カテゴリー
サマータイヤ タイヤ知識 ライターチーム

猛暑でタイヤ溶ける?!知っておきたい対策と注意点

夏の暑い季節になると、高温のアスファルトや長時間の走行によってタイヤが溶ける現象(タイヤメルティング)が起こることがあります。

この記事では、タイヤの溶ける原因や影響、そしてタイヤの対策について解説します。安全な運転とタイヤの寿命を延ばすために、ぜひ知識と対策を身につけてください。

タイヤが溶ける【タイヤメルティング】とは

タイヤが溶ける【タイヤメルティング】とは

「タイヤメルティング」とは、タイヤが高温状態によって溶ける現象のことを指します。

通常、夏の高温地域や長時間の走行などで、タイヤとアスファルトの摩擦によってタイヤの表面が加熱され、ゴムが溶け出すことがあります。この現象はタイヤの寿命を短くし、安全性を損なう可能性があるため、注意が必要です。

タイヤメルティングが起こると、タイヤのトレッドや側面に異常な摩耗や変形が生じることがあります。また、タイヤのグリップ性能が低下し、ハンドリングやブレーキング性能が悪化することもあります。

このため、高温状態での運転時にはタイヤの状態を定期的に確認し、適切な対策を講じることが重要です。

タイヤメルティングを防ぐためには、適切なタイヤの選択や定期的なメンテナンス、過度な負荷や長時間の連続運転の回避などが必要です。適切な対策を講じることで、タイヤの寿命を延ばし、安全な運転を実現することができます。

次章から原因や対策について解説していきます。

タイヤの溶ける原因とメカニズム

タイヤの溶ける原因とメカニズム

夏の高温状態において、タイヤが溶ける原因は主に以下のような要因によって引き起こされます。

高温アスファルトと摩擦

夏のアスファルトは高温になりやすく、タイヤとの摩擦によってタイヤのゴムが加熱されます。高温ゴムは柔らかくなり、溶けるリスクが増します。

長時間の走行

長時間連続して走行すると、タイヤの摩擦による熱が蓄積され、タイヤの表面温度が上昇します。特に高速道路や渋滞などでの長時間の走行は注意が必要です。

過剰な負荷

過度な荷重をかけると、タイヤのゴムが過熱しやすくなります。車両の積載量を超えないように注意しましょう。

タイヤが溶けるメカニズムは、高温状態でゴムが熱を受けることで分子の結びつきが弱まり、柔らかくなります。その結果、タイヤの表面が摩擦によって溶け出すことがあります。また、溶けたゴムが冷えると再び硬化しますが、このサイクルを繰り返すことでタイヤの寿命が短くなる可能性があります。

タイヤが溶ける現象の兆候と警告サイン

タイヤが溶ける現象の兆候と警告サイン

タイヤが溶ける現象の兆候と警告サインについて紹介します。以下のような兆候を感じた場合、直ちにタイヤの状態を点検し、必要に応じて交換や修理を行うことが重要です。

安全な運転とタイヤの寿命を保つためにも、タイヤの状態を定期的に確認することが大切です。

・異常な摩耗
・変形や腫れ
・異臭
・空気圧の急激な低下
・ハンドリングの不安定さ

異常な摩耗

タイヤの摩耗が一部分だけでなく、均一でない場合は注意が必要です。特にタイヤの側面に異常な摩耗が見られる場合は、溶ける現象の可能性があります。

変形や腫れ

タイヤの側面やトレッド部分に変形や腫れが見られる場合も注意が必要です。高温によってゴムが溶けて変形した可能性があります。

異臭

運転中にタイヤから異臭がする場合は、タイヤが過熱している可能性が考えられます。特に強い異臭がある場合は、すぐに安全な場所に停車し点検を行いましょう。

空気圧の急激な低下

タイヤの空気圧が急激に低下する場合は、タイヤに何らかの問題がある可能性があります。空気圧の急激な低下は、タイヤの摩耗や変形によるものかもしれません。

ハンドリングの不安定さ

車両のハンドリングが不安定になったり、コントロールが難しくなった場合も警戒が必要です。タイヤが溶けることでグリップが低下し、安定性が損なわれることがあります。

タイヤが溶ける現象(タイヤメルティング)を防ぐための対策と予防策

タイヤが溶ける現象(タイヤメルティング)を防ぐための対策と予防策

この章ではタイヤが溶ける現象を防ぐための対策と予防策として、以下の5つを紹介します。

タイヤの選び方や適切なタイヤの空気圧、走行時の注意点などを理解して、タイヤの寿命を延ばし、安全な運転を実現しましょう。

・適切な空気圧の維持
・高温に強いタイヤを選ぶ
・長時間の連続運転を避ける
・過剰な荷重を避ける
・定期的なメンテナンス

適切な空気圧の維持

タイヤの空気圧を適切に保つことで、タイヤの摩耗や発熱を抑えることができます。車両のメーカーやタイヤの仕様書に記載された推奨空気圧を定期的に確認し、適切な圧力を維持しましょう。

高温に強いタイヤを選ぶ

夏の高温状態に耐えるために、高温に強いタイヤを選ぶことが重要です。耐熱性に優れた素材を使用したタイヤや、高温時にもグリップ性能を発揮するタイヤを選ぶことで、溶けるリスクを低減できます。

長時間の連続運転を避ける

長時間連続しての運転は、タイヤにとって負担がかかります。特に高速道路などでの長時間の運転は避けるか、適度に休憩を取るよう心掛けましょう。

過剰な荷重を避ける

車両の積載量を超えるような過剰な荷重を避けることで、タイヤの過熱を防ぐことができます。必要以上の重量を積まないよう注意しましょう。

定期的なメンテナンス

タイヤの定期的な点検とメンテナンスを行うことで、異常な摩耗や変形を早期に発見し対処することができます。タイヤの状態を定期的にチェックし、必要に応じて交換や修理を行いましょう。

タイヤの劣化を防ぐための適切なメンテナンス

タイヤの劣化を防ぐための適切なメンテナンス

タイヤの寿命を延ばすために必要な定期的なメンテナンスについて説明します。タイヤの交換時期やタイヤのローテーション、バランス調整などを行うことで、タイヤの劣化を防ぎましょう。

タイヤは車両の安全性に大きく関わる重要なパーツです。定期的なメンテナンスを怠らないよう心掛けて、安心安全なカーライフを楽しみましょう!

定期的な点検

タイヤの劣化を防ぐためには、定期的な点検を行うことが重要です。タイヤの溝の深さや摩耗の状態、空気圧などを定期的に確認しましょう。

ローテーション

タイヤのローテーションは、前後左右のタイヤを交換することで、均等な摩耗を促進します。車両メーカーやタイヤメーカーの指示に従って定期的にローテーションを行いましょう。

バランス調整

タイヤのバランスが崩れると、振動や乗り心地の悪化につながります。定期的にタイヤのバランス調整を行い、快適な運転環境を確保しましょう。

空気圧の確認と調整

適切な空気圧を保つことはタイヤの寿命を延ばすために重要です。定期的に空気圧を確認し、必要に応じて調整を行いましょう。

タイヤのクリーニング

タイヤの表面に付着した汚れや塵を定期的に洗浄することで、タイヤの劣化を防ぐことができます。適切なタイヤクリーナーを使用して定期的なクリーニングを心掛けましょう。

適切な保管方法

タイヤを交換する際や、長期間使用しない場合は、適切な保管方法を選びましょう。直射日光や高温・多湿な場所を避け、清潔な状態で保管しましょう。

高温に強いタイヤ選びのポイント

高温に強いタイヤ選びのポイント

夏に猛暑になる地域にお住まいの方や長時間走行をする方は、高温に強い素材や特性を持つタイヤを選ぶことで、タイヤメルティングのリスクを最小限に抑えることができます。

高温に強い素材や特性を持つ主なタイヤは以下の3つです。

  1. シリカコンパウンドを使用したタイヤ
  2. ハイパフォーマンスサマータイヤ
  3. レース用タイヤ

これらのタイヤは、高温状態でのグリップ性能や耐久性に優れているため、夏季や高温地域での運転に適しています。ただし、タイヤの選択には車両の用途や環境条件を考慮し、適切なタイヤを選ぶことが重要です。

1.シリカコンパウンドを使用したタイヤ

シリカコンパウンドは、一般的なカーボンブラックよりも高温に強い特性を持ちます。シリカコンパウンドを使用したタイヤは、高温でのグリップ性能が向上し、耐摩耗性も高められます。

タイヤを購入する際には、含有物に「シリカ配合」の記述があるかどうかも気にしてみてください。

ヨコハマタイヤの「アドバン スポーツ V105」はシリカの配合が「かなり多い部類」だとされています。

2.ウルトラ・ハイパフォーマンスタイヤ (UHP)

ウルトラ・ハイパフォーマンスタイヤ (UHP)は、単に【ハイパフォーマンスタイヤ】とも呼ばれますが、スポーツカーや高性能車向けに設計されており、高温に耐えるように製造されています。高耐久性と高温時のグリップ力を持つため、高温状態でも安定した性能を発揮します。

ダンロップの「SP スポーツマックス 060+」はハイパフォーマンスタイヤとしておすすめです。

3.レース用タイヤ(Sタイヤ)

レース用タイヤは、競技走行において高いパフォーマンスを発揮することを目的に作られています。「セミレーシングタイヤ」や「セミスリックタイヤ」とメーカーによって称されるので、Sタイヤとも呼ばれています。

高速での運転や急なコーナリングに耐えるために、高温に強い素材と特性が使用されています。

Sタイヤではブリヂストンの「ポテンザ アドレナリン RE004」がおすすめです。

14~20インチのインチ設定は、サイズによってはミニバンや軽カーでも装着でき、敷居の低いスポーツ系タイヤでしょう。

まとめ

まとめ

夏の猛暑時におけるタイヤの溶ける現象は、車両の安全性に大きな影響を及ぼす問題です。この記事では、タイヤメルティング現象に対する対策と注意点について解説してきました。

  1. シリカコンパウンドを使用したタイヤ
  2. ハイパフォーマンスサマータイヤ
  3. レース用タイヤ

タイヤメルティングを防ぐためには、これらの対策と注意点を実践することが重要です。自動車の運転前には、常にタイヤの状態を確認し、安全運転に努めましょう。

猛暑のシーズンでも、適切な対策を講じることで快適かつ安全なドライブを楽しむことができますよ!

カテゴリー
SUV タイヤ知識 泉八乙女

SUV専用タイヤは必要?他のタイヤとの違いやおすすめ10選を紹介

SUV専用タイヤは必要なのかと疑問に思っている方も多いでしょう。普通のタイヤとSUV専用タイヤの何が違うのかわからないと、わざわざ専用タイヤを購入する気にはなれませんよね。

当記事ではおすすめのSUV専用タイヤ10選と、SUV専用タイヤと普通のタイヤの違い、SUV専用タイヤの種類まで詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

【価格あり】SUV専用タイヤおすすめ10選

【価格あり】SUV専用タイヤおすすめ10選

まず、おすすめのSUV専用タイヤを10つ紹介します。

  1. ダンロップ・GRANDTREK AT5
  2. ダンロップ・GRANDTREK PT5
  3. ブリヂストン・ALENZA 001
  4. ブリヂストン・ALENZA LX100
  5. トーヨータイヤ・PROXES CL1 SUV
  6. トーヨータイヤ・OPENCOUNTRY M/T
  7. トーヨータイヤ・OPENCOUNTRY R/T
  8. ヨコハマ・BlueEarth RV-02
  9. ダンロップ・ALL SEASONMAXX AS1
  10. グッドイヤー・ICE NAVI SUV
タイヤ 特徴 価格(税込)
GRANDTREK AT5 オールラウンドSUV用タイヤ 13,300円〜38,600円
GRANDTREK PT5 バランス重視のオンロードタイプ 11,000円〜38,000円
ALENZA 001 運動性能重視のオンロードタイプ 25,700円〜102,300円
ALENZA LX100 快適性能をより高めたオンロードタイプ 25,700円〜102,400円
PROXES CL1 SUV 街乗り用コンフォートタイプ 7,670円〜28,500円
OPENCOUNTRY M/T ゴツゴツタイヤのオフロードタイプ 22,800円〜60,400円
OPENCOUNTRY R/T ホワイトレターのオン・オフタイプ 16,500円〜33,100円
BlueEarth RV-02 コンフォートタイプ 15,180円〜17,820円
ALL SEASONMAXX AS1 1年中使えるオールシーズンタイヤ 15,400円〜35,900円
ICE NAVI SUV オフロード対応スタッドレス 14,200円〜54,300円

※執筆時点の当店での金額です。最新の情報は購入ページからご確認ください。

順番に特徴を見ていきましょう。

おすすめ1.ダンロップGRANDTREK AT5

SUVにおすすめのタイヤ1.ダンロップGRANDTREK AT5

ダンロップ公式サイトへ

ダンロップのグラントレックAT5は、街乗りでもアウトドアでも対応できるオールラウンドSUV用タイヤの進化系です。
ダンロップはAT5専用に新コンパウンドを開発し、ロングライフとウェット性能が大幅に向上しました。

オンロードもオフロードも走れるオールラウンダーなタイヤとしても紹介されており、マッド&スノー仕様のタイヤでもあります。バランスのいいオールラウンダーで、軽い雪道でも走れるタイヤをお探しの方にお勧めのタイヤです。

M+Sはマッド&スノーという意味

マッド&スノーとは、ぬかるんだ道でも滑りにくい設計がされており、浅雪の道なら走ることのできる性能を持ったタイヤのことです。雪道なら走れるとは言っても、あくまでも浅雪のため北海道や東北地方など本格的な雪道や凍結道路では、安全のためにもスタッドレタイヤへ履き替えることを強くお勧めします。

おすすめ2.ダンロップGRANDTREK PT5

SUVにおすすめのタイヤ2.ダンロップGRANDTREK PT3

ダンロップ公式サイトへ

続いて紹介するのはダンロップのグラントレックPT5です。
バランス重視で、SUVタイヤに求められるマッド&スノー性能はもちろん、オンロードで走行する際の満足度を高めるタイヤとして開発されました。
● 高次元の操縦安定性能
● 安心感のあるウエット性能
● 低燃費&ロングライフ
これらの条件を満たすPT3は、まさにSUV愛用者が求める専用タイヤであるといえるでしょう。

おすすめ3.ブリヂストンALENZA 001

SUVにおすすめのタイヤ3.ブリヂストンALENZA 001

ブリヂストン公式サイトへ

ブリヂストンのアレンザ001はプレミアムSUVに求められるハイレベルなドライ&ウェット性能を実現したSUV専用タイヤです。
タイヤのブロックの角を丸めることで、ブレーキをかけたときのエッジの巻き込み変形を防ぎつつ止まれます。
SUV専用タイヤにスポーティーさを求める方は、ALENZA 001を検討してみましょう。

おすすめ4.ブリヂストンALENZA LX100

SUVにおすすめのタイヤ4.ブリヂストンALENZA  LX100

ブリヂストン公式サイトへ

ブリヂストンの
アレンザLX100
は、2021年にデビューしたALENZA 001と同様プレミアムSUV向けタイヤです。ALENZA 001との違いは、より快適性能を重視したタイヤであるという点です。騒音エネルギーとふらつきの低減に加えて、耐摩耗性も向上しています。

運動性能重視なら001、快適性能重視ならLX100と考えて問題ありません。

おすすめ5.トーヨータイヤPROXES CL1 SUV

SUVにおすすめのタイヤ5.トーヨータイヤPROXES CL1 SUV

トーヨータイヤ公式サイトへ

トーヨーのプロクセスCL1 SUVは室内空間を楽しむことを重視して作られたSUV専用タイヤです。
実際にタイヤワールド館ベストのサイトから購入してくださったお客様より、次のような喜びの声をいただいています。
「発進時の路面の食いつきや、加速した際のリニアな感じが良く、うっかりスピードを出し過ぎそうになるくらいスムーズです。何よりも価格がお手頃でイイ」
「交換後に乗って最初に感じたのは、車内がとにかく静か!この性能でこの価格はとても素晴らしいと思います!!」
とにかく静かに快適に走りたい方におすすめのタイヤです。

おすすめ6.トーヨータイヤOPENCOUNTRY M/T

SUVにおすすめのタイヤ6.トーヨータイヤ OPENCOUNTRY M/T

トーヨータイヤ公式サイトへ

トーヨーのオープンカントリーM/Tは過酷なオフロードを走破できる性能のあるタイヤでもあり、ゴツゴツとしたトレッドパターンをしているため、見た目もカッコいいタイヤです。本格的なオフロードを走りたい、見た目もかっこよく決めたいという方にピッタリのタイヤです。

おすすめ7.トーヨータイヤOPENCOUNTRY R/T

SUVにおすすめのタイヤ7.トーヨータイヤOPENCOUNTRY R/T

トーヨータイヤ公式サイトへ

トーヨーのオープンカントリーR/Tはオフロードだけではなく、オンロードでの耐摩耗性や走行安定性を両立した遊び心のあるタイヤになります。ごつごつとした見た目と、ホワイトレターのデザインの入ったサイズもあり、見た目にもこだわりたいという方にもおすすめのタイヤです。

おすすめ8.ヨコハマBlueEarth RV-02

SUVにおすすめのタイヤ8.ヨコハマBlueEarth RV-02

ヨコハマ公式サイトへ

ヨコハマのブルーアースRV-02はミニバンにもSUVにも使える専用タイヤです。
SUVとミニバンは雨の日の事故率が約5倍になるといわれています。
なのでヨコハマは、雨の日でも安全に走れるタイヤにこだわって作りました。
SUVでアウトドアに出かけるよりも、街乗りの機会が多い方におすすめしたいタイヤです。

おすすめ9.ダンロップALL SEASONMAXX AS1

SUVにおすすめのタイヤ9.ダンロップALL SEASONMAXX AS1

ダンロップ公式サイトへ

ダンロップのオールシーズンマックスAS1
夏用タイヤのように一般道路を走ることもでき、悪路や雨にも強く、冬には突然の降雪にも対応できるタイヤです。

北海道や東北のような降雪や路面の凍結の多い地域では、冬用タイヤを装着するべきですが、あまり雪が降らず、路面の凍結も少ない地域にお住まいの方にオールシーズンタイヤもおすすめです。

おすすめ10.グッドイヤーICE NAVI SUV

SUVにおすすめのタイヤおすすめ10.グッドイヤーICE NAVI SUV

グッドイヤー公式サイトへ

グッドイヤーのICE NAVI SUVは、オフロード対応のスタッドレスSUVタイヤです。
雪や氷の上で大柄なSUVを支える頼もしさと、街中での快適な走行を両立するために、たくさんの先進技術が盛り込まれています。
積雪地域にお住まいの方は、スタッドレスもSUV専用を選ぶと安全に走れます。

SUVのスタッドレスタイヤについては以下の記事も参考にしてみてください。

SUV専用タイヤが開発された理由

SUV専用タイヤが開発された理由

SUVはアウトドアに適した車のため、普通のタイヤは以下の理由で向いていません。

● 重量が重くタイヤが摩耗しやすい
● 重心が高めでカーブが苦手

それぞれ詳しく説明します。

重量が重くタイヤが摩耗しやすい

SUVは重量が重く、タイヤの偏摩耗が発生しやすいのが特徴です。
重い車はカーブを曲がる際、コーナー外側のタイヤにとても負荷がかかります。
ふつうのタイヤを履き続けると、タイヤの外側だけ摩耗してしまう、いわゆる偏摩耗が生じます。
そこで、コーナーで負荷がかかってもタイヤが潰れにくく摩耗しにくいSUV専用タイヤが販売されるようになったというわけです。

重心が高めでカーブが苦手

SUVは重心が高めなので、カーブでふらつくという特徴もあります。
特に高速道路でふらつくと安定感のない走りになってしまい、ドライバーとしては不安です。
SUV専用タイヤはSUVの重心が高いことも考慮して作られているので、履き替えるだけでコーナリングの安定感が格段に増します。
SUVを運転しているときにふらつきが気になる方はSUV専用タイヤに履き替えましょう。

SUVに専用タイヤではなく普通のタイヤを装着してもいい?

SUVに専用タイヤではなく普通のタイヤを装着してもいい?

SUVに普通のタイヤを装着しても問題はありません。SUVの純正タイヤがSUV専用タイヤではないことから明らかです。

ただし、運転していてふらつきが気になったり、タイヤの偏摩耗によって走りづらさを感じたりする場合は、SUV専用タイヤを購入することをおすすめします。

専用タイヤに履き替えるだけでタイヤの買い替え頻度が減ることもあるため、価格が高いように見えるタイヤでも長い目で見たらお得です。

SUV専用タイヤと普通のタイヤの違い

SUV専用タイヤと普通のタイヤの違い

SUV専用タイヤと普通のタイヤの違いは以下の3つが挙げられます。

● 高速道路でふらつかない
● タイヤが潰れにくく摩耗しにくい
● コーナリングでの安定感が増す

1つずつ解説していきます。

高速道路でふらつかない

SUV専用タイヤは高速道路でふらつかないという特徴があります。SUVならではの「高重心」という特徴を踏まえて開発されたタイヤだからです。

高速道路でカーブを曲がったときに安定感がなくて不安を覚えた場合は、専用タイヤに変えると解決します。

タイヤが潰れにくく摩耗しにくい

SUV専用タイヤはカーブでもタイヤが潰れにくく摩耗しにくい作りになっています。
普通のタイヤではSUVの重みに耐えられずにすり減ってしまいますが、SUV専用に作られたタイヤなら重量も計算済みのため、耐えられるようにできています。
純正タイヤが偏摩耗を起こしてしまって困っている方は、SUV専用タイヤに履き替えてみましょう。

コーナリングでの安定感が増す

SUVは重心が高く、カーブを曲がる際にふらつきやすいという欠点がありますが、SUV専用タイヤならコーナリングでの安定感が増します。
曲がりくねった山道を走行する機会が多い方は、安定感と安全性を考慮してSUV専用タイヤに履き替えたほうがいいといえます。

SUV専用タイヤとミニバン専用タイヤの違い

SUV専用タイヤとミニバン専用タイヤの違い

結論から言うと、ミニバンは快適な乗り心地を追求したタイヤで、SUV専用タイヤは悪路にも耐えられるタイヤと言えるでしょう。

SUVとミニバンには以下の共通点があります。

● 重量があるためブレーキが効くまでに少々時間がかかる
● 重心が高いためふらつきやすい

これらの欠点を解消するために作られたのが専用タイヤです。
共通項はあるものの、SUV専用タイヤとミニバン専用タイヤが分かれているのは次のような違いがあるからです。

● ミニバン専用タイヤ:快適な乗り心地を追求したタイヤ
● SUV専用タイヤ:悪路にも耐えられるタイヤ

それぞれの特徴を見ていきましょう。

ミニバン専用タイヤは快適な乗り心地を追求

ミニバン専用タイヤのほうが、街中でも快適な乗り心地を重視して作られています。
ミニバンは基本的に街乗り用として購入されるものだからです。
長距離ドライブにも使えるように、多くの荷物を載せてもふらつかない作りになっています。
SUV専用タイヤと違ってオフロードの走行はあまり想定していないので、ゴツゴツした道では乗り心地の悪さを感じるかもしれません。

SUV専用タイヤは悪路にも耐えられる

SUV専用タイヤは過酷な環境にも耐えられるようにできています。
SUVはアウトドアで使用する方が多く、舗装されていない砂利道や岩場を走行することも多いからです。
ただ、オフロードでの走行をメインに考えられているSUV専用タイヤは、市街地ではロードノイズが大きくなってしまう恐れがあります。
オンロードでもオフロードでも使用することを考えるなら、静粛性も重視してSUV専用タイヤを選びましょう。

SUV専用タイヤ4タイプの違い

SUV専用タイヤ4タイプの違い

SUV専用タイヤとひと口にいっても、様々な種類のタイヤがあります。
具体的には、以下の4タイプに分けられます。

  1. コンフォートタイプ
  2. オンロードタイプ
  3. オフロードタイプ
  4. オールシーズンタイプ

早見表はこちらです。

タイヤタイプ 特徴 おすすめの人
コンフォート 乗り心地が抜群 街乗り
オンロード 全ての性能のバランスが良い 街乗り+アウトドア
オフロード 悪路でも走れる アウトドア
オールシーズン 履き替え不要 浅い雪道走行する可能性がある

各タイプの特徴を詳しく見ていきましょう。

乗り心地が抜群なコンフォートタイプ

コンフォートタイプのSUV専用タイヤは街乗りメインの人にぴったりです。
車体が重いSUVはロードノイズが大きい傾向にありますが、コンフォートタイプのタイヤなら街中でも静かに快適に走れます。
SUVをアウトドア用としてではなく、通勤や買い物用に使いたい方はコンフォートタイプを購入しましょう。

全ての性能のバランスが良いオールテレーンタイプ

街乗りがメインだが休日の度にアウトドアを楽しんでいるという方は、オールテレーンタイプを選びましょう。
舗装された道路でも悪路でも問題なく走れるバランスの良さが人気です。
特別優れている点はないものの、どんなシーンでも対応できるフレキシブルさがオールテレーンタイプのいいところです。

悪路でも走れるオフロードタイプ

オフローダータイプは泥道や山道など、舗装されていない道路を得意とします。
キャンプや川のレジャー等、アウトドアによく出かける方に適しています。
ただ、オフローダータイプは舗装された道路では少しゴツゴツした走り心地になってしまいます。
また、他のSUV専用タイヤと比べて価格が高くなりがちな点にも注意しましょう。

履き替え不要のオールシーズンタイプ

シーズン毎の履き替えが面倒だと思う方は、オールシーズンタイプを選びましょう。
1年中タイヤを履き替えずに乗れるので、保管場所に悩むこともありません。
砂利道や泥道だけでなく、雨・雪にも対応できます。
ただし、冬になると毎日雪が降り積もるような地域には適していません。
がっつり雪が降って路面が凍結する地域で使うなら、SUV専用のスタッドレスも購入しましょう。

SUV専用タイヤを安く購入するコツ

SUV専用タイヤを安く購入するコツ

今回はおすすめのSUV専用タイヤから、専用タイヤが必要な理由、SUV専用タイヤの分類まで解説しました。SUV専用タイヤが必要だと感じた方は、今すぐ愛車に適したタイヤを探しましょう。

なお、できるだけ手頃な値段で簡単に購入したいならタイヤワールド館ベストがおすすめです。購入者の口コミを見ていただくとわかるとおり、安く愛車に合ったタイヤを購入できます。宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

「タイヤを探す」の検索機能を使えばSUV専用タイヤのみ絞り込んで探せるので、さっそく左上のメニューから欲しいタイヤを検索してみましょう。

タイヤワールド館ベスト:SUV特集ページタイヤワールド館ベスト:SUV特集ページSUV車種のおすすめホイールセット一覧はこちら>>

カテゴリー
タイヤ知識 ライターチーム

雨の日のタイヤ交換は危険!危険性と走行時の対策ポイントを解説!


「雨の日にタイヤを交換しても大丈夫?」

雨の日にタイヤを交換しても問題はありませんが、あまりおすすめできません。理由は、雨の日のタイヤ交換は、タイヤの劣化を早めてしまう可能性があるからです。

本記事では、雨の日のタイヤ交換をおすすめできない理由や雨の日の走行の危険性、対策ポイントを解説します。

タイヤ交換は雨の日におすすめできない理由

タイヤ交換は雨の日におすすめできない理由

本章では、タイヤ交換は雨の日におすすめできない理由を解説します。

● ホイールやタイヤの錆につながる
● 新品のタイヤは地面に慣れていない
● タイヤに汚れが付きやすい
● タイヤが濡れた状態で保管すると劣化につながる

ホイールやタイヤの錆につながる

雨の日にタイヤを交換し、ホイールやタイヤに水分が付着した場合、ホイールやタイヤの錆の原因につながります。理由は、タイヤは100種類以上の素材から形成されており、素材の中には金属も含まれているからです。
たとえば、タイヤ内部の金属素材に水分が付着した場合のリスクは、以下の通りです。

● タイヤ内部のカーカスに達し、タイヤの劣化を早める
● タイヤ内部から劣化し、最悪の場合バーストする

錆が発生したタイヤは、上記のようにタイヤに悪影響を及ぼします。

雨の日のタイヤ交換は、タイヤの劣化の原因につながるため、おすすめできません。

新品のタイヤは地面に慣れていない

新品のタイヤは路面に慣れるまで滑りやすい傾向があるため、雨の日にタイヤ交換するのはおすすめできません。理由はタイヤの表面に、ワックスが塗られていることがあるからです。

たとえば、雨の日に新品のタイヤに交換した場合、タイヤの滑りやすさが顕著に表れてしまい、安全に走行できないかもしれません。

また雨の日にグリップ力が不足しているタイヤを使用した場合、本来の走行性能を発揮できず、最悪スリップする危険も考えられます。

新品のタイヤへ交換は晴れの日に実施し、タイヤを地面に慣らしてから走行することをおすすめします。

タイヤに汚れが付きやすい

雨の日のタイヤ交換は、タイヤに泥がつきやすく汚れになりやすいため、おすすめできません。なぜなら、タイヤの汚れはタイヤの劣化を早める原因になるからです。

雨の日にタイヤやホイールが汚れた場合、タイヤを屋外で洗浄するのは困難です。また屋内でタイヤ交換をしても、タイヤ交換直後に雨の中走行すれば、結果的にタイヤが汚れてしまいます。タイヤが汚れた場合、以下のようなタイヤの劣化が考えられます。

● タイヤやホイールなど、金属素材に錆が発生する
● タイヤのひび割れが発生しやすくなる

上記のようなタイヤの劣化を未然に防ぐために、新品のタイヤ交換は晴れの日に実施しましょう!

タイヤが濡れた状態で保管すると劣化につながる

「雨の日にタイヤ交換したタイヤを、濡れた状態で保管している」このような方は、タイヤの劣化を早めている可能性が高いため、注意が必要です。
理由は、取り外したタイヤを濡れた状態で保管した場合、以下のデメリットが発生するかもしれないからです。

● タイヤやホイールが錆びる
● タイヤの劣化が早くなる
● タイヤにひび割れや亀裂が入りやすくなる
● タイヤが摩耗しやすくなる

上記のようなデメリットが発生した場合、走行中にひび割れや摩耗が悪化し、最悪バーストする危険も考えられます。

また、雨の日にタイヤ交換した場合、濡れた状態のタイヤを持ち運ばなければなりません。

タイヤ交換は、タイヤの劣化を対策できる晴れの日に実施することをおすすめします!

雨の日にタイヤ交換した場合のタイヤ保管の流れ

雨の日にタイヤを交換した場合、先述の通りデメリットが発生します。ただし、適切な方法でタイヤを保管すれば、タイヤの劣化を未然に防ぐことが可能です。
雨の日にタイヤ交換したあとは、以下の手順でタイヤを保管しましょう!

手順 解説
1.水で洗う タイヤの劣化原因になる汚れをきれいに落とす
2.水分をふき取る 付着した水分をできるだけふき取る
3.タイヤを干す 天日干しを避け、タイヤが乾くまで日陰の風通しが良い場所で1日程度干す
4.紫外線を避けて保管する タイヤが劣化しない環境で保管する

上記の手順で大切なことは、天日干しを避けて日陰の風通しの良い場所で、1日程度干すことです。

理由は、タイヤの汚れを水で洗い流しても、タイヤが乾かない状態で保管した場合、タイヤの劣化が早くなるからです。

風通しの良い場所でタイヤを干した場合、タイヤは約1日で乾くため、必ず水分がなくなった状態で保管することをおすすめします!

雨の日の走行は事故につながりやすい

雨の日の走行は事故につながりやすい

雨の日の走行は、事故につながりやすいため注意が必要です。タイヤのグリップ性能の低下やタイヤの摩耗などでスリップするなど、走行に注意していても事故につながる可能性があります。

JAFの調べでは、晴れの日の事故は1時間に1件、雨の日の事故は1時間に4.9件と約5倍の差があります。以下の図は、首都高速道路の交通事故件数を、晴れの日と雨の日別で比較したデータです。

天候別の事故件数

引用:JAF

上記のように、雨の日の走行は、危険であることがわかります。本章では、雨の日の走行が事故につながりやすい原因を解説します。

● 視界が狭くなる
● 制動距離が伸びる

視界が狭くなる

雨の日の走行は、フロントガラスやリアガラスに雨が付着し視野が狭くなり、走行に支障がでるため注意が必要です。

雨の水分だけでなく室内外の温度差によりガラスが曇るため、雨の日は晴れの日と比較して視界に制限がかかるからです。たとえば、視界が狭くなり死角が増えた状態の走行時の危険は、以下の通りです。

フロントガラス リアガラス
前方が見えにくい 目視で確認しにくい
標識が見えにくい 障害物の見落とし
歩行者や自転車が見にくい
対向車の発見が遅くなる

上記のように、雨の日は晴れの日と比較して、多くの危険が潜んでいます。

雨の日の視界が狭くなる危険を事前に把握する他に、ガラスの曇りを防いだり水はけの良いワイパーを使用したりと、雨の日でも視界を良好に近づける対策をとりましょう!

制動距離が伸びる

制動距離が伸びた場合、事故の可能性が高くなるため、雨の日の走行は注意が必要です。
理由は、雨の日は路面が濡れており、晴れの日と比較してブレーキが効きにくいからです。たとえば、制動距離が伸びた場合、以下の危険が考えられます。

走行状況 危険
前方の車が急停止した 追突事故
歩行者が道路に飛び出してきた 接触事故

上記のように、予測できない状況に遭遇した場合、最悪事故につながる可能性があります。

また、雨の日に摩耗したタイヤで走行した場合、新品タイヤと比較して制動距離が長くなるため大変危険です。

雨の日は、車間距離をあけたりスピードを遅めたりと、周囲の環境に注意して、安全運転を心がけましょう!

雨の日の走行で注意するポイント

雨の日の走行で注意するポイント

「雨の日でも仕事だから、仕方なく運転しています」
「雨の日の運転は怖いから嫌」

このようにお考えの方は、雨の日の走行で注意するポイントを押さえることで、安心して走行できるかもしれません。
本章では、雨の日の走行で注意するポイントを解説します。

● 自分の車の存在を知らせる
● 視界不良を改善する

自分の車の存在を知らせる

雨の日の運転は、自分の車の存在を知らせることが重要です。雨の日の運転は注意が必要ですが、他の車や自転車、歩行者も同じ状況といえます。
たとえば、雨の日の自分以外の車や自転車、歩行者の状況は、以下の通りです。

自動車 ● 前方後方が確認しにくい
● 停止線が確認しにくい
自転車 ● 前方が見えにくい
● ブレーキが効きにくい
● 雨具を着用しているため、晴天時より身動きがしにくい
● 夜間では、ライトの確認もしにくい
歩行者 ● 傘が原因で前方が見えにくい
● 歩行が安定していない可能性がある

上記のように、あなた以外の方も、晴れの日と比較すると、危険な要素をかかえて雨の日に行動していることがわかります。

たとえば、自分の車の存在を知らせる方法は、以下の通りです。

● ウィンカーを早めに作動する
● ライトを早めに作動する

上記の行動は、普段から当たり前に実施している内容ですが、雨の日は通常より早めに作動することで、自分の車の存在を早く知ってもらいやすくなります。

雨の日に安全に走行するために、まずは自分の車の存在を知らせましょう!

視界不良を改善する

雨の日の視界不良を改善すれば、快適に走行できる可能性が高くなります。雨の日は、車体すべてのガラスに水分が付着し、視界不良が発生するため危険です。

JAFの調べでは、晴れの日と雨の日の、1時間あたりの施設接触事故を比較した場合、以下のデータが確認できます。

天候別事故件数比較

引用:JAF

雨の日の施設接触事故は、晴れの日と比較して約7倍も発生していたことがわかります。データをみてわかるように、雨の日の運転は事故につながりやすく大変危険です。

安心して安全に運転するために、劣化したワイパーは交換したりデフロスターの活用で室内からの曇りの対策をしたりと、視界不良は未然に防ぎましょう!

雨の日に安全に走行するための事前準備

雨の日に安全に走行するための事前準備

これまでは、雨の日の運転に関する内容を解説してきました。しかし、運転する車の状態が悪い場合、走行に注意しても危険が伴う危険があります。

偏摩耗しているタイヤを装着したまま走行していたり、劣化したパーツを使用していたりと、安全に走行できない状態の車で走行するのは危険です。

車を安全な状態にしておくことで、雨の日でも安全に走行することが可能です。本章では、雨の日に安全に走行するための事前準備について解説します。

  1. タイヤの溝の深さの確認
  2. タイヤの摩耗状態を確認
  3. 雨の日に強いタイヤに交換する
  4. ワイパーを交換する
  5. ガラスコーティングする

1.タイヤの溝の深さを確認する

タイヤの溝の深さは、安全に走行するために必ず確認が必要です。理由は、スリップしやすいタイヤを使用している可能性があるからです。

タイヤの溝の深さが1.6mm以下になると、タイヤのショルダー部分に見える三角マークの延長線上に、下記画像のとおりスリップサインという印が現れます。

スリップサイン

上記のスリップサインが出現して走行した場合、ブレーキが効きにくくなったりハイドロプレーニング現象が発生しやすくなったりと、走行中に大きな事故につながるかもしれません。

また、タイヤの溝が1.6mmを下回った状態で走行した場合、以下の罰則になるため注意しましょう!

【道路交通法(設備不良)による減点と反則金詳細】

減点数 反則金
2点 9,000円

タイヤの溝の深さは定期的に確認し、タイヤの溝が浅くなる前に、タイヤ交換を実施しましょう!

タイヤの溝の深さが4mmを下回ると危険

タイヤの溝の深さが4mmを下回った場合、走行に支障が出るため注意しましょう。理由は、タイヤの溝の深さが4mmを下回るとタイヤの走行性能が低下し、制動距離が伸び始めるからです。
たとえば、制動距離が伸び始めるデータは、以下の通りです。

動距離が伸び始めるデータ

引用:YOKOHAMA

上記のように、スリップサインが出ていない場合でも、タイヤの溝の深さが4mm以下になると完全に停止するまでの距離が伸びていることがわかります。

タイヤの溝の深さが、4mm以下で雨の日を走行した場合のリスクは、以下の通りです。

● ブレーキが効きにくい
● スリップの危険性がある

雨の日に上記のような状況になった場合、最悪事故につながる可能性も考えられます。
「スリップサインは出ていないから大丈夫」
「タイヤの残溝が1.6mm以上あるから大丈夫」

このような考えのあなたは、注意が必要です。

雨の日に事故を未然に防ぐために、タイヤの溝の深さは定期的に確認し、タイヤの溝の深さに応じてタイヤの溝を均一に近づける、タイヤローテーションやタイヤ交換を検討しましょう!

2.タイヤの摩耗状態を確認

タイヤの摩耗は、走行距離や運転方法、タイヤの経年劣化によって必ず発生します。

タイヤの摩耗が極端に偏ると、タイヤに偏摩耗が発生し、タイヤにひび割れが発生しやすかったりタイヤの寿命が短くなったりと、さまざまなデメリットが生じます。

たとえば、タイヤの偏摩耗の種類は、以下の通りです。

タイヤの偏摩耗の種類

引用:ブリヂストン

上記の他に、タイヤの局所的に発生する「局部摩耗」や、タイヤがのこぎりの歯のように摩耗する「ヒール&トゥ」など、さまざまな種類の偏摩耗が存在します。

先述の通り、タイヤの溝の深さが浅くなるだけでなく、タイヤのすり減りに偏りがあると雨の日の走行は大変危険です。

タイヤの摩耗状態を定期的に確認し、偏摩耗を未然に防ぎましょう!

タイヤのすり減りの解消方法については【タイヤが片減りする原因は?解決策もご紹介!】の記事も参考にしてください。

3.雨の日に強いタイヤに交換する

安心して雨の日に走行したい方は、雨の日に強いタイヤへ交換することをおすすめします。理由は、タイヤはメーカーによってウェット性能が異なるからです。

ウェット性能とは、路面が濡れた状態でもタイヤが路面をグリップし、安定した走行ができる性能を指します。たとえば、タイヤにラベリングされた表記は、以下の通りです。

タイヤのラベリング表記

引用:ブリヂストン

上記タイヤラベリングの、雨マークの右側に記載されている「a」がウェット性能です。

ウェット性能はa~dの4段階で評価されており、「a」が雨の日に一番強いタイヤであるため、上記のタイヤは雨の日に強いタイヤであることがわかります。

タイヤ交換を検討中の方は、タイヤのウェット性能を必ずチェックしましょう!タイヤ選びが不安な方は、最寄りの店舗で相談しながら購入することをおすすめします!

4.ワイパーを交換する

ワイパーは、雨の日に安全に走行するために、欠かせないパーツのひとつです。

ワイパーのゴム部分は、一般的に半年から1年で交換します。

ゴム部分が劣化した状態のワイパーは、撥水能力が低下しており水滴を払いきれません。

また、劣化したワイパーを使用すれば、前方の視界が悪くなる他に、ドライブレコーダーの画像認証も正常に作動しない可能性があります。

雨の日に安心して走行するために、ワイパーの状態は定期的に確認しておきましょう!
なお、ワイパーを交換する目安は、以下の症状が出たときです。

● スジ
● 拭きムラ
● 拭き残し
● にじみ
● 鳴き
● ビビリ

上記のような症状が出たタイミングで、ワイパーのゴム部分の交換を検討しましょう。

ワイパーに特殊な成分を含んだ撥水タイプの商品もあるため、最寄りの店舗に相談してから購入することをおすすめします!

5.ガラスコーティングする

ガラスコーティングをすれば、より安心して雨の日を走行できるかもしれません。理由は、車の窓ガラスをコーティングすれば、雨が降っても水滴が広がらないからです。

ガラスコーティングで期待できる効果は、以下の通りです。

● 走行時の風圧で水が吹き飛ぶ
● 水滴が転がるように拭ける
● 汚れが付着しにくい

上記のように、ガラスコーティングをすれば、走行中や停車中でも視界が良好になる可能性が高くなります。

市販品でコーティングする場合、塗布剤を均等に塗るテクニックが必要であるため、失敗すれば逆に視界が悪くなるためおすすめできません。

ガラスコーティングを検討中の方は、プロショップなどの専門店に相談することをおすすめします!

雨の日に強いおすすめのタイヤ

雨の日に強いおすすめのタイヤ

雨の日にスリップする可能性は、晴れの日と比較して多いため注意が必要です。
ただし、雨の日に強いタイヤへ交換すれば、より安心して雨の日に走行できるかもしれません。
本章では、雨の日に強いおすすめのタイヤを、3つ紹介します。

● エコピアNH200(ブリヂストン)
● ブルーアース GT AE51(ヨコハマ)
● エフィシェントグリップ パフォーマンス 2(グッドイヤー)

エコピアNH200(ブリヂストン)

エコピアNH200(ブリヂストン)

引用:ブリヂストン

雨の日に強いおすすめのタイヤの1つ目は、ブリヂストンの「エコピアNH200」です。エコピアNH200は、エコピアNH100と比較して転がり抵抗が低減し、低燃費性能が向上したタイヤです。

また、ブリヂストン独自技術の「ULTIMAT EYE」の活用により、偏摩耗を未然に防ぐ性能を強化したことで、ウェット性能の長持ちを実現しています。商品の詳細は、以下の通りです。

メーカー ブリヂストン
商品名 エコピアNH200
転がり抵抗係数 AA
ウェット性能 b

ブルーアース GT AE51(ヨコハマ)

ブルーアース GT AE51(ヨコハマ)

引用:YOKOHAMA

雨の日に強いおすすめのタイヤの2つ目は、ヨコハマの「ブルーアース GT AE51」です。
全サイズがウェット性能「a」を獲得していることに加え、低燃費性能も備えたおすすめのタイヤです。

また、剛性を確保するベルトカバーを使用しているため、高速走行でも安定した走りを実現しています。商品の詳細は、以下の通りです。

メーカー ヨコハマ
商品名 ブルーアース GT AE51
転がり抵抗係数 A~AA
ウェット性能 a

※上記の転がり抵抗係数は、タイヤのサイズによって異なります。

エフィシェントグリップ パフォーマンス 2(グッドイヤー)

エフィシェントグリップ パフォーマンス 2(グッドイヤー)

引用:グッドイヤー

雨の日に強いおすすめのタイヤの3つ目は、グッドイヤーの「エフィシェントグリップ パフォーマンス 2」です。

弾力性の高いコンパウンド採用によりブレーキ性能が向上し、ウェット路面やドライ路面でも安定した走行が可能なタイヤです。

また、トレッド部に弾力性と柔軟性が高いコンパウンドの使用により、タイヤの破損を抑制できるため、タイヤの長寿命化を実現しています。商品の詳細は、以下の通りです。

メーカー グッドイヤー
商品名 エフィシェントグリップ パフォーマンス 2
転がり抵抗係数 A~AA
ウェット性能 b~a

※上記の転がり抵抗係数とウェット性能は、タイヤのサイズによって異なります。

雨の日のタイヤ交換でもお気軽にご相談ください!

雨の日のタイヤ交換でもお気軽にご相談ください!

あらためて、本記事では以下の内容を解説しました。

● タイヤ交換は雨の日におすすめできない
● 雨の日の走行は事故につながりやすい
● 雨の日の走行で注意するポイント
● 雨の日に安全に走行するための事前準備
● 雨の日に強いおすすめのタイヤ

雨の日でも安心して走行するためには、タイヤ以外のパーツもチェックしなければいけません。

タイヤワールド館ベストでは、雨の日でも安心して走行できるように、窓ガラス撥水コーティングも実施しております。

窓ガラス撥水コーティング

施工時間は15分~です。

車サイズ 通常価格
フロント/SS~Mサイズ 3,620円
フロント/L~XLサイズ 3,850円
全面/SS~Mサイズ 8,030円
全面/L・LLサイズ 8,800円
全面/XLサイズ 9,580円

お客様の安心したカーライフのために、雨の日のタイヤ交換やタイヤ点検など幅広いメニューをご用意しております。お気軽にご連絡ください!

カテゴリー
タイヤ交換 タイヤ知識 ライターチーム

タイヤ交換の脱着とは?組み換えとの違いやDIYの方法を解説!

「タイヤ交換の脱着とは?」
「タイヤの脱着と組み換えの違いは?」

タイヤ交換は、古くなったタイヤの交換をイメージするかもしれません。しかし、タイヤ交換は、タイヤを脱着したり組み換えたりと、作業工程によって言い方が異なります。

本記事では、タイヤ交換の脱着の解説や組み換えとの違い、自身で脱着できるDIYの方法を解説します。ぜひ参考にしてください。

タイヤ交換とは?

タイヤ交換とは?

一言に「タイヤ交換」といっても、タイヤ交換における作業工程によって言い方が異なります。タイヤ交換の作業工程は、たとえば以下の通りです。

言い方の種類 作業内容例
タイヤを交換する 新品のタイヤに交換する
タイヤを脱着する タイヤをローテーションする
タイヤを組み換えする 黒いゴムの部分だけ交換する

上記のように、作業内容によってタイヤ交換の意味合いが異なります。次章ではタイヤの脱着と組み換えの違いについて詳しく解説します。

タイヤ交換については【タイヤ交換を安くする方法は?自分で交換する方法とタイヤの選び方】の記事も参考にしてください。

タイヤの脱着と組み換えの違いとは?

タイヤの脱着と組み換えの違いとは?

タイヤの脱着と組み換えの違いは、以下の通りです。

種類 作業内容
タイヤの脱着 ホイール付きのタイヤを取り外しや取り付け作業
タイヤの組み換え ホイールはそのまま残し、タイヤのみ交換する作業

上記の表でわかるように、ホイール付きタイヤをそのまま使用するか、ホイールを残してゴム部分のみ交換するかの違いです。本章では、タイヤの脱着と組み換えの違いについてそれぞれ解説します。

● タイヤの脱着とは?
● タイヤの組み換えとは?

タイヤの脱着とは

タイヤの脱着とは、ホイール付きのタイヤを取り付けたり取り外したりする作業です。タイヤを脱着する作業内容と頻度は、たとえば以下の通りです。

作業内容 作業頻度
タイヤを夏用やスタッドレスへ交換 1年に2回
タイヤをローテーションする 5,000~10,0000kmで実施

上記の作業内容は、ホイール付きのタイヤを取り外して新たなホイール付きのタイヤを取り付ける作業になるため、比較的時間がかかりません。

また、タイヤ交換に必要な工具があれば、自分でもタイヤ交換の作業は可能です。自分でタイヤ交換する場合は、以下の工具が必要になるため初期費用がかかります。

必要な工具 役割 費用目安
車止め 車が動かないようにする 約1,000円
油圧式ジャッキ 車両を持ち上げる 約7,000円
ジャッキスタンド 持ち上げた車両を支える 約5,000円
クロスレンチ ナットを締めたり緩めたりする 約3,000円
トルクレンチ メーカー規定のトルク値に締め付ける 約5,000円

上記商品は、機能面や対応車種、メーカーなどによって価格もさまざまです。自分でタイヤ交換する場合は、事前に価格も確認し、タイヤに見合った工具を準備しておきましょう。

一方で、自分でタイヤをローテーションするのは難しいかもしれません。

理由は、タイヤ4本の摩耗を均一に近づけるためのタイヤローテーションは、プロがタイヤのすり減り具合を確認し、適切な配置を検討するからです。

タイヤローテーションの方法を間違えれば、タイヤのバランスも崩れやすく、偏摩耗のリスクも高まります。

タイヤのローテーションを希望の方は、店舗に相談することをおすすめします。

タイヤの組み換えとは

タイヤの組み換えとは

タイヤの組み換えとは、ホイールを変更せずにタイヤのみを交換する作業です。タイヤ組み換え作業状況は、たとえば以下の通りです。

【タイヤが1本パンクした場合】

状況例 残り3本のタイヤの状態は問題ないため、1本だけタイヤ交換したい
作業内容 ホイールは変更せずに、パンクしたタイヤのゴム部分を組み換える

【タイヤを変更したい場合】

状況例 スタッドレスタイヤに交換したい
新品のタイヤに交換する
作業内容 ホイールは変更せずに、夏タイヤをスタッドレスタイヤに、古いタイヤを新しいタイヤへ組み換える

タイヤ組み換え作業は、タイヤの脱着と異なりホイールのコストがかかりません。気に入ったホイールを継続して使用したい方には、おすすめの方法です。

しかし、タイヤ組み換え作業には、タイヤ組み換え専用の機械であるタイヤチェンジャーを使用してタイヤを組み換えるため、自分でタイヤ組み換え作業はできません。

また、タイヤを引き伸ばして組み換えるため、タイヤやホイールに傷がつく可能性があります。
タイヤ組み換えを希望する方は、専門店に依頼することをおすすめします。

タイヤ交換の組み換えについては、【タイヤワールド館ベスト】タイヤ交換作業動画(組み換え・バランス調整作業)の動画も参考にしてください。

タイヤの脱着を自分でする方法

タイヤの脱着を自分でする方法

本章では、タイヤの脱着を自分でする方法を解説します。

  1. レンチを使ってホイールナットを軽く緩める
  2. ジャッキを使って車体を持ち上げる
  3. ホイールナットをすべて取ってタイヤをはずす
  4. 新しいタイヤを取り付ける
  5. ホイールナットを取り付けて手締めする
  6. 車体をゆっくり下ろす
  7. 最後の仕上げはトルクレンチで規定のトルク値まで締めて完了

タイヤ交換時の安全確保のため、以下の4点は事前に確認しましょう!

● 車のエンジンを切る
● サイドブレーキをかける
● パーキングの状態にする
● 車止めで車両を動かないようにする

1.レンチを使ってボルトを緩める

レンチを使ってボルトを緩める

引用:JAF channel

レンチを使って対角線上に軽く緩めます。

使用工具
レンチ(L字レンチやクロスレンチ)

2.ジャッキを使って車体を持ち上げる

ジャッキを使って車体を持ち上げる

引用:JAF channel

ジャッキを使用して車体をゆっくり持ち上げます。

使用工具
ジャッキ、ジャッキスタンド

3.ホイールナットをすべて取ってタイヤをはずす

ホイールナットをすべて取ってタイヤをはずす

引用:JAF channel

一度緩めたホイールナットをすべて取り、タイヤを完全に取り外します。

4.新しいタイヤを取り付ける

新しいタイヤを取り付ける

引用:JAF channel

新しいタイヤやスタッドレスタイヤなど、ホイール付きのタイヤを取り付けます。タイヤを取り付けるときは、タイヤを水平の状態で取り付けないと奥まで入らないので、しっかり車体の奥までタイヤを差し込みましょう!

5.ホイールナットを取り付けて手締めする

ホイールナットを取り付けて手締めする

引用:JAF channel

ホイールナットを取り付け、対角線上に仮締めします。

6.車体をゆっくり下ろす

車体をゆっくり下ろす

引用:JAF channel

ジャッキを使ってゆっくり下ろします。

7.最後の仕上げはトルクレンチで規定のトルク値まで締めて完了

最後の仕上げはトルクレンチで規定のトルク値まで締めて完了

最後の仕上げは、トルクレンチで規定のトルク値まで締めて完了です。
トルクレンチを使用するときも、対角線上に締め付けをしましょう!

使用工具
トルクレンチ

タイヤの脱着をDIYで実施した後の注意点

タイヤの脱着をDIYで実施した後の注意点

タイヤの脱着をDIYで実施したあとは、定期的なトルク管理が必要です。タイヤの締め付けトルクが不足した状態のまま走行すれば、ナットがボルトから外れて脱輪の危険性があります。
たとえば、タイヤのトルク管理を実施する頻度は以下の通りです。

● タイヤの脱着直後は500~1,000kmで増し締め点検
● 定期的に5,000km~10,0000kmで増し締め点検

一般的には、上記のタイミングでトルク管理を実施します。タイヤの脱着をDIYで実施したあとは、定期的にタイヤのトルク管理を実施し、安全に走行できるタイヤの状態を保ちましょう!

タイヤのトルク管理が不安な方や苦手意識のある方は、定期的に最寄りの店舗での増し締め点検の実施をおすすめします。

タイヤ交換以外の脱着はおすすめできない

ホイール付きタイヤの交換以外の脱着は、DIYではおすすめできません。理由は、タイヤのローテーションに伴う脱着やタイヤの組み換えは、専門の機械や組み換え技術など、専門性が高い作業だからです。

たとえば、タイヤのローテーションは既存のタイヤ4本の摩耗を均一に近づけるために、以下のように入れ替えます。

タイヤのローテーション

引用:ブリヂストン

上記の場所にタイヤを入れ替えるためには、専門家が前後左右のタイヤのすり減りを確認し、適切な位置にタイヤの脱着を実施します。

タイヤの入れ替える位置によっては、タイヤの真芯をとるためにホイールバランサーという専門の機械を使用した、タイヤのバランス調整が必要です。

また、タイヤ組み換えは、タイヤチェンジャーやホイールバランサーなどの専門の機械を使用した作業が必要になります。

タイヤのバランス調整をせずに走行すれば、走行中に車体のがたつきやハンドルのブレが発生し、不安定になる可能性があるため危険です。

ホイール付きタイヤの交換以外の脱着は、タイヤの知識や技術、専用の機械が必要になるため、店舗に依頼することをおすすめします。

【作業別】工賃と費用の相場

【作業別】工賃と費用の相場

本章では、タイヤ交換の作業別に工賃と費用を解説します。

タイヤ交換の工賃と費用

タイヤ交換は、新しいタイヤに交換したり、スタッドレスタイヤに変更したりとホイール付きのタイヤを交換する作業です。

タイヤ交換に伴う工賃の費用は店舗によって異なりますが、タイヤワールド館ベストでは以下の料金でタイヤ交換を実施しています。

当店でご購入の場合

タイヤワールド館ベストでご購入の場合
インチ 通常価格 アプリ会員
10~15インチ ¥8,800円 ¥6,600円
16~18インチ ¥11,000円 ¥8,800円
19~20インチ ¥13,200円 ¥11,000円
21インチ ¥15,400円 ¥13,200円
22インチ ¥17,600円 ¥15,400円

※ランフラットは別途1本/1,100円

タイヤを持ち込んだ場合のタイヤ交換工賃は、以下の通りです。

お持込商品の場合
インチ 通常価格 アプリ会員
10~15インチ ¥11,000円 ¥8,800円
16~18インチ ¥13,200円 ¥11,000円
19~20インチ ¥15,400円 ¥13,200円
21インチ ¥17,600円 ¥15,400円
22インチ ¥19,800円 ¥17,600円

※ランフラットは別途1本/2,200円

上記の交換工賃に、タイヤの価格が加わります。
タイヤとホイールを一緒に購入した場合のタイヤ交換費用は、たとえば以下の通りです。
【店舗購入の場合】

タイヤ(15インチ) ホイール 工賃 合計金額
EC202L(ダンロップ)
>V-EMOTION RC10 Vエモーション RC10
・タイヤ入替
・バランス調整
・タイヤ取付
セット価格:53,300円 8,800円 62,100円

【タイヤ持ち込みの場合】

タイヤ(15インチ) ホイール 工賃 合計金額
EC202L(ダンロップ)
>V-EMOTION RC10 Vエモーション RC10
・タイヤ入替
・バランス調整
・タイヤ取付
セット価格:53,300円 11,000円 64,300円

タイヤワールド館ベストのアプリ会員は、タイヤ交換費用を抑えることが可能です。また、アプリ会員限定クーポンも配信しておりますので、ぜひ参考にしてください。

タイヤの脱着の工賃と費用

タイヤ脱着の作業は、ホイール付きのタイヤを取り外したり取り付けたりする作業を指します。タイヤ1本の脱着の工賃は店舗によって異なりますが、一般的にはタイヤ1本あたり数百円〜約1,000円で実施しています。

ガソリンスタンドでタイヤを脱着する場合の工賃は、たとえば以下の通りです。

タイヤの本数 軽・普通車 1BOX・SUV車
1本 600円 1,000円
4本 2,400円 4,000円

参照元:宇佐美ガソリンスタンド

上記の料金は、タイヤを脱着するだけの工賃です。タイヤの劣化具合やタイヤの脱着により、ホイールバランスの崩れがある場合はタイヤの脱着と一緒に、以下の作業を実施する可能性があります。

【作業内容例】

作業内容 作業目的 工賃
タイヤローテーション タイヤ4本の摩耗を均一に近づける 2,200円~/1台
バランス調整 タイヤがまっすぐ転がるように調整する 1,100円~/1本

参照元:オートバックス

タイヤ脱着後も安全に走行するためには、上記のような作業も重要です。

タイヤの脱着を検討中の方は、店舗に相談してから最適な方法でタイヤ交換することをおすすめします。

タイヤの組み換えの工賃と費用

タイヤ組み換えは、ホイールは変更せずタイヤのゴムの部分のみ交換する作業です。タイヤの脱着作業と異なり手間がかかるため、一般的にはタイヤの脱着と比較し、タイヤの組み換え料金は高くなります。

タイヤの脱着とタイヤの組み換え工賃を比較すると、たとえば以下の通りです。

作業別 タイヤ1本 タイヤ4本
タイヤの脱着工賃目安 600円~ 2,400円~
タイヤの組み換え工賃目安 1,100円~ 4,400円~

参照元:宇佐美ガソリンスタンド

上記の表でわかるように、タイヤの組み換え工賃は高めですが、ホイールの費用は発生しません。タイヤ組み換えを依頼した場合、たとえば以下の料金になります。
【15インチタイヤの場合】

タイヤ ホイール 作業内容 合計金額
EC202L(ダンロップ)
変更なし タイヤ組み換え
25,200円/4本 0円 4,400円/4本 29,600円

参照元:宇佐美ガソリンスタンド

ホイールを変更せずにタイヤのみ組み換えをすれば、タイヤ交換のコスト削減が可能です。しかし、先述の通りタイヤの組み換えは、タイヤやホイールに傷がつくかもしれません。

また、タイヤ組み換え費用の他に、タイヤのバランス調整やタイヤローテーション、タイヤ処分代などの費用もかかる可能性があります。

タイヤの組み換え希望の方は、店舗へ相談して見積もりをとってからタイヤ組み換えすることをおすすめします。

タイヤの処分については【タイヤの処分はどうやってやる?回収してくれるお店と費用相場を紹介】の記事も参考にしてください。

タイヤ脱着や組み換えのタイミングを見逃さないためのポイント

タイヤ脱着や組み換えのタイミングを見逃さないためのポイント

「スリップサインが出たから交換した」
「店員さんに交換を提案されたからお願いした」

タイヤの脱着やタイヤの組み換えするタイミングは、走行状況やタイヤの状態によって変わります。
本章では、タイヤ脱着や組み換えのタイミングを見逃さないためのポイントを紹介します。

● タイヤに偏摩耗はないか
● タイヤにひび割れはないか
● 走行中のハンドル操作にブレはないか
● タイヤの寿命を超えて使用していないか5

偏摩耗はないか

タイヤにすり減りが確認できた場合、タイヤの摩耗状態に合った対応や対策が必要です。タイヤのすり減り具合の状態は、たとえば以下の通りです。

タイヤの摩耗状態 対応&対策方法
偏摩耗があった場合 新品タイヤへ交換か組み換え
偏摩耗はないがタイヤにすり減りがある場合 タイヤをローテーションする

タイヤの偏摩耗を無視すれば、部分的なすり減りが悪化してバーストの危険性があるため、ホイール付きタイヤへの交換か、タイヤのゴム部分の組み換え作業が必要です。
偏摩耗には以下のようなパターンがあります。

タイヤの偏摩耗図

引用:JATMA

上記のような偏摩耗がある場合は、無視をせずにタイヤ交換をしましょう!

また、タイヤにすり減りはあるが偏摩耗ではない場合は、タイヤをローテーションして偏摩耗を未然に防ぐことが可能です。タイヤのローテーション内容は、たとえば以下の通りです。

タイヤのローテーション内容

引用:グッドイヤー

上記のように、タイヤローテーションをすれば偏摩耗を未然に防げます。タイヤの状態を日頃から確認し、タイヤの状態に応じた対応や対策を実施しましょう!

タイヤのローテーションについてはタイヤローテーションは長持ちの秘訣!スペアタイヤや4WDについても解説
の記事も参考にしてください。

タイヤにひび割れはないか

タイヤのひび割れを確認した場合は、以下の対応が必要になる場合があります。

● ホイール付き新品タイヤへの交換
● タイヤのゴム部分の組み換え

タイヤのひび割れは修復できないため、そのまま無視して走行を続けると、タイヤのひび割れが悪化しパンクやバーストの危険があります。
ただし、タイヤのひび割れ度合いによっては継続使用できるため、一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)の基準を参考に、タイヤのひび割れ具合を確認しましょう。

タイヤのクラックイメージ

引用:JATMA

上記のレベル1〜4のひび割れは、カーカスに達していなければ同じタイヤの継続使用は可能です。レベル5のようなタイヤに大きなひび割れが発生した場合、タイヤ交換は必須です。
安全に走行するためにも、最寄りの店舗でタイヤ交換を依頼しましょう!

タイヤのひび割れについては【【危険】タイヤのひび割れは補修すべき?原因や対処法を解説】の記事も参考にしてください。

走行中のハンドル操作にブレはないか

走行中のハンドル操作にブレを感じたら、以下の問題が発生している場合があります。

● タイヤの空気圧が低下している
● タイヤが偏摩耗している
● ホイールバランスが悪くなっている
● アライメントが崩れている

上記問題の中で、タイヤの偏摩耗やホイールバランスが悪いときは、タイヤを一度取り外した対応が必要になります。

タイヤの偏摩耗やホイールバランスの問題に対する対応や対策方法は、たとえば以下の通りです。

問題 対応&対策方法
タイヤが偏摩耗している 新品タイヤへ交換か組み換え
ホイールバランスが悪くなった ホイールをバランス調整する

タイヤの偏摩耗についての対応方法は、先述の通りタイヤ交換が必要になります。ホイールバランスが悪い場合は、タイヤのバランス調整が必要です。

タイヤを取り外し、バランスウエイトという部品を使用し、タイヤの重心を中心にするためにバランス調整をする作業です。

走行中のハンドルのブレについては、さまざまな原因や対策が必要になる可能性があるため、自分で対応するのは難しいかもしれません。走行中にハンドルのブレを感じたら、最寄りの店舗への相談がおすすめです。

タイヤ交換時のホイールバランスについては【タイヤ交換時のホイールバランスは重要!崩れるとおこる危険と対策を解説】の記事も参考にしてください。

タイヤの寿命を超えて使用していないか

タイヤの寿命を超えて使用している場合は、ホイール付き新品タイヤか新品タイヤへの組み換えがおすすめです。

タイヤは経年劣化すると、タイヤにひび割れや傷が付きやすく、ゴムの柔軟性も低下してタイヤの状態が悪化します。車の夏用タイヤとスタッドレスタイヤの寿命は、以下の通りです。

タイヤ種類 寿命の目安
夏用タイヤ 5年
スタッドレス 3年

上記のタイヤの寿命は、走行距離やタイヤの状態によって異なります。ただし、タイヤは未使用状態でも劣化が進んでいるため、使用してからタイヤの寿命をカウントするのではなく、タイヤの製造日年月日からカウントしてください。

たとえば、製造年月日から交換時期までの目安は、以下の通りです。

【寿命の目安5年の場合(夏用タイヤ)】

製造年月日 交換目安時期
2018年4月 2023年4月

上記のように、製造年月日を確認すればタイヤ交換の目安が把握できるため、的確な時期に対応が可能です。
タイヤの製造年月日は、タイヤのサイドウォールに印字されているため目視で確認できます。
ただし、タイヤの寿命はあくまで目安なので、店舗での定期点検は忘れずに行いましょう!
タイヤの製造年月日の見方については【タイヤの製造年月日の見方は?使用の許容範囲や寿命を解説】の記事も参考にしてください。

タイヤの脱着もタイヤワールド館ベストにお任せください!

タイヤの脱着もタイヤワールド館ベストにお任せください!

あらためて、本記事では以下の内容を解説しました。

● タイヤ交換とは?
● タイヤの脱着と組み換えの違いとは?
● タイヤの脱着を自分でする方法
● タイヤの脱着をDIYで実施した後の注意点
● 【作業別】タイヤ交換・脱着・組み換え費用相場
● タイヤ脱着やタイヤ組み換えのタイミングを見逃さないためのポイント

タイヤ交換の作業内容は、タイヤの状態によって異なるため、定期的なタイヤ点検は必要です。

タイヤワールド館ベストでは、バランス調整やタイヤのローテーション、タイヤの脱着作業も実施しております。お気軽にご連絡ください!

なお、タイヤワールド館ベストのオンラインショップでタイヤを購入すると、取付けからタイヤ処分まで対応してくれるお店をワンストップで手配できるので非常に便利です。

タイヤをスムーズに交換したい方は、おすすめのサービスなのでぜひ参考にしてください!

カテゴリー
タイヤ知識 ライターチーム 取り扱いサービス

【危険?】車検に通らないタイヤの特徴5選!車検に通るタイヤの管理方法も解説


「タイヤの状態は、車検にどの程度影響するの?」
「車検に通らないタイヤの基準はあるの?」

車検は、車が安全に走行するために必要な検査です。車検の検査項目は、ブレーキ点検やヘッドランプ点検、エンジンルーム点検など、50項目以上に及びます。

車検の中でも、車体を支える重要な役割を担っているタイヤの点検は、重要な点検項目のひとつです。本記事では、車検に通らないタイヤの特徴や、車検に通るためのタイヤの管理方法を解説します。

車検に通らないタイヤの継続使用は危険

車検に通らないタイヤの継続使用は危険

車検に通らないタイヤの継続使用は、危険であるためおすすめできません。理由は、タイヤに定められた保安基準を下回っている可能性が高いからです。

たとえば、保安基準を下回った、車検に通らないタイヤの状態は、以下の通りです。

タイヤの状態 考えられる危険
タイヤの劣化に伴う激しい損傷 亀裂やひび割れ
タイヤの摩耗が激しい スリップやバースト

上記のような、保安基準を下回ったタイヤを使用した場合、バーストやスリップにつながる危険性があります。

タイヤは定期的に点検し、保安基準を満たした状態のタイヤを使用しましょう!
現在のタイヤの状態が気になる方は、最寄りのタイヤ専門店へ相談することをおすすめします!

車検に通るためにはタイヤの基準を満たす必要がある

車検に通るためにはタイヤの基準を満たす必要がある

車検に通るためには、タイヤの保安基準を満たす必要があります。検査を受ける場所は、ガソリンスタンドやカーディーラーなどさまざまですが、国が定めた基準にもとづいてチェックするため、どの場所で検査を受けても変わりはありません。
車検の検査における、タイヤの重要なポイントは以下の2つです。

● タイヤの溝の深さ
● タイヤがフェンダー面からはみ出していないか

タイヤの溝の深さ

タイヤの溝を意識して確認している方は、少ないかもしれません。タイヤの溝の深さが1.6mm以下になった状態で走行を続けた場合、以下の危険性が考えられます。

● ハイドロプレーニング現象が発生しやすい
● スリップしやすい
● タイヤが偏摩耗しやすい
● バーストしやすい

また上記の他に、道路交通法の整備不良に該当するため注意が必要です。
具体的には、道路運送車両の保安基準を満たさない場合、以下の罰則を受ける可能性があります。
【道路交通法(設備不良)による減点と反則金詳細】

減点数 反則金
2点 9,000円

上記のように、整備不良に該当したタイヤで走行するのは危険です。
タイヤの溝の深さは定期的に確認し、タイヤの溝の深さが1カ所でも1.6mm以下になったら、必ずタイヤ交換を実施しましょう!

タイヤがフェンダー面からはみ出していないか

タイヤが車体のフェンダー部から10mm以上はみ出している場合は、車検に通りません。
詳しいことは後述しますが、タイヤがフェンダー部からはみ出していると、車検以前に不正改造で罰則を受けるかもしれません。
また、タイヤがフェンダー面からはみ出していると、以下のような危険も想定できます。

● 石や水が飛び跳ねて、歩行者にケガを負わせる
● はみ出したタイヤが、歩行者や自転車を巻き込みやすくなる

上記のように、他人に危害が加わる危険も考えられるため、タイヤのはみ出しには十分に注意しましょう!

車検に通らないタイヤの特徴5つ

車検に通らないタイヤの特徴5つ

「車検はお店の人に任せている」
「普段からタイヤの点検はしていない」

このような方は、車検に通らないタイヤを使用しているかもしれません。

先述の通り、車検に通らないタイヤを継続して使用するのは危険です。タイヤの状態を確認すれば、車検の対策だけでなく、安全性が高いタイヤの状態で走行することも可能になります。
本章では、車検に通らないタイヤの特徴を5つ紹介します。

  1. タイヤにスリップサインが出ている
  2. タイヤにひび割れがある
  3. タイヤが偏摩耗している
  4. タイヤがはみ出している
  5. タイヤのロードインデックス不足

タイヤにスリップサインが出ている

タイヤにスリップサインが出ている場合は、車検に通りません。理由は、タイヤの溝の深さが1.6mmを下回ると、国の定めた保安基準を満たせないからです。

スリップサインとは、タイヤの残溝が1.6mm以下になると出てくる目印です。
スリップサインは下記画像のとおり、タイヤのショルダー部分にある、三角マークの延長線上で確認できます。

スリップサイン

タイヤにスリップサインが1カ所でも出た場合は、安全上タイヤ交換しなければいけません。

また、スリップサインが出たタイヤでの走行は、滑りやすく危険です。安全に走行するためにも、スリップサインが出た場合は、タイヤ交換を実施しましょう!

タイヤの溝の深さを自分で確認できない方は、タイヤ専門店へ相談することをおすすめします。

タイヤの溝がないと危険な理由

タイヤの溝は、雨の日でも安全に走行できるように、排水溝の役割を持っています。

雨の日の道路は滑りやすく危険ですが、雨水がタイヤの溝に流れることでブレーキが効きやすくなり、安定した走行につながります。一方で、タイヤの溝が1.6mmを下回ると排水能力が激減し、走行中に雨水を排出できません。

雨水を排出できない状態でタイヤがスリップする現象を「ハイドロプレーニング現象」と呼びます。ハイドロプレーニング現象が起こると、ハンドル操作が効かなくなるため、大きな事故につながる危険性があります。
溝がない状態のタイヤは、以下の通りです。

溝がないタイヤ

上記のような、タイヤの状態で走行するのは大変危険です。
また、ハイドロプレーニング現象の他に、以下のリスクが発生するかもしれません。

● 路面からの衝撃を吸収しきれなくなり乗り心地が悪くなる
● ロードノイズが大きくなり快適性が低下する

上記のように、タイヤの溝がなくなることで、さまざまなリスクが潜んでいることがわかります。
どのような車も、車体を支えている重要な役割を担っているのはタイヤです。
「車検に通らなくなったらタイヤ交換しよう」
「まだ溝は浅くならないから大丈夫」

このようにお考えの方は、一度タイヤの溝を確認することをおすすめします。安全に走行するためにも、タイヤの溝がなくなる前に新しいタイヤへ交換しましょう!

タイヤにひび割れがある

ひび割れ具合が悪いタイヤの状態の場合、車検に通らない可能性があります。ひび割れたタイヤの状態によって、車検に通るための保安基準を満たしていないからです。

たとえば、JATMAが定めたタイヤのひび割れ具合の目安は、以下の通りです。

ひび割れタイヤ

引用:JATMA

上記のように、ひび割れがレベル5相当のタイヤは、ひび割れがタイヤ内部の金属部分にまで達している状態です。タイヤ内部の金属部に影響が出ると、タイヤの構造を保てなくなるため、タイヤ交換は必須になります。

ただし、レベル1〜レベル4のタイヤのひび割れは、継続して走行できる可能性が高いため、タイヤのひび割れ具合に応じた対応が必要です。タイヤのひび割れを自分で確認できない方は、最寄りの店舗に相談し、タイヤのひび割れ点検を依頼しましょう!

タイヤのひび割れを無視して走行は危険

先述の通り、継続して走行できるタイヤの状態でも、タイヤのひび割れを無視して走行するのはおすすめできません。理由は、経年劣化で脆くなったタイヤは、速やかにタイヤ交換する必要があるからです。

たとえば、経年劣化で脆くなったタイヤを継続して使用した場合、以下のリスクがあります。

● 路面へ密着できずグリップ力が低下して滑りやすくなる
● 乗り心地が悪化
● ロードノイズが大きくなる
● タイヤの寿命が短くなる
● バーストしやすくなる

上記のような危険を未然に防ぐために、タイヤのひび割れは無視せず店舗に相談するなど、タイヤのひび割れ具合に応じた対策をとりましょう!

タイヤが偏摩耗している

タイヤが偏摩耗している場合、車検に通らない可能性があります。車検では、タイヤの損傷と溝の深さを厳しくチェックされるため、偏摩耗したタイヤは保安基準を下回る可能性が高いからです。

また、偏摩耗したタイヤを継続的に使用すると、4本のタイヤのバランスが悪くなり、走行に支障がでるため危険です。たとえば、偏摩耗した状態のタイヤで走行を続けた場合、走行中に以下の危険が考えられます。

● 走行中に振動が発生する
● まっすぐ走れない
● バーストする
● タイヤの空気圧が低下しやすく燃費が悪くなる
● ホイールバランスが乱れる

上記のようなリスクが発生する前に、タイヤの摩耗状態は定期的に確認し、偏摩耗を未然に防ぎましょう!

タイヤがはみ出している

はみ出しタイヤの基準は、道路運送車両の保安基準 第178条 2項、及び〜1号で規定されています。
ただし、タイヤのはみ出しにも細かな基準があるため、とくに注意する点をわかりやすく解説します。

● タイヤのみ10mm未満のはみ出しなら車検に通る
● タイヤがはみ出していると不正改造扱いになる可能性がある

タイヤのみ10mm未満のはみ出しなら車検に通る

タイヤのみ10mm未満のはみ出しなら、車検に通ります。タイヤがホイールの中心から、上側が前30度・後50度の範囲内がフェンダー内に収まることが条件です。
【基準をクリアしたタイヤ】

車検基準をクリアしたタイヤ

平成29年6月の法改正により、上記の写真部分は10mm未満であれば、タイヤのはみ出しを認めるようになりました。

ただし、はみ出しが認められている部分は、タイヤのみです。以下の部分は、フェンダー部分からはみ出してはいけません。

● ホイール
● ナット

なお、タイヤのみに該当する部分は以下の通りです。

● タイヤ側面にある、タイヤサイズなどを指すラベリング
● ホイールリムを保護するためのリムガード

上記のように、タイヤの部品でもはみ出しの可否があるため、タイヤ交換やホイール交換を検討中の方は、注意して交換しましょう!

タイヤがはみ出していると不正改造扱いになる可能性がある

タイヤがフェンダー部より10mmはみ出した場合、不正改造に該当するかもしれません。
不正改造は、6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の懲罰、15日以内の整備命令が下されますので、タイヤのはみ出しには十分注意しましょう!

タイヤのはみ出しについては、【はみ出し注意!車検に通らないタイヤとは?】の記事も参考にしてください。

タイヤのロードインデックス不足

タイヤがロードインデックス不足の場合、車検に通らない可能性があります。理由は、車の重量に対してロードインデックス(荷重能力)が定められているからです。

ロードインデックス不足のタイヤを装着して走行した場合、以下のリスクが考えられます。

● 舵性の悪化
● 偏摩耗を起こし
● タイヤが短寿命化

上記のリスクが悪化した場合、最悪バーストの原因につながるため危険です。
また、同じインチ数のタイヤでもタイヤの規格が変わると、以下のように荷重能力が変化します。

負荷能力

引用:ブリジストン公式サイト

一般的に標準サイズのタイヤやホイールを装着する場合は、ロードインデックスを意識する必要はありませんが、以下のようなケースには注意が必要です。

● ドレスアップやインチアップ
● 標準のタイヤサイズが珍しいタイヤを装着
● 近い数字のタイヤサイズを装着する
● 異なるサイズのタイヤを装着する
● 規格の異なる同じサイズのタイヤを装着する

上記のようなタイヤは、物理的に装着できても、車体を支えきれない可能性があります。
適切なタイヤやホイール選びは、当店のような専門店やプロショップへのご相談をおすすめします。
ロードインデックスについては、【ロードインデックス(LI)とは?ロードインデックスの見方と注意点を解説】の記事も参考にしてください。

車検に受かるタイヤの管理方法

車検に受かるタイヤの管理方法

「車検を受けるときにタイヤを点検しよう」
「普段から定期的に点検していません」

このような方は、車検に通るタイヤの管理を早めに実施することをおすすめします。
理由は、車検に受からない可能性が高いだけでなく、タイヤの寿命を短くしているかもしれないからです。

車検に受かるためのタイヤ管理ができれば、タイヤの寿命を長くすることが可能です。本章では、車検に受かるためのタイヤの管理方法を解説します。

  1. タイヤの空気圧を適正値に保つ
  2. タイヤのひび割れを未然に防ぐ
  3. タイヤの劣化状態に応じてタイヤを交換する
  4. タイヤの溝の深さを定期的に確認する
  5. タイヤをローテーションする

タイヤの空気圧を適正値に保つ

車検に受かるための、タイヤの管理方法の1つ目は「タイヤの空気圧を適正値に保つ」です。タイヤの空気圧を適正値に保つことで、タイヤ本来の持つ走行性能を発揮できるからです。

空気圧は高すぎても低すぎてもタイヤに大きく負担がかかり、走行中に悪影響を及ぼします。たとえば、タイヤの空気圧によるタイヤや走行中の影響は、以下の通りです。

タイヤの空気圧 低すぎる場合 高すぎる場合
タイヤへの影響 ショルダー部が摩耗しやすい センター部が摩耗しやすい
走行中の影響 燃費性能の低下 バーストの危険性がある

タイヤの空気圧を適正値に保てれば、上記のような悪影響を未然に防ぐことが可能です。タイヤの適性空気圧は、ドア付近や給油口など簡単に確認でき、無料で点検や補充ができるためおすすめの方法です。

タイヤの空気圧は適性値を保ち、日ごろからタイヤの負担が少ない状態を保ちましょう!

タイヤの空気圧については、>【空気圧の重要性と点検の頻度について解説します!】の記事も参考にしてください。

タイヤのひび割れを未然に防ぐ

車検に受かるための、タイヤの管理方法の2つ目は「タイヤのひび割れを未然に防ぐ」です。タイヤのひび割れを未然に防ぐことは、タイヤのすり減りや劣化の抑制につながります。
タイヤのひび割れの原因は、以下の通りです。

● タイヤの空気圧が不足
● タイヤが紫外線を浴びる
● タイヤに艶出し剤を過度に使用する
● タイヤを定期的にメンテナンスしていない
● タイヤの保管状態が悪い

上記のような、タイヤがひび割れする原因の対策は、以下の通りです。

● タイヤの空気圧を適正値に保つ
● タイヤワックスを使用して紫外線から守る
● 油性ではなく水性のタイヤワックスを適度に使用する
● タイヤを定期的に点検し、タイヤのひび割れや劣化の状態に応じた対策をとる
● 雨や風、紫外線からタイヤを守りながら保管するために、タイヤカバーを使う

タイヤがひび割れた状態の走行は、タイヤの短寿命化や走行性能を失うなど、悪影響しかありません。最悪の場合、タイヤのバーストが原因で、大きな事故につながる危険も考えられます。
タイヤがひび割れして危険な状態の場合は、早めにタイヤ交換することをおすすめします!

タイヤのひび割れの目安については、【【危険】タイヤのひび割れは補修すべき?原因や対処法を解説】の記事も参考にしてください。

タイヤの劣化状態に応じてタイヤを交換する

車検に受かるための、タイヤの管理方法の3つ目は「タイヤの劣化状態に応じてタイヤを交換する」です。タイヤの劣化状況に応じてタイヤ交換すれば、安全に走行できます。

先述の通り、タイヤのひび割れは最悪バーストの可能性があるため大変危険です。たとえば、タイヤの劣化状態を確認する目安として、タイヤの平均寿命があげられます。タイヤの寿命の目安は、以下の通りです。

夏用タイヤ スタッドレスタイヤ
約5年 約3年

上記のように、長い期間使用して劣化したタイヤは、ゴムの柔軟性も低下しているため、タイヤのひび割れにつながります。またタイヤの寿命だけでなく、道路状況や運転方法、メンテナンスの有無によってタイヤの劣化速度は異なります。

タイヤの劣化状態を把握し、危険な状態で走行する前に、タイヤ交換を実施しましょう!

タイヤ交換については、【【保存版】タイヤ交換時期の目安は?寿命を延ばす6つのコツも紹介】の記事も参考にしてください。

タイヤの溝の深さを定期的に確認する

車検に受かるための、タイヤの管理方法の4つ目は「タイヤの溝の深さを定期的に確認する」です。

タイヤの溝は、1.6mm以上で車検の基準を満たせます。タイヤの溝の深さは、5円玉や専用の摩耗計で測ることが可能です。自分で確認する方法は以下の通りです。

【5円玉を使用して溝の深さを確認する方法】

五の3画目の下側でわかる溝の深さ 五の4画目の下側でわかる溝の深さ
4mm 1.6mm

タイヤの溝の深さが4mmを下回ると、走行性能が低下して運転に支障がでるかもしれません。たとえば、ブリヂストンが実施したタイヤの溝深さと制動距離の関係のテストは、以下の通りです。

タイヤの溝深さと制動距離の関係のテスト

引用:ブリヂストン

上記のように、タイヤの溝が4mmを下回ると、制動距離が長くなります。雨の日の場合、ハイドロプレーニング現象が発生しやすく、走行に支障が出るため危険な状態です。

車検では、タイヤの溝は1.6mmが基準になりますが、安全面を考慮するとタイヤの溝が4mmを下回ったら、タイヤ交換することをおすすめします!

タイヤをローテーションする

車検に受かるための、タイヤの管理方法の5つ目は「タイヤをローテーションする」です。タイヤローテーションは、4本のタイヤにかかる摩擦抵抗を均一に近づけることで、タイヤの偏摩耗を未然に防ぐ効果が期待できます。
また、タイヤをローテーションするとき、以下の項目も同時点検が可能です。

● タイヤの溝の深さ
● タイヤのひび割れ
● タイヤのホイールバランス

上記のような、タイヤの劣化を早める原因を特定すれば、タイヤの状況に応じた対策ができます。
ただし、自分では細かなタイヤの問題を発見できない可能性があるため、タイヤのローテーションは店舗に相談しましょう。店舗に依頼すれば、タイヤの問題確認から問題の解決まで、すべて任せられるためおすすめです!

タイヤのローテーションについては、【タイヤローテーションは長持ちの秘訣!スペアタイヤや4WDについても解説
の記事も参考にしてください。

安全に走行するためにもタイヤは定期的に点検しましょう!

安全に走行するためにもタイヤは定期的に点検しましょう!

あらためて、本記事では以下の内容を解説しました。

● 車検に通らないタイヤの継続使用は危険
● 車検に通るにはタイヤの基準を満たす必要がある
● 車検に通らないタイヤの特徴5つ
● 車検に受かるタイヤの管理方法

車検に受かるためには、国が定めた基準をクリアしなければいけません。しかし、基準値ギリギリのタイヤでは、安全に走行できない可能性があります。

車検に受かるためにタイヤを管理しながら、タイヤの状態に応じた対策が必要です。

タイヤワールド館ベストでは、タイヤの状態の点検からメンテナンスまで、お客様が安心して走行できるサービスを提供しております!お気軽にご連絡ください!

車検キャンペーンページへ

カテゴリー
スタッドレスタイヤ タイヤ知識 泉八乙女

スタッドレスタイヤは燃費に影響する?燃費悪化の原因や4つの対策法を紹介

「スタッドレスタイヤは燃費が悪くなるって本当?」
「どうして燃費が悪くなるの?」

スタッドレスタイヤは、夏タイヤに比べると燃費が悪いと聞いたことはありませんか?燃費が悪くなると聞くと、年に数回しか雪が降らない地域の方は「夏タイヤのほうがいいのでは?」と思うかもしれません。

結論から言えば、スタッドレスタイヤは夏タイヤと目的が違うため、燃費が悪くなってしまいます。ただ、夏タイヤのまま冬を過ごすのは危険です。

当記事では、スタッドレスタイヤの燃費が落ちる理由や悪くなる原因、できるだけ燃費をよくする方法を紹介します。

スタッドレスタイヤの燃費は夏タイヤより劣るため、それぞれの特徴を理解して可能な限りエコ運転を心がけましょう。

スタッドレスタイヤを装着すると燃費が落ちるのか?

スタッドレスタイヤを装着すると燃費が落ちるのか?

スタッドレスタイヤを装着すると、夏タイヤより燃費が悪くなります。スタッドレスタイヤは、夏タイヤに比べるとタイヤのゴムがやわらかいのが特徴です。ゴムがやわらかいと地面との接地面積が増え、その分動力が必要です。

また、スタッドレスタイヤには他にも燃費が悪くなる要因があり「路面との転がり抵抗が大きい」「タイヤ幅が広い」ことも影響しています。

スタッドレスタイヤは、雪上・氷上性能を重視した結果、乾いた路面では夏タイヤより燃費が悪くなってしまいます。

スタッドレスタイヤが夏タイヤより燃費が悪い理由

スタッドレスタイヤが夏タイヤより燃費が悪い理由

スタッドレスタイヤが夏タイヤより燃費が悪い理由を、性能の違いとともに具体的に解説します。

● 転がり抵抗による燃費の影響
● スタッドレスタイヤと夏タイヤの性能の違い

スタッドレスタイヤと夏タイヤはそれぞれの目的が違うので、燃費の低下は仕方がないものだと認識しましょう。

転がり抵抗による燃費の影響

転がり抵抗は大きくなるほど動力が必要になるので、燃費は悪くなります。転がり抵抗とは、タイヤが路面を転がる際に進行方向と逆向きに発生する抵抗のことです。

スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路でのグリップ力を向上させるために夏タイヤよりもやわらかく作られています。

そのため、走行時にはタイヤが歪み、接地面積が夏タイヤと比べて大きくなります。接地面積は、広くなるほどタイヤと路面の間に発生する摩擦も増加するので、夏タイヤより多くの動力が必要です。

スタッドレスタイヤを乾燥した路面で使用し続けると、タイヤの摩耗が早くなるだけでなく、燃費もさらに悪化する可能性があるため注意しましょう。

スタッドレスタイヤと夏タイヤの性能の違い

スタッドレスタイヤと夏タイヤの燃費が違うのは、それぞれの目的や特徴が違うからです。スタッドレスタイヤと夏タイヤの特性を解説します。

スタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤはやわらかいゴムを使用し、冬の路面にしっかりと密着するように作られています。また、溝が深くて太く、雪を効率的につかめるため、雪上でのグリップ性能が高い傾向にあります。

スタッドレスタイヤは、冬の路面を安全に走行することに特化して作られているため、燃費性能をそこまで求めていません。そのため、燃費が伸びない傾向にあります。

夏タイヤ

夏タイヤは乾燥路で走行することを想定して作られているため、積雪・凍結路では性能を発揮できません。ただ、冬以外での走行性能はスタッドレスタイヤより剛性があり、走行安定性に優れています。

冬での走行を考慮されていないので、乗り心地や燃費性能を重視したさまざまな特徴をもつタイヤが販売されています。夏タイヤは、冬には不向きな代わりに性能の種類が豊富です。

氷上の夏タイヤとスタッドレスタイヤの制動距離の違い

制動距離とは、ブレーキが作動してから車が完全に停止するまでに進む距離のことです。

スタッドレスタイヤは、夏タイヤに比べて乾燥路におけるグリップ性能が低いため、制動距離が伸びてしまいます。また、乾燥した路面でブレーキやハンドリング操作を行った場合、やわらかい溝の部分が摩擦力に負けて変形してしまいます。

制動距離が長いと事故につながる危険が高いため、冬が終わったらできるだけ早く夏タイヤに交換しましょう。

タイヤ以外にも冬の燃費悪化の要因はある?

タイヤ以外にも冬の燃費悪化の要因はある?

冬に燃費が悪化する原因はスタッドレスタイヤだけではありません。

冬の低い気温の影響により、エンジンが適正な動作温度になるまで時間がかかります。そのため、エンジンを暖めるために追加の燃料が必要となり、燃費が悪化する可能性があります。

また、冬季には除湿を目的としたエアコン(A/C)の使用も増えるでしょう。しかし、エアコンの稼働にはエンジンの負荷がかかり、燃費の悪化につながる要因となります。

他にも運転時の急加速や急ブレーキといった運転も燃料消費量を増加させるため、燃費が悪化する可能性があります。

スタッドレスタイヤの燃費をよくする4つの対策法

スタッドレスタイヤの燃費をよくする4つの対策法

燃費が悪くなりがちなスタッドレスタイヤですが、日頃の運転や心がけで燃料の消費は抑えられるでしょう。そこで、燃費をよくするための対策法を4つ紹介します。

  1. 「急」のつく運転をしない
  2. エアコン(A/C)をできるだけオフにする
  3. 空気圧を適度に保つ
  4. 使用しない荷物は車から降ろす

スタッドレスタイヤだけに限らず、夏場でも実践すれば燃費はよくなるでしょう。

1.「急」のつく運転をしない

急発進や急ブレーキは、タイヤの摩耗や燃料の消費が大きくなる運転です。急発進はとくに燃料消費が多いため、発進時にはゆっくりアクセルを踏むようにしましょう。

また、強くブレーキを踏むのは無駄にアクセルを踏んでいる可能性があります。赤信号のタイミングや危険を予測し、早めにアクセルを緩めれば無駄な燃料の消費を抑えられるでしょう。

「急」のつく運転をしないことは安全運転にもつながるので、燃費もよくなり一石二鳥の運転方法だといえます。

2.エアコン(A/C)をできるだけオフにする

車のエアコンをオンにしていると、燃費が悪くなります。エアコンを使うときはコンプレッサーが作動し、燃料を消費します。そのため、エアコンをオフにすると燃料の節約につながるでしょう。

冬はエアコンをオフにしていても、エンジンの暖かさが車内に入ってくるので寒くはありません。ただ、エアコンがオフの状態が続いていると、窓ガラスが曇ってきます。そのため、必要に応じてエアコンをつけて曇りを除去しましょう。

夏は熱中症の危険があるのでエアコンをオフにするのはおすすめしませんが、使用頻度を下げれば燃費がよくなります。

3.空気圧を適度に保つ

タイヤの空気圧を適正に保っておけば、燃費を改善できるでしょう。空気圧が低いとタイヤが歪み、地面との接地面積が増えます。タイヤは接地面積が増えると、より動力が必要となり燃費が悪くなってしまいます。

また、空気圧が高すぎるとタイヤの柔軟性が失われ、縁石に接触したときに傷が入るリスクが高くなるでしょう。他にも、乗り心地が悪くなったりタイヤの寿命が短くなったりするので、タイヤの空気圧は適正に保つのがおすすめです。

運転席のドアの内側に、空気圧が記入されたラベルが貼ってあるので自分の車を確認してみてください。

関連記事:スタッドレスタイヤの空気圧は高めがいい?プロが疑問に答えます

4.使用しない荷物は車から降ろす

車は重量があるほど加速する際にエネルギーを使うため、使用しない荷物を車から降ろせば燃料の消費を抑えられます。

たとえば、100kgの荷物を載せて走行すると、およそ3%燃費が悪くなるといわれています。そのため、積載する荷物は必要最低限の物だけにしておきましょう。

ルーフキャリアやルーフボックスも重量だけでなく、走行時の空気抵抗に影響するので可能であれば外しておくのがおすすめです。

スタッドレスタイヤの冬以外の使用について

スタッドレスタイヤの冬以外の使用について

スタッドレスタイヤを雪が降る冬季以外に使用するデメリットとして、以下のようなことが挙げられます。

● 滑りやすくなる
● バーストしやすくなる
● ブレーキの利きが悪くなる
● ハンドルが取り回しにくくなる
● 燃費が悪くなる
● 走行ノイズが大きくなる

スタッドレスタイヤを夏に使うメリットはほとんどなく、危険が伴うでしょう。

昨今のスタッドレスタイヤは、雪道以外でも走行可能になっています。なぜなら、晴れて雪が解け、乾いた路面や雨の日の濡れた路面での走行も考慮して作られているからです。

だからといって夏タイヤと同様に走行ができる、同様な性能を持っていると思って走行すると最悪の事態を引き起こす場合があります。そのため、夏場はスタッドレスタイヤではなくノーマルタイヤでの走行をおすすめします。

あまり雪が降らない地域ならオールシーズンタイヤもあり

あまり雪が降らない地域ならオールシーズンタイヤもあり

年に数回しか雪が降らない地域なら、オールシーズンタイヤを装着する選択肢もあります。オールシーズンタイヤは、通常のドライやウェット路面に加え、雪道走行も考慮した性能を持っています。

雪道の走破性はスタッドレスタイヤに劣るため、本格的に雪が降る地域ではおすすめできません。しかし、あまり雪が降らない地域での軽い積雪程度なら、オールシーズンタイヤも選択肢に入るでしょう。

たとえば、都心に住み、冬に少しだけ雪が積もる地域に遊びに行く程度ならオールシーズンタイヤで対応できる可能性があります。

あまり雪が降らない地域に住んでおり、万が一の雪が心配だという方はオールシーズンタイヤを検討されてみてはいかがでしょうか?

関連記事:オールシーズンタイヤの特徴とは?路面凍結しない地域や使用頻度が少ない人におすすめです

燃費性能を考慮したおすすめスタッドレスタイヤ

燃費性能を考慮したおすすめスタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤの中でも、燃費性能を意識したおすすめのタイヤを紹介します。

  1. ブリヂストン ブリザック VRX2
  2. ヨコハマタイヤ アイスガード6 iG60
  3. グッドイヤー アイスナビ7

「スタッドレスタイヤの燃費が悪くなるのはわかったけど、やっぱり燃費が気になる」という方は参考にしてください。

1.ブリヂストン ブリザック VRX2

燃費性能を意識したおすすめのスタッドレスタイヤ1.ブリヂストンのブリザックVRX2

出典:ブリザック公式

ブリザックVRX2は型落ちモデルとなりましたが、VRX3が発売されるまでは最高峰モデルとして発売されていました。そのため、性能に関しては問題なく、雪国でももちろん使用できます。

摩耗性能や燃費性能も考慮されており、そのうえ1本7,000円〜と財布に優しいスタッドレスタイヤです。

2.ヨコハマタイヤ アイスガード6 iG60

燃費性能を意識したおすすめのスタッドレスタイヤ2.ヨコハマタイヤのアイスガード6

出典:ヨコハマタイヤ公式

アイスガード6 iG60はヨコハマスタッドレスの1つ前型のタイヤですが(最新はアイスガード7)、氷上性能とロングライフ性能に加えて、燃費性能にもこだわったタイヤです。タイヤのイン側とアウト側で異なるトレッドパターンが採用され、氷上性能は旧モデルより15%向上しています。

低燃費タイヤ「BluEarth」で得た技術を生かし、転がり抵抗を2%削減することで低燃費なスタッドレスタイヤを実現しました。

ヨコハマタイヤ アイスガード6 iG60は、冬タイヤの性能と燃費を両立したい方におすすめのスタッドレスタイヤです。

3.グッドイヤー アイスナビ8

燃費性能を意識したおすすめのスタッドレスタイヤ3.グッドイヤーのアイスナビ8

出典:GOOD YEAR公式

アイスナビ8は、旧モデルでの特徴だったロングライフ性能を引き継ぎ、雪上・氷上性能を向上させたスタッドレスタイヤです。

氷上ブレーキテストでは、制動性能が旧モデルより8%向上。さらに、タイヤ自体の柔軟性が増し、氷上の細かな凸凹路面でも走行しやすいでしょう。

従来品より転がり抵抗が2%低減されているので、燃費性能も向上しており凍結路の走行が多い方におすすめです。

スタッドレスタイヤは少なからず燃費に影響する

スタッドレスタイヤは少なからず燃費に影響する

スタッドレスタイヤは夏タイヤより燃費が悪くなる傾向にあります。スタッドレスタイヤはゴムがやわらかく、地面との接地面積が増えるため、転がり抵抗が大きくなるからです。

冬の燃費悪化の対策法は以下の4つです。

● 「急」のつく運転をしない
● エアコン(A/C)をできるだけオフにする
● 空気圧を適度に保つ
● 使用しない荷物は車から降ろす

特にエアコンをできるだけオフにするのは、すぐに効果がわかるのでぜひ試してみてください。

また、あまり雪が降らない地域ならオールシーズンタイヤを装着するという選択肢もあります。オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤほどの性能はありません。しかし、軽い積雪程度なら走行できるケースが多いでしょう。

タイヤワールド館ベストでは、オンラインでタイヤを注文し、取付予約までオンラインで完結できます。購入したタイヤは取付店に直送されるため、宅配の受け取りや、ゴミの処分はありません。

全国に約4,000の提携店舗がありますので、自宅近くの提携工場を検索してみてください。

全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

カテゴリー
タイヤ知識 ライターチーム

タイヤの種類に悩んだらどうする?季節別・機能別・構造別に解説

タイヤは車両と路面をつなぐ重要な部品であり、タイヤ次第で走行性能や快適性が変わります。

しかし、ひとえに「タイヤ」といってもさまざまな種類があり、快適かつ安全なカーライフを送るためにも、シーズンやタイヤに求める機能などに応じて最適な種類を選ぶことが大切です。

本記事では、タイヤの種類や見分け方、タイヤを選ぶときに注目したいポイントなどを解説します。「タイヤの種類が多すぎて迷っている」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

タイヤの季節別の種類と見分け方

タイヤの季節別の種類と見分け方

タイヤはまずシーズンによって3種類に分けられます。

タイヤをシーズンで分けた場合、「サマータイヤ」「スタッドレスタイヤ」という名前はよく耳にしますが、「オールシーズンタイヤ」はあまり聞き馴染みがない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、シーズン別のタイヤの種類について、特徴や見分け方を解説します。

サマータイヤ|春~秋

サマータイヤ|春~秋

サマータイヤは「サマー」という単語が使われていますが、夏だけに使用するタイヤではありません。最低気温が7℃を下回らない環境下であればベストな走行性能を保てるタイヤであり、春〜秋にかけて、温暖な地域では通年利用されることもあります。

サマータイヤはスタッドレスタイヤと区別するために便宜上そのような名前で呼ばれているだけで、「ノーマルタイヤ」と表現されることもあります。

サマータイヤは乾いた路面・濡れた路面の双方で快適な乗り心地と安定性を発揮できますが、気温が7℃を下回るとタイヤのゴムが硬化し始める性能を持ちます。

そのため、雪道や凍った路面ではグリップ力が失われ、タイヤ本来の効果が発揮できなくなるうえに、滑りやすくなるので危険です。

なお、サマータイヤは溝の深さがスタッドレスタイヤよりも浅いことが見た目の特徴の一つです。

スタッドレスタイヤ|冬

スタッドレスタイヤ|冬

スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路で滑らず、安全に走るために開発されたタイヤです。

「雪が降っていなければ不要?」と疑問に感じる方も多いかもしれませんが、雪が降っていなくても、最低気温が3℃以下になれば路面の温度は氷点下を下回り凍結する恐れがあります。そのため、雪が降らない地域でも、気温に応じてスタッドレスタイヤへの交換が推奨されています。

なお、スタッドレスタイヤは雪道や凍結路を走行するときの性能を重視して設計されており、柔らかいゴムが使用されています。そのため、夏場に使用すると、サマータイヤよりも減りが早くなるなどのデメリットがあるのでおすすめしません。

スタッドレスタイヤはタイヤの側面に「STUDLESS」という刻印があるのですぐに見分けられます。

オールシーズンタイヤ|オールシーズン

オールシーズンタイヤ|オールシーズン

参考:グッドイヤー

オールシーズンタイヤはサマータイヤとスタッドレスタイヤの両方の特徴を兼ね備え、-10℃〜30℃の環境下で快適に走行できるタイヤです。

寒冷地でもタイヤの柔軟性を保つために、タイヤのゴム自体に特殊なコンパウンド素材が使用されていたり、雨が降ったときの排水性を高めるトレッドパターン(溝模様)が採用されたりしており、全天候に対応できるタイヤとなっています。

オールマイティなタイヤに思えますが、雪道の走行性能はスタッドレスタイヤの方が高く、一般的な乾いた路面・濡れた路面ではサマータイヤの方が優れた性能を持つので、オールシーズン履けるとはいえ、一部の性能はシーズンに特化したタイヤよりも低いのが懸念点です。

なお、オールシーズンタイヤはタイヤの側面にmud(泥)の頭文字である「M」とsnow(雪)の頭文字である「S」を記載した「M/S」「mud&snow」「M+S」「M&S」「M.S」という刻印があります。

タイヤの機能別の種類と見分け方

タイヤの機能別の種類と見分け方

シーズン別のタイヤの種類について解説しましたが、タイヤはシーズンごとによる種類だけでなく、機能によっても種類が分けられています。

では、機能別のタイヤの種類について見ていきましょう。

今回取り上げるタイヤは以下の7つです。

  1. オールテレーンタイヤ
  2. マッドテレーンタイヤ
  3. コンフォートタイヤ(プレミアムタイヤ)
  4. スポーツタイヤ
  5. 低燃費タイヤ
  6. エコタイヤ
  7. ランフラットタイヤ

オールテレーンタイヤ

オールテレーンタイヤ

オールテレーンタイヤのオールは「all:すべて」、テレ―ンは「terrane:地形」という意味なので、「全地形に対応しているタイヤ」という意味になります。

日本語では「全地形型タイヤ」と呼ばれることもあり、SUVやクロスカントリー車などのオフロードを走る四輪駆動車向けのオールシーズンタイヤのことを指します。雪道でも走行可能だとされていますが、凍結した路面や過酷な積雪には適さないため、スタッドレスタイヤに交換するようにしましょう。

なお、オールテレーンタイヤには「A/T」または「T/A」と刻印されています。

マッドテレーンタイヤ

マッドテレーンタイヤ

マッドテレーンタイヤもオールテレーンタイヤと同様、SUVやクロスカントリー車などのオフロードを走る四輪駆動車向けのタイヤですが、未舗装の道やぬかるみの多い道など、悪路を走るのに特化しているタイヤです。

深めの溝とブロック状のパターンに加え、剛性と耐久性を備えており、悪路でもスタックの心配をすることなく走行可能です。一般的な道路も走行可能ですが、オフロードを走る機会が多い、悪路での走破性を重視したいという方におすすめのタイヤです。

なお、マッドテレーンタイヤには「M/T」または「T/M」と刻印されています。

コンフォートタイヤ(プレミアムタイヤ)

コンフォートタイヤ

車の乗り心地はシートやボディの形状・素材だけでなく、車両のなかで唯一路面と接しているタイヤによっても変わります。

コンフォートタイヤは優れた操縦安定性と静粛性、快適性能を両立させたタイヤであり、上質な走りを実現できることが特徴です。プレミアムタイヤと呼ばれることもあります。

トレッドパターンを工夫することで路面との摩擦音や風切音などのノイズを低減したり、サイドウォールの構造を工夫することで乗り心地をよくしたりしており、衝撃吸収性や静粛性を高めています。

また、走行時の車体の揺れやふらつきが抑えられることで燃費の良さも魅力です。

スポーツタイヤ

スポーツタイヤ

コンフォートタイヤと相反する存在といえるのが、こちらのスポーツタイヤです。

カーレースなどのスピードが求められるシーンや運転の手ごたえを重視するために、グリップ性能に特化したタイヤであり、路面との接触摩擦係数を大きくする工夫がされています。

グリップ力に優れているため、車の動きやパワーをそのまま路面に伝達でき、運転する楽しさを味わえるでしょう。やむを得ない急発進・急加速・急ブレーキでも路面をしっかりとつかめます。

ただし、スポーツタイヤといってもさまざまな種類があり、サーキット走行に適した「Sタイヤ」、サーキット走行から公道での走行までオールマイティに使いたい方におすすめの「ハイグリップタイヤ」、公道のアクティブな運転に適した「スポーツコンフォートタイヤ」などがあります。

低燃費タイヤ

低燃費タイヤ

低燃費タイヤとは、2010年1月より一般社団法人日本自動車タイヤ協会(通称:JATMA)が定めたグレーディングシステムにおいて、以下の基準を満たしたタイヤです。

低燃費タイヤの条件

転がり抵抗性能 「AAA・AA・A・B・C」5段階の等級のうち、「AAA・AA・A」のいずれかに該当するもの
ウェットグリップ性能 等級「a・b・c・d」4段階の等級のうち、「a・b」のいずれかにに該当するもの

こちらの条件の両方を満たしているタイヤでなければ、「低燃費タイヤ」と呼ぶことはできません。低燃費タイヤには JATMAのラベルが貼られているので、購入時であれば判断できます。

低燃費タイヤのラベル例

参考:ブリヂストン

エコタイヤ

エコタイヤ

エコタイヤも、転がり抵抗の低減が図られ、低燃費を目的としたタイヤであることから、通常のタイヤよりも環境に配慮されています。

低燃費タイヤとエコタイヤの決定的な違いは、JATMAのグレーディングシステムの基準を満たしているかどうかであり、低燃費タイヤはJATMAのグレーディングシステムの基準を満たしたタイヤのみが該当します。

一方、グレーディングシステムの基準を満たしていなくても、環境に配慮したタイヤであれば「エコタイヤ」と呼べます。

ランフラットタイヤ

ランフラットタイヤ

ランフラットタイヤは、タイヤの側面が補強されており、タイヤの空気が無くなっても所定の速度未満で一定距離を走れるのが特徴です。

そのため、万が一パンクして空気圧が0になっても、スペアタイヤに変えることなく近くのカー用品量販店やディーラー、タイヤショップまで自走できます。一般的なタイヤよりも高めですが、もしものときの安心感が高いといえるでしょう。

ランフラットタイヤはタイヤのサイドウォールに「RF」「RFT」と刻印されています。ただし、メーカーによって表記の仕方が異なります。

タイヤの構造別の種類と違い

タイヤの構造別の種類と違い

タイヤには大きく分けて「ラジアル構造」「バイアス構造」の2つの構造があります。

タイヤの構造によって特徴が異なるので、それぞれの違いを見ていきましょう。

ラジアル構造

タイヤの胴体部分はカーカスと呼ばれ、カーカスの内部にある繊維の構造が、タイヤの回転方向に対して直角に編み込まれているものをラジアル構造と言います。

ラジアル構造のタイヤは走行性能や操舵性に優れていることに加え、耐摩耗性が高いことが特徴です。

バイアス構造

カーカスの内部にある繊維の構造が、タイヤの回転方向に対して斜めに編み込まれているものをバイアス構造と言います。

トレッド部分がラジアル構造のタイヤよりも柔らかく、乗り心地に優れているため大型車両やSUVで使用されることがあります。しかし、ラジアル構造のタイヤよりもグリップ性能や転がり抵抗などの性能が劣るので、求める走りや車両に適した構造を選ぶことが求められるでしょう。

タイヤを選ぶときに注目したいポイント

タイヤを選ぶときに注目したいポイントい

さまざまなタイヤの種類を解説しましたが、何に注目してタイ ヤを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。

ここでは、タイヤを選ぶときに注目したい3つのポイントを解説します。

燃費性能

タイヤを選ぶときに注目したいポイント

数あるタイヤの種類のなかで、「燃費性能」に注目するのがポイントの一つです。

先ほど紹介した「低燃費タイヤ」や「エコタイヤ」はJATMAのグレーディングシステムの基準を満たしているかどうかの違いがあるものの、どちらも転がり抵抗の低減が図られ、低燃費の走りが実現可能です。

タイヤの種類を変えることで燃費が向上すれば、ガソリンや軽油の節約になって車の維持費を抑えられます。燃油価格の高騰が続いているなかで、低燃費を実現できるのは大きなメリットだといえるでしょう。

グリップ性能

グリップ性能

タイヤを選ぶときはグリップ性能にも注目してみましょう。

グリップ性能が優れているタイヤは、速いスピードからでも素早く停止できたり、やむを得ず急ブレーキをかけたときの制動距離が短く済みます。また、スムーズにカーブを曲がれたり、雨の日でも安定性の高い走りを実現できたりします。

静粛性能

静粛性能

エンジンの性能が向上したり、ハイブリッド車やEV車が登場したりしたことで、走行時の静粛性が向上している分、「ロードノイズ」や「パターンノイズ」と呼ばれるタイヤを起因とする騒音が気になりがちです。

タイヤの種類によって社内へのノイズの伝わりやすさが大きく異なり、静粛性の高い走りを求めるならコンフォートタイヤなどを選ぶとよいでしょう。

タイヤの種類に悩んだらタイヤワールド館ベストへ!

タイヤの種類に悩んだらタイヤワールド館ベストへ!

今回は、タイヤの種類を季節別・機能別・構造別に解説したうえで、タイヤを選ぶときに注目したいポイントを解説しました。

タイヤは、サマータイヤやスタッドレスタイヤなどシーズンによる種類の違いに加え、乗り心地や静粛性などの機能によっても違いがあります。タイヤの種類で満足度が大きく変わってくるため、求める性能や環境などに応じて適したタイヤを選ぶことが大切です。

なお、どのようなタイヤを選べばいいかわからない人は、タイヤワールド館ベストへの相談がおすすめです。

タイヤワールド館ベストは、人気メーカーやモデルのタイヤをそろえているのはもちろん、タイヤのプロスタッフが常駐しています。予算や車種などに応じて最適なタイヤを提案可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

カテゴリー
タイヤ知識 ライターチーム

タイヤがパンクする5つの原因!対策や未然に防ぐ方法も解説

「タイヤがパンクする原因ってなんだろう?」
「タイヤがパンクしたらどうすればいいの?」

タイヤがパンクする原因は、普段の走行やタイヤの状態によって異なります。
実はあなたのタイヤも、知らないうちにパンクしやすい状態になっているかもしれません。
タイヤのパンクを未然に防ぐためには、パンクの原因を理解して対策する必要があります。
本記事では、タイヤがパンクする原因や対策、パンクを未然に防ぐ方法を解説します。

タイヤがパンクする原因

タイヤがパンクする原因

タイヤのパンクは一般的に、地面と接地するトレッドやタイヤのサイズが印字されるサイドウォール(側面)など、ゴムの部分が傷つくことで発生します。

たとえば、トレッドに釘が刺さってパンクしたり、サイドウォールの亀裂が悪化してパンクしたりと、外傷によるパンクが多いです。

しかし、タイヤがパンクする原因は外傷だけではありません。本章では、タイヤがパンクする5つの原因を紹介します。

  1. 強い衝撃
  2. 鋭利な物
  3. 空気圧不足
  4. 劣化したタイヤの使用
  5. 定期点検不足

強い衝撃

タイヤがパンクする原因の1つ目は、タイヤへの強い衝撃です。

タイヤの一部分に強い衝撃があると、局所的に負担が強くなりパンクしやすくなります。タイヤに強い衝撃が加わる場所は、たとえば以下の通りです。

●縁石
●未舗装道路
●道路上にある凹んだ穴

上記のようなタイヤに強い衝撃が加わる道路は、私たちが普段から運転する道路に多く存在します。

ブリヂストンの調査では、縁石の乗り上げによるタイヤの擦れや、衝撃を経験したことがある人は6割以上という結果があります。

タイヤ側面の接触経験調査

引用:ブリヂストン

タイヤのパンクを未然に防ぐために、強い衝撃が加わりやすい場所は十分に注意して走行しましょう!

鋭利な物

タイヤがパンクする原因の2つ目は、鋭利な物に刺さることです。

鋭利な物が刺さる場所は、主にタイヤと地面が接触するトレッド部です。イメージしやすい鋭利な物は釘ですが、釘の他にも以下の鋭利な物も落ちている可能性があります。

●ガラス片
●鋭い金属
●とがった石

上記のように、釘以外のさまざまな鋭利な物が路面に落ちているため注意が必要です。

万が一タイヤに鋭利な物が刺さった場合は、最寄りの店舗で応急処置かタイヤ交換してもらうことをおすすめします!

空気圧不足

タイヤがパンクする原因の3つ目は、タイヤの空気圧不足です。

タイヤは、メーカーが指定した空気圧以下になると、タイヤへの負担が増加してパンクしやすくなります。

また、タイヤの空気圧不足によるパンクの他に、以下のタイヤのトラブルも起きやすくなります。

●タイヤの変形
●バースト
●ブレーキ性能が発揮できない

上記のようなタイヤのトラブルは、走行中に事故につながる可能性が高く大変危険です。

タイヤの空気圧は無料で簡単にチェックできるため、1ヵ月に1回はタイヤの空気圧点検を実施し、タイヤの空気圧不足を未然に防ぎましょう!

劣化したタイヤの使用

タイヤがパンクする原因の4つ目は、劣化したタイヤの使用です。
劣化したタイヤとは、たとえば以下の通りです。

●偏摩耗している
●ひび割れしている
●タイヤの寿命を大幅に超えて使用している

上記のような劣化したタイヤは、タイヤの状態が悪いためパンクしやすい状態です。

また、長期間使用したタイヤはゴムが損傷しやすいため、走行中にタイヤが破裂する可能性も考えられます。

劣化したタイヤを使用中の方は、安全に走行するためにも、タイヤ交換をおすすめします。

定期点検不足

タイヤがパンクする原因の5つ目は、タイヤの定期点検不足です。
タイヤを定期点検しないと、以下の問題に気付けないかもしれません。

タイヤの状態 トラブルの内容
タイヤの空気圧 タイヤの空気圧不足によりタイヤへの負担が増加
タイヤのすり減り 偏摩耗による走行性能低下
タイヤのひび割れ バーストの危険性
タイヤの溝の深さ スリップする危険性がある
タイヤの膨らみ カーカスが断裂

上記のタイヤトラブルは、すべてタイヤのパンクにつながる可能性があります。
タイヤの状態は定期的に確認し、タイヤのトラブルは未然に防ぎましょう!

よくパンクする人の特徴

よくパンクする人の特徴

本章では、よくパンクする人の一般的な特徴を解説します。

●タイヤの管理不足
●運転が荒い

タイヤの管理不足

「移動に困らなければタイヤの空気圧は気にしない」
「タイヤのひび割れはあるけど点検には行っていない」

上記のような、タイヤの管理不足の方は注意が必要です。

理由は、以下のタイヤチェック内容を見落としている可能性があるからです。

見落としチェック内容 タイヤの状態
タイヤの使用期間 製造年月日から5年以上経過している
タイヤの保管状態 未使用タイヤを雨ざらしで保管している
タイヤの傷やひび割れ 傷が深い状態を無視して走行している

上記のチェックを見落とせば、先述の通りタイヤのパンクだけでなく、バーストの危険も高くなります。

安全に走行するためにはタイヤの管理を定期的に実施しましょう!

運転が荒い

普段から運転が荒い方は、タイヤのパンクに注意が必要です。周囲の道路状況を確認しないまま走行すれば、タイヤがパンクする可能性は高くなります。

たとえば、段差が多い場所や凸凹道、段差の高い縁石です。

タイヤが高い縁石に乗り上げたり、タイヤに傷が付いても放置して走行を続けたりと、タイヤがパンクする原因を知らないうちに作っているかもしれません。

走行中にパンクを防ぐためには、周囲の道路状況を確認しながら走行する必要があります。高い段差や悪路は注意しながら走行し、タイヤのパンクは未然に防ぎましょう!

タイヤのがパンクしたときの対処方法

タイヤがパンクしたときの対処方法

「パンクしたけど対処方法がわからない」
「パンクしたけど店舗まで近いからそのまま走行して持ち込もう」

タイヤの想定外のパンクは、冷静に手順を踏んで対処することが大切です。
パンクしたタイヤでの走行は危険ですから、道路脇に停車して周囲の安全を確認してから対応しましょう。
本章では、タイヤがパンクしたときの対処方法を解説します。

●タイヤパンク修理キットを使う
●スペアタイヤに交換する
●ロードサービスに依頼する

タイヤパンク修理キットを使う

タイヤがパンクしたときの対処方法の1つ目は「タイヤパンク修理キットを使う」です。

タイヤパンク修理キットの収納場所は車種によって異なりますが、一般的にはトランクルームやシート下に収納されています。タイヤパンク修理キットの使用手順は、以下の通りです。

  1. 修理キットを収納場所から取り出す
  2. パンク修理剤とエアコンプレッサーを準備する
  3. パンク修理剤をよく振って中身を混ぜる
  4. タイヤのバルブキャップを外してパンク修理剤を注入する
  5. タイヤバルブにエアコンプレッサーのホースを差し込む
  6. エアコンプレッサーの電源がオフであることを確認する
  7. 電源プラグを車内のソケットに差し込む
  8. パーキングブレーキがかかっていることを確認し車のエンジンをかける
  9. エアコンプレッサーの電源をオンにする
  10. パンク時の指定空気圧まで空気を入れる
  11. 指定空気圧まで入ったらエアコンプレッサーを外してバブルを取り付ける

上記のパンク修理は、あくまで応急処置であることは忘れてはいけません。タイヤがパンクした場合、最寄りのタイヤ専門店で、点検や交換することをおすすめします。

ただし、重度のパンクやタイヤのサイドウォール(側面)に穴が空いた場合は修理できないため、加入中の保険会社やロードサービスに対応してもらいましょう!

タイヤ修理キットについては、【パンク修理キットの使い方やメリット・デメリットをご紹介】の記事も参考にしてみてください。

スペアタイヤに交換する

タイヤがパンクしたときの対処方法の2つ目は「スペアタイヤに交換する」です。
スペアタイヤに交換する状況は、以下の通りです。

●タイヤの修理キットがない
●タイヤに大きな傷があり修理できない

スペアタイヤへの交換手順は、以下の通りです。

  1. ジャッキを使って車体を上げる
  2. ホイールナットを外す
  3. タイヤを取り外す
  4. スペアタイヤを取り付ける
  5. ホイールナットを対角線上に締める
  6. 車体を下ろす
  7. ホイールナットを最後までしっかり締める

上記の手順でスペアタイヤへの交換が完了しても、あくまで応急処置であることは忘れてはいけません。タイヤの専門店へ相談し、新たなタイヤへ交換しましょう。

自分でタイヤ交換する方法と選び方については、【タイヤ交換を安くする方法は?自分で交換する方法とタイヤの選び方】の記事も参考にしてみてください。

ロードサービスに依頼する

タイヤがパンクしたときの対処方法の3つ目は「ロードサービスに依頼する」です。ロードサービスに依頼する状況は、たとえば以下の通りです。

●タイヤのパンク修理キットがない
●スペアタイヤがない
●タイヤのパンク修理キットやスペアタイヤがあっても自分でできない

パンクの修理キットやスペアタイヤの応急処置も困難な場合は、ロードサービスに依頼がおすすめです。
理由は、タイヤがパンクしたときに一番安心できる方法だからです。
「パンク修理キットで本当に修理できるのか不安」
「スペアタイヤに交換する自信がない」

上記のように、突然のタイヤのパンクに対処できない方も少なくありません。
たとえば、JAF会員なら以下のトラブルも無料で対応してくれます。

JAF会員なら以下のトラブルも無料で対応

引用:JAF

JAFの他にも、あなたの自動車保険でもロードサービスが付帯されている可能性があります。
パンクが修理できない場合でも、タイヤ販売店までレッカー移動も可能です。

タイヤのパンク対応が不安な方は、自動車保険のロードサービス付帯の確認やJAFなどのロードサービス専門の会社への入会をおすすめします。

タイヤのパンクを未然に防ぐ方法

タイヤのパンクを未然に防ぐ方法

タイヤのパンクを未然に防ぐためには、日頃から運転やタイヤの状態を把握する必要があります。理由は、運転のクセやタイヤの状況を把握すれば、タイヤのパンクを防ぐことが可能だからです。

本章では、タイヤのパンクを未然に防ぐ方法を5つ紹介します。

  1. タイヤの空気圧を適正値に保つ
  2. 悪路や未舗装道路などの運転は注意する
  3. タイヤの寿命が来たら思い切って交換する
  4. タイヤの劣化を未然に防ぐ
  5. タイヤをローテーションする

タイヤの空気圧を適正値に保つ

タイヤのパンクを未然に防ぐ方法1つ目は「タイヤの空気圧を適正値に保つ」です。メーカーが定めたタイヤの空気圧を保てば、タイヤのもつ本来の耐久性を保てます。

理由は、タイヤの空気圧が低下すると、タイヤの変形やバーストにつながり危険だからです。タイヤの空気圧を適正値に保つと、以下のメリットもあります。

●偏摩耗予防
●燃費低下の抑制

上記のように、タイヤの状態悪化や燃費効率の低下を予防できるため、タイヤの空気圧は定期的に確認し、タイヤの空気圧は適正値に保ちましょう!

なお、タイヤの空気圧を長い期間保ちたい方は、窒素ガスタイヤを検討してもよいかもしれません。タイヤの空気圧が低下しにくく、タイヤの空気圧を適正値で維持しやすいためおすすめです。

窒素ガスタイヤについては、【タイヤに窒素ガスは必要?入れて得られる5つの効果・メリットを初心者向けに解説!】の記事も参考にしてみてください。

悪路や未舗装道路などの運転は注意する

タイヤのパンクを未然に防ぐ方法2つ目は「悪路や未舗装道路などの運転は注意する」です。悪路や未舗装道路は、車とタイヤに想定外な衝撃が加わりやすいため注意が必要です。

たとえば、悪路や未舗装道路の走行中には以下の危険性が考えられます。

●釘や鋭利な物が刺さりパンク
●スロープがない高い段差を乗り上げてパンク
●大きな石に接触してパンク

上記のような、パンクしやすい場所を走行している方も少なくありません。

悪路や未舗装道路などを走行するときは、より運転に注意してパンクを未然に防ぎましょう!

タイヤの寿命が来たら思い切って交換する

タイヤのパンクを未然に防ぐ方法3つ目は「タイヤの寿命が来たら思い切って交換する」です。

劣化した状態のタイヤを継続して使用すれば、走行中にパンクする危険性が高まります。

夏タイヤとスタッドレスタイヤの寿命の目安は、以下の通りです。

タイヤの寿命の目安

夏用タイヤ スタッドレス
約5年 約3年

タイヤの寿命は走行距離やタイヤの状態によって異なりますが、タイヤは寿命を超えるとゴムの部分は傷つきやすく劣化も早まります。

「まだ大丈夫だからそのまま同じタイヤを使おう」
「費用がかかるからなるべくギリギリまで同じタイヤを使いたい」

上記のように継続してタイヤを使用すると、走行中のパンクやバーストにつながるため危険です。もし安全に走行できると思っていても、タイヤの劣化は進んでいます。

タイヤのパンクを未然に防いで安全に走行するためにも、タイヤの寿命がきたら思い切ってタイヤ交換することをおすすめします!

タイヤの寿命については、【タイヤの寿命|タイヤ交換目安3つのポイント】の記事も参考にしてみてください。

タイヤの劣化を未然に防ぐ

タイヤのパンクを未然に防ぐ方法4つ目は「タイヤの劣化を未然に防ぐ」です。

タイヤの劣化を未然に防げば、パンクの原因であるタイヤのひび割れや亀裂を予防できるため、パンクする可能性が低くなります。

たとえば、使用中のタイヤの劣化を防ぐ方法は以下の通りです。

●タイヤ表面にタイヤワックスを使用して劣化原因の紫外線対策
●タイヤの点検を定期的に実施して状態の確認

また、未使用(保管中)のタイヤの劣化を防ぐ方法は以下の通りです。

●タイヤカバーを使用して紫外線から守る
●水分の付着を予防して錆から守る
●適切な保管の方法でタイヤの変形を予防する

上記のように、タイヤの使用中や保管中でもタイヤの劣化を対策すれば、タイヤがパンクするリスクを軽減できます。

タイヤの劣化を未然に防ぎ、タイヤのパンクも予防しましょう!

タイヤの保管方法については、【タイヤの正しい保管方法は?事前準備でタイヤを長持ちさせよう】の記事も参考にしてみてください。

タイヤをローテーションする

タイヤのパンクを未然に防ぐ方法5つ目は「タイヤをローテーションする」です。

タイヤのすり減りに偏りが出ると、走行が不安定になりタイヤへの負担が大きくなります。偏摩耗したタイヤで走行を続ければ、タイヤのすり減りが強くなりタイヤのパンクやバーストの可能性が高くなるため、大変危険です。

一方で、タイヤをローテーションすればタイヤの摩耗が均一に近づくため、タイヤの安全性を保った状態で走行できます。

タイヤをローテーションする頻度は走行状態や走行距離によって異なりますが、一般的には5,000km〜10,000kmに一度おこないます。

タイヤローテーションを定期的に実施し、タイヤの摩耗を均一にしておくことがおすすめです。

タイヤのローテーションについては、【タイヤローテーションは長持ちの秘訣!スペアタイヤや4WDについても解説】の記事も参考にしてみてください。

タイヤのパンクでよくある質問

タイヤのパンクでよくある質問

本章では、タイヤのパンクでよくある質問を紹介します。

  1. パンクしたら気付きますか?
  2. タイヤの傷はどこまで大丈夫?
  3. タイヤがパンクしたら交換するタイヤは1本だけで大丈夫?

1.パンクしたら気付きますか?

タイヤがパンクした瞬間は、気付きにくいかもしれません。理由は、パンクするときはパン!と音が鳴るのではなく、パンクしたタイヤの空気が少しずつ抜けていくからです。
タイヤがパンクしたときに感じる異変は、たとえば以下の通りです。

●走行中に異音や騒音
●まっすぐ走らない
●コーナリングが不安定になる
●ブレーキがきかない

上記のような違和感がある場合は、タイヤがパンクしているかもしれません。
タイヤ1本でもパンクすれば、走行中のバランスが崩れるため異変は感じやすくなります。
走行中に異変を感じたら、自分で判断せず専門店に相談し、パンクの修理またはタイヤ交換することをおすすめします!

2.タイヤの傷はどこまで大丈夫?

問題なく走行可能なタイヤの傷は、たとえば以下の通りです。

●タイヤ表面の軽い擦れ
●ひび割れしない程度の傷

参照:JATMA

ただし、上記のようなひび割れや傷でも、タイヤの骨格の役割であるカーカスに達した場合はタイヤ交換が必要になるため、タイヤの傷の深さは必ず確認しましょう!
なお、修理可能なタイヤのパンクの傷は以下の通りです。

車の大きさ 直径 個数 周上間隔
乗用車
小型トラック
6mm以下 2個以内 40cm以上
トラック
バス
8mm以下 3個以内 70cm以上

参照:JATMA

タイヤの傷やパンク修理可能範囲については、あくまで目安です。

JATMAの調べでは、タイヤのパンク修理後にタイヤが破裂する事故も発生しています。タイヤの状態の判断が難しい方は、最寄りの店舗で対応してもらうことをおすすめします。

タイヤの傷については、【タイヤのバーストが起きてしまう原因は?予兆や修理可否についても解説】の記事も参考にしてみてください。

3.タイヤがパンクしたら交換するタイヤは1本だけで大丈夫?

タイヤがパンクしたら交換するタイヤは1本だけで大丈夫です。ただし、1本だけ交換する場合は走行性能を維持できるように、残った3本のタイヤとタイヤローテーションをしてバランスをとる必要があります。

なぜなら、タイヤのすり減りは4本すべて均一とは限らないからです。

タイヤを1本だけ交換すると、4本のタイヤのバランスが崩れてまっすぐ走らなかったり、偏摩耗になったりと、トラブルが増える危険性があります。
タイヤを何本交換すればよいのか判断が難しい場合は、最寄りの店舗で点検してもらうことをおすすめします!

タイヤのパンクについては、【タイヤがパンク!1本だけ変える?4本変えた方がいい?そのお悩み解決します!】の記事も参考にしてみてください。

タイヤワールド館ベストではタイヤパンク保証サービスも実施しております!

タイヤワールド館ベストではタイヤパンク保証サービスも実施しております!

あらためて、本記事では以下の内容を解説しました。

●タイヤがパンクする原因
●よくパンクする人の特徴
●タイヤのがパンクしたときの対処方法
●タイヤのパンクを未然に防ぐ方法
●タイヤのパンクでよくある質問

タイヤのパンクを未然に防ぐためには、日頃からタイヤの点検を実施し、タイヤを最適な状態に保つ必要があります。また、タイヤの管理が不十分の場合は、パンクだけでなくバーストなどの危険性も高まることを忘れてはいけません。

タイヤワールド館ベストではタイヤ交換や点検の他に、タイヤパンク保証サービスも実施しております。

タイヤパンク保証サービス

現在は宮城県内の直営店舗だけですが、オンラインショップでも対応できるようにただいま準備中です。

いつでもご相談を承っておりますので、お気軽にご連絡くださいね!

カテゴリー
タイヤ知識 ライターチーム

タイヤのサイドウォールによくある問題とは?問題の原因と対策方法を解説


「タイヤのサイドウォールに傷がある」
「タイヤのサイドウォールがひび割れしている」

このようなタイヤの状態を放置したまま走行していませんか?

車が安全に走行するためには、タイヤは必要不可欠な部品のひとつです。
タイヤにトラブルが発生すれば対処するのは一般的ですが、トラブルに気付かない人も少なくありません。

トラブルに対処しないとタイヤの劣化を早めたり、タイヤが損傷したり、最悪バーストして大事故につながったりなど、多くの危険が潜んでいます。

本記事では、タイヤのサイドウォールによくあるトラブルと原因、対策方法を解説します。

タイヤのサイドウォールとは?

タイヤのサイドウォールとは?

サイドウォールとは、タイヤを構成する部位のひとつです。タイヤの表面に見える部位は4つにわけられます。タイヤの部位の名称と役割は、以下の通りです。

部位別の名称と面の位置 役割
トレッド部
(地面に直接接している面)
・タイヤの摩耗や外傷を予防
・カーカスを守る
ショルダー部
(タイヤの湾曲した面)
・カーカスを守る
・タイヤ内部の熱を放出する
サイドウォール部

(タイヤの側面)

・タイヤの情報を伝える情報源
・カーカスを守る
ビート部
(ホイールに一番近い面)
・カーカスの両端を固定する
・タイヤをリムに固定する

上記の表でわかるように、タイヤのサイドウォールはカーカス(※タイヤを形成するコード層のひとつ)を守ったり、タイヤのサイズや扁平率などを伝える情報源になっていたりと、重要な役割を持ちます。

タイヤのサイドウォールのカーカス

参考:ダンロップ

また、4つの部位の中で一番屈曲が激しい部位であり、走行中の衝撃を吸収し乗り心地にも影響します。

また、サイドウォールのゴムの厚みは薄く傷が付きやすい部位であるため、走行中の外傷には注意が必要です。

タイヤのサイドウォールでよくある問題【種類別】

タイヤのサイドウォールでよくある問題【種類別】

本章では、タイヤのサイドウォールでよくある問題について解説します。

  1. タイヤのサイドウォールが擦れる
  2. タイヤのサイドウォールが傷つく
  3. タイヤのサイドウォールがひび割れする
  4. タイヤのサイドウォールに膨らみがある

1.タイヤのサイドウォールが擦れる

タイヤのサイドウォールでよくある問題1つ目は「タイヤのサイドウォールが擦れる」です。
タイヤのサイドウォールの擦れは、多くの方が経験しているかもしれません。
「車を駐車するとき道路脇に寄せて縁石に擦った」
「気付いたらタイヤ表面が擦れていた」

上記のように、タイヤのサイドウォールが擦れるケースも多いです。基本的に擦れるだけでは、大きなトラブルにはなりません。

ただし、何度も同じ部位を擦ればタイヤのひび割れや亀裂によるパンクなど、大きなトラブルにつながるため注意が必要です。(筆者はこれが原因でバーストを経験しております‥)

タイヤのサイドウォールの擦れを未然に防ぐために、安全な走行を心がけましょう。

2.タイヤのサイドウォールが傷つく

タイヤのサイドウォールでよくある問題2つ目は「タイヤのサイドウォールが傷つく」です。
タイヤのサイドウォールの傷つきは、以下のような場所で発生する可能性が高くなります。

・未舗装道路
・砂利道
・縁石にスロープがないお店

上記の場所は大きな石や鋭利な石、高い段差など大きな衝撃が加わりやすい場所です。タイヤが接触する部位や衝撃の強さによっては、傷の深さがカーカスに到達したりタイヤがえぐれたりと、タイヤ交換を余儀なくされる可能性もあります。

タイヤのサイドウォールの傷が小さい場合は問題ありませんが、タイヤに傷が付いて心配の方は最寄りの店舗で点検することをおすすめします。

3.タイヤのサイドウォールにひび割れがある

タイヤのサイドウォールでよくある問題3つ目は「タイヤのサイドウォールにひび割れがある」です。
タイヤのサイドウォールのひび割れは、タイヤの外傷以外に経年劣化でも発生します。
たとえば、以下の通りです。

・紫外線を浴び続けたタイヤ
・タイヤの平均寿命の5年を経過している

上記のようなタイヤは、ゴムが劣化しやすいためタイヤのひび割れが発生しやすくなっています。
あなたの使用しているタイヤがひび割れしやすいタイヤなら、一度店舗で相談することをおすすめします。

4.タイヤのサイドウォールに膨らみがある

タイヤのサイドウォールでよくある問題4つ目は「タイヤのサイドウォールに膨らみがある」です。タイヤのサイドウォールに膨らみがある場合、ピンチカットしている可能性があります。

ピンチカットとは、タイヤ内部のカーカスが断裂することで発生する変形です。
カーカスはタイヤの骨組みの役割を果たすコード層のひとつなので、断裂した状態のままの走行はバーストにつながる可能性があります。

また、ピンチカットの修理は不可能であるため、タイヤ交換が必要になります。しかし、ピンチカットによる膨らみが小さい場合はタイヤの変形に気付きにくいかもしれません。

強い衝撃が加わった覚えのある方は目視でタイヤの状態を確認し、タイヤの膨らみがわからず不安な場合は、最寄りのショップで点検してもらいましょう。

タイヤのサイドウォールが傷つく原因

タイヤのサイドウォールが傷つく原因

タイヤのサイドウォールが傷つく原因は、タイヤの状態や走行する状況によってさまざまです。
また、タイヤのサイドウォールが傷つく原因はタイヤの外傷だけではありません。
本章では、タイヤのサイドウォールが傷つく原因を4つ紹介します。

  1. 悪路での走行
  2. 高い段差の乗り上げ
  3. タイヤの経年劣化
  4. タイヤの保管状態が悪い

1.悪路での走行

タイヤのサイドウォールが傷つく原因1つ目は「悪路での走行」です。悪路での走行は、想定外の強い衝撃をうける可能性があります。

理由は、車体ががたつくほど不安定な道だったり大きい石が道路に転がっていたりと、タイヤ1本にかかる負担が大きくなりやすい道路だからです。

たとえば、車体ががたつきやすい悪路は以下の通りです。

・凸凹道
・未舗装道路

上記の道路では、気付かぬうちに大きな凹みにタイヤが入ったり、大きな石にぶつかったりと想定外の強い衝撃をうける可能性があります。衝撃がひどい場合は、一度の衝撃でパンクする危険性も考えられます。

悪路を走行した後は念のため、タイヤに傷がないか点検しましょう。

2.高い段差の乗り上げ

タイヤのサイドウォールが傷つく原因2つ目は「高い段差の乗り上げ」です。
一般的に高い段差がある場所には簡易的なスロープを設置していますが、スロープがない状況で段差を乗り越える方も少なくありません。

たとえば、タイヤのゴム状の部分が、縁石の角に強く接触すればタイヤのサイドウォールが傷つく可能性も高くなります。

他にもタイヤが傷つきやすい状況は、以下の通りです。

・駐車場の出入り口
・店舗出入り口
・内輪差で縁石に後輪が接触

上記のような、普段から使用している状況では、無意識の状態で走行しているかもしれません。
タイヤのサイドウォールが傷つかないように、高い段差に遭遇したら注意しながら走行しましょう!

3.タイヤの経年劣化

タイヤのサイドウォールが傷つく原因3つ目は「タイヤの経年劣化」です。

タイヤは外傷だけでなく、タイヤ本体の劣化に伴い傷がつきやすくなります。理由は、タイヤに含まれる劣化防止剤の減少により、タイヤ自体が傷つきやすくなるからです。

タイヤが劣化すればタイヤ表面のひび割れや亀裂も発生しやすくなります。たとえば、夏タイヤとスタッドレスタイヤの平均寿命は以下の通りです。

夏タイヤの寿命 スタッドレスタイヤの寿命
約5年 約3年

上記の寿命を大幅にこえた状態のタイヤを使用すると、タイヤの傷がつきやすくなりひび割れや亀裂も入りやすくなります。

タイヤが経年劣化で傷がつきやすくなる前に、タイヤ交換することをおすすめします。
タイヤの交換については>【タイヤの交換時期はいつ?新車から何万キロで寿命になるのか解説】の記事も参考にしてみてください。

4.タイヤの保管状態が悪い

タイヤのサイドウォールが傷つく原因4つ目は「タイヤの保管状態が悪い」です。

タイヤの保管状態が悪いとタイヤは傷つきやすくなります。理由は、タイヤ保管は紫外線や雨風を避けた場所に丁寧に保管する必要があるからです。

タイヤをそのままの状態で屋外保管した場合におこるタイヤへの悪影響は以下の通りです。

屋外保管でタイヤに悪影響をあたえる要因 タイヤの状態
紫外線 タイヤのひび割れを促進させる
タイヤにゴムや埃が付着する
水分の付着でタイヤやホイールに錆

上記のようにタイヤの保管方法を誤ると、タイヤが悪影響をうけて傷つきやすくなります。
タイヤを保管するときは、紫外線や雨風を避けられる適切な環境で保管しましょう。

タイヤの正しい保管方法については>【タイヤの正しい保管方法は?事前準備でタイヤを長持ちさせよう】記事も参考にしてみてください。

タイヤのサイドウォールに問題が発生した時の対処方法!許容範囲も解説

タイヤのサイドウォールに問題が発生した時の対処方法!許容範囲も解説

タイヤのサイドウォールに問題が発生した時の対処方法は、タイヤが傷ついた状態によって異なります。一番重要なことは、タイヤのサイドウォールの傷を発見したら無視して走行しないことです。

理由は、小さな傷でも放置して走行を続ければ、最悪の場合バーストする危険性があるからです。

本章では、タイヤのサイドウォールに問題が発生した時の対処方法と許容範囲を解説します。

  1. タイヤのサイドウォールを擦った場合
  2. タイヤのサイドウォールにひび割れが発生した場合
  3. タイヤのサイドウォールに深い傷がある場合
  4. タイヤのサイドウォールが変形した場合

1.タイヤのサイドウォールを擦った場合

タイヤのサイドウォールを擦った場合は、どの程度擦ったか確認しましょう。

・タイヤの表面が白くなる程度の擦れ
・浅い傷

以下の擦れや傷は走行を続けても問題ありません。

タイヤのサイドウォールに問題がある擦れや傷は以下の通りです。

・タイヤのサイドウォールがえぐれた
・タイヤのサイドウォールに線状の深い傷がある

上記のような擦れや傷は、タイヤ内部のカーカスに達している可能性があるため危険な状態です。必ず専門店へ相談に行きましょう。

2.タイヤのサイドウォールにひび割れが発生した場合

タイヤのサイドウォールにひび割れが発生した場合は、ひび割れの状態を確認します。
JATMAでは、タイヤがひび割れしても継続使用できる判断基準を以下のように設けています。

クラック別使用可否表

引用:JATMA

上記で確認するポイントは以下の通りです。

レベル 傷の詳細 判断基準
レベル1
レベル2
表面の軽い擦れや傷程度 継続して走行可能
レベル3
レベル4
線状に浅いひび割れ 経過観察しながら走行可能
レベル5 深いひび割れ タイヤ交換が必要

引用:JATMA

上記のようにタイヤのひび割れ具合によって対処方法が異なります。
詳細は後述しますが、タイヤのひび割れはタイヤの空気圧不足も原因のひとつです。
タイヤのひび割れを未然に防ぐためにも、タイヤの空気圧は定期的に点検しましょう。

3.タイヤのサイドウォールに深い傷がある場合

タイヤのサイドウォールに深い傷がある場合、カーカスに達している可能性が高く、継続使用は危険が伴うためタイヤ交換が必要になります。

カーカスは、タイヤにかかるすべての負担に耐える役割を持っているため、傷が深ければタイヤが荷重に耐えられないからです。カーカスの役割は以下の通りです。

・タイヤにかかる衝撃に耐える
・空気圧補充時の空気圧に耐える
・タイヤにかかる荷重に耐える

深い傷があれば、上記の役割を果たせずパンクやバーストの原因につながるため、最悪事故の危険性も考えられます。
タイヤのサイドウォールに深い傷がある場合は、最寄りの店舗に相談しましょう。

4.タイヤのサイドウォールが変形した場合

タイヤのサイドウォールが変形した場合は、安全のためにもタイヤ交換をおすすめします。理由は、ピンチカット(カーカスの断裂)している可能性が高いからです。

タイヤの骨組みであるカーカスが断裂した状態で走行を続ければ、バーストする可能性が高くなります。

タイヤのサイドウォールが変形した場合はそのまま走行せず、最寄りの店舗でタイヤを交換しましょう。

タイヤのサイドウォールは修理できない

タイヤのサイドウォールは修理できない

基本的にタイヤのサイドウォールは修理できません。
理由は以下の2つです。

・サイドウォールのゴム部分が薄い
・タイヤ全体のなかで一番動きが大きい部位

上記でわかるように、タイヤのサイドウォールはたわみが強くおきる部位なので修理は困難です。ただし、先述の通り軽い擦れや傷なら、走行は継続して問題ありません。

タイヤのサイドウォールは修理できませんが、タイヤを傷から守るタイヤワックスを使えばひび割れの対策ができるためおすすめです。

タイヤのひび割れについては【タイヤのひび割れの原因と正しい保管方法は?リスクなどをご紹介】、の記事も参考にしてみてください。

サイドウォールの傷を無視した走行は危険

サイドウォールの傷を無視した走行は危険

タイヤのサイドウォールの傷を無視して走行を継続するのはおすすめできません。

理由は、小さな傷が知らぬ間に大きくなっていたり傷の深さがカーカスに達していたりと、気付かないうちにタイヤの傷の状態が悪化している可能性があるからです。

また、サイドウォールの傷を無視して走行を続ければ、タイヤへの負荷が増加してパンクにつながるため危険です。さらに傷がひどい状態になれば走行中にバーストする危険性も高くなります。

サイドウォールの傷の状態がわからない方は、安全に走行するためにも一度店舗に相談することをおすすめします。

タイヤのサイドウォールの傷は予防することが可能です。
本章では、使用中のタイヤと保管中のタイヤで傷を予防する方法を解説します。

・タイヤ装着中の場合
・タイヤ保管中の場合

タイヤ装着中の場合

タイヤ装着中の場合にサイドウォールの傷を予防する方法は以下の通りです。

・タイヤに強い衝撃がかかる場所は慎重に運転する
・タイヤの空気圧を適正に保つ
・タイヤが傷つく前にタイヤワックスを使用する

安全に走行するためにもぜひ参考にしてみてください。

タイヤに強い衝撃がかかる場所は慎重に運転する

タイヤ装着中のサイドウォールの傷を予防する方法1つ目は「タイヤに強い衝撃がかかる場所は慎重に運転する」です。
安全運転を心がけていても、予期せぬ場所で強い衝撃をうける可能性があります。
たとえば、以下のような場所です。

場所 走行状況
凸凹道 車体が不安定になるためタイヤへの負荷が強い
未舗装道路 鋭利な物に刺さる可能性がある
店舗出入口 内輪差で後輪が段差に接触する
スロープのない縁石 前輪後輪問わず強い衝撃をうける
バス停付近や大型車両が通る道 部分的に穴が空いた道路にタイヤがはまる

上記のような場所は、気付かないうちに通っている方もいるかもしれません。
サイドウォールが傷つかないように、タイヤに強い衝撃がかかる場所は慎重に運転しましょう。

タイヤの空気圧を適正に保つ

タイヤ装着中のサイドウォールの傷を予防する方法2つ目は「タイヤの空気圧を適正に保つ」です。

理由は、タイヤの空気圧不足で走行したときと比較してタイヤへの負担が少ないからです。

たとえば、タイヤの空気圧が適正以下になった状態で走行すると、タイヤの傷以外にも以下のトラブルになる方も少なくありません。

・ひび割れやパンク
・バースト
・燃費が悪くなる
・偏摩耗が起きる

上記のようなトラブルが発生しないためにも、タイヤの空気圧の低下は未然に防ぐことが重要です。

タイヤの空気圧の点検や補充は簡単なイメージがありますが、JATMAの調べでは、4台に1台が空気不足というデータが存在します。

タイヤの空気圧は簡単に確認や補充ができるため、1ヶ月に1回はタイヤの空気圧をチェックして適正な状態にしましょう。

タイヤが傷つく前にタイヤワックスを使用する

タイヤ装着中のサイドウォールの傷を予防する方法3つ目は「タイヤが傷つく前にタイヤワックスを使用する」です。

汚れや紫外線はタイヤの劣化を早める原因のひとつでもあるため、タイヤワックスを使用すればタイヤの劣化に伴う傷も未然に防げるためおすすめです。タイヤワックスは、艶出し以外に以下の役割があります。

・汚れ対策
・紫外線対策

タイヤワックスを使用する際のポイントは以下の2点です。

・油性タイプはタイヤの劣化を早める
・使用するなら水性タイプ

タイヤワックスを使用してもサイドウォールに傷が付く可能性はあるため、タイヤの傷は定期的に確認しましょう。

タイヤ保管中の場合

タイヤ保管中の場合にサイドウォールの傷を予防する方法は以下の通りです。

・タイヤカバーを使用する
・屋内で保管する
・タイヤ保管サービスを利用する

タイヤカバーを使用する

タイヤ保管中のサイドウォールの傷を予防する方法1つ目は「タイヤカバーを使用する」です。

タイヤカバーを使用すると、タイヤ劣化の原因のひとつである紫外線からタイヤを守ることで、タイヤを適切な状態で保管できます。

紫外線の他にも雨や風からタイヤを保護する役割があるため、タイヤのゴム部分の傷つきを未然に防ぐことが可能です。

タイヤカバーについては【タイヤカバーは屋外保管で必須!必要性と選ぶポイントを解説!】の記事も参考にしてみてください。
タイヤの保管中はタイヤカバーを使用して、次に使用するまで適切な方法で保管しましょう。

屋内で保管する

タイヤ保管中のサイドウォールの傷を予防する方法2つ目は「屋内で保管する」です。
サマータイヤやスタッドレスタイヤを交換後は屋内に保管することをおすすめします。
理由は、タイヤの屋外保管は雨や風、紫外線の影響を受けやすいからです。
タイヤの屋内保管は以下の場所がおすすめです。

・自宅内
・ガレージ
・倉庫

上記のような場所でのタイヤ保管をおすすめしますが、タイヤの保管方法によってはスペースを確保する必要があります。

タイヤを屋内保管する場合、事前に自宅内のスペースを確保し、タイヤが保管できる環境を整えてから保管しましょう。

タイヤ保管サービスを利用する

タイヤ保管中のサイドウォールの傷を予防する方法3つ目は「タイヤ保管サービスを利用する」です。
タイヤ保管サービスは、未使用のタイヤを適切な環境で保管してくれるためおすすめです。たとえば、以下のようなお悩みをお持ちの方に向いています。

・自宅内外にタイヤを保管するスペースがない
・タイヤの状態を定期的に確認しない
・タイヤに不具合があってもわからない

タイヤ保管サービスは、タイヤの空気圧チェックやバランス調整をしながら最適な状態で保管できます。タイヤ保管のスペースがなく、タイヤ管理もなかなかできない方にはタイヤ保管サービスの利用をおすすめします。

タイヤワールド館ベストでもタイヤ保管サービスを実施しておりますので、いつでもご相談ください。

タイヤ保管サービスについては【タイヤ保管サービスとは?おすすめ点や料金をご紹介】の記事も参考にしてみてください。

タイヤの状態確認はタイヤワールド館ベストにお任せください!

タイヤの状態確認はタイヤワールド館ベストにお任せください!

あらためて本記事では、以下の内容を解説しました。

● タイヤのサイドウォールとは?
● タイヤのサイドウォールでよくある問題【種類別】
● タイヤのサイドウォールが傷つく原因
● タイヤのサイドウォールに問題が発生した時の対処方法!許容範囲も解説
● タイヤのサイドウォールは修理できない
● タイヤのサイドウォールの傷を無視した走行は危険
● タイヤのサイドウォールの傷を予防する方法

とくに大切なポイントは、以下の4つです。

  1. サイドウォールに発生した傷の修理はできない
  2. 深い傷やひび割れはタイヤ交換する
  3. タイヤは定期的にメンテナンスする
  4. 未使用タイヤも丁寧に保管する

タイヤは走行するためには欠かせない部品のひとつです。
タイヤワールド館ベストでは、タイヤの空気圧チェックや点検も無料で実施しております。
相談するかお悩みの方も、お気軽にお立ち寄りくださいね!

カテゴリー
アジアンタイヤ タイヤ知識 ダンロップ ブリヂストン ヨコハマタイヤ 多賀城店

ソリオにおすすめのサマータイヤの選び方をご紹介

幅広い層に人気の高いスズキのソリオ!
今回はソリオの夏タイヤについて紹介していきます♪

ソリオの純正タイヤサイズ

ソリオ画像

純正タイヤサイズ
165/70R14
165/65R15

ソリオのタイヤを選ぶ時のポイント

タイヤを選ぶ際は、使用環境や車種が重要な要素となります。例えば、会話を楽しみたい場合には静寂性の高いタイヤを、低燃費を求める場合には転がり抵抗性能の高いタイヤを、そしてグリップや走行安定性を求める場合にはスポーツ性能の高いタイヤを選ぶことがあります◎

ただし、タイヤにはさまざまな種類が存在します。そのため、お客様の車に最適なタイヤを選ぶためには、タイヤワールド館の熟練スタッフと一緒にご相談いただくことをおすすめします。専門スタッフがお客様の車の特性やニーズに合わせて最適なタイヤをご提案いたしますので、安心してお任せください!

ソリオにおすすめしたい夏タイヤ

静粛性の高いサマータイヤ

ダンロップ LM5+
当社一番人気!

2023年2月にダンロップから新発売したLM5+。
特徴はタイヤの内側に特殊吸音スポンジが付いていること。
高い静寂性にソフトな乗り心地、ウェット性能、スムーズなハンドリングが心地良いバランスの良いコンフォートタイヤです。

ミシュラン ENEGY SAVER4
世界的にも有名なミシュランタイヤ!
 静かで快適な乗り心地で、長距離ドライブも楽々です。 優れたグリップ力と安定性で、安心して走行でき、長寿命設計なので経済的で、タイヤ交換の頻度も減ります。 濡れた路面でも高い水排出性能を発揮し定感抜群です。 カーライフが充実すること間違いなし!

街乗りに最適なサマータイヤ

ブリヂストン NEWNO
2023年2月にブリヂストンから新しく出たタイヤです。
低燃費でロングライフ!
安定した走行安全性と快適な乗り心地を提供します。 静かでスムーズな走りで、長距離でも疲れにくく 優れたブレーキ性能とグリップ力で、安心してハンドリングできます。 長寿命で経済的な選択であり、タイヤの交換回数を減らします。 どんな道路状況でも頼りになるサマータイヤです!

YOKOHAMA ブルーアースES32
快適なドライブと燃費効率を追求したタイヤです。 静かで滑らかな走りで、快適な乗り心地。さらに優れたグリップ性能とブレーキ性能で、安全なハンドリングを実現します。 ブルーアースES32は、心地よいドライブが楽しめるサマータイヤです。

とにかくコスパ優先!海外タイヤ

ハンコック LAUFENN G FIT AS-01
国産タイヤよりは劣りますがドライ・ウェットのバランスの取れた走行性能、ロングライフ性能に優れたお求め易い低価格タイヤです。

HIFLY HF201
国産タイヤよりは劣りますが独自設計のパターンで転がり抵抗の低減や耐久性の高さもあるコスト面に優れたタイヤです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
タイヤひとつで満足度が大きく変わってきます!
ですがブログを読んだだけでは分かりづらい点もたくさんあるかと思います。。。
まずは店舗へと足を運んでいただけたら幸いです✨
是非、お客様の車にあったタイヤをタイヤワールド館ベストの専門スタッフと一緒に選ばせていただけたら嬉しいです😊
ブログをご覧の皆様のご来店を心よりお待ちしております♪