車のホイールをおしゃれにカスタムしたい!と思っていても、「どんな方法があるのかわからない……」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
カスタムとひと口に言っても、目指しているスタイルによって最適な方法は異なります。
本記事では、オススメのホイールカスタムの方法を5つ紹介します。カスタム方法によって見た目は大きく変わるので、目的や好みに合わせて選べますよ。
ホイールをカスタムするときの注意点や、依頼できる場所もあわせて解説します。
足回りのドレスアップを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
ホイールのカスタム方法5選
ホイールのカスタム方法で、オススメのものを5つ紹介します。
- 塗装(ペイント)
- リムガード
- カラーホイールナット
- ホイールスペーサー
- ホイール交換
手軽にできるものだけでなく、業者に依頼したほうが良いものもあります。理想の足回りに近づけるように、カスタムの目的を明確にしておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
塗装(ペイント)
ホイールの塗装(ペイント)とは、ホイールを好きな色に変える方法です。
車のボディの色や全体のバランスを見ながら選べるので、より個性的な足回りにカスタムできます。
ホイールの塗装は自分で行うことも可能です。道具をそろえて時間と手間をかければ、10,000円程度の費用で塗装できます。
高いクオリティを求めるのなら、業者に依頼するほうが良いでしょう。
失敗するリスクを減らせるだけでなく、カラーの種類も多く理想の色味が見つかりやすいメリットもあります。
別料金にはなるものの、タイヤの傷や凹みなどの修理も可能です。
しかし、業者へ依頼すると高い費用が必要になります。ホイールの大きさや状態にもよりますが、1本15,000円前後が目安です。
ホイールを交換するのと変わらない場合もあるので、価格面には注意しましょう。
リムガード
参考:ワールドウィングライト様
リムガードとは、ホイールのリム(タイヤを結合する部分)を守るものです。
車高の低い車や扁平タイヤを装着していると、少しの段差や縁石でリムが傷ついてしまいます。
リムについた傷は「ガリ傷」とよばれ、リムガードを取り付けることでガリ傷を隠し、ホイールのリムを保護するのが役割です。
ですが、リムの保護だけでなく、ドレスアップを目的に取り付ける場合もあります。
リムガードは色の種類も豊富です。黒やシルバーなどで目立たなくすることもできますが、赤や黄色といったはっきりした色をあえて取り付け、足元をより印象的にすることもできます。
装着も簡単で、価格は1,000円〜5,000円ほど。自分で手軽に行えるのも魅力です。
お金をかけずに手早く印象を変えたい人にオススメの方法です。
カラーホイールナット
ホイールナットとは、ホイールを車体に取り付けているナットのことです。
純正のホイールナットだとあまり存在感がありませんが、カラーを変えるだけで見た目はガラッと変わります。
青や紫、ピンクなど色の種類も豊富で、迷ってしまうほど選択肢が多いのも特徴です。
色だけでなくさまざまな形があるので、ホイールのデザインにあわせて選べるのもメリットです。
価格は2,000円〜7,000円ほどで購入できますが、高いものだと10,000円以上するナットもあります。
まずは小さなところからカスタマイズをはじめたい人にオススメです。
ただし、ホイールナットの変更には注意点もあります。
メーカーや車種によってサイズが異なり、ホイールナットやボルトに切ってあるねじ山の間隔も違います。
ホイールナットを取り付ける座面の形状も同じではないので、必ず車やホイールに合うものを選んでください。
また、ホイールナットの取り付けには、規定トルクでの締め付けが必要です。専門工具をもっていない場合は、業者に依頼して交換しましょう。
ホイールスペーサー
ホイールスペーサーとは、車体(ハブ)とホイールの間にはさむ円形の金属のことです。ドレスアップの場合は、タイヤを外側に出す「ツライチ」を目指すために使用されることがほとんどです。
ホイールスペーサーにはさまざまな厚さがあり、薄いものだと1mmから選択できます。10mm以上厚みのあるものは「ワイドトレッドスペーサー」とよばれ、円形の金属にハブボルトが一体になっている部品もあります。
タイヤを外側に出すことにより、足回りのホイールの存在感を強調。純正とは違う外観を楽しめます。
足回りのカスタムをしっかりやりたい人にオススメです。
価格は1,000円〜5,000円ほどですが、1,000円〜2,000円ほどの工賃もあわせて必要です。
ホイールスペーサーの厚みによっては、ハブボルトの交換が必要になる場合があります。その場合はハブボルトと交換工賃もプラスされます。
ホイールスペーサーを装着するときの注意点は、車体からタイヤがはみ出さないようにすることです。車検に通らない、接触事故等の危険性が考えられます。
また、定期的にガタやゆるみがないか点検も必要です。足回りは常に負荷がかかる部分です。もし取り付け部にゆるみがあると、脱輪やハブボルトが折れる可能性もあります。
規定トルクで締め付けができているか、確認を怠らないようにしましょう。
タイヤワールド館ベストでは、タイヤ交換時に取り付ける場合は別途工賃はかかりませんので、装着の際はご検討ください。
ホイール交換
ホイールを交換することで、見た目の印象を大きく変えられます。
数あるホイールの中から自分の好きなデザインを選べ、理想の足回りが手に入りやすいでしょう。
カラーホイールを装着したい場合は、はじめから色つきのホイールを選ぶと塗装する手間もありません。同時にインチアップも可能です。
また、見た目の美しさだけでなく走行性能の向上も期待できます。
ホイールの素材にはスチール以外にアルミ、マグネシウム、カーボンなどの種類があります。
一般的にスチールホイールより軽量であったり、頑丈さがあったりするので、ブレーキ性能や走行性能がアップすることも考えられるでしょう。
ドレスアップでよく用いられるのはアルミ製のホイールです。価格はホイールのサイズやデザイン、材質によって大きく異なります。
まずは足回りからカスタマイズを楽しみたい、個性を出してイメージを大きく変えたい人にオススメです。
ホイールのカスタムを依頼できる場所
ホイールのカスタムを依頼できる場所は、依頼する作業によって異なります。すべての作業に対応している業者もありますが、得意とする作業はその業者によって違います。
できるだけ専門性の高い業者を選ぶことが大切です。
ホイールのカスタムを依頼できる場所は、主に以下の4カ所です。
・板金塗装工場
・カーリペア専門店
・カスタマイズ専門店
・タイヤ専門店
順番に見ていきましょう。
板金塗装工場
ホイールの塗装を依頼するのなら、板金塗装工場がオススメです。
板金塗装工場は、事故などでボディが凹んだり、年数がたち変形してしまったりした車を修理する場所です。
修理した場所が周りから目立たないように形を整え、絶妙な色合いで仕上げを行います。塗装のプロといっても過言ではありません。
板金塗装工場は普段から作業に慣れており、設備も整っている工場が多いです。難しいカラーでも安心して任せられます。
塗装に失敗したくない、仕上がりには完璧を求めたい人は、板金塗装工場に依頼しましょう。
カーリペア専門店
カーリペア専門店とは、車の修理や部品の取り付けなどを幅広く行うお店です。
さまざまな作業を依頼でき、板金、内装修理、フロントガラスの修理など、その種類は多岐にわたります。
中にはホイールリペアを専門に扱うお店もあるため、傷の修理や塗装を依頼できます。加工やゆがみの修復なども受け付けている場合もあるでしょう。
しかし、お店によって得意分野が異なります。業者によっては受け付けをしていない場合もあるので、確認してから依頼してください。
カスタマイズ専門店
カスタマイズ専門店では、車全体のドレスアップが可能です。足回りだけでなく、理想のイメージに近づけるよう総合的に考えて、最適の方法を提案してくれます。
ドレスアップの知識や経験も豊富なので、ホイール以外のカスタマイズも相談できます。ギリギリのところまで攻めたドレスアップの依頼もしやすいでしょう。
ホイール以外の場所もカスタマイズしたい、本格的に車をドレスアップしたいと考えている人はカスタマイズ専門店がオススメです。
タイヤ・ホイール専門店
タイヤ・ホイール専門店は、タイヤとホイールを専門的に販売しているお店のことです。ホイールもいっしょに取り扱っているお店も多く見られます。
あらゆるニーズに対応できるよう、サイズやデザインも充実しており、さまざまなメーカーのタイヤとホイールを取り揃えています。
夏用タイヤだけでなく、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤなどのラインナップも多く、価格や性能を比較しながら選べるのがメリットです。
専門店ならではの知識や経験があり、小さなことでも相談しやすいのが特徴です。
ホイールの交換や、インチアップ・インチダウンを検討している人はタイヤ専門店に依頼すると良いでしょう。
ホイールをカスタムするときの注意点
ホイールのカスタムには、注意点もあります。
足回りは車の走行に直結する重要な部分です。一歩間違えれば事故を起こす可能性もあるので、ドレスアップを安心して楽しむためにも、注意点をしっかり理解しておきましょう。
ホイールをカスタムするときの注意点は主に以下の2つです。
- ホイールのサイズを確認する
- 信頼できる業者を選ぶ
詳しく解説します。
ホイールのサイズを確認する
足回りのカスタマイズをするときは、ホイールのサイズを必ず確認しましょう。
サイズを間違ってしまうと、せっかく購入した部品が合わなかったり、走行中に部品が外れてしまったりします。
塗装をするときは料金の目安になりますし、ホイールの交換はサイズがわからなければ購入もできません。
ホイールスペーサーを装着する場合は、ホイールのサイズだけでなくハブボルト(ホイールを車体に取り付けるためのボルト)の長さもチェックしておきましょう。
厚みがあるホイールスペーサーだと、ハブボルトの長さが足りずホイールの取り付けができなくなる場合があります。
また、ホイールナットのサイズも重要です。取り付ける座面の形状やねじ山の間隔などに注意して交換するようにしてください。
信頼できる業者を選ぶ
ホイールのカスタムを業者に依頼する場合は、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
数ある中から業者を選ぶのは難しいと感じるかもしれませんが、信頼できる業者を選ぶポイントをお伝えします。
・親身になって相談に乗ってくれる
・作業内容や料金をきちんと説明してくれる
・経験が豊富で実績がある
どのような依頼をするときでも、良い対応をしてくれる業者を選びましょう。*接客態度や、こちらの話をどれくらい聞いてくれるのかは重要なポイントです。
適当な受け答えしかしてくれない業者に、あなたの大切な車を預けたいとは思わないですよね。
不明な点があれば納得するまで説明してくれたり、予算オーバーになる場合は別の提案をしてくれたりする業者は、信頼度が高い業者の可能性が高いでしょう。
また、経験や実績が十分にあることも1つの指標です。
ホームページの施工実績はもちろん、お店がにぎわっているか、国産車、輸入車を問わず依頼を受け付けているかなども目安になります。友人や知人に口コミを聞いてみるのも良いでしょう。
業者選びは、カスタマイズの仕上がりを左右する要素です。慎重に選んでくださいね。
鉄チン(スチールホイール)のカスタムはできる?
鉄チン(スチールホイール)のままでも、ホイールをカスタムすることは可能です。
好きな色に塗装を施したり、部品を取り付けたりするのも、アルミホイールとは違ったおしゃれを楽しめます。
鉄チンでは、ホイールカバーを装着するカスタマイズもあります。
ホイールカバーは雨水やゴミ、ホコリから足回りの部品(ハブボルトやブレーキなど)を守るための役割もありますが、ドレスアップのアイテムとしても人気です。
社外品にはさまざまなデザインのホイールカバーがあるので、鉄チンならではのドレスアップができますよ。
ホイールのカスタムは交換がオススメ
ホイールのカスタムには、手軽なものから本格的なものまで、さまざまな方法があります。あなたの好みに合わせて足回りをドレスアップして、独自のスタイルを演出しましょう。
中でも大きく見た目の印象を変えたいのなら、ホイールの交換がオススメです。
ホイールはデザインの種類も豊富で、お気に入りのデザインを選べます。はじめから色がついているホイールもあるので、塗装の手間もありません。
足回りで個性を出したい、デザインや色を一新したい人は、ホイールの交換を考えてみてはいかがでしょうか。
ホイールの交換ならタイヤワールド館ベストがオススメです。おしゃれなデザインのホイールを数多く取り扱っているので、どんなホイールを選べばいいのか悩んでいる人は、ぜひご相談ください。
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