「ホイール交換の値段は?持ち込みの場合は?」
「タイヤホイール交換を自分で交換したい」
「ホイール交換を依頼するならどこで?」
こんな疑問を抱えてお悩みではありませんか?
ホイール交換にどれくらい費用がかかるか分からず、依頼先に悩むケースや持ち込みで依頼すべきなのかなど迷われているかもしれません。
また、自分で交換作業が可能なのか知りたい人も多いでしょう。
今回はタイヤとホイール交換の料金相場を細かく解説しつつ、自分で交換作業するやり方や注意点にも触れていきます。
記事を最後まで読んでいただければ、手間なくお得にホイール交換ができる方法もお分かりいただけますよ。
- タイヤ・ホイール交換には2種類ある
- ┗手軽に出来る「脱着」(履き替え)
- ┗タイヤをホイールから外す「組替え」
- タイヤ・ホイール交換にかかる料金は?
- ┗持ち込みによる交換工賃は?
- ┗ホイールサイズによっても料金は変わる?
- ┗タイヤホイール交換以外に必要な費用は?
- ┗タイヤローテーションにかかる費用は?
- ホイール交換にかかる時間も知りたい
- 自分でタイヤホイール交換をするやり方
- 手間をかけずにホイール交換を安くする方法がある?
- タイヤワールド館ベストならコミコミプランがある!
タイヤ・ホイール交換には2種類ある
タイヤとホイール交換には2種類の工程があります。
車に詳しくない人であれば、具体的な工程も分からず、何がどう違うのかも分からないのではないでしょうか。
専門業者に依頼する場合、工程によって値段も変わるため、まずはタイヤとホイール交換の仕組みを理解しておきましょう。
ちなみに、後ほど解説する「組換え」に関しては基本的には業者に依頼する形しかありません。この部分も解説していきます。
手軽に出来る「脱着」(履き替え)
脱着(履き替え)とは、タイヤとホイールをセットの状態で車から外し、新しいタイヤ・ホイールセットに変える工程を指します。
分かりやすいイメージとしては、多くの人がサマータイヤ(ホイールセット)からスタッドレスタイヤ(ホイールセット)に変える時に実施される作業が脱着となります。
基本的には「外す」「取り付ける」だけの作業になるため、工賃も安価に済む工程です。
当然ながら、ホイールを2種類所持することになるので、2つ目を購入するときの初期費用は必要になります。
ホイールはピンキリですが、大きなサイズであれば10万円以上など高額品です。
新しくホイールを購入する予算が無く、古くなったタイヤのみを変えたい場合は「脱着」ではなく、「組替え」の作業になります。
「脱着」は車からタイヤを取り外し、ホイールとタイヤがセットになった状態のものを、付け替える作業のこと
タイヤをホイールから外す「組替え」
組替えはタイヤのみを交換する形で、ホイールは車に取り付けている物をそのまま使用します。
例えば、「今のホイールがお気に入りでタイヤだけ劣化したいので変えたい」「ホイールの保管場所が無いのでタイヤだけ変えたい」といった時に組替えを選ぶことになります。
人によっては、費用をかけたくないからタイヤとホイール交換は自分でやると考えると思います。
しかし、組替えに限ってはタイヤをホイールから外す工程には専用器具や知識が必要になるため、一般家庭では「出来ない」と考えたほうがよいでしょう。
専門業者に依頼する場合、脱着よりも工程が多いので工賃は脱着よりは高くなります。
また、組替え作業のなかでもサイズによって工賃が変わり、組替えの難易度が上がる低扁平タイヤによっても工賃は変動します。
想定よりも費用がかからないように、作業前に料金の確認をしておきましょう。
「組替え」はタイヤとホイールをバラバラにして、入れ替えること。主にタイヤ単品を購入したときに発生する作業で、専用の器具がないとできないので自分でやるのは難しい。
それぞれ交換にかかる工賃などは後ほど解説していきます。
ホイール交換にはバランスとエアバブルの確認もしよう
タイヤとホイール交換は頻繁にする作業ではないため、交換に合わせて確認しておくべき箇所があります。
足回りは車の見た目を大きく変える部分でもありますが、車の「安全性」においても重要になるため、忘れずに確認しておきましょう。
確認すべき項目は2つです。
項目 | 内容 |
ホイールバランスの調整 |
・バランスが取れていないと次第に上下左右にブレが生じてしまう ・走行中のブレ、タイヤの偏摩耗、ジミー現象の防止 |
エアバルブ交換 | ・ホイールについている空気穴(バルブ)の交換 ・2年〜3年で劣化する部品 |
ホイールバランス調整
ホイールバランスの調整は、タイヤホイールが適正なバランスになるよう調整する作業です。このようなバランスウェイトをホイールに貼り、調整します。
走行中のトラブルを防ぐためにも必須で、特に、高速走行中に振動が発生するシミー現象は事故に繋がる危険性もあります。
専門業者に依頼した場合、交換の工賃内で実施してくれるケースもあります。当店でもホイール入れ替え作業の場合は、バランス調整も含まれています。
ホイールバランスについては【タイヤ交換時のホイールバランスは重要!崩れるとおこる危険と対策を解説】も参考にしてみてください。
エアバルブ交換
エアバルブも念のため、ホイール交換の都度確認してもらい、必要があれば交換してもらいましょう。部品の値段も数百円と安価で済みます。
エアバルブには大きく分けて2種類、全体がゴムで覆われたタイプの【ゴムバルブ】と全体が金属状でホイールの外側と内側をゴムパッキンを介し内側からナットで締め付けるタイプの【金属バルブ】があります。
詳しくはエアバルブは必ず交換しよう!工賃や交換の仕方を解説の記事も参考にしてみてください。
タイヤ・ホイール交換にかかる料金は?
ホイール交換にかかる料金は、工程・サイズ・タイヤホイールの種類・持ち込み・改造の有無など、条件によって変わります。
一番多いパターンである依頼先でタイヤ等を購入した場合の料金相場を表にまとめています。車体の大きさによっても変わりますが、今回は軽・普通車を想定した形です。
依頼業者 | 脱着4本 | 組替え4本 |
ディーラー | 6,000円前後 | 8,000円前後 |
タイヤ専門店 | 4,000円前後 | 6,000円前後 |
カー用品店 | 4,000円前後 | 6,000円前後 |
ガソリンスタンド | 3,000円前後 | 4,500円前後 |
車体や履いているホイールのサイズがさまざまになるため、上記はあくまで一例となります。
ディーラー以外は、キャンペーンや優遇制度を実施しているケースがあり、「思ったより安い」となる可能性もあるでしょう。
ディーラーは最も料金が高くなりがちですが、所持している車を知り尽くした整備士に頼めるので、安心できるというメリットがあります。
持ち込みによる交換工賃は?
オンラインショップが普及したことで、安くタイヤやホイールを手に入れて交換したい人も増加しています。その場合、ホイールを持ち込んで作業だけを依頼することも可能です。
ただし、持ち込み料として工賃が通常よりも1.5倍〜2倍必要になるケースもあります。
業者も自社で購入してくれたほうが利益も出るため、持ち込みは別枠の料金設定にしており、タイヤ専門店でも5,000円〜10,000円かかるイメージです。
依頼先以外で購入する場合は、工賃も差し引きしたうえでお得になるか確認してください。
最近は「持ち込み歓迎!」としている業者も増え、持ち込みでも工賃は変動しない可能性もあるので、よくチェックしておきましょう。
ホイールサイズによっても料金は変わる?
ホイールサイズが変わると料金も大きく変わります。
例えば、カー用品専門店で持ち込みで組替えを依頼した場合、下記のように変動する形です。
ホイールサイズ | 普通車 | 大型車 (4WDなど) |
16インチ | 1,500円 | 3,000円 |
17インチ | 2,500円 | 4,000円 |
18インチ | 3,000円 | 4,500円 |
19インチ | 4,000円 | 5,600円 |
ホイールのサイズが大きくなればなるほど、当然料金も高くなります。
また、脱着や組替えをするときにインチアップする場合も通常料金と変わる可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
タイヤホイール交換以外に必要な費用は?
先程も触れましたが、交換時に別途必要となる可能性のある費用は以下の通りです。
内容 | 金額 |
タイヤ廃棄 | 1本300円〜500円前後 |
ホイールバランス調整 | 1本1000円前後〜 |
エアバルブ交換 | 4本1500円前後〜 |
バランス調整やバルブ交換などは追加費用が発生しますが、ホイール交換時以外で行おうとすると「脱着」「入れ替え」の工賃が都度発生してしまいますので、一度に確認して一緒に行うことをおすすめします。
タイヤローテーションにかかる費用は?
5000km前後走行した後は、タイヤのローテーションが推奨されています。これは現在履いているタイヤホイールの位置を交換する作業を指します。
タイヤホイールの交換ではなく、タイヤが扁摩耗しないようにローテーションだけしたい人もいるはずです。
この場合、1回2,000円〜5,000円前後の工賃(タイヤ脱着の工賃)がかかってしまうので、タイヤ・ホイール交換の際に一緒にタイヤローテーションお願いすることをおすすめします。
専門店に任せる場合は、たいていの場合、そのタイヤをどこに装着していたかの目印シールを貼ってくれるので、次回はそれを見てローテーションしてくれます。
タイヤを長持ちさせたい人は、定期的にローテーションを実施しておくのがおすすめです。
ホイール交換にかかる時間も知りたい
料金と合わせて、ホイール交換にかかる作業時間も確認しておきましょう。
ホイール交換の作業自体にかかる時間はサイズにもよりますが30分〜程ですが、これに待ち時間や受付・お会計の時間を合わせると、少なくとも1時間以上は作業にかかることになります。
特に組替えは工程も増えるので、通常よりも時間がかかります。
脱着の作業時間目安 | ||
10~15インチ | 約30分 | |
16~18インチ | 約40分 | |
19~20インチ | 約50分 |
組み換えの作業時間目安 | ||
10~15インチ | 約30分 | |
16~18インチ | 約40分 | |
19~20インチ | 約50分 |
最近はWebで交換作業を予約できる店も増えているので、上手に活用すると便利です。
作業時間に関しては【タイヤ交換にかかる時間は?作業内容別にご紹介!】の記事も参考にしてみてください。
自分でタイヤホイール交換をするやり方
これまでの解説を見て、「工賃が高いから自分で交換しよう」と考えているかもしれません。
実際、整備士でなくてもタイヤホイールの「脱着」だけであれば作業は可能です。
必要な用具・手順さえ守れば、想像よりも簡単にできてしまうでしょう。
ただ、間違ったやり方で進めて、足回りにダメージを与えて取り返しのつかないことになるケースも。
詳しく説明していきます。
ホイール交換に必要な工具
まずは必要となる用具の確認です。
一般家庭にはない工具もありますが、必須道具になります。
・ジャッキ
・輪止め
・トルクレンチ
トルクレンチはホイールナットを適正な力で締める専用工具ですが、無くても作業自体はできます。
ただ経験上、トルクレンチなしで作業すると足回りの安全性が損なわれたり、部品が損傷したりなどデメリットが大きいので用意は必須です。
どうしても用意できない場合は、交換後に専門業者やガソリンスタンドで増し締めを依頼する方法もあります。
ホイール交換の手順
タイヤホイールの脱着に必要な工程は、さほど多くありません。
紹介する8ステップで、取り外しから取り付けまで完了できます。
初心者は以下の手順を必ず守るようにしてください。
- サイドブレーキを必ずかけて、交換するタイヤの対角線に輪止めをする
- 交換するタイヤのホイールナットを軽く緩める(軽くでOK)
- ラジャッキを交換するタイヤ近くのジャッキポイントに合わせて、車体を持ち上げる(タイヤが地面から1cm以上は離れるように)
- 緩めたホイールナットを全て外して、タイヤを取り外す
- 取り付けるタイヤホイールをボルト位置に合わせて取り付ける(平行になるように)
- ホイールナットを取り付け、上から対角線に沿って順番に締めていく(必ず上から締めて対角線で締める/2〜3週しながら締めればOK)
- 完全に締める前に、ジャッキを下ろしていく
- タイヤが地面についたら、ジャッキを外してトルクレンチで本締めをする
ジャッキポイントが分からない場合は、車に付属している説明書に場所が記載されています。
ホイールナットを締めるときは、締める順番を必ず守るようにしてください。
4穴ホイールの場合は「4」の数字を、一筆書きするイメージで締めていきます。
5穴ホイールの場合のナットを締める順番は、「星」の形を一筆書きするイメージで締めていきます。
6穴ホイールの場合のナットを締める際には、ジグザグ線を書くように、締めていけば迷うことなく締められます。
最近はyoutubeでも沢山の交換方法が掲載されていますので、イメージを膨らませておくのもおすすめです。
自分でのタイヤ・ホイール交換は【タイヤ交換を自分でする手順は?トラブルを防ぐための注意点も解説】の記事も参考にしてみてください。
絶対やってはいけないホイール交換のやり方・注意点とは?
タイヤホイール交換の難易度は低いとはいえ、慣れていないと危険性と思わぬ故障につながる可能性があります。特に以下の3つには十分注意してください。
・ホイールナットを曲がった方向に入れない
・ホイールナットを無理矢理閉めようとしない
ジャッキが外れて車体が急に落ちてしまうと、足が挟まれたりなど大きな事故の危険性があります。
また、ホイールナットを間違った締め方で進めてしまうと、ボルトのネジ山が潰れる・折れるケースがあり、取り返しつかない事態になるケースもあります。
筆者も初めて自分で作業した時に、ボルトを折ってしまい、修理が必要になり余計な出費をしてしまった経験があります。
足回りは車の重要部分かつ、修理も高額になるため、自信がない人は最初からプロに頼んでしまうのがおすすめです。
手間をかけずにホイール交換を安くする方法がある?
タイヤホイール交換を手間なく安く済ます方法は、交換を依頼する場所で商品自体も購入してしまうことです。
自社でタイヤやホイールを購入してもらったほうが利益が出るため、その分通常よりも工賃を安くする・特別保証をつけるなど、消費者側にもメリットが付いてきます。
また、どんなタイヤやホイールにするか相談して、そのまま購入〜取り付けまで一括して出来るので手間が無く、無駄な時間も発生しません。
さらに、購入者限定で履き替えたタイヤをそのままお店で保管してくれる業者であれば、自宅のスペースが空くなど、コスト以外のメリットもあります。
参考記事:【タイヤ保管サービスとは?おすすめ点や料金をご紹介】
タイヤワールド館ベストならコミコミプランがある!
ここまで、本記事ではタイヤホイール交換にかかる費用や自分でやる場合のやり方を解説しました。
確かに交換の難易度は低いため、自分で作業するのは可能です。
ただし、プロに任せてしまうことで時間の節約や安全性を守ることにもつながるので、専門業者に任せてしまうのが得策といえるでしょう。
タイヤワールド館ベストなら、オンライン上でタイヤホイールの購入が可能で、そのまま全国3,200店の提携取付店へ直送し、交換作業予約まで完了できます。
自分で取付店も選べて日時も選択できるから安心して依頼可能です。もちろん、提携している取付店は信頼のおける優良店のみとなります。
なにより、購入した際はタイヤ組替え・バランス調整・脱着に必要な工賃が全て込みになる「コミコミプラン」といったお得なプランが用意されています。
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