最終更新日 2024年4月4日
みなさんはタイヤの点検をどのくらいの頻度で行っていますか?タイヤ交換の時に見るだけ?ガソリンを入れるたびに点検している?点検の頻度が多い方はタイヤに釘が刺さっていてもパンク修理ですみますが、全く見ていない方はパンク箇所から徐々にエア漏れがおき、たわんだ状態で走行するとタイヤの内側部分が削れ最悪の場合バースト(タイヤの破裂)がおきます。バーストは車を制御出来なくなる場合もあり実際に死亡事故がおきています。
今回はバーストに繋がる原因を5つご紹介したいと思います。
タイヤの経年劣化
使用頻度が低くても古くなったタイヤは危険です。
帰省のためにタイヤの点検をしてほしいというお客様にご来店頂き県外で高速道路を利用するので空気圧も高めに入れてほしいというご要望でしたので早速点検させて頂きました
タイヤの状態はというと、製造年数(タイヤの誕生日)が2012年製で有る事が分かりを多数確認することができました
みなさん、古くなった輪ゴムを思い浮かべて下さい。伸ばすとゴムが硬くすぐに切れてしまいますよね?タイヤもゴム製品なので時間が経つと硬くなり柔軟性が無くなるのでヒビが入ってしまいます。
車両から外した状態のタイヤです。画像左側が外側、右側が内側になり、車両をリフトで上げて外側から見えない内側などを実際に御客様に確認して頂きました。無数のひび割れがありますが実際には深くヒビが入っている可能性がありますね。
そして空気圧を下げてタイヤをたわんだ状態にすると・・細かいヒビが無数に出現しました
トレッド面だけでなくタイヤの側面までもが経年劣化によるヒビに浸食されておりお客様も
危なかったんですね・・と驚いた様子でした。
ゴムバルブからのエア漏れ
タイヤだけじゃない!エア漏れの原因箇所
どこにも釘が刺さっていないのに空気が漏れて毎日空気を補充しているんだというお客様がご来店されました。私たちはまず、空気圧を高めにいれて問題がありそうな箇所に石鹸水を吹きかけていきます。そうすることでエア漏れ箇所がぷくぷくと泡立つのですが・・確かにトレッド面からのエア漏れは確認できませんでした。となると次に確認するのはバルブの部分。早速石鹸水をかけてみると・・
泡がぶくぶくたってきました。ゴムバルブもタイヤの同じゴムなので劣化します。2~3年に1回は新品に交換してくださいね。
ホイールの腐食によるエア漏れ
リム部分がボロボロと塗装がはがれている時は要注意
こちらもトレッド面・バルブに問題がない場合考えられるエア漏れの原因の一つです。アルミホイールは長持ちしますが、やはり長年使用していると融雪剤や保管環境・使用状況により腐食してきます。リムの部分の塗装がポロポロと落ち始めたら要注意。気がつかないスピードでエア漏れがおきていき常にエアが足りない状態で走行していることになるので内側が削れ最悪バースト・・となってしまいます。
タイヤの内側が削れても見た感じでは分からないのですが、タイヤとホイールをバラバラにすると内側に削れたカスが確認できます。強度が落ちているので使用不となります。
タイヤの荷重指数がたりない
荷重指数とはタイヤがどのくらいの重さに耐えらえれるのかを表した数字
荷重指数はどのようにみるのかというとタイヤサイズの並びに記載しています。純正のタイヤサイズであれば問題ないのですが、
インチアップしたりインチダウンするときはまず純正タイヤサイズの荷重指数よりも下がらないことが絶対条件です。タイヤに大きな負担がかかり熱がこもってしまいバーストする危険があります。その前にタイヤの減りがはやまったりもするのでタイヤサイズは取付けできるから大丈夫ではなく適正なタイヤサイズ・荷重指数を選びましょう。
外部からの強い衝撃
1番多いのは縁石に当ててしまったことによる衝撃
タイヤの1番弱い部分は側面といわれていますが縁石の角にタイヤの側面が強くあたってしまうとバーストしてしまいます。運転に自信がなかったり、急いで駐車している時などは注意が必要です。
まとめ
今回はバーストの原因となるものを5つピックアップしご紹介させて頂きました。
日頃からタイヤの点検を行う事で大きな出費を抑えられる・安全にドライブできるなどいい事ばかりです。ご自身で点検ができなくてもタイヤワールド館ベストのようなタイヤショップ、給油ついでにガソリンスタンドでも確認してもらえます!まずは月に1回から始めてみませんか?最後までご覧頂きありがとうございました!
タイヤワールド館ベスト栗生店 店長
趣味:車を整備する事。
特技:手指の関節をポキポキ鳴らせる事。
モットー:お客様から感謝される接客を心がける事。