「ボディコーティングとは?」
「クルマにボディコーティングは必要?」
「ボディコーティングにはたくさんの種類があってどれがいいかわからない」
このように悩んでる方も多いでしょう。
新車の輝きを持続させて、手入れを簡単にするためにはボディコーティングが必要です。
当記事では、ボディコーティングについて詳しく解説していきます。
- ボディコーティングとはクルマを保護するもの
- ボディコーティングをするべき3つの理由
- ボディコーティング剤の主な種類
- ガラスコーティングをしない方がいいと言われる理由
- ボディコーティングの種類別の持続性
- ボディコーティングの価格相場
- ボディコーティングの流れ【5ステップ】
- ボディコーティングを依頼する場所
- ボディコーティングは価格と釣り合わない?
- おすすめのボディコーティングはキーパー
- キーパーでボディコーティングするならプロショップへ
ボディコーティングとは車を保護するもの
車のボディコーティングとは、クルマの塗装を樹脂やガラスのコーティング剤で覆うことです。表面をコーティングすることで傷や汚れ、変色を防ぎます。
またコーティングすることで、クルマの手入れが楽になる効果も。コーティングの持続性や価格は種類によって異なるので以下で詳しく解説します。
ボディコーティングをするべき3つの理由
ボディコーティングをするべき理由は以下の3つです。
- ボディの劣化を防ぐため
- 手入れを簡単にするため
- 艶出しのため
それぞれ解説します。
理由1.ボディの劣化を防ぐため
ボディコーティングを施すと、ボディの劣化を防げます。
コーティングでできる皮膜が、保護膜としての役割を果たすからです。
もともとクルマのボディの表面には透明のクリア層があり、艶出しと保護の役割を担っています。
しかし、クリア層は紫外線を受け続けると徐々に劣化して保護膜としての機能が薄れてしまいます。
定期的にボディコーティングを行なってクリア層を守ることで、ボディの劣化を防ぐことが可能です。
理由2.手入れを簡単にするため
ボディコーティングを行うと、汚れが付着しにくくなり、普段の手入れが簡単になります。
コーティング剤で塗装面に皮膜ができれば、外部からのダメージを吸収してくれます。
クルマを普通に使っているだけで細かい傷がつくものです。
傷がつくと汚れや水滴が付着しやすくなり、クルマが汚れやすくなったように見えます。
コーティングするだけで汚れが付着しにくくなり、手入れが簡単になります。
理由3.艶出しのため
艶出しのためにボディコーティングを行う方もいます。
塗装面を保護しないと、ホコリや排気ガスでだんだん汚れていき、新車購入時の艶が失われてしまいます。
1度艶を失うと、洗車しても購入時と同じ光沢は出せません。
コーティング剤でボディに皮膜作り保護することで、塗装の艶を長持ちさせられます。
ボディコーティング剤の主な種類
ボディコーティング剤の主な種類は次の3つです。
● 樹脂系コーティング
● ガラス系コーティング
1つずつ紹介します。
油脂系コーティング
油脂系コーティングはワックス類のことを指します。
質感のあるツヤが出ることと、撥水性の良さが特徴です。
価格がリーズナブルで初心者にも扱いやすい点が最大のメリットでしょう。
ただし、効果が持続しないので、こまめに手入れできる方向きのコーティング剤です。
樹脂系コーティング
樹脂系コーティングはポリマー系コーティングとも呼ばれるシリコン等の成分を使用したコーティング剤です。
市販されているコーティング剤は樹脂系が最も多いといわれています。
ガラス系コーティングほどではないものの、油脂系コーティングより長持ちします。
価格は平均的で、使用方法も簡単なので、手軽にコーティングできるものを探している方におすすめです。
ガラス系コーティング
ガラス系コーティングはポリマー成分に硬化型ガラス繊維を加えたものです。
油脂系や樹脂系より効果が長持ちし、傷や汚れに強いコーティング剤です。
ガラス繊維配合のおかげで光沢感が出やすく、量販店等で提供されているコーティングメニューでよく使われます。
ガラスコーティングをしない方がいいと言われる理由
ガラス系コーティングとは違って、ほぼ100%ガラス成分でできている「ガラスコーティング」もあります。ガラス系コーティングよりさらに高い耐久性があるものの、コーティングする際にムラができやすく、高い施工技術が求められます。
プロ以外がガラスコーティングを施してしまうと、ムラができてクルマのボディに凹凸が生じたり、すぐにコーティングが剥がれてしまったりすることも。
結果「ガラスコーティングをしなければよかった!」と思ってしまう事態になるのです。
技術力の高いコーティング業者を見極めて依頼すれば、ボディの艶を保ちつつ、手入れが楽なクルマになります。
ボディコーティングの種類別の持続性
ボディコーティングの種類別の持続性は以下のとおりです。
コーティング剤の種類 | 持続性 |
---|---|
油脂系コーティング | 1〜2週間 |
樹脂製コーティング | 1〜3ヶ月 |
ガラス系コーティング | 半年〜1年 |
ガラスコーティング | 3〜5年 |
持続性を求めるなら専門家にガラスコーティングを依頼するのが一番です。
プロの手できれいに仕上げてもらえば、最長5年もの間、新車の輝きを保てます。
ボディコーティングの価格相場
ボディコーティングの価格相場を種類別に紹介します。
コーティング剤の種類 | 価格相場 |
---|---|
油脂系コーティング | 1,000円〜2,000円 |
樹脂製コーティング | 1万円〜3万円 |
ガラス系コーティング | 5万円〜7万円 |
ガラスコーティング | 7万円〜10万円 |
できるだけ安く仕上げたいなら、自分で油脂系コーティング剤を買ってきてコーティングしましょう。
ただし、油脂系コーティング剤は持続しないので、定期的にコーティングしなおす必要があります。
さらに長い目で見ると、毎週のように時間とお金をかけて油脂系コーティングを施すより、ガラスコーティングを一度するほうが結果的に安くなる可能性も。
また汚れにくさもガラスコーティングのほうが良いため、洗車の時間・回数も軽減できます。
ボディコーティングの流れ【5ステップ】
ボディコーティングの流れを5ステップで紹介していきます。
- 洗車
- 鉄粉除去
- 下地処理
- 脱脂処理
- コーティング剤の塗布
順番に説明します。
ステップ1.洗車
まずは洗車をしてボディ表面についたホコリや汚れを落とします。
クルマを水洗いした後、洗車用のスポンジでしっかりと泡立てて洗います。
カーシャンプーで洗車するのが理想ですが、台所用洗剤を希釈したもので代用しても問題ありません。
ステップ2.鉄粉除去
続いて粘土や鉄粉除去スプレーを使って鉄粉を除去します。
車のボディには走行しているだけで道路の鋼材・鉄道レール・ブレーキダストなどの様々な鉄粉が付着します。
ボディの塗装面に付着した鉄粉は、放っておくと日光や雨などでこびりついてしまう恐れが。
鉄粉を除去せずにコーティングするとサビが発生してしまう場合があるため、きちんと除去しておきましょう。
ステップ3.下地処理
ポリッシングマシンで小さな傷やシミなどを除去する下地処理を行います。
下地処理が不十分だと、コーティング剤の持続効果が短くなってしまいます。
また下地処理をやりすぎると塗装面まで削れてしまうため、注意が必要です。
下地処理の出来栄えがコーティングの仕上がりにも大きな影響を与えるため、丁寧に行いましょう。
ステップ4.脱脂処理
下地処理で除去しきれなかった塗装面の油分は、脱脂処理で取ります。
油分がある状態でコーティングすると、塗装面とコーティング剤の間に残った油膜のせいでコーティング剤が定着しないことがあります。
コーティング剤の持続効果を最大化させるため、脱脂処理もきちんと行いましょう。
ステップ5.コーティング剤の塗布
最後にコーティング剤を塗っていきます。
専用のスポンジで丁寧にムラなく塗ったら乾燥させて、コーティング剤が硬化するのを待ちます。
コーティング剤や湿度・温度によって異なりますが、12時間〜48時間程度で硬化するので、その間にホコリや水分がコーティング面に付着しないよう気をつけましょう。
ボディコーティングを依頼する場所
ボディコーティングを依頼できるお店は以下のとおりです。
● ディーラー
● カー用品店
● コーティング専門店
それぞれ特徴を見ていきます。
ガソリンスタンド
大きめのガソリンスタンドでは、プラスアルファのサービスとしてボディコーティングを行っているところがあります。
ディーラーや専門店に比べて料金が安く、給油のついでに気軽に依頼できるメリットがあります。
一方、コーティングの仕上がりにばらつきがあることや、施工に時間がかかる点がデメリットです。
安く手軽に仕上げたいけれど、自分でコーティングするのは手間だと考える方にはぴったりなサービスでしょう。
ディーラー
新車購入時にオプションとして依頼すると、ディーラーでコーティングしてもらえます。
コーティングされた状態で納車されるため、コーティング専門店を探して車を持ち込む手間が省けるメリットがあります。
新車のコーティングは車本体の商談をしている時に予約するため、コーティングの価格を値引きの交渉材料として使えるのも嬉しいポイントです。
ただしコーティングの仕上がりや耐久性にばらつきがある点に注意しましょう。
カー用品店
コーティング剤などのカーグッズを販売しているカー用品店でもボディコーティングの試行を行っているところが多くなっています。
施工環境が整えられていて、経験とスキルを兼ね備えたスタッフが担当してくれるので、価格と品質のバランスで選ぶのであればカー用品店がおすすめです。
ただしコーティング専用のブースが用意されていないカー用品店は、施工技術が伴わない恐れがあるので注意しましょう。
コーティング専門店
質にこだわりたい方はコーティング専門店に依頼しましょう。
時間やコストはかかりますが、技術力の高いスタッフが丁寧な施術をしてくれるので、仕上がりや持続性が格段に良くなります。
また、クルマに適した商品の提案を受けられたり、コーティング後にメンテナンスをしてもらえたりするメリットもあります。
数年単位で見ると最も費用対効果が高い選択肢なので、目先のコストにこだわらない方はコーティング専門店に依頼しましょう。
ボディコーティングは価格と釣り合わない?
ディーラーやカー用品店でガラスコーティングを施してもらった後「高いお金を払ってコーティングした割に全然効果が続かなかった」という方がいます。
なぜそのような事態が起きてしまうかというと、多くの場合コーティングの下処理がきちんと行われていないからです。しかし、どんなにいいコーティング剤を使っても、コーティング前の処理がきちんと行われていなければ、コーティング剤が持つ本来の力を発揮できません。
特に新車にコーティングを施す際は「新車だから」という理由で下地処理を行わずに洗車だけをしてコーティングするケースが多々あります。
実は新車でも、表面にウォータースポット(水シミが悪化し、塗装面を変色させてしまうこと)ができてしまっている場合も多く、その場合は通常の洗車だけでは汚れは落ちません。
価格に見合ったボディコーティングをしたいなら、コーティング専門店で施工してもらうことをおすすめします。
おすすめのボディコーティングはキーパー
プロにコーティングをしてもらう場合、おすすめはキーパー技研のキーパーコーティングです。
キーパーはガラスコーティングで、艶感・持続力共に高い効果を発揮します。
キーパーには様々な種類がありますが、今回は以下の3つを紹介します。
● 一番人気のダイヤモンドキーパー
● 最高級のWダイヤモンドキーパー
1つずつ解説します。
気軽にコーティングできるクリスタルキーパー
クリスタルキーパーはメンテナンスなしで1年間持続します。
ガラス特有の透明感のある美しい艶が特徴です。
1年に1度塗り直すことで塗装が守られるだけでなく、だんだん艶が良くなっていきます。
水シミ・水アカを根本的に解決でき、水はじきも良くなるので、雨が降っても汚れにくくなります。
一番人気のダイヤモンドキーパー
ダイヤモンドキーパーは洗車だけで3年間保ちます。
1年に1回メンテナンスすれば、5年間持続させることも可能です。
ダイヤモンドキーパーには二層目に水シミを防ぐ特殊レジンが仕込んであり、雨が降っても跡が残りません。
金額と持続性のバランスが良いため、3つの中で1番人気のプランとなっています。
最高級のWダイヤモンドキーパー
ダイヤモンドキーパーの性能をさらにパワーアップさせたものがWダイヤモンドキーパーです。
特殊レジン皮膜の上にガラス皮膜を2層施しており、非常に密度の高いボディガラスコーティングとなっています。
こちらもノーメンテナンスで3年間コーティングの効果が持続し、1年に1回メンテナンスすれば5年間保ちます。
なお、最近出てきたもので、フレッシュ・エコダイヤなどの新しいキーパーがあります。
雨が洗車の代わりになる機能もついているので、気になる方は以下のページをご覧ください。
キーパーでボディコーティングするならプロショップへ
今回は車のボディコーティングについて詳しく解説しました。
手軽にコーティングするなら油脂系コーティングや樹脂系コーティングがあります。
きれいな仕上がりで長持ちさせたいならプロにガラスコーティングをお願いするのが一番費用対効果が良くなります。目的によって適切なコーティングを選びましょう。
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