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ロックナット・アダプターとは?おすすめの保管場所はトランクです

「せっかく高価でかっこいいホイールを装着していたのに盗まれてしまった!」
これを防ぐためにロックナットを付けている方が多いと思います。
しかし・・そのロックナットを外すアダプター(鍵)をなくしてしまったら・・

いざという時にタイヤ交換ができないというお問い合わせは少なくありません。
このアダプターがいかに大事な存在かぜひ頭の片隅に入れてて下さいね!

ロックナットとロックナットのアダプターとは?

ロックナットとは?
ホイールナットの一種で、装着されている状態のタイヤとホイールが盗難出来ないようにするためのナットです。
軽自動車はホイールナットの穴が4か所普通乗用車は5か所・ハイエースなど大きい車は6穴になり、1つのホイールにつき1か所をロックナットで止めることで盗難防止に繋がります。

通常のナットは形の合う十字レンチで誰でも簡単に取り外すことができてしまいます。 しかし、ロックナットは『アダプター』と呼ばれる専用のソケットでしか回せないように特殊な形状をしています。

ロックナットセット画像

ロックナットアダプターとは?

ロックナットアダプター画像

通常のナットは形の合う十字レンチで誰でも簡単に取り外すことができてしまいます。 しかし、ロックナットは『アダプター』と呼ばれる専用のソケットでしか回せないように特殊な形状をしています。ロックナットに対しての鍵のようなものです!

ナットメーカーのKYO-EIのHPにもロックナットのことや
適合車種が載っているんでぜひご覧ください!

KYO-EI公式ページはこちら

アダプターがなくタイヤ交換ができないなんてことも

ロックナットのアダプターがないとタイヤ交換の作業をストップせざる負えません。専用工具を使用すれば外すことも可能ですが、ロックナットは再利用できなくなり、ホイールを傷つけてしまう原因になってしまいます。

タイヤ交換作業風景

アダプターが無くてタイヤ交換できなかった事例(冬)

■実際にあった事例①

大幅に予定が変更になってしまい、レンタカーを借りるなどで
対応したそうです。

■実際にあった事例➁

もう雪も降っているし、通勤で使うのに!と大慌て!
冬場はタイヤ交換の予約でいっぱいなので再度予約を取るのも困難で、ご自身でタイヤ交換をし後日増し締め(トルクレンチ)でご来店頂きました。

アダプターが無くてタイヤ交換ができなかった事例(夏)

■実際にあった事例①
タイヤ交換できない事例夏①

ひび割れがあり、バーストしてしまうんじゃないかと運転の度にヒヤヒヤしたそうです。

■実際にあった事例②

タイヤが破裂したから新品交換に変えたいのにホイールが外れない!新品タイヤの事も考えなくてはいけない!
ロックナットのアダプターを探しに行くなど、1日がかりでタイヤ交換したなんてことも・・

無くしてしまったときはまずはご相談ください!

なくしてしまった際はどうすればいいのでしょうか。
そんなときはベストに一度ご相談下さい!様々な形状のアダプターを取り揃えており、形状の合うアダプターがあれば取り外すことが可能です。

このアダプターをそのままお渡しすることはできないので外した後は新しくセットを購入して頂く必要があります。

また、場合によっては形状の合うアダプターが無く取り外しができないこともありますので、ご了承下さい。

事前にチェックする事・置き場所を決めておく事が大事です!

アダプターは紛失しないようにするのが大前提です。
普段から車内の忘れない場所にしっかり保管し、タイヤ交換をする際は事前にロックナットのアダプターが車にきちんと積んであるのか確認することが大切です。

■おすすめの保管場所
トランクの下に入れておくと邪魔にならないですし移動させることもないのでおすすめです!

お家で保管している方もいますが、急なパンク・バーストでタイヤ交換をしなければいけない状況もありますので車で保管がいいかと思います。
アダプターが2つある場合は車とお家で保管がいいですね!

タイヤ交換前に必ずアダプターを確認する事

タイヤ交換シーズンはどこのお店もかなり混み合っている状況で、仮にロックナットのアダプターが無いと、お客様自身も困りますが作業がストップしてしまい
予約を取り直さざるおえません。

そうならないようにして頂く為にも、当店ではタイヤ交換の際にナットの有・無を確認させていただいておりますが、お客様自身もロックナット・ロックナットアダプターを必ず事前に確認して頂けると嬉しく思います!

まとめ

本日はロックナットアダプターについて詳しくご紹介させていただきました。
盗難防止の為、ロックナットを付けているお客様も多いと思います。タイヤ交換の際に家に忘れた・紛失した。。となるとタイヤ交換ができなくなります。置き場所を決めておくと忘れずに保管できていいですよね!最後までご覧頂きありがとうございました。

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【保存版】ホイールナットは車種で形状・角度が違う|テーパー座が一般的な理由とは?

ホイールと車体をつなぐホイールナットに種類があるのを知っていますか?3種類あるホイールナットでも、テーパー座ナットが多く使用されています。

「なぜテーパー座ナットが一般的なの?」と思いますよね。そこで当記事では、テーパー座ナットが多く利用されている理由や、ホイールナットの種類について解説します。

テーパー座はナットを締めるときにずれにくく、3種類のナットの中ではもっともコンパクトで汎用性が高いため、多く利用されています。

ホイール・車種ごとに適したナットを利用し、安全なドライブを楽しみましょう。

テーパー座ナットはホイールがずれにくい

テーパー座ナットはホイールがずれにくい

テーパー座ナットは、先端が円錐のような形をしているため、ナットを締めたときにずれにくくなるのが特徴です。テーパー座ナットは角度があることでホイールと面接触でき、締め付ける力を均等に分散できるため、緩みにくい構造だといえます。

また、テーパー座ナットとホイールの角度は60°で統一され、ナットを締め付けるだけで自然と中心で固定できるようになっています。ホイールを車体に取り付けるとき、ボルトがホイールの中心にくるように調整する作業は必要なく、テーパー座ナットが位置を調整してくれるからです。

テーパー座ナットが多く使用されている理由は、以下の通りです。

● ホイールと面接触できるため、ナットが緩みにくい
● ボルトをホイールの中心に合わせる必要がない
● 他のナットに比べて、コストが安い

なお、社外ホイールでもほとんどがテーパー座ナットに対応しており、汎用性の高さがわかります。

社外ホイールに変えるときはテーパー座に変更がおすすめ

ホイールを社外品に変更する場合は、テーパー座ナットに変更しておくのがおすすめです。社外ホイールはほとんどがテーパー座ナット対応なので、ナットの形状にこだわっていると選択肢が狭まってしまいます。

たとえば、交換したナットが球面座で、装着したいホイールがテーパー座対応だった場合、ナットを交換するかホイールを諦めるしかありません。一度、テーパー座ナットに変更しておけば、ナットの形状に悩まされずに済むでしょう。

ホイールナットには3種類ある

ホイールナットには3種類ある

ホイールナットは3種類の形状があります。

  1. テーパー座
  2. 球面座
  3. 平面座

車のメーカーや車種によって採用しているナットが異なるため、ホイール交換前には所有する車のナットを確認しておきましょう。

1.テーパー座

テーパー座

ほとんどの社外ホイールや車がテーパー座を採用しており、一般的に多く利用されているナットです。先端に角度がついているためナットを締めるときにずれにくく、ボルトをホイールの中心で締め付けられます。

テーパー座は汎用性が高く、ナットのデザインも豊富なため、車のカスタムをされる方はテーパー座に交換しておくのがおすすめです。

2.球面座

球面座

球面座ナットはホンダ車に多く使用されています。球面座ナットは商品の精度が多少悪くても、線接触できるメリットがあります。そのため精度が悪いナットの場合、テーパー座より球面座のほうが固定力が強いといえるでしょう。

ただ、球面座は製造コストがかかるため、他メーカーはテーパー座を採用しています。日本車以外だと、ベンツやポルシェも球面座です。

3.平面座

平面座

平面座ナットは、主にトヨタ・レクサスで使用されています。平面座はテーパー座・球面座と違い、面でホイールのセンターを出す構造です。そのため、他のナットより接触面積を稼げるため、安定してホイールを固定できます。

ただ、球面座と同じく製造コストがかかるため、他メーカーでは取り入れられていません。テーパー座ナットでも固定力に問題はないので、わざわざコストが高い平面座にする必要がないといえます。

【メーカー別】ホイールナットのサイズ一覧

【メーカー別】ホイールナットのサイズ一覧

「ホイールナットに種類があるのはわかったけど、所有するメーカーのナットサイズが知りたい」「どこのメーカーが何のナットを使っているの?」

上記のように思っている方のために、メーカー別のナット形状を表にまとめてみました。

メーカー ナット形状 ナットサイズ ソケットサイズ
トヨタ テーパー座・平面座 M12×P1.5 21
ホンダ テーパー座・球面座 M12×P1.5(軽自動車はM10) 19
日産 テーパー座 M12×P1.25 21
ダイハツ テーパー座 M12×P1.5(軽自動車はM10×P1.25) 21
スズキ テーパー座 M12×P1.25(軽自動車はM10×P1.25) 19
マツダ テーパー座 M12×P1.5(軽自動車はM10×P1.25) 21
スバル テーパー座 M12×P1.25(軽自動車はM10×P1.25) 19
三菱 テーパー座 M12×P1.5(軽自動車はM10) 21

表を見るとトヨタ・ホンダ以外はテーパー座を採用しており、汎用性の高さがわかります。社外ホイールも9割ほどがテーパー座対応なので、ホイールを変更される方はテーパー座に変更しておくのがおすすめです。

ホイールナットの天井部分にも種類がある

ホイールナットには、ホイールと接地する側の反対側にも種類があります。

● 袋ナット
● 貫通ナット

袋ナットは装着しているときにナットが見えないような形状をしています。ボルトが見えずスッキリしているため、ホイールのセンターキャップがない車におすすめです。

一方で貫通ナットは、装着しているときにボルトが見えるように天井部が貫通しています。ボルトが見えてしまうため見た目はよくありませんが、天井がない分ナット全体の高さがないメリットがあります。そのため、センターキャップがあるホイールを装着する際は、貫通ナットがおすすめです。

ナットの天井部分の形状は、ホイールのセンターキャップの有無で決めましょう。

ホイールナットを選ぶ際のポイント

ホイールナットを選ぶ際のポイント

ホイールナットを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  1. ホイールナットは1台あたり16〜24本必要
  2. 車種にあった適切なサイズを選ぶ
  3. 素材を変えればドレスアップもできる
  4. ロックナットで盗難防止

ホイールナットはホイールを固定するだけでなく、ドレスアップや盗難防止の効果も得られます。せっかく交換するなら自分の希望にあったホイールナットを選びましょう。

1.ホイールナットは1台あたり16〜24本必要

ホイールナットの数は車種によって異なります。ホイール1輪を固定するボルトの数が4本〜6本と、車種ごとに違うためです。

ホイールナットの数は、以下のように車の種類によって異なります。

● 軽自動車・コンパクトカー:4個
● 普通車:5個
● バンやクロカンSUV:6個

例外もあるので、ナットを購入する前に所有する車には何個必要か確認してから購入しましょう。必要個数は、実際に装着している車のホイールナットを数えると確実です。

2.車種にあった適切なサイズを選ぶ

ナットは座面の種類だけでなく、ネジのピッチサイズも考慮する必要があります。ナットの座面が適合していても、ネジのピッチが合わないと取り付けできません。ピッチとは、ネジ部のギザギザの頂点同士を結んだ距離のことです。

ピッチが合わないナットを気づかずに装着してしまうと、ボルトが損傷します。そのまま装着していると、走行の振動でナットが外れてしまう可能性があります。

ホイールナットのピッチは車種名で検索すると見つけられるので「車種名 ホイールナット サイズ」で検索してみてください。

また、OEM車は製造元メーカーのサイズに統一されています。製造元メーカーも確認し、間違えないようにしましょう。

関連記事: ホイールナットの形状・種類・サイズ全てまるわかり!気を付けたい注意点

3.素材を変えればドレスアップもできる

ホイールナットにはさまざまな素材が使われています。

● スチール
● アルミ
● クロモリ
● 低炭素鋼
● チタン

メーカー純正のナットはスチールが使用されており、安価で耐久性が高い特徴があります。アルミはデザイン性に富んだ商品が多く、ドレスアップで使用されています。ただ、やわらかく耐久性が低いため、日常的に増し締めするのがおすすめです。

クロモリ・チタンはレーシングカーにも採用されるほど強度があり、信頼性に長けた素材です。ただ、コストがかかるため、気軽に取り入れるのは難しいかもしれません。

関連記事:ナットキャップ(ナットカバー)とは?役割から着脱方法まで徹底解説

4.ロックナットで盗難防止

ホイールは盗難される可能性があるパーツです。高価なものや珍しいホイールは狙われやすく、盗難対策が必要になります。そこで活躍するのがロックナットです。

ロックナットは1輪のホイールに対して1個、またはすべてのホイールナットを、六角形ではない形状に変更する特殊なナットです。ロックナットは取り外す場合、専用のアダプターが必要となるため盗難防止になります。

また、盗難だけでなくホイールナットを緩められるイタズラの防止にもなります。ただ、ロックナットにはデメリットがひとつあり、アダプターがないとホイールの取り外しが行えないことです。タイヤ交換でお店を訪れたのに、ロックナットのアダプターを忘れてしまうとホイールが外せません。

そのため、ロックナットのアダプターは車内の外から見えない場所か、車の鍵と一緒に保管するのがおすすめです。

一部の高級車はサイズが違う

一部の高級車はホイールナットの形状だけでなく、太さも異なります。日本車の基本的なナットサイズはM12です。一方で、欧州車ではM14が採用されているため、日本車でも欧州車に合わせてホイールナットがM14の車種があります。

● ランドクルーザー
● センチュリー
● GT-R NISMO
● レクサスLC、LS
など

上記車種のホイールナットにはM14が採用されています。他にもM14が採用されている車種があるので、高級車を所有している方は、ホイール交換前にナットのサイズを詳細に確認しておくのがおすすめです。

形状が違うホイールナットを使用するリスク

形状が違うホイールナットを使用するリスク

形状が違うホイールナットを使用するリスクは以下の通りです。

● 走行中にホイールが外れる
● ハブボルトが破損する恐れがある

「ホイールナットのピッチが適合すれば大丈夫」と思っている方はいませんか?ナットの形状が適合していないとホイールが確実に固定できず、走行中にトラブルが発生する可能性があります。

走行中にホイールが外れる

走行中にホイールが外れる

正しいナットではなく、形状が違うホイールナットを装着していると、走行中にホイールが外れる恐れがあります。ホイールの接地面とナットの接地面が一致しないため、確実に固定できないためです。

通常、ナットとホイールは面で固定します。しかし、テーパー座対応のホイールに球面座のナットを使用すると、接地面が直線と曲線になるため、点でしか固定できません。ナットとホイールが密着していないと車体の振動でナットが緩み、最終的にホイールが外れてしまいます。

形状が違うナットを使用すると大きな事故につながる可能性があるため、絶対にやめておきましょう。

ボルトが破損する恐れがある

ピッチサイズが合わないナットを取り付けるとボルトが破損します。ただ、ピッチサイズが違うナットを使用していても、途中までは締め付けられるときがあります。気づかずにそのまま締め込むと、ボルト自体のピッチが損傷し、使用不可になるでしょう。

最悪の場合、走行中にボルトが折れ、事故になる可能性もあります。ナットを締め付ける際、奥まで入ってないのに硬くなった場合は、一度外しサイズを確認しなおしましょう。

関連記事:タイヤが外れない‥ナットが回らない原因と対策(防錆)とは?

ホイールナットは締めすぎないように注意

ホイールナットは締めすぎないように注意

ホイールナットは力強く締めればいいわけではなく、適正な力で締め付けるのが重要です。ピッチのサイズが適合していても、強く締め付けすぎるとボルトが破損する恐れがあるからです。締め付ける力が弱すぎるとホイールが外れてしまいます。

ホイールを適正な力で固定するのに必要なのが「トルクレンチ」です。トルクレンチは締め付け力を調整し、決められた以上の力がかかるとカチッと音がなり、空回りするようになっています。

ホイールナットはトルクレンチを使用し、適正な力で固定しましょう。

関連記事:タイヤ交換をするならトルクレンチは必須!選ぶポイントと使い方を解説!

ホイールを交換するならナットはテーパー座に交換

ホイールを交換するならナットはテーパー座に交換

ホイールナットはテーパー座がもっとも汎用性が高く、一般的なナットです。そのため、社外ホイールにもテーパー座対応が多い傾向にあります。

ホンダ車、トヨタ車は一部車種で球面座・平面座のナットを使用しているため、社外ホイール交換時にはホイールナットの交換が必須です。形状が違うナットをそのまま使用していると、走行中の振動でホイールが外れる恐れがあるため、必ず同時に交換しましょう。

また、ホイールナットを締め付ける際の力は、強すぎても弱すぎてもいけません。適正な力で締め付けるためにもトルクレンチは必須です。

ホイールを交換するときはナットの形状にも気を配り、安全なカーライフを過ごしてください。

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タイヤが外れない‥ナットが回らない原因と対策(防錆)とは?

車をお持ちの方なら年に春・冬2回は最低でも履き替えの為にタイヤを外すことがありますよね。
でもそんなタイヤ交換の時に、「あれ?タイヤが外れない‥」なんていうことがあるかもしれません。

今回はこのようときどうする?についてお話していきます。

タイヤが外れない原因

タイヤが外れない原因

タイヤ交換時にタイヤが外れない原因としては、以下の2つのシチュエーションが実際には多いです。

①ホイールを止めているナット(ネジ)が回らない
②ホイールがハブに固着して外れない

このような現象が起きた場合、どう対処したらよいか考えていきましょう。

ナットが回らない原因

原因1.錆による固着

車体側からでているネジをボルトといいます。

ボルト

このボルトとホイールを止めているネジをナットといいます。

どちらも金属ですので、融雪剤による錆や経年劣化による錆により固着してしまっている場合があります。無理に力をかけて外そうとするとネジ山がつぶれてしまい、回らなくなることがこのパターンの主な原因です。

原因2.ゴミの噛み込み

また、ネジ山の接触面に砂汚れや切削クズなどが入り込んでいて、締め込んた時にそれらのゴミを噛み込んでしまっている場合もあります。作業時は整理整頓を心がけましょう。

原因3.ピッチが合っていないナット使用

さらに、ごく稀に遭遇するのは、ネジ山のピッチが合っていないネジやボルト・ナットが使われており、そのために雄ネジ・雌ネジのネジ山同士が噛み合わない状態になっている、というパターンです。

この場合は、ネジを外せても、正しいネジを締める前にネジ山を修正しなければいけません。

結果的には、ボルトもナットも部品交換が必要になります。

ナットが回らない時の対処方法

対策として試してもらいたいのは浸透潤滑剤を使う事です。
動きを良くしたり、サビの防止をしたりするのが浸透潤滑剤ですが、固着したネジにも有効です。

浸透潤滑剤

浸透潤滑剤使用時のポイント

浸透潤滑剤を使用する際のポイントは以下の通りです。

①スプレー缶を良く振って潤滑材を混ぜる
②スプレーをして、浸透するまで数分間放置する
③ネジやボルト・ナットを軽く叩いて衝撃を与え、浸透潤滑剤を浸み込みやすくする

この3つに注意するだけで浸透潤滑剤の効果でネジが回るようになるかもしれません。

ホイールが外れない原因

ナットは外れたけどホイールが外れないという場合も、固着が原因と考えられます。車側の金属部分とホイールの錆等で、金属と金属がくっついてしまい、ホイール取付け面が固着してしまうのです。

ある程度年数が経過してくると、車もホイールも金属部分は経年劣化してしまいます。

車もホイールも金属部分は経年劣化してくる

参考:https://64gb.info

錆びて外れないホイールへの対策方法

この張り付いてしまったホイールを外すには、以下のような手順である程度の力を加えて外すのが一般的な対処法になります。

  1. タイヤ側面上部を叩いて外す
  2. タイヤ下部を内側から叩いて外す
  3. ホイールの取付け面に潤滑剤を塗布する

注意点としては、必ずホイールナットを仮付け状態にしてからホイールを叩くことです。
なぜなら、張り付いたホイールがいきなり外れた場合に、足を挟んだり体に倒れて怪我をしてしまう恐れがあるからです。

外れない時にやってはいけない!4つの注意点

外れない時にやってはいけない!4つの注意点

タイヤが外れないからといって強引に外そうすれば、怪我をしたり車の破損の原因になるので非常に危険です。以下のようなことはやらないように注意してください。

  1. ホイールナットは完全に外さない
  2. タイヤを蹴ったり、力任せに揺さぶらない
  3. 車の下へは体を入れない
  4. ナットを緩めた状態でジャッキを降ろさない

ホイールナットは完全に外さない

タイヤを外すときは、ホイールナットを仮付け状態にしてください。もしナットが無い状態でホイールが急に外れると怪我の原因になるため、ナット1〜2個を軽く2〜3回転ほど締め込んでおくと良いです。

タイヤを蹴ったり、力任せに揺さぶらない

タイヤを蹴って外す人もいるようですが、必要以上に力が加わりジャッキが倒れる危険があります。力任せにタイヤを掴んで外そうとするのも同様です。対処法でも解説したとおり手首のつけ根や工具を使うようにして下さい。

初心者が間違えやすいのは、タイヤを両手で掴んで引っ張るように力を加えることです。この場合、ジャッキが倒れる危険もあり、自身が後方に勢いよく倒れてしまう事も考えられるので、力任せに外そうとするのはやめましょう。

車の下へは体を入れない

タイヤを外したり交換する場合には、タイヤの下に手や体を入れると大変危険ですので絶対にやめましょう。

ナットを緩めた状態でジャッキを降ろさない

「ホイールが固着しているなら、ナットを緩めた状態でジャッキを降ろせば外れのでは?」と考える人もいるかもしれません。確かに高い確率でホイールの固着は外れるでしょう。

しかし、ナットを緩めた状態でジャッキを降ろすことはやってはいけません。なぜなら、ホイールには1〜2tもの車重負荷がかかっています。間違えれば、ホイール変形やハブボルト折れ・ネジ山破損の原因になってしまうからです。

ホイールの錆を防ぐための4つの方法

ホイールを含み、車の下廻りはほどんどが鉄でできています。鉄は金属であり、金属は酸素と水がふれあうと酸化という反応が起こり物質が変化し、それがサビとなります。

鉄+水+酸素=錆が発生

特に冬の時期に融雪剤がまかれる地域を走行する方や、海の近くによく車を停車・走行する方は要注意です。この錆の発生を防ぐのに有効な方法が以下の4つです。

  1. しっかり洗浄する
  2. 塩害対策されたホイールを履く
  3. 下廻り塗装(塩害ガード)
  4. ホイールコーティング

しっかり洗浄する

濡れた路面・海の近く・融雪剤がまかれた路面を走行した際は、下廻りを洗浄することが錆対策の一つです。

セルフで洗車する

ご自分で洗車する場合は、しっかりと塩分を落とすために、高圧洗浄機の使用がおすすめです。また、水だけでは落としきれないので、必ず洗車用シャンプーを使用して、すすぎ残しがないか確認しましょう。

洗車機を使用する

ガソリンスタンドにある自動洗車機を使用する場合、「下部洗浄」のオプションがないかどうか確認しましょう。通常の洗車にプラスして使用することで洗い流すことができます。

専門店で洗車する

上記2つに比べて費用がかかりますが、プロの目でしっかり確認しながら、専用器具を使用して洗浄してもらうことができます。

タイヤワールド館では「アンダーウォッシュ」を洗車+880円で、行っています。作業時間は汚れの状態にもよりますが、約10分~です。

塩害対策されたホイールを履く

ホイールの中には、防錆加工されたホイールというものもあります。これらを選択するというのも一つの手です。共豊は他社に先駆けて、16年前より塩害低減対策設計ホイール採用しているので、種類も豊富でおすすめです。

下廻り塗装(塩害ガード)

下廻り塗装(塩害ガード)

「上記の方法も試してみたけどちょっと…」「手間がかからないようにしたい…」そうお悩みの方へは、下廻り塗装(塩害ガード)がおすすめです。
塩害ガードとは、車体面に水や酸素を通しにくくする被膜のことで、これを足回りに塗布することで、錆から守ることができます。

タイヤワールド館ベストでは、施工範囲はご要望に応じてメニュー展開していますのでご興味のある方はご相談ください。

下廻り塗装(塩害ガード)ビフォー・アフター

ホイールコーティング

ホイールコーティング施工の様子

ホイールコーティングは分厚いガラス被膜でホイールをしっかりと守ることにより、錆だけではなく、傷や汚れも防止することができます。

施工時間は1時間~で、1台以下の金額で承っています。

~15インチ 16~19インチ 20インチ~
9,880円 11,200円~ 13,200円~

只今キャンペーン中で、キーパーコーティング(20%OFF)と同時施工で15%OFFとなります。

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困った時はタイヤワールド館ベストへおまかせ

wm03イメージ

タイヤ交換に焦りは禁物です。タイヤが外れない時も慌てずに対応しましょう。

タイヤが外れないのは錆による固着が原因です。
このような場合には、上記3つの手順を試してみましょう。
作業中で特に重要なことは、「ホイールナットは仮付けしておくこと」「無理に外そうとしないこと」この2点は必ず守ってください。

間違った方法で行なった場合、急にホイールがはずれて怪我をしたり、車体が倒れてしまう危険があります。

どうしても外れない場合は、カー用品店、ガソリンスタンド、ディーラーなど、どこでも対応していますので、無理をせず相談するようにしましょう。

古川店
古川店
TEL: 0229-25-4611
住所:宮城県大崎市古川穂波3-1-31
アクセス:古川国道4号線沿い
営業時間:10:00~19:00

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