レイズのホイールが気になっているけれど、「どんなホイールなのか、どんな種類があるのかわからない…」と悩んでいませんか?
ホイールのドレスアップをするのなら、デザインはもちろん性能も気になりますよね。
本記事では、レイズがどのようなホイールを作っているのかを解説します。こだわりの製造方法や特許技術で、ホイールメーカーとしての本気度がわかります。
各ホイールブランドの特徴や装着事例も紹介するので、理想のホイールを見つけられますよ。
迷ったときにオススメのホイールもお伝えします。レイズのホイールが気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。
- 株式会社レイズの概要
- レイズホイール3つのこだわり
- レイズホイールを選ぶときのポイント
- レイズホイールの種類8つご紹介
- ┗VOLK RACING
- ┗GRAM LIGHTS
- ┗VERSUS
- ┗VMF
- ┗HOMURA
- ┗TEAM DAYTONA
- ┗A-LAP
- ┗TWO BROTHERS RACING
- 迷ったらこれ!オススメのレイズホイール
- ┗TE37(VOLK RACING)
- ┗57CR(GRAM LIGHTS)
- ┗M9(TEAM DAYTONA)
- レイズホイールの取り扱い店舗は?
- レイズホイールの装着例をご紹介
- レイズホイールはタイヤワールド館ベストへ
株式会社レイズの概要
会社名 | 株式会社レイズ |
代表者 | 取締役会長 斯波 眞澄 |
代表取締役社長 | 三根 茂留 |
代表取締役副社長 | 斯波 翔太郎 |
所在地 | 大阪府東大阪市長田西2-4-7 |
電話番号 | 06-6787-1110(代) |
事業所 | 西宮流通センター 浜松流通センター |
営業所 | 全国に8カ所 |
設立 | 1973年 |
公式サイト | https://www.rayswheels.co.jp/ |
株式会社レイズは、大阪にあるアルミホイールの製造を行うホイールメーカーです。市販用のホイールだけでなく、レース用のホイールの製造も手がけています。
1980年に開催されたTOM’S COROLLA G5でレーシングホイール デビューを果たし、1991年に開催されたル・マン24時間で総合優勝をなしとげました。
その後数々の名だたるレースで結果を残し、最近では2023年4月に開催されたWEC世界耐久選手権第3戦「スパ・フランコルシャン 6時間レース」で3連勝、2023年6月に開催されたWEC世界耐久選手権第4戦「ルマン24時間レース」で準優勝の快挙を果たします。
レースで培われた技術やノウハウが市販のホイールにも活かされ、軽さと強さを追求しています。
レイズは「コンセプト・イズ・レーシング」をかかげ、いまの最高を常に超えようとする企業です。
レイズホイール3つのこだわり
レイズホイールは、製造方法にかなりこだわって作られています。そんなレイズの独自の取り組みを3つ紹介します。
- ブレない自社一貫体制
- 特許技術で魅了するデザイン
- 厳しい独自の品質テストを実施
1つずつ解説します。
ブレない自社一貫体制
レイズでは、レース用のホイールも市販のホイールも関係なく、すべての工程を日本で行う「自社一貫体制」を実施しています。
レイズのホイールを手にしたお客様に、安心と満足を最大限に届けたいという想いから、メイドインジャパンにこだわってきました。
あらゆる場面で培ったノウハウを活かし、すべてのホイールに反映されます。品質、性能、ともに高いレベルを目指しています。
その信念はホイールの製造だけに収まらず、なんと製造過程に必要な機械までも自社で作ってしまう徹底ぶりです。
職人たちがホイール作りに専念できるよう、製造ラインも自社で設計しています。
レイズは最新のテクノロジーと高い品質のホイールを提供するために、すべてを自社で行う体制を貫いているのです。
特許技術で魅了するデザイン
レイズのホイールは、特許を取得している表面処理技術で実力をアピールしています。
A.M.T.(特許番号:P6153437)とよばれる特許技術では、ホイールの塗装後に文字を彫ることで、ブランド名や装飾をオリジナルなデザインで表現しています。
アルミホイールでは、ブランド名などを表記する場合、金型を使ったり、ステッカーやプレートを貼り付けたりする方法が一般的です。
しかし、金型を使うと塗装後に目立たなくなったり、プレートやステッカーは剥がれてしまったりする恐れがあります。
レイズでは、こうした問題を解決し、独自の強みを活かしたホイールを製造しています。
【VERSUS】【RAYS MADE IN JAPAN】のマシニングロゴ。
レイズの特許切削技術「Advanced Machining Technology-A.M.T.」で光の屈折により切削部分がプリズムカラーに輝きます。
A.M.T.のほかにも、アクセントカラーをのせるREDOT(特許番号:P6417131)や、異なる加工面を1つのデザインとして連続させるハイブリッドマシニング(特許番号:P6708905)など、さまざまな特許技術を取得しているメーカーです。
【VOLKRACING
ZE40 TIME ATTACKⅡ】REDOT工法で仕上げられたレッドラインとマシニング加工によるストロボライン
レイズのホイールは、軽さや強さといった性能だけでなく、デザインとして目に見える形で高い技術力を発揮しています。
厳しい独自の品質テストを実施
レイズでは、国土交通省の定めた基準(JWL)をさらに上回る独自の社内基準「JWL+R SPEC2」で、品質と安全性の向上につとめています。
実際に走行することを仮定した「回転曲げ疲労検査」では、JWL基準の2倍にあたる20万回のテストを実施する徹底ぶりです。
ほかにも、以下のようなテストをレイズ独自に行っています。
● インナーリム変形後の半径方向負荷耐久試験(80万回転)
● ホイール剛性試験(FEM強度解析・リム部応力)
● 塗膜性能試験(塩水噴霧・塗膜密着性・耐候試験等)
また、最新の検査機器を使うことはもちろん、職人の手作業で行う工程もあります。
1本1本のホイールに、絶対に妥協をしない姿勢が、レイズホイールの安心と安全を支えています。
レイズホイールを選ぶときのポイント
レイズのホイールを選ぶときは、デザイン性はもちろん、車種や用途に合わせて選ぶことをオススメします。
足回りの印象をどのように見せたいのか、車の性能を最大限発揮してくれるのかなど、優先したい項目をはっきりさせておきましょう。
レイズにはさまざまな種類のホイールブランドが取り揃えられています。デザインも豊富で、ついつい目移りしてしまいそうですが、車種や好みに合わせて選んでくださいね。
レイズホイールの種類8つ紹介
レイズのホイールには、個性豊かな8種類のブランドがあります。
- VOLK RACING
- GRAM LIGHTS
- VERSUS
- VMF
- HOMURA
- TEAM DAYTONA
- A-LAP
- TWO BROTHERS RACING
それぞれの特徴と、2023年に発売された新作情報もあわせて解説します!
1.VOLK RACING
VOLK RACING(ボルクレーシング)は、レースに参戦して獲得した技術を、余すことなく注ぎ込んだ鍛造スポーツホイールです。
最新の解析技術をもとに軽量化と剛性を極限まで高め、無駄のない洗練されたデザインが魅力です。
2023年7月には、CE28N シリーズの新作「CE28N-plus」が発表されました。VOLK RACING の中でも軽量化を重視したシリーズで、TE37 SAGA と比べて600gも軽くなっています。
そのほかにも、G025LC、TE37 SAGA S-plus、TE37SAGA S-plus TIME ATTACK EDITION、NE24 など多くの新作を発表している、レイズを代表するブランドです。
2.GRAM LIGHTS
GRAM LIGHTS(グラムライツ)は、レイズの誇る技術を限界まで詰め込んだ鋳造ホイールです。
独自の製法で作る鋳造ホイールは、鍛造ホイールに見劣りしない性能とデザイン性をかね備え、低コストでの製造を可能にしました。
今年の新作では、パッと目を引くマックイエローカラーの 57CR 2324 LIMITED EDITION と57DR 2324 LIMITEDが誕生。
ローレット加工を施し、ドリフトに対する性能も向上しています。
ほかにも57CR SPEC-D、57CR SPEC-M、57DR SPEC-Dなどが新作として発表されています。
3.VERSUS
VERSUS(ベルサス)は、ドレスアップを楽しむ、ファッション性が高いホイールブランドです。
欧州テイストの中に最新デザインを落とし込み、深みのある見た目をコンセプトに作られました。
洗練された上質なデザインは、高級感がただよう足元を演出してくれます。
2023年の新作には、VV21SX 6 HOLE MODEL、VV25M、CRAFT COLLECTION VV21SX 5 HOLE MODELなどが発表されています。
おすすめは 【ベルサス VS250LC】
ベルサス VS250LCは鋳造1ピースホイールです。
推薦者:泉八乙女店スタッフ
VS250LCは、スポーティーさを保ちつつも、2×5スポークとリムによって高級感をさらに高めた、非常に洗練されたホイールとなっています。
このホイールには、【RALC(レイズアラウンドリップコンセプト)】という、VS250LCに初めて採用された新しいリムフランジのデザインが取り入れられています。
このデザインは、デザイン意匠出願中で、長年にわたり愛されてきたリムデザインを、車両のデザインが変わる現代でも、新たな表現として融合させています。
車両のデザインが進化する中で、ホイールのデザインも変化していますが、リムの表現にはあまり変化が見られないという問題意識のもと、レイズは新たな提案をしています。
それは、外周視点とフェイスデザインの融合です。
伝統的に愛されてきたリムの表現を敢えてデザインの一部として取り入れ、ディスクのデザインと融合させることで、装着時や走行時のフェイスインパクトをこれまで以上に引き出すことを目指しています。
このように、VS250LCは、伝統を尊重しつつも新しいデザインの提案を通じて、ホイールの可能性を再定義しています。
さらにセンターキャップにも注目です。
個人的にレイズ様のこのシンプルなデザインのセンターキャップ
がどタイプです。
【インジェクション】レンズタイプのセンターキャップ
シンプルなのに【RAYS】の文字の存在感が際立っており、レンズタイプなので停車時・走行時に
キラキラ反射してとても魅了されます。
リム・ロゴ・スポークのホイールデザイン・センターキャップ‥すべて合わせて魅力的なホイールです。
4.VMF
VMF(VERSUS MODE FORGED(ベルサスモードフォージド))は、乗り心地やデザインを重視して製造された鍛造ホイールです。
鍛造ホイールのデメリットである乗り心地の悪化やロードノイズを改善し、美しい立体感のあるデザインが魅力です。
鍛造=スポーツホイール、といったイメージを一新し、新しいスタイルを築いています。まさに、その美しさは「折り紙つき」です。
新作には、C-01 LIMITED EDITIONが発表されています。こちらは C-01 の新色ホイールです。
5.HOMURA
HOMURA(ホムラ)は、GRAM LIGHTS(グラムライツ)と同じくレイズの鋳造技術をくまなく注ぎ込んだプレミアムブランドです。
機能性だけでなく美しさにも妥協せず、限界まで追い求めた鋳造ホイールは、SUVや高級セダンにマッチします。
新作には、2x5RA、2x9BD、 2x7FA のスペシャルモデル 2X7FA BLACK CLEAR EDITION などが発表されています。
装着事例|ホムラ HYUGA HP07/インプレッサ WRX STI
装着店:栗生店
何度もの色調整を重ねて開発され、採用されたゴールドカラーは、HYUGAデザインの持つエッジの効いた感覚や、スポークの側面の形状を際立たせます。力強さと豪華さが足元から溢れ出し、いつでも走り出せそうな躍動感が溜まりません。また、センターオーナメント部分のブラックの名盤がホイール全体を締めくくり、輝くRAYSロゴが高級感をプラスしています。
ホイール名 | HOMURA(ホムラ)HYUGA HP07 |
---|---|
車種 | インプレッサ WRX STI |
カラー | ゴールド |
サイズ | 1880 5/114 +45 |
6.TEAM DAYTONA
TEAM DAYTONA(チーム デイトナ)は、レイズのオフロードブランドです。取り付け可能な車種を限定し、より突き抜けたスタイルを確立しています。
どのホイールも泥や土にも負けない高い性能と、力強く圧倒的なデザインで、オフロード車オーナーを魅了します。
ジムニー、ランドクルーザー、プラド、デリカ、RAV4などの専用ホイールがあるのも特徴です。
2023年の新作には、M9+、FDX-K、D108などが発表されています。
7.A-LAP
A-LAP(エーラップ)は、「できるだけ軽く」をコンセプトに作られた、さまざまな車種で楽しめるホイールブランドです。
サイズには14インチ、16インチ、18インチの設定があり、軽自動車や小型自動車でもレイズのホイールを装着できます。
レイズのノウハウを十分に詰め込み、軽さだけでなく高い剛性ももち合わせています。
新作には、A●LAP、A-LAP-J 2324 LIMITED EDITION、A-LAP-J DESERT EDITION などが発表されています。
8.TWO BROTHERS RACING
TWO BROTHERS RACING(ツーブラザーズレーシング)は、個性の異なる2人の兄弟を物語にしたホイールブランドです。
懐かしさの中にも新しさを感じるデザインが、ほかにはないインパクトを与えます。
ハイエース専用に作られた TB-01は、2019年に軽自動車にも装着できるようサイズが追加されました。
モータースポーツを愛する兄弟の「荒ぶるモノ造り」をイメージした、いままでにないブランドです。
迷ったらこれ!オススメのレイズホイール
魅力的なブランドが多く、どのホイールを選べばいいのかわからない…そんな人にオススメのホイールを3つ紹介します。
● 57CR(GRAM LIGHTS)
● M9(TEAM DAYTONA)
順番に解説します。
TE37(VOLK RACING)
TE37は、レイズを代表するブランド「VOLK RACING」の人気ホイールです。
発売当時、15インチで3.7kgという驚異的な軽さと、ストリートでも使えるスポーツホイールとして注目を集めました。
サイズごとに異なるコンケイブフェイスを採用し、ビッグキャリパーにも対応できる設定があります。応力分散や強度に優れる6本スポークで、力強いデザインです。
レイズといえば「TE37」というくらい、長年愛されてきたホイールです。
57CR(GRAM LIGHTS)
57CRは、レイズの鋳造ブランド「GRAM LIGHTS」のスポーツホイールです。
鍛造に負けない機能性とデザイン性をもち、ドリフト競技の性能もかね備えています。流行に振り回されない5スポークデザインは、王道モデルとして、いまなお高い人気を誇ります。
シリーズには57CR SPEC-D や 57CR SPEC-Mがあり、常にアップデートを続けているホイールです。
M9(TEAM DAYTONA)
M9は、高い機能と迫力のあるデザインで人気のオフロードブランド「TEAM DAYTONA」のホイールです。
ゴツゴツとした感じもありながら、街中にも無理なくなじむデザインで、SUV車の足元を力強く見せてくれます。
メッシュ+ダブルディスクデザインで、リム部をビードロック風に仕上げているところもオシャレポイントです。
ラフさの中にもクールな印象をもち合わせた、オフロードタイプのホイールです。
レイズホイールの取り扱い店舗は?
レイズホイールは、全国の販売店で取り扱っています。北海道から沖縄まで、タイヤ専門店を中心に販売しています。
ホイールの展示を行う「レイズフェア」も積極的に開催しており、新作や人気ホイールが見られる店舗も多いです。
また、店頭だけでなくネットでも販売しているので、近くに取扱店舗がなくても購入できます。
詳しくはレイズの公式ホームページをご覧ください。
レイズホイールの装着例をご紹介
ホイールだけをながめているよりも、装着した車を見て全体のイメージをつかみたい人は多いのではないでしょうか?
タイヤワールド館ベストでは、お客様が実際にレイズホイールを装着した事例を紹介しています。
人気ブランドのホイールがさまざまな車種に装着されており、客観的に見ることができます。
レイズホイールを装着したらどんな風になるのか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
レイズの装着画像へ
また、ホイールシュミレーションでは、装着イメージを確認することができるので、こちらもぜひお試しください。
レイズホイールはタイヤワールド館ベストへ
レイズは、メイドインジャパンにこだわった技術力の高いホイールメーカーです。
性能だけでなく、目に見えるデザインの細部にまで妥協しません。ホイールに対する姿勢が、安心と満足を届けています。
1本1本に職人の技と熱い想いが込められた魅力的なホイールです。
タイヤワールド館ベストでも、レイズホイールを取り扱っています。人気のホイールはもちろん、豊富な種類を取り揃えております。
宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。豊富な種類を取り揃えているので、あなたの好みに合ったホイールがきっと見つかりますよ。
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