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ローダウンする方法は?人気の足廻りメーカーもご紹介!

最終更新日 2024年9月12日

皆さんこんにちは、タイヤワールド館BEST栗生店片柳です。
やはり、車をカスタムするならローダウンはかかせないですね。愛車を好みの雰囲気に変更したり、走行性能を向上させたりと、様々な役割があります。

そこで、今回はローダウンについて徹底解説していきますので、最後までご覧ください。

1.ローダウンとは

ローダウンしたGR86

ローダウンとは、サスペンションの調整や変更で、クルマの最低地上高を低くすることです。

ローダウンすることで、クルマの最低地上高が下がると、クルマが地に踏ん張るような見た目となります。

もともとはレーシングカーなどでクルマの重心を下げ、挙動を安定させるために行われていた車高調節の方法です。

2.ローダウンの種類

ダウンサス・車高調などローダウンするにはさまざまな種類があります。

・ダウンサスを使用する方法

サスペンションのスプリングのみを「ダウンサス」とよばれる全長の短いものに交換する方法です。車高のダウン量はスプリングの長さに依存するので、好みの車高になるようなスプリングを選ぶことで、ローダウンできます。

しかし、スプリングのみ短いのに交換すると、サスペンションの上下の運動量が減少してしまうため、ゴツゴツとした振動が伝わりやすくなってしまいます。その為、乗り心地が悪くなったり、サスペンションの底づきを起こしてしまう可能性がある為、注意が必要になります。

・車高調整式サスペンション(車高調)

スプリングと共にサスペンションユニットを交換する方法があります。車高調は、もともとはクルマのハンドリングを改善する目的でサスペンションのセッティングを頻繁に変える必要のあった新型車の開発やモータースポーツシーンで使用されていました。また、車高調の中にも何種類か方法があります。

・ネジ式車高調

ネジ式車高調

スプリングの下側の受け皿(ロワシート)を調整ネジによって上下させ、バネの取り付け位置を調整して車高を変える方法です。この方法のメリットは構造が単純なことです。また、比較的安価のものが多いです。デメリットは、車高を下げるほどサスペンションストロークの有効長が減り、乗り心地が悪化したり、サスペンションの底づきが起こりやすくなったりすることがあるので注意が必要です。

車高を落とすためにスプリングを縮めるとプリロード(通常時のスプリングにかかる荷重)が多くなり、ダンパーの寿命を短めたり、意図しない走行性能低下の原因になってしまう可能性があります。

・全長調整式車高調整

全長調整式車高調
サスペンション自体の長さを変えることで車高の調整が出来るユニットになってます。サスペンションの長さは、ダンパー下部の車体に取り付ける部品を上下に調整します。

全長調整式車高調整は、車高調整時に、プリロードが変化しないため、車高によってダンパーの性能を最大限に発揮させることが出来ます。メリットで言いますと、調整可能範囲が広いため自由度の高いセットアップが可能です。デメリットは、比較的高価な商品が多いところです。

・エアサス

画像の説明

公式サイトへ

エアサスとは、エアサスコントローラーを用いて車高やサスペンションの調整を行うローダウン方法です。エアサスはエアサスペンションの略で、金属製のスプリングではなく空気をスプリングの代わりに使用したサスペンションシステムで高級車やバスなどに使用されています。

通常の金属製のスプリングの車両をエアサス化する場合は、専門業者と大掛かりな作業と構造変更が必要になってきますので専門業者に相談する事をおススメします。

・ローダウンモール

ローダウンモール

Amazonより引用

ローダウンモールは上記で説明してきた方法とは違い、実際にはローダウンせず、視覚的にローダウン効果を得る方法になっています。


ローダウンモールを貼り付けることでフェンダーアーチとタイヤの間隔を埋め、車高が下がっているように見せる方法になります。モールを両面テープで貼るだけの為、コストパフォーマンスが最大のメリットです。

3.ローダウンのメリット・デメリット

メリットデメリット

車高を下げるメリットとデメリットを知っていくことがとても大切です。

メリット

まずメリットは、車体の重心を下げたり、ばねの硬さを調整する事によってコーナリング性能など運動性能の向上が図れます。また、愛車を好みの雰囲気にカスタマイズする事が出来ます。

デメリット

続いてデメリットは、車高を下げることでサスペンションの本来の動きが制限されてしまい、運動性能向上以前に、乗り心地の悪化、耐久性の悪化を引き起こしてしまう可能性があります。そのため、ローダウンは目的に合わせて選択する事が極めて重要になってきます。

4.ローダウンをするうえで知っておくこと

image1

国土交通省の定める道路運送車両の保安基準第3条で、「最低地上高は9cm以上」であることが決められています。

この高さが車検で適応される数値になっています。この最低地上高は空車時に舗装された平面に置かれ、規定された空気圧で巻き尺などで測定されます。車高調整機構がついている場合は、その中間位置で行う事が決められています。

また、最低地上高をクリアしてもスプリングに遊びがないことが条件になり、そのため、保安基準法で定められた範囲内のローダウンであれば合法で一般車両を走行する事が出来ます。

5.おススメの車高調メーカー

おすすめ

おすすめの車高調メーカーとそれぞれの特徴を解説していきます!

1.ブリッツ

blitz

ブリッツは、国産車・輸入車のチューニングパーツの企画、製造、販売をしているメーカーになっております。ブリッツでは5モデルの車高調を販売しており、その中でもおススメなのが「DAMPER ZZ-R」です。

リーズナブルな価格の全長調整式の車高調になってます。32段減衰力調整が可能で、アルミ製パーツを使用し軽量で強度が高い特徴があります。

2.TEIN

tein

TEINは車高調・サスペンションの専門メーカーとして有名です。もともとは、ダウンサスを製造していましたが、現在は車高調も評判がよく人気があります。TEINの車高調は車種別に設計・製造しています。

17モデルあり、ストリート用・スポーツ用・競技用と分かれています。ストリート用では、「STREET ADVANCE Z」がおススメです。ねじ式の車高調で16段の減衰力調整式となっており、高品質で高耐久な車高調をリーズナブルな価格で購入する事が出来ます。スポーツ用では、「MONO SPORT DAMPER」がおススメです。

ストリート走行からサーキット走行まで幅広く対応できる車高調で、全長調整式で16段の減衰力調整式かつ車種専用設計となっていますので、車種に応じた最適なセッティングが基から施されています。

3.tanabe.

tanabe

タナベは、サスペンション・マフラー・GTパーツなどのチューニングパーツの製造・販売をしているメーカーで、その中でも車高調はミリ単位のセッティングが可能で、快適な乗り心地を実現しています。

タナベは車高調のラインナップは9種類もあり、スポーティ・リフトアップ・ローダウン・EALSPORTA×TANABEの4モデルあります。ローダウンのおススメは、「SUSTEC PRO CR」モデルです。ねじ式で減衰力調整なしの車高調ですが、コストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。

ショックアブソーバー内部のバルブシステムにより、街乗りで不快なごつごつ感を大幅に軽減し、ほどよくローダウン出来るというのが特徴になってます。

4.HKS

HKS

HKSは、車の車高調やマフラー、ターボチャージャーやレース用エンジンなど幅広くチューニングパーツを製造・販売しています。車高調は比較的高価なものが多いですが、性能の高さや乗り心地の良さなどから多くの人気があります。

9モデルの車高調が販売されており、その中でも「HYPER MAX S」というモデルがおススメです。全長調整式で30段の減衰力調整式の車高調です。HKSの技術が詰め込まれ、高性能で高耐久な仕上がりとなっています。

スポーツカーからミニバンまで幅広い車種に対応しており、コーナリングの安定性や直進安定性、揺れの収束の早さや快適な乗り心地を体感できます。

6.メーカーを選ぶポイントは?

point-7

選ぶポイントで一番大切なのが、お客様自身が何を重視してカスタムしていくのかを明確にして行く事です。

車高の高さ・乗り心地・走行性能などどこに重きを置くのかで車高調も変わってきます。どこを重視するかを決めたら、メーカー→モデルの順番に絞り込みます。

ここから注意して頂きたいことがあります。それは、適合車種を必ず確認してください。もう一つ注意して頂きたいことは、「4.ローダウンをするうえで知っておくこと」にも書いてある、最低地上高9cm以上を確保してください。

もし不安な場合はぜひ、タイヤワールド館BESTまでお問い合わせください。

7.まとめ

今回はローダウンについて解説しました。車高を下げるにはさまざまなパーツがありどんな乗り心地が良いのか?予算はどのくらいなのか販売員に相談しながら決めることをおすすめ致します。
また足廻り交換後はアライメント調整を行い車のバランスをととのえましょう。最後までご覧頂きありがとうございました。

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作成者: 片柳 翔吾

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