最終更新日 2024年7月12日
ダウンサスの乗り心地は?おすすめメーカー3社(RSR・TEIN・TANABE)とメリット・デメリットも紹介
車のサスペンションを交換すると、見た目もカッコよくなりますよね!でも乗り心地はどんな乗り心地になるか、またどんなダウンサスを選べばいいのかを今回ご説明します!
- ダウンサスとは?
- ローダウンのメリット・デメリット
- ┗ローダウンのメリット
- ┗ローダウンのデメリット
- おすすめのダウンサスメーカー3社と特徴
- ┗RSR(アールエス・アール)
- ┗TEIN(テイン)
- ┗TANABE(タナベ)
- ダウンサスのメリット・デメリット
- ┗メリット1.手軽にローダウンできる
- ┗メリット2.費用を抑えることができる
- ┗デメリット1.車高を自由に決めることができない
- ┗デメリット2.ストローク量が少なくなる
- ┗デメリット3.乗り心地が悪くなる
- 車高調とはどう違うの?
- ┗ローダウンだけなら「ダウンサス」、総合的な乗り心地を調整する場合は「車高調」
- 取付後にはアライメント調整を
- ダウンサスの交換はタイヤワールド館ベストがおすすめ
ダウンサスとは?
ダウンサスとは、ローダウンを手軽に行うことができる道具です。スプリングを「ダウンサス」と呼ばれるバネへ交換する事で、ローダウンを比較的手軽に楽しむことができます。
車の見た目をカッコよくしてくれるローダウン。一般的によく知られている方法は、以下のようなサスペンション交換です。
・エアサス
・車高調
サスペンションとは日本語で懸架装置(けんかそうち)、つまり車を支え路面の凹凸などを吸収してくれる部品の集まり(構造体)です。
具体的にはショックアブソーバーやスプリング、各種アームなどで構成されています。
ダウンサスとは、ノーマルな車高から狙った車高へ下げるために、一般的に全長が標準装着のバネよりも短く、かつバネレートを調整したバネの事です。
メジャーメーカーの商品は純正ショックアブソーバーへの装着を前提に作られているので、バネ交換だけでローダウンでき、比較的安価でお手軽です。
ローダウンのメリット・デメリット
車高が下がってかっこよくなるローダウンですが、メリットとデメリットを始めに見ておきましょう。
ローダウンのメリット
・車の重心が下がることで車のふらつきが抑えられ、走行安定性が増す。
ローダウンのデメリット
・段差や立体駐車場などで、バンパーや車体の下部を擦りやすくなる。
おすすめのダウンサスメーカー3社と特徴
さっそく、ダウンサスのおすすめメーカーを今回は以下の3社ご紹介します。
・TEIN(テイン)
・TANABE(タナベ)
RSR(アールエス・アール)
ダウンサスと言えばまず挙げられるメーカーがRSRです。
RSR(株式会社アールエス・アール)は、1968年に株式会社ティエムシーとして創業、そのティエムシーが1999年に株式会社アールエス・アールを設立し、2008年に事業統合となりました。
フォーミュラドリフトやEVレース、スーパー耐久などモータースポーツに参戦し、自社工場にて、高性能、高品質の機能性自動車部品を製造されています。日本だけでなく、世界で知られているメーカーです。
RSRのおすすめはTi2000
特に『Ti2000』はチタン合金を配合しており、永久ヘタリ保証を付けるなど、非常に品質の高いダウンサスです。
さらに、純正ショックアブソーバーとのマッチングが良く足回りのバタつき改善、ロールセンターが下がる事による走行安定性の向上により、純正よりも乗りやすくなった?!と感じられる方も多くいらっしゃいます。
他の商品に比べると少し価格が高くなりますが、何を選べばいいか分からないけど、乗り心地の悪化などに不安がある方はRSRのTI2000を選んでおけば間違いありません。
Ti2000現行シリーズ一覧
Ti2000シリーズの現行は以下の通りです。また、金額や車種適合についてはこちらの公式ページから確認することができます。
Ti2000ダウン | 保安基準を満たすレベルでの大幅なローダウンと30~50%のバネレートアップでRS☆Rの主力製品。ミニバン・ワゴンのフォルムを最大限に生かすローダウン量を設定。 |
Ti2000ハーフダウン/ ハイロード |
高すぎず、低くなりすぎないダウン量を徹底的に追求し、各車種毎に設定。 |
Ti2000スーパーダウン | デモカー、ショーモデル用に設定した超ローダウンサスタイプ。(最低地上高を確保していませんので、一般道での走行は出来ません。) |
Ti2000ハードダウン | サーキットなどでのアグレッシブなドライビングに対応させるため、大幅なバネレートアップとローダウンを実現。 |
Ti2000ストレート | 競技車両にベストマッチ。 また豊富なバリエーションの中から、ドライバーの技術と好みに応じて自由に選択できる本格派コイルスプリングです。 ストリート、ワインディング、サーキットとあらゆるステージで最高のハンドリングを得ることが出来ます。 |
Ti2000シリーズとRSRシリーズの違いは?
RSRでは、『Ti2000シリーズ』とは別に、『RSRシリーズ』というものもあります。この2つの違いは、スプリングの材料です。
『Ti2000』は、Cu(クロム)、Ni(ニッケル)、Ti(チタン)の添加により、大気耐久性、耐ヘタリ性、腐食耐久性、耐遅れ破壊性を損なうことなく、高硬度・高応力化を達成しています。
ヘタリ保証もRSRシリーズでは「購入から3年もしくは5万キロ」なのに対して、Ti2000シリーズは「永久ヘタリ保証」となっており、自信の程をのぞかせています。
価格はRSRシリーズの方がTi2000シリーズより安く設定されているので、まずはとにかく試してみたい、という方は「RSRシリーズ」を選択肢にされてみるのもよいかもしれません。
RSRダウンサス・当店取り付け例
実際にRSR Ti2000ダウンサスの取り付け事例をご紹介します。
お車 | 30ヴェルファイアハイブリット |
---|---|
使用商品 | RSR Ti2000ダウンサス |
ダウン量 | フロント:40~35 リヤ:35~30 |
お客様のご希望 | ・純正状態だとふらつくから安定させたい ・車高が高すぎて見た目が悪いので改善したい ・乗り心地はあまり落としたくない |
RSR Ti2000ダウンサス取り付け後のビフォア・アフター
リヤは特に違いが分かりやすいですね。やはりタイヤとフェンダーの隙間の違いでとても見た目が変わります。
今回は「Ti2000シリーズ」の 「永久ヘタリ保証」がポイントでこちらをチョイスしましたが、RSRのダウンサスは色々な車に設定があるので、車高を下げたい、安定感を増したい、ロールを減らしたいなどのお悩みをお持ちの方にぜひおすすめです。
TEIN(テイン)
TEIN(テイン)は車高調で有名なメーカーです。非常に高品質なダウンサスを比較的安価にラインナップしているので、費用を抑えたいけど、安いだけの商品は不安‥という方へおすすめです。
TEINのおすすめはHIGH.TECH(ハイ・テク)
TEINのおすすめは、「ローダウンスプリングの決定版!!スタイリッシュ&コンフォータブル」と打ち出しているHIGH.TECH(ハイ・テク)です。
「乗り心地・スプリングから発生する異音・へたり」の3大保証付きです。
金額や車種適合についてはこちらの公式ページから確認することができます。
TANABE(タナベ)
TANABE(タナベ)も非常に実績のあるメーカーです。
特徴は、ダウン量毎の商品ラインナップがあることです。
価格もお手頃なので、ダウン量を選びつつ、費用も抑えながら品質の間違いない商品がほしい方へおすすめです。
TANABEのおすすめはサステックNF210
『サステックNF210』は、ほどよくナチュラルなダウン量で、乗り心地を損なうことなくスタイリッシュなローダウンを可能にした柔軟設計が特徴です。
30〜40mm※ものローダウン(※全ての車種が同じ形状ではなく、車種毎で異なります)を実現しているにもかかわらず、バネレートは10%未満(ノーマル比)という数値は純正とほぼ同等の乗り心地を再現しています。快適でスムーズな乗り心地を求める方へおすすめのサスペンションです。
金額や車種適合についてはこちらの公式ページから確認することができます。
ダウンサスのメリット・デメリット
ダウンサスの魅力がわかったところで、このパーツを使用する場合のメリット・デメリットも確認しておきましょう。
メリット | 手軽にローダウンできる |
---|---|
費用を抑えることができる | |
デメリット | 車高を自由に決めることができない |
ストローク量が少なくなる | |
乗り心地が悪くなることも |
メリット1.手軽にローダウンできる
ダウンサスの一番のメリットは、手軽にローダウンを実現できることです。前述したとおり、スプリングだけを交換するので、手軽に車高を下げることができます。
メリット2.費用を抑えることができる
ダウンサスはスプリングを交換するだけなので、車高調やエアサスと比較しても低コストでローダウンを実現することができます。
デメリット1.車高を自由に決めることができない
ダウンサスのダウン量はバネごとに決まっており、車高の微調整ができません。車高を下げたあとに、「あともう1cm下げたい」「冬は2cm上げたい」などの場合は、車高調やエアサスでなければ対応出来ません。
デメリット2.ストローク量が少なくなる
ストローク量(ショックアブソーバーが上下に動くことができる長さのこと)が短くなることで、ショックアブソーバーに負担がかかり寿命が短くなる場合があります。
デメリット3.乗り心地が悪くなる
純正のスプリングよりも短くなるだけでなく、バネレートも高くなることが多いので、乗り心地が硬く感じられます。
ダウンサスと車高調ではどちらがおすすめ?
ローダウンだけなら「ダウンサス」、総合的な乗り心地を調整する場合は「車高調」がおすすめです。
車高調とは、ショックアブソーバー部分にネジ式の車高調整機構を備えた足回りで、調整可能な範囲内で自由に車高を変えることができる商品です。
車高を下げるだけではなく、乗り心地の調整ができる「減衰力調整機能」を備えているものもあり、全長調整式の場合、ストローク量も変化しないので、ショックの性能が充分に発揮されます。
つまり、今回取り上げた『ダウンサス』はローダウン用のリーズナブルなパーツであると言えるでしょう。
乗り心地や操作性まで含めて、総合的にカスタムしたいという方は、車高調への交換を検討されるのがおすすめです。
取付後にはアライメント調整を
サスペンション交換をした際には、必ずアライメント調整を行いましょう。
アライメントとは「ホイールアライメント」のことです。アライメント調整とは、クルマのメーカーが設定している基準値などに以下の角度を設定し直す事です。
トー角 | 車を真上から見たときに進行方向に対してのホイールの角度 |
キャンバー角 | 車を正面から見たときのタイヤの路面に対する角度 |
キャスター角 | 車を側面から見たときの、操舵軸の前後傾き角度 |
これら狂いがあると、車がまっすぐ進まなかったり、タイヤが偏摩耗したりと不具合が出てしまいますので、忘れずにアライメント調整をしましょう。
タイヤの片減りには様々なタイプがあり、タイプによって原因や解決方法が変わってきます。どんな車に乗っても起こりうる片減りの理由や解決策をお話したいと思います!…
ダウンサスの交換はタイヤワールド館ベストがおすすめ
手軽にローダウン出来るダウンサスへの交換。しかしながら、車を支える重要なパーツなので、まずは実績・信頼性の高い商品を選んで頂きたいと思います。
そして、取付・アライメント調整は職人技が必要な部分でもあるので、ノウハウ・実績のあるプロショップで行えば安心です。もちろん当店でも対応しておりますので、お気軽に相談していただき、快適にドライブを楽しんで頂ければと思います!
タイヤワールド館ベスト仙台本店 店長
趣味:温泉・サウナ(週2でいきます!)
モットー:笑顔・お客様に満足頂ける商品提案・接客を行う
特技:お客様のお顔を覚える記憶力
若手店長ながらも誠実な接客と絶やさない笑顔でリピーターが多い。