HONDAの「オデッセイ」は、低めの全高が特徴的なミニバンです。高級感と走行性能の良さを兼ね備えた一台として、多くのドライバーに支持されています。
1994年に初代が登場してから、現行モデルまで長年にわたり世界中で愛され続けていて、たくさんの方に乗らえているのが特徴です。
今回は、オデッセイの現行モデルを中心に、タイヤサイズの早見表やおすすめのタイヤなどを詳しく紹介します。
モデルごとのタイヤサイズの違いも解説するので、タイヤをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
- オデッセイの年式ごとの種類
- 初代オデッセイのタイヤサイズ早見表
- 4代目のオデッセイのタイヤサイズ早見表
- 5代目のオデッセイのタイヤサイズ早見表
- オデッセイにぴったりなスタッドレスの選び方とは?
- ┗オデッセイの車両特徴に合わせて選ぶ
- ┗走行環境に合ったタイヤの種類を選ぶ
- ┗乗り心地と静粛性を重要視したタイヤの種類を選ぶ
- ┗家族での利用や趣味に合わせて選ぶ
- オデッセイにおすすめのスタッドレスタイヤ3選
- ┗グッドイヤー・アイスナビ8
- ┗ブリヂストン・ブリザック VRX3
- ┗ミシュラン・X-ICE SNOW
- オデッセイのスタッドレスタイヤ装着時の注意点
- オデッセイでスタッドレスタイヤを長持ちさせるポイント
- オデッセイのスタッドレスはタイヤワールド館ベストへ
オデッセイの年式ごとの種類
HONDA オデッセイは、1994年に初代モデルが登場して以来、時代ごとに進化を遂げてきました。現在は6代目モデルが2023年に登場し、洗練されたデザインと最新技術を備えているのが特徴です。
今回は、以下にそれぞれの特徴やタイヤサイズについて詳しく解説していきます。
種類 | 年式 | 型式 | 期間 |
---|---|---|---|
初代 | 1994年式 | E-RA1 | 1994年10月~1999年11月 |
E-RA2 | |||
E-RA3 | |||
E-RA4 | |||
2代目 | 1999年式 | GH-RA6 | 1999年12月~2003年9月 |
3代目 | 2003年式 | DBA-RB1 | 2003年10月~2008年9月 |
DBA-RB2 | |||
4代目 | 2008年式 | DBA-RB3 | 2008年10月~2013年10月 |
DBA-RB4 | |||
5代目 | 2013年式 | DBA-RC1 | 2013年11月~ |
DBA-RC2 |
初代オデッセイのタイヤサイズ早見表
初代オデッセイ(1994〜1999年式)のタイヤサイズは、どのグレードも同じになっています。初代は「低床ミニバン」の先駆けとして、家族層に絶大な支持を受けたのが特徴です。
初代オデッセイのグレードごとのタイヤサイズは、以下の通りです。
グレード | 型式 | タイヤサイズ |
---|---|---|
B | E-RA1 E-RA2 E-RA3 E-RA4 |
205/65R15 |
S | ||
M | ||
L | ||
エアロスピリット | E-RA3 E-RA4 |
4代目のオデッセイのタイヤサイズ早見表
4代目オデッセイ(2008〜2013年式)のタイヤサイズは、グレードや型式によって異なります。4代目は新開発のCVTが採用されています。さらに低燃費走行を支援する『ECOモード』のスイッチが追加されるなど、燃費性能の向上を果たしています。
4代目オデッセイのグレードごとのタイヤサイズは、以下の通りです。
グレード | 型式 | タイヤサイズ |
---|---|---|
M | DBA-RB3 DBA-RB4 |
215/60R16 |
M・ファインスピリット | ||
M・ファインスピリット エアロパッケージ |
||
M・エアロパッケージ | ||
L | ||
Li | ||
アブソリート | 225/45R18 |
5代目のオデッセイのタイヤサイズ早見表
5代目オデッセイ(2008〜2013年式)のタイヤサイズは、グレードや型式によって異なります。5代目は「エコアシスト」やVSA(車両挙動安定化制御システム)を全車標準装備して安全性が高まりました。また、新プラットフォームの導入により、剛性を高めながら車高を低く抑えて安定性と走行性能が向上しています。
5代目オデッセイのグレードごとのタイヤサイズは、以下の通りです。
グレード | 型式 | タイヤサイズ |
---|---|---|
B | DBA-RC1 DBA-RC2 |
215/60R16 |
G | ||
G EX | ||
G・エアロパッケージ | 215/60R16 | |
アブソルート | ||
アブソルート 20thアニバーサリー |
||
アブソルート 20thアニバーサリー パッケージ |
||
アブソルート・アドバンス | ||
アブソルート・EX | DBA-RC1 | 225/45R18 |
アブソルート・EX | DBA-RC2 | 215/55R17 |
アアブソルート・EXアドバンス | DBA-RC1 | 225/45R18 |
アブソルート・EXアドバンス | DBA-RC2 | 215/55R17 |
オデッセイにぴったりなスタッドレスの選び方とは?
ここからは、オデッセイに合うスタッドレスタイヤの選び方を詳しく紹介します。
● 走行環境に合ったタイヤの種類を選ぶ
● 乗り心地と静粛性を重要視したタイヤの種類を選ぶ
● 家族での利用や趣味に合わせて選ぶ
上記の通り、選び方のポイントを4つに絞ってお伝えします。
オデッセイの車両特徴に合わせて選ぶ
オデッセイにはFF(前輪駆動)とAWD(四輪駆動)の駆動方式による車両があります。
FFとAWDではスタッドレスタイヤに求められる性能が異なっていて、FF車では特に前輪のグリップ性能が求められることが多く、カーブなどでもスリップしないことが重要です。
また、AWD車では全輪のバランスが求められ、安定性が要になってきます。
車両のタイプに合ったスタッドレスタイヤを選ぶことで、より効果的に使用できるでしょう。
走行環境に合ったタイヤの種類を選ぶ
スタッドレスタイヤは、走行環境に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。
例えば、凍結路面やアイスバーンが頻繁に発生する地域では、氷上性能に優れたスタッドレスタイヤを選ぶのがいいでしょう。
氷上性能が優れたタイヤは柔らかいゴム素材が使用されているので、低温でも柔軟性を保つことができて路面との密着性を高められます。
また、都市部の乾燥路面と積雪地帯の雪道の両方を走行する場合は、バランスの取れた性能を持つスタッドレスタイヤを選ぶのがおすすめです。これらの特徴があるタイヤは氷雪上での性能に加えてドライ性能やウェット性能も備わっており、高速走行時の安定性も確保されています。
乗り心地と静粛性を重要視したタイヤの種類を選ぶ
オデッセイはファミリーカーとして使われることが多いため、子供が寝ていても騒音が出ない静かな車内空間や、長時間乗っていても大丈夫な乗り心地の良さが求められます。
特に高速走行時のロードノイズが少ないモデルを選ぶのがおすすめです。
家族での利用や趣味に合わせて選ぶ
家族でウィンタースポーツを楽しむ方にとって、スタッドレスタイヤは必要不可欠なものです。
旅行など長距離移動が多い家族の場合はスタッドレスタイヤの摩耗が早く進むため、耐久性の高いスタッドレスタイヤを選ぶのが良いでしょう。耐摩耗性が向上しているモデルを選ぶことでタイヤの寿命を延ばすことができます。
また、ウィンタースポーツをおこなうために雪山によく行かれる方は、雪や氷の上でもしっかりとグリップできるスタッドレスタイヤを選びましょう。氷上性能が高いスタッドレスタイヤは氷の上でもスリップしにくく、急勾配の坂道やカーブでも安定感があります。
オデッセイにおすすめのスタッドレスタイヤ3選
ここからは実際に、オデッセイにおすすめのスタッドレスタイヤを3つ紹介していきます。
● ブリヂストン ブリザック VRX3
● ミシュラン X-ICE SNOW
グッドイヤー アイスナビ8
乗用車向けのグッドイヤーのアイスナビ8は「ウルトラ・NAVIブレード」によって、非対称パターンとプロファイルが最適化されており、広範囲の路面へ均一に接地することが可能となりました。これによって、カーブの時の安定感が増して雪道でも安心して運転できるのが特徴です。
また、OUT側の接地面積が増えたことで旋回時のグリップが5%向上しています。最後にICE NAVI 8専用構造プロファイル設計により操縦安定性とライフ性能が改善されたのが特徴です。これにより均一な摩耗が実現し、耐久性が向上しています。
メーカー | グッドイヤー |
---|---|
商品名 | アイスナビ8 |
インチ | 17 |
サイズ | 215/60R17 |
商品ページ | タイヤ単品 ホイール付き |
価格 | 21,840円/1本(単品) 127,400円〜/4本(ホイール付き) |
ブリヂストン ブリザック VRX3
ブリヂストンのブリザックVRX3は雪道だけでなく、乾いた路面でも安定した性能を発揮します。それは新トレッドパタンによって水流の動きをコントロールすることで、タイヤ接地面への水の侵入を抑制し、タイヤの接地面を向上させているからです。
また、氷上性能も従来品よりも改良されていて、氷上ブレーキ性能が20%向上しています。
メーカー | ブリヂストン |
---|---|
商品名 | ブリザックVRX3 |
インチ | 17 |
サイズ | 215/60R17 |
商品ページ | タイヤ単品 ホイール付き |
価格 | 26,990円/1本(単品) 164,200円〜/4本(ホイール付き) |
ミシュラン X-ICE SNOW
ミシュランのX-ICE SNOWは、優れた耐寒性と軽量設計が特徴で、特殊素材により氷上での高いグリップ力を発揮します。また、撥水加工が施され、長時間の使用でも快適性を維持可能です。アウトドアやスポーツに最適です。
90サイズが低車外音タイヤに該当しており、ファミリー向けのミニバン車にピッタリなスタッドレスです。
メーカー | ミシュラン |
---|---|
商品名 | X-ICE SNOW |
インチ | 17 |
サイズ | 215/60R17 |
商品ページ | タイヤ単品 ホイール付き |
価格 | 32,600円/1本(単品) 154,100円〜/4本(ホイール付き) |
オデッセイのスタッドレスタイヤ装着時の注意点
オデッセイのスタッドレスタイヤを装着する際の注意点が4つあります。ここから、ひとつずつ詳しく説明していきますね。
● チェーンを準備しておく
● 冬季に適した走行スタイルで安全性を高める
● 装着後に慣らし運転をする
タイヤの空気圧と劣化を定期的に確認する
タイヤの空気圧が少ないまま運転すると、いろいろな悪影響を及ぼします。
例えば、空気圧が低いとタイヤの両端部分が過剰に摩耗しタイヤの寿命が短くなります。また、ハンドリング性能が悪化してカーブや急な操作時の安定性が低下したり、タイヤが加熱しやすくなるのでバーストのリスクが高まるでしょう。
定期的に空気圧やタイヤが劣化していないか確認するといいですね。
チェーンを準備しておく
積雪が多い場合にチェーンを装着することが多いと思いますが、雪が多いところに行く時は、車内にチェーンを準備しておきましょう。しかし、チェーンをいざ装着しようと思うと装着するのが難しかったり、チェーンが重くて装着できない場合があります。
チェーンが装着しづらい場合は、代替案としてスプレーチェーンや非金属チェーンを使うのがいいでしょう。
スプレーチェーンはタイヤ表面にスプレーすることで、タイヤの滑り止め効果を高めるアイテムです。表面にスプレーするだけなので方法としては簡単なのですが、数km程度しか効果が持続せず、深い積雪には対応できないので使う時には注意する必要があります。
また、非金属チェーンはゴムや樹脂製で作られたタイヤチェーンで、軽量で取り付けやすいのが特徴です。金属製チェーンより振動や騒音が少なく、タイヤや道路へのダメージも軽減できます。
冬季に適した走行スタイルで安全性を高める
路面が凍結していたり、積雪が深かったりする場合はその環境に合わせた運転を行うのが重要です。
急加速をおこなうとタイヤがスリップする原因となりますし、急ブレーキや急ハンドルは事故につながる危険性が高まります。
冬の路面では、スタッドレスタイヤの性能を活かすためにスピードを抑えて、穏やかに運転するのが重要です。適切な車間距離を保ち、急な操作を避けて、安全かつ効率的な運転を行うのがいいでしょう。
装着後に慣らし運転をする
慣らし運転は、タイヤの能力を最大限に引き出すのが目的です。タイヤはゴムだけで構成されているわけではなく、製造過程でさまざまな薬品も混ぜ込まれています。
新品タイヤは表面が薬品の膜で覆われている状態なので、慣らし運転をおこなってタイヤを一皮むかないと、本来のグリップ力が発揮することはできません。
また、慣らし運転をおこなわずにタイヤへ高負荷をかけると、内部の部材とトレッド面が剥離するセパレーションなどのトラブルにつながることもあるでしょう。また、新品タイヤの走行感覚に慣れるのも、慣らし運転の目的のひとつです。
オデッセイでスタッドレスタイヤを長持ちさせるポイント
スタッドレスタイヤを長持ちさせるにはいくつかのポイントがあります。それらのポイントを守って、スタッドレスタイヤを長持ちさせましょう。
● 定期的なローテーションでタイヤの偏摩耗を防ぐ
● 使用後は正しい保管方法でタイヤを守る
適正な空気圧を維持して摩耗を抑える
タイヤの空気圧を適正に維持することは安全に運転するために重要なことです。また、適正な空気圧を維持することでタイヤ寿命が大幅に延び、車両性能や燃費も最適化されます。
おおよそ月に1回程度か、長距離運転をする前後にタイヤチェックを実施するのがおすすめです。特に気温が大きく変化する季節の変わり目は空気圧が変動しやすいため、こまめに確認しましょう。
定期的なローテーションでタイヤの偏摩耗を防ぐ
タイヤローテーションはタイヤの摩耗を均一に保つために、前後または左右のタイヤ位置を定期的に入れ替える作業です。
タイヤローテーションをおこなうことで、タイヤの摩耗を均一化できることからハンドリングやブレーキ性能を安定させることができます。また、全体の摩耗が均等であれば、4本のタイヤを同時に交換できて、コスト削減につながります。
タイヤローテーションの頻度としては、走行距離が5,000~10,000kmごとか、半年に一度くらいはタイヤの摩耗を確認しながら行うといいでしょう。
使用後は正しい保管方法でタイヤを守る
スタッドレスタイヤを次シーズンも安全に使用するためには、タイヤの清掃や乾燥した後に湿気や直射日光を避けた環境で保管することが重要です。タイヤ専用カバーやラックを活用し適切に管理できればゴムの劣化を防ぎ、さらにタイヤの寿命を延ばすことができます。
また、タイヤを積み重ねる場合は適度に位置を変えて負担を分散させると、タイヤの形状変化を防ぐ効果があります。保管環境の見直しと定期的なゴム溝の深さなどの点検を心がければ、次のシーズンでも安心して使用できるでしょう。
オデッセイのスタッドレスはタイヤワールド館ベストへ
HONDA オデッセイのタイヤは、モデルやグレード、年式によってサイズが異なります。愛車に合った適切なタイヤを選び、タイヤ交換を行いましょう。
タイヤワールド館ベストのオンラインショップでは、車種を入力するだけで、オデッセイにぴったりのタイヤやホイールを簡単に見つけることができるので非常に便利です。
オデッセイに合うタイヤをお探しの際は、タイヤワールド館ベストをぜひチェックしてみてください。