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    【ヒヤッと注意】車にまつわる5つの危険現象!

    最終更新日 2024年9月3日

    おはこんばんにちは!ベスト本店です!運転走行中、怖い現象に遭遇したことがある方はいませんか?
    今回は、そんなヒヤッとした危険現象についてご紹介します!

    ハイドロプレーニング現象

    ハンドルやブレーキがコントロールできない状態

    濡れた路面を高速で走行した際に、タイヤと路面との間に水膜ができることで浮いた状態になり、ハンドルやブレーキがコントロールできない状態になることです。

    この状態では水が潤滑剤として作用しているため、タイヤと路面の間の水の量が減るまで、加速、操舵、制動のすべてが制御できなくなります。

    対策方法

    雨などで路面に水が溜まっている状態での速度の出しすぎ、タイヤ溝の過度な摩耗や空気圧不足などが原因で発生するため、日常的にタイヤの点検・安全運転を心がけるようにしましょう!

    フェード現象

    坂道でブレーキが効かなくなる現象

    下り坂などでフットブレーキを使いすぎるとブレーキパッドがとても熱くなり、摩擦材の熱分解で発生したガス膜がブレーキローターの間にはさまることで摩擦力が減り、ブレーキの効きが悪くなる現象のことを指します。

    対策方法

    下り坂ではフットブレーキを使いすぎず、低速ギアに切り替え徐々に減速するエンジンブレーキを活用してください。また、ブレーキを踏んだ時に「キー」と甲高い音が鳴るようになったら、ブレーキパッドが摩耗している合図です。

    タイヤワールド館ベストでは、ブレーキパッドの交換・点検も承っておりますので、お気軽にご相談下さい!

    ペーパーロック現象

    熱によって燃料の流れがわるくなりブレーキが効かなくなる現象

    坂道を下るときなどフットブレーキを使いすぎると、その摩擦熱がブレーキフルード(ブレーキ液)に伝わって、ブレーキフルードが沸騰し、気泡が発生します。

    気泡が発生すると、ブレーキペダルによって発生した油圧がブーキフルードに伝わらず、ブレーキが効かなくなってしまう現象のことを指します。

    対策方法

    前述したフェード現象と同じく、フットブレーキを使いすぎず、低速ギアに切り替え徐々に減速するエンジンブレーキを活用してください。

    また、ブレーキフルードの劣化の可能性も考えられるため、定期点検を行ってください。

    グレア現象

    対向車とのライトが重なると横断中の人が見えなくなる現象

    雨の日や夜間の運転時に、対向車と自車のヘッドライトが重なる部分で、お互いの光が反射し合い、その間にいる歩行者等が見えなくなってしまう現象のことを指します。

    まるで一瞬で蒸発したかのように消えてしまうため別名「蒸発現象」とも呼ばれます。

    対策方法

    グレア現象は、人間の目の機能によって起こる現象のため、根本的な防止策はありません。

    そのため、夜間は日中よりも歩行者や障害物が見えづらくなっていることを意識しながら運転することを心掛けましょう。

    スタンディングウェーブ現象

    空気圧不足で走行した時におきる現象

    タイヤの空気圧が不足した状態で高速走行をした際に、タイヤの外側がたるんで波を打つようになる現象のことを指します。

    これにより、タイヤのバーストが発生する危険性があります。

    対策方法

    定期的にタイヤの空気圧の点検を行うようにしましょう。月に一度の空気圧点検を実施することや、高速道路を走行する前に空気圧を確認することが大事です。

    まとめ

    いかがだったでしょうか?こうした現象が起こる背景は、日常的な車のメンテナンスを怠った場合や、人間の錯覚などで起こる場合がほとんどです。

    車の安全技術が高まっても、こうしたトラブルがいつ起こるか分かりません。

    定期的なメンテナンスを怠らず、安全な運転を心掛けて下さい!

    作成者: 渡部 凌太

    タイヤワールド館ベスト仙台本店 店長

    趣味:温泉・サウナ(週2でいきます!)
    モットー:笑顔・お客様に満足頂ける商品提案・接客を行う
    特技:お客様のお顔を覚える記憶力
    若手店長ながらも誠実な接客と絶やさない笑顔でリピーターが多い。