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    タイヤの基礎知識 多賀城店 タイヤ交換

    溝は10円玉で簡単に測れる!?タイヤ交換の目安を解説

    ご自身でタイヤの交換の時期を見極めるのは難しいですよね?今回は10円玉で簡単に溝を測る方法やタイヤを新しくするなど写真付きで解説していきたいと思います。

    タイヤ交換が必要な溝の目安

    夏タイヤがすり減り、残っている溝の深さが1.6mmになると、スリップサインと呼ばれるマークが出てきます。1箇所でもスリップサインが出たタイヤは、道路交通法で装着・使用が禁止されています。(車検も通りません)

    スリップサイン

    溝が無い状態で走行していると?

    危険なのは勿論ですがスリップサインが出ているタイヤを装着すると整備不良車両になり、制動装置等の整備不良として交通違反で2点の加点と6,000円〜12,000円の反則金が科せられるので注意しましょう。

    タイヤが路面と直接接する部分であるトレッド部にある溝や切れ込みは、総称して“トレッドパタン”と呼ばれ、主に3つの性能があります。

    ・タイヤと路面の間から水を除去する
    ・タイヤの駆動力、制動力、静止力(ブレーキ)の確保
    ・クルマの操縦安定性、タイヤの放熱性の向上

    トレッド部分の溝が浅くなると、上記の性能が低下します。特に、雨の日の高速走行時には排水性能が低下して、溝を通して十分に水を吐き出すことができず、タイヤが路面を滑りブレーキやハンドルがきかなくなるハイドロブレーニング現象が発生しやすくなります。

    そのため、制動距離が急激に大きくなる残り溝4mmが、夏タイヤを安全に使用できる寿命の限界といえます。

    溝のなタイヤ

    ハイドロプレーニング現象とは?

    タイヤが水膜によって浮いてしまう現象のことで、滑りの原因となります。新品タイヤでも速度をあげていくと発生し、溝が浅くなるとより低い速度からその現象が発生することが試験によって確認できています。

    溝が無い=水が逃げないという事です。

    タイヤの溝は10円玉で簡単に測れます

    タイヤの溝を測るために10円玉で簡単に計測することが出来ます!溝の深さを正確に測ることはできませんがタイヤ交換の目安を知る程度でしたら10円玉を使うと判断できるので試してみてくださいね!

    実際に10円玉を使って測ってみましょう!

    10円玉を逆さにして「10」側をタイヤの溝に差し込みます。もし「10」が全て見えていたら、溝の高さは4mm以下ですので、タイヤ交換の検討を始める時期です。

    10円玉を使ってタイヤの溝を測る

    また、10円玉の左右いずれかを差し込んでも測定できます。
    弧を描いている葉の模様の中央の葉が完全に隠れれば溝の深さは十分です。葉が半分見えているようであればそろそろタイヤ交換を考えましょう。

    完全に見えるようであれば早急にタイヤ交換が必要です。

    タイヤのひび割れがないかチェック

    ひび割れはタイヤのゴムが劣化したり内部のワイヤーが切れていたりする可能性があるので、バースト事故などの原因ともなります。

    タイヤのヒビ

    タイヤを使い始めてから何年経過しているか

    タイヤはゴム製品です。そのため、ゴムの特性が経時劣化するのに伴い、タイヤの特性も変化します。時間が経つにしたがってタイヤのゴムからは油が揮発し、次第に柔軟性が失われてしまうのです。

    地面と接している部分がしっかりと路面をつかめなくなると、ブレーキやハンドリングに影響が出てしまいます。

    使用開始後5年以上経過したタイヤは、継続して使用できるかタイヤ販売店等で点検を受けましょう。また、外観上では溝がしっかりと残っていても、製造後10年経過したタイヤはゴムの経時劣化が進んでおり、安全面での性能が保証されないため、新しいものに交換することをおすすめします。

    タイヤの製造年日

    タイヤの寿命の長さは、残り溝の深さ以外に、扁平率や直径、用途、種類や摩耗の状態、クルマの乗り方によっても変わってきます。

    残り溝50%程度がタイヤの性能を発揮できる寿命であり、交換時期の目安になります。4mmは、あくまで平均です。
    タイヤの種類や扁平率によって多少異なるため、4mmにこだわらずトレッド部分が50%ほど摩耗したら交換を検討しましょう。

    バルブも消耗品なので一緒に交換しましょう

    ゴムバルブ

    ゴムバルブはその名の通り、その大部分がゴムでできている部品と、プラスチックや金属製の蓋に加え、空気の逆流を防ぐ作用を持つ、通称「虫ゴム」と呼ばれるバルブコアの3つで成り立っています。

    このゴムバルブの全長は、ホイールに隠れている部分を含めても数センチ程度と小さなものですが、タイヤと同様ゴム製であるため、経年で劣化し、その耐用年数は2~3年と言われています。なお、前述したゴム製の本体部分が金属でできている特殊なものもあり、そちらの耐用年数はゴム製と比べ非常に長くなっています。

    一般的な車種はほとんどがゴム製なので、数年に一度は交換しなくてはなりません。本体が無事でもバルブコアが痛んでそこから空気が漏れ出し、交換しなくてはいけないケースもあります。

    交換するためにはタイヤをホイールから外すという作業が必要の為、タイヤ交換の際に一緒に交換をオススメしています。

    まとめ

    タイヤは消耗品だとわかっていても、いつ交換したらいいのか、今自分が使っているタイヤに問題がないか不安な方もいらっしゃると思います。当店では無料で空気圧点検やスタッフがお客様のタイヤの溝の確認もさせて頂きますのでお気軽にご来店ください。