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    タイヤのひび割れの原因と許容範囲は?対処法や保管方法などもご紹介!

    タイヤのひび割れがおきる原因は?

    タイヤのひび割れがおきる原因とは?

    タイヤのひび割れの主な原因は以下の4つです。

    1. 紫外線や摩擦熱による劣化
    2. 傷などによる局部への応力の集中
    3. 空気圧不足などによる過度の屈伸
    4. タイヤワックスや艶出し剤などの塗りすぎ

    詳しく説明します。

    1. 紫外線や摩擦熱による劣化

    紫外線や摩擦熱による劣化

    タイヤのゴムは熱の影響を受けやすく、特に夏場はアスファルトの路面温度がかなり上昇するため注意が必要です。

    タイヤのゴムは熱による劣化で固くなり、ひび割れを起こしやすくなります。

    また、夏の厳しい日差しは強い紫外線を含んでいます。この紫外線を受け続けることが、タイヤの劣化へと繋がります。

    タイヤのひび割れやシワは、そのままにしておくとバーストやパンクに繋がってしまう可能性があるので、夏場は特に気をつけましょう。

    2. 傷などによる局部への力の集中

    傷などによる局部への応力の集中

    タイヤに一度傷がついてしまうと、その弱った部分に力が集中し、劣化が進んでしまいます。

    とくに==決められた荷重以上の荷物を積載している車両/==は、燃費の悪化だけでなく、タイヤの劣化も早まりますので、使用しない荷物は車から適宜おろしましょう。

    3. 空気圧不足などによる過度の屈伸

    空気圧不足などによる過度の屈伸

    空気圧は不足しても、多く入れすぎても偏摩耗の原因となります。空気圧不足ではタイヤの両端が偏摩耗し、入れ過ぎでは中心が偏摩耗してしまいます。
    空気圧は高めにする場合でも規定値よりプラス10くらいにしておくのがおすすめです。

    タイヤは適正な空気圧で本来の性能を発揮するので、車種に適した空気圧で走行しましょう。

    タイヤワックスや艶出し剤などの塗りすぎ

    タイヤの見栄えをよくするタイヤワックスや艶出し剤ですが、タイヤの劣化を早める場合があります。

    特に油性のワックスには石油系溶剤が含まれている商品があり、これはタイヤのゴム成分を徐々に溶かしてしまう恐れがあります。

    したがって、タイヤワックスを使用する際には水性のものを選ぶことをおすすめします。

    タイヤのヒビ割れの許容範囲と基準

    タイヤのヒビ割れの許容範囲と基準

    実際にタイヤにひび割れを発見してしまった場合、以下のポイントに注意してどの程度であれば走行可能であるか確認しましょう。

    ●ひび割れの深さや幅
    ●タイヤの製造年月日

    ひび割れの深さや幅


    まず、ひびの状態を確認してください。ひび割れがタイヤ内部のコードに達している場合は、タイヤ交換が必要です。ひび割れが深くまで達している場合バーストの危険性も高まります。

    じつは、タイヤのひび割れの許容範囲については、日本自動車タイヤ協会により使用許容範囲のレベルが設定されています。

    タイヤのひび割れの許容範囲

    引用:日本自動車タイヤ協会

    判断基準はシンプルでひび割れ(クラック)がタイヤ内部のコードに達しない限り継続使用は可能です。

    タイヤの製造年月日

    ゴムの性質上、経年劣化でひび割れはどうしても発生してしまうので、タイヤの製造年月日もチェックしましょう。

    タイヤの製造年刻印

    ↑こちらがタイヤに刻印されている製造年月日です。
    赤枠で囲んでいるところに【2721】とありますが、これは【2021年27週】に製造されたタイヤということになります。

    また、ブリヂストンは、劣化したタイヤについて以下のように説明しています。

    使用開始後5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適しているかどうか、すみやかにタイヤ販売店等での点検を受けられることをお奨め致します。(中略)外観上使用可能のように見えたとしても(溝深さが法律に規定されている値まですり減っていない場合も)製造後10年(注)経過したタイヤ(含むスペアタイヤ)は新しいタイヤに交換されることをお奨め致します。


    引用元:ブリヂストン

    いつ購入したかの目安にもなるので、製造年月日の見方は覚えておくと良いかと思います。

    タイヤのひび割れは修理できる?

    ひび割れは補修できる?

    結論からいうと、タイヤのひび割れは補修はできません。

    なぜなら、タイヤはゴム製品で経年劣化が主な原因となるため、ひび割れは進行していく一方だからです。

    タイヤが地面に接地した際にゴムが伸び縮みしますが、そのゴムが硬くなると伸び縮みしにくくなり、段々と細かいひびが大きくなりゴムが割れてしまいます。

    タイヤの内側には骨組みがあり、そこにゴムを巻き付けて製造されています。

    この骨組みは鉄のワイヤーで出来ているので、ひびが入っている隙間から水等が侵入してしまうと錆びてしまいます。

    錆びてしまうと、走行中に骨組みとゴムが剝がれてしまいこれによりタイヤの強度が下がり、走行の負荷に耐えられず最悪の場合、バーストしてしまう可能性があります。

    ひび割れの状態で走行を続けていると起きること

    ひび割れの状態で走行を続けていると起きること

    タイヤのひび割れは修理・補修が不可能なので、交換以外に方法はありません。そのまま使用し続けてしまうとひび割れが進行し、バーストを起こしてしまう危険性が高まります。

    実際にバーストしてしまったタイヤ

    ダンロップ公式HPより引用

    タイヤのバーストとはタイヤに負荷がかかることでタイヤ内が発熱し、車の走行中にタイヤが破裂してしまう現象のことです。

    衝撃でハンドルが取られる等、コントロールが効かなくなり車が意図しない動きをしてしまうので、最悪の場合、周囲を巻き込む大事故や死亡事故に発展してしまう為非常に危険です。

    また、タイヤはゴムのしなやかさで路面へ密着してグリップ力を発生させたり、路面からの衝撃を和らげる働きをしています。

    経年劣化で固くなったゴムは路面へ密着できず、グリップ力が低下して滑りやすくなったり、乗り心地の悪化・ロードノイズの増大を招くこともあります。

    もし使用している車両のタイヤにひび割れが確認された場合は、早めにタイヤを交換することをおすすめします。

    タイヤのひび割れ・劣化を遅らせる保管方法

    タイヤの劣化を遅らせる保管方法

    タイヤの劣化を遅らせる保管方法のポイントは以下の3つです。

    1. 直射日光や雨を避け、空気を抜いて保管する
    2. 油や熱を避けて保管する
    3. タイヤを過剰に洗浄しない

    詳しく見ていきましょう。

    1. 直射日光や雨を避け、空気を抜いて保管する

    直射日光や雨を避け、空気を抜いて保管する

    ゴムは紫外線により劣化するので、長期間日光にさらしておくとゴム表面にひび割れが発生します。

    またタイヤの空気圧は、クルマの車重や荷重がかかっても十分に耐えられるよう設定されており、かなりの内圧がかかっています。

    取り外してそのまま保管すると、内圧でゴムに負担がかかり劣化やひび割れがより進んでしまいます。

    空気を抜くことでゴムに負担がかからず、劣化やひび割れが抑制されます。

    タイヤは暗く涼しいところで、空気を抜いて保管しましょう。

    2. 油や熱を避けて保管する

    油や熱を避けて保管する

    ゴムは油を吸収する性質を持っているので、油分が発生する環境での保管は避けましょう。

    また、ストーブの近くなど高熱の場所でもゴムが老化してしまいます。

    油が付着したらきれいに拭き取り、せっけん水で洗ってください。
    また熱源の近くでは保管しないでください。

    3. タイヤを過剰に洗浄しない

    タイヤを過剰に洗浄しない

    洗剤やタイヤワックスなどでの過剰な清掃は表面を傷めやすく、サイドウォールを中心に「オゾンクラック(亀裂)」を発生させ、場合によっては空気漏れを起こします。

    通常は水洗いにとどめ、ひどく汚れた場合だけ洗剤を使い、乾いた布で拭くようにしましょう。

    ひび割れでタイヤを新調するならタイヤワールド館ベストへ

    ひび割れでタイヤを新調するならタイヤワールド館ベストへ

    タイヤのひび割れは経年劣化や空気圧、外部からの衝撃などさまざまな原因で起こります。

    ひび割れに気付かないまま走行してしまうと、パンクやバーストを起こし操縦が困難になります。

    重大な事故を引き起こす危険性もあるので、タイヤがひび割れしていないかこまめに確認をするようにしましょう。

    新しいタイヤの購入はタイヤワールド館ベストがおすすめです。

    定期的にひび割れの点検をして、安心安全なドライブを楽しんでくださいね。

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    西多賀店
    西多賀店
    TEL: 022-398-3801
    住所:仙台市太白区泉崎2-23-17
    アクセス:仙台国道286号線沿い
    営業時間:10:00~19:00
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    メンテナンスその他 ホイールの基礎知識 ライターチーム カスタムその他

    ホイールのガリ傷をDIYで補修する方法と予防について解説

    車のホイールには様々な種類がありますが、そのうちの一つであるアルミ製ホイールは、高級感を演出してくれるだけでなく、耐久性も高く人気です。

    しかし車のホイールは、時間の経過とともに、ホイールの表面に細かい凹みが発生してしまいます。このような傷を「ガリ傷」と呼びます。

    この記事では、ガリ傷がついてしまったホイールを、修復する方法をご紹介します。

    ガリ傷の原因とは

    ガリ傷の原因とは

    車のホイールにガリ傷ができる原因は様々ですが、一般的に以下のことが挙げられます。

    道路の状況 道路に石やゴミなどが散乱していると、ホイールに傷が付きやすくなります。
    駐車時 狭い駐車スペースや、壁や障害物との接触によってホイールに傷が付きます。
    運転時 カーブや急発進など、乱れた運転をするとホイールに傷が付きやすくなります。
    不正なタイヤ交換 タイヤ交換の際に、タイヤを無理に引っ張ったり、強い力を加えたりすると、ホイールに傷が付く可能性があります。

    これらの原因を避けることで、ガリ傷を防げる可能性が高くなります。

    また、ホイールに傷が付いた場合は早期に修復することで、傷が大きくなり、修復が困難になるのを防ぐことができるので、傷が小さいうちに対策を取りましょう。

    ホイールのガリ傷を直す手順

    ホイールのガリ傷を直す手順

    では、さっそくガリ傷補修の手順を見ていきましょう。

    そもそもガリ傷とは、ホイール上に表面に細かい凹みが発生している状態を指します。大きな歪みや亀裂は想定していませんのでご了承ください。

    大まかなホイール補修のステップは以下の通りです。

    1. ホイールを洗浄して表面を滑らかする
    2. 車のホイール用の修復剤を使用し、ガリ傷を埋める
    3. 修復剤を塗布したホイールをを乾燥させ、余分な所を削り取る
    4. 再びホイールを洗浄する
    5. 周囲の色と馴染むようにホイールを塗装する

    順に詳しく見ていきましょう。

    1. ホイールを洗浄して表面を滑らかする

    3. ガリ傷を取り除くためのホイール修理テクニック

    ホイールの洗浄

    補修に入る前にまずホイールを洗浄します。汚れと傷の見分けがつかず、削ってしまった…というアクシデントを防止し、ペイントの定着を高めるためにも大切な工程です。

    ホイールの洗浄は、バケツに入れたカーシャンプーをスポンジに含ませ、ホイールの表面についた汚れを落とします。強く擦って新たな傷をつくることにならないよう、優しく全体を洗いましょう。
    気になるブレーキダストは鉄粉除去の溶剤などを使用してください。

    表面を滑らかする(サンディング)

    サンディングとは、表面の不要な層を除去することを指します。車のホイール修復においては、表面に傷が付いた部分を除去するという意味ですね。

    プロに依頼する場合、サンディング作業は専用の機械を用いて行われます。これを使用することで、ホイールに傷が付いた部分を正確かつ効率的に除去することができます。

    DIYで行う場合は、自動車用のサンダーや、細かいグリットのサンドペーパーを使用しましょう。また、少部分の補修の場合は、他の部分を削ってしまわないように、ガリ傷の周囲はマスキングで保護しておきます。タイヤとの接地部分の補修の場合は、タイヤ部分のマスキングも忘れずに行ってください。

    サンドペーパーは、角材などに巻きつけて使用すると手で持つより均一に擦ることができます。

    2. ホイール用の修復剤を使用しガリ傷を埋める

    ホイールの表面が滑らかになったら、ホイール専用の修復剤を使用して傷を埋めていきます。ホイールに合った色を選びましょう。

    塗布の方法は、パテやブラシ、スプレーカンを使用するタイプが多いです。商品の説明をよく読み、適切な量を適切なやり方で塗布しましょう。

    一般的には、一度にたくさんの量を塗布するのではなく少しずつ塗布し、補修剤がガリ傷にしっかり入り込むようにするとうまくいきます。

    しかしながら、商品によって硬化速度が違いますので、購入した商品の説明に従ってください。

    3. ホイール乾燥させて余分な部分を削り取る

    ホイール乾燥させて余分な部分を削り取る

    修復剤が完全に乾燥するのを待ちます。製品によって乾燥時間が異なりますので、説明書に従ってください。

    完全に乾いたら、余計な部分の削り取りを行います。この作業は、ステップ1同様、自動車用のサンダーや、細かいグリットのサンドペーパーを使用しましょう。この時、周りを傷つけないようにマスキングを外してしまっていた場合は再度貼ってださい。

    サンドペーパーは、最も目の粗い400番から少しずつ番号の大きなものに変えていき、最後は目の細かい2000番で仕上げましょう。

    4. 再びホイールを洗浄する

    再びホイールを洗浄する

    削り取り作業が終わり、表面が均一に仕上がったら、塗装に削りカスなどが混入してしまわないように再度洗浄を行い、しっかりと乾燥させましょう。

    5. ホイールを塗装する

    ホイールを塗装する

    ホイールが乾いたら塗装を行い、完全に乾燥させます。

    スプレータイプのペイント剤は均一にムラなく塗装できるのでおすすめですが、広範囲にスプレーされてしまうため、傷まわりのマスキングはもちろん、作業スペース周りに保護シートをかけるなどして、飛び散りに注意しましょう。

    また、塗装後は耐久性と保護性を高める「ホイールコーティング」をすることもオススメです。

    ホイールコーティング

    ホイールコーティングはホイールを皮膜で覆うため、汚れをつきにくくし、洗浄が楽になる効果もあります。

    タイヤワールド館ベスト各店や、オンラインショップで行っているので、参考にしてみてください。

    ホイールコーティングについて詳しく見る

    ホイール修理をプロに依頼した場合

    ホイール補修をプロに依頼した場合

    ここまでDIYでホイールの修理をする手順を見てきましたが、はやり慣れていないと敷居が高いです。ここではプロのホイール修理業者にまかせる場合についても確認してみましょう。

    プロにまかせるメリット・デメリット

    プロに修理を依頼すると、仕上がりがキレイなのはもちろん、該当の傷以外にもホイールに問題がないかどうかチェックしてもらうことができます。

    しかしながら、費用がかかること、修理期間は預ける必要がある点がデメリットとして挙げられます。

    小さくて部分的な補修の場合はDIY、広範囲で深い傷はプロにおまかせというのが個人的にはおすすめです。

    ホイール修理の相場

    業者に頼む場合、ガリ傷程度であれば、10,000〜20,000円あたりが相場です。

    多くの場合、ホイール修理のためにタイヤを脱着する必要があり、その工賃も含まれています。

    また、特殊な加工が施されているホイールや、複雑なデザインなホイールの場合、費用が相場以上になる可能性もあります。

    プロの業者にお願いする場合は、まず実物or写真で見積もりをお願いしましょう。

    ガリ傷を予防するためのポイント

    ガリ傷を予防するためのポイント

    ここからは、ガリ傷を未然に防ぐ、運転やメンテナンスについていくつかご紹介します。

    適切な運転 道路状況に応じて適切なスピードや運転方法を選ぶことで、ホイールに傷が付く可能性を減らすことができます。
    駐車時 駐車する際には、狭いスペースや壁などとの接触を避けるように注意することで、ホイールに傷が付くことを防ぐことができます。
    正しいタイヤ交換 イヤ交換の際には、適切なツールや方法を使用し、無理な力を加えないように注意することで、ホイールに傷が付くことを防ぐことができます。
    悪路走行を避ける 石やゴミなどが散乱している道路を走行すると、ホイールに傷が付く可能性があります。

    まとめ

    ガリ傷の補修は、ホイール修理のプロに依頼することはもちろん、DIYで行うこともできます。

    しかしながら、手間もかかることも事実で、見積もりをとり、費用や条件も確認しながら自分で修理するかどうか判断して見てください。

    また、ガリ傷は「小さいうちに直す」が鉄則です。定期的に確認したり、上記の予防なども参考にしてみてください。

    また、場合によっては修理するより購入するほうが安い、という可能性もあります。タイヤワールド館ベストでは、タイヤとセットで1本10,000円以下の商品も多数ありますので、買い替えを検討の際はぜひご覧ください!

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    メンテナンスその他 泉八乙女

    寒冷地用のウォッシャー液は必要?メリットや補充手順を紹介

    寒冷地ウォッシャー液と普通のウォッシャー液…
    「なんとなく字で違いは分かるけど、そんなに違いはないんでしょ?」
    よく聞かれる質問ですが・・・この寒冷地ウォッシャー液、実はかなり効果を発揮してくれるんです。

    「じゃあ使い分けることによって何が違うの?」その疑問にお答えします!

    2025年スタッドレス特集!

    2025年スタッドレス特集はこちら

    ウォッシャー液には夏用と冬用(寒冷地用)がある

    ウォッシャー液には夏用と冬用(寒冷地用)がある

    ウォッシャー液には夏用と冬用(寒冷地用)があります。一般的な(夏用)ウォッシャー液やただの水では、氷点下になると凍結してしまいますが、寒冷地用のウォッシャー液はそれを防止することができます。

    濃縮タイプなどは、原液のまま使うことで1番効果が発揮されますが、大抵の商品は「○倍希釈で-○℃まで対応」などと表記されています。その地域の気温にあった割合で使用をおすすめします。

    タイプ 特徴 金額 (2L)
    冬用 ・氷点下でも凍結しない
    ・解氷タイプなどがある
    ・自分の地域に対応した希釈で使用できる
    500円~800円程度
    夏用 ・氷点下では凍結する可能性がある
    ・洗浄成分だけや撥水効果のあるもの、油膜除去タイプなどがある
    300円程度

    寒冷地ウォッシャー液の相場は500円~800円程です。お手ごろな価格なので常備しておくと安心です!

    寒冷地仕様のウォッシャー液を入れる3つのメリット

    車専用のウォッシャー液には汚れが落ちやすくなる成分が含まれており、油分や油膜など水では落としきれない汚れを落としてくれ、運転中の視界を確保します。

    住まいの地域の冬場の気温に応じて、-何℃まで対応などと表記されている冬用のウォッシャー液を使用することをおすすめします。

    1. ウォッシャー液が凍らない
    2. 視界の確保・安全性の向上
    3. 車両部品・機構へのダメージ軽減

    ウォッシャー液が凍らない

    冬のシーズン気温が氷点下になると一般的な(夏用)ウォッシャー液は凍結する可能性があり、ただの水では確実に凍結してしまいます。

    夏用のままだと、雪が降って積もってしまったときや、走行中みぞれ交じりの雪が降ってきたときなど、いざ使おうと思った時に凍ってて出てこない、、という最悪のケースになることも。

    冬期の寒冷地用として開発されたウインドウォッシャー液は原液で使用すると凍結しないことが一番のメリットです。

    視界の確保・安全性の向上

    冬季は雪・雪溶け・スプラッシュなどでフロントガラスには汚れ・融雪水・凍結の可能性が増します。

    凍結しにくいウォッシャー液を使うことで、ワイパー・噴射機構が正常に働きやすくなり、冬道・降雪時の安全性が向上します。

    霜や氷が付着している際に溶かしやすい仕様のウォッシャー液も存在するので、欲しい性能がプラスされている商品を探すのもおすすめです。

    車両部品・機構へのダメージ軽減

    ウォッシャー液が凍ってしまうと、タンク・ホース・ノズル・モーターに負荷や破損のリスクが出ます。寒冷地仕様液を入れておくことで、こうした負荷やメンテナンスコストをある程度下げることができると思います。

    ウォッシャー液補充の手順

    ウォッシャー液補充の手順

    ウォッシャー液補充の手順をみていきましょう。

    ここでは軽バンに補充していきます。車種により形状が異なりますが手順としてはほとんど変わりないので予めご了承ください。

    1. ボンネットを開ける
    2. ウォッシャー液の補充口を見つける
    3. キャップを開けて注ぎ入れる
    4. キャップ・ボンネットを元通りにする
    5. 動作確認

    また、動画でも解説してるので、こちらも参考にしてみてくださいね。

    1.ボンネットを開ける


    まずはボンネットを開けましょう。ボンネットは閉まらないように固定します。

    2.ウォッシャー液の補充口を見つける


    ウォッシャー液を入れる場所は、車の前方ボンネットの中にあります。このようなマークを探してください。

    3.キャップを開けて注ぎ入れる

    キャップを開けて注ぎ入れる

    キャップを開けてウォッシャー液をいれましょう。お店ではじょうごを使用して補充しますが、ない場合は直接入れてしまってください。もしこぼれてしまっても有害なものではないので、そこまで心配しなくても大丈夫です。

    車の中には、どこまでウォッシャー液が入っているかどうかがわかるゲージが入っている場合があります。その場合はまずはゲージを取り出し、補充しましょう。

    ウォッシャー液ゲージ

    ゲージには小さい溝に水の膜が張ってあり、ここまで液が入っていますよ、と教えてくれます。

    4.キャップ・ボンネットを元通りにする

    キャップ・ボンネットを元通りにする

    キャップ・ボンネットを元通りにします。

    5.動作確認

    動作確認

    きちんとウォッシャー液が出てくるのが確認出来たら完了です!

    まとめ

    豪雪地域や雪が降る地域は寒冷地ウォッシャー液の存在を覚えておくといいかもしれません。運転中に前が見えなくなったら大惨事です!あまり気にされる箇所ではないかもしれませんが、日々の点検と一緒に補充をおすすめします。自

    分でやるのが不安だ…など心配がありましたらタイヤショップやガソリンスタンドでも補充してくれるので依頼してみてください!

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    古川店
    古川店
    TEL: 0229-25-4611
    住所:宮城県大崎市古川穂波3-1-31
    アクセス:古川国道4号線沿い
    営業時間:10:00~19:00
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    車のセキュリティアラームが誤作動してしまった!慌てず対処する方法

    車のセキュリティアラームが誤作動してしまった!知っておくと慌てず対処できます!


    なぜセキュリティアラームが誤作動してしまうのか?

    ① 鍵穴を使って開錠する

    まず、ドアやトランクをスマートエントリーやキーレスエントリー以外の方法で解錠しようとしたときには、セキュリティアラームが警告音を発します。これは、針金など車のカギ以外のもので無理やりドアをこじ開けようとした場合だけでなく、正規のカギを鍵穴にさしたときも同様です。

    カギを閉めるときに鍵穴を使用しなかったのであれば、開けるときも鍵穴は使用しないはずだと認識され、盗難防止のために警告音が鳴ります。ただリモコンの電池が切れてカギを使用しただけでも警告音が鳴ってしまうため、覚えておきましょう。

    ② 施錠後に内側から開錠

    また、スマートエントリーやキーレスエントリーでカギを閉めたあとに内側からカギを開けてしまうと、警告音が鳴ります。

    スマートエントリーなどは、基本的に車外で使用するものです。そのため車を使用する方は外にいることが前提なので、内側からカギが開くのは不正であると判断されます。

    ③ 単なる誤作動

    そして可能性は高くありませんが、誤作動によって警告音が鳴るケースも。バッテリーの電圧が低いときや、ボンネット開閉用スイッチが接触不良に陥っているときなどは、セキュリティアラームの誤作動を誘発してしまうことがあります。


    セキュリティアラーム解除の仕方

    ① スマートキーや内蔵キーで解錠する

    1つ目の方法は、スマートキーや内蔵キーで解錠することです。スマートキーを使わなかったことが原因で警告音が鳴ってしまったのであれば、スマートキーを使うことで止められるということ。内蔵キーを使用した場合も同様です。

    ② エンジンスイッチをONにする

    2つ目の方法は、エンジンスイッチをONにすること。万が一リモコンが電池切れを起こしていても、リモコン自体を持っていればエンジンをかけることが可能です。警告音が鳴ってしまっても、落ち着いてエンジンをかけることで音は止まると覚えておきましょう。


    まとめ

    いかがでしたでしょうか?

    多少なりとも皆様の参考になれば幸いです。

    オンラインショップhttps://tireworldkan.com/
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    栗生店 パンク

    タイヤパンク保証とは?保証内容や金額について解説

    縁石へぶつけてしまったり、くぎを踏んでしまったり…JWFの統計によると、約5件に1件がタイヤに関するトラブル(2020年度は362,233件‼)の救援要請とのことです。

    このようなタイヤの「急なパンク」に備えるためのサービスが「タイヤパンク保証」です。

    今回はタイヤ専門店やカー用品店が取り扱う「タイヤパンク保証」について解説していきます。

    当店で取り扱いのサービスを軸にご説明しますが、大まかな「タイヤパンク保証」についての内容や金額感がつかめると思いますので、ぜひ最後までご覧ください!

    タイヤパンク保証とは?

    タイヤパンク保証とは?

    タイヤパンク保証とは、車のタイヤがパンクした際に発生する費用や不便から守るための保証プランのことです。

    タイヤがパンクすると、修理やタイヤ交換が必要となり、費用と時間がかかります。タイヤパンク保証は、これらの問題を軽減することができます。

    タイヤパンク保証の内容は提供する保険会社やプランによって異なりますが、パンクが発生した場合の一般的な保証内容は以下のとおりです。

    事柄 内容 提供者
    タイヤ修理・交換 パンクしたタイヤを修理または交換する際の商品代金・作業費用をカバーします。 タイヤ専門店やカー用品店
    ロードサービス タイヤパンクが発生した場合、ロードサービスが提供され、車を修理店まで運んだり、タイヤを交換したりするサポートを提供します。 JAFなど
    レンタルカーの提供 タイヤ修理や交換に時間がかかる場合、代車としてレンタルカーを提供するプランも一部で提供されます。 タイヤ交換店など

    この中の「タイヤ修理・交換」をカバーしているのが、私たちのようなタイヤ専門店が提供する「タイヤパンク保証」です。

    タイヤパンク保証は、タイヤの購入時にオプションとしてつけることができ、一定の期間や走行距離に制限があることが一般的です。

    タイヤパンク保証の料金

    タイヤパンク保証の料金

    多くが有料オプションとして提供されるタイヤパンク保証ですが、タイヤワールド館ベストでは半年間無料でついています!

    また、半年では不安という方は、以下のようにアップグレード(有料)することも可能です。

    ご購入のタイヤ代金 フリープラン アップグレードプラン
    6ヶ月 1年 2年
    〜30,000円 無料 1,500円 2,250円
    〜50,000円 無料 2,500円 3,750円
    〜100,000円 無料 5,500円 7,500円
    〜150,000円 無料 7,500円 11,250円
    〜200,000円 無料 10,000円 15,000円
    〜250,000円 無料 12,500円 18,750円
    〜300,000円 無料 15,000円 22,500円

    パンク保証の対象店舗は、タイヤワールド館ベストの宮城県7店舗です。(アウトレットユーズド館は含みます。オンラインショップは対象外なのでご注意ください)

    上記7店舗ではタイヤ代金が無料なのはもちろん、タイヤ交換作業も無料で行います。

    しかしながら、お近くに上記交換対象店舗がない場合はタイヤを配送(送料無料)し、お客様自信で交換工場の手配が必要となります。(タイヤ交換工賃はお客様負担となります)

    申し訳ありませんが、ご理解いただければと思います。

    選べる3つの保証プラン

    当店のパンク保証は、以下の3つのプランがあり、期間と保証内容は以下の通りです。

    ●フリープラン
    ●アップグレードプラン(1年)
    ●アップグレードプラン(2年)
    プラン 料金 期間 交換本数
    フリープラン 無料 半年 パンク箇所1本
    アップグレードプラン(1年) 金額により異なる
    (上記参考)
    1年間 2本まで
    アップグレードプラン(2年) 2年間 4本まで

    なお、保証は期間内に1回までとさせていただいております。

    タイヤパンク保証ご利用の流れ

    タイヤパンク保証ご利用の流れ

    ここからは、実際にタイヤパンク保証をご利用の際の流れについてご説明いたします。手順は以下の通りです。

    1. 購入店舗へ電話
    2. 指定された店舗へ車を入庫し、パンク保証手続き
    3. タイヤ交換作業へ

    1.まずは電話で店舗へ連絡

    保証期間内にパンクが発生したら、下記のタイヤ購入店舗までご連絡ください。
    受付時間は10:00~18:00となっております。

    連絡先一覧

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    2.指定された店舗へ車を入庫し、パンク保証手続き

    タイヤパンク手続きを受ける店舗へ車を入庫し、手続きを行ってください。

    当店のタイヤパンク保証サービスに含まれているのは以下の2つです。

    ●タイヤ代金(保証されているタイヤ)
    ●タイヤ交換工賃

    それ以外の諸経費(車両移動費・ホイール修理・古タイヤ処分費)はお客様負担となりますのでご了承ください。

    ※お近くにタイヤワールド館ベストの店舗がない場合、タイヤを配送(送料無料)し、お客様自信で交換工場の手配が必要となります。(タイヤ交換工賃はお客様負担となります)

    3.タイヤ交換作業へ

    パンク保証手続き後、タイヤ交換作業をお受けください。

    1年プランは最大2本、2年プランは最大4本のタイヤを破損タイヤと同等品以下のタイヤと交換します。(ただし、タイヤ交換の提供回数の上限は1回となります。)

    タイヤパンク保証の注意すべきポイント

    タイヤパンク保証の注意すべきポイント

    タイヤパンク保証を利用する際の注意すべきポイントは以下の4つです。

    1. 新品タイヤ4本購入時に加入
    2. タイヤ保証サービス加入者証(兼保証書)を保管する
    3. パンク発生時から30日以内に申請する
    4. 保証期間内であるか確認する
    5. 保証は期間内に1回まで

    1.新品タイヤ4本購入時に加入

    保証への加入のタイミングは新品タイヤ4本ご購入時です。タイヤワールド館ベストの直営店舗にて新品タイヤを4本セットでご購入頂いたタイヤが対象となります。

    加入の際は、店舗スタッフからパンク保証についてのご案内をさせていただきますのでご安心ください。

    2.保証書を保管する

    保証加入時に、ご購入店舗よりタイヤパンク保証サービス加入者証(兼保証書)をお渡しします。パンク申請時に必要となりますので、大切に保管してください。

    なくしてしまうと保証外となってしまうので、車検証などと一緒に保管していただけると分かりやすいと思います。

    3.パンク発生時から30日以内に申請する

    損害が発生した日から30日以内かつ保証期間中に、サービス利用のお申し出をし、対象店舗へ車両を入庫してください。サービス利用のお申し出がない状態でタイヤを交換し、その後サービス利用のお申し出をされても適用されませんのでご注意ください。

    また、本サービスで交換したタイヤはお持ち帰りできません。

    4.保証期間内であるか確認する

    保証期間を過ぎてしまうと新品に交換できませんので、保証期間内であるかどうかの確認をお願いします。

    また、1年プラン・2年プランにご加入いただいたお客様は、フリープランの適用はありませんのでご了承ください。

    4.保証は期間内に1回まで

    保証のタイヤ交換の提供回数の上限は1回です。フリープランはパンク箇所1本の交換、1年プランは最大2本、2年プランは最大4本のタイヤを破損タイヤと同等品以下のタイヤと交換いたします。

    プラン 対象
    フリープラン パンク箇所1本
    1年プラン 最大2本
    2年プラン 最大4本

    パンク保証をつくった私たちの思い

    パンク保証をつくった私たちの思い

    さいごに、パンク保証サービスをつくった経緯についてお話いたします。

    ある日、お客様が慌てた様子で来店されました。

    すぐにお声がけをし内容をお伺いすると、「タイヤがパンクしたかも知れないので見てほしい」とのこと。さっそくお客様と一緒に状況を確認しにいくと…スタッフもお客様もびっくりするような傷があったのです。

    その際に撮影した写真がこちら

    いたずらパンクの画像

    一直線にカッターでスパっと切られたかのような傷でした。

    車からタイヤを外して確認しましたが、完全に空気が漏れていて使えない状況になっていたため、泣く泣くタイヤを処分することに…

    このような突然のタイヤトラブルは他にも沢山起きています。実は約4人に3人はこれまでにパンクの経験があるというデータ(参照:独立行政法人国民生活センター)もあるのです。

    このような背景から、タイヤワールド館ベストのパンク保証サービス「tapaho(タパホ)」は生まれました。

    急なパンクでもお客様に「安心して欲しい」、お客様が安全・安心してお車を乗っていただけるように、と願いが込められているのです。

    まとめ

    パンク保証まとめ

    本日は当店のタイヤパンク保証サービス「tapaho(タパホ)」について詳しくご紹介させていただきました。

    タイヤ専門店やカー用品店で提供している「タイヤパンク保証」の内容は、金額の差はありますが、だいたいこのような内容・流れかと思います。

    当店では無料で半年間のパンク保証がついてくるのでとてもお得です。

    さらに詳しく知りたい、相談したいという方はぜひタイヤワールド館ベストまでお越しください。

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    みなさまのご来店スタッフ一同心よりお待ちしております!

    6ヶ月の無料パンク保証「タパホ」

    6ヶ月の無料パンク保証「タパホ」

    カテゴリー
    タイヤの基礎知識 栗生店 パンク

    車のバーストは危険!タイヤがバーストする原因や対処方法を解説!

    タイヤのバーストが起きてしまう原因は?予兆や修理可否についても解説

    「車がバーストする原因を知りたい」
    「バーストしたらどうすればいいの?」

    上記のようにお悩みの方は少なくありません。

    車のタイヤがバーストした場合、運転者や同乗者、最悪他者を巻き込む大きな事故につながるため適切な対処が必要です。本記事では、車がバーストする原因や対処方法、バーストを未然に防ぐ方法を解説します。

    車のバーストとは?

    車のバーストとは?

    車のバーストとは、走行中にタイヤが突然破裂する現象です。タイヤに負担がかかり続けることでタイヤ内部が発熱し、タイヤが破裂します。

    大きな爆発音と同時に衝撃も加わりハンドル操作ができなくなるため、車が意図しない動きをしてしまう特徴があります。

    最悪の場合、周囲を巻き込む大事故につながり死亡事故に発展するケースも少なくありません。車のタイヤのバーストは、非常に危険な現象です。

    パンクとバーストの違い

    パンクとバーストの違い

    「パンクと何が違うの?」「なぜ走行中に破裂するの?」
    このように思う方も少なくありません。
    パンクとバーストの大きな違いは、空気の抜け方です。具体的にタイヤの空気がどのように抜けるか、以下の表でまとめました。

    トラブルの内容 空気の抜け方 トラブルの気付きやすさ
    パンク 徐々に抜ける 気付きにくい
    バースト 一気に抜ける すぐ気付く

    「パンクならタイヤの空気は徐々に抜けるからまだ安心」と思わず、パンクとバーストの危険度は同等と考えた方がよいでしょう。

    理由はパンクしたタイヤの空気圧は徐々に低下し、タイヤの空気圧が低下した状態で走行を続けた結果、バーストにつながるからです。

    バーストは大変危険なトラブルですが、パンクも大きな事故につながる可能性があります。
    タイヤに問題があった場合は早急に対処し、トラブルは未然に防ぎましょう!

    車がバーストする原因

    車がバーストする原因

    車のタイヤがバーストする原因はさまざまです。
    タイヤのバーストを予防する方法は後述しますが、タイヤがバーストする原因の理解も大切です。
    車のタイヤがバーストする原因を理解すれば、より安全な走行につながります。
    本章では、車のタイヤがバーストする原因を解説します。

    1. タイヤの空気圧不足
    2. タイヤの劣化
    3. タイヤにキズ
    4. タイヤの負荷能力以上の衝撃

    1.タイヤの空気圧が不足する

    タイヤの空気圧が不足した状態で走行を続けた場合、タイヤがバーストする可能性が高くなります。

    タイヤの空気圧が低い状態で高速道路を走行した場合、タイヤの表面が波状に変形するスタンディングウェーブ現象が発生しやすくなるからです。

    スタンティングウェーブ現象が発生した場合、タイヤは以下のような形状に変形します。
    【低空気圧でのスタンディングウェーブ現象実験例】

    【低空気圧でのスタンディングウェーブ現象実験例】

    引用:ダンロップ公式サイト

    上記のような現象が起きた場合、タイヤが発熱しタイヤの形状を保つための補強材が破損し、タイヤのバーストが発生します。

    またタイヤの空気圧は高すぎてもいけません。とくに暑い時期はタイヤ内部の空気が膨張しやすくなるため、注意が必要です。

    タイヤ内部の空気が膨張した状態で走行を継続した結果、タイヤのバーストにつながります。

    タイヤの空気圧が適正値より低くても高くてもバーストの危険があることを忘れてはいけません。

    タイヤのバーストを避けるためには、日頃からガソリンスタンドなどで空気圧を点検し、トラブルを未然に防ぐことが重要です!

    2.タイヤが劣化する

    タイヤがバーストする原因のひとつとして挙げられるのが「タイヤの劣化」です。

    タイヤを構成する素材の半分以上はゴムでできています。タイヤのゴムの性質上、未使用のタイヤでも時間が経つとともにゴムが硬くなり、タイヤにひび割れや亀裂が発生するなど、タイヤは必ず経年劣化して状態が悪くなります。

    ひび割れが発生したタイヤは、以下の写真のような状態です。

    ひび割れが発生したタイヤ

    タイヤに上記のような深いひび割れが発生した場合、一般的にはすぐにタイヤ交換を実施します。

    タイヤの深いひび割れを無視して走行した場合、タイヤのひび割れた隙間から水などが侵入し、タイヤの内部にある鉄のワイヤーまで到達し、サビが発生します。タイヤ内部にサビが発生した場合、タイヤは以下のような状態になるため危険です。

    ● タイヤ内部のワイヤーが断裂する
    ● タイヤの強度が低下して走行中の負荷に耐えられなくなる
    ● パンクする

    タイヤの劣化に伴うひび割れや亀裂は、上記のような状態になりやすいため注意が必要です。
    「愛車のタイヤの状態は大丈夫だろうか?」「そろそろタイヤの買い替え時かな?」
    このようにお悩みの方は、カーショップやタイヤ専門店でタイヤを点検してもらうのがおすすめです!

    3.タイヤにキズがつく

    「釘が刺さった」「縁石に乗り上げてしまった」
    上記のようなタイヤのキズは、経年劣化に関係なく発生するトラブルのひとつです。

    タイヤにキズが発生した場合、先述した空気圧不足やタイヤのひび割れ同様に、タイヤへの負荷が大きくなってしまいます。

    タイヤのキズによりタイヤへの負担が大きくなり続ければ、タイヤ内部の発熱につながりバーストが発生します。たとえば以下の写真は、タイヤに穴が空いたキズや釘が刺さったタイヤです。

    イヤに穴が空いたキズや釘が刺さったタイヤ

    上記のような穴や釘刺しを発見したら最寄りの店舗に相談し、早急にタイヤ交換を実施しましょう!また日頃からタイヤにキズなどの損傷や異常がないか、ご自身の目でこまめにチェックすることも重要です!

    4.タイヤの負荷能力以上の衝撃が加わる

    タイヤに負荷能力以上の衝撃が加わった場合、バーストするリスクが高まるため注意が必要です。

    タイヤのサイズや種類によって、タイヤ1本が支えられる最大負荷能力が決まっています。1本のタイヤが支えられる最大負荷能力をロードインデックスといい、この最大負荷能力を超えた衝撃がタイヤに加わった場合、タイヤがバーストする可能性があります。

    またロードインデックスは車両に決められた空気圧が適正値だからこそ、最大負荷能力まで耐えることが可能です。

    つまりタイヤの空気圧が不足している場合、1本のタイヤが最大負荷能力まで耐えられないため、バーストの危険性が高い状態のタイヤを使用していることになります。

    タイヤが常に最大限負荷の衝撃に備えられるように、タイヤの空気圧は適正値に保つように心がけましょう!

    ロードインデックスについては【ロードインデックス(LI)とは?ロードインデックスの見方と注意点を解説】の記事も参考にしてください。

    車がバーストしたら絶対にそのまま走行してはいけない

    車がバーストしたら絶対にそのまま走行してはいけない

    車がバーストしたら絶対にそのまま走行してはいけません。
    「まだ少しなら走れそう」このような考えでタイヤのバーストを対処しないまま走行した場合、最悪命にかかわる大事故につながります。
    たとえばタイヤがバーストした状態で走行した場合、以下の危険があります。

    ● 残り3本のタイヤが損傷する
    ● 車体やホイールが損傷する
    ● タイヤが発火し車両に引火する

    上記の危険は自身のみならず、最悪他者も巻き込んでしまう危険も考えられます。タイヤがバーストしたときは、必ず早急に対処しましょう!

    車のタイヤがバーストしたときの対処法

    車のタイヤがバーストしたときの対処法

    「車のタイヤがバーストすると考えただけで頭が真っ白になりそう」
    「バーストしたら何からすればいいのかわからない」

    タイヤのバーストは、できれば避けたいトラブルのひとつです。しかしタイヤがバーストした場合、必ず対処しなければいけません。
    本章では、車のタイヤがバーストしたときの対処法をわかりやすく解説します。

    ● 安全を確保できる場所に停車
    ● スペアタイヤに交換する
    ● ロードサービスに依頼する

    安全を確保できる場所に停車

    車のタイヤがバーストしたときの最優先事項は、安全の確保です。
    一般的にタイヤのバーストは走行中に発生するため、あなたが運転する車以外にも及ぶ可能性があることを忘れてはいけません。
    たとえば高速道路でタイヤがバーストした場合、停車方法は以下の通りです。

    1. 急ハンドルや急停車をせずにハザードを点灯する
    2. ゆっくり路肩に停車させる
    3. 車両後方50m以上距離をとって停止表示板を設置する
    4. 運転者や同乗者も安全が確保できる場所に移動する

    上記のように、車以外にも運転手や同乗者の安全の確保も重要です。タイヤがバーストした場合、まずは安全の確保を最優先しましょう!

    スペアタイヤに交換する

    タイヤがバーストしたあとに安全な場所が確保できた場合、スペアタイヤをお持ちの方はタイヤ交換が可能です。ただしスペアタイヤに交換する場合、以下の注意点を確認しておきましょう!

    ● 安全にタイヤ交換できる場所を確保できているか
    ● スペアタイヤはあくまで応急処置であり、必ずタイヤ交換が必要

    上記のように、安全な場所が確保できてもタイヤ交換に必要な十分なスペースがない場合、スペアタイヤの交換はできません。

    またスペアタイヤは応急処置として使用するタイヤであるため、必ずタイヤ交換が必要です。
    事故を未然に防ぐため、安全に作業できるスペースを必ず確認しましょう!

    タイヤの交換方法については【タイヤ交換を自分でする手順は?トラブルを防ぐための注意点も解説】の記事を参考にしてください。

    ロードサービスに依頼する

    「安全に作業できる場所を確保できたけどスペアタイヤがない」
    「スペアタイヤはあるけど自分にはタイヤ交換する自信がない」

    上記のようにお悩みの方は、ロードサービスがおすすめです。

    ロードサービスはスペアタイヤの交換作業や故障車けん引など、トラブルに応じたサービス内容が充実しているため、当事者におすすめのサービスです。たとえばJAFでは、以下のようなトラブルも解決してくれます。

    JAF

    引用:JAF

    上記のようにさまざまなトラブルにも対応してくれるため、万が一の事態に役立つサービスです!

    ただし加入中の自動車保険によってはロードサービスが付帯されているため、ロードサービスに依頼する前に必ず確認しておきましょう!

    車のタイヤのバーストを予防する方法

    車のタイヤのバーストを予防する方法

    「タイヤのバーストは起こしたくない」「安心して走行したい」
    車のタイヤの経年劣化は避けられませんが、タイヤのバーストを避けることは可能です。

    イヤのバーストを未然に防ぎ安心して走行するために、車のタイヤのバーストを予防する方法を解説します。

    ● タイヤの空気圧はメーカー指定の空気圧にする
    ● タイヤの摩耗状態を確認する
    ● 運転前にタイヤ傷の状態を確認する
    ● タイヤに強い衝撃が加わる場所を避けて走行する

    タイヤはメーカー指定の空気圧にする

    タイヤはメーカー指定の空気圧にするだけで、バーストを未然に防ぐことが可能です。
    タイヤの指定された空気圧に設定することで、タイヤのもつ本来の走行性能をはじめて発揮できます。
    タイヤの走行性能(役割)は、以下の通りです。

    ● 車両の重量を支える
    ● 駆動力、制動力を路面に伝える
    ● 方向を転換・維持する
    ● 路面からの衝撃を和らげる

    参照:ブリヂストン

    タイヤの空気圧をメーカー指定の数値に設定することで、上記のようなタイヤの役割を発揮してくれます。

    一方タイヤの空気圧が高すぎても低すぎてもバーストの危険性は高まってしまいます。タイヤのバーストしないために、タイヤの空気圧はメーカー指定の空気圧に設定しましょう!

    また1ヶ月に1度空気圧点検を行うのが理想ですが、高速道路を走行する予定がある際などはとくに意識して点検することが重要です。

    一般的には運転席ドア開口部の下部分に、適正空気圧を表示したラベルが貼付されています。

    適正空気圧を表示したラベル

    引用:ダンロップ公式サイト

    当店でも無料で空気圧点検を承っておりますので、いつでもお気軽にお越しください!

    タイヤの空気圧については【タイヤの空気圧の量が分からない!見方と注意点!】の記事も参考にしてください。

    タイヤをローテーションする

    タイヤをローテーションすれば、バーストの発生を予防できるだけでなくタイヤを長い間使用できることにもつながります。
    タイヤのローテーションとは、4本のタイヤの摩耗状態を均一に近づける作業です。タイヤのローテーションを実施すると、以下の効果が期待できます。

    ● 偏摩耗を予防できる
    ● 車体の振動や異音を予防できる
    ● タイヤが長持ちする
    ● タイヤにかかるコストを削減できる

    上記のようにバーストを未然に防げるだけでなく、トータル的にタイヤにかかるコストの削減が可能です。ただしタイヤの摩耗を放置した場合、以下のコストが発生する可能性があります。

    タイヤの状態 発生するコスト
    タイヤがバーストする ● タイヤ交換費用
    ● タイヤ以外の損傷パーツを修理または交換
    タイヤに偏摩耗が発生する ● タイヤ交換費用
    ● バランス調整費用
    4本のタイヤのバランスが悪くなる ● タイヤのバランス調整費用
    アライメントが崩れる ● アライメントの調整費用

    上記のようなコストの発生を未然に防げる可能性が高くなるため、タイヤのローテーションはおすすめの方法です!

    タイヤのローテーションについては【タイヤローテーションは長持ちの秘訣!スペアタイヤや4WDについても解説】の記事も参考にしてください。

    運転前にタイヤの傷やひび割れの状態を確認する

    運転前のタイヤチェックも、車のバーストを防ぐ有効手段のひとつです。

    タイヤの傷やひび割れは目視で簡単にチェックできます。たとえばタイヤの状態が以下のような場合、最寄りの店舗で対処することをおすすめします。

    ● タイヤに釘が刺さっている
    ● タイヤに大きなひび割れがある

    上記のような状態では、タイヤがパンクしている可能性も考えられます。パンクしたタイヤで走行した場合、タイヤの空気圧不足によりスタンティングウェーブ現象が発生し、最悪バーストしてしまうかもしれません。

    タイヤに傷やひび割れを発見した場合、パンクしている可能性も考慮し最寄りの店舗で点検してもらうことがおすすめです!

    タイヤのひび割れについては【【危険】タイヤのひび割れは補修すべき?原因や対処法を解説】の記事を参考にしてください。

    タイヤに強い衝撃が加わる場所を避けて走行する

    タイヤに強い衝撃が加わる場所を避けて走行することも、バーストを予防する方法のひとつです。
    「車のタイヤはバイクや自転車と比較して丈夫だから問題ない」
    「走行中に強い衝撃がある場所でも気にしていません」
    たしかに車のタイヤは、バイクや自転車と比較すれば丈夫です。しかし縁石や悪路などタイヤに強い衝撃が加わる場所を走行すれば、タイヤ内部の金属素材にダメージが加わります。

    タイヤ内部に衝撃が加わり続けた場合、タイヤの骨格である金属素材が断裂してパンクやバーストにつながります。

    タイヤのバーストを未然に防ぐために、タイヤに強い衝撃が加わる場所の走行は避けましょう!

    バーストを未然に防いで安心してカーライフを満喫しましょう!

    バーストを未然に防いで安心してカーライフを満喫しましょう!

    あらためて、本記事では以下の内容を解説しました。

    ● 車のバーストとは?
    ● パンクとバーストの違い
    ● 車がバーストする原因
    ● 車がバーストしたら絶対にそのまま走行してはいけない
    ● 車のタイヤがバーストしたときの対処法
    ● 車のタイヤのバーストを予防する方法

    安全に走行するためには、バーストを未然に防ぐための対策が重要です。安心してカーライフを満喫するために、車のバーストは未然に防ぎましょう!

    タイヤワールド館ベストではタイヤの点検やローテーション、タイヤ交換まで対応しております!タイヤの状態が気になる方は相談からでも承っておりますので、ぜひ一度ご連絡ください!

    カテゴリー
    メンテナンスその他 ホイールの基礎知識 泉八乙女

    ブレーキ音の原因はブレーキパッドの減り?交換時期と選び方をプロが解説

    「ブレーキを踏むと変な音がする」そんな時はブレーキの異常や交換時期を疑いましょう。
    ブレーキ音の異変を放置してしまうと、効きにくいだけでなく、ほかのパーツまで交換することになってしまうかもしれません。

    今回は、ブレーキの異音から考えられる原因と交換までの費用、交換にかかる時間まで広く解説していきますので、参考にしてみてください。

    車のブレーキを踏むと音が鳴る原因は?

    車のブレーキを踏むと音が鳴る原因は?

    車のブレーキを踏んだときに 「キーキー音」や「グシュッ」という異音がする原因は、主に以下のものがあります。

    1. ブレーキパッドの摩耗
    2. ブレーキローターの錆
    3. パッドとローター間の振動(共振)
    4. パッド・ローターの汚れや異物の挟まり

    1.ブレーキパッドの摩耗

    ブレーキを踏んで異音がしたら、まずはブレーキパッドを確認しましょう。異音が鳴った時の原因のほとんどがブレーキパッドの摩耗や不具合によるものです。

    ブレーキパッドは残量が減り、交換時期が近付くとブレーキを踏んだ時に音が鳴るように設計されています。

    異音が鳴っている場合は、ブレーキパッドの交換時期の可能性もあるので、ブレーキを踏んで異音がしたら、一度自分でブレーキパッドの残量を確認するか、近くのカー用品店や点検を行っているお店でブレーキパッドを確認するようにしてくださいね。

    2.ブレーキローターの錆

    ローターは鋳鉄製であるため、雨・水はね・湿気・塩カルなどにより表面に錆が発生しやすいです。これは普通に駐車しているだけでも短時間で起こり得る現象で、湿気のある場所では一晩で錆びることもあります。

    錆びた部分がローター上に残ると、ブレーキパッドとの摩擦の際に段差ができ、「シャリシャリ」や「ゴリゴリ」といった異音や振動が発生します。錆が韻を踏むように砕け、未錆の部分と交互に接触するためです 。

    さらに、ローター裏にあるバックプレート(ダストシールド)が錆によってわずかに持ち上げられると、プレート自体がローターに接触し、「キーキー」という高い金属音を発する場合があります。これはバックプレートが薄い金属製のため、わずかなズレでもローターに触れてしまうことが原因です。

    この原因の場合、多くはブレーキを数回踏むだけで錆が落ち、音も消えていきます。ただし、異音が続く、振動が強い、制動力に変化がある場合は、ローター研磨やキャリパー・バックプレートの調整など、専門的な整備を検討することをおすすめします。

    3.パッドとローター間の振動(共振)

    ブレーキを踏むとパッドとローターが微小に振動し、ローターの固有振動数と重なることで「ビビリ音」や「キーキー音」が耳に届くことがあります。これは「ビビリ現象」と呼ばれる物理的共振現象です。

    特に冷間・低速時に起こりやすく、摺動ピンやシムのグリスアップ、『慣らし走行』で改善が期待できます。

    慣らし走行とは、交換したばかりのパッドとローターの表面状態を整える工程で、当たり面を馴染ませることが目的です。 一般的には、時速50~80kmから10~20kmまでを中程度の力で緩やかに6~20回程度繰り返し、各停止後に30秒〜1分程度冷却時間を挟みます。

    この工程により、摩擦係数が安定し、音鳴りや振動が低減、制動性能も向上します。

    4.パッド・ローターの汚れや異物の挟まり

    パッドとローターの間に、砂、泥、小石などの異物が入り込むことで、不均一な摩擦が起こり、「シャリ」や「グシュッ」とした摩擦音が発生します。とくに小石が挟まったケースは非常によく見られ、削れるような音が継続し、車載のダストシールドやバックプレートに凹みを残すこともあります。

    日常走行で落ちることもありますが、しつこい場合は掃除やクリーニングが有効です。

    ブレーキパッドは交換時期になると音が鳴る

    ブレーキパッドの役割と重要性

    ブレーキパッドは、車のブレーキシステムにおいて、ディスクローターを挟み込むことで摩擦を発生させ、車両を減速・停止させる重要な役割を担っています。 そのため、ブレーキパッドの適切な機能は、安全な運転に直結しています。

    しかし、ブレーキパッドは使用とともに摩耗する消耗品であり、定期的な点検と交換が必要です。

    摩耗が進行すると、ブレーキの効きが悪くなり、最悪の場合、制動力が失われる危険性があります。

    したがって、ブレーキパッドの状態を常に把握し、適切なタイミングで交換することが、車両の安全性を維持するために不可欠です。

    ブレーキパッドの交換時期の目安

    ブレーキパッドの交換時期の目安

    ブレーキパッドは、車の安全な走行に欠かせない重要な部品であり、定期的な点検と適切な交換が必要です。交換時期の目安として、以下のポイントが挙げられます。

    1. ブレーキパッドの残量が3mm以下になったとき
    2. 走行距離が50,000kmを超えたとき
    3. ブレーキ操作時に異音が発生したとき
    4. ブレーキフルードの液面が低下したとき

    ブレーキパッドの残量が3mm以下になったとき

    新品のブレーキパッドの厚さは約10mmですが、使用に伴い摩耗します。残量が3mm以下になると制動力が低下し、ブレーキの効きが悪くなる可能性があります。

    このため、残量が3mm以下になった時点での交換がおすすめです。

    ちなみにブレーキパッドは、おおよそ10,000キロ走行で1ミリ減ると言われています。
    長く走っていてブレーキが利きづらくなってきた場合は、残量の低下が考えられます。

    走行距離が50,000kmを超えたとき

    車種や走行条件によりますが、一般的にブレーキパッドは走行距離が50,000kmを超えると摩耗が進んでいる可能性があります。

    特に、信号の多い市街地や山道など、ブレーキを多用する環境での走行が多い場合は、早めの点検・交換が望ましいでしょう。

    ブレーキパッドの残量が少ないまま走ると、ブレーキが効きにくくなります。

    ブレーキ操作時に異音が発生したとき

    ブレーキを踏んだ際に「キーキー」や「ゴー」という異音が聞こえる場合、ブレーキパッドの摩耗が進行している可能性があります。これは、ブレーキパッドに装着されているパッドウェアインジケーターが摩耗を知らせるために音を発する仕組みです。

    異音 考えられる原因
    キー ブレーキパッドの消耗・減り
    ゴォー ブレーキディスクの錆び

    長く車に乗っていなかった時に発生しやすいのがディスク側の錆です。久しぶりに車を動かして突然音が鳴り始めたときは錆の可能性があります。

    少しでも異常を感じたら、すぐに点検をしましょう。

    ブレーキフルードの液面が低下したとき

    ブレーキフルードの液面が最低ラインを下回っている場合、ブレーキパッドの摩耗が原因であることがあります。

    ブレーキフルードは通常、極端に減ることはないため、液面の低下はブレーキパッドの摩耗やフルードの漏れなどのトラブルのサインです。

    この際も点検・交換を検討しましょう。

    ブレーキパッドの選び方:純正品と社外品の比較

    ブレーキパッドの選び方:純正品と社外品の比較

    ブレーキパッドの選択は、車両の性能や安全性に直接影響を及ぼす重要な要素です。選択肢として、メーカー純正品と社外品(アフターマーケット製品)があり、それぞれに特徴があります。

    社外品の場合、価格だけでなく、性能や耐久性はもちろん、「日常の街乗りが中心なのか」「スポーツ走行を行うのか」など、使用目的に応じて適切なブレーキパッドを選ぶ必要とよいでしょう。

    純正品の特徴

    純正品は車両メーカーが指定する部品であり、車種ごとに最適化されているため、高い品質と信頼性が確保されています。

    新車時のブレーキフィーリングを維持するよう設計されているため、交換後も違和感なく使用できます。

    デメリットとしては、社外品に比べて価格が高いことが挙げられます。

    社外品の特徴

    社外品は多くのメーカーから提供されており、性能や価格帯が多岐にわたり、選択肢が多いことがメリットです。

    また、純正品と同等の性能を持ちながら、価格が抑えられている製品も多く、コスト削減を図ることもできます。

    性能のカスタマイも可能で、スポーツ走行向けや低ダストタイプなど、使用目的に応じた特化型の製品を選ぶことが可能です。

    一方、社外品の中には品質にばらつきがあるものも存在するため、メーカーの信頼性や製品のレビューを確認し、品質の高いものを選択することが重要です。

    ブレーキパッドの交換費用と交換時間の目安

    ブレーキパッドの交換費用と交換時間の目安

    交換費用

    ブレーキパッドの交換費用は3,465円〜のご案内になります。この金額にブレーキパッドの商品代が加算されますので、選ぶ商品によって合計金額が変わってきます。

    交換時間

    作業自体は1時間程で終了しますが、車の種類や状況によって時間が前後する可能性があります。

    事前に作業予定店舗の状況や作業予約をしておくことをおすすめします。

    ブレーキパッド交換後の注意点とメンテナンス方法

    ブレーキパッド交換後の注意点とメンテナンス方法

    ブレーキパッド交換後の交換後の注意点とメンテナンス方法を詳しく解説します。
    以下の4つのポイントに気をつけて、ブレーキパッド交換後も安全で快適なドライブを続けてくださいね。

    1. 慣らし運転の実施
    2. ブレーキフルードの確認と補充
    3. 異音や異常の確認
    4. 定期的な点検と清掃

    1. 慣らし運転の実施

    新品のブレーキパッドは、表面が完全に馴染んでいないため、交換直後は本来の制動力を発揮できないことがあります。

    そのため、急ブレーキや長時間の連続使用を避け、一般道で約200km程度の穏やかなブレーキングを行い、パッドとローターを適切に馴染ませる「当たり付け」を行うことが推奨されています。

    2. ブレーキフルードの確認と補充

    ブレーキパッドの交換後は、ブレーキフルード(ブレーキオイル)の量を確認し、必要に応じて補充とエア抜きを行うことが重要です。

    ブレーキフルード(ブレーキオイル)

    ブレーキフルード(ブレーキオイル)

    リザーバータンク内のフルード量が下限(MIN)を下回っている場合は、上限(MAX)と下限の間になるようにフルードを補充しましょう。

    3. 異音や異常の確認

    交換直後は、ブレーキ操作時に異音が発生することがありますが、これはパッドとローターが馴染む過程で起こる場合が多いです。

    しかし、異音が長期間続く場合や、ブレーキの効きに違和感を感じる場合は、早急に専門家に点検を依頼することが必要です。

    4. 定期的な点検と清掃

    ブレーキパッド交換後も、定期的な点検と清掃を行うことで、ブレーキシステム全体の性能を維持できます。とくに、ブレーキダストの蓄積はパッドやローターの劣化を促進するため、定期的な清掃が望ましいです。

    ブレーキパッドに関するよくある質問

    ブレーキパッドに関するよくある質問

    1. キーと鳴ったり、鳴らなかったりするのはなぜでしょうか?
    2. ブレーキパッド交換時に使用するグリスの代用品はありますか?
    3. 交換は3.7mmでした方が良いと言われたのですが交換目安が2~3mmだったので悩んでいます。
    4. ブレーキパッドは純正のものを使用した方が良いのでしょうか?
    5. ブレーキパッドが1か所だけ減りが早い理由は?
    6. ブレーキパッドが少ないまま走行するとどうなる?

    1.キーと鳴ったり、鳴らなかったりするのはなぜでしょうか?

    踏み始めだけ音がする場合などは、交換時期が近づいているサインの可能性が高いです。
    音が鳴ったまま放置したり使用を続けたりせずに、一度点検やブレーキの確認を作業対応の店舗ですることをおすすめします。

    2.ブレーキパッド交換時に使用するグリスの代用品はありますか?

    少量しか使わないグリスですが、代用品は推奨されていません。

    調べると代用品に使えそうなものが出てくると思いますが、推奨されていないものが多いため、代用品を買わずに正規のものを使用してください。

    3.交換は3.7mmでした方が良いと言われたのですが交換目安が2~3mmだったので悩んでいます。

    できれば使用限度ギリギリまで使用したいところですが、ギリギリを狙うためにはこまめにブレーキパッドを確認する必要があります。

    交換目安の厚さを目視で確認するのは難しいため、専門の整備士や作業員に確認してもらうのが安心です。
    こまめに点検に行くのが難しい場合、安全のためにも早めの交換をおすすめします。

    4.ブレーキパッドは純正のものを使用した方が良いのでしょうか?

    純正しか使用できない車種もありますが、そうでない場合は必ずしも純正が良いというわけではありません。

    自分の車の使い方によって社外のブレーキパッドを選ぶ場合もあります。

    社外品の方が純正より値段が安い場合が多いので、自分の使い方に合わせて社外品を検討してみるのもいいかもしれません。
    純正品と社外品については「ブレーキパッドの選び方:純正品と社外品の比較」も参考にしてくださいね。

    5.ブレーキパッドが1か所だけ減りが早い理由は?

    ほとんどのブレーキがブレーキパッドを挟むような形でキャリパーが装着されています。そのキャリパーがブレーキパッドを挟んでブレーキがかかる仕組みになります。

    片側だけ減っている時は、そのキャリパー部分がうまく動かずに引っかかってしまうことで1か所だけ減りが早くなってしまうことがあります。

    6.ブレーキパッドが少ないまま走行するとどうなる?

    ブレーキパッドが少ない場合、ディスクローター側にも傷がついてしまい、使用不可になってしまう場合があります。
    『ゴォー』という大きな音がした場合、ディスクローター側に傷がついていることが考えられます。

    浅い傷なら研磨で対処できますが、傷が深いと使用できないため交換になります。

    走行中に大きな『ゴォー』という音がしたら、必ずカー用品店や整備工場、ディーラーなどで点検をしてください。

    お店によっては研磨作業に対応していない場合もあるので、事前に下調べをしてから行くか、問い合わせをしてから向かうとスムーズに受付が進みます。

    まとめ:ブレーキパッドの異音や違和感を感じたらお店で点検しよう

    まとめ:ブレーキパッドの異音や違和感を感じたらお店で点検しよう"

    今回はブレーキパッドの異音について原因や交換時期の目安を解説してきました。

    ブレーキの故障や不具合は事故に直結しやすいです。

    少しでも違和感を感じたり、今回紹介したような違和感があれば、必ず行きつけの整備工場や設備のあるお店で点検をしてください。

    タイヤワールド館ベストではブレーキディスクの簡易点検も行なっておりますので、気になる方は是非お越しください。

    もしも残量が少なかったり、異常があった場合はその場でご説明と商品の相談をさせていただきます。ブレーキの点検をして、安心安全なカーライフを過ごしましょう!

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    泉八乙女店
    泉八乙女店
    TEL: 022-773-2811
    住所:仙台市泉区上谷刈1-6-1
    アクセス:仙台北環状線沿い
    営業時間:10:00~19:00
    カテゴリー
    メンテナンスその他 スタッドレスタイヤ 泉八乙女 カスタムその他

    冬シーズンが始まる前に!下廻り塗装でサビは軽減!サビが原因で起きる事とは?

    ご自分のお車の下廻り…どのような状態になっているか知っていますか?何もしていない状態だと車の寿命を縮めている可能性があります!そこで今回おすすめしたいのは【車の下廻り塗装】!どのようなものなのか?愛車に施工してて絶対損はないことをご紹介します!

    車の下廻りが錆びる原因は?

    鉄が錆びる原因は水と酸素が関係しています。

    マフラーのサビ
    車の下廻りはほどんどが鉄でできており、その鉄が錆びる原因は水と酸素が関係しています。金属が酸素と水がふれあうと酸化という反応が起こり物質が変化しサビとなります。

    海の近くによく車を停車・走行する方や冬の時期に融雪剤がまかれる地域を走行する方は要注意です。海の水は塩素イオンやナトリウムイオンをはじめ多くの塩素が含まれています。
    融雪剤には塩化加工物といった塩化ナトリウムや塩化カルシウムが主成分でどちらも塩です。塩は吸湿作用といって、「一定の湿度を超えると塩水になるまで水を吸収しようとする」性質があります。つまり、錆が発生する原因の水と酸素を取り込む動きが活発化するということです。

    サビが広がると起きてくる問題

    最悪の場合車体に穴があくことも

    錆びによる穴
    錆びは最初は小さな錆でも放置すると次第に大きくなり最悪の場合は車体に穴をあけてしまうことがあります。
    金属部品の不良で車検が通せないこともあります。また、走行中に錆びたパーツが破損し落下…という最悪な状況も実際にはあるのでこうしたトラブルを避けるためにも錆対策はしていて損はありません。

    自分で出来るサビ対策!

    こまめに下廻り洗浄

    高圧洗浄機で洗う
    濡れた路面・海の近く・融雪剤がまかれた路面を走行した際は下廻りを洗浄することが自分でできる錆対策の一つです。

    高圧洗浄機で落とすのが理想で水洗いのみであればセルフ洗車場で高圧洗浄機の利用もできます。また、数百円でできるガソリンスタンドにある自動洗車機を利用するのも良いですね。ディーラーや専門店での洗浄を依頼すると専用器具を使用するのでかなり綺麗に洗浄してくる分少々コストがかかります。

    プロによる塩害ガード加工でサビ防止!

    サビを防ぐ塗装で冬でも安心

    定期的に洗車は・・実際には難しいですよね。特に冬は寒いので気が向きません。そこで私たちがおすすめするのは塩害ガード下廻り塗装をおすすめします!アンダーコード加工ともいいますね!実際に使用するのはこのようなスプレーです。

    車のボディに付着しないようしっかりと車を保護していきます。

    車により使用する本数は変わりますが軽自動車で4~5本です。下廻りにカバーが付いているお車もあるのでその場合は使用本数も減ります。

    隙間なく丁寧に防錆コートを完成させます。施工後、定期的なメンテナンスを実施して頂くことで効果が5年程実感いただけす。施工範囲はご要望に応じてメニューを展開していますのでお客様とご相談させて頂きながら施工範囲を決めていきます。

    新車やアンダーコートを施工していない場合はフル施工をおすすめします。
    実際に自分でもできないのか?という声を頂きますが車をあげて
    ボディを保護してスプレーというのは難しいかもしれませんね。
    しっかり隙間なくということであればショップで施工するのが良いかもしれません。

    下廻り塗装の中にはオプションでマフラー塗装もあり塗料も耐熱ものになります。錆びてしまっていても諦めないで!このように施工することで美しくまたさびにくくなります。状態にもよりますのでスタッフにご相談下さい。

    まとめ

    定期的なメンテナンスは大体1~2年ごとがおすすめしており、走行中の飛び石等で剥がれ具合などによっては塗り直し・部分塗装をおすすめする場合があります。
    東北地域へお住まいの方、これからやってくる雪シーズンに向け融雪剤をまかれる前の施工をおすすめします。また寒冷地や海でのレジャーを楽しむ方へもおすすめです!この記事を読んで興味をもって頂けたら幸いです。

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    メンテナンスその他 タイヤの基礎知識 古川店

    タイヤの正しい保管方法は?自宅で保管する際の注意点を解説

    タイヤを交換したものの、外したタイヤの保管方法について、次のことに悩んでいませんか?

    ● タイヤの正しい保管方法は?
    ● タイヤを保管する前にすることは?
    ● タイヤの保管に役立つアイテムは?

    アパートやマンションなど、集合住宅でタイヤの保管場所に悩んでいるかもしれません。

    本記事では、タイヤの適切な保管方法やタイヤを保管する際の注意点などを解説します。

    タイヤの保管に役立つ便利アイテムも紹介しているので、タイヤの保管方法に悩む方は、本記事を参考にしてください。

    タイヤの保管方法が大切な理由

    タイヤの保管方法が大切な理由

    タイヤは保管方法を誤ると、劣化を早める原因になるため、正しい方法で保管することが大切です。タイヤの劣化を早める原因は、主に以下の5つです。

    ● 汚れ
    ● 紫外線
    ● 雨風
    ● 湿度
    ● 温度

    上記の原因を避けて保管することで、タイヤの劣化を予防できます。劣化したタイヤを使用し続けると、亀裂によるバーストやパンクなどの恐れがあります。

    おすすめの保管場所は「直射日光の当たらない風通しのよい冷暗所」です。可能であればタイヤ専用のラックを購入し保管すると、より良い状態で保管可能です。

    丈夫そうに見えるタイヤも意外とダメージに弱いため、正しい保管方法を把握し、タイヤを長持ちさせましょう。

    タイヤを保管する前にするべき3つのこと

    タイヤを保管する前にするべき3つのこと

    タイヤを保管する前にするべきことは、以下の3つです。

    1. 水洗いする
    2. 乾燥させる
    3. 空気圧を抜いておく

    それぞれ具体的な内容を確認しましょう。

    1.水洗いする

    タイヤを保管する前は、水洗いをして汚れを落とすことが大切です。

    とくにスタッドレスタイヤは、凍結防止剤が付着しているため、洗わないまま保管すると、錆びて劣化する原因になります。

    落ちにくいホイールのサビや油汚れは、専用ブラシと薄めた洗浄剤で洗うのがおすすめです。洗浄剤は洗い落としがあると、タイヤを傷める原因になるため、しっかりと洗い流しましょう。

    タイヤの洗浄方法は、以下の記事も参考にしてください。

    2.乾燥させる

    タイヤ洗浄後は乾燥させて、水分が残らない状態にすることが大切です。せっかく汚れをキレイに落としても、乾燥が不十分で水気があるとタイヤをいい状態で保管できません。

    タイヤから水気を取る際は、水洗いしたあとにタオルで拭き上げて、直射日光の当たらない場所で乾燥させましょう。直射日光の当たる場所の場合、太陽の熱でタイヤを傷める恐れがあります。

    また、水気が残っているとカビの原因になり、劣化を早める原因になるため、乾燥させて水気をなくした状態で保管しましょう。

    3.空気圧を抜いておく

    タイヤを保管する際は、規定の空気圧の半分程度まで空気を抜いておきましょう。なぜなら、規定の空気圧のままタイヤを保管すると、内圧でゴムに負担がかかるからです。

    一方、空気圧をすべて抜いた状態で保管すると、ホイールの重みでタイヤが潰れて変形する恐れがあります。潰れた状態が長く続くと、元の状態に戻らずタイヤが使えなくなるかもしれません。

    自宅で保管する際に、自分で空気圧を調節する場合は「タイヤの空気圧調節アイテム」の使用がおすすめです。

    タイヤを保管するおすすめの場所

    タイヤを保管するおすすめの場所

    タイヤを保管する際のおすすめの場所を、以下3つのケース別に紹介します。

    ● 一戸建ての場合
    ● アパートやマンションの場合
    ● 自宅での保管が難しい場合

    自宅での保管が難しい場合のおすすめサービスについても言及しているため、ぜひ参考にしてください。それぞれの具体的な内容を確認しましょう。

    一戸建ての場合

    アパートやマンションの場合

    一戸建てでタイヤを保管する場合、屋根のあるガレージがおすすめです。ただし、屋外の物置に保管する場合、気温や風通し、雨風の影響などを考慮しましょう。

    とくに夏場であれば、高温になりすぎたり湿度が高くなりすぎたりする恐れがあります。

    ガレージや物置がない場合、軒下やカーポートなど、できるだけ雨風をしのげる場所を選びましょう。

    さらに、遮熱性と防水性の高いタイヤカバーを装着することで、より日差しや雨を避けやすくなります。

    また、タイヤを地面に直接置くと、土や草などの湿気が影響し、タイヤが劣化しやすくなるかもしれません。そのため、地面にすのこを置いたり、タイヤラックのような便利グッズを使ったりしましょう。

    アパートやマンションの場合

    アパートやマンションの場合

    アパートやマンションに住む方は、タイヤの保管場所に悩むでしょう。ガレージや倉庫がない場合はベランダで保管する選択肢もありますが、おすすめの保管方法はタイヤカバーを装着することです。

    ただし、タイヤは直射日光で劣化するため、日当たりのいいベランダは避けたほうがいいかもしれません。

    また、アパートやマンションによってはベランダにタイヤのような大きい荷物を置くことが禁止されている可能性もあるため、事前にルールを確認しましょう。

    使用しない部屋やクローゼットなどがあれば、室内で保管するのが無難でしょう。

    自宅での保管が難しい場合

    自宅での保管が難しい場合

    自宅での保管が難しい場合、タイヤ専門店やディーラーなどが提供するタイヤ保管サービスの利用がおすすめです。

    タイヤ保管サービスを利用すれば、タイヤにとって適切な環境で保管できるため、自宅で保管するよりも劣化を予防できるでしょう。

    また、タイヤ交換の際に自宅から店舗に、タイヤを運ぶ負担がなくなるというメリットもあります。

    タイヤワールド館ベストが提供する「タイヤ保管サービス」について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

    次回のタイヤ工賃込みでお得!タイヤ保管サービス

    次回のタイヤ工賃込みでお得!タイヤ保管サービス

    タイヤの保管場所を決める際の注意点

    タイヤの保管場所を決める際の注意点

    タイヤの保管場所を決める際は、以下の点に注意しましょう。

    ● 雨や湿気を避けられる場所を選ぶ
    ● 直射日光が当たらない場所を選ぶ
    ● オゾンが発生しない場所を選ぶ

    タイヤから雨をしのぐためにも、屋根がある場所での保管が適しています。また、湿気からタイヤを守るために、風通しのいい場所を選びましょう。

    直射日光からタイヤを守るには、太陽光が当たらない場所を選び、タイヤカバーをするといいでしょう。一戸建てなら、ガレージやカーポートなどで保管するのがおすすめです。

    アパートやマンションなら、ルールを守った上で、ベランダや玄関前、室内の余裕のあるスペースなどがいいでしょう。

    腐食性が高いオゾンは、タイヤのひび割れを起こす危険性があります。そのため、エアコンの室外機やモーター使用機器など、オゾンが発生する場所の近くは避けましょう。

    タイヤの適切な保管方法

    タイヤの適切な保管方法

    タイヤの適切な保管方法について、以下3つのケース別に解説します。

    1. タイヤのみで保管する場合
    2. ホイール付きタイヤを保管する場合
    3. スタッドレスタイヤを保管する場合

    それぞれの詳しい内容を確認しましょう。

    1.タイヤのみで保管する場合

    ホイールなしタイヤのみで保管する場合、以下の点に考慮してください。

    項目 考慮する内容
    空気圧 通常の半分程度まで空気を抜く
    (目安は1~1.5kpa)
    置き方 縦置き
    保管場所 冷暗所

    タイヤを保管する際は、空気圧を半分程度にしておきましょう。
    空気圧が高いまま長期間保管すると、ひび割れのリスクがあります。

    一方で、空気圧が低すぎると、変形し元の形に戻らなくなる恐れもあるでしょう。

    タイヤのみで保管する際に縦置きする理由は、横置きした際にかかる、タイヤのサイド部分への負荷を防ぐためです。

    縦置きする場合、タイヤラックを活用すると、スペースを有効活用できます。

    保管スペースがなく、どうしても横置きしなければいけない場合、定期的にタイヤの順番を入れ替えることで変形を予防できます。

    2.ホイール付きタイヤを保管する場合

    ホイール付きタイヤを保管する場合、以下の点に考慮しましょう。

    項目 考慮する内容
    空気圧 通常の半分程度まで空気を抜く
    (目安は1~1.5kpa)
    置き方 横置き
    保管場所 冷暗所

    ホイール付きのタイヤの保管時も、空気圧を減らしておきましょう。空気がパンパンな状態ではコードやゴムに負荷がかかり、劣化が早まります。

    ホイール付きタイヤを横向きに保管する理由は、ホイールの重みがタイヤの下半分にかかり、タイヤが変形するリスクを防ぐためです。

    地面に直接置いて保管すると、ゴムの変質や床の変色などのリスクがあるため、タイヤと地面の間にダンボールや板などを挟むといいでしょう。

    3.スタッドレスタイヤを保管する場合

    スタッドレスタイヤを保管する場合、以下の点に考慮するといいでしょう。

    項目 考慮する内容
    空気圧 通常の半分程度まで空気を抜く
    (目安は1~1.5kpa)
    置き方 タイヤのみ:縦置き
    ホイール付き:横置き
    保管場所 冷暗所

    スタッドレスタイヤの場合も空気圧を半分程度に抜き、冷暗所に保管してください。

    通常のタイヤと同様に、タイヤのみの場合は縦置き、ホイール付きの場合は横置きでの保管が適切です。

    スタッドレスタイヤには除雪剤や泥が付着していることがあるため、キレイに洗い流すことが大切です。

    油分が残っているとゴムの劣化を早める可能性があるため、保管前にタイヤワックスを使用するのは避けましょう。

    タイヤの保管に役立つ便利アイテム5選

    タイヤの保管に役立つ便利アイテム5選

    タイヤの保管に役立つ便利アイテムは、以下の5つです。

    1. タイヤカバー
    2. タイヤラック
    3. タイヤのチェーンロック
    4. タイヤストッカー
    5. 空気圧調整アイテム(エアゲージ)

    それぞれの特徴や活用方法を確認しましょう。

    1.タイヤカバー

    タイヤの保管には、紫外線や雨風を防げるタイヤカバーを利用しましょう。

    タイヤカバーには「4本用」と「1本用」があるため、保管したいタイヤの本数や場所にあわせて選ぶといいでしょう。なお、それぞれ以下の方におすすめです。

    タイヤカバーの種類 おすすめの人
    4本用(フルカバー) カバーの着脱を楽に済ませたい人
    1本用(個別カバー) カバーをつけたままタイヤを運びたい人

    タイヤカバーは製品によって素材が異なり「洗える素材」や「撥水素材」など、それぞれ特徴が異なります。保管したいタイヤの本数や好みに合わせて、自分に合うタイヤカバーを選んでみてください。

    値段は2,000〜3,000円程度で販売されている傾向にあります。

    タイヤカバーについて詳細を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

    2.タイヤラック

    タイヤを保管する際は、タイヤラックの使用もおすすめです。タイヤラックはさまざまな種類が販売されており、自分に合う商品を選ぶことが可能です。

    タイヤラックには、たとえば以下の種類があります。

    ● 縦置き用
    ● 横置き用
    ● 4本用
    ● 8本用
    ● キャスター付き
    ● カバー付き

    タイヤラックの大きさや種類によって異なりますが、値段は5,000〜10,000円が目安です。

    タイヤラックを選ぶ際は、インチだけでなく、幅や外径などのタイヤサイズも確認してから決めましょう。

    ガレージや倉庫などでタイヤを保管する際は、持ち運びしやすいキャスター付きがおすすめです。

    3.タイヤのチェーンロック

    タイヤのチェーンロックとは、タイヤやホイールに鍵付きのチェーンをかけて、盗難を防ぐためのアイテムです。

    チェーンロックを付けておけば、タイヤやホイールを簡単に持ち出すのは難しいため、盗難対策になります。鎖や鉄製のものが望ましいですが、自転車用やバイク用でも長いタイプなら車のタイヤにも使えます。

    タイヤ保管の保管場所が屋外で、盗難の恐れがある場合、チェーンロックをして少しでも盗難リスクを減らしましょう。

    4.タイヤストッカー

    タイヤストッカーとは、タイヤを収納する小さな倉庫のような保管アイテムです。物置タイプでサイズも大きいため、一戸建てである程度スペースに余裕がある方向けの保管アイテムです。

    タイヤ保管専用のため置きやすく、雨風や直射日光をしのげるため、タイヤをいい状態で保管できるメリットがあります。

    ただし、値段は数万円と決して安くはないため、スペースに余裕があり長く保管する予定がある方が購入するといいでしょう。

    5.空気圧調整アイテム(エアゲージ)

    エアゲージとは、タイヤの空気圧を測定したり調節したりする機械のことです。

    タイヤを保管する際は、空気圧を半分程度にすることでひび割れや変形を防ぎ、タイヤをいい状態で保管できる傾向にあります。

    タイヤを自宅で交換し保管する場合、空気圧の調節まで必要になるため、自宅でタイヤを管理する場合はエアゲージを持っておくのがおすすめです。

    エアゲージは安いものなら1,000円程度で購入できるため、お試しで購入するのもいいでしょう。

    タイヤの保管に関するよくある質問

    タイヤの保管に関するよくある質問

    タイヤの保管に関するよくある質問は、以下の3つです。

    1. 交換したタイヤの処分はいくらかかる?
    2. タイヤをビニール袋に入れて保管してもいい?
    3. オールシーズンタイヤであれば保管の必要はない?

    それぞれ具体的な内容を確認しましょう。

    1.交換したタイヤの処分はいくらかかる?

    交換した古いタイヤを処分したい場合、カー用品店やガソリンスタンドなどに依頼すれば、1本数百円で対応してくれます。

    劣化の少ないタイヤなら、リサイクルショップで買い取ってもらうことも可能です。

    タイヤは状態よく保管したとしても経年劣化は避けられないため、履き替える予定がないタイヤは思い切って処分やリサイクルを検討しましょう。

    なお、自治体の回収業者ではタイヤの処分が難しいため、タイヤ専門店やタイヤ処分が可能な業者などに依頼することが必要です。

    2.タイヤをビニール袋に入れて保管してもいい?

    タイヤをビニール袋に入れて保管することは可能ですが、ビニール袋は熱がこもりやすく湿気が溜まりやすいため、避けたほうがいいかもしれません。

    熱がこもるとタイヤの劣化が早まる恐れがあるだけでなく、湿気によりタイヤ内部が錆びるリスクもあります。

    タイヤ交換を業者に依頼すると、外したタイヤをビニール袋に入れて返却される場合がありますが、持ち帰り自宅で保管する際は、ビニール袋から出したほうがいいでしょう。

    3.オールシーズンタイヤであれば保管の必要はない?

    オールシーズンタイヤであれば、基本的にスタッドレスタイヤへの交換をしなくても走行可能なため、外すタイヤもなく保管の必要性もありません。

    しかし、雪が激しく積もる豪雪地帯の場合、オールシーズンタイヤのみでの対応は難しく、スタッドレスタイヤやチェーンの着用が必要です。

    オールシーズンタイヤだからといって、どれだけ雪が降ったり路面が凍結したりしても、安全に走れるというわけではありません。

    タイヤ保管方法に悩む方は「タイヤの保管サービス」がおすすめ

    タイヤ保管方法に悩む方は「タイヤの保管サービス」がおすすめ

    ベストのタイヤ保管ページより

    タイヤの保管は、タイヤのみかホイール付きタイヤかで、適切な方法が変わります。また、適切な保管環境を維持するためには、保管場所や保管方法も重要です。

    本記事でも紹介したとおり、タイヤの保管場所に配慮し、劣化を防ぐよう適切な方法で保管することで、タイヤをいい状態で長持ちさせられるでしょう。

    タイヤの保管や交換方法などについては、以下の記事でも詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。

    タイヤワールド館ベストは全国に約4,000の提携店舗があり、タイヤに関する相談を随時受け付けております。

    タイヤの保管方法をはじめ、タイヤに関するさまざまなことにお悩みの方は、タイヤワールド館ベストの提携店舗を検索して、ぜひお気軽にご相談ください。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

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    メンテナンスその他 タイヤの基礎知識 スタッドレスタイヤ 多賀城店

    スタッドレスタイヤのレンタルは安い?ケース別の料金相場や注意点・お得に利用できるお店を徹底解説

    「スタッドレスタイヤのレンタルは結局高いの?安いの?」「レンタルの利用方法は?」「スタッドレスタイヤのレンタルはオートバックスでできる?安い店は?」

    など、スタッドレスタイヤのレンタルに関する情報をお探しではないですか。

    冬限定でしか使用しないスタッドレスタイヤですが、いざ買うとなると価格も高いため、購入に躊躇している方も多いはず。ましてやタイヤサイズが大きい車に乗っていれば、10万円を超えるケースもあります。

    結論、短期間のレンタルだけであれば購入よりもお得になる可能性があります。

    今回は、スタッドレスタイヤのレンタルについて、料金相場や利用する際の注意点、利用できる店舗について解説していきます。

    レンタルと購入でどちらが安いのかについても解説していますので、最後までご覧ください。

    ※2025年は当店でのスタッドレスレンタルのサービスは実施しておりません。金額等は昨年までの実績となりますので、ご了承ください。

    スタッドレスタイヤのレンタルサービスとは

    スタッドレスタイヤのレンタルサービスとは

    スタッドレスタイヤは「購入する」の一択で考えている方は多いですが、お得なレンタルサービスも存在します。

    まずは、レンタルできるショップや利用方法について見ていきます。

    スタッドレスタイヤのレンタルはどのショップでできる?

    スタッドレスタイヤのレンタルサービスは、タイヤ専門店やカーショップ、ガソリンスタンドなどで提供されています。

    近年は少しずつ普及しているサービスではありますが、まだまだ利用できる場所は限られているのが現状です。

    基本的にはスタッドレスタイヤのレンタルがサービス内容になりますが、タイヤだけでなくホイールもセットになっているケースが多いため、タイヤの組み替えは必要なく手軽に利用できます。

    また、タイヤ交換(取り付け・取り外し)やレンタル中の夏タイヤの保管もサービス内容に組み込まれているケースも多いです。

    したがって、利用する店舗に車一つでいけば、必要な作業は全て完了できますので利便性は高いサービスといえます。

    レンタルできる日数はご利用の店舗によって体系が異なるので、必ず事前に確認しておくのがおすすめです。

    スタッドレスタイヤのレンタルサービスを利用する手順

    サービスを提供しているショップ等によって若干の流れは変わりますが、基本的には以下のような手順でサービスの利用ができます。

    1. 申し込み
    2. 当日来店&交換
    3. 返却日来店&交換
    内容< 作業 所要時間
    1 申し込み 店舗もしくは電話で予約 〜30分程度
    2 当日来店
    &交換
    予約した場所(指定された場所)に来店し、レンタルタイヤへ交換 30分〜60分程度
    3 返却日来店
    &交換
    レンタルタイヤを外し、履いていたタイヤへ交換 30分〜60分程度

    特に難しい作業はなく、当日車だけ持参すれば交換できるため、手軽に利用できるサービスといえます。参考までに、当店のスタッドレスレンタルを利用する場合を詳しく見ていきましょう。

    1.申し込み

    スタッドレスタイヤレンタルの手順1.申し込み

    お申し込みは店舗またはお電話で受け付けております。(〜30分程度)お気軽にお問い合わせください。

    2.当日来店&交換

    スタッドレスタイヤレンタルの手順2.当日来店&交換

    予約当日に予約した場所(指定された場所)にご来店ください。お車をスタッドレスタイヤへ交換し、履いていたお客様のタイヤセットは店舗でお預かりいたします。(30分〜60分程度)

    3.返却日来店&交換

    スタッドレスタイヤレンタルの手順3.返却日来店&交換

    ご返却日にご来店ください。お車からレンタルスタッドレスを外し、お預かりしていたお客様のタイヤをお付けします。(30分〜60分程度)

    スタッドレスタイヤのレンタル料金の相場は?

    スタッドレスタイヤのレンタル料金の相場は?

    スタッドレスタイヤのレンタル料金は、各社で価格の幅があります。比較しやすいように、ケース別の料金相場を把握しておくと安心です。

    レンタル代は年末年始など、スタッドレスタイヤの需要が高まる期間はハイシーズン料金として大幅に高くなる傾向もあります。
    また、レンタルするタイヤのサイズや使用するタイヤのグレードにもよって、料金が異なります。

    それでは、具体的に見ていきます。

    基本的にレンタル代以外に工賃と保証金がかかる

    レンタル代以外にタイヤ交換等の工賃(脱着工賃)やタイヤの保証金、タイヤ預かりの手数料などプラスでかかるケースも多くあります。

    レンタル代以外に料金が必要になる可能性がある項目は次の通りです。

    ● 工賃
    ● 保証金
    ● 保管手数料
    ● 延長料金
    ● 出張取り付け代
    ● チェーン代
    ● バランス調整代

    尚、基本料金に全て含んでいるショップもありますので、比較する際によく確認するようにしてください。

    ちなみにタイヤの保証金は、利用の際に指定された金額を渡しますが、レンタルしたタイヤ返却後に返金とするケースが多いようです。

    主にプラスでかかる可能性の高い項目の料金相場は以下となります。

    ● 工賃:2,000円〜5,000円(タイヤサイズによる)
    ● 保証金:5,000円〜10,000円
    ● 延長料金:2,000円〜5,000円(+1日)

    サービスを提供している場所によって、料金体系はさまざまですので、いくつか候補をピックアップして比較するのが賢い利用方法です。

    下記で紹介する料金の相場は、当店でレンタルした場合のレンタル料金のみを換算した表になります。
    ※2025年はスタッドレスレンタルのサービスは実施しておりません。昨年の実績となりますので、ご参考までご覧ください。

    スタッドレスタイヤを一泊二日でレンタルした場合

    スタッドレスタイヤを一泊二日でレンタルした場合の料金相場は以下となります。

    期間 14インチ
    (軽自動車)
    15インチ
    (普通車)
    16インチ
    (ミニバン)
    17インチ
    (SUV)
    一泊二日 3,000円
    〜10,000円
    5,000円
    〜15,000円
    6,000円
    〜18,000円
    8,000円
    〜20,000円

    ちょっとしたお出かけなど一泊二日のレンタルはニーズも多く、料金は新品のスタッドレスタイヤ購入と比較すれば断然安く済むといえます。

    したがって一泊二日程度のレンタルが、最もお得に利用できるケースといえるでしょう。

    スタッドレスタイヤを一週間(七泊八日)レンタルした場合

    スタッドレスタイヤを一週間でレンタルした場合の料金相場は以下となります。

    期間 14インチ
    (軽自動車)
    15インチ
    (普通車)
    16インチ
    (ミニバン)
    17インチ
    (SUV)
    一週間 10,000円
    〜20,000円
    15,000円
    〜22,000円
    17,000円
    〜25,000円
    22,000円
    〜27,000円

    一週間利用するとなればある程度の料金にはなりますが、それでも新品のスタッドレスタイヤを4本購入するよりも安くなる可能性が高いといえます。

    特にサイズが大きいスタッドレスタイヤは新品で買おうとすれば非常に高額となるので、まだまだレンタルがお得になるでしょう。

    スタッドレスタイヤを1ヶ月レンタルした場合

    スタッドレスタイヤを1ヶ月レンタルした場合の料金相場は以下となります。

    期間 14インチ
    (軽自動車)
    15インチ
    (普通車)
    16インチ
    (ミニバン)
    17インチ
    (SUV)
    1ヶ月 20,000円
    〜40,000円
    30,000円
    〜50,000円
    40,000円
    〜70,000円
    50,000円
    〜100,000円

    1ヶ月のレンタルとなると、ある程度の料金になるため、購入よりも割高になる可能性があります。
    購入とレンタルの料金を比較した上で判断が必要です。

    また、料金の幅もレンタルする店舗によって差が大きいので、利用する店舗はよく吟味する必要があるでしょう。

    もし、タイヤを保管する場所の問題や毎年同じ品質のスタッドレスタイヤを履きたい方には、レンタルのほうがメリットも大きいので、利用する価値は高い形です。

    スタッドレスレンタルのメリットとは?

    スタッドレスレンタルのメリットとは?

    スタッドレスタイヤのレンタルには、3つの大きなメリットがあります。

    1. 短期間のレンタルであれば買うよりもお得
    2. タイヤの保管場所を考える必要がなくなる
    3. タイヤの状態がある程度保証されるので常に安全

    料金以外の判断要素を把握するために、レンタルによるメリットを把握しておきましょう。

    1.短期間のレンタルであれば買うよりもお得

    レンタル料金の相場を見てわかる通り、短期間しかスタッドレスタイヤを使わないのであればレンタルするほうがお得になります。

    山間部や雪国であれば、シーズンを通して常にスタッドレスタイヤの装着は必須です。しかし、都心部であれば必要になる場面は少なく、ウィンタースポーツもほとんどしない方であれば、サマータイヤよりも高いスタッドレスの購入は不必要といえます。

    したがって、必要な場面が来た時のみ利用するレンタルを選んだほうがトータルコストが安くなる可能性が高いでしょう。

    予約が必要になるため、利用するタイミングは逆算する必要はありますが、お出かけ等であれば決まっているスケジュールに合わせれば良いので、そこまで手間もかからないはずです。

    軽自動車のような小さいサイズのスタッドレスタイヤでも、新品で購入するとなれば一般的なグレードのスタッドレスタイヤでも30,000円〜50,000円は必要になりますので、メリットは大きいでしょう。

    2.タイヤの保管場所を考える必要がなくなる

    スタッドレスタイヤに関して大きな悩みとなるのが保管場所の問題ですが、レンタルを利用する形であれば、シーズンオフ中のスタッドレスの保管場所が必要ありません。

    一軒家で大きな敷地があればまだしも、敷地が狭い家やマンションに住んでいる方に取って、場所を大幅に占領するタイヤの保管は悩みのタネになっているはず。

    18インチや20インチのタイヤの場合は、広いスペースがなければ保管は難しいとも言えるでしょう。

    タイヤレンタルであれば、スタッドレスタイヤを所持する必要がなくなるので、自宅のスペースを占領せずに済みます。

    3.タイヤの状態がある程度保証されるので常に安全

    スタッドレスタイヤのレンタルは、新品もしくは年式が新しいタイヤが常に用意されています。タイヤの品質は常に保証されていることになるため、安全に冬道の走行が可能です。

    仮にハイグレードのスタッドレスタイヤを数年前に購入していたとしても、年数が経っていくと劣化していきます。多くのタイヤメーカーが製造から3年〜4年が使用できる年数としていることもあり、年数が経つにつれ品質が低下したスタッドレスを使うことになります。

    レンタルであれば、常に品質をチェックしたタイヤが用意されているので、安心して車を使用できるのもメリットの一つです。

    スタッドレスレンタルの注意点

    スタッドレスレンタルの注意点

    スタッドレスタイヤのレンタルは、上手に利用すればお得なサービスですが、注意すべき点が3つあります。

    1. レンタルする日数は余裕を持ったスケジュールにする
    2. 早めに予約をしておく
    3. 購入したほうが安いケースもある

    思わぬ落とし穴になってしまう可能性もあるため、以下で詳しく解説しますので把握しておいてくださいね。

    1.レンタルする日数は余裕を持ったスケジュールにする

    スタッドレスタイヤをレンタルする日数は、余裕を持たせた期間にしておくと安心です。

    必要な日数に合わせてぴったりに返却日時を設定してしまうと、イレギュラーが起きた時に期日を過ぎてしまい、想定よりも料金が高くなってしまう可能性があります。
    特に冬は急な悪天候により、スタッドレスタイヤを履いていても道路で立ち往生してしまうケースも十分に考えられるので注意が必要です。

    延長料金が高い店舗であれば、1日2,000円〜3,000円近い料金設定になっているケースもあります。
    なるべく予定日数よりも+1日の余裕を持っておきましょう。

    2.早めに予約をしておく

    スタッドレスタイヤのレンタルは徐々に人気を集めているサービスだけに、ハイシーズンになると予約が殺到し、利用できないケースがあります。

    各店舗で用意している在庫数にも限りがあり早い者勝ちになりますので、スケジュールが決まり次第予約しておくのがおすすめです。

    特に、年末年始は予約が集中する時期になりますので、注意するようにしてください。

    3.購入したほうが安いケースもある

    レンタル料金の相場でも解説しましたが、必ずしもレンタルの利用が安くなるとは限りません。
    短期のレンタル以外は、割高になってしまうと考えても良いかもしれません。

    ちなみに、新品のスタッドレスタイヤはメーカーやグレードによって価格はピンキリですが、購入する場合の料金相場を参考として載せておきます。

    タイヤサイズ 想定される車種 価格相場(新品・4本セットの価格)
    14インチ 軽自動車 30,000円〜50,000円前後
    15インチ コンパクトカー 40,000円〜80,000円前後
    16インチ ミニバン 40,000円〜100,000円前後

    スタッドレスタイヤは製造から3年〜4年は使えることを考えると、長期レンタルで同等の料金を支払うのであれば、購入してしまったほうが金銭面ではお得になります。

    一方、一泊二日など短期間のレンタルと新品スタッドレスを購入した場合の料金を比較すると大きな金額差があるため、スタッドレスタイヤのレンタルは短期利用者向けにはおすすめといえます。

    また、コスト重視の方には、中古タイヤという選択もあります。写真だけでは判断しにくい商品でもあるので、フリマサイトやオークションサイトではなく、専門のユーズドショップで購入することをおすすめします。

    スタッドレスタイヤのレンタルに関するよくある質問

    タッドレスタイヤのレンタルに関するよくある質問

    最後にスタッドレスタイヤのレンタルに関するよくある質問を3つまとめました。

    1. スタッドレスタイヤのレンタルはオートバックスで可能?
    2. スタッドレスタイヤのレンタルはタイヤ館で可能?
    3. スタッドレスタイヤのレンタルが安いショップはある?

    1.スタッドレスタイヤのレンタルはオートバックスで可能?

    スタッドレスタイヤのレンタルは、オートバックスの一部店舗で利用可能です。軽自動車〜SUVまで幅広い車種に対応できるようにタイヤサイズを用意しています。

    ただし、各サイズ1台分のみ在庫用意、店頭予約必須などいくつか細かい条件があるようですので、詳しい内容はお近くのオートバックスに確認しておきましょう。

    価格も要問い合わせですが、「一泊二日9,800円〜(NBOX・スペーシア等)(2023年12月情報)」の情報は確認できました。

    実施している店舗の情報はこちら
    お近くのオートバックスに関する情報が見つからない方は一度、店舗に問い合わせしてください。

    2.スタッドレスタイヤのレンタルはタイヤ館で可能?

    スタッドレスタイヤのレンタルは、タイヤ館でも一店舗で利用は可能です。

    要望の多い短期間のコースも新設され、多くの方が利用しやすいサービスとして人気があります。

    レンタルスタッドレスのカタログもホームページに用意されているので、乗っている車に合うスタッドレスを探しやすいのもおすすめポイントです。

    料金もレンタル代だけでなく、取付・取り外しの工賃、貸出中の保管料を含んでいるので分かりやすい体系になっています。
    例えば、N-BOXやスペーシアに履ける「155/65R14」のレンタル料金は次の通りです。

    ● 一週間のレンタル代:22,500円
    ● 1ヶ月のレンタル代:35,900円
    ● 3ヶ月のレンタル代:49,300円

    実施している店舗の情報はこちら
    お近くのタイヤ館に関する情報が見つからない方は一度、店舗に問い合わせしてください。

    3.スタッドレスタイヤのレンタルが安いショップはある?

    料金体系が変わりやすく、料金を他店と比較してもお得に利用できるショップは次の通りです。

    タイヤ市場

    車検のコバック

    サービスを実施している店舗やエリアが限られているケースも多いため、お近くのタイヤショップにレンタルの対応できないか聞いてみるのがおすすめです。

    賢くレンタルサービスを利用して冬を乗り切ろう

    賢くレンタルサービスを利用して冬を乗り切ろう

    冬道を安全に走行するために必須となるのがスタッドレスタイヤです。
    「たぶんノーマルで出かけても大丈夫だろう」と安易に考えた結果、思わぬ事故に繋がってしまう可能性もあります。

    雪が降らない都心部の方は特に、価格の高いスタッドレスタイヤを購入することに抵抗がある方も多いと思いますので、必要なタイミングの時だけ使えるレンタルサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

    予約さえしておけば、お出かけ当日にレンタルすることも可能なので、ぜひ安心・安全で冬のカーライフを楽しんでください。

    多賀城店
    多賀城店
    TEL: 022-366-7811
    住所:宮城県多賀城市八幡1-1-5
    アクセス:仙台国道45号線沿い
    営業時間:10:00~19:00