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    タイヤの正しい保管方法は?空気圧やホイール付タイヤについてまで徹底解説

    最終更新日 2024年8月2日

    タイヤを保管しようと思ったとき、「どこに置けばよいのだろう?」「縦に置く?横に置く?」と、悩んでしまうことは多いのではないでしょうか。

    保管方法を気にせず外に雨ざらしで置いておくと、ヒビ割れが起きたりカビが発生してしまったりすることがあります。正しい保管方法を把握しておくと、大切なタイヤを長持ちさせられますよ。

    今回はタイヤ保管方法やオススメのグッズなどを紹介します。タイヤ保管について詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

    長持ちさせるタイヤの保管方法は?

    長持ちさせるタイヤの保管方法は?

    タイヤを長持ちさせるには、正しい保管方法を知ることが大切です。

    タイヤの劣化を早める原因は主に以下の5つです。

    「汚れ」
    「紫外線」
    「雨風」
    「湿度」
    「温度」

    間違った保管をしてしまうと、タイヤが劣化し使用寿命が短くなってしまいます。

    ベストな保管場所は、「直射日光の当たらない風通しのよい冷暗所」です。できれば、タイヤ専用のラックを購入して保管するとより良い状態で保管できます。

    タイヤを横積みにする場合は、下のタイヤに重力がかかってゆがんでしまうので、1ヶ月に1回程度上下の入れ替えを行います。

    丈夫そうに見えるタイヤですが、実は意外とダメージに弱いので保管方法には注意が必要です。「また使おう」と思って、とっておいたタイヤが傷んでしまっていたら残念ですよね。正しい保管方法を把握して、タイヤを長持ちさせましょう。

    タイヤ保管する前にやるべき3つのこと

    タイヤ保管する前にやるべき3つのこと

    タイヤを保管する前にやっておくとよい3つのポイントを紹介します。

    1.タイヤをしっかり水洗いする
    2.乾燥させてから保管する
    3.タイヤの空気圧を抜いておく

    以下でそれぞれを詳しく解説します。

    1.タイヤをしっかり水洗いする

    タイヤ保管のポイント1・タイヤをしっかり水洗いする

    タイヤを保管する際には、キレイに水洗いしておくことが大切です。
    とくにスタッドレスは凍結防止剤などが付着しているため、洗浄しないと劣化やサビの原因になります。

    落ちにくいホイールのサビや油汚れがついている場合は、薄めた洗剤液で洗うのもオススメです。

    2.乾燥させてから保管する

    タイヤ保管のポイント2・乾燥させてから保管する

    タイヤの洗浄後はしっかりと乾かして、水分が残っていない状態にしてください。水洗いしたあとにタオルで拭き上げて、直射日光の当たらない場所でしばらく乾燥させておきます。

    水分が残っているとカビの原因になるので注意が必要です。

    3.タイヤの空気圧を抜いておく

    タイヤ保管のポイント3・タイヤの空気圧を抜いておく

    タイヤを保管する際は、規定の空気圧の半分程度まで空気を抜いておきます。走行時に適正とされている空気圧のまま保管すると、内圧でゴムに負担がかかる可能性があります。

    長期的に保存するためには、かならず減圧しておきましょう。

    おすすめのタイヤの保管方法

    おすすめのタイヤの保管方法

    タイヤを保管する際にオススメの保管方法を紹介します。

    1.タイヤカバーを付けて保管する
    2.冷暗所に保管する
    3.縦横の向き気をつける

    以下でそれぞれを詳しく解説します。

    1.タイヤカバーを付けて保管する

    タイヤを保管する際には「タイヤカバー」をつけておくと、紫外線やホコリを防げるのでオススメです。タイヤカバーは、カー用品店やインターネット通販で約2,000~3,000円で販売されています。

    タイヤは空気に触れると、ゴムに含まれる軟化剤が抜けて硬くなってしまうので、タイヤカバーがないときは、大きめのごみ袋でも代用可能です。

    購入時にショップが入れてくれるタイヤ袋があれば、そちらを使うこともできます。

    2.冷暗所に保管する

    劣化原因を防ぐための最適な場所は、ガレージや倉庫など日の当たらない冷暗所です。

    マンションやアパートのベランダに保管される方は、タイヤ保管専用カバーに加えてビニール袋を2重にして使うことをオススメします。

    タイヤは直射日光の当たらない場所に保管することが重要で、できれば屋内での保管が一番です。

    3.縦横の向きに気をつける

    タイヤの保管方法は、「ホイール付きなら横置き・タイヤのみなら縦置き」が基本です。

    タイヤを置くときは地面に直接置かず、スノコやタイヤラックを使用して通気できる環境を作っておくとよいです。スノコやラックがない場合は、段ボールのうえに置くだけでも多少効果があります。

    ホイール付きタイヤの保管方法

    ホイール付きタイヤの保管方法

    ホイール付きタイヤを保管する場合は、以下の方法がオススメです。

    空気圧 通常の半分程度まで空気を抜く
    目安は1~1.5kpa
    置き方 横置き
    保管場所 冷暗所

    ホイール付きのタイヤの保管時は、空気圧を減らしておきましょう。空気がパンパンになっている状態だと、コードやゴムに負荷がかかり、劣化を早めます。

    ホイール付きのタイヤを縦向きに置く理由は、ホイールの重みがタイヤの下半分にかかることを防ぐためです。長期間、縦置きで保管しているとタイヤが変形してしまう可能性があるので注意が必要です。

    スタッドレスタイヤの保管方法

    スタッドレスタイヤの保管方法

    スタッドレスタイヤを保管する場合は、以下の方法がオススメです。

    空気圧 通常の半分程度まで空気を抜く
    目安は1~1.5kpa
    置き方 タイヤのみ:横置き

    ホイール付き:縦置き

    保管場所 冷暗所

    スタッドレスタイヤも、空気圧を半分程度に抜いて、冷暗所に保管します。タイヤのみの場合は縦置き、ホイール付きのスタッドレスタイヤは横置きで置ける場所を用意しておきましょう。

    スタッドレスタイヤには除雪剤や泥が付着していることがあるので、キレイに洗いながしておくことが大切です。

    また、油分が残っているとゴムの劣化を早める可能性があるので、保管前にタイヤワックスを使用することはオススメできません

    タイヤ保管におすすめのグッズ

    タイヤ保管におすすめのグッズ

    タイヤ保管の際に準備しておくとよい、オススメのグッズは以下の2点です。

    タイヤカバー
    タイヤラック

    以下でそれぞれを詳しく解説します。

    タイヤカバー

    タイヤの保管には、紫外線や雨風から守ってくれるタイヤカバーの利用がオススメです。タイヤカバーには「4本用」と「1本用」があるので、保管したい本数や場所にあわせて選ぶとよいでしょう。

    製品によって素材が異なり、「洗える素材」「撥水素材」など特徴が異なります。保管したい本数や好みに合うタイヤカバーを選んでみてください。

    値段は2,000〜3,000円程度で販売されているものが多いです。

    タイヤを保管するうえで1番オススメなグッズが、専用のタイヤラックです。タイヤラックはさまざまなメーカーから多数販売されているので、自分に合う商品を選ぶことができます。

    一例として、下記のような種類があります。

    縦置き用のラック
    横置き用のラック
    キャスター付きのラック
    カバー付きのラック
    4本用のラック
    8本用のラック

    大きさや仕様によって異なりますが、値段は5,000~10,000円程度が目安です。

    マンション・アパートでのタイヤ保管方法

    マンション・アパートでのタイヤ保管方法

    マンションやアパートにお住まいの方は、タイヤの保管方法に悩んでしまうこともあるかと思います。ガレージや倉庫がない場合はベランダでも保管できますが、その場合はかならずタイヤカバーをかけてください。

    タイヤは直射日光で劣化してしまうため、日当たりのよいベランダでの保管はあまりオススメできません

    もし使っていないクローゼット等があれば、室内で保管するのがオススメです。

    一戸建てでのタイヤ保管方法

    一戸建てでのタイヤ保管方法

    一戸建てでタイヤを保管する場合は、屋根のあるガレージがオススメです。

    屋外の物置での保管でもよいのですが、夏場は高温になりすぎたり、湿度が高くなりすぎたりする可能性があります。なるべく風通しのよい場所で、雨風と直射日光の当たらない場所での保管が望ましいです。

    自宅にタイヤを置く場所がないときはどうする?

    自宅にタイヤを置く場所がないときはどうする?

    自宅にタイヤを保管する場所が確保できないときは、以下の方法を検討してみてください。

    ・タイヤお預かりサービスを利用する
    ・思い切って処分する

    それぞれを詳しく解説します。

    タイヤ預かりサービスを利用する

    保管場所がない場合の対策①タイヤ預かりサービスを利用する

    タイヤを自宅で保管できないときは「タイヤ保管サービス」を利用してみてはいかがでしょうか。タイヤ保管サービスとは、有料でタイヤを一定期間預かってもらえるサービスです。

    近隣のカー用品店やタイヤショップで、保管サービスを行っているお店があるかぜひチェックしてみてください。店舗にお願いすると、非常に状態よく保管してもらえるのでオススメです。

    思い切って処分する

    「捨てるのがもったいない……」と、古いタイヤの処分を躊躇してしまう人も多いのですが、あまり状態がよくないタイヤは思い切って処分するのもひとつの方法です。

    タイヤの処分は、カー用品店やガソリンスタンドで1本300~500円程度で行っています。劣化の少ないタイヤであれば、リサイクルショップで買い取りしてもらえることもあります。

    どんなに状態よく保管しておいたとしても経年劣化は避けられないので、履き替える予定がないのであれば処分も検討してみましょう。

    タイヤ保管サービスならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    タイヤ保管サービスならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    タイヤは正しく保管しないと、紫外線や汚れなどさまざまな影響で劣化が早まってしまいます。再び使いたいタイヤは、適切な方法で保管できるように準備しましょう。

    自分で管理するのが難しい人は、カー用品店やタイヤショップの一時保管サービスがオススメです。タイヤワールド館ベストの保管サービスでは、ただ預かるだけでなくタイヤのバランス調整や空気圧チェックなども含まれていますので、ぜひご検討くださいね。

    次回のタイヤ工賃込みでお得!タイヤ保管サービス

    次回のタイヤ工賃込みでお得!タイヤ保管サービス

    みなさんのタイヤ保管方法に関するお悩みを少しでも解決できていたら嬉しいです。

    作成者: 髙橋 佳広

    タイヤワールド館ベスト古川店 店長

    国家2級整備士の資格を持ち、ピット経験も豊富。
    商品の事だけでなく、作業の相談もでき
    購入から取付まで安心して任せられるオールラウンダー。