「そろそそ新しいタイヤが欲しいなぁ」と思い
タイヤ購入を考え検索したときに、
『サイズから検索』『サイズを入力』という場面に出くわし、
よくわからなくてやめてしまうことはありませんか?
タイヤを購入する際に必要となるのがタイヤサイズですが、
タイヤに表記されているのでご自分で簡単に知ることができます!
今回はそのタイヤサイズについて説明します。
タイヤサイズについて
タイヤサイズは車によって変わります。
例えば、「①195/②65③R④15 ⑤91 ⑥H」というタイヤサイズがあります。
因みに、「イチキュウゴ/ロクゴ/アール/ジュウゴ/キュウジュウイチ/エイチ」なんていう呼び方をしています。
では、それぞれの数字を分解してみていきます。
①195はタイヤの幅
単位は㎜です。実際は幅といっても呼称なので、
必ず195㎜あるわけではありません。
実寸は200㎜であったり、201㎜であったりします。
幅が広いほうが安定すると考えられますが、
あまり広いと車体の内側に干渉したり、
はみ出してしまうので、車に合うサイズを選びます。
②65は扁平率
単位は%です。タイヤの幅に対する、断面の高さの比率を表す数値です。
数値が70~80%に上がるほど断面の高さは高くなります。
タイヤのクッション性が増して乗り心地は良くなりますが、
安定性やハンドル操作性は悪くなります。
タイヤの直径も大きくなるので、車に合うサイズを選びましょう!
③Rはラジアル構造
ラジアルとは放射状という意味があります。
タイヤ内部のカーカスというタイヤの骨組み(目視はできません)の
配列が放射状をしているためです。
④15はリム径
単位はインチです。ホイールと接合する部分です。
ホイールの「○○インチ」と同じ値になります。
⑤91はロードインデックス
タイヤの負荷能力を表す指数です。
タイヤに空気を入れた状態で、
何キロの重さまで耐えることができるかを表す値です。
91キロまでということではありません。
対応する表と合わせて確認します。※1
※1ロードインデックス対応表
91は615キロまで耐えることができます。
タイヤに入れる空気圧によっても負荷能力は変動します。
車を購入した際についてるタイヤ(純正タイヤ)よりも、
極端にロードインデックスの値が低いものは負荷能力不足となり危険です!
走行中に負荷がかかり、破裂する危険性があります。
⑥Hはスピードレンジ
タイヤが走行できる最高速度を表します。
こちらも対応する表と合わせて使用します。※2
※2スピードレンジ対応表
Hという値なので、最高速度は210キロということになります。
スタッドレスタイヤはそこまで速度を出すことが求められないので、
Qという値が多いです。
また、スポーツカーのような車には初めからV,Wといった
値のタイヤがついています。
最後に
タイヤサイズは数字や記号の羅列のようですが、それぞれに意味があります。
タイヤはサイズが変わると、走りの変化も実感できると思うので
少し意識して運転してみるのも面白いかもしれません!
タイヤは車の部品で唯一路面と接する重要な部品です。
日頃のメンテナンスと少しの知識で、
防ぐことができる事故やトラブルもあります。
楽しい旅行やドライブなどを有意義に過ごしていただくためにも、
「タイヤ選び」の情報を今後も発信していきます!