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タイヤ知識 ライターチーム

タイヤの履き替えとは?交換との違いや工賃の相場などをわかりやすく解説

最終更新日 2024年7月2日

タイヤの交換をしたいけど、以下のような疑問を持っていませんか?

● タイヤの履き替えとは?
● 交換や組み替えとの違いは?
● タイヤ履き替えの工賃の相場は?

ひとくちに「タイヤ交換」と言っても、タイヤのみ変えるのかホイールとセットで変えるのかで用語や方法は異なります。

本記事では、タイヤの履き替えについて解説します。タイヤを履き替えるメリットやデメリットについても紹介しているので、ぜひタイヤ交換の際に参考にしてください。

タイヤの履き替えとは?

タイヤの履き替えとは?

タイヤの履き替えについて、以下の項目別に解説します。

● タイヤ交換との違い
● タイヤ組み替えとの違い
● タイヤ履き替えのタイミング

タイヤ交換や組み替えといった違いをわかりやすく説明しているので、ぜひ参考にしてください。

タイヤ交換との違い

タイヤの履き替えとは、タイヤとホイールがセットになったものを、現在装着中のタイヤをホイールごと変えることです。一般的には脱着とも呼ばれます。

一方よく聞かれるタイヤ交換とは、以下のようなことの総称で、タイヤ履き替えも「タイヤ交換」に含まれます。

● タイヤとホイールセットで取り替える
● タイヤのみを取り替える
● ホイールのみを取り替える

主にノーマルタイヤとスタッドレスタイヤを付け替えることがタイヤ交換のメインになると思います。

履き替えや組み替えといった言葉がありますが、タイヤを変える場合はタイヤ交換と言っておけば目的は伝わるでしょう。

タイヤ組み替えとの違い

タイヤの履き替えと組み替えの違いは、以下のとおりです。

タイヤ交換の方法 内容
タイヤの履き替え(脱着) タイヤとホイールをセットで交換する
タイヤの組み替え ホイールはそのままでタイヤのみ交換する

組み替えの場合、現在装着中のホイールはそのまま使用し、ゴム部分のタイヤのみを交換します。

タイヤのみの交換である組み替えは専門技術が必要で自力では難しいため、ディーラーやカー用品店などに依頼するのが一般的です。

タイヤ履き替えのタイミング

タイヤの履き替えは、以下のタイミングで行います。

● タイヤの溝が少なくなった
● タイヤが劣化した
● タイヤの消費期限が過ぎた
● 走行距離がオーバーした

タイヤの溝が少なくなると、タイヤのグリップ力が落ちて滑りやすくなります。溝の深さは車検に通らなくなる1.6mm以下になる前に交換しましょう。

溝の減少以外にも、ヒビや亀裂などによるタイヤの劣化がパンクやバーストなどリスクにつながることもあります。

そのほか、タイヤの消費期限はノーマルタイヤなら4〜5年で、スタッドレスタイヤの場合は3年ほどです。目安の期間を経過したら、タイヤの履き替えを検討してもいいでしょう。

走行距離に関しては、およそ5,000kmでタイヤが1mm摩耗すると言われています。新品タイヤの溝が8mmのため、およそ3万2,000km走行するとタイヤの溝は1.6mmになります。

タイヤ履き替えのメリット

タイヤ履き替えのメリット

タイヤ組み替えのメリットは、以下の3つです。

● 組み替えよりも工賃が安い
● 作業時間が短く自力でも行いやすい
● 保管時にタイヤが変形しにくい

それぞれ詳しい内容を確認しましょう。

組み替えよりも工賃が安い

タイヤの履き替えはタイヤとホイールセットで交換するため、タイヤのみを交換する組み替えよりも工賃が安く済みます。

なぜならタイヤのみを交換する場合、ホイールごと交換するよりも工程が多くなり、その分工賃も高くなるからです。

また何度もタイヤの組み替えをすると、タイヤの劣化が早まる可能性があり、タイヤ以外の部品交換が必要になるケースもあります。

作業時間が短く自力でも行いやすい

タイヤの履き替えはタイヤとホイールをセットで交換するため、ホイールごと取り外しできます。工程がシンプルで作業時間が短いため、自力でも行える点が大きなメリットです。

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換する際も、履き替え作業になるため自力で行う方もいます。

一方でタイヤの組み替えはタイヤチェンジャーという専用器具が必要だったり、ホイールバランスを調整したりしなければいけないため、自力で行うのは手間です。

保管時にタイヤが変形しにくい

ホイールの履き替えはホイールにタイヤが付いたままの状態のため、保管時にタイヤが変形しにくいメリットがあります。

タイヤとホイールがセットだと横積みでの保管も可能になるため、スペースを確保しにくい自宅でも保管しやすくなります。

タイヤの組み替えの場合はタイヤのみを取り外し保管するため、タイヤが変形しやすく劣化を早めるかもしれません。

タイヤのみは自宅で適切に保管するのが難しいため、ディーラーやカー用品店などのタイヤ保管サービスを使うのがおすすめです。

タイヤの保管方法については、以下の記事を参考にしてください。

タイヤ履き替えのデメリット

タイヤ履き替えのデメリット

タイヤ履き替えのデメリットは、以下の2つです。

● 別のタイヤ+ホイール4本セットが必要になる
● 保管や運搬の負担が大きい

それぞれ具体的な内容を確認しましょう。

別のタイヤ+ホイール4本セットが必要になる

タイヤの履き替えをする場合はタイヤとホイールをセットで交換するため、現在装着するものとは別に、新しくタイヤとホイールの4本セットが必要です。

交換作業の工賃は組み替えよりも安いですが、ホイール分の費用負担が余計にかかるため、タイヤのみの購入で済む組み替えよりも費用の総額は高くなる可能性があります。

ただし夏タイヤからスタッドレスタイヤに交換する際は、ほとんどの人がタイヤとホイールをセットで履き替えているため、大きなデメリットとは言えないでしょう。

保管や運搬の負担が大きい

履き替えの場合はタイヤとホイールセットのため、保管場所や運搬などの負担が発生します。
16インチホイールの場合、タイヤとホイールで約20kgあります。保管は自宅で行い、履き替え作業を業者に依頼する場合、その都度自力で重いタイヤとホイールを運ばなければいけません。

自宅に保管場所もなく持ち運ぶのも面倒な方は、ディーラーやカー用品店が行っているタイヤ保管サービスを使うといいでしょう。

タイヤワールド館ベストのタイヤの保管サービスについては、以下の記事で詳しく解説しています。

タイヤ履き替えの方法

タイヤ履き替えの方法

タイヤ履き替えの方法は、以下の2パターンです。

● 自分で行う
● プロに依頼する

タイヤの履き替えを検討中の方は、ぜひお役立てください。

自分で行う

自分でタイヤの履き替えを行う手順は、以下のとおりです。

  1. 周囲の邪魔にならないような場所に停車する
  2. 輪止めを設置してホイールナットを緩める
  3. ポイントにジャッキをかませて車体を持ち上げる
  4. 取りつけるホイールの装着面の汚れやサビを確認する
  5. ホイールナットを緩めて装着しているホイールを取り外す
  6. 新しいタイヤとホイールを取り付けてナットを締める

自分でタイヤの履き替えを行う場合、以下の点に注意しましょう。

● 事故防止のためにも周囲の邪魔にならない場所で行う
● タイヤの前後左右を確認して履き替える
● 適正な締め付けトルクを確認しておく
● ナットは対角線上に均等に締めていく
● 走行後は定期的にナットの緩みを確認する

自力で行うのが難しいと感じた場合、ディーラーやカー用品店などに依頼しましょう。

プロに依頼する

タイヤの履き替えをプロに依頼する際は、以下の手順で行います。

  1. タイヤの履き替えを依頼する場所を決める
  2. 正式依頼する前に見積もりを依頼し作業日を予約する
  3. 必要であれば新しいタイヤとホイールを購入する
  4. 持ち込みの場合は自宅からタイヤとホイールを運ぶ
  5. 作業当日は30分ほどで履き替え作業が完了する

作業費用は依頼する場所によって異なるので、事前に連絡して費用を比較するといいでしょう。

費用はかかりますが、確実にミスなく履き替えしたい場合は専門家に任せるのがおすすめです。

依頼する場所や費用に関しては、本記事の「タイヤの履き替えができる場所」と「タイヤの履き替えの工賃相場」で詳しく解説しているので、参考にしてください。

タイヤの履き替えができる場所

タイヤの履き替えができる場所

タイヤの履き替えは、以下の場所に依頼できます。

● ディーラー
● 車の整備工場
● カー用品店
● タイヤ専門店
● ガソリンスタンド

もちろんタイヤワールド館ベストでも、タイヤの履き替え作業を受け付けています。お近くに店舗がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

→自宅近くのタイヤワールド館ベストの提携店舗を探す

なおガソリンスタンドでのタイヤ交換については、以下の記事でも紹介しているので参考にしてください。

タイヤの履き替えの工賃相場

タイヤの履き替えの工賃相場

タイヤ履き替えの工賃は、以下のようにタイヤを購入する場合と持ち込みの場合で、それぞれ異なります。

履き替えの方法 工賃相場
タイヤとホイールを購入する場合 ・工賃自体は1,000円〜4,000円ほど(タイヤ1本あたり)
・タイヤ1本1万円と想定(サイズやメーカーによって異なる)
・14,000円×4本で56,000円
タイヤとホイールを持ち込む場合 ・工賃自体は2,000円〜5,000円ほど(タイヤ1本あたり)
・持ち込みのためタイヤ代はなしと想定
・5,000円×4本で2万円

そのほかにもネットショップでお得にタイヤとホイールセット購入し、店舗に持ち込んで履き替えを依頼することも可能です。

以下の記事では、タイヤ交換の費用について、車種や依頼する場所別に解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

タイヤの履き替えに関するよくある質問

タイヤの履き替えに関するよくある質問

タイヤの履き替えに関するよくある質問は、以下の3つです。

  1. タイヤの寿命はどのくらい?
  2. タイヤの履き替えと組み換えはどっちが安い?
  3. タイヤの履き替え回数に制限はある?

それぞれの質問にわかりやすく回答しているので、ぜひ参考にしてください。

1.タイヤの寿命はどのくらい?

タイヤの寿命は夏タイヤで5年ほど、スタッドレスタイヤで3年ほどと言われていますが、これらはあくまで目安です。

実際の運転頻度や走行距離、走行状況などにより、タイヤの寿命は異なります。

タイヤ交換時期の目安や寿命を延ばすコツなどは、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

2.タイヤの履き替えと組み換えはどっちが安い?

工賃だけで考えると、タイヤの履き替えよりも組み替えのほうが値段が高くつきます。

ただし、新しいものを購入して装着する場合、それぞれ以下のような費用負担になります。

以下はタイヤ交換の方法と費用を表形式でまとめたものです:

タイヤ交換の方法 費用(例)
履き替え ・タイヤ1本あたり27,500円
・ホイールは4本セットで88,400円
・110,000+884,000円=198,400円
※タイヤとホイール4本セット
・タイヤ:BRIDGESTONE「REGNO GR-XII」
・ホイール:JAPAN三陽「ZACK ザックJP-205」
組み替え ・タイヤ1本あたり27,500円
・27,500円×4本=110,000円
※BRIDGESTONE「REGNO GR-XII」
参考:タイヤワールド館ベスト

タイヤとホイールの交換費用については、以下の記事でも詳しく解説しています。

3.タイヤの履き替え回数に制限はある?

タイヤの履き替えはホイールごと交換するため、とくに制限はありません。ホイールナットをはじめとした各部品が劣化した場合は交換する必要性は出てきますが、基本的に何度でも履き替え可能です。

一方、組み替えの場合はタイヤのみの着脱になりますが、着脱の際にタイヤとホイールをつなぐワイヤーに負担がかかるため、繰り返し交換しないほうがいいでしょう。

履き替えはホイールごと交換するため、作業も簡単でタイヤへの負担も少ないのが魅力です。

タイヤの履き替えはタイミングを見てプロに任せよう!

タイヤの履き替えはタイミングを見てプロに任せよう!

タイヤの履き替えとはタイヤとホイールをセットで交換することを指し、一般的なタイヤ交換のことで、脱着とも呼ばれています。

履き替えは自力でも行えますが、ミスなくタイヤ交換したい場合はディーラーやカー用品店などの専門業者に依頼するほうがいいでしょう。

タイヤワールド館ベストは全国に約4,000の提携店舗があり、タイヤに関する相談を随時受け付けております。

タイヤの履き替えをはじめ、タイヤに関するさまざまなことにお悩みの方は、タイヤワールド館ベストの提携店舗を検索して、ぜひお気軽にご相談ください。

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作成者: ベストライターチーム

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