。
    ひび割れを予防するためにも、タイヤカバーを使用して、タイヤの劣化を防止できる環境で保管しましょう。
    ※ゴムの老化を防ぐための成分

    タイヤの劣化が早くなる

    タイヤカバーなしで屋外保管する2つ目のデメリットは「タイヤの劣化が早くなる」です。

    タイヤをむき出しの状態で屋外に保管すれば、雨や風、紫外線などの影響を受けます。タイヤが悪い影響をうければ、タイヤの劣化が早くなり、タイヤ交換を余儀なくされる可能性が高くなります。

    たとえば、タイヤの屋外保管にともなうタイヤへの悪影響は、以下の通りです。

    屋外環境 タイヤの状態
    タイヤに水分が付着することでカビや錆が発生する
    タイヤが傷つく
    紫外線 劣化防止剤の消耗によりタイヤがひび割れする

    上記の他にも、タイヤワックスを使えば大丈夫と思うかもしれません。
    しかしタイヤワックスの成分には、劣化防止剤も一緒に流してしまう油性の商品もあるため注意が必要です。

    タイヤを盗難される可能性がある

    タイヤカバーなしで屋外保管する3つ目のデメリットは「タイヤを盗難される可能性がある」です。タイヤを交換する時期は、タイヤの窃盗被害が増加する傾向にあります。

    埼玉県の発表では、令和5年1月〜4月末までの間に、タイヤやホイールの盗難被害が40件以上発生しました。

    タイヤ交換後に外部から目の届く場所に保管すると、盗難の危険性も考えられるため注意が必要です。タイヤを屋外で保管する場合は、タイヤカバーを使用して、目のつきにくい場所で保管することをおすすめします。

    タイヤカバーを選ぶ5つのポイント

    タイヤカバーを選ぶ5つのポイント

    タイヤカバーを検索しても、膨大な商品の中から、保管状況に合ったタイヤカバーを見つけるのは困難です。
    本章では、タイヤカバーを選ぶ5つのポイントを解説します。

    1. タイヤのサイズに合わせて選ぶ
    2. タイヤの収納方法で選ぶ
    3. タイヤの置き方で選ぶ
    4. タイヤカバーの素材で選ぶ
    5. タイヤカバーの機能性で選ぶ

    タイヤのサイズに合わせて選ぶ

    タイヤカバーを選ぶ1つ目のポイントは「タイヤのサイズ」です。タイヤカバーのサイズは、メーカーによって異なります。

    一般的には、SサイズからLLサイズまでの商品が多いです。

    タイヤカバーは、軽自動車から大型車まで、幅広いサイズの取り扱いがあります。タイヤのサイズに合ったタイヤカバーを選びましょう。

    タイヤの収納方法で選ぶ

    タイヤカバーを選ぶ2つ目のポイントは「タイヤの収納方法で選ぶ」です。
    タイヤカバーは、「1本用タイプ」と、4本まとめて全体的に収納できる「フルタイプ」があります。
    上記収納方法の、メリットとデメリットを表にまとめました。

    収納方法 メリット デメリット
    1本用タイプ 1本ずつ保護して収納できる 1本ずつ収納する手間がかかる
    フルタイプ タイヤをまとめて収納できる 1本ずつ保護できない

    タイヤを屋外保管する場所によって、収納タイプ別でタイヤカバーを決める必要があります。
    タイヤを保管する場所は、必ず確認してからタイヤカバーを選びましょう。

    タイヤの置き方で選ぶ

    タイヤカバーを選ぶ3つ目のポイントは「タイヤの置き方」です。
    一般的にタイヤ保管は、縦置き保管か横置きで保管します。
    タイヤの置き方に適したタイヤカバーは、以下の通りです。

    ・縦置き保管は1本用タイプがおすすめ
    ・横置き保管はフルタイプがおすすめ

    縦置き保管は1本用タイプがおすすめ

    縦置き保管の場合は、1本用タイプのタイヤカバーがおすすめです。
    屋外保管の場合は、必ずしもタイヤを保管できるスペースがあるとは限りません。
    1本用タイプのタイヤカバーは、自宅内の省スペースを活用して保管することが可能です。
    タイヤを保管する場所の確保が難しい方は、縦置き保管に適した1本用タイプがおすすめです。

    横置き保管はフルタイプがおすすめ

    横置き保管の場合は、フルタイプのタイヤカバーをおすすめします。
    フルタイプは、1本ずつ保管する必要がなく、4本のタイヤをまとめて収納できます。
    タイヤを屋外保管できるスペースがあり、1本ずつ保管する手間を少なくしたい方には、フルタイプのタイヤカバーがおすすめです。

    タイヤカバーの素材で選ぶ

    タイヤカバーを選ぶ4つ目のポイントは「タイヤカバーの素材」です。タイヤの屋外保管は、タイヤを保管する地域によって、タイヤに与える影響は異なります。

    タイヤカバーは、雨量が多い地域や紫外線が強い地域、風が強い地域など、住んでいる環境や保管状況に合わせて選びましょう。

    たとえば地域別でおすすめの素材は、以下の通りです。

    地域 おすすめ素材
    雨量が多い地域 防水素材かつファスナーも防水加工
    風が強い地域 耐久性の高い丈夫なオックス素材
    紫外線が多い地域 UVカット素材で遮光性が高い素材

    タイヤの保管状況や保管する地域に応じて、タイヤカバーを選びましょう。

    タイヤカバーの機能性で選ぶ

    タイヤカバーを選ぶ5つ目のポイントは「タイヤカバーの機能性」です。
    たとえば、タイヤカバーの機能性がある商品は、以下の通りです。

    ・取っ手が付きでタイヤの持ち運びに適したタイヤカバー
    ・タイヤを着脱しやすいゴムひも付きのタイヤカバー
    ・前後左右どのタイヤを収納しているかわかるタイプのタイヤカバー
    ・タイヤの部品が収納可能なポケット付きタイヤカバー

    上記商品以外にも、タイヤカバーの種類は豊富です。

    タイヤを保管する場所、タイヤ保管後の管理体制に合ったタイヤカバーを選びましょう。

    屋外保管におすすめのタイヤカバー

    屋外保管におすすめのタイヤカバー

    タイヤを適切な状態で保管するためには、保管するタイヤのサイズや保管状況によって、最適な商品を選ぶ必要があります。

    本章では、おすすめのタイヤカバーを3つ紹介します。

    ・Mr.Youタイヤカバー(横置きフルタイプ)
    ・Mr.Youタイヤカバー(縦置きフルタイプ)
    ・COVERGROUP タイヤカバー(1本用タイプ)

    タイヤを長持ちさせるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

    Mr.Youタイヤカバー(横置きフルタイプ)

    Mr.Youタイヤカバー(横置きフルタイプ)

    引用:Amazonサイトへ

    屋外保管におすすめのタイヤカバー1つ目は「Mr.You」のタイヤカバー(横置きフルタイプ)です。
    おすすめポイントは以下の5つです。

    1. 生地は丈夫な厚手仕様の、420Dオックスフォード生地を使用している
    2. ポリウレタン塗料と紫外線防止保護塗料の使用で、防水と紫外線対策ができる
    3. タイヤカバー下部に、ヒモとストッパーで吹き飛び予防できる
    4. 軽自動車からSUV車のタイヤまで、幅広いサイズがある
    5. ジッパーが大きく開くため、タイヤカバーをかけやすい

    タイヤを屋外で保管する時の条件である、防水性や防塵性、紫外線対策をクリアしており、価格も安価であるためおすすめです。

    ただしタイヤを地面に直置きすると、タイヤの劣化や変形の原因につながるため注意が必要です。タイヤの劣化や変形を未然に防ぐためにも、タイヤの直置き対策ができる、タイヤパレットの購入もあわせておすすめします。

    商品名 Mr.Youタイヤカバー
    価格 2,599~2,799円(税込)※
    置き方 横置き
    サイズ一覧 S・M・L
    防水性
    紫外線対策
    丈夫さ
    素材(生地) 420Dオックスフォード生地
    同時購入推奨商品 Belca すのこ タイヤパレット

    ※Amazon:R5年5月16日時点

    Mr.Youタイヤカバー(縦置きフルタイプ)

    Mr.Youタイヤカバー(縦置きフルタイプ)

    引用:Amazonサイトへ

    屋外保管におすすめのタイヤカバー2つ目は「Mr.You」のタイヤカバー(縦置きフルタイプ)です。
    おすすめポイントは以下の5つです。

    1. 耐水圧3500paと防水性に優れているため、豪雨にも備えられる
    2. ジッパーも防水加工が施されている
    3. Mr.You独自シルバーコートで紫外線対策ができる
    4. 丸洗いできるため、長く使用できる
    5. 耐用年数も5年以上でコストパフォーマンスがよい

    縦置きフルタイプのタイヤカバーを使用する場合、タイヤを縦置き保管するためのラックが必要です。
    上記商品の推奨するタイヤラックも、あわせて検討することをおすすめします。

    商品名 Mr.Youタイヤカバー
    価格 3,399~3,599円(税込)※
    置き方 縦置き
    サイズ一覧 M・L
    防水性
    紫外線対策
    丈夫さ
    素材(生地) 420Dオックスフォード生地
    同時購入推奨商品 アイリスオーヤマ タイヤラック
    Mサイズ:KSL-590
    Lサイズ:KSL-710

    ※Amazon:R5年5月16日時点

    COVERGROUPタイヤカバー(1本用タイプ)

    COVERGROUP タイヤカバー(1本用タイプ)

    引用:Amazonサイトへ

    屋外保管におすすめのタイヤカバー3つ目は「COVERGROUP」のタイヤカバー(1本用タイプ)です。
    おすすめポイントは以下の6つです。

    1. 取っ手付きで持ち運びしやすい
    2. 部品を収納できるポケットが付いているため、部品の紛失防止ができる
    3. 前後左右どのタイヤかわかるように、メモを入れるポケットがある
    4. タイヤの接地面(黒い部分)はオックス600D+PVCで丈夫なつくり
    5. フェルトパッドでホイールを埃やゴミから保護してくれる
    6. タイヤサイズは15-22インチサイズで、幅広いタイヤに対応している

    また、タイヤを保護するフェルトパッドが付属するため、ホイールも優しく保護することが可能です。

    注意点はフルタイプと異なり、防水性が劣ることです。
    タイヤが濡れないためにも、軒下など雨水が浸入しない場所で保管しましょう。

    雨水が侵入する可能性のある場所であれば、フルタイプのタイヤカバーと併用することをおすすめします。

    商品名 COVERGROUP
    価格 4,800円(税込)※
    置き方 縦置き・横置き
    サイズ一覧(対応可能インチ) 15~22インチ
    防水性
    紫外線対策
    丈夫さ
    素材(生地) ・黒い部分:600Dオックスフォード+PVC
    ・色あり部分:210Dオックスフォード
    同時購入推奨商品 アイリスオーヤマ タイヤラック
    Mサイズ:KSL-590
    Lサイズ:KSL-710

    ※R5年5月16日時点

    タイヤ保管の注意点

    タイヤ保管の注意点

    タイヤ保管をするときは、ホイールの有無に応じたタイヤの置き方で、保管方法を検討しましょう。
    以下の表に、ホイール有無別の適切な保管方法、注意点と改善ポイントをまとめました。

    ホイールつき

    保存方法 横置き
    注意点 下のタイヤが、上のタイヤの重みで変形する可能性がある
    改善ポイント タイヤ専用ラックを使い、タイヤにかかる負担を減らす

    ホイールなし

    保存方法 縦置き
    注意点 タイヤの接地面が長い期間同じ場合、変形の可能性がある
    改善ポイント 定期的にタイヤの接地面を入れ替えて、変形を予防する

    上記の2つの注意点で共通することは、長期間同じ箇所に負担が加わり続ければ、タイヤの変形につながることです。
    タイヤを長持ちさせるためにも、ラックをあわせて活用し、適切な保管方法でタイヤを管理しましょう。
    タイヤの正しい保管方法については【タイヤの正しい保管方法は?事前準備でタイヤを長持ちさせよう】の記事も参考にしてみてください。

    自宅で保管できない方はタイヤ保管サービスもおすすめ

    自宅で保管できない方はタイヤ保管サービスもおすすめ

    タイヤを保管するスペースがなくてお困りの方は、タイヤ保管サービスを有効活用しましょう。
    タイヤ保管サービスとは、夏用タイヤや冬用タイヤ(スタッドレス)を、メンテナンスも含めて最適な環境で保管してくれるサービスです。

    タイヤ保管サービスの内容は店舗によって異なりますが、タイヤワールド館BESTでは、タイヤ保管以外に以下のサービスも実施しています。

    ・次回のタイヤ交換
    ・バランス調整
    ・空気圧調整
    ・残溝チェック
    ・ホイール安全点検

    タイヤ保管サービスについては【タイヤ保管サービスとは?おすすめ点や料金をご紹介】の記事も参考にしてみてください。

    タイヤワールドBESTはタイヤ保管サービスも実施しております

    タイヤワールドBESTはタイヤ保管サービスも実施しております!

    本記事では、以下の内容を解説しました。

    タイヤを屋外で保管する場合、タイヤを長持ちさせるためには、タイヤカバーは必須です。

    一方で、保管する場所を確保できない方も少なくありません。屋内外問わずタイヤを保管するスペースがない方は、タイヤ保管サービスの利用もおすすめです。

    タイヤワールド館ベストでは、経年劣化具合や空気圧調整など、お客様のタイヤを最適な状態で保管する、タイヤ保管サービスも実施しております。
    お気軽にご相談ください!