ベンツ・BMWなどの外車のブレーキダスト対処法!汚れの原因やおすすめのブレーキパッドを紹介
輸入車の優れた走行性能を楽しんでいる反面、ブレーキダストに悩まされていませんか?
ホイールに付着する黒い汚れは、定期的に手入れしてもすぐに目立ち、愛車の美しさを損ないます。
輸入車特有のブレーキダストや異音は構造的な問題や走行環境に起因するため、しっかりとした対策が必要です。
そこで今回は、ブレーキダストが発生する原因を解説し、対策やおすすめのブレーキパッド、ホイールケア方法を紹介します。
こちらの記事を参考に、愛車を長く美しく保ち、快適なカーライフを楽しみましょう。
輸入車のブレーキダストとは?特徴をチェック
輸入車に乗っていると、多くのオーナーが悩むのが「ブレーキダスト」です。ここでは、ブレーキダストがどのような特徴を持っているのかを詳しく見ていきましょう。
ホイールに付着する黒い汚れ
まず、ブレーキダストは主にホイールに付着する黒い粉状の汚れとして現れます。この黒い汚れは、ブレーキパッドが摩耗する際に発生するもので、特にブレーキを踏んだ時に発生します。
ホイール周りに黒ずみが目立ってくるため、車の外観を損ねてしまうのが特徴です。こまめに洗車を行ってもすぐに汚れてしまうため、多くの輸入車オーナーが頭を悩ませています。
国産車よりも輸入車が発生しやすい
輸入車と国産車では、圧倒的に輸入車の方がブレーキダストが発生しやすいです。これは主にブレーキパッドの素材や設計に関係があります。
輸入車の多くはブレーキ性能を重視しており、高い制動力を発揮するために柔らかいブレーキパッドが使われているのです。
その結果、特に欧州車やアメリカ車ではブレーキダストが多く発生します。
ブレーキダストが高温になるとホイールのクリア塗装が溶ける
さらに問題なのは、ブレーキダストが高温になると、ホイールにダメージを与えることです。
高速走行や急ブレーキなどでブレーキダストが高温になると、ダストがホイールの表面に焼き付いてしまい、ホイールのクリア塗装が溶けてしまうことがあります。
そうなるとホイールの表面が劣化し、汚れがさらに目立ちやすくなるだけでなく、ホイールそのものの寿命が短くなる可能性もあります。
長期間放置するとホイール交換が必要になる場合もあるため、早めの対策が重要です。
輸入車はブレーキダストが多い?理由や原因を紹介
輸入車に乗っていると、国産車に比べてブレーキダストの汚れが目立つことに気づく方が多いでしょう。
ここでは、なぜ輸入車はブレーキダストが多いのか、具体的な理由や原因を詳しく説明していきます。
- 輸入車はブレーキ性能も高く設計されている
- ブレーキパッドが摩耗しやすい
- 国産車は制動力が比較的低くブレーキダストも少ない
1.欧州・アメリカでは制限速度が高いためブレーキ性能も高く設計
輸入車の多くは欧州やアメリカの自動車メーカーによって製造されており、これらの地域では日本に比べて高速走行が一般的です。
例えばドイツのアウトバーンでは制限速度がない区間もあるため、高速での走行が前提となっており、対応するための高いブレーキ性能が求められます。
このため、輸入車は強力な制動力を持つブレーキが搭載されており、制動力を確保するためにブレーキパッドが柔らかい素材で作られていることが多いのです。
結果としてブレーキをかける際にパッドが摩耗しやすく、その摩耗によって多量のブレーキダストが発生します。
2.ブレーキパッドが摩耗しやすい
輸入車のブレーキパッドは、制動力を高めるために摩耗しやすい素材が使われていることが多いです。
この柔らかいパッド素材はブレーキを踏むたびに削れ、その際に発生する粉がブレーキダストとなります。
特に市街地で頻繁にブレーキを使う場合、短期間でダストが大量に発生してしまいがちです。
またブレーキパッドが摩耗して薄くなると、金属部分が露出してしまい、それがブレーキディスクに接触することで「キーキー」という異音が発生します。
このように輸入車はブレーキパッドが摩耗しやすい特徴があり、摩耗することがブレーキダストや異音の原因となるのです。
3.国産車は制動力が比較的低くブレーキダストも少ない
一方、国産車は日本の道路事情に合わせて設計されており、輸入車に比べて制動力がそれほど高くないものが一般的です。
日本では、道路の制限速度が欧米に比べて遅いため、そこまで強力なブレーキ性能が求められないことが背景にあります。
そのためブレーキパッドも摩耗しにくく、ブレーキダストの発生も少なくなります。
特に通勤や日常の買い物など、比較的低速での移動が多い日本では、国産車のブレーキダストはほとんど気にならないという方も多いでしょう。
輸入車のブレーキダスト対策を詳しく解説
輸入車に乗っていると、どうしても避けられないのがブレーキダストによる汚れです。とはいえ、適切な対策を行うことでその影響を最小限に抑えることができます。
ここでは、効果的なブレーキダスト対策について詳しく解説します。車を綺麗に保ちながら、メンテナンスの手間を減らすための具体的な方法を見ていきましょう。
- 低ダストタイプのブレーキパッドに交換する
- ホイールコーティングを行う
- こまめに清掃を行う
1.低ダストタイプのブレーキパッドに交換する
最も効果的な対策の1つは、低ダストタイプのブレーキパッドに交換することです。
程ダストタイプのパッドは、従来のブレーキパッドよりも摩耗しにくい素材で作られており、ブレーキダストの発生を大幅に減少させることが可能です。
通常のパッドと比べて汚れが少なくなるだけでなく、パッド自体の寿命も長くなる可能性が高いです。また、摩耗が減ることで異音が発生するリスクも軽減されるでしょう。
ブレーキダストが気になる場合は、まずブレーキパッドの交換を検討してみてください。
おすすめのブレーキパッドは「輸入車のブレーキダストにおすすめなブレーキパッド3選」もご覧ください。
2.ホイールコーティングを行う
ホイールコーティングを行うことも有効な対策です。
専用のコーティング剤をホイールに施工することで、ブレーキダストが直接付着しにくくなり、汚れがこびりつくのを防ぎます。
さらに、コーティングが施されたホイールは汚れがついても簡単に落とすことができ、日常の手入れが楽になります。
定期的にコーティングを施すことで、ダストの蓄積を防ぎ、ホイールの寿命を延ばす効果も期待できるのでおすすめです。
3.こまめに清掃を行う
こまめな清掃もブレーキダスト対策として重要です。ブレーキダストは時間が経つと固着し、通常の洗車では簡単に落とせなくなります。
特にホイールに長時間放置されたダストは、高温時に焼き付いてしまうこともあるため、早めの対応が肝心です。
洗車の際にはホイール専用のクリーナーや柔らかいブラシを使用して、丁寧に汚れを取り除きましょう。
こまめに清掃することで、汚れが定着するのを防ぎ、ホイールを美しく保つことができます。
輸入車のブレーキダストにおすすめなブレーキパッド3選
ここからは、輸入車のブレーキパッドを交換する時におすすめの商品を3つ紹介します。
- プロジェクト・ミュー|EURO SPORTS Excellence
- ディクセル|Mtype
- ブレンボ|プレミアムセラミックパッド
1. プロジェクト・ミュー|EURO SPORTS Excellence
参考:アプロジェクト・ミュー公式サイトより
プロジェクト・ミューのEURO SPORTS Excellenceは、輸入車専用に開発された高性能ブレーキパッドです。欧州車の特性に合わせた設計で、スポーティな走行でも優れた制動力を発揮します。
低ダスト性能により、ブレーキダストによるホイール汚れを軽減し、高い静粛性でブレーキ鳴きも抑制します。
さらに耐フェード性が高く、ローターへの負担を軽減することで長寿命化を実現。日常使用からスポーツ走行まで幅広いシーンに最適です。
2. ディクセル|Mタイプ
参考:ディクセルサイトより
ディクセルのMtypeは、ストリート走行向けに開発された低ダストタイプのブレーキパッドです。
ブレーキダストの発生を大幅に抑え、ホイールの美観を保ちながら、優れた制動力を発揮します。
踏力に応じたコントロール性と静粛性に優れ、優しい運転ができます。ローターへの負担が少なく、ブレーキローターの寿命を延ばす効果も期待できるのがメリットです。日常的なドライブに最適な選択肢です。
3. ブレンボ|プレミアムセラミックパッド
参考:(株)カインドテクノストラクチャーより
ブレンボのプレミアムセラミックパッドは、輸入車向けに設計された高品質なブレーキパッドです。
セラミック素材を使用し、低ダスト性能と高い制動力を両立しています。ブレーキダストによるホイール汚れを抑えながら、スムーズで確実なブレーキングを提供します。
特に街乗りや高速道路での走行に最適で、静粛性にも優れているため、快適なドライブが可能です。耐久性が高く、輸入車オーナーにおすすめのアイテムです。
輸入車を長持ちさせるブレーキダスト対策の重要性
輸入車を長く快適に乗り続けるためには、ブレーキダストの対策は必要不可欠です。ここでは、ブレーキダスト対策の重要性について、詳しく解説していきます。
- ホイールが傷むのを防止する
- 美しさを長期間維持する
- ホイールの交換頻度を下げられる
1.ホイールが傷むのを防止する
ブレーキダストがホイールに付着し続けると、汚れだけでなくホイール自体にもダメージを与えることがあります。
特に長時間放置されたブレーキダストは、走行時に発生する熱でホイールに焼き付き、塗装やクリアコーティングが剥がれたり、ホイール表面を腐食したりする可能性が高いです。
このようなダメージが蓄積すると、ホイールの交換が必要になる場合もあります。
そうならないために定期的に対策を行い、ブレーキダストによるホイールの劣化を防ぐことがとても重要です。
2.美しさを長期間維持する
輸入車のオーナーにとって、車の見た目は重要なポイントです。特に高級感のある輸入車は、デザイン性や美しいホイールが魅力の1つです。
しかしブレーキダストが溜まると、ホイールが黒ずんでしまい、せっかくの美しい外観が台無しになってしまいます。
こまめな清掃やコーティングを行うことで、ホイールの光沢を長く保ち、美しさを維持することができます。
輸入車の外観を新車のように保つためには、ブレーキダスト対策が不可欠です。
3.ホイールの交換頻度を下げられる
ホイールの寿命を延ばし、交換頻度を下げるためにも、ブレーキダスト対策は重要です。ホイールがダメージを受けると交換や修理が必要になりますが、そうなると高額な費用がかかることも少なくありません。
特に輸入車の純正ホイールは高価なケースが多く、頻繁な交換は大きな負担となるでしょう。
ブレーキダストを定期的に取り除くことで、ホイールの劣化を防ぎ交換の頻度を減らすことができます。
これは長期的に見てコストを削減し、輸入車をより経済的に維持することにつながります。
輸入車のブレーキダスト対策にはホイールコーティングもおすすめ
輸入車のブレーキダストに対する効果的なもう1つの対策が、ホイールコーティングです。ここでは、ホイールコーティングの具体的なメリットを紹介します。
- ブレーキダストの付着を防止する
- 手入れが簡単になる
- 光沢が出て美しさがアップする
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1.ブレーキダストの付着を防止する
ホイールコーティングの最大のメリットは、ブレーキダストの付着を防ぐ効果です。コーティング剤をホイールに塗布すると、表面に保護層ができるため、ダストがホイールに直接接触しにくくなります。
保護しておくことでブレーキを頻繁に使用する状況でも、ダストが溜まりにくくなり、ホイールが長期間きれいな状態を保てます。
特に輸入車はブレーキダストが多く発生するため、このコーティングは日常的な汚れ対策として非常に効果的です。
2.手入れが簡単になる
ホイールコーティングを行うことで、汚れがついても簡単に落とせるようになります。通常、ブレーキダストは一度ホイールにこびりつくと洗車だけでは取り除きにくく、専用のクリーナーやブラシが必要になります。
しかしコーティングを施しておくと、表面が滑らかになるため、水洗いするだけでもブレーキダストをそれなりに落とすことができるのが魅力です。
ブレーキダストだけに関わらず定期的な手入れが楽になり、車を常に美しく保つことができます。
3.光沢が出て美しさがアップする
ホイールコーティングは単に汚れを防ぐだけでなく、ホイール自体の美しさも引き立てます。コーティングによってホイール表面が滑らかになると、光沢が増し、まるで新車のような輝きを取り戻すでしょう。
特に高級感のある輸入車のホイールは、デザインの美しさが際立つため、見た目を重視するオーナーには嬉しい効果です。
定期的にコーティングを行うことで輝きを長期間保ち、愛車の外観をより一層引き立てることができます。
輸入車のブレーキダスト対策をして快適なカーライフを
今回は輸入車のブレーキダストについて、特徴や原因、対策方法を詳しく紹介しました。
輸入車はしっかりとブレーキをかけるためにブレーキダストが出やすい作りになっていますが、対策をすることで軽減できるのでぜひ試してみてください。
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