最終更新日 2025年10月28日
冬の運転は凍結路面・圧雪路面・わだち路面と不安に思う方も多いのではないでしょうか?タイヤは車の性能を左右する最も重要な要素の一つ。特に雪の多い宮城県では、冬タイヤの選び方が運転の安全を大きく左右します。毎年、冬の到来とともに多くのドライバーが悩むのが、最適なスタッドレスタイヤの選択。
「雪が降ってから慌てて準備するのは危険」「どのタイヤを選べばいいかわからない」
そんな不安を抱えているあなたへ。仙台のタイヤ専門店が、宮城県の地域特性に合わせた冬タイヤの選び方を徹底解説します。
- 宮城の冬の路面状況を知ろう
- ┗東北地方における宮城県の特徴
- ┗危険な路面条件
- 宮城のドライバーが不安に思う冬の運転ポイント
- ┗1.アイスバーン対策
- ┗2.新雪道での運転注意点
- ┗3.わだち路面での走行テクニック
- エリア別おすすめスタッドレスタイヤ3選
- ┗東部(仙台市中心部)におすすめ:ウィンターマックス02
- ┗西部(山形寄り)におすすめ:ブリザックVRX3
- ┗東東部・西部共通:ウィンターマックス03
- 宮城のドライバーが不安に思う冬の運転ポイント
- ┗グリップ性能(制動力・発進力)
- ┗坂道・急カーブ・荷重変動時の安定性
- 坂道に強いと評価されているスタッドレスタイヤブランド
- まとめ
宮城の冬道の特徴

東北地方における宮城県の特徴
宮城県は東北6県の中では比較的積雪量が少ない地域になります。とはいえ県内の中で大崎地区・栗原地区は北に位置するため降雪量も多くスタッドレスタイヤの動きが1番早い地域でもあります。
また年間の降雪日数は20~30日と言われていて1月・2月にドカッと積もるイメージです。
仙台市は除雪スピードが早く通勤時には雪がだいぶ除雪されていますがゆとりをもって出発する事が大事ですね。
危険な路面条件
宮城県の道を走行する上で、とくに気にするべき場所・状況は以下の3つです。
- ● 橋の上
- ● トンネルの中
- ● 朝晩の気温差
橋の上
橋は地面から浮いているため、上下左右すべてが冷気に直接さらされています。また地面に接していないため、地面の蓄熱効果がないので温度低下が早く、凍結しやすいので注意が必要です。
トンネルの中
トンネル出入り口は日光が当たりにくいということもありと凍結部分が溶けにくいので注意が必要です。スピードにはご注意下さいね。
朝晩の気温差
夜に雨が降った次の日はとくに要注意です。朝になると気温が下がりブラックアイスバーンになってる所があります。知らずにスピードをあげて走行しているとスリップに繋がるのでお気をつけ下さい。
宮城のドライバーが不安に思う冬の運転ポイント

「ハンドルが効かなくなり事故に繋がる」ことを防ぐためには、心に余裕を持って「滑り始める前の予防運転」が鍵になります。
- アイスバーン対策
- 新雪道での運転の注意点
- わだち路面での走行テクニック
1.アイスバーン対策
雪による積雪だけでなく、気温の低下や日陰・橋の上・交差点付近などでは「見た目は路面が普通でも実は凍っている(ブラックアイスバーン)」という危険な状態が発生します。
そのため、まず基本として「急ブレーキ・急ハンドル・急発進」を徹底することが重要です。
具体的には、以下のことを心がけて運転しましょう。
- ● 通常より速度を控えめに走る(例えば、1割以上速度を落とす)
- ● 車間距離を通常より多めに確保する(2倍を目安)
- ● 橋の上やトンネル出口、日陰など「凍結しやすい場所」で特にスローダウンする
- ● 冬用タイヤ(スタッドレス)やチェーンなど滑り止め対策
2.新雪道での運転注意点
降りたての新雪の道では、タイヤが雪にはまってしまい「抜け出せない」状態になることがあります。特に同乗者がいない場合、外に出て押すのも大変ですし、焦りによる誤操作がリスクを高めます。
ここでのポイントは以下の通りです。
- ● 抜け出そうとして焦ってハンドルをあれこれ切らない。ハンドルを真っすぐにしてゆっくりと前に進んでみる
- ● タイヤが既に雪に埋もれてしまっている場合、無理にアクセルを踏み込んで空転させると雪がさらに固まったり車体が深くはまったりします
- ● 脱出が困難な場合は、焦らずにスコップ等で雪を掘る・雪の上に滑り止め(砂、マット、板など)を敷くなど別の手段を考える
特に宮城県のように、積雪量が地域で差があるものの「凍結・雪・新雪」それぞれが組み合わさる環境であるため、準備と落ち着いた対応が重要です。
3.わだち路面での走行テクニック
轍(わだち)は一見走りやすそうに見える反面、左右の雪の壁や変形した路面が車を不意に振るわせる場合もあります。だからこそ「軽いハンドル操作で、車任せに」進むというマインドが有効です。
- ● 轍を無理に外そうとせず、ハンドルを軽く握って車に路面の凹凸に沿って進んでもらう
- ● 速度を落として、ハンドル操作を最小限に抑える。タイヤが轍に沿って動いてくれるよう、余裕をもたせる
- ● もし轍から外れてしまったら、慌ててハンドルを切らず、ゆっくり戻すか、轍の中に戻る方向を慎重に判断する
思い切って轍に身を任せるという所がポイントです。あえてハンドルを軽く握り走行する事で轍にそって車が進んでくれます。
エリア別おすすめスタッドレスタイヤ3選
ここからは宮城県を3つのエリアにわけて、それぞれにおすすめのタイヤをご紹介していきます。
- ● 東部(仙台市中心部)におすすめ:ウィンターマックス02
- ● 西部(山形寄り)におすすめ:ブリザックVRX3
- ● 東部・西部共通:ウィンターマックス03
東部(仙台市中心部)におすすめ:ウィンターマックス02

東部は仙台市の中心部にあたります。車通りも多く、雪もあまり積もりにくいイメージがありますよね。
「安定した表情性能で、持ちがいいタイヤを履きたい!」そんなお客様にはWM02をオススメします!WM02はトータルバランス型スタッドレスタイヤ2016年発売モデルで旧モデルとなります。
トータルバランス型スタッドレスとは凍結、雪上、ウエット、ドライなど様々な路面での走行性やライフ性能含む経済性において高いレベルでバランスの取れたスタッドレスタイヤの事です!
走行する際に坂道などない方、冬にウィンタースポーツに行かない方、一つ前のモデルなのでお財布にも優しいのが嬉しいポイント!
西部(山形寄り)におすすめ:ブリザックVRX3

宮城県西部は山形県よりになるので東部に比べると雪の降り方も違ってきます。雪が積もり、走行が怖い経験をした方も多いのではないでしょうか。
雪が積もる、坂道が多い、安心して走行したいお客様にオススメのタイヤはVRX3です。これまでのブリザック史上「断トツ」の氷上性能!
従来のVRXシリーズに比べてライフ性能、ICE性能・効き・持ち・が高くなりました!坂道が多く雪道に効く、氷上性能が高いタイヤが良い方にお勧めです!
東部・西部共通:ウィンターマックス03

効き、長持ちするタイヤが良い!そんな方にはWM03がおススメです。※WM03は2020年発売現行モデルです。
氷上性能特化型のタイヤになっていて長持ちしますし凍結路面や雪道の走行が不安なお客様にオススメのタイヤで、溝が減ってきても効きが最後まで続くので冬に安心のタイヤです!
坂道に強いスタッドレスタイヤを選ぶポイント

坂道・凍結・雪・新雪が混在する冬道では、平坦な市街地とは異なる運転負荷がかかります。ですので、以下のようなポイントを特に重視してタイヤを選びましょう。
グリップ性能(制動力・発進力)
坂道の多いエリアでは、タイヤのグリップ性能が非常に重要です。特に、氷や雪、凍結路面での制動力と発進性能を重視する必要があります。上り坂や下り坂での安定性を確保するため、ゴムがしなやかで排水性が高いスタッドレスタイヤを選びましょう。
●タイヤがしなやかで、氷・雪上での密着性が高いゴム素材を選ぶ。
●ブレーキ・発進時に「グッ」と効く、滑りの少ない性能を重視。
坂道・急カーブ・荷重変動時の安定性
坂道では荷重変動が激しいため、ハンドル操作・車体のふらつきを防ぎ、安定して走れるタイヤを選びましょう。
●サイド剛性・トレッドブロック配置がしっかりしていること。
●アクセル・ブレーキを操作したときに「安心できる挙動」があるもの。
坂道に強いと評価されているスタッドレスタイヤブランド

- ● ブリヂストンタイヤ
- ● ダンロップタイヤ
- ● ヨコハマタイヤ
上記のメーカーなどが坂道に強いと言われています。とくにブリヂストンは北海道に住んでいる方、タクシーの運転手さんからの信頼が高く装着されている方が多いブランドです。
柔らかさがあり路面への密着も高くおすすめです。
まとめ

スタッドレスタイヤはオーナー様が普段どのように車を使われているか、どのような場所にお住まいなのかなどを踏まえて購入する事がポイントです。みなさんが安心安全な冬を過ごせますように!

趣味:お客様の車をドレスアップすること
モットー:全てのお客様から喜びの声を沢山頂けるよう接客を行うこと
特技:タイヤ・ホイールのインチアップ・マッチング・インセット計算
20年以上のキャリアを持ち多くの顧客から絶大な信頼を得ている。


















