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    ウォッシャー液の補充方法を動画で解説!食器用洗剤は代用できる?コーティングは剥がれない?よくある質問にもお答えします

    最終更新日 2024年8月3日

    雨の日や泥なねや虫汚れで窓ガラスが見にくいなと思ったことはありませんか?
    そんなときはウィンドウォッシャー液が活躍します。

    地味な存在だけど、本当に必要なの?水じゃだめなの?
    窓ガラスコーティングしているけど大丈夫かな?

    これらのよく聞かれる質問にもお答えしていきますので、最後までぜひご覧ください。

    ウォッシャー液の役割とは?

    ウォッシャー液の役割とは?

    ウォッシャー液は、フロントガラスやリヤガラスの汚れを落とすための液体です。車専用のウォッシャー液には汚れが落ちやすくなる成分が含まれており、油分や油膜など水では落としきれない汚れを落とし、運転中の視界を確保します。

    ウォッシャー液主な役割

    ・窓ガラス洗浄
    ・油膜予防
    ・視界の確保

    ウォッシャー液の補充のやり方

    <補充の方法>

    1. まずはボンネットを開けて、ウォッシャー液の補充口を見つける
    2. キャップを開けてウォッシャー液を注ぎ入れる
    3. ゲージや目視で確認しながら、補充
    4. 正常に噴射されるか確認をして完了

    ※種類の違うウォッシャー液を使用する場合は、タンクを空にしてから補充してください。ウォッシャー液が出なくなるまで噴射すればOKです。

    ウォッシャー液を入れる場所はどこ?

    ウォッシャー液を入れる場所は、車の前方ボンネットの中にあります。

    ウォッシャー液を入れる場所

    このようなかんじの補充口です。このキャップを開けてウォッシャー液を注ぎ入れます。

    お店ではじょうごを使用して補充しますが、ない場合は直接入れてしまってください。もしこぼれてしまっても有害なものではないので心配しなくても大丈夫です。

    ゲージが入っている場合もある

    ウォッシャー液のゲージ

    お車の中には、どこまでウォッシャー液が入っているかどうかがわかるゲージが入っている場合があります。
    その場合はまずはゲージを取り出し、補充しましょう。
    ゲージには小さい溝に水の膜が張ってあり、ここまで液が入っていますよ、と教えてくれます。

    ゲージの見方

    補充が終わったら、忘れずにゲージを元に戻してくださいね。

    ウォッシャー液には様々なタイプがある

    一口にウォッシャー液といっても、実は様々なタイプがあります。購入する際にポイントとなる点は主に以下の3つです。

    ・夏用と冬用(寒冷地用)がある
    ・使用方法は希釈(濃縮)と原液がある
    ・洗浄の他に欲しい効果はあるか

    詳しく見ていきましょう。

    ウォッシャー液には夏用と冬用(寒冷地用)がある

    ウォッシャー液には夏用と冬用(寒冷地用)がある

    ウォッシャー液には夏用と冬用(寒冷地用)があります。一般的な(夏用)ウォッシャー液やただの水では、氷点下になると凍結してしまいますが、寒冷地用のウォッシャー液はそれを防止することができます。

    濃縮タイプなどは、原液のまま使うことで1番効果が発揮されますが、大抵の商品は「○倍希釈で-○℃まで対応」などと表記されています。その地域の気温にあった割合で使用をおすすめします。

    タイプ 特徴 金額(2L)
    冬用 ・氷点下でも凍結しない
    ・解氷タイプなどがある
    ・自分の地域に対応した希釈で使用できる
    ¥500~800円程度
    夏用 ・氷点下では凍結のする可能性がある
    ・洗浄成分だけや撥水効果のあるもの、油膜除去タイプなどがある
    ¥300円程度

    希釈(濃縮)と原液がある

    希釈(濃縮)と原液がある

    ウォッシャー液には、希釈(濃縮)タイプと原液タイプがあります。希釈タイプは、パッケージに記載されている通りの分量で水で割って使用します。寒冷地仕様のウォッシャー液は、濃度が濃い方が凍結温度が低いです。ご自分の地域の気温に合わせてご使用ください。

    原液タイプは、そのまま使用するウォッシャー液です。水で薄めてしまうと洗浄成分が落ちてしまうので、メーカーの指示通りそのまま使用しましょう。

    洗浄の他に欲しい効果があるか

    洗浄の他に欲しい効果があるか

    ウォッシャー液には、洗浄成分だけが入ったものから、撥水力や虫汚れに効果的なものまで、様々なタイプがあります。コストを気にする方は洗浄成分だけが入ったものを選ぶのがオススメですが、プラス数百円で効果を追加できるので、日頃気になっていた問題を解決できる場合は試してみるのもいいかもしれません。

    効果 内容 こんな人におすすめ 金額の相場
    洗浄効果 ウォッシャー液のマスト効果 安価でこだわりがなければこれでOK 300円程度
    虫汚れ除去 虫のこびりつきや鳥フンを除去 山間部や夜間走行をする人 400~600円程度
    油膜除去 アスファルトや排気ガスの油分を除去 都心部を走行する人 400~600円程度
    撥水効果 雨などの水滴を弾く 雨の日の運転に自信がない人 400~600円程度
    凍結防止 いわゆる寒冷地仕様。希釈濃度によって対応温度が変わる 北日本や降雪地帯、冬山レジャーを楽しむ人 500~800円程度
    解氷効果 氷、霜、雪を素早く解かす 北日本や降雪地帯、冬山レジャーを楽しむ人 500~800円程度

    洗浄効果

    ウォッシャー液に必須の効果です。特に追加して欲しい効果はない、コストを安く抑えたい、という方にはこちらがオススメです。相場は300円程度です。

    虫汚れ除去

    虫のこびりつきや鳥のフンを除去することに強みがあるタイプです。夏場や山間部、夜間走行をする人におすすめです。金額は400~600円程度です。

    油膜除去

    アスファルトや排気ガスの油分は、通常の洗浄成分だけでキレイにすることはできません。都心部や交通量の多い幹線道路を多く走行する人には、こちらのタイプがおすすめです。金額は400~600円程度です。

    撥水効果

    水弾き効果が含まれているため、雨の日の運転を快適にすることができます。運転に自信がない方におすすめです。金額は400~600円程度です。

    凍結防止

    いわゆる寒冷地仕様のウォッシャー液です。希釈濃度によって対応温度が変わります。降雪地帯や、冬に気温が氷点下になる地域にお住まいの方におすすめです。金額は500~800円程度です。

    解氷効果

    寒冷地仕様のウォッシャー液では解氷効果も含まれている場合が多いです。氷、霜、雪を素早く解かし、走行中も寄せ付けません。をする人におすすめです。金額は500~800円程度です。

    ウォッシャー液に関するよくある質問

    ここからは、ウォッシャー液でよく聞かれる以下の3つの質問についてお答えしていきます。

    1. 窓ガラスコーティングに影響はないのか?
    2. ウォッシャー液の代わりに食器用洗剤や水は使用できる?
    3. ウォッシャー液が出ない原因と解決方法は?

    詳しく見ていきましょう。

    窓ガラスコーティングに影響はないのか?

    窓ガラスのコーティングにウォッシャー液は影響はあるのか?

    フロントガラスコーティングなどされている方は、影響があるのでは?と不安に思っている方が多いのですが「フッ素系」の撥水コートはコーティングに影響を与えませんので、こちらを選んで下さい。

    ※「シリコン系」の撥水コートは落ちてしまう場合があります。

    ウォッシャー液の代わりに食器用洗剤や水は使用できる?

    窓ガラスのコーティングにウォッシャー液は影響はあるのか?

    ウォッシャー液の代用としてよく食器用洗剤の名前があがりますが、薄める割合が難しく、泡切れやノズル詰まりの原因となる可能性もあるので、個人的にはあまりおすすめはできません。
    同様にも、凍結やカビが生えてタンク詰まりの危険性がありますので、こちらも自己判断でお願いします。

    ウォッシャー液が出ない原因と解決方法は?

    ウォッシャー液には夏用と冬用(寒冷地用)がある

    最後にウォッシャー液が出ない場合の原因と解決策について見ておきましょう。主な原因は以下の4つです。

    ・ウォッシャー液のタンクが空
    ・ホースやホースジョイントの外れ、破損
    ・ノズルが詰まっている
    ・ウォッシャー液が凍結している

    ウォッシャー液がタンクが空

    これがウォッシャー液が出なくなる大半の理由です。ボンネットを開けてウォッシャー液が入っているかどうか確認しましょう。ゲージが付属の場合はゲージを、ついてない場合は目視で確認してみてください。
    残量がよくわからない場合はそれだけ残りが少ないということなので、ウォッシャー液を補充してみてもよいでしょう。

    ホースやホースジョイントの外れ、破損

    ホースやホースジョイントが外れていたり破損している場合もウォッシャー液は出ません。
    ウォッシャー液のタンクから出ているホースをたどって、問題がないか確認してみましょう。

    ノズルが詰まっている

    ウォッシャーノズルに砂やホコリなどが入ると噴射口が詰まり、ウォッシャー液が噴射されません。この場合は、安全ピンやマチ針でノズルの先端に刺して詰まりを取りましょう。
    ウォッシャーノズルクリーナーという専用の道具もありますので、こちらを使用しても問題ありません。

    また冬場はも凍ってノズルが詰まることもあるので、その場合はぬるま湯で溶かしましょう。

    ウォッシャー液が凍結している

    急に冷え込んだり、冬山レジャーに出かけたりした場合は、この原因が考えられます。この場合はエンジンをかけ、ウォッシャータンクやホースが温まり、氷解されるのを待ちましょう。

    事前にわかっていれば、前述した寒冷地用のウォッシャー液を入れておき、凍結予防をするのがおすすめです。

    撥水効果重視ならフロントガラスのコーティングもおすすめ

    撥水効果重視ならフロントガラスのコーティングもおすすめ

    撥水成分の入ったウォッシャー液では、種類によっては跡が残ってしまう…という場合も。撥水効果を重視する方は、フロントガラスコーティングもおすすめです。キーパーの超撥水ガラスコーティングは、強く水を弾く撥水性の皮膜が形成され、皮膜が表面のデコボコを埋めるので、雨の日でもすっきりとした視界を確保できます。施工時間は約15分〜で、金額はSS~Mサイズ3,620円〜となっています。

    キーパーコーティングページ

    まとめ

    ウォッシャー液は自分で簡単に補充することができます。比較的簡単なウォッシャー液の補充は、挑戦してほしいメンテナンスの一つです。

    さらに様々なタイプがあり、自分に合ったウォッシャー液選ぶことで快適なドライブにもつながります。

    豪雪地域や雪が降る地域にお住まいの方は、ぜひ寒冷地ウォッシャー液の存在を覚えておいてください。運転中に前が見えなくなっては大惨事です。
    あまり気にされる箇所ではありませんが、日々の点検と一緒に補充をおすすめします。

    作成者: 田中 健也

    タイヤワールド館ベストアウトレットユーズド館 店長

    趣味:洋画鑑賞(テレビドラマも好きです)
    モットー:少しずつの積み重ねを大事にする
    特技:野球
    丁寧な説明・誠実な接客に定評がありまた来たいというリピーターが多い。