最終更新日 2022年10月4日
タイヤの側面には、
様々な情報が刻印されていることをご存知でしょうか?
車は、タイヤが支えてくれることによって走行できています。
タイヤについて詳しく知ることは、
安全なカーライフを送る重要なカギとなります。
今回は、タイヤ側面に刻印されている
数字や記号について解説していきます‼
タイヤの側面には沢山の情報がいっぱい!
日々、生活していくなかであまり意識することはないかと思いますが、実はタイヤの側面には大切な情報が沢山詰まっています。
タイヤのメーカーやサイズはもちろんですが、
他にも、タイヤの寿命を知らせるスリップサインや
製造年週など、タイヤの大切な情報が全て刻印されています。
タイヤサイズってどこをみればわかるの?
いざ、自分の車をタイヤ交換するとなると
適性のタイヤサイズが必要になります。
例えば、お乗りの車がアクアだったと仮定します。
実は、アクアには4種類サイズラインアップがあるんです。
このように、アクアだけでなくどの車でも基本的には
タイヤサイズが何種類かございます。
「え!?どこをみればサイズがわかるの!?」
と疑問に思った方はご安心下さい‼
タイヤの側面(サイドウォール)を見ていただくと、
ひときわ大きな文字で数字が刻印されています。
➤ブリヂストン公式HPより引用
https://tire.bridgestone.co.jp/about/knowledge/size/
上記の画像ですと、「215/45R18」がサイズになります。
これらの刻印は左から順に、
・路面につく部分(タイヤ幅)
・タイヤの厚み(扁平率)
・ラジアル(タイヤ構造記号)
・リム径(インチ)
・荷重指数(LI)
・速度記号
となっています。
この数値がタイヤ交換の際に必要になりますので、
愛車のタイヤサイズがどういったサイズなのか、
サイズは適正なのかを一度チェックしてみてください‼
製造年数週数の見かた
タイヤは走行距離による摩耗で溝が無くなり、
劣化してしまうだけではありません。
年月が経つことによりゴムがかたくなったりと
自然劣化していきます。
走行距離が短い車でも、年月が経つことによって起こる
ひび割れや年月が経つことによって
タイヤの性能が下がり、ブレーキの効きやカーブを
曲がったりする力が低下してしまうのです。
➤ヒビ割れを起こしているタイヤ
「自分がいつタイヤを購入したのか忘れてしまった」
「年数をどこでみればいいのかわからない」
という方は少なくないかと思います。
しかし、製造年週もタイヤの側面に刻印されています‼
➤製造年週
読み方は、下2桁が製造年で上2桁が製造週となっています。
例えば、上記の画像ですと「4912」ですので、
2012年の49週目に製造されたことを意味します。
他の刻印と異なり、製造年週はゴムの中に
へこんだ4桁数字で刻印されているので、
愛車のタイヤを一度チェックしてみてください‼
スリップサインのマーク
タイヤはだんだんと走行中の摩耗により溝が減っていきます。
ご自身では、なかなか溝が減っているかどうかの判断は
難しいと考えてしまうかもしれません。
しかし、タイヤのスリップサインを見て頂くことで
溝が減ってるかどうかの目安がつきます。
「スリップサインって何?」
と思った方もいるのではないでしょうか?
スリップサインとは、道路運送車両法によって
定められている目印で、タイヤの寿命を明確にする
重要な目的を果たしている目印のことです。
➤ブリヂストン公式HPより引用
https://tire.bridgestone.co.jp/
about/maintenance/groove-depth/
摩耗がだいぶ進み溝の深さが1.6mmになると
タイヤと路面が接地しているトレッド面と
高さが同じになるので、スリップサインが
自然と現れる仕組みとなっています。
溝深さが一部でも1.6mm未満のタイヤは
整備不良として法律上、使用禁止になります。
スリップサインは、タイヤ側面の三角マークが
示す位置の溝の底にある盛り上がった部分です。
どんなタイヤにも4個~9個付けられているため、
タイヤ一周の三角マークを確認すれば発見することができます‼
アウトサイド・インサイド
トレッドパターン(タイヤの溝や切れ込み)には
タイヤの回転方向が指定されているものや、
対称・非対称となっている構造のものがあります。
おの対称なのか非対称なのか、これもタイヤを見て頂ければ
チェックすることができるんです‼
-トレッドパターンの種類-
まず、対称パターンにはタイヤの総幅の中心を
基準として左右対称となるパターンと
180度回転させてもパターンが変わらない
点対称パターンの2タイプがあります。
➤方向性のある対称パターン
⇢タイヤ装着の向きに指定があり、
サイドウォール部(側面)に表示されている
回転方向に従って装着しなければなりません。
➤点対称パターン
⇢180度回転させてもパターンが変わらないため、
車両の右側でも左側でも、または裏側でも
使用可能なタイヤになっています。
続いて、非対称パターンについてです。
非対称パターンは、総幅の中心を通る軸を基準として、
左右非対称なトレッドパターンを指します。
コーナリング時のグリップ性能のアップや
排水性の向上などのメリットがございます。
➤非対称パターン
⇢タイヤの外側には「OUTSIDE」、
内側には「INSIDE」と刻印されているので、
「OUTSIDE」が車両に対して外側(装着後も見える方側)
になるように装着してください。
最後に、回転方向の指定があるタイヤは、
タイヤの側面に「Rotation」と「矢印(←)」
が刻印されております。
➤回転方向の指定があるタイヤ
⇢取付の際には矢印の方向に
回転するように装着してください‼
正しく装着しないと、タイヤの性能を最大限発揮できず、
燃費が悪くなってしまったり、雨の日のブレーキの効きや
カーブする力が下がってしまう可能性があります。
【画像はグッドイヤー公式HPより引用】https://www.goodyear.co.jp/knowledge/rotation.html
タイヤの側面の情報について、
ここまでご紹介させて頂きましたが、
いかがだったでしょうか?
タイヤの交換時期を決めるときや
タイヤを選ぶ際は参考にしてみてください‼
オンラインショップhttps://tireworldkan.com/
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タイヤワールド館ベスト栗生店 店長
趣味:車を整備する事。
特技:手指の関節をポキポキ鳴らせる事。
モットー:お客様から感謝される接客を心がける事。