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    タイヤ知識 スタッドレスタイヤ 仙台本店

    【スタッドレス】選び方は?あまり乗らないけど交換すべき?疑問をプロが回答します②

    最終更新日 2023年6月24日

    こんにちは!タイヤワールド館ベスト仙台本店です!
    そろそろスタッドレス購入について動き出す時期ではないでしょうか?

    実は冬タイヤ、ここからはスタッドレスタイヤとは呼びますが、購入自体は一年中、いつでも購入する事ができます
    今回はスタッドレスタイヤに関するよくある疑問・質問にバンバン答えていくシリーズの第2弾です!

    Q1.スタッドレスタイヤはいつ購入するべきか

    私たちのおすすめはずばり、シーズン前がおすすめです。

    ただ購入時期によって価格が変わったり、製造の年数、新商品が出たりと…様々な理由でいつ頃購入するのがいいのかが変わってきます。

    シーズン中に購入するデメリット

    シーズン真っ最中に購入すると、以下のデメリットが挙げられます。

    ・価格が上がってる
    ・購入したとしても交換の予約が取れない
    ・欲しいタイヤのサイズが欠品している場合がある

    スタッドレスタイヤ交換時期はどうしても予約が集中してしまい何週間も交換での予約で埋まってしまうこともしばしば…

    タイヤワールド館ベストでは早期割引やご購入のお客様はタイヤ交換の事前予約を行っておりますので安心です。

    シーズン前っていつ?

    11月がシーズン始め、12月が真っ最中となります。

    多くのお店では、9月~早期割引、予約を開始してします。

    早すぎるのでは?と思うかもしれませんが、シーズン中だと欲しいタイヤが欠品していたり価格が高くなってしまったり先述した通り希望日にタイヤ交換予約が取りづらくなってしまったりお客様にとってメリットが少ないと思います。

    したがって、タイヤワールド館ベストでのベストなスタッドレスタイヤ購入時期は9月〜10月です!

    スタッドレスタイヤの基礎知識

    そもそもスタッドレスタイヤとは、雪が降ったときや路面が凍結しているときでも、タイヤの走る・曲がる・止まるという基本性能を発揮してくれるタイヤのことです。

    スタッドレスタイヤの登場前、日本の冬道ではスパイクタイヤが主流で、タイヤに金属の「スタッド(鋲)」が数多くあり、それによって冬道をひっかき加速・制動するものです。

    スタッド(鋲)タイヤ

    ※写真:スタッド(鋲)タイヤ

    しかし乾燥路面ではアスファルトをひっかき粉塵が舞うため、環境悪化が懸念され1991年に利用が禁止され、その「スタッド(鋲)がない冬用タイヤ」の意味から「スタッドレスタイヤ」と呼ばれています。

    一般に夏タイヤのゴムは、一日の平均気温が7度を下回るとゴムが硬さを増していきグリップ性能が低くなるといわれており、これに対して冬用タイヤは0度を下回ってもゴムが硬くなりにくく、雨や雪でもグリップ性能を発揮します。

    スタッドレスタイヤは、冬用タイヤの中でもゴムが柔軟性に作られており、これは寒さに強いということもありますが、雪、氷の路面で強力なグリップを発揮できるように作った結果です。

    乗用車の主なボディタイプとしては、セダン、ハッチバック、ワゴン、ミニバン、コンパクト、軽自動車、スポーツ、SUVなどがありますが、例えば高重心なSUV、車重が重くふらつきやすいミニバンなど、ボディタイプによって走りにも特徴があり、その特徴に合わせたタイヤ、タイヤサイズ選びが重要です。

    Q2.自分に合うスタッドレスタイヤの選び方は?

    夏でも冬でもどんなタイヤを履いたらいいのか悩みますよね。スタッドレスタイヤについてわかったところで、よくいただく質問にお答えしながら、ピッタリなタイヤ選びのヒントにしていただければと思います。

    Q3.毎日高速道路で長距離移動をするが、スタッドレスタイヤで注意すべきことは?

    スタッドレスタイヤは、日本の法定速度では問題ないのですが、高速走行が苦手な傾向にあります。通常の夏タイヤと同じ感覚で走るのは非常に危険です。

    また、夏タイヤと違ってゴムが柔らかいのであまり飛ばすと摩耗を早めてしまいます。
    ですが、夏冬関係なく、急な操作やスピードなどは控えて安全運転を心がけましょう。

    Q4.距離は乗らず、乗っても街乗り程度だがスタッドレスへの交換は必要?

    雪の降らない都市部などにはスタッドレスタイヤは向いてないので(乾いた路面には強くない)必要ないかと思いますが、北海道、東北地方をはじめとする降雪地帯はスタッドレスタイヤは街乗りでも必須となります。

    ちなみに一年中スタッドレスタイヤを履き続ける、いわゆる履きつぶしについて過去のブログにあるので、そちらもぜひご覧ください。

    Q5.坂道の多い所に住んでいます

    いくら冬に強いスタッドレスタイヤでも出来ないこともあります。

    あまりにも道路が凍っている状態の坂道だったり、雪が積もりすぎている場所などその時の状況によってスタッドレスタイヤのみでは登れないこともあります。

    こればっかりは4WD車やFF車でも違うのでスタッドレスタイヤだけでは説明の難しい所です。

    Q6.冬に毎週スキー、スノーボードの為に山に行くけどタイヤ交換は必要?

    そもそもスタッドレスタイヤでないと危険なので、全力でスタッドレスタイヤへの交換をおすすめします。

    Q7.5年使用したスタッドレスタイヤ。溝はあるけどまだ使える?

    結論から申し上げますと使用はおすすめ出来ません

    スタッドレスタイヤの寿命、耐久年数は3~4年と言われており使用してから3~4年ではなく製造、作られてから3~4年です。タイヤの側面、タイヤのメーカーや名前、タイヤサイズが記載された面にタイヤの製造年月日も記載があるのでチェックしましょう!

    タイヤの製造年月日

    ※囲んであるところが製造年月日になります。
    写真のタイヤは3519と書いてあり2019年の35週(8/26~9/1くらい)に製造されたものになります。

    いくら溝があってもゴムの経年劣化で固くなりグリップ性能が損なわれてしまいます。

    製造から3~4年以内でも交換をおすすめする場合

    新品購入時から50%摩耗した場合(いわゆる溝がない状態)は、3~4年以内でも交換をおすすめします。

    一見するとまだ使えそうに見えてもタイヤサイドに↑や△がある所をたどっていくとタイヤの溝にプラットフォームという凸があります。

    このプラットフォームが優秀で、溝の残りが約5㎜になるとプラットフォームが露出してスタッドレスタイヤとしての終わりをお知らせしてくれます。

    実は1本のタイヤにプラットフォームは4か所ありそのうちの1か所でも露出していたらスタッドレスタイヤとしての天寿を全うした、お疲れ様でした、という事になります。

    プラットフォームがまだ露出してないタイヤ

    プラットフォームが露出したタイヤ

    ※見えにくいのですが写真下がプラットフォームが露出してタイヤのブロック部分と同じ高さになっています。

    ただ、タイヤ交換をしてみてブレーキの効きだったり止まりにくさを感じるようであれば、溝や製造年に関わらず新しいスタッドレスタイヤの購入をおすすめします。

    また、見た目でわかるところでヒビ割れ、摩耗の偏りなんかも至急交換が必要となってきます。

    ヒビ割れ

    ヒビ割れ2

    クルマという大きな乗り物で地面に接地しているのはタイヤのみになります。タイヤに命を預けているといっても過言ではありません。

    ただ安い物でもないので実際タイヤを触って説明を受け、納得のいったタイヤのご購入をおすすめします。

    Q8.ワンシーズンに2~3回車を乗る程度で購入をためらっている

    タイヤは安い買い物ではないので、少ししか乗らないと買うのをためらってしまう気持ちよくわかります。でも全く車に乗らないわけではないのなら、冬の間ずっと夏タイヤのままではいられませんよね。

    そこで考えられる方法は2つあります。

    1.スタッドレスタイヤのレンタル
    2.アウトレットタイヤ

    スタッドレスレンタル

    使いたい時にだけ手軽に利用できるのが、スタッドレスタイヤの貸出サービスです。スタッドレスレンタルは、全サイズではありませんが1泊~当店でも行っております。

    アウトレットタイヤ

    アウトレットタイヤとはメーカーの未使用旧モデルのタイヤだったり現行モデルのマイナーチェンジ前のタイヤ、メーカー倉庫の年数経過のタイヤ、あとは販売店で抱えている前年度分の在庫になります。

    ちなみにメーカーでの管理の在庫に関しては個人や販売店の在庫の管理方法とは異なるので製造から3年間は性能を保つ事が立証されています。

    アウトレットタイヤは、性能を保つ事が立証

    アウトレット品なので、価格も現行の物などに比べて安くなるのでお得にタイヤの購入ができます。

    ただ、どのサイズあるわけではなく、あくまでメーカーや販売店の抱えている在庫分のみになるので注意が必要です。

    アウトレットタイヤ、タイヤレンタルをうまく活用すれば出費を抑えることも可能かと思います。

    ご自宅でタイヤを保管

    ご自宅でタイヤを保管される場合は冷暗所が基本になります。理由はタイヤ(ゴム製品)は直射日光に弱いからです。

    カバーを付けていればベランダ保管も可能です!ホイール付での保管は空気圧を2分の1に減らして頂くといいかと思います。

    タイヤカバー

    ※タイヤカバーは意外と安価で販売されているので、ぜひ検索してみてください。

    Q9.乗用車用・SUV車用でサイズ設定があった場合どちらを選べばいい?

    これは悩みますよね。でも、実はこの悩みは簡単に解消できます。使用する環境によって選べばよいのです。

    SUV

    SUV用は雪上性能を重視しており、高い駆動性を出すため回転方向が決められています。

    街乗り

    一方の乗用車用は、市街地走行、いわゆる「街乗り」での性能を重視しています。

    従って、使用環境によってどちらにするのかお選びください。

    まとめ

    今回は、雪の降る地域では必須となってくるスタッドレスタイヤの紹介をさせていただきました。ついこの前、夏タイヤに交換したと思っていたらあっという間に冬タイヤの交換シーズンになりますよね。

    今回書いた内容以外でもご不明な点や気になった点がございましたらぜひお気軽にお問い合わせください!

    作成者: 渡部 凌太

    タイヤワールド館ベスト仙台本店 店長

    趣味:温泉・サウナ(週2でいきます!)
    モットー:笑顔・お客様に満足頂ける商品提案・接客を行う
    特技:お客様のお顔を覚える記憶力
    若手店長ながらも誠実な接客と絶やさない笑顔でリピーターが多い。