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ホイールの知識 泉八乙女

ノーマルリムからフルリバースリムまで!ホイールのリムの選び方とメリデメ解説

最終更新日 2023年7月6日

ホイールのピースについてお話したことがありますが、「リム」もドレスアップにつながってきます。そもそもリムとはどんな役割を持っているか知っていますか?
今回はホイールのリムについてお話していきます!

ホイールの【リム】とはどの部分?

車のホイールはわかっていても「リム」と言われると?となる方も少なくありません。ホイールのリムとはこの部分の事です。

ホイールのリムとは、タイヤを適切に保持するための部分です。車輪の全体的な形状を支えるための堅い性質を持った輪っかのことであり、タイヤが外れないように固定する役割を果たしています。

一般的に、ホイールのリムは装飾的な要素を含んでいます。例えば、カラーが施されていたり、ピアスボルト風の飾りがついていたり、段がついていたりします。これらのデザインは、3ピース構造で多く見られるアウターリムと呼ばれるカテゴリに属します。

ホイールのリムは3種類あるのをご存じですか?

ノーマルリム

ノーマルリムは、ホイールの基本となる構造。 インナー側のスペースが広くなっている構造です。

ワーク公式サイトより

【メリット】ノーマルリムは、ホイールの基本となる構造であり、インナー側のスペースが広くなっています。これにより、ディスクローター径の大きいブレーキ装着車にとって有利です。また、エアボリュームを多く確保できるため、段差などのショックを吸収しやすく、乗り心地が良くなります。

【デメリット】ディスクが小さくなり見た目に迫力を感じづらいかもれません。

ステップリム

ステップリムは、リバースタイプでありながら、アウター面に施されたステップデザインが決め手のリム構造。フルリバースリムにノーマルリムの特徴を付け加えた形です。

ワーク公式サイトより

【メリット】強度を高めつつ、より薄く・軽量な設計が可能となります

【デメリット】ディスクが小さくなるため、見た目に迫力を感じづらいかもしれません。

フルリバースリムは、ノーマルリムを逆(リバース)にした構造がフルリバースリムです。ディスク面が大きくとれる構造になっています。

ワーク公式サイトより

【メリット】ディスク面が大きくとれるため、大口径に見せることが可能です

【デメリット】タイヤホイールエアボリュームが少なくなるため乗り心地が悪くなります。

リム幅とインセットのバランスの調整方法

ホイールのデザインや大きさだけで決めるのではなく、車との相性を調べてマッチングをするのが素敵なドレスアップに繋がります。車両やタイヤに応じてホイールの幅やインセットを調整することが大切です。

【タイヤにあったリム幅】
性能や見た目によってノーマルよりも太いタイヤを選ぶことが多いです。選んだタイヤの太さによって装着可能なホイールのリム幅が決まります。
【インセット値】
車体にあるブレーキキャリパーやフェンダーとの関係を確認しなければいけません。車体からはみでてしまったり、フェンダー内側やブレーキキャリパーへ干渉してしまう恐れがあります。バランスをよく考えたうえでインセット値を割り出します。※タイヤやリム面がフェンダーからはみ出していると道路交通法違反となります※

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エモーションZR10  1560 AZW ノーマルリム

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まとめ

ホイールを購入する際は、見た目のデザインだけではなく、「構造」にも目を向けると、ホイール選びが一層楽しくなるのではないでしょうか。また、車種によっては、合う合わないがありますので、「欲しい!」と思ったホイールを見つけたら購入する前に是非ご相談ください!実際にリム違いで装着しても、パっと見て違いが区別付かない様にも見えますが、目の付け所によって印象が違います。装着する車、価格、デザインを考慮して自分の納得のいくホイールを見つけてくださいね。

作成者: 佐々木 健人

趣味:ドライブ旅行
モットー:一期一会
特技:スノーボード
物腰柔らかな接客で安心して買い物が出来ると定評あり。