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    インチは一緒なのにどうして装着できない?ホイールのJ数とは?

    同じインチなのになんで取り付けることができないのか?そもそも「J数」ってなに?「J数」が合わないホイールを購入したらどうなるの?などなど、今回はホイールの「J数」について詳しく解説していきます!

    インチだけではない、ホイールサイズのチェックポイント

    ホイールの名称

    ホイールのサイズってよく分からないですよね。例えば同じ17インチなのに
    取り付け出来たり出来なかったり‥そもそも17インチのホイールとは、リム径(=ホイールの直径)が17インチのホイールという意味です。

    ホイールのサイズでメインとなるのは、

    リム幅(インチ):ホイールを横から見た時の幅
    穴数:ボルトを通す穴の数
    PCD(mm):ボルト穴の中心を結んでできた円の直径
    インセット(mm):ホイールを横から見た時の中心断面から、ホイールの取付面までの距離をmmで表したもの

    などがあり、その他メーカー純正ホイールの場合はハブ径も関係してきます。

    そして、装着できるサイズは車種ごとに異なっているため、

    『前の車と同じ17インチだから、そのまま使おうとしたら取付できなかった‥』

    というような事が起こるわけです。

    ホイールのJ数とは?

    ホイールの名称2

    いわゆるJ数とはリム幅のことで、ホイールを横から見た時の幅をインチで表したものです。

    厳密にいうと「J」とは、ホイールのフランジ形状の規格のことで、ホイールの外面の縁にある形状を指しています。フランジの形状は「J」のほかに「JJ」があり、この二つが一般的です。

    リム幅はこの「J」の前にくるので、「J数」と呼ばれたり、「J数を増やす=リム幅を大きくする」のような使われ方がされますが、「J」自体はフランジ形状の規格なので注意が必要です。

    この記事では、みなさんの馴染みがある「J数」として記事を執筆していますが、本来「J」はフランジ形状だということはご留意ください。

    J数は、ホイールの裏側に刻印されていたり、ステッカーが貼られていたりしています。「6 1/2 J」や「4.5 J」などで表されます。 それぞれ、6.5インチ(約165mm)や4.5インチ(約114mm)ということですね。

    タイヤハウス(車両のタイヤが収まるところ)のスペースには限りがあり、どんな幅のホイールでも装着できるわけではありませんので、タイヤ幅毎に適合リム幅があります。例えば195/65R15では「5.5J~7.0J」あたりが適正リム幅に該当します。

    タイヤサイズごとの適合リム幅は各タイヤメーカーのホームページで確認することができます。

    ブリヂストン

    ダンロップ

    トーヨータイヤ

    ヨコハマタイヤ

    このように、ホイールは適正なJ数の範囲内のサイズで装着する必要があります。

    実際には、明らかに太いリム幅のホイールも市販されている

    明らかに太いリム幅のホイールも市販されている

    一方で、標準的なサイズから見て、明らかに太いリム幅のホイールも市販されています。なぜそんなサイズのホイールが市販されているかというと、

    ・タイヤを太くして見た目をかっこよくする(ドレスアップ)
    ・車高を下げてタイヤを引っ張り、いわゆる「ツライチ」にする(ドレスアップ)
    ・太いタイヤを装着して接地面を増やし、グリップを上げる(レース・スポーツ)

    (※引っ張るとはタイヤ幅よりも太いリム幅のホイールにタイヤを組付けて、タイヤのサイドウォールを左右に引っ張るように組むことです)

    などの目的のためです。

    一方で、以下のようなデメリットもあるので、注意が必要です。

    ・車のタイヤを付けるスペースには限りがあり、サイズ選定を間違うとはみ出しや干渉を起こしてしまう
    ・タイヤを引っ張ると本来の性能を発揮できない事がある
    ・タイヤの偏摩耗の原因になり、寿命が短くなる

    J数が合わないホイールを購入してしまった失敗談

    タイヤハウス図

    リム幅が適正範囲よりも太いホイールを購入してしまって‥

    ・車両からホイールがはみ出してしまった!
    ・タイヤハウスの内側にタイヤが干渉してしまった!

    リム幅が適正範囲よりも細いホイールを購入してしまって‥

    ・ホイールがブレーキキャリパーに干渉してしまった!
    ・タイヤホイールが異様に引っ込んでしまった!
    ・タイヤのサイドウォール(側面)が異様に盛り上がってしまった!

    など、そもそも装着出来なかったり、見た目に違和感があったりと様々な失敗が発生していますので、適正範囲のJ数のホイールを装着しましょう。

    ホイールが太くなるメリット・デメリット

    ホイールが太くなるメリット・デメリット

    社外ホイールに交換する時、「なるべくホイールは太いものを」と希望されるお客さまが多いです。見た目がかっこいい太ホイールのメリットとデメリットを確認しておきましょう。

    リム幅が太いホイールのメリット

    『リムが深くとれる』=見た目が格好良くなる
    ・後ろから見たときのボリューム感がアップする
    ・『太いホイール』=タイヤも太くなるので、グリップ力が増しコーナリング性能や直進安定性が向上する

    リム幅が太いホイールのデメリット

    ・ホイールが重くなるので、燃費が悪くなる
    ・タイヤが外に出ると運転の難易度が上がる
    ・タイヤのたわみが少なくなり、乗り心地が悪くなることもある

    J数はホイールインセットとのバランスが大切

    ホイールインセットとは

    ホイールインセットとは、リム幅の中心線から取り付け面までの
    距離のこと
    で、タイヤにホイールをセットするときの基準となるものです。

    ホイールインセットは車種ごとに異なりますが、3つに分類することができます。

    中心線よりも、

    ・装着面が、内側(インナー側)に入る
    アウトセット(マイナスインセット)数字の前に「-」
    ・装着面が、中心線と同じ(プラスマイナス0)
    ゼロセット
    ・装着面が外側(アウター側)に出る
    インセット(プラスインセット)数字の前に「+」

    と呼ばれます。

    J数もですが、このインセットの数値も適正ではない場合、ホイールがはみ出したり、フェンダーに干渉したりする可能性があります。

    乗用車用のホイールサイズの表記方法はいくつかあります。例えば、

    「15×6 1/2 J 5 114.3 45」

    のように書かれている場合、

    「リム径×リム幅 フランジの形状 ボルト穴数 P.C.D インセット」

    を表しており、この場合のホイールインセットの値は「45」です。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    一言にホイールといっても、選び方には気を付けなければいけないポイントが多数あり、中々ご自身ではどうしていいか分からないですよね。

    当店では専門知識を持ったスタッフがホイール選びをお手伝いさせて頂きますので、インチアップをしたいけれど「どんなホイール・サイズがいいの?」とお悩みでしたら、ぜひご来店下さい!

    お待ちしております。

    西多賀店
    西多賀店
    TEL: 022-398-3801
    住所:仙台市太白区泉崎2-23-17
    アクセス:仙台国道286号線沿い
    営業時間:10:00~19:00

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    タイヤの基礎知識 スタッドレスタイヤ 栗生店

    【メーカー別】スタッドレスタイヤのゴムの特徴を解説!発泡ゴムと吸水ゴムの違いとは?

    冬の安全運転にかかせないスタッドレスタイヤ。各メーカーから、さまざまな種類のスタッドレスタイヤが発売されています。しかし、作り方や使用している技術は違います。似ているようでも性能は異なり、感じ方も変わるでしょう。

    本記事では、ブリヂストンのスタッドレスに使用されている「発泡ゴム」を中心に、各メーカーのゴムの特徴について解説します。

    メリット・デメリットはもちろん、吸水ゴムとの違いもお伝えするので、どちらが自分に合っているのかがわかります。

    発泡ゴムや吸水ゴムについて知りたい人、各スタッドレスのメーカーのゴムの違いについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

    メーカー別!スタッドレスタイヤのゴムの特徴

    メーカー別!スタッドレスタイヤのゴムの特徴

    凍った路面でタイヤが滑るのは、氷とタイヤの間にできる「水膜」が原因です。氷を手でつかむと、溶けだしてつるんと滑った経験はありませんか?これは、氷が溶けることで手と氷の間に水の膜ができ、摩擦係数が下がったためです。

    冬の悪路でも、凍った路面とタイヤの間で同じことが起きています。

    スタッドレスタイヤのゴムには、凍った路面でも滑りにくくするために、各メーカーが開発した技術が詰まっているのです。

    しかし、目的は同じでも、メーカーによって考え方や得意とする領域は違います。異なる点を理解して、スタッドレスタイヤを選ぶときの基準にしてください。

    今回はスタッドレスタイヤの「ゴム」に注目して、以下の5メーカーの特徴について解説していきたいと思います。

    メーカー ゴムの名称 ブランド名
    ブリヂストン 発泡ゴム ブリザック
    ヨコハマタイヤ 吸水ゴム アイスガード
    ダンロップ ナノ凹凸ゴム ウィンターマックス
    トーヨータイヤ 吸着クルミゴム ガリット等
    ミシュラン 表面再生ゴム X-ICE

    【ブリヂストン】発泡ゴム

    ブリヂストン 発泡ゴム

    ブリヂストンのスタッドレスタイヤには、独自に開発した「発泡ゴム」を使用しています。

    「発泡ゴム」

    発泡ゴムは、ゴムの内部にたくさんの「気泡」と「太い水路」を作ることにより、路面とタイヤの間にできた水膜を取り込み、排出します。

    タイヤが滑る原因を取り除くことによって、凍った路面でもしっかり密着。グッと踏ん張る力を発揮し、運転にかかせない「止まる」と「曲がる」を安定して行えます。

    「発泡ゴム」2

    BLIZZAK VRX2 に採用されている「アクティブ発泡ゴム」は、水路状の気泡に水に溶けやすく混ざりやすいコーティングを施し性能を向上しています。

    さらに BLIZZAK VRX3 では、水路の断面を楕円形に変更した「フレキシブル発泡ゴム」を採用し、より氷上での性能がアップしました。

    発泡ゴムは歴史も長く、多くのユーザーに認知・支持されています。

    発泡ゴムの歴史

    【ヨコハマ】吸水ゴム

    ヨコハマ 吸水ゴム

    ヨコハマのスタッドレスタイヤには、「吸水ゴム」が使用されています。

    吸水ゴムは、その名の通りタイヤと路面の間にできる水膜をできるだけ吸収して除去し、タイヤと路面を密着させて滑りにくくしています。

    iceGUARD 6 では「プレミアム吸水ゴム」を採用し、凍結路面に残ってしまう水膜を、「新マイクロ吸水バルーン」と「エボ吸水ホワイトゲル」が吸水。凍った路面とタイヤの間にできる水膜を、ナノ技術を使い限界まで吸い上げます。

    また、iceGUARD 7 では新しい素材で作られた「ウルトラ吸水ゴム」を採用。新マイクロ吸水バルーンにプラスされた「吸水スーパーゲル」で吸水力を高め、「ホワイトポリマーⅡ」で路面と密着。さらに「マイクロエッジスティック」が氷や雪をひっかき、より安定した走りを実現します。

    吸水ゴムも歴史は長く、発砲ゴムと並んで愛されています。

    吸水ゴムの歴史

    【ダンロップ】ナノ凹凸ゴム

    wm03イメージ

    ダンロップのスタッドレスタイヤには、「ナノ凹凸ゴム」が使用されています。

    ナノ凹凸ゴムは、タイヤの表面から突き出している凹凸構造の部分がすばやく水膜に届くことで、水膜を除去する時間を短くしています。

    水膜を除去する時間が短くなると、その分タイヤと路面の密着を高めることが可能です。さらにナノ凹凸ゴムは柔軟性にも優れたゴムなので、密着する面積を広く保てます。

    また、WINTER MAXX 02 で採用していた「液状ファルネセンゴム」を配合することにより、気温が低い状態でもゴムのやわらかさが続きます。

    時間がたっても性能を維持しやすいので、長く使用できるのがメリットです。

    【トーヨータイヤ】吸着クルミゴム

    wm03イメージ

    トーヨータイヤのスタッドレスタイヤには、「吸着クルミゴム」が使用されています。

    吸着クルミゴムは、吸水効果の高い「NEO吸水カーボニックセル」でタイヤと路面の間にできる水膜をスムーズに除去します。天然由来成分を使うことで、環境にも優しいゴムを実現しました。

    また、トーヨータイヤが20年以上研究してきた独自の技術「鬼クルミ殻」を配合することで、凍った路面をしっかり捉え、ひっかき効果を強化しています。

    ※使用しているのは天然素材のクルミの殻で、氷より硬くアスファルトよりやわらかいのが特徴。路面を傷つける心配はありません。

    さらに「持続性密着ゲル」を配合することにより、ゴムのやわらかさを保ち路面との密着度を高め、鬼クルミ殻のひっかき効果も向上させています。

    【ミシュラン】表面再生ゴム

    wm03イメージ

    ミシュランのスタッドレスタイヤには、「表面再生ゴム」が使用されています。

    表面再生ゴムには「Mチップ」という最新技術が詰まっています。タイヤの摩耗が進むとタイヤ表面に出てきたMチップが溶け、たくさんの穴が出現。この穴が、タイヤと路面の間にできた水膜を除去し、路面との密着度を高めています。

    それだけではありません。Mチップを詰めることでタイヤ自体の強さをアップさせているので、やわらかいゴムを使用できるメリットもあります。

    タイヤがすり減っても常に表面の穴が再生され、氷上でのブレーキ性能を長く維持しやすいのが特徴です。

    発泡ゴムを使用したタイヤのメリット・デメリット

    発泡ゴムを使用したタイヤのメリット・デメリット

    各メーカーのゴムの特徴を見てきましたが、ここでは特にご質問が多い「発泡ゴム」を使用したタイヤのメリットとデメリットを解説します。

    発泡ゴムはブリヂストンが開発した独自の技術です。ゴムの内部に気泡と水路を作ることによって、路面とタイヤの間にできた水膜をすみやかに除去しています。

    どのようなメリットとデメリットがあるのかを理解して、スタッドレスタイヤを選ぶときの基準にしてください。

    発泡ゴムのメリット

    発泡ゴムを使用したタイヤのメリットは、主に以下の3つが考えられます。

    ● 凍結路面に強い
    ● 性能を長期間維持しやすい
    ● 走行中静か

    発泡ゴムは、凍結路面での安定した性能の発揮を期待できます。特殊な形状で吸水し水膜の除去をスムーズに行えるので、滑る原因を排除して凍った路面でもグッと踏ん張れます。

    ゴムのやわらかさにも定評があり、硬くなりにくいので長期間使用しても性能を維持しやすいのもメリットです。走行する道や環境にもよりますが、5〜6年ほどもつ場合もあります。

    また、走行中の音が静かなこともポイントです。雪道や凍った路面よりも乾いた路面を走行することが多いと、スタッドレスタイヤの走行音が気になるケースもあると思います。

    そういった場面でより静かに走行できると、運転にかかるストレスを軽減できるでしょう。

    発泡ゴムのデメリット

    発泡ゴムを使用したタイヤのデメリットは価格面です。高性能な分、価格が高い傾向にあります。

    ● 価格が高い

    電気製品や家具でもそうですが、性能が良く多機能だと値段が高くなるのはやむを得ないでしょう。

    しかし、いくら高いといっても、店舗や販売経路によって値段は変わります。実店舗で購入するよりもネット販売を利用したほうが安く購入できる可能性が高いので、そうしたものを利用するのも1つの方法です。

    吸水ゴムを使用したタイヤのメリット・デメリット

    吸水ゴムを使用したタイヤのメリット・デメリット

    対で語られることが多い「吸水ゴム」を使用したスタッドレスタイヤのメリットとデメリットも見ていきましょう。

    吸水ゴムはヨコハマタイヤが採用しており、タイヤと路面の間にできる水膜を瞬時に吸水しながら氷との密着度を高めています。

    目的は発泡ゴムと同じ「滑りにくくすること」ですが、使っている素材や滑りにくくする方法が異なります。

    メリットとデメリットを比べてみて、より自分に合ったスタッドレスタイヤを選んでください。

    吸水ゴムのメリット

    吸水ゴムを使用したタイヤのメリットは、以下の通りです。

    ● 価格が安い
    ● 雨や雪が溶けて濡れた路面でも滑りにくい

    値段は販売元によって異なるので、どの店舗でも吸水ゴムのほうが安いとはいえませんが、発泡ゴムを使用したタイヤよりも安く手に入る可能性があるでしょう。

    また、タイヤが滑る原因の
    「水の膜」を除去する力が高いため、雨や雪が溶けて濡れた路面での走行は得意です。
    タイヤの溝の切り方も関係していますが、吸水ゴムの内部に配合されている「シリカ」がゴムをしなやかに保ち、凍った路面だけでなく乾いた路面や濡れた路面でも密着効果を高めています。

    吸水ゴムのデメリット

    吸水ゴムのデメリットは以下の通りです。

    ● 走行音がうるさく感じる場合がある
    ● 通常のスタッドレス耐用年数内では問題ないが、それを越すと性能が維持しにくい

    発泡ゴムに比べると、走行音がうるさく感じる場合があります。乗り比べてみないとわからないくらいだとは思いますが、やはり発泡ゴムのほうが静かに感じる人が多いでしょう。

    また、性能を維持しながら走行できる期間も発泡ゴムに比べると劣る印象です。環境や走行状況にもよりますが、3~4年で効果が薄れてくる可能性が高いです。

    とはいえ、スタッドレスタイヤの寿命は3〜5年といわれています。かなり性能が下回っているわけではないので、過度に気にする必要はないでしょう。

    発泡ゴムと吸水ゴム、どちらがオススメ?

    発泡ゴムと吸水ゴム、どちらがオススメ?

    雪道・アイスバーンを多く走行する場合では発泡ゴム、走行時には雪が溶けているのでウェット性能を重視する、という場合は吸水ゴムがオススメです。

    発泡ゴムは性能の高さを長期間維持しやすく、静かに走行できるのは大きなメリットです。値段は高くなっても、その分長く使用でき、冬の悪路でも安定した走りが期待できます。

    車のタイヤは、交換するにも道具や場所、時間が必要です。長い目で見ても、少しでも手間を減らせるのなら費用対効果は大きいといえるでしょう。

    吸水ゴムは雨の日・ウェット面に強いというメリットがあります。あまり雪の降らない地域に住んでいたり、通勤や通学に使用したりする人は、吸水ゴムを選ぶのも良いでしょう。

    ゴムの種類 おすすめの人
    発泡ゴム ウィンタースポーツによく出かける方や降雪量の多い地域に住んでいる人
    吸水ゴム 通勤や通学で車を使う方で冬場に突然降る大雪に備えた予防策として考えたい人

    スタッドレスタイヤはライフスタイルや使用目的によって選ぶことが大切です。

    発泡ゴムを使用したオススメのスタッドレスタイヤ

    発泡ゴムを使用したオススメのスタッドレスタイヤ

    発砲ゴムを使用したオススメのスタッドレスタイヤを3つ紹介します。

    用途や使用する環境に合わせて、あなたにぴったりのスタッドレスタイヤを選んでくださいね!

    1. ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)VRX3
    2. ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)VRX2
    3. ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)DM-V3

    1.ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)VRX3

    発泡ゴムのおすすめスタッドレスタイヤ1・ブリヂストンBLIZZAK(ブリザック)VRX3

    ブリザック VRX3は、ブリザック史上最高の性能をかね備えているスタッドレスタイヤです。

    VRX2に比べると、氷上でのブレーキやコーナリングの性能が大幅に向上しています。凍った路面でもより安定した走行が期待できます。

    また、耐摩耗性能も向上し、性能を維持しながら長く使用できるのも特徴です。

    どれにしようか迷っているのなら、ブリザック VRX3 を選べば間違いないでしょう。

    2.ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)VRX2

    発泡ゴムのおすすめスタッドレスタイヤ2・ブリヂストンのBLIZZAK(ブリザック)VRX2

    ブリザック VRX2も、安定した性能をもつスタッドレスタイヤです。VRX3 よりも性能は劣りますが、信頼性の高いタイヤです。

    VRX2のほうが安く手に入るので、価格を抑えたい人にオススメです。

    3.ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)DM-V3

    発泡ゴムのおすすめスタッドレスタイヤ3・ブリヂストンのBLIZZAK(ブリザック)DM-V3

    ブリザック DM-V3は、SUV車専用のスタッドレスタイヤです。

    VRX2 に採用されているアクティブ発泡ゴム2を使用し、重く止まりにくいSUV車をしっかり支えます。冬の悪路だけでなく、雨の日の濡れた路面でも高いブレーキ性能をもち、安定した走行が期待できます。

    スタッドレスタイヤはタイヤワールド館ベストにおまかせ!

    スタッドレスタイヤはタイヤワールド館ベストにおまかせ!

    ブリヂストンが独自の技術で開発した「発泡ゴム」は、ゴムの内部に「気泡」と「太い水路」を作り、水膜を除去して路面との密着を高めています。

    高い性能が維持されやすく、スタッドレスタイヤの中でもオススメです。

    ヨコハマタイヤの「吸水ゴム」は、高い吸水力で水膜を吸い取り、タイヤと路面を密着させます。

    スタッドレスタイヤは、各メーカーが技術を詰め込んで滑りにくいタイヤを作っています。ライフスタイルや使用目的によって、最適なタイヤを選んでくださいね。

    タイヤワールド館ベストでは、さまざまなメーカーのスタッドレスタイヤを取り揃えております。発泡ゴムや吸水ゴムはもちろん、その他のゴムを使用したタイヤも販売しているので、ぜひチェックしてみてください!

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    【宮城・仙台】スタッドレスタイヤの選び方と運転ポイント

    冬の運転は凍結路面・圧雪路面・わだち路面と不安に思う方も多いのではないでしょうか?タイヤは車の性能を左右する最も重要な要素の一つ。特に雪の多い宮城県では、冬タイヤの選び方が運転の安全を大きく左右します。毎年、冬の到来とともに多くのドライバーが悩むのが、最適なスタッドレスタイヤの選択。

    「雪が降ってから慌てて準備するのは危険」
    「どのタイヤを選べばいいかわからない」

    そんな不安を抱えているあなたへ。仙台のタイヤ専門店が、宮城県の地域特性に合わせた冬タイヤの選び方を徹底解説します。

    宮城の冬の路面状況を知ろう

    宮城県

    東北地方における宮城県の特徴

    宮城県は東北6県の中では比較的積雪量が少ない地域になります。とはいえ県内の中で大崎地区・栗原地区は北に位置するため降雪量も多くスタッドレスタイヤの動きが1番早い地域でもあります。

    また年間の降雪日数は20~30日と言われていて1月・2月にドカッと積もるイメージです。仙台市は除雪スピードが早く通勤時には雪がだいぶ除雪されていますがゆとりをもって出発する事が大事ですね。

    危険な路面条件

    ■橋の上

    橋の上は左右上下
    橋は地面から浮いているため、上下左右すべてが冷気に直接さらされるます。また地面に接していないため、地面の蓄熱効果がないので温度低下が早く、凍結しやすい。

    ■トンネルの中

    トンネル出入り口は日光が当たりにくいということもありと凍結部分が溶けにくいので注意が必要です。スピードにはご注意下さいね

    ■朝晩の気温差

    夜に雨が降ったときなどはとくに要注意!気温が下がりブラックアイスバーンになってる所があります。知らずにスピードをあげて走行しているとスリップに繋がるのでお気をつけ下さい。

    宮城のドライバーが不安に思う冬の運転ポイント

    アイスバーン対策

    アイスバーン

    なんと言っても凍結路面!ハンドルが効かなくなり事故に繋がります。当たり前のことではありますがスピードは出さない、急ブレーキ・急発進・急カーブはご注意下さい。

    新雪道での運転注意点

    タイヤが雪にはまってしまい抜け出せない!という事があります。同乗者がいなかったりすると押してくれる方もいないし焦ってしまいますよね。

    まずはハンドルを真っすぐにしてゆっくり前に進んでみましょう!焦ってあらゆる方向にハンドルを切りたくなりがちですがタイヤを真っすぐにする事がポイントです。

    わだち路面での走行テクニック

    ここは思い切って轍に身を任せるという所がポイントです。あえてハンドルを軽く握り走行する事で轍にそって車が進んでくれます。

    エリア別おすすめスタッドレスタイヤ3選

    おすすめ

    東部(仙台市中心部)におすすめ:WM02

    ウィンターマックス02

    ダンロップ公式サイトへ

    東部は仙台市の中心部にあたります。車通りも多く、雪もあまり積もりにくいイメージがありますよね。

    「安定した表情性能で、持ちがいいタイヤを履きたい!」そんなお客様にはWM02をオススメします!WM02はトータルバランス型スタッドレスタイヤ2016年発売モデルで旧モデルとなります。

    トータルバランス型スタッドレスとは凍結、雪上、ウエット、ドライなど様々な路面での走行性やライフ性能含む経済性において高いレベルでバランスの取れたスタッドレスタイヤの事です!

    走行する際に坂道などない方、冬にウィンタースポーツに行かない方、一つ前のモデルなのでお財布にも優しいのが嬉しいポイント!

    西部(山形寄り)におすすめ:VRX3

    ブリザックVRX3

    ブリヂストン公式サイトへ

    宮城県西部は山形県よりになるので東部に比べると雪の降り方も違ってきます。雪が積もり、走行が怖い経験をした方も多いのではないでしょうか。

    雪が積もる、坂道が多い、安心して走行したいお客様にオススメのタイヤはVRX3です。これまでのブリザック史上「断トツ」の氷上性能!

    従来のVRXシリーズに比べてライフ性能、ICE性能・効き・持ち・が高くなりました!坂道が多く雪道に効く、氷上性能が高いタイヤが良い方にお勧めです!

    東部・西部共通:WM03

    ウィンターマックス03

    ダンロップ公式サイトへ

    効き、長持ちするタイヤが良い!そんな方にはWM03がおススメです。※WM03は2020年発売現行モデルです。

    氷上性能特化型のタイヤになっていて長持ちしますし凍結路面や雪道の走行が不安なお客様にオススメのタイヤで、溝が減ってきても効きが最後まで続くので冬に安心のタイヤです!

    坂道が多いエリアに住む方へ特別アドバイス

    選び方

    グリップ性能の重視

    坂道の多いエリアでは、タイヤのグリップ性能が非常に重要です。特に、氷や雪、凍結路面での制動力と発進性能を重視する必要があります。上り坂や下り坂での安定性を確保するため、ゴムがしなやかで排水性が高いスタッドレスタイヤを選びましょう

    坂道に強いと評価されているスタッドレスタイヤのブランドや製品

    ・ブリヂストンタイヤ
    ・ダンロップタイヤ
    ・ヨコハマタイヤ

    などが坂道に強いと言われています。とくにブリヂストンは北海道に住んでいる方、タクシーの運転手さんからの信頼が高く装着されている方が多いブランドです。柔らかさがあり
    路面への密着も高くおすすめです。

    まとめ

    まとめ

    スタッドレスタイヤはオーナー様が普段どのように車を使われているか、どのような場所にお住まいなのかなどを踏まえて購入する事がポイントです。みなさんが安心安全な冬を過ごせますように!

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    タイヤの基礎知識 栗生店

    タイヤ側面の見方を伝授! 製造年・サイズだけじゃない、情報の宝庫

    タイヤの側面には、
    様々な情報が刻印されていることをご存知でしょうか?
    車は、タイヤが支えてくれることによって走行できています。
    タイヤについて詳しく知ることは、
    安全なカーライフを送る重要なカギとなります。
    今回は、タイヤ側面に刻印されている
    数字や記号について解説していきます‼

    タイヤの側面には沢山の情報がいっぱい!

    日々、生活していくなかであまり意識することはないかと思いますが、実はタイヤの側面には大切な情報が沢山詰まっています。

    タイヤのメーカーやサイズはもちろんですが、
    他にも、タイヤの寿命を知らせるスリップサインや
    製造年週など、タイヤの大切な情報が全て刻印されています。

    タイヤサイズってどこをみればわかるの?

    いざ、自分の車をタイヤ交換するとなると
    適性のタイヤサイズが必要になります。
    例えば、お乗りの車がアクアだったと仮定します。
    実は、アクアには4種類サイズラインアップがあるんです。
    このように、アクアだけでなくどの車でも基本的には
    タイヤサイズが何種類かございます。
    「え!?どこをみればサイズがわかるの!?」
    と疑問に思った方はご安心下さい‼
    タイヤの側面(サイドウォール)を見ていただくと、
    ひときわ大きな文字で数字が刻印されています。


    ➤ブリヂストン公式HPより引用
    https://tire.bridgestone.co.jp/about/knowledge/size/

    上記の画像ですと、「215/45R18」がサイズになります。
    これらの刻印は左から順に、
    ・路面につく部分(タイヤ幅)
    ・タイヤの厚み(扁平率)
    ・ラジアル(タイヤ構造記号)
    ・リム径(インチ)
    ・荷重指数(LI)
    ・速度記号
    となっています。
    この数値がタイヤ交換の際に必要になりますので、
    愛車のタイヤサイズがどういったサイズなのか、
    サイズは適正なのかを一度チェックしてみてください‼

    製造年数週数の見かた

    タイヤは走行距離による摩耗で溝が無くなり、
    劣化してしまうだけではありません。
    年月が経つことによりゴムがかたくなったりと
    自然劣化していきます。
    走行距離が短い車でも、年月が経つことによって起こる
    ひび割れや年月が経つことによって
    タイヤの性能が下がり、ブレーキの効きやカーブを
    曲がったりする力が低下してしまうのです。

    ➤ヒビ割れを起こしているタイヤ

    「自分がいつタイヤを購入したのか忘れてしまった」
    「年数をどこでみればいいのかわからない」
    という方は少なくないかと思います。
    しかし、製造年週もタイヤの側面に刻印されています‼


    ➤製造年週

    読み方は、下2桁が製造年で上2桁が製造週となっています。
    例えば、上記の画像ですと「4912」ですので、
    2012年の49週目に製造されたことを意味します。
    他の刻印と異なり、製造年週はゴムの中に
    へこんだ4桁数字で刻印されているので、
    愛車のタイヤを一度チェックしてみてください‼

    スリップサインのマーク

    タイヤはだんだんと走行中の摩耗により溝が減っていきます。
    ご自身では、なかなか溝が減っているかどうかの判断は
    難しいと考えてしまうかもしれません。
    しかし、タイヤのスリップサインを見て頂くことで
    溝が減ってるかどうかの目安がつきます。
    「スリップサインって何?」
    と思った方もいるのではないでしょうか?
    スリップサインとは、道路運送車両法によって
    定められている目印で、タイヤの寿命を明確にする
    重要な目的を果たしている目印のことです。

    1ヵ所でも溝が途切れるスリップサインが出ると危険です。 この三角マークがスリップサイン表示マークです。※
    ➤ブリヂストン公式HPより引用
    https://tire.bridgestone.co.jp/
    about/maintenance/groove-depth/

    摩耗がだいぶ進み溝の深さが1.6mmになると
    タイヤと路面が接地しているトレッド面と
    高さが同じになるので、スリップサインが
    自然と現れる仕組みとなっています。
    溝深さが一部でも1.6mm未満のタイヤは
    整備不良として法律上、使用禁止になります。
    スリップサインは、タイヤ側面の三角マークが
    示す位置の溝の底にある盛り上がった部分です。
    どんなタイヤにも4個~9個付けられているため、
    タイヤ一周の三角マークを確認すれば発見することができます‼

    アウトサイド・インサイド

    トレッドパターン(タイヤの溝や切れ込み)には
    タイヤの回転方向が指定されているものや、
    対称・非対称となっている構造のものがあります。
    おの対称なのか非対称なのか、これもタイヤを見て頂ければ
    チェックすることができるんです‼

    -トレッドパターンの種類-

    まず、対称パターンにはタイヤの総幅の中心を
    基準として左右対称となるパターンと
    180度回転させてもパターンが変わらない
    点対称パターンの2タイプがあります。

    方向性のある対称パターン
    ➤方向性のある対称パターン
    ⇢タイヤ装着の向きに指定があり、
    サイドウォール部(側面)に表示されている
    回転方向に従って装着しなければなりません。

    点対称パターン
    ➤点対称パターン
    ⇢180度回転させてもパターンが変わらないため、
    車両の右側でも左側でも、または裏側でも
    使用可能なタイヤになっています。

    続いて、非対称パターンについてです。
    非対称パターンは、総幅の中心を通る軸を基準として、
    左右非対称なトレッドパターンを指します。
    コーナリング時のグリップ性能のアップや
    排水性の向上などのメリットがございます。

    非対称パターン
    ➤非対称パターン
    ⇢タイヤの外側には「OUTSIDE」、
    内側には「INSIDE」と刻印されているので、
    「OUTSIDE」が車両に対して外側(装着後も見える方側)
    になるように装着してください。

    最後に、回転方向の指定があるタイヤは、
    タイヤの側面に「Rotation」と「矢印(←)」
    が刻印されております。


    ➤回転方向の指定があるタイヤ
    取付の際には矢印の方向に
    回転するように装着してください‼
    正しく装着しないと、タイヤの性能を最大限発揮できず、
    燃費が悪くなってしまったり、雨の日のブレーキの効きや
    カーブする力が下がってしまう可能性があります。

    【画像はグッドイヤー公式HPより引用】https://www.goodyear.co.jp/knowledge/rotation.html

    タイヤの側面の情報について、
    ここまでご紹介させて頂きましたが、
    いかがだったでしょうか?
    タイヤの交換時期を決めるときや
    タイヤを選ぶ際は参考にしてみてください‼

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    【危険】夏の暑い路面は要注意!死亡事故にも繋がるバーストの恐ろしさ

    日々の走行中に誰もが起こりうる危険な事故が『タイヤのバースト』です。

    夏休みも始まり、家族などを連れて運転をする機会が増える方も多いのではないでしょうか。そんな中で大事故に繋がりかねないバーストが起こってしまったら元も子もありません。

    今回は、バーストの危険性や原因・対策法について解説します。

    タイヤのバーストとは?

    タイヤのバーストとは、タイヤの内部が損傷し、タイヤが破裂する状態のことを指します。 バーストは、外部からの激しい衝撃や空気圧の低下、タイヤの劣化が原因となって発生します。 万が一、バーストしてしまった際には減速して安全な場所に停車し、ロードサービスに連絡するか、スペアタイヤに交換をしましょう。

    バーストしたタイヤ

    バーストの意味・バーストするとどうなる?

    「そもそも、バーストって何?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
    バーストとは走行中にタイヤが突然破裂してしまう現象です。

    ➤実際にバーストしてしまった状態
    【ダンロップ公式HPより引用】https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/
    products/dictionary/burst.html

    この現象は、パンクと同じように思えますが全く別物です。
    パンクは徐々に空気が抜けるのでドライバーが気付きにくい場合もあります。
    しかし、バーストはタイヤに負荷がかかることで
    タイヤ内が発熱し、大きな破裂音と同時にハンドルが取られてしまう為、すぐに気付きます。衝撃で、車が意図しない動きをしてしまうので、
    最悪の場合は周囲を巻き込む大事故や
    死亡事故に
    発展してしまう非常に危険な現象です。

    なぜバーストが起きるのか?原因となる3大要因

    バーストが起きる3大要因を詳しくご紹介していきますね!

    原因①タイヤの劣化

    バーストする原因の1つとして挙げられるのが
    『タイヤの劣化』です。
    タイヤはゴムで出来ている為、
    例え、走行していなくても時間が経つと共に、ゴムが硬くなり、ひび割れ等も発生してしまいます。身近な物で例えると・・
    輪ゴムは劣化するとヒビが入りすぐにパチンと切れてしまいますよね?そんなイメージです!

    このような状態のまま放置してしまうと、隙間から水などが侵入してしまい、タイヤの内部にあるワイヤーが鉄で作られている為、さびてしまいます。

    錆びてしまうことで、タイヤの強度も下がってしまい、走行の負荷に耐えられずたわみがタイヤに生じ、最終的にバーストを引き起こしてしまいます。
    「愛車のタイヤの状態は大丈夫だろうか?」「そろそろタイヤの買い替え時かな?」と思った方は、迷わずに一度、カーショップやタイヤ専門店でタイヤを点検して頂くことをおすすめしまsy。

    原因➁タイヤのキズ

    年月が経つことによって起きる自然劣化だけでなく、何かの原因でタイヤに傷がつく場合もありますよね?

    例えば『釘が刺さった』『縁石に乗り上げてしまった』などのトラブルが原因でタイヤの側面にキズができてしまう可能性があります。

    そうなると、乗り心地も悪くなりますがタイヤ自体への負荷が大きくなってしまう為、発熱が起き、ゴムの劣化も進んでしまうのでバーストの大きな原因になってしまいます。そうならないようにする為にも、日頃からタイヤにキズなどの損傷や異常がないかどうか、ご自身の目でこまめにチェックすることが重要です。

    ※縁石にぶつけた時など見えない部分にキズついている場合があるので年の為に点検しておくことをおすすめ致します!

    ➤釘がささった状態

    ➤衝撃で穴があいてしまった状態

    原因③空気圧不足

    バーストの原因で多いのが『タイヤの空気圧不足』です。
    空気圧が低い状態のタイヤで高速道路を走行すると、タイヤの表面が波状に変形する『スタンディングウェーブ現象』が起きてしまう可能性があります。

    低空気圧でのスタンディングウェーブ現象実験例

    この現象が起きてしまうと、タイヤが熱を持ち、タイヤの形状を保つための補強材が破損してしまいます。そうなるとバーストが発生してしまうのです。

    また、空気圧が高すぎるのも、今のように暑い時期は空気が膨張してしまい、その状態で走行することによって内部に熱が伝わりバーストが起きてしまいます。

    このような事態を避ける為にも、日頃からガソリンスタンドなどで空気圧を点検して頂き、適性な数値の空気圧を保つことが大切です。

    1ヶ月に1度空気圧点検を行うのが理想ですが、高速道路を走行する予定がある際などは特に意識して点検することが重要です。

    当店でも、無料で空気圧点検を承っておりますので、いつでもお気軽にお越しください!!

    ➤多くのクルマが、運転席ドア開口部の下部分に、
    適性の空気圧を表示したラベルが貼付されています。

    夏はタイヤがバーストしやすいって本当?

    タイヤのバーストは、一般的に夏季と冷季の気温差、特に高温の季節により発生しやすくなります。その原因と言われているのは以下の3つが理由です。

    ●高温による影響
    ●過熱
    ●タイヤの空気圧が増加

    高温による影響

    夏は路面温度が上昇し、タイヤも高温に晒されます。高温はタイヤのゴムに影響を与え、硬化や劣化を引き起こす可能性があります。

    過熱

    長時間の運転や高速道路での走行により、タイヤは過熱する可能性があります。夏の高温の中で高速運転をする際は、この過熱はタイヤ内の空気圧を増加させ、タイヤの内部構造に負担をかけることがあります。

    タイヤの空気圧が増加

    夏場は、適切な空気圧を保つことが特に重要です。高温下ではタイヤの空気圧が増加しやすく、不適切な圧力で走行するとタイヤが過熱してバーストする危険性が高まります。

    夏は夏用タイヤに交換しよう

    夏の安全な運転のために、スタッドレスタイヤを履きっぱなしにするのではなく、夏用タイヤに交換しましょう。

    夏用のタイヤは高温下でも性能が発揮されるように作られており、バーストのリスクを減少させます。

    また、タイヤに過度の負荷をかけることもバーストの原因となります。乗車人数や積載物に応じて適切な負荷を確保しましょう。

    タイヤのバーストについてよくある質問

    バーストについてよくある質問をどんどん答えていきますね!

    新品で購入したばかりのタイヤがバーストしました。劣化したものがバーストすると思っていたので…考えられる要因はなんでしょうか?

    A.『タイヤの空気圧不足』というものも考えられます。
    タイヤの空気圧をいつも適正にしておくこと、それは命を守ることにつながるとても大切な点検ポイントです。
    特にタイヤのコンディション不良は事故につながり、身体の安全を脅かします。最近のタイヤをめぐる技術は発達しており、釘を踏み抜くなどして穴が開いたとしても、一般道路のスピードならば、事故につながるような急激な変形はしないようになっています。しかし、高速走行中となると、タイヤのバースト(破裂)が直接的な事故要因となり、大変危険です。

    なので定期的にガソリンスタンドやカーショップで空気圧点検をすることをおすすめ致します。ベストでも無料で空気圧点検をしております。

    出張先で寄ったガソリンスタンドで、タイヤのワイヤーが出ていていつバーストしてもおかしくないと言われました。そんなにすぐバーストしますか?移動には高速道路を使います。

    A.タイヤが経年劣化により古くなって、ひび割れや亀裂が入ってしまい、中のワイヤーが見えることもあります。 タイヤのワイヤーが見えてしまうということは、タイヤの最終警告で、即刻運転を中止してタイヤを交換する必要があります

    ワイヤーが見えたタイヤはバースト率が高い

    高速道路や自動車専用道路などは絶対に走らないで下さい。 走行時の発熱によりタイヤの内圧が高くなりバーストします。すぐに近くのカーショップなどでタイヤ交換をしていただきたいです。

    夏タイヤとスタッドレスタイヤとではスタッドレスの方が高速でバーストしやすいと聞いたのですが本当ですか?

    A.冬は低温によるタイヤの空気圧低下に気付かず、走行中にバースとしてしまうケースが多いですが、気をつけるべきは冬だけではありません。実は、夏の熱気はタイヤにとっても天敵!
    ゴムの成分が多いタイヤは、熱や紫外線によって劣化してしまいます。

    バーストする前兆はありますか?

    A.タイヤがバーストする前兆として、スタンディングウェーブ現象や劣化によるヒビ割れ、キズが挙げられます。 バーストして事故につながる前に、いち早くこれらの前兆に気付き、もしもの事態に備えましょう。
    ※スタンディングウェーブ現象が発生すると車体が小刻みに振動し、それから大きな振動に変わります。

    スタンディングウェーブ現象】

    バーストしたタイヤは修理できますか?

    A.バーストはタイヤが破裂してしまっているため、修理することができないのです。 タイヤがバーストしたときは修理ではなく、タイヤを交換しなくてはなりません。 また、バーストしたときの衝撃は非常に大きいため、ホイールやフェンダー周りなどタイヤとは別の部分が損傷、破損している可能性もあります。

    まとめ

    タイヤのバーストについて解説させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
    バーストは一歩間違えれば死亡事故にも繋がる非常に危険な事故の1つです。

    万が一、タイヤがバーストした際は、絶対に慌てず安全な場所に車を停めましょう。

    バーストは日々の点検やメンテナンスをしっかり行えば防ぐことができます。大事な愛車や命を守る為に少しでも今回の記事を参考にして頂ければ幸いです。

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    テーパー座が一般的な理由とは?ホイールナットは車種で形状・角度が違う

    ホイールと車体をつなぐホイールナットに種類があるのを知っていますか?3種類あるホイールナットでも、テーパー座ナットが多く使用されています。

    「なぜテーパー座ナットが一般的なの?」と思いますよね。そこで当記事では、テーパー座ナットが多く利用されている理由や、ホイールナットの種類について解説します。

    テーパー座はナットを締めるときにずれにくく、3種類のナットの中ではもっともコンパクトで汎用性が高いため、多く利用されています。

    ホイール・車種ごとに適したナットを利用し、安全なドライブを楽しみましょう。

    テーパー座ナットはホイールがずれにくい

    テーパー座ナットはホイールがずれにくい

    テーパー座ナットは、先端が円錐のような形をしているため、ナットを締めたときにずれにくくなるのが特徴です。テーパー座ナットは角度があることでホイールと面接触でき、締め付ける力を均等に分散できるため、緩みにくい構造だといえます。

    また、テーパー座ナットとホイールの角度は60°で統一され、ナットを締め付けるだけで自然と中心で固定できるようになっています。ホイールを車体に取り付けるとき、ボルトがホイールの中心にくるように調整する作業は必要なく、テーパー座ナットが位置を調整してくれるからです。

    テーパー座ナットが多く使用されている理由は、以下の通りです。

    ● ホイールと面接触できるため、ナットが緩みにくい
    ● ボルトをホイールの中心に合わせる必要がない
    ● 他のナットに比べて、コストが安い

    なお、社外ホイールでもほとんどがテーパー座ナットに対応しており、汎用性の高さがわかります。

    社外ホイールに変えるときはテーパー座に変更がおすすめ

    ホイールを社外品に変更する場合は、テーパー座ナットに変更しておくのがおすすめです。社外ホイールはほとんどがテーパー座ナット対応なので、ナットの形状にこだわっていると選択肢が狭まってしまいます。

    たとえば、交換したナットが球面座で、装着したいホイールがテーパー座対応だった場合、ナットを交換するかホイールを諦めるしかありません。一度、テーパー座ナットに変更しておけば、ナットの形状に悩まされずに済むでしょう。

    ホイールナットには3種類ある

    ホイールナットには3種類ある

    ホイールナットは3種類の形状があります。

    1. テーパー座
    2. 球面座
    3. 平面座

    車のメーカーや車種によって採用しているナットが異なるため、ホイール交換前には所有する車のナットを確認しておきましょう。

    1.テーパー座

    テーパー座

    ほとんどの社外ホイールや車がテーパー座を採用しており、一般的に多く利用されているナットです。先端に角度がついているためナットを締めるときにずれにくく、ボルトをホイールの中心で締め付けられます。

    テーパー座は汎用性が高く、ナットのデザインも豊富なため、車のカスタムをされる方はテーパー座に交換しておくのがおすすめです。

    2.球面座

    球面座

    球面座ナットはホンダ車に多く使用されています。球面座ナットは商品の精度が多少悪くても、線接触できるメリットがあります。そのため精度が悪いナットの場合、テーパー座より球面座のほうが固定力が強いといえるでしょう。

    ただ、球面座は製造コストがかかるため、他メーカーはテーパー座を採用しています。日本車以外だと、ベンツやポルシェも球面座です。

    3.平面座

    平面座

    平面座ナットは、主にトヨタ・レクサスで使用されています。平面座はテーパー座・球面座と違い、面でホイールのセンターを出す構造です。そのため、他のナットより接触面積を稼げるため、安定してホイールを固定できます。

    ただ、球面座と同じく製造コストがかかるため、他メーカーでは取り入れられていません。テーパー座ナットでも固定力に問題はないので、わざわざコストが高い平面座にする必要がないといえます。

    【メーカー別】ホイールナットのサイズ一覧

    【メーカー別】ホイールナットのサイズ一覧

    「ホイールナットに種類があるのはわかったけど、所有するメーカーのナットサイズが知りたい」「どこのメーカーが何のナットを使っているの?」

    上記のように思っている方のために、メーカー別のナット形状を表にまとめてみました。

    メーカー ナット形状 ナットサイズ ソケットサイズ
    トヨタ テーパー座・平面座 M12×P1.5 21
    ホンダ テーパー座・球面座 M12×P1.5(軽自動車はM10) 19
    日産 テーパー座 M12×P1.25 21
    ダイハツ テーパー座 M12×P1.5(軽自動車はM10×P1.25) 21
    スズキ テーパー座 M12×P1.25(軽自動車はM10×P1.25) 19
    マツダ テーパー座 M12×P1.5(軽自動車はM10×P1.25) 21
    スバル テーパー座 M12×P1.25(軽自動車はM10×P1.25) 19
    三菱 テーパー座 M12×P1.5(軽自動車はM10) 21

    表を見るとトヨタ・ホンダ以外はテーパー座を採用しており、汎用性の高さがわかります。社外ホイールも9割ほどがテーパー座対応なので、ホイールを変更される方はテーパー座に変更しておくのがおすすめです。

    ホイールナットの天井部分にも種類がある

    ホイールナットには、ホイールと接地する側の反対側にも種類があります。

    ● 袋ナット
    ● 貫通ナット

    袋ナットは装着しているときにナットが見えないような形状をしています。ボルトが見えずスッキリしているため、ホイールのセンターキャップがない車におすすめです。

    一方で貫通ナットは、装着しているときにボルトが見えるように天井部が貫通しています。ボルトが見えてしまうため見た目はよくありませんが、天井がない分ナット全体の高さがないメリットがあります。そのため、センターキャップがあるホイールを装着する際は、貫通ナットがおすすめです。

    ナットの天井部分の形状は、ホイールのセンターキャップの有無で決めましょう。

    ホイールナットを選ぶ際のポイント

    ホイールナットを選ぶ際のポイント

    ホイールナットを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

    1. ホイールナットは1台あたり16〜24本必要
    2. 車種にあった適切なサイズを選ぶ
    3. 素材を変えればドレスアップもできる
    4. ロックナットで盗難防止

    ホイールナットはホイールを固定するだけでなく、ドレスアップや盗難防止の効果も得られます。せっかく交換するなら自分の希望にあったホイールナットを選びましょう。

    1.ホイールナットは1台あたり16〜24本必要

    ホイールナットの数は車種によって異なります。ホイール1輪を固定するボルトの数が4本〜6本と、車種ごとに違うためです。

    ホイールナットの数は、以下のように車の種類によって異なります。

    ● 軽自動車・コンパクトカー:4個
    ● 普通車:5個
    ● バンやクロカンSUV:6個

    例外もあるので、ナットを購入する前に所有する車には何個必要か確認してから購入しましょう。必要個数は、実際に装着している車のホイールナットを数えると確実です。

    2.車種にあった適切なサイズを選ぶ

    ナットは座面の種類だけでなく、ネジのピッチサイズも考慮する必要があります。ナットの座面が適合していても、ネジのピッチが合わないと取り付けできません。ピッチとは、ネジ部のギザギザの頂点同士を結んだ距離のことです。

    ピッチが合わないナットを気づかずに装着してしまうと、ボルトが損傷します。そのまま装着していると、走行の振動でナットが外れてしまう可能性があります。

    ホイールナットのピッチは車種名で検索すると見つけられるので「車種名 ホイールナット サイズ」で検索してみてください。

    また、OEM車は製造元メーカーのサイズに統一されています。製造元メーカーも確認し、間違えないようにしましょう。

    3.素材を変えればドレスアップもできる

    ホイールナットにはさまざまな素材が使われています。

    ● スチール
    ● アルミ
    ● クロモリ
    ● 低炭素鋼
    ● チタン

    メーカー純正のナットはスチールが使用されており、安価で耐久性が高い特徴があります。アルミはデザイン性に富んだ商品が多く、ドレスアップで使用されています。ただ、やわらかく耐久性が低いため、日常的に増し締めするのがおすすめです。

    クロモリ・チタンはレーシングカーにも採用されるほど強度があり、信頼性に長けた素材です。ただ、コストがかかるため、気軽に取り入れるのは難しいかもしれません。

    4.ロックナットで盗難防止

    ホイールは盗難される可能性があるパーツです。高価なものや珍しいホイールは狙われやすく、盗難対策が必要になります。そこで活躍するのがロックナットです。

    ロックナットは1輪のホイールに対して1個、またはすべてのホイールナットを、六角形ではない形状に変更する特殊なナットです。ロックナットは取り外す場合、専用のアダプターが必要となるため盗難防止になります。

    また、盗難だけでなくホイールナットを緩められるイタズラの防止にもなります。ただ、ロックナットにはデメリットがひとつあり、アダプターがないとホイールの取り外しが行えないことです。タイヤ交換でお店を訪れたのに、ロックナットのアダプターを忘れてしまうとホイールが外せません。

    そのため、ロックナットのアダプターは車内の外から見えない場所か、車の鍵と一緒に保管するのがおすすめです。

    一部の高級車はサイズが違う

    一部の高級車はホイールナットの形状だけでなく、太さも異なります。日本車の基本的なナットサイズはM12です。一方で、欧州車ではM14が採用されているため、日本車でも欧州車に合わせてホイールナットがM14の車種があります。

    ● ランドクルーザー
    ● センチュリー
    ● GT-R NISMO
    ● レクサスLC、LS
    など

    上記車種のホイールナットにはM14が採用されています。他にもM14が採用されている車種があるので、高級車を所有している方は、ホイール交換前にナットのサイズを詳細に確認しておくのがおすすめです。

    形状が違うホイールナットを使用するリスク

    形状が違うホイールナットを使用するリスク

    形状が違うホイールナットを使用するリスクは以下の通りです。

    ● 走行中にホイールが外れる
    ● ハブボルトが破損する恐れがある

    「ホイールナットのピッチが適合すれば大丈夫」と思っている方はいませんか?ナットの形状が適合していないとホイールが確実に固定できず、走行中にトラブルが発生する可能性があります。

    走行中にホイールが外れる

    走行中にホイールが外れる

    正しいナットではなく、形状が違うホイールナットを装着していると、走行中にホイールが外れる恐れがあります。ホイールの接地面とナットの接地面が一致しないため、確実に固定できないためです。

    通常、ナットとホイールは面で固定します。しかし、テーパー座対応のホイールに球面座のナットを使用すると、接地面が直線と曲線になるため、点でしか固定できません。ナットとホイールが密着していないと車体の振動でナットが緩み、最終的にホイールが外れてしまいます。

    形状が違うナットを使用すると大きな事故につながる可能性があるため、絶対にやめておきましょう。

    ボルトが破損する恐れがある

    ピッチサイズが合わないナットを取り付けるとボルトが破損します。ただ、ピッチサイズが違うナットを使用していても、途中までは締め付けられるときがあります。気づかずにそのまま締め込むと、ボルト自体のピッチが損傷し、使用不可になるでしょう。

    最悪の場合、走行中にボルトが折れ、事故になる可能性もあります。ナットを締め付ける際、奥まで入ってないのに硬くなった場合は、一度外しサイズを確認しなおしましょう。

    ホイールナットは締めすぎないように注意

    ホイールナットは締めすぎないように注意

    ホイールナットは力強く締めればいいわけではなく、適正な力で締め付けるのが重要です。ピッチのサイズが適合していても、強く締め付けすぎるとボルトが破損する恐れがあるからです。締め付ける力が弱すぎるとホイールが外れてしまいます。

    ホイールを適正な力で固定するのに必要なのが「トルクレンチ」です。トルクレンチは締め付け力を調整し、決められた以上の力がかかるとカチッと音がなり、空回りするようになっています。

    ホイールナットはトルクレンチを使用し、適正な力で固定しましょう。

    ホイールを交換するならナットはテーパー座に交換

    ホイールを交換するならナットはテーパー座に交換

    ホイールナットはテーパー座がもっとも汎用性が高く、一般的なナットです。そのため、社外ホイールにもテーパー座対応が多い傾向にあります。

    ホンダ車、トヨタ車は一部車種で球面座・平面座のナットを使用しているため、社外ホイール交換時にはホイールナットの交換が必須です。形状が違うナットをそのまま使用していると、走行中の振動でホイールが外れる恐れがあるため、必ず同時に交換しましょう。

    また、ホイールナットを締め付ける際の力は、強すぎても弱すぎてもいけません。適正な力で締め付けるためにもトルクレンチは必須です。

    ホイールを交換するときはナットの形状にも気を配り、安全なカーライフを過ごしてください。

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    バッテリーが上がった?初期症状や原因・対処法を解説!

    「エンジンのかかりが悪いな」「ヘッドライトが暗いな」などど感じたことはありませんか?

    これらの症状はバッテリーが弱ってきてる証です。

    気付かないうちにバッテリーは弱くなっており、いざという時エンジンがかからなくなる可能性も。

    車のバッテリーは、エアコン、ライト、ナビなど、さまざまな電装系に電力を供給する重要な部品です。バッテリーが上がってしまうと、車が動かせなくなり、身動きが取れなくなる可能性があります。

    そんな事態を避けるため、バッテリーが上がる前の初期症状や、もしもの時の対処法を解説していきます。

    車のバッテリーの寿命は?

    車のバッテリーの寿命は?

    車のバッテリーの寿命は、車種、使用状況、環境などによって大きく異なりますが、一般的には2~3年が交換の目安とされています。

    中には3年以上使用している車もありますが、バッテリー内部の劣化が進行しているのでいつ上がるか分からない状態です。

    アイドリングストップ機能が搭載された車やハイブリッド車に搭載されている補機バッテリー(12V用)も同様です。

    近ごろのバッテリーは、劣化していても寿命が尽きる直前まで使用できてしまいますが、寿命が近づいたバッテリーは突然上がることもあるので、定期的に点検するのが大切です。

    バッテリーの電圧について

    電圧は、通常時が12.5~12.8V、エンジン始動時は13.5~14.5Vが正常値と言われています。

    電圧はエンジン始動時にもっとも電力が必要になるので、通常時の電圧が12.5V未満になったら、バッテリーの寿命と考えてください。

    端子電圧 (V) 充電状態 (%)
    13.0 100
    12.4 60
    11.8 20
    10.5 0

    バッテリーのチェックは簡単にできます

    では実際に、当店でバッテリーの寿命を測定している様子を見てみましょう。
    異常がない場合は「リョウコウ」、バッテリーが無い場合は「ヨウコウカン」と表示されます。

    バッテリー異常なし

    簡単にチェックできるのでお気軽にご相談下さいね。

    バッテリーが上がる前の初期症状は?

    バッテリーが上がる前の初期症状は?

    バッテリーが完全に上がってしまう前に、いくつかの前兆が現れます。これらのサインを見逃さず、早めの対処をすることで、突然のバッテリー上がりを防ぐことができます。

    1. ヘッドライトが暗く感じる
    2. ウインカーやパワーウインドウの動作が鈍くなる
    3. エンジンのかかりが悪く、セルモーターの音がいつもと違う
    4. バッテリーの警告灯が点灯する

    1. ヘッドライトが暗く感じる

    ヘッドライトは、走行中はオルタネーターが発電するため明るく、停車時はバッテリーからの電力のみとなるため暗くなります。この時のヘッドライトの明るさの差が顕著な場合、バッテリーの劣化が疑われます。

    また、ヘッドライトの明るさが頻繁に変化したり、ちらついたりすると明るさが安定しない場合は、バッテリーの電力が不足している可能性があります。

    2. ウインカーやパワーウインドウの動作が鈍くなる

    ウインカーの切り替えが遅くなったり、パワーウインドウの開閉速度が遅くなったりする場合は、バッテリーの電力が不足している可能性があります。

    また、ウインカーが点滅しなくなったり、パワーウインドウが途中で止まってしまったりと動作が不安定になる場合は、バッテリーの劣化が進んでおり、交換時期が近いと考えられます。

    3. エンジンのかかりが悪く、セルモーターの音がいつもと違う

    キーを回したときに、セルモーターが弱々しく回り、エンジンがかかりにくい場合は、バッテリーの電力が不足している可能性があります。

    また、バッテリーが完全に上がっていると、セルモーターが全く回らなくなり、エンジンがかかりません。

    4. バッテリーの警告灯が点灯する

    バッテリーの警告灯は、車種によって形状や色が異なりますが、バッテリーに異常が発生していることを知らせる信号です。エンジン始動時や走行中警告灯が点灯している場合は、バッテリーの交換を行いましょう。

    バッテリーが上がってしまう原因

    バッテリーが上がってしまう原因

    バッテリーが上がってしまう原因には、次のようなものがあります。

    1. ライトや室内灯の消し忘れ
    2. 長期間車に乗っていない
    3. 季節の変わり目

    詳しく説明します。

    ライトや室内灯の消し忘れ

    最も一般的な原因の一つが、ヘッドライト、室内灯、ハザードランプなどの消し忘れです。電気を消費するものをつけたまま長時間放置すると、バッテリーが消耗し、上がってしまうことがあります。

    特に夜間や長時間駐車する場合は、必ず全ての電装品がオフになっていることを確認しましょう。

    長期間車に乗っていない

    車に乗らない期間が長くなると、バッテリーは自然放電を起こし、徐々に電力が失われていきます。特に、数週間以上乗らない場合は、バッテリーが上がってしまう可能性が高まります。

    普段使いしない車の場合でも、週に一回は動かすようにしましょう。

    季節の変わり目

    寒暖差が激しい季節の変わり目は、バッテリーへの負担が大きくなります。とくに、夏と冬など季節の変わり目は要注意です。

    寒い時期 低温下ではバッテリーの性能が低下し、エンジンを始動する際に大きな電力を必要とします。
    暑い時期 高温多湿な環境下では、バッテリー液の蒸発が激しくなり、バッテリー内部の構造が劣化しやすくなります。

    その他の主な原因

    その他、以下の動作でもバッテリーが上がってしまう可能性があるので注意しましょう。

    ● 短距離走行の繰り返し
    ● 電装品の過度な使用
    ● バッテリーの経年劣化
    ● オルタネーターの故障
    ● 半ドア状態

    バッテリーが上がったときの3つの対処法

    バッテリーが上がったときの3つの対処法

    バッテリーが上がってしまった時の対処法は、大きく分けて以下の3つが考えられます。状況に合わせて適切な方法を選びましょう。

    1. ジャンプスターターを使う
    2. ロードサービスを呼ぶ
    3. バッテリーを交換する

    ジャンプスタートやバッテリー交換は、ある程度の知識と技術が必要となります。自信がない場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。

    1. ジャンプスターターを使う

    1. ジャンプスターターを使う

    参考:amazonサイトへ

    小型のジャンプスターターがあれば、自力でエンジンをかけることができます。いざという時のために備えておくと便利です。

    しかながら、接続方法を誤ると車両にダメージを与える可能性があるので、一般的な使用手順を確認しておきましょう。

    1.安全確認: 必ずエンジンを切って、両方の車のパーキングブレーキを引きます。
    2.接続: ジャンプスターターの赤色のケーブルを両車のプラス端子に、黒色のケーブルを両車のマイナス端子に、正しく接続します。
    3.エンジン始動: まずはバッテリーが上がっている方の車を始動させ、その後、もう一方の車を始動させます。
    4.接続解除: 数分間アイドリングさせた後、接続を逆の順序で慎重に外します。

    注意点としては、接続する際にプラスとマイナスを間違えないようにすることです。ジャンプスターターの取扱説明書をよく読んで、正しく操作しましょう。

    2. ロードサービスを呼ぶ

    JAFや保険会社のロードサービスに連絡するのも一つの方法です。あらかじめロードサービスに加入しておくと、トラブルの際に安心です。
    デメリットとしては、出動までに時間がかかる場合があることと、出動費用がかかるということですが、専門のスタッフが対応してくれるので安心です。

    3. バッテリーを交換する

    バッテリーが原因の場合は、根本的な解決として、バッテリーの交換を行いましょう。車のバッテリー交換は、ある程度の知識と工具があれば、自分で行うことができますが、決して簡単な作業ではないため、専門業者に依頼することをおすすめします。

    まだ自走できるようであれば、カー用品店や修理業者でバッテリー交換を行いましょう。

    まとめ

    まとめ

    バッテリーが上がる前の初期症状や対処法を知っておくことで、いざという時に慌てずに対応できます。出先でバッテリーが上がると、ロードサービスの利用で数万円かかることもありますので、日頃から点検を心がけ、安全なカーライフを送りましょう!

    当店では無料でバッテリー点検を行っていますので、ぜひお気軽にご来店ください!

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    タイヤの基礎知識 栗生店 パンク タイヤ交換

    タイヤがパンク!1本だけ変える?4本変えた方がいい?そのお悩み解決します!

    日々、運転をしている中で、誰もが起こり得るパンクによるトラブル。
    長く使ったタイヤだし…

    1本変える?
    それとも2本変えた方がいい?
    この際4本変える?

    このようなご相談をたくさん頂きます。タイヤは決して安価なものではないので、一緒に慎重に判断しましょう!

    今回はパンク修理できない状況や、タイヤの状態に応じて何本変えるべきか等について解説していきます。

    パンク修理はあくまで応急処置

    wm03イメージ

    パンクしてしまった際にまず考えるのが、パンク修理ではないでしょうか。

    できるだけコストを抑えたいところですが、パンク修理ができない状態のタイヤもあります。また、パンク修理はあくまで応急処置ですので、基本的には早めの交換をおすすめします。

    タイヤ各部と内部構造の名称

    タイヤ各部・内部構造の名称のイメージ図

    ダンロップHPより

    ご説明する前に、タイヤ各部と内部構造の名称を確認しておきましょう。こちらをご参考に、読み進めていってください。

    パンク修理ができないタイヤの6つの例

    タイヤのパンクは全て修理できる訳ではありません。主にパンク修理不可なタイヤは以下の6つの状態のタイヤです。

    ①外傷またはヒビ割れがショルダー部分まで達している
    ②ワイヤーが露出するほどの損傷をしている
    ③ピンチカットがある
    ④油・薬品等によるゴム層に変質がある
    ⑤内面に貼り付けられているゴム層の部分に損傷がある
    ⑥スリップサインやベルトが露出したタイヤ

    ①外傷またはヒビ割れがショルダー部分まで達している

    ヒビ割れが起きているタイヤはパンク修理不可

    写真引用元・ Hepporon Library Lifelog

    ショルダーとは、上図のようにタイヤの肩の部分のことです。タイヤのショルダーや側面部分まで傷やひび割れが達しているタイヤは修理することができません。つまり、修理可能な部分は以下に示したトレッド面(接地面)の端っこの手前まです。

    タイヤのトレッド面(接地面)の端っこの手前までなら修理可能

    上記エリア内かつ、

    ・損傷の直径…6㎜以下
    ・損傷の個数…2個以内
    ・損傷の周上間隔…40㎝以上

    の場合、修理することができます。

    なお、当店では安全性担保のため、1本につき1ヵ所までの補修とさせて頂いております。

    この条件から外れた場合や、潰れた状態で走ってしまい側面がボロボロになったタイヤは、そのまま使用するとバーストの可能性が高く大変危険なので、すぐに新品に交換しましょう。

    ②ワイヤーが露出するほどの損傷をしている

    ワイヤー剥き出しタイヤはパンク修理不可

    写真引用元・miyagi-no-shinbun

    溝もなく、ワイヤーが出ていて、更にバーストしてしまった状態です。バーストとは、タイヤの内部が損傷し、タイヤが破裂してしまうことです。

    バーストしてしまう前に溝がない状態の際は早急に新しいタイヤに交換しましょう。

    ③ピンチカットがある

    ピンチカットしたタイヤはパンク修理不可

    ダンロップHPより

    ピンチカットとは、タイヤ内部のカーカスコードが切れて、タイヤ横側の一部が盛り上がったような変形のことをいいます。 縁石に強く乗り上げたりした際に発生し、そのままにしておくとバーストにつながる可能性があります。
    お取り付けは不可能なので交換が必要です。

    ④油・薬品等によるゴム層に変質のあるタイヤ

    油、薬品等によるゴム層に変質のあるタイヤはパンク修理不可

    タイヤに使用されているゴムの成分の中には、油と馴染みやすいものがあります。場合によっては、合成ゴムに染み込んだ油分が、タイヤを保護するための成分を溶かし出してしまう可能性も。

    また、タイヤに塗る油性ワックスが原因となる場合もありますので、ワックスを使用する際には、十分ご注意ください。

    ⑤内面に貼り付けられているゴム層の部分に損傷がある

    面に貼り付けられているゴム層の部分に損傷があるタイヤはパンク修理不可

    写真引用元・タイヤラボDiary2

    パンク修理は、外から生ゴムを差し込む外面修理と、内側から修理パッチを貼って直す内面修理の2通りがあります。外側の修理だけだと、気づきにくかもしれませんが、タイヤにとって大変危険な状態で、修理不可となります。

    ⑥スリップサインやベルトが露出したタイヤ

    スリップサインやベルトが露出したタイヤはパンク修理不可

    スリップサインとはタイヤの摩耗が進んでいることを示すサインで、タイヤの設置面(トレッド面)4〜9カ所に設置されています。タイヤの溝の深さが1.6mmになると、そこがトレッド面と同じ高さになりスリップサインが出てきます。

    一箇所でもスリップサインが出たらタイヤの交換が必要です。タイヤの溝が1.6mm以下で走行していると道路交通違反になってしまいますのでくれぐれもご注意ください。

    スリップサイン表示位置

    ダンロップHPより

    タイヤを1本だけ交換で大丈夫な場合

    1本だけ交換で大丈夫な場合

    パンク修理ができない状態だった場合、早急にタイヤの交換が必要になります。そうなると悩むのが残り3本との性能の差です。

    理想はやはり4本同時交換ですが、コスト的にもできるだけ抑えたいですよね。

    基本的に、他の3本がまだ使えると判断できる状態であれば1本だけを交換しても支障はあまりありません。

    その際は、残りの3本と同じタイヤパターンを装着するのことが理想です。

    また、1本だけ交換した場合は、タイヤを長持ちさせるために、摩耗の進行を平均化させる、タイヤローテーションを行うことをおすすめします。

    タイヤローテーションとは、前輪と後輪のタイヤの位置を変えることです。タイヤの位置を入れ替えることで、表面の摩耗を均一にすることができ、タイヤを長持ちさせることができます。

    タイヤローテーション

    横浜ゴムHPより

    タイヤを2本交換した方がいい場合

    2本交換した方がいい場合

    前輪後輪のバランスを考え、1本だけを交換するのではなく2本交換をすすめてるケースもあります。

    自動車のタイヤは4本ついていますが、基本的には左右のタイヤがペアとなり動いています。

    タイヤの年数が2年以上経っているものや、タイヤの溝が減っている場合は、左右とも新品のタイヤにしましょう。

    この際、新しいタイヤを前輪にはかせることでバランスがとれるので、基本的には前輪に新品タイヤ2本を装着することをおすすめします。

    タイヤを4本交換した方がいい場合

    4本交換した方がいい場合

    タイヤの溝が残り少なかったり、年数が経ちタイヤ表面のゴムが硬化していたりヒビ割れしている状態であれば早急に4本交換することをおすすめします。

    残りの3本が使えるかどうかの判断は、ご自身ではなかなか難しいと思うので、当店を含めたタイヤ専門店にご相談していただければと思います。

    4WDは4本交換が必要

    4WDは消耗具合に関わらず4本交換が必要

    4WDの車は、他のタイヤの状態に関わらず、4本全てのタイや交換が必要になります。

    4WD車は、前後左右の4輪が繋がっています。もし、違うタイヤが1本または2本入ってしまうと、4輪のタイヤの抵抗が変わってしまいます。例えば、1本だけ違うタイヤをはいている場合、ブレーキを踏んだ際に3本は止まっても交換したはずの1本だけまだ止まらない‥という状況が起きてしまう可能性があります。

    そうなってしまうと、タイヤだけではなく、車体の負担も大きくなってしまうので、車自体の劣化が早まってしまいます。これらを踏まえ、4WDの場合はよっぽど新しいタイヤでない限り、4本の交換が望ましいです。

    ※FF車(前輪駆動)ベースの4WDは2本交換可能の場合がありますので、お気軽にご相談ください。

    まとめ

    パンクを防止するためには、日常点検が大切

    ここまでパンクした際のタイヤ交換について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?パンクした際は、パニックにならず落ち着いて適切な処置を行うことが重要です。

    自分の車の特徴や状態をしっかり把握し、難しい場合はタイヤショップなどに相談してみて下さい。

    また、パンクを防止するために、空気圧点検などを日常的に行い、安全で楽しいカーライフを送ってくださいね。

    栗生店
    栗生店
    TEL: 022-796-6411
    住所:仙台市青葉区落合4-1-1
    アクセス:旧48号線沿い
    営業時間:10:00~19:00

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    ホイールバランスの重要性とは?崩れる原因と対策をわかりやすく解説

    ● 「ホイールバランスが崩れるとどうなる?」
    ● 「なぜホイールバランス調整が必要なのか?」
    ● 「ホイールバランスを崩さないための対策は?」

    このような疑問をお持ちではありませんか?

    ホイールバランスは、安全で快適な走行に欠かせない重要な要素です。

    しかし、バランスが崩れるとハンドルのブレやタイヤの片減り、車体の振動などが発生し、放置すると燃費の悪化や思わぬ事故につながることもあります。

    本記事では、ホイールバランスの重要性や崩れる原因、具体的な対策を初心者にもわかりやすく解説します。

    ホイールバランスとは

    ホイールバランスとは

    ホイールバランスとは、タイヤとホイールにかかる遠心力のバランスを指します。

    真円ではないタイヤとホイールをウエイトバランスを使用して、重心を中心にする作業をホイールバランス調整といいます。

    ホイールバランスが悪い状態で走行すれば、車体の振動やハンドルのブレ、タイヤのガタつきなど、車の走行に支障が出るため大変危険です。

    安全かつ安定した走行をするためにも、ホイールバランス調整は必ずおこないましょう。

    ホイールバランスが崩れると起こる5つのリスク

    ホイールバランスが崩れると起こる5つのリスク

    ホイールバランスが崩れた状態では、あなたが安全運転をしても、ハンドルのガタつきや車体の振動など、運転に支障が出るため危険です。

    ホイールバランスを調整することで、安定した走行ができ、より安全な運転を実現できます。

    本章では、ホイールバランスが崩れて起こるリスクを5つ紹介します。

    1. まっすぐ走らない
    2. 走行中の車が激しく振動する
    3. タイヤのすり減り箇所が偏る
    4. タイヤ周辺のパーツが損傷する
    5. 燃費が悪くなる

    1.まっすぐ走らない

    ホイールバランスが崩れると起こるリスクの1つ目は「まっすぐ走らないこと」です。タイヤとホイールにかかる遠心力の重心が中心ではないため、走行が不安定になります。

    タイヤの回転が不安定な状態で走行すると、ハンドルの強いブレや振動などの原因になり、まっすぐ走れないため大変危険です。

    また、走行速度が速いほど、ハンドルのブレや振動は、より強くなります。

    ハンドルのブレや強い振動の症状がでたら、早めにホイールバランス調整をしましょう。

    2.走行中の車が激しく振動する

    ホイールバランスが崩れると起こるリスクの2つ目は「走行中の車が激しく振動すること」です。

    走行中の車の激しい振動は、シミー現象と呼ばれています。80km以下の速度で発生しやすく、振動が車体からハンドルに伝わり、運転に支障がでる非常に怖い現象です。

    ハンドル操作できないほど振動することもあるため、事故につながる恐れがあります。シミー現象が起きた場合は、すぐに車を停車して、専門店に相談しましょう。

    3.タイヤのすり減り箇所が偏る

    ホイールバランスが崩れると起こるリスクの3つ目は「タイヤのすり減り箇所が偏ること」です。

    偏摩耗、片減りなどと呼ばれており、タイヤの重心がずれると、地面の接地面とのバランスが悪くなることでおこる現象です。

    タイヤの偏摩耗は主に3種類あります。

    片べりの画像

    引用:ブリヂストン

    上記のような極端なすり減り方をすると、不安定な走行につながるだけでなく、タイヤの寿命も短くなります。

    タイヤのすり減り方は、目視で簡単に確認できるため、定期的に確認することをおすすめします。

    4.タイヤ周辺のパーツが損傷する

    ホイールバランスが崩れると起こるリスクの4つ目は「タイヤ周辺のパーツの損傷が激しくなること」です。

    車体の強い振動により、サスペンションやベアリングなど、タイヤやホイール周辺のパーツには大きな負担がかかります。

    ホイールバランスの崩れを放置すれば、多くのパーツを修理・交換する必要があるため、余計な費用が発生する可能性も少なくありません。

    定期的にホイールバランスを点検して、パーツの損傷を未然に防ぎましょう。

    5.燃費が悪くなる

    ホイールバランスが崩れると起こるリスクの5つ目は「燃費が悪くなること」です。

    ホイールバランスが悪い状態で走行すると、タイヤにブレが生じ、回転が不安定になります。

    その結果、タイヤにかかる負担が大きくなり、エンジンがムダな力を使用するため、燃費効率が悪化します。

    ホイールバランスが狂う3つの原因

    ホイールバランスが狂う3つの原因

    本章では、ホイールバランスが狂う3つの原因を紹介します。

    1. ホイールバランスウェイトの脱落
    2. タイヤのすり減り箇所の偏り
    3. 強い衝撃によるタイヤ位置のズレ

    1.ホイールバランスウェイトの脱落

    1.ホイールバランスウェイトの脱落

    ホイールバランスが崩れる1つ目の原因は「ホイールバランスウエイトが取れること」です。

    バランスウエイトは、運転を繰り返していれば、取れる可能性があります。走行中に、バランスウエイトが取れたことに、すぐに気付くのは困難です。

    ホイールバランスウエイトが取れた場合は、タイヤの編摩耗やアライメントの崩れ、タイヤの劣化を早める原因になるため、早めに最寄りの専門店に相談しましょう。

    2.タイヤのすり減り箇所の偏り

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    ホイールバランスが崩れる2つ目の原因は「タイヤが偏摩耗していること」です。

    上記写真のような偏摩耗した状態で走行すると、ホイールバランスが崩れやすくなります。

    偏摩耗は、スリップやバーストの危険もあるため、タイヤのすり減りは適時確認しましょう。

    3.強い衝撃によるタイヤ位置のズレ

    ホイールバランスが崩れる3つ目の原因は「強い衝撃でタイヤの位置がずれること」です。

    ホイールバランスの崩れは、交換後のタイヤが馴染む前に、起こる可能性があります。
    たとえば、以下の3つです。

    ● 急加速
    ● 急ハンドル
    ● 急ブレーキ

    上記のような運転時に強い衝撃がかかると、タイヤの位置がずれてホイールバランスが崩れます。

    運転中の強い衝撃に心当たりがある方は、タイヤ交換した店舗や、ホイールバランス調整を実施している専門店に、相談することをおすすめします。

    ホイールバランスの状態を確認する3つの方法

    ホイールバランスの状態を確認する3つの方法

    本章では、ホイールバランスの状態を確認する3つの方法を解説します。

    1. 走行時にハンドルのブレがないか
    2. 走行時にガタつきがないか
    3. タイヤのすり減りはないか

    簡単に確認できる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。

    1.走行時にハンドルのブレがないか

    ホイールバランスの状態を確認する1つ目の方法は「走行時にハンドルのブレがないか」です。

    タイヤやホイールに問題がない場合、ハンドルのブレを感じることはほとんどありません。

    ハンドルの強いブレは、勝手にハンドルが動いてしまったり、ハンドルの振動が強くなったりと、通常では体験したことのない感覚です。

    ハンドルにブレを感じたら、必ずホイールバランスの点検に行きましょう。

    2.走行時にガタつきがないか

    ホイールバランスの状態を確認する2つ目の方法は「走行時にガタつきがないか」です。

    ホイールバランスが崩れると、車体に強いガタつきが生じます。

    ガタつきを無視するムリな走行は、不安定な走行にもつながるため、非常に危険です。

    目視の確認ができないため、走行中のガタつきが強いと感じたら、ホイールバランスの点検にいきましょう。

    3.タイヤのすり減りはないか

    ホイールバランスの状態を確認する3つ目の方法は「タイヤのすり減りがないか」です。

    タイヤのすり減り方は、片べり摩耗やセンター摩耗、両肩べり摩耗など、偏ったすり減り方が特徴です。

    ホイールバランスが崩れる他にも、タイヤの劣化が早くなったり、燃費が悪くなったりと、タイヤ以外の問題が発生する可能性もあります。

    タイヤのすり減り具合は、目視で簡単に確認できるため、定期的に確認しましょう。

    ホイールバランスを調整したほうがいいタイミング

    ホイールバランスを調整したほうがいいタイミング

    以下のようなタイミングでは、ホイールバランスを調整したほうがいいでしょう。

    ● 新しいタイヤやホイールに交換したとき
    ● 夏タイヤやスタッドレスタイヤに履き替えるとき
    ● 走行中に違和感を感じたとき

    それぞれ具体的な内容を確認しましょう。

    新しいタイヤやホイールに交換したとき

    新しいタイヤやホイールに交換すると、製造や取り付けの誤差によって重量のバランスが崩れることがあります。

    とくにホイールとタイヤの組み合わせが変わる場合、ホイールバランスが適切でないと、走行中に振動や異音が発生する原因となります。

    バランス調整をしないまま走行を続けると、ハンドルのブレやタイヤの偏摩耗が進み、乗り心地が悪くなるだけでなく、サスペンションやステアリング系統にも負担がかかるでしょう。

    新しいタイヤやホイールに交換した際は、必ずホイールバランスを調整することが重要です。

    夏タイヤやスタッドレスタイヤに履き替えるとき

    季節ごとにタイヤを交換する際も、ホイールバランスの調整が必要です。タイヤは使用していくうちに摩耗や劣化が進み、バランスが崩れることがあるからです。

    長期間保管していたタイヤは、経年劣化や保管時の状態によって変形している可能性があり、バランスを崩している可能性があります。

    さらに、スタッドレスタイヤと夏タイヤではゴムの硬さやトレッドパターンが異なるため、装着時にホイールバランスを調整しなければいけません。

    タイヤ履き替え時はバランス調整を行い、安定した走行性能を維持しましょう。

    走行中に違和感を感じたとき

    運転中にハンドルのブレや車体の振動を感じる場合は、ホイールバランスのズレが原因かもしれません。高速走行時に振動が強い場合は、バランスが大きく崩れている可能性があります。

    バランスのズレを放置すると、タイヤの偏摩耗が進行し、寿命が短くなるだけでなく、燃費の悪化や足回りの部品に負担がかかる恐れもあります。

    事故や段差の衝撃によってバランスが崩れることもあるため、違和感を感じたら点検するのがおすすめです。

    とくに、長距離ドライブ前に異常を感じた場合は、早めに点検しておきましょう。

    ホイールバランスを自分で調整する方法

    ホイールバランスを自分で調整する方法

    ホイールバランスを自分で調整するとき、基本的にはホイールバランサーと呼ばれる機械を使用して調整します。

    本章では、ホイールバランス調整の手順を解説します。手順は以下の通りです。

    1. ホイールバランサーにタイヤを設置する
    2. 高速回転させてバランスを測定する
    3. ホイールバランスを確認する
    4. ブレがあればバランスウェエイトで調整する
    5. 再度調整する

    1.ホイールバランサーにタイヤを設置する

    1.ホイールバランサーにタイヤを設置する

    はじめに、ホイールバランサーにタイヤを取り付けます。

    2.高速回転させてバランスを測定する

    2.高速回転させてバランスを測定する

    ホイールバランサーに取り付けたタイヤを、高速回転させバランスを測定します。

    3.ホイールバランスを確認する

    3.ホイールバランスを確認する

    ホイールバランスは、左右のバランスと上下のバランスを確認します。

    ホイールバランスにブレがあると、左右上下どのバランスが崩れているか、モニターに表示されます。

    4.ブレがあればバランスウェイトで調整する

    4.ブレがあればバランスウェイトで調整する

    ホイールバランスにブレがあれば、バランスウエイトで調整します。

    バランスウエイトは、貼るタイプと打ち込むタイプの2種類がありますので、愛車のホイールに合ったバランスウエイトを使用してください。

    5.再度調整する

    5.再度調整する

    引用:株式会社 エイワ

    バランスウエイトで再度調整し、ホイールバランサーの測定数値が「0」になればホイールバランス調整の完了です。

    ホイールバランスを自分で調整する際の注意点

    ホイールバランスを自分で調整する際の注意点

    ホイールバランス調整を自分でする際は、以下の注意点があることを把握し、行いましょう。

    ● 費用がかかる
    ● 手間がかかる

    まず費用がかかる点について、簡易的なホイールバランサーは、インターネットで低価格で販売されていますが、正確に測れない可能性があるためおすすめできません。

    たとえば、専門店で使用している下記ホイールバランサーの価格は674,000円(※)(税込)です。

    ホイールバランサー

    引用:東洋精器工業株式会社

    ※R5年4月24時点

    また、ホイールバランサーを購入したとしても、専用機械の準備から実際の作業まで、一人で実施するには手間がかかります。

    ホイールバランスの調整は、タイヤ4本すべての数値が「0」になるまで、正確に作業しなければなりません。また、ホイールバランス以外の問題が発生した場合、自分で対応できない可能性も考えられます。

    ホイールバランスの調整は、費用や手間、安全面を考慮すると、専門店に依頼した方が正確で安心です。

    ホイールバランス調整は専門店がおすすめ

    ホイールバランス調整は専門店がおすすめ

    安心して走行したい方は、ホイールバランス調整はタイヤ専門店やカー用品店など、プロに相談することをおすすめします。

    自分でホイールバランス調整をする場合、手間や費用がかかるだけでなく、本当にホイールバランス調整ができた保証もありません。

    また、ホイールバランス以外の問題が発生した場合、自分で対処するのは困難です。専門店に相談すれば、ホイールバランス以外に問題があれば、すぐに対応してくれるため安心です。

    ホイールバランスを調整するには、タイヤを車から外す必要があるので、タイヤ脱着の作業料金がかかります。タイヤ交換の際に合わせて作業をお願いするようにしましょう。

    タイヤ交換時に含まれているお店が多い傾向にありますが、心配な場合は事前に確認してみましょう。

    タイヤワールド館ベストでは、バランス調整はタイヤ入れ替え作業に含まれているので安心です。また、純粋なバランス調整だけの場合は550円/1本(別途脱着工賃がかかる場合があります)で行っているのでお気軽にお問い合わせください。

    ホイールバランス調整を専門店に任せるメリット

    専門店でホイールバランス調整を行う最大のメリットは、精度の高い作業が可能である点です。専門店では最新のバランサーを使用し、ホイールのわずかなズレも正確に調整できます。

    専門店で正確に調整してもらうことで、走行時の振動や騒音を軽減し、タイヤの寿命を延ばす効果も期待できるでしょう。

    さらに、ホイールの歪みやタイヤの異常摩耗などホイールバランス以外の問題にも気づいてもらえる可能性があり、車両全体の異常発見にもつながります。

    知識と技術を活かし専門店でしか受けられない高品質なサービスは、大きなメリットといえるでしょう。

    ホイールバランス調整を専門店に任せるデメリット

    専門店にホイールバランス調整を依頼するデメリットは、費用がかかる点です。ただし、タイヤ1本あたり数百円から数千円で済むため、高額ではありません。

    また、専門店は予約が必要な場合が多く、すぐに対応してもらえないことがあります。さらに、店舗数が限られているため、近くに専門店がない場合は移動の手間がかかる可能性もあるでしょう。

    確かに自分でホイールバランスの調整を行えば、手間はかかるものの費用は無料です。しかし、上記のようなデメリットを考慮しても安全性や快適性を重視するなら、ホイールバランス調整は専門店に任せるのがおすすめです。

    ホイールバランス調整の料金相場

    ホイールバランス調整の料金は、作業内容や店舗によって異なりますが、一般的な相場としては1本あたり500円〜2,500円程度です。

    普通車のタイヤ4本を調整する場合、2,000円〜10,000円程度が費用の相場です。カー用品店やガソリンスタンドでは比較的安価に調整できることが多いですが、専門店ではより高精度な調整が行われるため、やや高めの料金設定の場合もあります。

    また、ホイールの大きさや種類によっても料金が異なり、大径ホイールや特殊なホイールの場合は追加料金が発生することもあるでしょう。料金だけでなく、調整の精度やサービス内容を考慮しながら、最適な店舗を選ぶことが大切です。

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検

    先程も触れましたが、ホイールバランス調整はタイヤ交換時に一緒に行うのが基本です。

    本章では、ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検を5つ紹介します。

    1. タイヤローテーション
    2. エアバルブの交換
    3. タイヤの空気圧
    4. タイヤのヒビや亀裂
    5. ホイールアライメントの調整

    1.タイヤローテーション

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検1つ目は「タイヤローテーション」です。タイヤローテーションをすることで、タイヤ4本にかかる摩擦抵抗を均一にして、タイヤの寿命を長くすることが可能です。

    タイヤローテンションをしなければ、タイヤの偏摩耗につながり、ホイールバランスに影響が出てしまいます。

    ホイールバランス調整時に一緒に点検すれば、ホイールバランスが崩れる原因のひとつ、偏摩耗を防げるためおすすめです。

    タイヤローテーションについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

    2.エアバルブの交換

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検2つ目は「エアバルブの交換」です。エアバルブの役割は、空気の抜け防止や空気圧調整で、車の走行には欠かせないパーツです。

    エアバルブが劣化すると、タイヤの空気が抜けやすくなり、タイヤ以外に悪影響を及ぼす可能性があります。

    たとえば、エアバルブの劣化を放置して、タイヤの空気が抜けやすい状態で走行を継続した場合に、起こりうる問題は以下の5つです。

    ● 燃費が悪くなる
    ● タイヤがパンクする
    ● タイヤが偏摩耗する
    ● タイヤにヒビや亀裂が入る
    ● ホイールが損傷する

    エアバルブを交換すれば、上記の問題により発生する他の修理費用を、未然に防ぐことが可能です。

    エアバルブの費用は、1本約350円〜(税込)(※)と比較的安価であるため、エアバルブが劣化する前に、交換することをおすすめします。
    ※種類によって異なる

    3.タイヤの空気圧

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検3つ目は「タイヤの空気圧点検」です。タイヤの空気圧チェックや補充は、基本的にどの専門店でも、無料で対応してくれます。

    簡単に点検や補充ができる一方で、JATMAの調べでは4台に1台が空気不足と、空気補充を忘れてしまう人も少なくありません。

    空気圧が低い状態だと走行が不安定になり、タイヤに負担がかかることで燃費も悪くなります。他にも、タイヤ寿命の低下や、バーストの危険性も高くなります。

    専門店やガソリンスタンドなど、空気補充はセルフで可能です。空気圧は、運転席ドアの開口部で確認できますが、心配の方は専門店で、点検してもらうことをおすすめします。

    4.タイヤのヒビや亀裂

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検4つ目は「タイヤのヒビや亀裂点検」です。タイヤは、紫外線や摩擦熱、傷などによって必ず劣化します。

    縁石に擦れて部分的に傷ついていたり、艶出し剤が付着していたりと、気付かないうちにタイヤの劣化を早めている可能性があります。

    タイヤのヒビや亀裂は、状態を放置したまま走行すると、パンクやバーストの原因になるため、注意が必要です。

    目視でできる簡単な点検のため、ホイールバランスを調整するとき、一緒に点検することをおすすめします。

    5.ホイールアライメントの調整

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検5つ目は「ホイールアライメントの調整」です。アライメントとは、タイヤ4本のホイール角度配置状況を指します。

    ホイールアライメントがズレる原因は、段差の乗り越えや縁石の乗上げ、駐車時の輪留めに強く当たるなど、足回りに強い衝撃が加わることです。

    他にも、経年劣化や、タイヤのすり減り具合など、気付かないうちにアライメントがズレている可能性も少なくありません。

    ● まっすぐ走らない
    ● 偏摩耗がある
    ● ハンドル操作がしにくい
    ● 曲がりにくい

    上記の症状が出た場合は、ホイールバランスが崩れる原因にもつながります。アライメントの調整は、ホイールバランス調整と一緒に実施しましょう。

    タイヤワールド館ベストでは、アライメント基本測定料¥10,000円(ベストアプリ会員さまは¥9,000円)、調整1か所につき¥4,500円で行っております。

    ホイールアライメントの調整について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

    ホイール選びで重要な要素

    ホイール選びで重要な要素

    ホイールは車の性能や乗り心地に大きな影響を与える重要なパーツです。見た目のデザインも大切ですが、性能面では「重量」や「強度」、「剛性」などを考慮することが不可欠です。

    本章では、それぞれの要素の具体的な内容や重要性を解説しますので、ホイール選びの際の参考にしてください。

    ホイールの重量

    ホイールの重量は、車の走行性能や燃費に直結する重要な要素です。以下の表で、軽いホイールと重いホイールの違いを項目別に比較しています。

    項目 軽いホイール 重いホイール
    燃費性能 改善されやすい 悪化しやすい
    ハンドリング レスポンスがよくなる レスポンス鈍くなる
    加速性能 向上しやすい 低下しやすい
    ブレーキ性能 効きがよくなる 効きが悪くなる
    耐久性・強度 衝撃に弱い 衝撃に強い
    乗り心地 軽快だが硬めに感じやすい 安定し衝撃吸収性が高い
    適した用途 スポーツ走行向き オフロード走行向き

    軽いホイールはスポーツ走行や燃費向上に適しており、重いホイールは耐久性や安定性を重視する場合に適しているため、それぞれの特徴を把握した上でホイールを選びましょう。

    ホイールの強度

    ホイールの強度は、走行中の安全性に直結する重要な要素です。

    強度が不足しているホイールは、段差や悪路を走行した際にひび割れが発生しやすくなります。最悪の場合、ホイールが破損して走行不能になる危険性もあります。

    重い車両やオフロード走行をする場合には、十分な強度を持ったホイールを選ぶことが重要です。

    ホイールの強度は、主に製造方法や素材によって決まります。鋳造ホイールよりも鍛造ホイールのほうが強度が高く、耐久性にも優れています。

    また、アルミホイールよりもスチールホイールのほうが強度が高い傾向にあるため、耐久性を優先する場合にはスチールホイールを選ぶのも一つの選択肢です。

    鍛造ホイールと鋳造ホイールの違いについては、以下の記事を参考にしてください。

    ホイールの剛性

    ホイールの剛性とは、外部からの力に対する変形しにくさを指します。先述の強度は、外部の力に対するホイールの壊れにくさを指しますが、剛性はホイールの本来の形を保つ力のことです。

    剛性が高いホイールは、コーナリング時の安定性が向上し、ハンドリング性能の向上につながります。スポーツ走行やサーキット走行では、高い剛性を持つホイールが求められます。

    ホイールの剛性はスポークの形状や本数、素材、製造方法によって異なり、鍛造ホイールは一般的に剛性が高く、軽量かつ高剛性を求める場合に適しています。一方で、剛性が高すぎると乗り心地が硬くなるため、バランスを考慮することが大切です。

    ホイールバランスに関するよくある質問

    ホイールバランスに関するよくある質問

    ホイールバランスに関するよくある質問は、以下の3つです。

    ● ホイールバランスウェイトはなしでも大丈夫?
    ● ホイールバランスはどのくらいの頻度で調整すればいい?
    ● バランス調整以外のホイールのメンテナンス方法は?

    それぞれ具体的な回答を見ていきましょう。

    ホイールバランスウェイトはなしでも大丈夫?

    ホイールバランスウェイトなしでも走行は可能ですが、快適性や安全性を考慮すると、ホイールバランスウェイトは装着したほうがいいでしょう。

    ホイールとタイヤは完全に均等な重量ではないため、バランスが崩れると走行中に振動が発生し、ハンドルのブレやタイヤの偏摩耗の原因になります。

    とくに高速走行時での影響が強く、安定性の低下や燃費の悪化を引き起こす恐れもあります。

    ホイール交換やタイヤの履き替えをした際には、適切なバランス調整を行い、ホイールバランスウェイトを取り付けましょう。

    ホイールバランスはどのくらいの頻度で調整すればいい?

    ホイールバランス調整の頻度は、走行状況や車の使用頻度によりますが、一般的にはタイヤ交換時に行うのが理想的です。走行距離の場合は、5,000~10,000kmを目安に調整しましょう。

    また、高速走行時にハンドルがブレたり、走行中に異常な振動を感じたりした場合は、ホイールバランスが崩れている可能性があるため、早めの調整が大切です。

    さらに、縁石に乗り上げた後やタイヤをローテーションした際には、ホイールバランスが変化しやすいので、定期的なチェックも必要です。

    定期的なホイールバランス調整を行うことで、タイヤの寿命を延ばし、快適な走行を維持できます。

    バランス調整以外のホイールのメンテナンス方法は?

    ホイールのメンテナンスは、バランス調整以外にも重要なポイントがあります。その中で、自分で行える手軽なメンテナンスは、ホイール洗浄です。

    定期的なホイール洗浄を行い、ブレーキダストや泥汚れを取り除くことで、ホイールの劣化を防げます。

    また、ナットの締め付け確認も重要です。緩みがあると走行中の事故につながる可能性があるため、定期的に締め付け確認を行いましょう。

    ホイール洗浄のコツは、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

    ホイールバランス調整はタイヤワールド館ベストにおまかせ

    ホイールバランス調整はタイヤワールド館ベストにおまかせ

    ホイールバランスを定期的に確認し調整することで、走行状態を適切に保ち、車両全体の安全維持につながります。

    また、ホイールバランスだけでなく、そのほかの点検も行い、以上の早期発見に努めることが大切です。

    ホイールバランスの調整は、車点検の一部に過ぎません。ホイールバランス調整以外にも、アライメント調整やタイヤ点検、エアバルブの劣化状態など、メンテナンスは必要不可欠です。

    タイヤワールド館ベストは全国に約4,000の提携店舗があり、タイヤに関する相談を随時受け付けております。

    ホイールバランスの調整をはじめ、タイヤに関するさまざまなことにお悩みの方は、タイヤワールド館ベストの提携店舗を検索して、ぜひお気軽にご相談ください。

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    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

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    タイヤが外れない‥ナットが回らない原因と対策(防錆)とは?

    車をお持ちの方なら年に春・冬2回は最低でも履き替えの為にタイヤを外すことがありますよね。
    でもそんなタイヤ交換の時に、「あれ?タイヤが外れない‥」なんていうことがあるかもしれません。

    今回はこのようときどうする?についてお話していきます。

    タイヤが外れない原因

    タイヤが外れない原因

    タイヤ交換時にタイヤが外れない原因としては、以下の2つのシチュエーションが実際には多いです。

    ①ホイールを止めているナット(ネジ)が回らない
    ②ホイールがハブに固着して外れない

    このような現象が起きた場合、どう対処したらよいか考えていきましょう。

    ナットが回らない原因

    原因1.錆による固着

    車体側からでているネジをボルトといいます。

    ボルト

    このボルトとホイールを止めているネジをナットといいます。

    どちらも金属ですので、融雪剤による錆や経年劣化による錆により固着してしまっている場合があります。無理に力をかけて外そうとするとネジ山がつぶれてしまい、回らなくなることがこのパターンの主な原因です。

    原因2.ゴミの噛み込み

    また、ネジ山の接触面に砂汚れや切削クズなどが入り込んでいて、締め込んた時にそれらのゴミを噛み込んでしまっている場合もあります。作業時は整理整頓を心がけましょう。

    原因3.ピッチが合っていないナット使用

    さらに、ごく稀に遭遇するのは、ネジ山のピッチが合っていないネジやボルト・ナットが使われており、そのために雄ネジ・雌ネジのネジ山同士が噛み合わない状態になっている、というパターンです。

    この場合は、ネジを外せても、正しいネジを締める前にネジ山を修正しなければいけません。

    結果的には、ボルトもナットも部品交換が必要になります。

    ナットが回らない時の対処方法

    対策として試してもらいたいのは浸透潤滑剤を使う事です。
    動きを良くしたり、サビの防止をしたりするのが浸透潤滑剤ですが、固着したネジにも有効です。

    浸透潤滑剤

    浸透潤滑剤使用時のポイント

    浸透潤滑剤を使用する際のポイントは以下の通りです。

    ①スプレー缶を良く振って潤滑材を混ぜる
    ②スプレーをして、浸透するまで数分間放置する
    ③ネジやボルト・ナットを軽く叩いて衝撃を与え、浸透潤滑剤を浸み込みやすくする

    この3つに注意するだけで浸透潤滑剤の効果でネジが回るようになるかもしれません。

    ホイールが外れない原因

    ナットは外れたけどホイールが外れないという場合も、固着が原因と考えられます。車側の金属部分とホイールの錆等で、金属と金属がくっついてしまい、ホイール取付け面が固着してしまうのです。

    ある程度年数が経過してくると、車もホイールも金属部分は経年劣化してしまいます。

    車もホイールも金属部分は経年劣化してくる

    参考:https://64gb.info

    錆びて外れないホイールへの対策方法

    この張り付いてしまったホイールを外すには、以下のような手順である程度の力を加えて外すのが一般的な対処法になります。

    1. タイヤ側面上部を叩いて外す
    2. タイヤ下部を内側から叩いて外す
    3. ホイールの取付け面に潤滑剤を塗布する

    注意点としては、必ずホイールナットを仮付け状態にしてからホイールを叩くことです。
    なぜなら、張り付いたホイールがいきなり外れた場合に、足を挟んだり体に倒れて怪我をしてしまう恐れがあるからです。

    外れない時にやってはいけない!4つの注意点

    外れない時にやってはいけない!4つの注意点

    タイヤが外れないからといって強引に外そうすれば、怪我をしたり車の破損の原因になるので非常に危険です。以下のようなことはやらないように注意してください。

    1. ホイールナットは完全に外さない
    2. タイヤを蹴ったり、力任せに揺さぶらない
    3. 車の下へは体を入れない
    4. ナットを緩めた状態でジャッキを降ろさない

    ホイールナットは完全に外さない

    タイヤを外すときは、ホイールナットを仮付け状態にしてください。もしナットが無い状態でホイールが急に外れると怪我の原因になるため、ナット1〜2個を軽く2〜3回転ほど締め込んでおくと良いです。

    タイヤを蹴ったり、力任せに揺さぶらない

    タイヤを蹴って外す人もいるようですが、必要以上に力が加わりジャッキが倒れる危険があります。力任せにタイヤを掴んで外そうとするのも同様です。対処法でも解説したとおり手首のつけ根や工具を使うようにして下さい。

    初心者が間違えやすいのは、タイヤを両手で掴んで引っ張るように力を加えることです。この場合、ジャッキが倒れる危険もあり、自身が後方に勢いよく倒れてしまう事も考えられるので、力任せに外そうとするのはやめましょう。

    車の下へは体を入れない

    タイヤを外したり交換する場合には、タイヤの下に手や体を入れると大変危険ですので絶対にやめましょう。

    ナットを緩めた状態でジャッキを降ろさない

    「ホイールが固着しているなら、ナットを緩めた状態でジャッキを降ろせば外れのでは?」と考える人もいるかもしれません。確かに高い確率でホイールの固着は外れるでしょう。

    しかし、ナットを緩めた状態でジャッキを降ろすことはやってはいけません。なぜなら、ホイールには1〜2tもの車重負荷がかかっています。間違えれば、ホイール変形やハブボルト折れ・ネジ山破損の原因になってしまうからです。

    ホイールの錆を防ぐための4つの方法

    ホイールを含み、車の下廻りはほどんどが鉄でできています。鉄は金属であり、金属は酸素と水がふれあうと酸化という反応が起こり物質が変化し、それがサビとなります。

    鉄+水+酸素=錆が発生

    特に冬の時期に融雪剤がまかれる地域を走行する方や、海の近くによく車を停車・走行する方は要注意です。この錆の発生を防ぐのに有効な方法が以下の4つです。

    1. しっかり洗浄する
    2. 塩害対策されたホイールを履く
    3. 下廻り塗装(塩害ガード)
    4. ホイールコーティング

    しっかり洗浄する

    濡れた路面・海の近く・融雪剤がまかれた路面を走行した際は、下廻りを洗浄することが錆対策の一つです。

    セルフで洗車する

    ご自分で洗車する場合は、しっかりと塩分を落とすために、高圧洗浄機の使用がおすすめです。また、水だけでは落としきれないので、必ず洗車用シャンプーを使用して、すすぎ残しがないか確認しましょう。

    洗車機を使用する

    ガソリンスタンドにある自動洗車機を使用する場合、「下部洗浄」のオプションがないかどうか確認しましょう。通常の洗車にプラスして使用することで洗い流すことができます。

    専門店で洗車する

    上記2つに比べて費用がかかりますが、プロの目でしっかり確認しながら、専用器具を使用して洗浄してもらうことができます。

    タイヤワールド館では「アンダーウォッシュ」を洗車+880円で、行っています。作業時間は汚れの状態にもよりますが、約10分~です。

    塩害対策されたホイールを履く

    ホイールの中には、防錆加工されたホイールというものもあります。これらを選択するというのも一つの手です。共豊は他社に先駆けて、16年前より塩害低減対策設計ホイール採用しているので、種類も豊富でおすすめです。

    下廻り塗装(塩害ガード)

    下廻り塗装(塩害ガード)

    「上記の方法も試してみたけどちょっと…」「手間がかからないようにしたい…」そうお悩みの方へは、下廻り塗装(塩害ガード)がおすすめです。
    塩害ガードとは、車体面に水や酸素を通しにくくする被膜のことで、これを足回りに塗布することで、錆から守ることができます。

    タイヤワールド館ベストでは、施工範囲はご要望に応じてメニュー展開していますのでご興味のある方はご相談ください。

    下廻り塗装(塩害ガード)ビフォー・アフター

    ホイールコーティング

    ホイールコーティング施工の様子

    ホイールコーティングは分厚いガラス被膜でホイールをしっかりと守ることにより、錆だけではなく、傷や汚れも防止することができます。

    施工時間は1時間~で、1台以下の金額で承っています。

    ~15インチ 16~19インチ 20インチ~
    9,880円 11,200円~ 13,200円~

    只今キャンペーン中で、キーパーコーティング(20%OFF)と同時施工で15%OFFとなります。

    詳しくはこちら>>

    困った時はタイヤワールド館ベストへおまかせ

    wm03イメージ

    タイヤ交換に焦りは禁物です。タイヤが外れない時も慌てずに対応しましょう。

    タイヤが外れないのは錆による固着が原因です。
    このような場合には、上記3つの手順を試してみましょう。
    作業中で特に重要なことは、「ホイールナットは仮付けしておくこと」「無理に外そうとしないこと」この2点は必ず守ってください。

    間違った方法で行なった場合、急にホイールがはずれて怪我をしたり、車体が倒れてしまう危険があります。

    どうしても外れない場合は、カー用品店、ガソリンスタンド、ディーラーなど、どこでも対応していますので、無理をせず相談するようにしましょう。

    古川店
    古川店
    TEL: 0229-25-4611
    住所:宮城県大崎市古川穂波3-1-31
    アクセス:古川国道4号線沿い
    営業時間:10:00~19:00

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