最終更新日 2026年3月30日
タイヤのひび割れを見つけて、「まだ使えるのか」「交換した方がいいのか」と不安に感じていませんか?
当店でも日々のタイヤ交換や点検の現場で、ひび割れに関するご相談を多くいただいていますが、見た目では問題なさそうでも、実際には劣化が進んでいるケースは少なくありません。
タイヤはゴム製品のため、走行距離だけでなく紫外線や保管環境の影響でも劣化が進みます。そのため、「溝があるから大丈夫」とは限らず、ひび割れの状態や使用年数を含めた総合的な判断が重要です。
この記事では、実際の販売・装着・点検の実務経験をもとに、タイヤのひび割れの原因や許容範囲、交換の判断基準を分かりやすく解説します。あわせて、ひび割れを防ぐ保管方法やおすすめのタイヤもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【結論】ひび割れが気になるなら早めの交換がおすすめ

タイヤのひび割れは軽度であればすぐに危険とは限りませんが、進行すると安全性が大きく低下するため、早めの交換が安心です。
とくに以下に当てはまる場合は交換を検討しましょう。
- ● ひび割れが深い・数が多い
- ● 使用年数が5年以上
- ● 長距離・高速走行が多い
迷った場合は無理に使い続けず、専門店での点検・交換がおすすめです。
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タイヤのひび割れの原因とは?4つの主な劣化要因

ひび割れの主な原因は以下の4つです。
- 紫外線や摩擦熱による劣化
- 傷や異物による局所的な負荷
- 空気圧不足による過度なたわみ
- タイヤワックスの使いすぎによる劣化
詳しくご説明していきます。
紫外線や摩擦熱による劣化

タイヤのゴムは熱の影響を受けやすく、特に夏場はアスファルトの路面温度がかなり上昇するため注意が必要です。
タイヤのゴムは熱による劣化で固くなり、ひび割れを起こしやすくなります。
また、夏の厳しい日差しは強い紫外線を含んでいます。この紫外線を受け続けることが、タイヤの劣化へと繋がります。
タイヤのひび割れやシワは、そのままにしておくとバーストやパンクに繋がってしまう可能性があるので、夏場は特に気をつけましょう。
傷や異物による局所的な負荷

タイヤに一度傷がついてしまうと、その弱った部分に力が集中し、劣化が進んでしまいます。
決められた荷重以上の荷物を積載している車両は、燃費の悪化だけでなく、タイヤの劣化も早まりますので、使用しない荷物は車から適宜おろしましょう。
空気圧不足による過度なたわみ

空気圧は不足しても、多く入れすぎても偏摩耗の原因となります。空気圧不足ではタイヤの両端が偏摩耗し、入れ過ぎでは中心が偏摩耗してしまいます。
空気圧は高めにする場合でも規定値よりプラス10くらいにしておくのがおすすめです。
タイヤは適正な空気圧で本来の性能を発揮するので、車種に適した空気圧で走行しましょう。
タイヤワックスの使いすぎによる劣化
タイヤの見栄えをよくするタイヤワックスや艶出し剤ですが、タイヤの劣化を早める場合があります。
特に油性のワックスには石油系溶剤が含まれている商品があり、これはタイヤのゴム成分を徐々に溶かしてしまう恐れがあります。
したがって、タイヤワックスを使用する際には水性のものを選ぶことをおすすめします。
タイヤのひび割れはどこまで大丈夫?交換の判断基準
当店では日々のタイヤ交換や点検の現場で、ひび割れに関するご相談を多くいただいていますが、見た目では問題なさそうに見えても内部の劣化が進んでいるケースは少なくありません。
とくにタイヤはゴム製品のため、走行距離だけでなく紫外線や保管環境の影響も受けて劣化が進みます。そのため、「まだ溝があるから大丈夫」とは限らず、ひび割れの状態や使用年数を総合的に判断することが重要です。
以下では、実際の現場でも判断基準としている「ひび割れの状態」「使用年数」「 ひび割れの5段階判断」について解説します。
ひび割れの深さ・幅の目安
タイヤのひび割れは、浅い表面の細かいヒビ(ヘアクラック)であればすぐに危険とは限りませんが、溝の奥まで達するような深いひび割れや、広範囲に広がっている場合は交換が必要です。
とくに以下の状態は要注意です。
- ● 指で触って分かるほど深いひび割れ
- ● トレッド面や側面に複数のひびが発生している
- ● ひび割れ部分が白く変色している
見た目では判断が難しい場合もあるため、不安な場合は早めの点検をおすすめします。
製造年(使用年数)から見る劣化の目安
タイヤはゴム製品のため、走行距離に関係なく経年劣化します。一般的には使用開始から3〜5年程度でひび割れが発生しやすくなり、5年以上経過したタイヤは交換が推奨されます。
製造年はタイヤ側面の「4桁の数字(例:2022年の第15週→1522)」で確認できます。
製造年月日の見方についてはこちらに詳しく書いています。
タイヤのひび割れはレベル1〜5で判断できる

タイヤのひび割れは日本自動車タイヤ協会により使用許容範囲のレベルが設定されています。各レベルの目安は以下の通りです。
| レベル | 状況 |
|---|---|
| 1〜2 | 継続使用可能 |
| 3〜4 | 継続使用可能(要経過観察) |
| 5 | 要注意 |
ひび割れがタイヤ内部のカーカスコードに達していない限り、継続使用は可能です。ただ、時間の経過とともにカーカスコードに達する可能性があるので、ひび割れを発見した時点でタイヤの劣化具合は気にしておきましょう。
ひび割れが発生しているタイヤは、レベル5に達する前に交換するのがおすすめです。
ひび割れは補修できる?

結論からいうと、タイヤのひび割れは補修はできません。
なぜなら、タイヤはゴム製品で経年劣化が主な原因となるため、ひび割れは進行していく一方だからです。
タイヤが地面に接地した際にゴムが伸び縮みしますが、そのゴムが硬くなると伸び縮みしにくくなり、段々と細かいひびが大きくなりゴムが割れてしまいます。
タイヤの内側には骨組みがあり、そこにゴムを巻き付けて製造されています。
この骨組みは鉄のワイヤーで出来ているので、ひびが入っている隙間から水等が侵入してしまうと錆びてしまいます。
錆びてしまうと、走行中に骨組みとゴムが剝がれてしまいこれによりタイヤの強度が下がり、走行の負荷に耐えられず最悪の場合、バーストする可能性があります。
タイヤの補修については、パンクについてもまとめてありますので、参考にしてみてください。
ひび割れたタイヤを使い続けるとどうなる?リスク解説

もし使用している車両のタイヤにひび割れが確認された場合は、早めにタイヤを交換することをおすすめします。ひび割れたタイヤを使い続けると、以下のようなリスクがあります。
- ゴムの弾力低下によるグリップ力の低下
- 雨天時の制動距離の増加
- 走行中の振動や異音の発生
- 最悪の場合、バースト(破裂)につながる危険性
タイヤのひび割れは修理・補修が不可能なので、交換以外に方法はありません。
そのまま使用し続けてしまうとひび割れが進行し、バーストを起こしてしまう危険性が高まります。

タイヤのバーストとはタイヤに負荷がかかることでタイヤ内が発熱し、車の走行中にタイヤが破裂してしまう現象のことです。
衝撃でハンドルが取られる等、コントロールが効かなくなり車が意図しない動きをしてしまうので、最悪の場合、周囲を巻き込む大事故や死亡事故に発展してしまう為非常に危険です。
また、タイヤはゴムのしなやかさで路面へ密着してグリップ力を発生させたり、路面からの衝撃を和らげる働きをしています。
経年劣化で固くなったゴムは路面へ密着出来ずグリップ力が低下して滑りやすくなったり、乗り心地の悪化・ロードノイズの増大を招くこともあります。
とくに高速道路や長距離走行ではリスクが高まるため、ひび割れが目立つ場合は早めの交換が安全です。
タイヤのひび割れを防ぐ・遅らせる保管方法

タイヤの劣化を遅らせる保管方法のポイントは以下の3つです。
- ● 直射日光や雨を避け、空気を抜いて保管する
- ● 油や熱を避けて保管する
- ● タイヤを過剰に洗浄しない
詳しく見ていきましょう。
直射日光や雨を避け、空気を抜いて保管する

ゴムは紫外線により劣化するので、長期間日光にさらしておくとゴム表面にひび割れが発生します。
またタイヤの空気圧は、クルマの車重や荷重がかかっても十分に耐えられるよう設定されており、かなりの内圧がかかっています。
取り外してそのまま保管すると、内圧でゴムに負担がかかり劣化やひび割れがより進んでしまいます。
空気を抜くことでゴムに負担がかからず、劣化やひび割れが抑制されます。
タイヤは暗く涼しいところで、空気を抜いて保管しましょう。
油や熱を避けて保管する

ゴムは油を吸収する性質を持っているので、油分が発生する環境での保管は避けましょう。
また、ストーブの近くなど高熱の場所でもゴムが老化してしまいます。
油が付着したらきれいに拭き取り、せっけん水で洗ってください。
また熱源の近くでは保管しないでください。
タイヤを過剰に洗浄しない

洗剤やタイヤワックスなどでの過剰な清掃は表面を傷めやすく、サイドウォールを中心に「オゾンクラック(亀裂)」を発生させ、場合によっては空気漏れを起こします。
通常は水洗いにとどめ、ひどく汚れた場合だけ洗剤を使い、乾いた布で拭くようにしましょう。
ひび割れたタイヤの交換はどこで?失敗しない選び方

タイヤ交換は、タイヤ専門店・カー用品店・ディーラーなどで対応可能ですが、価格・品揃え・提案力に差があります。
とくに重要なのは以下のポイントです。
- ● 車種・サイズに適合した提案ができるか
- ● 使用用途(街乗り・高速・雪道など)に合ったタイヤを選べるか
- ● 交換・取付まで一括で対応できるか
迷った場合は、実店舗での装着実績がある専門店を選ぶと失敗しにくいです。
当店「タイヤワールド館ベスト」では、車種・使用環境に合わせた最適なタイヤ選びから取付まで対応可能です。何を買ったらいいかわからない…という方もお気軽にお問い合わせくださいね。≫タイヤワールド館ベストに相談する
ひび割れが気になる方におすすめのタイヤ
ひび割れが気になる場合は、ゴムの劣化耐性・ウェット性能・耐久性に優れたタイヤを選ぶのがおすすめです。
ここでは、初めての方でも失敗しにくい定番モデルをご紹介します。
- バランス重視|YOKOHAMA BluEarth-GT AE51
- コスパ重視|TOYO PROXES CF3
- 低燃費&長持ち|DUNLOP ENASAVE EC205
- 快適性も重視したい|BRIDGESTONE REGNO GR-XⅡ
タイヤの耐久性比較については以下で詳しく解説しています。
バランス重視|YOKOHAMA BluEarth-GT AE51

ヨコハマタイヤのブルーアース-GT AE51は、快適性・静粛性・安定性をバランスよく備えた万能タイヤ。高速走行でもふらつきにくく、低燃費とウェット性能も両立しているため、街乗りから長距離まで幅広く使える失敗しにくいモデルです。
・街乗り〜高速まで幅広く対応
・初めての交換でも失敗しにくい定番モデル
コスパ重視|TOYOTIRE PROXES CF3

トーヨータイヤのPROXES CF3は、低燃費性能とウェットグリップをバランスよく両立したコンフォートタイヤ。転がり抵抗を抑えて燃費向上に貢献しつつ、日常使いでも安心して使える基本性能を確保。価格と性能のバランスが良く、普段使い中心の方におすすめのモデルです。
・普段使い中心の方におすすめ
・コストを抑えて交換したい方に最適
低燃費&長持ち|DUNLOP ENASAVE EC205

ダンロップのエナセーブ EC205は、低燃費性能とロングライフ性能を両立したスタンダードタイヤ。接地圧を均一化する設計により偏摩耗を抑え、最後まで使いやすいのが特徴です。従来モデルの強みを維持しつつ、ウェット性能も向上し、日常使いに適したバランスの良い1本です。
・低燃費性能も高く長く使いやすい
・通勤・街乗りが多い方におすすめ
快適性も重視したい|BRIDGESTONE REGNO GR-XⅢ

ブリヂストンREGNO GR-XⅢは、静粛性と乗り心地を重視したプレミアムタイヤ。ロードノイズを抑えた快適な車内空間を実現し、長距離でも疲れにくいのが特徴。直進安定性も高く、高速走行が多い方や乗り心地にこだわる方におすすめです。
・ひび割れしにくい高品質ゴムを採用
・長距離・高速走行が多い方におすすめ
タイヤのひび割れに関するよくある質問

タイヤのひび割れについては、「まだ使えるのか」「交換すべきか」で迷われる方が非常に多く、当店でも日々多くのご相談をいただいています。
実際の現場でも、見た目では問題なさそうでも安全性の観点から交換をおすすめするケースや、逆にすぐに交換しなくても問題ないと判断できるケースもあります。
ここでは、これまでの販売・装着・点検の実務経験をもとに、よくある疑問について分かりやすく解説します。
- タイヤにひび割れがあっても走って大丈夫?
- タイヤのひび割れはどこまでなら車検に通る?
- タイヤのひび割れは何年くらいで発生する?
タイヤにひび割れがあっても走って大丈夫?
浅いひび割れであればすぐに危険とは限りませんが、深さが増している場合や数が多い場合は交換が必要です。劣化が進むとバーストのリスクが高まるため、早めの点検・交換をおすすめします。
タイヤのひび割れはどこまでなら車検に通る?
軽度の表面ひびであれば通るケースもありますが、ゴムの劣化が進んでいる場合は不適合になる可能性があります。最終的な判断は検査員によるため、不安な場合は事前交換が安心です。
タイヤのひび割れは何年くらいで発生する?
タ使用環境にもよりますが、3〜5年程度で劣化が進みひび割れが発生することがあります。紫外線や保管状態によって進行速度は大きく変わります。
まとめ

タイヤのひび割れは、軽度であればすぐに危険とは限りませんが、劣化が進行すると安全性が大きく低下するため、早めの交換が安心です。
特に、ひび割れが深い・数が多い・使用年数が5年以上といった場合は、交換のタイミングといえるでしょう。見た目だけでは判断が難しいため、不安な場合は専門店での点検がおすすめです。
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この記事について
- 執筆・監修:タイヤワールド館ベスト
(タイヤ・ホイール交換および足回り点検の実務経験を持つ専門スタッフ) - 記事の内容:タイヤのひび割れの原因や許容範囲、交換の判断基準や対処法について解説
- 記事の根拠:日々のタイヤ交換・点検作業や、お客様からのひび割れに関するご相談事例をもとに作成
- 補足:ひび割れの進行度や安全性の判断は、車種・使用状況・保管環境によって異なります
- 注意事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、最終的な判断は現車確認や専門店での点検をおすすめします
- 記事更新日:2026年3月(最新情報に基づき内容を更新)

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