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    メンテナンスその他 タイヤの基礎知識 泉八乙女

    定期的に車に乗らないと起きてくる不具合

    コロナも明けて多くのイベントが活気を取り戻してきました。それに伴い、久しぶりに車で出掛けてみようなんて考えている方も居るのではないでしょうか。

    実は、車は定期的に乗らないと不具合が起こりやすいって知っていましたか?

    今回は、最近車に乗っていない方や、久しぶりに車を動かそうと考えている方に向けて、定期的に車に乗らないと起こってくる不具合やトラブルについてご紹介いたします。

    車を定期的に動かさないとバッテリー以外に問題は生じるのか?

    エンジン・バッテリー・タイヤなど様々な部分に影響が出てきます。

    エンジンルーム画像

    最近車に乗っていなかったから久しぶりに動かそうとして、バッテリーが上がってしまったという経験ありませんか?

    実際に経験していなくとも、人づてに出がけにバッテリーが上がってしまって困ったという話を聞いたことがありませんか?

    このように、バッテリーのトラブルはよく聞くけれど、他の部品でのトラブルは聞かないからバッテリーだけ点検して出かけようと考える方も居ると思います。

    しかし、実際にはバッテリーだけではなく、エンジンやタイヤなど様々な部分にも問題が生じます。

    では、どのようなトラブルが起こるのか解説していきます。

    エンジンとバッテリーへの影響

    エンジンのオイルや冷却液の劣化

    最初に紹介するのは、エンジンオイルや冷却液の劣化による影響です。

    オイル画像

    まずは、エンジンオイルの劣化に伴う不具合について解説していきます。エンジンオイルは車に乗らなくても劣化していきます。エンジン内部は密閉状態にはなっていますが、完全な密閉状態ではないため、車に乗らなくても徐々にオイルが酸化していきます。

    見た目ではわかりづらいため、劣化していないと思う方も多いのですが、実際には劣化していたということが多くあります

    また、長期で車に乗っていない場合は、エンジンオイルが劣化している可能性が高いため、特に注意が必要です。

    劣化したオイルで走行し続けてしまうと、燃費の悪化や加速力の低下、最悪の場合エンジンの故障につながります。

    そして、車を一月全く動かさない状態だと、エンジンを始動した際に内部の金属部品にオイルが潤滑せずに乾いた状態で動いてしまうドライスタートと呼ばれる現象が起こってしまう危険性もあります。

    見た目ではわかりづらいため、専門店での点検をお勧めいたします。

    冷却水画像

    続いて、冷却水の劣化についてお話しします。冷却水は、主にエンジンの温度を冷やすやために使用されています。<

    冷却水には防錆効果もあるため、長期間車を放置してしまうとその効果が薄れ、冷却水の通路が錆が発生してしまう<ことも起こりえます。

    エンジンオイルと冷却水のどちらにも言えることですが、<冷却水もオイルも循環させずにいるとその通路内で不純物が詰まってしまうことも考えられます。

    このように、長期で動かしていない車の場合も、久々に車を動かす場合も、バッテリー以外に点検が必要です。

    バッテリーの充電不良によるトラブルバッテリー画像

    バッテリーが充電されないことには、いくつか原因が挙げられます。

    一つ目が、電気を溜める部分であるバッテリーの自然放電です。車は走行すること以外にも、カーナビや時計なども電装品を積んでいるために、走行しなくても徐々に電力を消耗してしまいます。

    走行することでバッテリーに電気が充電される仕組みのため、車を動かさずにいると充電していないのに電力が消費されていきます。そのため、自然放電が起こり、バッテリーが上がってしまう現象につながります。

    バッテリー上がりはバッテリー自体に負荷をかけるため、バッテリーの寿命が短くなってしまい、劣化してしまうことも考えられます。劣化してしまうと、いくら充電してもバッテリー内に電気を溜められなくなってしまいます。その為、充電不良が起こる原因の一つと考えられるのです。

    二つ目は、電気を作るオルタネーターと呼ばれる部品の故障です。この部品が壊れてしまうと、エンジンをかけても電気が作られない為、バッテリーの充電が始まらずに充電不足を引き起こします。

    三つ目が、レギュレーターの故障です。この部品は、オルタネーターで発電された電気を変換させてバッテリーに送る役割があります。その為、この部品が故障してしまうと、発電した電気を変換させることができないため、バッテリーに充電されず充電不良が起こってしまいます。

    バッテリーが上がってしまうと、エンジンの始動ができない、室内灯やヘッドライトがつかない、そして電装品が使用できないといったトラブルが起こります。

    また、最近の車に多いリモコンキーもバッテリーの充電不良によって使用できなくなってしまう可能性があるため、注意が必要です。

    タイヤへの影響

    タイヤの偏摩耗や空気圧の変化

    タイヤ画像

    長期的に車に乗らなくても、タイヤに影響はないとお考えの方もいると思います。ですが、タイヤにも影響が出てきてしまうのです。それが、タイヤ内の空気圧の変化です。

    タイヤは適切な空気圧を維持して運用することで、走行時に本来のスペックを発揮します。しかし、空気は自然に抜けていってしまうため、長期的に車を放置していた場合だと、タイヤ内の空気圧が大きく低下している場合があります。

    タイヤの空気圧が適切でないと、偏摩耗の原因となったり、車の自重を支えられずにタイヤやホイールが変形してしまう原因となります。

    また、タイヤに空気を入れるゴムバルブと呼ばれる部品も、同じくゴム製品のため時間が経つにつれて劣化していきます。そのため、久しぶりに車を動かそうとしてゴムエアバルブから空気が抜けているのに気が付かず走行してしまい、空気圧が下がってしまったなんてこともあります。

    このように、走らなくてもタイヤは劣化していってしまいます。

    燃料の劣化

    燃料系統やエンジンに悪影響を及ぼす問題

    長期間乗っていなかった場合一番気をつけたいのは、燃料の劣化です。

    ガソリンを入れたまま車を放置してしまうと、ガソリンも酸素に触れて酸化してしまう為、劣化してしまいます。劣化したガソリンは、見た目がどろどろとしたものになり、時間がたつと固まっていってしまいます。また、劣化したガソリンは異臭を放ちますので、給油口を開けてみて今までに嗅いだことのないような異臭がした場合は劣化している可能性が考えられます。

    時間経過以外にもガソリンタンク内に発生した結露によって、水滴がガソリンに混ざってしまうことも、劣化の原因と考えられています。

    劣化したガソリンをタンク内に入れ続けてしまうと、ガソリンタンクや配管といった金属部品が腐食を起こしてしまう可能性があります。さらに粘性が高いと、ポンプや配管などのガソリンを通る部品が目詰まりを起こしてしまいます

    もし無理に車を始動させた場合、エンジン周辺の部品が破損し、車の故障に繋がります。もしも、車にガソリンを入れたまま半年以上経過してしまっている場合には、ガソリンの入れ替えが必要なため必ずガソリンスタンドなどにご相談ください。

    まとめ


    車は定期的に動かさないと、不具合が起こる可能性が高くなってきます。

    一週間以上乗らなかった場合は、三十分以上ゆっくりと走行させるのが理想と言われています。

    三十分走らせると、エンジンオイルが循環しエンジン自体も温まってくるからです。

    週末や休日に少し遠くのスーパーや、買い物、ドライブなどをして三十分以上走行することを意識してみてください。

    時々動かすことで、オイルやバッテリーの不具合を防ぐこともできます。

    もしも、長期間車に乗っていないけれど動かす予定がある方、どこか不具合があるか心配な方はベストでは簡易点検も行っておりますので、ぜひご相談ください。また、タイヤの空気圧点検もしておりますので、長距離ドライブや久しぶりに車を動かす際には、ぜひタイヤワールド館ベストへご来店ください!

    またタイヤワールド館ベストではお客様がカスタムしたお車を
    沢山掲載している【写真館】がございます。

    ホイールの購入を検討しているかたぜひご覧ください!

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    車のフォグランプとは?車検に通る色と場所・交換方法について解説

    「フォグランプの適切な使い方が分からない。」「フォグランプの交換方法を知りたい」このような悩みがある方は、多いのではないでしょうか。

    この記事ではフォグランプの役割や使い方をはじめ、車検で通るフォグランプの取り付け方やフォグランプの交換方法まで網羅的に説明します。

    フォグラントについて詳しく知りたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

    フォグランプとは

    フォグランプとは

    フォグランプとは車両の前方や後方に装備されている補助灯です。
    主に霧が濃かったり、豪雨や降雪だったり、視界が悪くなる条件下で使用されます。

    通常のヘッドライトよりも低い位置に設置しており、拡散性の高い光を広範囲に照射することで地面や道路周辺をより明確になるように照らします。

    これによって、ドライバーが障害物や路面状況を認識しやすくなるので、より安全に運転をするのが可能です。前方用のフォグランプは白や黄色の光を発して、後方用は赤色の光を発するのが一般的です。

    適切に使用できれば安全性は向上しますが、視界が十分な状況では使用を控えるなど正しい使い方を心掛けましょう。

    LED・HID・ハロゲンの違い

    LED・HID・ハロゲンの違い

    フォグランプには主にLED、HID、ハロゲンの3種類のライトがあります。それぞれの特徴は次の通りです。

    種類 項目
    LED 省エネで長寿命でありながら、即時に点灯できる
    HID 明るさが高く夜間の視認性に優れているが、点灯までに時間がかかる
    ハロゲン 価格が安く照射範囲が広い。熱を多く発生するために消耗が早い

    LEDは省エネで長寿命でありながら、即時に点灯できるのが特徴です。HIDは明るさが高く夜間の視認性に優れていますが、点灯までに時間がかかります。

    ハロゲンは価格が安く照射範囲が広いですが、熱を多く発生するために消耗が早いというデメリットもあります。それぞれの特性を理解して使用目的に合ったライトを選ぶことが重要です。

    フォグランプと他のライト・ランプの違い

    フォグランプと他のライト・ランプの違い

    自動車にはさまざまなライトが装着されており、ライトごとに役割が異なります。

    ここではフォグランプ以外の2つのライトである、ヘッドライトとスモールライトについて説明します。

    ● ヘッドライト
    ● スモールライト

    ヘッドライト

    ヘッドライトは車の前方を照らすために設置されていて、夜に運転する際などに主に使用される照明装置です。夜間やトンネル内、暗い場所などで視界を確保することを目的に使用されます。

    ヘッドライトには「ロービーム」と「ハイビーム」の2種類があります。ロービームは対向車が眩しくなることを防ぐように手前を照らすようになっていて、ハイビームは遠くまで明るくするように前方を照らしてくれるのが役割です。

    一方で、フォグランプは主に濃霧や悪天候時に使用されるので、光の拡散性を重視した設計です。

    このため、ヘッドライトが遠くを明るく照らすのに対し、フォグランプは近距離を幅広く照らす点で役割が異なります。それぞれの用途を理解して、状況に応じて使い分けることが安全運転の鍵です。

    スモールライト

    スモールライトは自車の存在を周囲に知らせるために使用される補助的なライトで、正式には「車幅灯」とも呼ばれます。主に夕暮れ時やトンネル内などの完全な暗闇ではないが、自社の存在を周囲に知らせる必要がある場面で使用されるものです。

    スモールライトはヘッドライトやフォグランプに比べて光量が少ないです。光量は路面や周囲を照らすほどでは無くて、車両の幅や位置を周囲の車に知らせる程度となっています。

    スモールライトは「見せるための光」、フォグランプは「照らすための光」というふうに役割が異なります。それぞれの特性を理解して、適切に使い分けるようにしましょう。

    フォグランプの正しい使い方

    フォグランプの正しい使い方

    実際に自動車を運転していて、どのタイミングでフォグランプを使用していいのか迷ったことはありませんか。ここからは、フォグランプを正しく使う方法を紹介します。

    フォグランプをつけるタイミング

    フォグランプを使用するべきタイミングは霧が濃い時や、豪雨、降雪などの悪天候で視界が大きく制限される時です。
    特にヘッドライトだけでは道路や障害物が十分に確認できない場合に迷わず使用するようにしましょう。

    フォグランプは光を広範囲に拡散して地面を照らす設計となっているため、悪天候時でも道路の形状や路面状況を把握しやすくなっています。

    一方で晴天や視界が良好な状況で使用すると、対向車や前方車両が眩しくなって迷惑をかける可能性があるため避けるようにしましょう。

    また、夜間の運転時でも視界が悪い環境でのみ使用することを心掛けて、適切なタイミングでオン・オフを切り替えることが重要です。

    フォグランプのつけ方

    フォグランプのつけ方は車種によって異なりますが、一般的にはダッシュボードやステアリング周辺にある専用スイッチや、ヘッドライトスイッチに付随する操作機能を使用して点灯させます。

    また、ライトを点ける順番として、ヘッドライトを点灯させた状態で、フォグランプのスイッチを操作して点灯させることが多いでしょう。

    一部の車両ではインジケーターランプが点灯することで、フォグランプが作動していることを確認できるようになっています。

    使用前には取扱説明書で操作方法を確認しておきましょう。また、周囲の状況や法律を守り、必要な場面でのみフォグランプを適切に使用することが重要です。

    車検が通るフォグランプとは

    車検が通るフォグランプとは

    実際にフォグランプを取り付けてみたいけれど、車検に通るか不安な方もいるでしょう。そのような方に向けて、車検を受ける際に注意すべき5つの点について解説していきます。

    1. フォグランプの色
    2. フォグランプの点灯数
    3. フォグランプの取り付け位置
    4. フォグランプの明るさ
    5. フォグランプの光軸(向き)

    簡単にまとめると以下の通りです。

    項目 前方 後方
    白か黄色(淡黄色)で同一であること 赤色
    点灯数 2 2個以下
    取り付け位置 地面から250mm以上、800mm以下 地面から250mm以上、1,200mm以下
    明るさ 明確な光度の上限はなし
    (ただし、他の交通を妨げないものであることとの規定あり)
    300カンデラ以下
    向き 光軸は下向きに調整されている 車両の後方に向けられる必要があり

    詳しく説明していきますが、各項目で細かい条件もあり、専門家にまかせることが望ましいでしょう。

    フォグランプの色

    フォグランプの色は車検を通過する上で重要なポイントです。一般的には白色または黄色(淡黄色)の光が使用されることが多く、これらの色の光は法律で許容される範囲となっています。

    白色は視認性が高くて夜間や霧のない環境下であっても有効ですが、濃霧や悪天候の場合は黄色のほうが効果的とされています。

    黄色の光は白色よりも波長が長いため、霧や雨粒による散乱が少なく、視界を確保しやすいのが特徴です。

    ただし、青色やピンクなどの規定外の色を発するフォグランプは車検に通らない場合があるため注意が必要です。

    フォグランプを交換する際は法律に準じた光の色を選び、安全性と法令遵守を両立させましょう。

    参照:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2020.9.25】第199条(前部霧灯)

    参照:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2022.6.22】第207条(後部霧灯)

    フォグランプの点灯数

    車検を通すためにはフォグランプの点灯数にも気を付けましょう。一般的に前方のフォグランプは左右に2つ設置され、それぞれが独立した状態で正常に点灯する必要があります。

    片側のライトが切れている、または明るさに大きな差がある場合は車検に通らない可能性があります。

    一方、後方のフォグランプは車両の中央、または左右いずれかに1つ設置されていれば問題ありません。ただし、後方にフォグランプが2つ以上設置されている場合は、左右で均等に点灯することが求められます。

    フォグランプの点灯状態を事前に確認して不具合がある場合は早めに修理や交換を行うことが重要です。

    フォグランプの位置 設置位置 個数 点灯条件
    前方 左右 2 それぞれが独立した状態で正常に点灯する
    後方 車両の中央、または左右いずれか 2個以下 (左右均等) 1つの場合はそのまま点灯
    2つ以上設置されている場合は、左右で均等に点灯する

    参照:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2020.9.25】第199条(前部霧灯)

    参照:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2022.6.22】第207条(後部霧灯)

    フォグランプの取り付け位置

    車検に通るフォグランプの取り付け位置には法律で定められた基準があります。
    前方のフォグランプは地面から一定の高さ(通常は250mm以上、800mm以下)に取り付けるだけではなく、車両の左右対称に配置されていることが重要です。

    また、前方のフォグランプはヘッドライトの光を補助する役割があるため、周囲のドライバーを眩しくさせない角度で設置する必要があります。

    後方のフォグランプは車両の中心線に近い位置、または左右どちらかに設置され、地面からの高さや光の方向が規定を満たしていることが条件です。

    取り付け位置が不適切な場合、車検に通らない可能性があるため事前に確認するようにしましょう。

    フォグランプの位置 高さ 位置
    前方 地面から250mm以上、800mm以下 車両の最外側から400mm以内
    後方 地面から250mm以上、1,200mm以下 車両の中心線から左右に250mm以上離れた位置

    後方のフォグランプは車両の中心線に近い位置、または左右どちらかに設置され、地面からの高さや光の方向が規定を満たしていることが条件です。

    参照:道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示【2023.1.4】第30条(前部霧灯)
    参照:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2022.6.22】第129条(後部霧灯)

    フォグランプの明るさ

    フォグランプの明るさにも気を付けるようにしましょう。フォグランプは濃霧や悪天候時に使用されるため、適切な明るさであることが重要です。過剰に明るいフォグランプは対向車や周囲の車両に対して眩惑を引き起こす可能性があり、車検で問題視されることがあります。

    フォグランプの位置 光度
    前方 明確な光度の上限はなし
    (ただし、他の交通を妨げないものであることとの規定あり)
    後方 300カンデラ以下

    一方で、暗すぎるフォグランプは本来の照明効果を発揮することが難しいので、これも基準を満たさない可能性があるでしょう。車検では明るさや照射範囲が法律の規定に適合しているかが確認されます。

    フォグランプを交換する際には車検対応品であることを明記した製品を選び、適切な取り付けと調整を行うことが大切です。

    参照:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2020.9.25】第199条(前部霧灯)

    フォグランプの光軸(向き)

    フォグランプの光軸は車検を通過するための重要な要素の一つです。光軸とはフォグランプの照射する光の方向や角度を指していて、適切に調整されている必要があります。具体的には光軸が地面に対して一定の角度で下向きに設定されていなければなりません。

    このように調整されることで、対向車や周囲の車両に眩しい思いをさせることなく、路面や道路の周辺を効果的に照らすことが可能となります。

    フォグランプの位置 角度
    前方 光軸は下向きに調整されている
    後方 車両の後方に向けられる必要があり

    光軸が高すぎたり、左右にずれたりしている場合は、車検に通らない可能性があるため注意が必要です。フォグランプを交換したり、調整したりした後は専門店で光軸の確認と調整をおこなうことで安全に運転できるでしょう。

    参照:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2020.9.25】第199条(前部霧灯)

    フォグランプを後付けする方法

    フォグランプを後付けする方法

    車を購入した後でフォグランプを取り付けたくなった方もいるでしょう。ここでは、フォグランプを後付けする方法についてステップごとに解説します。

    1. 必要な部品を確認する
    2. 車検に対応した明るいバルブを選ぶ
    3. フォグランプの取り付け位置を決める
    4. フォグランプの取り付け方法を決める

    必要な部品を確認する

    フォグランプを後付けする際は必要な部品を事前に確認しましょう。
    基本的にはフォグランプ本体、取り付け用のブラケット、専用スイッチ、配線キット、リレー、ヒューズが必要です。

    車種によっては取り付け位置に適した専用の取り付けキットや、車両の既存配線と互換性のあるコネクターが必要になる場合があります。

    また、後付けするフォグランプが車検対応品であるかを確認することも忘れないようにしましょう。さらに、必要に応じて工具やテスターを準備して、配線作業や取り付け位置の調整が正確におこなえるように備えておくことが重要です。

    部品の不足がないように事前に取扱説明書や販売店に相談して確実に準備を進めましょう。

    車検に対応した明るいバルブを選ぶ

    フォグランプを後付けする際には、H8バルブなどの車検に対応した明るいバルブを選ぶことが重要です。バルブの明るさは視界確保に大きな影響を与えますが、過剰に明るすぎるバルブは対向車や周囲の車両に眩惑を与えるため、車検で不適合とされる場合があります。

    そのため、法律で定められた光量基準を満たしつつ、適切な照射性能を持つ製品を選ぶことが必要です。また、色温度にも注意が必要で、車検では一般的に白色(4000~6000K)や黄色(3000K程度)の光がよいでしょう。

    バルブの製品を選ぶ際には「車検対応」と記載されているものを選ぶことで、安心して使用できるフォグランプを取り付けることが可能となります。

    フォグランプの取り付け位置を決める

    フォグランプを後付けする際は取り付け位置を適切に決めることが重要です。
    一般的に、フォグランプは車両前部のバンパー下部に取り付けられることが多く、地面からの高さが250mm以上、800mm以下であることが推奨されています。

    この範囲内で取り付けることで、濃霧や雨、雪といった悪天候時でも路面を広く照らしつつ、対向車への眩惑を防ぐことが可能です。

    また、左右対称に設置することで視認性が向上して車検に適合することも確認できます。取り付け位置を決める際には、車両のデザインやスペースを考慮しつつ専門店などのアドバイスを参考にすることをお勧めします。

    フォグランプの取り付け方法を決める

    フォグランプを後付けする際には、車種や設置環境に応じた取り付け方法を決めることが重要です。
    取り付け方法としては、車両の純正フォグランプ用スペースを利用する方法や、専用のブラケットを使用してバンパー下部に取り付ける方法があります。

    純正スペースがない場合は、汎用の取り付けキットを活用すると効率的です。また、配線作業が伴うため、スイッチやリレー、ヒューズを正しく接続する計画を立てることも必要です。

    さらに、取り付け角度や光軸調整を適切におこなうことで、安全性と車検適合を確保します。専門店に依頼するか、自分で作業する場合でもガイドラインを確認しながら慎重に進めましょう。

    フォグランプの交換もタイヤワールド館ベストにおまかせ

    フォグランプの交換もタイヤワールド館ベストにおまかせ

    本記事では、車のフォグランプについて、使い方や交換方法などを幅広く紹介しました。

    フォグランプは、車や車のグレードによって装着がされているか・されていないかが決まります。最新の車にはフォグランプが採用されていない車が増えてきています。

    これは、ヘッドライト技術が進歩し、照射範囲を状況に合わせ、自動で変化させる頭の良いヘッドライトが最近の車には多く採用されているためです。

    現在、フォグランプは、悪天候時に必要な装備ではありますが、現在では車のファッションパーツとなりつつあります。ファッションパーツとして装着する場合は、フォグランプが対向車の目くらましにならないようにする、ということを頭に入れておくことが重要です。

    車検に通るフォグランプの装着には色々と注意点があります。また、装着にはさまざまな工具も必要となったり、配線の知識も重要となってくるのでいざ取り付けようと思っても大変なことが多いでしょう。

    もし、フォグランプの装着を検討されている方はぜひタイヤワールド館ベストにご来店ください。スタッフ一同心よりお待ちしております。

    仙台本店
    仙台本店
    TEL: 022-231-4114
    住所:仙台市宮城野区苦竹2-6-5
    アクセス:仙台国道45号線沿い
    営業時間:10:00~19:00
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    メンテナンスその他 多賀城店

    ヘッドライトが黄ばむ・曇る原因は?対策方法もご紹介

    こんにちは!タイヤワールド館ベスト 多賀城店です!
    ピカピカのヘッドライトがいつの間にか黄ばんでた、曇っていた、最近ライトが暗く感じる、、、なんてことありませんか?
    今回はその原因、そして対策方法についてご紹介します♪

    ヘッドライトが黄ばむ・曇る原因は?

    ポリカーボネート樹脂になったこと

    1984年に、世界で初めてポリカーボネート製のヘッドライトが採用されたのが初代のトヨタ・ソアラと言われています。
    この頃はまだガラス製のヘッドライトが主流でした。
    その後、1990年代になると、ポリカーボネートのあらゆる面からのメリットが認められ、ポリカーボネート製のヘッドライトが主流となります。

    ※ポリカーボネート樹脂とは熱可塑性樹脂の一種で高い透明性や耐衝撃性が特徴のエンジニアリングプラスチックです。

    ポリカーボネート樹脂は従来のガラス製と比べて軽く衝撃にも強く透明度も高いでのですが劣化しやすい為、レンズ表面に耐候塗料としてハードコートが塗装されています。

    国産車の場合、屋外保管下で3〜5年程度は皮膜を美しい状態のまま保つことができますが5年を超えてくると、紫外線・傷・熱
    により劣化を起こし、傷や変色の隙間に汚れが入り込んで、黄ばんだ状態になってしまいます😱

    黄ばみ・曇りによるデメリット


    ※写真右→曇っているヘッドライト/左→綺麗なヘッドライト
    写真を見ると分かりますが見た通りに綺麗さ、透明感が違うと思います。

    どうしても年月が経つと劣化は避けては通れません。
    そして車検の保安基準であるヘッドライトの光度測定が遠目から近目の測定となり、車検が通りにくくなりました😥
    くもったり黄ばんだりしているヘッドライトは、そのくもりと黄ばみで光の透過率が下がり、また散光することで光度が下がってしまいます。

    黄ばみ・曇ってしまったヘッドライトを綺麗にする方法

    ヘッドライト
    ヘッドライトの黄ばみやくもりを、ご自身でDIYでメンテナンスをする方も多いですが、その場はキレイになってもすぐにまた元通りになってしまうことがほとんどです。
    プロにおまかせしてキレイにしようと考えている方も増えています。

    市販の黄ばみ取りは、劣化したハードコートや凸凹になったポリカーボネートを平らに削り取れない上に、保護する皮膜が薄く、紫外線を透過してしまう為、すぐに黄ばみや くもりが戻ってしまいます。

    当店ではKeePerのヘッドライト クリーン&プロテクトでキレイにします✨

    まず劣化してしまったハードコートを完全にて取り除き、ポリカーボネートの表面を整えることにより黄ばみ等を根本的に取り除きます。
    そのままでは黄ばみが再発しやすくなる為、ガラス系コーティング剤で保護します。
    コーティング剤は皮膜が分厚いので、紫外線を吸収し、黄ばみやくもりを防止します。
    当社インスタグラムにて施工動画UP中

    ヘッドライトの黄ばみ曇りを防ぐ予防方法

    1. ヘッドライト プロテクションフィルム

      一番効果的と言われているのがフィルムでヘッドライトを保護することです。
      フィルム自体が紫外線を約93%以上カットしますので、黄ばみやくもり、ひび割れといった症状を強力に防いでくれます。
      フィルムを貼るので傷、ひび割れの予防にもなります。
    2. コーティングで保護する
      ヘッドライト専用のコーティング皮膜でレンズをしっかりと守る事が出来ます✨
      ポリカーボネートの劣化を遅らせ黄ばみや白ボケを防ぎます。
      1年に一回の繰り返しの施工がオススメです!

    まとめ

    いかがだったでしょうか?
    タイヤワールド館ベストには各店舗にキーパーの有資格者が在籍しております。
    わからない事や気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください♪
    ブログをご覧の皆様のご来店、心よりお待ちしております😊

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    ATF交換で車の内部をリフレッシュ!交換することで得られるメリットは?

    みなさんこんにちは!タイヤワールド館ベスト仙台本店です!

    今回はATF交換について解説していきたいと思います。
    ATFとはオートマチック・トランスミッション・フルードの略でAT車専用ミッション用オイルの事です。

    円滑にシフトチェンジができる・トランスミッション内で発生した熱を冷却させるなど非常に重要かつ役割の多いオイルなので
    適切な時期に交換しましょう!

    ATF交換とは?

    ATFとはオートマチック・トランスミッション・フルードの略称で、AT内部の歯車の潤滑やトルクコンバーターや油圧バルブの操作を行う重要な役割を持つオイルです。

    エンジンオイルと比べて交換までの目安が長いことや、
    走行状態によってコンディションが変わるため、交換をしたことがないという方もおられるのではないでしょうか。

    交換頻度は多くありませんが交換必要なオイルの一つです。

    ATF交換を行うことで得られるメリット

    2~3万キロ程度での定期的な交換が推奨されていますが、きちんと実行しないと以下のような不具合が発生する可能性があります。

    ・発進
    ・加速性能の悪化
    ・シフトショックが大きくなる
    ・オートマチックトランスミッションの故障
    (最悪、走行不能となる場合がある)
    ・燃費性能の低下

    ATF交換だけをすれば良いということではありませんが、交換を定期的に行うことでこれらの不具合を防ぐことができます。

    ATF交換にかかる時間と費用

    〈交換時間〉
    1時間~2時間
    ※車種により異なります

    〈交換費用〉
    5000円~30000円
    ※オイル量、車種により異なります

    ATF交換を行う頻度は?

    オートマオイルの交換頻度は、一般的に走行距離が2万キロ~3万キロ毎の交換が推奨されていました。

    現在ではメーカーや車種によっては10万キロ毎の交換を推奨していますが、背景としては車の性能が向上したことにより10万キロ程度までならオートマオイルを交換しなくても不具合が出ることがなくなってきたことによるものです。

    とは言え、車の持ち主が2~3万キロ毎にきちんとオートマオイルを交換していれば問題ないのですが6~7万キロまで無交換で走ってから初めて交換するとかえって不具合が出やすくなってしまうことが問題です。

    そのためにも、車を長期にわたり万全の状態で乗り続けるためには2万キロ~3万キロ毎に交換するのが車のためにも有効と言えるでしょう。

    まとめ

    いかかでしたでしょうか。今回はATF交換についてのご紹介でした。長い間交換をしていない場合、汚れが多く溜まってしまっている場合にATF交換をしてしまいますとオイルの粘度の違いから固着していた汚れが一気に剥がれてオイル内を移動して、トランスミッションの内部で不具合を引き起こしてしまい走行不可能になってしまう可能性もあります。

    オートマチックトランスミッションは非常にデリケートな重要な箇所なので、ATFの交換には細心の注意を払い、専門店やディーラーに相談しながら作業を進めることをおすすめします。

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    WAKO’sの添加剤フューエルシリーズのおすすめポイント

    今回は人気のWAKO’sの添加剤についてご紹介致します!

    WAKO’sの添加剤の役割とは?


    ガソリン系の添加剤は吸排気系やインジェクターキャブレター、吸気バルブ、シリンダーヘッドなどに蓄積したカーボンやガム質を溶かして洗浄してくれる役割りを担っています。

    エンジン内部(燃焼室)の汚れを除去できるガソリン添加剤です。
    エンジン内部が綺麗になることで、落ちた燃費やパワーが回復するという効果が期待できるというもの。

    F1・F2のそれぞれの特徴と車にもたらす効果

    F1(フューエルワン)の特徴

    【効果】
    エンジン内部の汚れを除去してエンジン本来の性能を引き出してくれる優れもの。

    エンジンエンジンフラッシングより手軽に行うことができ吸排気バルブ、燃焼室等に付着したカーボン、ワニス、ガム質などを除去しエンジン性能を引き出す商品です。

    ガソリンタンクに注入する性質上、燃料タンクの腐食を抑制や燃料に必要な性能全般を総合的に引き上げる事が可能です。

    燃料に添加する以上、注入するスパンは短いものの、
    価格や効力、燃料タンクに入れるだけの手軽さが魅力な商品になります。

    尚、フューエル F1は、ガソリン車のみの対応商品でありディーゼル車はD-1 ディーゼルワンを使用します。

    F2(フューエルツー)の特徴

    【効果】
    F 1とは違い、燃料ライン内の洗浄、排ガス性能に特化した商品です。

    燃焼状態も改善し、今はあまり見受けられない黒煙の抑制し燃料潤滑力を向上させる商品です。F1は洗浄、F2は中間メンテナンス目的での使用が前提でメーカーではワコーズRECS、F1.F2での順での使用を推奨しています。

    どの添加剤も共通ですが、入れ続ける事で効力を発揮する商品の為、マメな方向けです。とはえい使用方法はとても簡単なので
    給油のついでに入れて頂くと良いと思います。

    WAKO’s添加剤の使用方法

    使い方は超簡単!通常の給油時にガソリンタンクの給油口から
    添加剤を流し込むだけです。

    自動車の場合は1本そのまま入れてOKです。その後、通常通り給油して完了です!

    WAKO’s添加剤を使用するときに注意すること

    ボトルには『30リットル未満に使用するときは1%以上添加しないでください』と記載がありますが、自動車であれば30リットルから60リットルに1本という事で軽自動車でも満タンの時に1本入れると効果が期待できます。

    まとめ

    今回はWAKO’sの添加剤についてご紹介致しました!添加剤を使用することにより新車時のエンジン性能を取り戻したり、F-1・F-2両方を使う事によりクリーンアップし内部を綺麗に保つことができます。

    愛車を大事に長く乗りたい方は定期的に添加剤を使用してメンテナンスするのもおすすめです!とても簡単なのでお試し下さい。

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    ブレーキキャリパーとは?ビッグキャリパーの魅力やメリットデメリット・おすすめホイールも紹介

    車を安全に止めるために欠かせないのが、ブレーキシステムの要であるブレーキキャリパーです。ブレーキパッドをローターに押し付け、制動力を生む重要なパーツで、その種類や大きさによって性能は大きく変わります。

    中でも近年注目されているのが、より高い制動力と見た目の存在感が得られるビッグキャリパー。しかし通常のキャリパーより大きいため、ホイールとのクリアランスが厳しく、干渉トラブルが起きやすい点には注意が必要です。

    この記事では、ブレーキキャリパーの基礎からビッグキャリパーの特徴、おすすめのビッグキャリパー対応ホイールまで解説します。

    ぜひ最後までご覧くださいね。

    ブレーキキャリパーとは?

    ブレーキキャリパーとは?

    ブレーキキャリパーとは、ブレーキパッドをディスクローターに押し付けて「摩擦による制動力」を生み出す(=回転を制御する)、クルマの安全に直結する重要パーツです。

    ブレーキキャリパーの構造は大きく 「フローティング(スライド)式」 と 「固定(対向ピストン)式」 の2種類に分けられます。

    ブレーキキャリパーの構造は大きく 「フローティング(スライド)式」 と 「固定(対向ピストン)式」の2種類

    参考:akebono公式サイトより

    キャリパーの種類 特徴・構造
    フローティング式 一般的な乗用車に多い。片側にのみピストンがあり、ブレーキキャリパー本体がスライドして制動力を生み出す構造
    固定式 スポーツモデルやハイパワー車に多い。両側から均等にパッドを押し付けるため、制動力・コントロール性・熱容量など、あらゆる面で優れている

    この「固定式」が、いわゆるビッグキャリパーと呼ばれる大きなキャリパーに繋がります。

    ディスクブレーキとブレーキキャリパーの違いは?

    ホイールの奥に見えるのがディスクブレーキで、その中に含まれる構成部品のひとつがブレーキキャリパーです。

    キャリパーはブレーキパッドをローターに押し付ける役割を担う、いわば“ブレーキの本体”ともいえる重要なパーツです。

    キャリパー内部のピストンが油圧で動き、「ブレーキパッドをローターに押し付ける」→ 「摩擦で車が止まる」という流れを作っています。

    部品名 イメージ 定義
    ディスクブレーキ ディスクブレーキ ブレーキローター・パッド・キャリパーなどで構成された仕組み全体のこと
    ブレーキキャリパー ブレーキキャリパー ディスクブレーキの中でパッドを押して止める部品のこと

    ビッグキャリパーとは?

    ビッグキャリパーとは?

    ビッグキャリパーとは、主に 対向ピストン式(4POT・6POTなど)の大型キャリパーを指す言葉です。

    対向ピストン式(4POT・6POTなど)とは、ブレーキキャリパーの左右にピストンが付いていて、両側から同時にブレーキパッドを押すタイプのキャリパーのことです。

    ● 4POT=左右に合計4つのピストン
    ● 6POT=左右に合計6つのピストン

    という意味で、ピストンの数が多いほどブレーキを均等に強く押せるようになります。

    その結果、「ブレーキの効きが良くなる」「力の伝わり方が均一でコントロールしやすい」「高速走行や重い車でも安定して止まれる」といったメリットが生まれます。

    ビッグキャリパーはサイズが大きいため「見た目の迫力」が注目されがちですが、本質は性能向上にあるのです。

    ビッグキャリパーのホイール選びのポイント

    ビッグキャリパー装着車のホイール選びで最も重要なのは、キャリパーとホイール内側のクリアランスを確保できるかどうかという点です。ビッグキャリパーは通常のキャリパーよりも外側へ張り出しているため、スポーク裏やインナーリムとの距離が非常にシビアになります。

    そのため、ホイールメーカー各社は「ビッグキャリパー対応ディスク」や「GTRデザイン」「Rディスク」「スーパーGTRデザイン」「BBK対応」などという名称で、専用の逃げ形状を持つディスクを設定しています。

    ホイールを選ぶ際は、まず自分の車種がこれら“対応ディスク”の設定に合致しているかを確認することが大切です。さらに、インセット(オフセット)・リム幅・スポーク形状・ハブ高 といった要素も総合的にチェックする必要があります。同じホイールモデルであっても、サイズ違いによってクリアランスが変わり、装着可否が大きく変わることがあるためです。最終的には、カタログ数値だけで判断せず、実車マッチングで確認するようにしましょう。

    ビッグキャリパーのメリット

    【ビッグキャリパーのメリット】
    ● 制動力アップ&安定性が向上する
    ● パッド摩耗が均一で片減りが起きにくい
    ● ドレスアップ効果が高い

    ビッグキャリパーの最大のメリットは、制動力の高さと安定性です。左右のピストンでパッドを均等に押し付ける構造のため、ブレーキを踏んだ時の効きが鋭く、コントロール性も向上します。

    また、連続した下り坂や高速走行などでブレーキが熱を持った際にも、性能低下(フェード)が起こりにくく、安定した制動力を維持できます。

    さらに、パッド摩耗が均一になりやすく、タッチフィールが長期間安定する点も利点です。スポーク越しにキャリパーが見えるため、足回りのドレスアップ効果が高いのも人気の理由です。

    ビッグキャリパーのデメリット

    【ビッグキャリパーのデメリット】
    ● ホイールと干渉しやすい
    ● 車種によっては取付に追加部品が必要
    ● パーツ代・工賃が高い
    ● 日常用途では性能差を感じにくい場合もある

    一方で、ビッグキャリパーには注意すべきデメリットもあります。もっとも大きいのはホイールとの干渉リスクで、大型キャリパーはスペースを取るため、対応ホイールを選ばないと物理的に装着できません。

    また、車種によってはブラケットなど取付用パーツが別途必要になり、交換工賃も通常より高くなる傾向があります。日常の街乗りでは性能差を感じにくい場面も多く、コストに対して恩恵を体感しづらい場合もあります。

    とくに「ホイールクリアランス問題」はビッグキャリパー最大の壁と言えるため、購入前の適合確認が必須です。

    ビッグキャリパーの交換費用相場

    ビッグキャリパーの交換費用相場

    ビッグキャリパーへの交換となると 「最初にどれくらい費用がかかるのか…」 という心配はつきものですよね。工賃だけでなく、肝心の商品そのものが高価なため、どうしても躊躇してしまう方が多いのが実情です。

    実際、ブレーキキャリパーは安全面に関わる重要パーツであるため、精度や材質、製造工程が厳しく管理されており、価格もそれに比例して高くなります。

    車種 内容 税込定価
    トヨタ86(2014/4〜ZN6) ビッグキャリパーキット フロント左右セット
    (キャリパー本体・ローター・パッド一式)
    約31万6,800円〜

    この金額は「商品だけ」の話で、ここに取り付け工賃・ブレーキフルード交換・場合によっては追加パーツなどが加わることもあるため、トータル費用はさらに上がることになります。

    とはいえ、その分だけ性能は確かで、制動力の向上や熱に対する強さ、そして何よりホイール越しに見える存在感は、他では替えが効かない魅力です。「初期費用は高いけれど、満足度はその数倍」──ビッグキャリパーが人気であり続ける理由は、まさにこの点にあります。

    ビッグキャリパーがおすすめの人

    ビッグキャリパーがおすすめの人

    ビッグキャリパーは、以下のような人におすすめです。

    • ● スポーツ走行を楽しむ人
    • ● ハイパワー車の制動力を底上げしたい人
    • ● 足回りの見た目を大きくドレスアップしたい人
    • ● 大径ホイール・スポークデザインのホイールが好きな人

    反対に、「街乗り中心・コスト重視・純正ホイールのまま」という人には、メリットを実感しにくい場合もあります。

    ビッグキャリパーは純正OKでも社外ホイールはNGの場合がある

    ビッグキャリパーは純正OKでも社外ホイールはNGの場合がある

    ビッグキャリパーは、純正ホイールでは問題なく装着できても、社外ホイールに交換した途端に干渉が発生するケースがあります。

    これはビッグキャリパー特有の“サイズ・形状の大きさ”に加えて、ホイール側のディスク形状やクリアランス差が原因となることが多いです。

    普通のキャリパーでも干渉することがある

    ビッグキャリパーに限らず、ごく稀に“純正キャリパーでも干渉する事例”があります。それがインチダウン時です。

    ホイールの内側には、アルミ製ホイールに多く使われる貼り付けタイプの「バランスウェイト」があります。

    バランスウェイトは走行中に発生するアンバランスを補正する重要な部品ですが、これがキャリパーに触れてしまう(干渉する) というトラブルも存在します。

    ▼ よくある干渉の例
    ● 助手席側は干渉しないのに、運転席側だけ当たる
    ● クリアランスが 1mm 未満しかなく、種類によっては接触
    ● 高速回転・制動時の熱で微妙にズレて干渉することも

    キャリパーは鋳鉄製が一般的で、熱膨張しても 1mm 以上膨らむことはありませんが、個体差・ウェイト位置・ホイール形状によって、ギリギリのクリアランスでは接触リスクが十分あります。

    また、片側だけ干渉する例も多く、

    ● 車体側のキャンバー角の差
    ● ブレーキキャリパーの製造誤差
    ● バランスウェイトの貼り付け位置の違い
    ● ホイールの個体差(微妙な寸法差)

    これら複数の要因が重なることで、「右はOKだが左だけNG」という事例も実際に発生しています。

    ビッグキャリパーに限らず、装着の際にはホイールとキャリパーのクリアランスはは余裕を持って(最低でも数mm単位の余裕)確保することが大切です。

    おすすめのビッグキャリパー対応ホイール3選

    おすすめのビッグキャリパー対応ホイール3選

    ホイールメーカー各社は、ビッグキャリパーに対応可能なディスク形状をラインナップしているので、各メーカーのマッチングデータを元に、好みのデザインを選択することができます。

    • ● WORK エモーションCR2P
    • ● RAYS HOMURA(ホムラ)2×10BD
    • ● WedsSport(ウェッズスポーツ)SA-25R

    WORK エモーションCR2P

    WORK エモーションCR2P

    公式サイトへ

    ビッグキャリパー対応ディスクは構造上、どうしてもリムの深さを確保しづらいのが一般的ですが、WORKのエモーションCR2Pは、その制約の中でもできる限り“深リム”に近づけるよう、サイズ計算を綿密に行い装着しています。

    2ピース構造ならではのオーダーインセットに対応しているため、車種やキャリパー形状に合わせた最適なクリアランスを確保しつつ、理想のフェイスデザインを実現できる点が大きな魅力です。

    ビッグキャリパー対応とカスタム性を両立させたい方に、特におすすめできるモデルです。

    項目 内容
    メーカー WORK
    商品名 エモーションCR2P
    価格 172,200円〜/4本(ホイール付き)

    RAYS HOMURA(ホムラ)2×10BD

    RAYS HOMURA(ホムラ)2×10BD

    公式サイトへ

    HOMURA(ホムラ)2×10BDは、RAYSのHOMURAシリーズの中でも「ビッグキャリパー対応マーク」が設定されているモデルです。

    インナークリアランスをしっかり確保したディスク設計により、輸入車やハイパワー車の大径キャリパーにも対応しやすい構造です。

    スポークの立ち上がり角度や裏側の逃げ形状まで徹底して作り込まれており、スタイリッシュさと機能性を両立。ドレスアップホイールとしても人気が高く、ビッグキャリパー車の足元をシャープに演出できます。

    項目 内容
    メーカー RAYS
    商品名 ホムラ 2×10BD
    価格 216,400円〜/4本(ホイール付き)

    WedsSport(ウェッズスポーツ)SA-25R

    WedsSport(ウェッズスポーツ)SA-25R

    公式サイトへ

    ウェッズスポーツのSAシリーズは軽量かつ剛性の高い設計が特徴で、ビッグキャリパーにも対応可能なディスク形状が用意されています。SA-25Rはスポークが細く、キャリパー周りの空間確保に優れたデザインです。

    GTRデザイン(ビッグキャリパー対応ディスク)では、より大きなキャリパーにも対応できる逃げ形状を採用しており、スポーツ走行〜街乗りまで幅広くマッチします。
    軽量性+クリアランス+デザイン性を求めるユーザーにぴったりのモデルです。

    項目 内容
    メーカー weds
    商品名 ウェッズスポーツ SA-25R
    価格 82,700円〜/4本(ホイール付き)

    純正ビッグキャリパー装着車

    純正でビッグキャリパーが装着されている車種は、各国産自動車メーカーの中でも、一部の大型セダンやスポーツタイプの車種に装着されている場合が多い傾向にあります。

    また近年では、同じ車種の中でも上位グレードの特別仕様車のみビッグキャリパーが装着されているモデルが存在したりと、社外ホイールを選択する際に注意する必要があります。

    輸入車ではブレーキの小型化が進んではいますが、車両重量や排気量、自国の走行環境などの理由から、国産車より大きいブレーキキャリパーが装着されているケースが多くあります。

    そのため、輸入車は特にホイール内側のクリアランスにシビアで、国産車以上にホイールとキャリパーの干渉リスクを注意して選ぶ必要があります。

    ここでは純正でビッグキャリパー装着車の一部をご紹介していきます。

    【トヨタ】GRヤリス|フロント4POTビッグキャリパー

    【トヨタ】GRヤリス|フロント4POTビッグキャリパー

    【トヨタ】GRヤリス|リアキャリパー

    【トヨタ】GRヤリス|リアキャリパー

    【三菱】ランサーエボリューションⅧ|純正ブレンボキャリパー

    【三菱】ランサーエボリューションⅧ|純正ブレンボキャリパー

    【AUDI】R8|フロント純正6POTビッグキャリパー

    【AUDI】R8|フロント純正6POTビッグキャリパー

    【AUDI R8|リア4POTビッグキャリパー

    【AUDI R8|リア4POTビッグキャリパー

    【マセラティ】ギブリ|6POTビッグキャリパー

    【マセラティ】ギブリ|6POTビッグキャリパー

    【メルセデスベンツ】S65AMG|ビッグキャリパー

    【メルセデスベンツ】S65AMG|ビッグキャリパー

    【メルセデスベンツ】G65AMG|ビッグキャリパー

    【メルセデスベンツ】G65AMG|ビッグキャリパー

    【スバル】インプレッサ|フロント純正ブレンボキャリパー

    【スバル】インプレッサ|フロント純正ブレンボキャリパー

    【スバル】インプレッサ|リア純正ブレンボキャリパー

    【スバル】インプレッサ|リア純正ブレンボキャリパー

    まとめ

    ブレーキキャリパーは、クルマの「止まる力」を支える非常に重要なパーツです。その中でもビッグキャリパーは、制動力の向上だけでなく、足元の存在感を大きく変えてくれる魅力的なカスタムです。
    しかし同時に、ホイールとのマッチングがシビアになるため、サイズ・ディスク形状・インセットなど、総合的なチェックが欠かせません。

    通常キャリパー車に比べると選べるホイール種類は限られますが、自分のイメージにぴったり合ったホイールがビッグキャリパーと美しく収まった瞬間の満足感は格別です。スポークの隙間から覗く鮮やかなキャリパーは、ホイール全体の高級感や存在感をさらに高めてくれるはずです。

    ご興味のある方はぜひ一度お近くのタイヤワールド館ベストへご相談ください。豊富な知識と経験を持つスタッフが、あなたの愛車に最適なホイールとキャリパーの“ベストマッチング”をご提案いたします。

    納得のいくスタイルと安心の走行性能を、ぜひ一緒に実現しましょう!

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    【危険】タイヤのひび割れは補修すべき?原因や対処法を解説

    「タイヤのひび割れって補修できるの?」
    「タイヤがひび割しているけど、次の点検までこのままでいいかな?」

    ひび割れしたタイヤは、基本的には交換することをおすすめします。理由は、ひび割れしたタイヤは新品の状態に戻せないため、補修をしてもタイヤの劣化は進行するからです。

    ただし、タイヤのひび割れや劣化を予防することで、タイヤを交換しなくて済む場合があります。本記事では、タイヤがひび割れする原因や対処法、タイヤのひび割れを無視するとおこる危険なことを、わかりやすく解説します。

    タイヤのひび割れとは?

    タイヤのひび割れとは?

    タイヤのひび割れとは、言葉の通り、タイヤに細かな割れや亀裂が入ることを指します。ひび割れする部分は、以下の3カ所です。

    ・タイヤの接地面
    ・タイヤの側面
    ・タイヤの溝底

    上記の部位に、外的要因(接触してできる傷)やタイヤの経年劣化によって、タイヤにひび割れが発生します。

    経過観察(走行可能)かタイヤ交換(走行不可)の判断材料は、タイヤがどの程度ひび割れしているかで決まります。

    タイヤの経年劣化とひび割れは避けられないため、タイヤのひび割れチェックは定期的におこないましょう!

    タイヤがひび割れする5つの原因

    タイヤがひび割れする5つの原因

    タイヤのひび割れは、走行距離やメンテナンス頻度など、車の状態によって異なります。タイヤは消耗品であるため、経年劣化によるタイヤのひび割れは必ず発生します。

    しかし、タイヤのひび割れの原因を把握することで、対策することが可能です。本章では、タイヤがひび割れする5つの原因を解説します。

    1. タイヤの空気圧が不足した状態で走行する
    2. タイヤが紫外線を浴びる
    3. タイヤに艶出し剤を過度に使用する
    4. タイヤを定期的にメンテナンスしていない
    5. タイヤの保管状態が悪い

    タイヤの空気圧が不足した状態で走行する

    タイヤがひび割れる1つ目の理由は「タイヤの空気圧が不足した状態で走行する」です。タイヤの空気圧不足で走行した場合、地面とタイヤの接地面が多くなることで、タイヤに負担がかかります。

    タイヤに負担がかかった状態で走行を続ければ、偏摩耗のリスクも高くなるため注意が必要です。JATMAの調べでは以下のように、4台に1台のタイヤが空気不足というデータがあります。

    4台に1台が空気圧不足

    引用:JATMA

    気付かないうちにタイヤの空気が抜けている状態で走行している方も少なくありません。

    タイヤの空気圧は、最寄りのガソリンスタンドでも簡単に確認できるため、定期的に確認しましょう。

    タイヤが紫外線を浴びる

    タイヤがひび割れる2つ目の理由は「タイヤが紫外線を浴びる」です。

    タイヤは100種類以上の成分からできており、タイヤを紫外線から守ってくれる劣化防止剤という成分が含まれています。タイヤが紫外線を浴び続けることで、劣化防止剤は徐々に減少し、タイヤのひび割れにつながります。

    紫外線は避けられませんが、タイヤを紫外線から守るための対策は可能です。

    水性のタイヤコーティングスプレーやタイヤワックスを活用し、タイヤを紫外線から守りましょう。

    タイヤに艶出し剤を過度に使用する

    タイヤがひび割れる3つ目の理由は「タイヤに艶出し剤を過度に使用する」です。

    市販で販売されている艶出し剤は、水性と油性の取り扱いがあり、タイヤに含まれる劣化防止剤の減少を促進する商品が存在します。

    たとえば油性の艶出しワックスは、タイヤの成分と化学反応を起こし、タイヤワックスと一緒に劣化防止剤も溶け出してしまいます。そのため、油性の艶出しワックスはタイヤの劣化を早めるため、おすすめできません。

    タイヤワックスを使用する場合は、水性のワックスを適度に使用して、タイヤの劣化を未然に防ぎましょう。

    タイヤを定期的にメンテナンスしていない

    タイヤがひび割れる4つ目の理由は「タイヤを定期的にメンテナンスしていない」です。

    「普段から、タイヤの点検をしていない」
    「乗っていて気にならないからタイヤのことは気にしていない」

    あなたも上記のようにお考えかもしれません。しかし、タイヤのメンテナンスを怠ると、たとえば以下のような危険が考えられます。

    ・タイヤがパンクする
    ・偏摩耗によりホイールバランスが崩れる
    ・空気圧低下により燃費が悪くなる

    タイヤを定期的にメンテナンスすれば、上記の問題を未然に解決できます。

    専門店に任せることも大切ですが、タイヤのひび割れは自分でもチェックできるため、定期的にタイヤの状態は確認しておきましょう。

    タイヤの保管状態が悪い

    タイヤがひび割れる5つ目の理由は「タイヤの保管状態が悪い」です。

    タイヤのひび割れは、タイヤが未使用の状態でも発生します。

    一般的なタイヤ保管はタイヤカバーをかけて保管しますが、タイヤカバーを使わずにタイヤを保管している方は注意が必要です。たとえば、以下の環境でのタイヤ保管はおすすめできません。

    ・タイヤカバーを使用せず、タイヤをむき出した状態で屋外に保管
    ・タイヤを、地面に直置きして保管
    ・ビニール袋にタイヤを入れて、日当たりのよい場所で保管

    上記のような環境で保管した場合、紫外線や雨風の影響を受けるため、タイヤのひび割れにつながります。タイヤを保管する時は、タイヤの負担が少ない環境で保管しましょう。

    タイヤのひび割れは補修できるがあくまで応急処置

    タイヤのひび割れは補修できるがあくまで応急処置

    タイヤのひび割れは補修できても、応急処置であることを忘れてはいけません。理由は、タイヤのひび割れは完全に修復できないからです。

    タイヤの経年劣化は避けられないため、ひび割れは必ず発生します。たとえば、タイヤの軽度のひび割れが発生した場合の対処方法は、以下の通りです。

    ・シリコンを含んだタイヤワックスの使用
    ・タイヤのひび割れが軽度であるため経過観察

    上記の対処方法は、根本的にタイヤのひび割れがなくなる方法ではありません。

    タイヤが劣化することでひび割れは発生するため、タイヤの劣化を未然に防ぐことも重要です。

    なお、タイヤのひび割れ度合いによっては、タイヤ交換が必要です。タイヤ交換か補修するべきか判断が難しい方は、最寄りの店舗に相談してみましょう。

    タイヤのひび割れ度合いで補修できるか決まる

    タイヤのひび割れ度合いで補修できるか決まる

    タイヤのひび割れ補修の可否は、タイヤのひび割れ度合いによって異なります。ただし、先述の通りタイヤのひび割れは、完全に修復できません。

    タイヤのひび割れ具合を確認することで、今どのような対策をするべきか理解することが大切です。
    一般社団法人日本自動車タイヤ協会のJATMAでは、タイヤのひび割れ具合の判断基準を、以下の写真でわかるように記載しています。

    クラック発生レベル

    引用:JATMA

    本章では、タイヤのひび割れを補修できるレベルから、タイヤのひび割れが補修できないレベルまで、3つのレベルにわけて解説します。

    1. タイヤのひび割れを補修できるレベル
    2. タイヤのひび割れを経過観察するレベル
    3. タイヤのひび割れが補修できないレベル

    タイヤのひび割れを補修できるレベル

    タイヤのひび割れを補修できるタイヤの状態は、以下の通りです。

    ・タイヤ表面の軽度な擦れ
    ・タイヤ側面の軽度なひび割れ

    上記のタイヤ状態は、ほとんどタイヤにひび割れが発生していないため、問題なく走行できるレベルです。

    タイヤのひび割れが悪化しないように、タイヤワックスを適度に使用すれば、タイヤのひび割れを予防することが可能です。

    タイヤのひび割れ対策をしながら、タイヤの状態を定期的に確認しましょう。

    タイヤのひび割れを経過観察するレベル

    タイヤのひび割れを経過観察するタイヤの状態は、以下の通りです。

    ・タイヤ表面のひび割れが、目視で確認できる
    ・タイヤ表面のひび割れが、繋がって線状に亀裂が入っている

    上記のタイヤ状態で注意したい点は、ひび割れ箇所の溝の深さです。タイヤ内部のコードまでひび割れが進行した場合は、安全に走行できない可能性が高いため、タイヤを交換する必要があります。

    コードに達していない場合、タイヤのひび割れ補修は可能ですが、あくまで応急処置です。

    確実にタイヤのひび割れは進行しているため、ひび割れが深くなる前に最寄りの店舗で確認してもらいましょう。

    タイヤのひび割れが補修できないレベル

    タイヤのひび割れが補修できないタイヤの状態は、以下の通りです。

    ・完全にひび割れしている
    ・タイヤ内部のコードに達している

    上記のようなタイヤは、走行時の危険性が高いため補修をおすすめできません。

    また、タイヤに大きく亀裂が入っている場合は、早めにタイヤ交換をする必要があります。

    「まだ大丈夫かな?」
    「1ヶ月後に定期点検だからそれまではこのままでいいかな?」

    タイヤのひび割れの対策をせずに無視して走行すれば、走行中にパンクやバーストなどのリスクが高まります。

    タイヤのひび割れで悩んだら、最寄りの店舗に相談しましょう。

    タイヤのひび割れを無視しておこる危険なこと

    タイヤのひび割れを無視するとおこる危険なこと

    タイヤのひび割れを無視した走行には、タイヤのひび割れ悪化やバーストなど、多くの危険が潜んでいます。

    タイヤのひび割れは、タイヤの経年劣化に伴い必ず発生するため避けられません。安全に走行を継続させるためにも、タイヤのひび割れチェックや劣化具合は、定期的に確認しましょう。

    本章では、タイヤのひび割れを無視するとおこる危険なことを紹介します。

    ・タイヤがバーストする
    ・タイヤの寿命が短くなる

    タイヤがバーストする

    タイヤのひび割れを無視するとおこる危険なこと1つ目は、「タイヤがバーストする」です。タイヤのひび割れを無視して走行を続ければ、タイヤへの負担が大きくなり、最悪バーストする危険性があります。

    たとえば、強い衝撃によるバーストや、荷物の積み過ぎによりタイヤが発熱して破裂するなど、走行中にバーストが起きれば大きな事故につながりかねません。

    また、タイヤのひび割れ原因と走行時のタイヤへの負担が組み合わさることで、バーストする危険性も高まります。

    タイヤのひび割れを無視して走行するのは、危険しかありません。

    安全に走行を継続するためにも、タイヤのひび割れがどの程度なのか、定期的に確認しましょう。

    タイヤの寿命が短くなる

    タイヤのひび割れを無視するとおこる危険なこと2つ目は、「タイヤの寿命が短くなる」です。タイヤのひび割れが悪化しやすい状況で走行を続ければ、タイヤにかかる負担が増加し続けます。

    たとえば、タイヤのひび割れを無視すれば、以下の流れを早く繰り返す可能性があります。

    1. タイヤのひび割れが発生
    2. 無視して走行を継続する
    3. タイヤの状態が悪化
    4. タイヤに亀裂が入りやすくなる
    5. タイヤが走行中にバーストする
    6. タイヤの交換を余儀なくされる

    上記の流れが早いほど、タイヤの寿命が短くなりタイヤの交換回数が増え、多くのコストが発生します。

    一方で、タイヤの状態を確認しながらタイヤの劣化やひび割れ対策をすれば、タイヤの寿命を伸ばすことは可能です。

    タイヤ管理を適切におこない、タイヤの劣化やひび割れを未然に防ぎ、タイヤの寿命を伸ばしましょう。

    タイヤのひび割れを予防する方法

    タイヤのひび割れを予防する方法

    これまで、タイヤのひび割れ原因や危険なことについて解説してきました。重要なポイントは以下の3つです。

    1. タイヤの経年劣化は避けられない
    2. タイヤのひび割れは完全には補修できない
    3. タイヤのひび割れは無視してはいけない

    本章では、タイヤを長く使用できるように、タイヤのひび割れを予防する4つの方法を紹介します。

    1. タイヤの空気圧を適正値に保つ
    2. タイヤワックスを適度に使用する
    3. タイヤを定期的にメンテナンスする
    4. タイヤを適切な方法で保管する

    タイヤの空気圧を適正値に保つ

    タイヤのひび割れを予防する方法の1つ目は「タイヤの空気圧を適性値に保つ」です。タイヤの空気圧が低下したままの連続走行は、タイヤと地面の接する面積が増えることで通常以上の負担がかかります。

    一方、タイヤの空気圧を保てばタイヤへの負担が軽減でき、タイヤのひび割れを予防することが可能です。タイヤの空気圧を適正値に保つと、他にも以下のメリットがあります。

    ・偏摩耗の予防
    ・タイヤの劣化予防
    ・燃費の低下を抑制

    タイヤの空気圧は定期的にチェックする必要があります。最寄りのガソリンスタンドで簡単に補充できるため、月1回はタイヤの空気圧を確認して適正値を保ち、タイヤへの負担を抑えましょう。

    なお、タイヤの空気が抜けにくくなる窒素ガスを使用すれば、タイヤの空気圧を一定に保てるためおすすめです。
    タイヤの窒素ガスについては、【タイヤに窒素ガスは必要?入れて得られる5つの効果・メリットを初心者向けに解説!】、タイヤの空気の入れ方については、【車の空気圧を確認する方法|適正な値を計測する6つのコツも紹介】の記事も参考にしてみてください。

    タイヤワックスを適度に使用する

    タイヤのひび割れを予防する方法の2つ目は「タイヤワックスを適度に使用する」です。タイヤワックスは、タイヤの表面にコーティングすることで、汚れや劣化を抑制させる効果があります。

    タイヤのひび割れを予防する場合は、水性タイプのタイヤワックスをおすすめします。油性タイプのタイヤワックスは、タイヤ成分の劣化防止剤と化学反応をおこしてしまい、タイヤの劣化を早める恐れがあるからです。

    水性タイプと油性タイプの特徴は以下の通りです。

    タイヤワックス種類 メリット デメリット
    水性タイプ タイヤの劣化予防や汚れからの保護 水と一緒に流れやすい
    油性タイプ タイヤに艶が出てキレイに仕上がる タイヤの劣化を早める

    タイヤの寿命を伸ばすために、水性タイプのタイヤワックスを適度に使用して、タイヤのひび割れを未然に防ぎましょう。

    タイヤを定期的にメンテナンスする

    タイヤのひび割れを予防する方法の3つ目は「タイヤを定期的にメンテナンスする」です。

    一般的に車を点検する頻度は、法令点検を除き数ヵ月に1回ですが、タイヤのひび割れを予防するためには、月1回の点検をおすすめします。タイヤの状態を把握できれば、タイヤのひび割れ対策をできるだけでなく、タイヤのひび割れ以外の問題を発見できる可能性があるからです。

    JAFでは、年間走行距離が10,000km程度の場合、1ヵ月に1度を目安に日常点検の実施を推奨しています。日常点検の15項目の中で、タイヤに関わる点検項目は以下の4つです。

    1. タイヤの亀裂や摩耗、損傷の確認
    2. タイヤの空気圧の確認
    3. タイヤの溝の深さを確認
    4. ランプ類の点灯や点滅の確認

    参照:JAF(日常点検15項目(私にもできるマイカー点検))

    上記の点検を定期的に実施すれば、タイヤへの悪い影響を未然に防ぐことが可能です。タイヤが最適な状態をキープできるように、タイヤを定期的にメンテナンスしましょう。

    タイヤを適切な方法で保管する

    タイヤのひび割れを予防する方法の4つ目は「タイヤを適切な方法で保管する」です。タイヤを適切な方法で保管すれば、タイヤのひび割れ予防の他に、タイヤの長寿命化にもつながります。

    たとえば、以下の保管方法です。

    保管方法 効果
    屋外ではタイヤカバーをする 紫外線と雨風を防ぎ、タイヤのひび割れが予防できる
    タイヤの置き方に留意する タイヤの変形を予防できる

    上記の保管方法は、自宅保管が条件であるため、敷地内にタイヤを保管するスペースが必要になります。自宅で保管が難しい場合は、タイヤを適切な環境で保管してくれるタイヤ保管サービスの利用がおすすめです。

    タイヤを適切な方法で保管して、タイヤのひび割れを未然に防ぎましょう。
    タイヤの正しい保管方法については【タイヤの正しい保管方法は?事前準備でタイヤを長持ちさせよう】の記事も参考にしてみてください。

    タイヤの寿命がきたら交換がおすすめ

            タイヤの寿命がきたら交換がおすすめ

    タイヤの寿命がきたら、タイヤは早めに交換することがおすすめです。寿命がきたタイヤは、ひび割れやパンク、バーストの危険性があり、走行に支障があり危険だからです。

    タイヤの寿命は、タイヤのすり減りによる溝の深さや、タイヤの製造年月日による経年劣化具合で確認できます。

    一例として、タイヤがすり減る目安や溝の深さ、製造年月日からわかる寿命の目安をまとめました。

    タイヤのすり減り具合から確認する場合
    タイヤの種類 走行距離目安 タイヤがすり減る厚み
    夏用タイヤ 5,000km 1mm
    冬用タイヤ 3,000km 1mm
    タイヤの溝で確認する場合
    タイヤ交換必須の溝の深さ 確認方法
    1.6mm以下 タイヤにスリップサインがでている
    製造年月日で確認する場合
    タイヤ交換の使用年数目安 確認方法
    製造年月日から約5年以上経過 タイヤの側面の印字を確認する

    上記の問題がある場合はタイヤの交換が必要です。

    溝の深さについては、スリップサインが出ている状態で走行すれば、道路交通法違反の「整備不良」に該当するため注意する必要があります。タイヤの状態を確認できずにお困りの方は、最寄りの店舗に相談しましょう。

    本章では、上記情報をもとに、夏用タイヤと冬用タイヤの寿命について解説します。

    ・夏用タイヤ(サマータイヤ)の寿命は約5年
    ・冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の寿命は約3年

    なお、タイヤの製造年月日の見方については、【タイヤの製造年月日の見方は?使用の許容範囲や寿命を解説】の記事も参考にしてみてください。

    夏用タイヤ(ノーマルタイヤ)の寿命は約5年

    夏用タイヤ(サマータイヤ)の寿命は約5年です。夏用タイヤは、ゴムの性質が硬く地面への抵抗も低いため、走行性能の高さが特徴です。夏用タイヤの特徴を、以下の表にまとめました。

    夏用タイヤ(ノーマルタイヤ)の特徴
    タイヤの溝の深さ タイヤのゴムの性質 地面への抵抗力
    8mm 硬い 低め

    タイヤ交換必須であるスリップサイン(1.6mm)まで、計算すると以下の通りです。

    溝深さの算出 8mm-1.6mm=6.4mm
    距離の算出 5,000km×6.4mm=32,000km
    寿命年数の算出 32,000km÷約6,000km(※)=5.3年

    ※:ソニー損保「2020年 全国カーライフ実態調査」

    ただし車の使用状況によって、タイヤの劣化する早さは異なるため注意が必要です。自分で判断が難しい場合は、最寄りの店舗で相談して、タイヤの状態を確認してもらいましょう。

    夏タイヤの寿命については、【夏タイヤの寿命はどれくらい?長く使い続けるコツを5つ紹介】の記事も参考にしてみてください。

    冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の寿命は約3年

    冬用タイヤ(スタッドレス)の寿命は約3年です。冬用タイヤは柔軟性が高く地面への抵抗が強いため、雪道では安定した走行が可能です。ゴムの性質がやわらかいため、タイヤのすり減りが早いという特徴があります。
    冬用タイヤの特徴を、以下の表にまとめました。

    冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の特徴
    タイヤの溝の深さ タイヤのゴムの性質 地面への抵抗力
    8~10mm やわらかい 高め

    タイヤ交換必須であるスリップサイン(1.6mm)まで、計算すると以下の通りです。

    溝深さの算出 8mm-1.6mm=6.4mm
    距離の算出 3,000km×6.4mm=19,200km
    寿命年数の算出 19,200km÷約6,000km(※)=3.2年

    ※:ソニー損保「2020年 全国カーライフ実態調査」

    夏用タイヤと同様に、車の使用状況によってタイヤの劣化の早さは異なります。
    また、冬用タイヤは未使用期間が夏用タイヤより長いため、保管する環境によってはタイヤの劣化を早めるため注意が必要です。
    スタッドレスタイヤは夏用タイヤより劣化が早く、保管環境も重要であるため、使用前にタイヤの状態を必ず確認してから使用しましょう。
    冬用タイヤについては、【スタッドレスタイヤの交換時期は?寿命の見分け方や長持ちさせる方法を解説】の記事も参考にしてみてください。

    タイヤ点検と交換はタイヤワールド館ベストにお任せください!

    タイヤ点検と交換はタイヤワールド館ベストにお任せください!

    本記事では以下の内容を解説しました。

    ・タイヤのひび割れとは?
    ・タイヤがひび割れする5つの原因
    ・タイヤのひび割れ度合いで補修できるか決まる
    ・タイヤのひび割れを無視しておこる危険なこと
    ・タイヤのひび割れを予防する方法
    ・タイヤの寿命がきたら交換がおすすめ

    とくに重要なポイントは以下の4つです。

    ・タイヤの劣化は避けられない
    ・タイヤのひび割れを確認できたら店舗に相談する
    ・タイヤの最適な状態を維持できるようにメンテナンスは定期的にする
    ・タイヤの寿命がきたら交換する

    タイヤワールド館BESTでは、タイヤの定期点検やタイヤ交換、タイヤ保管サービスも実施しております。
    タイヤのひび割れやタイヤの劣化でご心配の方は、ぜひご相談ください!

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    メンテナンスその他 仙台本店

    エアコンフィルターの役割と交換方法や工賃について

    春夏秋冬、車内の環境を綺麗に保ちたくありませんか?
    そこで今回はエアコンフィルターについてご紹介いたします!

    エアコンフィルターの役割は?

    車内に入ってくる花粉やほこりをフィルターでブロックし、
    車内の空気を綺麗に保つ役割があります。エアコンフィルターが汚れていると社内がほこりっぽくなってしまうこともあります

    しばらく交換していないエアコンフィルター。このフィルターを通して空気が流れてきているかと思うと・・・・早めの交換をおすすめします。
    汚れたエアコンフィルター

    エアコンフィルターの交換方法

    車種にもよりますが、エアコンフィルターは助手席側の前にあるグローブボックスの裏に設置されていることが多いです。

    1.エンジンを切り助手席のドアを開いてグローブボックスを開けるグーローボックスを外す

    2.側面にあるダンパーステー(支えている棒のような物)からピンを外す

    3.エアコンフィルターのケースのフタを外す
    ※グローブボックスの裏側にある

    フィルターのケースのフタを外します。

    車種にもよりますが、ケースの側面にノブがある場合や

    ツメで止まっている場合があります。
    エアコンフィルター交換手順

    4.エアコンフィルターを交換する
    新しいエアコンフィルターを入れるときに

    フィルター上下を確認しましょう。

    向きを間違えて入れるとフィルターの効果が発揮されません
    エアコンフィルター交換

    5.エアコンフィルターケースのフタを付ける

    6.グローブボックスを付ける

    今回はトヨタのヴォクシーを交換しました。メーカーにより外す箇所が多かったりするので難しい場合はぜひ店舗にご来店下さい。

    エアコンフィルターの価格と交換工賃

    工賃¥550~

    エアコンフィルター¥4400

    ※エアコンフィルターの料金や工賃は車種によって変わります。

    まとめ

    エアコンフィルターは1年使用したら、交換の目安です。タイヤワールド館BESTでは車検を行っており、車検時にエアコンフィルターの交換をお勧めさせていただいております。

    また、お客様からのご依頼で、エアコンフィルターの交換も承っておりますので、お気軽にお尋ねください!!

    電話予約も承っております!
    022-231-4114までお気軽にご連絡下さい!

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    メンテナンスその他 ホイールの基礎知識 ライターチーム

    ホイール洗浄のコツ!クリーナーのおすすめ12選をタイプごとに解説

    ホイールの汚れを落としたいをけれど、「おすすめクリーナーが多すぎてどれを選んだらいいかわからない‥」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

    ホイールを傷つけないように洗いたい、とにかく手軽に済ませたいなど、希望によって適しているホイールクリーナーは異なります。

    当記事では、おすすめのホイールクリーナー12選と、洗浄方法を解説します。

    ホイールクリーナーの種類

    ホイールのクリーナー(洗浄剤)には5タイプがあります。

    ・スプレータイプ
    ・シートタイプ
    ・クリームタイプ
    ・ノーコンパウンドタイプ
    ・低臭気タイプ

    タイプごとの特徴と選び方を詳しく見ていきましょう。

    ホイールクリーナー・洗浄剤の選び方

    ホイールクリーナー・洗浄剤の選び方

    ホイールの汚れやこだわりたい項目によって、選ぶべきクリーナーのタイプが変わります。

    タイプ こんな時におすすめ
    スプレータイプ 手が届かない部分も洗いたい
    シートタイプ 手軽にお手入れしたい
    クリームタイプ 頑固な汚れを落としたい
    ノーコンパウンドタイプ ホイールを傷つけたくない
    低臭気タイプ クリーナー特有の臭いが気になる

    順に詳しく見ていきましょう。

    手が届かない部分も洗えるスプレータイプ

    手が届かない部分も洗えるスプレータイプ

    スプレータイプはホイールクリーナーの中で最も種類が豊富です。ホイールの汚れは表面だけでなく、少し奥まったところにも見られるので、そういった手の届きづらい箇所も吹きつけて洗える点が魅力的です。

    スプレータイプには液体や泡、ジェル等さまざまな種類があるので、吹きつけた洗浄剤が垂れてしまうのが気になる場合はジェルタイプを使用する等、使い分けてみましょう。

    手軽にお手入れしたいならシートタイプ

    wm03イメージ

    最も手軽に使えるのがシートタイプのクリーナーです。気になったときにサッと取り出して汚れを落とせます。

    少し汚れが気になるけれど、ホイールを丸洗いするほどではない場合は、シートタイプのクリーナーがあれば解決します。

    ホイールを常にきれいに保ちたい方は、車内にひとつ常備しておくといいでしょう。

    頑固な汚れを落とすならクリームタイプ

    wm03イメージ

    洗浄力が高めなスプレータイプのクリーナーで落とせない汚れがあったら、クリームタイプを試してみましょう。
    研磨剤の効果でこびりついた汚れをこすり落とせます。

    ただし、ホイールを傷つけてしまう恐れがあるため、より安全に汚れを落としたい方は専門業者にクリーニングをお願いしましょう。

    ホイールを傷つけたくないならノーコンパウンドタイプ

    ノーコンパウンドとは、研磨剤が入っていないという意味です。洗浄力が高すぎるクリーナーでゴシゴシ磨いてはホイールに細かい磨き傷がついてしまうのでは?と気になる方は、ノーコンパウンドタイプを選びましょう。

    汚れを溶かして落とすタイプなら、ホイールに傷はつきません。

    頑固な汚れは落とせない可能性があるので、気になるけれど落とせない汚れがあったらプロに相談しましょう。

    クリーナー特有の臭いが気になるなら低臭気タイプ

    洗浄する際にクリーナー特有の鼻につく臭いが気になってしまう方は、低臭気タイプや無香料タイプのクリーナーを購入しましょう。

    ホイールの洗浄はしっかり汚れの位置を確認して作業するため、どうしても顔を近づける場面が多くなります。作業中に臭いが気になってしまうと、換気やマスクで対応しても、洗浄作業を続けるのが辛くなってしまうでしょう。

    鼻が敏感なことを自覚している方は、洗浄力だけでなく香りにも気をつけてクリーナーを選ぶことをおすすめします。

    ホイールクリーナーを使った洗浄方法

    ホイールクリーナーを使った洗浄方法

    ホイールクリーナーの選び方がわかった所で、次にホイールの洗浄方法を5ステップで解説していきます。

    • 水洗い
    • カーシャンプー
    • 洗浄
    • ホイールクリーナー
    • コーティング

    ここではスプレータイプの洗浄剤を使う想定で説明します。

    また、ホイール洗浄はボディ洗車の前にすることをおすすめします。ホイールは地面とも近く、泥汚れ、ブレーキダスト汚れなど、ボディに比べて汚れています。ボディ洗車の後にしてしまうと、汚れハネをしてしまう可能性があるので、ホイール洗浄→ボディ洗浄→ホイール洗浄(仕上げ)という順番で行うのがよいでしょう。

    手順1.水洗い

    ホイールを洗う際は、まずホイール全体の汚れを水でざっと洗い流しておきましょう。頑固な汚れも水気を含ませることで多少落としやすくなります。

    水洗いするだけでちょっとした泥ハネやホコリは落とせるので、後の工程で特に注意して洗うべき箇所が分かりやすくなります。

    手順2.カーシャンプー

    次に、バケツにカーシャンプーと水を入れて洗います。カーシャンプーをすることで、ホイールの表面の落ちやすい汚れは落とせます。

    このときカーシャンプーを使わずに水とスポンジで洗うと、摩擦が生じてボディを傷つけてしまうため、泡の力を借りてやさしく洗うようにしましょう。

    ホイールクリーナーとカーシャンプーの違い

    カーシャンプーはホイールクリーナーで汚れを落とす前に洗車する際に使うものです。

    カーシャンプーだけで基本的に汚れは落とせますが、鉄粉やブレーキダスト等はホイール専用の洗浄剤を使わなければ落ちないことが多いので、使い分けています。

    手順3.洗浄

    カーシャンプーで洗車したら、いったん泡を全部洗い流します。このとき洗い残しがあると、次のホイールクリーナーの工程で汚れが確認しづらくなったり、もう一度水を持ってきて洗い流す手間が発生したりしてしまいます。

    二度三度と念入りに水を当てて洗い残しがないようにしましょう。

    手順4.ホイールクリーナー

    いよいよホイールクリーナーを使用して汚れを落とします。スプレーをホイール全体に吹きつけたらしばらく待って汚れが浮き上がるのを待ちます。

    液体が鉄粉と化学反応を起こして紫色になるタイプの洗浄液なら洗い流すタイミングが分かりやすいので、初めて作業する方でも簡単に使えるでしょう。

    汚れが浮き上がったら水で洗い流します。

    手順5.コーティング

    ホイールクリーナーを洗い流したら、タオルで水分を拭き取りましょう。そのまま乾かしてしまうと、水垢の原因になり、せっかく洗い上げた車がきれいに見えなくなってしまいます。

    拭き終わったらコーティング剤を塗って仕上げます。コーティング剤を使うことで、今後汚れがつきづらくなったり、ツヤが出たりします。

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    汚れがひどい場合は専用の洗浄クリーナーが必要

    ここまで自分でホイールを洗浄する方法を解説してきました。しかし、残念ながら市販の洗浄剤では落とせない程ひどい汚れも存在します。

    たとえば、ホイールのブレーキダストは落としづらくて困っている場合、プロにお願いすると専用のブレーキダストクリーナーを用いて汚れを溶かしてくれます。

    専門業者の扱うクリーナーなら、汚れが落ちやすい上にホイールも傷つけない洗い方ができます。自分で対処できないものは、専門業者に洗浄をお願いしましょう。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ12選

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ12選

    ホイールクリーナー・洗浄剤の個人的なおすすめ12選をご紹介します。

    【スプレータイプ】

    1. PS62 アルミホイールクリーン&コート・マグナショット
    2. ホイールクリーナー S-65
    3. エクストリーム ホイールクリーナー 230200
    4. 車まるごと鉄粉クリーナー
    5. マグアイアーズ 日本正規品 ホットリムズ オールホイール&タイヤクリーナー

    【シートタイプ】

    1. フクピカ ホイール専用拭くだけシート
    2. クリンビュー ホイールクリーナー

    【クリームタイプ】

    1. ブルーマジック メタルポリッシュクリーム

    【ノーコンパウンドタイプ】

    1. ホイールクリーナー D-18
    2. VOODOORIDE SHOQ ホイール&タイヤクリーナー VR7004

    【低臭気タイプ】

    1. グラシアス アイアンリムーバー
    2. フォーミングジェルホイールクリーナー

    タイプごとに詳しく見ていきましょう。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ5選【スプレータイプ】

    スプレータイプのホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめは次の5つです。

    • PS62 アルミホイールクリーン&コート・マグナショット
    • ホイールクリーナー S-65
    • エクストリーム ホイールクリーナー 230200
    • 車まるごと鉄粉クリーナー
    • マグアイアーズ 日本正規品 ホットリムズ オールホイール&タイヤクリーナー

    それぞれのおすすめポイントを解説します。

    1.PS62 アルミホイールクリーン&コート・マグナショット

    PS62 アルミホイールクリーン&コート・マグナショット

    カーメイト公式サイトへ

    カーメイトのアルミホイールクリーン&コート・マグナショットは、泥汚れ・油汚れ等にも対応できる撥水コーティング効果付きです。

    通常なら別々に行うホイールの洗浄とコーティングが、1本でできてしまう優れものです。ホイールに付着した汚れに反応して洗浄液が紫色に変わるので、汚れが落ちている様子がわかります。

    また、ホイール洗浄に慣れていない人でも使いやすいようになってるので、初めてホイールの手入れをする人にはこちらがおすすめです。

    2.ホイールクリーナー S-65

    ホイールクリーナー S-65

    シュアラスター公式サイトへ

    シュアラスターのホイールクリーナーは、汚れを擦って落とせるスポンジ付きです。スプレーを吹きかけるだけでなく、スポンジでホイールの隙間を擦って水ですすぐことで、洗い残しが少なくなります。

    洗浄剤らしい強烈な臭いではなく、爽やかなミントの香りなので心地よく作業できます。「洗浄後のホイールの汚れが付きにくくなり、綺麗な状態を保てるようになった」という口コミもありました。

    強力な汚れをしっかり洗いたい方におすすめです。

    3.エクストリーム ホイールクリーナー 230200

    エクストリーム ホイールクリーナー 230200

    ソナックスのエクストリーム ホイールクリーナーは、素材にやさしい洗浄剤です。ソナックスは、ドイツにあるヨーロッパ最大のカーケミカルメーカーです。

    生物分解性の成分配合で、ノーコンパウンドタイプのため、アルミ・鉄・メッキを傷つけません。

    輸入車を愛用している方が気に入って使い続けているとの口コミが多い商品です。ホイールをできるだけ傷つけず、かつ洗浄力の強いクリーナーを探している方にはぴったりです。

    4.車まるごと鉄粉クリーナー

    車まるごと鉄粉クリーナー

    晴香堂(カーオール)公式サイトへ

    カーオールの車まるごと鉄粉クリーナーは、化学反応でこびりついた汚れを溶かして落とします。ガラスにも使用できるため、ホイールだけでなく、車をまるごと洗浄できます。

    1本で軽自動車1台分洗えるイメージです。
    ただし、イエローカラーの車とコーティング車は、塗装が落ちてしまう可能性があるため、使用できません。

    5.マグアイアーズ 日本正規品 ホットリムズ オールホイール&タイヤクリーナー

    マグアイアーズ 日本正規品 ホットリムズ オールホイール&タイヤクリーナー

    マグアイアーズ 日本正規品 ホットリムズ オールホイール&タイヤクリーナーは、泡の力で汚れを浮き上がらせて洗い流すだけで洗浄できます。
    マグアイアーズはアメリカで100年以上の歴史を誇るカーケア用品のトップブランドです。

    強力な洗浄力でスピーディーに手入れが完了します。

    ただし、洗浄力が強すぎるがゆえに表面に加工が施されていなかったり、劣化したりしているホイールは、表面を痛めてしまうことがあるため注意が必要です。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ2選【シートタイプ】

    シートタイプのホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめは以下のとおりです。

    • フクピカ ホイール専用拭くだけシート
    • クリンビュー ホイールクリーナー

    それぞれ説明します。

    1.フクピカ ホイール専用拭くだけシート

    フクピカ ホイール専用拭くだけシート

    ソフト99公式サイトへ

    シートタイプのクリーナーなら、ソフト99のフクピカ ホイール専用拭くだけシートがまずはおすすめです。10枚100円程度で買えるので、圧倒的なコスパの良さを誇ります。

    拭くだけでホイールのブレーキダストや油汚れを落とせるだけでなく、ツヤが出ているきれいな状態を長持ちさせる効果もあります。

    ノーコンパウンドタイプで中性なので、ホイールにも人間の手にも優しい商品です。出かける前にこまめに拭いて汚れを落としたい方には、ぜひおすすめしたいクリーナーです。

    2.クリンビュー ホイールクリーナー

    クリンビュー ホイールクリーナー

    クリンビュー公式サイトへ

    イチネンケミカルズのクリンビュー ホイールクリーナーもおすすめです。こちらもメッシュクロスでスピーディーに気軽に洗浄できます。

    拭いた後は、シリコンの皮膜に覆われるのでコーティング効果も期待できます。

    「ホイールだけでなくボディや窓を拭く際にも使える」と気に入って使用している方もいました。泡切れがいいので、気軽にサッと拭いて出かけたい方は検討してみてもいいでしょう。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ【クリームタイプ】

    ブルーマジック メタルポリッシュクリーム

    クリームタイプのおすすめは「ブルーマジック メタルポリッシュクリーム」です。

    洗浄力の高いスプレータイプの洗浄剤で洗い落とせない汚れがあったら、このクリームを試してみましょう。

    ホイールの汚れだけでなく、くすみやちょっとしたサビも除去できます。溶けかけのアイスクリームのような柔らかさなので、楽に塗り広げられます。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ3選【ノーコンパウンドタイプ】

    素材を傷つけないノーコンパウンドタイプのホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめは次の2つです。

    • ホイールクリーナー D-18
    • VOODOORIDE SHOQ ホイール&タイヤクリーナー VR7004

    1つずつ見てみましょう。

    1.ホイールクリーナー D-18

    ホイールクリーナー D-18

    リンレイ公式サイトへ

    リンレイのホイールクリーナー D-18は、劇的に落ちる様子は見えなくていいけれど、ホイールを傷つけずに汚れを落としたい方におすすめです。
    スプレーして5分後にクロスで拭くと、2年分の汚れも落ちてきれいになります。

    キュッキュッと汚れが落ちた音がして、気持ちのいい洗い上がりです。

    2.ブードゥーライド SHOQ ホイール&タイヤクリーナー VR7004

    VOODOORIDE SHOQ ホイール&タイヤクリーナー VR7004

    インフィニクス公式サイトへ

    インフィニクスのSHOQ(ショック) は、ノーコンパウンドでも頑固な汚れを落とせるよう開発されたクリーナーです。アルミでもスチールでも、ホイール・タイヤならすべてのタイプに対応できます。

    強力な洗浄力だから相当強い化学成分を使用していると思われがちですが、人や環境にやさしい成分でホイールを傷つけずに洗浄できます。

    ホイールや環境への安全性に配慮したい、輸入車を愛用している方々に支持されている商品です。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ2選【低臭気タイプ】

    ホイールクリーナー・洗浄剤特有の臭いがしないものの中でおすすめは以下の2つです。

    • グラシアス アイアンリムーバー
    • フォーミングジェルホイールクリーナー

    それぞれ詳しく見てみます。

    1.グラシアス アイアンリムーバー

    グラシアス アイアンリムーバー

    プロスタッフ公式サイトへ

    プロスタッフのグラシアス アイアンリムーバーは、ジェルタイプなので、他のスプレータイプの洗浄液とちがって垂れにくく、鉄粉特有の匂いも抑えられるという特徴があります。

    鉄粉が反応し赤紫色に変わって落ちていくので、洗浄後すっきりしたのが目に見えて実感できます。使い勝手にこだわって選びたい方にはおすすめです。

    2.フォーミングジェルホイールクリーナー

    フォーミングジェルホイールクリーナー

    ストーナー公式サイトへ

    ストーナーのフォーミングジェルホイールクリーナーは無香性なので、洗浄剤の臭いがキツすぎて悩まされている方におすすめしたい商品です。

    密着・浸透・洗浄力に優れたジェルが頑固な汚れをしっかり除去してくれます。スピーディーに洗える上にツヤがでて、満足感のある仕上がりになります。

    ホイール汚れの原因と予防方法

    ホイール汚れの原因と予防方法

    車の足元を支えてくれるホイールですが、できれば日頃から汚れを抑えることができれば、それが一番ですよね。ホイールの汚れの原因は、泥はね、水垢、鉄粉・ほこり、ブレーキダストなどが主な原因です。以下に原因と予防方法をまとめましたので参考にしてみてください。

    原因 予防方法
    泥はね 雨の日やぬかるんだ道を走行する際に付着 洗浄をすれば汚れは落ちる
    水垢 水道水に含まれるミネラル成分が固まり、白い跡として残ったもの しっかりと乾いたタオルで拭き上げを行う
    鉄粉・ほこり 空気中に漂う鉄粉やほこりがホイールに付着する。特に線路沿いでの駐車は注意。 こまめに鉄粉除去をする
    ブレーキダスト ブレーキをかけたときの摩擦の影響で発生する粉のこと こまめに洗浄する

    汚れ防止にはホイールコーティングもおすすめ

    ホイールコーティング施工の様子

    ホイール洗浄の回数を減らし、傷や錆の防止も期待することができるのが、ホイールコーティングです。ます。分厚いガラス被膜でホイールをしっかりと守ることができます。

    ガラス層の厚さの違いでシングルかダブルか選択でき、シングルで10,400円〜、ダブルで15,500円〜が金額の相場なので、こまめな洗浄が苦手な方は検討してみてはいかがでしょうか。

    ホイールコーティング2【シングル】

    施工時間は1時間~です。

    ~15インチ 16~19インチ 20インチ~
    10,400円 11,800円~ 13,900円~

    ホイールコーティング2【ダブル】

    Wホイールコーティング2【ダブル】

    施工時間は2時間~です。

    ~15インチ 16~19インチ 20インチ~
    15,500円 17,600円~ 20,900円~
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    ホイールの買い替えならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    ホイール洗浄まとめ

    今回はホイール汚れについて解説してみました。そもそも汚れにくいデザインのホイールを購入する、というのも一つの手です。スポークデザインのホイールはスポーク間隔が広く、ホイール洗浄がしやすいと言われています。同じく円盤状のディッシュホイールも洗いやすいでしょう。

    スポークデザインはスポークの感覚が広く洗浄しやすい

    スポークデザイン

    ディッシュホイールも洗浄はやりやすい

    ディッシュホイール

    また、どうしても汚れが取れない…という時は新規購入も視野に入れてみましょう。ホイールの交換ならタイヤワールド館ベストがオススメです。宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約3,200の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。豊富な種類を取り揃えているので、あなたの好みに合ったホイールがきっと見つかります。

    足元をキレイにして愛車ライフを楽しんでくださいね!

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    メンテナンスその他 ホイールの基礎知識 ライターチーム

    ホイール磨きの方法!自分で磨くメリット・デメリット・手順を解説

    車のホイールを磨く際は、自分で磨くかプロに任せるか迷う方が多いのではないでしょうか。

    ホイールは、磨き方さえ習得すれば自分でも十分にきれいにできます。

    その一方で、ホイールの状態によっては汚れや傷が悪化したりきれいにならなかったりするため、必要に応じてプロに任せることも検討しましょう。

    今回は、ホイールの磨き方をテーマに、自分で磨くメリット・デメリット、手順について詳しく解説します。

    ホイール磨きの目的

    ホイール磨きの目的

    ホイール磨きは、ホイールをきれいにすることの他に、細かな傷の修復やスタイルアップなどの目的があります。ホイール磨きの目的について詳しくみていきましょう。

    汚れを落とす

    ホイール磨きの目的は、ホイールに付着した泥や水垢、ほこり、鉄粉、ブレーキダストなどを除去し、きれいな状態へ戻すことです。

    車体がどれだけきれいでも、ホイールが汚れていると台無しになります。ホイールは車の雰囲気を形成する重要な要素の1つのため、汚れていると印象が悪くなり、きれいだと良い印象を与えることができます。

    車を洗車してもアルミホイールが汚れていては全体お美観が損なわれます。かっこいい・美しいといった印象を与えたい場合は、ホイールの汚れもこまめに落としましょう。

    細かい傷を目立たなくする

    ホイールを磨くと、表面がなめらかになって細かい傷が目立たなくなります。あまりにも深い傷に効果はありませんが、細かな傷であれば磨くことで新品と見違えるほどに状態が改善するでしょう。

    ただし、傷を消すことに重点を置いて誤った磨き方をすると、かえって傷が目立つ恐れがあります。

    ツヤを出してスタイルアップさせる

    ホイール磨きには、ホイールにツヤを出してスタイルアップさせる目的もあります。「ツヤがある=かっこいい・美しい」とは限らず、中にはマットはホイールを好む方もいるでしょう。しかし、「汚れによってツヤを失った状態」と「マットな質感」は別物です。

    ホイール本来の魅力を復活させるためにも、しっかりと磨いてツヤを取り戻しましょう。

    ホイールを自分で磨くメリット

    ホイールを自分で磨くメリット

    ホイールを自分で磨くことを考える際は、メリットとデメリットを比較して自分に合っているかどうかを見極めましょう。まずは、メリットから詳しく解説します。

    • コストがほとんどかからない
    • 隙間時間に少しずつ進められる
    • 愛着がわきやすい

    コストがほとんどかからない

    ホイール磨きの道具の購入にかかる費用は数千円程度です。また、一度購入すると10~20回は使用することができます。

    一方、プロに任せると1回数千円程度の費用がかかります。そのため、コストがほとんどかからないことがホイールを自分で磨くメリットと言えるでしょう。

    道具を保管する場所がない、ホイールを洗える場所がない場合は、多少のコストがかかってもプロに任せるしかありません。

    ただ、洗車場でもホイールは自分で洗えるため、近くにないか探してみましょう。洗車場を利用すれば、1回数百円でホイールを自分で洗うことができます。

    隙間時間に少しずつ進められる

    ホイール磨きにかかる時間はサイズや汚れ具合で異なりますが、ホイール1個あたり約10~20分ほどの時間がかかるでしょう。

    後述しますが、汚れを落とすだけではなく、パテを使用して傷を埋める作業もある場合は、パテの硬化に約8時間程かかります。

    プロに任せる場合は、全てのホイール磨きが終わるまで待つか、後日取りに行く必要があります。しかし、忙しいためになるべく早く磨いてほしい、後日に取りに行くことが難しい場合もあるでしょう。

    自分で磨くのであれば、ホイールを預ける必要もなく、隙間時間を利用して少しずつ進めることができます。

    愛着がわきやすい

    ホイールを自分で磨くことで、車に対する愛着がわきやすくなる可能性があります。

    もちろん、ホイールを自分で洗わなかったからといって愛着がわかないわけでありませんが、自分で時間と手間をかけてきれいにした車は、なるべく汚したくないと感じる方が多いのではないでしょうか。

    愛着がわくと、もっときれいにしてあげたい、スタイルアップして車を楽しみたいと思えるようになる場合もあります。

    ホイールを自分で磨くデメリット

    ホイールを自分で磨くデメリット

    ホイールを自分で磨くことには次のようなデメリットがあります。

    • かえって傷がつく恐れがある
    • 労力が大きい
    • ホイール磨きをプロに依頼するメリット

    かえって傷がつく恐れがある

    ホイールの磨き方を間違えると、反対に傷をつけてしまう場合があります。

    コストを抑えたいからといって深い傷や白サビのあるホイールを自分で磨くことはおすすめできません。

    また、ホイールは頑丈そうな見た目ではありますが表面は傷つきやすいことを踏まえ、丁寧に磨くことが大切です。

    労力が大きい

    ホイール磨きは、かがんだ状態で行います。立ったり座ったりした状態と比べて体力の消耗が激しいため、思っていたよりも労力がかかったという声は少なくありません。

    特に夏は気温の高さと相まって体力を激しく消耗するため、なるべくプロに任せた方がよいでしょう。

    ホイール磨きをプロに依頼するメリット

    ホイール磨きをプロに依頼するメリット

    ホイール磨きをプロに任せる場合、失敗の心配がありません。自分で磨く場合は道具を揃えて磨き方を学ぶ必要があります。そのような手間をかけて磨いたとしても、失敗してしまうケースが少なくありません。

    ホイールを自分で磨いて絶対に後悔したくないのであれば、プロに任せた方がよいでしょう。

    ホイール磨きをプロに依頼するデメリット

    ホイール磨きをプロに依頼するデメリット

    プロにホイール磨きを依頼すると、当然ながら費用がかかります。1本3,000~8,000円程度が相場で、業者によって費用の決まり方や金額が大きく異なります。

    複数の業者に見積もりを取り、技術面に心配がないかも確認したうえで依頼先を決めましょう。

    また、混雑状況やホイールの状態によっては車を数日預けての作業になる場合もあります。

    すぐにでもホイールをきれいにしたい場合は、自分で行う方が早いでしょう。

    自分でホイールを磨くために必要な8つの道具

    自分でホイールを磨くために必要な8つの道具

    自分でホイール磨きをする際に必要な道具は次のとおりです。

    • カーシャンプー
    • ホイール専用クリーナー
    • マスキングテープ
    • ピカール液
    • マイクロファイバークロス
    • 耐水サンドペーパー(粗目・細目・極細)
    • 脱脂剤(シリコンオフ)
    • アルミパテ(パテヘラ)

    すべて、カー用品店やホームセンターで購入できます。全部購入する場合でも、5,000~7,000円程度で済むでしょう。

    ホイール磨きを自分で行う場合の全体の流れ

    ホイール磨きを自分で行う場合の全体の流れ

    ホイールを磨く手順は、まずは【汚れを落とす】、そして【細かい傷を補修する】の2段階で進めていきます。

    ステップ.1
    汚れを落とす
    1.脱脂剤で油分を落とす
    2.カーシャンプーや専用クリーナーでホイールの泥やほこりを落とす
    3.マイクロファイバークロスでキレイに拭き上げる
    ステップ.2
    細かい傷の補修
    1.マスキングをする
    2.耐水サンドペーパーを用いて傷を磨いていく
    3.修復剤を傷に埋め込み、硬化させる
    4.細目の耐水サンドペーパーで磨く
    5.磨き剤を使用して仕上げ磨きをする

    詳しく見ていきましょう。

    ホイールを磨く手順 ステップ1【汚れを落とす】

    【汚れを落とす】ホイールを磨く手順

    ホイールの細かい傷を補修したい場合は、まず汚れを落とす必要があります。汚れを落とす方法と細かい傷を補修する方法をそれぞれ詳しく解説します。

    1. 脱脂剤で油分を落とす

    脱脂剤には、傷に入り込んだ油分を落として補修できる状態に整える役割があります。こちらを使用して通常の洗浄では落としにくい油汚れをまずは落としていきましょう。

    油分があると後の工程である修復剤がうまく密着せず、傷がきれいにふさがりません。そのため、ホイールの表面に付着した油を脱脂剤できれいに取り除く工程を入れるとよりキレイに仕上げることができます。

    2. カーシャンプーや専用クリーナーでホイールの泥やほこりを落とす

    次に、カーシャンプーや専用クリーナーを使用してホイールに付着した泥やほこりを落とします。ゴミが付着したままにしてしまうと、磨く工程で新たな傷がホイールついてしまう可能性があります。

    ホイールの表面は意外と傷つきやすいので、バケツに水とカーシャンプーをいれて泡だてたものをスポンジに含ませ、優しく洗い上げましょう。

    また、洗浄液が残ったままだと、シミの原因になったりするので、しっかりを洗い流しましょう。

    3. マイクロファイバークロスでキレイに拭き上げる

    洗い流しを行った後は、マイクロファイバークロスで水分をしっかりと拭き上げます。マイクロファイバーは、微細な繊維が表面に付着した水分やほこりを優しく取り除き、ホイールを傷つける心配がないので安心です。

    ホイールを磨く手順 ステップ2【細かい傷の補修】

    【細かい傷の補修】ホイールを磨く手順

    ホイール汚れを落とすステップが終わったら、続いて、細かい傷(ガリ傷)の補修を目的としたホイール磨きの作業に入っていきます。

    1. マスキングをする

    まずは、作業不要な箇所に傷やパテが付着しないようにマスキングします。マスキングには、ガムテープではなくマスキングテープを使用しましょう。マスキングテープは簡単に剥がれて跡が残りませんが、ガムテープは粘着成分が残って汚れてしまいます。

    タイヤと接地部分の補修を行う場合は、タイヤ部分のマスキングも忘れずに行ってください。

    2. 耐水サンドペーパーを用いてガリ傷を磨いていく

    耐水サンドペーパーを用いてガリ傷を磨いていく

    次に、粗目の耐水サンドペーパー(150番くらい)で気になるガリ傷を磨いて、表面をなめらかにしていきます。

    力を入れすぎてしまったり、傷口を広い範囲で磨いてしまうと、見栄えが悪くなってしまう場合もあるため、必要最小限の範囲で、優しい力加減で磨いていきましょう。

    3. 修復剤を傷に埋め込み、硬化させる

    傷は、消すのではなくパテを埋めることで目立たなくします。一度にたくさんの量を塗布するのではなく少しずつ塗布し、補修剤がガリ傷にしっかり入り込むようにするとうまくいきます。

    塗布の方法は、パテやブラシ、スプレーカンを使用するタイプが多いです。商品の説明をよく読み、適切な量を適切なやり方で塗布しましょう。

    補修剤で傷を埋めたら、しっかりと乾かしてから次の工程へ進みます。

    商品によって硬化速度は違いますが、4~8時間程かかるものが主流のようです。
    購入した商品の説明書に従って、完全に硬化させてください。

    4. 細目の耐水サンドペーパーで磨く

    補修剤がしっかり乾いたら、細目の耐水サンドペーパーで磨いて、傷を埋めたところを目立たなくします。

    先程と同様、必要以上の広い範囲を削ってしまわないように注意しながら、徐々にさらに目の細かい極細目サンドペーパーに変えながら磨いていきましょう。

    使用するサンドペーパーは、400番から少しずつ番号の大きなものに変えていき、最後は目の細かい2000番で仕上げましょう。

    万が一、この段階で傷が目立ってしまった場合は、プロに補修を依頼した方がよいでしょう。

    5 .磨き剤を使用して仕上げ磨きをする

    必要に応じて、ホイール対応の金属表面研磨剤を使用して、表面を磨き上げます。研磨剤は金属の表面を滑らかにして、光沢感を与える効果があります。

    金額も数千円程度で購入することができ、大半の商品が複数回使用することができるので、ホイールにピカピカの輝きを求める場合、この工程を行いましょう。

    ピカールの使い方

    ピカールの使い方

    磨き剤としてよく名前が上がるのがピカールです。こちらの使用方法はとてもシンプルで、柔らかい布の先端に適量付けてホイールを磨いていくだけです。

    液状タイプやチューブタイプなど、好みに応じて選択することができ、とても扱いやすい商品なので、DIY初心者でも問題なく使用できるでしょう。

    磨いた後には別の布で、研磨剤が残らないようにしっかり拭き取りを行ってくださいね。

    ホイールを磨くときの注意点

    ホイールを磨くときの注意点

    ホイール磨きに失敗しないためにも、次の注意点を押さえましょう。

    ・サンドペーパーは正しく使用する
    ・パテが完全に硬化するまで待つ

    サンドペーパーは正しく使用する

    耐水サンドペーパーで傷の部分を磨く場合、不要な範囲まで磨かないように注意しましょう。後の工程の作業が大変になり、仕上がりも悪くなります。

    また、サンドペーパーは、角材などに巻きつけて使用すると手で持つより均一に磨くことができるのでおすすめです。

    パテが完全に硬化するまで待つ

    パテが完全に硬化するには、商品にもよりますが4~8時間程かかります。

    硬化する前に作業を進めると、サンドペーパーで磨くことができずやり直しが必要、という状況になりかねません。

    作業は時間に余裕を持って行うようにしましょう。

    ホイール磨きをプロに任せた方がよいケース

    ホイール磨きをプロに任せた方がよいケース

    ホイールを自分で磨くかプロに任せるかは、メリット・デメリットを確認のうえで決めることが大切です。次のケースに当てはまる場合はプロに任せた方がよいでしょう。

    ・特殊な表面加工が施されたアルミホイール
    ・白サビが発生している
    ・深い傷がついている

    特殊な表面加工が施されたアルミホイール

    「アルマイト」「ダイヤモンドカット」「メッキ(鏡面仕上げ)」のいずれかに該当するアルミホイールは、高度な技術で削り出しや塗装がされています。そのため、自己流で磨くことで深い傷がつく恐れがあります。

    白サビが発生している

    ホイールの表面のクリア層が剥がれたところが腐食すると、白サビが発生する場合があります。クリア層の奥深くにサビが侵入しているため、表面を磨いても汚れは落ちません。

    プロに依頼しても改善が難しいとされているため、自分で磨くのは避けた方がよいでしょう。

    深い傷がついている

    ホイールに深い傷がついている場合、研磨剤やグラインダーなどでは改善が期待できません。この場合は、プロの知識と技術、経験に基づいて、傷の状態やホイールの素材などに応じた修復方法を実践する必要があります。

    ホイールの傷・汚れを予防しよう

    ホイールの傷・汚れの原因

    ホイールの傷や汚れは日頃からなるべく防ぎたいところです。主な傷・汚れの原因と言わているのは、以下の5つです。

    ・水垢
    ・鉄粉、ほこり
    ・ブレーキダスト
    ・飛び石
    ・縁石で擦ってしまう

    ホイール汚れの原因

    ①水垢

    水垢とは、水道水に含まれるミネラル成分が固まったものです。水道水で洗車した後に自然乾燥した場合、水分は蒸発しますがミネラル成分は残って白い跡が残ります。これは、車のボディも同様です。

    車のボディ・ホイールを水道水で洗浄した際は、しっかりと乾いたタオル等で拭き上げを行うようにしましょう。

    ②鉄粉・ほこり

    空気中に漂う鉄粉やほこりがホイールに付着し、サビが発生することがあります。単に付着するだけでは風によって再び舞うため、サビが発生することはありませんが、ホイールが静電気を帯びていると鉄粉が吸い寄せられ、そこにほこりが蓄積することで汚れてしまいます。

    特に線路沿いでは鉄粉が多く飛散しています。本数が多く走る線路近くの駐車場を利用している場合は、こまめに鉄粉除去をすることをおすすめします。

    ③ブレーキダスト

    ブレーキダストとは、ブレーキをかけたときの摩擦の影響で発生する粉のことです。ブレーキにはディスクブレーキとドラムブレーキがあり、次の仕組みで車を減速させます。

    ディスクブレーキ ディスクローターとブレーキパッドを摩擦させる
    ドラムブレーキ 車輪とともに回転するブレーキドラムの内側にブレーキシューを摩擦させる

    上記はいずれも摩擦した際に表面が削れて粉末が発生します。これがブレーキダストの正体です。ブレーキダストは鉄のため、空気中の鉄粉と同じくホイールに付着して汚れやサビを発生させます。

    ホイールの傷の原因

    ①飛び石

    道路には小さな石がたくさんあり、自身のタイヤと接触して飛ばされる場合もあれば、並走車や対向車から飛んでくる場合もあります。したがって、交通量の多い道路では飛び石でホイールが傷つく確率も上がります。

    また、車のスピードが出ていて、ホイールの回転速度が速い高速道路走行時も飛び石の威力が強くなります。

    幹線道路以外でも、例えば未舗装路のじゃり道等を多く走行する場合もより大きな石が敷かれており、傷が大きくなる傾向があるので注意しましょう。

    ②縁石で擦ってしまう

    車の運転に慣れていない人は、車体感覚がわからず縁石に寄せ過ぎてしまい、縁石等でガリ傷を作ってしまう場合があります。

    いずれの場合も、小さいガリ傷程度であれば自分でホイールを磨き、補修対応できる場合が多いので、普段から点検をしておきましょう。

    ホイールコーティング

    ホイールコーティング施工の様子

    ホイールコーティングは分厚いガラス被膜でホイールをしっかりと守ることにより、傷や汚れだけではなく、錆の防止もすることができます。

    ホイールコーティングにも種類はありますが、タイヤワールド館ベストの直営店舗では「keeper」の「ホイールコーティング2」を扱っています。ガラス層の厚さの違いでシングルかダブルかをお選びいただけますので、洗浄の回数を減らしたい方にはおすすめです。金額の相場は、シングルで10,400円〜、ダブルで15,500円〜となっています。

    ホイールコーティング2【シングル】

    施工時間は1時間~です。

    ~15インチ 16~19インチ 20インチ~
    10,400円 11,800円~ 13,900円~

    ホイールコーティング2【ダブル】

    Wホイールコーティング2【ダブル】

    施工時間は2時間~です。

    ~15インチ 16~19インチ 20インチ~
    15,500円 17,600円~ 20,900円~
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    ホイールのコーティングをするならキーパーがおすすめです!
    キーパーコーティングの特徴は?キーパーのガラス被膜は撥水効果や、防汚性効果がありホイールの輝きを持続させてくれる効果があります。また、ガラス被膜は酸化しないという特徴から劣化が遅いのも特徴の一つになります。…

    まとめ

    まとめ

    ホイールは自分で磨くこともできますが、手間と時間がかかります。また、白サビや深い傷などは自分で解消することが難しいため、プロに任せた方がよいでしょう。

    知識やスキル、経験が豊富なプロであれば、自分で磨いても改善できない小さな傷や汚れも解消てくれます。プロでも改善が難しい場合には、ホイールを買い換えることも検討しましょう。

    タイヤワールド館ベストでは、あらゆる車と相性が良い多種多様なホイールを販売しておりますので、買い替えの際はぜひ一度チェックしてみてください。

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