最終更新日 2024年9月2日
日々の走行中に誰もが起こりうる危険な事故が『タイヤのバースト』です。
夏休みも始まり、家族などを連れて運転をする機会が増える方も多いのではないでしょうか。そんな中で大事故に繋がりかねないバーストが起こってしまったら元も子もありません。
今回は、バーストの危険性や原因・対策法について解説します。
- タイヤのバーストとは?
- ┗バーストの意味・バーストするとどうなる?
- なぜバーストが起きるのか?原因となる3大要因
- ┗原因①タイヤの劣化
- ┗原因➁タイヤのキズ
- ┗原因③空気圧不足
- 夏はタイヤがバーストしやすいって本当?
- タイヤのバーストについてよくある質問
- ┗新品で購入したばかりのタイヤがバーストしました。劣化したものがバーストすると思っていたので…考えられる要因はなんでしょうか?
- ┗出張先で寄ったガソリンスタンドで、タイヤのワイヤーが出ていていつバーストしてもおかしくないと言われました。そんなにすぐバーストしますか?移動には高速道路を使います。
- ┗夏タイヤとスタッドレスタイヤとではスタッドレスの方が高速でバーストしやすいと聞いたのですが本当ですか?
- ┗バーストする前兆はありますか?
- ┗バーストしたタイヤは修理できますか?
- まとめ
タイヤのバーストとは?
タイヤのバーストとは、タイヤの内部が損傷し、タイヤが破裂する状態のことを指します。 バーストは、外部からの激しい衝撃や空気圧の低下、タイヤの劣化が原因となって発生します。 万が一、バーストしてしまった際には減速して安全な場所に停車し、ロードサービスに連絡するか、スペアタイヤに交換をしましょう。
バーストの意味・バーストするとどうなる?
「そもそも、バーストって何?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
バーストとは走行中にタイヤが突然破裂してしまう現象です。
➤実際にバーストしてしまった状態
【ダンロップ公式HPより引用】https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/
products/dictionary/burst.html
この現象は、パンクと同じように思えますが全く別物です。
パンクは徐々に空気が抜けるのでドライバーが気付きにくい場合もあります。
しかし、バーストはタイヤに負荷がかかることで
タイヤ内が発熱し、大きな破裂音と同時にハンドルが取られてしまう為、すぐに気付きます。衝撃で、車が意図しない動きをしてしまうので、
最悪の場合は周囲を巻き込む大事故や
死亡事故に発展してしまう非常に危険な現象です。
なぜバーストが起きるのか?原因となる3大要因
バーストが起きる3大要因を詳しくご紹介していきますね!
原因①タイヤの劣化
バーストする原因の1つとして挙げられるのが
『タイヤの劣化』です。
タイヤはゴムで出来ている為、
例え、走行していなくても時間が経つと共に、ゴムが硬くなり、ひび割れ等も発生してしまいます。身近な物で例えると・・
輪ゴムは劣化するとヒビが入りすぐにパチンと切れてしまいますよね?そんなイメージです!
このような状態のまま放置してしまうと、隙間から水などが侵入してしまい、タイヤの内部にあるワイヤーが鉄で作られている為、さびてしまいます。
錆びてしまうことで、タイヤの強度も下がってしまい、走行の負荷に耐えられずたわみがタイヤに生じ、最終的にバーストを引き起こしてしまいます。
「愛車のタイヤの状態は大丈夫だろうか?」「そろそろタイヤの買い替え時かな?」と思った方は、迷わずに一度、カーショップやタイヤ専門店でタイヤを点検して頂くことをおすすめしまsy。
原因➁タイヤのキズ
年月が経つことによって起きる自然劣化だけでなく、何かの原因でタイヤに傷がつく場合もありますよね?
例えば『釘が刺さった』『縁石に乗り上げてしまった』などのトラブルが原因でタイヤの側面にキズができてしまう可能性があります。
そうなると、乗り心地も悪くなりますがタイヤ自体への負荷が大きくなってしまう為、発熱が起き、ゴムの劣化も進んでしまうのでバーストの大きな原因になってしまいます。そうならないようにする為にも、日頃からタイヤにキズなどの損傷や異常がないかどうか、ご自身の目でこまめにチェックすることが重要です。
※縁石にぶつけた時など見えない部分にキズついている場合があるので年の為に点検しておくことをおすすめ致します!
➤釘がささった状態
➤衝撃で穴があいてしまった状態
原因③空気圧不足
バーストの原因で多いのが『タイヤの空気圧不足』です。
空気圧が低い状態のタイヤで高速道路を走行すると、タイヤの表面が波状に変形する『スタンディングウェーブ現象』が起きてしまう可能性があります。
低空気圧でのスタンディングウェーブ現象実験例
この現象が起きてしまうと、タイヤが熱を持ち、タイヤの形状を保つための補強材が破損してしまいます。そうなるとバーストが発生してしまうのです。
また、空気圧が高すぎるのも、今のように暑い時期は空気が膨張してしまい、その状態で走行することによって内部に熱が伝わりバーストが起きてしまいます。
このような事態を避ける為にも、日頃からガソリンスタンドなどで空気圧を点検して頂き、適性な数値の空気圧を保つことが大切です。
1ヶ月に1度空気圧点検を行うのが理想ですが、高速道路を走行する予定がある際などは特に意識して点検することが重要です。
当店でも、無料で空気圧点検を承っておりますので、いつでもお気軽にお越しください!!
➤多くのクルマが、運転席ドア開口部の下部分に、
適性の空気圧を表示したラベルが貼付されています。
夏はタイヤがバーストしやすいって本当?
タイヤのバーストは、一般的に夏季と冷季の気温差、特に高温の季節により発生しやすくなります。その原因と言われているのは以下の3つが理由です。
●過熱
●タイヤの空気圧が増加
高温による影響
夏は路面温度が上昇し、タイヤも高温に晒されます。高温はタイヤのゴムに影響を与え、硬化や劣化を引き起こす可能性があります。
過熱
長時間の運転や高速道路での走行により、タイヤは過熱する可能性があります。夏の高温の中で高速運転をする際は、この過熱はタイヤ内の空気圧を増加させ、タイヤの内部構造に負担をかけることがあります。
タイヤの空気圧が増加
夏場は、適切な空気圧を保つことが特に重要です。高温下ではタイヤの空気圧が増加しやすく、不適切な圧力で走行するとタイヤが過熱してバーストする危険性が高まります。
夏は夏用タイヤに交換しよう
夏の安全な運転のために、スタッドレスタイヤを履きっぱなしにするのではなく、夏用タイヤに交換しましょう。
夏用のタイヤは高温下でも性能が発揮されるように作られており、バーストのリスクを減少させます。
また、タイヤに過度の負荷をかけることもバーストの原因となります。乗車人数や積載物に応じて適切な負荷を確保しましょう。
タイヤのバーストについてよくある質問
バーストについてよくある質問をどんどん答えていきますね!
新品で購入したばかりのタイヤがバーストしました。劣化したものがバーストすると思っていたので…考えられる要因はなんでしょうか?
A.『タイヤの空気圧不足』というものも考えられます。
タイヤの空気圧をいつも適正にしておくこと、それは命を守ることにつながるとても大切な点検ポイントです。
特にタイヤのコンディション不良は事故につながり、身体の安全を脅かします。最近のタイヤをめぐる技術は発達しており、釘を踏み抜くなどして穴が開いたとしても、一般道路のスピードならば、事故につながるような急激な変形はしないようになっています。しかし、高速走行中となると、タイヤのバースト(破裂)が直接的な事故要因となり、大変危険です。
なので定期的にガソリンスタンドやカーショップで空気圧点検をすることをおすすめ致します。ベストでも無料で空気圧点検をしております。
出張先で寄ったガソリンスタンドで、タイヤのワイヤーが出ていていつバーストしてもおかしくないと言われました。そんなにすぐバーストしますか?移動には高速道路を使います。
A.タイヤが経年劣化により古くなって、ひび割れや亀裂が入ってしまい、中のワイヤーが見えることもあります。 タイヤのワイヤーが見えてしまうということは、タイヤの最終警告で、即刻運転を中止してタイヤを交換する必要があります。
高速道路や自動車専用道路などは絶対に走らないで下さい。 走行時の発熱によりタイヤの内圧が高くなりバーストします。すぐに近くのカーショップなどでタイヤ交換をしていただきたいです。
夏タイヤとスタッドレスタイヤとではスタッドレスの方が高速でバーストしやすいと聞いたのですが本当ですか?
A.冬は低温によるタイヤの空気圧低下に気付かず、走行中にバースとしてしまうケースが多いですが、気をつけるべきは冬だけではありません。実は、夏の熱気はタイヤにとっても天敵!
ゴムの成分が多いタイヤは、熱や紫外線によって劣化してしまいます。
バーストする前兆はありますか?
A.タイヤがバーストする前兆として、※スタンディングウェーブ現象や劣化によるヒビ割れ、キズが挙げられます。 バーストして事故につながる前に、いち早くこれらの前兆に気付き、もしもの事態に備えましょう。
※スタンディングウェーブ現象が発生すると車体が小刻みに振動し、それから大きな振動に変わります。
【スタンディングウェーブ現象】
バーストしたタイヤは修理できますか?
A.バーストはタイヤが破裂してしまっているため、修理することができないのです。 タイヤがバーストしたときは修理ではなく、タイヤを交換しなくてはなりません。 また、バーストしたときの衝撃は非常に大きいため、ホイールやフェンダー周りなどタイヤとは別の部分が損傷、破損している可能性もあります。
まとめ
タイヤのバーストについて解説させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
バーストは一歩間違えれば死亡事故にも繋がる非常に危険な事故の1つです。
万が一、タイヤがバーストした際は、絶対に慌てず安全な場所に車を停めましょう。
バーストは日々の点検やメンテナンスをしっかり行えば防ぐことができます。大事な愛車や命を守る為に少しでも今回の記事を参考にして頂ければ幸いです。
また、タイヤワールド館ベストでは10/1からTapahoというパンク保証サービスをスタートしました!
Tapahoとは急なパンクでもお客様に「安心してほしい!」という想いで生まれたBESTの新しいパンク保証です。
BESTで新品タイヤ4本のご購入で無料で6ヶ月のパンク保証が付いてきます。※パンク箇所1本の交換になります。
更に!!6ヶ月では不安・・・という方には!
アップグレード(有料)で保証期間最大2年に延長しタイヤ4本を新品に交換できます。
詳しくは店頭スタッフにてお問い合わせください!
オンラインショップhttps://tireworldkan.com/
店舗一覧https://tireworldkan.com/shop.html
タイヤワールド館ベスト栗生店 店長
趣味:車を整備する事。
特技:手指の関節をポキポキ鳴らせる事。
モットー:お客様から感謝される接客を心がける事。