ホイールを止めるナット(ネジ)。小さくても重要な役割を担う部品です。一見分かりにくいのですがナットと言ってもサイズ・形状が様々あります。車種ごとにサイズが決めれれているので適切なサイズを取付けしないと緩んできて脱輪の原因にもなります。メーカーごとのナットサイズやデメリット、OEM車で気を付けなければいけないポイントなどご説明させて頂きます!最後までご覧ください。
- ナットサイズの見方とメーカー別適合サイズ一覧
- ┗ナットサイズの表記と見方
- ┗メーカー別サイズ一覧
- TOYOTA純正ナットは形状が特殊?注意点をご紹介
- ┗トヨタ純正ナットとは?
- ┗社外ホイールを購入する時の注意点
- OEM車のナットを選ぶ時はとくに注意しましょう!
- ┗OEM車とは?
- 適切なナットサイズを付けないと起こること
- まとめ
ナットサイズの見方とメーカー別適合サイズ一覧
ナットサイズは下記のように表記されます。メーカーによってサイズがさまざまなので簡単に見方を覚えておくと損はしないでしょう!
ナットサイズの表記と見方
と1つ1つ意味があります。
メーカー別サイズ一覧
メーカー別ホイールナット一覧です。それぞれサイズはこれで良いのですが、形状もまたそれぞれ違ってきています。
サイズ | 2面幅 | メーカー名 |
---|---|---|
M12×P1.5 | 21HEX | レクサス・トヨタ・ダイハツ・マツダ・三菱 |
19HEX | ホンダ | |
M12×P1.25 | 21HEX | 日産 |
19HEX | スバル・スズキ |
ナットの形状について
次に形状について解説していきたいと思います。ホイールナットは様々な形状があり今回は代表な3種類をご紹介していきます!
トヨタ・日産・スバル・マツダ スズキ・ダイハツ・三菱・ホンダ |
トヨタ・レクサスのほとんどの純正アルミホイールに使用 | ホンダ車のほとんどの純正アルミホイールに使用 |
最も汎用性の高いホイールナットになります。社外ホイールの座面もほとんどがテーパー座ナットです。先端角度が60度になっており数多くの市販ホイールナットはこの形になっています。 | フラットな平面同士で結合し、平面ナットやトヨタ純正ナットとも呼ばれます。ワッシャーが挟まっておりそのおかげで3種類の中では最も大きなホイールナットになります。(ワッシャーは抜けない物がほとんど) | 座面別の純正ホイールナット3種類の中ではもっともコンパクトなサイズのナットになります。球面座ナットはテーパー座ナットとホイール側の形状が似ている上に取付出来てしまいますがしっかりはハマっていませんので注意が必要です。 |
こちらはロングタイプのものをご紹介致しました。軽自動車は同じサイズのショートタイプを購入してくださいね。
注意しなければいけないお車もあります。
デイズ・ekワゴンは車体側のハブボルトという部分が長く、一般的なテーパー座ナットよりも長めに作られています。知らずに装着すると最後までしっかり止めることができないので緩んでくる可能性がありますのでお気をつけ下さい。
ホイールナットと言ってもたくさん種類があり、尚且つどれでも使えるというわけではないのできちんと確認することが大事です。店舗で購入する際はスタッフが車に合うものを選びますが
ネットで購入する場合などはお気をつけ下さい!
TOYOTA純正ナットは形状が特殊?注意点をご紹介
トヨタ純正ナットとは?
トヨタ純正ナットは丸いリングが付いていて特殊な形状をしています。純正ホイール側もこのような形状になっていてぴったり
ナットが付けられます。ホイール側がテーパー座・球面座の形ですと取付できませんので注意が必要です。最近ではトヨタ純正ナット対応の社外アルミホイールも増えてきているので夏も冬も;純正ナットが使えたら良いなと思っている方は【トヨタ純正ナット対応 社外ホイール】などで検索してみて下さいね!
そして注意点があります。トヨタ純正ナット高額なのでぜひ保管には注意して下さいね!車のトランクなど、あまり触ることが少ない場所に置いておくことをおすすめします。
社外ホイールを購入する時の注意点
社外ホイールとは純正ではないアルミホイールの事です。社外ホイールはホイール側の穴形状が純正ホイールとは異なります。い部分がホイールの穴形状になるのですが、ここに純正ナットを付けてしまうと・・しっかりはまらないのが分かるかと思います。
必ず社外ホイール用のナット【M×P1.5 21HEX】を一緒に
購入しましょう!トヨタ純正ナット対応のホイールも出ているので
夏と冬で同じナットを使いたいという方は販売スタッフに
ご相談下さい!
OEM車のナットを選ぶ時はとくに注意しましょう!
見覚えがある車になぜか別のメーカーのマークが付いている・・と思ったことはありませんか?そのような車をOEM車と言います。
OEM車とは?
見覚えがある車になぜか別のメーカーのマークが付いている・・と思ったことはありませんか??
製造元のメーカーと同じクルマを別のメーカーが販売する。それが「OEM車」というものです!OEMのとはOriginal Equipment Manufacturerの略で車メーカーを例にするとダイハツで製造したクルマをトヨタ、ダイハツそれぞれで別の名前で販売することです。
エンブレムと名前が違うだけの事もあればフロントデザインも変える事もあります。(例トヨタ ライズ→ダイハツ ロッキーなど)
OEMではなく共同開発の場合もあり少し紛らわしいですね・・
共同開発したトヨタ86とスバルのBRZですが86はトヨタだからナットサイズはM×P1.5 21HEXで大丈夫かな!と思いがちなんですがエンジンから下はスバルが開発したのでスバルのホイールナットサイズになるのでM12×P1.25になります。
ちなみに先程ご紹介した専用ナットのあるデイズ・ekワゴンも日産と三菱の共同開発になります。
このOEM車はOEM供給元によってホイールナットの形状が変わってきます!判断が付かない、心配だな・・という方はショップに相談して頂く事が良いと思います。
適切なナットサイズを付けないと起こること
サイズが合わないナットを締めるとボルトが痛む
適切なナットサイズでとめないことでとナットが緩んでくる可能性があります。気が付かないうちに少しず少しずつ緩んでいきタイヤが脱輪してしまう事も。大事故に繋がる事もあるので注意が必要です。ナットサイズが違うものを持ち込んだ場合タイヤ交換を断られることもあります。
サイズの合わないナット(ピット)を付けると、途中で回るのが止まり、それを無理やり締めてしまうと車側のボルトが傷みナットも新品交換、ボルトも新品交換しなくてはいけないということも起こります。
工賃もかかってきてしまうので適正なものを取り付けましょう!
まとめ
今回はメーカーごとのナットサイズや注意点をご紹介致しました。ナットといえども様々な種類・形状があります。
適正なナットサイズ・形状のものを装着し安心安全なカーライフを送りましょう!最後までご覧頂きありがとうございました!
皆様のご来店、ぜひお待ちしております!
タイヤワールド館ベスト仙台本店 店長
趣味:温泉・サウナ(週2でいきます!)
モットー:笑顔・お客様に満足頂ける商品提案・接客を行う
特技:お客様のお顔を覚える記憶力
若手店長ながらも誠実な接客と絶やさない笑顔でリピーターが多い。