最終更新日 2024年7月19日
タイヤを買おうか迷っており、以下の疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
● ホイールって絶対必要なの?
● そもそもホイールの役割って何?
ホイールは、車のデザインや走行などのために重要な役割を担っています。本記事では、ホイールなしのタイヤに関するさまざまな疑問に回答します。
ホイールなしのタイヤを購入したい方や、ホイールの役割などが知りたい方は、ぜひ本記事をお役立てください。
- タイヤはホイールなしでも買える?
- ホイールなしでタイヤだけ買うメリット
- ┗ホイールとセットで買うよりも安く済む
- ┗ホイール付きよりも持ち運びしやすい
- ┗お気に入りのホイールをそのまま使える
- ホイールなしでタイヤだけ買うデメリット
- ┗タイヤだけで保管すると傷みやすい
- ┗タイヤのみ交換する際に手間が増える
- ホイールなしでタイヤだけ買うのが向いている人
- ホイールの役割
- ホイールなしのタイヤに関するよくある質問
- タイヤはホイールなしでも買えるが車の走行にホイールは必要
タイヤはホイールなしでも買える?
タイヤをホイールなしで買うのは問題ありません。ただし、タイヤのみを購入する場合は、事前に装着予定のホイールのサイズを確認する必要があります。
またタイヤのみ交換する場合は、ホイールごと交換するよりも手間がかかるため、ほとんどの方はタイヤとホイールセットで購入しています。
タイヤやホイールはインチ数やリム幅などのサイズが決められており、異なるサイズのものは装着できません。ホイールのサイズを把握した上で、交換したいタイヤを選びましょう。
ホイールサイズの見方については、以下の記事で詳しく解説しています。
ホイールなしでタイヤだけ買うメリット
ホイールなしでタイヤだけ買うメリットは、以下の3つです。
● ホイール付きよりも持ち運びしやすい
● お気に入りのホイールをそのまま使える
費用面やデザイン面などを気にする方にとっては、ホイールなしのタイヤを買うのがおすすめです。それぞれのメリットの内容を確認しましょう。
ホイールとセットで買うよりも安く済む
ホイールなしでタイヤだけ買う場合、ホイールとセットで購入するよりも安く済みます。
以下はある商品を、タイヤのみとタイヤとホイールセットで購入した場合の違いです。
タイヤのサイズ | 14インチ |
料金相場 | ・タイヤのみ:5,900円〜 ・タイヤとホイールセット:48,000円〜 |
製品ブランド | ・タイヤのみ:5,900円〜 ・タイヤ:BLIZZAK (ブリザック) VRX2 ・ホイール:BEST selection ※参考商品ページ |
ホイールはタイヤのみよりも高いため、新しくタイヤを購入する場合に金額を抑えたい方は、タイヤのみの購入がおすすめです。
ホイール付きよりも持ち運びしやすい
タイヤを自宅で保管する場合、タイヤのみだとホイール付きよりも軽く持ち運びやすいのがメリットです。
ホイールによっては軽量化が進んでいるものもありますが、それでもホイールひとつにつき5kgはあります。重いものだと8kgを超えるものもあり、持ち運びに苦労するでしょう。
店舗に持ち込んでタイヤ交換する際も、タイヤのみのほうが重量が軽く、ホイール付きよりもトランクに載せやすくなります。
お気に入りのホイールをそのまま使える
ホイールにはさまざまなデザインがあり、好みのホイールも人によって異なります。使用中のホイールのデザインや形状が気に入っているのなら、タイヤのみ交換したいと思う方もいるでしょう。
ホイールなしでタイヤのみを購入しておけば、お気に入りのホイールをそのまま使用しタイヤのみ交換という選択も可能です。
現在使用中のホイールのデザインにこだわりがある方は、タイヤのみ購入し、オールシーズン同じホイールでタイヤのみ夏と冬で使い分けてもいいでしょう。
ホイールなしでタイヤだけ買うデメリット
ホイールなしでタイヤだけ買うデメリットは、以下の2つです。
● タイヤのみ交換する際に手間が増える
メリットと比べながらご覧ください。それぞれの詳しい内容を確認しましょう。
タイヤだけで保管すると傷みやすい
ホイールなしでタイヤだけを保管すると、以下の理由で劣化しやすくなります。
● ホイール付きであれば空気を充填し保管できるため歪まない
● タイヤのみで横積みにすると側面に負荷がかかり傷みやすい
ホイールなしのタイヤは軽いため持ち運びは便利ですが、いい状態で保管しにくい点は大きなデメリットです。
タイヤの正しい保管方法については、以下の記事で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。
タイヤのみ交換する際に手間が増える
タイヤのみの交換は、ホイールごと交換するよりも複雑で手間が増えてしまいます。
自分で交換する場合は、タイヤチェンジャーという専用工具が必要です。タイヤチェンジャーとは、タイヤをホイールから外す際に使用する専用機器です。
タイヤのみを交換したい場合、カー用品店やタイヤ専門店などに依頼して、プロに任せたほうがいいでしょう。費用はかかりますが、作業時間や手間なく交換可能です。
なおホイール付きのタイヤ交換を自分でする手順については、以下の記事を参考にしてください。
またタイヤワールド館ベストのYouTubeチャンネルでは、タイヤ交換作業の様子を公開しているので、店舗に依頼する際の参考にしてください。
ホイールなしでタイヤだけ買うのが向いている人
以下の方は、ホイールなしでタイヤだけ買うのに向いているでしょう。
● タイヤの購入費用を安く抑えたい方
● タイヤ交換を自分で行わない方
タイヤのみの交換は手間はかかりますが、デザイン性や費用面などのメリットはあります。先述のメリットやデメリットを考慮しながら、タイヤだけを購入するか考えてみてください。
現在使っているホイールが気に入っている方
現在使用中のホイールのデザインが気に入っている人は、タイヤのみ購入して交換するのがおすすめです。お気に入りのホイールを付けて運転することで、自分好みのおしゃれを車で表現できるため、より楽しく運転できる効果が期待できます。
ホイールとセットで購入したほうが交換時の手間は減りますが、デザイン面で妥協することに抵抗がある方はタイヤのみ交換しましょう。
ただし、スタッドレスタイヤの場合、ホイールによってサイズがない可能性もあるため、事前にディーラーやタイヤ専門店などに問い合わせることが大切です。
タイヤの購入費用を安く抑えたい方
タイヤとホイールをセットで購入するよりも、タイヤのみ購入するほうが値段は安く済みます。ホイール交換が必要なく、タイヤ交換の費用を少しでも安く抑えたい方は、タイヤのみの購入がおすすめです。
ホイールの値段はさまざまですが、タイヤよりも高いため、セットで購入するとどうしても費用は膨らむ傾向があります。しかし大半の場合、タイヤとセットで販売されている商品はセット割引が適用されているので、一概には言えないのが難しいところです。
ホイールもタイヤもさまざまな種類があるため、費用以外にもデザインや機能などを考慮しながら、自分の車にあったものを選びましょう。
タイヤとホイールセットとタイヤのみの値段の違いについては、本記事の「 ホイールとセットで買うよりも安く済む」を参考にしてください。
タイヤ交換を自分で行わない方
タイヤのみの交換は、ホイールごと交換するよりも複雑で自分で作業するのは大変です。ホイールごとタイヤ交換する方は多いですが、タイヤのみの場合は専用の工具が必要になり、作業も複雑になります。
タイヤ交換を自分で行う予定がなくディーラーやタイヤ専門店などのプロに任せるのなら、タイヤのみ購入しても作業負担はありません。
タイヤのみの交換については、記事内の「タイヤのみ交換する際に手間が増える」で解説しているのであわせてご覧ください。
ホイールの役割
ホイールの役割は、主に以下の4つが挙げられます。
● 車のデザイン性を高める
● 走行性能を左右する
● 車の熱を外に逃がす
ホイールは、デザイン以外にも車が走行する上で、さまざまな効果をもたらす重要なパーツです。ホイールの役割を知った上で、自分にあったホイールを探す参考にしてください。
エンジンのパワーをタイヤに伝える
ホイールの最大の役割は、エンジンから生み出されるパワーをタイヤに伝えて車を動かすことです。エンジンのパワーが、ホイールに付いている車軸を回転させることでタイヤを動かします。
タイヤのみでは車に装着できないため、エンジンのパワーがタイヤに伝わらず、走行は不可能です。タイヤとホイールはセットであり、どちらも車の走行に必要不可欠な部品です。
車のデザイン性を高める
ホイールにはさまざまなデザインがあり、車の見た目をおしゃれにしてくれる役割があります。自分好みのホイールを選べば、車を通じてオリジナリティを表現できるのも魅力的です。
純正タイプのホイールもデザインがいいものはありますが、好みの色を選んだり、スポーティーな雰囲気のものを選んだりすれば、自分好みにカスタマイズする楽しみを味わえます。
好きなホイールを選び車のデザイン性を高めると、車への愛着が湧き、運転も楽しくなるでしょう。
走行性能を左右する
ホイールの素材や構造などが異なるだけでも、走行性能は変わります。
たとえば、アルミホイールはほかの素材よりも軽いため、車の下部の重量を抑えてサスペンションの動きを改善する効果が期待できるでしょう。サスペンションの動きが改善されると、スムーズなハンドリングやブレーキ性能の向上などにつながり走行性能が向上します。
ホイールはデザインや値段だけでなく、走行性能を高めて快適な運転を実現してくれます。
車の熱を外に逃がす
車はブレーキをかけると、摩擦によって熱が生じて車の温度が上がる構造です。ブレーキのたびに発生する熱が車の中に溜まり続けると、熱トラブルを引き起こす可能性があります。
車の放熱は、ホイールが回転することで、内部に溜まった熱を放出し外気が中に入る仕組みです。ホイールによって車の温度が上がりすぎないよう調節され、熱トラブルを防止します。
とくにアルミホイールは熱伝導の効果が高く熱を放出しやすいため、熱トラブルのリスクをより軽減してくれます。
ホイールなしのタイヤに関するよくある質問
ホイールなしのタイヤに関するよくある質問は、以下の3つです。
- ホイールなしのタイヤでも走行できますか?
- タイヤ交換はホイールなしでもできますか?
- ホイールなしのタイヤの値段はいくらですか?
ホイールなしのタイヤに関する情報を事前に知ることで、タイヤ購入や交換の際の参考になり、スムーズに手続きや作業を進められるでしょう。
1.ホイールなしのタイヤでも走行できますか?
ホイールなしでタイヤのみの場合は、車は走行不可能です。なぜなら、ホイールはエンジンの動力をタイヤに伝える役割があり、ホイールなしではタイヤが回転しないからです。ただし、ホイールに付いているホイールキャップはなくても走れます。
ホイールもタイヤも、さまざまなデザインや性能のものがあります。少しでも快適な走り心地を実現するためにも、それぞれの車に合ったタイヤやホイールを選びましょう。
2.タイヤ交換はホイールなしでもできますか?
タイヤ交換はホイールなしでも可能です。たとえば、以下の場合は、タイヤのみ交換するほうがいいでしょう。
● ホイールのデザインが気に入っている
● ホイールなしの新品タイヤが余っている
タイヤのみ交換するのは問題ありませんが、ホイールとのサイズが異なると装着できないため、サイズを確認してから購入しましょう。
タイヤはそのままでホイールのみ交換する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
3.ホイールなしのタイヤの値段はいくらですか?
タイヤワールド館ベストで取り扱っている、ホイールなしのタイヤの料金は以下のとおりです。
ブランド | サイズ | 値段 |
---|---|---|
BLIZZAK (ブリザック) VRX | 14インチ | 9,900円 |
ZIEX ZE914F | 17インチ | 10,530円 |
GRANDTREK PT | 20インチ | 42,100円 |
参考: タイヤワールド館ベスト
タイヤのみはホイール付きよりも値段は抑えられますが、ブランドやサイズなどによって値段は大きく異なります。
車のタイヤ交換の値段や、車種別タイヤの価格相場について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
タイヤはホイールなしでも買えるが車の走行にホイールは必要
タイヤはホイールなしでも購入できますが、車の走行においてはホイールは必要不可欠です。ホイールはデザイン性だけでなく、走行機能にも影響する重要なパーツです。
タイヤのみだと購入費用は抑えられますが、交換費用や作業の手間の増加、保管時に劣化しやすいなどのデメリットがあります。タイヤを交換する際は、ホイールとセットで行うほうが効率的です。
タイヤワールド館ベストは全国に約4,000の提携店舗があり、オンラインで購入したタイヤを作業店へ直送可能です。購入したタイヤを自宅に一時保管することなく、作業店へ来店するだけでタイヤ交換できます。
タイヤをネット価格で安く購入し、さらに工賃も安くしたい方は、タイヤワールド館ベストの提携店舗を検索してみてください。
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