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    【保存版】ホイールナットは車種で形状・角度が違う|テーパー座が一般的な理由とは?

    ホイールと車体をつなぐホイールナットに種類があるのを知っていますか?3種類あるホイールナットでも、テーパー座ナットが多く使用されています。

    「なぜテーパー座ナットが一般的なの?」と思いますよね。そこで当記事では、テーパー座ナットが多く利用されている理由や、ホイールナットの種類について解説します。

    テーパー座はナットを締めるときにずれにくく、3種類のナットの中ではもっともコンパクトで汎用性が高いため、多く利用されています。

    ホイール・車種ごとに適したナットを利用し、安全なドライブを楽しみましょう。

    テーパー座ナットはホイールがずれにくい

    テーパー座ナットはホイールがずれにくい

    テーパー座ナットは、先端が円錐のような形をしているため、ナットを締めたときにずれにくくなるのが特徴です。テーパー座ナットは角度があることでホイールと面接触でき、締め付ける力を均等に分散できるため、緩みにくい構造だといえます。

    また、テーパー座ナットとホイールの角度は60°で統一され、ナットを締め付けるだけで自然と中心で固定できるようになっています。ホイールを車体に取り付けるとき、ボルトがホイールの中心にくるように調整する作業は必要なく、テーパー座ナットが位置を調整してくれるからです。

    テーパー座ナットが多く使用されている理由は、以下の通りです。

    ● ホイールと面接触できるため、ナットが緩みにくい
    ● ボルトをホイールの中心に合わせる必要がない
    ● 他のナットに比べて、コストが安い

    なお、社外ホイールでもほとんどがテーパー座ナットに対応しており、汎用性の高さがわかります。

    社外ホイールに変えるときはテーパー座に変更がおすすめ

    ホイールを社外品に変更する場合は、テーパー座ナットに変更しておくのがおすすめです。社外ホイールはほとんどがテーパー座ナット対応なので、ナットの形状にこだわっていると選択肢が狭まってしまいます。

    たとえば、交換したナットが球面座で、装着したいホイールがテーパー座対応だった場合、ナットを交換するかホイールを諦めるしかありません。一度、テーパー座ナットに変更しておけば、ナットの形状に悩まされずに済むでしょう。

    ホイールナットには3種類ある

    ホイールナットには3種類ある

    ホイールナットは3種類の形状があります。

    1. テーパー座
    2. 球面座
    3. 平面座

    車のメーカーや車種によって採用しているナットが異なるため、ホイール交換前には所有する車のナットを確認しておきましょう。

    1.テーパー座

    テーパー座

    ほとんどの社外ホイールや車がテーパー座を採用しており、一般的に多く利用されているナットです。先端に角度がついているためナットを締めるときにずれにくく、ボルトをホイールの中心で締め付けられます。

    テーパー座は汎用性が高く、ナットのデザインも豊富なため、車のカスタムをされる方はテーパー座に交換しておくのがおすすめです。

    2.球面座

    球面座

    球面座ナットはホンダ車に多く使用されています。球面座ナットは商品の精度が多少悪くても、線接触できるメリットがあります。そのため精度が悪いナットの場合、テーパー座より球面座のほうが固定力が強いといえるでしょう。

    ただ、球面座は製造コストがかかるため、他メーカーはテーパー座を採用しています。日本車以外だと、ベンツやポルシェも球面座です。

    3.平面座

    平面座

    平面座ナットは、主にトヨタ・レクサスで使用されています。平面座はテーパー座・球面座と違い、面でホイールのセンターを出す構造です。そのため、他のナットより接触面積を稼げるため、安定してホイールを固定できます。

    ただ、球面座と同じく製造コストがかかるため、他メーカーでは取り入れられていません。テーパー座ナットでも固定力に問題はないので、わざわざコストが高い平面座にする必要がないといえます。

    【メーカー別】ホイールナットのサイズ一覧

    【メーカー別】ホイールナットのサイズ一覧

    「ホイールナットに種類があるのはわかったけど、所有するメーカーのナットサイズが知りたい」「どこのメーカーが何のナットを使っているの?」

    上記のように思っている方のために、メーカー別のナット形状を表にまとめてみました。

    メーカー ナット形状 ナットサイズ ソケットサイズ
    トヨタ テーパー座・平面座 M12×P1.5 21
    ホンダ テーパー座・球面座 M12×P1.5(軽自動車はM10) 19
    日産 テーパー座 M12×P1.25 21
    ダイハツ テーパー座 M12×P1.5(軽自動車はM10×P1.25) 21
    スズキ テーパー座 M12×P1.25(軽自動車はM10×P1.25) 19
    マツダ テーパー座 M12×P1.5(軽自動車はM10×P1.25) 21
    スバル テーパー座 M12×P1.25(軽自動車はM10×P1.25) 19
    三菱 テーパー座 M12×P1.5(軽自動車はM10) 21

    表を見るとトヨタ・ホンダ以外はテーパー座を採用しており、汎用性の高さがわかります。社外ホイールも9割ほどがテーパー座対応なので、ホイールを変更される方はテーパー座に変更しておくのがおすすめです。

    ホイールナットの天井部分にも種類がある

    ホイールナットには、ホイールと接地する側の反対側にも種類があります。

    ● 袋ナット
    ● 貫通ナット

    袋ナットは装着しているときにナットが見えないような形状をしています。ボルトが見えずスッキリしているため、ホイールのセンターキャップがない車におすすめです。

    一方で貫通ナットは、装着しているときにボルトが見えるように天井部が貫通しています。ボルトが見えてしまうため見た目はよくありませんが、天井がない分ナット全体の高さがないメリットがあります。そのため、センターキャップがあるホイールを装着する際は、貫通ナットがおすすめです。

    ナットの天井部分の形状は、ホイールのセンターキャップの有無で決めましょう。

    ホイールナットを選ぶ際のポイント

    ホイールナットを選ぶ際のポイント

    ホイールナットを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

    1. ホイールナットは1台あたり16〜24本必要
    2. 車種にあった適切なサイズを選ぶ
    3. 素材を変えればドレスアップもできる
    4. ロックナットで盗難防止

    ホイールナットはホイールを固定するだけでなく、ドレスアップや盗難防止の効果も得られます。せっかく交換するなら自分の希望にあったホイールナットを選びましょう。

    1.ホイールナットは1台あたり16〜24本必要

    ホイールナットの数は車種によって異なります。ホイール1輪を固定するボルトの数が4本〜6本と、車種ごとに違うためです。

    ホイールナットの数は、以下のように車の種類によって異なります。

    ● 軽自動車・コンパクトカー:4個
    ● 普通車:5個
    ● バンやクロカンSUV:6個

    例外もあるので、ナットを購入する前に所有する車には何個必要か確認してから購入しましょう。必要個数は、実際に装着している車のホイールナットを数えると確実です。

    2.車種にあった適切なサイズを選ぶ

    ナットは座面の種類だけでなく、ネジのピッチサイズも考慮する必要があります。ナットの座面が適合していても、ネジのピッチが合わないと取り付けできません。ピッチとは、ネジ部のギザギザの頂点同士を結んだ距離のことです。

    ピッチが合わないナットを気づかずに装着してしまうと、ボルトが損傷します。そのまま装着していると、走行の振動でナットが外れてしまう可能性があります。

    ホイールナットのピッチは車種名で検索すると見つけられるので「車種名 ホイールナット サイズ」で検索してみてください。

    また、OEM車は製造元メーカーのサイズに統一されています。製造元メーカーも確認し、間違えないようにしましょう。

    関連記事: ホイールナットの形状・種類・サイズ全てまるわかり!気を付けたい注意点

    3.素材を変えればドレスアップもできる

    ホイールナットにはさまざまな素材が使われています。

    ● スチール
    ● アルミ
    ● クロモリ
    ● 低炭素鋼
    ● チタン

    メーカー純正のナットはスチールが使用されており、安価で耐久性が高い特徴があります。アルミはデザイン性に富んだ商品が多く、ドレスアップで使用されています。ただ、やわらかく耐久性が低いため、日常的に増し締めするのがおすすめです。

    クロモリ・チタンはレーシングカーにも採用されるほど強度があり、信頼性に長けた素材です。ただ、コストがかかるため、気軽に取り入れるのは難しいかもしれません。

    関連記事:ナットキャップ(ナットカバー)とは?役割から着脱方法まで徹底解説

    4.ロックナットで盗難防止

    ホイールは盗難される可能性があるパーツです。高価なものや珍しいホイールは狙われやすく、盗難対策が必要になります。そこで活躍するのがロックナットです。

    ロックナットは1輪のホイールに対して1個、またはすべてのホイールナットを、六角形ではない形状に変更する特殊なナットです。ロックナットは取り外す場合、専用のアダプターが必要となるため盗難防止になります。

    また、盗難だけでなくホイールナットを緩められるイタズラの防止にもなります。ただ、ロックナットにはデメリットがひとつあり、アダプターがないとホイールの取り外しが行えないことです。タイヤ交換でお店を訪れたのに、ロックナットのアダプターを忘れてしまうとホイールが外せません。

    そのため、ロックナットのアダプターは車内の外から見えない場所か、車の鍵と一緒に保管するのがおすすめです。

    一部の高級車はサイズが違う

    一部の高級車はホイールナットの形状だけでなく、太さも異なります。日本車の基本的なナットサイズはM12です。一方で、欧州車ではM14が採用されているため、日本車でも欧州車に合わせてホイールナットがM14の車種があります。

    ● ランドクルーザー
    ● センチュリー
    ● GT-R NISMO
    ● レクサスLC、LS
    など

    上記車種のホイールナットにはM14が採用されています。他にもM14が採用されている車種があるので、高級車を所有している方は、ホイール交換前にナットのサイズを詳細に確認しておくのがおすすめです。

    形状が違うホイールナットを使用するリスク

    形状が違うホイールナットを使用するリスク

    形状が違うホイールナットを使用するリスクは以下の通りです。

    ● 走行中にホイールが外れる
    ● ハブボルトが破損する恐れがある

    「ホイールナットのピッチが適合すれば大丈夫」と思っている方はいませんか?ナットの形状が適合していないとホイールが確実に固定できず、走行中にトラブルが発生する可能性があります。

    走行中にホイールが外れる

    走行中にホイールが外れる

    正しいナットではなく、形状が違うホイールナットを装着していると、走行中にホイールが外れる恐れがあります。ホイールの接地面とナットの接地面が一致しないため、確実に固定できないためです。

    通常、ナットとホイールは面で固定します。しかし、テーパー座対応のホイールに球面座のナットを使用すると、接地面が直線と曲線になるため、点でしか固定できません。ナットとホイールが密着していないと車体の振動でナットが緩み、最終的にホイールが外れてしまいます。

    形状が違うナットを使用すると大きな事故につながる可能性があるため、絶対にやめておきましょう。

    ボルトが破損する恐れがある

    ピッチサイズが合わないナットを取り付けるとボルトが破損します。ただ、ピッチサイズが違うナットを使用していても、途中までは締め付けられるときがあります。気づかずにそのまま締め込むと、ボルト自体のピッチが損傷し、使用不可になるでしょう。

    最悪の場合、走行中にボルトが折れ、事故になる可能性もあります。ナットを締め付ける際、奥まで入ってないのに硬くなった場合は、一度外しサイズを確認しなおしましょう。

    関連記事:タイヤが外れない‥ナットが回らない原因と対策(防錆)とは?

    ホイールナットは締めすぎないように注意

    ホイールナットは締めすぎないように注意

    ホイールナットは力強く締めればいいわけではなく、適正な力で締め付けるのが重要です。ピッチのサイズが適合していても、強く締め付けすぎるとボルトが破損する恐れがあるからです。締め付ける力が弱すぎるとホイールが外れてしまいます。

    ホイールを適正な力で固定するのに必要なのが「トルクレンチ」です。トルクレンチは締め付け力を調整し、決められた以上の力がかかるとカチッと音がなり、空回りするようになっています。

    ホイールナットはトルクレンチを使用し、適正な力で固定しましょう。

    関連記事:タイヤ交換をするならトルクレンチは必須!選ぶポイントと使い方を解説!

    ホイールを交換するならナットはテーパー座に交換

    ホイールを交換するならナットはテーパー座に交換

    ホイールナットはテーパー座がもっとも汎用性が高く、一般的なナットです。そのため、社外ホイールにもテーパー座対応が多い傾向にあります。

    ホンダ車、トヨタ車は一部車種で球面座・平面座のナットを使用しているため、社外ホイール交換時にはホイールナットの交換が必須です。形状が違うナットをそのまま使用していると、走行中の振動でホイールが外れる恐れがあるため、必ず同時に交換しましょう。

    また、ホイールナットを締め付ける際の力は、強すぎても弱すぎてもいけません。適正な力で締め付けるためにもトルクレンチは必須です。

    ホイールを交換するときはナットの形状にも気を配り、安全なカーライフを過ごしてください。

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    タイヤの基礎知識 栗生店 パンク タイヤ交換

    タイヤがパンク!1本だけ変える?4本変えた方がいい?そのお悩み解決します!

    日々、運転をしている中で、誰もが起こり得るパンクによるトラブル。
    長く使ったタイヤだし…

    1本変える?
    それとも2本変えた方がいい?
    この際4本変える?

    このようなご相談をたくさん頂きます。タイヤは決して安価なものではないので、一緒に慎重に判断しましょう!

    今回はパンク修理できない状況や、タイヤの状態に応じて何本変えるべきか等について解説していきます。

    パンク修理はあくまで応急処置

    wm03イメージ

    パンクしてしまった際にまず考えるのが、パンク修理ではないでしょうか。

    できるだけコストを抑えたいところですが、パンク修理ができない状態のタイヤもあります。また、パンク修理はあくまで応急処置ですので、基本的には早めの交換をおすすめします。

    タイヤ各部と内部構造の名称

    タイヤ各部・内部構造の名称のイメージ図

    ダンロップHPより

    ご説明する前に、タイヤ各部と内部構造の名称を確認しておきましょう。こちらをご参考に、読み進めていってください。

    パンク修理ができないタイヤの6つの例

    タイヤのパンクは全て修理できる訳ではありません。主にパンク修理不可なタイヤは以下の6つの状態のタイヤです。

    ①外傷またはヒビ割れがショルダー部分まで達している
    ②ワイヤーが露出するほどの損傷をしている
    ③ピンチカットがある
    ④油・薬品等によるゴム層に変質がある
    ⑤内面に貼り付けられているゴム層の部分に損傷がある
    ⑥スリップサインやベルトが露出したタイヤ

    ①外傷またはヒビ割れがショルダー部分まで達している

    ヒビ割れが起きているタイヤはパンク修理不可

    写真引用元・ Hepporon Library Lifelog

    ショルダーとは、上図のようにタイヤの肩の部分のことです。タイヤのショルダーや側面部分まで傷やひび割れが達しているタイヤは修理することができません。つまり、修理可能な部分は以下に示したトレッド面(接地面)の端っこの手前まです。

    タイヤのトレッド面(接地面)の端っこの手前までなら修理可能

    上記エリア内かつ、

    ・損傷の直径…6㎜以下
    ・損傷の個数…2個以内
    ・損傷の周上間隔…40㎝以上

    の場合、修理することができます。

    なお、当店では安全性担保のため、1本につき1ヵ所までの補修とさせて頂いております。

    この条件から外れた場合や、潰れた状態で走ってしまい側面がボロボロになったタイヤは、そのまま使用するとバーストの可能性が高く大変危険なので、すぐに新品に交換しましょう。

    ②ワイヤーが露出するほどの損傷をしている

    ワイヤー剥き出しタイヤはパンク修理不可

    写真引用元・miyagi-no-shinbun

    溝もなく、ワイヤーが出ていて、更にバーストしてしまった状態です。バーストとは、タイヤの内部が損傷し、タイヤが破裂してしまうことです。

    バーストしてしまう前に溝がない状態の際は早急に新しいタイヤに交換しましょう。

    ③ピンチカットがある

    ピンチカットしたタイヤはパンク修理不可

    ダンロップHPより

    ピンチカットとは、タイヤ内部のカーカスコードが切れて、タイヤ横側の一部が盛り上がったような変形のことをいいます。 縁石に強く乗り上げたりした際に発生し、そのままにしておくとバーストにつながる可能性があります。
    お取り付けは不可能なので交換が必要です。

    ④油・薬品等によるゴム層に変質のあるタイヤ

    油、薬品等によるゴム層に変質のあるタイヤはパンク修理不可

    タイヤに使用されているゴムの成分の中には、油と馴染みやすいものがあります。場合によっては、合成ゴムに染み込んだ油分が、タイヤを保護するための成分を溶かし出してしまう可能性も。

    また、タイヤに塗る油性ワックスが原因となる場合もありますので、ワックスを使用する際には、十分ご注意ください。

    ⑤内面に貼り付けられているゴム層の部分に損傷がある

    面に貼り付けられているゴム層の部分に損傷があるタイヤはパンク修理不可

    写真引用元・タイヤラボDiary2

    パンク修理は、外から生ゴムを差し込む外面修理と、内側から修理パッチを貼って直す内面修理の2通りがあります。外側の修理だけだと、気づきにくかもしれませんが、タイヤにとって大変危険な状態で、修理不可となります。

    ⑥スリップサインやベルトが露出したタイヤ

    スリップサインやベルトが露出したタイヤはパンク修理不可

    スリップサインとはタイヤの摩耗が進んでいることを示すサインで、タイヤの設置面(トレッド面)4〜9カ所に設置されています。タイヤの溝の深さが1.6mmになると、そこがトレッド面と同じ高さになりスリップサインが出てきます。

    一箇所でもスリップサインが出たらタイヤの交換が必要です。タイヤの溝が1.6mm以下で走行していると道路交通違反になってしまいますのでくれぐれもご注意ください。

    スリップサイン表示位置

    ダンロップHPより

    タイヤを1本だけ交換で大丈夫な場合

    1本だけ交換で大丈夫な場合

    パンク修理ができない状態だった場合、早急にタイヤの交換が必要になります。そうなると悩むのが残り3本との性能の差です。

    理想はやはり4本同時交換ですが、コスト的にもできるだけ抑えたいですよね。

    基本的に、他の3本がまだ使えると判断できる状態であれば1本だけを交換しても支障はあまりありません。

    その際は、残りの3本と同じタイヤパターンを装着するのことが理想です。

    また、1本だけ交換した場合は、タイヤを長持ちさせるために、摩耗の進行を平均化させる、タイヤローテーションを行うことをおすすめします。

    タイヤローテーションとは、前輪と後輪のタイヤの位置を変えることです。タイヤの位置を入れ替えることで、表面の摩耗を均一にすることができ、タイヤを長持ちさせることができます。

    タイヤローテーション

    横浜ゴムHPより

    タイヤを2本交換した方がいい場合

    2本交換した方がいい場合

    前輪後輪のバランスを考え、1本だけを交換するのではなく2本交換をすすめてるケースもあります。

    自動車のタイヤは4本ついていますが、基本的には左右のタイヤがペアとなり動いています。

    タイヤの年数が2年以上経っているものや、タイヤの溝が減っている場合は、左右とも新品のタイヤにしましょう。

    この際、新しいタイヤを前輪にはかせることでバランスがとれるので、基本的には前輪に新品タイヤ2本を装着することをおすすめします。

    タイヤを4本交換した方がいい場合

    4本交換した方がいい場合

    タイヤの溝が残り少なかったり、年数が経ちタイヤ表面のゴムが硬化していたりヒビ割れしている状態であれば早急に4本交換することをおすすめします。

    残りの3本が使えるかどうかの判断は、ご自身ではなかなか難しいと思うので、当店を含めたタイヤ専門店にご相談していただければと思います。

    4WDは4本交換が必要

    4WDは消耗具合に関わらず4本交換が必要

    4WDの車は、他のタイヤの状態に関わらず、4本全てのタイや交換が必要になります。

    4WD車は、前後左右の4輪が繋がっています。もし、違うタイヤが1本または2本入ってしまうと、4輪のタイヤの抵抗が変わってしまいます。例えば、1本だけ違うタイヤをはいている場合、ブレーキを踏んだ際に3本は止まっても交換したはずの1本だけまだ止まらない‥という状況が起きてしまう可能性があります。

    そうなってしまうと、タイヤだけではなく、車体の負担も大きくなってしまうので、車自体の劣化が早まってしまいます。これらを踏まえ、4WDの場合はよっぽど新しいタイヤでない限り、4本の交換が望ましいです。

    ※FF車(前輪駆動)ベースの4WDは2本交換可能の場合がありますので、お気軽にご相談ください。

    まとめ

    パンクを防止するためには、日常点検が大切

    ここまでパンクした際のタイヤ交換について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?パンクした際は、パニックにならず落ち着いて適切な処置を行うことが重要です。

    自分の車の特徴や状態をしっかり把握し、難しい場合はタイヤショップなどに相談してみて下さい。

    また、パンクを防止するために、空気圧点検などを日常的に行い、安全で楽しいカーライフを送ってくださいね。

    栗生店
    栗生店
    TEL: 022-796-6411
    住所:仙台市青葉区落合4-1-1
    アクセス:旧48号線沿い
    営業時間:10:00~19:00

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    タイヤ交換時のホイールバランスは重要!崩れるとおこる危険と対策を解説

    「タイヤ交換時のホイールバランスは重要?」
    「ホイールバランス調整のタイミングがわからない」
    「ホイールバランスの調整は自分できる?」

    このようなお悩みはありませんか?

    ホイールバランス調整をしないまま、走行を続けるのは危険です。ホイールバランスが崩れると、ハンドルのブレや車体が強く振動など、車全体に悪影響があり、事故につながる可能性があるからです。

    本記事では、タイヤ交換時におけるホイールバランス調整の重要性と、崩れると起こる危険なこと、改善策などを初心者に向けてわかりやすく解説します。

    ホイールバランスとは

    ホイールバランスとは

    ホイールバランスとは、タイヤとホイールにかかる遠心力のバランスを指します。
    真円ではないタイヤとホイールを、ウエイトバランスを使用して、重心を中心にする作業をホイールバランス調整といいます。

    ホイールバランスが悪い状態で走行すれば、車体の振動やハンドルのブレ、タイヤのガタつきなど、車の走行に支障が出るため大変危険です。

    安全かつ安定した走行をするためにも、ホイールバランス調整は必ずおこないましょう。

    ホイールバランスが崩れると起こる5つの危険

    ホイールバランスが崩れると起こる5つの危険

    ホイールバランスが崩れた状態では、あなたが安全運転をしても、ハンドルのガタつきや車体の振動など、運転に支障が出るため危険です。ホイールバランスを調整することで、安定した走行ができ、より安全な運転を実現できます。

    本章では、ホイールバランスが崩れて起こる危険なことを5つ紹介します。

    1. まっすぐ走らない
    2. 走行中の車が激しく振動する
    3. タイヤのすり減り箇所が偏る
    4. タイヤ周辺のパーツが損傷する
    5. 燃費が悪くなる

    危険1.まっすぐ走らない

    ホイールバランスが崩れると起こる、危険なこと1つ目は「まっすぐ走らない」です。タイヤとホイールにかかる遠心力の重心が中心ではないため、走行が不安定になります。

    タイヤの回転が不安定な状態で走行すると、ハンドルの強いブレや振動などの原因になり、まっすぐ走れないため大変危険です。

    また、走行速度が速いほど、ハンドルのブレや振動は、より強くなります。

    ハンドルのブレや強い振動の症状がでたら、早めにホイールバランス調整をしましょう。

    危険2.走行中の車が激しく振動する

    ホイールバランスが崩れると起こる、危険なこと2つ目は「走行中の車が激しく振動する」です。

    走行中の車の激しい振動は、シミー現象と呼ばれています。80km以下の速度で発生しやすく、振動が車体からハンドルに伝わり、運転に支障がでる非常に怖い現象です。

    ハンドル操作できないほど振動することもあるため、事故につながる恐れがあります。シミー現象が起きた場合は、すぐに車を停車して、専門店に相談しましょう。

    危険3.タイヤのすり減り箇所が偏る

    ホイールバランスが崩れると起こる、危険なこと3つ目は「タイヤのすり減り箇所が偏る」です。偏摩耗、片減りなどと呼ばれており、タイヤの重心がずれると、地面の接地面とのバランスが悪くなることでおこる現象です。

    タイヤの偏摩耗は主に3種類あります。

    タイヤの偏摩耗は主に3種類

    引用:ブリヂストン

    上記のような極端なすり減り方をすると、不安定な走行につながるだけでなく、タイヤの寿命も短くなってしまいます。

    タイヤのすり減り方は、目視で簡単に確認できるため、定期的に確認することをおすすめします。偏摩耗については【タイヤが片減りする原因は?解決策もご紹介!】の記事も参考にしてみてください。

    危険4.タイヤ周辺のパーツが損傷する

    ホイールバランスが崩れると起こる、危険なこと4つ目は「タイヤ周辺のパーツの損傷が激しくなる」です。車体の強い振動により、サスペンションやベアリングなど、タイヤやホイール周辺のパーツには大きな負担がかかります。

    ホイールバランスの崩れを放置すれば、多くのパーツを修理・交換する必要があるため、余計な費用が発生する可能性も少なくありません。

    定期的にホイールバランスを点検して、パーツの損傷を未然に防ぎましょう。

    危険5.燃費が悪くなる

    ホイールバランスが崩れると起こる、危険なこと5つ目は「燃費が悪くなる」です。ホイールバランスが悪い状態で走行すると、タイヤにブレが生じ、回転が不安定になります。

    その結果、タイヤにかかる負担が大きくなり、エンジンがムダな力を使用するため、燃費効率が悪化します。

    ホイールバランスが崩れる3つの原因

    ホイールバランスが崩れる3つの原因

    本章では、ホイールバランスが崩れる原因を3つ紹介します。

    1. ホイールバランスウエイトが取れる
    2. タイヤのすり減り箇所に偏りが出る
    3. 強い衝撃でタイヤの位置がずれる

    原因1.ホイールバランスウエイトが取れる

    バランスウエイト

    ホイールバランスが崩れる1つ目の原因は「ホイールバランスウエイトが取れる」です。バランスウエイトは、運転を繰り返していれば、取れる可能性があります。

    走行中に、バランスウエイトが取れたことに、すぐに気付くのは困難です。ホイールバランスウエイトが取れた場合は、タイヤの編摩耗やアライメントの崩れ、タイヤの劣化を早める原因になるため、早めに最寄りの専門店に相談しましょう。

    原因2.タイヤが偏摩耗している

    タイヤの偏摩耗

    引用:DUNLOP

    ホイールバランスが崩れる2つ目の原因は「タイヤが偏摩耗している」です。上記写真のような偏摩耗した状態で走行すると、ホイールバランスが崩れやすくなります。

    偏摩耗は、スリップやバーストの危険もあるため、タイヤのすり減りは適時確認しましょう。

    原因3.強い衝撃でタイヤの位置がずれる

    ホイールバランスが崩れる3つ目の原因は「強い衝撃でタイヤの位置がずれる」です。

    ホイールバランスの崩れは、交換後のタイヤが馴染む前に、起こる可能性があります。
    たとえば、以下の3つです。

    ・急加速
    ・急ハンドル
    ・急ブレーキ

    上記のような運転時に強い衝撃がかかると、タイヤの位置がずれてホイールバランスが崩れます。

    運転中の強い衝撃に心当たりがある方は、タイヤ交換した店舗や、ホイールバランス調整を実施している専門店に、相談することをおすすめします。

    ホイールバランスの状態を確認する3つの方法

    ホイールバランスの状態を確認する3つの方法

    本章では、ホイールバランスの状態を確認する3つの方法を解説します。

    1. 走行時にハンドルのブレがないか
    2. 走行時にガタつきがないか
    3. タイヤのすり減りはないか

    簡単に確認できる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。

    確認1.走行時にハンドルのブレはないか

    ホイールバランスの状態を確認する1つ目の方法は「走行時にハンドルのブレがないか」です。タイヤやホイールに問題がない場合、ハンドルのブレを感じることはほとんどありません。

    ハンドルの強いブレは、勝手にハンドルが動いてしまったり、ハンドルの振動が強くなったりと、通常では体験したことのない感覚です。
    ハンドルにブレを感じたら、必ずホイールバランスの点検に行きましょう。

    確認2.走行時にガタつきがないか

    ホイールバランスの状態を確認する2つ目の方法は「走行時にガタつきがないか」です。ホイールバランスが崩れると、車体に強いガタつきが生じます。

    ガタつきを無視するムリな走行は、不安定な走行にもつながるため、非常に危険です。
    目視の確認ができないため、走行中のガタつきが強いと感じたら、ホイールバランスの点検にいきましょう。

    確認3.タイヤのすり減りはないか

    ホイールバランスの状態を確認する3つ目の方法は「タイヤのすり減りがないか」です。タイヤのすり減り方は、片べり摩耗やセンター摩耗、両肩べり摩耗など、偏ったすり減り方が特徴です。

    ホイールバランスが崩れる他にも、タイヤの劣化が早くなったり、燃費が悪くなったりと、タイヤ以外の問題が発生する可能性もあります。

    タイヤのすり減り具合は、目視で簡単に確認できるため、定期的に確認しましょう。

    ホイールバランスを調整する方法

    ホイールバランスを調整する方法

    ホイールバランスを調整するとき、基本的にはホイールバランサーと呼ばれる機械を使用して調整します。

    本章では、ホイールバランス調整の手順を解説します。手順は以下の通りです。

    1. ホイールバランサーにタイヤを設置する
    2. 高速回転させてバランスを測定する
    3. ホイールバランスを確認する
    4. ブレがあればバランスウエイトで調整する
    5. 再度調整し完了

    1.ホイールバランサーにタイヤを設置する

    ホイールバランサーにタイヤを設置する

    はじめに、ホイールバランサーにタイヤを取り付けます。

    2.高速回転させてバランスを測定する

    高速回転させてバランスを測定する

    ホイールバランサーに取り付けたタイヤを、高速回転させバランスを測定します。

    3.ホイールバランスを確認する

    ホイールバランスは左右のバランスと上下のバランスを確認

    ホイールバランスは、左右のバランスと上下のバランスを確認します。 ホイールバランスにブレがあると、左右上下どのバランスが崩れているか、モニターに表示されます。

    4.ブレがあればバランスウエイトで調整する

    バランスウエイト

    ホイールバランスにブレがあれば、バランスウエイトで調整します。バランスウエイトは、貼るタイプと打ち込むタイプの2種類がありますので、愛車のホイールに合ったバランスウエイトを使用してください。

    バランスウエイトの種類や疑問については【バランスウェイトの種類のご紹介とウェイトに関する疑問を解決!】の記事も参考にしてみてください。

    5.再度調整し完了

    wホイールバランサーイメージ

    引用:株式会社 エイワ

    バランスウエイトで再度調整し、ホイールバランサーの測定数値が「0」になればホイールバランス調整の完了です。

    ホイールバランスを自分で調整するデメリット

    ホイールバランスを自分で調整するデメリット

    ホイールバランス調整は自分でもできますが、専門店に任せることをおすすめします。理由は以下の2つです。

    ・費用がかかる
    ・手間がかかる

    費用がかかる

    1つ目のデメリットは「費用がかかる」です。簡易的なホイールバランサーは、インターネットで低価格で販売されていますが、正確に測れない可能性があるためおすすめできません。

    たとえば、専門店で使用している、下記写真の価格は674,000円(※)(税込)です。

    ホイールバランサー

    ※R5年4月24時点

    引用:東洋精器工業株式会社

    専門店では、正確に測定できるホイールバランサーを使用しています。

    ホイールバランス調整を専門店で実施した場合、一般的には10,000円以下(※)でホイールバランス調整が可能です。また、ホイールバランス調整を専門店で行えば、ホイールバランス以外に問題があれば対応もしてくれます。

    ホイールバランサーに多額の費用をかけるなら、正確な測定で安心できる専門店で、10,000円以下(※)でホイールバランス調整することをおすすめします。
    ※車両やインチ数によって異なる

    手間がかかる

    ホイールバランス調整手順は先述の通り、専用機械の準備から実際の作業まで、一人で実施するには手間がかかります。

    タイヤ4本すべての数値が「0」になるまで、正確に作業しなければなりません。また、ホイールバランス以外の問題が発生した場合、自分で対応できない可能性も考えられます。

    ホイールバランス調整は、手間や労力、安全面を考慮すると、専門店に依頼した方が正確で安心です。

    ホイールバランス調整は専門店がおすすめ

    ホイールバランス調整は専門店がおすすめ

    安心して走行したい方は、ホイールバランス調整はタイヤ専門店やカー用品店などプロに相談することをおすすめします。自分でホイールバランス調整をする場合、手間や費用がかかるだけでなく、本当にホイールバランス調整ができた保証もありません。

    また、ホイールバランス以外の問題が発生した場合、自分で対処するのは困難です。専門店に相談すれば、ホイールバランス以外に問題があれば、すぐに対応してくれるため安心です。

    ホイールバランスを調整するには、タイヤを車から外す必要があるので、タイヤ脱着の作業料金がかかってしまいます。タイヤ交換の際に合わせて作業をお願いするようにしましょう。

    タイヤ交換時に含まれているお店が多い印象ですが、心配な場合は事前に確認してみましょう。

    タイヤワールド館ベストでは、バランス調整はタイヤ入れ替え作業に含まれているので安心です。また、純粋なバランス調整だけの場合は550円/1本(別途脱着工賃がかかる場合があります)で行っております。

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検

    先程も触れましたが、ホイールバランス調整はタイヤ交換時に一緒に行うのが基本です。

    本章では、ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検を5つ紹介します。

    1. タイヤローテーション
    2. エアバルブの交換
    3. タイヤの空気圧
    4. タイヤのヒビや亀裂
    5. ホイールアライメントの調整

    点検1.タイヤローテーション

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検1つ目は「タイヤローテーション」です。タイヤローテーションをすることで、タイヤ4本にかかる摩擦抵抗を均一にして、タイヤの寿命を長くすることが可能です。

    タイヤローテンションをしないと、タイヤの偏摩耗につながり、ホイールバランスに影響が出てしまいます。

    ホイールバランス調整時に一緒に点検すれば、ホイールバランスが崩れる原因のひとつ、偏摩耗を防げるためおすすめです。

    点検2.エアバルブの交換

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検2つ目は「エアバルブの交換」です。エアバルブの役割は、空気の抜け防止や空気圧調整で、車の走行には欠かせないパーツです。

    エアバルブが劣化すると、タイヤの空気が抜けやすくなり、タイヤ以外に悪影響を及ぼす可能性があります。

    たとえば、エアバルブの劣化を放置して、タイヤの空気が抜けやすい状態で走行を継続した場合に、起こりうる問題は以下の5つです。

    ・燃費が悪くなる
    ・タイヤがパンクする
    ・タイヤが偏摩耗する
    ・タイヤにヒビや亀裂が入る
    ・ホイールが損傷する

    エアバルブを交換すれば、上記の問題により発生する他の修理費用を、未然に防ぐことが可能です。

    エアバルブの費用は、1本約350円〜(税込)(※)と比較的安価であるため、エアバルブが劣化する前に、交換することをおすすめします。
    ※種類によって異なる

    エアバルブの工賃や交換の仕方については、【エアバルブは必ず交換しよう!工賃や交換の仕方を解説】の記事も参考にしてみてください。

    点検3.タイヤの空気圧

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検3つ目は「タイヤの空気圧点検」です。タイヤの空気圧チェックや補充は、基本的にどの専門店でも、無料で対応してくれます。

    簡単に点検や補充ができる一方で、JATMAの調べでは4台に1台が空気不足と、空気補充を忘れてしまう人も少なくない状況です。

    空気圧が低い状態だと走行が不安定になり、タイヤに負担がかかることで燃費も悪くなります。他にも、タイヤ寿命の低下や、バーストの危険性も高くなります。

    専門店やガソリンスタンドなど、空気補充はセルフで可能です。空気圧は、運転席ドアの開口部で確認できますが、心配の方は専門店で、点検してもらうことをおすすめします。

    タイヤの空気圧については【車の空気圧を確認する方法|適正な値を計測する6つのコツも紹介】の記事も参考にしてみてください。

    点検4.タイヤのヒビや亀裂

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検4つ目は「タイヤのヒビや亀裂点検」です。タイヤは、紫外線や摩擦熱、傷などによって必ず劣化します。

    縁石に擦れて部分的に傷ついていたり、艶出し剤が付着していたりと、気付かないうちにタイヤの劣化を早めている可能性があります。

    タイヤのヒビや亀裂は、状態を放置したまま走行すると、パンクやバーストの原因になるため、注意が必要です。

    目視でできる簡単な点検のため、ホイールバランスを調整するとき、一緒に点検することをおすすめします。

    タイヤのヒビや亀裂については、【タイヤのひび割れの原因と正しい保管方法は?リスクなどをご紹介】の記事も参考にしてみてください。

    点検5.ホイールアライメントの調整

    ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検5つ目は「ホイールアライメントの調整」です。アライメントとは、タイヤ4本のホイール角度配置状況を指します。

    ホイールアライメントがズレる原因は、段差の乗り越えや縁石の乗上げ、駐車時の輪留めに強く当たるなど、足回りに強い衝撃が加わることです。

    他にも、経年劣化や、タイヤのすり減り具合など、気付かないうちにアライメントがズレている可能性も少なくありません。

    ・まっすぐ走らない
    ・偏摩耗がある
    ・ハンドル操作がしにくい
    ・曲がりにくい

    上記の症状が出た場合は、ホイールバランスが崩れる原因にもつながります。アライメントの調整は、ホイールバランス調整と一緒に実施しましょう。

    タイヤワールド館ベストでは、アライメント基本測定料¥10,000円(ベストアプリ会員さまは¥9,000円)、調整1か所につき¥4,500円で行っております。

    タイヤ交換やホイールバランス調整はタイヤワールド館ベストにおまかせ

    タイヤ交換やホイールバランス調整はタイヤワールド館ベストにお任せください!

    あらためて、本記事では以下の8つを紹介しました。

    ・ホイールバランスとは
    ・ホイールバランスが崩れると起こる5つの危険
    ・ホイールバランスが崩れる3つの原因
    ・ホイールバランスの状態を確認する3つの方法
    ・ホイールバランスを調整する方法
    ・ホイールバランスを自分で調整するデメリット
    ・ホイールバランス調整は専門店がおすすめ
    ・ホイールバランス調整と一緒にしたいおすすめ点検

    ホイールバランスの調整は、車点検の一部に過ぎません。ホイールバランス調整以外にも、アライメント調整やタイヤ点検、エアバルブの劣化状態など、メンテナンスは必要不可欠です。

    タイヤワールド館ベストでは、ホイールバランス調整以外にも、車の状態にあったメンテナンスをトータル的に実施して、快適なカーライフをサポートしています。

    ご相談だけでも、お気軽にお問い合わせください!

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    ナット 古川店 タイヤ交換

    タイヤが外れない‥ナットが回らない原因と対策(防錆)とは?

    車をお持ちの方なら年に春・冬2回は最低でも履き替えの為にタイヤを外すことがありますよね。
    でもそんなタイヤ交換の時に、「あれ?タイヤが外れない‥」なんていうことがあるかもしれません。

    今回はこのようときどうする?についてお話していきます。

    タイヤが外れない原因

    タイヤが外れない原因

    タイヤ交換時にタイヤが外れない原因としては、以下の2つのシチュエーションが実際には多いです。

    ①ホイールを止めているナット(ネジ)が回らない
    ②ホイールがハブに固着して外れない

    このような現象が起きた場合、どう対処したらよいか考えていきましょう。

    ナットが回らない原因

    原因1.錆による固着

    車体側からでているネジをボルトといいます。

    ボルト

    このボルトとホイールを止めているネジをナットといいます。

    どちらも金属ですので、融雪剤による錆や経年劣化による錆により固着してしまっている場合があります。無理に力をかけて外そうとするとネジ山がつぶれてしまい、回らなくなることがこのパターンの主な原因です。

    原因2.ゴミの噛み込み

    また、ネジ山の接触面に砂汚れや切削クズなどが入り込んでいて、締め込んた時にそれらのゴミを噛み込んでしまっている場合もあります。作業時は整理整頓を心がけましょう。

    原因3.ピッチが合っていないナット使用

    さらに、ごく稀に遭遇するのは、ネジ山のピッチが合っていないネジやボルト・ナットが使われており、そのために雄ネジ・雌ネジのネジ山同士が噛み合わない状態になっている、というパターンです。

    この場合は、ネジを外せても、正しいネジを締める前にネジ山を修正しなければいけません。

    結果的には、ボルトもナットも部品交換が必要になります。

    ナットが回らない時の対処方法

    対策として試してもらいたいのは浸透潤滑剤を使う事です。
    動きを良くしたり、サビの防止をしたりするのが浸透潤滑剤ですが、固着したネジにも有効です。

    浸透潤滑剤

    浸透潤滑剤使用時のポイント

    浸透潤滑剤を使用する際のポイントは以下の通りです。

    ①スプレー缶を良く振って潤滑材を混ぜる
    ②スプレーをして、浸透するまで数分間放置する
    ③ネジやボルト・ナットを軽く叩いて衝撃を与え、浸透潤滑剤を浸み込みやすくする

    この3つに注意するだけで浸透潤滑剤の効果でネジが回るようになるかもしれません。

    ホイールが外れない原因

    ナットは外れたけどホイールが外れないという場合も、固着が原因と考えられます。車側の金属部分とホイールの錆等で、金属と金属がくっついてしまい、ホイール取付け面が固着してしまうのです。

    ある程度年数が経過してくると、車もホイールも金属部分は経年劣化してしまいます。

    車もホイールも金属部分は経年劣化してくる

    参考:https://64gb.info

    錆びて外れないホイールへの対策方法

    この張り付いてしまったホイールを外すには、以下のような手順である程度の力を加えて外すのが一般的な対処法になります。

    1. タイヤ側面上部を叩いて外す
    2. タイヤ下部を内側から叩いて外す
    3. ホイールの取付け面に潤滑剤を塗布する

    注意点としては、必ずホイールナットを仮付け状態にしてからホイールを叩くことです。
    なぜなら、張り付いたホイールがいきなり外れた場合に、足を挟んだり体に倒れて怪我をしてしまう恐れがあるからです。

    外れない時にやってはいけない!4つの注意点

    外れない時にやってはいけない!4つの注意点

    タイヤが外れないからといって強引に外そうすれば、怪我をしたり車の破損の原因になるので非常に危険です。以下のようなことはやらないように注意してください。

    1. ホイールナットは完全に外さない
    2. タイヤを蹴ったり、力任せに揺さぶらない
    3. 車の下へは体を入れない
    4. ナットを緩めた状態でジャッキを降ろさない

    ホイールナットは完全に外さない

    タイヤを外すときは、ホイールナットを仮付け状態にしてください。もしナットが無い状態でホイールが急に外れると怪我の原因になるため、ナット1〜2個を軽く2〜3回転ほど締め込んでおくと良いです。

    タイヤを蹴ったり、力任せに揺さぶらない

    タイヤを蹴って外す人もいるようですが、必要以上に力が加わりジャッキが倒れる危険があります。力任せにタイヤを掴んで外そうとするのも同様です。対処法でも解説したとおり手首のつけ根や工具を使うようにして下さい。

    初心者が間違えやすいのは、タイヤを両手で掴んで引っ張るように力を加えることです。この場合、ジャッキが倒れる危険もあり、自身が後方に勢いよく倒れてしまう事も考えられるので、力任せに外そうとするのはやめましょう。

    車の下へは体を入れない

    タイヤを外したり交換する場合には、タイヤの下に手や体を入れると大変危険ですので絶対にやめましょう。

    ナットを緩めた状態でジャッキを降ろさない

    「ホイールが固着しているなら、ナットを緩めた状態でジャッキを降ろせば外れのでは?」と考える人もいるかもしれません。確かに高い確率でホイールの固着は外れるでしょう。

    しかし、ナットを緩めた状態でジャッキを降ろすことはやってはいけません。なぜなら、ホイールには1〜2tもの車重負荷がかかっています。間違えれば、ホイール変形やハブボルト折れ・ネジ山破損の原因になってしまうからです。

    ホイールの錆を防ぐための4つの方法

    ホイールを含み、車の下廻りはほどんどが鉄でできています。鉄は金属であり、金属は酸素と水がふれあうと酸化という反応が起こり物質が変化し、それがサビとなります。

    鉄+水+酸素=錆が発生

    特に冬の時期に融雪剤がまかれる地域を走行する方や、海の近くによく車を停車・走行する方は要注意です。この錆の発生を防ぐのに有効な方法が以下の4つです。

    1. しっかり洗浄する
    2. 塩害対策されたホイールを履く
    3. 下廻り塗装(塩害ガード)
    4. ホイールコーティング

    しっかり洗浄する

    濡れた路面・海の近く・融雪剤がまかれた路面を走行した際は、下廻りを洗浄することが錆対策の一つです。

    セルフで洗車する

    ご自分で洗車する場合は、しっかりと塩分を落とすために、高圧洗浄機の使用がおすすめです。また、水だけでは落としきれないので、必ず洗車用シャンプーを使用して、すすぎ残しがないか確認しましょう。

    洗車機を使用する

    ガソリンスタンドにある自動洗車機を使用する場合、「下部洗浄」のオプションがないかどうか確認しましょう。通常の洗車にプラスして使用することで洗い流すことができます。

    専門店で洗車する

    上記2つに比べて費用がかかりますが、プロの目でしっかり確認しながら、専用器具を使用して洗浄してもらうことができます。

    タイヤワールド館では「アンダーウォッシュ」を洗車+880円で、行っています。作業時間は汚れの状態にもよりますが、約10分~です。

    塩害対策されたホイールを履く

    ホイールの中には、防錆加工されたホイールというものもあります。これらを選択するというのも一つの手です。共豊は他社に先駆けて、16年前より塩害低減対策設計ホイール採用しているので、種類も豊富でおすすめです。

    下廻り塗装(塩害ガード)

    下廻り塗装(塩害ガード)

    「上記の方法も試してみたけどちょっと…」「手間がかからないようにしたい…」そうお悩みの方へは、下廻り塗装(塩害ガード)がおすすめです。
    塩害ガードとは、車体面に水や酸素を通しにくくする被膜のことで、これを足回りに塗布することで、錆から守ることができます。

    タイヤワールド館ベストでは、施工範囲はご要望に応じてメニュー展開していますのでご興味のある方はご相談ください。

    下廻り塗装(塩害ガード)ビフォー・アフター

    ホイールコーティング

    ホイールコーティング施工の様子

    ホイールコーティングは分厚いガラス被膜でホイールをしっかりと守ることにより、錆だけではなく、傷や汚れも防止することができます。

    施工時間は1時間~で、1台以下の金額で承っています。

    ~15インチ 16~19インチ 20インチ~
    9,880円 11,200円~ 13,200円~

    只今キャンペーン中で、キーパーコーティング(20%OFF)と同時施工で15%OFFとなります。

    詳しくはこちら>>

    困った時はタイヤワールド館ベストへおまかせ

    wm03イメージ

    タイヤ交換に焦りは禁物です。タイヤが外れない時も慌てずに対応しましょう。

    タイヤが外れないのは錆による固着が原因です。
    このような場合には、上記3つの手順を試してみましょう。
    作業中で特に重要なことは、「ホイールナットは仮付けしておくこと」「無理に外そうとしないこと」この2点は必ず守ってください。

    間違った方法で行なった場合、急にホイールがはずれて怪我をしたり、車体が倒れてしまう危険があります。

    どうしても外れない場合は、カー用品店、ガソリンスタンド、ディーラーなど、どこでも対応していますので、無理をせず相談するようにしましょう。

    古川店
    古川店
    TEL: 0229-25-4611
    住所:宮城県大崎市古川穂波3-1-31
    アクセス:古川国道4号線沿い
    営業時間:10:00~19:00

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    オンライン商談

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    泉八乙女 カスタムその他 タイヤ交換

    【泉八乙女店】シーケンシャルウインカー取り付け

    こんにちは?
    泉八乙女店です★

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆




    今回は!!!スバル WRXに流れるウィンカーを装着
    したのでそのご紹介です?




    流れるウィンカーカッコイイですよね~✨
    最近は軽自動車の標準装備にもなってきています…
    世の中の変化についていけないです?




    早速ご紹介します!
    お取り付けする商品は⇩

    チャージスピード
    LEDドアミラーウインカー

    シーケンシャルターンシグナルライト
    °˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

    今回の主役ドアミラーのウィンカー様?✨




    手順としては

    純正ミラー全体を念入りに養生テープで保護します
    (過剰に保護します。これでもかというくらいに?)





    ミラーの部分を取り外します







    (ミラーの内側見たことありますか?このような感じです?)







    同時にミラーの外側を外します
    純正のウィンカーレンズも外します。





    チャージスピードLEDドアミラーウインカーシーケンシャルターンシグナルライトを取り付けます!





    急に車体から外れてますが…
    配線の1つをナビ裏の配線に取り付けます。
    (ランプの裏側から出ている線を配線する事によってLED〈白色〉を
    点灯させる事が出来ます。)

    すべての商品をポジションと連動させなくてはならない訳ではありませんが、今回の商品は常時点灯・スモール時ON=ドアミラー部から車両のオプションコネクターまで配線が必要になります。配線を通す為にはドアミラー本体の脱着と分解、ドアの内張りを外しての作業が必要になります。





    取付完了です
    ピカッと
    流れている静止画像は取れませんでした
    ので、ぜひ動画をご覧ください➡https://youtu.be/O8deFlZxmug
    (チャージスピード様公式サイトより)







    流れるウィンカー = シーケンシャルウィンカー
    シーケンシャルウィンカーは
    「内側から外側へ流れる様に」とされています?


    流れるウィンカーを取り付ける理由として
    車のドレスアップが主流の理由となっているようですが…
    それだけではなく、「曲がる方向が分かりやすくなる」
    そのため補助指示器として取り付ける
    という理由もあります?
    ただ単に車をかっこよく、オシャレにするのではなく、
    周りにより注意を促すことができるのです⚠

    素敵?✨





    短い説明となってしまいましたが
    流れるウィンカー、
    シーケンシャルウィンカーで悩んでいる方!
    ぜひご相談くださいね♪




    以上?【泉八乙女店】流れるウィンカー取り付けのご紹介でした

    泉八乙女店
    泉八乙女店
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    住所:仙台市泉区上谷刈1-6-1
    アクセス:仙台北環状線沿い
    営業時間:10:00~19:00
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